JP2000197041A - 画像処理装置及びその方法、コンピュ―タ可読メモリ - Google Patents

画像処理装置及びその方法、コンピュ―タ可読メモリ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復号化処理の中断やそれに伴う復号化画像の
乱れやフリーズを回避することができる画像処理装置及
びその方法、コンピュータ可読メモリを提供する。 【解決手段】 復号器制御部112は、符号化画像デー
タの復号が復号器の処理能力を越えているか否かを判定
する。判定結果に基づいて、符号化画像データのサブ・
サンプリングをサブ・サンプリング部113で行う。復
号された画像データあるいはサブ・サンプリング部11
3でサブ・サンプリングされた画像データを出力バッフ
ァ111に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された符号化
画像データを処理する画像処理装置及びその方法、コン
ピュータ可読メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号の符号化技術や符号化デ
ータを通信したり蓄積したりする技術、また、符号化デ
ータを安価なコストで復号化処理するための半導体技
術、復号化した画像を表示する技術等、いわゆる画像情
報を扱うインフラ技術が発達してきた。
【0003】これにより、動画像のような大量の情報を
有する画像も遠隔地に転送し、お互いの情報を交換する
ことが可能になってきた。動画像の符号化では、フレー
ム間の画像信号の相関性を利用して情報を大幅に削減す
ることが可能で、その代表的な技術として以下に述べる
ものがある。
【0004】即ち、ブロックごとに参照すべき画像の相
対位置を表わす動きベクトルと称する情報を用い、その
動きベクトルに基づいて得られる画素情報を予測値とす
る。その予測値と実際の画素値との差分値をDCT等の
直行変換で変換し、人間の目の資格特性に基づいて、変
換した差分値を削減するといった方法を用いている。こ
の技術は、いわゆる動き補償予測符号化と言われている
ものである。
【0005】さて、上述のような動画像の符号化、転
送、復号化、表示といったことがあたりまえの時代にな
ってくると、いろいろなレベルの画像表示端末が現われ
てくると予想される。ここで言うレベルとは、画像の処
理能力や表示能力のことをさす。
【0006】これに対応する技術として、階層符号化と
いうものがある。これは、オリジナルの画像を、例え
ば、縦横それぞれ2分の1に間引き、それを低解像度レ
イヤとして符号化し、その低解像度レイヤを復号化して
補間した画像とオリジナルの画像との差分情報を高解像
度レイヤとして符号化するものである。
【0007】処理能力や表示能力の高い画像表示端末で
は、低解像度レイヤと高解像度レイヤの両方の符号化デ
ータを復号化処理し、オリジナルに近い(画像情報を大
幅に減らすため、符号化時に多少の劣化を許容してい
る)画像を表示する。
【0008】一方、処理能力や表示能力の低い画像表示
端末では、低解像度レイヤのみを復号化処理することに
より、少ない処理量で解像度の低い画像を表示する。
【0009】ところで、最近は画像の分野でもオブジェ
クト符号化と言われる技術が実用されてきた。これは、
1つの画像を、背景となる画像や該背景の前に存在する
いくつかの物体(オブジェクト)とに区別し、それぞれ
に対し、独立に符号化処理を行なうものである。
【0010】このような符号化を行なうと、以下のよう
な利点がある。
【0011】背景が静止していて、背景とは独立したオ
ブジェクトの一部のみが動いている場合、背景や動いて
いないオブジェクトは再符号化する必要がなく、動いて
いるオブジェクトのみ再符号化すればよい。よって、再
符号化で発生する符号量、すなわち次のフレームで発生
する符号量は大変少なくて済み、低い転送レートで、品
質のよい画像を転送できる。
【0012】また、オブジェクト画像にはCG(コンピ
ュータ・グラフィクス)も取り扱うことが可能となって
おり、符号化器は符号化すべきCGのメッシュ(位置と
形状変化)情報を符号化するだけでよく、伝送符号量の
スリム化に貢献している。
【0013】一方、復号化器側はCGに関するメッシュ
情報から演算により画像を組み立てて画面にはめ込んだ
り、CGがフェイス・アニメーションであれば、受信し
た目鼻等の部品情報とその変形情報にしたがって復号化
器側固有の目鼻等のキャラクタに対して、変形情報に基
づく演算を施して画面にはめ込むことにより、アニメー
ションを構成するようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像表示端末で
は、符号化画像データを復号化する際、どの階層まで復
号化処理をするかが予め決まっている。そのため、表示
対象の階層の選択や変更が不可能であり、画像表示端末
が有する処理能力に合わせて、最高性能を活用するよう
にはなっていない。したがって、時間と共に変化する符
号化画像データに対して、復号化器の性能に合った最適
な復号ができなかった。
【0015】また、CGの符号化/復号化処理は、一般
的にハードウェアではなくソフトウェア処理に適してい
