JP2000195443A - 平面型表示装置 - Google Patents

平面型表示装置

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JP2000195443A
JP2000195443A JP10374569A JP37456998A JP2000195443A JP 2000195443 A JP2000195443 A JP 2000195443A JP 10374569 A JP10374569 A JP 10374569A JP 37456998 A JP37456998 A JP 37456998A JP 2000195443 A JP2000195443 A JP 2000195443A
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Morikazu Konishi
守一 小西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き出し電極及びアノード電極間のスペーサ
の縁面放電を防止する 【解決手段】 互いに対向する前面板FP及び背面板B
Sを備える高真空の偏平管体と、前面板FP及び背面板
BS間の間隔を略一定値に保持するための絶縁体から構
成されるスペーサSPと、背面板BS上に形成された複
数の電界放出型カソードK及び複数の引き出し電極DR
と、前面板FP上に形成されたアノード電極AA〜AD
及び蛍光体層PA〜PDとを有し、スペーサSPの背面
側の端部が引き出し電極DR上に接触せしめられてなる
平面型表示装置において、スペーサSPの前面板FP及
び背面板BS間の間隔方向の寸法を、複数の引き出し電
極DR及びアノード電極AA〜AD間の間隔より大なる
寸法に設定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電界放出型カソード
を備えた平面型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、図10〜図14を参照して、電
界放出型カソード(エミッタ)を備えた平面型表示装置
の従来例を説明する。先ず、図10及び図10のα−
α′線上の断面を示す図11を参照して説明する。図1
1において、FPは、高真空の偏平管の一部を構成する
フロントパネル、BSは、同じく偏平管の他の一部を構
成する基板で、これらは互いに対向し、その各対向面
は、周辺部を除いて、互いに平行である。
【0003】KK及びDRは、XYマトリックスを構成
するそれぞれ複数本の等間隔、等幅のカソード電極及び
引き出し電極で、絶縁層としての酸化膜(SiO2 等)
OFを介して互いに交叉して対向する如く配されてい
る。カソード電極KKは基板BS上に被着形成され、引
き出し電極DRは酸化膜OF上に被着形成されている。
Pは蛍光体層で、フロントパネルFP上に被着形成され
ている。Aは、蛍光体層P上に被着形成されたアノード
電極(メタルバック)で、全画面共通の電極である。ア
ノード電極AをフロントパネルFP上に被着形成し、そ
のアノード電極A上に蛍光体層Pを被着形成しても良
い。尚、後述する電界放出型カソードK及び引き出し電
極DR間の間隔は、例えば、5μm、引き出し電極DR
及びアノード電極A間の間隔は、例えば、2mmであ
る。
【0004】複数のカソード電極KK及び複数の引き出
し電極DRの交叉部において、1画素分、即ち、図示の
場合は4×5個(実際には、例えば、25×40個)の
マトリックス状に配された円形の孔hが穿設されると共
に、この孔hに連通するキャビティCVが酸化膜OF内
に設けられる。このキャビティCV内において、カソー
ド電極KK上に、例えば、円錐形形状のスピント( Spi
ndt:人名) 型電界放出型カソード(エミッタ)Kが植立
される。電界放出型カソードKは、0.01V/Å〜
0.1V/Å程度の電界を選択的に与えることによっ
て、トンネル効果により電子放出がなされる、仕事関数
の小さなMo、W、Cr、カーボン等の材料から構成さ
れる。そして、カソードKの頂点が孔hの中心に対応す
るように、孔h及びカソードK間の位置関係が設定され
ている。
【0005】アノード電極Aには、固定電圧、例えば、
3kV(例えば、3〜5kVの間の一定電圧も可)の直
流電圧が印加されている。複数の引き出し電極DRに
は、図10のスキャンドライバSDからの、例えば、1
00Vの直流電圧が、それぞれ行線Cを通じて上側の引
き出し電極DRから下側の引き出し電極DRへと順次循
環的に印加される。複数のカソード電極KKには、デー
タドライバDDからの、画像信号に応じた0V(例え
ば、0V〜10Vの電圧も可)の電圧が、それぞれ列線
Rを通じて選択に印加される。
【0006】かくして、複数の引き出し電極DR及び複
数のカソード電極KKのうち、100Vの直流電圧が印
加さされた引き出し電極DRと、0Vの電圧が印加され
たカソード電極KKの交点において、1画素分のカソー
ドKに対向する引き出し電極DRによって、1画素分の
カソードKから引き出された電子が、アノード電極Aに
よって引っ張られて放電が開始され、アノード電極Aの
1画素分のカソードKに対向する部分が電子によって衝
撃されて、その部分の蛍光体層Pが発光して、1画素分
の画像が表示される。
【0007】蛍光体層Pの全体を、白色発光蛍光体層に
て構成すれば、モノクローム平面型表示装置が得られ、
螢光体層Pを1画素毎の幅を有する赤、緑及び青発光蛍
光体ストライプにて構成すれば、カラー平面型表示装置
が得られる。
