JP2000195031A - ヘッド支持ア―ム及びこれの製造方法 - Google Patents

ヘッド支持ア―ム及びこれの製造方法

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JP2000195031A
JP2000195031A JP10370272A JP37027298A JP2000195031A JP 2000195031 A JP2000195031 A JP 2000195031A JP 10370272 A JP10370272 A JP 10370272A JP 37027298 A JP37027298 A JP 37027298A JP 2000195031 A JP2000195031 A JP 2000195031A
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、スライダをフレクシャにボ
ンディングするための加熱処理の間の読み取り/書き込
みヘッドの損傷を防止するためのヘッド支持アームの構
造、そして加熱処理の間のヘッドの損傷を防止するヘッ
ド支持アームの製造方法を提供することである。 【解決手段】本発明のヘッド支持アームは、ロード・ビ
ームと、ロード・ビームに結合された部分及びボンディ
ング部分を含むフレクシャと、接着剤によりボンディン
グ部分に接着されたスライダとを含み、フレクシャのボ
ンディング部分は、スライダの表面上に置かれたエッジ
を含み、ボンディング部分のうちエッジを含む表面領域
の一部分とスライダの表面の一部分との両方を露出する
露出開口がロード・ビームに設けられていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッド支持アーム
及びこれを製造する方法に関する。更に具体的にいうな
らば、本発明は、スライダをフレクシャにボンディング
するための加熱処理の間の読み取り/書き込みヘッドの
損傷を防止するためのヘッド支持アームの構造、そして
加熱処理の間のヘッドの損傷を防止するヘッド支持アー
ムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ハード・ディスク・ドライブ装
置のような磁気データ記録装置に使用されるヘッド支持
アームの組立又は製造においては、読み取り/書き込み
ヘッドが取り付けられている非常に小さなスライダが、
例えば熱硬化性樹脂のような接着剤によりフレクシャに
接着される。図1は従来のヘッド支持アーム1を示し、
そしてこれは、枢着点3でハード・ディスク・ドライブ
装置のフレームに装着されるアクチュエータ・アーム
2、ロード・ビーム4、このロード・ビーム4をアクチ
ュエータ・アーム2に接続するマウント・プレート5、
ロード・ビーム4に取り付けられたフレクシャ6、そし
てこのフレクシャ6に取り付けられたスライダ7を含
む。マウント・プレート5とアクチュエータ・アーム2
とは、スェッジング接続8により結合されている。スラ
イダ7、フレクシャ6、ロード・ビーム4及びマウント
・プレート5は、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HG
A)と呼ばれる。
【0003】スライダ7上の例えばMRヘッドのような
読み取り/書き込みヘッド13(図2)に接続されてい
る4本の接続ワイヤ10を収容する可撓性の管9が、ヘ
ッド支持アームの側縁の一つに装着されている。管9は
固定素子11により複数箇所で側縁に固定されている。
この型のヘッド支持アームは、コンタクト・スタート・
ストップ(CSS)方式において使用されている。この
方式においては、待機状態でハード・ディスクの回転が
停止されている時に、スライダ7は、データ記録ディス
ク(例えばハード・ディスク)の表面のうちの外側のラ
ンディング・ゾーンに着陸される。ハード・ディスクへ
データを書き込むために又はハード・ディスクからデー
タを読み出すためにハード・ディスクの回転が開始され
ると、スライダ7はランディング・ゾーンから離陸し、
そしてハード・ディスク上を飛行する。
【0004】図2は、ロード・ビーム4の先端、フレク
シャ6及びスライダ7の位置的関係を示す。ロード・ビ
ーム4の裏面に形成されているディンプル12はフレク
シャ6の上面に接触して、スライダ7のジンバル動作を
実現する。組立工程において、フレクシャ6はロード・
ビーム4の裏面に固定され、そして熱硬化性樹脂15に
よりスライダ7がフレクシャ6の裏面に取り付けられ
る。熱硬化性樹脂全体の硬化は炉内で行われる。炉内で
の加熱の前に、フレクシャ6の露出領域14のうちの小
さな領域16にレーザ・ビームが当てられて、この領域
16内の熱硬化性樹脂を硬化させてスライダ7をフレク
シャ6に仮留めする。この仮留めのことをレーザ・タッ
クという。CSS方式のヘッド支持アーム1では部分1
6が露出されているのでこのようなレーザ・タックを使
用することができる。
