JP2000191362A - 遠赤外線を発する球体および液体容器とその製造方法 - Google Patents

遠赤外線を発する球体および液体容器とその製造方法

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JP2000191362A JP10376659A JP37665998A JP2000191362A JP 2000191362 A JP2000191362 A JP 2000191362A JP 10376659 A JP10376659 A JP 10376659A JP 37665998 A JP37665998 A JP 37665998A JP 2000191362 A JP2000191362 A JP 2000191362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】徳利などのような液体容器並びに水質改善など
に適した球体とその製造方法に関し、遠赤外線をより効
果的に発生する原料と焼成方法を開発し、より確実に遠
赤外線効果が得られるようにする。 【解決手段】少なくとも赤土、クチャ、マージ、ジャー
ガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガンの水溶液で
混練してなる粘土で、徳利1nなどのような液体容器を
形成し、その中に、前記粘土とほぼ同じ組成の粘土で形
成した球体1nを複数個入れた後、ろくろを用いて、前
記の液体容器の開口部4の内径が前記球体1nの外径よ
り小さくなるまで絞った状態で、還元焼成と酸化焼成を
交互に行なうことによる遠赤外線を発する液体容器とそ
の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酒などを入れる徳利な
どのような液体容器並びに水質改善などに適した球体と
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遠赤外線を発する材質からなる液体容器
を用いることで、その中に入っている酒の熟成を促進し
たりすることが知られている。また、水を入れると、水
質が向上することも知られている。
【0003】また、実開平2-98754号公報のように、酒
徳利の中に収容され、かつ酒徳利を空振りしたとき、酒
徳利の内壁面に当接しながら、衝撃音を生じさせる遠赤
外線放射材とを設けることにより、酒徳利に入れた燗酒
が直ぐに冷めないようにすると共に、酒の追加注文時に
大声や手を叩かなくても、呼べるようにし、さらに酒の
旨さに変化をもたらすことのできる酒徳利が提案されて
いる。
【0004】この酒徳利の中に入れられる遠赤外線放射
材を球体に形成し、飲み水などに入れると、水質改善に
も有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな容器や球体を製造するための、遠赤外線を効率的に
発する材料を入手することが困難であり、その結果、実
際に遠赤外線効果が得られない品物も出回っており、消
費者の不信感を招く結果となっている。
【0006】一方、逆浸透膜法などによる軟水器が市販
されているが、ミネラルなどの人体に有効な成分まで除
去されるといった問題がある。遠赤外線を有効に利用で
きれば、このような問題も発生せず、また水分のクラス
ターを微細化して、旨味を増す効果も期待できる。
【0007】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、遠赤外線をより効果的に発生する原料と焼成方
法を開発し、より確実に遠赤外線効果が得られるように
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、少なく
とも赤土、クチャ、マージ、ジャーガルおよびオニイタ
土を、酸化鉄とマンガンの水溶液で混練してなる粘土で
形成した球体を、還元焼成と酸化焼成を交互に行なって
なる球体である。
【0009】このように、少なくとも赤土、クチャ、マ
ージ、ジャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガ
ンの水溶液で混練してなる粘土で形成した球体を、還元
焼成と酸化焼成を交互に行なってなる球体は、遠赤外線
を効果的に発するため、泡盛や飲料水などに浸漬してお