【0008】これらの引き出し電極DR、カソード電極
KK、カソードK、アノード電極A、蛍光体層P及び酸
化膜OF並びに後述するスペーサSPが、ガラス等から
なる偏平管内に収納され、偏平管内は高真空となされ
る。
【0009】さて、この電界放出型カソードを備えた平
面型表示装置は、偏平管内が真空になされるため、空気
の圧力を受ける。引き出し電極DR及びアノード電極A
間の間隔を所定値に保つためには、図10、図11及び
図13に示すような、フロントパネルFP及び酸化膜O
F間の間隔に等しい高さの板状の絶縁体からなるスペー
サSPを、フロントパネルFP及び酸化膜OF間に設け
る必要がある。このスペーサSPは、図10では、十字
形をしているが、その形状は格子形とか、平行線形のも
のとか、必要に応じて、種々可能である。
【0010】図11及び図13の場合は、スペーサSP
の上端がフロントパネルFP上に固着され、その他端が
酸化膜上OFに固着されている場合であるが、それぞれ
図11及び図13に対応する図12及び図14に示すよ
うに、スペーサSPの上端がフロントパネルFP上に固
着され、その他端が酸化膜OF上の引き出し電極DR上
に固着されている場合もある。尚、図12及び図14の
その他の構成は、図11及び図13と同様である。
【0011】電界放出型カソード(エミッタ)Kの例と
しては、図11及び図12に図示したものの他に、種々
あるが、その一部の例を図15を参照して説明する。
尚、図15A1、B1、C1はカソードの平面図、図1
5A2、B2、C2は、それぞれ図15A1、B1、C
1のカソードの断面図である。
【0012】図15A1、A2は一対の電極を示し、そ
の一方がカソード、他方がゲート電極で、カソードのゲ
ート電極と対向する端部から、図示を省略したアノード
電極に向かって電子が放出される。
【0013】図15B1、B2は、例えば、四角形の孔
を有するカソードを示し、その四角形の孔のエッジから
電子が放出される。
【0014】図15C1、C2は、円盤の上面が曲面、
例えば、球面を構成するように凹んだゲートを示し、そ
の凹みのエッジから電子が放出される。
【0015】電界放出型カソード(エミッタ)Kの例と
しては、金属/絶縁層/金属からなるMIM型の電子放
出素子にて構成しても良い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電界放出型
カソードを備えた平面型表示装置の偏平管内に設けるス
ペーサSPは、絶縁体SPaであるため、図11及び図
13に図示したようにスペーサSP下端が酸化膜OF上
にある場合には、図13に示す如く、偏平管内の残留ガ
スに電子が衝突することによって発生した2次電子が、
スペーサSPの表面に帯電する。
【0017】このように、スペーサSPの表面に電子
(e- )が帯電すると、電界放出型カソードKを出発し
てアノード電極Aに到達する電子線の軌道Eが、アノー
ドAに近づくにつれてスペーサSPから遠ざかる方向に
偏位する。
【0018】図13では、各画素A、B、C、Dを構成
するカソードKに対向する蛍光体層PA、PB、PC、
PD及びその各蛍光体層上の共通電圧の印加されている
アノード電極AA、AB、AC、ADを考えるとき、電
子線の軌道Eの偏位によって、例えば、画素Aを構成す
るカソードKから出発した電子の一部が、隣の蛍光体層
PB上のアノード電極ABを衝撃したり、画素Cを構成
するカソードKから出発した電子の一部が、隣の蛍光体
層PB上のアノード電極ABを衝撃したりする。この場
合、各蛍光体層PA、PB、PCが互いに発光色を異に
する蛍光体である場合は、色ずれが生じることになる。
【0019】又、図12及び図14に図示したスペーサ
SPの下端が引き出し電極DR上に接触している場合
は、図14に示すように、引き出し電極DR及びアノー
ド電極AC、AD間のスペーサSPの表面で縁面放電が
生じて、カソードKが損傷するおそれがある。
【0020】かかる点に鑑み、本発明は、互いに対向す
る前面板及び背面板を備える高真空の偏平管体と、前面
板及び背面板間の間隔を略一定値に保持するための絶縁
体から構成されるスペーサと、背面板上に形成された複
数の電界放出型カソード及び複数の引き出し電極と、前
面板上に形成されたアノード電極及び蛍光体層とを有
し、スペーサの背面側の端部が引き出し電極上に接触せ
しめられてなる平面型表示装置において、引き出し電極
及びアノード電極間のスペーサの縁面放電を防止するこ
とのできるものを提案しようとするものである。
【0021】又、本発明は、互いに対向する前面板及び
背面板を備える高真空の偏平管体と、前面板及び背面板
間の間隔を略一定値に保持するためのスペーサと、背面
板上に形成された複数の電界放出型カソード及び複数の
引き出し電極と、前面板上に形成されたアノード電極及
び蛍光体層とを有する平面型表示装置において、スペー
サへの電子の帯電を防止することのできるものを提案し
ようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明による平面型表示
装置は、互いに対向する前面板及び背面板を備える高真
空の偏平管体と、前面板及び背面板間の間隔を略一定値
に保持するための絶縁体から構成されるスペーサと、背
面板上に形成された複数の電界放出型カソード及び複数
の引き出し電極と、前面板上に形成されたアノード電極
及び蛍光体層とを有し、スペーサの背面側の端部が引き
出し電極上に接触せしめられてなる平面型表示装置にお
いて、スペーサの前面板及び背面板間の間隔方向の寸法
を、複数の引き出し電極及びアノード電極間の間隔より
