JP2000203617A - 易開封プルリング付き口栓 - Google Patents

易開封プルリング付き口栓

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JP2000203617A
JP2000203617A JP11005042A JP504299A JP2000203617A JP 2000203617 A JP2000203617 A JP 2000203617A JP 11005042 A JP11005042 A JP 11005042A JP 504299 A JP504299 A JP 504299A JP 2000203617 A JP2000203617 A JP 2000203617A
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JP
Japan
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plug
pull ring
easy
pull
cut portion
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Pending
Application number
JP11005042A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Wada
潔 和田
Miki Takashima
幹 高島
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP11005042A priority Critical patent/JP2000203617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プルリングが引っ張り易く、かつ限られた内容
積の口栓本体に容易に収めることのできる易開封プルリ
ング付き口栓とそれを成形するのに適した構造の成形用
金型を提供することにある。 【解決手段】口栓本体30を密閉するキャップ50と、
該口栓本体30の低部にシール用台座40と全周にわた
り薄肉ハーフカット部20aが施された中栓20と、該
薄肉ハーフカット部20a近傍より上方に延びる繋ぎ部
12で連結一体化してなるプルリング部10とからなる
プルリング付き口栓において、前記プルリング部10の
中心で、かつ前記中栓20と平行になるような薄肉ハー
フカット部10aを設けてなり、前記薄肉ハーフカット
部10aが口栓本体30の略上面で、かつ中栓20と平
行になるように内側に折られて限られた容積の口栓本体
30内に収納されてなる易開封プルリング付き口栓1で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体用紙容器等に
設けられた合成樹脂製の口栓に関するものであり、特
に、開封を容易にするプルリング付きの口栓に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、牛乳、果汁、酒等の液体を収納す
る容器として、ガラスや金属缶に代わり紙製の容器が多
く使用されるようになってきた。さらに、これら飲料等
を小出しで飲食し易いように、例えばゲーブルトップ型
の屋根部に合成樹脂製の密閉用キャップ付きの口栓を施
したものが知られ、広い分野において一般的に使用され
ている。
【0003】上記の口栓は、図7に示すように、口栓本
体(30)上部の開口部を密閉するキャップ(50)
と、口栓本体(30)の下部裾に液体容器に貼着するた
めのシール用台座(40)と、下部内面に液体内容物の
漏出を防止するためと不正開封を防止する(バージン性
付与)のための中栓(20)を有する口栓本体(30)
とからなるもので、開封に際し、その中栓(20)を破
る(穿設する)手段の一つに、前記の中栓(20)の全
周にわたり薄肉ハーフカット部(20a)を設け、この
薄肉ハーフカット部(20a)近傍より上方に延びるよ
うに繋ぎ部(12)で連結されたプルリング部(10)
を設けたものがあり、消費者の使用(開封)前は、プル
リング部(10)が繋ぎ部(12)との連結部(10
c)で中栓(20)と平行に折り曲げられて、口栓本体
(30)の内部に収納されているものがある。
【0004】しかしながら、上記のような口栓の開封に
あたり、キャップ(50)を取り外し、プルリング部
(10)の孔(10b)に指を入れ、上方に引っ張るこ
とで、中栓(20)の全周にわたって施された薄肉ハー
フカット部(20a)より破れ、穿設されるようになっ
ているが、プルリング部(10)の孔(10b)が小さ
いため指を入れ難く、開封に難のあるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、果汁や酒等を収納する液体用紙容器等に設けら
れる合成樹脂製のプルリング付き口栓において、プルリ
ングが引っ張り易く、かつ限られた内容積の口栓本体に
容易に収めることのできる易開封プルリング付き口栓と
それを成形するのに適した構造の成形用金型を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、口栓本体
