JP2000197317A - モータにおけるブラシ保持構造、ブラシ保持ハウジング及びモータ - Google Patents

モータにおけるブラシ保持構造、ブラシ保持ハウジング及びモータ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシの寿命をできるだけ長くしながらモー
タを偏平化する。 【解決手段】 断面形状が一対の平坦部13と左右円弧
部14からなるヨーク11に対し、先端側に固定したブ
ラシ40が整流子に当接する状態で弾性変位部39が両
平坦部13に対しほぼ平行に延びるとともに、その基端
が両平坦部13の間の外側に位置するように板バネ状部
材27を設ける。又、板バネ状部材27の基部38を両
平坦部13に対し直交する方向に延びるように形成し、
外部から給電側端子が接続される雌側端子部30を基部
38の内周側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータにおけるブ
ラシの保持構造、同ブラシ保持構造が設けられたブラシ
保持ハウジング、及び、同ブラシ保持ハウジングを備え
たモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の直流モータにおけるブラシ
の保持構造として、例えば、実開昭61−43768号
公報、実開平6−52370号公報に開示されるよう
に、基端を出力軸から離れた外周側に固定し、ブラシを
固定した先端側を整流子側に延出した板バネ状保持部材
を用いたブラシ保持構造が提案されている。
【0003】ブラシを板バネ状部材で保持するブラシ保
持構造は、例えば、実開平4−111263号公報にて
開示されるように、モータのケーシングに設けた案内部
によりブラシを回転軸に対し径方向に移動可能に保持す
るとともに、案内部の外側に設けたバネ部材でブラシを
整流子側に付勢するようにしたブラシ保持構造と異な
り、構造を簡素化することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブラシに起
因するモータの損失、即ち、ブラシ抵抗損及びブラシ摩
擦損を抑制するために、ブラシをその摩耗量に拘らず適
正な範囲内の付勢力で整流子に押圧する必要がある。即
ち、ブラシの摩耗に伴う板バネ状部材の変位に対する付
勢力の変化がなるべく小さくする必要がある。このため
には、ばね部材の変位部分の長さをできるだけ長くし
て、ブラシに当接する部分が、その変位量に対してブラ
シに与える付勢力の変化量が小さくなるようにする必要
がある。
【0005】しかしながら、実開昭61−43768号
公報、実開平6−52370号公報が開示するブラシの
保持構造では、板バネ状部材の変位部分の長さが十分に
大きく取られていない。従って、ブラシが摩耗するにつ
れて、ブラシを整流子に押圧する付勢力が比較的大きく
変化する。このため、ブラシによる損失が大きくならな
い範囲でブラシを使用できる摩耗量の変化分、即ち、ブ
ラシの使用可能時間、即ち、寿命が短くなっている。
【0006】又、別の問題として、上記のような板バネ
状支持部材を用いたブラシ保持構造では、モータをさら
に偏平化することができない。即ち、直流モータには、
出力軸を挟んで設けた一対の界磁極を磁気的に連結する
ヨークを平坦状にし、モータの断面形状を偏平化したも
のがある。このような断面形状の偏平化はトルクを低下
させることなくモータが占める空間部を小さくすること
ができる。しかしながら、板バネ状支持部材を用いたブ
ラシ保持構造では、弾性変位部の長さをできるだけ長く
する必要があることから、モータをさらに偏平化しよう
とするときの障害になっている。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、板バネ状部材でブラ
シを保持するとともに整流子に付勢するようにしたモー
タのブラシ保持構造において、ブラシの寿命をできるだ
け長くしながらモータを偏平化することができるように
することにある。
【0008】又、同ブラシ保持構造を備えたブラシ保持
ハウジング、及び、同ブラシ保持ハウジングを備えたモ
ータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ブラシを保持する板バネ
状部材を備え、該板バネ状部材の基部がモータの固定子
側に固定されるとともに、前記基部に一体で設けられた
弾性変位部が出力軸に垂直な平面内で延びるように形成
されて先端側に前記ブラシが固定され、前記弾性変位部
が前記基部を固定端として前記平面内で変位可能に前記
板バネ状部材が支持されているモータにおけるブラシ保
持構造において、前記モータのヨークは筒状に形成され
るとともに断面が一対の平坦部及び一対の円弧部とから
なる偏平形状であって、前記弾性変位部は、該ヨークの
両平坦部にほぼ平行に延びるように設けられるとともに
その基端が少なくとも前記平坦部の端部に相対する位置
