JP2000201324A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2000201324A
JP2000201324A JP11000316A JP31699A JP2000201324A JP 2000201324 A JP2000201324 A JP 2000201324A JP 11000316 A JP11000316 A JP 11000316A JP 31699 A JP31699 A JP 31699A JP 2000201324 A JP2000201324 A JP 2000201324A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、受信装置に関し、例えばディジタ
ル衛星放送システムの受信装置に適用して、多チャンネ
ルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、全体
として簡易な構成により所望の番組を記録できるように
する。 【解決手段】 多チャンネル放送の受信装置10に記録
装置20を一体化して、データ圧縮されて放送されたデ
ータ(TS)をデータ伸張することなく記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信装置に関し、
例えばディジタル衛星放送システムの受信装置(IR
D:Integrated Receiver Decoder )に適用することが
できる。本発明は、多チャンネル放送の受信装置に記録
装置を一体化して、データ圧縮されて放送されたデータ
をデータ伸張することなく記録することにより、多チャ
ンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、
全体として簡易な構成により所望の番組を記録すること
ができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル衛星放送システムにお
いては、オーディオデータ及びビデオデータをデータ圧
縮すると共に時分割多重化して伝送することにより、1
つの放送波により多チャンネルを放送できるようになさ
れている。このような多チャンネル放送によるディジタ
ル衛星放送システムにおいては、これらビデオデータ及
びオーディオデータと共に時分割多重化して伝送される
PSI(Progrlam Specific information )により所望
の番組を選択できるようになされている。
【0003】すなわち図2は、この種のディジタル衛星
放送システムにおける地上局1の基本的な構成を示すブ
ロック図である。この地上局1においては、それぞれビ
デオデータDV及びオーディオデータDAを画像符号化
器2及び音声符号化器3に入力し、ここでそれぞれデー
タ圧縮する。ここでこれらのデータ圧縮は、ITU−T
勧告H.262 ISO/IEC13818−2及びI
SO/IEC13818−3に規定されている。
【0004】ディジタル衛星放送システムにおいては、
例えばこのようなビデオデータDV及びオーディオデー
タDAにより1つのチャンネルであるプログラム(番
組)が構成される。地上局1においては、これによりそ
れぞれデータ圧縮されたビデオデータDV及びオーディ
オデータDAによるデータ列であるビデオデータのエレ
メンタリーストリームESV及びオーディオータのエレ
メンタリーストリームESAを生成する。
【0005】このデータ圧縮において、ビデオデータD
Vにおいては、図3に示すように、連続するピクチャー
がGOP(Group Of Pictures )単位で区切られて符号
化処理され、データ圧縮されたデータにおいて、各GO
Pの先頭に符号化処理の種類等を記述したヘッダが割り
当てられる。これに対してオーディオデータDAにおい
ては、GOPに代えてオーディオフレームを単位にして
データ圧縮処理が実行され、各オーディオフレームに同
様にヘッダが割り当てられるようになされている。
【0006】パケッタイザ4及び5は、図4に示すよう
に、それぞれこれらエレメンタリーストリームESV及
びESAをパケット化して出力する。このときパケッタ
イザ4及び5は、それぞれエレメンタリーストリームE
SV及びESAを構成するGOP、オーディオフレーム
を連結して所定のデータブロック単位でパケット化す
る。さらに再生時の時間情報、パケット化したデータの
種類を示すストリームID等を付加し、先頭にPES
(Program Elementary Stream )ヘッダを付加する。
【0007】これによりパケッタイザ4及び5は、パケ
ット構造によるデータ圧縮されたビデオデータ、オーデ
ィオデータ等によるデータストリーム(PESである)
PESV及びPESAを生成する。なおこのようなPE
Sパケットは、データ放送等についても適用される。
【0008】多重化装置6は、これらPESを時分割多
重化して1つのトランスポートストリームTSを作成す
る。すなわち多重化装置6は、図5及び図6に示すよう
に、各PESをそれぞれ184バイト単位で区切って、
それぞれトランスポートストリームヘッダを付加する。
ここでトランスポートストリームヘッダには、PESを
識別するためのPID(Packet ID )、復号、表示の基
準である時間情報等が割り当てられ、トランスポートス
トリームパケット全体として188バイトになるように
