JP2000192896A - ポンプ用羽根車におけるボス部の固定機構 - Google Patents

ポンプ用羽根車におけるボス部の固定機構

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JP2000192896A
JP2000192896A JP10371365A JP37136598A JP2000192896A JP 2000192896 A JP2000192896 A JP 2000192896A JP 10371365 A JP10371365 A JP 10371365A JP 37136598 A JP37136598 A JP 37136598A JP 2000192896 A JP2000192896 A JP 2000192896A
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JP
Japan
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hole
impeller
set bolt
bolt
square
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JP10371365A
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English (en)
Inventor
Masahiko Fukuda
正彦 福田
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】螺装体の締付トルクに頼ることなく、ポンプの
運転振動や逆回転等による緩み発生が確実に防止し得ら
れるポンプ用羽根車におけるボス部の固定機構を提供す
る。 【構成】ポンプ軸1に嵌合する羽根車ボス部2をセット
ボルト12により環状介装体4およびロックプレート9
と連係させ、環状介装体4は角頭ボルト7により羽根車
ボス部2と共にポンプ軸1に定着させ、角頭ボルト7は
その頭部をロックプレート9の角孔10の孔縁に係止さ
せ、ロックプレート9は環列状に配設された複数の挿通
孔11・・・・11の内から選定された、羽根車ボス部
2の螺装孔3と合致する挿通孔11を通じて、セットボ
ルト12により羽根車ボス部2に固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ポンプ用羽根車における
ボス部の固定機構に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、ポンプ用羽根車におけ
るボス部の固定に関しては、例えば図8に示すようポン
プ軸101に嵌合する羽根車ボス部102の前端面に座
金109を当接させ、座金109の中心孔110を通し
てポンプ軸101のネジ孔108へ取付ボルト107を
螺装させるという構造が採られている。また、別の事例
として図9に示すよう、ポンプ軸201の先端部をネジ
杆に形成して六角袋ナット207の螺装により羽根車ボ
ス部202を固定させるという構造が採られることもあ
る。上記いずれの事例も螺装体の締付トルクに頼る方式
であるため、螺装体のサイズアップによるトルク増大を
企図しても構造面およびコスト面で自ずと限界があるば
かりでなく、ポンプの運転振動や逆回転等による緩みを
完全に阻止する事は原理的に不可能であり、緩みによる
羽根車の脱落、それに伴うポンプ部の異常摩耗、軸受破
損、過負荷運転によるモータの焼損、ポンプ軸の折損等
を惹起することもある。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、螺装体の締付トルクに
頼ることなく、ポンプの運転振動や逆回転等による緩み
発生が確実に防止し得られる、ポンプ用羽根車における
ボス部の固定機構を提供することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明に係るポンプ用羽根車におけるボ
ス部の固定機構では、ポンプ軸に嵌合する羽根車ボス部
の前端面にセットボルト螺装孔を穿設し、羽根車ボス部
の前端面に重合される環状介装体のの中心部には後記角
頭ボルトの通過孔を穿設し周辺部に後記セットボルトの
通過孔を配設し、ポンプ軸の前端面から縦設されたネジ
孔に角頭ボルトを螺装して環状介装体と共に羽根車ボス
部を定着させ、中心部に前記角頭ボルトの頭部と嵌合す
る角孔を穿設したロックプレートの周辺部に複数のセッ
トボルト挿通孔を環列状に配設し、角孔を角頭ボルトの
頭部は嵌合させた状態でロックプレートを環状介装体の
前面に重合させ、前記複数のセットボルト挿通孔の内か
