JP2000193005A - 積層ゴム支承体 - Google Patents

積層ゴム支承体

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JP2000193005A
JP2000193005A JP37040398A JP37040398A JP2000193005A JP 2000193005 A JP2000193005 A JP 2000193005A JP 37040398 A JP37040398 A JP 37040398A JP 37040398 A JP37040398 A JP 37040398A JP 2000193005 A JP2000193005 A JP 2000193005A
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Japan
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laminated rubber
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steel plate
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JP37040398A
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English (en)
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Naoki Kato
直樹 加藤
Yoshitaka Muramatsu
佳孝 村松
Masahiro Nagai
正弘 永井
Katsuyuki Yanagi
勝幸 柳
Shigeo Fukuda
滋夫 福田
Ikuko Sashita
郁子 指田
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地震力による取付板の面外変形や取付ボルトの
破壊を防ぐ。 【解決手段】建築物2とコンクリート基礎3とを互いに
相対変位可能に振動絶縁するために、上部連結鋼板11
と下部連結鋼板12との間にゴム層13と中間鋼板14
とが交互に積層成型された積層ゴム体10と、積層ゴム
体10の上部連結鋼板11および下部連結鋼板12にそ
れぞれ固定される上部取付板15および下部取付板16
とを備え、各取付板15、16が建築物2およびコンク
リート基礎3に対して複数の取付ボルト18によって固
定されており、これら取付板15、16は、板厚tfが
25〜45mm、且つ外径rfと複数の取付ボルト18の
取付ピッチ円直径Rfとの比が1.1〜1.4で形成さ
れている。また、各取付板15、16は、外径rfがD
×1.5以下(但し、Dは積層ゴム体10の各連結鋼板
11、12を除いた外径とする。)で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は積層ゴム支承体に
係り、特に建築物や精密機器等の免震、除振あるいは防
振のために使用される積層ゴム支承体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上部構造体および下部構造体
間に設けられ、両構造体間の相対的な水平方向の振動エ
ネルギを吸収して上部構造体への振動加速度を低減する
ために、積層ゴム支承体が使用されている。このような
積層ゴム支承体は図5に示すように、上部連結板51と
下部連結板52との間にゴム層53と中間鋼板54とが
交互に積層成型された積層ゴム体50とを備え、この積
層ゴム体50の上部連結板51および下部連結板52に
は、それぞれ上部取付板55および下部取付板56が連
結ボルト57によって固定されている。なお、積層ゴム
体50の外周には耐候性を目的とした保護ゴム層58が
被覆され、この保護ゴム層58が被覆された積層ゴム体
50には養生ゴム59が巻付けられ、この状態で積層ゴ
ム支承体5は設置現場に出荷される。
【0003】この出荷された積層ゴム支承体5を使って
建築物を設置現場で設置するには、積層ゴム支承体5の
上部取付板55に取付ボルト60および取付ナット61
によって上部ベースプレート62を固定し、この上部ベ
ースプレート62上にクレーン等によって吊り下げるた
めのアイボルト63を螺合する。そして、この上部ベー
スプレート62が固定された積層ゴム支承体5をクレー