ると言われており、実際にソフトウェアにて処理する例
が多い。したがって、一画面内に存在するオブジェクト
の数が増加した場合は、主として復号化器のハードウェ
ア的負荷が急増するが、オブジェクトがフェイス・アニ
メーション等を構成するCGである場合は、ソフトウェ
ア的負荷(演算量、演算時間)が増大する。
【0016】CGで生成される顔画像の符号化は、ビジ
ュアル規格ではFace Objectとして定義されている。M
PEG4では、FDP(Face Definition Parameter)が
顔画像の形状とテクスチャを定義するものとして規定さ
れ、FAP(Face AnimationParameter)が顔、眉、瞼、
目、鼻、唇、歯、舌、頬、顎などの動きを表現するもの
として規定されている。フェイス・アニメーションで
は、FDP,FAPを演算処理し、組み合わせることに
よりアニメーションを構成するため、通常の自然画像の
符号化画像データの復号よりも復号化器の負荷が大きい
ので、復号化器の性能により、復号不能等の支障を来す
可能性があり、画像品質にもオブジェクトのフリーズや
欠落等を引き起こすという問題点があった。
【0017】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、復号化処理の中断やそれに伴って出力する復
号化画像の乱れやフリーズを回避することができる画像
処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリを提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、入力された符号化画像データを処理する画像処理
装置であって、前記入力された符号化画像データを復号
する復号手段と、前記符号化画像データの復号が前記復
号手段の処理能力を越えているか否かを判定する判定手
段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記符号化
画像データの画面内処理をを行う画面内処理手段とを備
える。
【0019】また、好ましくは、前記画面内処理手段
は、前記符号化画像データのサブ・サンプリングを行う
サブ・サンプリング手段である。また、好ましくは、前
記判定手段は、前記格納手段の空き容量と、前記符号化
画像データのデータ量に基づいて、該符号化画像データ
の復号が前記復号手段の処理能力を越えているか否かを
判定する。
【0020】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
符号化画像データのデータ・レートに基づいて、該符号
化画像データの復号が前記復号手段の処理能力を越えて
いるか否かを判定する。
【0021】また、好ましくは、前記符号化画像データ
は、少なくともヘッダ情報、符号化画像情報を含み、前
記判定手段は、前記符号化画像データのヘッダ情報に基
づいて、該符号化画像データの復号が前記復号手段の処
理能力を越えているか否かを判定する。
【0022】また、好ましくは、前記符号化画像データ
が複数レイヤから構成される符号化画像データであり、
前記判定手段の判定の結果、前記符号化画像データの復
号が前記復号手段の処理能力を越えている場合、前記復
号手段は、該符号化画像データ中の基本レイヤ画像のみ
復号する。
【0023】また、好ましくは、前記判定手段の判定の
結果、前記復号手段が処理能力超過状態から処理能力範
囲内に復帰したと判定した場合、所定遅延時間を設け
て、該復号手段は通常の復号を実行する。
【0024】また、好ましくは、前記復号手段で復号さ
れた各レイヤの画像の内、所望のレイヤの画像の出力を
指示する指示手段を更に備える。
【0025】上記の目的を達成するための本発明による
画像処理方法は以下の構成を備える。即ち、入力された
符号化画像データを処理する画像処理方法であって、前
記入力された符号化画像データを復号する復号工程と、
前記符号化画像データの復号が前記復号工程の処理能力
を越えているか否かを判定する判定工程と、前記判定工
程の判定結果に基づいて、前記符号化画像データの画面
内処理を行う画面内処理工程とを備える。
【0026】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
入力された符号化画像データを処理する画像処理のプロ
グラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであ
って、前記入力された符号化画像データを復号する復号
工程のプログラムコードと、前記符号化画像データの復
号が前記復号工程の処理能力を越えているか否かを判定
する判定工程のプログラムコードと、前記判定工程の判
定結果に基づいて、前記符号化画像データの画面内処理
を行う画面内処理工程のプログラムコードとを備える。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。 [実施形態1]図1は本発明の実施形態1の復号化器の
基本構成を示す図である。
【0028】図1において、101は可変長符号復号化
器であり、入力された符号化画像情報を可変長符号復号
