JP2000193215A - ガラスおよび金属を製造するための燃焼方法ならびにその使用 - Google Patents

ガラスおよび金属を製造するための燃焼方法ならびにその使用

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JP2000193215A
JP2000193215A JP11367507A JP36750799A JP2000193215A JP 2000193215 A JP2000193215 A JP 2000193215A JP 11367507 A JP11367507 A JP 11367507A JP 36750799 A JP36750799 A JP 36750799A JP 2000193215 A JP2000193215 A JP 2000193215A
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oxidant
fuel
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oxidant supply
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Thierry Legiret
ティエリー・ルジレ
Rio Laurent
ロラン・リオ
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Air Liquide SA
LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
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Air Liquide SA
LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/20Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
    • F23D14/22Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/235Heating the glass
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
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  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火炎の長さと、火炎中の化学種、特にCOおよ
びO2とを精密に調整可能にする、バーナーを用いた燃
焼方法を提供する。 【解決手段】内側の第1の酸化剤供給通路(8)と、前
記第1の酸化剤供給通路を外側から包囲する中間の燃料
供給通路(9)と、前記燃料供給通路を外側から包囲す
る外側の第2の酸化剤供給通路(10)とを少なくとも
含む、少なくとも1つのインジェクタ(2)を備えるタ
イプのバーナー(1)における燃料の燃焼方法であっ
て、燃料供給通路(9)は、この通路を流出する燃料の
速度が約1および15m/sの間であるように供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の主題は、内側の第1
の酸化剤供給通路と、前記第1の酸化剤供給通路を外側
から包囲する中間の燃料供給通路と、前記燃料供給通路
を外側から包囲する外側の第2の酸化剤供給通路を少な
くとも含むインジェクタを備えたタイプのバーナーにお
ける燃料の燃焼方法である。
【0002】この発明は特に、材料の製造方法における
熱の供給に適用する。
【0003】
【従来の技術】ガラスおよび、鉄または非鉄金属のよう
な材料を製造するための多くの方法は、前述のタイプの
バーナーが、例えば燃料としてのメタンと酸化剤として
の酸素とを用いて使用される加熱工程を含む。
【0004】これらのバーナーによって生成された火炎
は、或る一定の制限に従わなければならない。
【0005】例えば、ガラスの製造方法において、溶融
ガラスは、通常、フィーダによる2つの連続した処理工
程間で移送される。そのようなフィーダにおいて、フィ
ーダの壁面近傍に在するガラスは、これら壁面からより
離れたガラスよりも一層急速に冷却する傾向がある。そ
の結果として、溶融材料の断面においてほぼ均質の温度
プロファイルを維持するために、後者のコア部を再加熱
することなく前記ガラスの周縁を再加熱できることが望
ましい。
【0006】この目的のために、前述のタイプのバーナ
ーは、これら移送フィーダの壁面に設けられる。不都合
にも、前述のタイプのバーナーを用いる既知の燃焼方法
は、供給された溶融材料の断面を十分に加熱するため
に、生成された火炎の長さを常に調整可能にするわけで
はない。
【0007】そのようなことは、公報EP−A−76
