JP2000187722A - 画像処理パラメータの決定方法およびその処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理パラメータの決定方法およびその処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体

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JP2000187722A
JP2000187722A JP10366376A JP36637698A JP2000187722A JP 2000187722 A JP2000187722 A JP 2000187722A JP 10366376 A JP10366376 A JP 10366376A JP 36637698 A JP36637698 A JP 36637698A JP 2000187722 A JP2000187722 A JP 2000187722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の画像処理に適した処理パラメータを容
易に決定することができる技術を提供する。 【解決手段】 原画像について所定の画像処理を行うた
めの画像処理パラメータを決定するために、まず、原画
像に含まれる各画素のR成分とG成分とB成分との色成
分を用いて、所定の色特性を有する画素群を処理対象画
素群として選択する。次に、処理対象画素群に含まれる
各画素の色成分に基づく所定の指標値に応じて、画素毎
に所定の画像処理を行うための画像処理パラメータを決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理の技術
について、特に、所定の色特性を有する画素群を処理す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理においては、原画像に含まれる
複数の画素のうち、特定の色に近い色特性を有する画素
についてのみ処理を実行したい場合がある。このような
場合には、各画素の色に応じた異なる処理パラメータを
用いて処理されることが多い。
【0003】各画素の色に応じた異なる処理パラメータ
を用いる手法としては、例えば、本願出願人によって開
示された特開平5−300375号公報に示されたもの
がある。この技術では、各画素のR(赤色)成分とG
(緑色)成分とB(青色)成分との値を、一旦、人間の
知覚に適した色相と彩度と明度との値に変換した後に、
特定の色に近い色特性を有する画素を特定している。ま
た、特定された画素に基づいて、処理パラメータを設定
することにより、シャープネス処理などの画像処理を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいては、上記のように、R,G,Bの各色成分を、一
旦、色相等の値に変換した後に、画像処理のための処理
パラメータを決定するため、手間がかかるという問題が
あった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、所定の画像処理
に適した処理パラメータを容易に決定することができる
技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の方
法は、原画像について所定の画像処理を行うための画像
処理パラメータを決定する方法であって、(a)前記原
画像に含まれる各画素のR成分とG成分とB成分との色
成分を用いて、所定の色特性を有する画素群を処理対象
画素群として選択する工程と、(b)前記処理対象画素
群に含まれる各画素の前記色成分に基づく所定の指標値
に応じて、画素毎に前記所定の画像処理を行うための前
記画像処理パラメータを決定する工程と、を備えること
を特徴とする。
【0007】この方法においては、R,G,Bの3つの
色成分を用いて所定の色特性を有する処理対象画素群を
選択する。また、処理対象画素群に含まれる各画素の色
成分を用いて画素毎に画像処理パラメータを決定してい
る。これにより、所定の画像処理に適した処理パラメー
タを容易に決定することが可能となる。
【0008】上記の方法において、前記処理対象画素群
は、肌色の色特性を有する画素群であって、前記工程
(a)は、前記原画像に含まれる各画素が有するR成分
とG成分とB成分とのうち、R成分がG成分より大き
く、かつ、R成分がB成分より大きくなる画素群を前記
処理対象画素群として選択し、前記工程(b)は、前記
処理対象画素群に含まれる各画素のR成分とB成分との
差に基づいて前記指標値を決定する工程を含むようにし
てもよい。
【0009】こうすれば、肌色の色特性を有する画素群