大なる寸法に設定したものである。
【0023】かかる本発明によれば、スペーサの前面板
及び背面板間の間隔方向の寸法を、引き出し電極及びア
ノード電極間の間隔より大なる寸法に設定したことによ
り、スペーサの表面における引き出し電極線からアノー
ド電極への縁面放電の発生を防止する。
【0024】
【発明の実施の形態】第1の本発明は、互いに対向する
前面板及び背面板を備える高真空の偏平管体と、前面板
及び背面板間の間隔を略一定値に保持するための絶縁体
から構成されるスペーサと、背面板上に形成された複数
の電界放出型カソード及び複数の引き出し電極と、前面
板上に形成されたアノード電極及び蛍光体層とを有し、
スペーサの背面側の端部が引き出し電極上に接触せしめ
られてなる平面型表示装置において、スペーサの前面板
及び背面板間の間隔方向の寸法を、複数の引き出し電極
及びアノード電極間の間隔より大なる寸法に設定した平
面型表示装置である。
【0025】第2の本発明は、第1の本発明の平面型表
示装置において、前面板のスペーサの端部が取付けられ
る部分に溝を形成したものである。
【0026】第3の本発明は、互いに対向する前面板及
び背面板を備える高真空の偏平管体と、前面板及び背面
板間の間隔を略一定値に保持するためのスペーサと、背
面板上に形成された複数の電界放出型カソード及び複数
の引き出し電極と、前面板上に形成されたアノード電極
及び蛍光体層とを有する平面型表示装置において、スペ
ーサの前面板及び背面板間の間隔方向の寸法を、複数の
引き出し電極及びアノード電極間の間隔より大なる寸法
に設定すると共に、スペーサの引き出し電極及びアノー
ド電極間に略対応する部分に導電体又は高抵抗体を設け
ると共に、残りの部分を絶縁体にて構成し、電界放射型
カソードに印加される電圧及びアノード電極に印加され
る電圧の範囲を越えない所定の一定電圧を導電体又は高
抵抗体に印加してなる平面型表示装置である。
【0027】第4の本発明は、第3の本発明の平面型表
示装置において、前面板又は背面板のスペーサの端部が
取付けされる部分に溝を形成した平面型表示装置であ
る。
【0028】第5の本発明は、第3の本発明の平面型表
示装置において、前面板のスペーサの端部が取付けられ
る部分に溝を形成すると共に、引き出し電極又は電界放
出型カソードに印加される電圧と同じ電圧を、導電体又
は高抵抗体に印加するようにした平面型表示装置であ
る。
【0029】第6の本発明は、第3の本発明の平面型表
示装置において、前面板のスペーサの端部が取付けられ
る部分に溝を形成すると共に、電界放射型カソードに印
加される電圧より高く、アノード電極に印加される電圧
より低い所定の一定電圧を、導電体又は高抵抗体に印加
するようにした平面型表示装置である。
【0030】第7の本発明は、第3の本発明の平面型表
示装置において、背面板のスペーサの端部が取付けられ
る部分に溝を形成すると共に、アノード電極に印加され
る電圧と同じ電圧を、導電体又は高抵抗体に印加するよ
うにした平面型表示装置である。
【0031】第8の本発明は、第3の本発明の平面型表
示装置において、背面板のスペーサの端部が取付けられ
る部分に溝を形成すると共に、電界放射型カソードに印
加される電圧より高く、アノード電極に印加される電圧
より低い所定の一定電圧を、導電体又は高抵抗体に印加
するようにした平面型表示装置である。
【0032】第9の本発明は、第3の本発明の平面型表
示装置において、前面板及び背面板のスペーサの端部が
取付けられる部分にそれぞれ溝を形成すると共に、電界
放射型カソードに印加される電圧より高く、アノード電
極に印加される電圧より低い所定の一定電圧を、導電体
又は高抵抗体に印加するようにした平面型表示装置であ
る。
【0033】第10の本発明は、第5の本発明の平面型
表示装置において、背面板上にリフトオフ法にて形成し
た給電用導電層が設けられ、その給電用導電層にスペー
サの導電体又は高抵抗体が接続されてなる平面型表示装
置である。
【0034】第11の本発明は、第6の本発明の平面型
表示装置において、背面板上にリフトオフ法にて形成し
た給電用導電層が設けられ、その給電用導電層にスペー
サの導電体又は高抵抗体が接続されてなる平面型表示装
置である。
【0035】第12の本発明は、第7の本発明の平面型
表示装置において、前面板上にリフトオフ法にて形成し
た給電用導電層が設けられ、その給電用導電層にスペー
サの導電体又は上記高抵抗体が接続されてなる平面型表
示装置である。
【0036】第13の本発明は、第8の本発明の平面型
表示装置において、前面板上にリフトオフ法にて形成し
た給電用導電層が設けられ、その給電用導電層にスペー
サの導電体又は上記高抵抗体が接続されてなる平面型表
示装置である。
【0037】〔発明の実施の形態の具体例〕以下に図1
〜図9を参照して、本発明の実施の形態の各具体例を説
明するが、図2〜図8において、図1と対応する部分の
重複説明及び重複図示は省略する。
【0038】先ず、図1を参照して、本発明の実施の形
態の具体例1の平面型表示装置を説明する。図1におい
て、FPは、高真空の偏平管の一部を構成するフロント
パネル(ガラスからなる透明前面板)、BSは、同じく
偏平管の他の一部を構成する基板(ガラスからなる背面
板)で、こられフロントパネルFP及び基板BSは、互
いに対向し、その各対向面は互いに平行である。
【0039】KK及びDRは、XYマトリックスを構成
するそれぞれ複数本の等間隔、等幅のカソード電極及び
引き出し電極で、絶縁層としての酸化膜(SiO2 等)
OFを介して互いに交叉して対向する如く配されてい
