JP2000188739A - デジタル放送システム - Google Patents

デジタル放送システム

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JP2000188739A
JP2000188739A JP11291925A JP29192599A JP2000188739A JP 2000188739 A JP2000188739 A JP 2000188739A JP 11291925 A JP11291925 A JP 11291925A JP 29192599 A JP29192599 A JP 29192599A JP 2000188739 A JP2000188739 A JP 2000188739A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1組のデータを繰り返し送信することによ
り、インタラクティブ性を実現する放送システムにおい
て、コンテンツを迅速に記録することを目的とする。 【解決手段】 デジタル放送受信装置は、ストリーム中
から画像対応テーブルを任意の順序で分離し、取得され
た順に画像対応テーブルで識別される画像データを記憶
する処理を、1組の画像データの全ての記憶が完了する
まで繰り返す。これにより、蓄積機能のない受信機が効
率よく再生することを目的として放送された画像データ
に対して、短時間での蓄積処理が可能となる。また、蓄
積終了後はいつでも視聴できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、デジタル放送システム
に関し、特に視聴者の操作に応じてインタラクティブに
コンテンツ内容を変えることのできるシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】0.衛星放送システムの概要 まず、衛星放送システムの概要を説明する。
【0003】0.1.衛星放送における電波送出状態 図1に、衛星放送における電波の送出状態を模式化して
示す。地上局2からの電波は、放送衛星4を介して地上
に向けて送出される。放送衛星4からは、複数のトラン
スポートストリームTS1、TS2、TS3が送出され
る。各トランスポートストリーム(MPEG−2)は、
周波数、偏波面などによって区別される。
【0004】トランスポートストリームTS1には、複
数のサービス(地上波放送のチャネルに相当する)SV
11、SV12、SV13、SV14がパケット化され
て時分割により多重化されている。同様に、トランスポ
ートストリームTS2にはサービスSV21、SV2
2、SV23、SV24が多重化され、トランスポート
ストリームTS3にはサービスSV31、SV32、S
V33、SV34が多重化されている。なお、各トラン
スポートストリームには、各サービスの画像データ、音
声データの他、番組情報を示すための制御データ、現在
時刻を示す制御データ、パケット化に伴って必要な制御
データ等も送出されている。図1においては、3つのト
ランスポートストリームのみが示されているが、実際に
は、より多くのトランスポートストリームが送出され
る。さらに、図1においては、各トランスポートストリ
ームについて、4つのサービスが多重化されているが、
実際にはより多くのサービスが多重化される。
【0005】0.2.送信装置の構成 各トランスポートストリームは、図2に示すように、送
信装置1によって生成されて送信される。図において
は、トランスポートストリームTS1についてのみ示し
たが、他のトランスポートストリームTS2、TS3も
同じように生成される。
【0006】サービスSV11、SV12、SV13、
SV14の画像/音声データES11、ES12、ES
13、ES14が、送信装置1に与えられる。送信装置
1は、これらの画像/音声データES11、ES12、
ES13、ES14を、パケット化して多重化する。送
信装置1は、パケット多重化のための制御データも生成
する。パケット多重化のための制御データは、時分割し
てパケット化された複数のサービスの画像/音声データ
を、正しく識別するために付される。制御データととも
にパケット化され多重化された画像/音声データ(コン
テンツ)は、トランスポートストリームとして送信され
る。
【0007】0.3.トランスポートストリームの構造 図2の送信装置によって生成されたトランスポートスト
リームTS1には、図3に示すように、サービスSV1
1の映像データES(V)1、音声データES(A)
1、サービスSV12の映像データES(V)2、音声
データES(A)2、サービスSV13の映像データE
S(V)3、音声データES(A)3、サービスSV1
4の映像データES(V)4、音声データES(A)4
が多重化されている。
【0008】さらに、パケット多重化のための制御デー
タNIT、PAT、PMT1、PMT2、PMT3、P
MT4も多重化されている。これら制御データにより、
多重化された各サービスSV11、SV12、SV1
3、SV14の映像/音声データを分離することができ
る。
【0009】パケット化は、図3の縦線18aに示すよ
うに行われる。つまり、制御データNIT、PAT、P
MT、EIT、TDT、ECM、映像データES
(V)、音声データES(A)の順にパケット化が行わ
れる。音声データES(A)3までのパケット化が完了
すれば、再び、制御データNIT以下のパケット化を繰
り返す(縦線18b参照)。
【0010】図4に、パケット化されたデータの基本的
構造を示す。制御データ、映像/音声データともに、図
4に示すようなデータ構造を持つパケットとされる。パ
ケット化データの先頭には、パケットID(PID)が
付される。パケットIDは、各パケットを識別するため
各パケットごとにユニークに付された符号である。内容
データは、パケット化された対象データ(制御データ、
映像/音声データなど)である。
【0011】図5に、トランスポートストリームTS1
における、制御データPAT、PMT1、PMT2、P
MT3、PMT4と各サービスの映像/音声データES
との関係を示す。たとえば、サービスSV12の暗号化
された映像/音声データ500は、パケット化されてP
ID502が付されている。図においては、模式的に一
つのパケットとして示しているが、映像/音声データ5
00は、時分割されて多数のパケットとして送られる。
【0012】サービスSV12の映像/音声データ50
0のパケットIDは、制御データPMT2に記述され
る。したがって、制御データPMT2の内容を得ること
により、サービスSV12の映像/音声データ500の
パケットIDを知ることができる。この制御データPM
T2もまた、パケット化されてPID512が付されて
いる。図においては、模式的に一つのパケットとして示
しているが、制御データPMT2も、時分割されて多数
のパケットとして送られる。
【0013】制御データPMT2のパケットIDは、制
御データPATに記述される。したがって、制御データ
PATの内容を得ることにより、サービスSV12のP
MT2のパケットIDを知ることができる。この制御デ
ータPATもまた、パケット化されてPID522が付
されている。なお、制御データPATには、このトラン
スポートストリームTS1に多重化されているサービス
SV11、SV12、SV13、SV14のPMT1、
PMT2、PMT3、PMT4のパケットIDが記述さ
れている。
【0014】トランスポートストリームには上記のよう
にパケット化され関係付けられた制御データや映像/音
声データが流される。したがって、トランスポートスト
リームに多重化されているサービスを識別するために
は、まず、制御データPATを取得する必要がある。こ
のため、制御データPATのパケットIDは、予め定め
られた値(16進表示で0000、以下0x0000と表記する)
に固定されている。
【0015】なお、各トランスポートストリームTS
1、TS2、TS3の伝送諸元(周波数など)および、
それぞれにどのようなサービスが多重化されているか
は、制御データNITに記述されている(図6参照)。
したがって、制御データNITの内容を得ることによ
り、特定のサービスがどのトランスポートストリームに
多重化されているかを知ることができる。この制御デー
タNITのパケットIDは、制御データPATに記述さ
れている。
【0016】0.4.受信装置の構成 図7に、受信装置の概要を示す。チューナ22によっ
て、トランスポートストリームが選択され、トランスポ
ートデコーダ26によって所望のサービスに関する映像
/音声データESが分離される。
【0017】なお、MPU28は、所望のサービスの映
像/音声データESのパケットIDをトランスポートデ
コーダ26にセットする。これにより、トランスポート
デコーダ26は、当該サービスの映像/音声データES
を出力する。また、制御データのパケットIDをトラン
スポートデコーダ26にセットした場合には、分離され
た制御データはMPU28に与えられる。
【0018】現在、トランスポートストリームTS3の
サービスSV33を受信しているとして、トランスポー
トストリームTS1のサービスSV12に切り換える旨
の指令がMPU28に与えられた場合の動作を、以下説
明する。まず、MPU28は、トランスポートデコーダ
を制御して(すなわち、制御データNITのパケットI
Dをセットして)、NITを取り込む。このNITの記
述により、受信を希望するサービスSV12がトランス
ポートストリームTS1に多重化されていることを知る
(図6参照)。
【0019】次に、チューナ8を制御して、トランスポ
ートストリームTS1を受信する。さらに、トランスポ
ートデコーダ26を制御して、PATおよびPMT2を
取得し、所望のサービスSV12の映像データES
(V)2、音声データES(A)2のパケットIDを得
る(図5の矢印α、β参照)。
【0020】次に、これらパケットIDをトランスポー
トデコーダ26にセットして、所望のサービスSV12
の映像データES(V)2、音声データES(A)2を
トランスポートデコーダ26から出力させる。上記のよ
うにして、受信するサービスの切り換えが行われる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題および発明の効果】しか
しながら、上記のような従来の放送システムにおいて
は、受信装置側において、視聴者の操作により、インタ
ラクティブに番組内容を変更することができなかった。
たとえば、「天気予報」を放送する番組において、視聴
者の操作によって、特定地域の予報を表示させたり、週
間予報の画面に切り換えたりすることはできなかった。
【0022】本発明は、上記に鑑み、放送局から一方向
で送信される映像情報等を用いて、あたかも対話的に双
方向で通信を行っているかのように、操作者の操作によ
ってインタラクティブに番組内容を変更できるデジタル
放送システムを提供することを目的とする。さらに、か
かるデジタル放送システムにおける受信装置側での処理
を迅速にすること、インタラクティブ性を有する番組を
記録することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)こ
の発明の放送システムは、リンク付けされた1組のコン
テンツ要素を送信装置によって放送し、受信装置側で
は、送られてきた1組のコンテンツ要素中からコンテン
ツ要素を選択して出力し、視聴者の操作入力に応じて選
択するコンテンツ要素を切り換えることができるように
したデジタル放送システムであって、下記送信装置、受
信装置を備えている。
【0024】送信装置は、複数のコンテンツ要素を1組
とし、当該コンテンツ要素組を繰り返し送信するととも
に、複数のコンテンツ要素のうち、いずれを出力するか
を制御するための1以上のナビゲーション制御データを
繰り返し送信するものであり、受信装置は、伝送されて
きたデータを受信する受信部と、操作者の操作を受け付
ける操作受付部と、受信モードにおいては、操作受付部
によって受け付けた操作に基づき、ナビゲーション制御
データにしたがって、次に復元すべきコンテンツ要素を
決定し、繰り返し送られてくるコンテンツ要素組の中か
ら、次に復元すべきコンテンツ要素を選択し復元して出
力し、記録モードにおいては、1組のナビゲーション制
御データおよび1組のコンテンツ要素を復元して記録
し、再生モードにおいては、操作受付部によって受け付
けた操作に基づき、記録されたナビゲーション制御デー
タにしたがって、記録された1組のコンテンツ要素の中
からコンテンツ要素を選択して出力する復元部と、を備
えている。
【0025】複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コ
ンテンツ要素組を繰り返し送信するとともに、複数のコ
ンテンツ要素のうち、いずれを出力するかを制御するた
めの1以上のナビゲーション制御データを繰り返し送信
することにより、受信側において、ナビゲーション制御
データに基づいて、コンテンツ要素を選択して出力する
ことができる。さらに、1組のコンテンツ要素と1組の
ナビゲーションデータを記録することにより、記録に必
要な容量を抑えつつ、インタラクティブ性のあるサービ
ス内容を記録し、再生することができる。
【0026】(2)この発明のデジタル放送システムは、
送信装置は、コンテンツ要素組を、連続的な一連の情報
が付された要素ストリームとして送信し、各コンテンツ
要素を、当該要素ストリームから、前記一連情報に基づ
いて取り出すための取出制御データを、コンテンツ要素
に対応づけて、繰り返し送信し、受信装置の復元部は、
受信モードおよび記録モードにおいて、前記取出制御デ
ータの一連情報に基づいて、要素ストリーム中から、目
的とするコンテンツ要素を取り出すことを特徴としてい
る。
【0027】したがって、要素ストリームを用いて、コ
ンテンツ要素を送信することができる。また、受信側に
おいては、取出制御データに基づいて、要素ストリーム
中からコンテンツ要素を取り出すことができる。
【0028】(3)この発明のデジタル放送システムは、
一連情報として時間情報を用い、コンテンツ要素は、前
記要素ストリーム中において前記時間情報に基づいて、
開始時間と終了時間により切り出される動画データまた
は音声データであることを特徴としている。
【0029】したがって、要素ストリームに多重化され
ている時間情報を、コンテンツ要素取り出しのための一
連情報として用い、動画データまたは音声データを取り
出すことができる。
【0030】(4)この発明のデジタル放送システムは、
一連情報として時間情報を用い、コンテンツ要素は、前
記要素ストリーム中において前記時間情報に基づいて切
り出される静止画データであることを特徴としている。
【0031】したがって、要素ストリームに多重化され
ている時間情報を、コンテンツ要素取り出しのための一
連情報として用い、静止画データを取り出すことができ
る。
【0032】(5)この発明のデジタル放送システムは、
送信装置は、コンテンツ要素組に含まれるコンテンツ要
素のリストを示すコンテンツ要素リストを、コンテンツ
要素組に対応付けて送信し、受信装置の復元部は、記録
モードにおいて、前記コンテンツ要素リストに基づい
て、コンテンツ要素組に含まれる全てのコンテンツ要素
を記録したか否かを判断することを特徴としている。
【0033】したがって、受信装置側において、全ての
コンテンツ要素を記録したか否かの判断が容易となる。
【0034】(6)この発明のデジタル放送システムは、
送信装置は、ナビゲーション制御データ組に含まれるナ
ビゲーション制御データのリストを示すナビゲーション
リストを、ナビゲーション制御データ組に対応付けて送
信し、受信装置の復元部は、記録モードにおいて、前記
ナビゲーションリストに基づいて、ナビゲーションデー
タ組に含まれる全てのナビゲーション制御データを記録
したか否かを判断することを特徴としている。
【0035】したがって、受信装置側において、全ての
ナビゲーションデータを記録したか否かの判断が容易と
なる。
【0036】(7)この発明のデジタル放送システムは、
送信装置は、1組のコンテンツ要素または1組の取出制
御データに、有効期限を付して送信し、受信装置の復元
部は、記録モードにおいて、1組のコンテンツ要素に前
記有効期限を対応付けて記録し、再生モードにおいて、
前記有効期限を過ぎている場合には当該1組のコンテン
ツ要素を出力しないか又は有効期限が過ぎている旨の情
報とともに出力することを特徴としている。
【0037】したがって、記録されたものが再生される
際に、放送側が意図した有効期限に基づいて、1組のコ
ンテンツ要素全体の再生内容をコントロールすることが
できる。
【0038】(8)この発明のデジタル放送システムは、
送信装置は、コンテンツ要素または取出制御データに、
有効期限を付して送信し、受信装置の復元部は、記録モ
ードにおいて、コンテンツ要素に前記有効期限を対応付
けて記録し、再生モードにおいて、前記有効期限を過ぎ
ている場合には当該コンテンツ要素を出力しないか又は
有効期限が過ぎている旨の情報とともに出力することを
特徴としている。
【0039】したがって、記録されたものが再生される
際に、放送側が意図した有効期限に基づいて、個々のコ
ンテンツ要素ごとの再生内容をコントロールすることが
できる。
【0040】(9)この発明のデジタル放送システムは、
有効期限は、コンテンツ要素リストまたはナビゲーショ
ンリストに含めて送信されることを特徴としている。
【0041】(16)この発明のデジタル放送受信装置は、
復元部は、記録モードにおいて、いずれの取出制御デー
タを取り出すかを指定せず、全ての取出制御データを対
象として取り出しを行い、取出制御データを取得した順
に、コンテンツ要素を順次記録することを特徴としてい
る。
【0042】したがって、取出制御データを順次指定し
て取り出す場合に較べて、迅速に全てのコンテンツ要素
を取り出すことができる。すなわち、記録処理の時間を
短くすることができる。
【0043】(17)この発明のデジタル放送受信装置は、
復元部は、記録モードにおいて、いずれのナビゲーショ
ン制御データを取り出すかを指定せず、全てのナビゲー
ション制御データを対象として取り出しを行い、ナビゲ
ーション制御データを取得した順に、ナビゲーション制
御データを順次記録することを特徴としている。
【0044】したがって、ナビゲーション制御データを
順次指定して取り出す場合に較べて、迅速に全てのナビ
ゲーション制御データを取り出すことができる。すなわ
ち、記録処理の時間を短くすることができる。
【0045】(18)この発明のデジタル放送受信装置は、
復元部は、記録モードにおいて、未記録の取出制御デー
タが多く残っている間は、いずれの取出制御データを取
り出すかを指定せず、全ての取出制御データを対象とし
て取り出しを行い、取出制御データを取得した順に、取
出制御データを順次記録し、未記録の取出制御データが
残り少なくなれば、当該未記録の取出制御データを指定
して取り出し、記録を行うことを特徴としている。
【0046】未記録の取出制御データが残り少なくなれ
ば、当該未記録の取出制御データを指定して取出を行う
ことにより、既に記録済みの取出制御データを取得して
しまう無駄をさけることができる。すなわち、記録処理
の時間を短くすることができる。
【0047】(19)この発明のデジタル放送受信装置は、
復元部は、記録モードにおいて、未記録のナビゲーショ
ン制御データが多く残っている間は、いずれのナビゲー
ション制御データを取り出すかを指定せず、全てのナビ
ゲーション制御データを対象として取り出しを行い、ナ
ビゲーション制御データを取得した順に、ナビゲーショ
ン制御データを順次記録し、未記録のナビゲーション制
御データが残り少なくなれば、当該未記録のナビゲーシ
ョン制御データを指定して取り出し、記録を行うことを
特徴としている。
【0048】未記録のナビゲーション制御データが残り
少なくなれば、当該未記録の取出制御データを指定して
取出を行うことにより、既に記録済みのナビゲーション
制御データを取得すしてしまう無駄をさけることができ
る。すなわち、記録処理の時間を短くすることができ
る。
【0049】(22)この発明のデジタル放送記録装置は、
視聴者の操作入力に応じて選択するコンテンツ要素を切
り換えることができるようにしたデジタル放送を記録す
るデジタル放送記録装置であって、伝送されてきたデー
タを受信する受信部と、連続的な一連の情報が付された
コンテンツ要素を、当該一連情報に基づいて特定する取
出制御データに基づいて、要素ストリーム中から、目的
とするコンテンツ要素を取り出して、1組のコンテンツ
要素を復元して記録するとともに、あわせて、1組のナ
ビゲーション制御データを記録する記録部とを備えてい
る。
【0050】1組のコンテンツ要素、1組のナビゲーシ
ョン制御データとして記録することにより、記録に必要
な容量を抑えつつ、インタラクティブ性のあるサービス
内容を記録し、再生することができる。さらに、コンピ
ュータ等により、記録内容を容易に再利用することがで
きる。
【0051】(27)この発明のデジタル放送システムは、
コンテンツ要素自身の記述によって互いにリンク付けさ
れた1組のコンテンツ要素を送信装置によって放送し、
受信装置側では、送られてきた1組のコンテンツ要素中
からコンテンツ要素を選択して出力し、視聴者の操作入
力に応じて選択するコンテンツ要素を切り換えることが
できるようにしたデジタル放送システムであって、下記
送信装置、受信装置を備えている。
【0052】前記送信装置は、複数のコンテンツ要素を
1組とし、当該コンテンツ要素組を繰り返し送信するも
のであり、前記受信装置は、伝送されてきたデータを受
信する受信部と、操作者の操作を受け付ける操作受付部
と、受信モードにおいては、操作受付部によって受け付
けた操作に基づき、コンテンツ要素中のリンク情報にし
たがって、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰
り返し送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復
元すべきコンテンツ要素を選択し復元して出力し、記録
モードにおいては、1組のコンテンツ要素を復元して記
録し、再生モードにおいては、操作受付部によって受け
付けた操作に基づき、記録されたコンテンツ要素中のリ
ンク情報にしたがって、記録された1組のコンテンツ要
素の中から次に出力すべきコンテンツ要素を選択して出
力する復元部と、を備えている。
【0053】コンテンツ要素自身の記述によって互いに
リンク付けされた1組のコンテンツ要素を送信すること
により、受信側において、コンテンツ要素自身の記述に
基づいて、コンテンツ要素を選択して出力することがで
きる。さらに、1組のコンテンツ要素を記録することに
より、記録に必要な容量を抑えつつ、インタラクティブ
性のあるサービス内容を記録し、再生することができ
る。
【0054】(29)この発明のデジタル放送システムは、
リンク付けされた1組のコンテンツ要素を送信装置によ
って放送し、受信装置側では、送られてきた1組のコン
テンツ要素中からコンテンツ要素を選択して出力し、視
聴者の操作入力に応じて選択するコンテンツ要素を切り
換えることができるようにしたデジタル放送システムで
あって、下記送信装置、受信装置を備えている。
【0055】前記送信装置は、複数のコンテンツ要素を
1組とし、当該コンテンツ要素組を繰り返し送信すると
ともに、複数のコンテンツ要素のうち、いずれを出力す
るかを制御するためのナビゲーション制御データを繰り
返し送信するものであり、前記受信装置は、伝送されて
きたデータを受信する受信部と、操作者の操作を受け付
ける操作受付部と、操作受付部によって受け付けた操作
に基づき、ナビゲーション制御データにしたがって、次
に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰り返し送られ
てくるコンテンツ要素組の中から、次に復元すべきコン
テンツ要素を選択し復元して出力する復元部とを備え、
前記復元部は、操作者の操作入力に基づいて決定された
所望のコンテンツ要素を選択して復元する処理と並行し
て、他のコンテンツ要素を復元して記録する処理を行
い、操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコン
テンツ要素が、既に記録されている場合には、予め復元
されて記録されたコンテンツ要素を出力する。
【0056】複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コ
ンテンツ要素組を繰り返し送信するとともに、複数のコ
ンテンツ要素のうち、いずれを出力するかを制御するた
めの1以上のナビゲーション制御データを繰り返し送信
することにより、受信側において、ナビゲーション制御
データに基づいて、コンテンツ要素を選択して出力する
ことができる。さらに、出力すべきコンテンツ要素の復
元・出力と並行して他のコンテンツ要素を予め復元・記
録し、当該他のコンテンツ要素を出力する際には、記録
されたものを用いるようにしている。これにより、コン
テンツ要素の切り換え時間を短くし、視聴者の操作に対
する反応を早くすることができる。さらに、受信装置の
記録容量が小さい場合には、繰り返し送信されてくるコ
ンテンツ要素を用い、記憶容量が大きい場合には、記録
したコンテンツ要素を用いることができる。すなわち、
受信装置の記録容量に拘わらず、互換性のあるインタラ
クティブ放送を実現することができ、さらに、受信装置
の記録容量に応じて、その処理速度を向上させることが
できる。
【0057】(35)この発明のデジタル放送システムは、
送信装置は、1組のコンテンツ要素全体または個々のコ
ンテンツ要素に、有効期限またはバージョンを関連付け
て送信し、受信装置の復元部は、1組のコンテンツ要素
全体または個々のコンテンツ要素に前記有効期限または
バージョンを対応付けて記録し、当該有効期限またはバ
ージョン情報に基づいて、適正化処理を行うことを特徴
としている。
【0058】したがって、記録されているコンテンツ要
素の有効期限、バージョンに基づいて、古い情報の出力
を防止したり、最新の情報の取得を行うことができる。
【0059】(36)この発明のデジタル放送システムは、
受信装置の復元部が行う適正化処理は、操作者の操作入
力に基づいて決定された所望のコンテンツ要素が、既に
記録されている場合において、当該コンテンツ要素の有
効期限が過ぎている場合またはバージョンが古くなって
いる場合には、記録されているコンテンツ要素を出力し
ないか又は有効期限が過ぎている旨の情報とともに出力
することを特徴としている。
【0060】したがって、古くなった情報の再生を防止
することができる。また、再生されている情報が古いこ
とを示すことができる。
【0061】(37)この発明のデジタル放送システムは、
受信装置の復元部が行う適正化処理は、操作者の操作入
力に基づいて決定された所望のコンテンツ要素が、既に
記録されている場合において、当該コンテンツ要素の有
効期限が過ぎている場合またはバージョンが古くなって
いる場合には、既に記録されているコンテンツ要素を出
力せず、送信されてくる1組のコンテンツ要素中から所
望のコンテンツ要素を選択して復元し、出力することを
特徴としている。
【0062】したがって、記録された情報の再生時にお
いても、古くなった情報を出力せず、最新の情報を出力
することができる。
【0063】(38)この発明のデジタル放送システムは、
受信装置の復元部が行う適正化処理は、コンテンツ要素
に関連付けて送信されてくるバージョンと既に記録され
ているバージョンとを比較し、あるいは、現在日時と既
に記録されている有効期限とを比較し、有効期限が過ぎ
ているか又はバージョンが古くなっている場合には、送
信されてくるコンテンツ要素を改めて復元して記録する
ことを特徴としている。
【0064】したがって、記録されているコンテンツ要
素を、最新のものに更新することができる。なお、バー
ジョン、有効期限の比較は、定常的に行ってもよいし、
当該コンテンツ要素組または当該コンテンツ要素が選択
された時に行ってもよい。
【0065】(39)この発明のデジタル放送システムは、
送信装置は、次のバージョンまたは次の有効期限を持つ
新たなコンテンツ要素組またはコンテンツ要素を送信す
る予定であるか否かの情報を、1組のコンテンツ要素全
体または個々のコンテンツ要素に関連づけて送信するこ
とを特徴としている。
【0066】したがって、受信装置側において、新たな
コンテンツ要素が送信されるのか否かを容易に判断する
ことができる。
【0067】(59)この発明のデジタル放送システムは、
コンテンツ要素自身の記述によって互いにリンク付けさ
れた1組のコンテンツ要素を送信装置によって放送し、
受信装置側では、送られてきた1組のコンテンツ要素中
からコンテンツ要素を選択して出力し、視聴者の操作入
力に応じて選択するコンテンツ要素を切り換えることが
できるようにしたデジタル放送システムであって、下記
送信装置、受信装置を備えている。
【0068】前記送信装置は、複数のコンテンツ要素を
1組とし、当該コンテンツ要素組を繰り返し送信するも
のであり、前記受信装置は、伝送されてきたデータを受
信する受信部と、操作者の操作を受け付ける操作受付部
と、操作受付部によって受け付けた操作に基づき、コン
テンツ要素中のリンク情報にしたがって、次に復元すべ
きコンテンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコン
テンツ要素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素
を選択し復元して出力する復元部とを備え、前記復元部
は、操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコン
テンツ要素を選択して復元する処理と並行して、他のコ
ンテンツ要素を復元して記録する処理を行い、操作者の
操作入力に基づいて決定された所望のコンテンツ要素
が、既に記録されている場合には、予め復元されて記録
されたコンテンツ要素を出力する。
【0069】コンテンツ要素自身の記述によって互いに
リンク付けされた1組のコンテンツ要素を送信すること
により、受信側において、コンテンツ要素自身の記述に
基づいて、コンテンツ要素を選択して出力することがで
きる。さらに、出力すべきコンテンツ要素の復元・出力
と並行して他のコンテンツ要素を予め復元・記録し、当
該他のコンテンツ要素を出力する際には、記録されたも
のを用いるようにしている。これにより、コンテンツ要
素の切り換え時間を短くし、視聴者の操作に対する反応
を早くすることができる。さらに、受信装置の記録容量
が小さい場合には、繰り返し送信されてくるコンテンツ
要素を用い、記憶容量が大きい場合には、記録したコン
テンツ要素を用いることができる。すなわち、受信装置
の記録容量に拘わらず、互換性のあるインタラクティブ
放送を実現することができ、さらに、受信装置の記録容
量に応じて、その処理速度を向上させることができる。
【0070】(61)この発明の放送システムは、送信装置
は、受信装置側において記録処理を行うか否かの判断基
礎となる記録処理情報を、1組のコンテンツ要素全体、
個々のコンテンツ要素、1組のナビゲーション制御デー
タ、または個々のナビゲーション制御データに関連づけ
て送信することを特徴としている。したがって、受信装
置側では、この記録処理情報に基づいて、記録を行うか
否かの判断をすることができる。なお「記録処理情報」
としては、記録が必要であるか否かを示す記録要否情
報、当該情報の有効期限を示す有効期限情報、バージョ
ンアップの頻度を示すバージョンアップ頻度情報などを
用いることができる。
【0071】この発明にかかる受信装置は、下記のよう
な構成と特徴も有している。
【0072】1.複数の画像データが繰り返し送信され
るデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であっ
て、前記デジタル放送データは多重化された多重化スト
リームであり、前記画像データは多重化ストリームに多
重化された1つまたは複数の画像ストリームのいずれか
の画像ストリームに含まれ、前記画像データには、画像
データが含まれる画像ストリームの多重化ストリームの
中での識別子である画像ストリーム識別情報、および自
身が再生される再生時刻情報が付され、また、前記多重
化ストリームには、対応する画像データと一対一に対応
した画像対応テーブルが多重化されており、前記画像対
応テーブルには、多重化ストリームの中で自身が画像対
応テーブルであることを示す画像対応テーブル識別子
と、対応する画像データを一意に特定する画像データ識
別子と、対応する画像データが含まれる画像ストリーム
識別情報と、対応する画像データの再生開始時刻と再生
終了時刻とが記載されており、この画像対応テーブルも
画像データと同様繰り返し送信されており、また、前記
多重化ストリームには、全画像データ管理テーブルが多
重化されており、前記全画像データ管理テーブルには、
多重化ストリームの中で自身が全画像データ管理テーブ
ルであることを特定する全画像データ管理テーブル識別
子と、多重化ストリームに含まれるすべての画像データ
の画像データ識別子の情報が記載されており、この全画
像データ管理テーブルも繰り返し送信されており、前記
デジタル放送受信装置は、受信部と、抽出部と、受信制
御部と、記憶部とを備え、前記受信部は、前記多重化ス
トリームを受信し、前記記憶部は、画像データを記憶す
る画像データ記憶部と、全画像データ管理テーブルを記
憶する全画像データ管理テーブル記憶部と、画像対応テ
ーブルを記憶する画像対応テーブル記憶部とを有し、前
記抽出部は、前記受信部で受信した多重化ストリームか
ら、設定された抽出条件と一致する画像ストリームを抽
出する画像ストリーム抽出部と、設定された抽出条件と
一致する画像対応テーブルを抽出する画像対応テーブル
抽出部と、設定された抽出条件と一致する全画像データ
