JP2000197705A - 多用途安全自動輸液静脈カテ―テル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 注射の作業を簡単かつ安全に行うことができ
る多用途安全自動輸液静脈カテーテルを提供する。 【解決手段】 三叉管ジョイント１と、注射軟針２と、
鋼針装置とを備える。三叉管ジョイント１は、第１ジョ
イント端１１、第２ジョイント端１２が同軸に設けら
れ、第３ジョイント端１３は輸液管４と連結される。注
射軟針２は第１ジョイント端１１にはめ込む。鋼針装置
は鋼針部３１および保護はめ筒を含む。鋼針部３１の底
端のベース３１１は通常保護はめ筒に掛け留められる。
保護はめ筒は第２ジョイント端１２にはめ込み、ベース
３１１に鋼針ベース３１２を突伸させて設け、鋼針３１
４を設置する。鋼針３１４を保護はめ筒の頂端に差し出
して注射軟針２の中に配置し、ならびに針ベース３１２
にガイド孔３１２ａを形成して、薬液がスムーズに流れ
出るようにガイドすることで、作業を便利にすると同時
に使用者を危険から守る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、多用途安全自動輸
液静脈カテーテルに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より医療で一般に使用されている静
脈カテーテルはほとんど単一の注射針であって、医護人
員によって静脈注射が行われている。その従来の静脈カ
テーテルは、図１に示すように、注射軟針１００および
鋼針２００を含む。鋼針２００の針体２００ａは注射軟
針１００の軟針部１００ａの中に差し込まれ、軟針部１
００ａの硬度を高めている。これによって、注射軟針１
００の軟針部１００ａをスムーズに患者の血管の中に差
し込むことができる。注射軟針１００の軟針部１００ａ
を静脈に差し込んだあと、医護人員は必ず一方の手Ｆで
軟針部１００ａを押付けて患者体内の血液が逆流するの
を防止する。同時に、もう一方の手で必ず鋼針２００を
後に向けて引き、注射軟針１００の中から抜き出し、そ
のあとに点滴輸液管３００を注射軟針１００に連結させ
て注射を完了し、薬液を人体の中にスムーズに注入す
る。また他のものとしては、本出願人による特願平１０
−１９８４６６号の「多用途安全自動輸液静脈カテーテ
ル」がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記の従来より一般に
使用されている静脈カテーテルは、使用時下記の欠点が
ある。 (1)医護人員が一方の手で注射軟針１００の軟針部１０
０ａを押さえ、もう一方の手で鋼針２００を抜き出し、
輸液管３００を連結する作業は、非常に忙しく極めて不
便である。 (2)鋼針２００を抜き出したとき外部に完全に露出して
いるので、医護人員を過って刺してしまい、ＡＩＤＳ、
急慢性肝炎などの病気に感染するおそれがあるので、非
常に危険である。