3,692に記載された方法の場合であり、この公報に
おいては、インジェクタを流出する燃料および内部酸素
の各速度は比較的高い。
【0008】同様に、既知の燃焼方法は、酸化性種のC
OおよびO2の濃度に関連する制限に従うことを可能に
せず、これらは、金属の製造方法における溶融材料の浴
の近傍に設けられたバーナーの出口での火炎の長さに関
連される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、火
炎の長さと、火炎中の化学種、特にCOおよびO2の濃
度とを精密に調整可能にする、前述のタイプのバーナー
用の燃焼方法を提供することによってこれらの問題を解
決することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のために、この
発明の主題は、燃料供給通路が、この通路を流出する燃
料の速度が約1および15m/sの間であるように供さ
れることを特徴とする、前述のタイプのバーナーにおけ
る燃料の燃焼方法である。
【0011】この発明による方法を実施する特定の方法
によれば、次の特徴のうち1つ以上を、別々にされるか
或いは技術的に可能な組み合わせにされて含み得る。
【0012】−前記燃料供給通路は、この通路を流出す
る燃料の速度が約5m/sよりも高くなるように供され
る; −前記第1の酸化剤供給通路および前記燃料供給通路
は、前記燃料供給通路を流出する燃料の速度に対する前
記第1の酸化剤供給通路を流出する酸化剤の速度の比R
が約3よりも大きくなるように供される; −前記第1の酸化剤供給通路および前記燃料供給通路
は、前記比Rが約20よりも小さくなるように供され
る; −前記第1の酸化剤供給通路および前記燃料供給通路
は、前記比Rが約10よりも小さくなるように供され
る; −前記第2の酸化剤供給通路は、この第2の通路を流出
する酸化剤の速度が約0.1および50m/sの間であ
り、好ましくは約1および5m/sの間であるように供
される。
【0013】−前記第1の酸化剤供給通路および前記第
2の酸化剤供給通路は、全酸化剤の流れの50%未満、
好ましくは約20%未満が前記第1の酸化剤供給通路を
通過するように供される; −前記第2の酸化剤供給通路を外側から包囲する、前記
インジェクタの外周の通路は、空気を供給される; −前記第1の酸化剤供給通路および前記第2の酸化剤供
給通路は、80%よりも高い純度を有する酸素を供給さ
れる; −前記燃料供給通路は、ガス状の炭化水素、特にメタン
またはブタンを本質的に供給される。
【0014】また、本発明の主題は、前記第1の酸化剤
供給通路を通過する全酸化剤の流れの割合を変えること
によって、ガラスの製造における溶融ガラスの移送フィ
ーダを加熱するための火炎の長さを調整可能にする、上
記に規定されるような方法の使用である。
【0015】さらに、本発明の主題は、前記第1の酸化
剤供給通路を通過する全酸化剤の流れの割合を変えるこ
とによって、金属の製造において生成される加熱火炎の
酸化力を調整可能にする、上記に規定されるような方法
の使用である。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明は、次の例示にすぎない
記述を添付の図面を参照して読むことにより、より明確
に理解されるであろう。
【0017】図1は、耐火性材料からなるブロック4
の、軸対称のオリフィスまたはクォール(quarl)3内
に挿入されたインジェクタ2を備えたバーナー1を概略
的に示している。
【0018】このブロック4はそれ自体が炉の壁面また
は、例えば、ガラス製造プラントのフィーダの壁面に取
り付けられている。
【0019】インジェクタ2は軸X−Xおよび環状断面
の3本の同軸のチューブ5、6および7を本質的に備え
ている。
【0020】内側のチューブ5は、内部の第1の酸化剤
供給通路8を内側に形成している。中間のチューブ6
は、チューブ5を外側から包囲し、それとともに中間燃
料供給通路9を形成している。外側のチューブ7は、中
間チューブ6を外側から包囲し、それとともに外側の第
2の酸化剤供給通路10を形成している。
【0021】酸化剤、例えば80%を超える純度を有す
る酸素(O2)の供給源12は、バルブ13および14
を介して酸化剤供給通路8および10の上流端に(図1
の左側)各々接続されている。
【0022】燃料、例えばガス状メタン(CH4)の供
給源15は、バルブ16を介して燃料供給通路9の上流
端に(図1の左側)接続されている。
【0023】チューブ5ないし7の下流端は、横断面が
軸X−Xに対してほぼ同心にされ、それによってインジ
ェクタ2の下流または出口の面17を形成している。し
かしながら、後述する公報EP−A−763,692に
記載されているように、チューブ5ないし7の下流端
は、軸X−Xに沿って偏移され得、チューブ5ないし7
のうちの一つは、他のチューブに関して偏心し得る。ク