必要に応じてスタッフビットが割り当てられる。
【0009】多重化装置6は、このようにして生成した
トランスポートストリームパケットを時分割多重化して
トランスポートストリームTSを生成する。
【0010】送信側においては、このようにして複数の
番組によるビデオデータDV及びオーディオデータDA
より多重化ストリームであるトランスポートストリーム
TSを生成し、さらにこのようにして生成したトランス
ポートストリームを周波数多重化して衛星にアップリン
クするようになされている。
【0011】このようにして多重化されるトランスポー
トストリームTSにおいては、各トランスポートストリ
ームパケットに割り当てられるPIDが、各エレメンタ
リーストリームで固有の値にセットされ、これにより受
信時、このPIDを基準にして1つの番組を構成するト
ランスポートストリームパケットを選択できるようにな
され、またこのようにして選択したトランスポートスト
リームTSを送信時とは逆に処理して所望の番組を試聴
できるようになされている。
【0012】送信側においては、このPIDを特定する
為に、PSIを介挿してトランスポートストリームTS
を送出する。
【0013】ここで図7に番組選択の流れを示すよう
に、PSIは、PAT(Program Association Table
)、PMT(Program Map Table )等により構成さ
れ、それぞれビデオデータ及びオーディオデータによる
トランスポートストリームと同様にPIDが割り当てら
れる。このうちPMTは、各番組毎に割り当てられ、そ
れぞれ各番組を構成するエレメンタリーストリームのP
IDが割り当てられるようになされている。従ってこの
図7に示す例にあっては、PMTにより特定されるX
V、XA、XD、XCのPIDによるエレメンタリース
トリームにより1の番組が構成されていることになる。
【0014】これに対してPATは、このように各番組
毎に割り当てられたPMTを特定するものであり、この
例においては番組番号XのPMTがPIDXXのパケッ
トに割り当てられていることが示されるようになされて
いる。なおPATには、特定のPID(通常は0)が割
り当てられるようになされている。
【0015】これにより受信側においては、受信を希望
する番組のPMTをPATより検出し、さらにこのPM
Tにより指定されるPIDのパケットを選択的に処理し
て、所望の番組を選択できるようになされている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て受信される番組について、従来タイムシフト等により
試聴する場合、ビデオテープレコーダ等の外部機器に一
旦記録して再生することになる。また音楽放送の番組に
あっては、カセットテープレコーダ等の外部機器に一旦
記録して再生することになる。
【0017】これに対してこのように多チャンネルによ
り放送される番組の特徴を有効に利用して、この種の番
組を記録することができれば、その分全体として簡易な
構成によりこの種の番組を記録するができると考えられ
る。
【0018】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に
利用して、全体として簡易な構成により所望の番組を記
録することができる受信装置を提案しようとするもので
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、選択手段より出力されるデータ圧
縮されてなるビデオデータ及び又はオーディオデータを
データ圧縮したままの状態で記録媒体に記録する記録手
段を備えるようにする。
【0020】選択手段より出力されるデータ圧縮されて
なるビデオデータ及び又はオーディオデータをデータ圧
縮したままの状態で記録媒体に記録する記録手段を備え
るようにすれば、データ圧縮されて多チャンネルにより
放送される番組について、いちいちデータ伸張した後、
改めてデータ圧縮することなく記録してこの番組を高密
度記録することができ、これにより多チャンネルにより
放送される番組の特徴を有効に利用して、全体として簡
易な構成により所望の番組を記録することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0022】(1)実施の形態の構成 図1は、本発明の実施の形態に係る受信装置を示すブロ
ック図である。この受信装置10は、図2について上述
した地上局1よりアップリンクされて衛星よりダウンリ
ンクされた放送波を受信する。
【0023】すなわち受信装置10において、アンテナ
11は、衛星よりダウンリンクされる放送波をダウンコ
ンバートしてチューナ12に出力し、チューナ12は、
中央処理ユニット(CPU)13の制御により所望の放
送波を選局して出力する。デコーダ14は、このチュー
ナ12の出力信号をデコードしてトランスポートストリ
ームTSを出力する。
【0024】デマルチプレクサ(DEMUX)15は、
このトランスポートストリームTSよりPAT、PM
T、EPG(Electronic Program Guide)を選択して中
央処理ユニット13に出力し、またこの中央処理ユニッ
ト13の制御により、このPMTにより特定される所定
のパケットを選択する。デマルチプレクサ15は、通常
の動作モードにおいては、PMTにおいて特定されるこ