【０００４】したがって、本発明の目的は、注射の作業
を簡単かつ安全に行うことができる多用途安全自動輸液
静脈カテーテルを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの本発明の多用途安全自動輸液静脈カテーテルは、三
叉管ジョイントと、注射軟針と、鋼針装置とを備える。
三叉管ジョイントは、第１、第２ジョイント端が同軸上
に設けられ、かつ第３ジョイント端は薬液の輸液管と連
結する。注射軟針は三叉管ジョイントの第１ジョイント
端にはめ込まれている。鋼針装置は、鋼針部および保護
はめ筒を含む。鋼針部の底端のベースは常時弾性的に保
護はめ筒の中にはめられ、掛け留められている。保護は
め筒の頂段は三叉管ジョイントの第２ジョイント端には
め込まれ、鋼針部のベースの上側には鋼針ベースが突伸
していて同軸上に鋼針が設置されている。これによって
鋼針は、保護はめ筒の頂端に差し出され、注射軟針の中
に注射軟針と同軸上に差し置かれる。操作して鋼針部と
保護はめ筒との掛け留めを外し、鋼針部を自動的に保護
はめ筒の中に弾入させて落とせば、鋼針部は保護はめ筒
に収納され、医療破棄物としての処理を簡単に行うこと
ができる。また、鋼針ベースにはガイド孔が形成され、
薬液が外に向かってスムーズに流れ出るように誘導す
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 （第１実施例）図２から図６に本発明の第１実施例を示
す。この第１実施例による多用途安全自動輸液静脈カテ
ーテルは、三叉管ジョイント１と、注射軟針２と、鋼針
装置３とを備える。三叉管ジョイント１は、第１、第２
ジョイント端１１、１２を同軸上に有し、第３ジョイン
ト端１３に輸液管４を連結することができる。注射軟針
２は、三叉管ジョイント１の第１ジョイント端１１には
め込まれている。鋼針装置３は、鋼針部３１および保護
はめ筒３２を含む。鋼針部３１の底端は常時弾性的に保
護はめ筒３２の中にスライドしてはめ込まれ、掛け留め
られている。保護はめ筒３２の頂部は三叉管ジョイント
１の第２ジョイント端１２の上に密着するようにはめ込
み、鋼針部３１の鋼針３１４を注射軟針の中に同軸上に
なるように差し込む。

【０００７】これによって、使用するときは先に注射軟
針２を鋼針３１４と同時に患者に刺し込み、そのあと鋼
針部３１と保護はめ筒３２との掛け留めを外し、鋼針部
３１を自動的に弾入させて保護はめ筒３２の中に落とす
と、保護はめ筒３２の中に鋼針部３１は収納される。こ
の状態で、医療廃棄物の廃棄処理を行う。三叉管ジョイ
ント１は、プラスチック材で作ることができ、管本体１
０を含む。管本体１０の上段に第１ジョイント端１１を
形成し、管本体１０の下段に第２ジョイント端１２を形
成して、第２ジョイント端１２の末端をゴムはめ頭１２
１にはめる。第１、第２ジョイント端１１、１２は管本
体１０の中心軸線１０ａと同軸上に設けられ、かつ管本
体１０の中段から外側に向かって第３ジョイント端１３
が突伸しており、輸液管４と連結する。

【０００８】注射軟針２は、軟針ベース２１と、軟針部
２２と、針頭蓋２３とを含む。軟針ベース２１は、底端
にはめ孔２１１が形成され、三叉管ジョイント１の第１
ジョイント端１１に密着してはめられる。軟針部２２
は、軟針ベース２１の頂端から上方に向かって延伸し、
軸方向に注射孔２１１が貫通している。針頭蓋２３は、
底端から上方に向かって保護はめ孔２３１を形成して軟
針ベース２１の外側にはめ込み、軟針部２２を中に包み
込む。

【０００９】図２から図６に示すように、鋼針装置３
は、鋼針部３１と、保護はめ筒３２と、バネ３２８とを
含む。鋼針部３１の底端はベース３１１を形成し、ベー
ス３１１から上方に向かってベース３１１と同軸上に鋼
針ベース３１２を突設し、ならびに鋼針ベース３１２に
は径方向に少なくとも一つのガイド孔３１２ａを貫通さ
せる。また、ベース３１１の底端の外縁から少なくとも
一本の掛けアーム３１３が延伸しており、該掛けアーム
３１３の末端に掛鉤部３１３ａを突設して、該掛鉤部３
１３ａを保護はめ筒３２の掛け孔３２５に対応させて掛
け孔３２５に弾性的に掛け留める。なお、図２から図６
に示すのは、多数本の掛けアーム３１３をもつものであ
る。鋼針ベース３１２の頂段から中空の鋼針３１４が中
にはめ込まれ、鋼針３１４の中央の通し孔３１４ａと該
ガイド孔３１２ａとは互いに導通している。

