JP2000194412A - 複数ロボットの制御方法および装置 - Google Patents

複数ロボットの制御方法および装置

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JP2000194412A JP10372074A JP37207498A JP2000194412A JP 2000194412 A JP2000194412 A JP 2000194412A JP 10372074 A JP10372074 A JP 10372074A JP 37207498 A JP37207498 A JP 37207498A JP 2000194412 A JP2000194412 A JP 2000194412A
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陽一 長尾
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博信 占部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のロボットを用いて作業をするにあたっ
て、突発的な故障および異常の発生によるロボットの停
止によって、事前に設定される作業スケジュールの実行
が不可能となったとき、各ロボットの作業停止時間を少
なくして、作業効率を向上する。 【解決手段】 一方のロボットR1の作業が故障または
占有空間の干渉などに起因して中断することによって作
業時間が遅延すると判断したとき、他方のロボットR2
は一方のロボットR1および他方のロボットR2の各複
数の作業のうちで継続的に実行可能な作業を選択して実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のロボットに
予め設定される作業分担および作業手順を作業開始前に
おける作業空間の重複および作業中の故障の発生などの
中断すべき状況が予測されまたは実際に生じたとき、各
ロボットの停止時間が可及的に少なくなるように制御す
るための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、特開平8−141
960号公報に開示されている。この従来の技術では、
共通な移動空間を有する複数台のロボットに対して、あ
る作業順に基づいて第1の動作シミュレーションが行わ
れ、この第1の動作シミュレーションの結果得られたト
ータルの作業時間と、最も作業時間の長いロボットの最
も待ち時間の長い作業とが抽出され、最も作業時間の長
いロボットの最も待ち時間の長い作業の作業順が変更さ
れることによって、前記作業順を変更し、この変更され
た作業順に基づいて第2の動作シミュレーションが行わ
れ、これらの第1および第2の動作シミュレーションの
結果が比較され、所望のトータルの作業時間または所定
の繰返し数となるまで前記作業順を更新しながら前記第
1および第2の動作シミュレーションを繰返し、各ロボ
ットの作業順を前記トータルの作業時間が短くなるよう
に決定している。
【0003】また他の従来の技術は、特開平8−166
809号公報に開示されている。この従来の技術では、
共通な移動空間を有する複数台のロボットの相互干渉を
回避するために、各ロボットの優先順位が設定され、各
ロボットの所定時間内の動作によるロボットの通過予定
領域またはそれを含む拡大領域である占有領域を順次演
算し、この演算された占有領域間での重なりの有無が判
定され、重なりがある場合には、前記優先順位の低い一
方のロボットを待機させるとともに、優先順位の高い他
方のロボットを動作させ、前記他方のロボットの占有領
域がこの他方のロボットの動作中に既に動作が終わった
部分に順次解除しながら、前記他方のロボットの占有領
域の変化に基づいて前記重なりがなくなったとき以降に
前記一方のロボットの動作を開始し、このようにして干
渉領域を時系列的に連続して求め、所定の時間毎に前記
干渉領域を更新し、各ロボット間の干渉を回避するとと
もに、ロボットの停止時間を低減している。
【0004】さらに他の従来の技術は、特開平9−81
214号公報に開示されている。この従来の技術は、所
定方向に走行自在な門型の走行フレームの走行方向に直
交する左右位置に、前記走行方向および左右方向に移動
自在に設けられる作業用マニピュレータの制御におい
て、複数の作業線を作業領域の中央位置で左右に振り分
け、この左右に振り分けられた各作業線群について、そ
れぞれ対応する作業用マニピュレータの作業順序を決定
するとともに、各作業線における始点を決定し、前記作
業線の左右の振り分けによって作業効率を向上して作業
手段が短縮されるように前記左右に振り分けた作業用マ
ニピュレータを制御している。
【0005】さらに他の従来の技術は、特開平3−25
6681号公報に開示されている。この従来の技術で
は、動作プログラムに従って動作命令信号を順次出力す
