JP2000190763A - 幼児用安全椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は自動車のシートの上に設けるチャイ
ルドシート（以下、幼児用安全椅子という）に関するも
のであり、一層詳しくは、幼児の身体を４点支持式に保
護することにより、従来より安全性が一層向上された幼
児用安全椅子に関するものである。 【解決手段】 本発明の幼児用安全椅子は、幼児の一方
側の肩部（Ｐ１）と尻部（Ｐ２）とを２点支持とし、他
方側の肩部（Ｐ３）と尻部（Ｐ４）とを２点支持とする
一対の４点式ベルト（Ｖ１）（Ｖ２）と；幼児の睾丸に
触らないように湾曲または折曲されるようにシート部
（２）に形成される支持台（１００）と；前記支持台
（１００）と一体に形成されて自動車の衝突の時に幼児
の腹部および胸部を保護するための胸部保護台（２０
０）と；前記ベルトの腰部の支点に形成される締結手段
（３００）から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は幼児を安全に座らせ
るため、自動車のシートの上に設ける幼児用安全椅子に
関するものであり、特に自動車の事故の時、幼児の身体
が慣性力によって安全椅子から離脱されることを防止す
るために安全ベルトを４点支持式に固定することによ
り、男児の重要な部分、即ち睾丸を保護するようにした
幼児用安全椅子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般的に、自動車の事故の時に幼児を保
護するための幼児用安全椅子が国内・外に多く出願され
た。

【０００３】その中、一例として日本のアップリカ葛西
株式会社が特許を出願して公告された韓国特許公報第９
６−１２６１２号「自動車用子供安全シート」が知られ
ている。

【０００４】前記のように公告された「自動車用子供安
全シート」を図１を参照して説明すると、幼児の尻部に
接するシート面を提供するシート部（２）と、幼児の背
部を支える背あて部（３）と、幼児の両側の肩部に設け
られる一対のベルト（Ｖ１）（Ｖ２）と、幼児の股間に
位置して前記シート部（２）から上方に延びられる股部
ベルト（４）と前記股部ベルト（４）の端部に設けら
れ、前記ベルト（Ｖ１）（Ｖ２）から移動可能に設けら
れる差し込み金具（１１）が締め結ばれるためのバック
ル（１０）が設けられるクッション材（２０）から構成
されていた。

【０００５】しかし、こうした構成の従来の安全椅子
は、両側の肩部（Ｐ１）（Ｐ２）と両側の腰部（Ｐ３）
（Ｐ４）、そして股間を通す股部ベルト（Ｐ５）によ
り、５点支持式に幼児が保護・支持されていたので、自
動車が急ブレーキや大略５０ｋｍ／ｈの速度で衝突およ
び追突の事故に遭った時、男児の場合、図２に示したよ
うに股間を通す股部ベルト（４）が男児の重要な部分、
即ち睾丸に衝撃的にぶっつけられているので、これによ
って子供が危害を受ける虞がある。

【０００６】さらに、図３に図示された３点支持式の幼
児用安全椅子の場合、また同様に正面の衝突の時に男児
は前方から離脱しようとする慣性力によって図２に図示
されたように男児の生殖器が衝撃的にぶっつかるなど、
非常に危険な状態に至る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決するためのものであり、幼児が安全椅子か
ら離脱されることを防止するためのベルトを４点支持式
とし、この時幼児の股部に設けられる股部ベルトを取り
除いたや、男児の睾丸が触らないようにした構造を採択
することにより、男児の場合に睾丸を保護することがで
きるようにするところにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明においては、こう
した前記の目的を達成するため、幼児の一方側の肩部と
尻部を２点支持とし、他方側の肩部と尻部を２点支持と
する一対の４点式ベルトと；前記４点式ベルトに連結さ
れて自動車の衝突の時に幼児の腹部および胸部を保護す
るための胸部保護台と；一方側が硬化材質からなって前
記胸部保護台の中央に連結すると共に、シート部の前方
に湾曲または折曲されて他方側がシート部の外側に固定
される支持台と；前記ベルトの腰部の支点に形成される
締結手段となることを特徴とする。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明による４点支持式の男児用安全椅子の構成および
作用を詳しく説明する。

【００１０】先ず、下記に言及されるベルトは図示して
いないリトラックタ、即ちベルトを巻き取る装置によっ
て容易に巻き取られることができるように内装・設置さ
れる。