ォール3は環状断面の上流部18と下流端に向かって末
広になる、全体としてフラスコ円錐形状の下流端部19
とを有する。インジェクタ2の下流端は、クォール3の
上流部18に挿入されている。インジェクタ2の下流の
面17は、クォール3の上流部18および下流部19を
交差した位置に在する。クォール3およびインジェクタ
2は同軸である。
【0024】操作において、通路9から吐出された燃料
流は、一方で、内側の通路8から来る酸素流を外側から
包囲し、他方で、外側の通路10から来るもう一方の酸
素流によって外側から包囲される。火炎は、インジェク
タ2の出口で、O2の存在下、CH4の燃焼によって生成
される。燃焼反応の間、O2は、CH4からCOを生成し
た後CO2および水(H2O)を生成するために消費され
る。
【0025】したがって、軸の(軸X−Xに沿う)酸素
濃度はインジェクタ2の出口から生成された火炎の下流
端に向かって徐々に減少する一方、CO2濃度は増加す
る。CO濃度は、増加してからインジェクタ2の出口か
ら火炎の下流端まで減少する。したがって、軸のCO濃
度は、全体としてピークを持つプロファイルを有する。
【0026】バルブ13および14は、酸化剤供給通路
8および10を各々通過する酸素量が変化され、それゆ
えこれらの通路8および10を流出する酸素の速度が調
整されるのを可能にする。また、バルブ13および14
は、第1の酸化剤供給通路8および第2の酸化剤供給通
路10の間の全酸素流の分配を調整可能にする。バルブ
16は、燃料供給通路9を通過するメタンの量が変化さ
れ、それゆえこの通路9を流出するメタンの速度が調整
されるのを可能にする。
【0027】
【実施例】第1の例によれば、バルブ16は、通路9を
流出する燃料の速度が約11m/sであるように調整さ
れる。
【0028】図2は、それにより火炎の性能を示す線図
であり、これにより火炎の性能を調整するために供され
る。
【0029】この線図において、x軸は通路8および1
0に導入された全O2に関する内側の通路8に導入され
たO2の割合Pを表している。y軸はインジェクタ2の
出口から0.635mにおける火炎の軸X−Xに存在す
る全ての種に関するCOの割合を表している。
【0030】点線でプロットされた第1の測定曲線は、
内側のチューブ5が約2mmの内径を有し、かつ中間の
チューブ6が約15mmの内径を有するバーナー1が用
いられた燃焼方法に対応する。バーナー1の電力は約6
0kWであり、これは6m3/h(標準状態)のCH4
導入および12m3/h(標準状態)のO2の導入におよ
そ対応する。
【0031】P=0%の場合、COの割合は約25%で
ある。それゆえ、生成される火炎は0.635mを超え
て測定する。実際、それは約1mとして測定することが
認められる。
【0032】この第1の曲線は、Pが0から約15%ま
で変化するとき、比較的顕著に減少している。この減少
は、火炎中のCOの軸濃度の、全体としてピークを有す
るプロファイルの減少部分と一致している。
【0033】その結果、割合Pが増加すればするほど、
生成される火炎の長さはそれだけ減少し、かつこの変化
は、Pが0および15%の間で変化するとき、比較的顕
著である。それゆえ、Pを変化させることによって生成
される火炎の長さを調整することが可能になる。
【0034】内側の通路8を流出するO2の速度は、P
が約20%および3.10%であるとき、約212m/
sおよび33m/sである。したがって、通路9を流出
するCH4の速度に対する内側通路8を流出するO2の速
度の比Rは、Pが20%および3.1%であるとき、各
々約19.3および3である。
【0035】実線でプロットされた第2の測定曲線は、
それが内側のチューブ5が約3.5mmの内径を有する
バーナー1に関して得られるという点で第1の曲線のそ
れと異なる燃焼方法に対応する。
【0036】P=0%のとき、COの割合は25%より
わずかに大きい。しかしながら、点線の曲線に対して同
じCOの割合、すなわち25%と認められるべきであ
る。これは、P=0%の場合、酸化剤が第1の通路8を
介して導入されないので導入条件が点線曲線および実線
曲線と同じであるという理由による。P=0%で観測さ
れるわずかな差は、測定における不確定要素による。
【0037】この第2の実線の曲線は、一方で、Pが約
0および約10%の間で変化するとき比較的顕著に増加
する部分と、他方で、Pが約10%および20%の間で
変化するとき比較的顕著に減少する部分とを有する、全
体としてピークを持つプロファイルを有する。第2の曲
線の増加する部分および減少する部分は、生成された火
炎中のCOの軸濃度の、全体としてピークを有するプロ
ファイルの増加する部分および減少する部分に各々対応
する。
【0038】比Rは、Pが10%であるとき、約3とい
う値を有し、かつPが20%であるとき約6という値を
有する。
【0039】生成された火炎の長さは、Pが0から約2
