JP2000190524A - 弾性体装着装置および弾性体装着方法 - Google Patents
弾性体装着装置および弾性体装着方法Info
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Abstract
た際に、弾性体にしわが生じるのを防止し、かつ弾性体
と容器底面との間に隙間が発生するのを防ぐことができ
る弾性体装着装置を提供する。 【解決手段】 弾性体1を挿入方向と直行する方向から
圧縮部材2で圧縮して圧縮部材2ごと容器5内に挿入
し、容器5を第1押圧部材3で押さえつつ、それよりも
強い力で、第2押圧部材4で弾性体1を容器5側に押圧
することにより、容器5と弾性体1とを同時に挿入方向
に移動させて圧縮部材2から離脱させるようにした。ま
た、ある時点で第1押圧部材3による押圧を解除して、
弾性体1の挿入方向への圧縮量を少なくし、挿入後の弾
性体1の盛り上がりを防ぐようにした。圧縮部材2の両
把持体2a、2bの表面には、弾性体1に対して非粘着
性で摩擦抵抗が小さく、滑りが良くなるように潤滑化処
理が施される。
Description
りも大きな弾性体を装着する技術、たとえばインクジェ
ットプリンタのインクジェットカートリッジ本体(容
器)内に、インクを含浸させるための多孔質の弾性体な
どを挿入して取り付ける技術に属する。
は、インクジェットカートリッジすなわち、記録ヘッド
とインクタンクとを一体化したものを着脱自在に搭載し
たものが普及している。インクジェットカートリッジ
(以下、単にカートリッジともいう。)のインクタンク
部には、多孔質の弾性体からなるインク吸収体が圧縮さ
れた状態で収容されており、このインク吸収体にインク
が含浸されて保持されている。インクは、ノズルの毛細
管力により、インク吸収体による保持力(負圧)に抗し
て記録ヘッド部のインク吐出口に導かれ、そこから液滴
となって記録紙へ向けて吐出される。カートリッジのイ
ンクタンクにインク吸収体を挿入する作業は、当初は人
手によりおこなわれていた。すなわち、インク吸収体を
1つずつ手で押し縮めてインクタンク内に挿入する方法
がとられていた。そして、インク吸収体を挿入したあと
でインクタンク内にインクを注入していた。このように
人手によってインク吸収体をインクタンク内に挿入する
作業は手間がかかるため大量生産には不向きである。ま
た、圧縮に伴う変形によってインク吸収体にしわ(皺)
が生じ、そのしわによる間隙の存在により、インクタン
クの内壁にインク吸収体が良好に密着していない部分が
生じていた。インクタンクの内壁とインク吸収体との間
に、しわなどによる密着不良部分があると、その部分
に、インク吸収体に吸収されないインクによるインク溜
りができてしまう。このようなインク溜りのあるカート
リッジを使用した場合、インクが出なくなくなるまで使
用しても、インク溜りのインクは使われずにインクタン
ク内に残留することになるため、インクタンクに注入し
たインクを有効に使い切ることができない。また、イン
ク溜りによってインクの流れが阻害され、記録ヘッド部
へインクが安定供給されにくくなるため、インクの吐出
が正常に行われなくなり、印字品質の低下を招くことに
もなる。インク吸収体等の弾性体を容器に挿入する公知
技術としては、特開平5-463 号(ウレタンフォームの圧
縮充填方法)公報や特開平7-314731号(吸収体の挿入方
法)公報などにみられるように、圧縮部材(把持枠)に
より弾性体(発泡体)を周囲から圧縮して容器内に挿入
した後、圧縮部材を引き抜くといったものや、特開平9-
141886号(インク吸収体挿入装置)にみられるように、
挿入時にしわやめくれなどを生じさせないように弾性体
ならびに圧縮部材のコーナー部を面取りするといったも
のがある。
5-463 号公報や特開平7-314731号公報に記載の技術で
は、を引き抜く時に、圧縮部材との摩擦力によって弾性
体が圧縮部材と一緒に動いてしまい、弾性体と容器底面
との間に隙間ができやすいといった不具合がある。特開
平9-141886号公報に記載の技術では、弾性体のしわの発
生を抑えるという効果は得られても、弾性体と容器底面
との間の隙間の発生を防ぐことは難しい。そこで本発明
が解決しようとする課題は、インク吸収体などの弾性体
をその寸法より小さい容器内に装着した際に、弾性体に
しわが生じるのを防止し、かつ弾性体と容器底面、すな
わち弾性体の挿入方向先端面が対面する容器内面との間
に隙間が発生するのを防ぐことができる弾性体装着装置
および弾性体装着方法を提供することにある。
に、請求項1記載の発明では、弾性体をそれよりも容積