を容易に選択することができる。また、処理対象画素群
に含まれる各画素についての指標値も容易に求めること
ができる。したがって、画像処理処理パラメータを容易
に決定することが可能となる。
【0010】なお、本明細書において「肌色」とは、や
や赤みをおびた薄い黄色を意味する。
【0011】上記の方法において、前記画像処理パラメ
ータは、前記指標値が所定の基準値とほぼ等しいときに
ピークとなり、前記指標値と前記所定の基準値との差が
大きくなるにつれ単調に変化するように決定されること
が好ましい。
【0012】こうすれば、肌色の色特性を有する画素群
について、各画素の色成分に応じた画像処理パラメータ
を決定することができる。
【0013】上記の方法において、前記所定の基準値
は、前記原画像のうち、ユーザによって指定された少な
くとも1つの画素を含む画素群のR成分とB成分との差
に基づいて決定されることが好ましい。
【0014】このようにすれば、所望の「肌色」を有す
る画素を基準として画像処理パラメータを決定すること
ができる。
【0015】本発明の記録媒体は、原画像について所定
の画像処理を行うために、画像処理パラメータを決定す
るためのコンピュータプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、前記原画像に含ま
れる各画素のR成分とG成分とB成分との色成分を用い
て、所定の色特性を有する画素群を処理対象画素群とし
て選択する機能と、前記処理対象画素群に含まれる各画
素の前記色成分に基づく所定の指標値に応じて、画素毎
に前記所定の画像処理を行うための前記画像処理パラメ
ータを決定する機能と、をコンピュータに実現させるた
めのコンピュータプログラムを記録したものである。
【0016】このような記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムがコンピュータシステムによって実行さ
れた場合にも、上記の方法と同様の作用・効果を有し、
所定の画像処理に適した処理パラメータを容易に決定す
ることが可能となる。
【0017】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような態様も含
んでいる。第1の態様は、原画像について所定の画像処
理を行うための画像処理パラメータを決定する画像処理
パラメータ決定装置であって、前記原画像に含まれる各
画素のR成分とG成分とB成分との色成分を用いて、所
定の色特性を有する画素群を処理対象画素群として選択
する処理対象画素群選択部と、前記処理対象画素群に含
まれる各画素の前記色成分に基づく所定の指標値に応じ
て、画素毎に前記所定の画像処理を行うための前記画像
処理パラメータを決定する画像処理パラメータ決定部
と、を備えることを特徴とする。
【0018】第2の態様は、コンピュータに上記の発明
の各工程または各部の機能を実行させるコンピュータプ
ログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装
置である。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、本発明を適用した画像処
理装置の一例を示すブロック図である。この装置は、C
PU100と、バスライン100aとを備えている。バ
スライン100aには、画像データメモリ110と、R
OM120と、表示部130と、磁気ディスク140
と、マウスやキーボードなどを含む入力装置150とが
接続されている。また、バスライン100aには、RA
M190が接続されている。RAM190内には、処理
対象画素群選択部191と、パラメータ決定部192
と、基準値設定部193と、画像処理部194との機能
を実現するプログラムが記憶されている。この画像処理
装置は、伝送路に接続して一般的なネットワークシステ
ムを構成するようにしてもよい。
【0020】なお、上記のRAM190内の各部191
〜194の機能を実現するコンピュータプログラムは、
フレキシブルディスクやCD−ROM等の、コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供され
る。コンピュータは、その記録媒体からコンピュータプ
ログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置
に転送する。あるいは、通信経路を介してコンピュータ
にコンピュータプログラムを供給するようにしてもよ
い。コンピュータプログラムの機能を実現するときに
は、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラム
