JP2000200592A - 囲枠型の電池間スペ―サ― - Google Patents

囲枠型の電池間スペ―サ―

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JP2000200592A
JP2000200592A JP3618499A JP3618499A JP2000200592A JP 2000200592 A JP2000200592 A JP 2000200592A JP 3618499 A JP3618499 A JP 3618499A JP 3618499 A JP3618499 A JP 3618499A JP 2000200592 A JP2000200592 A JP 2000200592A
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batteries
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JP3618499A
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English (en)
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Hiroyuki Iizuka
博幸 飯塚
Takashi Eguro
▲高▼志 江黒
Tetsuo Nomura
哲郎 野村
Takashi Shirai
隆 白井
Mitsugi Nagano
貢 永野
Fumio Sato
文夫 佐藤
Takeshi Koyama
健 小山
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Tohoku Electric Power Co Inc
Furukawa Battery Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Furukawa Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単位電池収納枠内に収容した複数個の電池か
ら成る単位電池の各相隣る電池間及び前後端の電池と該
収納枠の前後の枠板との間に介在させて、該単位電池を
固定する囲枠型の電池間スペーサーとして、その囲枠の
内径寸法より僅かに大きい外径寸法を有する電池を嵌合
装着できる囲枠型の電池間スペーサーを提供する。 【解決手段】 方形の板状スペーサー主板1aの四周縁
から1側に延びる嵌合用四周壁1b,1c,1d,1e
を設けてその側に、電池2の前部又は後部に嵌合する嵌
合用凹面3を有する囲枠型の電池間スペーサーにおい
て、その幅の中心軸線上に、その上面壁1dからスペー
サー主板1aの上部に亘る上部切欠き12とその下面壁
1eからスペーサー主板の下部に亘る下部切欠き13を
設けると共に該スペーサー主板1aに、該上部切欠き1
2と該下部切欠き13の左右に、その上端面から下端面
に開口する上下方向に延びる帯状の貫通孔7,7を配設
する。これにより、四周壁1b,1c,1d,1eを内
外方向に可撓自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、囲枠型の電池間ス
ペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電池間スペーサーは、塩ビなどの
合成樹脂製板から成り、電池単位収納枠内に収容された
電池と電池との間並びに電池と該枠の前後端板との間の
電気絶縁を行うと共に、押し込み固定された単位電池を
作製するために使用されることは公知である。即ち、金
属製の単位電池収納用枠内に電池要素を内蔵した金属容
器から成る電池の所定数個を前後方向に一列に並べて収
容し、その夫々の電池を該収納枠内に不動に固定すると
共に、その収容した各相隣る電池間並びにその両端の電
池と該収納用枠の両端枠板との間を電気絶縁するため
に、その各相隣る電池間並びにその両端の電池と該収納
枠の前後の枠板との間に上記の板状の電池間スペーサー
を押し込み、即ち、単位電池をその収納枠の前後の枠板
に強く圧迫して固定して単位電池を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来の電