の小さい容器内に挿入して取り付けるための装置におい
て、前記弾性体を挿入方向と直交する方向から圧縮し、
当該弾性体とともに前記容器内に挿入される圧縮部材
と、前記圧縮部材が挿入された状態の前記容器を、前記
挿入方向と反対向きに押圧する第1押圧部材と、前記圧
縮部材に圧縮された状態で保持された前記弾性体を、前
記挿入方向に押圧する第2押圧部材と、を備え、前記弾
性体を前記圧縮部材で圧縮して当該圧縮部材ごと前記容
器内に挿入し、前記第1押圧部材で当該容器を押圧しつ
つ、それよりも強い力で前記第2押圧部材により当該弾
性体を押圧することにより、当該容器と当該弾性体とを
同時に前記押圧方向に移動させて前記圧縮部材から離脱
させるように構成したことを特徴としている。また、請
求項2記載の発明は、請求項1記載の弾性体装着装置に
おいて、前記容器、前記弾性体、前記第1押圧部材、前
記第2押圧部材のうちの少なくとも1つを検知対象とし
て、その移動位置を検知する検知手段を更に備え、当該
検知対象が所定の位置に移動したときに、前記第1押圧
部材による前記容器の押圧を解除するように構成したこ
とを特徴としている。また、請求項3記載の発明は、請
求項1または2記載の弾性体装着装置において、前記第
1押圧部材と前記第2押圧部材とで前記容器と前記弾性
体とを押圧している状態における当該弾性体の反発力を
計測する計測手段を更に備え、前記反発力の計測値が所
定の値を超えたときに、前記第1押圧部材による前記容
器の押圧を解除するように構成したことを特徴としてい
る。また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいず
れか1つに記載の弾性体装着装置において、前記第1押
圧部材と前記第2押圧部材とで前記容器と前記弾性体と
を押圧しつつ、一方の押圧部材の前記挿入方向への移動
量あるいは移動速度に応じて、もう一方の押圧部材の同
方向への移動量あるいは移動速度を制御できるように構
成したことを特徴としている。また、請求項5記載の発
明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の弾性体装着
装置において、前記圧縮部材を前記容器内にて開放した
後、すなわち、前記弾性体の反発力で自然に押し開かれ
る状態にした後、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部
材による押圧を開始するように構成したことを特徴とし
ている。また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1つに記載の弾性体装着装置を用い、弾性体を
挿入方向と直交する方向から圧縮部材で圧縮して、当該
圧縮部材ごと前記容器内に挿入した後、当該容器を前記
挿入方向と反対向きに第1押圧部材で押圧しつつ、それ
よりも強い力で、当該弾性体を前記挿入方向から第2押
圧部材で押圧することにより、当該容器と当該弾性体と
を同時に前記押圧方向に移動させて前記圧縮部材から離
脱させるようにしたことを特徴としている。
づいてより詳細に説明する。図1は本発明に係る弾性体
装着装置の一構成例の概略を示した全体斜視図、図2は
図1に示す装置の動作説明図である。図中、1は弾性
体、2は圧縮部材、3は第1押圧部材、4は第2押圧部
材、5は容器である。圧縮部材2は水平断面が略コ字形
の一対の把持体2a、2bからなる。把持体2a、2b
は、図1に示すように、空気圧式のクランプ機構6の一
対の水平駆動部に各々取り付けられており、クランプ機
構6を駆動することにより、所定の高さ位置にて水平方
向に互いに対称的に近接および離間移動される。圧縮部
材2の寸法および形状は、図2に示すように、両把持体
2a、2b間にて弾性体1を側面から均一に圧縮でき、
かつ両把持体2a、2b同士を当接させた状態で容器5
内に挿入できるように設定されている。両把持体2a、
2bは金属製であり、その表面には、弾性体1に対して
非粘着性で摩擦抵抗が小さく、滑りが良くなるようにフ
ッ素コーティング、ドライルーブ処理が施されている。
第1押圧部材3は、図1に示すように、上下方向に伸縮
する空気圧式の第1シリンダ機構7の伸縮ロッド7a、
7aの上端部に片持ち支持されて圧縮部材2の上方に配
置されている。第1押圧部材3は、伸縮ロッド7a、7
aを縮長側に駆動させることにより、図2に示すよう
に、圧縮部材2が挿入された状態で保持されている容器
5の上面に当接して、容器5を上方から所定の押圧力F
1で押圧する。
縮部材2の下方に設けられた上下方向に伸縮する空気圧
式の第2シリンダ機構8の伸縮ロッド8a、8aの上端