管理テーブルを抽出する全画像データ管理テーブル抽出
部を有し、前記受信制御部は、多重化ストリームを受信
するよう前記受信部を制御し、全画像データ管理テーブ
ル識別子を抽出条件として、全画像データ管理テーブル
を抽出して全画像データ管理テーブル記憶部に記憶する
よう前記抽出部を制御し、全画像データ管理テーブルが
全画像データ管理テーブル記憶部に記憶された後、画像
データの記憶処理として、前記受信制御部は、画像対応
テーブルを抽出して画像対応テーブル記憶部に記憶する
よう画像対応テーブル識別子を抽出条件として、前記抽
出部を制御し、いずれかの画像対応テーブルが、多重化
ストリームから抽出され画像対応テーブル記憶部に記憶
されるごとに、前記画像対応テーブルを読み出し、画像
データ識別子と、画像ストリーム識別子と、再生開始時
刻と、再生終了時刻を取得し、前記画像ストリーム識別
子を抽出条件として、画像ストリーム識別子を抽出する
よう抽出部を制御し、抽出された画像ストリームの再生
時刻情報が、前記再生開始時刻と前記再生終了時刻の範
囲内にある画像データのみを画像データ識別子に対応し
た画像データとして、画像データ記憶部への記憶を行
い、前記受信制御部は、全画像データ管理テーブルに記
載されたすべての画像データ識別子に対応した画像デー
タの記憶が終了するまで、前記画像データの記憶処理を
繰り返す、ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
【0073】2.前記受信制御部は、すでに画像データ
記憶部に記憶された画像データを識別する画像データ識
別子を含んだ画像対応テーブルが抽出されたときには、
同一の画像データの記憶処理を重複して行わないことを
特徴とする受信装置。
【0074】3.複数の音声データが繰り返し送信され
るデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であっ
て、前記デジタル放送データは多重化された多重化スト
リームであり、前記音声データは多重化ストリームに多
重化された1つまたは複数の音声ストリームのいずれか
の音声ストリームに含まれ、前記音声データには、音声
データが含まれる音声ストリームの多重化ストリームの
中での識別子である音声ストリーム識別情報、および自
身が再生される再生時刻情報が付され、また、前記多重
化ストリームには、対応する音声データと一対一に対応
した音声対応テーブルが多重化されており、前記音声対
応テーブルには、多重化ストリームの中で自身が音声対
応テーブルであることを示す音声対応テーブル識別子
と、対応する音声データを一意に特定する音声データ識
別子と、対応する音声データが含まれる音声ストリーム
識別情報と、対応する音声データの再生開始時刻と再生
終了時刻とが記載されており、この音声対応テーブルも
音声データと同様繰り返し送信されており、また、前記
多重化ストリームには、全音声データ管理テーブルが多
重化されており、前記全音声データ管理テーブルには、
多重化ストリームの中で自身が全音声データ管理テーブ
ルであることを示す全音声データ管理テーブル識別子
と、多重化ストリームに含まれるすべての音声データの
音声データ識別子の情報が記載されており、この全音声
データ管理テーブルも繰り返し送信されており、前記デ
ジタル放送受信装置は、受信部と、抽出部と、受信制御
部と、記憶部とを備え、前記受信部は、前記多重化スト
リームを受信し、前記記憶部は、音声データを記憶する
音声データ記憶部と、全音声データ管理テーブルを記憶
する全音声データ管理テーブル記憶部と、音声対応テー
ブルを記憶する音声対応テーブル記憶部とを有し、前記
抽出部は、前記受信部で受信した多重化ストリームか
ら、設定された抽出条件と一致する音声ストリームを抽
出する音声ストリーム抽出部と、設定された抽出条件と
一致する音声対応テーブルを抽出する音声対応テーブル
抽出部と、設定された抽出条件と一致する全音声データ
管理テーブルを抽出する全音声データ管理テーブル抽出
部を有し、前記受信制御部は、多重化ストリームを受信
するよう前記受信部を制御し、全音声データ管理テーブ
ル識別子を抽出条件として、全音声データ管理テーブル
を抽出して全音声データ管理テーブル記憶部に記憶する
よう前記抽出部を制御し、全音声データ管理テーブルが
音声全データ記憶部に記憶された後、音声データの記憶
処理として、前記受信制御部は、音声対応テーブルを抽
出して音声対応テーブル記憶部に記憶するよう音声対応
テーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御
し、音声対応テーブルが、多重化ストリームから抽出さ
れ音声対応テーブル記憶部に記憶されるごとに、前記音
声対応テーブルを読み出し、音声データ識別子と、音声
ストリーム識別子と、再生開始時刻と、再生終了時刻を
取得し、前記音声ストリーム識別子を抽出条件として、
音声ストリーム識別子を抽出するよう抽出部を制御し、
抽出された音声ストリームの再生時刻情報が、前記再生
開始時刻と前記再生終了時刻の範囲内にある音声データ
のみを音声データ識別子に対応した音声データとして、
音声データ記憶部への記憶を行い、前記受信制御部は、
全音声データ管理テーブルに記載されたすべての音声デ
ータ識別子に対応した音声データの記憶が終了するま
で、前記音声データの記憶処理を繰り返す、ことを特徴
とするデジタル放送受信装置。
【0075】4.利用者との対話処理を実現する複数の
制御情報テーブルと、制御情報テーブルに対応づけられ
た画像データが繰り返し送信されるデジタル放送を受信
するデジタル放送受信装置であって、前記デジタル放送
データは多重化された多重化ストリームであり、前記画
像データは多重化ストリームに多重化された1つまたは
複数の画像ストリームのいずれかの画像ストリームに含
まれ、前記画像データには、画像データが含まれる画像
ストリームの多重化ストリームの中での識別子である画
像ストリーム識別情報、および自身が再生される再生時
刻情報が付され、前記各制御情報テーブルは、多重化ス
トリームの中で自身が制御情報テーブルであることを示
す制御情報テーブル識別子と、制御情報を一意に特定す
る制御情報IDと、対応する画像データとリンクが張ら
れた他の画像データを示すリンク情報ならびに利用者に
操作を促す操作画像データならびに利用者の操作に基づ
いたアクション情報を含み、また、前記多重化ストリー
ムには、対応する画像データと一対一に対応した画像対
応テーブルが多重化されており、前記画像対応テーブル
には、多重化ストリームの中で自身が画像対応テーブル
であることを示す画像対応テーブル識別子と、対応する
画像データを一意に特定する画像データ識別子と、対応
する画像データが含まれる画像ストリーム識別情報と、
対応する画像データの再生開始時刻と再生終了時刻とが
記載されており、この画像対応テーブルも画像データと
同様繰り返し送信されており、また、前記多重化ストリ
ームには、全画像データ管理テーブルが多重化されてお
り、前記全画像データ管理テーブルには、全画像データ
管理テーブルであることを示す全画像データ管理テーブ
ル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべての画像
データの画像データ識別子の情報が記載されており、こ
の全画像データ管理テーブルも繰り返し送信されてお
り、また、前記多重化ストリームには、全制御情報管理
テーブルが多重化されており、前記全制御情報管理テー
ブルには、多重化ストリームの中で自身が全制御情報管
理テーブルであることを示す全制御情報管理テーブル識
別子と、多重化ストリームに含まれるすべての制御情報
テーブルの制御情報IDの情報が記載されており、この
全制御情報管理テーブルも繰り返し送信されており、前
記デジタル放送受信装置は、受信部と、抽出部と、受信
制御部と、記憶部とを備え、前記受信部は、前記多重化
ストリームを受信し、前記抽出部は、前記受信部で受信
した多重化ストリームから、設定された抽出条件と一致
する、画像ストリームを抽出する画像ストリーム抽出部
と、設定された抽出条件と一致する画像対応テーブルを
抽出する画像対応テーブル抽出部と、設定された抽出条
件と一致する全画像データ管理テーブルを抽出する全画
像データ管理テーブル抽出部と、設定された抽出条件と
一致する制御情報テーブルを抽出する制御情報テーブル
抽出部と、設定された抽出条件と一致する全制御情報管
理テーブルを抽出する全制御情報管理テーブル抽出部を
有し、前記記憶部は、画像データを記憶する画像データ
記憶部と、全画像データ管理テーブルを記憶する全画像
データ管理テーブル記憶部と、画像対応テーブルを記憶
する画像対応テーブル記憶部と、制御情報テーブルを記
憶する制御情報テーブル記憶部と、全制御情報管理テー
ブルを記憶する全制御情報管理テーブル記憶部を有し、
前記受信制御部は、多重化ストリームを受信するよう前
記受信部を制御し、全画像データ管理テーブル識別子を
抽出条件として、全画像データ管理テーブルを抽出して
全画像データ管理テーブル記憶部に記憶すること、なら
びに全制御情報管理テーブル識別子を抽出条件として、
全制御情報管理テーブルを抽出して全制御情報管理テー
ブル記憶部に記憶することを行うよう、前記抽出部を制
御し、全画像データ管理テーブルが全画像データ管理テ
ーブル記憶部に記憶され、画像データの記憶処理とし
て、前記受信制御部は、画像対応テーブルを抽出して画
像対応テーブル記憶部に記憶するよう画像対応テーブル
識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、画像対
応テーブルが、多重化ストリームから抽出され画像対応
テーブル記憶部に記憶されるごとに、前記画像対応テー
ブルを読み出し、画像データ識別子と、画像ストリーム
識別子と、再生開始時刻と、再生終了時刻を取得し、前
記画像ストリーム識別子を抽出条件として、画像ストリ
ーム識別子を抽出するよう抽出部を制御し、抽出された
画像ストリームの再生時刻情報が、前記再生開始時刻と
前記再生終了時刻の範囲内にある画像データのみを画像
データ識別子に対応した画像データとして、画像データ
記憶部への記憶を行い、前記受信制御部は、全画像デー
タ管理テーブルに記載されたすべての画像データ識別子
に対応した画像データの記憶が終了するまで、前記画像
データの記憶処理を繰り返し、また、全制御情報管理テ
ーブルが全制御情報管理テーブル記憶部に記憶された
後、制御情報テーブルの記憶処理として、前記受信制御
部は、制御情報テーブルを抽出して制御情報テーブル記
憶部に記憶するよう、制御情報テーブル識別子を抽出条
件として、前記抽出部を制御し、前記受信制御部は、全
制御情報管理テーブルに記載されたすべての制御情報I
Dに対応した制御情報テーブルの記憶が終了するまで、
前記制御情報テーブルの記憶処理を繰り返す、ことを特
徴とするデジタル放送受信装置。
【0076】5.利用者との対話処理を実現する複数の
制御情報テーブルと、制御情報テーブルに対応づけられ
た画像データおよび音声データが繰り返し送信されるデ
ジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であって、
前記デジタル放送データは多重化された多重化ストリー
ムであり、前記画像データおよび前記音声データおよび
前記制御情報テーブルは、前記多重化ストリームに含ま
れ、前記画像データは、多重化ストリームに多重化され
た1つまたは複数の画像ストリームのいずれかの画像ス
トリームに含まれ、前記音声データは多重化ストリーム
に多重化された1つまたは複数の音声ストリームのいず
れかの画像ストリームに含まれ、前記画像データおよび
前記音声データおよび前記制御情報は多重化された多重
化ストリームとして送信され、前記画像データには、画
像データが含まれる画像ストリームの多重化ストリーム
の中での識別子である画像ストリーム識別情報、および
自身が再生される再生時刻情報が付され、前記音声デー
タには、音声データが含まれる音声ストリームの多重化
ストリームの中での識別子である音声ストリーム識別情
報、および自身が再生される再生時刻情報が前記各制御
情報テーブルは、多重化ストリームの中で自身が制御情
報テーブルであることを示す制御情報テーブル識別子
と、制御情報を一意に特定する制御情報IDと、対応す
る画像データおよび音声データとリンクが張られた他の
画像データおよび音声データを示すリンク情報ならびに
利用者に操作を促す操作画面データならびに利用者の操
作に基づいたアクション情報を含み、また、前記多重化
ストリームには、対応する画像データと一対一に対応し
た画像対応テーブルが多重化されており、前記画像対応
テーブルには、多重化ストリームの中で自身が画像対応
テーブルであることを示す画像対応テーブル識別子と、
対応する画像データを一意に特定する画像データ識別子
と、対応する画像データが含まれる画像ストリーム識別
情報と、対応する画像データの再生開始時刻と再生終了
時刻とが記載されており、この画像対応テーブルも画像
データと同様繰り返し送信されており、また、前記多重
化ストリームには、全画像データ管理テーブルが多重化
されており、前記全画像データ管理テーブルには、全画
像データ管理テーブルであることを示す全画像データ管
理テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべ
ての画像データの画像データ識別子の情報が記載されて
おり、この全画像データ管理テーブルも繰り返し送信さ
れており、また、前記多重化ストリームには、対応する
音声データと一対一に対応した音声対応テーブルが多重
化されており、前記音声対応テーブルには、多重化スト
リームの中で自身が音声対応テーブルであることを示す
音声対応テーブル識別子と、対応する音声データを一意
に特定する音声データ識別子と、対応する音声データが
含まれる音声ストリーム識別情報と、対応する音声デー
タの再生開始時刻と再生終了時刻とが記載されており、
この音声対応テーブルも音声データと同様繰り返し送信
されており、また、前記多重化ストリームには、全音声
データ管理テーブルが多重化されており、前記全音声デ
ータ管理テーブルには、多重化ストリームの中で自身が
全音声データ管理テーブルであることを示す全音声デー
タ管理テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれる
すべての音声データの音声データ識別子の情報が記載さ
れており、この全音声データ管理テーブルも繰り返し送
信されており、また、前記多重化ストリームには、全制
御情報管理テーブルが多重化されており、前記全制御情
報管理テーブルには、多重化ストリームの中で自身が全
制御情報管理テーブルであることを示す全制御情報管理
テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべて
の制御情報テーブルの制御情報IDの情報が記載されて
おり、この全制御情報管理テーブルも繰り返し送信され
ており、前記デジタル放送受信装置は、受信部と、抽出
部と、受信制御部と、記憶部とを備え、前記受信部は、
前記多重化ストリームを受信し、前記記憶部は、画像デ
ータを記憶する画像データ記憶部と、音声データを記憶
する音声データ記憶部と、全画像データ管理テーブルを
記憶する全画像データ管理テーブル記憶部と、画像対応
テーブルを記憶する画像対応テーブル記憶部と、全音声
データ管理テーブルを記憶する全音声データ管理テーブ
ル記憶部と、音声対応テーブルを記憶する音声対応テー
ブル記憶部と、制御情報テーブルを記憶する制御情報テ
ーブル記憶部と、全制御情報管理テーブルを記憶する全
制御情報管理テーブル記憶部を有し、前記抽出部は、前
記受信部で受信した多重化ストリームから、設定された
抽出条件と一致する画像ストリームを抽出する画像スト
リーム抽出部と、設定された抽出条件と一致する画像対
応テーブルを抽出する画像対応テーブル抽出部と、設定
された抽出条件と一致する全画像データ管理テーブルを
抽出する全画像データ管理テーブル抽出部と、設定され
た抽出条件と一致する音声ストリームを抽出する音声デ
ータ抽出部と、設定された抽出条件と一致する音声対応
テーブルを抽出する音声対応テーブル抽出部と、設定さ
れた抽出条件と一致する全音声データ管理テーブルを抽
出する全音声データ管理テーブル抽出部と、設定された
抽出条件と一致する制御情報テーブルを抽出する制御情
報テーブル抽出部と、設定された抽出条件と一致する全
制御情報管理テーブルを抽出する全制御情報管理テーブ
ル抽出部を有し、前記受信制御部は、多重化ストリーム
を受信するよう前記受信部を制御し、全画像データ管理
テーブル識別子を抽出条件として、全画像データ管理テ
ーブルを抽出して全画像データ管理テーブル記憶部に記
憶すること、ならびに全音声データ管理テーブル識別子
を抽出条件として、全音声データ管理テーブルを抽出し
て全音声データ管理テーブル記憶部に記憶すること、な
らびに全制御情報管理テーブル識別子を抽出条件とし
て、全制御情報管理テーブルを抽出して全制御情報管理
テーブル記憶部に記憶することを行うよう、前記抽出部
を制御し、全画像データ管理テーブルが全画像データ管
理テーブル記憶部に記憶された後、画像データの記憶処
理として、前記受信制御部は、画像対応テーブルを抽出
して画像対応テーブル記憶部に記憶するよう画像対応テ
ーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、
画像対応テーブルが、多重化ストリームから抽出され画
像対応テーブル記憶部に記憶されるごとに、前記画像対
応テーブルを読み出し、画像データ識別子と、画像スト
リーム識別子と、再生開始時刻と、再生終了時刻を取得
し、前記画像ストリーム識別子を抽出条件として、画像
ストリーム識別子を抽出するよう抽出部を制御し、抽出
された画像ストリームの再生時刻情報が、前記再生開始
時刻と前記再生終了時刻の範囲内にある画像データのみ
を画像データ識別子に対応した画像データとして、画像
データ記憶部への記憶を行い、前記受信制御部は、全画
像データ管理テーブルに記憶されたすべての画像データ
識別子に対応した画像データの記憶が終了するまで、前
記画像データの記憶処理を繰り返し、また、全音声デー
タ管理テーブルが全音声データ管理テーブル記憶部に記
憶された後、音声データの記憶処理として、前記受信制
御部は、音声対応テーブルを抽出して音声対応テーブル
記憶部に記憶するよう音声対応テーブル識別子を抽出条
件として、前記抽出部を制御し、音声対応テーブルが、
多重化ストリームから抽出され音声対応テーブル記憶部
に記憶されるごとに、前記音声対応テーブルを読み出
し、音声データ識別子と、音声ストリーム識別子と、再
生開始時刻と、再生終了時刻を取得し、前記音声ストリ
ーム識別子を抽出条件として、音声ストリーム識別子を
抽出するよう抽出部を制御し、抽出された音声ストリー
ムの再生時刻情報が、前記再生開始時刻と前記再生終了
時刻の範囲内にある音声データのみを音声データ識別子
に対応した音声データとして、音声データ記憶部への記
憶を行い、前記受信制御部は、全音声データ記憶部に記
憶されたすべての音声データ識別子に対応した画像デー
タの記憶が終了するまで、前記画像データの記憶処理を
繰り返し、また、全制御情報管理テーブルが全制御情報
管理テーブル記憶部に記憶された後、制御情報テーブル
の記憶処理として、前記受信制御部は、制御情報テーブ
ルを抽出して制御情報テーブル記憶部に記憶するよう、
制御情報テーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部
を制御し、前記受信制御部は、全制御情報管理テーブル
に記載されたすべての制御情報IDに対応した制御情報
テーブルの記憶が終了するまで、前記制御情報テーブル
の記憶処理を繰り返す、ことを特徴とするデジタル放送
受信装置。
【0077】6.複数の画像データが繰り返し送信され
るデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であっ
て、前記デジタル放送データは多重化された多重化スト
リームであり、前記画像データは多重化ストリームに多
重化された1つまたは複数の画像ストリームのいずれか
の画像ストリームに含まれ、前記画像データには、画像
データが含まれる画像ストリームの多重化ストリームの
中での識別子である画像ストリーム識別情報、および自
身が再生される再生時刻情報が付され、また、前記多重
化ストリームには、対応する画像データと一対一に対応
した画像対応テーブルが多重化されており、前記画像対
応テーブルには、多重化ストリームの中で自身が画像対
応テーブルであることを示す画像対応テーブル識別子
と、対応する画像データを一意に特定する画像データ識
別子と、対応する画像データが含まれる画像ストリーム
識別情報と、対応する画像データの再生開始時刻と再生
終了時刻とが記載されており、この画像対応テーブルも
画像データと同様繰り返し送信されており、また、前記
多重化ストリームには、全画像データ管理テーブルが多
重化されており、前記全画像データ管理テーブルには、
多重化ストリームの中で自身が全画像データ管理テーブ
ルであることを特定する全画像データ管理テーブル識別
子と、多重化ストリームに含まれるすべての画像データ
の画像データ識別子の情報が記載されており、この全画
像データ管理テーブルも繰り返し送信されており、前記
デジタル放送受信装置は、受信部と、再生部と、操作制
御部と、抽出部と、受信制御部と、表示部と、記憶部と
を備え、前記受信部は、前記多重化ストリームを受信
し、前記記憶部は、画像データを記憶する画像データ記
憶部と、全画像データ管理テーブルを記憶する全画像デ
ータ管理テーブル記憶部と、画像対応テーブルを記憶す
るが贈対応テーブル記憶部とを有し、前記抽出部は、前
記受信部で受信した多重化ストリームから、設定された
抽出条件と一致する画像ストリームを抽出する画像スト
リーム抽出部と、設定された抽出条件と一致する画像対
応テーブルを抽出する画像対応テーブル抽出部と、設定
された抽出条件と一致する全画像データ管理テーブルを
抽出する全画像データ管理テーブル抽出部を有し、前記
受信制御部は、多重化ストリームを受信するよう前記受
信部を制御し、全画像データ管理テーブル識別子を抽出
条件として、全画像データ管理テーブルを抽出して全画
像データ管理テーブル記憶部に記憶するよう前記抽出部
を制御し、全画像データ管理テーブルが全画像データ管
理テーブル記憶部に記憶された後、画像データの記憶処
理として、前記受信制御部は、画像対応テーブルを抽出
して画像対応テーブル記憶部に記憶するよう画像対応テ
ーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、
いずれかの画像対応テーブルが、多重化ストリームから
抽出され画像対応テーブル記憶部に記憶されるごとに、
前記画像対応テーブルを読み出し、画像データ識別子
と、画像ストリーム識別子と、再生開始時刻と、再生終
了時刻を取得し、前記画像ストリーム識別子を抽出条件
として、画像ストリーム識別子を抽出するよう抽出部を
制御し、抽出された画像ストリームの再生時刻情報が、
前記再生開始時刻と前記再生終了時刻の範囲内にある画
像データのみを画像データ識別子に対応した画像データ
として、画像データ記憶部への記憶を行い、前記受信制
御部は、全画像データ管理テーブルに記載されたすべて
の画像データ識別子に対応した画像データの記憶が終了
するまで、前記画像データの記憶処理を繰り返し、前記
操作制御部は、利用者による特定の画像データ識別子の
指定による画像データの再生選択操作を制御し、前記再
生部は、前記操作制御部により画像データの再生が選択
されると、前記画像データ記憶部から対応する画像デー
タ識別子に該当する画像データを読み出し再生し、前記
表示部は前記再生部によって再生された画像データを表
示する、ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
【0078】7.前記全画像データ管理テーブルには、
さらに画像データが再生可能である利用情報が記載され
ており、前記再生部は、さらに時計をカウントするクロ
ック部を有し、前記再生部は、前記操作制御部により画
像データの再生が選択されると、クロック部から現在時
刻を取得し、前記全画像データ管理テーブル記憶部に記
憶されている全画像データ管理テーブルに記載されてい
る再生可能な期限情報を読み出し、前記現在時刻が前記
期限情報の範囲内にある場合のみ前記画像データ記憶部
から対応する画像データ識別子に該当する画像データを
読み出し再生する、ことを特徴とする受信装置。
【0079】8.前記画像対応テーブルには、さらに対
応する画像データが再生可能である期限情報が記載され
ており、前記再生部は、さらに時計をカウントするクロ
ック部を有し、前記再生部は、前記操作制御部により画
像データの再生が選択されると、クロック部から現在時
刻を取得し、前記選択された画像データに対応する画像
対応テーブルの中の期限情報を前記画像対応テーブル記
憶部から読み出し、前記現在時刻が前記期限情報の範囲
内にある場合のみ前記画像データ記憶部から対応する画
像データ識別子に該当する画像データを読み出し再生す
る、ことを特徴とする受信装置。
【0080】9.複数の音声データが繰り返し送信され
るデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であっ
て、前記デジタル放送データは多重化された多重化スト
リームであり、前記音声データは多重化ストリームに多
重化された1つまたは複数の音声ストリームのいずれか
の音声ストリームに含まれ、前記音声データには、音声
データが含まれる音声ストリームの多重化ストリームの
中での識別子である音声ストリーム識別情報、および自
身が再生される再生時刻情報が付され、また、前記多重
化ストリームには、対応する音声データと一対一に対応
した音声対応テーブルが多重化されており、前記音声対
応テーブルには、多重化ストリームの中で自身が音声対
応テーブルであることを示す音声対応テーブル識別子
と、対応する音声データを一意に特定する音声データ識
別子と、対応する音声データが含まれる音声ストリーム
識別情報と、対応する音声データの再生開始時刻と再生
終了時刻とが記載されており、この音声対応テーブルも
音声データと同様繰り返し送信されており、また、前記
多重化ストリームには、全音声データ管理テーブルが多
重化されており、前記全音声データ管理テーブルには、
多重化ストリームの中で自身が全音声データ管理テーブ
ルであることを特定する全音声データ管理テーブル識別
子と、多重化ストリームに含まれるすべての音声データ
の音声データ識別子の情報が記載されており、この全音
声データ管理テーブルも繰り返し送信されており、前記
デジタル放送受信装置は、受信部と、再生部と、操作制
御部と、抽出部と、受信制御部と、音声出力部と、記憶
部とを備え、前記受信部は、前記多重化ストリームを受
信し、前記記憶部は、音声データを記憶する音声データ
記憶部と、全音声データ管理テーブルを記憶する全音声
データ管理テーブル記憶部と、音声対応テーブルを記憶
する音声対応テーブル記憶部とを有し、前記抽出部は、
前記受信部で受信した多重化ストリームから、設定され
た抽出条件と一致する音声ストリームを抽出する音声ス
トリーム抽出部と、設定された抽出条件と一致する音声
対応テーブルを抽出する音声対応テーブル抽出部と、設
定された抽出条件と一致する全音声データ管理テーブル
を抽出する全音声データ管理テーブル抽出部を有し、前
記受信制御部は、多重化ストリームを受信するよう前記
受信部を制御し、全音声データ管理テーブル識別子を抽
出条件として、全音声データ管理テーブルを抽出して全
音声データ管理テーブル記憶部に記憶するよう前記抽出
部を制御し、全音声データ管理テーブルが全音声データ
管理テーブル記憶部に記憶された後、音声データの記憶
処理として、前記受信制御部は、音声対応テーブルを抽
出して音声対応テーブル記憶部に記憶するよう音声対応
テーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御
し、いずれかの音声対応テーブルが、多重化ストリーム
から抽出され音声対応テーブル記憶部に記憶されるごと
に、前記音声対応テーブルを読み出し、音声データ識別
子と、音声ストリーム識別子と、再生開始時刻と、再生
終了時刻を取得し、前記音声ストリーム識別子を抽出条
件として、音声ストリーム識別子を抽出するよう抽出部
を制御し、抽出された音声ストリームの再生時刻情報
が、前記再生開始時刻と前記再生終了時刻の範囲内にあ
る音声データのみを音声データ識別子に対応した音声デ
ータとして、音声データ記憶部への記憶を行い、前記受
信制御部は、全音声データ管理テーブルに記載されたす
べての音声データ識別子に対応した音声データの記憶が
終了するまで、前記音声データの記憶処理を繰り返し、
前記操作制御部は、利用者による特定の音声データ識別
子の指定による音声データの再生選択操作を制御し、前
記再生部は、前記操作制御部により音声データの再生が
選択されると、前記音声データ記憶部から対応する音声
データ識別子に該当する音声データを読み出し再生し、
前記音声出力部は前記再生部によって再生された音声デ
ータを出力することを特徴とするデジタル放送受信装
置。
【0081】10. 利用者との対話処理を実現する複
数の制御情報テーブルと、制御情報テーブルに対応づけ
られた画像データが繰り返し送信されるデジタル放送を
受信するデジタル放送受信装置であって、前記画像デー
タおよび前記制御情報は多重化された多重化ストリーム
として送信され、前記画像データには、画像データが含
まれる画像ストリームの多重化ストリームの中での識別
子である画像ストリーム識別情報、および自身が再生さ
れる再生時刻情報が付され、前記各制御情報テーブル
は、多重化ストリームの中で自身が制御情報テーブルで
あることを示す制御情報テーブル識別子と、制御情報を
一意に特定する制御情報IDと、対応する画像データと
リンクが張られた他の画像データを示すリンク情報なら
びに利用者に操作を促す操作画面データならびに利用者
の操作に基づいたアクション情報を含み、また、前記多
重化ストリームには、対応する画像データと一対一に対
応した画像対応テーブルが多重化されており、前記画像
対応テーブルには、多重化ストリームの中で自身が画像
対応テーブルであることを示す画像対応テーブル識別子
と、対応する画像データを一意に特定する画像データ識
別子と、対応する画像データが含まれる画像ストリーム
識別情報と、対応する画像データの再生開始時刻と再生
終了時刻とが記載されており、この画像対応テーブルも
画像データと同様繰り返し送信されており、また、前記
多重化ストリームには、全画像データ管理テーブルが多
重化されており、前記全画像データ管理テーブルには、
全画像データ管理テーブルであることを示す全画像デー
タ管理テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれる
すべての画像データの画像データ識別子の情報が記載さ
れており、この全画像データ管理テーブルも繰り返し送
信されており、また、前記多重化ストリームには、全制
御情報管理テーブルが多重化されており、前記全制御情
報管理テーブルには、多重化ストリームの中で自身が全
制御情報管理テーブルであることを示す全制御情報管理
テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべて
の制御情報テーブルの制御情報IDの情報が記載されて
おり、この全制御情報管理テーブルも繰り返し送信され
ており、前記デジタル放送受信装置は、受信部と、再生
部と、操作制御部と、抽出部と、受信制御部と、表示部
と、音声出力部と、記憶部とを備え、前記受信部は、前
記多重化ストリームを受信し、前記抽出部は、前記受信
部で受信した多重化ストリームから、設定された抽出条
件と一致する画像ストリームを抽出する画像ストリーム
抽出部と、設定された抽出条件と一致する画像対応テー
ブルを抽出する画像対応テーブル抽出部と、設定された
抽出条件と一致する全画像データ管理テーブルを抽出す
る全画像データ管理テーブル抽出部と、設定された抽出
条件と一致する制御情報テーブルを抽出する制御情報テ
ーブル抽出部と、設定された抽出条件と一致する全制御
情報管理テーブルを抽出する全制御情報管理テーブル抽
出部を有し、前記記憶部は、画像データを記憶する画像
データ記憶部と、全画像データ管理テーブルを記憶する
全画像データ管理テーブル記憶部と、画像対応テーブル
を記憶する画像対応テーブル記憶部と、制御情報テーブ
ルを記憶する制御情報テーブル記憶部と、全制御情報管
理テーブルを記憶する全制御情報管理テーブル記憶部を
有し、前記受信制御部は、多重化ストリームを受信する
よう前記受信部を制御し、全画像データ管理テーブル識
別子を抽出条件として、全画像データ管理テーブルを抽
出して全画像データ管理テーブル記憶部に記憶するこ
と、ならびに全制御情報管理テーブル識別子を抽出条件
として、全制御情報管理テーブルを抽出して全制御情報
管理テーブル記憶部に記憶することを行うよう、前記抽
出部を制御し、全画像データ管理テーブルが全画像デー
タ管理テーブル記憶部に記憶され、画像データの記憶処
理として、前記受信制御部は、画像対応テーブルを抽出
して画像対応テーブル記憶部に記憶するよう画像対応テ
ーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、
画像対応テーブルが、多重化ストリームから抽出され画
像対応テーブル記憶部に記憶されるごとに、前記画像対
応テーブルを読み出し、画像データ識別子と、画像スト
リーム識別子と、再生開始時刻と、再生終了時刻を取得
し、前記画像ストリーム識別子を抽出条件として、画像
ストリーム識別子を抽出するよう抽出部を制御し、抽出
された画像ストリームの再生時刻情報が、前記再生開始
時刻と前記再生終了時刻の範囲内にある画像データのみ
を画像データ識別子に対応した画像データとして、画像
