JP2000195530A - 燃料電池及びセパレータ - Google Patents

燃料電池及びセパレータ

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JP2000195530A
JP2000195530A JP10367766A JP36776698A JP2000195530A JP 2000195530 A JP2000195530 A JP 2000195530A JP 10367766 A JP10367766 A JP 10367766A JP 36776698 A JP36776698 A JP 36776698A JP 2000195530 A JP2000195530 A JP 2000195530A
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manifold
inlet manifold
outlet manifold
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JP10367766A
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Masanori Matsukawa
政憲 松川
Katsuhiro Mizuno
勝宏 水野
Yasuyuki Asai
康之 浅井
Yasuo Kuwabara
保雄 桑原
Itsushin So
一新 曽
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Aisin Takaoka Co Ltd
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Takaoka Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】発電性能の確保、サイズのコンパクト化の面で
有利な燃料電池及びセパレータを提供すること。 【解決手段】電解質膜を挟む正極および負極をもつ複数
個の単位電池と、単位電池間に配置されたセパレータと
をもつ。セパレータ3Bは、活物質を含む流体が供給さ
れる入口マニホールド8Bと、活物質を含む流体が排出
される出口マニホールド9Bと、流体通路10Bとを備
えている。流体通路10Bは、入口マニホールド8Bと
出口マニホールド9Bとをつなぐように延設されると共
に、折り返されている。流体通路10Bの折り返し回数
は奇数回である。入口マニホールド8B及び出口マニホ
ールド9Bの双方は、セパレータ3Bの幅方向のいずれ
か一方の側部38Bに設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池及びセパレ
ータに関し、殊に、発電性能を確保しつつコンパクト化
を図るのに有利な燃料電池及びセパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】供給した燃料により発電を行う燃料電池
が提供されている。燃料電池は、一般的に、電解質膜を
挟む正極および負極をもつ複数個の単位電池と、単位電
池間に配置され単位電池を仕切る複数個のセパレータと
を備えている。セパレータは、活物質を含む流体が供給
される入口マニホールドと、活物質を含む流体が排出さ
れる出口マニホールドと、入口マニホールドと出口マニ
ホールドとをつなぐ流体通路とを備えている。
【0003】セパレータにおいて、活物質を含む流体
は、入口マニホールドを経て流体通路に供給されて発電
に供され、出口マニホールドから排出される。ところ
で、図12に示すように、従来の燃料電池に係るセパレ
ータ100においては、活物質を含む燃料ガスを供給す
る入口マニホールド102と、燃料ガスを排出する出口
マニホールド104とは、通路長を長くすべく、セパレ
ータ100の対角位置に設けられている。従って流体通
路106は、図12に示すように、互いに対角位置に形
成されている出口マニホールド104と入口マニホール
ド102とをつなぐように、入口マニホールド102か
ら出口マニホールド104にかけて蛇行状に折り返され
た形態で形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術に係る燃料電
池においては、発電性能の確保、サイズのコンパクト化
の面では必ずしも満足できるものではなかった。本発明
は上記した実情に鑑みなされたものであり、発電性能を
確保しつつ、サイズのコンパクト化を図るのに有利な燃
料電池及びセパレータを提供することを共通の課題とす
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記した課題
を達成すべく鋭意開発を進めた。そして、上記した従来
のセパレータ100においては、入口マニホールド10