【００１０】保護はめ筒３２は、上はめ筒３２ａおよび
下はめ筒３２ｂが互いに掛け留め合って形成され、上は
め筒３２ａの頂端の中央には中心軸と同軸上に通し孔３
２１が設けられ、鋼針３１４と鋼針ベース３１２の上段
とはその通し孔３２１を貫通することができる。上はめ
筒３２ａの頂端から上に向かって挟み留め筒部３２２が
突伸しており、挟み留め筒部３２は固く三叉管ジョイン
トの第２ジョイント端１２にはめ留めたゴムはめ頭１２
１を包み挟む。上はめ筒３２ａの底端には上向きに上置
き孔３２３を形成し、鋼針部３１の底端ベース３１１を
上置き孔３２３にスライドして配置する。また、上はめ
筒３２ａの底端の外縁から外側に向かって少なくとも一
つの鉤部３２４を突設して、下はめ筒３２ｂを掛け合わ
せる。上はめ筒３２ａの筒壁上には少なくとも一つの掛
孔３２５を貫通させて設け、その掛孔３２５に鋼針部３
１の各掛けアームの掛鉤部３１３ａを対応させて掛け留
める。下はめ筒３２ｂの頂端の中央から下向きに中心軸
と同軸の下置き孔３２６を形成し、その下置き孔３２６
に鋼針部３１をスライドさせて配置する。下はめ筒３２
ｂの頂段には掛け留め管段３２７を形成し、掛け留め管
段３２７の内縁壁には少なくとも一つの掛歯３２７’を
突設して、上はめ筒３２ａの底端の外縁から外側に向け
て突設した鉤部３２４を掛歯３２７’掛け合わせて、下
はめ筒３２ｂを固く上はめ筒３２ａの下側に掛け留め
る。

【００１１】バネ３２８は、常時上置き孔３２３と鋼針
部ベース３１１との間を突き支え、常時弾性で鋼針部３
１を下向きに突き押している。鋼針部３１と保護はめ筒
３２とが開いたときには、該バネ３２８は弾性的に復帰
して伸長し、鋼針部３１を下向きに突き押してスライド
移動を行わせ、保護はめ筒３２の中に完全に落ち込ませ
る。上はめ筒３２ａの頂端の挟み留め筒部３２２は、多
数の弾性挟み顎であって、上はめ筒３２ａの軸を中心軸
としてリング状に配列し、上はめ筒３２ａの頂端面から
上方に向かって突伸しており、三叉管ジョイントの第２
ジョイント端１２にはめ留められているゴムはめ頭１２
１を固く密着して中に包み挟む。

【００１２】上記の鋼針部３１の鋼針ベース３１２は、
三叉管ジョイント１の第２ジョイント端１２にはめ留め
られているゴムはめ頭１２１に差し通す。鋼針３１４を
軟針部２２の中にスライドして配置したとき、鋼針ベー
ス３１２の各ガイド孔３１２ａはゴムはめ頭１２１の上
側に位置し、三叉管ジョイント１の第３ジョイント端１
３に連接された輸液管４と連通して、その輸送される薬
液が各ガイド孔３１２ａから鋼針３１４の中央通し孔３
１４ａを経て外に向かって流れ出す。

【００１３】本実施例の多用途安全自動輸液静脈カテー
テルを使用する際は、先に三叉管ジョイント１の第３ジ
ョイント端１３に輸液管４を連結し、注射軟針２の外側
の針頭蓋２３を取り除く。このとき図３に示す状態にな
り、輸液管４の中にもともと存在していた空気は先に鋼
針部３１の各ガイド孔３１２ａを経由して、鋼針３１４
の中央通し孔３１４ａを経て外部に向かって放出するこ
とができる。つまり、輸液管４の中にある薬液、例えば
点滴はスムーズに外に向かって流れる。これによって、
輸液管４および三叉管ジョイント１の中は薬液が充満
し、注射するときに輸液管４の中の空気を過って人体の
中に注入して、医療事故が発生するのを防止することが
できる。このとき、鋼針部３１の鋼針３１４は、注射軟
針２の軟針部２２の中に密着して配置されている。これ
によって、軟針部２２は十分な強度を有し、患者の静脈
の中にスムーズに差し込むことができる。また、三叉管
ジョイント１の第２ジョイント端１２の末端にはめ留め
たゴムはめ頭１２１は、鋼針部３１の鋼針ベース３１２
の外縁に弾性的に包まれているので、輸液管４を経て三
叉管ジョイント１に進入した薬液が第２ジョイント端１
２から外に漏れるおそれがない。