れら各PIDによるパケットの種類に応じて、ビデオデ
ータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリ
ームについては、それぞれビデオ用及びオーディオ用の
デコーダ16及び17に出力し、またデータ放送用のエ
レメンタリーストリームについては、バスBUSに出力
する。これに対して番組の記録のモードにおいては、ビ
デオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリー
ストリームについては、バスBUSに出力し、さらには
データ放送の内容を記録する場合には、同様にデータ放
送用のエレメンタリーストリームをバスBUSに出力す
る。これに対して番組再生時においては、デコーダ14
より出力されるトランスポートストリームTSに代え
て、バスBUSに出力されるビデオデータ及びオーディ
オデータによるエレメンタリーストリームをそれぞれビ
デオ用及びオーディオ用のデコーダ16及び17に出力
する。
【0025】デコーダ16及び17は、それぞれこれら
ビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリ
ーストリームをデータ伸張し、ビデオデータ及びオーデ
ィオデータを出力する。エンコーダ18は、デコーダ1
6より出力されるビデオデータ(MPEGによりデータ
圧縮されたビデオデータがデータ伸長されたものである
ことにより、輝度データ及び色差データにより構成され
る)を受け、このビデオデータをディジタルアナログ変
換処理し、輝度信号及び色差信号を生成する。エンコー
ダ18は、この輝度信号及び色差信号を合成して複合ビ
デオ信号SVを生成してモニタ装置等の外部機器に出力
する。
【0026】ディジタルアナログ変換回路(D/A)1
9は、デコーダ17より出力されるオーディオデータを
ディジタルアナログ変換処理し、アナログ信号によるオ
ーディオ信号SAを出力する。
【0027】記録再生部20は、この受信装置10に一
体化された光ディスク装置であり、中央処理ユニット1
3の制御により動作を切り換え、バスBUSに出力され
るビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタ
リーストリームを所定の記録媒体に記録する。ここでこ
の記録媒体は、光ディスクであり、記録再生部20は、
この光ディスクを着脱可能に保持する。これにより記録
再生部20は、リムーマブルメディアによりディジタル
衛星放送による番組を記録できるようになされている。
また記録再生部20は、中央処理ユニット13の制御に
よりこの光ディスクに記録されたビデオデータ及びオー
ディオデータによるエレメンタリーストリームを再生し
てバスBUSに出力する。これにより受信装置10にお
いては、放送番組を一旦光ディスクに記録して例えばタ
イムシフトにより試聴できるようになされている。
【0028】このようにしてエレメンタリーストリーム
を記録再生する記録再生部20においては、これらビデ
オデータ及びオーディオデータによるエレメンタリース
トリームをデータ伸張することなく光ディスクに記録す
る。これにより記録再生部20においては、多チャンネ
ル放送の特徴であるデータ圧縮されたビデオデータ及び
オーディオデータをいちいちデータ伸張することなく記
録して、所望の番組を高密度記録するようになされてい
る。またデータ伸張の後、データ圧縮する場合のような
全体構成の煩雑化を防止するようになされ、これらによ
り受信装置10では、多チャンネルにより放送される番
組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成によ
り所望の番組を記録するようになされている。
【0029】さらに記録再生部20においては、このよ
うにしたビデオデータ及びオーディオデータの記録に先
立ち、中央処理ユニット13よりバスBUSに送出され
る付加情報を光ディスクに記録する。ここで付加情報
は、取得可能なビデオデータ、オーディオデータに関す
る情報であり、記録した日時、時刻に加えて、EPGよ
り取得した当該番組の番組情報が割り当てられる。これ
により記録再生部20は、番組を改めて試聴する際に、
この番組情報により光ディスクに記録された番組の検索
等を実行できるようになされ、その分多チャンネル放送
の特徴である番組情報を有効に利用して使い勝手を向上
できるようになされている。すなわち記録再生部20
は、中央処理ユニット13の制御によりこの付加情報を
再生してバスBUSに出力し、これにより外部機器であ
るモニタ装置に番組情報を表示する。
【0030】フロッピーディスクドライブ(FDD)部
22は、中央処理ユニット13の制御によりバスBUS
に出力されるデータ放送用のエレメンタリーストリーム
を記録する。これにより受信装置10では、例えば料理
番組で紹介したレシピ、ゲームのプログラム等をフロッ
ピーディスクにダウンロードできるようになされてい
る。
【0031】中央処理ユニット13は、この受信装置1
0全体の動作を制御するコントローラであり、ユーザー
の操作に応動して、デマルチプレクサ15よりEPG、
PAT、PMTを取得し、PMTにより特定されるパケ
ットの取得をデマルチプレクサ15に指示する。さらに
通常の動作モードにおいては、デコーダ16、17への
各エレメンタリーストリームの出力をデマルチプレクサ