【００１１】（実施例１）本発明は図４に図示されたよ
うに、幼児の一方側の肩部（Ｐ１）と尻部（Ｐ２）とを
２点支持とし、他方側の肩部（Ｐ３）と尻部（Ｐ４）と
を２点支持とする一対の４点式ベルト（Ｖ１）（Ｖ２）
と；幼児の睾丸が触らないように湾曲または折曲される
ようにシート部（２）に形成される支持台（１００）
と；前記支持台（１００）と一体に形成され、自動車の
衝突の時に幼児の腹部および胸部を保護するための胸部
保護台（２００）と；前記ベルトの腰部の支点に形成さ
れる締結手段（３００）とすることに技術的構成上の特
徴が与えられる。

【００１２】前記で支持台（１００）は図５に図示され
たように幼児の睾丸の前面に一定の間隔を置き、椅子本
体（１）のシート部（２）から

【００１３】

【式１】 などの多様な形態で湾曲または折曲を形成し、必ず前記
支持台（１００）は胸部保護台（２００）を自立させつ
つ、また子供の股部、特に男児の睾丸部に触っていない
形態ならばどんなものでも可能である。

【００１４】一方、前記支持台（１００）は図５に図示
されたように強度が優れた金属材（１１０）からなり、
前記胸部保護台（２００）の正面に形成された合成樹脂
射出物（２１０）と締結手段（図示していない）とによ
って分離・結合可能になり、前記支持台（１００）およ
び胸部保護台（２００）の外部はウレタン、スポンジま
たは発泡材などの衝撃吸水材（２２０）が塗布される。

【００１５】この時、前記のように湾曲または折曲され
た支持台（１００）を胸部保護台（２００）の中央部分
に形成されているバックルに隣接して固定させた後、こ
れらの裏面を織物で完全に覆うことにより、弱い幼児の
皮膚がウレタンなどに接触されて皮膚トラブルを起こす
ことを防止し、また前記胸部保護台（２００）は支持台
（１００）によって自立され、自動車の事故の時に上方
に上昇されることを防止するように支持台の内部は強度
が優れた金属材（１１０）とするのが望ましい。

【００１６】さらに、前記締結手段（３００）は図４ま
たは図６に図示されたように、胸部保護台（２００）の
中央にそれぞれ対応するように形成されるバックル（３
１０）（３１０′）と、前記バックルに締め結ばれるた
めのベルト（Ｖ１）（Ｖ２）の腰部の支点に形成される
差し込み金具（３２０）（３２０′）と、前記バックル
に締め結ばれた差し込み金具（３２０）（３２０′）を
取り外すためのバックルボタン（３３０）から構成され
る。

【００１７】前記のように構成される本発明の幼児用安
全椅子は、図４に図示されたように肩部ベルト（Ｖ１）
（Ｖ２）は幼児の肩部を保護・支持し、腰部の支点のベ
ルトで胸部保護台（２００）を押すようにすることによ
り、幼児の腰部を背あて部（３）に密着させて車両の急
ブレーキや衝突および追突の時、子供が前方に傾ける場
合、背あて部（３）から離脱しようとする傾向を減らす
ことができると共に、支持台（１００）は胸部保護台
（２００）の設置の位置を子供の胸部と腹部の近くとに
位置するようにして前記胸部保護台（２００）は両側の
横が子供の骨盤部を覆うことができるようにし、子供が
受けられる衝撃を全身に均等に分散させていずれかの一
所に大きい衝撃が加害されることがないようにし、また
子供の睾丸の前方に位置される支持台（１００）はその
形状が前方に湾曲された形態からなって男児の重要な部
分、即ち睾丸が図７に図示されたように、自動車の事故
の時、前記支持台（１００）に衝撃的にぶっつかること
を防止することができる。

【００１８】さらに、図８から図１４ａおよび１４ｂは
本発明の幼児用安全椅子の他の実施例を各々示したもの
であり、本実施例と同一な形状および名称に対してはそ
れに対する符号および説明を省略する。

【００１９】（実施例２）図８に図示されたように、幼
児の左側の肩部と尻部の左側面に長さの調節が可能に設
けられる２点式ベルト（Ｖ１）と右側の肩部ベルト（Ｖ
２）とは幼児の腹部および胸部を保護するための胸部保
護台（２００）に固定され、前記胸部保護台は支持台を
兼ねた腰部ベルト（１２０）によって固定され、前記他
の一つのベルト（Ｖ１）は差し込み金具（３２０）が形
成されて胸部保護台（２００）に形成されたバックル
（３１０）に締め結ばれるように構成される。