から外側に配置されている。尚、「その基端が少なくと
も前記平坦部の端部に相対する位置から外側に配置され
ている」とは、弾性変位部の基端が、平坦部の端部に相
対する位置に配置されているか、あるいは、平坦部に相
対しない両平坦部間の外側に配置されていることを意味
する。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記弾性変位部は、その基端が前記両
平坦部に相対しない位置に配置されている。請求項3に
記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明にお
いて、前記基部は前記両平坦部に対しほぼ直交する方向
に延びるように設けられ、前記ブラシに電気的に接続さ
れるとともに該ブラシに給電するための給電側端子を外
部から接続可能な受電側端子が、該基部の内周側に、前
記整流子の外周側に配置されるように設けられている。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載のブラシ保持構造を備え、前
記板バネ状部材又は前記受電側端子が電気的に非導通の
状態で設けられた金属体にて形成されるとともに、前記
ヨークの開口部に該ヨークに電気的に導通する状態で固
定されている。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記出力軸の一方の端部を前記金属体
に当接させた状態で回転可能に支持するように軸支持部
が設けられている。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の発明において、前記ヨークの開口部に固
定されたときに、前記界磁磁石が所定の位置から前記開
口部側に移動しないように該界磁磁石に当接する位置決
め部が設けられている。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求
項6のいずれか一項に記載のブラシ保持ハウジングを備
えている。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、偏平形状であ
るヨークの断面の範囲内で、ブラシの摩耗量に対する付
勢力の変化に大きく関係する弾性変位部の長さができる
だけ確保されるとともに、弾性変位部の長さをできるだ
け確保したままでヨークの偏平化が可能となる。従っ
て、ブラシの摩耗量に対する付勢力の変化量が大きくな
らないままでモータ全体の偏平化が可能となる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、弾性変位部の基端が平坦
部に相対しない位置に配置されるので、弾性変位部の長
さが最大限確保されるとともに、弾性変位部の長さを最
大限確保したままでブラシ保持部のさらなる偏平化が可
能となる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、モータの偏
平化を妨げることなく、外部から給電側端子が接続され
る受電側端子が設けられる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、ヨークと
ブラシ保持ハウジングとにより形成されるケーシングに
よりモータの内部の磁気回路全体が電磁遮蔽される。請
求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の
作用に加えて、モータ全体を電磁遮蔽するケーシングに
出力軸が導通される。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
又は請求項5に記載の発明の作用に加えて、ブラシ保持
ハウジングをヨークの開口部に組み付けると、ブラシ保
持ハウジングに設けられた位置決め部により界磁磁石が
開口部側に移動しないように位置決めされる。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、モータを
形成するブラシ保持ハウジングが請求項4〜請求項6の
いずれか一項に記載の発明の作用をなす。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図6に従って説明する。図2はモータ1
0の中心軸における平断面である。図2に示すように、
モータ10は、ヨーク11と、ブラシ保持ハウジングと
しての蓋体12とを備えている。ヨーク11は、一方が
閉塞され他方に開口部11aが設けられた筒体に形成さ
れ、開口部11aが蓋体12によって閉塞されている。
【0021】図3は、図2のA−A線における断面図で
ある。図3に示すように、ヨーク11は、中心軸に垂直
な平断面における形状が、平行な一対の平坦部13と、
左右円弧部14とから形成されている。ヨーク11の内
部には、各円弧部14の内側面に密着するように形成さ
れた一対の界磁磁石15が収容されている。