池間スペーサーは板状であるため、枠内に収容した夫々
の電池の積層方向における単位電池の固定を行うには、
これら電池間にスペーサーを押し込み、枠内に前後方向
の圧迫を加えることが不可欠であり、その難儀なスペー
サーの押し込み作業を要するばかりでなく、使用中に、
上下振動により電池が収納枠から飛び上がったり、飛び
出す危険性を防止することができなかった。更には、電
池はスペーサーと密着するため発熱放散が悪くなり、電
池の昇温をもたらし、更にはまた、電池が膨脹した場合
に、収納枠が変形を生じ易い等の不都合があった。この
ような課題を解消するため、先に出願人は、特願平9−
196472号により単位電池収納枠に収容した場合に
上下方向に振動に対し耐震性の囲枠型の電池間スペーサ
ーを提案した。しかし乍ら、該囲枠型の電池間スペーサ
ーとして次の問題を生ずる。即ち、その四周壁は不動で
あるため、その四周壁で囲まれる嵌合用凹面の内径寸法
は一定である。これに対し、電池は、一般に、その四周
壁面の外径寸法に作製される他、その規定の外径寸法の
許容されるばらつきの±0.5mmの範囲内で作製され
るので、例えば、作製された電池の外径寸法が該囲枠型
の電池間スペーサーの該四周壁の内径寸法より僅かに小
さい場合は、電池を嵌合装着し易いが、該囲枠内で該電
池のがたつきを生じる。逆に、電池の外径寸法が該囲枠
型の電池間スペーサーの該四周壁の内径寸法より僅かに
大きい場合は、該電池を該電池間スペーサーの囲枠内に
嵌合できない不利をもたらす。従って、四周壁の外径寸
法が規定の寸法通りの電池ばかりでなく、その規定の寸
法より僅かに小さい電池を嵌合装着でき、その規定の寸
法より僅かに大きい電池を嵌合装着できる融通性を有す
る囲枠型の電池間スペーサーの開発が望まれる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記提案の囲
枠型の電池間スペーサーの上記の課題を解消し、電池の
四周壁の外径寸法に多少のばらつきがあっても、がたつ
きなく嵌合装着し得る融通性を有する囲枠型の電池間ス
ペーサーを提供するもので、方形のスペーサー主板の四
周縁から1側に延びる嵌合用四周壁を設けてその1側に
電池要素を内蔵した金属容器から成る電池の前部又は後
部に嵌合する嵌合用凹面を有する囲枠型の電池間スペー
サーにおいて、その幅の中心軸線上に、その上面壁から
スペーサー主板の上部に亘る上部切欠きとその下面壁か
らスペーサー主板の下部に亘る下部切欠きを設けると共
に該スペーサー主板に、該上部切欠きと下部切欠きの左
右に、その上端面及び下端面に開口する上下方向に延び
る帯状の貫通孔を配設したことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成により、上部切欠きと下部切欠きと
その左右2条の帯状の貫通孔との協働作用により、スペ
ーサー主板は幅方向に伸縮性をもたらすと共に四周壁は
内外方に可撓自在となるので、電池の四周壁の外径寸法
が規定の寸法より僅かに大きい電池でもその四周壁は外
方へ開拡して該電池を密嵌装着できる。また、四周壁の
外径寸法が規定の寸法より僅かに小さい電池は容易に嵌
合装着できると共に、これを単位電池収納枠に摺接収納
したとき、左右側壁は内方へ僅か撓むので、該電池の左
右壁面に密着した状態で左右のがたつきなく密嵌装着さ
れ、左右方向の振動に対し耐震性の単位電池をもたら
す。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の1例
を添付図面に基づいて説明する。図面で1は、囲枠型の
電池間スペーサーを示す。該囲枠型の電池間スペーサー
1は、ナイロン、塩ビなどの合成樹脂を材料とした立体
的な成形体から成り、直方形の電池2の前面2a又は後
面2bと略同じ形状、大きさの方形のスペーサー主板1
aとその四周縁から1側に延び電池2の四周面、即ち、
その左側面2c、右側面2d、上面2e及び下面2fに
摺接係合するように丁度嵌合する左側壁1b、右側壁1
c、上面壁1d及び下面壁1eから成る嵌合用四周壁を
設けて、その主板と四周壁により囲まれる内部を該電池
2の前面とし周面の一部、即ち、前部又はその後面と四
周面の一部、即ち、後部に嵌合する嵌合用凹面3に形成