がコンピュータのマイクロプロセッサによって実行され
る。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラ
ムをコンピュータが読み取って直接実行するようにして
もよい。
【0021】この明細書において、コンピュータとは、
ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概
念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作す
るハードウェア装置を意味している。また、オペレーシ
ョンシステムが不要でアプリケーションプログラム単独
でハードウェア装置を動作させるような場合には、その
ハードウェア装置自体がコンピュータに相当する。ハー
ドウェア装置は、CPU等のマイクロプロセッサと、記
録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取る
ための手段とを少なくとも備えている。コンピュータプ
ログラムは、このようなコンピュータに、上述の各部の
機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。な
お、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラム
でなく、オペレーションシステムによって実現されてい
ても良い。
【0022】なお、この発明における「記録媒体」とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な
種々の媒体を利用できる。
【0023】図2は、画像処理を行う際の処理パラメー
タを決定するための手順を示すフローチャートである。
なお、本実施例では、肌色に近い色特性を有する画素群
を処理対象画素群としてスムージング(平滑化)処理を
行う場合について説明する。したがって、図2の処理に
よって求められる処理パラメータは、肌色領域のスムー
ジング処理を行う場合に用いられる処理パラメータであ
る。後述するように、処理パラメータが大きくなるほど
スムージング処理の効果が大きく、処理パラメータが小
さくなるほどスムージング処理の効果が小さい。
【0024】ステップS101においては、原画像デー
タに含まれる全ての画素データのうち、i番目の画素デ
ータを着目画素データとして選択する。この原画像デー
タは、図1に示す磁気ディスク140から読み出され、
画像データメモリ110に記憶されている。各画素デー
タのR,G,Bの3つの色成分は、それぞれ8ビットで
構成されている。
【0025】ステップS102では、i番目の画素デー
タについての各色成分の関係を調べ、i番目の画素デー
タが所定の色特性を有するか否かを判断する。すなわ
ち、図2のステップS102に示すように、i番目の画
素データのR成分がG成分より大きく(「Ri>G
i」)、かつ、R成分がB成分より大きい(「Ri>B
i」)という条件を満たすか否かを調べる。この条件を
満たす画素は、肌色に近い色特性を有する画素と判断さ
れる。
【0026】図3は、ステップS102の条件を満たす
色の領域をRGB表色系において示す説明図である。図
3に示す表色系は、R成分を表すR軸と、G成分を表す
G軸と、B成分を表すB軸によって構成されている。さ
らに、R−G平面内にはY(イエロー)成分を表すY軸
が、G−B平面内にはC(シアン)成分を表すC軸が、
B−R平面内にはM(マゼンタ)成分を表すM軸が図示
されている。また、図3では、表色系の座標原点Oを通
り、R,G,Bの3つの色成分が等しい値となる点によ
って構成される直線上にホワイトを表す符号「W」が示
されている。なお、座標原点Oは、ブラック(墨)に対
応する。ステップS102の条件は「R>G」かつ「R
>B」となる領域なので、図3に示す斜線を付した領域
に対応する。すなわち、図3の斜線を付した四角錘SC
内の領域が、肌色に近い色特性を示す領域である。
【0027】図4は、ステップS102の条件を満たす
色の領域を色相環において示す説明図である。図4に示
す色相環では、NCS(Natural Colour System)色空
間における色相が示されている。この色相環は、R成分
を表すR軸と、G成分を表すG軸と、B成分を表すB軸
と、Y成分を表すY軸とによって構成されている。色相
環の中心の点は無彩色を示しており、中心を通り紙面に
垂直な2方向にホワイトの点とブラックの点が存在す
る。図4の色相環において、上記の「R>G」かつ「R
>B」となる肌色に近い色特性を示す領域は、図4に示
す斜線を付した領域に対応する。
【0028】図2のステップS102において、i番目
の画素データが「Ri>Gi」かつ「Ri>Bi」の条