【００２０】一方、前記支持台を兼ねた腰部ベルト（１
２０）は高弾性力を有する金属材であり、前記胸部保護
台（２００）内のバックル支持部（２３０）の一端に接
合手段によって一体に固定され、前記右側の肩部ベルト
（Ｖ２）の一端がバックル支持部（２３０）に形成され
た差込み穴（２３１）に差込まれて固定され、他方側の
ベルトは図示していないリトラックタに連結される。

【００２１】この時、前記胸部保護台（２００）は支持
台（１００）の弾性力によって平常時には一方側に立て
て設けられているが、使用時には図８に図示されたよう
な状態を維持する。

【００２２】したがって、前記のように構成される安全
椅子は幼児の左側の肩部ベルト（Ｖ１）が差し込み金具
（３２０）を通して左側の腰部ベルト（Ｖ３）に延びら
れて一つのバックル（３１０）に着脱可能な形態にな
り、前記バックル支持部（２３０）と胸部保護台（２０
０）と右側の肩部ベルト（Ｖ２）が一体に形成され、前
記腰部ベルト（Ｖ３）に形成された差し込み金具（３２
０）がバックル（３１０）に締め結ばれると安全ベルト
の連結状態は全体的に大略「」、「」の形状を成す。
前記支持台（１００）は平常時に右側の腰部ベルトの弾
性力によって胸部保護台（２００）は自立されて幼児を
座る時、尻部の下に敷かれないようにするのが望まし
く、衝突の事故の時に前記胸部保護台が上方に傾けない
ようにする役割を図る。

【００２３】（実施例３）図９に示したように、幼児用
安全椅子（１）の背あて台（３）に設けられた回動軸
（４１０）を支点として前方に回動可能に設けられる安
全ベルト支持台（４００）と；前記安全ベルト支持台
（４００）の両端に幼児の両側の肩部に設けられたベル
ト（Ｖ１）（Ｖ２）を対角線に設け、前記両ベルト（Ｖ
１）（Ｖ２）の一端に腰部ベルト（Ｖ３）が一体に設け
られる。

【００２４】さらに、前記安全ベルト支持台の中、いず
れかの一方または両方に前記安全ベルト支持台の締結手
段（５００）を設けて前記安全ベルト支持台（４００）
を固定するように構成される。

【００２５】この時、前記安全ベルト支持台（４００）
は平面から見て大略「凹」の形状を成し、前記締結手段
（５００）は安全ベルト支持台（４００）に形成される
差し込み金具（５１０）と安全椅子（１）に設けられる
バックル（５２０）からなる。 したがって、前記のよ
うに構成される幼児用安全椅子は図９の２点刷線で示し
たように両肩部ベルト（Ｖ１）（Ｖ２）が大略Ｘ字でず
れるように形成されて安全ベルト支持台の回動軸（４１
０）の内部に図示していないバネのような弾性部材によ
って常に背部あて台（３）の上方に位置しているが、幼
児を座らせた後、前記安全ベルト支持台（４００）を糸
線のように下方に下げると、前記それぞれ交差されたベ
ルト（Ｖ１）（Ｖ２）の間に幼児の頭部が通されて両肩
部に至り、前記安全ベルト支持台（４００）の両端に設
けられる腰部ベルト（Ｖ３）は幼児の腹部に位置される
と共に、前記各々のベルト（Ｖ１）（Ｖ２）は幼児の背
部と腰部とが椅子の背部あて台に密着されるように維持
されると共に、前記安全ベルト支持台（４００）は安全
ベルト支持台の締結手段（５００）によって固定され
る。

【００２６】（実施例４）図１０に示したように、幼児
の左側の肩部ベルト（Ｖ１）と右側の肩部ベルト（Ｖ
２）とをＸ字に交差されるように形成され、前記左側の
肩部ベルト（Ｖ１）から延長・形成される腰部ベルト
（Ｖ３）の一端が椅子本体（１）に一体に固定され、他
端に差し込み金具（３２０′）が形成されて右側バック
ル（３１０′）に締め結ばれ、前記右側の肩部ベルト
（Ｖ２）の一端に形成された差し込み金具（３２０）は
左側バックル（３１０）に各々締め結ばれるように構成
される。

【００２７】即ち、前記左側肩部ベルト（Ｖ１）と腰部
ベルト（Ｖ３）とは大略「Ｌ」字の形状で一体に形成さ
れる。

【００２８】（実施例５）図１１に図示されたように、
幼児の両側の肩部と尻部の両側面とに長さの調節が可能
に設けられる一対の４点式ベルト（Ｖ１）（Ｖ２）と；
前記ベルトの中、左側の肩部ベルト（Ｖ１）に延長・形
成される腰部ベルトの一端に差し込み金具（３２０）が
形成されて右側の椅子本体（１）に形成されたバックル
（３１０）に締め結ばれ、前記一対のバルト（Ｖ１）
（Ｖ２）の中間支点に締結手段（３００）が形成されて
Ｘ字の形態に締め結ばれる。