【００１４】そのあと、図４および図５に示すように、
鋼針部３１の掛けアーム３１３を圧縮して、各掛けアー
ム３１３の末端の掛鉤部３１３ａと保護はめ筒３２の掛
孔３２５とを離す。このとき該バネ３２８は弾性的に復
帰して、鋼針部３１を下向きに自動的に突き押し、保護
はめ筒３２の上置き孔３２３、下置き孔３２６の中に滑
り落とす。同時に鋼針３１４を引き戻して、鋼針３１４
を軟針部２２の中から完全に退出させる。鋼針３１４が
完全にゴムはめ頭１２１から退出して図５および図６に
示すような状態になったときには、ゴムはめ頭１２１は
再度弾性的かつ自動的に、鋼針ベース３１２および鋼針
３１４がもともと刺し通されていた孔を密封し、また三
叉管ジョイント１の第２ジョイント端１２の出口を密封
して、鋼針部３１を完全に保護はめ筒３２の中に隠す。
これで、保護はめ筒３２を直接取り外し、同時に保護は
め筒３２の中に配置されている鋼針部の鋼針３１４を取
り外せば、鋼針３１４を保護はめ筒３２と同時に棄てる
ことができる。

【００１５】図６に示すように、鋼針部３１の鋼針３１
４が軟針部２２から完全に退出したあとは、三叉管ジョ
イント１の第３ジョイント端１３から進入した薬液が自
動的に第１ジョイント端１１から注射軟針２を経て患者
の体内に注入される。もしもそのあとに、患者にその他
の薬材を注射する必要があるときは、第２ジョイント１
２の末端のゴムはめ頭１２１から一般の注射筒を差し込
んで注射を行えばよい。

【００１６】本実施例の輸液管４は、点滴輸液節流管で
あってもよく、これで一組の点滴注射器を形成すること
ができる。当然、輸液管４の形式、種類については制限
をしない。 （第２実施例）図７に本考案の第２実施例を示す。この
第２実施例では、ただ一本の掛けアーム３１３をもつ。

【００１７】（第３実施例）図８に本考案の第３実施例
を示す。この第３実施例の保護はめ筒３２は加工して、
上はめ筒３２ａの各掛け孔３２５の一側の孔縁に向かっ
て傾斜する弾性圧板３２９を延伸させて設ける。使用者
が外側から各弾性圧板３２９を押したとき、各弾性圧板
３２９は各掛け孔３２５の中に掛け留めた鋼針部３１の
各掛けアームの掛鉤部３１３ａを圧迫して退出させ、鋼
針部３１と保護はめ筒３２との掛け留めを外す。これに
よって、鋼針部３１と保護はめ筒３２との間を突き支え
ているバネ３２８を弾性的に復帰させ、鋼針部３１を自
動的に保護はめ筒３２の中に弾入する。