された囲枠型の電池間スペーサーに構成する。該囲枠型
の電池間スペーサー1は、図示のように、更にその嵌合
用四周壁の該左側壁1bと該右側壁1cの夫々の外面
に、単位電池収納枠4の前後の枠板4a,4a間を連結
し、所定高さに位置する左右の板状の横枠部材4b,4
bの下端面と係合する係止用突起5,5を配設して構成
することが好ましい。
【0007】該電池2自体は公知のもので、電池要素を
内蔵した金属製容器から成る。該金属製容器は、金属製
電槽と該電槽の口縁に同一平面に施され溶接された板状
の金属製蓋とから成り、内蔵する電池要素は、図示しな
いが、極板群と電解液とから成る。その金属製容器の上
面2eには、金属製蓋を貫通して上方に突出する螺条周
面をもつ正極柱端子Pと同様の負極柱端子Nと、更に、
これら端子P,Nの中間に液口栓Eを具備している。
【0008】図示の例では、上記の囲枠型の電池間スペ
ーサー1の左右の側壁1b,1cは、該電池間スペーサ
ー1を電池2の前部又は後部に嵌合装着したとき、その
電池2の左右両側面2c,2dの前後方向の厚さの略3
分の1程度まで係合する程度側方に延びる係合壁とし
た。また、その上面壁1dは、電池2の上面2eを可及
的に被覆しないで大きい開放面となる凹欠部1d1を形
成したコ字状枠の係合用壁とし、その係合用下面壁1e
は、該左右側壁1b,1cと同じ深さを有するが、電池
2の下面2fを可及的に被覆しないように開放面となる
方形の切欠部1e1を左右に形成した係合壁に形成し
た。
【0009】更に、上記の囲枠型の該電池間スペーサー
1の左右の側壁面1b,1cの外面に突設した係止用突
起5,5は、該単位電池収納枠4に収容する過程で該単
位電池収納枠4の該左右の横枠部材4b,4bの内面に
摺接され乍ら挿入され且つ該単位電池収納枠4の底面4
cに到達したと同時に、その突起5,5の水平な上端面
5a,5aが、その対応する左右の横枠部材4b,4b
の下端面4b1,4b1に突出して係止されるような高
さ位置と厚さに設けられる。その左右の係止用突起5,
5の肉厚は、該単位電池収納枠4の該左右の板状横枠部
材4b,4bの厚さと略同じ厚さかそれより僅かに厚い
ものに構成することができる。左右の横枠部材4b,4
bの厚さが1.6mm程度のとき、例えば、各突起5,
5の厚さは1.6〜2.0mm程度とする。
【0010】また、上記の左右の係止用突起5,5の左
右の該横枠4b,4bに対する上記の圧接挿入作業を円
滑にするために、その突起5,5の外面形状を下端に至
るに従い漸次肉薄となる下向きの傾斜面5b,5bに形
成することが好ましい。
【0011】また、図示の囲枠型の電池間スペーサー1
では、その電池2の前面2a又は後面2bと対面するス
ペーサー主板2aには、多数の通気用貫通孔6を多数設
け、更に、その幅方向に内部の凹面空間3と外気とを連
通する上下方向に延び且つ下面壁1eに配設した左右の
切欠孔1e1,1e1に抜ける帯状の貫通孔7を2条夫
々配設した。
【0012】一方、該単位電池収納枠4は、図示の例で
は、所定数の電池2,2,…をその各電池2をその前後
部に上記の囲枠型の電池間スペーサー1,1を嵌合装着
して収容するに適した長手の直方形の金属製筐体から成
る。更に詳細には、その長さ方向で対向する前後の枠板
4a,4aは、夫々左右の端縁部を内方に折り曲げてコ
字状とし、その高さは、その枠4内に収容される電池2
の上面よりは上方に延びる高さを有し、その上部面域に
は、手掛け用の孔4dを穿設され、その収容された電池
の対面する下部面域には、多数の冷却用貫通孔8,8,
…を配設した。その底板4cは、その左右側縁で上方に
垂直に折り曲げた補強板を囲枠型の電池間スペーサー1
の下部に対向する下部の一対の横枠部材4b,4bと
し、その両端で前後のスペーサー主板1a,1aの下端
に溶接により連結した。更に、左右の細幅帯状の板から
成る左右一対の横枠部材4b,4bは、その各側におい
て、上部及び中間部の各一対の2条4b,4bを上下方
向に間隔を存して所定の高さに、即ち、囲枠型の電池間
スペーサー1の上部と中間部に対向する高さ位置に配設
し、その両端を前後の枠板4a,4a及び4a,4aに
溶接され、左右一対の上部の横枠部材4b,4bと左右
一対の中間部の横枠部材4b,4bに構成されている。
【0013】かくして、上記の囲枠型の電池間スペーサ