ン等で吊り下げた状態で、予めコンクリート基礎に所定
深さまで埋設された下部ベースプレート上に移動させて
着座させ、取付ボルトによって締結する。
【0004】なお、上部構造体が鉄筋コンクリートの場
合、上部ベースプレート62上には型枠(図示せず)が
組立てられ、当該型枠内に所定量のコンクリートを流し
込めば、積層ゴム支承体5の組立作業が完了する。この
ようにして設置現場へ設置された積層ゴム支承体5にお
いては、通常時には建築物の鉛直荷重を座屈することな
く支承し、地震時には水平変形して地震力を吸収するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに設置されている積層ゴム支承体5は、近年、100
〜150kgf/cm2以上の高面圧で使用されているので、
地震力が入力されると図6に示す矢印Aのような引張力
が上部取付板55や下部取付板56に加わることがあっ
た。この引張力は、上部取付板55や下部取付板56に
面外変形を生じさせ、また取付ボルト60を破壊する虞
があった。さらに、上部構造体が比較的高層な建物の場
合、図7に示すように、建物にロッキング現象が発生し
易くなることから、上部取付板55や下部取付板56に
生じる引張や圧縮による面外変形や取付ボルト60の破
壊が顕著になる虞があった。
【0006】ここで、面外変形とは、上部取付板55お
よび下部取付板56を積層ゴム体50に固定した際に、
当該積層ゴム体50の外周部50aから突出する当該各
取付板55、56のフランジ部55a、56aの曲げ変
形のことである。特に、連結ボルト57および取付ボル
ト60間で生じ易い。なお、このような難点を有する積
層ゴム支承体は、これに限らず、高減衰ゴムの積層ゴム
体を備えた積層ゴム支承体、天然ゴムの積層ゴム体の中
央中空部に柱状弾塑性金属が挿入された積層ゴム支承
体、天然ゴムの積層ゴム体の片端に低摩擦材が設けられ
平板上で滑らせることができる積層ゴム支承体、あるい
は天然ゴムの積層ゴム体を備えた積層ゴム支承体とダン
パーとを組合わせた免震装置においても、取付板の面外
変形や取付ボルトの破損が発生する虞があった。
【0007】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、地震力によって生ずる引張力
や圧縮力の悪影響を受けない積層ゴム支承体を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の積層ゴム支承体は、上部構造体と下部構造体
とを互いに相対変位可能に振動絶縁するために、上部連
結板と下部連結板との間にゴム状弾性体と剛性材料とが
交互に積層成型された積層ゴム体と、積層ゴム体の上部
連結板および(または)下部連結板に固定される取付板
とを備え、取付板が上部構造体および(または)下部構
造体に対して複数の取付ボルトによって固定される積層
ゴム支承体において、取付板は、板厚が25〜45mm、
且つ外径と複数の取付ボルトの取付ピッチ円直径との比
が1.1〜1.4で形成されているものである。
【0009】このような積層ゴム支承体によれば、取付
ボルトを取付板の外周部方向に位置させることができる
ので、地震力による取付板の面外変形や取付ボルトの破
壊を防ぐことができる。また、本発明の積層ゴム支承体
において取付板は、外径がD×1.5以下(但し、Dは
積層ゴム体の連結板を除いた外径とする。)で形成され
ていることが好ましい。これにより、地震力に対する強
度が最適な取付ボルトを選定しても取付板を小型化させ
ることができるので、地震力による取付板の面外変形や
取付ボルトの破壊を、より一層防ぐことができる。これ
は、取付板を積層ゴム体に固定した際に、当該積層ゴム
体の外周部から突出しているフランジ部を、従来の積層
ゴム支承体より小さくできるからである。なお、取付板
の最小外径は、外径と複数の取付ボルトの取付ピッチ円
直径との比によって必然的に求まる。
【0010】さらに、本発明の積層ゴム支承体において
積層ゴム体の連結板は、外径がD+(tR×300%)
×2以上、D+(tR×700%)×2以下(但し、tR
はゴム状弾性体の1枚の厚さとする。)で形成されてい
ることが好ましい。これにより、積層ゴム体の大変形時
に、ゴム状弾性体が連結板から食み出して損傷すること
を防ぐことができるので、この食み出しによる積層ゴム
体の弾性強度の劣化による取付板の面外変形や取付ボル
トの破壊を防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層ゴム支承体の