化を行う。102は逆量子化器であり、可変長符号復号
化器101から出力された復号データに逆量子化を行
う。103は逆DCT部であり、逆量子化器102から
出力された逆量子化データに逆DCTを行う。104、
109、110はセレクタであり、復号化制御部112
の制御に基づいて、入力されたデータを切り替える。1
05は平均値演算部であり、メモリ1(107)に格納
されたデータとメモリ2(108)に格納されたデータ
の平均値を演算する。106は加算器であり、逆DCT
部103から出力された逆DCTデータとセレクタ10
4から出力されるデータとを加算する。107、108
はメモリ(復号済みデータ・バッファ)であり、セレク
タ109から出力されたデータを格納する。111は出
力バッファであり、サブ・サンプリング部113から出
力されたサブ・サンプリングデータを格納する。112
は復号化器制御部であり、サブ・サンプリング部11
3、セレクタ104、109、110を制御する。11
3はサブ・サンプリング部であり、出力バッファ111
に格納された復号済み画像データにサブ・サンプリング
を行う。
【0029】次に、図1に示した復号化器を含む復号化
システムについて、図2を用いて説明する。
【0030】図2は本発明の実施形態1の復号化システ
ムの基本構成を示す図である。
【0031】図2において、201は符号化画像情報を
含むビット・ストリームのヘッダ情報を解釈して、各フ
レーム(画面)を階層(オブジェクト)毎に分離する階
層分離部である。202はヘッダ・デコーダであり、階
層分離部201で分離されたヘッダ情報をデコード、解
釈して、図1で示した復号化器からなる復号化器群20
3へ制御情報として渡す。203は復号化器群であり、
階層分離部201でオブジェクト単位に分離された符号
化画像情報を復号する。
【0032】205はCG構築部であり、CG符号化情
報を受けて、フェイス・アニメーション等のCG画像を
再構成する。尚、CG構築部205は、ソフトウェア処
理によるテクスチャ・マッピングまたはポリゴンにてC
G画像を構成する機能を持つ。204はオブジェクト合
成部であり、復号された各オブジェクトを合成して一枚
の画面(フレーム)を構成する。
【0033】次に、復号化システムと対をなす符号化シ
ステムについて、図3を用いて説明する。
【0034】図3は本発明の実施形態1の符号化システ
ムの基本構成を示す図である。
【0035】図3において、301はVOP定義部であ
り、ディジタル画像を一画面(フレームまたはフィール
ド)単位で、複数のオブジェクト(VOP:Video Obje
ct Plane)分割(切り出し)を行う。302はVOP定
義部301で分割された各オブジェクトを各々独立に符
号化する符号化器群である。
【0036】303は符号化器群302で符号化された
各オブジェクトを一つのビット・ストリームにまとめる
マルチプレクサである。304はCG画像のメッシュ情
報(位置、形状)を符号化するCG符号化器である。
【0037】次に、図1に示した復号化器と従来の復号
化器の違いを比較するために、従来の復号化器につい
て、図4を用いて説明する。
【0038】図4は従来の復号化器の基本構成を示す図
である。
【0039】尚、図4において、図1に示した構成要素
と同じ構成要素については、同一参照番号を付与し、そ
の詳細については省略する。
【0040】図4に示すように、従来の復号化器では、
復号化制御部112、サブ・サンプリング部113を有
していない。
【0041】上述した図2の復号化システムにおいて、
復号化器群203を構成する各復号化器(オブジェクト
単位)は、CG構築部205を除いて図1に示した復号
化器で構成されており、同一仕様である。CG構築部2
05は、基本的にCG画像を生成するためのソフトウェ
アと画像を構成する部品にあたるテクスチャ画像のライ
ブラリで構成されている。
【0042】次に、実施形態1の復号化システムの動作
について、図1、図2を用いて説明する。
【0043】図2において、入力されたビット・ストリ
ームは、階層分離部201にて、符号化画像情報とヘッ
ダ情報とCG符号化情報とに分離され、符号化画像情報
は復号化器群203へ、ヘッダ情報はヘッダ復号化器2
02へ、CG符号化画像情報はCG構築部205へと入
力され、それぞれ復号化処理される。ヘッダ復号化器2
02にて復号されたヘッダ情報は、復号化器群203の
各種機能の制御情報として、復号化器群203へ入力さ
れる。また、CG構築部205にCG符号化情報が入力
されると、CG構築部205では、入力されたCG符号
化情報にしたがってテクスチャの形状が演算処理され、
メッシュ等に配置されることによるCG画像(フェイス
・アニメーション等)が構成される。
【0044】以下、復号化器群203それぞれで実行さ
れる処理について、図1を参照して説明する。
【0045】復号化器群203では、符号化画像情報
は、可変長符号復号化器101へ入力され、制御情報
(ヘッダ情報)は、復号化器制御部112へ入力され
る。復号化器制御部112は、制御情報(ヘッダ情報)
と出力バッファ111の空きエリア情報から、復号化器
の各種機能を制御するための制御信号を生成して、それ
ぞれセレクタ104、109、110の制御と、サブ・