の低部にシール用台座と、全周にわたり薄肉ハーフカッ
ト部が施された中栓と、該薄肉ハーフカット部近傍より
上方に延びる繋ぎ部で連結一体化してなるプルリング部
とからなるプルリング付き口栓において、前記プルリン
グ部を折り曲げるための薄肉ハーフカット部を設けてな
ることを特徴とする易開封プルリング付き口栓としたも
のである。
【0007】また、請求項2の発明では、前記口栓本体
にキャップを螺合した際に、前記プルリング部に施され
た薄肉ハーフカット部が口栓本体の略上面で、かつ中栓
と平行になるように内側に折られて口栓本体内に収納さ
れてなることを特徴とする請求項1記載の易開封プルリ
ング付き口栓としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて詳しく説明する。本発明の易開封プルリング付き
口栓は、図1に示すように、口栓本体(30)の上部開
口部を密閉するキャップ(50)と、該口栓本体(3
0)の低部にシール用台座(40)と、全周にわたり薄
肉ハーフカット部(20a)が施された中栓(20)
と、この中栓(20)に施された薄肉ハーフカット部
(20a)近傍より上方に延びる繋ぎ部(12)で連結
するプルリング部(10)とからなるプルリング付き口
栓において、図2に示すように、プルリング部(10)
を折り曲げるための薄肉ハーフカット部(10a)を設
けてなるものである。
【0009】また、この易開封プルリング付き口栓
(1)の開封前のプルリング部(10)は、図1に示す
ように、前記プルリング部(10)に施された薄肉ハー
フカット部(10a)が口栓本体(30)の略上面で、
かつ中栓(20)と平行になるように設け、内側に折ら
れるようにして、限られた内容積の口栓本体(30)内
に収納されてなるものであり、即ち繋ぎ部(12)とプ
ルリング部(10)に施された薄肉ハーフカット部(2
0a)までの長さが口栓本体(30)の高さにほぼ等し
い値としたもので、従来のプルリング部(10)に比
べ、大きな輪をもつプルリング部(10)とすることが
出来、その略円形状の孔(10b)も大きくすることが
できるので、開封に際し、プルリング部(10)の孔
(10b)に指を入れやすく、すなわちプルリング部
(10)を引っ張り易く、中栓(20)に施された薄肉
ハーフカット部(20a)より破って、中栓(20)の
穿設を容易にすることができるようにしたものである。
【0010】なお、薄肉ハーフカット部(10a)は、
プルリング部(10)を内側に折られるようにするもの
であれば、前記プルリング部(10)のどちらの面に設
けても良い。
【0011】さらにまた、本発明の易開封プルリング付
き口栓(1)の成形にあたり、好適な射出成形用金型の
機構を提供するために、図3に示すように、プルリング
部の薄肉ハーフカット部のための凸部(62)が斜め平
面に有する下部金型(60)と、該下部金型(60)の
周囲を囲む円筒状金型(70)と、プルリング部形状の
凸部(81)を斜め平面に有する上部金型(80)とで
なるプルリング部の射出成形用金型(100)とした。
【0012】上記金型を用いて、そのキャビティ(9
0)に熱可塑性樹脂を射出し、冷却後、図4に示すよう
に、円筒状金型(70)と上部金型(80)が上昇して
型抜きが開始され、続いて、図5に示すように、円筒状
金型(70)を完全に上昇させた後、前記上部金型(8
0)と同速で下部金型(60)が上昇して熱可塑性樹脂
でなるプルリング部(10)が下部金型(60)の斜め
平面から外れ始め、さらに、図6に示すように、前記上
部金型(80)と下部金型(60)を上昇させ、下部金
型(60)の斜め平面の端部(60a)でプルリング部
(10a)を蹴り挙げることによって、プルリング部
(10)と繋ぎ部(12)が完全に外れる機構とした。
【0013】上記のような各金型の形と動きをする機構
を有する射出成形用金型(100)とすることによっ
て、本発明の易開封プルリング付き口栓(1)を構成す
るプルリング部(10)を金型から容易に取り外すこと
ができ、生産効率のよい金型機構とするものである。
【0014】本発明の易開封プルリング付き口栓(1)
に使用される熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン/プロピレン二成分共重合ゴ
ム、熱可塑性エラストマー類などの比較的弾性を有する
樹脂が挙げられ、適宜選択できるもので、これらの樹脂
を射出成形法によって易開封プルリング付き口栓(1)
とすることができる。
【0015】本発明の易開封プルリング付き口栓(1)
の用途は、上述のように、果汁や酒等を収納する飲料用
のゲーブルトップ型紙製容器の口栓のほか、外側容器が
紙製で内側容器が軟質樹脂フィルム等でなるバックイン
ボックスやバックインカートンのための口栓などにも用
いることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、口栓本体の上部開口部を密
閉するキャップと、該口栓本体低部にシール用台座と全
周にわたり薄肉ハーフカット部が施された中栓と、この
中栓に施された薄肉ハーフカット部近傍より上方に延び