【００１８】（第４実施例）図９に本考案の第４実施例
を示す。この第４実施例の保護はめ筒３２は加工して、
上はめ筒３２ａの各掛け孔３２５の相対した二つの孔縁
にそれぞれ傾斜したはね板３２９ａを枢接し、各はね板
３２９ａの底端に鉤部３２９ａ’を形成して保護はめ筒
３２の中に伸入させ、常時鋼針部３１Ａの底端ベース３
１１の底縁に掛けておく。なお、本実施例では、鋼針部
に掛けアームは設けない。各はね板３２９ａの頂段は、
保護はめ筒３２の外側に傾斜して突伸しており、外側か
ら各はね板３２９ａの頂段を押したとき、各はね板３２
９ａはすぐに対応して外向きに底端の鉤部３２９ａ’を
動かして、鋼針部３１Ａの底端のベース３１１の底縁と
離れる。これによって、鋼針部３１Ａと保護はめ筒３２
との間を突き支えているバネ３２８を弾性的に復帰さ
せ、鋼針部３１Ａを自動的に保護はめ筒３２の上置き孔
３２３、下置き孔３２６の中に弾入する。

【００１９】（第５実施例）図１０に本発明の第５実施
例を示す。この第５実施例の保護はめ筒３２は加工し
て、上はめ筒３２ａの各掛け孔３２５の相対する二つの
孔縁にそれぞれ傾斜した阻止板３２９ｂを枢接し、各阻
止板３２９ｂの頂端を保護はめ筒３２の中に伸入させ、
常時鋼針部３１Ａの底端ベース３１１の底縁に当止する
ように配置する。なお、本実施例では、鋼針部に掛けア
ームは設けない。各阻止板３２９ｂの底段は保護はめ筒
３２の外側に傾斜して突伸しており、外側から各阻止板
３２９ｂの底段を押したときは、各阻止板３２９ｂはす
ぐに対応して外側に向かって動き、鋼針部３１Ａの底端
ベース３１１の底縁から離れる。これによって、鋼針部
３１Ａと保護はめ筒との間を突き支えているバネ３２８
を弾性的に復帰させ、鋼針部３１Ａを自動的に保護はめ
筒３２の上置き孔３２３、下置き孔３２６の中に弾入す
る。

【００２０】上述の実施例の多用途安全自動輸液静脈カ
テーテルによると、鋼針装置３の鋼針部３１の底端は常
時弾性的に保護はめ筒３２の中に掛け込まれているの
で、使用するときはただ操作して鋼針部３１と保護はめ
筒３２との掛け留めを外しさえすれば、鋼針部３１を迅
速かつ自動的に弾入させて、保護はめ筒３２の中に落ち
込ませて収納することができ、医療廃棄物の処理に便利
で、使用上も十分に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の静脈カテーテルを示す図である。

【図２】本発明の第１実施例による多用途安全自動輸液
静脈カテーテルを示す分解斜視図である。

【図３】本発明の第１実施例による多用途安全自動輸液
静脈カテーテルの使用状態を示す断面図である。

【図４】本発明の第１実施例による鋼針部が保護はめ筒
から離れた瞬間の状態を示す図である。

【図５】本発明の第１実施例による鋼針部が完全に保護
はめ筒内に落ちた状態を示す図である。

【図６】本発明の第１実施例による鋼針装置が取り外さ
れた状態を示す図である。

【図７】本発明の第２実施例による多用途安全自動輸液
静脈カテーテルを示す断面図である。

【図８】本発明の第３実施例による多用途安全自動輸液
静脈カテーテルを示す断面図である。

【図９】本発明の第４実施例による多用途安全自動輸液
静脈カテーテルを示す断面図である。

【図１０】本発明の第５実施例による多用途安全自動輸
液静脈カテーテルを示す断面図である。

【符号の説明】

１ 三叉管ジョイント ２ 注射軟針 ３ 鋼針装置 ４ 輸液管 １０ 管本体 １１ 第１ジョイント端 １２ 第２ジョイント端 １３ 第３ジョイント端 ２１ 軟針ベース ２２ 軟針部 ３１ 鋼針部 ３１Ａ 鋼針部 ３２ 保護はめ筒 １２１ ゴムはめ頭 ２１１ はめ孔 ３１１ ベース ３１２ 鋼針ベース ３１２ａ ガイド孔 ３１４ 鋼針 ３２８ バネ