実施の一形態について図面を参照して説明する。本発明
の積層ゴム支承体は図1に示すように、基本構成が従来
の積層ゴム支承体と同様で、上部構造体である建築物2
と下部構造体であるコンクリート基礎3とを互いに相対
変位可能に振動絶縁するもので、上部連結鋼板11と下
部連結鋼板12との間にゴム状弾性体であるゴム層13
と剛性材料である中間鋼板14とが交互に積層成型され
た積層ゴム体10とを備え、この積層ゴム体10の上部
連結鋼板11および下部連結鋼板12には、それぞれ上
部取付板15および下部取付板16が連結ボルト17に
よって固定されている。
【0012】積層ゴム体10は円柱状に形成され、その
中央部には放熱用開口部10aが刳り貫かれている。な
お、放熱用開口部10aは、積層ゴム体10の各連結鋼
板11、12を除く外径が小さければ、刳り抜かれてい
なくともよい。このような形状の積層ゴム体10のゴム
層13には、弾性機能に優れた天然ゴムまたはクロロプ
レンゴム等の合成ゴムが用いられる。また、上部連結鋼
板11、下部連結鋼板12および中間鋼板14は、ゴム
層13との付着性から、通常は鋼板を用いるが、ニッケ
ル板、銅板、黄銅板またはニッケルメッキ、銅メッキ、
黄銅メッキを施した鋼板を使用することもできる。な
お、この積層ゴム体10の積層成型は加硫接着に限ら
ず、付着する際、非接着、部分接着または後接着しても
よい。また、積層ゴム体10の形状は、中間鋼板露出型
もしくは中間鋼板被覆型の何れを用いてもよい。
【0013】このような積層ゴム体10の上部連結鋼板
11と下部連結鋼板12とは、それぞれ外径がD+(t
R×300%)×2以上、D+(tR×700%)×2以
下(但し、Dは積層ゴム体10の各連結鋼板11、12
を除いた外径、tRはゴム層13の1枚の厚さとす
る。)で形成されている。これにより、図2に示すよう
に、積層ゴム体10の大変形時において、ゴム層13が
連結鋼板12から食み出して損傷してしまう現象を防ぐ
ことができる。なお、D+(tR×700%)×2以下
に限定しているのは、これ以上の大きさになるとゴム層
13に亀裂が生じるからである。
【0014】上部取付板15および下部取付板16は、
円柱状の積層ゴム体10を建築物2およびコンクリート
基礎3に固定させるもので、円板状に形成されている
(図1)。具体的には図3に示すように、上部取付板1
5は建築物2のフーチング2aへ固着される上部ベース
プレート21に、また、下部取付板16はコンクリート
基礎3のフーチング3aへ固着される下部ベースプレー
ト31に、それぞれ複数の取付ボルト18で固定され
る。なお、各取付板15、16の材料としては、一般構
造用圧延鋼材、機械構造用炭素鋼鋼材、ステンレス鋼な
どの鉄鋼が用いられているが、剛性を保つことができれ
ば、エンジニアリングプラスチックや非鉄金属等を用い
ることができる。また、取付板15、16に防錆を施す
には溶融亜鉛めっきが好ましいが、防錆塗装でもよい。
【0015】このような各取付板15、16は図1に示
すように、板厚tfは材料の汎用性および経済性を考慮
して、25〜45mmとする。また、取付ボルト18は、
JISB 0205に規定されているねじの呼びM24〜M42
のものを用い、強度区分は10.9〜12.9とする。
なお、1つの積層ゴム支承体あたりの取付ボルト本数の
低減、様々なサイズの積層ゴム支承体に対応させる適応
性、取付ボルトの軽量化を考慮すると、取付ボルト18
はねじの呼びがM30〜M36のものが好ましい。ま
た、この取付ボルト18の防錆は、ボルト締結後にボル
ト頭部に防錆塗装を施すことが一般的であるが、ボルト
自体に溶融亜鉛めっき、粉体塗装等を施しても防錆効果
を得ることができる。
【0016】このような各取付板15、16の外径rf
と複数の取付ボルト18の取付ピッチ円直径Rfとの比
は1.1〜1.4に設定される。この取付ボルト18の
取付け間隔は、1円周上において6〜24等分とするの
がよい。これにより、取付ボルト18を各取付板15、
16の外周部方向に位置させることができるので、地震
力による各取付板15、16の面外変形や取付ボルト1
8の破壊を防ぐことができる。
【0017】なお、上部取付板15および上部連結鋼板
11と、下部取付板16および下部連結鋼板12とをそ
れぞれ固定させる連結ボルト17の取付ピッチ円上の取
付け間隔は、1円周上または2円周上において6〜24
等分とするのがよい。また、各取付板15、16は、外