るロボットモニタ部と、このロボットモニタ部からの動
作命令を受けてロボットを動作させる各動作命令に対応
する動作が終了すると、動作終了信号をロボットモニタ
部に出力するロボット制御部とを備え、移動動作領域が
周辺装置あるいは他のロボットの移動動作領域と重複す
る干渉領域の外にある始動位置からその干渉領域内にあ
る目標位置まで移動させる移動動作を実行するにあたっ
て、ロボット制御部において周辺装置あるいは他のロボ
ットが干渉領域内にあるか否かを監視し、ロボットモニ
タ部からの移動動作命令信号の出力に伴うロボットの移
動開始後に、周辺装置あるいは他のロボットが干渉領域
内から退避するまでは、始動位置から目標位置までの経
路中の干渉領域外にある途中位置において、移動動作を
停止するように制御して、周辺装置あるいは他のロボッ
トに対する干渉を回避し、また前記ロボットモニタ部か
らの移動動作命令信号によって、周辺装置あるいは他の
ロボットが干渉領域に存在するときであっても、始動位
置から目標位置までの経路中の途中位置までの移動を先
行させることによって、始動位置に待機させる場合に比
べてロボット停止時間の短縮が図られている。
【0006】以上の各従来の技術を要約すると、作業空
間を共有する複数ロボットの干渉回避方法として、複数
ロボットの作業を事前に干渉発生しないように計画する
方法と、干渉が生じた場合、一方のロボットを待機させ
る方法とに大別される。事前に干渉が発生しないように
計画する方法としては、各ロボットが担当する作業の順
番を決定する際に、ロボット同士が干渉しないように計
画する方法がある。また干渉が発生した際に一方のロボ
ットを待機させる方法では、各ロボットが分担する複数
の作業の1つを実行するたびに、その作業の開始から終
了までのロボットの占有する作業空間を占有空間として
設定して、この設定占有空間の重なりの有無を判定し、
重なりのない場合は作業を実行させ、重なりがある場合
にはロボットを待機させるものと、一定の時間間隔でロ
ボットの占有空間の重なりを監視して、重なりがなくな
った時点で作業を開始するものとに分類される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように各ロボ
ットの作業を事前に干渉が発生しないように計画する方
法において、ロボットが担当する作業の順番を干渉しな
いように決定しても、予期しない故障または異常の発生
によって計画に時間的ずれが発生すると、各ロボットの
干渉が発生し、各ロボットの作業は中断してしまう。ま
た上記のように干渉が発生したときに一方のロボットを
待機させると、この干渉原因が解消されるまで該当ロボ
ットのすべての作業が中断され、作業効率が低下してし
まう。
【0008】図5は、従来の技術の課題を説明するため
の模式的な平面図であり、図5(1)は各ロボットR
1,R2が順次的に各複数の作業(1)〜(6),
(7)〜(12)を実行する手順を示し、図5(2)は
第1ロボットR1の第1作業(1)の作業中に異常が発
生して第2作業(2)〜第6作業(6)の実行が不能と
なった状況を示し、図5(3)は第1ロボットR1によ
る作業分担エリア1aの占有空間S1と第2ロボットR
2による作業分担エリア1bの占有空間S2とが重複し
て干渉する状況を示す。
【0009】図5(1)に示されるように、隣接する各
作業分担エリア1a,1bには、溶接ロボットR1,R
2がそれぞれ設置され、各エリア1a,1b内で括弧内
に示された数字は作業順序を示し、この作業順序に従っ
て複数の実線によって示される作業線2a,2bに沿っ
てアーク溶接が行われる。各作業線2a,2bは、上記
の括弧内の数字が付された位置の長手方向一端部から長
手方向他端部に向かって矢符A方向に移動しながら溶接
され、したがって各作業線2a,2bの長手方向一端部
は作業始点となり、長手方向他端部は作業終点となり、
各作業線2a,2bで示される各作業のうち、括弧内に
最も小さい値の数字が付された作業線は各作業分担エリ
ア1a,1b内で最初に着手される作業工程であり、括
弧内に最も大きな数字が付された作業線は各作業分担エ
リア1a,1b内での最終作業工程を示す。
【0010】一方のロボットR1は自己が分担する作業
分担エリア1aにおいて、第1作業(1)〜第6作業
(6)の順に各作業線2aに沿って溶接作業を行い、こ
れと並行して他方のロボットR2は自己の分担する作業
分担エリア1bにおいて、第7作業(7)〜第12作業
(12)の順に溶接作業を各作業線2bに沿って行う。
このような図5(1)に示される各ロボットR1,R2
の作業は、制御装置に予め設定される動作プログラムに
従って実行される。
【0011】図5(2)に示されるように、一方のロボ
ットR1が作業分担エリア1aにおいて、第1作業
(1)の実行中にたとえばトーチ干渉およびアーク切れ
などの異常が発生したとき、後続の第2作業(2)〜第
