JP2000192744A - 窓ガラスユニット - Google Patents

窓ガラスユニット

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JP2000192744A
JP2000192744A JP10368053A JP36805398A JP2000192744A JP 2000192744 A JP2000192744 A JP 2000192744A JP 10368053 A JP10368053 A JP 10368053A JP 36805398 A JP36805398 A JP 36805398A JP 2000192744 A JP2000192744 A JP 2000192744A
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JP
Japan
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glass
elastic sealing
sealing material
pitch
slits
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Withdrawn
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JP10368053A
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English (en)
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Masaki Mamiya
昌樹 間宮
Toshiaki Kitazoe
敏昭 北添
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板ガラスの周囲に取付けた弾性シール材の変
形を防ぐことができる窓ガラスユニットを提供する。 【解決手段】 複層ガラス2の各辺3〜6を弾性シール
材20を介してサッシ35で囲って窓ガラスユニット1
を構成し、弾性シール材20に複層ガラス2との伸縮量
差を吸収する複数本のスリット30…を設け、スリット
30…のピッチを複層ガラス2の各辺3〜6の中央部3
a〜6aに対して端部3b〜6bにおいて小さく設定し
た。 【効果】 複層ガラスの各辺の中央部に対する弾性シー
ル材のグリップ力を大きく保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板ガラスの周辺を
弾性シール材を介してサッシで囲った窓ガラスユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅や事務所ビルの窓ガラスに複層ガラ
スが多く使用されている。この複層ガラスは、スペーサ
を介して厚み方向に複数枚の板ガラスを並設し、これら
板ガラス間の隙間に乾燥空気を充填することにより、断
熱性、防露性や防音性を高めたものである。
【0003】複層ガラスを窓枠に取付けるときには、複
層ガラスの周辺に弾性シール材を嵌込み、弾性シール材
にサッシを嵌込むことで複層ガラスの周囲を囲い、この
状態で窓枠に取付ける。ここで、弾性シール材は、例え
ば雨水の侵入を防止するために重要な部材である。この
弾性シール材を次図で説明する。
【0004】図7は従来の弾性シール材を複層ガラスに
嵌込んだ例を示す正面図である。弾性シール材100
は、比較的小さいピッチPでスリット101…(…は複
数個を示す。以下同様。)を設け、複層ガラス102の
周囲に嵌込んだものである。スリット101…を比較的
小さいピッチPで設けることで、スリット101…の数
を増やすことができる。このため、弾性シール材100
と複層ガラス102との伸縮量差をスリット101…で
吸収することができる。
【0005】このため、弾性シール材100が収縮して
も、複層ガラス102のコーナ103…において弾性シ
ール材100が矢印の如く引張られる虞れがなく、また
弾性シール材100が膨張しても、複層ガラス102の
コーナ103…においてだぶつく虞れはない。
【0006】図8は図7の8部拡大図であって、弾性シ
ール材100は、硬質樹脂製の基部100a及び軟質樹
脂製のリップ部100bで二色成形法にて一体成形し、
スリット101…を基部100aからリップ部100b