15に指示し、さらにデコーダ16、17、エンコーダ
18等にこれらエレメンタリーストリームの処理を指示
する。
【0032】この状態で、例えばユーザーがデータ放送
の記録を指示すると、中央処理ユニット13は、デマル
チプレクサ15にデータ放送によるパケットの取得を指
示し、さらにこの取得したデータのバスBUSへの送出
を指示する。さらに中央処理ユニット13は、このパケ
ットよりヘッダを取り除いてデータを抽出し、このデー
タをバスBUSに送出する。中央処理ユニット13は、
フロッピーディスクドライブ部22にこのバスBUSに
送出するデータの記録を指示し、これによりこのデータ
放送によるデータをフロッピーディスクに記録する。
【0033】これに対してユーザーが番組の録画を指示
すると、またはタイマー予約による録画開始時刻になる
と、中央処理ユニット13は、付加情報を送出してこの
付加情報の記録を記録再生部20に指示する。さらに中
央処理ユニット13は、ビデオデータ及びオーディオデ
ータによるエレメンタリーストリームをバスBUSに出
力するように、デマルチプレクサ15に指示する。さら
に中央処理ユニット13は、このバスBUSに出力され
るエレメンタリーストリームの記録を記録再生部20に
指示する。またこれとは逆に録画終了時刻になると、記
録再生部20に記録の終了を指示する。
【0034】なおこのデータの転送においては、デマル
チプレクサ15よりバスBUSに出力されるトランスポ
ートストリームパケットより、中央処理ユニット13で
ヘッダ等を取り除いてデータを抽出し、このデータをバ
スBUSを介して記録再生部20に送出することにより
実行される。
【0035】これに対してユーザーがPMTを基準にし
た番組の録画を指定した場合、中央処理ユニット13
は、PMTに記録された制御用データを基準にして番組
の記録を指示する。
【0036】ここでこの実施の形態において、地上局1
は(図2)、例えば番組中で音楽を流す場合、さらには
映画等を放送する場合、音楽の放送開始、放送終了の時
点、映画の放送開始、放送終了の時点をこの制御用デー
タにより特定するようになされている。ここで例えば番
組が予め編集されたストリームによる場合、地上局1に
おいては、この編集時に設定されたマーカー等によりこ
のような音楽、映画等の放送開始時点及び放送終了時点
を特定し、この特定した時点を示す時間情報によりこの
制御データを作成する。また生放送等のリアルタイムに
よる番組においては、例えば音楽の送出開始等を所定時
間前に指定するマーカーを検出し、このマーカーにより
音楽、映画等の放送時点を特定してこの制御データを生
成する。
【0037】中央処理ユニット13は、この制御データ
を基準にして、番組の中で、例えば次週の番組案内、映
画の解説等が終了して本来の映画の放送が開始される
と、また音楽番組においてディスクジョッキーの会話が
終了して音楽の放送が開始されると、これらのエレメン
タリーストリームを記録するように、記録再生部20の
動作を制御する。またこの制御データにより本来の映画
が終了すると、記録の停止を指示し、これにより続く予
告等を記録しないようにする。また音楽番組にあって
は、音楽が終了すると番組の記録を停止し、ディスクジ
ョッキーの会話等を記録しないようにする。
【0038】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、このディジタル衛星放送システム
においては(図2)、各番組を構成するオーディオデー
タ、ビデオデータがデータ圧縮された後、データ放送の
データ等と共に時分割多重化されてトランスポートスト
リームTSが生成される。ディジタル衛星放送システム
においては、このトランスポートストリームTSが変調
されて衛星にアップリンクされ、この衛星より放送波が
ダウンリンクされる。
【0039】このようにしてトランスポートストリーム
TSを生成する際に、ディジタル衛星放送システムにお
いては、各番組のトランスポートストリームパケットを
PIDにより特定するPMT、各番組のPMTパケット
を同様にPIDにより特定するPATがこれらビデオデ
ータ、オーディオデータ等と共に多重化されて送出され
る。また例えば次週の番組案内、映画の解説等を除く本
来の映画の放送を開始する時点及び終了する時点、さら
には音楽番組においてディスクジョッキーの会話等を除
いて本来の音楽の放送が開始する時点及び終了する時点
等を特定する時間情報が制御データとしてこのPMTに
割り当てられて送出される。
【0040】このようにして送出されて衛星よりダウン
リンクされる放送波は(図1)、チューナ12により所
望の放送波が選択された後、この選択された放送波のト
ランスポートストリームTSがデコーダ14により復調
される。このトランスポートストリームTSにおいて
は、PAT、PMTにより特定されるパケットがデマル
チプレクサ15により選択され、ビデオデータは、デコ
ーダ16によりデータ伸長された後、エンコーダ18を
介して外部機器に出力される。またオーディオデータに
おいては、デコーダ17によりデータ伸長された後、デ
ィジタルアナログ変換回路19によりアナログによるオ
ーディオ信号に変換されて外部機器に出力される。
【0041】このようにして処理されるビデオデータ及
びオーディオデータにおいては、ユーザーの操作により
デマルチプレクサ15で分離されてバスBUSに送出さ