6作業(6)の実行が不能のままで停止する。また他方
のロボットR2は、作業開始から第7作業(7)〜第1
2作業(12)の作業がすべて終了した状態であって
も、前記一方のロボットR1が第1作業(1)の実行中
に停止したため、残余の第2作業(2)〜第6作業
(6)は未着手のままで待機状態となり、現場の作業員
によって前記一方のロボットR1の異常が解消するま
で、この待機状態が維持される。
【0012】また図5(3)に示されるように、一方の
ロボットR1の作業開始前に設定されるたとえば第2作
業(2)を実行するための占有空間S1が、稼働中の他
方のロボットR2のたとえば第1作業(1)の作業を行
うための占有空間S2と干渉するため、前記一方のロボ
ットR1は待機状態となり、作業の進行は中断される。
【0013】このようにトーチの干渉およびアーク切れ
などの突発的な故障または異常の発生によって、事前に
計画した作業スケジュールの実行が不可能となったと
き、上記の各従来の技術に関して述べたように、各ロボ
ットの作業は中断され、この中断原因となる前記故障お
よび異常が解消されるまで各ロボットの待機状態が維持
され、予め計画した作業完了時間が大幅に遅延してしま
い、作業効率が悪いという問題を有する。
【0014】したがって本発明の目的は、突発的な故障
および異常の発生によるロボットの作業の停止によって
事前に計画した作業スケジュールの実行が不可能となっ
たとき、前記故障および異常の発生していない他方のロ
ボットによって継続的に実行可能な作業を選択し、作業
の遅延時間を可及的に少なくして、作業効率を向上する
ことができるようにした複数ロボットの制御方法および
装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、複数のロボットを用いて、各ロボット毎に予め定め
る各複数の作業を、各ロボットの作業中に互いに干渉し
ないようにして並行して実行する複数ロボットの制御方
法において、ロボットの作業の中断によって作業時間が
遅延すると判断したとき、一方のロボットは、一方のロ
ボットおよび他方のロボットの各複数の作業のうちで継
続的に実行可能な作業を選択して実行することを特徴と
する複数ロボットの制御方法である。
【0016】本発明に従えば、ロボットの作業の中断、
たとえば溶接トーチの干渉およびアーク切れなどの突発
的な故障および異常の発生に起因する中断によってロボ
ットが停止し、作業時間が遅延すると判断したとき、一
方のロボットは一方のロボットおよび他方のロボットの
各複数の作業のうちで継続的に実行可能な作業を選択し
て実行するように構成されるので、一方および他方の各
ロボットが作業を停止してしまう時間を可及的に少なく
し、作業の遅延時間を短縮して作業効率を向上すること
ができる。
【0017】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
構成に加えて、前記ロボットの作業の中断は、一方のロ
ボットが占有する作業空間と他方のロボットが占有する
作業空間との重複であることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、一方のロボットが占有す
る作業空間と他方のロボットが占有する作業空間との重
複によってロボットの作業が中断されると判断したと
き、上記のように一方のロボットが一方および他方の各
ロボットが各複数の作業のうちで継続的に実行可能な作
業を選択して実行するようにしたので、一方および他方
の各ロボットが停止する時間を可及的に短くして、作業
効率を向上することができる。
【0019】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の構成に加えて、前記ロボットの作業の中断は、
作業実行中の一方のロボットの故障であることを特徴と
する。
【0020】本発明に従えば、作業実行中の他方のロボ
ットの故障によってロボットの作業が中断すると判断し
たとき、一方のロボットは上記のように一方のロボット
および他方のロボットの各複数の作業のうちで継続的に
実行可能な作業を選択して実行するので、一方および他
方の各ロボットが停止してしまう時間を可及的に少なく
して、作業効率を向上することができる。また上記のよ
うに一方のロボットの作業の中断が一方のロボットが占
有する作業空間と他方のロボットが占有する作業空間と
の重複に起因すると判断したとき、同様に一方のロボッ
トが継続的に実行可能な作業を選択して実行するように
設定することによって、各作業空間の重複および他方の
ロボットの故障のいずれか一方または双方に起因する中
断が生じた場合に比べて、各ロボットが作業を停止して
しまう時間を少なくすることができるという相乗効果を
達成することが可能であり、格段に作業効率が向上され
る。
【0021】請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の構成に加えて、前記継続的に実行可能