ら前記螺装孔と合致するセットボルト挿通孔を選定して
該選定されたセットボルト挿通孔よりセットボルトをセ
ットボルト螺装孔へ螺装させるのである。
【0005】
【作用】羽根車ボス部はセットボルトにより環状介装体
およびロックプレートと連係せられ、環状介装体は角頭
ボルトにより羽根車ボス部と共にポンプ軸に定着せら
れ、角頭ボルトはその頭部がロックプレートの角孔の孔
縁に係止せられ、ロックプレートはセットボルトにより
環状介装体および羽根車ボス部に定着されている。従っ
て羽根車ボス部には回り止め機能が具備されることにな
り、ポンプの運転振動や逆回転による緩みは生じること
がない。
【0006】
【実施例】以下実施例の図1〜図7により説明する。
【0007】図1において1はポンプ軸、2はポンプ軸
1に嵌合する羽根車ボス部、3は羽根車ボス部2の前端
面に穿設されたセットボルト螺装孔、4は羽根車ボス部
2の前端面に重合される環状介装体、5は環状介装体の
中心孔、6は中心孔5の周辺部に配設されたセットボル
ト通過孔、7は六角等の角頭ボルトであり、ポンプ軸1
前端面から縦設されたネジ孔8へ環状介装体4の中心孔
5を介して螺装することにより、環状介装体4と共に羽
根車ボス部2をポンプ軸1に定着させるものである。9
は中心部に上記角頭ボルト7の頭部と嵌合する角孔10
を穿設したロックプレートであり、周辺部には複数のセ
ットボルト挿通孔11・・・・11が環列状に配設され
ている。図3の実施例では各挿通孔11が円周方向に融
通性のある円弧形の長孔に形成されており、図4の実施
例では幾つかの円形孔が円周方向へ至近距離に接近し合
って環列状の孔群11・・・・11を形成し、他の孔群
11・・・・11とは円周方向に距離を隔てた態様とな
っている。また、図5の実施例では図4に示す配列態様
から孔群を形成する幾っかの円孔が更に接近し合って連
孔状に形成された態様となっている。12は六角等の角
孔付きのセットボルトであり、セットボルト挿通孔11
よりセットボルト通過孔6を通じてセットボルト螺装孔
3へ螺装させることによって、ロックプレート9および
環状介装体4を羽根車ボス部2の前端面へ一体に結合さ
せるものである。
【0008】組立時にはポンプ軸1に嵌合する羽根車ボ
ス部2の前端面へ環状介装体4を重合させ、角頭ボルト
7をポンプ軸1のネジ孔8へ環状介装体4を介して螺装
することにより、環状介装体4と共に羽根車ボス部2が
ポンプ軸1へ定着された図6の状態となし、角頭ボルト
7の頭部へ角孔10を嵌合させた図7の状態により、ロ
ックプレート9に配設されている複数のセットボルト1
1・・・・11の内から羽根車ボス部2の螺装孔3と合
致するセットボルト挿通孔11を選定し、該選定された
セットボルト挿通孔11よりセットボルト12をセット
ボルト螺装孔3へ螺装した図1の状態とする。
【0009】上記図1に示される状態において、羽根車
ボス部2はセットボルト12により環状介装体4と共に
ポンプ軸1に定着せられ、角頭ボルト7はその頭部がロ
ックプレート9の角孔10の孔縁に係止せられ、ロック
プレート9はセットボルト12により環状介装体4およ
び羽根車ボス部2に固定されている。従って羽根車ボス
部2には回り止め機能が具備されることになり、ポンプ
の運転振動や逆回転による緩みは生じることがない。
【0010】修理その他の理由でセットボルト12およ
び角頭ボルト7を取り外し、ロックプレート9、環状介
装体4、羽根車ボス部2その他の部品を抽出したのち再
び図6の状態まで組立てたとき、ネジ孔8への角頭ボル
ト7の締込み深度が分解前と異なることがある。特に羽
根車ボス部2や角頭ボルト7を新しいものと交換した場
合には、それが顕著である。従って、再び角頭ボルト7
の頭部へ角孔10を嵌合させてロックプレート9を重合
させた図7の状態まで復元させたときに、当初セットボ
ルト螺装孔3と合致していたセットボルト挿通孔11
は、セットボルト螺装孔3の穿設位置から大きく離隔す
ることになる。この場合、仮にロックプレート9には1
個のセットボルト挿通孔11が存在するのみだとすれ
ば、セットボルト12を施すことはできなくなる。しか
し本発明機構におけるロックプレート9には複数のセッ
トボルト挿通孔11・・・・11が環列状に配設されて
いるので、その内から螺装孔3と合致するセットボルト
挿通孔11を選定してセットボルト12を施すことによ
り、図1に示されたの状態に復元させることができる。
特に図3および図5に示すような態様でセットボルト挿
通孔11・・・・11を配設させた場合には、セットボ
ルト螺装孔3との位置合せに頗る好便である。
【0011】なお、実施例の図1、図6および図7に
は、オープン形羽根車のボス部を対象とした事例が図示
されている。しかし本発明は、ブレードレス形羽根車や