0%まで変化するとき減少する。それゆえ、生成された
火炎の長さが第1の点線曲線の場合よりも精密に調整さ
れることが可能になる。
【0040】鎖線でプロットされた第3の測定曲線は、
第1の曲線のバーナー1に用いられた燃焼方法に対応
し、これにおいて通路9を流出するメタンの速度は約7
5m/sである。
【0041】第3の曲線は、ほぼ水平な線である。P=
0%のとき、COの割合は約2%である。それゆえ、第
3の曲線は生成された火炎中のCOの軸濃度の、全体と
してピークを持つプロファイルの末端に対応する。した
がって、選ばれた測定ポイントにおけるCOの割合を変
化させる性能、およびそれゆえ火炎の長さは、ほぼゼロ
である。
【0042】対照的に、はじめの2つの曲線の場合、こ
の性能は、これらの曲線によって示された一定ではない
プロファイルにより存在する。
【0043】図3は、図2における実線の曲線に対応す
る方法において、内側の通路8および外側の通路10の
間での酸素導入の種々の割合Pに対する、火炎の軸X−
Xに存在する他の種に関するCOの相対割合の変化を示
している。x軸は、インジェクタ2の出口から測定ポイ
ントを離れる距離を表している。
【0044】測定曲線21ないし26は、各々、導入さ
れた全酸素に関する通路8に導入された酸素の割合Pが
約0%、10%、12.5%、15%、17.5%およ
び20%である場合に対応する。
【0045】曲線21ないし26の各々は、ピークを持
つプロファイルを有している。
【0046】通路8に導入された酸素の割合Pが増加す
るとき、COのピークはインジェクタ2の出口に向かっ
て移動する傾向があることが認められる。それゆえ、火
炎の長さは減少し、燃焼はより急速でありかつインジェ
クタ2の出口での温度はより高いものとなる。
【0047】それゆえ、内側の酸化剤供給通路8および
外側の酸化剤供給通路9間の導入される酸素の配分を変
化させることによって、火炎の長さと、COの軸濃度、
それゆえO2およびCO2の軸濃度とは、後者において正
確に調整され得ることが認められる。
【0048】最良の調整能を得るために、中間の通路9
を流出する燃料の速度は、約1および15m/sの間で
なければならず、好ましくは約5および15m/sであ
り、速度比Rは3および20の間でなければならず、好
ましくは3および10の間である。
【0049】したがって、中間の通路9を流出する比較
的低い燃料の速度および比較的高い速度比Rのため、酸
化剤の内側の流れおよび燃料の流れの間のずれ(shea
r)は比較的高い。この特徴は、火炎の長さが非常に精
密に変化されることを可能にし、この長さは、乱流の増
加および酸素の内側の流れを燃料の流れとより密に混合
することによりずれが増加するときに減少する。
【0050】調整能をさらに改善するために、第2の通
路を流出する酸化剤の速度は、約0.1および50m/
sの間でなければならず、好ましくは約1および5m/
sの間である。
【0051】最終的に、調整能は、割合Pが0および5
0%の間、好ましくは0および20%の間であるときに
高められることが明らかである。
【0052】このような燃焼方法は、特に材料の製造の
ための方法に用いられ得る。
【0053】例えば、割合Pを変化させることによっ
て、インジェクタ2の出口側での酸化性種COおよびO
2の濃度を調整する、高められた性能によって、この燃
焼方法は金属の製造方法に特に好適である。
【0054】このような適用の場合、当該方法は、イン
ジェクタ2が外側の空気流を移送させるための通路27
をチューブ7で形成するようにチューブ7の外側を包囲
する第4のチューブ26を備えている、図4におけるそ
れと同様なバーナー1に好ましくは用いられる。
【0055】この燃焼方法はまた、ガラスの製造方法に
おいてフィーダに溶融ガラスが移送されるとき、この溶
融ガラスを加熱するのに特に好適である。これは、この
方法が、例えば、割合Pを変化させることによって、フ
ィーダにより移送された溶融ガラスのコア部を加熱せ
ず、インジェクタ2の出口側で十分短い火炎を得ること
を可能にするからである。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、内側の第1の酸化剤供
給通路と、前記第1の酸化剤供給通路を外側から包囲す
る中間の燃料供給通路と、前記燃料供給通路を外側から
包囲する外側の第2の酸化剤供給通路とを少なくとも含
むインジェクタを備えたタイプのバーナーにおいて、火
炎の長さと火炎中の酸化性化学種とを精密に調整可能に
する燃焼方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による方法の実施を意図したバーナー
を、一部断面の横方向の概略図である。
【図2】この発明による方法によって図1のバーナーを
出る火炎中のCOの相対割合と火炎の長さとを調整する
性能を示す図である。
【図3】この発明による方法によって図1のバーナーを