データ記憶部への記憶を行い、前記受信制御部は、全画
像データ管理テーブル記憶部に記憶されたすべての画像
データ識別子に対応した画像データの記憶が終了するま
で、前記画像データの記憶処理を繰り返し、また、全制
御情報管理テーブルが全制御情報管理テーブル記憶部に
記憶された後、制御情報テーブルの記憶処理として、前
記受信制御部は、制御情報テーブルを抽出して制御情報
テーブル記憶部に記憶するよう、制御情報テーブル識別
子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、前記受信制
御部は、全制御情報管理テーブルに記載されたすべての
制御情報IDに対応した制御情報テーブルの記憶が終了
するまで、前記制御情報テーブルの記憶処理を繰り返
し、前記操作制御部は、利用者による特定の画像データ
識別子および特定の制御情報IDの指定による画像デー
タおよび制御情報テーブルの再生選択操作を制御し、前
記再生部は、前記画像データ記憶部から再生選択された
画像データ識別子に該当する画像データを読み出し再生
し、前記制御情報テーブル記憶部から再生選択された制
御情報IDに該当する制御情報テーブルを読み出し制御
情報テーブルの中の操作画面データの再生を行い、前記
表示部は、前記再生部によって再生された画像データ
と、操作画面データを合成して表示する、ことを特徴と
するデジタル放送受信装置。
【0082】11. 利用者との対話処理を実現する複
数の制御情報テーブルと、制御情報テーブルに対応づけ
られた画像データおよび音声データが繰り返し送信され
るデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であっ
て、前記画像データおよび前記音声データおよび前記制
御情報は多重化された多重化ストリームとして送信さ
れ、前記画像データには、画像データが含まれる画像ス
トリームの多重化ストリームの中での識別子である画像
ストリーム識別情報、および自身が再生される再生時刻
情報が付され、前記音声データには、音声データが含ま
れる音声ストリームの多重化ストリームの中での識別子
である音声ストリーム識別情報、および自身が再生され
る再生時刻情報が付され、前記各制御情報テーブルは、
多重化ストリームの中で自身が制御情報テーブルである
ことを示す制御情報テーブル識別子と、制御情報を一意
に特定する制御情報IDと、対応する画像データとリン
クが張られた他の画像データを示すリンク情報ならびに
利用者に操作を促す操作画面データならびに利用者の操
作に基づいたアクション情報を含み、また、前記多重化
ストリームには、対応する画像データと一対一に対応し
た画像対応テーブルが多重化されており、前記画像対応
テーブルには、多重化ストリームの中で自身が画像対応
テーブルであることを示す画像対応テーブル識別子と、
対応する画像データを一意に特定する画像データ識別子
と、対応する画像データが含まれる画像ストリーム識別
情報と、対応する画像データの再生開始時刻と再生終了
時刻とが記載されており、この画像対応テーブルも画像
データと同様繰り返し送信されており、また、前記多重
化ストリームには、全画像データ管理テーブルが多重化
されており、前記全画像データ管理テーブルには、全画
像データ管理テーブルであることを示す全画像データ管
理テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべ
ての画像データの画像データ識別子の情報が記載されて
おり、この全画像データ管理テーブルも繰り返し送信さ
れており、また、前記多重化ストリームには、対応する
音声データと一対一に対応した音声対応テーブルが多重
化されており、前記音声対応テーブルには、多重化スト
リームの中で自身が音声対応テーブルであることを示す
音声対応テーブル識別子と、対応する音声データを一意
に特定する音声データ識別子と、対応する音声データが
含まれる音声ストリーム識別情報と、対応する音声デー
タの再生開始時刻と再生終了時刻とが記載されており、
この音声対応テーブルも音声データと同様繰り返し送信
されており、また、前記多重化ストリームには、全音声
データ管理テーブルが多重化されており、前記全音声デ
ータ管理テーブルには、多重化ストリームの中で自身が
全音声データ管理テーブルであることを示す全音声デー
タ管理テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれる
すべての音声データの音声データ識別子の情報が記載さ
れており、この全音声データ管理テーブルも繰り返し送
信されており、また、前記多重化ストリームには、全制
御情報管理テーブルが多重化されており、前記全制御情
報管理テーブルには、多重化ストリームの中で自身が全
制御情報管理テーブルであることを示す全制御情報管理
テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべて
の制御情報テーブルの制御情報IDの情報が記載されて
おり、この全制御情報管理テーブルも繰り返し送信され
ており、前記デジタル放送受信装置は、受信部と、再生
部と、操作制御部と、抽出部と、受信制御部と、表示部
と、記憶部とを備え、前記受信部は、前記多重化ストリ
ームを受信し、前記記憶部は、画像データを記憶する画
像データ記憶部と、音声データを記憶する音声データ記
憶部と、全画像データ管理テーブルを記憶する全画像デ
ータ管理テーブル記憶部と、画像対応テーブルを記憶す
る画像対応テーブル記憶部と、全音声データ管理テーブ
ルを記憶する全音声データ管理テーブル記憶部と、音声
対応テーブルを記憶する音声対応テーブル記憶部と、制
御情報テーブルを記憶する制御情報テーブル記憶部と、
全制御情報管理テーブルを記憶する全制御情報管理テー
ブル記憶部を有し、前記抽出部は、前記受信部で受信し
た多重化ストリームから、設定された抽出条件と一致す
る画像ストリームを抽出する画像ストリーム抽出部と、
設定された抽出条件と一致する画像対応テーブルを抽出
する画像対応テーブル抽出部と、設定された抽出条件と
一致する全画像データ管理テーブルを抽出する全画像デ
ータ管理テーブル抽出部と、設定された抽出条件と一致
する音声ストリームを抽出する音声ストリーム抽出部
と、設定された抽出条件と一致する音声対応テーブルを
抽出する音声対応テーブル抽出部と、設定された抽出条
件と一致する全音声データ管理テーブルを抽出する全音
声データ管理テーブル抽出部と、設定された抽出条件と
一致する制御情報テーブルを抽出する制御情報テーブル
抽出部と、設定された抽出条件と一致する全制御情報管
理テーブルを抽出する全制御情報管理テーブル抽出部を
有し、前記受信制御部は、多重化ストリームを受信する
よう前記受信部を制御し、全画像データ管理テーブル識
別子を抽出条件として、全画像データ管理テーブルを抽
出して全画像データ管理テーブル記憶部に記憶するこ
と、ならびに全音声データ管理テーブル識別子を抽出条
件として、全音声データ管理テーブルを抽出して全音声
データ管理テーブル記憶部に記憶すること、ならびに全
制御情報管理テーブル識別子を抽出条件として、全制御
情報管理テーブルを抽出して全制御情報管理テーブル記
憶部に記憶することを行うよう、前記抽出部を制御し、
全画像データ管理テーブルが全画像データ管理テーブル
記憶部に記憶された後、画像データの記憶処理として、
前記受信制御部は、画像対応テーブルを抽出して画像対
応テーブル記憶部に記憶するよう画像対応テーブル識別
子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、画像対応テ
ーブルが、多重化ストリームから抽出され画像対応テー
ブル記憶部に記憶されるごとに、前記画像対応テーブル
を読み出し、画像データ識別子と、画像ストリーム識別
子と、再生開始時刻と、再生終了時刻を取得し、前記画
像ストリーム識別子を抽出条件として、画像ストリーム
識別子を抽出するよう抽出部を制御し、抽出された画像
ストリームの再生時刻情報が、前記再生開始時刻と前記
再生終了時刻の範囲内にある画像データのみを画像デー
タ識別子に対応した画像データとして、画像データ記憶
部への記憶を行い、前記受信制御部は、全画像データ管
理テーブル記憶部に記憶されたすべての画像データ識別
子に対応した画像データの記憶が終了するまで、前記画
像データの記憶処理を繰り返し、また、全音声データ管
理テーブルが全音声データ管理テーブル記憶部に記憶さ
れた後、音声データの記憶処理として、前記受信制御部
は、音声対応テーブルを抽出して音声対応テーブル記憶
部に記憶するよう音声対応テーブル識別子を抽出条件と
して、前記抽出部を制御し、音声対応テーブルが、多重
化ストリームから抽出され音声対応テーブル記憶部に記
憶されるごとに、前記音声対応テーブルを読み出し、音
声データ識別子と、音声ストリーム識別子と、再生開始
時刻と、再生終了時刻を取得し、前記音声ストリーム識
別子を抽出条件として、音声ストリーム識別子を抽出す
るよう抽出部を制御し、抽出された音声ストリームの再
生時刻情報が、前記再生開始時刻と前記再生終了時刻の
範囲内にある音声データのみを音声データ識別子に対応
した音声データとして、音声データ記憶部への記憶を行
い、前記受信制御部は、全画像データ管理テーブル記憶
部に記憶されたすべての画像データ識別子に対応した画
像データの記憶が終了するまで、前記画像データの記憶
処理を繰り返し、また、全制御情報管理テーブルが全制
御情報管理テーブル記憶部に記憶された後、制御情報テ
ーブルの記憶処理として、前記受信制御部は、制御情報
テーブルを抽出して制御情報テーブル記憶部に記憶する
よう、制御情報テーブル識別子を抽出条件として、前記
抽出部を制御し、前記受信制御部は、全制御情報管理テ
ーブルに記載されたすべての制御情報IDに対応した制
御情報テーブルの記憶が終了するまで、前記制御情報テ
ーブルの記憶処理を繰り返し、前記操作制御部は、利用
者による特定の画像データ識別子および特定の音声デー
タ識別子特定の制御情報IDの指定による画像データお
よび音声データおよび制御情報テーブルの再生選択操作
を制御し、前記再生部は、前記画像データ記憶部から再
生選択された画像データ識別子に該当する画像データを
読み出し再生し、前記音声データ記憶部から再生選択さ
れた音声データ識別子に該当する音声データを読み出し
再生し、前記制御情報テーブル記憶部から再生選択され
た制御情報IDに該当する制御情報テーブルを読み出し
制御情報テーブルの中の操作画面データの再生を行い、
前記表示部は、前記再生部によって再生された画像デー
タと、操作画面データを合成して表示し、前記音声出力
部は前記再生部によって再生された音声データを出力す
る、ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
【0083】12. 利用者との対話処理を実現する複
数の制御情報テーブルと、制御情報テーブルに対応づけ
られた画像データが繰り返し送信されるデジタル放送を
受信するデジタル放送受信装置であって、前記画像デー
タおよび前記制御情報は多重化された多重化ストリーム
として送信され、前記画像データには、画像データが含
まれる画像ストリームの多重化ストリームの中での識別
子である画像ストリーム識別情報、および自身が再生さ
れる再生時刻情報が付され、前記各制御情報テーブル
は、多重化ストリームの中で自身が制御情報テーブルで
あることを示す制御情報テーブル識別子と、制御情報を
一意に特定する制御情報IDと、対応する画像データと
リンクが張られた他の画像データを示すリンク情報なら
びに利用者に操作を促す操作画面データならびに利用者
の操作に基づいたアクション情報を含み、また、前記多
重化ストリームには、対応する画像データと一対一に対
応した画像対応テーブルが多重化されており、前記画像
対応テーブルには、多重化ストリームの中で自身が画像
対応テーブルであることを示す画像対応テーブル識別子
と、対応する画像データを一意に特定する画像データ識
別子と、対応する画像データが含まれる画像ストリーム
識別情報と、対応する画像データの再生開始時刻と再生
終了時刻とが記載されており、この画像対応テーブルも
画像データと同様繰り返し送信されており、また、前記
多重化ストリームには、全画像データ管理テーブルが多
重化されており、前記全画像データ管理テーブルには、
全画像データ管理テーブルであることを示す全画像デー
タ管理テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれる
すべての画像データの画像データ識別子の情報が記載さ
れており、この全画像データ管理テーブルも繰り返し送
信されており、また、前記多重化ストリームには、全制
御情報管理テーブルが多重化されており、前記全制御情
報管理テーブルには、多重化ストリームの中で自身が全
制御情報管理テーブルであることを示す全制御情報管理
テーブル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべて
の制御情報テーブルの制御情報IDの情報が記載されて
おり、この全制御情報管理テーブルも繰り返し送信され
ており、前記デジタル放送受信装置は、受信部と、抽出
部と、操作制御部と、再生部と、受信制御部と、記憶部
とを備え、前記操作制御部は、利用者によるストリーム
の受信記憶あるいは、受信再生の選択操作を受け付け、
受信再生の選択操作を受け付ける場合は、再生する画像
データと制御情報の組として、画像データ識別子と制御
情報テーブル識別子の選択操作をも受け付け、前記受信
部は、前記多重化ストリームを受信し、前記記憶部は、
画像データを記憶する画像データ記憶部と、全画像デー
タ管理テーブルを記憶する全画像データ管理テーブル記
憶部と、画像対応テーブルを記憶する画像対応テーブル
記憶部と、制御情報テーブルを記憶する制御情報テーブ
ル記憶部と、全制御情報管理テーブルを記憶する全制御
情報管理テーブル記憶部と、前記受信制御部は、前記操
作制御部で利用者によるストリームの受信記憶の選択操
作を受け付けた場合には、多重化ストリームを受信する
よう前記受信部を制御し、全画像データ管理テーブル識
別子を抽出条件として、全画像データ管理テーブルを抽
出して全画像データ管理テーブル記憶部に記憶するこ
と、ならびに全制御情報管理テーブル識別子を抽出条件
として、全制御情報管理テーブルを抽出して全制御情報
管理テーブル記憶部に記憶することを行うよう、前記抽
出部を制御し、全画像データ管理テーブルが全画像デー
タ管理テーブル記憶部に記憶されると、画像データの記
憶処理として、前記受信制御部は、画像対応テーブルを
抽出して画像対応テーブル記憶部に記憶するよう画像対
応テーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御
し、画像対応テーブルが、多重化ストリームから抽出さ
れ画像対応テーブル記憶部に記憶されるごとに、前記画
像対応テーブルを読み出し、画像データ識別子と、画像
ストリーム識別子と、再生開始時刻と、再生終了時刻を
取得し、前記画像ストリーム識別子を抽出条件として、
画像ストリーム識別子を抽出するよう抽出部を制御し、
抽出された画像ストリームの再生時刻情報が、前記再生
開始時刻と前記再生終了時刻の範囲内にある画像データ
のみを画像データ識別子に対応した画像データとして、
画像データ記憶部への記憶を行い、前記受信制御部は、
全画像データ管理テーブル記憶部に記憶されたすべての
画像データ識別子に対応した画像データの記憶が終了す
るまで、前記画像データの記憶処理を繰り返し、また、
全制御情報管理テーブルが全制御情報管理テーブル記憶
部に記憶された後、制御情報テーブルの記憶処理とし
て、前記受信制御部は、制御情報テーブルを抽出して制
御情報テーブル記憶部に記憶するよう、制御情報テーブ
ル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、前記
受信制御部は、全制御情報管理テーブルに記載されたす
べての制御情報IDに対応した制御情報テーブルの記憶
が終了するまで、前記制御情報テーブルの記憶処理を繰
り返し、また、前記受信制御部は、前記操作制御部で利
用者によるストリームの受信再生の選択操作を受け付け
た場合には、多重化ストリームを受信するよう前記受信
部を制御し、全画像データ管理テーブル識別子を抽出条
件として、全画像データ管理テーブルを抽出して全画像
データ管理テーブル記憶部に記憶すること、ならびに全
制御情報管理テーブル識別子を抽出条件として、全制御
情報管理テーブルを抽出して全制御情報管理テーブル記
憶部に記憶することを行うよう、前記抽出部を制御し、
全画像データ管理テーブルが全画像データ管理テーブル
記憶部に記憶されると、画像データの再生処理として、
前記受信制御部は、指定された画像データ識別子に対応
する画像対応テーブルを抽出して画像対応テーブル記憶
部に記憶するよう画像対応テーブル識別子および画像デ
ータ識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、対
応する画像対応テーブルが、多重化ストリームから抽出
され画像対応テーブル記憶部に記憶されると、前記画像
対応テーブルを読み出し、画像データ識別子と、画像ス
トリーム識別子と、再生開始時刻と、再生終了時刻を取
得し、前記画像ストリーム識別子を抽出条件として、画
像ストリーム識別子を抽出するよう抽出部を制御し、前
記再生部は、抽出された画像ストリームの再生時刻情報
が、前記再生開始時刻と前記再生終了時刻の範囲内にあ
る画像データのみを再生し、また、全制御情報管理テー
ブルが全制御情報管理テーブル記憶部に記憶された後、
制御情報テーブルの再生処理として、前記受信制御部
は、指定された制御情報テーブルを抽出して制御情報テ
ーブル記憶部に記憶するよう、制御情報テーブル識別子
および制御情報IDを抽出条件として、前記抽出部を制
御し、制御情報テーブルが制御情報テーブル記憶部に記
憶されると、前記再生部は、制御情報テーブルの中の操
作画面データの再生を行い、前記表示部は、前記再生部
によって再生された画像データと、操作画面データを合
成して表示する、ことを特徴とするデジタル放送受信装
置。
【0084】13. 前記操作制御部で利用者によるス
トリームの受信再生の選択操作を受け付け、かつ、再生
する画像データと制御情報の組である画像データ識別子
と制御情報IDの指定がなかった場合には、前記全画像
データ管理テーブルの中で最初に記載された画像データ
識別子と、前記全制御情報管理テーブルの中で最初に記
載された制御情報IDが指定されたものとして受信再生
処理を行う、ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
【0085】14. 前記操作制御部で利用者によるス
トリームの受信再生の選択操作を受け付けた場合、指定
された画像データ識別子に対応する画像データが、前記
画像データ記憶部に記憶済みである場合には、前記受信
制御部は、多重化ストリームから対応する画像データの
抽出処理を行わず、前記再生部は、前記画像データ記憶
部に記憶された画像データの再生を行い、また、指定さ
れた制御情報IDに対応する制御情報テーブルが前記制
御情報テーブル記憶部に記憶済みである場合には、前記
受信制御部は、多重化ストリームから対応する制御情報
テーブルの抽出処理を行わず、前記再生部は、前記制御
情報テーブル記憶部に記憶された制御情報テーブルの中
の操作画面データの再生を行う、ことを特徴とするデジ
タル放送受信装置。
【0086】15. 前記全画像データ管理テーブルに
は、さらに画像データが再生可能である期限情報が記載
されており、前記全制御情報管理テーブルには、さらに
制御情報管理テーブルが再生可能である期限情報が記載
されており、前記再生部は、さらに時計をカウントする
クロック部を有し、前記操作制御部で利用者によるスト
リームの受信再生の選択操作を受け付けた場合、指定さ
れた画像データ識別子に対応する画像データが、前記画
像データ記憶部に記憶済みである場合には、さらに、ク
ロック部から現在時刻を取得し、前記全画像データ管理
テーブル記憶部に記憶されている全画像データ管理テー
ブルに記載されている再生可能な期限情報を読み出し、
前記現在時刻が前記期限情報の範囲内にある場合には、
前記受信制御部は、多重化ストリームから対応する画像
データの抽出処理を行わず、前記再生部は、前記画像デ
ータ記憶部に記憶された画像データの再生を行い、ま
た、指定された制御情報IDに対応する制御情報テーブ
ルが前記制御情報テーブル記憶部に記憶済みである場合
には、さらに、クロック部から現在時刻を取得し、前記
全制御情報管理テーブル記憶部に記憶されている全制御
情報管理テーブルに記載されている再生可能な期限情報
を読み出し、前記現在時刻が前記期限情報の範囲内にあ
る場合には、前記受信制御部は、多重化ストリームから
対応する制御情報テーブルの抽出処理を行わず、前記再
生部は、前記制御情報テーブル記憶部に記憶された制御
情報テーブルの中の操作画面データの再生を行う、こと
を特徴とするデジタル放送受信装置。
【0087】16. 前記画像対応テーブルには、さら
に対応する画像データが再生可能である期限情報が記載
されており、前記制御情報テーブルには、さらに制御情
報テーブルが再生可能である期限情報が記載されてお
り、前記再生部は、さらに時計をカウントするクロック
部を有し、前記操作制御部で利用者によるストリームの
受信再生の選択操作を受け付けた場合、指定された画像
データ識別子に対応する画像データが、前記画像データ
記憶部に記憶済みである場合には、さらに、クロック部
から現在時刻を取得し、前記画像対応テーブル記憶部に
記憶された画像データ識別子に対応する画像対応テーブ
ルに記載されている再生可能な期限情報を読み出し、前
記現在時刻が前記期限情報の範囲内にある場合には、前
記受信制御部は、多重化ストリームから対応する画像デ
ータの抽出処理を行わず、前記再生部は、前記画像デー
タ記憶部に記憶された画像データの再生を行い、また、
指定された制御情報IDに対応する制御情報テーブルが
前記制御情報テーブル記憶部に記憶済みである場合に
は、さらに、クロック部から現在時刻を取得し、前記制
御情報テーブル記憶部に記憶されている制御情報IDに
対応する前期制御情報管理テーブルに記載されている再
生可能な期限情報を読み出し、前記現在時刻が前記期限
情報の範囲内にある場合には、前記受信制御部は、多重
化ストリームから対応する制御情報テーブルの抽出処理
を行わず、前記再生部は、前記制御情報テーブル記憶部
に記憶された制御情報テーブルの中の操作画面データの
再生を行う、ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
【0088】17. 前記全画像データ管理テーブルに
は、さらに画像データのバージョン情報が記載されてお
り、前記全制御情報管理テーブルには、さらに制御情報
管理テーブルのバージョン情報が記載されており、前記
操作制御部で利用者によるストリームの受信再生の選択
操作を受け付けた場合、指定された画像データ識別子に
対応する画像データが、前記画像データ記憶部に記憶済
みである場合には、前記受信制御部は、抽出した全画像
データ管理テーブルのバージョン情報が、全画像データ
管理テーブル記憶部に記憶されたバージョン情報と一致
した場合には、前記受信制御部は、多重化ストリームか
ら対応する画像データの抽出処理を行わず、前記再生部
は、前記画像データ記憶部に記憶された画像データの再
生を行い、また、指定された制御情報IDに対応する制
御情報テーブルが前記制御情報テーブル記憶部に記憶済
みである場合には、前記受信制御部は、抽出した全制御
情報管理テーブルのバージョン情報が、全制御情報管理
テーブル記憶部に記憶されたバージョン情報と一致した
場合には、前記受信制御部は、多重化ストリームから対
応する画像対応テーブルの抽出処理を行わず、前記再生
部は、前記制御情報テーブル記憶部に記憶された制御情
報テーブルの中の操作画面データの再生を行うことを特
徴とするデジタル放送受信装置。
【0089】18. 複数の画像データが繰り返し送信
されるデジタル放送システムは、以下のデジタル放送送
信装置と、デジタル放送受信装置とを含み、前記デジタ
ル放送送信装置は、複数の画像データと、画像データと
対応した画像対応テーブルと、全画像データ管理テーブ
ルとを多重化して、多重化ストリームとして繰り返し送
信する、送信手段を備え、前記画像データは、1つまた
は複数の画像ストリームのいずれかの画像ストリームに
含まれ、前記画像データには、画像データが含まれる画
像ストリームの多重化ストリームの中での識別子である
画像ストリーム識別情報、および自身が再生される再生
時刻情報が付され、前記画像対応テーブルには、多重化
ストリームの中で自身が画像対応テーブルであることを
示す画像対応テーブル識別子と、対応する画像データを
一意に特定する画像データ識別子と、対応する画像デー
タが含まれる画像ストリーム識別情報と、対応する画像
データの再生開始時刻と再生終了時刻とが記載されてお
り、前記全画像データ管理テーブルには、多重化ストリ
ームの中で自身が全画像データ管理テーブルであること
を特定する全画像データ管理テーブル識別子と、多重化
ストリームに含まれるすべての画像データの画像データ
識別子の情報が記載されており、前記デジタル放送受信
装置は、受信部と、抽出部と、受信制御部と、記憶部と
を備え、前記受信部は、前記多重化ストリームを受信
し、前記記憶部は、画像データを記憶する画像データ記
憶部と、全画像データ管理テーブルを記憶する全画像デ
ータ管理テーブル記憶部と、画像対応テーブルを記憶す
る画像対応テーブル記憶部とを有し、前記抽出部は、前
記受信部で受信した多重化ストリームから、設定された
抽出条件と一致する画像ストリームを抽出する画像スト
リーム抽出部と、設定された抽出条件と一致する画像対
応テーブルを抽出する画像対応テーブル抽出部と、設定
された抽出条件と一致する全画像データ管理テーブルを
抽出する全画像データ管理テーブル抽出部を有し、前記
受信制御部は、多重化ストリームを受信するよう前記受
信部を制御し、全画像データ管理テーブル識別子を抽出
条件として、全画像データ管理テーブルを抽出して全画
像データ管理テーブル記憶部に記憶するよう前記抽出部
を制御し、全画像データ管理テーブルが全画像データ管
理テーブル記憶部に記憶された後、画像データの記憶処
理として、前記受信制御部は、画像対応テーブルを抽出
して画像対応テーブル記憶部に記憶するよう画像対応テ
ーブル識別子を抽出条件として、前記抽出部を制御し、
いずれかの画像対応テーブルが、多重化ストリームから
抽出され画像対応テーブル記憶部に記憶されるごとに、
前記画像対応テーブルを読み出し、画像データ識別子
と、画像ストリーム識別子と、再生開始時刻と、再生終
了時刻を取得し、前記画像ストリーム識別子を抽出条件
として、画像ストリーム識別子を抽出するよう抽出部を
制御し、抽出された画像ストリームの再生時刻情報が、
前記再生開始時刻と前記再生終了時刻の範囲内にある画
像データのみを画像データ識別子に対応した画像データ
として、画像データ記憶部への記憶を行い、前記受信制
御部は、全画像データ管理テーブルに記載されたすべて
の画像データ識別子に対応した画像データの記憶が終了
するまで、前記画像データの記憶処理を繰り返す、こと
を特徴とするデジタル放送システム。
【0090】19. 利用者との対話処理を実現する複
数の制御情報テーブルと、前記制御情報テーブルと対応
づけられた複数の画像データが繰り返し送信されるデジ
タル放送システムは、以下のデジタル放送送信装置と、
デジタル放送受信装置とを含み、前記デジタル放送送信
装置は、前記デジタル放送送信装置は、複数の画像デー
タと、画像データと対応した画像対応テーブルと、全画
像データ管理テーブルと、複数の音声データと、音声デ
ータと対応した音声対応テーブルと、全音声データ管理
テーブルと、前記制御情報テーブルと、全制御情報管理
テーブルとを多重化して、多重化ストリームとして繰り
返し送信する、送信手段を備え、前記画像データには、
画像データが含まれる画像ストリームの多重化ストリー
ムの中での識別子である画像ストリーム識別情報、およ
び自身が再生される再生時刻情報が付され、前記各制御
情報テーブルは、多重化ストリームの中で自身が制御情
報テーブルであることを示す制御情報テーブル識別子
と、制御情報を一意に特定する制御情報IDと、対応す
る画像データとリンクが張られた他の画像データを示す
リンク情報ならびに利用者に操作を促す操作画面データ
ならびに利用者の操作に基づいたアクション情報を含
み、前記画像対応テーブルには、多重化ストリームの中
で自身が画像対応テーブルであることを示す画像対応テ
ーブル識別子と、対応する画像データを一意に特定する
画像データ識別子と、対応する画像データが含まれる画
像ストリーム識別情報と、対応する画像データの再生開
始時刻と再生終了時刻とが記載されており、この画像対
応テーブルも画像データと同様繰り返し送信されてお
り、前記全画像データ管理テーブルには、全画像データ
管理テーブルであることを示す全画像データ管理テーブ
ル識別子と、多重化ストリームに含まれるすべての画像
データの画像データ識別子の情報が記載されており、こ
の全画像データ管理テーブルも繰り返し送信されてお
り、前記全制御情報管理テーブルには、多重化ストリー
ムの中で自身が全制御情報管理テーブルであることを示
す全制御情報管理テーブル識別子と、多重化ストリーム
に含まれるすべての制御情報テーブルの制御情報IDの
情報が記載されており、この全制御情報管理テーブルも
繰り返し送信されており、前記デジタル放送受信装置
は、受信部と、抽出部と、操作制御部と、再生部と、受
信制御部と、記憶部とを備え、前記操作制御部は、利用
者によるストリームの受信記憶あるいは、受信再生の選
択操作を受け付け、受信再生の選択操作を受け付ける場
合は、再生する画像データと制御情報の組として、画像
データ識別子と制御情報テーブル識別子の選択操作をも
受け付け、前記受信部は、前記多重化ストリームを受信
し、前記記憶部は、画像データを記憶する画像データ記
憶部と、全画像データ管理テーブルを記憶する全画像デ
ータ管理テーブル記憶部と、画像対応テーブルを記憶す
る画像対応テーブル記憶部と、制御情報テーブルを記憶
する制御情報テーブル記憶部と、全制御情報管理テーブ
ルを記憶する全制御情報管理テーブル記憶部と、前記受
信制御部は、前記操作制御部で利用者によるストリーム
の受信記憶の選択操作を受け付けた場合には、多重化ス
トリームを受信するよう前記受信部を制御し、全画像デ
ータ管理テーブル識別子を抽出条件として、全画像デー
タ管理テーブルを抽出して全画像データ管理テーブル記
憶部に記憶すること、ならびに全制御情報管理テーブル
識別子を抽出条件として、全制御情報管理テーブルを抽
出して全制御情報管理テーブル記憶部に記憶することを
行うよう、前記抽出部を制御し、全画像データ管理テー
ブルが全画像データ管理テーブル記憶部に記憶される
と、画像データの記憶処理として、前記受信制御部は、
画像対応テーブルを抽出して画像対応テーブル記憶部に
記憶するよう画像対応テーブル識別子を抽出条件とし
て、前記抽出部を制御し、画像対応テーブルが、多重化
ストリームから抽出され画像対応テーブル記憶部に記憶
されるごとに、前記画像対応テーブルを読み出し、画像
データ識別子と、画像ストリーム識別子と、再生開始時
刻と、再生終了時刻を取得し、前記画像ストリーム識別
子を抽出条件として、画像ストリーム識別子を抽出する
よう抽出部を制御し、抽出された画像ストリームの再生
時刻情報が、前記再生開始時刻と前記再生終了時刻の範
囲内にある画像データのみを画像データ識別子に対応し
た画像データとして、画像データ記憶部への記憶を行
い、前記受信制御部は、全画像データ管理テーブル記憶
部に記憶されたすべての画像データ識別子に対応した画
像データの記憶が終了するまで、前記画像データの記憶
処理を繰り返し、また、全制御情報管理テーブルが全制
御情報管理テーブル記憶部に記憶された後、制御情報テ
ーブルの記憶処理として、前記受信制御部は、制御情報
テーブルを抽出して制御情報テーブル記憶部に記憶する
よう、制御情報テーブル識別子を抽出条件として、前記
抽出部を制御し、前記受信制御部は、全制御情報管理テ
ーブルに記載されたすべての制御情報IDに対応した制
御情報テーブルの記憶が終了するまで、前記制御情報テ
ーブルの記憶処理を繰り返し、また、前記受信制御部
は、前記操作制御部で利用者によるストリームの受信再
生の選択操作を受け付けた場合には、多重化ストリーム
を受信するよう前記受信部を制御し、全画像データ管理
テーブル識別子を抽出条件として、全画像データ管理テ
ーブルを抽出して全画像データ管理テーブル記憶部に記
憶すること、ならびに全制御情報管理テーブル識別子を
抽出条件として、全制御情報管理テーブルを抽出して全
制御情報管理テーブル記憶部に記憶することを行うよ
う、前記抽出部を制御し、全画像データ管理テーブルが
全画像データ管理テーブル記憶部に記憶されると、画像
データの再生処理として、前記受信制御部は、指定され
た画像データ識別子に対応する画像対応テーブルを抽出
して画像対応テーブル記憶部に記憶するよう画像対応テ
ーブル識別子および画像データ識別子を抽出条件とし
て、前記抽出部を制御し、対応する画像対応テーブル
が、多重化ストリームから抽出され画像対応テーブル記
憶部に記憶されると、前記画像対応テーブルを読み出
し、画像データ識別子と、画像ストリーム識別子と、再
生開始時刻と、再生終了時刻を取得し、前記画像ストリ
ーム識別子を抽出条件として、画像ストリーム識別子を
抽出するよう抽出部を制御し、前記再生部は、抽出され
た画像ストリームの再生時刻情報が、前記再生開始時刻
と前記再生終了時刻の範囲内にある画像データのみを再
生し、また、全制御情報管理テーブルが全制御情報管理
テーブル記憶部に記憶された後、制御情報テーブルの再
生処理として、前記受信制御部は、指定された制御情報
テーブルを抽出して制御情報テーブル記憶部に記憶する