サンプリング部113で実施されるサブ・サンプリング
方法の制御を行う。
【0046】符号化画像情報は、可変長符号復号化器1
01で可変長符号が復号され、逆量子化部102にて逆
量子化処理、逆DCT部103にて逆DCT処理され
る。この時、復号化器制御部112に入力されたヘッダ
情報が現在復号中の画像データの復号モードを“イント
ラ”と指示した場合、復号化器制御部112は、セレク
タ104をIVに、セレクタ109は現状維持、セレクタ
110は(b)または(c)に設定する。この場合、逆
DCT処理された画像データは、セレクタ104がIV
(数値としては、ゼロ)となっているので、メモリ1
(107)またはメモリ2(108)にそのまま記憶さ
れる。
【0047】また、ヘッダ情報が現在復号中の画像デー
タの復号モードを“インタ−(前方予測)”と指示した
場合、復号化器制御部112は、セレクタ104をIま
たはIIIに、セレクタ109をまたは(セレクタ1
04がIの時は、IIの時は)に、セレクタ110を
(b)または(c)(セレクタ109がの時は
(b)、の時は(c))に設定する。そして、加算器
106にて、メモリ1(107)またはメモリ2(10
8)に格納されている復号済みの参照画像データを動き
ベクトルにしたがって読みだし、逆DCT処理された画
像データと加算することにより画像データの復号を完了
する。
【0048】復号を完了した画像データは、復号に用い
た参照画像データがメモリ1(107)から読み出した
もの(セレクタ104の位置:I)であれば、メモリ2
(108)(セレクタ109の位置:)へ格納され
る。一方、復号に用いた参照画像データがメモリ2(1
08)から読み出したものであれば、メモリ1(セレク
タ109の位置:)へ格納される。同時に、セレクタ
110(接点(c)または接点(b))を経て、サブ・
サンプリング部113、出力バッファ111へ出力され
る。
【0049】また、ヘッダ情報が現在復号中の画像デー
タの復号モードを“インタ−(双方向予測)”と指示し
た場合、復号化器制御部112は、セレクタ104をII
に、セレクタ110を(a)に、セレクタ109は現状
維持に設定する。そして、メモリ1(107)およびメ
モリ2(108)に格納されている復号済みの参照画像
データを動きベクトルにしたがって読みだし、平均値演
算部105にてそれらの平均値を求める。次に、セレク
タ104の(接点II)から出力し、加算器106にて、
逆DCT処理された画像データと加算することにより画
像データの復号を完了し、セレクタ110の(接点
(a))からサブ・サンプリング部113、出力バッフ
ァ111へ出力される。尚、双方向予測により復号され
た画像データは、その他の復号処理に使用されることは
ないので、この場合、メモリ1(107)、メモリ2
(108)に格納しない。
【0050】以上のような一連の動作により、復号され
た画像データは出力バッファ111へ格納され、CRT
等の表示装置に適合したレートで読み出されるように構
成さる。
【0051】復号された画像データのデータ量は、時間
的に変動するのが一般的であり、出力バッファ111の
空き容量も復号された画像データのデータ量によって瞬
時値が変動する。復号化器制御部112は、この出力バ
ッファ111の空き容量を常に監視し、オーバーフロー
の可能性があると判定した場合、サブ・サンプリング部
113に指示を出し、任意の方法にて復号済み画像デー
タのサブ・サンプリングを実行し、出力バッファ111
のオーバーフローを回避する。
【0052】また、復号化器制御部112は、被復号画
像データのヘッダ情報も同時に監視しており、符号化画
像情報の数が急増するよう場合は、出力バッファ111
に格納される画像データが急増すると判定して、同様に
任意の方法にて復号済み画像データのサブ・サンプリン
グを実施する。
【0053】ここで、サブ・サンプリングについて、図
5、図6を用いて説明する。
【0054】図5、図6は本発明の実施形態1の画像デ
ータのサブ・サンプリングの一例を説明するための図で
ある。
【0055】図5、図6は、特に、サブ・サンプリング
と呼ばれる間引き処理の一例であり、図5が間引き前、
図6が一ライン置きに位相を逆転させながら、一画素置
きに画素を間引くことにより、水平画素数を1/2(水
平解像度を1/2)にする方法として広く知られてい
る。
【0056】尚、サブ・サンプリング部113の後段に
ポストフィルタ(妨害除去フィルタ)を併設して、サブ
・サンプリングが実施されることによる空間周波数的な
妨害成分を除去するように構成されている。従って、出
力バッファ111のオーバーフローに対するサブ・サン
プリングによる復号済み画像データの間引き処理は、オ
ブジェクト単位で設けられた図2の復号化器群203そ
れぞれに行われる。また、サブ・サンプリングは、オブ
ジェクト単位で実施され、復号化器制御部112は、出
力バッファ111のオーバーフロー要因が解消したと判
定した時点から、ある一定時間の遅延をもってサブ・サ
ンプリングを解除するようにプログラミングされてい
る。
【0057】次に、実施形態1で実行される処理の内、
特に、復号化器で実行される処理の処理フローについ
て、図7を用いて説明する。