くと、泡盛などのような焼酎の熟成促進や水質改善など
の効果が得られる。なお、この効果は、複数人の官能テ
ストの結果でも実証されている。
【0010】請求項2は、少なくとも赤土、クチャ、マ
ージ、ジャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガ
ンの水溶液で混練してなる粘土で、徳利などのような液
体容器を形成し、還元焼成と酸化焼成を交互に行なって
なる遠赤外線を発する液体容器である。
【0011】このように、少なくとも赤土、クチャ、マ
ージ、ジャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガ
ンの水溶液で混練してなる粘土を用いて、徳利などのよ
うな液体容器を形成し、還元焼成と酸化焼成を交互に行
なってなる液体容器に、泡盛や飲料水などを入れておく
と、焼酎の熟成促進や水質改善などの効果が得られる。
【0012】請求項3は、徳利などのような液体容器の
中に複数個の球体が入っており、しかも前記の液体容器
の開口部の内径が前記球体の外径より小さくなってお
り、前記の液体容器と球体が、少なくとも赤土、クチ
ャ、マージ、ジャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄と
マンガンの水溶液で混練してなる粘土で形成した後、還
元焼成と酸化焼成を交互に行なってなる遠赤外線を発す
る液体容器である。
【0013】このように、複数個の球体が入っている液
体容器を、少なくとも赤土、クチャ、マージ、ジャーガ
ルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガンの水溶液で混
練してなる粘土を用いて形成し、還元焼成と酸化焼成を
交互に行なって製造されているため、泡盛や飲料水など
の液体を入れておくと、焼酎の熟成促進や水質改善など
の効果が得られる。また、複数の球体が入っているた
め、遠赤外線発生部と液体との接触面積が増え、より効
果的に熟成促進や水質改善などが行なわれる。
【0014】請求項4は、少なくとも赤土、クチャ、マ
ージ、ジャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガ
ンの水溶液で混練してなる粘土で、徳利などのような液
体容器を形成し、その中に、前記粘土とほぼ同じ組成の
粘土で形成した球体を複数個入れた後、ろくろを用い
て、前記の液体容器の開口部の内径が前記球体の外径よ
り小さくなるまで絞った状態で、還元焼成と酸化焼成を
交互に行なうことを特徴とする遠赤外線を発する液体容
器の製造方法である。
【0015】このように、焼成する前に液体容器の中に
複数個の球体を入れて、同時に焼成するため、製造が容
易である。また、液体容器の製造時に、複数の球体を入
れてから、開口部を絞っているため、球体が脱出できな
い構造を容易に実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明による遠赤外線を発す
る球体および液体容器とその製造方法が実際上どのよう
に具体化されるか実施形態を説明する。図1は本発明に
よる遠赤外線を発する球体と徳利の側面図である。
【0017】(1)図は遠赤外線を発する球体1であ
り、直径が例えば1.2〜1.5cm程度の球形に形成され
ている。(2)図の球体1aは、同様な球体1に、中心
を通る貫通孔2を開けて表面積を大きくし、液体との接
触面積を増やしている。貫通孔の直径は、約3mm程度
が適しているが、特に限定されない。
【0018】(3)図は、遠赤外線を発する徳利3であ
る。これらの球体1、1aおよび徳利3は、粘土を焼成
して製造され、陶器製である。球体1の場合は、両手の
掌で粘土を丸めて形成し、孔空き球体1aの場合は、粘
土の状態で、爪楊枝などを突き刺して抜くことで、容易
に貫通孔2を開けることができる。
【0019】また、徳利3の場合は、ろくろを用いたり
して、通常の手法で形成した後、焼成する。
【0020】本発明の球体1、1aおよび徳利3は、遠
赤外線を効果的に発するように、特別の原料と特別の焼
成方法を採用している。
【0021】まず、原料の粘土は、沖縄地方で長年日光
を受け、十分な紫外線を浴びた土がよい。最適の実施例
としては、赤土60%、クチャ20%、マージ10%、
ジャーガルとオニイタ土10%の割合が良いが、赤土6