の一部まで入れたものである。スリット101…をリッ
プ部100bまで入れたので、熱収縮量の大きなリップ
部100bと複層ガラス102との伸縮量差を充分に吸
収させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スリット10
1をリップ部100bまで形成したことで、弾性シール
材100はスリット101…の箇所で折り曲がり易くな
る。そして、弾性シールエレメント105が複層ガラス
102をグリップするときの有効長さは図示Pとなり、
このPが比較的小さいため、弾性シールエレメント10
5のグリップ力が大きいとはいえない。
【0008】図9はスリット入り弾性シール材の課題を
示す図であり、例えば複層ガラス102を運搬するとき
に、弾性シールエレメント105を掴むことにより、弾
性シールエレメント105に荷重Fがかかり、場合によ
っては弾性シール材100が湾曲状に変形することも考
えられる。湾曲したときには、手直しすれば良いが、こ
の手直しのための工数はコストアップの要因となる。
【0009】そこで、本発明の目的は、板ガラスの周囲
に取付けた弾性シール材の変形を防ぐことができる窓ガ
ラスユニットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、板ガラスの周辺を弾性シール材
を介してサッシで囲った窓ガラスユニットにおいて、弾
性シール材は、板ガラスとの伸縮量差を吸収する為に複
数本のスリットを設けたものであり、これらのスリット
は板ガラスの辺の中央部のピッチに対して辺の端部にお
けるピッチを小さくしたものであることを特徴とする。
【0011】板ガラスの辺の中央部においてスリットの
ピッチを比較的大きく設定することで、中央のスリット
で分割した弾性シール材のエレメント(以下、「弾性シ
ールエレメント」という)を比較的長く設定することが
できる。このため、板ガラスに対する弾性シールエレメ
ントのグリップ力を大きく保つことができる。また、板
ガラスの辺の端部においてスリットのピッチを比較的小
さく設定することで、スリットの数を増やして弾性シー
ル材と板ガラスとの伸縮量差を吸収することができる。
【0012】請求項2は、板ガラスの辺の中央部のピッ
チを150〜300mmとし、板ガラスの辺の端部のピ
ッチを2〜10mmとしたことを特徴とする。板ガラス
の辺の中央部のピッチが150mm未満であれば、弾性
シールエレメントが短くなり過ぎて、必要なグリップ力
が得られ難くなり、板ガラスの辺の中央部のピッチが3
00mmを超えると、スリットの数が少なくなって伸縮
量差を吸収し難くなる。
【0013】また、板ガラスの辺の端部のピッチが2m
m未満であれば、弾性シール材の強度が不足し、また板
ガラスの辺の端部のピッチが10mmを超えると、スリ
ットの数が少なくなって伸縮量差を吸収し難くなる。こ
のため、板ガラスの辺の中央部のピッチを150〜30
0mmとし、板ガラスの辺の端部のピッチを2〜10m
mとした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る窓ガラスユ
ニット(第1実施例)の正面図である。窓ガラスユニッ
ト1は、窓ガラスを構成する複層ガラス2と、複層ガラ
ス2の各辺3〜6に嵌込んだ弾性シール材20と、弾性
シール材20に矢印,の如く嵌込むことで複層ガラ
ス2を囲うサッシ(下辺のみを想像線で示す)35とか
らなる。なお、複層ガラス2については図2で詳しく説
明する。
【0015】弾性シール材20は、例えば塩化ビニルや
合成ゴムの有機材料で複層ガラス2の各辺(上辺、左
辺、下辺及び右辺)3〜6に嵌込み可能に断面略コ字形
に形成し、複層ガラス2との伸縮量差を吸収する為に複
数本のスリット30…を設けたものである。以下に、弾
性シール材20を詳しく説明する。
【0016】弾性シール材20は、複層ガラス2の上辺
3の左半分に嵌込んだ第1弾性シール材21と、第1折
曲部26aで折曲げることで複層ガラス2の左辺4に嵌
込んだ第2弾性シール材22と、第2折曲部26bで折
曲げることで複層ガラス2の下辺5に嵌込んだ第3弾性
シール材23と、第3折曲部26cで折曲げることで複
層ガラス2の右辺6に嵌込んだ第4弾性シール材24
と、第4折曲部26dで折曲げることで複層ガラス2の
上辺3の右半分に嵌込んだ第5弾性シール材25とから
なる。
【0017】第1弾性シール材21の端部21aを第5
弾性シール材25の端部25aに接触させることで、第