に取り付けられている。第2押圧部材4は、両把持体2
a、2b同士を接合させた状態、すなわち弾性体1を圧
縮した状態にある圧縮部材2内に下方から挿入でき、か
つ側面のほぼ全体を圧縮部材2の内壁に接触させつつ上
下移動できるように、その寸法および形状が設定されて
いる。第2押圧部材4は、伸縮ロッド8a、8aを伸張
側に駆動させることにより、図2に示すように、圧縮部
材2内で圧縮されている弾性体1の下面に当接して、弾
性体1を下方から所定の押圧力F2で押圧する。この第
2押圧部材4による押圧力F2は、第1押圧部材3によ
る押圧力F1よりも大きめ(F1<F2)に設定されて
いる。すなわち、第2空気圧シリンダ機構8の出力は、
第1シリンダ機構7のそれよりも大きく、第2空気圧シ
リンダ機構8により第2押圧部材4を上昇させて弾性体
1を下方から押圧することにより、第1押圧部材3によ
る押圧力F1に抗して、容器5と弾性体1とを同時に上
方に移動させ、圧縮部材2から離脱させることができる
ようになっている。
性体1を容器5内に装着する際の作業の流れを図2
(a)から(f)の工程順に説明する。まず、図2
(a)に示すように圧縮部材2の両把持体2a、2b間
に弾性体1をセットした後、クランプ機構6により両把
持体2a、2bを互いに近接方向に移動させて、図2
(b)に示すように、弾性体1を両把持体2a、2b同
士が接合するまで圧縮し、弾性体1を圧縮して閉じた状
態となっている圧縮部材2に容器5をかぶせる。つまり
容器5内へ圧縮部材2を挿入する。その後、第1シリン
ダ機構7を縮長駆動させて、図2(c)に示すように、
第1押圧部材3で容器5を上方から押さえる。そして、
第1シリンダ機構7の出力よりも大きな出力をもつ第2
シリンダ機構8を作動させて、圧縮部材2内で圧縮され
ている弾性体1に対し、第2押圧部材4による下方から
の押圧を開始する。すると、図2(d)に示すように弾
性体1が上下方向に圧縮されていく。そして、弾性体1
と圧縮部材2との間の摩擦力と、弾性体1および容器5
の重さと、第1押圧部材3による押圧力とを合わせた力
よりも、弾性体1の圧縮による反発力の方が大きくなる
と、図2(e)に示すように、弾性体1と容器5とが一
緒に、第1押圧部材3を押し上げながら上方に移動し始
める。このとき、第1押圧部材3は固定されているため
移動せずにその位置に留まる。そして、図2(f)に示
すように、第2押圧部材4が圧縮部材2の上端に達した
時点で、第1シリンダ機構7を伸張駆動させて第1押圧
部材3による押さえを解除する。以上により、容器5内
への弾性体1の装着が完了する。
押圧されて圧縮部材2から押し出される際、容器2が第
1押圧部材3によって弾性体1の押し出し方向(挿入方
向)と反対向きに押さえられているため、弾性体1は容
器2の底面5a、すなわち弾性体1の挿入方向先端面と
対面する容器内面に押し付けられることになる。圧縮部
材2の表面にはフッ素コーティング処理などの潤滑化処
理が施されているので、弾性体1が圧縮部材2から押し
出される際の両者間の摩擦抵抗は小さくい。したがっ
て、弾性体1は第2押圧部材4による押圧により無理に
変形されることなく、第2押圧部材4が圧縮部材2の上
端に達した時点ですぐに圧縮部材2から離れる。上記の
ように、弾性体1を圧縮部材2で側面から均一に圧縮し
て圧縮部材2ごと容器5内に挿入し、第1押圧部材3で
挿入方向の反対側から容器5を押えつつ、それよりも強
い力で第2押圧部材4により挿入方向に弾性体1を押圧
して、弾性体1を容器2内へ押し込みつつ、弾性体1と
容器2とを共に押し込み方向に移動させて圧縮部材2か
ら外すことにより、弾性体1を容器2内に装着する際に
弾性体1にしわが生じるのを防止し、かつ弾性体1と容
器5の底面5aとの間に隙間が発生するのを防ぐことが
できる(以上、請求項1に対応)。
体1、第1押圧部材3、第2押圧部材4のうちの少なく
とも1つを検知対象として、その移動位置または移動量
を検知できるセンサ(検知手段)を更に装備し、検知対
象が所定の位置に移動したときに、第1押圧部材3によ
る容器5の押圧を解除するようにしてもよい。このよう
にすれば、第1押圧部材3による押圧が解除された後、
弾性体1は挿入方向には圧縮されることなく容器2に挿
入されるため、第1押圧部材3が除かれる前に容器5に
挿入された部分よりも、圧縮状態が疎な状態となる。こ
れにより、弾性体1の挿入方向への圧縮量を少なくし、
装着後の弾性体1の盛り上がりを防ぐことができるの
で、弾性体1の盛り上がりによって容器5の蓋が閉めら
れなくなるといった不具合を防止できる(以上、請求項
2に対応)。
で容器5と弾性体1とを押圧している状態における弾性