【0058】図7は本発明の実施形態1の復号化器で実
行される処理を示すフローチャートである。
【0059】まず、ステップS101で、ビット・スト
リームを入力する。ステップS102で、入力されたビ
ット・ストリームをヘッダ情報、符号化画像情報、CG
符号化情報に分離し、得られたヘッダ情報に基づいて、
符号化画像情報を指定された復号モードで復号化する。
ステップS103で、復号済み画像データを格納する出
力バッファがオーバーフローの可能性があるか否かを判
定する。オーバーフローの可能性がある場合(ステップ
S103でYES)、ステップS104に進み、復号済
み画像データをサブ・サンプリングする。一方、オーバ
ー・フローの可能性がない場合(ステップS103でN
O)、処理を終了する。
【0060】以上説明したように、実施形態1によれ
ば、入力されたビット・ストリームの復号化処理におい
て、出力バッファ111がオーバーフローを起こすよう
な場合、瞬時に復号済み画像データのサブ・サンプリン
グを実施して、出力バッファ111に格納される復号さ
れた画像データのデータ量を削減することにより、復号
化画像の空間解像度を犠牲にする代わりに、復号化処理
の中断やそれに伴う復号化画像の乱れを回避することが
できる。 [実施形態2]実施形態2では、ビット・ストリームが
スケーラビリティを採用している場合における復号化処
理について説明する。
【0061】図8は本発明の実施形態2の復号化器の基
本構成を示す図である。
【0062】図8において、701は復号化部であり、
少なくとも図4に示した構成を有する。702は制御部
であり、復号化器の各種構成要素を制御する。703、
708はセレクタであり、入力されたデータを切り替え
る。704は空間スケーラビリティ上位レイヤ生成部で
あり、空間スケーラビリティにおける上位レイヤ画像を
生成する。705は時間スケーラビリティ上位レイヤ生
成部であり、時間スケーラビリティにおける上位レイヤ
画像を生成する。706は基本レイヤ生成部であり、空
間または時間スケーラビリティにおける基本レイヤ画像
を生成する。707は解像度セレクタであり、入力され
たデータを切り替える。709は選択信号であり、ユー
ザからの入力信号である。
【0063】尚、実施形態2の復号化システムは、図2
の復号化器群203の各復号化器に、図8で説明した復
号化器を採用した同一仕様である。する。そして、各復
号化器とCG構築部205の機能は、演算装置(ハード
ウェア)と、図8の全機能を満足するソフトウェア(プ
ログラム)の組み合わせにより実現されるものである。
【0064】次に、空間スケーラビリティの概念につい
て、図9を用いて説明する。
【0065】図9は本発明の実施形態2の空間スケーラ
ビリティの概念を説明するための図である。
【0066】図9において、時間は左から右へ進むもの
とする。
【0067】一番下のレイヤは、最低空間解像度の基本
レイヤ(BaseLayer)であり、オリジナル画像に対し
て、画素数(空間解像度)は低下しているが、単独で復
号化し、画像を形成することが可能である。符号化は、
基本レイヤのフレーム(フィールド)間予測を用いる。
【0068】真ん中のレイヤは、基本レイヤを後述の上
位レイヤ(Enhancement Layer)と同一サイズにアップ
・サンプリングした拡張基本レイヤである。
【0069】一番上のレイヤは、上位レイヤ(Enhancem
ent Layer)であり、オリジナル画像とアップ・サンプ
リングした拡張基本レイヤ画像との差分、即ち、高解像
度成分と、上位レイヤにおけるフレーム(フィールド)
間予測を用いて符号化される。尚、上位レイヤ単独での
復号化(画像形成)は不可能である。
【0070】次に、時間スケーラビリティの概念につい
て、図10を用いて説明する。
【0071】図10は本発明の実施形態2の時間スケー
ラビリティの概念を説明するための図である。
【0072】図10において、時間は左から右へ進むも
のとする。
【0073】下のレイヤは、基本レイヤ(Base Layer)
であり、オリジナル画像に対してフレーム・レート(時
間解像度)が低下しているが、単独で復号化し、画像を
形成することが可能である。符号化は、基本レイヤのフ
レーム(フィールド)間予測を用いる。
【0074】上のレイヤは、上位レイヤ(Enhancement
Layer)であり、オリジナル画像と同じフレーム・レー
トを持ち、基本レイヤを用いた前方、後方予測と上位レ
イヤにおけるフレーム(フィールド)間予測を用いて符
号化される。上位レイヤ単独での復号化(画像形成)は
不可能である。
【0075】次に、実施形態2の復号化システムの動作
について、図2、図8を用いて説明する。
【0076】図2において、入力されたビット・ストリ
ームは、階層分離部201にて、符号化画像情報とヘッ
ダ情報とに分離され、符号化画像情報は復号化器群20
3へ、ヘッダ情報はヘッダ復号化器202へと入力さ
れ、それぞれ復号化処理される。ヘッダ復号化器202
にて復号されたヘッダ情報は、復号化器群203の各種
機能の制御情報として、復号化器群203へ入力され
る。
【0077】次に、復号化器群203それぞれで実行さ
れる処理について、図8を参照して説明する。
