JP2000194430A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2000194430A
JP2000194430A JP10366457A JP36645798A JP2000194430A JP 2000194430 A JP2000194430 A JP 2000194430A JP 10366457 A JP10366457 A JP 10366457A JP 36645798 A JP36645798 A JP 36645798A JP 2000194430 A JP2000194430 A JP 2000194430A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給電圧の高精度な制御が可能で、なお且つ
回路構成があまり複雑にとならない電源回路を提供する
こと。 【解決手段】 基準電圧と出力監視電圧とを誤差アンプ
AMP1に取り込んで出力を一定電圧に制御するレギュ
レータを備え、電源スイッチPSWの投入状態において
接続されるメインスイッチS1を介してレギュレータよ
りメイン電源の供給を行うと共に、メインスイッチS1
を介さずにサブ電源の供給を行う電源回路において、電
源スイッチPSWの状態を検出する比較器CMP2など
からなる検出手段と、該検出手段の検出結果に基づき、
電源スイッチPSWの投入状態ではメイン電源の電圧を
出力監視電圧とし、電源スイッチPSWの遮断状態では
サブ電源の電圧を出力監視電圧とするメインスイッチS
1、スイッチS2、S3、インバ−タINV1などから
なる出力監視電圧選択手段とを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用機器に適し
た電源回路に係り、家電製品や携帯電話など、メモリバ
ックアップ用電源と使用する時にメインスイッチをオン
して作動させるメイン電源とを備えた電子機器すべてに
適用でき、特にメインの電源スイッチ、例えばイグニッ
ションスイッチオン時における供給電圧を高精度に制御
できる電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される電子機器はコンピュ
ータ化が進み、高度な制御を行う電子機器が多くなって
きている。例えば、動作中の各種データを記憶してお
き、その後の制御にこれらデータを使用することによ
り、アクチュエータのバラツキや経年変化等にも対応し
た適切な制御を行うことができる学習制御も数多く行わ
れている。このような学習制御等においては、イグニッ
ションスイッチオフ時にもデータを保持しておく必要が
あるため、車載用電子機器の電源回路には、イグニッシ
ョンスイッチオフ時にもマイクロコンピュータ(マイコ
ン)等の必要な箇所に電力を供給するバックアップ電源
機能を有する電源回路が用いられている。
【0003】図18は、従来の車載用電子機器を構成す
る電源回路の一部を示す回路図である。電子機器の電源
入力端子VINは自動車のバッテリBATTに接続され
ており、この電源入力端子VINに供給されるバッテリ
電源は、トランジスタTR61,抵抗R61,R62,
基準電源VR,コンデンサC1,誤差アンプAMP61
から構成されるレギュレータにより定電圧化され、サブ
電源、メイン電源として電子機器内の各回路に供給され
る。そして、サブ電源は主に電子機器停止時における記
憶保持用等のためにメモリ等に電力を供給し、またメイ
ン電源は電子機器動作時における各回路の動作用として
電力を供給する。
【0004】このレギュレータの動作を簡単に説明する
と、レギュレータはレギュレート電圧を抵抗R61,R
62で分圧し、その分圧された電圧を誤差アンプAMP
61が基準電源VRの基準電圧と等しくなるようにフィ
−ドバック制御してトランジスタTR61の制御端子に
出力し、レギュレート電圧が所定の電圧値となるように
制御している。そして電源スイッチPSWの出力電圧
と、バッテリBATTの抵抗R63,64による分圧電
圧とを比較器CMP62により比較することにより、電
源スイッチPSWのオンオフ状態(電源スイッチPSW
の出力電圧が高い時電源スイッチPSWオン、電源スイ
ッチPSWの出力電圧が低い時電源スイッチPSWオ
フ)で、メイン電源の供給状態を切り換える。つまり、
電源スイッチPSWオンの時メインスイッチS1を接続
(オン)としてメイン電源の供給を行い、電源スイッチ
PSWオフの時メインスイッチS1を遮断(オフ)とし
てメイン電源の供給を停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メインスイッ
チS1は通常スイッチングトランジスタにより構成され
るため、このメインスイッチS1のオン抵抗等によりメ
イン電源の電圧低下が起こり、供給電圧制御の精度が低
下してしまう問題がある。そして、供給電圧の精度が低
下した場合、例えばアナログデジタル変換器による変換
精度が低下して制御特性が悪化する可能性があり、また
極端な場合には各種回路の動作がおかしくなることも考
えられる。
【0006】このような問題を解決するために、メイン
電源用およびサブ電源用で別々のレギュレータを用いた
構成も考えられるが、この場合回路を構成するための部
品点数が多くなり、小型化や低価格化が困難となる。
【0007】本発明は、この様な問題の無い電源回路、
つまり供給電圧の高精度な制御が可能で、なお且つ回路
構成があまり複雑とならない電源回路を提供することを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するため、本発明に係る電源回路(1)は、基準電
圧と出力監視電圧とを誤差アンプに取り込んで出力を一
定電圧に制御するレギュレータを備え、電源スイッチの
投入状態において接続されるメインスイッチを介して前
記レギュレータよりメイン電源の供給を行うと共に、前
記メインスイッチを介さずにサブ電源の供給を行う電源
回路において、 前記電源スイッチの状態を検出する検
出手段と、該検出手段の検出結果に基づき、前記電源ス
イッチの投入状態では前記メイン電源の電圧を前記出力
監視電圧とし、前記電源スイッチの遮断状態では前記サ
ブ電源の電圧を前記出力監視電圧とする出力監視電圧選
択手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】上記電源回路(1)によれば、供給する電
源の電圧が基準電圧と等しくなるように制御されてレギ
ュレータの出力電圧が出力されるので、電源スイッチの
状態に関係なく常に供給すべき電圧が適切に制御され
る。また、メイン電源とサブ電源の供給を1つのレギュ
レータで行えるので、小型化、低価格化に有利となる。
【0010】また本発明に係る電源回路(2)は、上記
電源回路(1)において、前記レギュレータが、制御端
子への入力信号状態に応じてバッテリからの電力を出力
するトランジスタと、入力端子に入力された前記出力監
視電圧が基準端子に入力された前記基準電圧と等しくな
るようにフィ−ドバック制御して前記制御端子に出力す
る前記誤差アンプとを含んで構成されていることを特徴
としている。上記電源回路(2)によれば、供給する電
源の電圧が誤差アンプで基準電圧とと等しくなるように
フィ−ドバック制御されて前記制御端子に出力されるの
で、電源スイッチの状態に関係なく、常に供給すべきレ
ギュレータ電圧が所定値に適切に制御される。
【0011】また本発明に係る電源回路(3)は、上記
電源回路(2)において、前記出力監視電圧選択手段
が、前記メインスイッチの前記レギュレータ側と、前記
誤差アンプの入力端子との間に接続されたサブ電圧比較
スイッチと、前記メインスイッチの前記レギュレータ側
の反対側と、前記誤差アンプの入力端子との間に接続さ
れたメイン電圧比較スイッチと、前記検出手段の検出結
果に基づき、前記電源スイッチの投入状態では前記サブ
電圧比較スイッチを遮断状態とすると共に前記メイン電
圧比較スイッチを接続状態とし、前記電源スイッチの遮
断状態では前記サブ電圧比較スイッチを接続状態とする
と共に前記メイン電圧比較スイッチを遮断状態とする比
較スイッチ切換手段とを含んで構成されていることを特
徴としている。
【0012】上記電源回路(3)によれば、前記各スイ
ッチにより前記誤差アンプの前記入力端子への入力電圧
が前記電源スイッチの状態に応じて適切に切り換えられ
ることにより、前記レギュレータの出力電圧が調整さ
れ、前記電源スイッチの状態に関係なく常に供給すべき
電圧が適切に制御される。
【0013】また本発明に係る電源回路(4)は、上記
電源回路(2)において、前記出力監視電圧選択手段
が、前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を
分圧するサブ電圧分圧手段と、該サブ電圧分圧手段の出
力と前記誤差アンプの入力端子との間に接続されたサブ
電圧比較スイッチと、前記メインスイッチにおける前記
レギュレータ側と反対側の電圧を分圧するメイン電圧分
圧手段と、該メイン電圧分圧手段の出力と前記誤差アン
プの入力端子との間に接続されたメイン電圧比較スイッ
チと、前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイ
ッチの投入状態では前記サブ電圧比較スイッチを遮断状
態とすると共に前記メイン電圧比較スイッチを接続状態
とし、電源スイッチの遮断状態では前記サブ電圧比較ス
イッチを接続状態とすると共に前記メイン電圧比較スイ
ッチを遮断状態とする比較スイッチ切換手段とを含んで
構成されていることを特徴としている。
【0014】上記電源回路(4)によれば、前記各スイ
ッチにより前記誤差アンプの前記入力端子への入力電圧
が前記電源スイッチの状態に応じて適切に切り換えられ
ることにより、前記レギュレータの出力電圧が調整さ
れ、前記電源スイッチの状態に関係なく常に供給すべき
電圧が適切に制御される。
【0015】また本発明に係る電源回路(5)は、上記
電源回路(3)または(4)において、前記メイン電圧
比較スイッチと前記サブ電圧比較スイッチが、CMOS
トランジスタからなるアナログスイッチで構成されてい