2と出口マニホールド104とは、前述したように、セ
パレータ100の対角位置に設けられているため、セパ
レータ100の横方向における一方の側部130におい
て入口マニホールド102の付近の斜線で示す領域A
A、横方向における他方の側部140において出口マニ
ホールド104付近の斜線で示す領域BBがデッドスペ
ースとなり、有効利用されていないことを、本発明者は
知見した。
【0006】この領域AA、領域BBを有効利用するた
めには、次のようにすればよいことを、本発明者は着想
した。即ち、活物質を含む流体が流れる流体通路106
の折り返し回数を奇数回とすれば、流体通路106は、
セパレータの横方向における一方の側部130を始端と
して延設されたとしても、折り返しにより、流体通路1
06の終端は、他方の側部140ではなく、一方の側部
130に戻ってくるものである。故に、流体通路の始端
側の入口マニホールドと、流体通路の終端側の出口マニ
ホールドとの双方を、セパレータの横方向における一方
の側部130に集中して配置することができる。これに
より上記した課題を達成できることを、本発明者は着想
し、本発明を完成した。
【0007】即ち、第1発明に係る燃料電池は、電解質
膜を挟む正極および負極をもつ複数個の単位電池と、単
位電池間に配置されたセパレータとを具備し、セパレー
タは、活物質を含む流体が供給される入口マニホールド
と、活物質を含む流体が排出される出口マニホールド
と、入口マニホールドと出口マニホールドとをつなぐよ
うに延設されると共に蛇行状に折り返された流体通路と
を備えている燃料電池において、セパレータの入口マニ
ホールド及び出口マニホールドの双方は、セパレータの
横方向のいずれか一方の側部に設けられており、流体通
路の折り返し回数は奇数回であることを特徴とするもの
である。
【0008】第2発明に係る燃料電池用セパレータは、
電解質膜を挟む正極および負極をもつ複数個の単位電池
間に配置され、活物質を含む流体が供給される入口マニ
ホールドと、活物質を含む流体が排出される出口マニホ
ールドと、入口マニホールドと出口マニホールドとをつ
なぐように延設されると共に蛇行状に折り返された流体
通路とを備えている燃料電池用セパレータにおいて、入
口マニホールド及び出口マニホールドの双方は、セパレ
ータの横方向のいずれか一方の側部に設けられており、
流体通路の折り返し回数は奇数回であることを特徴とす
るものである。
【0009】本発明によれば、活物質を含む流体が流れ
る流体通路は蛇行状に折り返されており、その折り返し
回数は奇数回である。折り返し数が1回とは1回Uター
ンすることを意味する。流体通路の折り返し回数が奇数
回であれば、流体通路がセパレータの横方向におけるい
ずれか一方の側部を始端として延設されたときには、流
体通路の終端は折り返しにより、セパレータの横方向の
他方の側部ではなく、セパレータの横方向の一方の側部
に戻ってくるものである。
【0010】故に、活物質を含む流体の入口及び出口と
して機能できる入口マニホールド及び出口マニホールド
の双方を、セパレータの横方向における一方の側部にお
いて集中して配置することが可能となる。故に、セパレ
ータの横方向における他方の側部(入口マニホールド及
び出口マニホールドが形成されていない領域)のスペー
スにまで、流体通路を延長配置でき、そのスペースの有
効利用を図り得る。
【0011】逆も同様であり、流体通路の折り返し回数
が奇数回であれば、流体通路がセパレータの横方向にお
ける他方の側部を始端として延設されたときには、流体
通路の終端は折り返しにより、セパレータの横方向の一
方の側部ではなく、セパレータの横方向の他方の側部に
戻ってくるものである。故に、入口マニホールド及び出
口マニホールドの双方を、セパレータの横方向における
他方の側部において集中して配置することが可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によれば、流体通路は、セ
パレータに形成されており、活物質を含む流体が流れる
通路である。入口マニホールドは、セパレータに形成さ
れた流体通路に、活物質を含む流体を供給する入口通路
である。出口マニホールドは、活物質を含む流体を、セ
パレータに形成された流体通路から排出する出口通路で
ある。
【0013】流体通路は、入口マニホールドと出口マニ
ホールドとをつなぐように延設されていると共に蛇行状
に折り返されている。入口マニホールド及び出口マニホ
ールドを流れる流体としては、負極活物質を含む流体で
あっても良いし、正極活物質を含む流体であっても良
い。代表的な負極活物質としては水素があり、負極活物
質を含む流体としては水素を含有する燃料ガスがある。
代表的な正極活物質としては酸素があり、正極活物質を
含む流体としては空気がある。
