JP2000190997A - 2口口栓付き軟包装袋 - Google Patents

2口口栓付き軟包装袋

Info

Publication number
JP2000190997A
JP2000190997A JP10370857A JP37085798A JP2000190997A JP 2000190997 A JP2000190997 A JP 2000190997A JP 10370857 A JP10370857 A JP 10370857A JP 37085798 A JP37085798 A JP 37085798A JP 2000190997 A JP2000190997 A JP 2000190997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
fitted
sampling
peripheral surface
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10370857A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadasuke Kojima
忠祐 小島
Hiroyuki Mizuma
博之 水間
Jun Fujiki
純 藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP10370857A priority Critical patent/JP2000190997A/ja
Publication of JP2000190997A publication Critical patent/JP2000190997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】二つの口栓を要する排液バッグ等において、口
栓とバッグの貼着部が液漏れ防止性に優れ、注入口栓と
注入用チューブとの接続嵌合性(密着性)に富み、かつ
製造コストに優位な2口口栓付き軟包装袋を提供するこ
とにある。 【解決手段】シール用台座40の一端に、上方内部に円
柱状突き刺し性樹脂体70を嵌合し、上部外周面に嵌合
凸部22bを有するサンプリング口栓本体22に、天板
に円形孔24aがあり内周面下部に嵌合凸部24bが施
されたキャップ部24が嵌合されてなるサンプリング口
栓20と、他の一端に、外周面に雄ねじ14aを有する
円筒状ノズル部14を内周面に雌ねじ12aを有する注
入口栓本体12に螺着してなる注入口栓10とを設けて
なり、前記注入口栓本体12に嵌合される円筒状ノズル
部14がポリカーボネート樹脂で成形されてなる2口口
栓付き軟包装袋としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用薬液の排液
を注入保存する排液バックに関するものであり、特に、
その口栓構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば人工腎臓での透析で排
出される排液を収納するためのプラスチックフィルム製
の排液バッグが知られ、この排液バッグには、周縁に排
液を流入させる注入口栓が設けられている注入口栓付き
排液バッグがあり、さらに排液バッグ内の排液を検査す
るためのサンプリング口栓が付加されている2口口栓付
き排液バッグもあった。
【0003】上記注入口栓は、例えばこの注入口栓に接
続嵌合されている塩化ビニル製のチューブを通して排液
を流入させるためのもので、塩化ビニル製のチューブの
接続嵌合性(密着性)に優れたポリカーボネート樹脂製
のものが有用とされていた。また、上記サンプリング口
栓は、流入収納された排液をシリンジ針で突き刺しサン
プリング収集し、そのサンプリング液を定期的に検査す
るためのもので、最内層がヒートシール性に優れている
ポリプロピレンフィルムやポリエチレンフィルムでなる
バッグ(袋)とのヒートシール貼着適性を考慮して、ポ
リエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂製のものが使用さ
れていた。従って、従来の2口口栓付き排液バッグで
は、これら二つの口栓は、別々に成形(射出成形法によ
る)され、さらに排液バッグの周縁に個々に、別々にシ
ールされて設けられているものであった。
【0004】しかしながら、上記のように、二つの口栓
が別々にシール貼着されたものでは、レトルト殺菌時に
おけるシール貼着部、特にポリカーボネート製の注入口
栓のシール貼着部での液漏れ防止性(接着性)に不安定
さがあり、かつ両口栓毎に射出成形すると言う製造上の
コストに問題のあるものであった。
【0005】上記のシール貼着部での液漏れ防止性につ
いてさらに説明すると、注入口栓の台座部に排液バッグ
の周縁をヒートシールして貼着するが、前述のように、
ポリ塩化ビニル製のチューブとの接続嵌合性(密着性)