スクリュー形羽根車のボス部をも対象とし得るものであ
ることは勿論である。
【0012】
【発明の効果】本発明においては羽根車ボス部の固定を
螺装体の締付トルクに頼ることなく、羽根車ボス部2は
セットボルト12により環状介装体4およびロックプレ
ート9と連係させ、環状介装体4を羽根車ボス部2と共
にポンプ軸1へ定着させる角頭ボルト7はその頭部をロ
ックプレート9の角孔10の孔縁に係止させ、ロックプ
レート9はセットボルト12によって環状介装体4およ
び羽根車ボス部2に定着させることで、回り止め機能を
具備させたものであるから、ポンプの運転振動や逆回転
等による緩み発生は確実に防止し得られるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明機構による羽根車ボス部の固定状態を示
す要部縦断側面図である。
【図2】本発明機構における環状介装体の後面図であ
る。
【図3】本発明機構におけるロックプレートの別の穿孔
態様を例示した平面図であって、セットボルト挿通孔が
円弧形の長孔に形成されている事例を示す。
【図4】本発明機構におけるロックプレートの別の穿孔
態様を例示した平面図であって、複数のセットボルト挿
通孔が円周方向へ至近距離に接近し合って環列状の孔群
を形成し、かつ、他の孔群とは円周方向に距離を隔てた
態様となっている事例を示す。
【図5】本発明機構におけるロックプレートの別の穿孔
態様を例示した平面図であって、孔群を形成する複数の
セットボルト挿通孔が接近し合って連孔状に形成されて
いる事例を示す。
【図6】本発明機構による羽根車ボス部の固定手順を示
す要部縦断側面図であって、羽根車ボス部の前端面へ環
状介装体の後面を重合させ、両者を角頭ボルトによって
連結させた状態が示されている。
【図7】本発明機構による羽根車ボス部の固定手順を示
す要部縦断側面図であって、図6の状態から更に角頭ボ
ルトの頭部へ角孔を嵌合させてロックプレートを環状介
装体の前面に重合させた状態が示されている。
【図8】取付ボルトの締付トルクによって羽根車ボス部
を固定させる従来の機構を例示した要部縦断側面図であ
る。
【図9】袋ナットの締付トルクによって羽根車ボス部を
固定させる従来の機構を例示した要部縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ポンプ軸 2 羽根車ボス部 3 セットボルト螺装孔 4 環状介装体 5 中心孔 6 セットボルト通過孔 7 角頭ボルト 8 ネジ孔 9 ロックプレート 10 角孔 11 セットボルト挿通孔 12 セットボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ軸に嵌合する羽根車ボス部の前端
    面にピン孔を穿設し、羽根車ボス部の前端面に重合され
    る環状介装体のの中心部には後記角頭ボルトの通過孔を
    穿設し周辺部に後記セットボルトの通過孔を配設し、ポ
    ンプ軸の前端面から縦設されたネジ孔に角頭ボルトを螺
    装して環状介装体と共に羽根車ボス部を定着させ、中心
    部に前記角頭ボルトの頭部と嵌合する角孔を穿設したロ
    ックプレートの周辺部に複数のセットボルト挿通孔を環
    列状に配設し、角孔の角頭ボルトの頭部は嵌合させた状
    態でロックプレートを環状介装体の前面に重合させ、前
    記複数のセットボルト挿通孔の内から前記螺装孔と合致
    するセットボルト挿通孔を選定して該選定されたセット
    ボルト挿通孔よりセットボルトをセットボルト螺装孔へ
    螺装させることを特徴とする、ポンプ用羽根車における
    ボス部の固定機構。
JP10371365A 1998-12-25 1998-12-25 ポンプ用羽根車におけるボス部の固定機構 Pending JP2000192896A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096113A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Ihi Corp インペラ締結構造
CN103185024A (zh) * 2011-12-27 2013-07-03 佳木斯电机股份有限公司 一种叶轮锁紧结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096113A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Ihi Corp インペラ締結構造
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