【0005】近年、ロード・アンロード方式が開発され
てきた。この方式では、ランプ素子と呼ばれる部材がハ
ード・ディスクの外側に固定される。読み取り/書き込
み動作が行われない時には、ヘッド支持アームの先端の
タブがランプ素子に乗り上げ、そして読み取り/書き込
み動作が開始される時に、ヘッド支持アームがハード・
ディスクの中心に向けて移動され、これにより先端のタ
ブがランプ素子からはずれて、スライダがハード・ディ
スク上を飛行する。
【0006】図3及び4は、ロード/アンロード方式で
使用されてきた従来のヘッド支持アーム21を示す。こ
のヘッド支持アーム21は、枢着点23でハード・ディ
スク・ドライブ装置のフレームに装着されるアクチュエ
ータ・アーム22、ロード・ビーム24、このロード・
ビーム24をアクチュエータ・アーム22に接続するマ
ウント・プレート25、結合点17でロード・ビーム2
4に取り付けられたフレクシャ26、そしてこのフレク
シャ26に接着されたスライダ27を含む。マウント・
プレート25とアクチュエータ・アーム22とは、スェ
ッジング接続28により結合されている。薄膜34上の
MRヘッド33に接続されている4本の接続ワイヤ30
を収容する可撓性の管29が、ヘッド支持アーム21の
側縁の一つに固定素子31により装着されている。ロー
ド・ビーム24は屈曲部18で屈曲される。ロード・ビ
ーム24の裏面に形成されているディンプル32はフレ
クシャ24の上面に接触してスライダ27のジンバル動
作を実現する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ロード・アンロード方
式で使用されるヘッド支持アームでは、待機状態でラン
プ素子(図示せず)に乗り上げる先端のタブ19をロー
ド・ビーム24に設けること、そして薄膜34の端子
(図示せず)に接続されるワイヤ30が通り抜ける開口
20をロード・ビーム24に設けることが要求される。
この結果、図4に示すように、開口20を介して露出さ
れる領域35は小さくなり、従って図1及び2で示した
ヘッド支持アーム1で使用されたレーザ・タックを使用
することができなくなる。この理由により、フレクシャ
26の接着即ちボンディング領域(タングと呼ばれる)
26Aにスライダ27を接着するために、(1)例えば
シアノアクリレート系の接着剤のような瞬間接着剤が使
用され、又は、(2)熱硬化性接着剤を使用する場合に
は、位置決めジグにより固定されたボンディング領26
A及びスライダ27が、加熱炉内で加熱されて熱硬化性
接着剤が硬化された。しかしながら、このような接着方
式は次のような新たな問題を生じる。(2)の場合に
は、生産性が制限される。(1)の場合には、読み取り
/書き込みヘッドの飛行の高さが、ハード・ディスク・
ドライブ装置のハウジング内の動作温度に依存して変化
する。このような問題は次の理由により生じる。シアノ
アクリレート系接着剤のガラス転移温度は比較的高く、
例えば80℃である。従って、シアノアクリレート系の
接着剤は、ガラス転移温度よりも低い温度範囲では、ガ
ラス状態を保ちそして比較的高いヤング率を示す。温度
がガラス転移温度に達すると、シアノアクリレート系接
着剤はゴム状の弾性状態になり、そして比較的低いヤン
グ率を示す。即ち、ガラス転移温度よりも低い温度範囲
ではスライダ27及びフレクシャ26のボンディング部
分26Aは、ガラス状のシアノアクリレート系接着剤に
より硬く一体的に接着されている。スライダの温度膨張
率はボンディング部分26Aの温度膨張率と異なるため
に、ガラス転移温度よりも低い温度範囲ではスライダ2
7とボンディング部分26Aのバイメタル効果が生じ、
そしてガラス転移温度以上の温度範囲ではゴム状の接着
剤が膨張変化を吸収するためにこのようなバイメタル効
果は生じない。このように、読み取り/書き込みヘッド
の飛行の高さは、ハード・ディスク・ドライブ装置の動
作温度に依存して変動する。ハード・ディスク・ドライ
ブ装置が、通常の使用雰囲気の温度よりも広い温度レン
ジの過酷な動作雰囲気で動作される場合には、上述のバ
イメタル効果を減少するための構成及び材料を使用する
ことが必要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの目的は、
ロード/アンロード方式で動作されるデータ記録装置の
改良されたヘッド支持アームを提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、改良されたヘッド支
持アームを有するロード/アンロード方式で動作される
データ記録装置を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、ロード/アンロード
方式で動作されるデータ記録装置の改良されたヘッド支
持アームを製造する方法を提供することである。
【0011】本発明に従うヘッド支持アームは、ロード
・ビームと、該ロード・ビームに結合された部分及びボ