な作業は、一方のロボットの作業のうち他方のロボット
の作業空間に干渉しない一方のロボットの作業空間で実
行することができる作業が選択されることを特徴とす
る。
【0022】本発明に従えば、上記の一方のロボットが
継続的に実行可能な作業として、一方のロボットの作業
のうち他方のロボットの作業空間に干渉しない一方のロ
ボットの作業空間で実行することができる作業が選択さ
れるので、一方および他方の各ロボットが停止してしま
う時間を可及的に少なくすることができ、これによって
作業効率を向上することができる。
【0023】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
いずれかの構成に加えて、前記継続的に実行可能な作業
は、一方のロボットの未着手の作業のうちで他方のロボ
ットが実行可能な代替作業が選択されることを特徴とす
る。
【0024】本発明に従えば、上記の一方のロボットに
よって継続的に実行可能な作業として、他方のロボット
の未着手の作業のうちで一方のロボットが実行可能な代
替作業が選択されるので、たとえば作業空間の干渉など
によって一方のロボットの作業を予め定める動作プログ
ラムとは異なる手順で実行することが不可能な状態であ
っても、前記他方のロボットの未着手の作業から選択し
て一方のロボットが実行することができ、これによって
一方および他方の各ロボットが停止してしまう時間を可
及的に少なくして、作業効率を向上することができる。
【0025】請求項6記載の本発明は、複数のロボット
を用いて、各ロボット毎に予め定める各複数の作業を、
各ロボットが作業中に互いに干渉しないようにして並行
して実行する複数ロボットの制御装置において、ロボッ
トの作業の中断によって作業時間が遅延すると判断した
とき、一方のロボットは、一方のロボットおよび他方の
ロボットの各複数の作業のうちで継続的に実行可能な作
業を選択して実行する制御手段を備えることを特徴とす
る複数ロボットの制御装置である。
【0026】本発明に従えば、ロボットの作業の中断、
たとえば溶接トーチの干渉およびアーク切れなどの突発
的な故障および異常の発生に起因する中断によってロボ
ットが停止し、作業時間が遅延すると判断したとき、一
方のロボットは一方のロボットおよび他方のロボットの
各複数の作業のうちで継続的に実行可能な作業を選択し
て実行するように構成されるので、一方および他方の各
ロボットが作業を停止してしまう時間を可及的に少なく
し、作業の遅延時間を短縮して作業効率を向上すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
複数ロボットの制御方法および装置が実施される溶接ロ
ボット装置10の全体の構成を示す斜視図であり、図2
は図1に示される溶接ロボット装置10を制御するため
の制御装置11を示す系統図である。この溶接ロボット
装置10は、たとえば造船工場における小組立溶接工程
が行われる作業場12において、上下に段差を成して互
いに平行に設けられる一対の走行用レール13a,13
b上を、各走行用レール13a,13bと平行な走行軸
に沿って走行方向B1,B2に走行自在に設置される複
数(本実施の形態では4)の走行フレーム14a,14
b,14c,14dと、各走行フレーム14a〜14d
の各上枠15上を水平な一平面上において前記走行軸に
直交する横行軸に沿って矢符C1,C2方向に走行自在
に設けられる第1〜第4ロボットR1,R2,R3,R
4と、第1〜第4ロボットR1〜R4を制御する制御装
置11とを含む。
【0028】第1〜第4ロボットR1〜R4は、上枠1
5に設けられる一対の移動用レール16上を水平面上で
前記走行軸に直交する横行軸に沿って矢符C1,C2方
向に移動自在に設けられる水平移動フレーム29と、こ
の水平移動フレーム29に水平面に対して直交する昇降
軸に沿って矢符D1,D2方向に昇降自在に設けられる
昇降体17と、昇降体17の下端部に前記昇降軸に平行
な旋回軸まわりに矢符E1,E2方向に旋回自在に設け
られる6軸のロボットアーム18と、このロボットアー
ム18の先端部に設けられる溶接トーチ19とを備え
る。
【0029】上記の小組立工程において用いられる小組
立ラインは、たとえば配材・仮付けステージ、ロボット
溶接ステージ、仕上げステージなどによって構成され、
図1にはロボット溶接ステージが示されている。制御装
置11はマルチロボット制御システムとも呼ばれ、第1
〜第4ロボットR1〜R4を協調的に動作させるため
に、各ロボットR1〜R4間の相互の干渉を回避するた
めに、本発明に従う制御方法を導入してリアルタイムで
干渉回避処理を行うことができる。
【0030】前記制御装置11は、第1〜第4ロボット
R1〜R4にそれぞれ対応して各ロボットR1〜R4に
ライン20a〜20dによって個別に接続されるロボッ
トコントローラ21a,21b,21c,21dと、各