件を満たさない場合、換言すれば、肌色に近い色特性を
有さない画素データである場合には、ステップS103
に進む。このとき、ステップS103において、i番目
の画素データについての処理パラメータpiを「pi=
0」と決定する。
【0029】図2のステップS102において、i番目
の画素データが「Ri>Gi」かつ「Ri>Bi」の条
件を満たす場合、換言すれば、肌色に近い色特性を有す
る画素データである場合には、ステップS104に進
む。
【0030】なお、ステップS101〜S102の処理
は、図1に示す処理対象画素群選択部191によって実
行される。
【0031】ステップS104では、i番目の画素デー
タについての指標値Viを算出する。このi番目の画素
データについての指標値Viは、i番目の画素データに
ついての処理パラメータpiを決定するための値であ
る。本実施例の指標値Viは、図2のステップS104
に示すように「Vi=Ri−Bi」によって決定され
る。なお、本実施例では、上記のように、画素データの
各色成分は8ビットで表されているので、「0」〜「2
55」の値を取り得る。また、ステップS102からも
分かるようにi番目の画素データは「Ri>Bi」の関
係を満足している。したがって、i番目の画素データの
指標値Viは「1」以上「255」以下の値となる。
【0032】指標値Viが算出されると、ステップS1
05〜S109において、指標値Viに応じた処理パラ
メータpiが決定される。なお、前述のステップS10
3およびステップS104〜S109の処理は、図1の
パラメータ決定部192によって実行される。
【0033】図5は、図2のステップS104において
算出される指標値Vと、ステップS105〜S109に
おいて決定される処理パラメータpとの関係を示す説明
図である。図5に示すように、処理パラメータpは、指
標値Vが基準値Wと等しいときに「1」となり、指標値
Vが基準値Wから遠ざかるにつれて直線的に「0」に変
化する。この基準値Wは、「肌色」の基準となる値であ
る。したがって、指標値Vは、基準値Wに近いほど肌色
に近いことを示している。なお、この基準値Wは、ユー
ザが入力装置150(図1)を用いて入力することによ
り、基準値設定部193において設定される。
【0034】本実施例においては、画素データの各色成
分が8ビットで表されており、また、日本人などの黄色
人種が表現された原画像を対象としているので、基準値
Wは、「80」程度に設定される。指標値Vが基準値W
(「80」程度)と近い値となる領域は、図4の色相環
においては図示する「肌色」領域FCAに相当する。な
お、基準値Wは、対象となる原画像に表現されている人
物の肌の色によって変更してもよい。
【0035】図5に示すような連続的に変化する処理パ
ラメータを用いて画像処理を行えば、肌色に近い色特性
を有する部分と、肌色に近い色特性を有さない部分との
境界においても略連続的な処理を行うことが可能とな
る。
【0036】図2のステップS105においては、ま
ず、i番目の画素データに関する指標値Viと基準値W
との関係が、「Vi≦W」の条件を満たすか否かが判断
される。ステップS105において、指標値Viが「V
i≦W」の条件を満たす場合には、ステップS106に
進む。このとき、ステップS106において、i番目の
画素データについての処理パラメータpiを「pi=V
i/W」と決定する。なお、このときの指標値Viと処
理パラメータpiとの関係は、図5における「0<V≦
W」の正の傾きを有する直線領域に相当する。一方、ス
テップS105において、指標値Viが「Vi≦W」の
条件を満たさない場合には、ステップS107に進む。
【0037】ステップS107においては、i番目の画
素データに関する指標値Viと基準値Wとの関係が、
「W<Vi≦2・W」の条件を満たすか否かが判断され
る。ステップS107において、指標値Viが「W<V
i≦2・W」の条件を満たす場合には、ステップS10
8に進む。このとき、ステップS108において、i番
目の画素データについての処理パラメータpiを「pi
=2−Vi/W」と決定する。なお、このときの指標値
Viと処理パラメータpiとの関係は、図5における
「W<V≦2・W」の負の傾きを有する直線領域に相当
する。一方、ステップS108において、指標値Viが
「W<Vi≦2・W」の条件を満たさない場合には、ス
テップS109に進む。このとき、i番目の画素データ
についての指標値piは、「pi=0」と決定される。
なお、このときの指標値Viと処理パラメータpiとの
関係は、図5における「2・W<V」の領域に相当す
る。
【0038】上記のようにして、i番目の画素データに
ついての処理パラメータpiが決定されると、ステップ