る繋ぎ部で連結するプルリング部とからなるプルリング
付き口栓において、前記プルリング部の中心に、かつ下
部にある中栓と平行になるように、薄肉ハーフカット部
を設けてなるもので、この易開封プルリング付き口栓の
開封前のプルリング部は、前記プルリング部の中心に施
された薄肉ハーフカット部が口栓本体の略上面で、かつ
中栓と平行になるように内側に折られて口栓本体内に収
納されてなるものであり、従来のプルリング部に比べ大
きな輪をもつプルリング部とすることが出来、その輪の
孔も大きくすることができるので、開封に際し、プルリ
ング部の孔に指を入れやすくなり、中栓の穿設を容易に
することができるものである。
【0017】従って本発明は、果汁や酒等を収納する液
体用紙容器などに設けられた合成樹脂製のプルリング付
き口栓の如き用途において、優れた実用上の効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封プルリング付き口栓の一実施の
形態を側断面で表した説明図である。
【図2】本発明の易開封プルリング付き口栓の一実施の
形態を説明するための斜視図である。
【図3】本発明の易開封プルリング付き口栓の射出成形
用金型の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図4】本発明の易開封プルリング付き口栓の射出成形
用金型の機構を示すもので、型抜き始めの一実施の形態
を側断面で表した説明図である。
【図5】本発明の易開封プルリング付き口栓の射出成形
用金型の機構を示すもので、プルリング部の外れ始めの
一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図6】本発明の易開封プルリング付き口栓の射出成形
用金型の機構を示すもので、プルリング部と繋ぎ部が完
全に外れた一実施の形態を側断面で表した説明図であ
る。
【図7】従来のプルリング付き口栓の一事例を側断面で
表した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥易開封プルリング付き口栓 10‥‥プルリング部 10a‥‥プルリング部の薄肉ハーフカット部 10b‥‥プルリング部の孔 10c‥‥連結部 12‥‥繋ぎ部 20‥‥中栓 20a‥‥薄肉ハーフカット部 30‥‥口栓本体 40‥‥シール用台座 50‥‥キャップ 60‥‥下部金型 60a‥‥下部金型の斜め平面の端部 62‥‥プルリング部の薄肉ハーフカット部用逆V凸部 70‥‥円筒状金型 80‥‥上部金型 81‥‥プルリング部用凸部 90‥‥キャビティ 100‥‥射出成形用金型
フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 CF06 DA14 EA03 3E084 AA05 AB01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB03 CB04 CC03 DA01 DB12 DC03 EA01 EB01 EB02 EB04 EC03 FA09 FB01 GA01 GB01 GB08 GB12 GB14 GB17 KA12 KA15 KB01 LA03 LA07 LA17 LB02 LD01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口栓本体の低部にシール用台座と、全周に
    わたり薄肉ハーフカット部が施された中栓と、該薄肉ハ
    ーフカット部近傍より上方に延びる繋ぎ部で連結一体化
    してなるプルリング部とからなるプルリング付き口栓に
    おいて、前記プルリング部を折り曲げるための薄肉ハー
    フカット部を設けてなることを特徴とする易開封プルリ
    ング付き口栓。
  2. 【請求項2】前記口栓本体にキャップを螺合した際に、
    前記プルリング部に施された薄肉ハーフカット部が、口
    栓本体の略上面で、かつ中栓と平行になるように内側に
    折られて口栓本体内に収納されてなることを特徴とする
    請求項1記載の易開封プルリング付き口栓。
JP11005042A 1999-01-12 1999-01-12 易開封プルリング付き口栓 Pending JP2000203617A (ja)

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ID=11600388

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104420A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Japan Crown Cork Co Ltd 容器蓋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104420A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Japan Crown Cork Co Ltd 容器蓋

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