【0014】本発明によれば、入口マニホールドとして
は燃料ガス入口マニホールドを採用でき、出口マニホー
ルドとしては燃料ガス出口マニホールドを採用でき、流
体通路としては燃料ガス通路を採用できる。
【0015】
【実施例】本発明の第1実施例について図1〜図3を参
照して説明する。本実施例は固体高分子膜型の燃料電池
に適用した例である。 (実施例の構成)図1は燃料電池の要部の断面図を模式
的に示す。本実施例においては、図1に示すように、プ
ロトン透過性をもつ固体高分子型の電解質膜1aを挟む
正極1bおよび負極1cをもつ複数個の単位電池1が並
設されている。
【0016】単位電池1の負極1cには、負極活物質で
ある水素を含む水素含有流体である燃料ガスが供給され
るように、燃料ガス通路10Bが対面している。単位電
池1の正極1bには、正極活物質である酸素を含む酸素
含有流体である空気が供給されるように、空気通路17
Bが対面している。隣設する単位電池1間には、単位電
池1を仕切るために複数個のセパレータ3B’がそれぞ
れ設けられている。セパレータ3B’は、空気通路17
Bと、燃料ガス通路10Bとを仕切る機能をもつもので
あり、集電体を兼ねる。セパレータ3B’は、導電材料
である金属、例えばアルミ合金、炭素鋼またはステンレ
ス鋼の板材に通路を掘り込むことにより形成されてい
る。
【0017】図1は要部のみを示すため、図1において
図示されている単位電池1、セパレータ3B’の数が少
ないが、実際は多数積層されるものである。図1に示す
ように、セパレータ3B’の縁部には、枠状のシール部
50、枠状のシール部51が設けられている。これによ
りシール性が確保されている。シール部50、51はゴ
ムまたは樹脂などで形成されている。
【0018】次に、上記したセパレータ3B’について
図2、図3を参照して説明する。図2はセパレータ3
B’の一方の片面(表面)を示し、図3はセパレータ3
B’の他方の片面(背面)を示す。図2に示すように、
セパレータ3B’は四角形状をなしており、上辺4B、
下辺5B、2つの側辺6B、7Bをもつ。本実施例の燃
料電池では、使用に際してはセパレータ3B’の上辺4
Bが鉛直方向上側(図2上側)とされ、下辺5Bが鉛直
方向下側(図2下側)とされるように配置される。
【0019】セパレータ3B’には、燃料ガスが供給さ
れる燃料ガス入口マニホールド8Bと、燃料ガスが排出
される燃料ガス出口マニホールド9Bとが厚み方向に貫
通して形成されている。図2に示すように、燃料ガス入
口マニホールド8Bと燃料ガス出口マニホールド9Bと
の双方は、セパレータ3B’の横方向における一側部3
8Bに寄せられて形成されている。
【0020】なお、図2に示すように燃料ガス入口マニ
ホールド8Bは鉛直方向の上部に位置し、燃料ガス出口
マニホールド9Bは鉛直方向の下部に位置している。こ
れにより燃料ガスを上から下に流すようにしている。図
2に示すように、セパレータ3B’の一方の片面におい
て、横方向の一側部38Bの側に、縦横に沿った格子溝
201Bを形成する複数個の隆起群200B、縦横に沿
った格子溝202Bを形成する複数個の隆起群203
B、縦横に沿った格子溝204Bを形成する複数個の隆
起群205Bが形成されている(なお隆起群200Bで
は、出願図面の単純化のため、数を少なく図示している
が、実際は数が多いものである。他の隆起部についても
同様である。)更にセパレータ3B’の他側部39Bの
側に、縦横に沿った格子溝301Bを形成する複数個の
隆起群300B、縦横に沿った格子溝302Bを形成す
る複数個の隆起群303Bが形成されている。更に図2
に示すように、セパレータ3B’の一方の片面におい
て、横方向にのびる案内壁70B1〜70B7が形成され
ている。これにより燃料ガス通路10Bが形成されてい
る。即ち燃料ガス通路10Bは、燃料ガス入口マニホー
ルド8Bと燃料ガス出口マニホールド9Bとをつなぐよ
うに横方向において延設されていると共に蛇行状に折り
返された形態とされている。
【0021】本実施例においては図2から理解できるよ
うに、燃料ガス通路10Bの折り返し回数は奇数回であ
り、第1折り返し領域11B、第2折り返し領域12
B、第3折り返し領域13Bが設けられている。即ち、
燃料ガス入口マニホールド8Bの開口8B0から供給さ
れた燃料ガスは、格子溝201Bを経て、他側部39B
に向けて矢印A1方向(第1行き方向)に進行し、第1
折り返し領域11B付近の格子溝301BでUターン
し、今度は一側部38Bに向けて矢印A2方向(第1戻
り方向)に進行し、第2折り返し領域12B付近の格子
溝202BでUターンし、更に他側部39Bに向けて矢
印A3方向(第2行き方向)に進行し、第3折り返し領
域13B付近の格子溝302BでUターンし、更に一側
部38Bに向けて矢印A4方向(第2戻り方向)に進行
し、格子溝204B、開口9B0を順に経て、燃料ガス