ロボットコントローラ21a〜21dにライン22によ
って並列に接続されるライン制御装置23と、各ロボッ
トコントローラ21a〜21dをそれぞれ直列に接続す
るライン24によって各ロボットコントローラ21a〜
21dに接続されるとともに、ライン25によって前記
ライン制御装置23に接続される現場シーケンサ操作装
置26とを含む。
【0031】図1に示されるステージ27には、各ロボ
ットR1〜R4にワークW1〜W4が設置される。各ワ
ークW1〜W4は、たとえば船殻二重底フロアパネルを
構成する平板主板にスティフナおよびブラケットなどの
防撓材を仮付けするパネル構造体であり、対象する溶接
継手は端部まわし溶接を含む水平および立向き単純すみ
肉溶接継手を形成するための工程である。
【0032】本発明における作業手順は、たとえばロボ
ットNC情報作成装置によって作成することができる。
この装置は、3次元CAD装置から出力されたファイル
情報を基にしてロボットNC情報および作業指示書を作
成するために用いられる。前記ロボットNC情報とは、
上記のような平板主板にスティフナおよびブラケットな
どの防撓材を溶接する作業線である各溶接線毎に溶接
し、溶接開始位置、溶接終了位置、溶接線の長さ、溶接
脚長、板厚、溶接方向、タッチセンシング経路の種類、
並びに走行および横行軸動作距離などの情報をファイル
に格納したものをいう。また作業指示書は、部材の配置
方向、溶接線長および作業時間の見積などの情報を出力
表示したものをいう。
【0033】さらに前記ライン制御装置23は、NC情
報作成装置によって出力された制御データを各ロボット
コントローラ21a〜21dに転送して、各ロボットR
1〜R4に溶接作業を実行させる装置であり、ファイル
管理機能、溶接対象ワーク選択機能、シーケンス制御機
能、異常処理機能、モニタ機能およびロボット通信機能
を有する。
【0034】図3は、制御装置11による各ロボットの
制御手順を説明するためのフローチャートであり、図4
は各ロボットR1,R2によって各作業を実行したとき
の作業手順を説明するための模式的な平面図であり、図
4(1)は各ロボットR1,R2の占有空間S1,S2
が重複しない状況を示し、図4(2)は各ロボットR
1,R2の代替作業が可能な共有作業空間S3を示し、
図4(3)は他方のロボットR2がすべての作業を終了
した後に代替作業が可能な共有作業空間S4を示す。こ
れらの図4(1)〜図4(3)において、一方のロボッ
トを第1ロボットR1とし、他方のロボットを第2ロボ
ットR2とする。また第1ロボットR1が分担すべき作
業分担エリアは参照符30aで示し、第2ロボットR2
が分担すべき作業分担エリアは参照符30bで示す。
【0035】各作業分担エリア30a,30b内におい
て、実線は作業中および作業を終了した作業線である溶
接線を示し、破線は未着手の作業線である溶接線を示
す。さらに括弧内の数字は、各ロボットR1,R2が作
業をする順序を示し、溶接線の長手方向一端部を作業開
始点として、長手方向他端部に向けて作業を行うものと
する。
【0036】ステップa1で作業が開始され、ステップ
a2で計画順に作業をライン制御装置23において設定
する。図4(1)では、第1ロボットR1は第1〜第6
作業(1)〜(6)の作業をこの順序で行い、第2ロボ
ットR2は並行して第1〜第6作業(1)〜(6)の順
序で作業を行うように設定する。次にステップa3で各
ロボットR1,R2の作業占有空間S1,S2を計算
し、ステップa4で第1ロボットR1の占有空間S1が
第2ロボットR2の占有空間S2と干渉、すなわち重複
するか否かを判断する。このとき図4(1)に示される
ように、第1ロボットR1の作業開始線に設定する占有
空間が第2ロボットR2の占有空間S2と重複しない場
合にはステップa5に移り、各ロボットR1,R2の占
有空間S1,S2をそれぞれ設定し、ステップa6に移
り、各ロボットR1,R2は第1作業(1)の作業を実
行し、ステップa7でこの第1作業(1)を終了する
と、ステップa5で設定した占有空間S1,S2を解除
し、ステップa8でこの第1作業(1)の作業が終了す
ると次の残りの作業が存在するか否かを判断し、ステッ
プa2からステップa8の動作を残余の作業(2)〜
(6)について繰返し実行する。ステップa8ですべて
の作業を終了したときには次のステップa9へ移り、他
方のロボットである第2ロボットR2の作業の中で代替
可能な作業が残っているか否かを判断し、残っていなけ
ればステップa10ですべての作業を終了する。
【0037】前記ステップa4において、図4(1)に
示されるように、第1ロボットR1の第2作業(2)の
作業空間S1が第2ロボットR2の作業空間S2と重複
して干渉する場合にはステップa11に移り、第2ロボ
ットR2の作業空間S2と干渉しない領域S1’が存在
するか否かを判断する。この干渉しない領域S1’の作
業が存在する場合には、ステップa12に移り、たとえ