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年４月４日（２０００．４．４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【請求項２】 前記上はめ筒は、前記掛け孔の一側縁か
ら外側に向かって弾性圧板が傾斜しながら延伸してお
り、その弾性圧板は外側から押されたとき対応して押し
戻され、前記掛け孔の中の掛アームの掛鉤部に掛け込ま
れることを特徴とする請求項１記載の多用途安全自動輸
液静脈カテーテル。

【請求項３】 中空の管本体を含み、その管本体の上段
に中空の第１ジョイント端が設けられ、前記管本体の下
段に前記第１ジョイント端と同軸に向き合う第２ジョイ
ント端が設けられ、その第２ジョイント端の端末はゴム
はめ頭にはめ込まれ、前記第１ジョイント端と前記第２
ジョイント端との間に輸液管と連結する第３ジョイント
端が外側に向かって突伸するように設けられる三叉管ジ
ョイントと、 底端にはめ孔が形成されて前記第１ジョイント端にはめ
込まれる軟針ベースを含み、その軟針ベースの頂端に軟
針部が連設される注射軟針と、 底端にベースを有する鋼針部と、前記ベースを通常上段
の内部に掛け留めている保護はめ筒とを含み、前記鋼針
部と前記保護はめ筒との間はバネで弾性的に突き止めら
れて前記バネは通常前記鋼針部を下方に突き押してお
り、前記保護はめ筒の頂段は前記第２ジョイント端に密
着するようにはめられ、前記ベースの上側には薬液がス
ムーズに流れ出るようにガイドするガイド孔を有する鋼
針ベースが突伸しており、その鋼針ベースに中心軸に沿
って鋼針が設置され、その鋼針は前記保護はめ筒の頂端
から差し出されて前記注射軟針の中に中心軸に沿って差
し込まれ、前記鋼針部と前記保護はめ筒との掛け留めが
外されたとき、前記鋼針部は前記鋼針部と前記保護はめ
筒との間を突き支えていたバネの弾性の回復によって自
動的に前記保護はめ筒の中に落ちて挿入される鋼針装置
とを備え、 前記保護はめ筒は、掛け孔が形成され、その掛け孔の一
孔縁に相対する孔縁に向けてはね板が傾斜するように枢
接され、前記はね板の底端は掛け部を形成して前記保護
はめ筒の中に伸入しかつ通常前記ベースの底縁と掛け合
っており、前記はね板の頂段は傾斜して前記保護はめ筒
の外側に突伸し、前記はね板の頂段が外側から押された
とき前記はね板はすぐに対応し、外側に向かって前記掛
け部を動かして前記ベースの底縁から離し、さらに前記
鋼針部と前記保護はめ筒との間を突き支えていたバネを
弾性的に復帰させ、前記鋼針部を前記保護はめ筒に形成
される上、下置き孔に自動的に挿入することを特徴とす
る多用途安全自動輸液静脈カテーテル。