の良いポリカーボネート製の注入口栓の台座部と最内層
がポリプロピレン製の排液バッグとのヒートシール性に
は問題のあるものであった。
【0006】さらに、注入口栓とサンプリング口栓の2
箇所をヒートシールするのでそれだけ液漏れの危険性が
増すことになるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、二つの口栓(注入口栓とサンプリング口栓)を
必要とする排液バッグなどにおいて、口栓とバッグの貼
着部が液漏れ防止性に優れ、注入口栓と注入用チューブ
との接続嵌合性(密着性)に富み、かつ製造コストに優
位な2口口栓付き軟包装袋を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、軟質合成
樹脂製チューブが接続嵌合される注入口栓とシリンジ針
によりサンプリングするサンプリング口栓とを周縁シー
ル部に要する2口口栓付き軟包装袋において、シール用
台座の一端に、上方内部に円柱状突き刺し性樹脂を嵌合
し、上部外周面に嵌合凸部を有するサンプリング口栓本
体に、天板に円形孔があり内周面下部に嵌合凸部が施さ
れたキャップ部が嵌合されてなるサンプリング口栓と、
他の一端に、下部周面に雄ねじまたは雌ねじを有する円
筒状ノズル部を内周面に前記円筒上ノズル部の下部周面
と螺着するねじを有する注入口栓本体とからなる注入口
栓とを設けてなることを特徴とする2口口栓付き軟包装
袋としたものである。
【0009】また、請求項2の発明では、前記注入口栓
本体に嵌合される円筒状ノズル部がポリカーボネート樹
脂で成形されてなることを特徴とする請求項1記載の2
口口栓付き軟包装袋としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて詳細に説明する。本発明の2口口栓付き軟包装袋
は、図1に示すように、軟質合成樹脂製チューブ(5
0)が接続嵌合される注入口栓(10)とシリンジ針
(60)によりサンプリングするサンプリング口栓(2
0)とを周縁シール部(80)に有する2口口栓付き軟
包装袋(1)であって、図2(a)に示すように、シー
ル用台座(40)の一端(図2(a)、(b)では左
側)に、上部外周面に嵌合凸部(22b)を有するサン
プリング口栓本体(22)に、天板に円形孔(24a)
があり下部内周面に嵌合凸部(24b)が施されたキャ
ップ部(24)が嵌合され、該サンプリング口栓本体
(22)上方内部に、図3に示すような円柱状突き刺し
性樹脂体(70)を嵌合してなるサンプリング口栓(2
0)を有し、他の一端(図2(a)、(b)では右側)
に、外周面に雄ねじ(14a)を有する円筒状ノズル部
(14)を、上部内周面に雌ねじ(12a)を有する注
入口栓本体(12)に螺着してなる注入口栓(10)と
を設けてなるものである。
【0011】前記円筒状ノズル部(14)は、注入口栓
本体(12)に内嵌合するだけでなく、円筒状ノズル部
(14)の下部内周面に雌ねじ、注入口栓本体(12)
の上部外周面に雄ねじを設けた外嵌合としてもよい。
【0012】上記のように、一つのシール用台座(4
0)に注入口栓(10)とサンプリング口栓(20)を
設けた構造としたので、まず、シール用台座(40)と
注入口栓本体(12)とサンプリング口栓本体(22)
をヒートシール性に優れたポリプロピレン樹脂等を1個
の射出成形用金型で一体成形が可能となり、製造コスト
の低減と生産性の向上に貢献することができる。
【0013】さらに、上記シール用台座(40)と軟包
装袋(バッグ)とのヒートシールが容易で、しかも図1
に示すように、1箇所のヒートシール貼着部(82)と
なるので、特にレトルト殺菌時に於ける液漏れ防止性に
優れた2口口栓付き軟包装袋(1)とすることができる
【0014】また、図2(a)に示すように、上記注入
口栓本体(12)に嵌合される円筒状ノズル部(14)
がポリカーボネート樹脂で成形されてなるものとしたの
で、比較的高価なポリカーボネート樹脂部を最小限とす
ることができ、かつ図1に示すような排液等を注入する
ための軟質合成樹脂製チューブ(50)との接続嵌合性
(密着性)に優れているので、排液等の注入中に軟質合
成樹脂製チューブ(50)が外れるなどの危惧のないも
のとすることができる。
【0015】また、図3に示すように、注入口栓本体
(12)と円筒状ノズル部(14)との螺着で、より密
封性を高めるために、Oリング(16)を嵌合すること
もできる。
【0016】本発明の2口口栓付き軟包装袋(1)を構
成するシール用台座(40)、注入口栓本体(12)お
よびサンプリング口栓本体(22)としては、上記のよ
うに、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂が主とし
て用いられ、射出成形法にて成形される。
【0017】また、本発明の2口口栓付き軟包装袋
(1)のサンプリング口栓(20)を構成するキャップ