ば第1ロボットR1の作業分担エリア30aにおいて第
5作業(5)の作業が第2ロボットR2の実行中の作業
(1)と干渉しないと判断したとき、ステップa3に戻
り、次の作業として第5作業(5)の作業を設定する。
【0038】またステップa11で第2ロボットR2の
(1)の作業空間S2と重複しない作業が存在しないと
判断したときには、ステップa13に移り、図4(1)
に示されるように作業分担エリア30bにおいて代替可
能な作業が残っていないものと判断された場合、ステッ
プa14へ移り、第2ロボットR2の作業領域S1との
重複がなくなるまで第1ロボットR1は待機し、前述の
ステップa8に戻る。また前記ステップa13におい
て、図4(2)に示されるように第2ロボットR2の作
業分担エリア30b内で代替可能な作業が残っていると
判断した場合にはステップa15に移り、第1ロボット
R1は、第2ロボットR2の作業分担エリア30b内に
おいて作業(7),(11)が代替可能であるため、こ
れらの作業(7),(11)を代替作業として設定した
後、実行する。
【0039】また、図4(3)で示されるように、第1
ロボットR1は担当するすべての作業(1)〜(6)が
終了し、第2ロボットR2の作業(8)〜(12)が残
っている場合には、第1ロボットR1が代替可能な作業
として第2ロボットR2の分担作業エリア30bの作業
(11)の作業を代替して実行する。
【0040】このように複数のロボットR1,R2を用
いて各ロボットR1,R2毎に予め定める各複数の作業
(1)〜(6),(7)〜(12)を、各ロボットR
1,R2が作業中に互いに干渉しないようにして並行し
て実行することができるようにロボット制御プログラム
によって設定されるので、他方のロボットR2の作業が
第7作業(7)において中断し、作業時間が遅延すると
判断したときには、一方のロボットR1は、一方のロボ
ットR1および他方のロボットR2の各複数の作業
(1)〜(6),(8)〜(12)のうちで継続的に実
行可能な作業(11)を選択して実行する。これによっ
て、他方のロボットの作業の中断、たとえば溶接トーチ
の干渉およびアーク切れなどの突発的な故障および異常
の発生に起因する中断によってロボットが停止し、作業
時間が遅延すると判断したとき、一方のロボットが一方
のロボットおよび他方のロボットの各複数の作業のうち
で継続的に実行可能な作業を選択して実行するように構
成されるので、一方および他方の各ロボットが作業を停
止してしまう時間を可及的に少なくし、作業の遅延時間
を短縮して作業効率を向上することができる。
【0041】またロボットの作業の中断が一方のロボッ
トR1が占有する作業空間S1と他方のロボットR2が
占有する作業空間S2との重複であると判断したとき、
すなわち一方のロボットが占有する作業空間と他方のロ
ボットが占有する作業空間との重複によって前記一方の
ロボットの作業が中断されると判断したとき、上記のよ
うに一方のロボットが一方および他方の各ロボットの各
複数の作業のうちで継続的に実行可能な作業を選択して
実行するようにしたので、一方および他方の各ロボット
が停止する時間を可及的に短くして、作業効率を向上す
ることができる。
【0042】さらに他方のロボットの作業の中断が作業
実行中の他方のロボットR2の故障であっても、図4
(3)に示されるように一方のロボット1は他方のロボ
ットR2の作業(11)を代替して実行することができ
るので、作業実行中の他方のロボットの故障によって前
記他方のロボットの作業が中断すると判断したとき、一
方のロボットは上記のように一方のロボットおよび他方
のロボットの各複数の作業のうちで継続的に実行可能な
作業を選択して実行するので、一方および他方の各ロボ
ットが停止してしまう時間を可及的に少なくして、作業
効率を向上することができる。また上記のようにロボッ
トの作業の中断が一方のロボットが占有する作業空間と
他方のロボットが占有する作業空間との重複に起因する
と判断したとき、同様に一方のロボットが継続的に実行
可能な作業を選択して実行するように設定することによ
って、各作業空間の重複および一方のロボットの故障の
いずれか一方または双方に起因する中断が生じた場合に
作業順序の変更および作業の代替を行わない場合と比較
して、各ロボットが作業を停止してしまう時間を少なく
することができるという相乗効果を達成することが可能
であり、格段に作業効率が向上される。
【0043】さらに図4(1)に示されるように、継続
的に実行可能な作業が一方のロボットR1の作業のうち
他方のロボットR2の作業空間に干渉しない一方のロボ
ットR1の作業空間で実行することができる作業として
第5作業(5)が選択されるので、上記の一方のロボッ
トが継続的に実行可能な作業として、一方のロボットの
作業のうち他方のロボットの作業空間に干渉しない一方
のロボットの作業空間で実行することができる作業が選