【００２９】（実施例６）図１２に示したように、幼児
の両側の肩部と尻部の両側面とに長さの調節が可能に設
けられる一対の４点式ベルト（Ｖ１）（Ｖ２）と；前記
ベルトの中、左側の肩部ベルト（Ｖ１）に延長・形成さ
れる腰部ベルト（Ｖ３）の一端に差し込み金具（３２
０）が形成されて右側の椅子本体（１）に形成されたバ
ックル（３１０）に締め結ばれ、前記一対のベルトの中
間支点に締結手段（３００）が形成されてＸ字の形態に
締め結ばれて前記椅子本体（１）の背部あて台（３）に
設けられた回動軸（６１０）を支点として前方に回動可
能に肘掛け台（６００）が設けられる。

【００３０】（実施例７）図１３に図示されたように、
幼児の左側の肩部ベルト（Ｖ１）と右側の肩部ベルト
（Ｖ２）とがＸ字に交差されるように形成され、前記左
側の肩部ベルト（Ｖ１）から延長・形成される腰部ベル
ト（Ｖ３）の一端が椅子本体（１）に一体に固定され、
他端に差し込み金具（３２０）が形成されて右側バック
ル（３１０）に締め結ばれ、前記右側の肩部ベルト（Ｖ
２）の一端に形成された差し込み金具（３２０′）は左
側バックル（３１０′）に各々締め結ばれ、前記椅子本
体（１）の背部あて台（３）に設けられた回動軸（６１
０）を支点として前方に回動可能に肘掛け台（６００）
が設けられる。

【００３１】（実施例８）図１４に図示されたように、
幼児の両側の肩部から垂直に下げてくる肩部ベルト（Ｖ
１）（Ｖ２）と、前記肩部ベルト（Ｖ１）（Ｖ２）の一
端に水平に交差する支持点にミシン手段によって各々設
けられる腰部ベルト（Ｖ３）（Ｖ４）と；前記腰部ベル
トの中、いずれかの一つの腰部ベルト（Ｖ１）はシート
部（２）に固定され、他の腰部ベルト（Ｖ２）は図示し
ていないリトラックタに連結され、前記両腰部ベルト
（Ｖ３）（Ｖ４）は締結手段（３００）によって逆Ｌ状
とＬ状を並列させた形状から締め結ばれる。

【００３２】交通事故の時、腰部ベルトの上に置いた幼
児の上体がはだかったように肩部ベルト（Ｖ１）（Ｖ
２）の間に離脱することを防止するための防止手段（以
下クリップという）（７００）によってそれぞれ集まる
ように設けられる。

【００３３】前記クリップ（７００）は図１５に図示さ
れたように全体的に平らな状態を成し、前記クリップの
一方側にベルト差込み穴（７１０）が形成され、他方側
にベルトクリップ（７２０）が形成される。この時、材
質は高引張強度を有し、前記クリップ（７００）は左側
または右側のベルトに固定され、固定されていない残り
のベルトはいつでも脱・付着が可能なように設けられ
る。

【００３４】さらに、前記実施例の中、差し込み金具が
付着された腰部ベルト（Ｖ３）が巻取り装置によって安
全椅子の内に吸い込まれることにより、幼児を安定的に
安全椅子に密着させて衝突の時に腰部ベルトが上方に上
昇する現状を防止する。

【００３５】

【発明の効果】したがって、本発明の男児用安全椅子
は、従来の５点支持式（股部ベルト有り）から４点支持
式（股部ベルト無し）へ幼児を保護することにより、従
来より一層安全に幼児を保護することができ、特に男児
の重要部分が衝撃を受けることがないようにする長所が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の５点式の幼児用安全椅子を示した斜視
図。