部(24)としては、同様にポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂が主として用いられ、射出成形法にて成形
され、この内部に嵌合される円柱状突き刺し性樹脂体
(70)としては、イソプレンゴム、シリコン系ゴム等
が挙げられ、シリンジ針の突き刺し性に優れ、シリンジ
針を抜いた時点で突き刺し孔が塞がる弾力性のあるゴム
系樹脂であればよく、特にこれらに限定するものではな
い。
【0018】また、本発明に係わる軟質合成樹脂製チュ
ーブ(50)としては、軟質塩化ビニル樹脂製が一般的
で、軟質包装袋としては、少なくとも最内層がヒートシ
ール適性のあるポリエチレンフィルムやポリプロピレン
フィルムなどでなる積層体もしくは単層体の周縁をヒー
トシールして得られるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、軟質合成樹脂製チューブが
接続嵌合される注入口栓とシリンジ針によりサンプリン
グするサンプリング口栓とを周縁シール部に要する2口
口栓付き軟包装袋であって、シール用台座の一端に、上
方内部に円柱状突き刺し性樹脂を嵌合し、上部外周面に
嵌合凸部を有するサンプリング口栓本体に、天板に円形
孔があり内周面下部に嵌合凸部が施されたキャップ部が
嵌合されてなるサンプリング口栓と、他の一端に、下部
周面に雄ねじまたは雌ねじを有する円筒状ノズル部を上
部周面に前記円筒状ノズル部の下部周面と螺着するねじ
を有する注入口栓本体とからなる注入口栓とを設けてな
り、一つのシール用台座に注入口栓とサンプリング口栓
を設けた構造としたので、まず、シール用台座と注入口
栓本体とサンプリング口栓本体をヒートシール性に優れ
たポリプロピレン樹脂等を1個の射出成形用金型で一体
成形が可能となり、製造コストや材料コストの低減と生
産性の向上に貢献することができる。
【0020】また、上記注入口栓本体に嵌合される円筒
状ノズル部がポリカーボネート樹脂で成形されてなるも
のとしたので、比較的高価なポリカーボネート樹脂部を
最小限とすることができ、かつ排液等を注入するための
軟質合成樹脂製チューブとの接続嵌合性(密着性)に優
れているので、排液等の注入中に軟質合成樹脂製チュー
ブが外れるなどの危惧のないものとすることができる。
【0021】従って本発明は、人工透析等での排液を収
納する排液バッグなどへの用途として、優れた実用上の
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2口口栓付き軟包装袋の一実施の形態
を説明する概念図である。
【図2】本発明の2口口栓付き軟包装袋を構成する2口
口栓の一実施の形態を説明するもので、(a)は、側断
面図である。(b)は、上面図である。
【図3】本発明の2口口栓付き軟包装袋を構成する2口
口栓の部分成形物の一実施の形態を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥2口口栓付き軟包装袋 10‥‥注入口栓 12‥‥注入口栓本体 12a‥‥雌ねじ 14‥‥円筒状ノズル部 14a‥‥雄ねじ 16‥‥Oリング 20‥‥サンプリング口栓 22‥‥サンプリング口栓本体 22b‥‥サンプリング口栓本体の外周面の嵌合凸部 24‥‥キャップ部 24a‥‥キャップ天板の円形孔 24b‥‥キャップ部内周面の嵌合凸部 40‥‥シール用台座 50‥‥軟質合成樹脂製チューブ 60‥‥シリンジ針 70‥‥円柱状突き刺し性樹脂体 80‥‥周縁シール部 82‥‥ヒートシール貼着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA05 BA21 BA26 BA30 BA35 EA01 EA30 FA04 HR10 4C077 AA05 BB01 DD12 DD24 KK17 KK21 KK25 PP08 PP18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質合成樹脂製チューブが接続嵌合される
    注入口栓とシリンジ針によりサンプリングするサンプリ
    ング口栓とを周縁シール部に要する2口口栓付き軟包装
    袋において、シール用台座の一端に、上方内部に円柱状
    突き刺し性樹脂体を嵌合し、上部外周面に嵌合凸部を有
    するサンプリング口栓本体に、天板に円形孔があり内周
    面下部に嵌合凸部が施されたキャップ部が嵌合されてな
    るサンプリング口栓と、他の一端に、下部周面に雄ねじ
    または雌ねじを有する円筒状ノズル部を上部周面に前記
    円筒状ノズル部の周面と螺着するねじを有する注入口栓
    本体とからなる注入口栓とを設けてなることを特徴とす
    る2口口栓付き軟包装袋。
  2. 【請求項2】前記注入口栓本体に嵌合される円筒状ノズ
    ル部がポリカーボネート樹脂で成形されてなることを特