ンディング部分を含むフレクシャと、接着剤によりボン
ディング部分に接着されたスライダとを含み、フレクシ
ャのボンディング部分は、スライダの表面上に置かれた
エッジを含み、ボンディング部分のうちエッジを含む表
面領域の一部分とスライダの表面の一部分との両方を露
出する露出開口がロード・ビームに設けられていること
を特徴とする。
【0012】フレクシャ及びスライダのジンバル動作を
生じさせるためのディンプルがロード・ビームに設けら
れており、そして露出開口が、読み取り/書き込みヘッ
ドが取り付けられているスライダの一端に対して反対側
の他端とディンプルとの間の位置でロード・ビームに設
けられていることを特徴とする。
【0013】露出開口は、スライダの他端に隣接するボ
ンディング部分の一端を含む表面領域の一部分とスライ
ダの表面の一部分との両方を露出する位置でロード・ビ
ームに設けられていることを特徴とする。
【0014】露出開口により露出されたボンディング部
分の領域を囲む溝がボンディング部分に設けられている
ことを特徴とする。
【0015】溝は、ボンディング部分のうちスライダに
対面する表面に設けられていることを特徴とする。
【0016】溝は、ボンディング部分のうちロード・ビ
ームに対面する表面に設けられていることを特徴とす
る。
【0017】溝は、露出開口により露出された部分を囲
む半円状の軌跡に沿って延びていることを特徴とする。
【0018】溝は、露出開口により露出された部分を囲
む半矩形状の軌跡に沿って延びていることを特徴とす
る。
【0019】露出開口により露出されたボンディング部
分の領域を囲む複数個の開口がボンディング部分に設け
られていることを特徴とする。
【0020】複数個の開口は、露出開口により露出され
た部分を囲む半円状の軌跡に沿って形成されていること
を特徴とする。
【0021】露出開口により露出された部分を含む島状
領域がネック部分を介してボンディング部分から延びて
いることを特徴とする。
【0022】本発明に従うデータ記録装置は、データを
記録するデータ記録媒体と、該データ記録媒体に対して
相対的に移動するヘッド支持アームとを含み、該ヘッド
支持アームは、ロード・ビームと、該ロード・ビームに
結合された部分及びボンディング部分を含むフレクシャ
と、接着剤によりボンディング部分に接着されたスライ
ダとを含み、フレクシャのボンディング部分は、スライ
ダの表面上に置かれたエッジを含み、ボンディング部分
のうちエッジを含む表面領域の一部分とスライダの表面
の一部分との両方を露出する露出開口がロード・ビーム
に設けられていることを特徴とする。
【0023】本発明に従うヘッド支持アームの製造方法
は、ボンディング部分を含むフレクシャが取り付けら
れ、そして露出開口が形成されているロード・ビームで
あって、露出開口の面積の一部分を介してボンディング
部分の1つのエッジを含む表面領域の一部分が露出され
ているロード・ビームを用意する工程と、ボンディング
部分に熱硬化性接着剤を塗布する工程と、露出開口の面
積の残りの部分を介してスライダの表面の一部分を露出
するようにスライダをボンディング部分上の熱硬化性接
着剤に位置決めする工程と、露出開口を介してボンディ
ング部分の表面領域の一部分とスライダの表面の一部分
とにレーザ・ビームを当てる工程とを含む。
【0024】
【発明の実施の形態】図5は、本発明に従うヘッド支持
アーム51を含むハード・ディスク・ドライブ装置の回
路のブロック図である。磁気データ記録ディスク40を
回転させるスピンドル・モータ41及びボイス・コイル
・モータ(VCM)は、VCM/スピンドル・ドライバ
42により制御される。図を簡略化するために1つのデ
ィスク40だけが示されている。読み取り/書き込み回
路44はハード・ディスク制御回路45に接続され、そ
してこの回路45は又VCM/スピンドル・ドライバ4
2に接続されている。データ及び制御データを記憶する
ためのメモリ46が回路45及び主制御回路即ちMPU
43に接続され、そしてMPUはVCM/スピンドル・
ドライバ42、ハード・ディスク制御回路45及びメモ
リ46を制御する。読み取り/書き込みヘッドはスライ
ダ(図示せず)に装着される。スライダはヘッド支持ア
ーム51の先端部に装着されている。ヘッド支持アーム
51の後部はハード・ディスク・ドライブ装置のフレー
ムに枢着されている。内側クラッシュ停止材47がフレ
ームに装着されており、そしてヘッド支持アーム51に
係合して読み取り/書き込みヘッドを、最も内側のデー
タ記録トラック上に位置決めする。ランプ素子48がハ
ード・ディスク・ドライブ装置のフレームに装着され
る。このハード・ディスク・ドライブ装置はロード/ア
ンロード方式で動作され、待機状態ではヘッド支持アー
ム51の先端タブ67がランプ素子48上に乗り、そし
て読み取り/書き込み動作が開始されると、ヘッド支持
アーム51はハード・ディスク40に中心に向かって移