よう、制御情報テーブル識別子および制御情報IDを抽
出条件として、前記抽出部を制御し、制御情報テーブル
が制御情報テーブル記憶部に記憶されると、前記再生部
は、制御情報テーブルの中の操作画面データの再生を行
い、前記表示部は、前記再生部によって再生された画像
データと、操作画面データを合成して表示する、ことを
特徴とするデジタル放送システム。
【0091】20. 利用者との対話処理を実現する複
数の制御情報テーブルが、繰り返し送信されるデジタル
放送を受信するデジタル放送受信装置であって、前記各
制御情報テーブルは、多重化ストリームの中で自身が制
御情報テーブルであることを示す制御情報テーブル識別
子と、制御情報を一意に特定する制御情報IDと、対応
する画像データとリンクが張られた他の画像データを示
すリンク情報ならびに利用者に操作を促す操作画面デー
タならびに利用者の操作に基づいたアクション情報を含
み、また、前記多重化ストリームには、全制御情報管理
テーブルが多重化されており、前記全制御情報管理テー
ブルには、多重化ストリームの中で自身が全制御情報管
理テーブルであることを示す全制御情報管理テーブル識
別子と、多重化ストリームに含まれるすべての制御情報
テーブルの制御情報IDの情報が記載されており、この
全制御情報管理テーブルも繰り返し送信されており、前
記デジタル放送受信装置は、受信部と、抽出部と、操作
制御部と、再生部と、受信制御部と、記憶部とを備え、
前記操作制御部は、利用者によるストリームの受信記憶
あるいは、受信再生の選択操作を受け付け、受信再生の
選択操作を受け付ける場合は、再生する制御情報とし
て、制御情報テーブル識別子の選択操作をも受け付け、
前記受信部は、前記多重化ストリームを受信し、前記記
憶部は、制御情報テーブルを記憶する制御情報テーブル
記憶部と、全制御情報管理テーブルを記憶する全制御情
報管理テーブル記憶部と、前記受信制御部は、前記操作
制御部で利用者によるストリームの受信記憶の選択操作
を受け付けた場合には、多重化ストリームを受信するよ
う前記受信部を制御し、全制御情報管理テーブル識別子
を抽出条件として、全制御情報管理テーブルを抽出して
全制御情報管理テーブル記憶部に記憶することを行うよ
う、前記抽出部を制御し、全制御情報管理テーブルが全
制御情報管理テーブル記憶部に記憶された後、制御情報
テーブルの記憶処理として、前記受信制御部は、制御情
報テーブルを抽出して制御情報テーブル記憶部に記憶す
るよう、制御情報テーブル識別子を抽出条件として、前
記抽出部を制御し、前記受信制御部は、全制御情報管理
テーブルに記載されたすべての制御情報IDに対応した
制御情報テーブルの記憶が終了するまで、前記制御情報
テーブルの記憶処理を繰り返し、また、前記受信制御部
は、前記操作制御部で利用者によるストリームの受信再
生の選択操作を受け付けた場合には、多重化ストリーム
を受信するよう前記受信部を制御し、全制御情報管理テ
ーブルが全制御情報管理テーブル記憶部に記憶された
後、制御情報テーブルの再生処理として、前記受信制御
部は、指定された制御情報テーブルを抽出して制御情報
テーブル記憶部に記憶するよう、制御情報テーブル識別
子および制御情報IDを抽出条件として、前記抽出部を
制御し、制御情報テーブルが制御情報テーブル記憶部に
記憶されると、前記再生部は、制御情報テーブルの中の
操作画面データの再生を行い、前記表示部は、前記再生
部によって再生された操作画面データを表示する、こと
を特徴とするデジタル放送受信装置。
【0092】21. 前記操作制御部で利用者によるス
トリームの受信再生の選択操作を受け付け、かつ、再生
する画像データと制御情報の組である画像データ識別子
と制御情報IDの指定がなかった場合には、前記全制御
情報管理テーブルの中で最初に記載された制御情報ID
が指定されたものとして受信再生処理を行う、ことを特
徴とするデジタル放送受信装置。
【0093】22. 前記操作制御部で利用者によるス
トリームの受信再生の選択操作を受け付けた場合、指定
された制御情報IDに対応する制御情報テーブルが前記
制御情報テーブル記憶部に記憶済みである場合には、前
記受信制御部は、多重化ストリームから対応する制御情
報テーブルの抽出処理を行わず、前記再生部は、前記制
御情報テーブル記憶部に記憶された制御情報テーブルの
中の操作画面データの再生を行う、ことを特徴とするデ
ジタル放送受信装置。
【0094】23. 前記全制御情報管理テーブルに
は、さらに制御情報管理テーブルが再生可能である期限
情報が記載されており、前記再生部は、さらに時計をカ
ウントするクロック部を有し、前記操作制御部で利用者
による受信再生の選択操作を受け付けた場合、指定され
た制御情報IDに対応する制御情報テーブルが前記制御
情報テーブル記憶部に記憶済みである場合には、さら
に、クロック部から現在時刻を取得し、前記全制御情報
管理テーブル記憶部に記憶されている全制御情報管理テ
ーブルに記載されている再生可能な期限情報を読み出
し、前記現在時刻が前記期限情報の範囲内にある場合に
は、前記受信制御部は、多重化ストリームから対応する
制御情報テーブルの抽出処理を行わず、前記再生部は、
前記制御情報テーブル記憶部に記憶された制御情報テー
ブルの中の操作画面データの再生を行う、ことを特徴と
するデジタル放送受信装置。
【0095】24. 前記制御情報テーブルには、さら
に制御情報テーブルが再生可能である期限情報が記載さ
れており、前記再生部は、さらに時計をカウントするク
ロック部を有し、前記操作制御部で利用者によるストリ
ームの受信再生の選択操作を受け付けた場合、指定され
た制御情報IDに対応する制御情報テーブルが前記制御
情報テーブル記憶部に記憶済みである場合には、さら
に、クロック部から現在時刻を取得し、前記制御情報テ
ーブル記憶部に記憶されている制御情報IDに対応する
前期制御情報管理テーブルに記載されている再生可能な
期限情報を読み出し、前記現在時刻が前記期限情報の範
囲内にある場合には、前記受信制御部は、多重化ストリ
ームから対応する制御情報テーブルの抽出処理を行わ
ず、前記再生部は、前記制御情報テーブル記憶部に記憶
された制御情報テーブルの中の操作画面データの再生を
行う、ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
【0096】25. 前記全制御情報管理テーブルに
は、さらに制御情報管理テーブルのバージョン情報が記
載されており、前記操作制御部で利用者によるストリー
ムの受信再生の選択操作を受け付けた場合、指定された
制御情報IDに対応する制御情報テーブルが前記制御情
報テーブル記憶部に記憶済みである場合には、前記受信
制御部は、抽出した全制御情報管理テーブルのバージョ
ン情報が、全制御情報管理テーブル記憶部に記憶された
バージョン情報と一致した場合には、前記受信制御部
は、多重化ストリームから対応する画像対応テーブルの
抽出処理を行わず、前記再生部は、前記制御情報テーブ
ル記憶部に記憶された制御情報テーブルの中の操作画面
データの再生を行うことを特徴とするデジタル放送受信
装置。
【0097】この明細書において、「デジタル放送」と
は、少なくともデジタル化したデータを送信して行う放
送をいい、衛星放送であると、地上波放送であると、有
線放送であるとを問わない。
【0098】「コンテンツ要素」とは、最終的に視聴者
に提供される画像、音声等の1部をいう。実施形態にお
いては、プレゼンテーション情報としての静止画VE1
などがこれに該当する。
【0099】「リンク付けされたコンテンツ要素」と
は、コンテンツ要素が、互いに関係付けられていること
をいう。実施形態においては、コンテンツ要素は、ナビ
ゲーション制御データによって、間接的にリンク付けさ
れている。もちろん、HTML言語、XML言語等を用
いて、直接的にリンク付けを行った場合も含む概念であ
る。
【0100】「コンテンツ要素リスト」とは、1組のコ
ンテンツを構成する各コンテンツをリストアップしたも
のをいう。実施形態では、VET_DIIがこれに該当する。
【0101】「プログラムを記録した記録媒体」とは、
プログラムを記録したROM、RAM、フレキシブルデ
ィスク、CD−ROM、メモリカード、ハードディスク
等の記録媒体をいう。CPUに接続されて、記録された
プログラムが直接実行されるハードディスクのような記
録媒体だけでなく、一旦ハードディスク等にインストー
ルした後に実行されるプログラムを記録したCD−RO
M等の記録媒体を含む概念である。さらに、ここでいう
プログラムには、直接実行可能なプログラムだけでな
く、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログ
ラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0102】
【発明の実施の形態】1.第1の実施形態 1.1.インタラクティブ性のある放送を実現する技術の概
要 発明者らは、デジタル放送における、視聴者とのインタ
ラクティブ性を実現するシステムを既に発明している
(特願平9−212937)。この発明では、背景の映
像や静止画として使用するプレゼンテーション情報(コ
ンテンツ要素)と、ユーザのインタラクティブな操作を
促すボタンなどの画像データや、ユーザのリモコン操作
等に対応して実行するアクションの内容などを含んだナ
ビゲーション情報を、トランスポートストリームの中に
繰り返し多重化して送信する。受信装置では、ユーザの
選択したプレゼンテーション情報とナビゲーション情報
を、トランスポート・ストリーム・デコーダ(TSデコ
ーダ)によって選んで出力することにより、インタラク
ティブ性を実現している。
【0103】また、このシステムにおいては、本来一連
のものとして連続した画像または音声を伝送するための
要素ストリーム(図3のES参照)を用いて、複数のコ
ンテンツ要素を送るようにしている。これにより、フル
カラーの画像をメモリを余分に必要とすることなく表示
することを可能としている。
【0104】以下、要素ストリーム(図3のES参照)
を用いて、複数のコンテンツ要素を送る手法の概要を説
明した後、インタラクティブ性のある放送を実現する技
術の概要を説明する。その後、これらを前提として、本
発明の一実施形態によるデジタル放送システムを詳細に
説明する。
【0105】1.1.1要素ストリームを用いて複数のコン
テンツ要素を送信する技術 図8に、要素ストリームを用いて、複数のコンテンツ要
素を多重化する構成を示す。ここでは、コンテンツ要素
として、静止画像VE1〜VE6を用いる場合を説明す
る。なお、図8においては、図3に示される他の制御デ
ータNIT、PAT等は省略している。また、図3にお
いては、1つのサービスが、2つの要素ストリームES
(Video)1、ES(Audio)1によって構成
されていたが、図8の例では、3つの要素ストリームV
E1、VE2、VE3によって、1つのサービスを構成
している。
【0106】取出制御データである静止画情報識別テー
ブルVET1〜VET16は、要素ストリームVE1、
VE2、VE3中に流されている静止画像VE1〜VE
6を特定するためのものである。要素ストリームVE
1、VE2、VE3には、本来、一連のものとして連続
した画像または音声を流すことが前提であり、この中か
ら、特定の静止画を取り出せるようには設計されていな
い。そこで、ここでは、静止画情報識別テーブルVET
1〜VET6により、コンテンツ要素である各静止画を
取り出せるようにしている。
【0107】ビデオ要素ストリームVE1には、静止画
VE1、VE4が流されている。静止画VE1、VE4
は、MPEG−Iフレーム(単独で静止画として再現可
能なデータ)によって構成されている。同様に、ビデオ
要素ストリームVE2には、静止画VE2、VE5が流
され、ビデオ要素ストリームVE3には、静止画VE
3、VE6が流されている。これら1組の静止画VE1
〜VE6は、繰り返し周期Tにて、同じものが繰り返し
送られている。
【0108】静止画情報識別テーブルVET1〜VET
6は、制御データとしてプライベートセクションにて送
信される。静止画情報識別テーブルVET1〜VET6
は、それぞれ、静止画VE1〜VET6に対応してい
る。
【0109】図9に、静止画VE1に対応付けられた静
止画情報識別テーブルVET1の内容を示す。table_id
_extetensionには、対応付けられる静止画VE1の識別
子(VE_id)が記述される。ここでは、”0x00
01”つまり、VE_id=1であることが記述されて
いる。first_ptsには、ビデオ要素ストリームにおける
静止画VE1の開始時刻が記述され、last_ptsには、ビ
デオ要素ストリームにおける静止画VE1の終了時刻が
記述されている。ここでは、静止画を対象としているの
で、開始時刻と終了時刻は等しくなる。他の静止画情報
識別テーブルVET2〜VET6も同様の構造である。
なお、動画や音声を特定する場合には、当該動画や音声
の開始時刻、終了時刻を記述すればよい。
【0110】ビデオ要素ストリームには、時間情報(P
CR(Program Clock Reference))が関係付けられて送
られる。したがって、上記のように、静止画情報識別テ
ーブルVET1〜VET6に、開始時刻、終了時刻を記
述することにより、静止画を特定して取り出すことがで
きる。
【0111】1.1.2インタラクティブ性のある放送を実
現する技術 次に、図10〜図13を用いて、インタラクティブな操
作を実現する仕組みの概略を説明する。図10は、受信
装置のディスプレイに表示された画面を示したものであ
る。たとえば、現在、図10Bに示す表示がされている
ものとする。この状態において、視聴者がリモコン78
の上向き矢印ボタン80(図11a参照)を押すと、図
10Aに示す状態となる。つまり、ボタン操作にしたが
って、「大阪」が選択された状態(斜線の状態)から、
「東京」が選択された状態に変化する。さらに、図10
Aの状態で、リモコン78の決定ボタン84を押すと、
図10Cに示す状態となる。すなわち、東京の天気予報
が表示された状態となる。
【0112】このようなインタラクティブな放送を実現
する際のトランスポートストリームを図11に示す。静
止画VE1は、図10Aに示す画像のうち「東京」「大
阪」のボタンを除く画像である。静止画VE2は、図1
0Bに示す画像のうち「東京」「大阪」のボタンを除く
画像である。静止画VE7は、図10Cに示す画像のう
ち「戻る」のボタンを除く画像である。静止画VE1〜
VE20のそれぞれに対応して、静止画情報識別テーブ
ルVET1〜VET20が送信されている。さらに、イ
ンタラクティブ操作のためのナビゲーション制御データ
であるナビゲーション情報テーブルNVT1〜NVT2
0も送信されている。
【0113】これら、1組の静止画VE1〜VE20、
1組の静止画情報識別テーブルVET1〜VET20、
1組のナビゲーション情報テーブルNVT1〜NVT2
0は、繰り返し周期Tにて、同じ内容が繰り返して送信
される。
【0114】図12に、ナビゲーション情報テーブルN
VT1の内容を示す。図13に、ナビゲーション情報テ
ーブルNVT2の内容を示す。図12のナビゲーション
情報テーブルNVT1では、Object Difinition Table
521の記述によって、図10Aのボタン60、62が
定義されている。
【0115】Object Difinition Table521のindex”
0”の行では、座標X、Yとして”400””300”
が記述され、この位置にボタンを表示することが示され
ている。また、Normal Bitmapには、通常の状態(選択
されていない状態)での表示データのindexが示されて
いる。このindexにしたがって、Bitmap Table中の”
0”のビットマップ(斜線のかけられていない「東京」
のボタン)が、非選択状態のものとして選択されて表示
される。Forcused Bitmapには、選択された状態での表
示データのindexが示されている。このindexにしたがっ
て、Bitmap Table中の”1”のビットマップ(斜線のか
けられた「東京」のボタン)が、選択状態のものとして
選択されて表示される。さらに、handlerには、このボ
タンが選択状態であるときに決定ボタンが押された時
に、実行するHandlerのindexが記述されている。Handle
rの内容は、Handler Definition Tableに記述されてい
る。
【0116】Object Difinition Table521のindex”
1”の行では、上記と同様にして、ボタン62に関する
記述がなされている。
【0117】このようなナビゲーション情報テーブルN
VTを用いて、受信装置は、以下のような動作を行う。
【0118】図10Aの状態は、Object Difinition Ta
ble521のindex=0のボタンが選択状態として、他のボ
タンが非選択状態として表示された状態である。つま
り、ボタン60の「東京」が選択状態で、ボタン62の
「大阪」が非選択状態で表示されている。なお、初期状
態においては、index=0のボタンを選択状態とし、他の
ボタンを非選択状態とするように設定されている。
【0119】この状態において、リモコン78の下向き
ボタン82が押されると、選択されるボタンのindexを
1つ増加する。つまり、index=1のボタンを選択状態と
する。これにより、画面の表示は、図10Bに示すよう
になる。つまり、ボタン60が非選択状態の「東京」と
なり、ボタン62が選択状態の「大阪」となる。
【0120】次に、図10Bの状態で、上向きのボタン
80が押されると、選択されるボタンのindexを1つ減
少する。これにより、画面の表示は、図10Aに示すよ
うになる。つまり、ボタン60が選択状態の「東京」と
なり、ボタン62が非選択状態の「大阪」となる。
【0121】図10Aの状態において、つまり、index=
0のボタンが選択された状態において、決定ボタン84
が押されると、Object Difinition Table521のHandl
erの欄から、実行すべきハンドラのindex=0を取得す
る。次に、Handler DefinitionTableから、index=0の行
に記載されたスクリプトを実行する。ここでは、goto c
ontents(index 0)を実行する。goto contents()とは、H
yperlink Table中に示されるindexの合致するコンテン
ツに切り換えることを意味する命令である。したがっ
て、ここでは、Hyperlink Tableの1行目(index=0)によ
って示されるコンテンツへの切り替えが行われる。
【0122】Hyperlink Tableの1行目(index=0)には、
静止画情報テーブルをVET7に、ナビゲーション情報
テーブルをNVT2に切り換えることが記述されてい
る。これにより、受信装置は、繰り返し送られてくる静
止画情報テーブル中から、静止画情報テーブルVET7
を取得する。さらに、これに基づいて、繰り返し送られ
てくる、静止画VE7を取得して表示する。このように
して、図10Cに示すような画面が表示される。また、
繰り返し送られてくるナビゲーション情報テーブル中か
ら、ナビゲーション情報テーブルNVT2(図13参
照)を取得する。このナビゲーション情報テーブルNV
T2に基づいて、画面の右下にボタン64を表示する。
このようにして、図10Aの状態で、決定ボタンが押さ
れたことに応答して、図10Cの画面表示に変更するこ
とができる。
【0123】なお、図10Cの状態で、決定ボタン80
が押されると、ナビゲーション情報テーブルNVT2に
基づき、図10Aの表示状態に戻る。以上のようにし
て、インタラクティブ性のある放送を実現している。
【0124】1.2.デジタル放送システム 次に、この発明の一実施形態によるデジタル放送システ
ムを詳細に説明する。この実施形態では、上記にて説明
したインタラクティブ性のある放送を、受信装置側にお
いて、迅速に記録し、再生するようにしている。
【0125】1.2.1デジタル放送送信装置 図14に、この発明の一実施形態によるデジタル放送送
信装置200を示す。この送信装置200は、番組デー
タ記憶部210と、番組情報管理部220と、システム
情報生成部230と、データ送信制御部240と、多重
化部250と送信部260を備えている。
【0126】番組データ記憶部210は、マルチメディ
アコンテンツを構成する静止画によるビデオ要素ストリ
ーム、ナビゲーション情報や、通常放送に使用するビデ
オ要素ストリーム、オーディオ要素ストリームなどの放
送番組の内容そのもののデータを記憶している。
【0127】番組情報管理部220は、番組の放送スケ
ジュールと、各番組の概要や、対応する番組データ記憶
部210内の番組データへのリンク情報等が記憶管理さ
れている。
【0128】システム情報生成部230は、番組データ
の送出時に、番組情報管理部220の情報にしたがっ
て,MPEG−2トランスポートストリームの中に多重
化する制御データNIT(Network Information Tabl
e)、EIT(Event InformationTable)、SDT(Service
Description Table)等のSIデータおよびPAT(Prog
ramAssociation Table)、PMT(Program Map Table)等
のPSIデータならびに、時間情報であるPCRストリ
ームを生成する。
【0129】多重化部250は、データ送信制御部24
0からの指示にしたがい、システム情報生成部230で
生成されたテーブルデータと、番組データ記憶部210
に記憶されたコンテンツデータを多重化し、MPEG−
2トランスポートストリームを生成する。
【0130】データ送信制御部240は、番組情報管理
部220内の放送スケジュールにしたがって、システム
情報生成部230に対して、テーブルデータ作成の指示
を行うとともに、番組データ記憶部210から必要なコ
ンテンツデータを読み出し、多重化部250に対して、
番組データとシステム情報生成部230が生成したシス
テム情報をもとにした、MPEG−2トランスポートス
トリームの多重化を指示し、送信部260は、多重化部
250で生成されたMPEG−2トランスポートストリ
ームの送信を行う。
【0131】(MPEG−2トランスポートストリーム
の構成)図11は、本実施の形態において、デジタル放
送送信装置200によって作成、送信されるMPEG−
2トランスポートストリームの構成例を示したものであ
る。本トランスポートストリームには、制止画情報識別
テーブルVETと、ビデオエレメンタリストリームVE
1〜VE10、ナビゲーション情報テーブルNVT、N
IT、PAT、PMT、SDT、EITおよびPCRが
多重化されている。以下、本トランスポートストリーム
に含まれる内容について、詳しく説明する。
【0132】(ナビゲーション情報テーブルNVT)ナ
ビゲーション情報テーブルNVT(Navigation Informat
ion Table)は、ユーザのインタラクティブな操作を促す
ボタンなどの画像データや、ユーザの操作に対して実行
するアクションなどで構成されるナビゲーション情報を
データ部に含んだMPEG2システムのプライベートセ
クション形式のテーブルデータである。各々のナビゲー
ション情報は、ユニークなID(NE_id)によって識別さ
れる。
【0133】図12には、NVTの内容の一例を示した
ものである。プライベートセクションのtable_idのフィ
ールドには、NVT固有の値(0x90)が付与され、table_
id_extensionのフィールドは、NE_idと一致する値が設
定される。
【0134】NVTのデータ部の内容として、表形式で
示したオブジェクト定義表(ObjectDefinition Table)
と、ハンドラ定義表(Handler Definition Table)と、ハ
イパーリンク表(Hyperlink Table)と、ビットマップ表
(Bitmap Table)を含んでいる。
【0135】オブジェクト定義表は、表示画面に表示さ
れるたとえば、ボタン等のグラフィックオブジェクトの
タイプ(type)や、属性等の情報をインデックス番号ごと
に示している。「インデックス(index)」欄には、0か
ら始まるインデックス番号が示される。「タイプ(typ
e)」欄には、グラフィックスオブジェクトのタイプが示
される。「X」および「Y」欄には、表示画面上での表
示基準位置のX、Y座標値が書かれている。「ハンドラ
(Handler)」欄には、デジタル放送受信装置300でユ
ーザによって示されるオブジェクトが選択された際に実
行されるハンドラのインデックス番号が示されている。
「標準ビットマップ(Normal Bitmap)」欄には、それぞ
れのオブジェクトが非フォーカス状態のときに表示され
るビットマップのインデックス番号が記載される。一
方、「フォーカスビットマップ(Focused Bitmap)」欄に
は、それぞれのオブジェクトがフォーカス状態のときに
表示されるビットマップのインデックス番号が記載され
る。ここでフォーカス状態とは、表示されているオブジ
ェクトが選択されうる状態をいい、非フォーカス状態と
は、オブジェクトが表示されているだけの状態をいう。
例えば、図12におけるObject Definition Table52
1のインデックス番号「0」の行では、タイプがボタン
で、X=400、Y=300の位置に表示され、選択さ
れたときに、インデックス番号「0」のビットマップ
が、フォーカス状態では、インデックス番号「1」のビ
ットマップが表示されることを示している。
【0136】ハンドラ定義表は、インデックス番号ごと
にユーザ操作に対するデータ放送受信装置の振る舞いを
記述するスクリプトを示している。例えば、図12にお
けるHandler Definition Table522のインデックス番
号「0」の行には、「goto_contents(index 0)」という
スクリプトが記述されている。このスクリプトは、イン
デックス番号0のハイパーリンクで示されるコンテンツ
への切り替えを指示するものである。なおスクリプトに
は、例えば、グラフィックオブジェクトの位置や、表示
・非表示の切り替えを行うようなものを記述しても構わ
ない。
【0137】ハイパーリンク表は、インデックス番号ご
とに指定されたコンテンツへのハイパーリンクを示して
いる。コンテンツは、コンテンツを構成するVE_idと、N
E_idの組で指定される。例えば、図12におけるHyperl
ink Table523のインデックス番号「0」の行は、VE_
id=7のプレゼンテーション情報と、NE_id=2のナビゲー
ション情報の組で構成されるコンテンツへのハイパーリ
ンクを示す。
【0138】ビットマップ表は、インデックス番号で識
別されるビットマップデータを示している。例えば、図
12におけるBitmap Table524のインデックス番号
「1」の行には、インデックス0のグラフィックオブジ
ェクトがフォーカス状態となったときに表示されるビッ
トマップデータの内容が含まれている。
【0139】なお、本実施の形態において、図12の例
では、NVTは1セクションとして記述しているが、ビ
ットマップデータ量が大きい場合など、複数セクション
にまたがっていても、何ら問題はない。
【0140】(NVTに関するDownload Info Indicati
on)本発明の実施の形態においては、1つの番組(プロ
グラム)に含まれるナビゲーション情報に関する情報と
して、NVTに加えて、プログラム中にNVTがどれだ
け含まれているかという情報がナビゲーションリストと
してストリーム中に多重化される。
【0141】本実施の形態においては、その一手段とし
て、DSM-CC(Digital Storage MediaCommand & Control)
規格(ISO/IEC13818−6)Chapter 7 User
-to-Networkにて規定されたDownload Info Indication
のフォーマットに基づいた、NVTと同じPIDで識別
されるプライベートセクション形式のデータが多重化さ
れている。以下、このデータをNVT_DIIと呼ぶこ
とにする。
【0142】図15は、NVT_DIIの内容を示した
ものである。番組中に含まれる個々のナビゲーション情
報はDSM−CCにおける1つのmoduleに対応づけら
れ、module IDに相当するフィールドにNE_idの値
が設定される。またmodule_sizeの部分には、ナビゲー
ション情報のサイズ(バイト数)が記述される。また、
number_of_modulesが、番組中に含まれるナビゲーショ
ン情報の総数を示す。また、プライベートセクションの
ヘッダ情報として、NVT_DIIであることを示すta
ble_id=0x81が指定される。table_id_extensionは未使
用であり、0x0000とされる。図6の例では、番組
中にナビゲーション情報が20個含まれていることを示
し、個々のナビゲーション情報に対する、NE_idの値お
よびNVTのサイズ(バイト数)が記述されている。
【0143】(VET)図9は、VETの内容例を示し
たものである。ヘッダ部の内容として、table_idのフィ
ールドには、VET固有の値(0x90)がtable_id_e
xtensionのVE_idと一致した値が付される。table_id_ex
tensionの値からVE_id=0x0001のVETであることがわ
かる。
【0144】VETのVE_id=1で識別される静止画デー
タが、MPEG−Iフレームとして多重化されているビ
デオエレメンタリストリームVE1を一意に識別する情
報の組として、「component_tag」および「stream_id」
の値が与えられるとともに、ビデオエレメンタリストリ
ームのどの部分からどの部分までが、VE_id=1の静止画
データを示すかを表す情報として、ビデオエレメンタリ
ストリームの各フレームに付与されるPTS(Presentat
ion Time Stamp)に関連した「first_PTS」および「last
_PTS」が含まれる。これは、ビデオエレメンタリストリ
ームを構成するパケットであるPES(Packetized Elem
entary Stream)のPTSフィールドに書き込まれた値が
「first_PTS」と「last_PTS」の範囲内にあるデータの
みが、所望の静止画データであることを表している。所
望の静止画データがMPEG−Iフレームに対応する本
実施の形態においては、first_PTS=last_PTS=<対応す
るMPEG−1フレームに付与されたPTS>である。
【0145】なお、「component_tag」とは、PIDを
間接的に参照するために使用される値であり、PIDと
の対応関係は口述するPMT中で与えられる。また、
「stream_id」は、MPEGシステムのトランスポート
パケットのシステムヘッダの32ビットのパケット開始
コードの最後の8ビットに指定された値であり、ストリ
ームを区別するために使用するものである。ストリーム
IDの値として映像の場合、「0xe0」から「0xef」の範
囲の値が指定される。
【0146】したがって、「component_tag」から参照
されるPIDと、「stream_id」によりビデオエレメン
タリストリームが一意に特定される。
【0147】「first_PTS」は、対応する映像データの
最初のフレームが再生される時刻を90,000分の1
秒単位で表した開始再生時刻情報を表し、「last_PTS」
は、対応する映像データの最後のフレームが再生される
再生終了時刻情報を表す。対応する画像データが静止画
像(MPEG−Iフレーム)の場合、first_PTS=last_P
TSとなる。
【0148】(VET_Download Info Indication)VETに
関しても、VETそのものに加えて、プログラム中にV
ETがどれだけ含まれているかという情報がストリーム
中に含まれる。言い換えれば、プログラム中にどれだけ
の静止画データが含まれるかを示すものでもある。本実
施の形態においては、その一手段として、NVT_DI
Iと同様に、DSM−CCDownload Info Indication
が、VETと同じPIDで識別されるプライベートセク
ション形式のデータで多重化されている。以下、このデ
ータをVET_DIIと呼ぶ。
【0149】図16は、VET_DIIの内容を示した
ものである。番組中に含まれる個々の静止画データは、
DSM−CCにおける1つのmoduleに対応づけられ、mo
duleIDに相当するフィールドにVE_idが設定される。ま
たmodule_sizeの部分には、静止画データのサイズ(バ
イト長)が記述される。また、number_of_modulesが、
番組中に含まれる静止画データの総数を示す。また、プ
ライベートセクションのヘッダ情報として、VET_D
IIであることを示すtable_id=0x91が指定される。tab
le_id_extensionは未使用であり、0x0000とされ
る。
【0150】図16の例では番組中に静止画データが2
0個含まれることを示し、個々の静止画データに対す
る、VE_idの値および静止画データのサイズ(バイト
数)が記述されている。
【0151】(ビデオエレメンタリストリームVE)図
11における、VE1からVE10はMPEG−Iフレ
ームのみで構成されたビデオエレメンタリストリームを
示す。
【0152】(NIT、SDT、EIT)図17は、E
TS 300 468(DVB−SI)規格、ISO/
IEC13818−1(MPEG2システム)にしたが
って、NIT(Network Information Table)、SDT(Se
rvice Description Table)、EIT(Event Information
Table)の構造を示したものである。
【0153】NITは、特定のネットワークで識別され
るネットワークから送信される各トランスポートストリ
ームについて、伝送路に関する物理的な情報等を記録す
る。図17Aは、NITの例である。network_idが「0