【請求項４】 中空の管本体を含み、その管本体の上段
に中空の第１ジョイント端が設けられ、前記管本体の下
段に前記第１ジョイント端と同軸に向き合う第２ジョイ
ント端が設けられ、その第２ジョイント端の端末はゴム
はめ頭にはめ込まれ、前記第１ジョイント端と前記第２
ジョイント端との間に輸液管と連結する第３ジョイント
端が外側に向かって突伸するように設けられる三叉管ジ
ョイントと、 底端にはめ孔が形成されて前記第１ジョイント端にはめ
込まれる軟針ベースを含み、その軟針ベースの頂端に軟
針部が連設される注射軟針と、 底端にベースを有する鋼針部と、前記ベースを通常上段
の内部に掛け留めている保護はめ筒とを含み、前記鋼針
部と前記保護はめ筒との間はバネで弾性的に突き止めら
れて前記バネは通常前記鋼針部を下方に突き押してお
り、前記保護はめ筒の頂段は前記第２ジョイント端に密
着するようにはめられ、前記ベースの上側には薬液がス
ムーズに流れ出るようにガイドするガイド孔を有する鋼
針ベースが突伸しており、その鋼針ベースに中心軸に沿
って鋼針が設置され、その鋼針は前記保護はめ筒の頂端
から差し出されて前記注射軟針の中に中心軸に沿って差
し込まれ、前記鋼針部と前記保護はめ筒との掛け留めが
外されたとき、前記鋼針部は前記鋼針部と前記保護はめ
筒との間を突き支えていたバネの弾性の回復によって自
動的に前記保護はめ筒の中に落ちて挿入される鋼針装置
とを備え、 前記保護はめ筒は、掛け孔が形成され、その掛孔の相対
した二つの孔縁に阻止板が傾斜するように枢接され、前
記阻止板の頂端は前記保護はめ筒の中に伸入しかつ通常
前記ベースの底縁を突くように配置され、前記阻止板の
底段は傾斜して前記保護はめ筒の外側に突伸し、前記阻
止板の底段が外側から押されたとき前記阻止板はすぐに
対応して外側に向かって作用し、前記ベースの底縁から
離れ、さらに前記鋼針部と前記保護はめ筒との間を突き
支えていたバネを弾性的に復帰させ、前記鋼針部を前記
保護はめ筒に形成される上、下はめ置き孔に自動的に挿
入することを特徴とする多用途安全自動輸液静脈カテー
テル。