ることを特徴としている。上記電源回路(5)によれ
ば、前記メイン電圧比較スイッチと前記サブ電圧比較ス
イッチは、CMOSトランジスタからなるので、小さな
素子面積で実現される。
【0016】また本発明に係る電源回路(6)は、上記
電源回路(2)において、前記出力監視電圧選択手段
が、前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を
分圧するサブ電圧分圧手段と、前記メインスイッチの前
記レギュレータ側と反対側の電圧を分圧するメイン電圧
分圧手段と、前記サブ電圧分圧手段の出力と前記メイン
電圧分圧手段の出力とを入力とし、前記検出手段の検出
結果に基づき、前記電源スイッチの投入状態では前記サ
ブ電圧分圧手段の出力を前記誤差アンプの入力端子に出
力し、前記電源スイッチの遮断状態では前記メイン電圧
分圧手段の出力を前記誤差アンプの入力端子に出力する
マルチプレクサとを含んで構成されていることを特徴と
している。上記電源回路(6)によれば、抵抗や前記ス
イッチにより前記誤差アンプの入力端子への入力電圧が
前記電源スイッチの状態に応じて適切に切り換えられる
ことにより、前記レギュレータの出力電圧が調整され、
前記電源スイッチの状態に関係なく常に供給すべき電圧
が適切に制御される。
【0017】また本発明に係る電源回路(7)は、上記
電源回路(5)または(6)において、前記マルチプレ
クサが、並列に接続された前記サブ電圧分圧手段の出力
を伝達するサブ伝達回路と、前記メイン電圧分圧手段の
出力を伝達するメイン伝達回路と、前記検出手段の出力
を受け、前記サブ伝達手段と前記メイン伝達手段の伝達
状態を排他的に切り換える排他切換回路とからなり、該
排他切換回路が、CMOSトランジスタにより構成され
ていることを特徴としている。上記電源回路(7)によ
れば、前記マルチプレクサを前記CMOSトランジスタ
により構成でき、集積回路化が可能となる。
【0018】また本発明に係る電源回路(8)は、上記
電源回路(5)または(6)において、前記マルチプレ
クサが、並列に接続された前記サブ電圧分圧手段の出力
を伝達するサブ伝達回路と、前記メイン電圧分圧手段の
出力を伝達するメイン伝達回路と、前記検出手段の出力
を受け、前記サブ伝達手段と前記メイン伝達手段の伝達
状態を排他的に切り換える排他切換回路とからなり、該
排他切換回路が、バイポーラトランジスタにより構成さ
れていることを特徴としている。上記電源回路(8)に
よれば、前記マルチプレクサを前記バイポーラトランジ
スタにより構成でき、集積回路化が可能となる。
【0019】また本発明に係る電源回路(9)は、上記
電源回路(2)において、前記誤差アンプが、差動対が
並列に接続された2個のNPNトランジスタにより構成
され、これらNPNトランジスタのベースが各々メイン
入力端子とサブ入力端子であるNPN入力受アンプであ
って、前記出力監視電圧選択手段が、前記メインスイッ
チの前記レギュレータ側の電圧を分圧すると共に該分圧
電圧を前記サブ入力端子に印加するサブ電圧分圧手段
と、前記メインスイッチの前記レギュレータ側と反対側
の電圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン入力端
子に印加するメイン電圧分圧手段と、前記検出手段の検
出結果に基づき、前記電源スイッチの投入状態では前記
サブ入力端子に印加する分圧電圧を接地電圧とするサブ
接地スイッチと、前記検出手段の検出結果に基づき、前
記電源スイッチの遮断状態では前記メイン入力端子に印
加する分圧電圧を接地電圧とするメイン接地スイッチと
を含んで構成されていることを特徴としている。上記電
源回路(9)によれば、コンパレータの簡単な回路改良
により電源回路を実現でき、あまりコストアップを招く
ことなく電源回路の能力を向上させることができる。
【0020】また本発明に係る電源回路(10)は、上
記電源回路(2)において、前記誤差アンプが、差動対
が並列に接続された2個のNチャンネルFETにより構
成され、これらNチャンネルFETのゲートが各々メイ
ン入力端子とサブ入力端子であるNPN入力受アンプで
あって、前記出力監視電圧選択手段が、前記メインスイ
ッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧すると共に該分
圧電圧を前記サブ入力端子に印加するサブ電圧分圧手段
と、前記メインスイッチにおける前記レギュレータ側と
反対側の電圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン
入力端子に印加するメイン電圧分圧手段と、前記検出手
段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの投入状態で
は前記サブ入力端子に印加する分圧電圧を接地電圧とす
るサブ接地スイッチと、前記検出手段の検出結果に基づ
き、前記電源スイッチの遮断状態では前記メイン入力端
子に印加する分圧電圧を接地電圧とするメイン接地スイ
ッチとを含んで構成されていることを特徴としている。
上記電源回路(10)によれば、コンパレータの簡単な
回路改良により電源回路を実現でき、あまりコストアッ
プを招くことなく電源回路の能力を向上させることがで
きる。
【0021】また本発明に係る電源回路(11)は、上
記電源回路(2)において、前記誤差アンプが、差動対
が並列に接続された2個のPNPトランジスタにより構
成され、前記PNPトランジスタのベースが各々メイン
入力端子とサブ入力端子であるPNP入力受アンプであ
って、前記出力監視電圧選択手段が、前記メインスイッ
チの前記レギュレータ側の電圧を分圧すると共に該分圧
電圧を前記サブ入力端子に印加するサブ電圧分圧手段
と、前記メインスイッチにおける前記レギュレータ側と
反対側の電圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン
入力端子に印加するメイン電圧分圧手段と、前記検出手
段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの投入状態で
は前記サブ入力端子に印加する分圧電圧を前記誤差アン
プの作動電圧とするサブ電圧スイッチと、前記検出手段
の検出結果に基づき、前記電源スイッチの遮断状態では
前記メイン入力端子に印加する分圧電圧を前記誤差アン
プの作動電圧とするメイン電圧スイッチとを含んで構成
されていることを特徴としている。上記電源回路(1
1)によれば、コンパレータの簡単な回路改良により電
源回路を実現でき、あまりコストアップを招くことなく
電源回路の能力を向上させることができる。
【0022】また本発明に係る電源回路(12)は、上
記電源回路(2)において、前記誤差アンプが、差動対
が並列に接続された2個のPチャンネルFETにより構
成され、これらPチャンネルFETのゲートが各々メイ
ン入力端子とサブ入力端子であるPNP入力受アンプで
あって、前記出力監視電圧選択手段が、前記メインスイ
ッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧すると共に該分
圧電圧を前記サブ入力端子に印加するサブ電圧分圧手段
と、前記メインスイッチにおける前記レギュレータ側と
反対側の電圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン
入力端子に印加するメイン電圧分圧手段と、前記検出手
段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの投入状態で
は前記サブ入力端子に印加する分圧電圧を前記誤差アン
プの作動電圧とするサブ電圧スイッチと、前記検出手段
の検出結果に基づき、前記電源スイッチの遮断状態では
前記メイン入力端子に印加する分圧電圧を前記誤差アン
プの作動電圧とするメイン電圧スイッチとを含んで構成
されていることを特徴としている。上記電源回路(1
2)によれば、コンパレータの簡単な回路改良により電
源回路を実現でき、あまりコストアップを招くことなく
電源回路の能力を向上させることができる。
【0023】また本発明に係る電源回路(13)は、上
記電源回路(2)において、前記検出手段の検出結果に
基づき、前記電源スイッチの投入が検出された時、前記
メインスイッチを導通状態とした後遅延して前記メイン
電源の電圧を前記出力監視電圧とする投入時遅延手段を
備えていることを特徴としている。上記電源回路(1
3)によれば、電源投入時においてメイン電源の電圧が
安定した状態で出力監視電圧が切り換えられるので、電
圧制御の安定性が向上する。
【0024】また本発明に係る電源回路(14)は、上
記電源回路(2)または(13)において、前記検出手
段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの遮断が検出
された時、前記サブ電源の電圧を前記出力監視電圧とし
た後遅延してメインスイッチを遮断状態とする遮断時遅
延手段を備えていることを特徴としている。上記電源回
路(14)によれば、電源投入時においてメイン電源の
電圧が変化する(0となる)前に、出力監視電圧が切り
換えられるので、電圧制御の安定性が向上する。
【0025】また本発明に係る電源回路(15)は、上
記電源回路(14)において、前記遅延手段が、前記バ
ッテリ電圧を、高電圧と低電圧に2分圧する2分圧手段
と、前記検出手段の出力を充放電する充放電手段と、前
記2分圧手段の高電圧出力と、前記充放電手段の電圧と
を比較し、前記出力監視電圧を切り換える制御信号を出
力する出力監視電圧信号出力手段と、前記2分圧手段の
低電圧出力と、前記充放電手段の電圧とを比較し、前記
メインスイッチを切り換える制御信号を出力するスイッ
チ信号出力手段とを含んで構成されていることを特徴と
している。
【0026】また本発明に係る電源回路(16)は、上
記電源回路(14)において、前記遅延手段が、前記検
出手段の出力によりリセットされる連結接続された複数
のD型フリップフロップからなり、最終段の出力がメイ
ンスイッチを切り換える制御信号となるスイッチ信号出