択されるので、一方および他方の各ロボットが停止して
しまう時間を可及的に少なくすることができ、これによ
って作業効率を向上することができる。
【0044】さらに図4(3)に示されるように、継続
的に実行可能な作業が他方のロボットR2の未着手の作
業(8)〜(11)のうちで一方のロボットR1が実行
可能な代替作業(11)が選択されるので、すなわち上
記の一方のロボットによって継続的に実行可能な作業と
して、他方のロボットの未着手の作業のうちで一方のロ
ボットが実行可能な代替作業が選択されるので、たとえ
ば作業空間の干渉などによって一方のロボットの作業を
予め定める動作プログラムとは異なる手順で実行するこ
とが不可能な状態であっても、前記一方のロボットの未
着手の作業から選択して一方のロボットが実行すること
ができ、これによって一方および他方の各ロボットが停
止してしまう時間を可及的に少なくして、作業効率を向
上することができる。
【0045】本発明は溶接用作業ロボットに対する制御
だけでなく、その他のロボット、たとえばレーザ切断ロ
ボットに対しても本発明を好適に実施することができ
る。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ロボッ
トの作業の中断、たとえば溶接トーチの干渉およびアー
ク切れなどの突発的な故障および異常の発生に起因する
中断によってロボットが停止し、作業時間が遅延すると
判断したとき、一方のロボットを前記一方のロボットお
よび他方のロボットの各複数の作業のうちで継続的に実
行可能な作業を選択して実行するように構成されるの
で、一方および他方の各ロボットが作業を停止してしま
う時間を可及的に少なくし、作業の遅延時間を短縮して
作業効率を向上することができる。
【0047】請求項2記載の本発明によれば、一方のロ
ボットが占有する作業空間と他方のロボットが占有する
作業空間との重複によって前記一方のロボットの作業が
中断されると判断したとき、上記のように一方のロボッ
トが一方および他方の各ロボットの各複数の作業のうち
で継続的に実行可能な作業を選択して実行するようにし
たので、一方および他方の各ロボットが停止する時間を
可及的に短くして、作業効率を向上することができる。
【0048】請求項3記載の本発明によれば、作業実行
中の他方のロボットの故障によって前記他方のロボット
の作業が中断すると判断したとき、一方のロボットは上
記のように一方のロボットおよび他方のロボットの各複
数の作業のうちで継続的に実行可能な作業を選択して実
行するので、一方および他方の各ロボットが停止してし
まう時間を可及的に少なくして、作業効率を向上するこ
とができる。また上記のように一方のロボットの作業の
中断が一方のロボットが占有する作業空間と他方のロボ
ットが占有する作業空間との重複に起因すると判断した
とき、同様に一方のロボットが継続的に実行可能な作業
を選択して実行するように設定することによって、各作
業空間の重複および他方のロボットの故障のいずれか一
方または双方に起因する中断が生じた場合に作業順序の
変更および作業の代替を行わない場合と比較して、各ロ
ボットが作業を停止してしまう時間を少なくすることが
できるという相乗効果を達成することが可能であり、格
段に作業効率が向上される。
【0049】請求項4記載の本発明によれば、上記の一
方のロボットが継続的に実行可能な作業として、一方の
ロボットの作業のうち他方のロボットの作業空間に干渉
しない他方のロボットの作業空間で実行することができ
る作業が選択されるので、一方および他方の各ロボット
が停止してしまう時間を可及的に少なくすることがで
き、これによって作業効率を向上することができる。
【0050】請求項5記載の本発明によれば、上記の一
方のロボットによって継続的に実行可能な作業として、
他方のロボットの未着手の作業のうちで一方のロボット
が実行可能な代替作業が選択されるので、たとえば作業
空間の干渉などによって一方のロボットの作業を予め定
める動作プログラムとは異なる手順で実行することが不
可能な状態であっても、前記他方のロボットの未着手の
作業から選択して一方のロボットが実行することがで
き、これによって一方および他方の各ロボットが停止し
てしまう時間を可及的に少なくして、作業効率を向上す
ることができる。
【0051】請求項6記載の本発明によれば、ロボット
の作業の中断、たとえば溶接トーチの干渉およびアーク
切れなどの突発的な故障および異常の発生に起因する中
断によってロボットが停止し、作業時間が遅延すると判
断したとき、一方のロボットが前記一方のロボットおよ
び他方のロボットの各複数の作業のうちで継続的に実行
可能な作業を選択して実行するように構成されるので、
一方および他方の各ロボットが作業を停止してしまう時
間を可及的に少なくし、作業の遅延時間を短縮して作業
効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の複数ロボットの制御方