ー1は次のように使用し、単位電池収納枠4内に電池を
次のように収容固定することができる。即ち、該単位電
池収納枠4内に、電池2を収容する前に、先ず、該電池
2の前後部に、図1に明示のように該電池2の前後方向
から矢示のように、上記の囲枠型の電池間スペーサー
1,1を嵌合用凹面3,3で嵌合装着し、この嵌合状態
で矢示のように該収納枠4内に挿入し、その左右の突起
5,5の上端面5a,5aを該収納枠4の左右の上部の
横枠部材4b,4aの下面4b1,4b1と係止させた
状態に収容する。かくして、各前後一対の囲枠型の電池
間スペーサー1,1は、該収納枠4に、上下方向の振動
に対して固定された囲枠型の状態にあるので、その間に
嵌合状態に在る各電池2は、その固定された電池間スペ
ーサー1,1内で前後左右の振動に対して左右両側壁1
b,1cで係止固定されるばかりでなく、上下方向の振
動に対しその上面壁1dと下面壁1eで係止固定され、
収納枠4から飛び上がることが防止される。しかし乍
ら、該前後一対の囲枠型の電池間スペーサー1,1を横
枠4b,4bの横枠4aの長さ方向に沿い強い力で前後
方向に押せば、その下端面4b1,4b1に沿って左右
の突起5,5は摺動し、その嵌合装着された電池2を収
納枠4内の所望位置に移動し設置することが可能であ
る。この電池の収容作業において、前後一対の囲枠型の
電池間スペーサー1,1の左右の突起5,5に下向きの
傾斜面5b,5bを形成しておくときは、その傾斜面5
b,5bは、その対面する横枠4a,4bの内面に摺接
し乍ら円滑な挿入ができる。かくして、所定の数の電池
2を上記のように囲枠型の電池間スペーサー1,1をそ
の前後部に嵌合装着して収納枠4内に収容する作業を繰
り返す。図示の例では、該単位電池枠4内に5個の電池
2,2,…が収容固定された図2〜図4に示す単位電池
Aが得られる。その各電池2間は、その各電池2の前後
に嵌合装着された囲枠型の電池間スペーサー1,1が2
重に介在し、その前後方向の両端の電池2,2と前後の
枠板4b,4bとの間には夫々の電池間スペーサー1,
1が介在し、その各電池2は該単位電池収納枠4の前後
の枠板4a,4aとはもとより、その嵌合壁1b,1
c,1eにより、その左右の横枠部材4b,4b及びそ
の底面4cとの電気絶縁が確保されると共に、その各電
池2を前後から嵌合された各囲枠型の電池間スペーサー
1は、上記したように、その左右の突起5,5を介して
単位電池収納枠4の左右の横枠部材4b,4bに係止固
定されているので、その夫々の前後の囲枠型の電池間ス
ペーサー1,1によって嵌合保持された各電池2は、こ
れらの固定された囲枠型の電池間スペーサー1,1によ
りその位置に固定されて収容された状態となるので、従
来の収納枠に収容した電池全体を該収納枠の前後の枠板
に強く電池間に板状のスペーサーを押し込んで圧迫固定
する必要がなく、電池の固定作業が容易となるばかりで
なく、上下方向の振動に対する固定も得られ、更には、
電池の膨脹圧力による収納枠の変形も防止できる。
【0014】尚、図示の例では、各電池2をその前後部
から嵌合装着した前後一対の囲枠型の電池間スペーサー
1,1のスペーサー1a,1aを背中合わせで互いに密
接した状態で収容し、且つその前後端の囲枠型の電池間
スペーサー1,1のスペーサー主板1a,1aと該収納
枠4の前後の枠板4a,4aとの間を密接した状態で収
容したが、単位電池を構成する各電池2は、その前後部
に嵌合装着した囲枠型の電池間スペーサー1,1で固定
されるので、必ずしも密接させる必要がなく、これらの
間に適当に背中合わせの囲枠型の電池間スペーサー1,
1間並びに両端の夫々の囲枠型の電池間スペーサー1,
1と前枠板4a及び後枠板4aとの間に適当な僅かな隙
間を存して収容固定するようにすることができ、更に電
池の収容固定作業が楽になる。この場合も、収容した電
池2が単位電池を構成する各電池2は、収納枠4から飛
び上がることがなく、また、電池膨脹があっても、その
膨脹をその間隙で吸収することができるので、単位電池
収納枠4の変形が良好に防止できる。
【0015】図2は、図1示のように、枠4内を上記の
ように電池を囲枠型の電池間スペーサーを介して収容固
定した後、その各相隣る電池2,2の対向する正,負極
端子P,N間を接続杆10により接続し、その上からナ