出口マニホールド9Bから排出される。
【0022】また図3に示すように、セパレータ3B’
の上部には、空気が供給される空気入口マニホールド1
5Bが厚み方向に貫通して形成されている。セパレータ
3B’の下部には、空気が排出される空気出口マニホー
ルド16Bが形成されている。このようにセパレータ3
B’の上部に空気入口マニホールド15Bを設け、下部
に空気出口マニホールド16Bを設けたのは、発電生成
物として水が空気通路17Bにおいて生成する傾向があ
るため、水滴の排出性を考慮して、空気を鉛直方向の上
から下に流すためである。空気入口マニホールド15
B、空気出口マニホールド16Bの開口面積を、燃料ガ
ス入口マニホールド8B、燃料ガス出口マニホールド9
Bの開口面積よりも大きくしたのは、燃料電池に供給す
る空気の量が燃料ガスよりも多いからである。
【0023】図3に示すように、セパレータ3B’の他
方の片面側には、一側部38Bの側に、縦横に沿った格
子溝221Bを形成する複数個の隆起群220B、縦横
に沿った格子溝222Bを形成する複数個の隆起群22
3B、縦横に沿った格子溝224Bを形成する複数個の
隆起群225Bが形成されている。更にセパレータ3B
の他側部39Bの側に、縦横に沿った格子溝321Bを
形成する複数個の隆起群320B、縦横に沿った格子溝
322Bを形成する複数個の隆起群323Bが形成され
ている。更に、セパレータ3B’の他方の片面側には、
横方向にのびる案内壁71B1〜71B7が形成されてい
る。これにより空気通路17Bが形成されている。換言
すると空気通路17Bは、空気入口マニホールド15B
と空気出口マニホールド16Bとをつなぐように横方向
において延設されていると共に、蛇行状に折り返された
形態とされている。
【0024】空気通路17Bの折り返し回数は奇数回で
あり、第1折り返し領域11B0、第2折り返し領域1
2B0、第3折り返し領域13B0が設けられている。即
ち、図3から理解できるように、空気入口マニホールド
15Bの開口15B 0から供給された空気は、格子溝2
21Bを経て他側部39Bに向けて矢印B1方向(第1
行き方向)に進行し、第1折り返し領域11B0付近の
格子溝321BでUターンし、一側部38Bに向けて矢
印B2方向(第1戻り方向)に進行し、第2折り返し領
域12B0付近の格子溝222BでUターンし、他側部
39Bに向けて矢印B3方向(第1行き方向)に進行
し、第3折り返し領域13B0付近の格子溝322Bで
Uターンし、一側部38Bに向けて矢印B4方向(第2
戻り方向)に進行し、格子溝224B、開口16BO
順に経て、空気出口マニホールド16Bから排出され
る。
【0025】(第1実施例の効果)以上の説明から理解
できるように本実施例においては、セパレータ3B’に
おいて、燃料ガス通路10Bの折り返し回数は奇数回で
ある。奇数回であれば、図2に示すように、燃料ガス通
路10Bは、その始端10BS側がセパレータ3B’の
横方向における一側部38Bに位置していたとしても、
折り返しにより、燃料ガス通路10Bの終端10B
Tは、他側部39Bではなく、一側部38Bに戻ってく
る。
【0026】故に、燃料ガス通路10Bの始端10BS
側の燃料ガス入口マニホールド8Bと、燃料ガス通路1
0Bの終端10BT側の燃料ガス出口マニホールド9B
との双方を、セパレータ3B’の横方向における一側部
38Bに寄せてここに集中して配置することが可能とな
る。このように本実施例においては、燃料ガス入口マニ
ホールド8B及び燃料ガス出口マニホールド9Bの双方
は、セパレータ3B’の横方向の一側部38Bにおいて
集中して配置されている。そのため、セパレータ3B’
の横方向の一側部38Bに対して対向する位置にある他
側部39Bを有効利用することができる。即ちセパレー
タ3B’の他側部39Bにまで、燃料ガス通路10Bを
延長配置することができる。そのため、燃料ガス通路1
0Bの投影面積を大きくできる。この結果、燃料ガス通
路10Bに対面する電極(負極1c)の投影サイズを大
きくできる。空気通路17Bについても同様に他側部3
9Bに延長配置でき、空気通路17Bの投影面積、空気
通路17Bに対面する電極(正極1b)の投影面積を大
きくできる。
【0027】従って、燃料電池の横方向のサイズを維持
しつつ、反応有効面積を増加できる。よってセパレータ
3B’や燃料電池の幅サイズのコンパクト化を図りつ
つ、燃料電池の出力をアップすることができる。換言す
れば、燃料電池の出力を維持しつつ、燃料電池の幅サイ
ズをコンパクト化できる。
【0028】(第2実施例)本発明の第2実施例につい
て図4〜図10を参照して説明する。第2実施例は第1
実施例と基本的に同様の構成であり、基本的には同様の
作用効果を奏する。図4は第2実施例に係る燃料電池の
要部の断面図を模式的に示す。本実施例においても、前