5弾性シール材25の端部25aと第1弾性シール材2
1の端部21aとの間に隙間を生じないように設定す
る。スリット30…は、複層ガラス2の各辺3〜6の中
央部3a〜6aのピッチをP1(一例として、ピッチP
1=150〜300mm)と比較的大きく設定し、かつ
各辺3〜6の端部3b〜6bのピッチをP2(一例とし
て、ピッチP2=2〜10mm)と比較的小さく設定し
た。
【0018】複層ガラス2の各辺3〜6の中央部3a〜
6aのピッチP1を150mm未満とすると、弾性シー
ルエレメント20aが比較的短くなり複層ガラス20の
グリップ力を充分に確保できない虞れがあり、複層ガラ
ス20の各辺3〜6の中央部3a〜6aのピッチP1が
300mmを超えると、スリット30…の数が少なくな
って伸縮量差を吸収することができない虞れがある。そ
こで、ピッチP1をP1=150〜300mmと比較的
大きく設定することで、スリット30で分割した中央の
弾性シールエレメント20aを比較的長く設定して、複
層ガラス2に対する弾性シールエレメント20aのグリ
ップ力を大きく保つようにした。
【0019】また、複層ガラス2の各辺3〜6の端部3
b〜6bのピッチP2を2mm未満とすると、弾性シー
ル材20の強度を確保できない虞れがあり、複層ガラス
2の各辺3〜6の端部3b〜6bのピッチP2が10m
mを超えると、スリット30…の数が少なくなって伸縮
量差を吸収することができない虞れがある。そこで、ピ
ッチP2をP2=2〜10mmと比較的小さく設定する
ことで、複層ガラス2の各辺3〜6の端部3b〜6bに
おいてスリット30…の数を増やして弾性シール材20
と複層ガラス2との伸縮量差を吸収するようにした。
【0020】但し、第1弾性シール材21の端部21a
及び第5弾性シール材25の端部25aは、上辺3aの
中央部3aに位置していても、ピッチをP2と小さく設
定した。ピッチP2を小さく設定した理由は、スリット
30…の数を増やして伸縮量差を吸収して、第5弾性シ
ール材25の端部25aと第1弾性シール材21の端部
21aとの間に隙間が発生することを抑えるためであ
る。なお、弾性シール材20については図2〜図3でさ
らに詳しく説明する。
【0021】図2は図1の2−2線断面図である。複層
ガラス2は、一定間隔をおいて配置した内側板ガラス8
及び外側板ガラス9と、内側板ガラス8及び外側板ガラ
ス9の間の隙間10に配置し且つ乾燥剤11を収納した
金属スペーサ12と、金属スペーサ12を埋め込み且つ
内側板ガラス8及び外側板ガラス9との間の隙間10を
密封するシール材13とからなり、内側板ガラス8及び
外側板ガラス9の間の隙間10に乾燥空気を充填したも
のである。なお、内外の板ガラス8,9は、例えば網入
ガラス、強化ガラス又はフロート板ガラスが好適であ
る。
【0022】弾性シール材20は、断面コ字型の基部2
7を硬質樹脂で且つ一対のリップ部28,28を軟質樹
脂で一体に二色成形したものであり、基部27側からリ
ップ部28,28まで到達するようにスリット深さDを
設定したものである。リップ部28を軟質樹脂で成形す
ることで、リップ部28の伸縮量が大きくなる。このた
め、スリット深さDは、伸縮量の大きなリップ部28,
28と複層ガラス2との伸縮量差を充分に吸収すること
ができるように、スリット30…をリップ部28まで形
成することができるように設定した深さである。
【0023】この弾性シール材20を複層ガラスに嵌込
むときには、先ず複層ガラス2の各辺3〜6(下辺5の
み図示する)に一対のリップ部28,28を嵌込み、さ
らに弾性シール材20を複層ガラス2の中央側に押込ん
で複層ガラス2の縁(下辺5の縁5cのみ図示する)に
基部27を接触させる。
【0024】図3は図1の3部拡大図であり、スリット
30…のピッチをP1と大きく設定し、スリット深さを
Dと大きく設定し、スリット幅をWと設定した状態を示
す。スリット30…のピッチP1は、スリット30…で
分割する中央の弾性シールエレメント20aを比較的長
く設定して、弾性シールエレメント20aの複層ガラス
2に対するグリップ力を比較的大きくすることができる
ピッチである。
【0025】また、スリット幅Wは、複層ガラス2と弾
性シール材20との伸縮量差を吸収することができる幅
であって、かつスリット30に異物が侵入し難いように
設定した幅である。このため、スリット幅Wを、好まし
くは0〜5mmと設定し、さらに好ましくは0〜2mm