る。カソード電極KKは基板BS上に被着形成され、引
き出し電極DRは酸化膜OF上に被着形成されている。
PA〜PDは、フロントパネルFP上に順次循環的に被
着形成たれた赤、緑及び青色に発光するストライプ状の
蛍光体層である。AA〜ADは、蛍光体層PA〜PD上
にそれぞれ被着形成された、共通の固定電圧の印加され
るアノード電極(メタルバック)である。アノード電極
AA〜ADをフロントパネルFP上に被着形成し、その
アノード電極AA〜AD上に蛍光体層PA〜PDを被着
形成しても良い。尚、後述する電界放出型カソードK及
び引き出し電極DR間の間隔は、例えば、5μm、引き
出し電極DR及びアノード電極A間の間隔は、例えば、
2mmである。
【0040】複数のカソード電極KK及び複数の引き出
し電極DRの交叉部において、1画素分、即ち、4×5
個(実際には、例えば、25×40個)のマトリックス
状に配された円形の孔hが穿設されると共に、この孔h
に連通するキャビティCVが酸化膜OF内に設けられ
る。このキャビティCV内において、カソード電極KK
上に、例えば、円錐形形状のスピント( Spindt:人名)
型電界放出型カソード(エミッタ)Kが植立される。電
界放出型カソードKは、0.01V/Å〜0.1V/Å
程度の電界を選択的に与えることによって、トンネル効
果により電子放出がなされる、仕事関数の小さなMo、
W、Cr、カーボン等の材料から構成される。そして、
カソードKの頂点が孔hの中心に対応するように、孔H
及びカソードK間の位置関係が設定されている。A〜D
は、それぞれ複数、図示の場合は、4×5個(実際に
は、例えば、25×40個)の電界放出型カソードKか
らなる画素を示す。
【0041】アノード電極AA〜ADには、固定電圧、
例えば、3kV(例えば、3〜5kVの間の一定電圧も
可能である)の直流電圧が印加されている。複数の引き
出し電極DRには、図10に示したと同様に、スキャン
ドライバSDからの、例えば、100Vの直流電圧が、
それぞれ行線Cを通じて上側の引き出し電極DRから下
側の引き出し電極DRへと順次循環的に印加される。複
数のカソード電極KKには、図10に示したと同様に、
データドライバDDからの、画像信号に応じた0V(例
えば、0V〜10Vの電圧も可)の電圧が、それぞれ列
線Rを通じて選択に印加される。
【0042】かくして、複数の引き出し電極DR及び複
数のカソード電極KKのうち、100Vの直流電圧が印
加さされた引き出し電極DRと、0Vの電圧が印加され
たカソード電極KKの交点において、1画素分のカソー
ドKに対向する引き出し電極DRによって、1画素分の
カソードKから引き出された電子が、アノード電極AA
〜ADのいずかによって引っ張られて放電が開始され、
アノード電極AA〜ADのそのいずれかの1画素分のカ
ソードKに対向する部分が電子によって衝撃されて、そ
の部分の蛍光体層Pが発光して、1画素分の画像が表示
される。
【0043】これらの引き出し電極DR、カソード電極
KK、カソードK、アノード電極A、蛍光体層P及び酸
化膜OF並びに後述するスペーサSPが、ガラス等から
なる偏平管内に収納され、偏平管内は真空となされる。
【0044】SPはスペーサで、絶縁体SPaから構成
されている。スペーサSPの下端は、絶縁体としての酸
化膜OFに固着される。スペーサSPの上端は、従来例
に比べて肉厚とされたフロントパネルFPに形成した、
例えば、偏平管内に向かうに従って幅が広くなる断面が
台形の溝Hの底面に固着される。この場合、引き出し電
極DR及びフロントパネルFP間の間隔が、例えば、2
mm、溝Hの深さが、例えば、2mm、フロントパネル
FPの厚みから、溝Hの深さを差し引いた長さが、例え
ば、2mmである。従って、スペーサSPの高さ、即
ち、引き出し電極DR及びアノード電極AA〜AD間の
スペーサSPの縁面距離は、従来の2mmの倍の4mm
となっている。
【0045】このため、具体例1の平面型表示装置によ
れば、引き出し電極DR及びアノード電極AA〜AD間
のスペーサSPの表面における縁面放電の発生を防止す
ることができる。
【0046】次に、図2の具体例2の平面型表示装置を
説明する。この具体例2は、図1の具体例において、絶
縁体SPaからなるスペーサSPの周面で、引き出し電
極DR及びアノード電極AA〜AD間に対応する部分
に、引き出し電極DRに接続された、即ち、引き出し電
極DRの電圧と同じ電圧の印加された導電層(又は高抵
抗体層)SPbで被覆した場合である。そして、スペー
サSPの溝H内の部分は、絶縁体SPaのままとする。
SPbが高抵抗体層である場合は、抵抗値がMΩ、G
Ω、TΩのオーダの高抵抗体層である。
【0047】この具体例2の場合は、スペーサSPの溝
Hの部分には、偏平管内の残留ガスに電子が衝突するこ
とによって発生した2次電子が、スペーサSP、即ち、
絶縁体SPaの表面に帯電するが、スペーサSPの引き
出し電極DR及びアノード電極AA〜AD間の部分で
は、2次電子等の電子(e- )の帯電がない。
【0048】このため、具体例2の平面型表示装置によ
れば、スペーサSPの引き出し電極DR及びアノード電
極AA〜AD間の部分では、2次電子等の電子(e-
の帯電がないので、カソードKからアノード電極AA〜
ADの電子線の軌道が、偏位することはなく、又、スペ
ーサSPの溝H内の部分には、電子の帯電が生じるが、
カソードKからアノード電極AA〜ADの電子線の軌道
が偏位することはない。尚、層SPbが導電層の場合
は、全面が同電位となるが、高抵抗体層の場合は、電位
分布が生じる。