ット11を螺挿し締めし固定し、直列に接続されて完成
した単位電池Aの上面図、図3はその側面図、図4は、
図2のIV−IV線裁断面図を示す。而して、その使用
中に各電池に発生する熱は、各該囲枠型の電池間スペー
サー1の前後の主板1a,1aに設けた多数の孔6,
6,…、帯状の貫通孔7,7、上面壁1dに設けた切欠
部1d1及び下面壁1eに設けた切欠部1e1並びに収
納枠4の前後の枠板4a,4aに設けた多数の孔8,
8,…より外部に放散できる一方、外部より各電池2に
冷却風を送ることができ、昇温による電池の悪影響を防
止できる。尚、該囲枠型の電池間スペーサー1の下面壁
1eの下面には、前後方向に延びるリブ1e2,1e
2,…を突設し、収納枠4に収容したとき、そのリブ1
e2,1e2間にその底面4との間に空冷用通路となる
1e3を形成するようにすると共に、底板4cとの電気
絶縁を更に良好にするようにしても良い。尚又、図示の
実施例では、囲枠型の電池間スペーサー1の左右の側壁
1b,1cに設けた突起5,5の高さは、単位電池収納
枠4の左右に設けた中間の横枠部材4b,4bに係止す
るに適する低い位置に設けても良い。
【0016】上記の構成の囲枠型の電池間スペーサー1
は、前記した出願で提案したものであるが、その囲枠を
構成する四周壁1b,1c,1d,1eは可撓性がなく
不動であるので、これら四周壁で囲まれる嵌合用凹面の
内径寸法は一定であるため、電池の四周壁面の外径寸法
がその内径寸法より僅かに大きい場合は、その囲枠内に
嵌合できない。また、電池の四周壁面の外径寸法がその
内径寸法より僅かに小さい場合はその囲枠内に嵌合でき
るが、該囲枠と電池との間に間隙を生じ、単位電池収納
枠に収容しても、該囲枠型の電池間スペーサー1内での
電池のがたつきが防止できない不都合を伴う。
【0017】本発明は、先に提案した囲枠型の電池間ス
ペーサーの上記の不都合を解消するため、次のように構
成した。即ち、その好ましい実施例は、内径寸法を電池
の四周壁面の規定の外径寸法に合わせて丁度嵌合できる
内径寸法に作製し、更にその囲枠型の電池間スペーサー
1の幅の中心軸線上に上壁面1dから該スペーサー主板
1aの上部に亘る上部切欠き12とその下壁面1eから
該スペーサー主板1aの下部に亘る下部切欠き13とを
設けると共に、スペーサー主板1aに、該上部切欠き1
2と該下部切欠き13の左右に、その上端面及び上端面
に開口する上下方向に延びる帯状の貫通孔7,7を配設
することを特徴とする。図示の例では、該上部切欠き1
2は、該囲枠型の電池間スペーサー1の中心線上に位置
して、コ字状の上面壁1dを中央で左右に分断すると共
に該スペーサー主板1aの上部を中央で左右に二分した
U字状の切欠きに形成したもので、該下部切欠き13
は、該下面壁1eを中央で左右に分断すると共に該スペ
ーサー主板1aの下部を中央で左右に二分したコ字状の
切欠きに形成したものである。該スペーサー主板1aの
上部又は下部を垂直方向に切欠く形状は、U字状、方形
状、V字状など任意である。
【0018】かくして、上部切欠き12及び下部切欠き
13とその左右に形成したスペーサー主板1aの上下端
に開口する帯状の貫通孔7,7との協働作用により、囲
枠型の電池間スペーサー1のスペーサー主板1aは僅か
乍ら左右の幅方向に伸縮性を生ずると共に、四周壁1
b,1c,1d,1eは内外方向へ可撓性を有する可動
自在の四周壁となる。一般に、幅方向に0.5〜10m
m程度、高さ方向に0.5〜1.0mm程度開拡し得る
四周壁となる。従って、該囲枠型の電池間スペーサー1
の四周壁、即ち、囲枠の内径寸法より僅かに外径寸法の
大きい電池、即ち、例えば幅及び高さ寸法が夫々0.5
mm大きい電池を嵌合するに当たり、該電池の前部又は
後部にその四周壁を嵌合するべく押し当てると、その上
部切欠き12と下部切欠き13は左右に僅かに開拡され
ると共にその左右2条の帯状の貫通孔7,7の幅も僅か
に拡大されて可撓性を付与された左右の側壁1b,1c
は外方へ押し開かれ乍ら、電池の左右両側面2c,2d
に摺接嵌合される一方、同時にその上部切欠き12と下
部切欠き13の形成により上面壁1d及び下面壁1eは
夫々左右に2分された遊離端をもつ可撓性の上面壁及び
下面壁となるので、外方へ僅かに押し開かれ乍ら、電池
の上面2e及び下面2fに摺接嵌合され、結局、本発明