【0022】図2に示すように、各界磁磁石15は、ヨ
ーク11の底壁11bとの間に介在された位置決め部1
6によって同底壁11bから所定距離だけ離れた所定の
固定位置に位置決めされている。ヨーク11と蓋体12
とによって支持された出力軸17には、電機子(電機子
鉄心及び巻線)18が固定されている。出力軸17に
は、電機子18よりも蓋体12側に整流子19が設けら
れている。
【0023】図1は、蓋体12を示す斜視図である。図
1に示すように、蓋体12は、ヨーク11の開口部11
aに合致する形状の金属体としての基板20を備えてい
る。基板20は金属板からなり、その外側面に合成樹脂
からなるコネクタ部21(図2に図示)が設けられ、内
側面に同じく絶縁部22が設けられている。基板20
は、例えば金属板からプレス打ち抜き加工で形成し、コ
ネクタ部21及び絶縁部22はアウトサート成形により
一体で形成する。
【0024】絶縁部22上には、例えばメタルからなる
軸支持部としての軸受23が設けられている。軸受23
は、図2に示すように、出力軸17の端部が基板20に
接触する状態で、即ち、出力軸17と基板20とを電気
的に導通させた状態で支持するように設けられている。
【0025】又、絶縁部22上には、軸受23の両側に
ブラシ保持体24が設けられている。ブラシ保持体24
は、図2に示すように、絶縁部22上に設けられた固定
用凸部25にかしめ固定されている。
【0026】図4はブラシ保持体24を示す。ブラシ保
持体24は、絶縁部22に固定される基板26と、基板
26に支持された板バネ状部材27とからなる。基板2
6は、図5に示すように、絶縁部22上に接する基部2
8、板バネ状部材27を支持する支持部29、及び、受
電側端子としての雌側端子部30とを備えている。基板
26は、ばね性のある金属板材から形成されている。
【0027】基部28には固定用突部25が嵌合する孔
31が設けられている。支持部29は、軸受23の中心
軸に平行に配置される平面部32を備えている。平面部
32の上側には、板バネ状部材27を平面部32の表側
に当接させた状態で押圧保持するための保持片33が設
けられている。保持片33は、支持部29に一体で形成
され、そのばね性で板バネ状部材27を平面部32の表
側に押圧するように形成されている。平面部32には、
板バネ状部材27を保持していないときに保持片33が
弾性変形した状態とならないように、その先端を逃がす
ための孔34が設けられている。
【0028】又、図5に示すように、平面部32には、
X軸方向における左側に、平面部32に当接した状態で
保持された板バネ状部材27をZ軸方向に位置決めする
とともに−X側への移動を規制するための上下一対の凸
部35が形成されている。同じく平面部32のX軸方向
における右側には、板バネ状部材27をZ軸方向に位置
決めするための上下一対の切り起こし部36が形成され
ている。さらに、平面部32には、一対の凸部35の間
に、両凸部35に当接してX軸方向で位置決めされた板
バネ状部材27が、+X側に移動しないように係止する
ための突状係止部37が設けられている。
【0029】雌側端子部30は、図2に示すように、コ
ネクタ部21及び絶縁部22を貫通して設けられた孔4
2を挿通して外部から差し込まれる平板状の給電用端子
Tを挟持可能に形成されている。
【0030】一方、板バネ状部材27は、図6に示すよ
うに、基板26の平面部32に固定される基部38、該
基部38の端部からY軸方向における+Y側に延びるよ
うに設けられた弾性変位部39、及び、弾性変位部39
の先端側に固定されたブラシ40からなる。板バネ状部
材27は、ばね性のある金属板材を曲げ加工して形成さ
れている。
【0031】基部38は、X軸方向に延びるとともに平
面部32に密着する平板状に形成されている。基部38
は、Z軸方向の幅が両凸部35間及び両切り起こし部3
6間にそれぞれ嵌合する形状に形成されるとともに、−
X方向への移動が両凸部35によって規制される形状に
形成されている。又、基部38には、凸状係止部37が
係合する係合孔41が設けられている。
【0032】弾性変位部39は、基端側が基部38の端
部からY軸方向における+Y側に延びるように形成さ
れ、先端側が基端側に対しX軸方向における−X側に向
かう状態で+Y側に延びるように形成されている。
【0033】図4に示すように、板バネ状部材27は、
支持部29に対し、基部26の平面部32に基部38が
当接する状態で、両凸部35及び両切り起こし部36に
よってZ軸方向に位置決めされるとともに、両凸部35
及び凸状係止部37によってX軸方向に位置決めされた
状態で支持されている。
【0034】図1に示すように、板バネ状部材27は、
ブラシ40が整流子19の外周面に当接した状態で、弾
性変位部39がヨーク11の平坦部13にほぼ平行に延
びるように設けられている。又、板バネ状部材27は、
弾性変位部39の基端が両平坦部13の間よりも外側に