【0049】尚、スペーサSPの導電層(又は高抵抗体
層)SPbに印加する電圧は、カソードKに印加される
電圧と等しい電圧、又は、カソードKに印加される電圧
より高く、アノード電極Aに印加される電圧より低い所
定の一定電圧であっても良い。
【0050】次に、図3の具体例3の平面型表示装置を
説明する。この具体例3の場合は、スペーサSPの、引
き出し電極DR及びアノード電極AA〜AD間に対応す
る部分を導電体(又は高抵抗体)SPcにて構成し、そ
の導電体(又は高抵抗体)SPcを、引き出し電極DR
に接続した場合である。そして、スペーサSPの溝H内
の部分は、絶縁体SPaのままとする。SPcが高抵抗
体である場合は、抵抗値がMΩ、GΩ、TΩのオーダの
高抵抗体である。この具体例3の作用効果及び変形例
は、図2の具体例と同様である。
【0051】尚、スペーサSPの導電層(又は抵抗体
層)SPb及び導電体(又は抵抗体)SPcは、その上
位概念としての導電体(又は抵抗体)に含まれる。
【0052】次に、図4の具体例4の平面型表示装置を
説明する。この具体例4の場合は、図2の具体例2にお
いて、スペーサSPの導電層(又は高抵抗体層)SPb
を、引き出し電極DRに接続しないようにした場合であ
る。この導電層(又は高抵抗体層)SPbには、カソー
ドKに印加される電圧より高く、アノード電極Aに印加
される電圧より低い所定の一定電圧が印加される。
【0053】この具体例4の場合も、スペーサSPの引
き出し電極DR及びアノード電極AA〜AD間の部分で
は、2次電子等の電子(e- )の帯電がないので、カソ
ードKからアノード電極AA〜ADの電子線の軌道が偏
位することはない。スペーサSPの溝H内の部分には、
電子の帯電が生じるが、カソードKからアノード電極A
A〜ADの電子線の軌道が偏位することはない。
【0054】次に、図5の具体例5の平面型表示装置を
説明する。この具体例5の場合は、図4の具体例におい
て、スペーサSPの、引き出し電極DR及びアノード電
極AA〜AD間に対応する部分を導電体(又は高抵抗
体)SPcにて構成した場合で、、その導電体(又は高
抵抗体)SPcには、カソードKに印加される電圧より
高く、アノード電極Aに印加される電圧より低い所定の
一定電圧が印加される。
【0055】この具体例5の作用効果は、図4の具体例
4と同様である。
【0056】次に、図6の具体例6の平面型表示装置を
説明する。この具体例6は、図5の具体例5において、
スペーサSPの、引き出し電極DR及びアノード電極A
A〜AD間に対応する部分を、3個(2個又は4個以上
も可)の高抵抗体、又は、3個(2個又は4個以上も
可)高抵抗体及び導電体の組み合わせSPc1、SPc
2、SPc3にて構成し、それぞれに、カソードKに印
加される電圧より高く、アノード電極Aに印加される電
圧より低い所定の互いに異なる3つの一定電圧が印加さ
れる。この場合、SPc1、SPc2、SPc3が高抵
抗体及び導電体の組み合わせの場合、相隣るものが共に
導電体とならないようにする。
【0057】図6の平面型表示装置によれば、図5の具
体例5と比べて、カソードKからアノード電極AA〜A
Dまでの電子線の軌道の細かい制御を行うことができ
る。
【0058】次に、図7を参照して、具体例7の平面型
表示装置を説明する。スペーサSPは、絶縁体SPaか
ら構成されると共に、スペーサSPの、引き出し電極D
R及びアノード電極AA〜AD間は、導電層(又は高抵
抗体層)SPbで被覆されている{導電体(又は高抵抗
体)SPc自体も可}。この導電層(又は高抵抗体層)
Pbには、アノード電極AA〜ADと同じ電圧が印加さ
れている。スペーサSPの上端は、絶縁体としてのフロ
ントパネルFPに固着される。又、スペーサSPの導電
層(抵抗体層)SPbの被覆されていない絶縁体SPa
の部分が、酸化膜OFに穿設された孔ωの周面に接触せ
ずしてその孔ωを貫通し、その絶縁体SPaの下端が、
従来例に比べて肉厚とされた基板BSに形成した、例え
ば、偏平管内に行くに従って幅が広くなる溝Hの底面に
固着される。この場合、引き出し電極DR及びフロント
パネルFP間の間隔が、例えば、2mm、溝Hの深さ
が、例えば、2mm、基板BSの厚みから、溝Hの深さ
を差し引いた長さが、例えば、2mmである。
【0059】図7の具体例において、導電層(又は抵抗
体層)SPbに、カソードKに印加される電圧より高
く、アノード電極に印加される電圧より低い一定の電圧
を印加するようにしても良い。
【0060】この具体例7の平面型表示装置によれば、
引き出し電極DR及びアノード電極AA〜AD間のスペ
ーサSPへの帯電を防止することができる。
【0061】次に、図8を参照して、具体例8の平面型
表示装置を説明する。スペーサSPは、絶縁体SPaか
ら構成されると共に、スペーサSPの、引き出し電極D
R及びアノード電極AA〜AD間は、導電層(又は高抵
抗体層)SPbで被覆されている{導電体(又は高抵抗
体)SPc自体も可}。この導電層Pbには、引き出し
電極DRに印加される電圧乃至アノード電極AA〜AD
に印加される電圧の間の任意の値の電圧が印加される。
スペーサSPの下端は、従来例に比べて肉厚とされた基
板BSに形成した、例えば、断面が台形の溝Hの底面に
固着され、上端は、従来例に比べて肉厚とされたフロン
トパネルFPに形成した、例えば、断面が台形の溝Hの
底面に固着される。
【0062】この具体例8の平面型表示装置によれば、
引き出し電極DR及びアノード電極AA〜AD間のスペ
ーサSPへの帯電を防止することができる。
【0063】次に、図9を参照して、図4及び図5の具