    徴とする請求項1記載の2口口栓付き軟包装袋。
JP10370857A 1998-12-25 1998-12-25 2口口栓付き軟包装袋 Pending JP2000190997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10370857A JP2000190997A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 2口口栓付き軟包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10370857A JP2000190997A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 2口口栓付き軟包装袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000190997A true JP2000190997A (ja) 2000-07-11

Family

ID=18497721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10370857A Pending JP2000190997A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 2口口栓付き軟包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000190997A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198255B2 (en) 2002-07-25 2007-04-03 Senko Medical Instrument Mig. Co., Ltd. Liquid bag, liquid bag mouth member, and method of producing the same
JP2020503217A (ja) * 2016-12-30 2020-01-30 デイリー テク,インコーポレイテッド 接合中央部分を付帯した貯蔵袋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198255B2 (en) 2002-07-25 2007-04-03 Senko Medical Instrument Mig. Co., Ltd. Liquid bag, liquid bag mouth member, and method of producing the same
JP2020503217A (ja) * 2016-12-30 2020-01-30 デイリー テク,インコーポレイテッド 接合中央部分を付帯した貯蔵袋

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5569235A (en) Valve and valved container for use with a syringe fitting
US6752295B2 (en) Dispenser drain attachment for flowable media
US5219337A (en) Liquid chemicals injector having a liquid container and catheter
JP2000190997A (ja) 2口口栓付き軟包装袋
KR200452452Y1 (ko) 보조마개가 구비된 수액백용 배액포트
CN106580695B (zh) 一种兽药用输液组合盖
CN213503762U (zh) 一种消毒冲洗软瓶密封塞
JPH0415219Y2 (ja)
JPH063601Y2 (ja) 医療用容器の口部
JPH0397450A (ja) 真空採血管
CN216798442U (zh) 一种高流量湿化罐
CN206013394U (zh) 瓶盖
CN205549009U (zh) 一种贴膜盖
KR200444892Y1 (ko) 수액백용 포트
KR200306891Y1 (ko) 화장품 용기
JP2004051126A (ja) 低開閉トルクで高密封なキャップ
CN215460760U (zh) 一种预充式注射器
JP3113429B2 (ja) 低粘度液体用複合容器
JPH054835Y2 (ja)
CN219896373U (zh) 一种挤压式冲洗器
CN215400379U (zh) 一种用于液体包装袋的塑料焊接接头
CN210904341U (zh) 血嘴密封结构
KR100648437B1 (ko) 수액팩용 밀봉캡
CN208372208U (zh) 血液灌流器小帽
JPH0226507Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050816