x0001」で識別されるネットワークで、original_n
etwork_idが「0x0001」、transport_stream_idが
「0x0001」で識別されるトランスポートストリー
ムが配信されており、その周波数や変調方式に関する仕
様が「電送諸元」で表されることを示している。
【0154】SDTは、特定のトランスポートストリー
ムに含まれる各サービスについて、サービス名等の情報
を記録する。図17Bは、SDTの例である。transpor
t_stream_idが「0x0001」で識別されるトランス
ポートストリーム中で、service_idが「0x0001」
で識別されるサービスが含まれており、そのサービス名
等の情報が、「service名等の情報」で表されることを
示している。
【0155】EITは、特定のサービスに含まれる各イ
ベントについて、イベント名や、開始時刻、終了時刻な
どに関する情報を記録する。図17Cは、EITの例で
ある。service_idが「0x0001」で識別されるサー
ビス中で、event_idが「0x0001」で識別されるイ
ベントが含まれており、そのイベント名等の情報が「ev
ent名等の情報」で表されることを示している。
【0156】(PAT、PMT)図18は、ISO/I
EC 13818−1(MPEG2システム)にしたが
った、PAT(Program Association Table)、PMT(Pr
ogram Map Table)の内容を示したものである。
【0157】PATは、特定のトランスポートストリー
ムに含まれる各プログラムについて、PMT(プログラ
ムマップ表)のPIDの情報を記録する。図18Aは、
PATのれいである。transport_stream_idが「0x0
001」で識別されるトランスポートストリーム中に、
program_noが「0x0001」のプログラムが含まれ、
そのPMTのPIDが「0x0080」であることを表
している。program_noはservice_idに一致し、プログラ
ムはイベントに相当する。
【0158】図18BはPMTの例である。本図のPM
Tにおいて、このテーブルがPMTであることを示す識
別子は、table_id=0x01であり、「program_number」
は、「service_id」の値「0x0001」と一致する。
「PCR_PID」は、このプログラムを複合する際の
基準となるクロック情報(PCR)が含まれるパケット
のPIDを表す値である。これらに加えて、さらにPM
T中には、DVX_Program_descriptor、NE_component_des
criptor、VE_Information_component_descriptor、stre
am_identifier_descriptorexpiration_descriptorが含
まれる。
【0159】図19は、PMTに含まれるこれらのDesc
riptorの内容を示したものである。図19Aは、DVX_Pr
ogram_descriptorの内容を示したものである。このdesc
riptorの存在により、このプログラムが、本発明の実施
の形態におけるインタラクティブ操作可能な番組である
ことを示すとともに、最初に再生するプレゼンテーショ
ン情報およびナビゲーション情報の組を特定する情報と
して、entry_VE_id、entry_NE_idが含まれている。
【0160】図19Bは、NE_component_descriptorの
内容を示したものである。このdescriptorの存在によ
り、このプログラム中に、NVTが含まれるcomponent
が存在することを示す。
【0161】図19Cは、VE_Information_component_d
escriptorの内容を示したものである。このdescriptor
の存在により、このプログラム中に、VETが含まれる
componentが存在することを示す。
【0162】図19Dは、stream_identifier_descript
orの内容を示したものである。このdescriptorによっ
て、PIDと、コンポーネントに割り当てられたcompon
ent_tagの対応関係が示される。
【0163】図19Eは、Expiration_descriptorの内
容を示したものである。このdescriptorは、番組を蓄積
した場合に、再生可能な有効期限を示したものである。
図19Eの例では、1999年9月10日23時59分
59秒まで再生可能であることを示す。
【0164】1.2.2デジタル放送受信装置図20に、上
記で説明したトランスポートストリームを受信して復元
するデジタル放送受信装置300の一実施形態を示す。
【0165】このデジタル放送受信装置300は、受信
部310と、復元部440と、番組データ記憶部370
と、操作受付部410を備えている。また、復元部44
0は、TSデコーダ部320と、AVデコーダ部330
と、受信制御部350と、再生制御部360とを備えて
いる。
【0166】このデジタル放送受信装置300の出力
は、音声出力部390、表示部400に与えられる。な
お、この実施形態では、音声出力部390、表示部40
0を含まないデジタル放送受信装置を示したが、音声出
力部390、表示部400を含めてデジタル放送受信装
置を構成してもよい。
【0167】このデジタル放送受信装置300は、受信
モード、記録モード、再生モードの3つのモードを有し
ている。なお、各モードの切り替えは、視聴者のリモコ
ン等からの指令を操作受付部410が受けて行う。
【0168】(受信再生モード)受信再生モードにおい
て、受信部310は、送られてくるトランスポートスト
リムを選択的に受信する。このトランスポートストリー
ムは、トランスポートデコーダ部(TSデコーダ部)3
20に与えられる。TSデコーダ部320は、受信制御
部350の制御にしたがって、このトランスポートスト
リーム中から、所望のサービスに関する映像や音声デー
タのパケットを分離して、AVデコーダ部330に与え
る。AVデコーダ部330は、この映像や音声データの
圧縮を解凍して(伸張して)これを音声出力部390、
表示部400に与えて、音声、画像として出力させる。
【0169】また、インタラクティブ性のある放送を受
信した際には、受信制御部350は、操作入力に応じて
必要な、ナビゲーション情報テーブルNVTや静止画像
VE等を、TSデコーダ320によって分離取得する。
これにより、図10に示すような操作指令に応じたコン
テンツ内容への切り替えを行う。
【0170】(記録モード)記録モードにおいては、繰
り返し送られてくる1組の静止画VE、1組のナビゲー
ションデータNVTを、番組データ記憶部370に記憶
する。受信制御部350は、TSデコーダ320を制御
して、静止画情報テーブルVETを分離取得する。これ
に基づいて、さらに、TSデコーダ320を制御して、
静止画を分離し,AVデコーダ部330に与える。記録
モードにおいては、AVデコーダ部330の出力は、番
組データ記憶部370に記憶される。これを、全ての静
止画について行う。このようにして、伸張された1組の
静止画を番組データ記憶部370記憶することができ
る。
【0171】また、受信制御部350は、TSデコーダ
320を制御して、ナビゲーション情報テーブルNVT
を分離取得する。これを、全てのナビゲーション情報テ
ーブルNVTについて行う。このようにして、1組のナ
ビゲーション情報テーブルを、番組データ記憶部370
に記憶することができる。
【0172】(記録済コンテンツの再生モード)記録済
みコンテンツの再生モードにおいては、再生制御部36
0の制御に基づき、操作者の指令に対応して、番組デー
タ記憶部370に記憶されている1組の静止画、1組の
ナビゲーション情報テーブルによって、図10に示すよ
うな処理を行う。この再生モードにおいては、既に、T
Sデコーダ320によって分離され、AVデコーダ33
0によって伸張された静止画を、番組データ記憶部37
0から取得して処理するので、視聴者の操作に対する応
答が迅速である。
【0173】(デジタル放送受信装置のハードウエア構
成)図21に、図20の受信装置を、CPUを用いて実
現した場合のハードウエア構成を示す。この実施形態で
は、チューナ310が受信部310に対応する。なお、
受信部は、有線放送を受信するためのものであってもよ
い。また、リモコン等の信号を受けるための信号受信部
410が、操作受付部410に対応する。なお、操作受
付部は、装置本体に設けられた操作ボタン等であっても
よい。ROM420には、CPU450に、受信処理、
記録処理、再生処理を実行させるためのプログラムが記
録されている。また、メモリ340は、書き換え可能に
構成されており、一時的に情報を記録するためのもので
ある。ハードディスク370は、番組データ記憶部37
0に対応する。
【0174】ここで、まず、TSデコーダ部320のフ
ィルタ条件の設定について説明する。TSデコーダ部3
20は、受信CPU450によって設定されるフィルタ
条件を記憶するフィルタ条件記憶部321を有し、この
フィルタ条件に従って、受信部310から出力されるト
ランスポートストリーム中から、指定された識別子を有
する画像データ、あるいは音声データのみを分離し、A
Vデコーダ部330に出力する。また指定した識別子を
有するテーブルデータを分離し、識別子に応じて受信デ
ータ記憶部340あるいは番組データ記憶部370中に
確保された領域に出力する。1106また指定された識
別子のPCR(基準クロック情報)を分離し、AVデコ
ーダ部330に出力する。また、フィルタ条件記憶部3
21には、複数のフィルタ条件を同時に記憶することが
でき、TSデコーダ部320は複数の分離処理を平行し
て行うことができる。
【0175】図25は、フィルタ条件記憶部321が記
憶しているフィルタ条件表の例を表す図である。フィル
タ条件表2201の各行は、1つのフィルタ条件を表
す。「フィルタ識別番号」1101は、各フィルタ条件
を識別する番号である。列「START/STOP」1
102には、各フィルタ条件を開始状態にする場合には
「START」に、停止状態にする場合には「STO
P」を設定する。TSデコーダ部123は、開始状態の
フィルタ条件に基づいてフィルタ処理を行い、停止状態
のフィルタ条件に基づいた分離は行わない。列「PI
D」1103には、各フィルタ条件で分離するデータの
PIDの値を設定する。列「stream_id」1104は各
フィルタ条件で分離するデータのstream_idの値を設定
する。列「table_id」1105には、各フィルタ条件で
分離するデータの「table_id」の値を設定する。同様
に、列「table_id_extension」1106には、各フィル
タ条件で分離するデータのtable_id_extensionの値を設
定する。列「PID」2204、列「stream_id」22
05、列「table_id」、列「table_id_extension」22
06に値「−」が設定されている場合は、条件なし、す
なわち、その識別子の値が何であっても分離することを
表す。「出力先」2207には、分離したデータを出力
する出力先を設定する。フィルタ条件表1100のフィ
ルタ識別番号「0」に対応する行は、画像データのフィ
ルタ条件を表す。「出力先」1107にはAVデコーダ
部330が指定されており、列「table_id」1105お
よび列「table_id_extension」1106は設定すること
はできない。列「PID」1103と、列「stream_i
d」1104には、TSデコーダ部320によって分離
すべき画像データのPID、stream_idの値が設定され
る。
【0176】フィルタ識別番号「1」に対応する行は、
ストリーム対応表VETのフィルタ条件を表す。「出力
先」1107にはVET記憶部342が設定されてお
り、列「stream_id」1104は設定することはできな
い。列「PID」1103と、列「table_id」1105
および列「table_id_extension」1106には、TSデ
コーダ部320によって分離すべきVETのPIDと、
table_idならびにtable_id_extensionの値が指定され
る。
【0177】フィルタ識別番号「2」に対応する行は、
ナビゲーション情報のフィルタ条件を表す。「出力先」
1107にはナビゲーション情報テーブル記憶部372
が設定されており、列「stream_id」1104は設定す
ることはできない。れつ「PID」1103と、列「ta
ble_id」1105および列「table_id_extension」11
06には、TSデコーダ部320によって分離すべきナ
ビゲーション情報表のPIDと、table_id、table_id_e
xtensionの値が指定される。
【0178】フィルタ識別番号「2」に対応する行は、
ナビゲーション情報のフィルタ条件を表す。「出力先」
1107にはナビゲーション情報テーブル記憶部372
が設定されており、列「stream_id」1104は設定す
ることはできない。列「PID」1103と、列「tabl
e_id」1105および列「table_id_extension」110
6には、TSデコーダ部320によって分離すべきナビ
ゲーション情報表のPIDと、table_id、table_id_ext
ensionの値が指定される。
【0179】フィルタ識別番号「3」に対応する行は、
VET_DIIのフィルタ条件を表す。「出力先」11
07にはDII記憶部341が設定されており、列「st
ream_id」1104は設定することはできない。また列
「table_id_extension」1106はフィルタ条件として
設定しない。列「PID」1103と、列「table_id_e
xtension」1106には、TSデコーダ部320によっ
て分離すべきVET_DIIのPIDと、table_idの値
が指定される。
【0180】フィルタ識別番号「4」に対応する行は、
NVT_DIIのフィルタ条件を表す。「出力先」11
07にはDII記憶部341が設定されており、列「st
ream_id」1104は設定することはできない。また列
「table_id_extension」1106はフィルタ条件として
設定しない。列「PID」1103と、列「table_id_e
xtension」1106には、TSデコーダ部320によっ
て分離すべきNVT_DIIのPIDと、table_idの値
が指定される。
【0181】また、各フィルタ条件の列「START/
STOP」1102には、「START」または「ST
OP」がCPU450によって設定され、開始状態、ま
たは停止状態に設定される。
【0182】また、フィルタ条件記憶部321は、これ
らの他にも、NIT、SDT、EIT、PAT、PMT
などのシステム情報テーブルや、PCR(基準クロック
情報)のための図示しないフィルタ条件を記憶してい
る。
【0183】TSデコーダ部320は、図11に示した
トランスポートストリーム1801の中から、図25の
フィルタ条件表に設定されたフィルタ条件と合致したも
のを分離して、出力先に指定されたフィールドに記録
し、CPU450に通知する。
【0184】AVデコーダ部330は図示しないクロッ
ク部を有する。このクロック部は、TSデコーダ部32
0から出力されるPCR(基準クロック情報)の値によ
って正しい基準時刻に設定され、画像データ、音声デー
タを正しく同期をとりながら復号するための基準となる
時刻をカウントする。またAVデコーダ部330は、C
PU450の指示にしたがって、画像データ、音声デー
タを復号単位ごとに復号し、クロック部によって同期を
とりながら出力するとともに、CPU450に復号の成
功を通知する。また、AVデコーダ部330は、番組デ
ータ記憶部370に記憶された画像データ(MPEG−
1フレーム)データ、音声データをクロック部によって
同期をとりながら出力するとともに、CPU450に復
号の成功を通知する。
【0185】図22は、ROM420に記録されたデジ
タル放送受信装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。まず、デジタル放送受信装置であらかじめ決められ
たserviceおよびeventが選択され(ステップS120
1)、選択されたserviceおよびeventで特定される番組
デ−タの蓄積の指示がなされた場合には、(ステップS
1202)、番組の蓄積処理が行われる(ステップS1
240)。
【0186】ステップS1202において番組データの
蓄積指示ではなく、蓄積済みの番組の再生指定であった
場合、あるいは、番組の再生指示でありかつ指定された
番組が蓄積済みであった場合(ステップS1202)、
蓄積された番組データの再生処理を行う(ステップS1
220)。
【0187】ステップS1203において、番組の再生
指示であり、かつ指定された番組が蓄積されていない場
合には、番組の受信再生処理を行う(ステップS123
0)。指定された番組が蓄積済みであるかどうかの判定
方法については後述する。
【0188】ステップS1240における番組の蓄積処
理、あるいはステップS1220における蓄積番組の再
生処理あるいはステップS1230における番組の受信
再生処理が行われ、その中での利用者からの入力処理等
の結果、新たなservice、eventの選択による番組の受信
再生あるいは蓄積が行われる場合には、ステップS12
02からの処理を繰り返す。
【0189】まず、ステップS1230における番組の
受信再生処理の詳細を説明する。図23は、番組が選択
され、放送から番組データを選択して受信、再生する動
作のフローチャートを示したものである。
【0190】まず、番組が選択された際、変数cur_orig
inal_network_idと変数cur_transport_stream_idがまだ
設定されていない初期状態であるか、あるいは、選択さ
れた番組が含まれるserviceが送信されるoriginal_netw
ork_idと変数cur_original_network_idがtransport_str
eam_idとが変数cur_transport_stream_idが一致しない
場合には、CPU450は次の処理を行う。一般の衛星
デジタル放送受信装置で用いられているISO1381
8−1(MPEG2システム)規格、およびETS 3
00 468(DVB−SI)規格で定められている手
順にしたがってシステム情報テーブルを参照し、origin
al_network_idとtransport_stream_idで識別されるトラ
ンスポートストリームへの切り替え処理を行い変数cur_
original_network_idおよび変数cur_transport_stream_
idの値を更新する(ステップS1301)。
【0191】次に、一般の衛星デジタル放送受信装置で
用いられているISO13818−1(MPEG2シス
テム)規格、およびETS 300 468(DVB−
SI)規格で定められている手順にしたがってシステム
情報テーブルを参照し、トランスポートストリームの受
信をチューブ310に指示し、選択されたイベントに対
応するPMTの分離をTSデコーダ部320に指示す
る。次に、CPU450は、TSデコーダ部320がメ
モリ340のシステム情報テーブル記憶部343に書き
込んだPMTを参照して、PCRの識別子を取得し、T
Sデコーダ部320のフィルタ条件記憶部321に設定
する(ステップS1302)。
【0192】次に、CPU450は、変数cur_original
_network_idに、選択されたイベントのoriginal_networ
k_idを設定し、変数cur\transport_stream_idに、選択
されたイベントのtransport_stream_idを設定し、変数c
ut_VE_service_idと、変数cur_NE_service_idに選択さ
れたサービスのservice_idを指定し、変数cur_VE_event
_idと、変数cur_NE_event_idに、選択されたイベントの
event_idを設定し、変数cur_VE_idと、変数cur_NE_idを
クリアする。これらの変数は、現在再生しているコンテ
ンツの識別子の情報を表す(ステップS1301)。
【0193】次に、CPU450は、ステップS130
2で取得したシステム情報テーブル記憶部343中のP
MTの中のDVX_program_descriptorを参照して、変数ne
w_VE_id、変数new_NE_idに、entry_VE_idと、entry_NE_
idの値を設定する(ステップS1304)。
【0194】次に、CPU450は、コンテンツの切り
替え処理として、ステップS1304で得られた変数ne
w_VE_id、変数new_NE_idの値に基づいた、プレゼンテー
ション情報およびナビゲーション情報の切り替え処理を
並行して行う(ステップS1305)。切り替え処理の
詳細は後述する。
【0195】次に、CPU450は、信号受信部410
から通知される利用者からの選択操作の信号入力を待つ
(ステップS1306)。
【0196】CPU450は、信号受信部410から信
号の入力があると、利用者入力信号の処理を行う。利用
者入力信号の処理についての詳細は後述する(ステップ
S1307)。
【0197】次にCPU450は、ステップS1307
の入力処理の結果、コンテンツの切り替えが指定されな
いと判断された場合(ステップS1308)、ステップ
S1306に戻り利用者からの入力信号を待つ。
【0198】コンテンツの切り替えが指定された場合、
serviceあるいはeventの変更も同時に伴うかどうか判定
し(ステップS1309)、変更を伴わない場合には、
ステップS1305に戻りコンテンツの切り替え処理を
行う。またserviceあるいはeventの変更を伴う場合に
は、番組の受信再生処理を終了し、図22のステップS
1202に戻る。
【0199】(プレゼンテーション情報の切り替え処
理)次に、ステップS1305におけるコンテンツの切
り替え処理のうち、プレゼンテーション情報(静止画デ
ータ)の切り替え処理の詳細について、図24のフロー
チャートを用いて説明する。
【0200】受信部450は、変数new_VE_idとcur_VE_
idとの値が同一であるか否かを判定し(ステップS15
01)、肯定のときは処理を終了する。番組が選択され
た最初の状態では、変数new_VE_idは、entry_VE_idであ
り、cur_VE_idは設定されていない。
【0201】CPU450は変数cur_VE_idに変数new_V
E_idの値を設定する(ステップS1502)。
【0202】CPU450は、システムテーブル記憶部
343中の図9(b)で示されたPMTを参照し、VE_Info
rmation_Component_Descriptorが付けられたコンポーネ
ントのPID=0x0083を取得し、VETを表すta
ble_id=0x90と、変数new_VE_idの値をtable_id_extensi
onとしてフィルタ条件に設定し、このフィルタ条件を開
始状態に設定する。(ステップS1503)説明のた
め、ここではnew_VE_id=0x0001とする。
【0203】図26は、コンテンツの受信再生時、フィ
ルタ条件記憶部321に対して設定、記憶されるフィル
タリング条件について示したものである。図26で示さ
れたフィルタ条件のうち、フィルタ識別番号「1」のフ
ィルタ条件がVETのフィルタに関する条件であり、
「PID」=0x0083「table_id=0x90」「table_i
d_extension=0x0001」をフィルタ条件として設定し、
「出力先」には、フィルタ条件を満たすVETの出力先
として、VET記憶部342が設定される。図26のそ
の他のフィルタ条件に関しては、後述する。
【0204】TSデコーダ部320は、フィルタ条件に
従って変数new_VE_idの値に対応するVETをトランス
ポートストリーム中から分離し、VET記憶部342に
記憶し、CPU450に通知する(ステップS150
4)。
【0205】次にCPU450は、ステップS1504
でVET記憶部322中に記憶されたVETを解釈し、
変数firstPTSに「first_pts」の値を、変数lastPTSに
「last_pts」の値を設定し、「stream_id」と、「compo
nent_tag」の値を取得する(ステップS1505)。
【0206】次に、CPU450は、画像データの最初
のフレームの復号が成功したかどうかを表すフラグ「fi
rst_flag」を「0」に初期化する(ステップS150
6)。
【0207】次に、CPU450はシステムテーブル記
憶部343中の変数cur_VE_service_id、cur_VE_event_
idで識別されるイベントに対応するPMTを参照し、電
送するデータの種類が画像データで、「component_ta
g」の値がS2612で取得した「component_tag」の値
に等しいstream-identifier_descriptorが付けられたコ
ンポーネントのPID=0x0084を取得し、S26
12で取得した「stream_id」の値0xe5とともにフ
ィルタ条件記憶部321中の画像データのフィルタ条件
に設定し、このフィルタ条件を開始状態に設定する(ス
テップS1507)。
【0208】図26の中のフィルタ識別番号「0」の条
件が、画像データに関するフィルタ条件である。
【0209】TSデコーダ部320は、フィルタ条件に
従って画像データを分離し、AVデコーダ部330に出
力する。AVデコーダ部330は、TSデコーダ部32
0から出力されるビデオエレメンタリストリームの復号
(圧縮の解凍・伸張)を開始する(ステップS150
8)。
【0210】CPU450は、現在の時刻をAVデコー
ダ部330のクロック部の値を参照して90000分の
1秒単位で取得し、変数firstPTSの値と比較する。等し
いか、現在の時刻の値が大きい場合にはS2626へ、
それ以外の場合は現在時刻がfirstPTSの値に達するまで
同じ処理を繰り返す(ステップS1509)。
【0211】CPU450は、現在時刻がfirstPTSの値
に達すると、AVデコーダ部から出力される画像データ
を映像合成部380に出力する(ステップS151
0)。
【0212】同時に、CPU450は、現在の時刻をA
Vデコーダ部330のクロック部の値を参照して900
00分の1秒単位で取得し続け、変数lastPTSの値と比
較し、等しいか、現在の時刻の値が大きくなるまで繰り
返し比較処理を実行する(ステップS1511)。
【0213】現在の時刻の値がlastPTSの値の値を超え
ると、CPU450は映像合成部への画像データの出力
の停止、および画像データに関するフィルタ条件を停止
状態に設定し、ビデオストリームの復号処理を終了する
(ステップS1512)。
【0214】(ナビゲーション情報の切り替え処理)次
に、図23のステップS1305のコンテンツ切り替え
処理における、ナビゲーション情報の切り替え処理の詳
細について、図27のフローチャートを用いて説明す
る。
【0215】CPU450は、切り替えに指定されたne
w_NE_idとcur_NE_idとの値が同一であるか否かを判定し
(ステップS1601)、肯定の場合は処理を終了す
る。ただし、番組が選択された最初の状態では、変数ne
w_NE_idは、entry_NE_idであり、cur_NE_idは設定され
ていない。
【0216】CPU450は、変数cur_NE_idにnew_NE_
idの値を設定する(ステップS1602)。
【0217】CPU450は、システムテーブル記憶部
343中の図18Bで示されたPMTを参照し、NE_Com
ponent_Descriptorが付けられたコンポーネントのPI
D=0x0082を取得し、NVTをあらわすtable_id
=0x80と、変数new_NE_idの値をtable_id_extensionとし
てフィルタ条件に設定し、このフィルタ条件を開始状態
に設定する。(ステップS1603)説明のため、ここ
ではnew_NE_id=0x0001とする。
【0218】図26で示されたフィルタ条件のうち、フ
ィルタ識別番号「2」のフィルタ条件がNVTに関する
条件であり、「PID」=0x0082「table_id=0x8
0」「table_id_extension=0x0001」をフィルタ条件とし
て設定し、「出力先」には、フィルタ条件を満たすNV
Tの出力先として、ナビゲーション情報記憶部372が
設定される。
【0219】TSデコーダ部320は、フィルタ条件に
従って変数new_NE_idの値に対応するNVTをトランス
ポートストリーム中から分離し、ナビゲーション情報記
憶部372に記憶し、CPU450に通知する(ステッ
プS1604)。
【0220】次に、CPU450は、ナビゲーション情
報解釈プログラムに基づき、ナビゲーション情報テーブ
ル記憶部372中のS1604で取得したナビゲーショ
ン情報表NVTの再生を行う。CPU450は、NVT
中のオブジェクト定義表を参照して、ボタンオブジェク
トの表示座標「X」、「Y」を取得し、つづいて「Norm
al Bitmap」のインデックス値を取得してビットマップ
表を参照し、インデックス値に対応するビットマップデ
ータを取得し、これらをもとにボタンのグラフィックス
情報を生成して映像合成部380に出力する。映像合成
部380は、AVデコーダ部330が復号した画像デー
タ上に、このグラフィックス情報を重ねて表示部400
に出力する(ステップS1605)。
【0221】現在選択状態にあるボタンオブジェクトの
インデックス値を表す変数cur_focusを0に初期化する
(ステップ1606)。CPU450は、ナビゲーショ
ン情報テーブル記憶部372中のS1604で取得した
ナビゲーション情報表NVT中のオブジェクト定義表を
参照して、インデックス値が変数cur_focusの値に等し
いボタンオブジェクトの表示座標「X」、「Y」を取得
し、つづいて「Focused Bitmap」のインデックス値を取
得してビットマップ表を参照し、インデックス値に対応
するビットマップデータを取得し,これらを元に変数cu
r_focusの値に対応するインデックス値を有するボタン
のビットマップを選択状態のビットマップにした、ボタ
ンオブジェクトのグラフィック情報を生成し、映像合成
部38に出力し、ナビゲーション情報の切り替え処理を
終了する(ステップS1607)。
【0222】図10Aは、表示部400に出力された表
示の一例を示したものである。日本地図を含んだ静止画
データに、東京、大阪を選択できるボタンが重ねて出力
されている。本例においてはラベルが「東京」のボタン
オブジェクトが変数cur_focusとして設定され、フォー
カス状態に対応したビットマップデータが表示されてい
る。
【0223】(入力信号の処理)次に、ステップS13
07の、利用者入力信号の処理について図28のフロー
チャートを用いて説明する。
【0224】CPU450は、信号受信部410から受
信した利用者入力が「上」であるか否かを判定する。
「上」の場合にはステップS1804へ、そうでない場
合にはステップS1802に移る(ステップS180
1)。
【0225】CPU450は、変数cur_focusの値を1
減じる。但し変数cur_focusの値が0の場合には0のま
ま(ステップS1804)。
【0226】CPU450は、ナビゲーション情報テー
ブル記憶部372中のNVT中のオブジェクト定義表を
参照して、インデックス値が変数cut_focusの値に等し
いボタンオブジェクトの表示座標「X」、「Y」を取得
し、つづいて「Focused Bitmap」のインデックス値を取
得してビットマップ表を参照し、インデックス値に対応
するビットマップデータを取得し、これらを元に変数cu
r_focusの値に対応するインデックス値を有するボタン
のビットマップを選択状態のビットマップにし、さら
に、同様にして変数cut_focusの値に対応するインデッ
クス値に対応するボタンのビットマップを通常状態のビ
ットマップにした、ボタンオブジェクトのグラフィック
情報を生成し、CPU450,ナビゲーション情報の切
り替え処理を終了する。CPU450は、AVデコーダ
部330が復号した画像データ上に、このグラフィック
ス情報を重ねて、表示部400に表示し、利用者入力処
理を終了する(ステップS1808)。
【0227】CPU450は、信号受信部410から受
信した利用者入力が「下」であるか否かを判定する。
「下」の場合にはステップS1805へ、そうでない場
合にはステップS1803に移る(ステップS180
2)。
【0228】CPU450は、変数cur_focusの値を1
増加する。但し変数cur_focusの値がナビゲーション情
報テーブル記憶部133中のS2710で取得したナビ
ゲーション情報表NVT中のボタンオブジェクトの識別
子の最大値に等しい場合はそのままとする。そしてステ
ップS1808へ移動する(ステップS1805)。C
PU450は、信号受信部410から受信した利用者入
力が「確定」であるか否かを判定する。「確定」の場合
にはステップS1806へ、そうでない場合には利用者
入力処理を終了する(ステップS1803)。
【0229】CPU450は、ナビゲーション情報テー
ブル記憶部372中のNVT中のオブジェクト定義表を
参照して、インデックス値が変数cur_focusの値に等し
いボタンオブジェクトのハンドラのインデックス値を取
得してハンドラ定義表を参照し、インデックス値に対応
するハンドラからバイトコード命令を読み込む(ステッ
プS1806)。
【0230】バイトコード命令が「goto_contents」の
場合にはステップS1809へ、そうでない場合は、処
理を終了する(ステップS1807)。
【0231】ハンドラから、goto_contents命令の引数
のインデックス値を読み込む(ステップS1809)。
【0232】CPU450は、前記ナビゲーション情報
表のハイパーリンク表を参照し、S1810で読み込ん
だインデックス値に対応するコンテンツの識別子のVE_i