径rfがD×1.5以下で形成されている。これによ
り、地震力に対する強度が最適な取付ボルト18を選定
しても各取付板15、16を小型化させることができる
ので、地震力による各取付板15、16の面外変形や取
付ボルト18の破壊を、より一層防ぐことができる。な
お、各取付板15、16の最小外径rfは、外径rfと複
数の取付ボルト18の取付ピッチ円直径Rfとの比によ
って必然的に求まる。
【0018】このように形成された上部取付板15およ
び下部取付板16を備えた積層ゴム支承体10によれ
ば、各取付板15、16の外径rfを従来のものより小
さくすることができるので、地震力による各取付板1
5、16の面外変形や取付ボルト18の破壊を防ぐこと
ができる。即ち、図4に示すように、各取付板15、1
6を積層ゴム体10に固定した際に、当該積層ゴム体1
0の外周部10aから突出している各フランジ部15
a、16aを、従来の積層ゴム支承体より小さくできる
からで、建物荷重が積層ゴム体10に集中することにな
り、積層ゴム体10の不安定変形が防止され、建物の安
定支持および積層ゴム性能が有効に発現される。
【0019】なお、本発明の実施の一形態によれば、上
部連結板と下部連結板との間にゴム状弾性体と剛性材料
とが交互に積層成型された積層ゴム体を備えた積層ゴム
支承体であったが、これに限らず、高減衰ゴムの積層ゴ
ム体を備えた積層ゴム支承体、天然ゴムの積層ゴム体の
中央中空部に柱状弾塑性金属が挿入された積層ゴム支承
体、天然ゴムの積層ゴム体の片端に低摩擦材が設けられ
平板上で滑らせることができる積層ゴム支承体、あるい
は天然ゴムの積層ゴム体を備えた積層ゴム支承体とダン
パーとを組合わせた免震装置においても、適用させるこ
とができる。
【0020】また、本発明の積層ゴム支承体の設置箇所
は建築物およびコンクリート基礎間には限らず、例えば
上部構造物および下部構造物となるビルの8階と9階と
の間に設置してもよい。
【0021】
【実施例】さらに、本発明の積層ゴム支承体1につい
て、以下のような条件で大変形実験および各取付板1
5、16の強度計算を行った。
【0022】
【表1】
【0023】なお、大変形実験は、積層ゴム体10の受
圧面積Aに対し、鉛直軸力として面圧ρ=100、20
0、300kgf/cm2を載荷した状態で、ゴム層厚ntR
(n:層数、tR:ゴム厚)の100、200、300、
350%の変形を3サイクルずつ与えた。なお、1サイ
クルは一往復とする。また、700〜900φのもの
は、400%を供試した。ここで、受圧面積Aは、
【0024】
【数1】
【0025】である。但し、Dは積層ゴム体の各連結鋼
板を除いた外径、dは積層ゴム体の内径である。また、
表1に示す各取付板15、16の引張側の面外曲げ剛性
は、積層ゴム体10外の曲げ剛性であるK1部分と、積
層ゴム体10内の曲げ剛性であるK2部分とでは板厚が
異なるので、それぞれ剛性を算出し、その直列ばねとし
た。即ち、各取付板15、16の引張側の面外曲げ剛性
をKとすると、
【0026】
【数2】
【0027】となる。一方、各取付板15、16の圧縮
側の面外曲げ剛性は、それぞれK2部分に各連結鋼板1
1、12の板厚が加わることからK1部分に比べてかな
り剛であるので、K1部分のみの剛性で算出した。表1
から明らかなように、各取付板15、16の引張側の面
外曲げ剛性が従来品に比べて1.3〜2.1倍上昇した
ので、水平方向の大変形時に加わる引張力の抵抗力が増
加することが確認できた。また、各取付板15、16の
圧縮側の面外曲げ剛性が従来品に比べて3.7〜9.2
倍上昇したので、水平方向の大変形時に加わる引張力の
抵抗力が増加することが確認できた。したがって、各取
付板15、16の面外変形を抑えることが可能になる。
【0028】また、板厚が25〜45mmの各取付板1
5、16、ねじの呼びがM30〜M36の取付ボルト1
8を使用する場合においては、各取付板15、16の外
径rfと積層ゴム体10の連結鋼板11、12を除いた
外径Dとの比(rf/D)を1.39〜1.5、各取付
板15、16の外径rfと複数の取付ボルト18の取付
ピッチ円直径Rfとの比(rf/Rf)を1.1〜1.4
にすることにより、地震力による各取付板15、16の
面外変形や取付ボルト18の破壊を防ぐことが実証でき
た。
【0029】また、板厚が25〜45mmの各取付板1
5、16、ねじの呼びがM30〜M36の取付ボルト1
8を使用する場合において、rf/Dを1.20〜1.