【0078】図8において、階層分離部201で分離さ
れた符号化画像情報は、復号化部701へ、また、ヘッ
ダ復号化器202で復号された制御情報(ヘッダ情報)
は、制御部702へ入力される。
【0079】制御部702では、入力された制御情報
(ヘッダ情報)が解釈され、符号化モード、スケーラビ
リティ関連情報等の復号化に必要な制御情報が、復号化
部701に入力される。制御部702は、制御情報(ヘ
ッダ情報)の解釈と共に復号化部701の各処理機能の
動作とメモリの監視機能も具備しており、復号化部70
1の動作状態も制御情報に加味される。
【0080】符号化画像情報は、制御部702からの制
御情報(ヘッダ情報)に従って、復号化部701にて可
変長符号の復号、逆量子化、逆DCTという一連の復号
化処理が施され、セレクタ703に送られる。
【0081】本復号化器に入力されたビット・ストリー
ムが、スケーラビリティを使用して符号化されたもので
ある場合、通常は使用されたスケーラビリティの情報が
ヘッダ情報として伝送される。そのため、制御部702
にて生成された制御情報が、復号化部701と、セレク
タ703、および解像度セレクタ707それぞれへ送ら
れ、空間、時間の各スケーラビリティ共に、上位レイ
ヤ、基本レイヤの両レイヤ画像が再構成される。
【0082】再構成された画像は、基本的に高解像度画
像がデフォルトで選択されるが、制御部702がビット
・ストリームのヘッダ情報を解釈した結果、復号化部7
01の処理能力では、ビット・ストリームを正常に処理
できないと判断した場合、またはCG構築部205に入
力されるCG符号化情報が、CG構築部205の処理能
力を越え、CG構築部205自身が判定、またはCG構
築部205にてCG符号化情報の処理中に新たなCG符
号化情報の処理のリクエストを受信した場合、制御部7
02、およびCG構築部205は、上記2つの場合を復
号化処理の破綻と判定して、選択信号709に因らず、
上位レイヤ(高解像度情報)画像を破棄し、基本レイヤ
画像のみ復号化してセレクタ708から出力する。
【0083】また、イントラ・フレームやイントラ・マ
クロ・ブロックの出現頻度の急増に起因するビット・ス
トリームの復号化処理の破綻(リアルタイム復号化不
能、または入出力バッファのオーバーフロー)を制御部
702が検出または予測した場合、選択信号709に因
らず、上位レイヤ(高解像度情報)画像を破棄し、基本
レイヤ画像のみ復号化処理してセレクタ708から出力
する。
【0084】また、CG符号化情報の急増によるソフト
ウェアによるCG構築処理の負荷の急増により、CG構
築部205の処理能力を超過し、CG構築部205自身
が制御部202に対して処理不能フラグを出した場合、
選択信号709に因らず、上位レイヤ(高解像度情報)
画像を破棄し、基本レイヤ画像のみ復号化処理してセレ
クタ708から出力する。
【0085】上位レイヤ画像を破棄したことによってで
きた復号化器群203の余力、即ち、演算装置の処理能
力をCG符号化情報の処理に当てることにより、CG画
像の構築を正常に完遂させる。尚、制御部702は、随
時入力されるヘッダ情報を解釈して、ビット・ストリー
ムが通常処理可能であると判定された時点から、Nフレ
ーム(またはフィールド)分の遅延時間を置いて、通常
動作に復帰するようにプログラムされている。
【0086】以上のように、スケーラビリティを使用し
ているビット・ストリームで、例えば、CG符号化情報
が多数入力され、復号化器群203の負荷が急増し、制
御部702が正常な復号化処理の継続が不可能と判定し
た場合、前述のように各オブジェクトの上位レイヤ画像
を破棄し、強制的に基本レイヤ(低解像度)画像を出力
する固定モードに設定する。これにより、CG符号化情
報以外の復号化演算の負荷を軽減し、余力をCG構築部
205に割り振ることにより、見掛け上、正常な復号化
動作(画像のフリーズやオブジェクトの欠落がない)を
維持することができる。
【0087】実施形態2では、外部からの選択信号70
9を受信して、セレクタ708を制御することもできる
ように構成してある。従って、選択信号709は、ユー
ザが外部から任意に入力可能である。選択信号709に
て選択可能な解像度は、ビット・ストリーム(符号化画
像情報)が空間スケーラビリティを使用しているなら
ば、空間的解像度の高低が選択可能であり、時間スケー
ラビリティを使用しているならば、時間的解像度(フレ
ーム・レート等)の高低が選択可能である。
【0088】次に、実施形態2で実行される処理の内、
特に、復号化器で実行される処理の処理フローについ
て、図11を用いて説明する。
【0089】図11は本発明の実施形態2の復号化器で
実行される処理を示すフローチャートである。
【0090】まず、ステップS201で、ビット・スト
リームを入力する。ステップS202で、入力されたビ
ット・ストリームより、上位レイヤ、基本レイヤの両レ
イヤ画像を再構成する。ステップS203で、復号化処
理の破綻の可能性があるか否かを判定する。破綻の可能
性がある場合(ステップS203でYES)、ステップ
S204に進み、基本レイヤ画像のみを復号化する。一
方、破綻の可能性がない場合(ステップS203でN