力手段と、前記検出手段の反転出力によりリセットされ
る連結接続された複数のD型フリップフロップからな
り、最終段の出力が前記出力監視電圧を切り換える制御
信号となる出力監視電圧信号出力手段とを含んで構成さ
れていることを特徴としている。
【0027】また本発明に係る電源回路(17)は、上
記電源回路(3)において、前記検出手段の検出結果に
基づき、前記電源スイッチの投入が検出された時、前記
メインスイッチを導通状態とした後遅延して、前記メイ
ン電圧比較スイッチを接続して、更に遅延して前記サブ
電圧比較スイッチを遮断して前記メイン電源の電圧を前
記出力監視電圧とする投入時遅延手段を備えていること
を特徴としている。上記電源回路(17)によれば、電
源投入時においてメイン電源の電圧が安定した状態で出
力監視電圧が切り換えられるので、電圧制御の安定性が
向上する。
【0028】また本発明に係る電源回路(18)は、上
記電源回路(3)または(17)において、前記検出手
段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの遮断が検出
された時、前記サブ電圧比較スイッチを接続した後遅延
して、前記メイン電圧比較スイッチを遮断して、更に遅
延して前記メインスイッチを遮断状態とする遮断時遅延
手段を備えていることを特徴としている。上記電源回路
(18)によれば、電源投入時においてメイン電源の電
圧が変化する(0となる)前に、出力監視電圧が切り換
えられるので、電圧制御の安定性が向上する。
【0029】また本発明に係る電源回路(19)は、上
記電源回路(18)において、前記遅延手段が、前記バ
ッテリ電圧を、高電圧と中電圧と低電圧とに3分圧する
3分圧手段と、前記検出手段の出力を充放電する充放電
手段と、前記3分圧手段の低電圧出力と前記充放電手段
の電圧とを比較し、前記メインスイッチを切り換える制
御信号を出力するスイッチ信号出力手段と、前記3分圧
手段の中電圧出力と前記充放電手段の電圧とを比較し、
前記メイン電圧比較スイッチを切り換える制御信号を出
力するメインスイッチ信号出力手段と、前記3分圧手段
の高電圧出力と前記充放電手段の電圧とを比較し、前記
サブ電圧比較スイッチを切り換える制御信号を出力する
サブスイッチ信号出力手段とを含んで構成されているこ
とを特徴としている。
【0030】また本発明に係る電源回路(20)は、上
記電源回路(1)〜(19)のいずれかにおいて、前記
検出手段が、前記バッテリ電圧を分圧する分圧手段と、
該分圧手段により分圧された電圧と前記メインスイッチ
を介して印加される前記バッテリ電圧とを比較するバッ
テリ電圧比較手段とを含んで構成されていることを特徴
としている。上記電源回路(20)によれば、同じバッ
テリ電圧に基づく各部の電圧から、メインスイッチの状
態を検出するので、バッテリ電圧の変動があっても、メ
インスイッチの状態を確実に検出できる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る電源
回路の回路構成図であり、車載用電子機器に用いられる
電源回路を示している。
【0032】バッテリBATTは、直接電子機器のバッ
クアップ電源端子Vbに電力を供給し、また電源スイッ
チPSW(例えばイグニッションスイッチ)を介して電
源スイッチ入力端子Vmに電力を供給している。そし
て、電源スイッチ入力端子Vmは比較器CMP2の非反
転入力端子+に接続され、また比較器CMP2の反転入
力端子−にはバッテリ電圧の抵抗R3,R4による分圧
電圧が印加されるようになっている。
【0033】バックアップ電源端子Vbは、レギュレー
タを構成するトランジスタTR1の入力(エミッタ)に
接続され、トランジスタTR1の出力(コレクタ)はサ
ブ電源の出力VOUT1およびメインスイッチS1を介
してメイン電源の出力VOUT2となっている。尚、メ
インスイッチS1はFET等により構成されたスイッチ
ングトランジスタにより構成されている。そして、メイ
ンスイッチS1の両側には、電圧値を安定させるための
コンデンサC1,C2が接続されている。
【0034】また、メインスイッチS1の両側、つまり
出力VOUT1,VOUT2は、各々スイッチS3,S
2を介して直列接続された分圧用の抵抗R1,R2に接
続され、また抵抗R1,R2の接続点(分圧電圧出力
点)は、誤差アンプAMP1の非反転入力端子+に接続
されている。また誤差アンプAMP1の反転入力端子−
には基準電源VRが接続されている。尚、スイッチS
2,S3はFET等により構成されたスイッチングトラ
ンジスタにより構成されている。
【0035】比較器CMP2の出力は、メインスイッチ
S1,スイッチS2を制御(比較器CMP2出力が高電
圧(H)信号の時接続)し、また反転回路INV1によ
る反転出力はスイッチS3を制御(比較器CMP2出力
が高電圧(H)信号の時遮断)する。つまり、電源スイ
ッチPSWが接続状態の場合には、比較器CMP2の出
力はH信号となって、メインスイッチS1,スイッチS
2を接続し、スイッチS3を遮断するようになってい
る。
【0036】次に回路動作を説明する。電源スイッチP
SWオフ時には、比較器CMP2の非反転入力端子+に
入力される電圧は低いので、比較器CMP2の出力はL
信号となって、メインスイッチS1,スイッチS2は遮
断され、スイッチS3は接続される。従って、誤差アン
プAMP1の非反転入力端子+には、サブ電源供給電圧
の分圧電圧が入力されることになり、レギュレ−ト電圧
はサブ電源供給電圧の分圧電圧と基準電源VRの電圧が
等しくなるように制御される。つまり、サブ電源供給電
圧が所定の電圧となるように制御され、またサブ電源の
み供給される。
【0037】逆に、電源スイッチPSWオン時には、比
較器CMP2の非反転入力端子+に入力される電圧は高
いので、比較器CMP2の出力は高電圧(H)信号とな
って、メインスイッチS1,スイッチS2は接続され、
スイッチS3は遮断される。従って、誤差アンプAMP
1の非反転入力端子+には、メイン電源供給電圧の分圧
電圧が入力されることになり、レギュレ−ト電圧はメイ
ン電源供給電圧の分圧電圧と基準電源VRの電圧が等し
くなるように制御される。つまり、メイン電源供給電圧
が所定の電圧となるように制御され、またメイン電源お
よびサブ電源の両方が供給される。
【0038】このように本実施の形態によれば、サブ電
源のみの供給時にはサブ電源の電圧が所定電圧となるよ
うに制御され、またメイン電源の供給時にはメイン電源
の電圧が所定電圧となるように制御されるので、電子機
器の動作電圧を高精度に制御できる。また、レギュレー
タ回路自体は1回路であるので、小型化、低価格化を図
ることができる。
【0039】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図2は第2の実施の形態に係る電源回路の回路
構成図であり、車載用電子機器に用いられる電源回路を
示している。尚、図1に示した第1の実施の形態と同様
の構成については、同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0040】本第2の実施の形態では、メインスイッチ
S1の両側、つまり出力VOUT1,VOUT2は、各
々分圧用の抵抗R5,R6および抵抗R7,R8により
分圧され、その各分圧電圧が、各々がスイッチS4,S
5を介して誤差アンプAMP1の非反転入力端子+に接
続されている。尚、スイッチS4,S5はFET等から
なるスイッチングトランジスタにより構成されている。
【0041】比較器CMP2の出力は、メインスイッチ
S1,スイッチS5を制御(比較器CMP2出力がH信
号の時接続)し、また反転回路INV2を介した反転出
力はスイッチS4を制御(比較器CMP2出力がH信号
の時遮断)する。つまり、電源スイッチPSWが接続状
態の場合には、比較器CMP2の出力はH信号となっ
て、メインスイッチS1,スイッチS5を接続し、スイ
ッチS4を遮断するようになっている。
【0042】次に回路動作を説明する。電源スイッチP
SWオフ時には、比較器CMP2の非反転入力端子+に
入力される電圧は低いので、比較器CMP2の出力はL
信号となって、メインスイッチS1,スイッチS5は遮
断され、スイッチS4は接続される。従って、誤差アン
プCMP1の非反転入力端子+には、サブ電源供給電圧
の分圧電圧が入力されることになり、レギュレ−ト電圧
はサブ電源供給電圧の分圧電圧と基準電源VRの電圧が
等しくなるように制御される。つまり、サブ電源供給電
圧が所定の電圧値となるように制御され、またサブ電源
のみ供給される。
【0043】逆に、電源スイッチPSWオン時には、比
較器CMP2の非反転入力端子+に入力される電圧は高
いので、比較器CMP2の出力は高電圧(H)信号とな
って、メインスイッチS1,スイッチS5は接続され、
スイッチS4は遮断される。従って、誤差アンプCMP
1の非反転入力端子+には、メイン電源供給電圧の分圧
電圧が入力されることになり、レギュレ−ト電圧はメイ
ン電源供給電圧の分圧電圧と基準電源VRの電圧が等し
くなるように制御される。つまり、メイン電源供給電圧
が所定の電圧値となるように制御され、またメイン電源
およびサブ電源の両方が供給される。このように本第2
の実施の形態によれば、サブ電源のみの供給時にはサブ
電源の電圧値が所定電圧となるように制御され、またメ
イン電源の供給時にはメイン電源の電圧値が所定電圧と
なるように制御されるので、電子機器の動作電圧を高精
度に制御することができる。また、レギュレータ回路自
体は1回路であるので、小型化、低価格化を図ることが
できる。
【0044】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図3は第3の実施の形態に係る電源回路の回路
構成図であり、車載用電子機器に用いられる電源回路を
示している。尚、図2に示した第2の実施の形態と同様
の構成については、同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0045】本第3の実施の形態では、図2に示した第
2の実施の形態におけるスイッチS4,S5が、制御信