配置されるように設けられている。
【0035】又、板バネ状部材27は、基部38が両平
坦部13にほぼ直交する方向に延びるように設けられ、
基部38の内周側に雌側端子部30が配置されている。
又、図1に示すように、蓋体12には、各ブラシ保持体
24毎に、軸受23の中心軸方向に延びる一対の支持部
43が絶縁部22に一体で設けられている。この両支持
部43は、基板26の支持部29に内側から当接して平
面部32の整流子19側への倒れを防止するように設け
られている。
【0036】又、蓋体12には、各ブラシ保持体24毎
に、軸受23の中心軸方向に延びる位置決め部44が絶
縁部22に一体で設けられている。位置決め部44は、
図2に示すように、位置決め部材16によってヨーク1
1の中心軸方向における所定の位置に位置決めされる各
界磁磁石15が開口部11a側に移動しないように各界
磁磁石15に当接するように設けられている。
【0037】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば、以下に記載の作用及び効果を得ることができる。 (a) ブラシ40を保持する板バネ状部材27の弾性
変位部39を、両平坦部13に対しほぼ平行に延びるよ
うに設けるとともに、その基端が両平坦部13間よりも
外側に位置するようにした。従って、偏平に形成された
ヨーク11の断面の範囲内で、ブラシ40の摩耗量に対
する付勢力の変化に大きく関係する弾性変位部39の長
さが最大限確保されるとともに、弾性変位部39の長さ
を最大限確保した状態でモータ11の偏平化が可能とな
る。その結果、ブラシ40の寿命をできるだけ長くしな
がらモータ10を偏平化することが可能になる。
【0038】(b) 板バネ状部材27の基部38を平
坦部13に対しほぼ直交する方向に延びるように設け、
雌側端子部30を基部38の内周側に設けた。従って、
モータ10の偏平化を妨げることなく雌側端子30が設
けることができ、モータ10への給電線の接続を容易に
行うことができる。
【0039】(c) ブラシ保持構造を備えた蓋体12
の基板20を金属板とし、ヨーク11の開口部11aに
組み付けた状態でヨーク11に電気的に導通するように
した。従って、ヨーク11と蓋体12とにより形成され
るケーシングによりモータ10の内部の磁気回路全体が
電磁遮蔽されるので、モータ10からの電磁ノイズの漏
洩を少なくすることができる。
【0040】(d) モータ10を電磁遮蔽するケーシ
ング(ヨーク11、蓋体12)に出力軸17を導通させ
たので、出力軸17から電磁ノイズが漏れ難いようにす
ることができる。
【0041】(e) 蓋体12をヨーク11に組み付け
ると、蓋体12に設けた位置決め部44が界磁磁石15
を所定の固定位置に位置決めするようにしたので、ヨー
ク11に対する界磁磁石15の組み付け固定を容易に行
うことができる。
【0042】尚、実施の形態は上記実施の形態に限らず
以下に記載の各別例のように変更してもよい。 ・ 弾性変位部39の基端が、ヨーク11の平坦部13
の端部に相対する位置に配置されるように、板状ばね部
材27を設けてもよい。この場合であっても、には、ブ
ラシ40の寿命をできるだけ長くしながらモータ10を
偏平化することができる。
【0043】・ 各ブラシ保持体24に雌側端子部30
を設ける代りに、蓋体12から外部に突出する半田付け
用端子を設けてもよい。この場合、板バネ状部材27の
基部38は、両平坦部13に直交する方向でなく、例え
ば、弾性変位部39の基端から整流子19側に向かうよ
うに設けられてもよい。
【0044】・ ヨーク11を両側が開口する筒体と
し、両側に蓋体を固定する構成であってもよい。この場
合、ブラシ保持構造を、出力軸17が外部に延出される
側の蓋体に設けてもよい。
【0045】・ ブラシ保持体24を、基板26と板バ
ネ状部材27とが一体化されたものとしてもよい。 ・ 板バネ状部材27を、基板26に代えて絶縁部22
に一体で設けた構造部で支持するようにしてもよい。
【0046】又、受電側端子を絶縁部22に一体で設け
た構造部に支持し、配線パターン等で板バネ状部材27
と導通させてもよい。 ・ 軸支持部の軸受は、メタル軸受23に限らず、ころ
がり軸受(ベアリング)であってもよい。
【0047】・ 蓋体12を形成する金属体は、プレス
打ち抜き加工された金属板に限らず、例えば、鋳造、鍛
造等により形成されたものであってもよい。 ・ ケーシングを構成する蓋体12をブラシ保持ハウジ
ングとする代りに、ヨークと、ブラシ保持構造が設けら
れていない蓋体とでケーシングを構成し、蓋体と別に設
けられケーシングに収容されるようにしたブラシ保持体
におけるブラシ保持構造に実施してもよい。尚、この場
合、電磁遮蔽が不要なので、金属体でなく合成樹脂によ
り形成することができる。
【0048】・ ヨークにてケーシングが構成されるモ
ータに限らず、ヨークとは別に設けられたケーシングを