記した実施例と同様に、図4に示すように、プロトン透
過性をもつ固体高分子型の電解質膜1aを挟む正極1b
および負極1cをもつ複数個の単位電池1が並設されて
いる。隣設する単位電池1間には、単位電池1を仕切る
セパレータ3A、3B、3Cが設けられている。図4は
要部を示すものであるため、図示されている単位電池
1、セパレータ3A、3B、3Cの数が少ないが、実際
は多数積層されているものである。
【0029】図4から理解できるように、単位電池1の
負極1cには、負極活物質である水素を含む水素含有流
体である燃料ガスが供給されるように、燃料ガス通路1
0B、10Cが対面する。単位電池1の正極1bには、
正極活物質である酸素を含む酸素含有流体である空気が
供給されるように、空気通路17A、17Bが対面す
る。
【0030】(セパレータ3B)本実施例のセパレータ
3Bは図5、図6に示されている。本実施例のセパレー
タ3Bは、前記した図2、図3に示すセパレータ3’と
ほぼ同様の構成であるため、要部構成の説明を省略す
る。但し図2、図3に示すセパレータ3’とは異なり、
本実施例のセパレータ3では、冷却水が流れる冷却水入
口マニホールド20B、冷却水出口マニホールド21B
を、セパレータ3Bの横方向の一側部38Bにおいて、
つまり、燃料ガス入口マニホールド8B及び燃料ガス出
口マニホールド9Bと同じ側において形成している。つ
まりセパレータ3Bの一側部38Bにおいて、鉛直方向
の上から下にかけて、燃料ガス入口マニホールド8B、
冷却水入口マニホールド20B、冷却水出口マニホール
ド21B、燃料ガス出口マニホールド9Bが順に形成さ
れている。
【0031】残りのセパレータ3A、3Cについて説明
を加える。 (セパレータ3A)セパレータ3Aについて図7、図8
を参照して説明する。図7はセパレータ3Aの一方の片
面(表面)を示し、図8はセパレータ3Aの他方の片面
(背面)を示す。セパレータ3Aは空気通路17Aと冷
却水通路22Aとを仕切るものであり、四角形状をな
し、上辺4A、下辺5A、2つの側辺6A、7Aをも
つ。セパレータ3Aの横方向における一側部38Aに
は、燃料ガス入口マニホールド8A及び燃料ガス出口マ
ニホールド9Aが厚み方向に貫通して形成されている。
【0032】一側部38Aには、冷却水が供給される冷
却水入口マニホールド20Aと、冷却水が排出される冷
却水出口マニホールド21Aとが厚み方向に貫通して形
成されている。冷却水入口マニホールド20A、冷却水
出口マニホールド21Aは、燃料ガス入口マニホールド
8A及び燃料ガス出口マニホールド9Aに鉛直方向にお
いて挟まれる位置に設けられている。なお、冷却水入口
マニホールド20Aは、冷却水出口マニホールド21A
よりも上側に位置している。
【0033】図7に示すように、セパレータ3Aの一方
の片面には、他側部39Aの側に、縦横に沿った格子溝
301Aを形成する複数個の隆起群300A、縦横に沿
った格子溝302Aを形成する複数個の隆起群303A
が形成されている。更に図7に示すように、セパレータ
3Aの一方の片面において案内壁70A1〜70A7が形
成されている。これにより冷却水通路22Aが形成され
ている。即ち冷却水通路22Aは、冷却水入口マニホー
ルド20Aと冷却水出口マニホールド21Aとをつなぐ
ように横方向において延設されていると共に、蛇行状に
折り返された形態とされている。
【0034】冷却水通路22Aの折り返し回数は奇数回
であり、第1折り返し領域11A、第2折り返し領域1
2A、第3折り返し領域13Aが設けられている。即
ち、冷却水入口マニホールド20Aの開口20A0から
供給された冷却水は、矢印CO方向に上向きに進行し、
更に、他側部39Aに向けて矢印C1方向(第1行き方
向)に進行し、第1折り返し領域11A付近の格子溝3
01AでUターンし、一側部38Aに向けて矢印C2方
向(第1戻り方向)に進行し、第2折り返し領域12A
でUターンし、他側部39Aに向けて矢印C3方向(第
2行き方向)に進行し、第3折り返し領域13A付近の
格子溝302AでUターンし、一側部38Aに向けて矢
印C4方向(第2戻り方向)に進行し、更に矢印C5方
向に上向きに進行し、開口21A0を経て冷却水出口マ
ニホールド21Aから排出される。
【0035】図8はセパレータ3Aの他方の片面を示す
ものであり、前記したセパレータ3Bに係る図6と同一
形状されている。すなわち、図8に示すように、セパレ
ータ3Aの上部には、空気が供給される空気入口マニホ
ールド15Aが厚み方向に貫通して形成されている。セ
パレータ3Aの下部には、空気が排出される空気出口マ
ニホールド16Aが厚み方向に貫通して形成されてい
る。
【0036】セパレータ3Aの他方の片面側には、一側
部38Aの側に、縦横に沿った格子溝221Aを形成す
る複数個の隆起群220A、縦横に沿った格子溝222