4、rf/Rfを1.15〜1.20にすることにより、
地震力による各取付板15、16の面外変形や取付ボル
ト18の破壊を防ぐことが実証できた。なお、板厚が2
5〜45mmの各取付板15、16、ねじの呼びがM16
〜M36の取付ボルト18を使用する場合における各取
付板15,16の最初外径rfは、外径rfと複数の取付
ボルトの取付ピッチ円直径Rfとの比によって必然的に
求まる。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の積層ゴ
ム支承体によれば、地震力に対する強度が最適な取付ボ
ルトを選定しても取付板を小型化できるので、地震力に
よる面外変形や取付ボルトの破壊を防ぐことができる。
したがって、地震力によって生ずる引張力や圧縮力に拘
らず、建築物や精密機器等を安定した状態で免震、除振
あるいは防振できる。また、取付板の外径を小さくでき
るので、建築におけるフーチングの小型化が可能となる
ので、免震、除振あるいは防振層の有効活用が可能とな
る。さらに、取付板の外径を小さくできるので、製品の
軽量化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層ゴム支承体の実施の一形態を示す
説明図。
【図2】本発明の積層ゴム支承体の積層ゴム体の大変形
時の状態を示す説明図。
【図3】本発明の積層ゴム支承体の施工例を示す説明
図。
【図4】本発明の積層ゴム支承体に加わる建物荷重と従
来の積層ゴム支承体に加わる建物荷重との比較を示す説
明図。
【図5】従来の積層ゴム支承体の構成を示す説明図。
【図6】積層ゴム支承体の免震機能を示す動作説明図。
【図7】高層建物に発生するロッキング振動を示す説明
図。
【符号の説明】
1・・・・・積層ゴム支承体 2・・・・・建築物(上部構造体) 3・・・・・コンクリート基礎(下部構造体) 10・・・・・積層ゴム支承体 11・・・・・上部連結鋼板 12・・・・・下部連結鋼板 13・・・・・ゴム層(ゴム状弾性体) 14・・・・・中間鋼板(剛性材料) 15・・・・・上部取付板 16・・・・・下部取付板 18・・・・・取付ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 正弘 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 柳 勝幸 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 福田 滋夫 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 指田 郁子 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AB02 BA08 BB03 DA01 EA38 3J059 AB12 BA43 BC06 CC10 GA42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部構造体と下部構造体とを互いに相対変
    位可能に振動絶縁するために、上部連結板と下部連結板
    との間にゴム状弾性体と剛性材料とが交互に積層成型さ
    れた積層ゴム体と、前記積層ゴム体の前記上部連結板お
    よび(または)前記下部連結板に固定される取付板とを
    備え、前記取付板が前記上部構造体および(または)前
    記下部構造体に対して複数の取付ボルトによって固定さ
    れる積層ゴム支承体において、 前記取付板は、板厚が25〜45mm、且つ外径と前記複
    数の取付ボルトの取付ピッチ円直径との比が1.1〜
    1.4で形成されていることを特徴とする積層ゴム支承
    体。
  2. 【請求項2】前記取付板は、前記外径がD×1.5以下
    (但し、Dは前記積層ゴム体の前記連結板を除いた外径
    とする。)で形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の積層ゴム支承体。
  3. 【請求項3】前記積層ゴム体の前記連結板は、外径がD
    +(tR×300%)×2以上、D+(tR×700%)
    ×2以下(但し、tRは前記ゴム状弾性体の1枚の厚さ
    とする。)で形成されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の積層ゴム支承体。
JP37040398A 1998-12-25 1998-12-25 積層ゴム支承体 Pending JP2000193005A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005299762A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 積層ゴム支承体の製造方法
CN104455197A (zh) * 2014-12-02 2015-03-25 国家电网公司 一种灯泡贯流式发电机支架
KR200479289Y1 (ko) 2014-04-24 2016-01-22 대우조선해양 주식회사 베어링 부재 보호체를 구비한 해양구조물

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