体例4及び具体例5の給電部のリフトオフ法を用いた製
造方法を説明する。この例では、図4及び図5におい
て、基板BS上に給電部としての導電層を形成してお
き、酸化膜OFに穿設した透孔を通じて、スペーサSP
の下端を、給電部としての導電層に接着するようにした
場合である。
【0064】図9Aの基板BSの主面上に、図9Bに示
す如くフォトレジスト層PRを被着形成し、図9Cに示
す如く、給電部としての導電層を形成すべき部分をマス
ク(図示を省略)を通じて露光して、フッ酸(エッチャ
ント)に対する可溶部PRaを形成する。
【0065】図9Cのフォトレジスト層PRの可溶部P
Raを、フッ酸(エッチャント)で溶解除去して、図9
Dに示す如く溝kを形成し、その後、図9Eに示す如
く、溝kの底部及びフォトレジスト層PR上に、アルミ
ニューム蒸着等により、導電層dを形成する。この場
合、フォトレジスト層PRの両側面には導電層を形成し
ない。その後、図9Fに示す如く、フォトレジスト層P
R及びその上の導電層dを除去する。その後、図4及び
図5の具体例4及び5の製造の過程で、溝kに連通した
孔を有する酸化膜OFを被着形成する。
【0066】そして、図9H及びH′に示す如く、スペ
ーサSPの導電層(又は抵抗体層)SPb及び導電体
(又は抵抗体)SPcの部分を、酸化膜OFの孔を通じ
て、溝kの底面上の導電層d上に、導電性接着材料を用
いて接着する。
【0067】この図9の製造方法によれば、スペーサS
Pの導電層(又は抵抗体層)SPb及び導電体(又は抵
抗体)SPcを有するスペーサSPを、給電部としての
導電層に位置決めして、接続することができる。
【0068】この図9の製造方法は、図7の具体例にも
適用できる。その場合には、図9の基板BSをフロント
パネルFPに代えると共に、図9Gの酸化膜OFを省略
し、図9Gの導電層dに、スペーサSPの導電層又は抵
抗体層SPbを接続する。この導電層又は抵抗体層SP
bの代わりに、導電体又は抵抗体SPc自体であっても
良い。
【0069】
【発明の効果】第1の本発明によれば、互いに対向する
前面板及び背面板を備える高真空の偏平管体と、前面板
及び背面板間の間隔を略一定値に保持するための絶縁体
から構成されるスペーサと、背面板上に形成された複数
の電界放出型カソード及び複数の引き出し電極と、前面
板上に形成されたアノード電極及び蛍光体層とを有し、
スペーサの背面側の端部が引き出し電極上に接触せしめ
られてなる平面型表示装置において、スペーサの前面板
及び背面板間の間隔方向の寸法を、複数の引き出し電極
及びアノード電極間の間隔より大なる寸法に設定したの
で、複数の引き出し電極及びアノード電極間のスペーサ
の縁面放電を防止することのできる平面型表示装置を得
ることができる。
【0070】第2の本発明によれば、第1の本発明の平
面型表示装置において、前面板のスペーサの端部が取付
けられる部分に溝を形成したので、第1の本発明と同様
の効果の得られる平面型表示装置を得ることができる。
【0071】第3の本発明によれば、互いに対向する前
面板及び背面板を備える高真空の偏平管体と、前面板及
び背面板間の間隔を略一定値に保持するためのスペーサ
と、背面板上に形成された複数の電界放出型カソード及
び複数の引き出し電極と、前面板上に形成されたアノー
ド電極及び蛍光体層とを有する平面型表示装置におい
て、スペーサの前面板及び背面板間の間隔方向の寸法
を、複数の引き出し電極及びアノード電極間の間隔より
大なる寸法に設定すると共に、スペーサの引き出し電極
及びアノード電極間に略対応する部分に導電体又は高抵
抗体を設けると共に、残りの部分を絶縁体にて構成し、
電界放射型カソードに印加される電圧及びアノード電極
に印加される電圧の範囲を越えない所定の一定電圧を導
電体又は高抵抗体に印加してなるので、スペーサへの電
子の帯電を防止することのできる平面型表示装置を得る
ことができる。
【0072】第4の本発明によれば、第3の本発明の平
面型表示装置において、前面板又は背面板のスペーサの
端部が取付けされる部分に溝を形成したので、第3の本
発明と同様の効果の得られる平面型表示装置を得ること
ができる。
【0073】第5の本発明によれば、第3の本発明の平
面型表示装置において、前面板のスペーサの端部が取付
けられる部分に溝を形成すると共に、引き出し電極又は
電界放出型カソードに印加される電圧と同じ電圧を、導
電体又は高抵抗体に印加するようにしたので、第3の本
発明と同様の効果の得られる平面型表示装置を得ること
ができる。
【0074】第6の本発明によれば、第3の本発明の平
面型表示装置において、前面板のスペーサの端部が取付
けられる部分に溝を形成すると共に、電界放射型カソー
ドに印加される電圧より高く、アノード電極に印加され
る電圧より低い所定の一定電圧を、導電体又は高抵抗体
に印加するようにしたので、第3の本発明と同様の効果
の得られる平面型表示装置を得ることができる。
【0075】第7の本発明によれば、第3の本発明の平
面型表示装置において、背面板のスペーサの端部が取付
けられる部分に溝を形成すると共に、アノード電極に印
加される電圧と同じ電圧を、導電体又は高抵抗体に印加
するようにしたので、第3の本発明と同様の効果の得ら
れる平面型表示装置を得ることができる。
【0076】第8の本発明によれば、第3の本発明の平
面型表示装置において、背面板のスペーサの端部が取付
けられる部分に溝を形成すると共に、電界放射型カソー
ドに印加される電圧より高く、アノード電極に印加され
る電圧より低い所定の一定電圧を、導電体又は高抵抗体