0±20%、クチャ20±7%、マージ10±3%、ジ
ャーガルとオニイタ土10±3%の程度の範囲ならば、
所期の目的を達成できる。なお、ジャーガルとオニイタ
土はほぼ同量でよい。
【0022】沖縄県産の赤土は、殆どが使えるが、前記
の各陶土と混ぜて使用することが必要である。赤土に
は、粘りの強いもの、粘りの少ないものなど、色々であ
るが、沖縄では、耐火度はあるが、粘りが無いものなど
が殆どで、原料の陶土には苦労させられる。
【0023】クチャは、沖縄全島に分布している粘土
で、粘り気は強いが、耐火度が1100℃が限度で、耐
火度が低い。したがって、他の土と混ぜないと使えな
い。
【0024】マージは、特に沖縄本島南部に広く分布す
る古生層や第三紀洪積世などが風化してできた粘板岩土
壌、国頭礫層土壌、古生紀石灰岩土壌の通商である。特
性としては、腐食の非常に少ないことがあげられ、土壌
が単位構造で雨水により団結しやすく、地表が雨に叩か
れ、膜状になって通気不良となり、根の水分や養分の吸
収を妨げる。また、酸性で、粘土含有量の高い土壌が多
い。陶器製作用としては、耐火度に優れているが、粘土
質が少ない。
【0025】ジャーガルは、良質のものは耐火度も粘り
もあるが、深層部にしか存在しない。浅い層のものは、
さらさらして、成形し難い。
【0026】オニイタ土は、耐火度は強く、粘りが少な
いが、瓶の通気性に欠かすことのできない土である。泡
盛の熟成に用いる瓶は「呼吸をする」というのは、この
オニイタ土の作用である。
【0027】これらの陶土は、何万年もの長い期間、南
国沖縄の強い紫外線に晒されて来たことによって、遠赤
外線の発生がより活発に行なわれる。また、酸化鉄とマ
ンガンの水溶液を加えて混練することで、より効果的に
遠赤外線を発生可能となる。
【0028】本発明では、これらの陶土を前記のような
特定の割合で配合して使用することが特徴である。こう
して、配合した陶土は、3年以上寝かすことによって、
バクテリアの発生で粘りが増すので、作陶が容易にな
る。この場合、酸化鉄3〜5%、マンガン3〜5%の水
溶液を加えて練り込んだり、泡盛を加えることも有効で
ある。そして、水分が蒸発し難いように、カバーを被せ
たり、室内に保存する。
【0029】作陶に際しては、3年以上寝かせた陶土
に、例えば酸化鉄3〜5%、マンガン3〜5%の水溶液
を加えて十分に練り込んで、球体や徳利などの陶器を形
成する。
【0030】このように、十分にこねた粘土で、図1の
ような、球体1、1aおよび徳利3を形成した後、窯に
入れて焼成するが、本発明の場合は、焼成条件も遠赤外
線の発生を左右する。
【0031】すなわち、燃焼炎に送風して十分な酸素を
供給しながら焼成する酸化焼成と、燃焼炎を維持するの
に必要最小限の酸素を供給することで、不完全燃焼させ
る還元焼成とがある。酸化焼成は、通常1180〜12
00℃程度の温度で、8〜10時間程度かけて焼成す
る。この場合、完成後の製品の収縮率は1.5〜2.0
%程度である。
【0032】これに対し、還元焼成は、1200〜12
50℃程度の高温で、10〜24時間程度かけて焼成す
る。しかしながら、目的の温度に達した時に、温度を上
げずに一定の温度で、時間をかけて焼成するネラシは、
酸化焼成の場合が1〜2時間程度であるのに対し、還元
焼成の場合は、ネラシ時間が長く、3〜5時間程度が普
通である。還元焼成は、高温で焼成するため、遠赤外線
の発生に適しており、また収縮率が高く、2〜3%程度
である。
【0033】本発明では、還元焼成だけでも良いが、還
元焼成と酸化焼成を約1時間おきに交互に繰り返すのが
効果的である。すなわち、交互に、十分な送風を行なっ
たり、少なくしたりする。
【0034】図2は遠赤外線を発する容器の中に遠赤外
線を発する球体を内蔵した容器であり、徳利3の中に、
図1のような球体1または球体1aが複数個(例えば8
個)入れてある。徳利3の開口4の内径dが球体1の外
径Dより大きいと、球体1が開口4から脱落し、使って
いる間に、球体が次第に減少している恐れがある。これ
を防止するために、徳利3の開口4の内径dが球体1の
外径Dより小さくなるように製造されている。
【0035】図3はこのような製造方法を工程順に示し
た縦断面図である。まず(1)のように、ろくろを用い
て、前記のような組成の粘土で徳利3などの下半分を形
成しておく。次いで、球体を複数個入れるが、この場合
は、焼成前の生の状態の球体1nを入れる。