動され、これにより先端タブ67はランプ素子48から
はずれてそしてスライダ及び読み取り/書き込みヘッド
はハード・ディスク上で飛行する。
【0025】図6は、本発明に従うヘッド支持アーム5
1の実施例を示し、そしてこれは枢着点53でハード・
ディスク・ドライブ装置のフレームに装着されるアクチ
ュエータ・アーム52、ロード・ビーム54、このロー
ド・ビーム54をアクチュエータ・アーム52に接続す
るマウント・プレート55、結合点65(図7)でロー
ド・ビーム54に取り付けられたフレクシャ56、そし
てこのフレクシャ56のボンディング部分56Aに取り
付けられたスライダ57を含む。このようにして、ヘッ
ド支持アーム51の先端の部分はフレクシャ56を介し
てスライダ57を支持し、そしてヘッド支持アーム51
の後部は、ハード・ディスク・ドライブ装置のフレーム
に枢着されている。スライダ57、フレクシャ56、ロ
ード・ビーム54及びマウント・プレート55は、ヘッ
ド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ばれる。ロー
ド・ビーム54、フレクシャ56及びスライダ57の詳
細は図7及び8に示されている。
【0026】MRヘッドのような読み取り/書き込みヘ
ッド63はスライダ57の先端に取り付けられている薄
膜36上に装着されており、そして4つの接続端子を有
し、そして4本の導電性接続ワイヤ60がこれら4つの
端子にそれぞれ接続されている。4本の接続ワイヤ60
は、可撓性の管59により覆われている。管59は固定
素子61によりアクチュエータ・アーム52及びマウン
ト・プレート55に固定されている。ロード・ビーム5
4上の突出部即ちディンプル62は、スライダ57及び
読み取り/書き込みヘッド63を支持するフレクシャ5
6のボンディング部分56Aに接触してスライダ57及
びヘッド63のジンバル動作を実現する。開口38がロ
ードビーム54に形成されておりこのロード・ビーム5
4の屈曲部66を規定する。ロード・ビーム54は図6
(B)に示すように、屈曲部66で屈曲することにより
2つの位置の間で移動される。
【0027】図7はロード・ビーム54、フレクシャ5
6及びスライダ57の詳細を示す。図7(A)には接続
ワイヤ60は示されていない。ロード・ビーム54の上
面に向かう方向で、ロード・ビーム54の上面を見た場
合、ロード・ビーム54の下側の面に対面するフレクシ
ャ56のボンディング部分56Aの面の大部分はロード
・ビーム54により隠されている。本発明に従うと、フ
レクシャ56のボンディング部分56Aとスライダ57
との両方にレーザ・ビームを通過させるために使用され
る開口49がロード・ビーム54に形成されている。
【0028】図8は、ロード・ビーム54、フレクシャ
56及びスライダ57の位置的関係を示す。本明細書に
おいて、データ記録ディスクに対面するロード・ビーム
54、フレクシャ56及びスライダ57の面を下側表面
と呼び、そして下側表面と反対側の面を上側表面と呼
ぶ。フレクシャ56のボンディング部分56Aのエッジ
56Bは、スライダ57の上側表面上に置かれる。ロー
ド・ビーム54上の開口49の位置を説明すると、開口
49の位置は、次の条件(1)そして(2)を満足する
位置として規定される。即ち、図7(A)及び8に示さ
れているように、(1)開口49は、ボンディング部分
56Aのエッジ56Bを含む表面領域の一部分とスライ
ダの上側表面の一部分との両方を露出する位置に形成さ
れ、そして(2)開口49は、読み取り/書き込みヘッ
ド63が取り付けられているスライダの一つのエッジ5
7Aに対して反対側のエッジ57Bとディンプル62と
の間に形成されている。上述の位置に形成されている開
口49の作用効果については後述する。
【0029】フレクシャ56のボンディング部分56A
にスライダ57を接着する方法を図8、図9及び図10
を参照して説明する。図9は、フレクシャ56のボンデ
ィング部分56Aにスライダ57を接着する製造工程を
示す。図10は、位置決めジグに位置決めされたスライ
ダ57、フレクシャ56及びロード・ビーム54の位置
的関係を示す。このような位置決めジグはこの分野で周
知であるので図10には示されていない。
【0030】図9に示す工程81の前に、アクチュエー
タ・アーム52、マウント・プレート55及びロード・
ビーム54は一体的に組み立てられ終えており、そして
フレクシャ56は固定点65でロード・ビーム54に固
定され終えている。フレクシャ56にはフレーム部材7
3が一体的に形成されており、そしてこのフレーム部材
73は後に切り欠き部72で切り離されることに注目さ
れたい。
【0031】図9の工程81において、スライダ57は
図10(A)に示されるように位置決めジグに置かれ、
そして工程82においてフレクシャ54は、フレーム部
材73と共に位置決めジグに置かれる。工程83におい
て、接続ワイヤ60を薄膜36の接続端子上に位置決め