れ、記録再生部20により光ディスクに記録される。こ
れによりこのオーディオデータ及びビデオデータにおい
ては、データ伸長されることなく、データ圧縮されたま
まの状態で光ディスクに記録される。これによりこの実
施の形態においては、多チャンネル放送の特徴であるデ
ータ圧縮されたビデオデータ及びオーディオデータをい
ちいちデータ伸張することなく記録して、所望の番組を
高密度記録することができる。また一旦データ伸張した
後、外部機器によりデータ圧縮して記録する場合に比し
て、全体構成を簡略化することができ、さらには簡易な
操作により所望の番組を記録することが可能となる。
【0042】かくして再生時においては、このようにし
て記録したビデオデータ及びオーディオデータが光ディ
スクより再生されてバスBUSを介してデマルチプレク
サ15に入力される。さらにこれらビデオデータ及びオ
ーディオデータがデマルチプレクサ15、デコーダ1
6、17等を介して外部機器に出力され、これにより例
えばタイムシフトにより所望の番組を試聴することがで
きる。
【0043】このようにして記録する際に、受信装置1
0においては、取得可能な情報であるEPGにより番組
情報が取得され、この番組情報が記録開始時刻等と共に
記録される。これによりユーザーにおいては、後日、記
録した番組を試聴する際に、この番組情報等を参考にし
て多くの番組より所望の番組を選択することができ、そ
の分使い勝手が向上される。
【0044】また同様に記録の際に、ユーザーの設定に
より、PMTに設定された時間情報を基準にして、例え
ば次週の番組案内、映画の解説等が終了して本来の映画
の放送が開始されると、さらには音楽番組においてディ
スクジョッキーの会話が終了して音楽の放送が開始され
ると、中央処理ユニット13の制御により光ディスクへ
の記録が開始される。さらにPMTの時間情報により、
映画、音楽等が終了すると、番組の記録を終了する。
【0045】これにより映画の解説、ディスクジョッキ
ーの会話等を除いた、例えばコンパクトディスク、DV
Dと等価な光ディスクを作成することが可能となり、こ
れらのメディアをいわゆる電子配信することが可能とな
る。
【0046】なおPMTにこのような時間情報等を割り
当てる場合、従来からの受信装置における処理が問題と
なるが、この種のディジタル衛星放送システムにおける
受信装置においては、解釈困難なデータがPMT等に割
り当てられている場合には、これを無視するようになさ
れている。従って、このようにPMTにより記録開始、
記録終了の制御データを送出しても、従来機器との間の
互換性を維持してユーザーの使い勝手を向上することが
できる。
【0047】さらにこの受信装置10にあっては、この
記録媒体がリムーバブルなメディアであることにより、
受信装置10より取り外して、必要に応じて他の機器で
試聴することが可能となる。
【0048】これに対してデータ放送にあっては、デマ
ルチプレクサ15でエレメンタリーストリームが分離さ
れ、バスBUSを介してフロッピーディスクドライブ部
22に入力され、ここでフロッピーディスクに記録され
る。これによりこのフロッピーディスクをパーソナルコ
ンピュータ等にセットして、例えば料理のレシピ等を確
認することができ、またディジタル衛星放送システムに
より配信されたゲームを楽しむことができる。
【0049】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、記録再生部20を一体化して、デ
ータ圧縮されて放送されたデータをデータ伸張すること
なく記録することにより、多チャンネルにより放送され
る番組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成
により所望の番組を記録することができる。
【0050】このときこの記録再生部20において、着
脱自在に記録媒体を保持して、リムーバブルの記録媒体
に番組を記録することにより、この記録媒体を持ち運ん
で種々の場所で試聴することができ、その分使い勝手を
向上することができる。
【0051】また取得可能なビデオデータ及び又はオー
ディオデータに関する情報を併せて記録媒体に記録する
ことにより、この情報を有効に利用して、使い勝手を向
上することができる。
【0052】また多重化ストリームであるトランスポー
トストリームに付加された制御用データを基準にして、
記録媒体への記録を制御することにより、不必要な会話
等を除いて所望の内容だけ記録することができ、これに
より例えばコンパクトディスク、DVDと等価な光ディ
スクを作成して、これらメディアをいわゆる電子配信す
ることができる。
【0053】さらにこの制御データを制御パケットであ
るPMTに割り当ててたことにより、従来からの受信端
末との間で互換性を維持しつつ、この種のサービスを展
開することができる。
【0054】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、EPGより番組情報
を取得して番組と共に記録する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えばインターネット等により
これらの番組情報を取得してもよい。
【0055】また上述の実施の形態においては、光ディ
スクにより記録再生部を構成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ICカード、ハードディス