備えたモータであってもよい。 以下、前述した実施の形態及び各別例から把握される、
特許請求の範囲に記載した発明以外の技術的思想をその
効果とともに記載する。
【0049】(1) 請求項5に記載のブラシ保持ハウ
ジングを備え、前記位置決め部によって前記界磁磁石が
前記開口部側へ移動しないように規制したモータ。この
ような構成によれば、ヨークに対する界磁磁石の組み付
け固定を容易に行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
7に記載の発明によれば、ブラシの寿命をできるだけ長
くしながらモータを偏平化することができる。
【0051】請求項2〜請求項7に記載の発明によれ
ば、ブラシの寿命をより一層長くしながらモータを偏平
化することができる請求項3〜請求項7に記載の発明に
よれば、外部から給電側端子を接続することができ、モ
ータへの給電線の接続を容易に行うことができる。
【0052】請求項4〜請求項7に記載の発明によれ
ば、モータ全体を電磁遮蔽することができ、電磁ノイズ
の漏洩を少なくすることができる。請求項5〜請求項7
に記載の発明によれば、モータ全体を電磁遮蔽するケー
シングに導通して、出力軸から電磁ノイズが漏れ難いよ
うにすることができる。
【0053】請求項6及び請求項7に記載の発明によれ
ば、ヨークにブラシ保持体を組み付けることで界磁磁石
が位置決めされるので、組み付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ブラシ保持構造を備えた蓋体を示す斜視図。
【図2】 モータを示す模式平断面図。
【図3】 図2におけるA−A線断面図。
【図4】 ブラシ保持体を示す斜視図。
【図5】 基板を示す斜視図。
【図6】 板バネ状部材を示す斜視図。
【符号の説明】
10…モータ、11…ヨーク、11a…開口部、12…
ブラシ保持ハウジングとしての蓋体、13…平坦部、1
4…円弧部、15…界磁磁石、17…出力軸、19…整
流子、20…金属体としての基板、23…軸支持部とし
ての軸受、27…板状バネ部材、30…受電側端子とし
ての雌側端子部、38…基部、39…弾性変位部、40
…ブラシ、45…位置決め部、T…給電側端子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシを保持する板バネ状部材を備え、
    該板バネ状部材の基部がモータの固定子側に固定される
    とともに、前記基部に一体で設けられた弾性変位部が出
    力軸に垂直な平面内で延びるように形成されて先端側に
    前記ブラシが固定され、前記弾性変位部が前記基部を固
    定端として前記平面内で変位可能に前記板バネ状部材が
    支持されているモータにおけるブラシ保持構造におい
    て、 前記モータのヨークは筒状に形成されるとともに断面が
    一対の平坦部及び一対の円弧部とからなる偏平形状であ
    って、前記弾性変位部は、該ヨークの両平坦部にほぼ平
    行に延びるように設けられるとともにその基端が少なく
    とも前記平坦部の端部に相対する位置から外側に配置さ
    れているモータにおけるブラシ保持構造。
  2. 【請求項2】 前記弾性変位部は、その基端が前記両平
    坦部に相対しない位置に配置されている請求項1に記載
    のモータにおけるブラシ保持構造。
  3. 【請求項3】 前記基部は前記両平坦部に対しほぼ直交
    する方向に延びるように設けられ、前記ブラシに電気的
    に接続されるとともに該ブラシに給電するための給電側
    端子を外部から接続可能な受電側端子が、該基部の内周
    側に、前記整流子の外周側に配置されるように設けられ
    ている請求項1又は請求項2に記載のモータにおけるブ
    ラシ保持構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載のブラシ保持構造を備え、前記板バネ状部材又は前記
    受電側端子が電気的に非導通の状態で設けられた金属体
    にて形成されるとともに、前記ヨークの開口部に該ヨー
    クに電気的に導通する状態で固定されるブラシ保持ハウ
    ジング。
  5. 【請求項5】 前記出力軸の一方の端部を前記金属体に
    当接させた状態で回転可能に支持するように軸支持部が
    設けられている請求項4に記載のブラシ保持ハウジン
    グ。
  6. 【請求項6】 前記ヨークの開口部に固定されたとき
    に、前記界磁磁石が所定の位置から前記開口部側に移動
    しないように該界磁磁石に当接する位置決め部が設けら
    れている請求項4又は請求項5に記載のブラシ保持ハウ
    ジング。
  7. 【請求項7】 請求項4〜請求項6のいずれか一項に記
    載のブラシ保持ハウジングを備えたモータ。
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