するようにワイヤ60がフレーム73の領域74にそれ
ぞれ固定され、そしてワイヤ60はこの分野で周知の超
音波ボンディングにより端子に接続され、これによりワ
イヤ60はMRヘッド63に接続される。次に、ワイヤ
60の不要な部分が切断され、そしてフレーム部分73
が切り欠き部72で分離される。
【0032】工程84において、例えば熱硬化性のエポ
キシ樹脂のような熱硬化性の接着剤が、図8に示すフレ
クシャ56のボンディング部分56Aに塗布され、そし
て図10(B)に示すようにスライダ57が90°だけ
回転される。図8に示すスライダ57の上面の領域70
は接着剤を示す。図10(B)には接着剤は示されてい
ない。
【0033】工程85において、ロード・ビーム54の
開口49を介して露出されている、フレクシャ56のボ
ンディング部分56Aのうちエッジ56Bを含む表面領
域の露出部分と、スライダ57の上側表面の露出部分と
に、連続発振レーザ・ビーム75が所定時間だけ照射さ
れ、これにより図8に示されている熱硬化性接着剤70
の小さな部分71が硬化され、これによりスライダ57
は、熱硬化性接着剤のこの小さな部分71によりフレク
シャ56のボンディング部分56Aに仮留めされる。
【0034】工程86において、ヘッド支持アーム51
は位置決めジグからはずされる。工程88において、ヘ
ッド支持アーム51は約120℃の温度の加熱炉内で約
30分間加熱され、これによりフレクシャ56のボンデ
ィング部分56Aとスライダ57との間の熱硬化性接着
剤70の全体が硬化される。
【0035】上述のように、開口49は、次の条件
(1)そして(2)を満足する位置に形成される。条件
(1)では、開口49は、ボンディング部分56Aのエ
ッジ56Bを含む上側表面領域の一部分とスライダの上
側表面の一部分との両方を同時に露出する位置に形成さ
れる。ボンディング部分56Aのエッジ56Bを含む上
側表面領域の一部分とスライダの上側表面の一部分との
両方を同時に露出する理由は、図10(A)に示すよう
に、ボンディング部分56Aのエッジを含む上側表面領
域の一部分とスライダの上側表面の一部分との両方をレ
ーザ・ビーム75により同時に加熱するためであり、こ
れにより小さな領域71内の熱硬化性接着剤が効果的に
硬化され、そして、スライダ57は、フレクシャ56の
ボンディング部分56Aに確実に仮留めされることがで
きる。
【0036】条件(2)即ち、開口49は、読み取り/
書き込みヘッド63が取り付けられているスライダの一
つのエッジ57Aに対して反対側のエッジ57Bとディ
ンプル62との間に形成されていることを使用する理由
は、レーザ・ビームにより加えられる熱によりMRヘッ
ド63が損傷されるのを防止するためである。このよう
な位置に加えられる熱の一部は、この位置と読み取り/
書き込みヘッド63との間の熱伝達通路に配置されてい
るディンプル62を通してロード・ビーム54に伝達さ
れる。このようにして、例えば、可撓性のステンレス合
金のような可撓性の熱伝達材料で作られているロード・
ビーム54をプレスして形成されたディンプル62が、
放熱通路として働く。120℃よりも高い熱は、MRヘ
ッドを損傷することがあり、従って120℃よりも高い
熱がMRヘッドに加えられることを防止することが必要
である。このために、工程88における炉内の温度は、
MRヘッドの損傷を防止するために120℃よりも低い
値に保たれる。
【0037】本発明は、上述の構造を採用することによ
って、ヘッド支持アームの組立のために、例えばエポキ
シ樹脂のような熱硬化性の接着剤を使用することを可能
にする。本発明において、例えばエポキシ樹脂のような
熱硬化性の接着剤を使用する理由は、熱硬化性接着剤特
にエポキシ樹脂が、シアノアクリレート系接着剤に比べ
て、約20℃位の室温のレンジの低いガラス転移温度を
有するからである。ハード・ディスク・ドライブ装置の
動作温度は、エポキシ樹脂のガラス転移温度よりも通常
高く、エポキシ樹脂はゴム状の弾力性の状態に維持され
て比較的低いヤング率を示し、従ってステンレス合金で
作られたフレクシャ56のボンディング部分56Aの膨
張と、アルミナ・チタン・カーバイトで作られたスライ
ダ57との膨張の相異は、ゴム状の弾力性の接着剤によ
り吸収され、その結果本発明は図3及び4に示した従来
のヘッド支持アームにおけるバイメタル効果の発生を防
止することができ、そして読み取り/書き込みヘッド即
ちMRヘッド63の飛行の高さは、ハード・ディスク・
ドライブ装置の動作温度に亘って一定な設計値に維持さ
れることができる。
【0038】図11は、本発明の実施例におけるボンデ
ィング部分56Aの構造を示す。図11(A)及び
(B)は、ボンディング部分56Aの斜視図及び平面図
をそれぞれ示す。図11(A)において、スライダ57
はボンディング部分56Aから分離されているとして示
され、そして図を簡略化するために接着剤は示されてい
ない。この実施例において、開口49を通過したレーザ