O)、ステップS205に進み、上位レイヤ、基本レイ
ヤの両レイヤ画像を復号化する。
【0091】以上説明したように、実施形態2によれ
ば、ビット・ストリームがスケーラビリティを採用して
いる場合、バッファのオーバーフローや復号化処理の破
綻(復号化処理が入力のレートに対して間に合わない)
等が予想される状態を検知して、瞬時に上位レイヤ画像
を破棄し、強制的に基本レイヤ画像専用の復号化処理に
切換えて、スケーラビリティの持つ時間的、空間的最高
解像度を犠牲にする代わりに、復号化処理の中断または
それに伴う復号化画像の乱れやフリーズ等を回避するこ
とができる。
【0092】また、サブ・サンプリング、または強制的
に基本レイヤ(低解像度)画像を実施する異常状態が解
消された時点から通常の復号化処理に復帰させるまで
に、一定の時間遅延を設けることにより、復号化された
画像データのデータ量の僅かな増減により通常状態と異
常状態が頻繁に繰り返されるのを回避することができ
る。上記実施形態1、実施形態2におけるサブ・サンプ
リングは、画面内処理の一つであり、また、上述した上
位レイヤ画像の破棄も画面内処理に含まれる。
【0093】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0094】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0095】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0096】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0097】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0098】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
復号化処理の中断やそれに伴う復号化画像の乱れやフリ
ーズを回避することができる画像処理装置及びその方
法、コンピュータ可読メモリを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の復号化器の基本構成を示
す図である。
【図2】本発明の実施形態1の復号化システムの基本構
成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1の符号化システムの基本構
成を示す図である。
【図4】従来の復号化器の基本構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態1の画像データのサブ・サン
プリングの一例を説明するための図である
【図6】本発明の実施形態1の画像データのサブ・サン
プリングの一例を説明するための図である
【図7】本発明の実施形態1の復号化器で実行される処
理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態2の復号化器の基本構成を示
す図である。
【図9】本発明の実施形態2の空間スケーラビリティの
概念を説明するための図である。
【図10】本発明の実施形態2の時間スケーラビリティ
の概念を説明するための図である。
【図11】本発明の実施形態2の復号化器で実行される
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 可変長符号復号化器 102 逆量子化器 103 逆DCT部 104、109、110 セレクタ 105 平均値演算部 106 加算器 107 メモリ1 108 メモリ2 111 出力バッファ 112 復号化器制御部 113 サブ・サンプリング部 201 階層分離部 202 ヘッダ復号化器 203 復号化器群 204 オブジェクト合成部 205 CG構築部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された符号化画像データを処理する
    画像処理装置であって、 前記入力された符号化画像データを復号する復号手段
    と、 前記符号化画像データの復号が前記復号手段の処理能力
    を越えているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記符号化画像デ
    ータの画面内処理を行う画面内処理手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画面内処理手段は、前記符号化画像
    データのサブ・サンプリングを行うサブ・サンプリング
    手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記符号化画像データ
    のデータ量に基づいて、該符号化画像データの復号が前
    記復号手段の処理能力を越えているか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記符号化画像データ
    のデータ・レートに基づいて、該符号化画像データの復
    号が前記復号手段の処理能力を越えているか否かを判定