号により接断状態が変化するアナログスイッチAS4,
AS5で構成されている。かかる構成により、図2に示
した第2の実施の形態と同様の動作が実現されるように
なっている。
【0046】図4はアナログスイッチの具体的回路例を
示す回路図である。相互に接続されたPチャンネル(P
ch)CMOSFETF10とNチャンネル(Nch)
CMOSFETF11のドレインは、アナログスイッチ
の入力Dを構成し、また相互に接続されたそれらのソー
スはアナログスイッチの出力Sを構成している。また、
電源と接地間に直列に接続されたPchCMOSFET
F12とNchCMOSFETF13のゲートは制御信
号入力Gを構成している。そして、FETF12とFE
TF13のドレイン接続部は、FETF11のゲートに
接続されている。電源と接地間に直列に接続されたPc
hCMOSFETF14とNchCMOSFETF15
のゲートはFETF12とFETF13のドレイン接続
部に接続され、そしてFETF14とFETF15のド
レイン接続部は、FETF10のゲートに接続されてい
る。
【0047】次に動作を説明する。制御信号入力Gへの
入力がH信号の場合、FETF12が遮断、FETF1
3が導通し、FETF12とFETF13のドレイン接
続部はL信号となる。このため、FETF11は遮断と
なる。またFETF14は導通、FETF15は遮断と
なって、FETF14とFETF15のドレイン接続部
はH信号となるため、FETF10は遮断となる。従っ
て、アナログスイッチの入力D、出力S間は遮断状態と
なる。
【0048】制御信号入力Gへの入力がL信号の場合、
FETF12が導通、FETF13が遮断され、FET
F12とFETF13のドレイン接続部はH信号とな
る。このため、FETF11は導通となる。またFET
F14は遮断、FETF15は導通となって、FETF
14とFETF15のドレイン接続部はL信号となるた
め、FETF10は導通となる。従って、アナログスイ
ッチの入力D、出力S間は導通状態となる。
【0049】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図5は第4の実施の形態に係る電源回路の回路
構成図であり、車載用電子機器に用いられる電源回路を
示している。尚、図2に示した第2の実施の形態と同様
の構成については、同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0050】本第4の実施の形態では、図2に示した第
2の実施の形態におけるスイッチS4,S5が、制御信
号により入力端子A,Bに入力された信号の一方を出力
端子Oから選択的に出力するマルチプレクサMPにより
構成されている。つまり、このマルチプレクサMPは、
電源スイッチPSWが接続状態、つまり比較器CMP2
の出力がH信号の時、スイッチS6が導通、スイッチS
7が遮断となってメイン電源の電圧が誤差アンプAMP
1に出力されるように動作し、また電源スイッチPSW
が遮断状態、つまり比較器CMP2の出力がL信号の
時、スイッチS6が遮断、スイッチS7が接続となって
サブ電源の電圧が誤差アンプAMP1に出力されるよう
に動作する。従って、かかる構成により図2に示した第
2の実施の形態の場合と同様の動作が実現される。
【0051】図6はマルチプレクサの具体的回路例を示
す回路図である。相互に接続されたPchCMOSFE
TF20,22とNchCMOSFETF21,23の
ソ−スは、マルチプレクサの出力Oを構成し、また各々
接続されたFETF20とFETF21のドレインおよ
びFETF22とFETF23のドレインは各入力端子
A,Bを構成している。また、電源と接地間に直列に接
続されたPchCMOSFETF24とNchCMOS
FETF25のゲートは制御信号入力Gを構成する。そ
して、FETF24とFETF25のドレイン接続部
は、FETF20,23のゲートに接続されている。電
源と接地間に直列に接続されたPchCMOSFETF
26とNchCMOSFETF27のゲートはFETF
24,FETF25のドレイン接続部に接続され、FE
TF26とFETF27ののドレイン接続部は、FET
F21,22のゲートに接続されている。
【0052】次に動作を説明する。制御信号入力Gへの
入力がH信号の場合、FETF24が遮断、FETF2
5が導通し、FETF24とFETF25のドレイン接
続部はL信号となる。このため、FETF20は導通、
FETF23は遮断となる。またFETF26は導通、
FETF27は遮断となって、FETF26とFETF
27のドレイン接続部はH信号となるため、FETF2
1は導通、FETF22は遮断となる。従って、マルチ
プレクサMPの出力Oは入力Aと導通状態となって、誤
差アンプAMP1には、メイン電源の電圧の分圧電圧が
入力されることになる。
【0053】制御信号入力Gへの入力がL信号の場合、
FETF24が導通、FETF25が遮断し、FETF
24とFETF25のドレイン接続部はH信号となる。
このため、FETF20は遮断、FETF23は導通と
なる。またFETF26は遮断、FETF27は導通と
なって、FETF26とFETF27のドレイン接続部
はL信号となるため、FETF21は遮断、FETF2
2は導通となる。従って、マルチプレクサMPの出力O
は入力Bと導通状態となって、誤差アンプAMP1に
は、サブ電源の電圧の分圧電圧が入力されることにな
る。従って、かかる構成により図2に示した第2の実施
の形態の場合と同様の動作が実現される。
【0054】図7はマルチプレクサの別の具体的回路例
を示す回路図であり、バイポーラトランジスタを用いた
例を示している。定電流源I1および定電流源I3に
は、それぞれPNPトランジスタT1、T6のエミッタ
が、PNPトランジスタT2,T3のベースが接続され
ている。定電流源I2にはPNPトランジスタT2,T
3のエミッタが接続されており、またトランジスタT
2,T3のコレクタには、それぞれベース,コレクタ間
が接続されたNPNトランジスタT4,T5が接続され
ている。そして、トランジスタT1のベースには制御入
力信号Gが入力され、トランジスタT6のベースには定
電圧(抵抗による電源の分圧電圧)が印加されるように
なっている。
【0055】また、エミッタが電源ラインに接続された
PNPトランジスタT10,11は、ベースが相互に接
続され、またトランジスタT10のベース,コレクタ間
が接続され、ミラー回路が構成されている。そしてトラ
ンジスタT10のコレクタは、ベースがそれぞれ入力
A,BとなっているNPNトランジスタT12,T7の
コレクタに接続されている。またトランジスタT11の
コレクタは、トランジスタT13のコレクタに接続され
ている。PNPトランジスタT8,T9は、ベースおよ
びコレクタが相互に接続され、またベース、コレクタ間
が接続されており、またPNPトランジスタT14,T
15も、ベースおよびコレクタが相互に接続され、また
ベース、コレクタ間が接続されている。そして、トラン
ジスタT8のエミッタはトランジスタT7のエミッタ
に、トランジスタT14のエミッタはトランジスタT1
2のエミッタに接続され、またトランジスタT9,T1
5のエミッタはトランジスタT13のエミッタに接続さ
れている。
【0056】トランジスタT8,T9のコレクタは、ベ
ースがトランジスタT4のベースに接続されたトランジ
スタT19のコレクタに接続され、またトランジスタT
14,T15のコレクタは、ベースがトランジスタT5
のベースに接続されたトランジスタT18のコレクタに
接続されている。トランジスタT16はコレクタが電源
ラインに接続され、ベースはトランジスタT11のコレ
クタに接続されている。またトランジスタT17はコレ
クタが電源ラインに接続され、ベースはトランジスタT
16のエミッタに接続され、またエミッタは定電流源I
4を介して接地されている。そして、トランジスタT1
7のエミッタが出力Oとなっている。
【0057】次に動作を説明する。トランジスタT1は
制御信号入力GがH信号の時遮断し、L信号の時導通す
る。従って、トランジスタT2も制御信号入力GがH信
号の時遮断し、L信号の時導通する。一方、トランジス
タT6のベース電圧は一定であるので、トランジスタT
3のベース(トランジスタT6のエミッタ)は、一定電
圧となり、トランジスタT3のインピーダンスはほぼ一
定となる。そして、トランジスタT2,T3には定電流
源I2により定電流が供給されているので、制御信号入
力GがH信号の時には電流の殆どがトランジスタT3を
流れてトランジスタT5のベースがH信号(トランジス
タT4のベースはL信号)、制御信号入力GがL信号の
時には電流の殆どがトランジスタT2を流れてトランジ
スタT4のベースがH信号(トランジスタT5のベース
はL信号)となる。
【0058】従って、制御信号入力GがH信号の時には
トランジスタT18のベースがH信号となって導通し、
またトランジスタT19のベースがL信号となって遮断
するので、トランジスタT10,T11,T12,T1
3,T14,T15,T16,T17から構成される回
路が動作状態となり、トランジスタT12の入力信号A
に応じた信号が出力Oとなる。一方、制御信号入力Gが
L信号の時にはトランジスタT19のベースがH信号と
なって導通し、またトランジスタT18のベースがL信
号となって遮断するので、トランジスタT7,T8,T
9,T10,T11,T13,T16,T17から構成
される回路が動作状態となり、トランジスタT7の入力
信号Bに応じた信号が出力Oとなる。
【0059】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。図8は第5の実施の形態に係る電源回路の回路
構成図であり、車載用電子機器に用いられる電源回路を
示している。尚、図2に示した第2の実施の形態の場合
と同様の構成については、同一の符号を付しその説明を
省略する。
【0060】本第5の実施の形態では、誤差アンプAM
P3がNPNトランジスタを入力差動対とし、非反転入
力端子+を2端子持つアンプにより構成されている。ま