出る火炎中のCOの相対割合と火炎の長さとを調整する
性能を示す図である。
【図4】図1のバーナーの別形態の下流端の断面の一部
を拡大して示す概略図である。
【符号の説明】
1…バーナー、 2…インジェクタ、 3…クォール(quarl)、 4…ブロック、 5,6,7,27…チューブ、 8,9,10,28…通路、 12…酸化剤の供給源、 13,14,16…バルブ、 15…燃料の供給源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロラン・リオ フランス国、75321 パリ・セデクス 07、 カイ・ドルセイ 75 レール・リキード内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側の第1の酸化剤供給通路と、前記第
    1の酸化剤供給通路を外側から包囲する中間の燃料供給
    通路と、この燃料供給通路を外側から包囲する外側の第
    2の酸化剤供給通路とを少なくとも含むインジェクタを
    備えたタイプのバーナーにおける燃料の燃焼方法であっ
    て、前記燃料供給通路は、この通路を流出する燃料の速
    度が約1および15m/sの間であるように供されるこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記燃料供給通路は、この通路を流出す
    る燃料の速度が約5m/sよりも高くなるように供され
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の酸化剤供給通路および前記燃
    料供給通路は、前記燃料供給通路を流出する燃料の速度
    に対する前記第1の酸化剤供給通路を流出する酸化剤の
    速度の比Rが約3よりも大きくなるように供されること
    を特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の酸化剤供給通路および前記燃
    料供給通路は、前記比Rが約20よりも小さくなるよう
    に供されることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の酸化剤供給通路および前記燃
    料供給通路は、前記比Rが約10よりも小さくなるよう
    に供されることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の酸化剤供給通路は、この第2
    の通路を流出する酸化剤の速度が約0.1および50m
    /sの間であり、好ましくは約1および5m/sの間で
    あるように供されることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の酸化剤供給通路および前記第
    2の酸化剤供給通路は、全酸化剤の流れの50%未満、
    好ましくは約20%未満が前記第1の酸化剤供給通路を
    通過するように供されることを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の酸化剤供給通路を外側で包囲
    する、前記インジェクタの外周の通路は、空気を供給さ
    れることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の酸化剤供給通路および前記第
    2の酸化剤供給通路は、80%よりも高い純度を有する
    酸素を供給されることを特徴とする請求項1ないし9の
    いずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記燃料供給通路は、ガス状の炭化水
    素、特にメタンまたはブタンを本質的に供給されること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第1の酸化剤供給通路を通過する
    全酸化剤の流れの割合を変えることによって、ガラスの
    製造における溶融ガラスの移送フィーダを加熱するため
    の火炎の長さを調整可能にする、請求項1ないし10の
    いずれか1項記載の方法の使用。
  12. 【請求項12】 前記第1の酸化剤供給通路を通過する
    全部の酸化剤の流れの割合を変えることによって、金属
    の製造において生成された加熱火炎の酸化力を調整可能
    にする、請求項1ないし10のいずれか1項記載の方法
    の使用。
JP11367507A 1998-12-30 1999-12-24 ガラスおよび金属を製造するための燃焼方法ならびにその使用 Pending JP2000193215A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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