と設定した。なお、スリット幅Wはこの範囲に限るもの
ではない。
【0026】次に、複層ガラス2に弾性シール材20を
組付ける手順を説明する。図4(a)〜(d)は本発明
に係る窓ガラスユニット(第1実施例)の組付け手順の
説明図である。(a)において、弾性シール材20の第
1弾性シール材21を複層ガラス2の上辺3の左半分に
嵌込み、次に第1折曲部26aで弾性シール材20を矢
印の如く折曲げる。第1折曲部26aのスリット30
が広がって弾性シール材20は簡単に折れ曲る。
【0027】(b)において、折曲げた第2弾性シール
材22を複層ガラス2の左辺4に嵌込み、次に第2折曲
部26bで弾性シール材20を矢印の如く折曲げる。
第2折曲部26bのスリット30が広がって弾性シール
材20は簡単に折れ曲る。(c)において、折曲げた第
3弾性シール材23を複層ガラス2の下辺5に嵌込み、
次に第3折曲部26cで弾性シール材20を矢印の如
く折曲げる。第3折曲部26cのスリット30が広がっ
て弾性シール材20は簡単に折れ曲る。
【0028】(d)において、折曲げた第4弾性シール
材24を複層ガラス2の右辺6に嵌込み、次に第4折曲
部26dで折曲げた第5弾性シール材25を複層ガラス
2の上辺3の右半分に嵌込む。第4折曲部26dのスリ
ット30が広がって弾性シール材20は簡単に折れ曲
る。これで、複層ガラス2に弾性シール材20を組付け
る作業が完了し、この後、第1〜第5弾性シール材21
〜25にサッシ35(図1参照)を嵌込んで窓ガラスユ
ニットとする。
【0029】弾性シール材20を複合ガラス2の各辺
(3〜6)に嵌込むときに、弾性シール材20に設けた
スリット30を利用して折曲げることができるので、弾
性シール材20を複層ガラス2に嵌込む作業が簡単にな
る。さらに、弾性シール材20の折曲げ箇所のスリット
ピッチをP2と小さく設定することで、スリット30の
数を増やすことができるので、複層ガラス2や弾性シー
ル材20の製造誤差を吸収することができる。このた
め、例えばスリット30の位置を比較的ラフに形成する
ことが可能になる。
【0030】次に、弾性シール材の作用を説明する。図
5は本発明に係る窓ガラスユニット(第1実施例)の弾
性シール材の第1作用説明図であり、(b)は(a)の
b−b線断面図である。(a)において、複層ガラス2
の右辺6の中央部6aにおいてスリット30のピッチを
P1と比較的大きく設定することで、スリット30,3
0で分割する中央の弾性シールエレメント20aを長く
設定することができる。このため、中央の弾性シールエ
レメント20aが複層ガラス2に接触する部分を大きく
することができる。
【0031】(b)において、複層ガラス2に対する中
央の弾性シールエレメント20aのグリップ力Gを大き
く保つことができる。この結果、中央の弾性シールエレ
メント20aに白抜き矢印の如く荷重Fがかかっても、
中央の弾性シールエレメント20aが複層ガラス2から
外れる方向に変形する心配はない。
【0032】次に、第2実施例を説明する。なお、第1
実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省
略する。図6は本発明に係る窓ガラスユニット(第2実
施例)の断面図である。窓ガラスユニット40は、所定
の形状に切断した板ガラス41と、板ガラス41の周辺
41aに嵌込んだ弾性シール材42と、弾性シール材4
2を介して板ガラス41を囲うサッシ48とからなる。
板ガラス41は、第1実施例と同様に、例えば網入ガラ
ス、強化ガラス又はフロート板ガラスが好適である。
【0033】弾性シール材42は、第1実施例の弾性シ
ール材20と同様に、断面コ字型の基部43を硬質樹脂
で且つ一対のリップ部44,44を軟質樹脂で一体に二
色成形したものであり、基部43側からリップ部44,
44まで到達するようにスリット45の深さDを設定し
たものである。基部43及びリップ部44は、各々第1
実施例の基部27及びリップ部28と同様な部材であ
り、スリット深さDは、第1実施例のスリット深さと同
様に設定した深さである。このため、弾性シール材42
と弾性シール材20は同様の効果を得ることができる。
【0034】単板の窓ガラスユニット40を準備したこ
とで、利用者は用途に合わせて単板の窓ガラスユニット
40や複層ガラスの窓ガラスユニット1(図1に示す)
を任意に選択することができるので、利用範囲を広げる
ことができる。
【0035】なお、複層ガラス2(図1に示す)を2枚