Aを形成する複数個の隆起群223A、縦横に沿った格
子溝224Aを形成する複数個の隆起群225Aが形成
されている。更にセパレータ3Aの他側部39Aの側
に、縦横に沿った格子溝321Aを形成する複数個の隆
起群320A、縦横に沿った格子溝322Aを形成する
複数個の隆起群323Aが形成されている。
【0037】更に図8に示すようにセパレータ3Aの他
方の片面側には案内壁71A1から71A7が形成されて
おり、これにより空気通路17Aが形成されている。即
ち空気通路17Aは、空気入口マニホールド15Aと空
気出口マニホールド16Aとをつなぐように横方向にお
いて延設されていると共に、折り返されている。空気通
路17Aの折り返し回数は奇数回であり、第1折り返し
領域11A0、第2折り返し領域12A0、第3折り返し
領域13A0が設けられている。
【0038】即ち図8において、空気入口マニホールド
15Aの開口15A0から供給された空気は、格子溝2
21Aを経て、他側部39Aに向けて矢印D1方向(第
1行き方向)に進行し、第1折り返し領域11A0付近
の格子溝321AでUターンし、一側部38Aに向けて
矢印D2方向(第1戻り方向)に進行し、第2折り返し
領域12A0付近の格子溝222AでUターンし、他側
部39Aに向けて矢印D3方向(第2行き方向)に進行
し、第3折り返し領域13A0付近の格子溝322Aで
Uターンし、一側部38Aに向けて矢印D4方向(第2
戻り方向)に進行し、格子溝224A、開口16A0
順に経て、空気出口マニホールド16Aから排出され
る。
【0039】(セパレータ3C)次に、別のセパレータ
3Cについて説明する。図9は別のセパレータ3Cの一
方の片面(表面)を示すものであり、前記したセパレー
タ3Bに係る図5と同一形状をなす。図10はセパレー
タ3Cの他方の片面(背面)を示す。図9に示すよう
に、セパレータ3Cは四角形状をなし、上辺4C、下辺
5C、2つの側辺6C、7Cをもつ。セパレータ3Cの
横方向における一側部38Cには、燃料ガスが供給され
る燃料ガス入口マニホールド8Cと、燃料ガスが排出さ
れる燃料ガス出口マニホールド9Cが厚み方向に貫通し
て形成されている。
【0040】図9に示すように、セパレータ3Cの一方
の片面において、一側部38Cの側に、縦横に沿った格
子溝201Cを形成する複数個の隆起群200C、縦横
に沿った格子溝202Cを形成する複数個の隆起群20
3C、縦横に沿った格子溝204Cを形成する複数個の
隆起群205Cが形成されている。更にセパレータ3B
の他側部39Cの側に、縦横に沿った格子溝301Cを
形成する複数個の隆起群300C、縦横に沿った格子溝
302Cを形成する複数個の隆起群303Cが形成され
ている。更にセパレータ3Cの一方の片面には、案内壁
70C1〜70C7が横方向に延びるように形成されてい
る。これにより燃料ガス通路10Cが形成されている。
即ち燃料ガス通路10Cは、燃料ガス入口マニホールド
8Cと燃料ガス出口マニホールド9Cとをつなぐように
横方向において延設されていると共に、蛇行状に折り返
された形態とされている。
【0041】燃料ガス通路10Cの折り返し回数は奇数
回であり、第1折り返し領域11C、第2折り返し領域
12C、第3折り返し領域13Cが設けられている。即
ち、燃料ガス入口マニホールド8Cの開口8C0から供
給された燃料ガスは、格子溝201Cを経て、他側部3
9Cに向けて矢印E1方向(第1行き方向)に進行し、
第1折り返し領域11C付近の格子溝301CでUター
ンし、一側部38Cに向けて矢印E2方向(第1戻り方
向)に進行し、第2折り返し領域12C付近の格子溝2
02CでUターンし、他側部39Cに向けて矢印E3方
向(第2行き方向)に進行し、第3折り返し領域13C
付近の格子溝302CでUターンし、一側部38Cに向
けて矢印E4方向(第2戻り方向)に進行し、格子溝2
04C、開口9C0を順に経て、燃料ガス出口マニホー
ルド9Cから排出される。
【0042】セパレータ3Cの横方向における一側部3
8Cには、つまり、燃料ガス入口マニホールド8C及び
燃料ガス出口マニホールド9Cと同じ側に、冷却水入口
マニホールド20Cと冷却水出口マニホールド21Cと
が厚み方向に貫通して形成されている。セパレータ3C
の上部には空気入口マニホールド15Cが形成され、セ
パレータ3Cの下部には空気出口マニホールド16Cが
形成されている。
【0043】なお本実施例においては図4に示すように
燃料電池を組み付けたときには、セパレータ3A、3
B、3Cの上辺4A、4B、4Cは鉛直方向の上側とな
り、下辺5A、5B、5Cは鉛直方向の下側となる。ま
た燃料電池を組み付けたときには、燃料ガス入口マニホ
ールド8A、8B、8C同士は連通する。燃料ガス出口
マニホールド9A、9B、9C同士は連通する。冷却水