ク装置等により構成してもよい。
【0056】また上述の実施の形態においては、本発明
をディジタル衛星放送システムの受信装置に適用した場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばケ
ーブルテレビによる多チャンネル放送の受信装置に適用
してもよい。
【発明の効果】上述のように本発明によれば、多チャン
ネル放送の受信装置に記録装置を一体化して、データ圧
縮されて放送されたデータをデータ伸張することなく記
録することにより、多チャンネルにより放送される番組
の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成により
所望の番組を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディジタル衛星放送
システムの受信装置を示すブロック図である。
【図2】ディジタル衛星放送システムの基地局の一部構
成を示すブロック図である。
【図3】ビデオデータのデータ圧縮処理の説明に供する
タイムチャートである。
【図4】エレメンタリーストリーム生成の説明に供する
タイムチャートである。
【図5】トランスポートストリームパケット生成の説明
に供するタイムチャートである。
【図6】トランスポートストリームの説明に供するタイ
ムチャートである。
【図7】PSIの説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……地上局、10……受信装置、14、16、17…
…デコーダ、13……中央処理ユニット、15……デマ
ルチプレクサ、20……記録再生部、22……フロッピ
ーディスクドライブ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA30 BA01 BA20 CB08 DA04 5C053 FA20 FA21 GA11 GB06 GB11 GB38 HA29 JA21 KA21 KA24 LA06 5C063 AA20 AB03 AB07 AB11 AC01 AC05 CA12 CA23 CA36 5K062 AA09 AB10 AB18 AF05 BA01 BE05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ圧縮されたビデオデータ及び又はオ
    ーディオデータが時分割多重化されてなる放送波を受信
    する受信装置において、 前記放送波より前記ビデオデータ及び又はオーディオデ
    ータが時分割多重化されてなる多重化ストリームを復調
    する復調手段と、 前記多重化ストリームよりデータ圧縮されてなるビデオ
    データ及び又はオーディオデータを選択する選択手段
    と、 前記選択手段より出力されるデータ圧縮されてなるビデ
    オデータ及び又はオーディオデータをデータ伸張するデ
    ータ伸張手段と、 前記選択手段より出力されるデータ圧縮されてなるビデ
    オデータ及び又はオーディオデータをデータ圧縮したま
    まの状態で記録媒体に記録する記録手段とを備えること
    を特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】前記記録手段は、前記記録媒体を着脱可能
    に保持することを特徴とする請求項1に記載の受信装
    置。
  3. 【請求項3】前記記録手段は、 取得可能な前記ビデオデータ及び又はオーディオデータ
    に関する情報を併せて前記記録媒体に記録することを特
    徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】前記記録手段は、 前記多重化ストリームにより伝送される制御用データを
    基準にして、前記記録媒体への記録を開始することを特
    徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】前記多重化ストリームは、 それぞれ固有の識別データを割り当ててなる前記ビデオ
    データ及び又はオーディオデータによるパケットと、所
    定の制御用のパケットとの列であり、 前記選択手段は、 前記制御用のパケットにより特定される前記識別データ
    を基準にして、前記多重化ストリームよりデータ圧縮さ
    れてなるビデオデータ及び又はオーディオデータを選択
    し、 前記制御データが、 前記制御用のパケットに割り当てられてなることを特徴
    とする請求項4に記載の受信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003037794A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル放送受信再生装置
KR100752482B1 (ko) 2001-07-07 2007-08-28 엘지전자 주식회사 멀티채널 스트림 기록 재생장치 및 방법
KR100753293B1 (ko) * 2006-07-07 2007-08-29 엘지전자 주식회사 멀티채널 스트림 기록 재생장치 및 방법

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