110において、「i」を1つインクリメントする。こ
のとき、ステップS101に戻り、次の画素データであ
る(i+1)番目の画素データを着目画素データとして
選択し、ステップS102〜S110の処理を行う。こ
のようにステップS101〜S110の処理を、原画像
データに含まれる全ての画素データを着目画素データと
して実行することにより、各画素データに対応した処理
パラメータpを得ることができる。
【0039】図5において、処理パラメータpがほぼ
「0」となる領域のうち指標値Vが「2・W」に近い領
域では、B成分に対してR成分が十分大きくなる。この
領域の画素データとしては、例えば、比較的鮮やかな赤
色の画素データが該当する。一方、指標値Vが「0」に
近い領域では、R成分とB成分とがほぼ等しい値を有す
る。この領域の画素データとしては、例えば、灰色の色
を有する画素データが該当する。なお、灰色は、R成分
とG成分とB成分とがほぼ等しい場合の色である。この
ように、肌色にあまり近い色を有さない画素データにつ
いては、処理パラメータpが「0」に近づくので、スム
ージング処理の効果を小さくすることができる。
【0040】ところで、指標値Vが「0」に近い領域の
画素データとしては、マゼンタの色を有する画素データ
も該当する。なお、マゼンタは、R成分とB成分とがほ
ぼ等しく、G成分が小さい場合の色である。したがっ
て、マゼンタ(紅色)の色に近い唇や口紅の部分の画素
については処理パラメータpが「0」に近い値となるの
でスムージング処理の効果を小さくすることができる。
したがって、原画像で人の顔が表現されている場合に
は、スムージング処理により、肌の部分は滑らかで、か
つ、唇(口紅)の部分はくっきりとした良好な処理済み
画像を得ることが可能となる。
【0041】また、原画像において、「R>G」となる
画素領域と「R<G」となる画素領域とが隣り合う場合
には、指標値Vが2つの画素領域の境界で急に変化する
場合がある。このとき、指標値Vに依存する処理パラメ
ータpの値も急に変化する。例えば、「R>G」となる
画素領域では処理パラメータpが「1」となり、「R<
Gの画素領域では処理パラメータpが「0」となる場合
がある。このような場合には、スムージング処理は不連
続となる。しかし、R成分とG成分とがほぼ等しい画素
データが有する色は、図4の色相環で示すようにY軸近
傍のイエローの領域に相当する。一般に、色相環のY軸
近傍における画質、とりわけシャープネスへの変化は、
あまり目立たない。したがって、「R>G」となる画素
領域と「R<G」となる画素領域とが隣り合う境界にお
いても、処理済み画像はうまくスムージング処理されて
いるように見えることとなる。
【0042】上記においては、肌色部分のスムージング
処理に適した指標値Vと処理パラメータpとの関係とし
て、図5に示すような直線的に変化する関係を利用して
いるが、他の関係を利用してもよい。図6は、指標値V
と処理パラメータpとの他の関係を示す説明図である。
図6においては、処理パラメータpは、指標値Vが基準
値Wと等しいときに「1」となり、指標値Vが基準値W
から遠ざかるにつれて略ガウス分布状に「0」に変化す
る。このような関係を用いても、肌色部分のスムージン
グ処理に適した処理パラメータpを得ることができる。
すなわち、処理パラメータpは、指標値Vが基準値Wに
等しいときにピークとなり、指標値Vと基準値Wとの差
が大きくなるにつれ単調に変化するものであればよい。
【0043】また、上記においては、基準値Wが予め設
定されている場合について説明したが、基準値Wは原画
像に応じて変更してもよい。この場合には、例えば、原
画像に含まれる全ての画素のうち、基準となる肌色とし
て設定したい色を有する少なくとも1画素を含む画素群
を基準画素群として指定し、基準値Wを求めるようにす
ればよい。このとき、基準画素群に含まれる各画素のR
成分とB成分との差(R−B)の平均値が基準値Wとし
て求められる。なお、基準画素群の指定は、図2の処理
を開始する前に行うとよい。基準画素群の指定は、表示
部130(図1)の画面に表示された原画像上におい
て、マウス等の入力装置150を用いて行うことができ
る。あるいは、予め、図2に示すステップS102の処
理を原画像に含まれる全ての画素について行い、肌色に
近い色特性を有する画素群を選択した後に、選択された
画素群の中から基準画素群を指定するようにしてもよ
い。こうすれば、基準画素群の指定を容易に行うことが
できるという利点がある。
【0044】上記のようにして、原画像の各画素につい
て、処理パラメータpが決定されると、図1に示す画像
処理部194によってスムージング処理が実行される。
本実施例のスムージング処理は、原画像に含まれる全て