・ビームにより加熱される領域を囲むように半円状の軌
跡に沿って延びる溝76が、フレクシャ56のボンディ
ング部分56Aのうちスライダ57に対面する表面に形
成されて、この半円状に延びる溝76により囲まれた領
域からボンディング部分56Aの残りの部分へ、この部
分56Aの表面に平行な方向でレーザ・ビーム75の熱
が伝達するのを防止して、この半円状に延びる溝76に
より囲まれた領域から接着剤及びスライダ57への熱の
伝達を増大し、これによりこの溝76により囲まれた領
域とスライダ57との間に挟まれた接着剤は信頼性の高
いレーザ・タックを実現するように硬化されることがで
きる。
【0039】図12は、図11(A)の線A−Aに沿っ
たロード・ビーム54、ボンディング部分56A、熱硬
化性接着剤64及びスライダ57の断面を示す。図11
(A)、11(B)及び図12(A)に示すように、半
円状の軌跡即ち通路に沿って延びる溝76は、フレクシ
ャ56のボンディング部分56Aのうちスライダ57に
対面する面に形成されており、そして溝76内には熱硬
化性接着剤64が充填されている。この溝はこの分野で
周知のマスキング及びエッチング処理により形成されて
もよい。図12(B)は、図12(A)に示す構造の代
わりの構造を示す。溝76は、ボンディング部分56A
のうちスライダ57と反対側の面に形成され、そして溝
76内には空気が充填されている。空気の熱伝達率は、
熱硬化性接着剤よりも低いので、図12(B)の構造
は、ボンディング部分56Aの表面に垂直な方向でスラ
イダ57に向かう熱の伝達を改善することができる。
【0040】図13、14及び15は、レーザ・ビーム
により照射されるボンディング部分56Aの領域の代替
的な構造を示す。図13において、レーザ・ビームによ
り照射される領域を囲むように半矩形状の軌跡即ち通路
に沿って延びる溝77が、フレクシャ56のボンディン
グ部分56Aの表面に形成されている。
【0041】図14において、レーザ・ビームにより照
射される領域を囲むように半円状の軌跡即ち通路に沿っ
て複数個の開口78が、フレクシャ56のボンディング
部分56Aの表面に形成されている。開口78のそれぞ
れは、ボンディング部分56Aを貫通してもよく、又は
開口78のそれぞれはめくら穴でもよい。又、複数個の
開口78は半矩形状の軌跡に沿って形成されることもで
きる。
【0042】図15において、図11(B)、13及び
14に示した構造の代わりに、ネック部分80を介して
フレクシャ56のボンディング部分56Aに接続されて
いる島状の領域79が形成されている。島状部分79内
の点線で示されている部分は、露出開口49により露出
され、そしてレーザ・ビーム75により照射される。こ
の島状領域79からボンディング部分56Aの本体に伝
達されるレーザ・ビーム75の熱は、小さなネック部分
80により制限され、従って、島状領域79から接着剤
への熱の伝達を増大することができ、これにより島状領
域79とスライダ57との間に挟まれた接着剤が効率的
に硬化される。
【0043】本発明の実施例では、約20℃位の室温の
レンジの低いガラス転移温度を有する熱硬化性接着剤と
してエポキシ樹脂を使用したが、この特性を有する他の
接着剤を使用することができる。
【0044】本発明の実施例では、露出開口49はボン
ディング部分56Aのエッジ56Bを露出するように形
成されたが、この露出開口は、図8の参照番号49Aに
より示すように、ボンディング部分56Aのサイド・エ
ッジ56Cを露出するように形成されることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、ロード・ビーム54の上面を
見た場合、ロード・ビーム54の裏面に対面するフレク
シャ56のボンディング部分56Aの大部分がロード・
ビーム54により隠されているヘッド支持アームの改良
されたレーザ・タックを実現することができる。本発明
は、スライダをフレクシャにボンディングするための加
熱処理の間の読み取り/書き込みヘッドの損傷を防止す
るためのヘッド支持アームの構造を実現することがで
き、そして加熱処理の間のヘッドの損傷を防止するヘッ
ド支持アームの製造方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のヘッド支持アーム1を示す図である。
【図2】ロード・ビームの先端、フレクシャ及びスライ
ダの位置的関係を示す図である。
【図3】ロード/アンロード方式で使用されてきた従来
のヘッド支持アームを示す図である。
【図4】図3に示したヘッド支持アームの先端部分の詳
細を示す図である。
【図5】本発明に従うヘッド支持アームを含むハード・
ディスク・ドライブ装置の回路のブロック図である。
【図6】本発明に従うヘッド支持アームの実施例を示す
図である。
【図7】ロード・ビーム、フレクシャ及びスライダの詳
細を示す図である。
【図8】ロード・ビーム、フレクシャ及びスライダの位
置的関係を示す図である。