入口マニホールド20A、20B、20C同士は連通す
る。冷却水出口マニホールド21A、21B、21C同
士は連通する。空気入口マニホールド15A、15B、
15C同士は連通する。空気出口マニホールド16A、
16B、16C同士は連通する。
【0044】以上の説明から理解できるように本実施例
においても、負極活物質を含む流体である燃料ガスが通
過する燃料ガス通路10B、10Cの折り返し数を奇数
回とするとともに、セパレータ3Aにおいて燃料ガス入
口マニホールド8A及び燃料ガス出口マニホールド9A
の双方を一側部38Aに配置している。セパレータ3B
において燃料ガス入口マニホールド8B及び燃料ガス出
口マニホールド9Bの双方を一側部38Bに配置してい
る。同様にセパレータ3Cにおいても、燃料ガス入口マ
ニホールド8C及び燃料ガス出口マニホールド9Cの双
方を一側部38Cに配置している。
【0045】従って前記した第1実施例の場合と同様
に、セパレータ3A、3B、3Cのうち一側部38A、
38B、38Cに対して反対側に位置する他側部39
A、39B、39Cの有効利用を一層図ることができ、
燃料電池の出力を確保しつつ、燃料電池の横方向のサイ
ズのコンパクトを図るのに一層有利となる。燃料電池で
は冷却水を流して冷却するのが一般的である。この点本
実施例においては、セパレータ3Bにおいて冷却水入口
マニホールド20B、冷却水出口マニホールド21Bの
双方を形成しているものの、これらを、セパレータ3B
の横方向の一側部38Bにおいて、つまり、燃料ガス入
口マニホールド8B及び燃料ガス出口マニホールド9B
と同じ側において形成している。同様にセパレータ3A
の一側部38Aに、冷却水入口マニホールド20A、冷
却水出口マニホールド21Aを形成している。また同様
にセパレータ3Cの一側部38Cに、冷却水入口マニホ
ールド20C、冷却水出口マニホールド21Cを形成し
ている。そのため本実施例においても冷却構造を確保し
つつ、セパレータ3A、3B、3Cの横サイズのコンパ
クト化を図り得る。
【0046】また、空気よりも供給流量が少ない燃料ガ
スの実質体積を精度よく管理することが好ましい。この
点本実施例においては、前記したように、セパレータ3
Bの横方向における一側部38Bに、つまり、燃料ガス
入口マニホールド8B及び燃料ガス出口マニホールド9
Bと同じ側に、冷却水入口マニホールド20B、冷却水
出口マニホールド21Bの双方が形成されている。セパ
レータ3A、3Cについても同様である。そのため、セ
パレータ3A、3B、3Cを流れる燃料ガスを冷却水で
冷却管理するのに有利である。よって燃料ガスの温度管
理、ひいては燃料電池の使用時における燃料ガスの実質
体積の管理に有利となる利点が得られる。
【0047】(評価)本発明者は第2実施例に係る実施
例品に基づいて、試算を行った。この試算では、図11
に示す実施例品(図5相当品)と、図12に示す従来品
とを比較した。図12に示すように、従来品に係るセパ
レータの幅サイズをa1、縦サイズ(高さサイズ)をb1
とし、図11に示すように、実施例品に係るセパレータ
の幅サイズを(0.9)×a1とし、縦サイズをb1とし
た。
【0048】実施例品において、横サイズを(0.9)
×a1に設定した理由は、燃料ガス入口マニホールド8
B及び燃料ガス出口マニホールド9Bの双方は、横方向
における一側部38Bに集中して配置されているため、
横方向において他側部39Bにおいてデッドスペースを
低減または廃止できるからである。図12に示す従来品
において、電極面積をSD1とし、セパレータの外形面
積をSG1とすると、図12から理解できるように、S
1=a0×b0、SG1=a1×b1が成立する。
【0049】そして、従来品においてSD1とSG1の比
をα1とすると、α1=(SD1/SG1)=(a0×b0
/(a1×b1)が成立する。これに対して図11に示す
実施例品において、電極面積をSD2とし、セパレータ
の外形面積をSG2とすると、図11から理解できるよ
うに、SD2=a0×b 0、SG2=(0.9×a1)×b1
成立する。
【0050】次に、実施例品に係るSD2とSG2との比
をα2とすると、α2=(SD2/SG2)=(a0×b0
/[(0.9・a1)×b1]が成立する。 従って(実
施例に係るα2)/(従来例に係るα1)を求めると、
α2/α1≒1.1となる。故に、セパレータの外形面
積に対する電極面積の割合をみると、実施例品は、従来
品に対して基本的には約1.1倍に増加する利点が得ら
れる。
【0051】すなわち実施例品では、セパレータ、燃料
電池の幅サイズが従来品と同じであれば、電極面積の割
合を従来品に対して基本的には約1.1倍に増加でき、
燃料電池の発電量を増大できる利点が得られる。換言す
れば、実施例品では、発電量が従来品と同じであれば、
セパレータのサイズを従来品に対して基本的には約0.