d、NE_idの値を、それぞれnew_VE_id、new_NE_idに設定
する。(ステップS1810)。
【0233】CPU450はコンテンツの切り替え要求
が発生したことを示すフラグとして、コンテンツ変更フ
ラグContents Changeflgの値を1に設定し、利用者信号
処理を終了する(ステップS1811)。
【0234】図10Bは、利用者によって「下」の入力
がされたときの表示を示したものである。「下」の入力
により、変数cur_focusは「大阪」をラベルに持つボタ
ンオブジェクトに変更され、それに伴いボタンオブジェ
クトとして表示されるビットマップデータが変更され
る。
【0235】以上、図22から図28までを用いて説明
した手順にしたがって、デジタル放送受信装置300に
よる番組の受信再生および利用者の入力操作によるコン
テンツの切り替えが実現される。
【0236】(番組データの蓄積手順)次にステップS
1240における番組の蓄積処理の詳細について述べ
る。
【0237】まず、番組データ記憶部370に記憶され
る蓄積データ管理テーブルの内容について説明する。蓄
積データ管理テーブルは、1つの番組データに対して対
応づけられた1つのファイルとして保存される。
【0238】蓄積データ管理テーブルは、対応する番組
のoriginal_network_id、transport_stream_id、service_
id、event_idを利用して階層化された以下のディレクト
リの下に含まれ、original_network_id/transport_stre
am_id/service_id/event_idファイル名「saveinfo」と
して作成される。
【0239】図29は、蓄積データ管理テーブル190
0の例を示したものである。蓄積データ管理テーブル1
900は、蓄積完了フラグフィールド1901と、Expi
rationフィールド1902と、entry_VE_idフィールド
1903と、entry_NE_idフィールド1904と、画像
データ管理テーブル1905と、ナビゲーション情報管
理テーブル1906から構成される。
【0240】蓄積完了フラグフィールド1901は、こ
の番組に含まれるすべてのデータの蓄積が完了している
かどうかを示すフラグであり、蓄積が完了した場合には
True、まだ完了していない場合はFalseが設定
される。
【0241】Expirationフィールド1902は、蓄積デ
ータ管理テーブル1900と対応する番組の有効期限を
示すフィールドである。であり、Expirationフィールド
には、図19Eで示したPMT中のExpiration_descrip
torの中のExpirationの値が設定される。
【0242】entry_VE_idフィールド1903は、蓄積
データ管理テーブル1900と対応した蓄積された番組
を再生する際に、最初に再生されるコンテンツにおける
プレゼンテーション情報であるVE_idが設定される。こ
の値は図19Aで示したPMT中のDVX_program_descri
ptorの中のentry_VE_idの値と一致する。
【0243】entry_NE_idフィールド1904は、蓄積
データ管理テーブル1900と対応した蓄積された番組
を再生する際に、最初に再生されるコンテンツにおける
ナビゲーション情報であるNE_idが設定される。この値
は図19Aで示したPMT中のDVX_program_descriptor
の中のentry_NE_idの値と一致する。
【0244】画像データ管理テーブル1905には、蓄
積データ管理テーブル1900と対応する番組に含まれ
るすべてのプレゼンテーション情報である静止画データ
の蓄積情報として、個々の静止画データに対して、VE_i
d、VE_idで識別される静止画データが蓄積済みの場合の
静止画データ記憶部371中での記憶位置およびサイ
ズ、ならびに、静止画データが蓄積済みである場合にT
rue、未だ蓄積されていない場合にFalseが設定
される蓄積flagの組が設定される。
【0245】また同様に、ナビゲーション情報管理テー
ブル1906には、すべてのナビゲーション情報の蓄積
情報として、個々のナビゲーション情報に対して、NE_i
d、NE_idで識別されるナビゲーション情報が蓄積済みの
場合の、ナビゲーション情報記憶部372中での記憶位
置およびサイズ、ならびに、ナビゲーション情報が蓄積
済みである場合にTrue、未だ蓄積されていない場合
にFalseが設定される蓄積フラグの組が設定され
る。
【0246】図30は、番組の蓄積処理の詳細手順を示
すフローチャートを示したものである。
【0247】まず、利用者によって、蓄積の指示がなさ
れると、CPU450は、選択された番組がすでに蓄積
済みかどうかの判定を行う(ステップS2001)。
【0248】蓄積済みであると肯定するのは、ファイル
名が、original_network_id/transport_stream_id/serv
ice_id/event_id/saveinfoと一致する蓄積データ管理テ
ーブルが蓄積データ管理テーブル記憶部373に存在
し、かつ、蓄積完了フラグフィールドの値がTrueであ
り、かつ、現在時刻がExpirationで指定された時刻より
も前であった場合である。上記判定により、選択した番
組が蓄積済みであると判断された場合には、処理を終了
する。
【0249】ステップS2001において、蓄積が完了
していないと判断された場合には、CPU450は、現
在蓄積処理中であるかどうかの判断を行う(ステップS
2002)。この判定が肯定されるのは、ファイル名
が、original_network_id/transport_stream_id/servic
e_id/event_id/saveinfoと一致する蓄積データ管理テー
ブルが蓄積データ管理テーブル記憶部373に存在し、
かつ蓄積完了フラグフィールドの値がFalseの場合であ
る。
【0250】ステップS2002における判定が肯定と
なった場合には、新たな処理は行わず、現在続行中の蓄
積処理を続行する。
【0251】ステップS2002における判定が否定と
なった場合には、新たに蓄積処理を開始する。まず、現
在蓄積処理を行う対象を示す変数として、saving_servi
ce_idに、選択されたservice_idを設定し、変数saving_
event_idに、選択されたevent_idを設定する(ステップ
S2003)。
【0252】次に、ファイル名が、original_network_i
d/transport_stream_id/service_id/event_id/saveinfo
と一致する蓄積データ管理テーブルを蓄積データ管理テ
ーブル記憶部373中に作成する。そして、蓄積完了フ
ラグの値をFalseに初期化する(ステップS200
4)。
【0253】次に、CPU450は、一般の衛星デジタ
ル放送受信装置で用いられているISO13818−1
(MPEG2システム)規格、およびETS 300
468(DVB−SI)規格で定められている手順にし
たがってシステム情報テーブルを参照し、指定されたse
rvice_idおよび、event_idで識別されるイベントに対応
するPMTの分離をTSデコーダ部320に指示する。
【0254】TSデコーダ部320は指定されたPMT
を分離し、制御情報テーブル管理部340中のシステム
情報テーブル記憶部343に書き込み、CPU450に
通知する(ステップS2005)。
【0255】CPU450は、システムテーブル記憶部
343中のsaving_service_id、saving_event_idで識別
されるイベントに対応するPMT中のDVX_program_desc
riptorの中の、entry_VE_idと、entry_NE_idを値を参照
し、それぞれの値を、蓄積データ管理テーブルの中の、
entry_VE_idフィールドおよびentry_NE_idフィールドに
設定する。 また、PMT中のexpiration_descriptor
の中のExpirationの値を参照し、蓄積データ管理テーブ
ルの中のExpirationフィールドに設定する(ステップS
2006)。
【0256】その後、プレゼンテーション情報、ナビゲ
ーション情報に関する蓄積処理を並行して行う(ステッ
プS2007)。
【0257】すべてのプレゼンテーション情報、ナビゲ
ーション情報の蓄積処理が完了すると、蓄積完了フラグ
をTrueにセットし、蓄積処理を完了する(ステップS2
008)。
【0258】(プレゼンテーション情報の蓄積処理)以
下、ステップS2007において行われるプレゼンテー
ション情報の蓄積処理の詳細を図31のフローチャート
を用いて示す。
【0259】CPU450は、システムテーブル記憶部
134中の変数saving_service_id、saving_event_idで
識別されるイベントに対応するPMTを参照し、VE_Inf
ormation_Component_Descriptorが付けられたコンポー
ネントのPIDを取得し、VET_DIIを示すtable_
id=0x91、出力先として、DII記憶部341を指定す
るフィルタ条件をTSデコーダ部320に対して開始状
態として設定する(ステップS2201)。
【0260】図31は、番組の蓄積処理を実行する際に
設定するフィルタ条件を示したものである。フィルタ識
別番号「3」のフィルタ条件がステップS2201で設
定した条件をあらわしている。
【0261】またこれとは別に、上記と同じPID=0
x0083と、VETを示すtable_id=0x80出力先とし
て、VET記憶部を指定するフィルタ条件をTSデコー
ダ部320に対して行う。ただし、番組の受信再生時と
は異なり、table_id_extensionのフィールドは「−」つ
まりその値が何であっても分離するものとして、また、
ステップS2201の段階では、このフィルタ条件を停
止状態に設定する。
【0262】図32において、フィルタ識別番号「1」
のフィルタ条件がVETに関するものである。「PI
D」=0x0083、「table_id=0x90」、「table_id_
extension= −」がフィルタ条件として設定され、 「出
力先」には、フィルタ条件を満たすVETの出力先とし
て、VET記憶部342が設定される。
【0263】TSデコーダ部320は、フィルタ条件に
したがってVET_DIIをトランスポートストリーム
中から分離し、DII記憶部134に記憶し、CPU4
50に通知する(ステップS2202)。
【0264】CPU450は、DII記憶部341に記
憶されたVET_DIIの内容を参照し、蓄積データ管
理テーブル記憶部に記憶された蓄積データ管理テーブル
において、画像データ管理テーブルの初期化処理を行
う。VET_DIIの内容は図7に示されたものであ
り、この中のnumber_of_modulesの値の分だけ画像デー
タ管理テーブルのフィールド領域を確保する。さらに、
VET_DIIの中の、個々のmoduleに関する情報とし
て、module_idの値を、画像データ管理テーブルのVE_id
のフィールドに設定し、また、 module_sizeの値を画像
データ管理テーブルのサイズフィールドに 設定する。
また、蓄積フラグフィールドの値をFalseに設定する。
また、画像データ管理テーブルに記憶される画像データ
が保持されるファイル名として「ve_」のあとに、VE_id
を付加したものを割り当てる。
【0265】これらの処理をVET_DIIで記述され
たすべてのmoduleに対して行う(ステップS220
3)。
【0266】次にCPU450は、ステップS2201
で設定したVETに関するフィルタ条件を開始状態に設
定する(ステップS2204)。
【0267】このフィルタ条件にしたがって、TSデコ
ーダ部320は、トランスポートストリームから、一番
早くフィルタ条件に合致した任意のVETを分離して、
VET記憶部342に記憶して、CPU450に通知す
る(ステップS2205)。
【0268】CPU450は、VET記憶部342中の
S2205で取得したVETの内容を参照し、VE_idの
値と、蓄積データ管理テーブル記憶部に記憶された蓄積
データ管理テーブルにおける画像データ管理テーブルの
中のVE_idが一致するフィールドを検索する。その結果
得られたフィールドにおける蓄積フラグがTrueであった
場合には、取得したVETを破棄し、次のVETの取得
通知を待つ(ステップS2207)。
【0269】ステップS2207が否定された場合に
は、VET記憶部342中のS2205で取得したVE
Tの内容を参照し、変数firstPTSに「first_pts」の値
を、変数lastPTSに「last_pts」の値を設定し、「strea
m_id」と「component_tag」の値を取得する。CPU4
50はシステムテーブル記憶部134中の変数saving_s
ervice_id、saving_event_idで識別されるイベントに対
応するPMTを参照し、伝送するデータの種類が画像デ
ータで、「component_tag」の値がS等しいコンポーネ
ントのPIDを取得し、「stream_id」の値とともにフ
ィルタ条件記憶部321中のフィルタ条件に設定する。
このとき出力先を画像データ記憶部371に設定すると
ともに、このフィルタ条件を開始状態に設定する。図2
1においてフィルタ識別番号「0」のフィルタ条件が画
像データに関する条件である。受信再生の場合と異な
り、出力先が画像データ記憶部371に設定される(ス
テップS2208)。
【0270】TSデコーダ部320は、フィルタ条件に
従って画像データを分離し、画像データを画像データ記
憶部371に記憶し、CPU450に通知する。
【0271】CPU450は静止画データ記憶部371
に記憶されたデータのPESヘッダ領域を参照し、付与
されたPTSがfirst_PTSとlast_PTSの間にあるかどう
か判定する。(ステップS2209)。この条件が肯定
された場合のみ静止画データ記憶部371に記憶された
データを、ファイル名が「ve_(VE_idの値)」
で特定されるファイルに読み込まれた順に追加してコピ
ーする(ステップS2210)。また、PTSがlast_P
TSと一致した場合(ステップS2211)、ステップS
2213に移行する。
【0272】ステップS2211の判定が否定された場
合、画像データの取得処理を続行し、ステップS220
9の判定を繰り返す。
【0273】ステップS2209の判定が否定された場
合には、PTSの値がFirst_PTSよりも小さい場合には
(ステップS2212)、画像データの取得処理を続行
し、ステップS2209の判定を繰り返す。
【0274】ステップS2212の判定が否定された場
合はステップS2213の処理に移る。
【0275】ステップS2213では、CPU450
は、画像データに対するフィルタ条件を停止状態にし、
ビデオストリームの蓄積を停止する。
【0276】その後、蓄積データ管理テーブル記憶部に
記憶された蓄積データ管理テーブルの中の画像データ管
理テーブルにおいて該当するフィールドの蓄積フラグを
Trueに設定する(ステップS2214)。
【0277】ステップS2214の結果、画像データ管
理テーブルにおけるすべての蓄積フラグフィールドがTr
ueであった場合(ステップS2215)には、番組内の
すべての画像データが取得されたものと判断してVET
に対するフィルタ条件を停止して(ステップS221
6)、プレゼンテーション情報の蓄積処理を終了する。
【0278】ステップS2215の判定が否定された場
合には、つぎのVETの取得処理を行うため、ステップ
S2205に移行する(ナビゲーション情報の蓄積手
順)。
【0279】以下、図30におけるステップS2007
において行われるナビゲーション情報の蓄積処理の詳細
を図33のフローチャートを用いて説明する。
【0280】CPU450は、システムテーブル記憶部
134中の変数saving_service_id、saving_event_idで
識別されるイベントに対応するPMTを参照し、NE_Inf
ormation_Component_Descriptorが付けられたコンポー
ネントのPID=0x0082を取得し、NET_DI
Iを示すtable_id=0x81、出力先として、DII記
憶部341を指定するフィルタ条件をTSデコーダ部3
20に対して、開始状態として設定する(ステップS2
301)。
【0281】図32において、フィルタ識別番号「4」
のフィルタ条件がステップS2301で設定した条件を
あらわしている。
【0282】またこれとは別に、上記と同じPID=0
x0082と、NVTを示すtable_id=0x80、出力
先としてナビゲーション情報記憶部を指定するフィルタ
条件をTSデコーダ部320に対して設定する。ただ
し、番組の受信再生時とは異なり、table_id_extension
のフィールドは「−」つまりその値が何であっても分離
するものとして、また、ステップS2301の段階で
は、このフィルタ条件を停止状態に設定する。
【0283】図32において、フィルタ識別番号「2」
のフィルタ条件がNVTに関するものである。TSデコ
ーダ部320は、フィルタ条件にしたがってNVT_D
IIをトランスポートストリーム中から分離し、DII
記憶部134に記憶し、CPU450に通知する(S2
302)。
【0284】CPU450は、DII記憶部341に記
憶されたNVT_DIIの内容を参照し、蓄積データ管
理テーブル記憶部に記憶された蓄積データ管理テーブル
において、ナビゲーション情報管理テーブルの初期化処
理を行う。NVT_DIIの内容は図6に示されたもの
であり、この中のnumber_of_modulesの値の分だけナビ
ゲーション情報管理テーブルのフィールド領域を確保す
る。さらに、NVT_DIIの中の、個々のmodul
eに関する情報として、module_idの値を、ナビゲーシ
ョン情報管理テーブルのNE_idのフィールドに設定
し、また、 module_sizeの値をサイズフィールドに 設
定する。また、蓄積フラグフィールドの値をFalse
に設定する。また、ナビゲーション情報管理テーブルに
記憶されるナビゲーション情報が保持されるファイル名
として「ne_」のあとに、NE_idを付加したもの
を割り当てる。これらの処理をNVT_DIIで記述さ
れたすべてのmoduleに対して行う(ステップS230
3)。
【0285】次にCPU450は、ステップS2301
で設定したNVTに関するフィルタ条件を開始状態に設
定する(ステップS2304)。
【0286】CPU450は、このフィルタ条件にした
がって、TSデコーダ部320は、トランスポートスト
リームから、フィルタ条件に合致した任意のNVTを分
離して、ナビゲーション情報記憶部372に記憶させ
る。その完了は、CPU450に通知される(ステップ
S2305)。
【0287】次にCPU450は、ステップS2305
の通知を受け、ナビゲーション情報記憶部372に記憶
されたNVT内のNE_idの値と、蓄積データ管理テ
ーブル記憶部に記憶された蓄積データ管理テーブルにお
けるナビゲーション場オフ管理テーブルの中のNE_i
dが一致するフィールドを検索する。その結果得られた
フィールドにおける蓄積フラグがTrueであった場合
には、取得したNVTを破棄し、次のNVTの取得通知
を待つ(ステップS2306)。
【0288】ステップS2306の判定が否定であった
場合、ナビゲーション情報記憶部372中のステップS
2305で取得したNVTを、ファイル名が「ne_
(NE_idの値)」で特定されるファイルにコピーす
る(ステップS2307)。
【0289】そして、蓄積データ管理テーブル記憶部に
記憶された蓄積データ管理テーブルの中のナビゲーショ
ン情報管理テーブルにおいて該当するフィールドの蓄積
フラグをTrueに設定する(ステップS2308)。
【0290】ステップS2308の結果、ナビゲーショ
ン情報管理テーブルにおけるすべての蓄積フラグフィー
ルドの値がTrueであった場合(ステップS230
9)には、番組内のすべてのナビゲーション情報が取得
されたものと判断して、NVTに対するフィルタ条件を
停止状態として(ステップS2310)、ナビゲーショ
ン情報の蓄積処理を終了する。
【0291】ステップS2309の判定が否定された場
合には、つぎのNVTの取得処理を行うため、ステップ
S2305に移行する。
【0292】以上、図19から図23を用いた手順にし
たがって、デジタル放送受信装置300における、番組
の蓄積処理が実現される。
【0293】(蓄積データの再生手順)以下に図22の
ステップS1220の蓄積データの再生手順についての
詳細を説明する。その前に図22におけるステップS1
203において、再生を指示された番組がすでに蓄積済
みであるかどうかの判定方法については、番組の蓄積処
理の処理手順におけるステップS2001の判定とまっ
たく同様の方法により行う。すなわち、蓄積済みである
と肯定するのは、ファイル名が、original_network_id/
transport_stream_id/service_id/event_id/saveinfoと
一致する蓄積データ管理テーブルが蓄積データ管理テー
ブル記憶部373に存在し、かつ、蓄積完了フラグフィ
ールドの値がTrueであり、かつ、現在時刻がExp
irationで指定された時刻よりも前であった場合
である。この判定が肯定であったときに、蓄積された番
組データの再生動作を行い、否定であった場合には、ス
テップS1220で示した番組データの受信再生処理を
行うものとする。
【0294】図34は、蓄積された番組データの再生の
動作のフローチャートである。
【0295】CPU450は、蓄積データ管理テーブル
記憶部より、選択された番組が該当するevent_id、servi
ce_id、tranport_stream_id、original_network_idに基づ
いて、ファイル名が、original_network_id/transport_
stream_id/service_id/event_id/saveinfoが一致するフ
ァイルを、蓄積データ管理テーブルとして読み出す(ス
テップS2401)。CPU450は、蓄積データ管理
テーブルからentry_VE_id、entry_NE_idの値を取得し、
その値を、変数new_VE_id、new_NE_idとして設定する
(ステップS2402)。
【0296】次に、CPU450はステップS2402
で設定されたnew_VE_idに対応するプレゼンテーション
情報と、new_NE_idに対応するナビゲーション情報の切
り替え処理を平行して行う。(ステップS2403)。
それぞれの切り替え処理の詳細は後述する。
【0297】次に、CPU450は、信号受信部410
から通知される利用者からの選択操作の信号入力を待つ
(ステップS2404)。
【0298】CPU450は、信号受信部410から信
号の入力があると、利用者入力信号の処理を行う。利用
者入力信号の処理についての詳細は後述する(ステップ
S2405)。
【0299】次にCPU450は、ステップS1307
の入力処理の結果、コンテンツの切替えが指定されない
と判断された場合(ステップS2406)、ステップS
2404に戻り利用者からの入力信号を待つ。
【0300】コンテンツの切り替えが指定された場合、
serviceあるいはevent の変更も同時に伴うかどうか判
定し(ステップS2407)、変更を伴わない場合に
は、ステップS2403に戻りコンテンツの切り替え処
理を行う。またserviceあるいはeventの変更を伴う場合
には、蓄積番組の再生処理を終了し、図22のステップ
S1202に戻る。
【0301】(蓄積されたプレゼンテーション情報の切
り替え処理)以下、ステップS2405における、プレ
ゼンテーション情報の切り替え処理の詳細な動作を、図
35のフローチャートを用いて説明する。
【0302】まず、CPU450は、保持している変数
cur_VE_idの値と、変数new_VE_idの値を比較し(ステッ
プS2501)、一致している場合は切り替え処理を行
わずに終了する。
【0303】ステップS2501の比較の結果、変数ne
w_VE_idの値が保持している変数cur_VE_idの値と異なっ
ている場合には、new_VE_idをcur_VE_idに設定する(ス
テップS2502)。
【0304】次にCPU450は、蓄積データ管理テー
ブル記憶部に記憶された画像データ管理テーブルの中か
ら、VE_idの値が変数new_VE_idと一致するフィールドを
抽出し、そのフィールドの記憶位置のデータを取得する
ことにより、変数new_VE_idで識別される画像データが
画像データ記憶部371内で格納されている記憶位置
(ファイル名)を獲得する(ステップS2503)。
【0305】次にCPU450は、AVデコーダ部33
0に対し、ステップS2502で取得された画像データ
の復号を指示する。AVデコーダ部330は、CPU4
50の指示にしたがって、ステップS2502で取得さ
れた画像データファイルを読み出し、復号すべきデータ
が残っている場合には(ステップS2504)、復号処
理を行う(ステップS2505)。
【0306】CPU450は、AVデコーダ部330か
ら出力された画像データを映像合成部に出力する(ステ
ップS2506)。
【0307】画像データファイルから読み出すべきデー
タがなくなると、AVデコーダ部330はCPU450
に通知し、CPU450は、AVデコーダ部330に対
して復号処理の停止を指示する(ステップS250
7)。
【0308】(蓄積されたナビゲーション情報の切り替
え処理)以下、ステップS2405における、ナビゲー
ション情報の切り替え処理の詳細な動作を、図36のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0309】まず、CPU450は、保持している変数
cur_NE_idの値と、変数new_NE_idの値を比較し(ステッ
プS2601)、一致している場合は切り替え処理を行
わずに終了する。
【0310】ステップS2601の比較の結果、変数ne
w_NE_idの値が保持している変数cur_NE_idの値と異なっ
ている場合には、new_NE_idをcur_NE_idに設定する(ス
テップS2602)。
【0311】次にCPU450は、蓄積データ管理テー
ブル記憶部に記憶されたナビゲーション情報管理テーブ
ルの中から、NE_idの値が変数new_NE_idと一致するフィ
ールドを抽出し、そのフィールドの記憶位置のデータを
取得することにより、変数new_VE_idで識別される画像
データがナビゲーション情報記憶部372内で格納され
ている記憶位置(ファイル名)を獲得する(ステップS
2603)。
【0312】次にCPU450は、ナビゲーション情報
解釈プログラムに基づいて、ステップS2603で得ら
れたファイルの内容であるナビゲーション情報表NVT
の再生を行う。CPU450は、NVT中のオブジェク
ト定義表を参照して、ボタンオブジェクトの表示座標
「X」、「Y」を取得し、つづいて「Normal Bitmap」
のインデックス値を取得してビットマップ表を参照し、
インデックス値に対応するビットマップデータを取得
し、これらをもとにボタンのグラフィックス情報を生成
して映像合成部380にに出力する。
【0313】映像合成部380は、AVデコーダ部33
0が復号した画像データ上に、このグラフィックス情報
を重ねて表示部400に出力する(ステップS260
5)。
【0314】現在選択状態にあるボタンオブジェクトの
インデックス値を表す変数cur_focusを0に初期化する
(ステップ2606)。
【0315】CPU450は、ステップS2603で得
られたナビゲーション情報NVT中のオブジェクト定義
表を参照して、インデックス値が変数cur_focusの値に
等しいボタンオブジェクトの表示座標「X」、「Y」を
取得し、つづいて「FocusedBitmap」のインデックス値
を取得してビットマップ表を参照し、インデックス値に
対応するビットマップデータを取得し、これらを元に変
数cur_focusの値に対応するインデックス値を有するボ
タンのビットマップを選択状態のビットマップにした、
ボタンオブジェクトのグラフィック情報を生成し、映像
合成部38に出力し、ナビゲーション情報の切替え処理
を終了する(ステップS2607)。
【0316】以上、図34から図36までを使用して説
明した手順により、デジタル放送受信装置300にすで
に蓄積された番組データの再生処理が実現される。
【0317】以上、本実施の形態で説明したように、番
組に含まれるすべてのプレゼンテーション情報を蓄積す
る場合に、番組に含まれるすべてのプレゼンテーショ
ン情報に関する情報を含んだVET_DIIをトランス
ポートストリームから分離して取得し、VET_DII
の内容に応じて、蓄積データ管理テーブルの画像データ
管理テーブルを初期化すること、VETの取得に関す
るフィルタ条件に、VE_idに対応するtable_id_ext
ensionのフィールドを含めないこと、蓄積データ管理
テーブルにおける画像データ管理テーブルにおける個々
のテーブルに蓄積フラグフィールドを設け、蓄積がなさ
れた時にその値をFalseからTrueに変更するようにした
ことにより、トランスポートストリームから分離された
VETの順序にしたがって、同じ静止画データが重複し
て蓄積されることなくすべての静止画データの蓄積処理
を短時間で終了することができる。
【0318】1.3. 他の実施形態 なお、本実施の形態ではプレゼンテーション情報とし
て、PESのヘッダ部に付与されたPTSの値がfirst_
PTS=last_PTSであるMPEG−Iフレームを対応づけ
て説明してきたが、本発明はこれに限るものではなく、
プレゼンテーション情報として、first_PTS<last_PTS
であり、PTSの値がfirst_PTSとlast_PTSの範囲内に
ある動画データを対象とすることにしても、同様の処理
によって容易に、動画データの受信再生および蓄積処理
を実現できる。
【0319】また、本実施の形態では、コンテンツとし
て、プレゼンテーション情報としての画像データと、ナ
ビゲーション情報の組で構成するとしたが、VETによ
って特定されるエレメンタリストリームをビデオエレメ
ンタリストリームではなく、MPEG規格に定められた
オーディオエレメンタリストリームとし、AVデコーダ
部でオーディオエレメンタリストリームの復号処理を実
行することにすれば、画像データではなく、音声データ
をプレゼンテーション情報として再生することが容易に
実現できる。
【0320】さらに、プレゼンテーション情報を画像デ
ータあるいは音声データのみとするのではなく、画像デ
ータを特定するVE_idと、音声データを特定するVE_idの
組として指定し、画像データ、音声データ、ナビゲーシ
ョン情報の3つの情報の再生によるコンテンツ表現への
拡張は容易に実現できる。
【0321】また、本発明の実施の形態においては、コ
ンテンツの指定は、プレゼンテーション情報とナビゲー
ション情報の組としたが、本発明はこれに限るものでは
ない。
【0322】例えば、コンテンツ指定の際の指定はナビ
ゲーション情報のみとし、プレゼンテーション情報はナ
ビゲーション情報の中から参照するとしてもよい。図3
7は、ナビゲーション情報NVTの一例を示したもので
ある。オブジェクト定義表2721において、インデッ
クス番号「3」のオブジェクトに対し、「ボタン」とは
異なるタイプとして「背景画」を設定し、対応するビッ
トマップデータのインデックスを「5」としている。一
方ビットマップ表2724にはインデックス番号とビッ
トマップデータそのものの対応だけでなく、「Typ
e」フィールドを設け、通常の「bmp」のほかに、
「MPEG−I」を定義する。このとき、「MPEG−
I」のタイプが設定されたビットマップに対して「bi
tmapData」欄にはビットマップデータを設定す
る代わりに、VE_idを設定することにしている。こ
のように指定されたナビゲーション情報が選択されて、
インデックス番号「3」のグラフィックオブジェクトを
表示する際に、VE_id=0x0001で識別される
静止画データ(プレゼンテーション情報)の受信再生処
理を行う。
【0323】また、図37で示したナビゲーション情報
を含む番組の蓄積処理を行う場合、番組内に含まれるす
べてのナビゲーション情報および、ナビゲーション情報
から参照されるすべてのプレゼンテーション情報に対し
て、本実施の形態にて説明した方法とまったく同様の方
法で蓄積処理を実現することができるのは言うまでもな
い。
【0324】なお、本発明の実施の形態において、ステ
ップステップS2001において、蓄積データ管理テー
ブルの蓄積完了フィールドの値がFalseであった場
合には、蓄積が終了していないものとして、送信中のM
PEG−2トランスポートストリームの受信処理を行う
ものとしているが、番組のすべてのデータの蓄積が完了
していなくても、その番組の中で再生しようとしている
プレゼンテーション情報あるいはナビゲーション情報が
すでに蓄積済みである場合には、蓄積されたプレゼンテ
ーション情報あるいはナビゲーション情報の再生処理を
行うようにしてもかまわない。
【0325】すなわち、蓄積完了フィールドの値がFa
lseであっても、蓄積データ管理テーブルの画像デー
タ管理テーブルの中の、該当するVE_idで識別され
るテーブルの蓄積フラグがTrueであった場合には、
蓄積された画像データを読み出し再生する。同様に、蓄
積データ管理テーブルのナビゲーション情報管理テーブ
ルの中の、該当するNE_idで識別されるテーブルの
蓄積データがTrueであった場合には、蓄積されたナ
ビゲーション情報を読み出し再生してもかまわない。
【0326】なお、本発明の実施の形態では、番組デー
タの有効期限をあらわす情報として、PMT中にExpira
tion_Descriptorを含むとした。しかしながら本発明は
これに限るものではない。
【0327】有効期限は番組全体ではなく、個々のプレ