の板ガラスで構成したが、本発明の窓ガラスユニットは
2枚以外の複数の板ガラスで構成した複層ガラスに適用
することもできる。また、弾性シール材20は基部27
を硬質樹脂で且つ一対のリップ部28,28を軟質樹脂
で一体に二色成形したものを説明したが、その他に、同
一樹脂で成形した弾性シール材に適用することも可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、板ガラスの辺の中央部においてスリ
ットのピッチを比較的大きく設定することで、中央のス
リットで分割した弾性シールエレメントを比較的長く設
定することができる。このため、板ガラスに対する弾性
シールエレメントのグリップ力を大きく保つことができ
る。この結果、中央の弾性シールエレメントに板ガラス
から引離す方向の荷重がかかっても、中央の弾性シール
エレメントが板ガラスから外れる方向に変形する心配は
なく、弾性シール材付きの板ガラスを安心して運搬する
ことができる。
【0037】また、板ガラスの辺の端部においてスリッ
トのピッチを比較的小さく設定することで、スリットの
数を増やして弾性シール材と板ガラスとの伸縮量差を吸
収することができる。この結果、弾性シール材が収縮し
ても窓ガラスのコーナにおいてサッシから抜け出す心配
がなく、また弾性シール材が膨張しても窓ガラスのコー
ナにおいてだぶつく心配はない。
【0038】請求項2は、板ガラスの辺の中央部のピッ
チを150〜300mmとすることで、中央のスリット
で分割した弾性シールエレメントを比較的長く設定する
ことができる。このため、板ガラスに対する弾性シール
エレメントのグリップ力を大きく保つことができる。こ
の結果、中央の弾性シールエレメントに板ガラスから引
離す方向の荷重がかかっても、中央の弾性シールエレメ
ントが板ガラスから外れる方向に変形する心配はない。
【0039】また、板ガラスの辺の端部のピッチを2〜
10mmとすることで、スリットの数を増やして弾性シ
ール材と板ガラスとの伸縮量差を吸収することができ
る。この結果、弾性シール材が収縮しても窓ガラスのコ
ーナにおいてサッシから抜け出す心配がなく、また弾性
シール材が膨張しても窓ガラスのコーナにおいてだぶつ
く心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る窓ガラスユニット(第1実施例)
の正面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3部拡大図
【図4】本発明に係る窓ガラスユニット(第1実施例)
の組付け手順の説明図
【図5】本発明に係る窓ガラスユニット(第1実施例)
の弾性シール材の第1作用説明図
【図6】本発明に係る窓ガラスユニット(第2実施例)
の断面図
【図7】従来の弾性シール材を複層ガラスに嵌込んだ例
を示す正面図
【図8】図7の8部拡大図
【図9】スリット入り弾性シール材の課題を示す図
【符号の説明】
1,40…窓ガラスユニット、2…複層ガラス、3…上
辺、3a…上辺の中央部、3b…上辺の端部、4…左
辺、4a…左辺の中央部、4b…左辺の端部、5…下
辺、5a…下辺の中央部、5b…下辺の端部、6…右
辺、6a…右辺の中央部、6b…右辺の端部、20、4
2…弾性シール材、30,45…スリット、35、48
…サッシ、41…板ガラス、41a…板ガラスの周辺、
P1,P2…ピッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ガラスの周辺を弾性シール材を介して
    サッシで囲った窓ガラスユニットにおいて、前記弾性シ
    ール材は、板ガラスとの伸縮量差を吸収する為に複数本
    のスリットを設けたものであり、これらのスリットは板
    ガラスの辺の中央部のピッチに対して辺の端部における
    ピッチを小さくしたものであることを特徴とする窓ガラ
    スユニット。
  2. 【請求項2】 前記板ガラスの辺の中央部のピッチを1
    50〜300mmとし、板ガラスの辺の端部のピッチを
    2〜10mmとしたことを特徴とする請求項1記載の窓
    ガラスユニット。
JP10368053A 1998-12-24 1998-12-24 窓ガラスユニット Withdrawn JP2000192744A (ja)

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