体1の反発力を計測する計測手段を更に装備し、反発力
の計測値が所定の値を超えたときに、第1押圧部材3に
よる容器5の押圧を解除するようにしてもよい。このよ
うにすれば、第1押圧部材3による押圧が解除された
後、弾性体1は挿入方向には圧縮されることなく容器2
に挿入されるため、第1押圧部材3が除かれる前に容器
5に挿入された部分よりも、圧縮状態が疎な状態とな
る。これにより、弾性体1の挿入方向への圧縮量を少な
くし、装着後の弾性体1の盛り上がりを防ぐことができ
るので、弾性体1の盛り上がりによって容器5の蓋が閉
められなくなるといった不具合を防止できる(以上、請
求項3に対応)。
上下させる第1シリンダ機構7と第2シリンダ機構8
を、たとえば1軸ステージのような移動量を制御可能な
駆動機構に置き換え、弾性体1を圧縮部材2から押し出
す際に、第2押圧部材4を所定の位置まで上昇させて、
弾性体1を容器5の底面5aに押し付けた後、第1押圧
部材3を第2押圧部材4と同じ速度、もしくは第2押圧
部材4よりも遅い速度で上昇させるようにしてもよい。
この場合、第1押圧部材3の上昇を開始させる位置や、
その速度を調整することによって、任意の疎密状態で弾
性体1を容器5に装着することができる(以上、請求項
4に対応)。
器5をかぶせた後、圧縮部材2を開放し、そのまま、第
1押圧部材3で容器5を押さえながら、第2押圧部材4
によって弾性体1を押し出していくようにすれば、圧縮
部材2の両把持体2a、2bが弾性体1の反発力によっ
て容器5の壁面に押し付けられた状態で、弾性体1が押
し出されるようになる。したがって、たとえば図3のよ
うに容器5が台形状の場合でも、弾性体1が圧縮部材2
から押し出されるときの、容器5の側面との距離は一定
となるので、弾性体1を容器2内に装着する際に弾性体
1にしわが生じるのを防止し、かつ弾性体1と容器5の
底面5aとの間に隙間が発生するのを防ぐことができる
(以上、請求項5、6に対応)。
以下のような効果が得られる。請求項1記載の発明に係
る弾性体装着装置によれば、弾性体を挿入方向と直行す
る方向から圧縮部材で圧縮して圧縮部材ごと容器内に挿
入し、容器を第1押圧部材で逆向きに押圧しつつ、それ
よりも強い力で、第2押圧部材で当該弾性体を容器側に
押圧することにより、当該容器と当該弾性体とを同時に
挿入方向に移動させて圧縮部材から離脱させるようにし
たので、弾性体をその寸法より小さい容器内に装着した
際に、弾性体にしわが生じるのを防止し、かつ弾性体と
容器底面、すなわち弾性体の挿入方向先端面が対面する
容器内面との間に隙間が発生するのを防ぐことができ
る。請求項2および請求項3記載の発明に係る弾性体装
着装置では、第1押圧部材と第2押圧部材とにより両側
から押圧することによって弾性体を容器に押し付けつ
つ、当該容器と当該弾性体とを同時に挿入方向に移動さ
せ、ある時点で第1押圧部材による、当該挿入方向とは
逆向きへの加圧が解除されるようにしたので、弾性体の
挿入方向への圧縮量を少なくし、挿入後の弾性体の盛り
上がりを防ぐことができる。請求項4記載の発明に係る
弾性体装着装置では、第1押圧部材と第2押圧部材とで
前記容器と前記弾性体とを押圧しつつ、一方の押圧部材
の前記挿入方向への移動量あるいは移動速度に応じて、
もう一方の押圧部材の同方向への移動量あるいは移動速
度を調整することによって、前記挿入方向に均一な圧縮
分布をもたせて弾性体を装着することができる。請求項
5記載の発明に係る弾性体装着装置では、弾性体を圧縮
部材で圧縮し、圧縮部材ごと容器内に挿入した後、圧縮
部材を開放することにより、圧縮部材を弾性体の反発力
によって容器の壁面に押し付けた状態で、弾性体を押し
出すことができるので、容器の形状が様々に異なる場合
でも、弾性体が圧縮部材から押し出されるときの、圧縮
部材と容器の側面との距離を一定に保つことができ、弾
性体を容器内に装着する際に弾性体にしわが生じるのを
防止し、かつ弾性体と容器の底面との間に隙間が発生す
るのを防ぐことができる。請求項6記載の発明に係る弾
性体装着方法によれば、請求項1〜5記載の発明の効果
が得られる。
を示した全体斜視図である。
である。
明図である。
第1押圧部材、4:第2押圧部材、5:容器、5a:底
面、6:クランプ機構、7:第1シリンダ機構、8:第
2シリンダ機構、F1:押圧力、F2:押圧力。
Claims (6)
- 【請求項1】 弾性体をそれよりも容積の小さい容器内
に装着するための装置において、 前記弾性体を挿入方向と直交する方向から圧縮し、当該
弾性体とともに前記容器内に挿入される圧縮部材と、 前記圧縮部材が挿入された状態の前記容器を、前記挿入