の画素を、順次、注目画素として実行される。あるい
は、図2のステップS102において、肌色に近い色特
性を有する画素と判断された画素についてのみスムージ
ング処理を行ってもよい。なお、この場合には、ステッ
プS103の処理は省略できる。
【0045】本実施例のスムージング処理では、処理パ
ラメータpに応じて、スムージング処理に用いられる平
滑化フィルタが変更される。
【0046】図7は、処理パラメータpと平滑化フィル
タとの関係を示す説明図である。図7(A−1),(A
−2)は、処理パラメータpに応じて平滑化フィルタの
フィルタサイズが変化する場合を示している。すなわ
ち、処理パラメータpが小さい場合にはフィルタサイズ
が小さく、処理パラメータpが大きい場合にはフィルタ
サイズが大きい。なお、図7(A−1),(A−2)に
示す平滑化フィルタは、例えば、全てのフィルタ係数が
1である平均値フィルタである。
【0047】図7(A−1),(A−2)に示す平滑化
フィルタのフィルタサイズ((S(p)×S(p))画
素)は、例えば、次の式(1)によって求められる。
【0048】 S(p)=2・m・p+1 ………(1)
【0049】ここで、mは、スムージングの程度を表す
正の定数であり、mが大きくなるほどスムージング処理
が効果が大きくなる。
【0050】図7(A−1),(A−2)では、式
(1)の定数mとして「2」が設定されている。したが
って、処理パラメータpが「0」の場合(図7(A−
1))には、フィルタサイズは(1×1)画素となり、
実質的にスムージング処理が行われないことと等しい。
また、処理パラメータpが「1」の場合(図7(A−
2))には、フィルタサイズは(9×9)画素となる。
【0051】このような平滑化フィルタを用いて肌色に
近い色特性を有する画素のスムージング処理を行えば、
処理パラメータpが大きくなる肌色部分についてはスム
ージング処理の効果を大きくすることができる。また、
処理パラメータpが小さくなる灰色や赤色等の部分につ
いてはスムージング処理の効果を小さくすることができ
る。
【0052】一方、図7(B−1),(B−2)は、平
滑化フィルタのフィルタサイズは一定であるが、処理パ
ラメータpに応じて平滑化フィルタの中心のフィルタ係
数が変化する場合を示している。すなわち、処理パラメ
ータpが小さい場合には中心のフィルタ係数が大きく、
処理パラメータpが大きい場合には中心のフィルタ係数
が小さい。
【0053】図7(B−1),(B−2)に示す平滑化
フィルタの中心のフィルタ係数CC(p)は、例えば、
次の式(2)によって求められる。
【0054】 CC(p)=−(n−1)・p+n ………(2)
【0055】ここで、nは、スムージングの程度を表す
正の定数である。nが大きくなるほど注目画素の「重
み」が大きく、換言すれば、スムージング処理の効果が
小さくなる。
【0056】図7(B−1),(B−2)では、式
(2)の定数nとして「20」が設定されている。した
がって、処理パラメータpが「0」の場合(図7(B−
1))には、中心のフィルタ係数は「20」となる。な
お、処理パラメータが「0」となる画素についてもスム
ージング処理が行われることになるが、中心のフィルタ
係数が大きいため、スムージング処理の効果は小さい。
また、処理パラメータpが「1」の場合(図7(B−
2))には、中心のフィルタ係数は「1」となる。
【0057】このような平滑化フィルタを用いる場合に
も、処理パラメータpが大きくなる肌色部分については
スムージング処理の効果を大きくし、処理パラメータp
が小さくなる灰色や赤色等の部分についてはスムージン
グ処理の効果を小さくすることが可能である。
【0058】以上、説明したように、本発明において
は、原画像データに含まれる各画素データのR,G,B
の3つの色成分を用いて、各画素が所定の色特性を有す
るか否かを判断する。また、所定の色特性を有する各画
素データについて、その色成分に基づいて指標値Vを求
めることによって処理パラメータを決定している。この
ようにすれば、所定の画像処理に適した処理パラメータ
を容易に決定することが可能となる。
【0059】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば以下のような変形も可能である。
【0060】(1)上記実施例では、図2に示すよう
に、i番目の画素データについての指標値Viは、「V
i=Ri−Bi」によって算出されているが、指標値V
iは他の式を用いて求めてもよい。例えば、「Vi=s
・Ri/Bi」によって求めてもよい。ここで、sは正
の定数である。この式を用いても、基準値Wとの関係に
応じた処理パラメータpを求めることが可能である。