法および装置が実施される溶接ロボット装置10の全体
の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示される溶接ロボット装置10を制御す
るための制御装置11を示す系統図である。
【図3】制御装置11による各ロボットR1,R2の制
御手順を説明するためのフローチャートである。
【図4】各ロボットR1,R2によって各作業を実行し
たときの作業手順を説明するための模式的な平面図であ
り、図4(1)は各ロボットR1,R2の占有空間S
1,S2が重複しない状況を示し、図4(2)は各ロボ
ットR1,R2の代替作業が可能な共有作業空間S3を
示し、図4(3)は他方のロボットR2がすべての作業
を終了した後に代替作業が可能な共有作業空間S4を示
す。
【図5】従来の技術の課題を説明するための模式的な平
面図であり、図5(1)は各ロボットR1,R2が順次
的に各複数の作業(1)〜(6),(7)〜(12)を
実行する手順を示し、図5(2)は第1ロボットR1の
第1作業(1)の作業中に異常が発生して第2作業
(2)〜第6作業(6)の実行が不能となった状況を示
し、図5(3)は第1ロボットR1による作業分担エリ
ア1aの占有空間S1と第2ロボットR2による作業分
担エリアの作業空間S2とが重複して干渉する状況を示
す。
【符号の説明】
10 溶接ロボット装置 11 制御装置 12 作業場 18 ロボットアーム 19 溶接トーチ 21a〜21d ロボットコントローラ 23 ライン制御装置 30a,30b 作業分担エリア R1〜R4 ロボット W1〜W4ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 文博 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 武市 正次 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 Fターム(参考) 3F059 AA05 BA02 BA10 BB05 CA03 FC01 FC09 5H269 AB11 AB12 AB33 BB10 BB11 BB14 CC09 CC11 JJ18 KK01 KK10 PP03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロボットを用いて、各ロボット毎
    に予め定める各複数の作業を、各ロボットの作業中に互
    いに干渉しないようにして並行して実行する複数ロボッ
    トの制御方法において、 ロボットの作業の中断によって作業時間が遅延すると判
    断したとき、一方のロボットは、一方のロボットおよび
    他方のロボットの各複数の作業のうちで継続的に実行可
    能な作業を選択して実行することを特徴とする複数ロボ
    ットの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ロボットの作業の中断は、一方のロ
    ボットが占有する作業空間と他方のロボットが占有する
    作業空間との重複であることを特徴とする請求項1記載
    の複数ロボットの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ロボットの作業の中断は、作業実行
    中の他方のロボットの故障であることを特徴とする請求
    項1または2記載の複数ロボットの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記継続的に実行可能な作業は、一方の
    ロボットの作業のうち他方のロボットの作業空間に干渉
    しない一方のロボットの作業空間で実行することができ
    る作業が選択されることを特徴とする請求項1〜3のう
    ちのいずれかに記載の複数ロボットの制御方法。
  5. 【請求項5】 前記継続的に実行可能な作業は、他方の
    ロボットの未着手の作業のうちで一方のロボットが実行
    可能な代替作業が選択されることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の複数ロボットの制御方法。
  6. 【請求項6】 複数のロボットを用いて、各ロボット毎
    に予め定める各複数の作業を、各ロボットが作業中に互
    いに干渉しないようにして並行して実行する複数ロボッ
    トの制御装置において、 ロボットの作業の中断によって作業時間が遅延すると判
    断したとき、一方のロボットは、一方のロボットおよび
    他方のロボットの各複数の作業のうちで継続的に実行可
    能な作業を選択して実行する制御手段を備えることを特
    徴とする複数ロボットの制御装置。
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