方向と反対向きに押圧する第1押圧部材と、 前記圧縮部材に圧縮された状態で保持された前記弾性体
を、前記挿入方向に押圧する第2押圧部材と、を備え、 前記弾性体を前記圧縮部材で圧縮して当該圧縮部材ごと
前記容器内に挿入し、前記第1押圧部材で当該容器を押
圧しつつ、それよりも強い力で前記第2押圧部材により
当該弾性体を押圧することにより、当該容器と当該弾性
体とを同時に前記押圧方向に移動させて前記圧縮部材か
ら離脱させるように構成したことを特徴とする弾性体装
着装置。 - 【請求項2】 前記容器、前記弾性体、前記第1押圧部
材、前記第2押圧部材のうちの少なくとも1つを検知対
象として、その移動位置あるいは移動量を検知する検知
手段を更に備え、 当該検知対象が所定の移動位置あるいは移動量まで移動
したときに、前記第1押圧部材による前記容器の押圧を
解除するように構成したことを特徴とする請求項1記載
の弾性体装着装置。 - 【請求項3】 前記第1押圧部材と前記第2押圧部材と
で前記容器と前記弾性体とを押圧している状態における
当該弾性体の反発力を計測する計測手段を更に備え、 前記反発力の計測値が所定の値を超えたときに、前記第
1押圧部材による前記容器の押圧を解除するように構成
したことを特徴とする請求項1または2記載の弾性体装
着装置。 - 【請求項4】 前記第1押圧部材と前記第2押圧部材と
で前記容器と前記弾性体とを押圧しつつ、一方の押圧部
材の前記挿入方向への移動量あるいは移動速度に応じ
て、もう一方の押圧部材の同方向への移動量あるいは移
動速度を制御するように構成したことを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の弾性体装着装置。 - 【請求項5】 前記圧縮部材を前記容器内にて開放した
後、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材による押圧
を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
つに記載の弾性体装着装置。 - 【請求項6】 弾性体をそれよりも容積の小さい容器内
に装着する方法において、 弾性体を挿入方向と直交する方向から圧縮部材で圧縮し
て、当該圧縮部材ごと前記容器内に挿入した後、当該容
器を前記挿入方向と反対向きに第1押圧部材で押圧しつ
つ、それよりも強い力で、当該弾性体を前記挿入方向か
ら第2押圧部材で押圧することにより、当該容器と当該
弾性体とを同時に前記押圧方向に移動させて前記圧縮部
材から離脱させるようにしたことを特徴とする、請求項
1〜5のいずれか1つに記載の弾性体装着装置を用いた
弾性体装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37684998A JP3766557B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 弾性体装着装置および弾性体装着方法 |
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JP37684998A JP3766557B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 弾性体装着装置および弾性体装着方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000190524A true JP2000190524A (ja) | 2000-07-11 |
JP3766557B2 JP3766557B2 (ja) | 2006-04-12 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012187753A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Canon Inc | 液体収納装置の製造方法 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP37684998A patent/JP3766557B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012187753A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Canon Inc | 液体収納装置の製造方法 |
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