【請求項５】 前記挟み留め筒部は、複数の弾性挟み顎
であって、その複数の弾性挟み顎は前記上はめ筒の頂端
面に前記上はめ筒の軸を中心軸としてリング状に配列し
て突伸し、かつ前記ゴムはめ頭に固く密着するようには
め込まれることを特徴とする請求項１記載の多用途安全
自動輸液静脈カテーテル。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中空の管本体を含み、その管本体の上段
   に中空の第１ジョイント端が設けられ、前記管本体の下
   段に前記第１ジョイント端と同軸に向き合う第２ジョイ
   ント端が設けられ、その第２ジョイント端の端末はゴム
   はめ頭にはめ込まれ、前記第１ジョイント端と前記第２
   ジョイント端との間に輸液管と連結する第３ジョイント
   端が外側に向かって突伸するように設けられる三叉管ジ
   ョイントと、 底端にはめ孔が形成されて前記第１ジョイント端にはめ
   込まれる軟針ベースを含み、その軟針ベースの頂端に軟
   針部が連設される注射軟針と、 底端にベースを有する鋼針部と、前記ベースを通常上段
   の内部に掛け留めている保護はめ筒とを含み、前記鋼針
   部と前記保護はめ筒との間はバネで弾性的に突き止めら
   れて前記バネは通常前記鋼針部を下方に突き押してお
   り、前記保護はめ筒の頂段は前記第２ジョイント端に密
   着するようにはめられ、前記ベースの上側には薬液がス
   ムーズに流れ出るようにガイドするガイド孔を有する鋼
   針ベースが突伸しており、その鋼針ベースに中心軸に沿
   って鋼針が設置され、その鋼針は前記保護はめ筒の頂端
   から差し出されて前記注射軟針の中に中心軸に沿って差
   し込まれ、前記鋼針部と前記保護はめ筒との掛け留めが
   外されたとき、前記鋼針部は前記鋼針部と前記保護はめ
   筒との間を突き支えていたバネの弾性の回復によって自
   動的に前記保護はめ筒の中に落ちて挿入される鋼針装置
   と、 を備えることを特徴とする多用途安全自動輸液静脈カテ
   ーテル。
2. 【請求項２】 前記鋼針部は、前記ベースの底端の外縁
   からさらに掛けアームが延伸しており、その掛けアーム
   の末端に掛鉤部が突設され、前記鋼針ベースは前記ベー
   スと同軸上に突出しており、前記ガイド孔は前記鋼針ベ
   ースを径方向に貫通するように形成され、前記鋼針は前
   記鋼針ベースの頂段から中にはめ込まれかつ中央通し孔
   を有し、その中央通し孔と前記ガイド孔とは互いに導通
   し、 前記保護はめ筒は、上はめ筒と下はめ筒とが互いにはめ
   掛け合って構成され、前記上はめ筒の頂端には中央に中
   心軸に沿って貫通孔が貫通しかつ前記ゴムはめ頭を固く
   挟み込む挟み留め筒部が突伸しており、前記上はめ筒の
   底端には前記ベースがスライドして配置される上置き孔
   が形成されかつ外縁から外側に向かって鉤部が突設さ
   れ、前記上はめ筒の筒壁には前記掛鉤部が掛け留められ
   る掛け孔が貫通しており、前記下はめ筒の頂端の中央に
   は前記鋼針部がスライドして配置される下置き孔が中心
   軸に沿って形成され、前記下はめ筒の頂段は掛け合せ管
   段を形成し、その掛け合せ管段の内縁壁には掛歯が突設
   されて前記鉤部と掛け合い、 前記バネは、通常前記上置き孔と前記ベースとの間を突
   き支えることを特徴とする請求項１記載の多用途安全自
   動輸液静脈カテーテル。
3. 【請求項３】 前記上はめ筒は、前記掛け孔の一側縁か
   ら外側に向かって弾性圧板が傾斜しながら延伸してお
   り、その弾性圧板は外側から押されたとき対応して押し
   戻され、前記掛け孔の中の掛アームの掛鉤部に掛け込ま
   れることを特徴とする請求項２記載の多用途安全自動輸
   液静脈カテーテル。
4. 【請求項４】 前記保護はめ筒は、掛け孔が形成され、
   その掛け孔の一孔縁に相対する孔縁に向けてはね板が傾
   斜するように枢接され、前記はね板の底端は掛け部を形
   成して前記保護はめ筒の中に伸入しかつ通常前記ベース
   の底縁と掛け合っており、前記はね板の頂段は傾斜して
   前記保護はめ筒の外側に突伸し、前記はね板の頂段が外
   側から押されたとき前記はね板はすぐに対応し、外側に
   向かって前記掛け部を動かして前記ベースの底縁から離
   し、さらに前記鋼針部と前記保護はめ筒との間を突き支
   えていたバネを弾性的に復帰させ、前記鋼針部を前記保
   護はめ筒に形成される上、下置き孔に自動的に挿入する
   ことを特徴とする請求項１記載の多用途安全自動輸液静
   脈カテーテル。
5. 【請求項５】 前記保護はめ筒は、掛け孔が形成され、
   その掛孔の相対した二つの孔縁に阻止板が傾斜するよう
   に枢接され、前記阻止板の頂端は前記保護はめ筒の中に
   伸入しかつ通常前記ベースの底縁を突くように配置さ
   れ、前記阻止板の底段は傾斜して前記保護はめ筒の外側
   に突伸し、前記阻止板の底段が外側から押されたとき前
   記阻止板はすぐに対応して外側に向かって作用し、前記
   ベースの底縁から離れ、さらに前記鋼針部と前記保護は
   め筒との間を突き支えていたバネを弾性的に復帰させ、
   前記鋼針部を前記保護はめ筒に形成される上、下はめ置
   き孔に自動的に挿入することを特徴とする請求項１記載
   の多用途安全自動輸液静脈カテーテル。
6. 【請求項６】 前記挟み留め筒部は、複数の弾性挟み顎
   であって、その複数の弾性挟み顎は前記上はめ筒の頂端
   面に前記上はめ筒の軸を中心軸としてリング状に配列し
   て突伸し、かつ前記ゴムはめ頭に固く密着するようには
   め込まれることを特徴とする請求項２記載の多用途安全
   自動輸液静脈カテーテル。