に印加するようにしたので、第3の本発明と同様の効果
の得られる平面型表示装置を得ることができる。
【0077】第9の本発明によれば、第3の本発明の平
面型表示装置において、前面板及び背面板のスペーサの
端部が取付けられる部分にそれぞれ溝を形成すると共
に、電界放射型カソードに印加される電圧より高く、ア
ノード電極に印加される電圧より低い所定の一定電圧
を、導電体又は高抵抗体に印加するようにしたので、第
3の本発明と同様の効果の得られる平面型表示装置を得
ることができる。
【0078】第10の本発明によれば、第5の本発明の
平面型表示装置において、背面板上にリフトオフ法にて
形成した給電用導電層が設けられ、その給電用導電層に
スペーサの導電体又は高抵抗体が接続されてなるので、
第5の本発明と同様の効果が得られると共に、スペーサ
の導電体又は高抵抗体を、給電用導電層に位置決めし
て、接続することのできる平面型表示装置を得ることが
できる。
【0079】第11の本発明によれば、第6の本発明の
平面型表示装置において、背面板上にリフトオフ法にて
形成した給電用導電層が設けられ、その給電用導電層に
スペーサの導電体又は高抵抗体が接続されてなるので、
第6の本発明と同様の効果が得られると共に、スペーサ
の導電体又は高抵抗体を、給電用導電層に位置決めし
て、接続することのできる平面型表示装置を得ることが
できる。
【0080】第12の本発明によれば、第7の本発明の
平面型表示装置において、前面板上にリフトオフ法にて
形成した給電用導電層が設けられ、その給電用導電層に
スペーサの導電体又は上記高抵抗体が接続されてなるの
で、第7の本発明と同様な効果が得られると共に、スペ
ーサの導電体又は高抵抗体を、給電用導電層に位置決め
して、接続することのできる平面型表示装置を得ること
ができる。
【0081】第13の本発明によれば、第8の本発明の
平面型表示装置において、前面板上にリフトオフ法にて
形成した給電用導電層が設けられ、その給電用導電層に
スペーサの導電体又は上記高抵抗体が接続されてなるの
で、第8の本発明と同様な効果が得られると共に、スペ
ーサの導電体又は高抵抗体を、給電用導電層に位置決め
して、接続することのできる平面型表示装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の具体例1の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の具体例2の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の具体例3の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の具体例4の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の具体例5の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の具体例6の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態の具体例7の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の具体例8の平面型表示装
置を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の具体例4及び5における
スペーサへの給電部の製造方法の一例を示す工程図であ
る。
【図10】平面型表示装置の従来例を示すブロック線図
である。
【図11】図10の平面型表示装置の従来例のα−α′
線上の断面部分図である。
【図12】図10の平面型表示装置の従来例のα−α′
線上の断面部分図である。
【図13】図11の従来例に対応する平面型表示装置の
断面図である。
【図14】図12の従来例に対応する平面型表示装置の
断面図である。
【図15】電界放出型カソードの例を示す平面図及び断
面図である。
【符号の説明】
FP プロントパネル(透明な前面板)、BS 基板
(背面板)、KK カソード電極、K 電界放出型カソ
ード、A〜D 画素、DR 引き出し電極、h引き出し
電極の孔、OF酸化膜、A、AA〜AD アノード電
極、P、PA〜PD 蛍光体層、SP スペーサ、SP
a 絶縁体、SPb 導電層(抵抗体層)、SPc 導
電体(抵抗体)、H 溝。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する前面板及び背面板を備え
    る高真空の偏平管体と、 上記前面板及び背面板間の間隔を略一定値に保持するた
    めの絶縁体から構成されるスペーサと、上記背面板上に
    形成された複数の電界放出型カソード及び複数の引き出
    し電極と、上記前面板上に形成されたアノード電極及び
    蛍光体層とを有し、上記スペーサの上記背面側の端部が
    上記引き出し電極上に接触せしめられてなる平面型表示
    装置において、 上記スペーサの上記前面板及び上記背面板間の間隔方向
    の寸法を、上記複数の引き出し電極及び上記アノード電
    極間の間隔より大なる寸法に設定したことを特徴とする
    平面型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の平面型表示装置におい
    て、 上記前面板の上記スペーサの端部が取付けられる部分に
    溝を形成したことを特徴とする平面型表示装置。
  3. 【請求項3】 互いに対向する前面板及び背面板を備え