【0061】(2)上記実施例では、所定の色特性を有
する画素群が、肌色に近い色特性を有する画素群である
場合について説明したが、他の色特性を有する画素群を
対象としてもよい。
【0062】(3)上記実施例では、決定された処理パ
ラメータpを用いてスムージング処理を行う場合につい
て説明したが、シャープネス処理や色変換処理などを行
ってもよい。
【0063】(4)上記実施例において、ソフトウェア
によって実現されていた構成の一部をハードウェアに置
き換えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像処理装置の一例を示すブ
ロック図。
【図2】画像処理を行う際の処理パラメータを決定する
ための手順を示すフローチャート。
【図3】ステップS102の条件を満たす色の領域をR
GB表色系において示す説明図。
【図4】ステップS102の条件を満たす色の領域を色
相環において示す説明図。
【図5】図2のステップS104において算出される指
標値Vと、ステップS105〜S109において決定さ
れる処理パラメータpとの関係を示す説明図。
【図6】指標値Vと処理パラメータpとの他の関係を示
す説明図。
【図7】処理パラメータpと平滑化フィルタとの関係を
示す説明図。
【符号の説明】
100…CPU 100a…バスライン 110…画像データメモリ 120…ROM 130…表示部 140…磁気ディスク 150…入力装置 190…RAM 191…処理対象画素群選択部 192…パラメータ決定部 193…基準値設定部 194…画像処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像について所定の画像処理を行うた
    めの画像処理パラメータを決定する方法であって、
    (a)前記原画像に含まれる各画素のR成分とG成分と
    B成分との色成分を用いて、所定の色特性を有する画素
    群を処理対象画素群として選択する工程と、(b)前記
    処理対象画素群に含まれる各画素の前記色成分に基づく
    所定の指標値に応じて、画素毎に前記所定の画像処理を
    行うための前記画像処理パラメータを決定する工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理パラメータの決定方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理パラメータの決
    定方法であって、 前記処理対象画素群は、肌色の色特性を有する画素群で
    あって、 前記工程(a)は、前記原画像に含まれる各画素が有す
    るR成分とG成分とB成分とのうち、R成分がG成分よ
    り大きく、かつ、R成分がB成分より大きくなる画素群
    を前記処理対象画素群として選択し、 前記工程(b)は、前記処理対象画素群に含まれる各画
    素のR成分とB成分との差に基づいて前記指標値を決定
    する工程を含む、画像処理パラメータの決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理パラメータの決
    定方法であって、 前記画像処理パラメータは、前記指標値が所定の基準値
    とほぼ等しいときにピークとなり、前記指標値と前記所
    定の基準値との差が大きくなるにつれ単調に変化するよ
    うに決定される、画像処理パラメータの決定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理パラメータの決
    定方法であって、 前記所定の基準値は、 前記原画像のうち、ユーザによって指定された少なくと
    も1つの画素を含む画素群のR成分とB成分との差に基
    づいて決定される、画像処理パラメータの決定方法。
  5. 【請求項5】 原画像について所定の画像処理を行うた
    めに、画像処理パラメータを決定するためのコンピュー
    タプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体であって、 前記原画像に含まれる各画素のR成分とG成分とB成分
    との色成分を用いて、所定の色特性を有する画素群を処
    理対象画素群として選択する機能と、 前記処理対象画素群に含まれる各画素の前記色成分に基
    づく所定の指標値に応じて、画素毎に前記所定の画像処
    理を行うための前記画像処理パラメータを決定する機能
    と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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