【図9】フレクシャのボンディング部分にスライダを接
着する製造工程を示す図である。
【図10】位置決めジグに位置決めされたスライダ、フ
レクシャ及びロード・ビームの位置的関係を示す図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例におけるボンディング部
分の構造を示す図である。
【図12】図11の線A−Aに沿ったロード・ビーム、
ボンディング部分、熱硬化性接着剤及びスライダの断面
を示す図である。
【図13】レーザ・ビームにより照射されるボンディン
グ部分の領域の代替的な構造を示す図である。
【図14】レーザ・ビームにより照射されるボンディン
グ部分の領域の代替的な構造を示す図である。
【図15】レーザ・ビームにより照射されるボンディン
グ部分の領域の代替的な構造を示す図である。
【符号の説明】
49・・・開口、 51・・・ヘッド支持アーム、 5
2・・・アクチュエータ・アーム、 53・・・枢着
点、 54・・・ロード・ビーム、 55・・・マウン
ト・プレート、 56・・・フレクシャ、 56A・・
・ボンディング部分、 57・・・スライダ、 58・
・・スェッジング接続、 59・・・可撓性の管、 6
0・・・接続ワイヤ、 61・・・固定素子、 62・
・・ディンプル、 63・・・読み取り/書き込みヘッ
ド、 76・・・溝、 78・・・開口、 79・・・
島状領域、 80・・・ネック部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 達仕 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 横目 裕賀 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 藤井 直樹 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 Fターム(参考) 5D042 NA02 PA01 PA05 PA09 TA01 5D059 AA01 BA01 CA01 DA04 DA26 EA07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロード・ビームと、 該ロード・ビームに結合された部分及びボンディング部
    分を含むフレクシャと、 接着剤により上記ボンディング部分に接着されたスライ
    ダとを含み、上記フレクシャの上記ボンディング部分
    は、上記スライダの表面上に置かれたエッジを含み、 上記ボンディング部分のうち上記エッジを含む表面領域
    の一部分と上記スライダの表面の一部分との両方を露出
    する露出開口が上記ロード・ビームに設けられているこ
    とを特徴とするヘッド支持アーム。
  2. 【請求項2】上記フレクシャ及び上記スライダのジンバ
    ル動作を生じさせるためのディンプルが上記ロード・ビ
    ームに設けられており、そして上記露出開口が、読み取
    り/書き込みヘッドが取り付けられている上記スライダ
    の一端に対して反対側の他端と上記ディンプルとの間の
    位置で上記ロード・ビームに設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載のヘッド支持アーム。
  3. 【請求項3】上記露出開口は、上記スライダの他端に隣
    接する上記ボンディング部分の一端を含む表面領域の一
    部分と上記スライダの表面の一部分との両方を露出する
    位置で上記ロード・ビームに設けられていることを特徴
    とする請求項2に記載のヘッド支持アーム。
  4. 【請求項4】上記露出開口により露出された上記ボンデ
    ィング部分の領域を囲む溝が上記ボンディング部分に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッド
    支持アーム。
  5. 【請求項5】上記溝は、上記ボンディング部分のうち上
    記スライダに対面する表面に設けられていることを特徴
    とする請求項4に記載のヘッド支持アーム。
  6. 【請求項6】上記溝は、上記ボンディング部分のうち上
    記ロード・ビームに対面する表面に設けられていること
    を特徴とする請求項4に記載のヘッド支持アーム。
  7. 【請求項7】上記溝は、上記露出開口により露出された
    上記部分を囲む半円状の軌跡に沿って延びていることを
    特徴とする請求項5に記載のヘッド支持アーム。
  8. 【請求項8】上記溝は、上記露出開口により露出された
    上記部分を囲む半矩形状の軌跡に沿って延びていること
    を特徴とする請求項5に記載のヘッド支持アーム。
  9. 【請求項9】上記露出開口により露出された上記ボンデ
    ィング部分の領域を囲む複数個の開口が上記ボンディン