    る高真空の偏平管体と、 上記前面板及び背面板間の間隔を略一定値に保持するた
    めのスペーサと、上記背面板上に形成された複数の電界
    放出型カソード及び複数の引き出し電極と、上記前面板
    上に形成されたアノード電極及び蛍光体層とを有する平
    面型表示装置において、 上記スペーサの上記前面板及び上記背面板間の間隔方向
    の寸法を、上記複数の引き出し電極及び上記アノード電
    極間の間隔より大なる寸法に設定すると共に、 上記スペーサの上記引き出し電極及び上記アノード電極
    間に略対応する部分に導電体又は高抵抗体を設けると共
    に、残りの部分を絶縁体にて構成し、 上記電界放射型カソードに印加される電圧及び上記アノ
    ード電極に印加される電圧の範囲を越えない所定の一定
    電圧を上記導電体又は高抵抗体に印加することを特徴と
    することを特徴とする平面型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の平面型表示装置におい
    て、 上記前面板又は上記背面板の上記スペーサの端部が取付
    けされる部分に溝を形成したことを特徴とする平面型表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の平面型表示装置におい
    て、 上記前面板の上記スペーサの端部が取付けられる部分に
    溝を形成すると共に、 上記引き出し電極又は上記電界放出型カソードに印加さ
    れる電圧と同じ電圧を、上記導電体又は上記高抵抗体に
    印加するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の平面型表示装置におい
    て、 上記前面板の上記スペーサの端部が取付けられる部分に
    溝を形成すると共に、 上記電界放射型カソードに印加される電圧より高く、上
    記アノード電極に印加される電圧より低い所定の一定電
    圧を、上記導電体又は上記高抵抗体に印加するようにし
    たことを特徴とする平面型表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の平面型表示装置におい
    て、 上記背面板の上記スペーサの端部が取付けられる部分に
    溝を形成すると共に、 上記アノード電極に印加される電圧と同じ電圧を、上記
    導電体又は上記高抵抗体に印加するようにしたことを特
    徴とする平面型表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の平面型表示装置におい
    て、 上記背面板の上記スペーサの端部が取付けられる部分に
    溝を形成すると共に、 上記電界放射型カソードに印加される電圧より高く、上
    記アノード電極に印加される電圧より低い所定の一定電
    圧を、上記導電体又は上記高抵抗体に印加するようにし
    たことを特徴とする平面型表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の平面型表示装置におい
    て、 上記前面板及び背面板の上記スペーサの端部が取付けら
    れる部分にそれぞれ溝を形成すると共に、 上記電界放射型カソードに印加される電圧より高く、上
    記アノード電極に印加される電圧より低い所定の一定電
    圧を、上記導電体又は上記高抵抗体に印加するようにし
    たことを特徴とする平面型表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の平面型表示装置にお
    いて、 上記背面板上にリフトオフ法にて形成した給電用導電層
    が設けられ、該給電用導電層に上記スペーサの上記導電
    体又は上記高抵抗体が接続されてなることを特徴とする
    平面型表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の平面型表示装置にお
    いて、 上記背面板上にリフトオフ法にて形成した給電用導電層
    が設けられ、該給電用導電層に上記スペーサの上記導電
    体又は上記高抵抗体が接続されてなることを特徴とする
    平面型表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の平面型表示装置にお
    いて、 上記前面板上にリフトオフ法にて形成した給電用導電層
    が設けられ、該給電用導電層に上記スペーサの上記導電
    体又は上記高抵抗体が接続されてなることを特徴とする
    平面型表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の平面型表示装置にお
    いて、 上記前面板上にリフトオフ法にて形成した給電用導電層
    が設けられ、該給電用導電層に上記スペーサの上記導電
    体又は上記高抵抗体が接続されてなることを特徴とする
    平面型表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6876141B2 (en) * 2000-04-13 2005-04-05 Centro De Pesquisas Renato Archer -- Cenpra Electron emitter structure for field emission display

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