の該囲枠型の電池間スペーサー1の該四周壁、即ち、囲
枠の内径寸法より僅かに外径寸法の小さい電池、即ち、
例えば幅及び高さ寸法が夫々0.5mm小さい電池を嵌
合する場合は容易に嵌合され、これを単位電池収納枠4
に上記のように挿入するときは、その左右の横枠部材4
b,4bにより、可撓性の左右両側壁1b,1cは外側
から押されて電池の左右両側面2c,2eに圧着される
ので、左右方向の振動に対し電池のがたつきを防止し、
耐震性の単位電池をもたらす。
【0019】
【発明の効果】このように本発明の囲枠型の電池間スペ
ーサーは、その幅の中心軸線上に、その上面壁からスペ
ーサー主板の上部に亘る上部切欠きとその下面壁からス
ペーサー主板の下部に亘る下部切欠きを設けると共に該
スペーサー主板に、該上部切欠きと下部切欠きの左右
に、その上端面及び下端面に開口する上下方向に延びる
帯状の貫通孔を配設したので、その四周壁は、内外方向
に可撓性が付与されるので、その内径寸法に合った規定
の外径寸法を有する電池の密嵌装着をもとより可能とす
るばかりでなく、その内径寸法より僅かに大きい外径寸
法を有する電池を密嵌装着することができる融通性のあ
る囲枠型の電池間スペーサーが得られ、また、その内径
寸法より僅かに小さい外径寸法を有する電池を嵌合でき
ると共に、単位電池収納枠に収容したとき、左右方向の
振動による電池のがたつきを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の1例の囲枠型の電池間スペー
サーを電池に密着する状態を説明する斜面図。
【図2】 本発明の囲枠型の電池間スペーサーを具備し
た単位電池の上面図。
【図3】 本発明の囲枠型の電池間スペーサーを具備し
た単位電池の側面図。
【図4】 図2のIV−IV線裁断面図。
【符号の説明】
1 囲枠型の電池間スペーサー 1a スペーサ
ー主板 1b 左側壁 1c 右側壁 1d 上面壁 1e 下面壁 2 電池 3 嵌合用凹面 4 単位電池収納枠 4a 前後の枠
板 4b 横枠部材 5 突起 5a 突起の上端面 5b 突起の傾
斜面 6 貫通孔 7 帯状の貫通
孔 12 上部切欠き 13 下部切欠
フロントページの続き (72)発明者 江黒 ▲高▼志 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−6 古河電池株式会社いわき事業所内 (72)発明者 野村 哲郎 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−6 古河電池株式会社いわき事業所内 (72)発明者 白井 隆 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−6 古河電池株式会社いわき事業所内 (72)発明者 永野 貢 宮城県仙台市青葉区中山7丁目2番1号 東北電力株式会社研究開発センター内 (72)発明者 佐藤 文夫 宮城県仙台市青葉区中山7丁目2番1号 東北電力株式会社研究開発センター内 (72)発明者 小山 健 宮城県仙台市青葉区中山7丁目2番1号 東北電力株式会社研究開発センター内 Fターム(参考) 5H020 AA01 AA04 AS05 CC22 KK13 5H021 AA01 CC08 CC11 CC18 EE02 5H025 AA07 BB12 CC24 CC33

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形のスペーサー主板の四周縁から1側
    に延びる嵌合用四周壁を設けてその1側に電池要素を内
    蔵した金属容器から成る電池の前部又は後部に嵌合する
    嵌合用凹面を有する囲枠型の電池間スペーサーにおい
    て、その幅の中心軸線上に、その上面壁からスペーサー
    主板の上部に亘る上部切欠きとその下面壁からスペーサ
    ー主板の下部に亘る下部切欠きを設けると共に該スペー
    サー主板に、該上部切欠きと下部切欠きの左右に、その
    上端面及び下端面に開口する上下方向に延びる帯状の貫
    通孔を配設したことを特徴とする囲枠型の電池間スペー
    サー。
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