【0036】そして、(2)のように上側を徐々に絞
り、最後に、(3)のように開口部を仕上げるが、この
場合、開口部4の内径dが、球体1nの外径Dより小さ
くなるまで、首部を絞ることが肝要である。こうして、
未焼成の球体1nの入った、未焼成の徳利3nが完成す
る。
【0037】この後は、48時間程度、大気中に放置し
て乾燥させた後、焼成炉に入れて、前記のように酸化焼
成と還元焼成を約1時間ごとに交互に行なう。この場
合、徳利3nも内部の複数の球体1nも同時に焼成され
るため、徳利3も球体1も、遠赤外線を効果的に発生す
る製品となる。
【0038】以上のようにして製造した液体容器には、
8個程度の球体1または1aが入れてあるので、中に入
れた液体は、液体容器の内面とも接するが、内部の複数
個の球体の表面とも接するので、遠赤外線を発する陶器
表面との接触面積が大きく、その結果、遠赤外線の効果
をより効果的に吸収できる。そのため、内部に泡盛など
を入れた場合は、その熟成が促進され、5分以上で効果
が現れる。遠赤外線効果を得る場合、容器を動かして内
部の液体を揺らすのが効果であるが、内部の球体が転動
しやすいため、内部の泡盛を揺らすのに適している。
【0039】次に各種の実験結果を紹介する。酒に関心
のある人の協力を得て、普通の泡盛(43度)を図2の
徳利3に入れて2週間おいた早期熟成の泡盛と、市販の
5年古酒の泡盛とを、目隠しをした10名に飲ませた結
果、8名は前者が古酒と答え、2名が後者が古酒と答え
た。
【0040】また、ある主婦の体験では、サラダ油で天
ぷらを揚げる場合、通常は2回程度しか使えないが、サ
ラダ油に図1(2)の孔空き球体1aを10個入れて天
ぷらを揚げた場合だと、5回も使用できた。
【0041】生け花の水は、通常は1週間程度しかもた
ないが、図1(2)の孔空き球体1aを10個入れた場
合は、3週間以上も使用できた、という報告を受けてい
る。
【0042】図1(2)の孔空き球体1aの上に、煙草
を5分間載せておいただけで、まろやかさを感じた、と
いう人が何人もいた。
【0043】豊見城村の竹越メガネ店の社長の協力を得
て、5トンの水タンクに円筒状の遠赤外線発生器を50
個入れておき、その水を飲料として使用してもらったと
ころ、1ケ月後に電話が来て、「自分の子供のアトピー
が治り、その水の味も非常に良い」との報告を受けた。
なお、試用した遠赤外線発生器は、厚さ1.5cm、上端
の直径が15cm、下端の直径が10cm、高さ20c
mのテーパ状であり、側壁に多数の貫通孔を開けてあ
る。原料土と焼成方法は、前記の球体や徳利の場合と全
く同じである。
【0044】厚さ1.5〜2.0cm、縦横20×25
cm程度の遠赤外線を発生する陶板を割烹料理店の魚の
上に載せておくと、魚の鮮度が維持でき、匂いも消え、
シソの葉の色も鮮やかなままであった。
【0045】豊見城村字豊見城の「せせらぎ公園」で実
験中であるが、通常サイズの湯飲みの底を開けたような
円筒状の遠赤外線発生器を10用いたところ、池の藻の
発生が、通常の4分の1に減少している。
【0046】このような評判が次第に広まり、酒好きな
人達の協力を得て、悪酔いしないか、実体験をしてもら
ったところ、良い結果が得られた。
【0047】以上のように、本発明の球体や液体容器を
用いると、各種の液体に効果的に作用するので、徳利だ
けでなく、水差しや瓶、その他の液体用の容器に応用で
きる。
【0048】
【発明の効果】請求項1のように、少なくとも赤土、ク
チャ、マージ、ジャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄
とマンガンの水溶液で混練してなる粘土で形成した球体
を、還元焼成と酸化焼成を交互に行なってなる球体は、
遠赤外線を効果的に発するため、泡盛や飲料水などに浸
漬しておくと、泡盛などのような焼酎の熟成促進や水質
改善などの効果が得られる。
【0049】請求項2のように、少なくとも赤土、クチ
ャ、マージ、ジャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄と
マンガンの水溶液で混練してなる粘土を用いて、徳利な
どのような液体容器を形成し、還元焼成と酸化焼成を交
互に行なってなる液体容器に、泡盛や飲料水を入れてお
くと、焼酎の熟成促進や水質改善などの効果が得られ
る。
【0050】請求項3によると、複数個の球体が入って