ゼンテーション情報および個々のナビゲーション情報単
位に設定されていても構わない。例えば、図38、図3
9はその一例を示したものである。NVT_DIIおよ
びVET_DIIの中において個々のプレゼンテーショ
ン情報および個々のナビゲーション情報に対応づけられ
るmoduleに対して、有効期限情報を示すExpirati
onTimeフィールドが設定されている。
【0328】この場合、蓄積データ管理テーブルに作成
する画像データ管理テーブルにExpirationフ
ィールドを設ける。ステップS2202においてVET
_DIIを取得し、ステップS2203における画像デ
ータ管理テーブルの作成・初期化の際に、図39で示し
たVET_DIIの個々のmoduleに対して記述されたEx
pirationTimeの値を、画像デーまた同様に、蓄積データ
管理テーブルに作成するナビゲーション情報管理テーブ
ルにExpirationフィールドを設ける。ステップS230
2においてNVT_DIIを取得した後、ステップS2
303におけるナビゲーション情報管理テーブルの作成
・初期化の際に、図38で示したNVT_DIIの個々
のmoduleに対して記述されたExpirationTimeの値を、ナ
ビゲーション情報管理テーブルのExpirationフィールド
に書き込む。
【0329】図40は、画像データ管理テーブルおよび
ナビゲーション情報管理テーブルにExpirationフィール
ドが追加された蓄積データ管理テーブルの一例を示した
図である。本図においては、VE_id=1に対応した
プレゼンテーション情報に対するExpirationフィールド
の値として、「1999/9/20 23:59:0」
が設定されている。これはVE_id=1で識別される
プレゼンテーション情報が有効であるのは、1999
年9月20日23時59分 0秒であり、この期限を過ぎ
て再生しようとした場合には再生されないことを示して
いる。
【0330】さらに、ステップS2001において、画
像データが蓄積済みでであるかどうかの判定を行う際、
蓄積データ管理テーブルの画像データ管理テーブルの中
の、該当するVE_idで識別されるテーブルの蓄積フ
ラグがTrueであった場合にはさらにExpirationフィ
ールドの値を参照し、現在時刻がExpirationフィールド
に設定された値よりも前であると判定した場合には、蓄
積され、画像データ記憶部に記憶された画像データの再
生処理を行い、現在時刻がExpirationフィールドに設定
された値よりも後の場合には、プレゼンテーション情報
の受信再生処理を行うものとしてもよい。
【0331】なお、本実施の形態では、1つの番組デー
タが番組内では時間に応じて変更されないことを前提に
してきた。そのため、ステップS2201において、蓄
積データ管理テーブルが存在し、蓄積完了フラグフィー
ルドの値がTrueでかつ、現在時刻がExpirationで指
定された時刻よりも前であった場合には、蓄積済みであ
ると判定して、蓄積されたデータの再生処理に移行し
た。
【0332】しかしながら、本発明はこれに限るもので
はなく、番組データが途中で更新されることを想定して
もかまわない。例えば、番組データが更新される度に、
NVT_DIIおよびVET_DIIのそれぞれのModu
le_Versionのフィールドの値を更新するものとし、デジ
タル放送受信装置300の蓄積データ管理テーブルに、
このおのおののModule_Versionフィールドの値を保存す
るフィールドとしてNVTバージョンフィールド、VE
Tバージョンフィールドを追加し、番組データを蓄積す
る際に、NVT_DIIおよびVET_DIIの各Modu
le_Versionの値を設定する。
【0333】さらに、図34で説明した蓄積番組の再生
時に、ステップS2001で説明した判定項目に加え、
現在送信されているVET_DIIおよびNVT_DI
IのModule_Versionフィールドの値と、VETバージョ
ンフィールド、NVTバージョンフィールドの値が一致
するかどうかの判定を行い、一致する場合には、蓄積さ
れたデータの再生処理を行い、一致しない場合は新たに
ストリームからの受信再生処理を行うことにより、最新
のデータの再生処理が可能となる。
【0334】上記実施形態では、VET_DII、NVT_DIIを用
いて、蓄積管理を行っているが、これを用いずに蓄積を
行うようにしてもよい。
【0335】なお、上記実施形態では、ナビゲーション
情報テーブル、プレゼンテーション情報を蓄積する際
に、フィルタ条件として、個々のナビゲーション情報テ
ーブル、個々のプレゼンテーション情報を指定せず、分
離できた順に取得するようにしている。しかし、個々の
ナビゲーション情報テーブル、プレゼンテーション情報
を指定して、取得するようにしてもよい。また、未取得
のナビゲーション情報テーブル、プレゼンテーション情
報が多いうちは指定を行わず、未取得のナビゲーション
情報テーブル、プレゼンテーション情報が少なくなれ
ば、当該未取得のものを個々に指定するようにしてもよ
い。未取得のものが少なくなった状態で、指定を行わな
い場合、既に蓄積済みのものを取得してしまう無駄を生
じるからである。たとえば、TSデコーダ320におい
て使用可能なフィルタ条件の数に、未取得のものが等し
くなった場合に、個々の指定を行うようにするとよい。
【0336】また、上記実施形態では、ナビゲーション
情報テーブルによって、プレゼンテーション情報の間に
リンク付けがなされている。しかしながら、HTML、
XML等の言語によってプレゼンテーション情報を表現
してもよい。この場合、コンテンツであるプレゼンテー
ション言語自体によって、リンク先が表現されることに
なる。したがって、HTML、XML等の言語を用いる
場合には、1組のコンテンツ要素を繰り返し送ればよ
く、ナビゲーション情報テーブルを用いなくともよい。
記録処理(蓄積処理)や再生処理は、ナビゲーション情
報テーブルについての処理がなくなるだけで、基本的に
は同様の処理にて行うことができる。
【0337】上記実施形態では、蓄積したナビゲーショ
ン情報テーブル、プレゼンテーション情報を、当該受信
装置300において再生するために用いている。しかし
ながら、コンピュータによって利用可能な形式になって
いるので、外部のコンピュータからアクセスして使用す
るようにしてもよい。
【0338】上記実施形態では、有効期限の切れたもの
は出力しないようにしている。これにより、申込期限切
れたテレビショッピングの申し込み、過去の天気予報が
誤って再生されるおそれがない。しかしながら、有効期
限が切れている旨の表示とともに、出力するようにして
もよい。
【0339】さらに、上記実施形態では、図20の各機
能をCPUを用いて実現した場合について説明したが、
その機能の一部または全部を、ハードウエアロジックに
よって実現してもよい。
【0340】2.第2の実施形態 2.1.デジタル放送受信装置 図41に、この発明の第2の実施形態によるデジタル放
送受信装置305の全体構成を示す。なお、この実施形
態における送信装置の構成は、第1の実施形態と同様で
ある。この受信装置305は、受信部310、復元部4
45、操作受付部410、番組データ記憶部370を備
えている。復元部445は、TSデコーダ部320、A
Vデコーダ部330、制御部355を備えている。この
実施形態においては、制御部355は、1組のプレゼン
テーション情報(コンテンツ要素)が繰り返して送られ
る番組を受信すると、受信処理と並行して、プレゼンテ
ーション情報(コンテンツ要素)、ナビゲーション情報
テーブルの記録(蓄積)を行う。したがって、プレゼン
テーション情報やナビゲーション情報テーブルの切り換
えがされた時に、次に出力すべきプレゼンテーション情
報やナビゲーション情報テーブルが既に記録されている
場合には、これを用いることで、処理を迅速化すること
ができる。
【0341】ここで説明しているインタラクティブ性を
もたらす方式では、1組のプレゼンテーション情報やナ
ビゲーション情報テーブルが繰り返して送られてくる。
したがって、受信装置側に1組のこれらデータを記録し
なくとも、インタラクティブな放送を実現できる。
【0342】さらに、この実施形態によるデジタル放送
システムを用いれば、記録容量の少ない受信装置との互
換性を確保しつつ、記憶容量に余裕のある受信装置にお
ける応答処理を高速化することができる。
【0343】2.1.1受信装置のハードウエア構成 図41の受信装置を、CPUを用いて実現した場合のハ
ードウエア構成は、図21と同様である。なお、番組デ
ータ記憶部370としては、ハードディスクを用いても
よいが、高速処理の観点からは、半導体メモリ等を用い
ることが好ましい。
【0344】2.1.2受信処理装置の動作 図42、図43、図44に、ROM420に記録された
受信処理のプログラムのフローチャートを示す。操作者
の操作によってサービスが指定されると、CPU450
は、チューナ310、TSデコーダ部320を制御し
て、当該サービスを選択する(ステップS4001)。
選択処理は、第1の実施形態と同じである。
【0345】次に、CPU450は、当該サービスの番
組が、1組のデータを繰り返して伝送することによりイ
ンタラクティブ性を持たせているかどうかを判断する
(ステップS4002)。この判断は、制御データPM
Tを参照することによって行うことができる。インタラ
クティブ性を持つ番組でない場合には、通常の受信処理
を行う(ステップS4004)。
【0346】インタラクティブ性を持つ番組の場合に
は、記録しながらの受信処理を実行する(ステップS4
003)。
【0347】記録しながらの受信処理の詳細を、図4
3、図44に示す。まず、CPU450は、制御データ
PMTを参照して(図19A参照)、TSデコーダ部3
20を制御し、エントリのプレゼンテーション情報、ナ
ビゲーション情報を受信して取得し、表示部400に表
示する(ステップS4011)。同時に、取得したプレ
ゼンテーション情報、ナビゲーション情報を、番組情報
記憶部としてのメモリ340に記録する。これは、AV
デコーダ330に対し、映像合成部380に出力すると
ともに、メモリ340に記憶もするように指定すること
により行うことができる。
【0348】このようにして、エントリのプレゼンテー
ション情報、ナビゲーション情報を表示している状態に
おいて、他の未記録のプレゼンテーション情報、ナビゲ
ーション情報を取得して記録する(ステップS410
2)。ここでの記録処理は、第1の実施形態における記
録処理と同様である。たとえば、個々のプレゼンテーシ
ョン情報、ナビゲーション情報を指定せず、受信できた
ものが未記録であれば記録を行うようにすればよい。な
お、全ての(1組の)プレゼンテーション情報、ナビゲ
ーション情報が記録されれば、ステップS4102は実
行されずスキップされる。また、1組のプレゼンテーシ
ョン情報、ナビゲーション情報を全て記録したがどうか
は、第1の実施形態と同じように、VET_DII、NVT_DIIを
用いて管理することができる。
【0349】次に、上記の記録処理を行いつつ、プレゼ
ンテーション情報、ナビゲーション情報の切り換え指示
が、操作者より与えられたかどうかを判断する(ステッ
プS4103)。切り換え指示がなければ、上記の記録
処理を続ける。
【0350】切り換え指示があると、指定されたナビゲ
ーション情報が、既にメモリ340に記録済みであるか
どうかを判断する(ステップS4014)。記録されて
いる場合には、メモリ340から読み出して出力する
(ステップS4015)。また、記録されていない場合
には、TSデコーダ部320を制御して、受信して復元
し、出力する(ステップS4016)。
【0351】次に、指定されたプレゼンテーション情報
が、既にメモリ340に記録済みであるかどうかを判断
する(ステップS4017)。記録されている場合に
は、メモリ340から読み出して出力する(ステップS
4018)。また、記録されていない場合には、TSデ
コーダ部320を制御して、受信して復元し、出力する
(ステップS4019)。その後、再び、ステップS4
102以降を実行する。
【0352】以上のようにして、受信処理を行いつつ、
先の処理のために先行して記録処理を行うことができ
る。
【0353】2.2.その他の実施形態 2.2.1第1の実施形態における変形例の適用 第2の実施形態においても、第1の実施形態において指
摘したその他の実施形態と同様の変更・適用を行うこと
ができる。
【0354】2.2.2バージョン情報 さらに、有効期限に代えて、バージョン情報を付けるよ
うにしてもよい。また、1組のデータ(プレゼンテーシ
ョン情報、ナビゲーション情報)の記録を既に終えた場
合であっても、その有効期限を過ぎた場合、バージョン
が古くなった場合には、改めて取得を行って記録するよ
うにしてもよい。この場合、現在時刻と比較することに
より、有効期限が過ぎたかどうかを判断することができ
る。また、記録されているデータのバージョンと、送信
されているデータのバージョンとを比較することによ
り、記録されたデータのバージョンが古くなっているか
どうかを判断することができる。このようにすれば、常
に、新しいデータを記録することができる。
【0355】2.2.3バージョン等の監視時期 また、上記のように、常に、有効期限やバージョンを監
視するのではなく、プレゼンテーション情報、ナビゲー
ション情報の出力を指定(視聴者の操作により)された
場合に、上記監視を行い、新しいデータを受信して出力
し、同時に記録するようにしてもよい。
【0356】2.2.4新しいデータの送信予定 また、送信装置において、有効期限が切れた場合に、次
の新しい有効期限を持つデータを送信する予定であるか
否かの情報を送信するようにしてもよい。この情報は、
たとえば、VET_DII、NVT_DIIに記述することができる。
この情報を受けて、受信装置では、現在記録しているデ
ータよりも、新しいデータが送られてきているかどうか
を判断することができる。
【0357】2.2.5記録処理情報 なお、頻繁にバージョンアップがある等の情報は、受信
装置側において記録を行うメリットが少ない。そこで、
送信装置側において、各情報について、記録を行うべき
か否かの記録要否フラグを、VET_DII、NVT_DIIに記述し
て送信するようにしてもよい。受信装置側では、これを
受けて、フラグが「記録不要」を示すものについては、
ステップS4101やステップS4102における記録
を行わないようにする。また、記録要否フラグとして、
記録優先度を送信し、受信側では、この優先度の高いも
のから順に記録を行うようにしてもよい。
【0358】また、受信装置の側において、VET_DII、N
VT_DIIに記述された有効期限と、現在時刻とを比較し、
有効期限までの時間が短い場合には、ステップS410
1やステップS4102での記録を行わないようにして
もよい。これにより、有効期限の長いものについてのみ
記録を行うようにして、記録容量を有効に活用すること
ができる。また、記録を行うか否かは、有効期限の残り
時間だけでなく、記憶残容量も加味して判断するように
してもよい。
【0359】さらに、上記実施形態では、ステップS4
102では、取得できた情報から順に記録を行うように
している。しかし、有効期限切れまでの時間が長い情報
を優先して取得し、記録するようにしてもよい。
【0360】また、送信装置から、VET_DII、NVT_DII中
に、各情報についてのバージョンアップ頻度を示す情報
Verupを 送るようにしてもよい(図45、図46参
照)。バージョンアップ頻度フラグVerupが「1」のも
のは、頻繁にバージョンアップが発生する情報であるこ
とを示す。このフラグVerupが「0」のものは、バージ
ョンアップによる変更が少ないことを示す。
【0361】受信装置では、バージョンアップ頻度フラ
グVerupが「1」のものは、ステップS4101やステ
ップS4102での記録処理を行わない。バージョンア
ップ頻度フラグVerupが「0」のものは、ステップS4
101やステップS4102での記録処理を行うように
する。これにより、バージョンアップ頻度の低いものに
ついてのみ記録を行うようにして、記録容量を有効に活
用することができる。また、記録を行うか否かは、バー
ジョンアップ頻度フラグVerupだけでなく、記憶残容量
も加味して判断するようにしてもよい。
【0362】さらに、上記実施形態では、ステップS4
102では、取得できた情報から順に記録を行うように
している。しかし、バージョンアップ頻度フラグVerup
が「0」の情報を優先して取得し、記録するようにして
もよい。
【0363】また、バージョンアップ頻度フラグVerup
として、バージョンアップの頻度を数値化して(たとえ
ば、1〜5までの5段階)示すようにしてもよい。受信
装置では、この頻度情報に基づいて、記録するか否かの
判断を行ったり、記録の優先度を決定したりすることが
できる。
【0364】以上のように、送信装置側から、記録要否
フラグ、有効期限、バージョンアップ頻度等の記録処理
情報を送信し、受信装置側において、この記録処理情報
に基づいて、記録を行うか否かの判断を行うことができ
る。また、上記実施形態では、各情報ごとに記録処理情
報を付しているが、1組のデータ(プレゼンテーション
情報、ナビゲーション情報)の全体に、記録処理情報を
記述するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星放送における電波の送出状態を示す図であ
る。
【図2】送信装置の処理概要を示す図である。
【図3】トランスポートストリームを示す図である。
【図4】パケット化されたデータの構造を示す図であ
る。
【図5】制御データと要素ストリームとの関係を示す図
である。
【図6】制御データNITを示す図である。
【図7】受信装置の構成を示す図である。
【図8】トランスポートストリム中の、静止画識別情報
VET、静止画VEを示す図である。
【図9】静止画識別情報VETを示す図である。
【図10】インタラクティブ性を持たせた放送の表示内
容を示す図である。
【図11】トランスポートストリームを示す図である。
【図11a】リモコンの外観を示す図である。
【図12】制御データNVT1を示す図である。
【図13】制御データNVT2を示す図である。
【図14】送信装置200の構成を示す図である。
【図15】NVT_DIIを示す図である。
【図16】VET_DIIを示す図である。
【図17】図17Aは、制御データNITを示す図であ
る。図17Bは、制御データSDTを示す図である。図
17Cは、制御データEITを示す図である。
【図18】図18Aは、制御データPATを示す図であ
る。図18Bは、制御データPMTを示す図である。
【図19】制御データPMTの記述を示す図である。
【図20】第1の実施形態によるデジタル放送受信装置
の全体構成を示す図である。
【図21】デジタル放送受信装置のハードウエア構成を
示す図である。
【図22】受信、記録、再生処理のフローチャートを示
す図である。
【図23】受信再生処理のフローチャートを示す図であ
る。
【図24】コンテンツの切り換え処理のフローチャート
を示す図である。
【図25】TSデコーダ320のフィルタ条件を示す図
である。
【図26】フィルタ条件を示す図である。
【図27】ナビゲーション情報の切り換え処理のフロー
チャートを示す図である。
【図28】利用者入力信号処理のフローチャートを示す
図である。
【図29】蓄積データ管理テーブルを示す図である。
【図30】番組の蓄積処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図31】プレゼンテーション情報蓄積処理のフローチ
ャートを示す図である。
【図32】フィルタ条件を示す図である。
【図33】ナビゲーション情報蓄積処理のフローチャー
トを示す図である。
【図34】蓄積された番組データの再生処理のフローチ
ャートを示す図である。
【図35】プレゼンテーション情報切り換え処理のフロ
ーチャートを示す図である。
【図36】ナビゲーション情報蓄積処理のフローチャー
トを示す図である。
【図37】ナビゲーション情報テーブルを示す図であ
る。
【図38】NVT_DIIを示す図である。
【図39】VET_DIIを示す図である。
【図40】蓄積データ管理テーブルを示す図である。
【図41】第2の実施形態によるデジタル放送受信装置
の全体構成を示す図である。
【図42】受信処理全体のフローチャートを示す図であ
る。
【図43】記録しながらの受信処理のフローチャートを
示す図である。
【図44】記録しながらの受信処理のフローチャートを
示す図である。
【図45】バージョンアップ頻度情報を記述したNVT_DI
Iを示す図である。
【図46】バージョンアップ頻度情報を記述したVET_DI
Iを示す図である。
【符号の説明】
200・・・デジタル放送送信装置 210・・・番組データ管理部 220・・・番組情報管理部 230・・・システム情報生成部 240・・・データ送信制御部 250・・・多重化部 260・・・送信部 300・・・デジタル放送受信装置 310・・・受信部 320・・・TSデコーダ部 330・・・AVデコーダ部 350・・・受信制御部 360・・・再生制御部 370・・・番組データ記憶部 390・・・音声出力部 400・・・表示部 410・・・操作受付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和氣 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平位 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リンク付けされた1組のコンテンツ要素を
    送信装置によって放送し、受信装置側では、送られてき
    た1組のコンテンツ要素中からコンテンツ要素を選択し
    て出力し、視聴者の操作入力に応じて選択するコンテン
    ツ要素を切り換えることができるようにしたデジタル放
    送システムであって、下記送信装置、受信装置を備えた
    デジタル放送システム:前記送信装置は、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するとともに、複数のコンテンツ要素
    のうち、いずれを出力するかを制御するための1以上の
    ナビゲーション制御データを繰り返し送信するものであ
    り、 前記受信装置は、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 受信モードにおいては、操作受付部によって受け付けた
    操作に基づき、ナビゲーション制御データにしたがっ
    て、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰り返し
    送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復元すべ
    きコンテンツ要素を選択し復元して出力し、記録モード
    においては、1組のナビゲーション制御データおよび1
    組のコンテンツ要素を復元して記録し、再生モードにお
    いては、操作受付部によって受け付けた操作に基づき、
    記録されたナビゲーション制御データにしたがって、記
    録された1組のコンテンツ要素の中からコンテンツ要素
    を選択して出力する復元部と、 を備えている。
  2. 【請求項2】請求項1のデジタル放送システムにおい
    て、 前記送信装置は、コンテンツ要素組を、連続的な一連の
    情報が付された要素ストリームとして送信し、各コンテ
    ンツ要素を、当該要素ストリームから、前記一連情報に
    基づいて取り出すための取出制御データを、コンテンツ
    要素に対応づけて、繰り返し送信し、 前記受信装置の復元部は、受信モードおよび記録モード
    において、前記取出制御データの一連情報に基づいて、
    要素ストリーム中から、目的とするコンテンツ要素を取
    り出すことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項2のデジタル放送システムにおい
    て、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて、開始時間と終了時間により切
    り出される動画データまたは音声データであることを特
    徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項2のデジタル放送システムにおい
    て、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて切り出される静止画データであ
    ることを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかのデジタル放送シ
    ステムにおいて、 前記送信装置は、コンテンツ要素組に含まれるコンテン
    ツ要素のリストを示すコンテンツ要素リストを、コンテ
    ンツ要素組に対応付けて送信し、 前記受信装置の復元部は、記録モードにおいて、前記コ
    ンテンツ要素リストに基づいて、コンテンツ要素組に含
    まれる全てのコンテンツ要素を記録したか否かを判断す
    ることを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかのデジタル放送シ
    ステムにおいて、 前記送信装置は、ナビゲーション制御データ組に含まれ
    るナビゲーション制御データのリストを示すナビゲーシ
    ョンリストを、ナビゲーション制御データ組に対応付け
    て送信し、 前記受信装置の復元部は、記録モードにおいて、前記ナ
    ビゲーションリストに基づいて、ナビゲーションデータ
    組に含まれる全てのナビゲーション制御データを記録し
    たか否かを判断することを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかのデジタル放送シ
    ステムにおいて、 前記送信装置は、1組のコンテンツ要素または1組の取
    出制御データに、有効期限を付して送信し、 前記受信装置の復元部は、記録モードにおいて、1組の
    コンテンツ要素に前記有効期限を対応付けて記録し、再
    生モードにおいて、前記有効期限を過ぎている場合には
    当該1組のコンテンツ要素を出力しないか又は有効期限
    が過ぎている旨の情報とともに出力することを特徴とす
    るもの。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかのデジタル放送シ
    ステムにおいて、 前記送信装置は、コンテンツ要素または取出制御データ
    に、有効期限を付して送信し、 前記受信装置の復元部は、記録モードにおいて、コンテ
    ンツ要素に前記有効期限を対応付けて記録し、再生モー
    ドにおいて、前記有効期限を過ぎている場合には当該コ
    ンテンツ要素を出力しないか又は有効期限が過ぎている
    旨の情報とともに出力することを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】請求項7または8のデジタル放送システム
    において、 前記有効期限は、コンテンツ要素リストまたはナビゲー
    ションリストに含めて送信されることを特徴とするも
    の。
  10. 【請求項10】視聴者の操作入力に応じて選択するコン
    テンツ要素を切り換えることができるようにしたデジタ
    ル放送受信装置であって、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 受信モードにおいては、操作受付部によって受け付けた
    操作に基づき、ナビゲーション制御データにしたがっ
    て、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰り返し
    送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復元すべ
    きコンテンツ要素を選択し復元して出力し、記録モード
    においては、1組のナビゲーション制御データおよび1
    組のコンテンツ要素を復元して記録し、再生モードにお
    いては、操作受付部によって受け付けた操作に基づき、
    記録されたナビゲーション制御データにしたがって、1
    組のコンテンツ要素の中からコンテンツ要素を選択して
    出力する復元部と、 を備えたデジタル放送受信装置。
  11. 【請求項11】請求項10のデジタル放送受信装置にお
    いて、 前記復元部は、受信モードおよび記録モードにおいて、
    連続的な一連の情報が付されたコンテンツ要素を、当該
    一連情報に基づいて特定する取出制御データに基づい
    て、要素ストリーム中から、目的とするコンテンツ要素
    を取り出すことを特徴とするもの。
  12. 【請求項12】請求項11のデジタル放送受信装置にお
    いて、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて、開始時間と終了時間により切
    り出される動画データまたは音声データであることを特
    徴とするもの。
  13. 【請求項13】請求項11のデジタル放送受信装置にお
    いて、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて切り出される静止画データであ
    ることを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】請求項10〜13のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、受信したコンテン
    ツ要素リストに基づいて、コンテンツ要素組に含まれる
    全てのコンテンツ要素を記録したか否かを判断すること
    を特徴とするもの。
  15. 【請求項15】請求項10〜14のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、受信したナビゲー
    ションリストに基づいて、ナビゲーション制御データ組
    に含まれる全てのナビゲーション制御データを記録した
    か否かを判断することを特徴とするもの。
  16. 【請求項16】請求項10〜15のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、いずれの取出制御
    データを取り出すかを指定せず、全ての取出制御データ
    を対象として取り出しを行い、取出制御データを取得し
    た順に、コンテンツ要素を順次記録することを特徴とす
    るもの。
  17. 【請求項17】請求項10〜16のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、いずれのナビゲー
    ション制御データを取り出すかを指定せず、全てのナビ
    ゲーション制御データを対象として取り出しを行い、ナ
    ビゲーション制御データを取得した順に、ナビゲーショ
    ン制御データを順次記録することを特徴とするもの。
  18. 【請求項18】請求項10〜15のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、未記録の取出制御
    データが多く残っている間は、いずれの取出制御データ
    を取り出すかを指定せず、全ての取出制御データを対象
    として取り出しを行い、取出制御データを取得した順
    に、取出制御データを順次記録し、 未記録の取出制御データが残り少なくなれば、当該未記
    録の取出制御データを指定して取り出し、記録を行うこ
    とを特徴とするもの。
  19. 【請求項19】請求項10〜15、18のいずれかのデ
    ジタル放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、未記録のナビゲー
    ション制御データが多く残っている間は、いずれのナビ
    ゲーション制御データを取り出すかを指定せず、全ての
    ナビゲーション制御データを対象として取り出しを行
    い、ナビゲーション制御データを取得した順に、ナビゲ
    ーション制御データを順次記録し、 未記録のナビゲーション制御データが残り少なくなれ
    ば、当該未記録のナビゲーション制御データを指定して
    取り出し、記録を行うことを特徴とするもの。
  20. 【請求項20】請求項10〜19のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、1組のコンテンツ
    要素または1組の取出制御データに対応付けて送られて
    きた有効期限を、1組のコンテンツ要素に対応付けて記
    録し、再生モードにおいて、前記有効期限を過ぎている
    場合には当該1組のコンテンツ要素を出力しないか又は
    有効期限が過ぎている旨の情報とともに出力することを
    特徴とするもの。
  21. 【請求項21】請求項10〜19のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、記録モードにおいて、コンテンツ要素ま
    たは取出制御データに対応付けて送られてきた有効期限
    を、当該コンテンツ要素に対応付けて記録し、再生モー
    ドにおいて、前記有効期限を過ぎている場合には当該コ
    ンテンツ要素を出力しないか又は有効期限が過ぎている
    旨の情報とともに出力することを特徴とするもの。
  22. 【請求項22】視聴者の操作入力に応じて選択するコン
    テンツ要素を切り換えることができるようにしたデジタ