た、メインスイッチS1の電源BATT側の電圧を分圧
して誤差アンプAMP3の非反転入力端子+1に印加す
る分圧抵抗R5,R6の接続点は、スイッチS6を介し
て接地されており、またメインスイッチS1の負荷側
(電源BATTと反対側)の電圧を分圧して誤差アンプ
AMP3の非反転入力端子+2に印加する分圧抵抗R
7,R8の接続点は、スイッチS7を介して接地されて
いる。そして、比較器CMP2の出力は、メインスイッ
チS1,スイッチS6を制御(比較器CMP2出力がH
信号の時接続)し、また反転回路INV2による反転出
力はスイッチS7を制御(比較器CMP2出力がL信号
の時接続)する。つまり、電源スイッチPSWが接続状
態の場合には、比較器CMP2の出力はH信号となっ
て、メインスイッチS1,スイッチS6は接続され、ス
イッチS7は遮断されるようになっている。
【0061】次に回路動作を説明する。電源スイッチP
SWオフ時には、比較器CMP2の非反転入力端子+に
入力される電圧は低いので、比較器CMP2の出力はL
信号となって、メインスイッチS1,スイッチS6は遮
断され、スイッチS7は接続される。従って、誤差アン
プAMP3の非反転入力端子+2は接地され、非反転入
力端子+1にはサブ電源供給電圧の分圧電圧が入力され
ることになり、レギュレ−ト電圧はサブ電源供給電圧の
分圧電圧と基準電源VRの電圧が等しくなるように制御
される。つまり、サブ電源供給電圧が所定の電圧値とな
るように制御され、またサブ電源のみ供給される。
【0062】逆に、電源スイッチPSWオン時には、比
較器CMP2の非反転入力端子+に入力される電圧は高
いので、比較器CMP2の出力はH信号となって、メイ
ンスイッチS1,スイッチS6は接続され、スイッチS
7は遮断される。従って、誤差アンプAMP3の非反転
入力端子+1は接地され、非反転入力端子+2には、メ
イン電源供給電圧の分圧電圧が入力されることになり、
レギュレ−ト電圧はメイン電源供給電圧の分圧電圧と基
準電源VRの電圧が等しくなるように制御される。つま
り、メイン電源供給電圧が所定の電圧値となるように制
御され、またメイン電源およびサブ電源の両方が供給さ
れる。
【0063】図9は、誤差アンプAMP3の具体的回路
構成を示す回路図である。PNPトランジスタT21,
T22のエミッタは電源ラインに接続され、ミラー回路
を構成している。トランジスタT21のコレクタは、N
PNトランジスタT24,T25のコレクタに接続さ
れ、そしてトランジスタT24,T25のエミッタは定
電流源I21を介して接地されている。またトランジス
タT24,T25のベースは、非反転入力端子+1,+
2を構成している。トランジスタT22のコレクタは、
NPNトランジスタT23のコレクタに接続され、そし
てトランジスタT23のエミッタは定電流源I21を介
して接地され、またそのベースには基準電源VRが接続
されている。
【0064】PNPトランジスタT26のエミッタは電
源ラインに接続され、コレクタは抵抗R22を介して接
地され、またベースはトランジスタT22のコレクタお
よびローパスフィルタを構成するコンデンサC21に接
続されている。NPNトランジスタT27のベースはト
ランジスタT26のコレクタに接続され、エミッタは接
地されている。そして、トランジスタT27のコレクタ
は抵抗R21を介してトランジスタTR1のベースに接
続され、トランジスタTR1の接断を制御している。抵
抗R23はトランジスタTR1のエミッタ、ベース間を
接続する帰還抵抗である。
【0065】簡単に動作を説明すると、図8におけるス
イッチS7が接続され、スイッチS6が遮断されると、
非反転入力端子+1には抵抗R5,R6による分圧電圧
が印加され、非反転入力端子+2は接地される。従っ
て、入力差動対を形成するトランジスタの内、トランジ
スタT25は遮断状態となって、誤差アンプAMP3は
抵抗R5,R6による分圧電圧と基準電源VRによる比
較結果を出力する。また、スイッチS6が接続され、ス
イッチS7が遮断されると、非反転入力端子+2には抵
抗R7,R8による分圧電圧が印加され、非反転入力端
子+1は接地される。従って、入力差動対を形成するト
ランジスタの内、トランジスタT24は遮断状態となっ
て、誤差アンプAMP3は抵抗R7,R8による分圧電
圧と基準電源VRによる比較結果を出力する。
【0066】このように本第5の実施の形態によれば、
サブ電源のみの供給時にはサブ電源の電圧が所定電圧値
となるように制御され、またメイン電源の供給時にはメ
イン電源の電圧が所定電圧値となるように制御されるの
で、電子機器の動作電圧を高精度に制御できる。また、
レギュレータ回路自体は1回路であるので、小型化、低
価格化を図ることができる。
【0067】尚、本第5の実施の形態では誤差アンプA
MP3をNPNトランジスタを入力差動対とする比較回
路としたが、誤差アンプAMP3をNチャンネルMOS
FETを入力差動対とする比較回路(図9に示した誤差
アンプAMP3の入力差動対をNチャンネルMOSFE
Tに置き換え、また、他のバイポーラトランジスタをM
OSFETに置き換えたもの)としても、同様の電源回
路を構成することができる。
【0068】次に本発明の第6の実施の形態について説
明する。図10は第6の実施の形態に係る電源回路の回
路構成図であり、車載用電子機器に用いられる電源回路
を示している。尚、図8に示した第5の実施の形態と同
様の構成については、同一の符号を付しその説明を省略
する。
【0069】本第6の実施の形態では、誤差アンプAM
P4がPNPトランジスタを入力差動対とし、非反転入
力端子+を2端子持つアンプにより構成されている。ま
た、メインスイッチS1の電源BATT側の電圧を分圧
して誤差アンプAMP4の非反転入力端子+3に印加す
る分圧抵抗R5,R6の接続点は、スイッチS6を介し
て誤差アンプAMP4の動作電源VAに接続されてお
り、またメインスイッチS1の負荷側(電源BATTと
反対側)の電圧を分圧して誤差アンプAMP4の非反転
入力端子+4に印加する分圧抵抗R7,R8の接続点
は、スイッチS7を介して誤差アンプAMP4の動作電
源VAに接続されている。そして、比較器CMP2の出
力は、メインスイッチS1,スイッチS6を制御(比較
器CMP2出力がH信号の時接続)し、また反転回路I
NV2による反転出力はスイッチS7を制御(比較器C
MP2出力がL信号の時接続)する。つまり、電源スイ
ッチPSWが接続状態の場合には、比較器CMP2の出
力はH信号となって、メインスイッチS1、スイッチS
6は接続され、スイッチS7は遮断されるようになって
いる。
【0070】次に回路動作を説明する。電源スイッチP
SWオフ時には、比較器CMP2の非反転入力端子+に
入力される電圧は低いので、比較器CMP2の出力はL
信号となって、メインスイッチS1、スイッチS6は遮
断され、スイッチS7は接続される。従って、誤差アン
プAMP4の非反転入力端子+4には誤差アンプAMP
4の動作電圧、非反転入力端子+3にはサブ電源供給電
圧の分圧電圧が入力されることになり、レギュレ−ト電
圧はサブ電源供給電圧の分圧電圧と基準電源VRの電圧
が等しくなるように制御される。つまり、サブ電源供給
電圧が所定の電圧値となるように制御され、またサブ電
源のみ供給される。
【0071】逆に、電源スイッチPSWオン時には、比
較器CMP2の非反転入力端子+に入力される電圧は高
いので、比較器CMP2の出力はH信号となって、メイ
ンスイッチS1、スイッチS6は接続され、スイッチS
7は遮断される。従って、誤差アンプAMP4の非反転
入力端子+3には誤差アンプAMP4の動作電圧、非反
転入力端子+4にはメイン電源供給電圧の分圧電圧が入
力されることになり、レギュレ−ト電圧はメイン電源供
給電圧の分圧電圧と基準電源VRの電圧が等しくなるよ
うに制御される。つまり、メイン電源供給電圧が所定の
電圧値となるように制御され、またメイン電源およびサ
ブ電源の両方が供給される。
【0072】図11は、誤差アンプAMP4の具体的回
路構成を示す回路図である。NPNトランジスタT3
4,T35のエミッタは接地され、またトランジスタT
34のベース、コレクタ間は接続され、ミラー回路を構
成している。PNPトランジスタT31のエミッタは、
PNPトランジスタT32,T33のエミッタに接続さ
れ、そしてトランジスタT32,T33のエミッタは定
電流源I31を介して電源ラインに接続され、コレクタ
はトランジスタT35のコレクタに接続されている。ま
たトランジスタT32,T33のベースは、非反転入力
端子+3,+4を構成している。トランジスタT31の
コレクタは、トランジスタT34のコレクタに接続さ
れ、そしてトランジスタT31のエミッタは定電流源I
31を介して電源ラインに接続され、またそのベースに
は基準電源VRが接続されている。
【0073】NPNトランジスタT36のコレクタは抵
抗R33を介してトランジスタTR1のベ−スに接続さ
れ、エミッタは抵抗R31を介して接地され、またベー
スはトランジスタT35のコレクタに接続され、またト
ランジスタT36のベースとコレクタ間にはローパスフ
ィルタを構成するコンデンサC31が介装されている。
NPNトランジスタT37のベースはトランジスタT3
6のエミッタに接続され、エミッタは接地されている。
そして、トランジスタT37のコレクタは抵抗33を介
してトランジスタTR1のベースに接続され、トランジ
スタTR1の接断を制御している。抵抗R32はトラン
ジスタTR1のエミッタ、ベース間に介装された帰還抵
抗である。
【0074】簡単に動作を説明すると、図10における
スイッチS7が接続され、スイッチS6が遮断される
と、非反転入力端子+3には抵抗R5,R6による分圧
電圧が印加され、非反転入力端子+4には誤差アンプA
MP4の作動電圧が印加される。従って、入力差動対を
形成するトランジスタの内、トランジスタT33は遮断
状態となって、誤差アンプAMP4は抵抗R5,R6に
よる分圧電圧と基準電源VRによる比較結果を出力す
る。また、スイッチS6が接続され、スイッチS7が遮
断されると、非反転入力端子+4には抵抗R7,R8に
よる分圧電圧が印加され、非反転入力端子+3には誤差