    グ部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のヘッド支持アーム。
  10. 【請求項10】上記複数個の開口は、上記露出開口によ
    り露出された上記部分を囲む半円状の軌跡に沿って形成
    されていることを特徴とする請求項9に記載のヘッド支
    持アーム。
  11. 【請求項11】上記露出開口により露出された部分を含
    む島状領域がネック部分を介して上記ボンディング部分
    から延びていることを特徴とする請求項1に記載のヘッ
    ド支持アーム。
  12. 【請求項12】データを記録するデータ記録媒体と、 該データ記録媒体に対して相対的に移動するヘッド支持
    アームとを含み、 該ヘッド支持アームは、 ロード・ビームと、 該ロード・ビームに結合された部分及びボンディング部
    分を含むフレクシャと、 接着剤により上記ボンディング部分に接着されたスライ
    ダとを含み、 上記フレクシャの上記ボンディング部分は、上記スライ
    ダの表面上に置かれたエッジを含み、 上記ボンディング部分のうち上記エッジを含む表面領域
    の一部分と上記スライダの表面の一部分との両方を露出
    する露出開口が上記ロード・ビームに設けられているこ
    とを特徴とするデータ記録装置。
  13. 【請求項13】上記フレクシャ及び上記スライダのジン
    バル動作を生じさせるためのディンプルが上記ロード・
    ビームに設けられており、そして上記露出開口が、読み
    取り/書き込みヘッドが取り付けられている上記スライ
    ダの一端に対して反対側の他端と上記ディンプルとの間
    の位置で上記ロード・ビームに設けられていることを特
    徴とする請求項12に記載のデータ記録装置。
  14. 【請求項14】上記露出開口により露出された上記ボン
    ディング部分の領域を囲む溝が上記ボンディング部分に
    設けられていることを特徴とする請求項12に記載のデ
    ータ記録装置。
  15. 【請求項15】上記露出開口により露出された上記ボン
    ディング部分の領域を囲む複数個の開口が上記ボンディ
    ング部分に設けられていることを特徴とする請求項12
    に記載のデータ記録装置。
  16. 【請求項16】上記露出開口により露出された部分を含
    む島状領域がネック部分を介して上記ボンディング部分
    から延びていることを特徴とする請求項12に記載のデ
    ータ記録装置。
  17. 【請求項17】ボンディング部分を含むフレクシャが取
    り付けられ、そして露出開口が形成されているロード・
    ビームであって、上記露出開口の面積の一部分を介して
    上記ボンディング部分の1つのエッジを含む表面領域の
    一部分が露出されている上記ロード・ビームを用意する
    工程と、 上記ボンディング部分に熱硬化性接着剤を塗布する工程
    と、 上記露出開口の面積の残りの部分を介して上記スライダ
    の表面の一部分を露出するように上記スライダを上記ボ
    ンディング部分上の上記熱硬化性接着剤に位置決めする
    工程と、 上記露出開口を介して上記ボンディング部分の上記表面
    領域の一部分と上記スライダの表面の一部分とにレーザ
    ・ビームを当てる工程とを含むヘッド支持アームの製造
    方法。
  18. 【請求項18】上記ロード・ビームを用意する工程にお
    いて、上記フレクシャ及び上記スライダのジンバル動作
    を生じさせるためのディンプルが上記ロード・ビームに
    設けられ、そして上記露出開口が、読み取り/書き込み
    ヘッドが取り付けられている上記スライダの一端に対し
    て反対側の他端と上記ディンプルとの間の位置で上記ロ
    ード・ビームに設けられることを特徴とする請求項17
    に記載のヘッド支持アームの製造方法。
  19. 【請求項19】上記ロード・ビームを用意する工程にお
    いて、上記露出開口により露出された上記ボンディング
    部分の領域を囲む溝が上記ボンディング部分に設けられ
    ることを特徴とする請求項17に記載のヘッド支持アー
    ムの製造方法。
  20. 【請求項20】上記ロード・ビームを用意する工程にお
    いて、上記露出開口により露出された上記ボンディング
    部分の領域を囲む複数個の開口が上記ボンディング部分
    に設けられることを特徴とする請求項18に記載のヘッ
    ド支持アームの製造方法。
  21. 【請求項21】上記ロード・ビームを用意する工程にお
    いて、上記露出開口により露出された部分を含む島状領
    域がネック部分を介して上記ボンディング部分から延び
    るように形成されることを特徴とする請求項18に記載
    のヘッド支持アームの製造方法。
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