いる液体容器を、少なくとも赤土、クチャ、マージ、ジ
ャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガンの水溶
液で混練してなる粘土を用いて形成し、還元焼成と酸化
焼成を交互に行なって製造されているため、泡盛や飲料
水を入れておくと、焼酎の熟成促進や水質改善などの効
果が得られる。また、複数の球体が入っているため、遠
赤外線発生部と液体との接触面積が増え、より効果的に
熟成促進や水質改善などが行なわれる。
【0051】請求項4によると、焼成する前に液体容器
の中に複数個の球体を入れて、同時に焼成するため、製
造が容易である。また、液体容器の製造時に、複数の球
体を入れてから、開口部を絞っているため、球体が脱出
できない構造を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による遠赤外線を発する球体と徳利の
側面図である。
【図2】 遠赤外線を発する球体を内蔵した遠赤外線を
発する容器の側面図である。
【図3】 図2の液体容器の製造方法を工程順に示した
縦断面図である。
【符号の説明】
1、1a 球体 1n 焼成前の球体 2 貫通孔 3 徳利 3n 焼成前の徳利 4 開口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも赤土、クチャ、マージ、ジャ
    ーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガンの水溶液
    で混練してなる粘土で形成した球体を、還元焼成と酸化
    焼成を交互に行なってなることを特徴とする遠赤外線を
    発する球体。
  2. 【請求項2】 少なくとも赤土、クチャ、マージ、ジャ
    ーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガンの水溶液
    で混練してなる粘土で、徳利などのような液体容器を形
    成し、還元焼成と酸化焼成を交互に行なってなることを
    特徴とする遠赤外線を発する液体容器。
  3. 【請求項3】 徳利などのような液体容器の中に複数個
    の球体が入っており、しかも前記の液体容器の開口部の
    内径が前記球体の外径より小さくなっており、前記の液
    体容器と球体が、少なくとも赤土、クチャ、マージ、ジ
    ャーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガンの水溶
    液で混練してなる粘土で形成した後、還元焼成と酸化焼
    成を交互に行なってなることを特徴とする遠赤外線を発
    する液体容器。
  4. 【請求項4】 少なくとも赤土、クチャ、マージ、ジャ
    ーガルおよびオニイタ土を、酸化鉄とマンガンの水溶液
    で混練してなる粘土で、徳利などのような液体容器を形
    成し、その中に、前記粘土とほぼ同じ組成の粘土で形成
    した球体を複数個入れた後、ろくろを用いて、前記の液
    体容器の開口部の内径が前記球体の外径より小さくなる
    まで絞った状態で、還元焼成と酸化焼成を交互に行なう
    ことを特徴とする遠赤外線を発する液体容器の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019039479A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 岡田 益男 陶磁器製容器に収容された液体構成成分の蒸発を制御する方法、および陶磁器製容器

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WO2019039479A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 岡田 益男 陶磁器製容器に収容された液体構成成分の蒸発を制御する方法、および陶磁器製容器
JP2019038702A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 岡田 益男 陶磁器製容器に収容された液体構成成分の蒸発を制御する方法、および陶磁器製容器

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