【図２】自動車の事故の時、従来の幼児用安全椅子に座
った幼児の状態を示した図。

【図３】従来の３点式の幼児用安全椅子を示した斜視
図。

【図４】本発明の幼児用安全椅子を示した斜視図。

【図５】本発明の幼児用安全椅子に設けられた支持台の
拡大断面図。

【図６】本発明の胸部保護台およびベルト締結手段を示
した図。

【図７】自動車の事故の時、本発明の幼児用安全椅子に
座った幼児の状態を示した図。

【図８】本発明の幼児用安全椅子の他の実施例を示した
図。

【図９】本発明の幼児用安全椅子のさらに他の実施例を
示した図。

【図１０】本発明の幼児用安全椅子のさらに他の実施例
を示した図。

【図１１】本発明の幼児用安全椅子のさらに他の実施例
を示した図。

【図１２】本発明の幼児用安全椅子のさらに他の実施例
を示した図。

【図１３】本発明の幼児用安全椅子のさらに他の実施例
を示した図。

【図１４】本発明の幼児用安全椅子のさらに他の実施例
を示した図。

【図１５】本発明の幼児用安全椅子の図１４に示した実
施例の要部を説明する図。

【符号の説明】

１……安全椅子、２……シート、３……背部あて台、１
００……支持台、１２０……支持台を兼ねた腰部ベル
ト、２００……胸部保護台、３００……締結手段、３１
０……バックル、３２０……差し込み金具、４００……
安全ベルト支持台、４１０、６１０……回動軸、５００
……安全ベルト支持台締結手段、６００……肘掛け台、
７００……クリップ、７１０……ベルト通し穴、７２０
……ベルトクリップ、Ｖ１、Ｖ２……肩部ベルト、Ｖ
３、Ｖ４……腰部ベルト

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 幼児の一方側の肩部と尻部とを２点支持
   とし、他方側の肩部と尻部とを２点支持とする一対の４
   点式ベルトと；前記４点式ベルトに連結されて自動車の
   衝突の時、幼児の腹部および胸部を保護するための胸部
   保護台と；一方側が硬化材質からなって前記胸部保護台
   の中央に連結すると共に、シート部の前方に湾曲または
   折曲されて他方側のシート部の外側に固定される支持台
   と；前記ベルトの腰部支点に形成される締結手段にする
   ことを特徴とする幼児用安全椅子。
2. 【請求項２】 幼児の左側の肩部と尻部の左側面とに長
   さの調節が可能に設けられる２点式ベルトと右側の肩部
   ベルトは幼児の腹部および胸部を保護するための胸部保
   護台に固定され、前記胸部保護台は支持台を兼ねた腰部
   ベルトによって固定され、前記他の一つのベルトは差し
   込み金具が形成されて胸部保護台に形成されたバックル
   に締め結ばれることを特徴とする幼児用安全椅子。
3. 【請求項３】 幼児用案全椅子の背部あて台に設けられ
   た回動軸を支点として回動可能に設けられる安全ベルト
   支持台と；前記安全ベルト支持台の両端に幼児の両側の
   肩部に設けられた肩部ベルトが対角線に設けられると共
   に、前記両肩部ベルトの一端に腰部ベルトが一体に設け
   られ、前記安全ベルト支持台の中、いずれかの一方また
   は両方に前記安全ベルト支持台を固定または解除可能な
   締結手段が設けられることを特徴とする幼児用安全椅
   子。
4. 【請求項４】 幼児の左側の肩部ベルトと右側の肩部ベ
   ルトとがＸ字に交差されるように形成され、前記左側の
   肩部ベルトから延長・形成される腰部ベルトの一端が椅
   子本体に一体に固定され、他端に差し込み金具が形成さ
   れて右側バックルに、前記右側の肩部ベルトの一端に形
   成された差し込み金具は左側バックルに各々締め結ばれ
   ることを特徴とする幼児用安全椅子。
5. 【請求項５】 幼児の両側の肩部と尻部の両側面とに長
   さの調節が可能に設けられる一対の４点式ベルトと；前
   記ベルトの中、左側の肩部ベルトに延長・形成される腰
   部ベルトの一端に差し込み金具が形成されて右側の椅子
   本体に形成されたバックルに締め結ばれ、前記一対のベ
   ルトの中間支点に締結手段が形成されてＸ字の形態に締
   め結ばれることによって幼児の胸部を保護するようにす
   ることを特徴とする幼児用安全椅子。
6. 【請求項６】 幼児の両側の肩部から垂直に下げてくる
   肩部ベルトと、前記肩部ベルトの一端に水平に交差して
   各々の腰部ベルトと；前記腰部ベルトの中、いずれかの
   一つの腰部ベルトはシート部に固定され、他の腰部ベル
   トはリトラックタに連結され、前記各々の腰部ベルトを
   締め結ぶための締結手段と；幼児の胸部に各々はだかっ
   たように肩部ベルトをそれぞれ集めるためのクリップを
   設けて交通事故の時、腰部ベルトの上の幼児の上体がは
   だかったように肩部ベルトの間に離脱することを防止す
   るようにすることを特徴とする幼児用安全椅子。