    ル放送を記録するデジタル放送記録装置であって、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 連続的な一連の情報が付されたコンテンツ要素を、当該
    一連情報に基づいて特定する取出制御データに基づい
    て、要素ストリーム中から、目的とするコンテンツ要素
    を取り出して、1組のコンテンツ要素を復元して記録す
    るとともに、あわせて、1組のナビゲーション制御デー
    タを記録する記録部と、 を備えたデジタル放送記録装置。
  23. 【請求項23】トランスポートストリームを受信する受
    信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 操作者の操作にしたがって、受信したトランスポートス
    トリームから、少なくとも所望のナビゲーション制御デ
    ータおよびコンテンツ要素を選択して出力するトランス
    ポートデコーダと、 トランスポートデコーダからの出力を伸張する伸張デコ
    ーダと、 上記各部を制御するCPUと、 当該CPUの制御内容を決定するプログラムを記録した
    メモリと、 記録を行うための記録部と、 を備えたデジタル放送受信装置であって、 前記プログラムは、 受信モードにおいては、操作受付部によって受け付けた
    操作に基づき、ナビゲーション制御データにしたがっ
    て、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰り返し
    送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復元すべ
    きコンテンツ要素をトランスポートデコーダによって分
    離し、伸張デコーダによって伸張することで復元して出
    力し、記録モードにおいては、1組のナビゲーション制
    御データおよび1組のコンテンツ要素を復元して記録部
    に記録し、再生モードにおいては、操作受付部によって
    受け付けた操作に基づき、記録部に記録されたナビゲー
    ション制御データにしたがって、記録された1組のコン
    テンツ要素の中からコンテンツ要素を選択して出力する
    処理をCPUに実行させるためのプログラムであること
    を特徴とするもの。
  24. 【請求項24】トランスポートストリームを受信する受
    信部と、操作者の操作を受け付ける操作受付部と、操作
    者の操作にしたがって、受信したトランスポートストリ
    ームから、少なくとも所望のナビゲーション制御データ
    およびコンテンツ要素を選択して出力するトランスポー
    トデコーダと、トランスポートデコーダからの出力を伸
    張する伸張デコーダと、記録を行うための記録部とに対
    して制御を行うCPUに、受信処理を実行させるための
    プログラムを記録した記録媒体であって、 受信モードにおいては、操作受付部によって受け付けた
    操作に基づき、ナビゲーション制御データにしたがっ
    て、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰り返し
    送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復元すべ
    きコンテンツ要素をトランスポートデコーダによって分
    離し、伸張デコーダによって伸張することで復元して出
    力し、記録モードにおいては、1組のナビゲーション制
    御データおよび1組のコンテンツ要素を復元して記録部
    に記録し、再生モードにおいては、操作受付部によって
    受け付けた操作に基づき、記録部に記録されたナビゲー
    ション制御データにしたがって、記録された1組のコン
    テンツ要素の中からコンテンツ要素を選択して出力する
    処理をCPUに実行させるためのプログラムを記録した
    記録媒体。
  25. 【請求項25】リンク付けされた1組のコンテンツ要素
    を送信するデジタル放送送信装置であって、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するとともに、複数のコンテンツ要素
    のうち、いずれを出力するかを制御するための1以上の
    ナビゲーション制御データを繰り返し送信するととも
    に、 コンテンツ要素組に含まれるコンテンツ要素のリストを
    示すコンテンツ要素リストを、コンテンツ要素組に対応
    付けて送信するデジタル放送送信装置。
  26. 【請求項26】リンク付けされた1組のコンテンツ要素
    を放送し、受信側では、送られてきた1組のコンテンツ
    要素中からコンテンツ要素を選択して出力し、視聴者の
    操作入力に応じて選択するコンテンツ要素を切り換える
    ことができるようにしたデジタル放送方法であって、 前記送信側は、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するとともに、複数のコンテンツ要素
    のうち、いずれを出力するかを制御するための1以上の
    ナビゲーション制御データを繰り返し送信するものであ
    り、 前記受信側は、 伝送されてきたデータを受信し、 受信モードにおいては、操作者の操作に基づき、ナビゲ
    ーション制御データにしたがって、次に復元すべきコン
    テンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコンテンツ
    要素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素を選択
    し復元して出力し、記録モードにおいては、1組のナビ
    ゲーション制御データおよび1組のコンテンツ要素を復
    元して記録し、再生モードにおいては、操作受付部によ
    って受け付けた操作に基づき、記録されたナビゲーショ
    ン制御データにしたがって、記録された1組のコンテン
    ツ要素の中からコンテンツ要素を選択して出力するデジ
    タル放送方法。
  27. 【請求項27】コンテンツ要素自身の記述によって互い
    にリンク付けされた1組のコンテンツ要素を送信装置に
    よって放送し、受信装置側では、送られてきた1組のコ
    ンテンツ要素中からコンテンツ要素を選択して出力し、
    視聴者の操作入力に応じて選択するコンテンツ要素を切
    り換えることができるようにしたデジタル放送システム
    であって、下記送信装置、受信装置を備えたデジタル放
    送システム:前記送信装置は、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するものであり、 前記受信装置は、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 受信モードにおいては、操作受付部によって受け付けた
    操作に基づき、コンテンツ要素中のリンク情報にしたが
    って、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰り返
    し送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復元す
    べきコンテンツ要素を選択し復元して出力し、記録モー
    ドにおいては、1組のコンテンツ要素を復元して記録
    し、再生モードにおいては、操作受付部によって受け付
    けた操作に基づき、記録されたコンテンツ要素中のリン
    ク情報にしたがって、記録された1組のコンテンツ要素
    の中から次に出力すべきコンテンツ要素を選択して出力
    する復元部と、 を備えている。
  28. 【請求項28】視聴者の操作入力に応じて選択するコン
    テンツ要素を切り換えることができるようにしたデジタ
    ル放送受信装置であって、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 受信モードにおいては、操作受付部によって受け付けた
    操作に基づき、コンテンツ要素中のリンク情報にしたが
    って、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰り返
    し送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復元す
    べきコンテンツ要素を選択し復元して出力し、記録モー
    ドにおいては、1組のコンテンツ要素を復元して記録
    し、再生モードにおいては、操作受付部によって受け付
    けた操作に基づき、記録されたコンテンツ要素中のリン
    ク情報にしたがって、記録された1組のコンテンツ要素
    の中から次に出力すべきコンテンツ要素を選択して出力
    する復元部と、 を備えたデジタル放送受信装置。
  29. 【請求項29】リンク付けされた1組のコンテンツ要素
    を送信装置によって放送し、受信装置側では、送られて
    きた1組のコンテンツ要素中からコンテンツ要素を選択
    して出力し、視聴者の操作入力に応じて選択するコンテ
    ンツ要素を切り換えることができるようにしたデジタル
    放送システムであって、下記送信装置、受信装置を備え
    たデジタル放送システム:前記送信装置は、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するとともに、複数のコンテンツ要素
    のうち、いずれを出力するかを制御するためのナビゲー
    ション制御データを繰り返し送信するものであり、 前記受信装置は、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 操作受付部によって受け付けた操作に基づき、ナビゲー
    ション制御データにしたがって、次に復元すべきコンテ
    ンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコンテンツ要
    素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素を選択し
    復元して出力する復元部とを備え、 前記復元部は、操作者の操作入力に基づいて決定された
    所望のコンテンツ要素を選択して復元する処理と並行し
    て、他のコンテンツ要素を復元して記録する処理を行
    い、操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコン
    テンツ要素が、既に記録されている場合には、予め復元
    されて記録されたコンテンツ要素を出力する。
  30. 【請求項30】請求項29のデジタル放送システムにお
    いて、 前記送信装置は、コンテンツ要素組を、連続的な一連の
    情報が付された要素ストリームとして送信し、各コンテ
    ンツ要素を、当該要素ストリームから、前記一連情報に
    基づいて取り出すための取出制御データを、コンテンツ
    要素に対応づけて、繰り返し送信し、 前記受信装置の復元部は、前記取出制御データの一連情
    報に基づいて、要素ストリーム中から、目的とするコン
    テンツ要素を取り出すことを特徴とするもの。
  31. 【請求項31】請求項29または30のデジタル放送シ
    ステムにおいて、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて、開始時間と終了時間により切
    り出される動画データまたは音声データであることを特
    徴とするもの。
  32. 【請求項32】請求項29または30のデジタル放送シ
    ステムにおいて、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて切り出される静止画データであ
    ることを特徴とするもの。
  33. 【請求項33】請求項29〜32のいずれかのデジタル
    放送システムにおいて、 前記送信装置は、コンテンツ要素組に含まれるコンテン
    ツ要素のリストを示すコンテンツ要素リストを、コンテ
    ンツ要素組に対応付けて送信し、 前記受信装置の復元部は、前記コンテンツ要素リストに
    基づいて、コンテンツ要素組に含まれる全てのコンテン
    ツ要素を記録したか否かを判断することを特徴とするも
    の。
  34. 【請求項34】請求項29〜33のいずれかのデジタル
    放送システムにおいて、 前記送信装置は、ナビゲーション制御データ組に含まれ
    るナビゲーション制御データのリストを示すナビゲーシ
    ョンリストを、ナビゲーション制御データ組に対応付け
    て送信し、 前記受信装置の復元部は、前記ナビゲーションリストに
    基づいて、ナビゲーションデータ組に含まれる全てのナ
    ビゲーション制御データを記録したか否かを判断するこ
    とを特徴とするもの。
  35. 【請求項35】請求項29〜34のいずれかのデジタル
    放送システムにおいて、 前記送信装置は、1組のコンテンツ要素全体または個々
    のコンテンツ要素に、有効期限またはバージョンを関連
    付けて送信し、 前記受信装置の復元部は、1組のコンテンツ要素全体ま
    たは個々のコンテンツ要素に前記有効期限またはバージ
    ョンを対応付けて記録し、当該有効期限またはバージョ
    ン情報に基づいて、適正化処理を行うことを特徴とする
    もの。
  36. 【請求項36】請求項35のデジタル放送システムにお
    いて、 前記受信装置の復元部が行う適正化処理は、操作者の操
    作入力に基づいて決定された所望のコンテンツ要素が、
    既に記録されている場合において、当該コンテンツ要素
    の有効期限が過ぎている場合またはバージョンが古くな
    っている場合には、記録されているコンテンツ要素を出
    力しないか又は有効期限が過ぎている旨の情報とともに
    出力することを特徴とするもの。
  37. 【請求項37】請求項35のデジタル放送システムにお
    いて、 前記受信装置の復元部が行う適正化処理は、操作者の操
    作入力に基づいて決定された所望のコンテンツ要素が、
    既に記録されている場合において、当該コンテンツ要素
    の有効期限が過ぎている場合またはバージョンが古くな
    っている場合には、既に記録されているコンテンツ要素
    を出力せず、送信されてくる1組のコンテンツ要素中か
    ら所望のコンテンツ要素を選択して復元し、出力するこ
    とを特徴とするもの。
  38. 【請求項38】請求項35のデジタル放送システムにお
    いて、 前記受信装置の復元部が行う適正化処理は、コンテンツ
    要素に関連付けて送信されてくるバージョンと既に記録
    されているバージョンとを比較し、あるいは、現在日時
    と既に記録されている有効期限とを比較し、有効期限が
    過ぎているか又はバージョンが古くなっている場合に
    は、送信されてくるコンテンツ要素を改めて復元して記
    録することを特徴とするもの。
  39. 【請求項39】請求項35ののデジタル放送システムに
    おいて、 前記送信装置は、次のバージョンまたは次の有効期限を
    持つ新たなコンテンツ要素組またはコンテンツ要素を送
    信する予定であるか否かの情報を、1組のコンテンツ要
    素全体または個々のコンテンツ要素に関連づけて送信す
    ることを特徴とするもの。
  40. 【請求項40】視聴者の操作入力に応じて選択するコン
    テンツ要素を切り換えることができるようにしたデジタ
    ル放送受信装置であって、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 操作受付部によって受け付けた操作に基づき、ナビゲー
    ション制御データにしたがって、次に復元すべきコンテ
    ンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコンテンツ要
    素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素を選択し
    復元して出力する復元部とを備え、 前記復元部は、操作者の操作入力に基づいて決定された
    所望のコンテンツ要素を選択して復元する処理と並行し
    て、他のコンテンツ要素を復元して記録する処理を行
    い、操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコン
    テンツ要素が、既に記録されている場合には、予め復元
    されて記録されたコンテンツ要素を出力する。
  41. 【請求項41】請求項39または40のデジタル放送受
    信装置において、 前記復元部は、受信モードおよび記録モードにおいて、
    連続的な一連の情報が付されたコンテンツ要素を、当該
    一連情報に基づいて特定する取出制御データに基づい
    て、要素ストリーム中から、目的とするコンテンツ要素
    を取り出すことを特徴とするもの。
  42. 【請求項42】請求項41のデジタル放送受信装置にお
    いて、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて、開始時間と終了時間により切
    り出される動画データまたは音声データであることを特
    徴とするもの。
  43. 【請求項43】請求項41のデジタル放送受信装置にお
    いて、 前記一連情報として時間情報を用い、 前記コンテンツ要素は、前記要素ストリーム中において
    前記時間情報に基づいて切り出される静止画データであ
    ることを特徴とするもの。
  44. 【請求項44】請求項40〜43のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、受信したコンテンツ要素リストに基づい
    て、コンテンツ要素組に含まれる全てのコンテンツ要素
    を記録したか否かを判断することを特徴とするもの。
  45. 【請求項45】請求項40〜44のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、受信したナビゲーションリストに基づい
    て、ナビゲーション制御データ組に含まれる全てのナビ
    ゲーション制御データを記録したか否かを判断すること
    を特徴とするもの。
  46. 【請求項46】請求項40〜45のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、いずれの取出制御データを取り出すかを
    指定せず、全ての取出制御データを対象として取り出し
    を行い、取出制御データを取得した順に、コンテンツ要
    素を順次記録することを特徴とするもの。
  47. 【請求項47】請求項40〜46のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、いずれのナビゲーション制御データを取
    り出すかを指定せず、全てのナビゲーション制御データ
    を対象として取り出しを行い、ナビゲーション制御デー
    タを取得した順に、ナビゲーション制御データを順次記
    録することを特徴とするもの。
  48. 【請求項48】請求項40〜45のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、未記録の取出制御データが多く残ってい
    る間は、いずれの取出制御データを取り出すかを指定せ
    ず、全ての取出制御データを対象として取り出しを行
    い、取出制御データを取得した順に、取出制御データを
    順次記録し、 未記録の取出制御データが残り少なくなれば、当該未記
    録の取出制御データを指定して取り出し、記録を行うこ
    とを特徴とするもの。
  49. 【請求項49】請求項40〜45、48のいずれかのデ
    ジタル放送受信装置において、 前記復元部は、未記録のナビゲーション制御データが多
    く残っている間は、いずれのナビゲーション制御データ
    を取り出すかを指定せず、全てのナビゲーション制御デ
    ータを対象として取り出しを行い、ナビゲーション制御
    データを取得した順に、ナビゲーション制御データを順
    次記録し、 未記録のナビゲーション制御データが残り少なくなれ
    ば、当該未記録のナビゲーション制御データを指定して
    取り出し、記録を行うことを特徴とするもの。
  50. 【請求項50】請求項40〜49のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、1組のコンテンツ要素全体または個々の
    コンテンツ要素に関連づけて送信されてくる有効期限ま
    たはバージョンを、1組のコンテンツ要素全体または個
    々のコンテンツ要素に対応付けて記録し、当該有効期限
    またはバージョン情報に基づいて、適正化処理を行うこ
    とを特徴とするもの。
  51. 【請求項51】請求項50のデジタル放送受信装置にお
    いて、 前記復元部が行う適正化処理は、操作者の操作入力に基
    づいて決定された所望のコンテンツ要素が、既に記録さ
    れている場合において、当該コンテンツ要素の有効期限
    が過ぎている場合またはバージョンが古くなっている場
    合には、記録されているコンテンツ要素を出力しないか
    又は有効期限が過ぎている旨の情報とともに出力するこ
    とを特徴とするもの。
  52. 【請求項52】請求項50のデジタル放送受信装置にお
    いて、 前記受信装置の復元部が行う適正化処理は、操作者の操
    作入力に基づいて決定された所望のコンテンツ要素が、
    既に記録されている場合において、当該コンテンツ要素
    の有効期限が過ぎている場合またはバージョンが古くな
    っている場合には、既に記録されているコンテンツ要素
    を出力せず、送信されてくる1組のコンテンツ要素中か
    ら所望のコンテンツ要素を選択して復元し、出力するこ
    とを特徴とするもの。
  53. 【請求項53】請求項48〜52のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部が行う適正化処理は、コンテンツ要素に関連
    付けて送信されてくるバージョンと既に記録されている
    バージョンとを比較し、あるいは、現在日時と既に記録
    されている有効期限とを比較し、有効期限が過ぎている
    か又はバージョンが古くなっている場合には、送信され
    てくるコンテンツ要素を改めて復元して記録することを
    特徴とするもの。
  54. 【請求項54】請求項48〜53のいずれかのデジタル
    放送受信装置において、 前記復元部は、次のバージョンまたは次の有効期限を持
    つ新たなコンテンツ要素組またはコンテンツ要素を送信
    する予定であるか否かの情報を受けて、当該情報に基づ
    いて、新たなコンテンツ要素組またはコンテンツ要素を
    取得して復元するか否かを判断することを特徴とするも
    の。
  55. 【請求項55】トランスポートストリームを受信する受
    信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 操作者の操作にしたがって、受信したトランスポートス
    トリームから、少なくとも所望のナビゲーション制御デ
    ータおよびコンテンツ要素を選択して出力するトランス
    ポートデコーダと、 トランスポートデコーダからの出力を伸張する伸張デコ
    ーダと、 上記各部を制御するCPUと、 当該CPUの制御内容を決定するプログラムを記録した
    メモリと、 記録を行うための記録部と、 を備えたデジタル放送受信装置であって、 前記プログラムは、 操作受付部によって受け付けた操作に基づき、ナビゲー
    ション制御データにしたがって、次に復元すべきコンテ
    ンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコンテンツ要
    素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素をトラン
    スポートデコーダによって分離し、伸張デコーダによっ
    て伸張することで復元して出力する処理と、 当該処理と並行して行なわれ、次に復元すべきコンテン
    ツ以外のコンテンツ要素を復元して記録部に記録する処
    理と、 操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコンテン
    ツ要素が、既に記録されている場合には、予め復元され
    て記録されたコンテンツ要素を出力する処理とをCPU
    に実行させるためのプログラムであることを特徴とする
    もの。
  56. 【請求項56】トランスポートストリームを受信する受
    信部と、操作者の操作を受け付ける操作受付部と、操作
    者の操作にしたがって、受信したトランスポートストリ
    ームから、少なくとも所望のナビゲーション制御データ
    およびコンテンツ要素を選択して出力するトランスポー
    トデコーダと、トランスポートデコーダからの出力を伸
    張する伸張デコーダと、記録を行うための記録部とに対
    して制御を行うCPUに、受信処理を実行させるための
    プログラムを記録した記録媒体であって、 操作受付部によって受け付けた操作に基づき、ナビゲー
    ション制御データにしたがって、次に復元すべきコンテ
    ンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコンテンツ要
    素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素をトラン
    スポートデコーダによって分離し、伸張デコーダによっ
    て伸張することで復元して出力する処理と、 当該処理と並行して行なわれ、次に復元すべきコンテン
    ツ以外のコンテンツ要素を復元して記録部に記録する処
    理と、 操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコンテン
    ツ要素が、既に記録されている場合には、予め復元され
    て記録されたコンテンツ要素を出力する処理とをCPU
    に実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  57. 【請求項57】リンク付けされた1組のコンテンツ要素
    を送信するデジタル放送送信装置であって、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するとともに、複数のコンテンツ要素
    のうち、いずれを出力するかを制御するための1以上の
    ナビゲーション制御データを繰り返し送信するととも
    に、 コンテンツ要素組全体または各コンテンツ要素ごとに、
    有効期限またはバージョンを関連付けて送信するデジタ
    ル放送送信装置。
  58. 【請求項58】リンク付けされた1組のコンテンツ要素
    を送信側から放送し、受信側では、送られてきた1組の
    コンテンツ要素中からコンテンツ要素を選択して出力
    し、視聴者の操作入力に応じて選択するコンテンツ要素
    を切り換えることができるようにしたデジタル放送方法
    であって、 前記送信側は、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するとともに、複数のコンテンツ要素
    のうち、いずれを出力するかを制御するためのナビゲー
    ション制御データを繰り返し送信するものであり、 前記受信側は、 伝送されてきたデータを受信し、 操作者の操作に基づき、ナビゲーション制御データにし
    たがって、次に復元すべきコンテンツ要素を決定し、繰
    り返し送られてくるコンテンツ要素組の中から、次に復
    元すべきコンテンツ要素を選択し復元して出力するとと
    もに、 操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコンテン
    ツ要素を選択して復元する処理と並行して、他のコンテ
    ンツ要素を復元して記録する処理を行い、操作者の操作
    入力に基づいて決定された所望のコンテンツ要素が、既
    に記録されている場合には、予め復元されて記録された
    コンテンツ要素を出力するデジタル放送方法。
  59. 【請求項59】コンテンツ要素自身の記述によって互い
    にリンク付けされた1組のコンテンツ要素を送信装置に
    よって放送し、受信装置側では、送られてきた1組のコ
    ンテンツ要素中からコンテンツ要素を選択して出力し、
    視聴者の操作入力に応じて選択するコンテンツ要素を切
    り換えることができるようにしたデジタル放送システム
    であって、下記送信装置、受信装置を備えたデジタル放
    送システム:前記送信装置は、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するものであり、 前記受信装置は、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 操作受付部によって受け付けた操作に基づき、コンテン
    ツ要素中のリンク情報にしたがって、次に復元すべきコ
    ンテンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコンテン
    ツ要素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素を選
    択し復元して出力する復元部とを備え、 前記復元部は、操作者の操作入力に基づいて決定された
    所望のコンテンツ要素を選択して復元する処理と並行し
    て、他のコンテンツ要素を復元して記録する処理を行
    い、操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコン
    テンツ要素が、既に記録されている場合には、予め復元
    されて記録されたコンテンツ要素を出力する。
  60. 【請求項60】視聴者の操作入力に応じて選択するコン
    テンツ要素を切り換えることができるようにしたデジタ
    ル放送受信装置であって、 伝送されてきたデータを受信する受信部と、 操作者の操作を受け付ける操作受付部と、 操作受付部によって受け付けた操作に基づき、コンテン
    ツ要素中のリンク情報にしたがって、次に復元すべきコ
    ンテンツ要素を決定し、繰り返し送られてくるコンテン
    ツ要素組の中から、次に復元すべきコンテンツ要素を選
    択し復元して出力する復元部とを備え、 前記復元部は、操作者の操作入力に基づいて決定された
    所望のコンテンツ要素を選択して復元する処理と並行し
    て、他のコンテンツ要素を復元して記録する処理を行
    い、操作者の操作入力に基づいて決定された所望のコン
    テンツ要素が、既に記録されている場合には、予め復元
    されて記録されたコンテンツ要素を出力する。
  61. 【請求項61】請求項29〜39のいずれかの放送シス
    テムにおいて、 前記送信装置は、受信装置側において記録処理を行うか
    否かの判断基礎となる記録処理情報を、1組のコンテン
    ツ要素全体、個々のコンテンツ要素、1組のナビゲーシ
    ョン制御データ、または個々のナビゲーション制御デー
    タに関連づけて送信することを特徴とするもの。
  62. 【請求項62】請求項61の放送システムにおいて、 前記記録処理情報として、送信装置は、記録処理の要否
    を示す記録要否情報を送信することを特徴とするもの。
  63. 【請求項63】請求項61の放送システムにおいて、 前記記録処理情報として、送信装置は、バージョンアッ
    プ頻度情報を送信することを特徴とするもの。
  64. 【請求項64】請求項40〜55のいずれかの受信装置
    において、 前記復元部は、送信装置から送られてくる記録処理情報
    に基づいて、コンテンツ要素またはナビゲーション制御
    データを記録するか否かを判断することを特徴とするも
    の。
  65. 【請求項65】請求項64の受信装置において、 前記復元部は、送信装置から送られてくる記録要否情報
    に基づいて、コンテンツ要素またはナビゲーション制御
    データを記録するか否かを判断することを特徴とするも
    の。
  66. 【請求項66】請求項64の放送システムにおいて、 前記復元部は、送信装置から送られてくるバージョンア
    ップ頻度情報に基づいて、コンテンツ要素またはナビゲ
    ーション制御データを記録するか否かを判断することを
    特徴とするもの。
  67. 【請求項67】リンク付けされた1組のコンテンツ要素
    を送信するデジタル放送送信装置であって、 複数のコンテンツ要素を1組とし、当該コンテンツ要素
    組を繰り返し送信するとともに、複数のコンテンツ要素
    のうち、いずれを出力するかを制御するための1以上の
    ナビゲーション制御データを繰り返し送信するととも
    に、 コンテンツ要素組全体または各コンテンツ要素ごとに、
    記録処理情報を関連付けて送信するデジタル放送送信装
    置。
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