アンプAMP4の作動電圧が印加される。従って、入力
差動対を形成するトランジスタの内、トランジスタT3
2は遮断状態となって、誤差アンプAMP4は抵抗R
7,R8による分圧電圧と基準電源VRによる比較結果
を出力する。
【0075】このように本第6の実施の形態によれば、
サブ電源のみの供給時にはサブ電源の電圧が所定電圧値
となるように制御され、またメイン電源の供給時にはメ
イン電源の電圧が所定電圧値となるように制御されるの
で、電子機器の動作電圧を高精度に制御できる。また、
レギュレータ回路自体は1回路であるので、小型化、低
価格化を図ることができる。
【0076】尚、本第6の実施の形態では誤差アンプA
MP4をPNPトランジスタを入力差動対とするアンプ
としたが、誤差アンプAMP4をPチャンネルMOSF
ETを入力差動対とするアンプ(図11に示した誤差ア
ンプAMP4の入力差動対をPチャンネルMOSFET
に置き換え、また、他のバイポーラトランジスタをMO
SFETに置き換えたもの)としても、同様の電源回路
を構成することができる。
【0077】次に本発明の第7の実施の形態について説
明する。本第7の実施の形態は、上述の第1〜6の実施
の形態における、メイン電源への電源供給を接断するス
イッチ(メインスイッチS1等)と、誤差アンプAMP
1,3,4への比較電圧の切換を行うスイッチ(スイッ
チS2,S3等)の動作タイミングを制御する部分の改
良に関する。図12は、本発明の第7の実施の形態にお
ける切換タイミング制御回路を示す回路図であり、上述
の各実施の形態と同様の構成については、同一の符号を
付しその説明を省略する。
【0078】抵抗R42,R43,R44は電源ライン
と接地間に直列に接続された分圧抵抗である。比較器C
MP41、CMP42の反転入力端子−には、抵抗R4
1を介して比較器CMP2の出力が印加され、また非反
転入力端子+は分圧抵抗R42,R43,R44の各接
続点に接続されている。そして抵抗R41と比較器CM
P41、CMP42の反転入力端子−との間には、コン
デンサC41が接続されている。そして、比較器CMP
42の出力Co1でメイン電源への電源供給を接断する
スイッチを制御し(L信号時接続、H信号時遮断)、比
較器CMP41の出力Co2で供給電圧制御用の比較電
圧の切換を行うスイッチを制御するようになっている
(L信号時メイン電源電圧で比較、H信号時サブ電源電
圧で比較)。
【0079】次に動作を説明する。図13は図12に示
した切換タイミング制御回路の動作を示す動作波形図で
ある。電源スイッチPSWが投入されて信号ENがH信
号となると(時刻t1)、比較器CMP2の出力はH信
号となって、コンデンサC41が充電され、比較器CM
P41,CMP42の反転入力端子−の入力電圧は徐々
に上昇する。そして、先ず非反転入力端子−の電圧の低
い比較器CMP42の出力信号Co1が反転(L信号)
し(時刻t2)、メイン電源への電源供給が開始され
る。その後非反転入力端子−の電圧の高い比較器CMP
41の出力信号Co2が反転(L信号)し(時刻t
3)、供給電圧制御用の比較電圧がメイン電源側に切り
換えられる。
【0080】電源スイッチPSWが切断されて信号EN
がL信号となると(時刻t4)、比較器CMP2の出力
はL信号となって、コンデンサC41は放電され、比較
器CMP41,CMP42の反転入力端子−の入力電圧
は徐々に低下する。そして、先ず非反転入力端子−の電
圧の高い比較器CMP41の出力信号Co2が反転(H
信号)し(時刻t5)、供給電圧制御用の比較電圧がサ
ブ電源側に切り換えられる。その後非反転入力端子−の
電圧の低い比較器CMP42の出力信号Co1が反転
(L信号)し(時刻t6)、メイン電源への電源供給が
停止される。
【0081】従って、メイン電源の供給が開始される場
合には、メイン電源の供給が開始され、一定時間遅れて
供給電圧制御用の比較電圧がメイン電源側に切り換わる
ので、メイン電源の供給開始直後のメイン電源電圧不安
定状態における電圧制御がサブ電源側の電圧で行われ、
メイン電源電圧が安定した後に電圧制御がメイン電源側
の電圧で行われるので、安定した電圧制御が行われる。
また、メイン電源の供給が停止される場合には、先に電
圧制御がサブ電源側の電圧に切り換わるので、メイン電
源の供給停止時に不安定となるメイン電源側の電圧によ
る電圧制御を防止でき、安定した電圧制御が行える。
【0082】次に本発明の第8の実施の形態について説
明する。本第8の実施の形態は、上述の第7の実施の形
態における回路構成を、デジタル回路にて構成したもの
である。図14は、本発明の第8の実施の形態における
切換タイミング制御回路を示す回路図および動作波形図
であり、出力信号Co1,Co2によるスイッチ等の制
御は第7の実施の形態の場合と同様であるので、ここで
はその説明を省略する。
【0083】DFF1〜DFF8はD型フリップフロッ
プであり、クロック信号CKの立ち上がり時における入
力Dの論理を出力Qに出力し、その反転論理を反転出力
−Q(図中Qバー)に出力する。そして、リセットRE
SにH信号が入力されると、出力がL信号となる。そし
て、DFF1,DFF5の入力DにはH信号(VDD)
が入力され、DFF2,DFF3,DFF4,DFF
6,DFF7,DFF8の入力Dには、DFF1,DF
F2,DFF3,DFF5,DFF6,DFF7の出力
Qが入力されるようになっている。またDFF1〜DF
F4のリセットRESおよびDFF5〜DFF8のリセ
ットRESには、電源スイッチPSWが接続時H信号と
なる信号ENおよび反転回路IN51によるその反転信
号が入力されるようになっている。そしてDFF4の反
転出力−Qが信号Co1、DFF8の出力Qが信号Co
2となっている。
【0084】次に動作を説明する。電源スイッチPSW
が投入されて信号ENがH信号となると、DFF4がリ
セットされ、その反転出力−QがH信号となって、信号
Co1はH信号となる。一方電源スイッチPSWが投入
される前は、信号ENがL信号であるのでDFF5〜D
FF8のリセットRESには信号ENの反転回路IN5
1による反転信号、つまりH信号が入力され、DFF5
〜DFF8はリセット状態にあるので、それらの出力Q
は全てL信号である。
【0085】この状態で信号ENがH信号となると、D
FF5〜DFF8のリセット状態は解除されるので、ク
ロックCLKの立ち上がり毎にDFF5〜DFF8の出
力Qが順次H信号となっていき、信号ENがH信号とな
った後4クロック目の立ち上がり時にDFF8の出力Q
がH信号となる。つまり信号Co2は時間Td1遅延さ
れることになる。
【0086】電源スイッチPSWが切断されて信号EN
がL信号となると、DFF8がリセットされ、その出力
QがL信号となって、信号Co2はL信号となる。一方
電源スイッチPSWが切断される前は、信号ENがH信
号であるのでDFF1〜DFF4のリセットRESには
信号EN、つまりH信号が入力されてDFF1〜DFF
4はリセット状態にあるので、それらの出力Qは全てL
信号である。この状態で信号ENがL信号となると、D
FF1〜DFF4のリセット状態は解除されるので、ク
ロックCLKの立ち上がり毎にDFF1〜DFF4の出
力Qが順次H信号となっていき、信号ENがL信号とな
った後4クロック目の立ち上がり時にDFF4の反転出
力−QがL信号となる。つまり信号Co1は時間Td2
遅延されることになる。
【0087】次に本発明の第9の実施の形態について説
明する。本第9の実施の形態は、上述の第1〜6の実施
の形態における、メイン電源への電源供給を接断するス
イッチ(メインスイッチS1等)と、誤差アンプAMP
1,3,4への比較電圧の切換を行うスイッチ(スイッ
チS2,S3等)の動作タイミングを制御する部分の改
良に関する。図15は、本発明の第9の実施の形態にお
ける切換タイミング制御回路を示す回路図であり、上述
の各実施の形態と同様の構成については、同一の符号を
付しその説明を省略する。
【0088】抵抗R52,R53,R54,R55は電
源ラインと接地間に直列に接続された分圧抵抗である。
比較器CMP51、CMP52、CMP53の反転入力
端子−には、抵抗R51を介して比較器CMP2の出力
が印加され、また非反転入力端子+は分圧抵抗R52,
R53,R54,R55の各接続点に接続されている。
そして抵抗R51と比較器CMP51、CMP52、C
MP53の反転入力端子−との間には、コンデンサC5
1が接続されている。そして、比較器CMP53の出力
Co1でメイン電源への電源供給を接断するスイッチを
制御し(L信号時接続、H信号時遮断)、比較器CMP
52の出力Co2で供給電圧制御用の比較電圧へのメイ
ン電源電圧印加を制御し(L信号時接続、H信号時遮
断)、比較器CMP51の出力Co3で供給電圧制御用
の比較電圧へのサブ電源電圧印加を制御する(H信号時
接続、L信号時遮断)。
【0089】次に動作を説明する。図16は図15に示
した切換タイミング制御回路の動作を示す動作波形図で
ある。電源スイッチPSWが投入されると(時刻t
1)、比較器CMP2の出力(EN信号)はH信号とな
って、コンデンサC51が充電され、比較器CMP5
1,CMP52,CMP52の反転入力端子−への入力
電圧は徐々に上昇する。そして、先ず非反転入力端子−
の比較電圧が低い比較器CMP53の出力信号Co1が
反転(L信号)し(時刻t2)、メイン電源への電源供
給が開始される。その後非反転入力端子−の比較電圧が
中間の比較器CMP52の出力信号Co2が反転(L信
号)し(時刻t3)、サブ電源側の電圧が供給電圧制御
用の比較電圧から切断される。そして、非反転入力端子
−の比較電圧が高い比較器CMP51の出力信号Co3
が最後に反転(L信号)し(時刻t4)、メイン電源側
の電圧が供給電圧制御用の比較電圧として供給される。
【0090】電源スイッチPSWが切断されて信号EN
がL信号となると(時刻t5)、コンデンサC51は放
電し、比較器CMP51,CMP52,CMP53の反
転入力端子−への入力電圧は徐々に低下する。そして、
先ず非反転入力端子−の比較電圧が高い比較器CMP5
1の出力信号Co3が反転(H信号)し(時刻t6)、