9倍にでき、コンパクト化を図り得る利点が得られる。
【0052】(他の例)上記した実施例では、前述した
ように、負極活物質を含む燃料ガスが流れる燃料ガス入
口マニホールド、燃料ガス出口マニホールドを、セパレ
ータの横方向における一側部に集中させて形成している
とともに、正極活物質を含む空気が流れる空気入口マニ
ホールド、空気出口マニホールドをセパレータの鉛直方
向の上部及び下部にそれぞれ形成している。
【0053】しかしこれに限られるものではなく、場合
によっては、負極活物質を含む燃料ガスが流れる燃料ガ
ス入口マニホールド、燃料ガス出口マニホールドを、セ
パレータの横方向における一側部ではなく、他側部(い
ずれか一方の側部)に集中させて形成しても良いもので
ある。また、正極活物質を含む空気が流れる空気入口マ
ニホールド、空気出口マニホールドを、セパレータの横
方向における一側部または他側部のいずれかに集中させ
て形成することもできる。この場合には、負極活物質を
含む燃料ガスが流れる燃料ガス入口マニホールド、燃料
ガス出口マニホールドを、セパレータの鉛直方向の上部
及び下部にそれぞれ形成するとよい。
【0054】上記した実施例は、セパレータを鉛直面に
沿って配置した燃料電池に適用しているが、これに限ら
ず、セパレータを水平面に沿って配置する燃料電池に適
用することもできる。その他、本発明は上記し且つ図面
に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものであ
る。
【0055】(付記)上記した記載から次の技術的思想
も把握できる。 :セパレータの横方向において、燃料ガス入口マニホ
ールド及び燃料ガス出口マニホールドと同じ側に、冷却
水入口マニホールドと冷却水出口マニホールドとの双方
が形成されていることを特徴とする請求項1に係る燃料
電池または請求項3に係るセパレータ。 :セパレータの横方向のいずれか一方の側部におい
て、セパレータを鉛直面に沿って配置した状態におい
て、上から下にかけて、燃料ガス入口マニホールド、冷
却水入口マニホールド、冷却水出口マニホールド、燃料
ガス出口マニホールドが順に形成されていることを特徴
とする請求項1に係る燃料電池または請求項3に係るセ
パレータ。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る燃料電池、セパレータによ
れば、活物質を含む流体が流れる入口マニホールド及び
出口マニホールドの双方がセパレータの横方向のいずれ
か一方の側部に形成されているため、セパレータの横方
向における他方の側部(入口マニホールド及び出口マニ
ホールドが形成されていない領域)のスペースにまで、
流体通路を延長配置でき、そのスペースの有効利用を図
り得る。
【0057】従って、燃料電池のサイズを維持しつつ、
反応有効面積を増加できて燃料電池の出力アップを図り
得る。換言すれば、燃料電池の出力を維持しつつ、燃料
電池のサイズを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池の要部の断面図である。
【図2】セパレータ3B’の正面図である。
【図3】セパレータ3B’の背面図である。
【図4】別の燃料電池の要部の断面図である。
【図5】セパレータ3Bの正面図である。
【図6】セパレータ3Bの背面図である。
【図7】セパレータ3Aの正面図である。
【図8】セパレータ3Aの背面図である。
【図9】セパレータ3Cの正面図である。
【図10】セパレータ3Cの背面図である。
【図11】横サイズ及び縦サイズを記載したセパレータ
3Bの正面図であり、図2相当図である。
【図12】従来例に係る横サイズ及び縦サイズを記載し
たセパレータの正面図である。
【符号の説明】
図中、1aは電解質膜、1bは正極、1cは負極、1は
単位電池、3Bはセパレータ、8Bは燃料ガス入口マニ
ホールド、9Bは燃料ガス出口マニホールド、10Bは
燃料ガス通路、11Bは第1折り返し領域、12Bは第
2折り返し領域、13Bは第3折り返し領域、38Bは
一側部、39Bは他側部を示す。
フロントページの続き (72)発明者 水野 勝宏 愛知県豊田市高丘新町天王1番地 アイシ ン高丘株式会社内 (72)発明者 浅井 康之 愛知県豊田市高丘新町天王1番地 アイシ ン高丘株式会社内 (72)発明者 桑原 保雄 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 曽 一新 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC03 CC08 HH00 HH03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質膜を挟む正極および負極をもつ複数
    個の単位電池と、 前記単位電池間に配置されたセパレータとを具備し、 前記セパレータは、活物質を含む流体が供給される入口
    マニホールドと、活物質を含む流体が排出される出口マ
    ニホールドと、前記入口マニホールドと前記出口マニホ
    ールドとをつなぐように延設されると共に蛇行状に折り
    返された流体通路とを備えている燃料電池において、 前記セパレータの入口マニホールド及び出口マニホール
    ドの双方は、前記セパレータの横方向のいずれか一方の
    側部に設けられており、前記流体通路の折り返し回数は
    奇数回であることを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記入口マニホールド
    は燃料ガス入口マニホールドであり、前記出口マニホー
    ルドは燃料ガス出口マニホールドであり、前記流体通路
    は燃料ガス通路であることを特徴とする燃料電池。
  3. 【請求項3】電解質膜を挟む正極および負極をもつ複数
    個の単位電池間に配置され、活物質を含む流体が供給さ
    れる入口マニホールドと、活物質を含む流体が排出され
    る出口マニホールドと、前記入口マニホールドと前記出
    口マニホールドとをつなぐように延設されると共に蛇行
    状に折り返された流体通路とを備えている燃料電池用セ
    パレータにおいて、 前記入口マニホールド及び出口マニホールドの双方は、
    前記セパレータの横方向のいずれか一方の側部に設けら
    れており、前記流体通路の折り返し回数は奇数回である
    ことを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記入口マニホールド
    は燃料ガス入口マニホールドであり、前記出口マニホー
    ルドは燃料ガス出口マニホールドであり、前記流体通路
    は燃料ガス通路であることを特徴とする燃料電池用セパ
    レータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6780536B2 (en) 2001-09-17 2004-08-24 3M Innovative Properties Company Flow field
JP2006134866A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 General Electric Co <Ge> 燃料利用率の高い燃料電池の流れフィールド構造
WO2006064661A1 (en) * 2004-12-16 2006-06-22 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell separator
JP2006228625A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Toyota Motor Corp 燃料電池
JP2011142113A (ja) 2011-04-25 2011-07-21 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック

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