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化画像データは、少なくともヘ
    ッダ情報、符号化画像情報を含み、 前記判定手段は、前記符号化画像データのヘッダ情報に
    基づいて、該符号化画像データの復号が前記復号手段の
    処理能力を越えているか否かを判定することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記符号化画像データが複数レイヤから
    構成される符号化画像データであり、前記判定手段の判
    定の結果、前記符号化画像データの復号が前記復号手段
    の処理能力を越えている場合、前記復号手段は、該符号
    化画像データ中の基本レイヤ画像のみ復号することを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段の判定の結果、前記復号手
    段が処理能力超過状態から処理能力範囲内に復帰したと
    判定した場合、所定遅延時間を設けて、該復号手段は通
    常の復号を実行することを特徴とする請求項6に記載の
    画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記復号手段で復号された各レイヤの画
    像の内、所望のレイヤの画像の出力を指示する指示手段
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 入力された符号化画像データを処理する
    画像処理方法であって、 前記入力された符号化画像データを復号する復号工程
    と、 前記符号化画像データの復号が前記復号工程の処理能力
    を越えているか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記符号化画像デ
    ータの画面内処理を行う画面内処理工程とを備えること
    を特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記画面内処理工程は、前記符号化画
    像データのサブ・サンプリングを行うサブ・サンプリン
    グ工程であることを特徴とする請求項9に記載の画像処
    理方法。
  11. 【請求項11】 前記判定工程は、前記符号化画像デー
    タのデータ量に基づいて、該符号化画像データの復号が
    前記復号工程の処理能力を越えているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記判定工程は、前記符号化画像デー
    タのデータ・レートに基づいて、該符号化画像データの
    復号が前記復号工程の処理能力を越えているか否かを判
    定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記符号化画像データは、少なくとも
    ヘッダ情報、符号化画像情報を含み、 前記判定工程は、前記符号化画像データのヘッダ情報に
    基づいて、該符号化画像データの復号が前記復号工程の
    処理能力を越えているか否かを判定することを特徴とす
    る請求項9に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記符号化画像データが複数レイヤか
    ら構成される符号化画像データであり、前記判定工程の
    判定の結果、前記符号化画像データの復号が前記復号工
    程の処理能力を越えている場合、前記復号工程は、該符
    号化画像データ中の基本レイヤ画像のみ復号することを
    特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記判定工程の判定の結果、前記復号
    工程が処理能力超過状態から処理能力範囲内に復帰した
    と判定した場合、所定遅延時間を設けて、該復号工程は
    通常の復号を実行することを特徴とする請求項14に記
    載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記復号工程で復号された各レイヤの
    画像の内、所望のレイヤの画像の出力を指示する指示手
    段を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の画
    像処理方法。
  17. 【請求項17】 入力された符号化画像データを処理す
    る画像処理のプログラムコードが格納されたコンピュー
    タ可読メモリであって、 前記入力された符号化画像データを復号する復号工程の
    プログラムコードと、 前記符号化画像データの復号が前記復号工程の処理能力
    を越えているか否かを判定する判定工程のプログラムコ
    ードと、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記符号化画像デ
    ータの画面内処理を行う画面内処理工程のプログラムコ
    ードとを備えることを特徴とするコンピュータ可読メモ
    リ。
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