メイン電源電圧が供給電圧制御用の比較電圧から切断さ
れる。その後非反転入力端子−の比較電圧が中間の比較
器CMP52の出力信号Co2が反転(H信号)し(時
刻t7)、サブ電源電圧が供給電圧制御用の比較電圧と
して供給される。そして非反転入力端子−の比較電圧が
低い比較器CMP53の出力信号Co1が反転(L信
号)し(時刻t8)、メイン電源への電源供給が停止さ
れる。
【0091】従って、メイン電源の供給が開始される場
合には、メイン電源の供給が開始され、一定時間遅れて
供給電圧制御用の比較電圧がメイン電源側に切り換わる
ので、メイン電源の供給開始直後のメイン電源電圧不安
定状態における電圧制御がサブ電源側の電圧で行われ、
メイン電源電圧が安定した後に電圧制御がメイン電源側
の電圧で行われるので、安定した電圧制御が行われる。
また、メイン電源の供給が停止される場合には、先に電
圧制御がサブ電源側の電圧に切り換わるので、メイン電
源の供給停止時に不安定となるメイン電源側の電圧によ
る電圧制御を防止でき、安定した電圧制御が行われる。
【0092】尚、本第9の実施の形態においては、比較
器等を用いたアナログ回路で遅延回路を構成したが、図
14で示したようなフリップフロップ等の論理回路を用
いたデジタル回路で遅延回路を構成することも可能であ
る。
【0093】図17は、本発明の第10の実施の形態に
係る電源回路の構成を示す回路図である。第10の実施
の形態に係る電源回路の構成が、図2に示した第2の実
施の形態に係る電源回路の構成と相違している点は、誤
差アンプAMP1の非反転入力端子+にコンデンサC3
が接続されているか否かであり、その他の構成は図2に
示した電源回路と同様であるので、ここではその詳細な
説明を省略する。
【0094】このように誤差アンプAMP1の非反転入
力端子+にコンデンサC3を接続しておくと、スイッチ
S4とスイッチS5とが同時にオフするようなことが生
じても、非反転入力端子+に対する安定した入力電圧が
保持され、誤差アンプAMP1からの出力電圧の正常性
が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電源回路を示
す回路構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る電源回路を示
す回路構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る電源回路を示
す回路構成図である。
【図4】アナログスイッチの回路構成を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る電源回路を示
す回路構成図である。
【図6】マルチプレクサの回路構成を示す回路図であ
る。
【図7】マルチプレクサの別の回路構成を示す回路図で
ある。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る電源回路を示
す回路構成図である。
【図9】アンプの回路構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る電源回路を
示す回路構成図である。
【図11】アンプの回路構成を示す回路図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態に係る電源切換制
御回路の回路構成を示す回路図である。
【図13】電源切換動作状態を示す動作波形図である。
【図14】本発明の第8の実施の形態に係る電源切換制
御回路の回路構成を示す回路図及び動作波形図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態に係る電源切換制
御回路の回路構成を示す回路図である。
【図16】電源切換動作状態を示す動作波形図である。
【図17】本発明の第10の実施の形態に係る電源回路
を示す回路構成図である。
【図18】従来の電源回路を示す回路構成図である。
【符号の説明】
TR1・・・トランジスタ AMP1・・・誤差アンプ CMP2・・・比較器 S1・・・メインスイッチ S2,S3,S4,S5,S6,S7・・・スイッチ PSW・・・電源スイッチ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電圧と出力監視電圧とを誤差アンプ
    に取り込んで出力を一定電圧に制御するレギュレータを
    備え、電源スイッチの投入状態において接続されるメイ
    ンスイッチを介して前記レギュレータよりメイン電源の
    供給を行うと共に、前記メインスイッチを介さずにサブ
    電源の供給を行う電源回路において、 前記電源スイッチの状態を検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの投
    入状態では前記メイン電源の電圧を前記出力監視電圧と
    し、前記電源スイッチの遮断状態では前記サブ電源の電
    圧を前記出力監視電圧とする出力監視電圧選択手段とを
    備えていることを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記レギュレータが、 制御端子への入力信号状態に応じてバッテリからの電力
    を出力するトランジスタと、 入力端子に入力された前記出力監視電圧が基準端子に入
    力された前記基準電圧と等しくなるようにフィ−ドバッ
    ク制御して前記制御端子に出力する前記誤差アンプとを
    含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    電源回路。
  3. 【請求項3】 前記出力監視電圧選択手段が、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側と、前記誤差
    アンプの入力端子との間に接続されたサブ電圧比較スイ
    ッチと、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側の反対側と、
    前記誤差アンプの入力端子との間に接続されたメイン電
    圧比較スイッチと、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    投入状態では前記サブ電圧比較スイッチを遮断状態とす
    ると共に前記メイン電圧比較スイッチを接続状態とし、
    前記電源スイッチの遮断状態では前記サブ電圧比較スイ
    ッチを接続状態とすると共に前記メイン電圧比較スイッ
    チを遮断状態とする比較スイッチ切換手段とを含んで構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の電源回
    路。
  4. 【請求項4】 前記出力監視電圧選択手段が、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧
    するサブ電圧分圧手段と、 該サブ電圧分圧手段の出力と前記誤差アンプの入力端子
    との間に接続されたサブ電圧比較スイッチと、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側と反対側の電
    圧を分圧するメイン電圧分圧手段と、 該メイン電圧分圧手段の出力と前記誤差アンプの入力端
    子との間に接続されたメイン電圧比較スイッチと、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    投入状態では前記サブ電圧比較スイッチを遮断状態とす
    ると共に前記メイン電圧比較スイッチを接続状態とし、
    前記電源スイッチの遮断状態では前記サブ電圧比較スイ
    ッチを接続状態とすると共に前記メイン電圧比較スイッ
    チを遮断状態とする比較スイッチ切換手段とを含んで構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の電源回
    路。
  5. 【請求項5】 前記メイン電圧比較スイッチと前記サブ
    電圧比較スイッチとが、CMOSトランジスタからなる
    アナログスイッチで構成されていることを特徴とする請
    求項3または請求項4記載の電源回路。
  6. 【請求項6】 前記出力監視電圧選択手段が、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧
    するサブ電圧分圧手段と、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側と反対側の電
    圧を分圧するメイン電圧分圧手段と、 前記サブ電圧分圧手段の出力と前記メイン電圧分圧手段
    の出力とを入力とし、前記検出手段の検出結果に基づ
    き、前記電源スイッチの投入状態では前記サブ電圧分圧
    手段の出力を前記誤差アンプの入力端子に出力し、前記
    電源スイッチの遮断状態では前記メイン電圧分圧手段の
    出力を前記誤差アンプの入力端子に出力するマルチプレ
    クサとを含んで構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の電源回路。
  7. 【請求項7】 前記マルチプレクサが、 並列に接続された前記サブ電圧分圧手段の出力を伝達す
    るサブ伝達回路と、前記メイン電圧分圧手段の出力を伝
    達するメイン伝達回路と、 前記検出手段の出力を受け、前記サブ伝達手段と前記メ
    イン伝達手段の伝達状態を排他的に切り換える排他切換
    回路とからなり、 前記排他切換回路が、CMOSトランジスタにより構成
    されていることを特徴とする請求項5または請求項6記
    載の電源回路。
  8. 【請求項8】 前記マルチプレクサが、 並列に接続された前記サブ電圧分圧手段の出力を伝達す
    るサブ伝達回路と、前記メイン電圧分圧手段の出力を伝
    達するメイン伝達回路と、 前記検出手段の出力を受け、前記サブ伝達手段と前記メ
    イン伝達手段の伝達状態を排他的に切り換える排他切換
    回路とからなり、 該排他切換回路が、バイポーラトランジスタにより構成
    されていることを特徴とする請求項5または請求項6記
    載の電源回路。
  9. 【請求項9】 前記誤差アンプが、差動対が並列に接続
    された2個のNPNトランジスタにより構成され、これ
    らNPNトランジスタのベースが各々メイン入力端子と
    サブ入力端子であるNPN入力受アンプであって、 前記出力監視電圧選択手段が、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧
    すると共に前記分圧電圧を前記サブ入力端子に印加する
    サブ電圧分圧手段と、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側と反対側の電
    圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン入力端子に
    印加するメイン電圧分圧手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    投入状態では前記サブ入力端子に印加する分圧電圧を接
    地電圧とするサブ接地スイッチと、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    遮断状態では前記メイン入力端子に印加する分圧電圧を
    接地電圧とするメイン接地スイッチとを含んで構成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  10. 【請求項10】 前記誤差アンプが、差動対が並列に接
    続された2個のNチャンネルFETにより構成され、こ
    れらNチャンネルFETのゲートが各々メイン入力端子
    とサブ入力端子であるNPN入力受アンプであって、 前記出力監視電圧選択手段が、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧
    すると共に該分圧電圧を前記サブ入力端子に印加するサ
    ブ電圧分圧手段と、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側と反対側の電
    圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン入力端子に
    印加するメイン電圧分圧手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    投入状態では前記サブ入力端子に印加する分圧電圧を接
    地電圧とするサブ接地スイッチと、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    遮断状態では前記メイン入力端子に印加する分圧電圧を
    接地電圧とするメイン接地スイッチとを含んで構成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  11. 【請求項11】 前記誤差アンプが、差動対が並列に接
    続された2個のPNPトランジスタにより構成され、こ
    れらPNPトランジスタのベースが各々メイン入力端子
    とサブ入力端子であるPNP入力受アンプであって、 前記出力監視電圧選択手段が、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧
    すると共に該分圧電圧を前記サブ入力端子に印加するサ
    ブ電圧分圧手段と、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側と反対側の電
    圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン入力端子に
    印加するメイン電圧分圧手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    投入状態では前記サブ入力端子に印加する分圧電圧を前
    記誤差アンプの作動電圧とするサブ電圧スイッチと、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    遮断状態では前記メイン入力端子に印加する分圧電圧を
    前記誤差アンプの作動電圧とするメイン電圧スイッチと
    を含んで構成されていることを特徴とする請求項2記載
    の電源回路。
  12. 【請求項12】 前記誤差アンプが、差動対が並列に接
    続された2個のPチャンネルFETにより構成され、こ
    れらPチャンネルFETのゲートが各々メイン入力端子
    とサブ入力端子であるPNP入力受アンプであって、 前記出力監視電圧選択手段が、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側の電圧を分圧
    すると共に該分圧電圧を前記サブ入力端子に印加するサ
    ブ電圧分圧手段と、 前記メインスイッチの前記レギュレータ側と反対側の電
    圧を分圧すると共に該分圧電圧を前記メイン入力端子に
    印加するメイン電圧分圧手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    投入状態では前記サブ入力端子に印加する分圧電圧を前
    記誤差アンプの作動電圧とするサブ電圧スイッチと、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源スイッチの
    遮断状態では前記メイン入力端子に印加する分圧電圧を
    前記誤差アンプの作動電圧とするメイン電圧スイッチと
    を含んで構成されていることを特徴とする請求項2記載
    の電源回路。
  13. 【請求項13】 前記検出手段の検出結果に基づき、前
    記電源スイッチの投入が検出された時、前記メインスイ
    ッチを導通状態とした後遅延して前記メイン電源の電圧
    を前記出力監視電圧とする投入時遅延手段を備えている
    ことを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  14. 【請求項14】 前記検出手段の検出結果に基づき、前
    記電源スイッチの遮断が検出された時、前記サブ電源の
    電圧を前記出力監視電圧とした後遅延して前記メインス
    イッチを遮断状態とする遮断時遅延手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項2または請求項13記載の電源回
    路。
  15. 【請求項15】 前記遅延手段が、 前記バッテリ電圧を、高電圧と低電圧に2分圧する2分
    圧手段と、 前記検出手段の出力を充放電する充放電手段と、 前記2分圧手段の高電圧出力と、前記充放電手段の電圧
    とを比較し、前記出力監視電圧を切り換える制御信号を
    出力する出力監視電圧信号出力手段と、 前記2分圧手段の低電圧出力と、前記充放電手段の電圧
    とを比較し、前記メインスイッチを切り換える制御信号
    を出力するスイッチ信号出力手段とを含んで構成されて
    いることを特徴とする請求項14記載の電源回路。
  16. 【請求項16】 前記遅延手段が、 前記検出手段の出力によりリセットされる連結接続され
    た複数のD型フリップフロップからなり、最終段の出力
    が前記メインスイッチを切り換える制御信号となるスイ
    ッチ信号出力手段と、 前記検出手段の反転出力によりリセットされる連結接続
    された複数のD型フリップフロップからなり、最終段の
    出力が前記出力監視電圧を切り換える制御信号となる出
    力監視電圧信号出力手段とを含んで構成されていること
    を特徴とする請求項14記載の電源回路。
  17. 【請求項17】 前記検出手段の検出結果に基づき、前
    記電源スイッチの投入が検出された時、前記メインスイ
    ッチを導通状態とした後遅延して、前記メイン電圧比較
    スイッチを接続して、更に遅延して前記サブ電圧比較ス
    イッチを遮断して前記メイン電源の電圧を前記出力監視
    電圧とする投入時遅延手段を備えていることを特徴とす
    る請求項3記載の電源回路。
  18. 【請求項18】 前記検出手段の検出結果に基づき、前
    記電源スイッチの遮断が検出された時、前記サブ電圧比
    較スイッチを接続した後遅延して、前記メイン電圧比較
    スイッチを遮断して、更に遅延して前記メインスイッチ
    を遮断状態とする遮断時遅延手段を備えていることを特
    徴とする請求項3または請求項17記載の電源回路。
  19. 【請求項19】 前記遅延手段が、 前記バッテリ電圧を、高電圧と中電圧と低電圧とに3分
    圧する3分圧手段と、前記検出手段の出力を充放電する
    充放電手段と、 前記3分圧手段の低電圧出力と、前記充放電手段の電圧
    とを比較し、前記メインスイッチを切り換える制御信号
    を出力するスイッチ信号出力手段と、 前記3分圧手段の中電圧出力と、前記充放電手段の電圧
    とを比較し、前記メイン電圧比較スイッチを切り換える
    制御信号を出力するメインスイッチ信号出力手段と、 前記3分圧手段の高電圧出力と、前記充放電手段の電圧
    とを比較し、前記サブ電圧比較スイッチを切り換える制
    御信号を出力するサブスイッチ信号出力手段とを含んで
    構成されていることを特徴とする請求項18記載の電源
    回路。
  20. 【請求項20】 前記検出手段が、 前記バッテリ電圧を分圧する分圧手段と、 該分圧手段による分圧電圧と、前記メインスイッチを介
    して印加される前記バッテリ電圧とを比較するバッテリ
    電圧比較手段とを含んで構成されていることを特徴とす
    る請求項1〜19のいずれかの項に記載の電源回路。
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