JP2000187086A - タイマー時計 - Google Patents

タイマー時計

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JP2000187086A
JP2000187086A JP36643598A JP36643598A JP2000187086A JP 2000187086 A JP2000187086 A JP 2000187086A JP 36643598 A JP36643598 A JP 36643598A JP 36643598 A JP36643598 A JP 36643598A JP 2000187086 A JP2000187086 A JP 2000187086A
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幸則 永尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短針及び長針によるアナログ表示だけでな
く、経過時間の累積表示やダウンカウント表示ができる
タイマー時計を提供する。 【解決手段】 略3角形の小基板P1〜P6を6枚円形
に配置し、各小基板上に放射線状の10本のLED表示
素子群を、外側の第1表示素子群と内側の第2表示素子
群に分けて配列し、第1及び第2表示素子群の組み合わ
せにて、タイマー時間を表示する。小基板は、同一形
状、同一配線パターンであり、同一個数のLEDが配置
され、グラフィック表示の場合は、第2表示素子群の累
積表示により、時間が表示素子の数即ち表示面積にて視
覚的に認識しやすく表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイマー時計、特
に体育館或いはグラウンド等において使用者がトレーニ
ング或いは競技をしながら容易に視認でき、トレーニン
グ時間或いは競技時間等を知ることができるタイマー時
計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、針式アナログ時計に類似させて放
射線状に表示セグメントを60個配列し、これらを選択
表示して時間を表示するアナログ表示時計は公知である
(例えば特公昭63一49199号公報)。この公報に
開示の発明にあっては、従来の長針及び短針を有する機
械時計では、国内の時刻と時差のある外国の時刻とを同
一時刻表示部にて表示するには機械的に複雑化し、時計
機体が厚さ、幅ともに大型化することから、これを小
型、薄型化するために、液晶表示素子を使用して電子化
したものと説明されている。すなわちこの時計は、腕時
計又は室内で使用される小型の時計を対象としたもので
ある。
【0003】一方、体育館、プール等屋内競技場の床面
若しくは壁面又はグラウンド等屋外競技場の地面に設置
されて、選手等使用者がトレーニング又は競技をしなが
ら視認することができる大きさの表示面を有する針式ア
ナログ時計は公知である。この種の時計は、使用者がか
なり離れた位置から、トレーニングをしながら或いは競
技をしながら見るものであることから、時間が容易に読
み取れるよう、その表示面は相当大きく、例えば90c
m四方程度の大きさに設定されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記競技場用アナログ
時計は、機械式構造であるため、短針による「分」表示
と長針による「秒」表示に限られ、トレーニング方法例
えばインターバルトレ−ニングの時間設定と設定時間ご
とのタイマー機能、アップカウントタイマーに加えてダ
ウンカウントタイマー機能、長針又は短針複数本分を同
時に表示(例えば1分から10分まで)して、時間を扇
状の領域で示すいわゆるグラフィック表示機能等は不可
能である。一力この種競技場用アナログ時計において
は、前掲公報に見られるような電子化された時計はまだ
実現されていない。表示面が大きいために基板もまた大
きくなり、その平面精度等に問題があり、また故障した
場合、基板ごと交換しなければならず、そうすると正常
な素子等が多数無駄となるという問題もあり、実現が困
難なのである。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、特に競技場用の大型タイマー時計に
適用して有用なタイマー時計を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
るタイマー時計は、基板と、該基板上に放射線状に60
分割されて配列されてなる表示素子群とを備え、該表示
素子群にて時間を表示するタイマー時計であって、上記
基板が、複数の小基板に分割されてなるものである。か
かる構成において、時間は、表示素子群の放射線状部分
にて表示される。表示素子群を構成する表示素子は、複
数の小基板に分割されて配置され、各小基板は同一平面
上に配列される。
【0007】また本発明(請求項2)に係るタイマー時
計においては、上記表示素子群が、放射線方向の外側に
位置する60個の第1表示素子群と、内側に位置する6
0個の第2表示素子群よりなり、上記第1表示素子群又
は上記第2表示素子群のいずれか一方にて一の種類の時
間が表示され、上記第1表示素子群及び上記第2表示素
子群の両方にて他の種類の時間が表示されるものであ
る。かかる構成において、上記表示形態の組み合わせに
より異なる種類の時間が表示される。典型的には、上記
第2表示素子群単独表示をアナログ時計の短針に対応さ
せ、また上記第1表示素子群及び上記第2表示素子群の
両方の表示にてアナログ時計の長針に対応させることが
できる。
【0008】また本発明(請求項3)に係るタイマー時
計においては、上記一の種類の時間が「時」のとき、上
記他の種類の時間が「分」、又は上記一の種類の時間が
「分」のとき、上記他の種類の時間が「秒」とすること
ができる。すなわち上記表示形態の一例である第2表示
素子群単独にて「時」を表示したとき、第1及び第2表
示素子群両方にて「分」を表示し、同様に、第2表示素
子群単独にて「分」を表示したとき、第1及び第2表示
素子群両方にて「秒」を表示するのである。
【0009】また本発明(請求項4)に係るタイマー時
計においては、上記各60個の第1表示素子群及び第2
表示素子群は、隣接する10本の放射線状表示素子群よ
りなる6組の表示素子群に分割され、該各組の表示素子
群はそれぞれ共通の駆動回路にて表示駆動せしめられ
る。かかる構成において、6組の表示素子群は、上記駆
動回路からの駆動信号に同期してそれぞれ独立に表示駆
動される。
【0010】また本発明(請求項5)に係るタイマー時
計においては、上記基板は6枚の小基板よりなり、該6
枚の小基板に上記6組の表示素子群がそれぞれ対応して
配置される。かかる構成において、略同一形状を有する
各小基板には同一個数の表示素子が同一パタ一ンで配置
され、かつその配線パターンもまた同一となる。すなわ
ち各小基板は、他の基板と互換性を有する同一基板とな
る。
【0011】また本発明(請求項6)に係るタイマー時
計は、透明板よりなる表面板と、該表面仮の内側に位置
せしめられ、表面に時間を示す数字又は指標が表示され
るとともに、放射線状に60分割されて穿設された複数
の孔を有する表示板と、該表示板の裏側に固定され上記
孔に上記表示素子群を構成する表示素子が配置されてな
る上記小基板と、該小基板の裏側に配置された裏面保護
板とを備えてなるものである。かかる構成において、小
基板は表示板に固定されるから、表示素子群は表示板の
表面にそって一定な平面となる。また全体の厚さは、表
面板、表示板、小基板及び裏面保護板が僅かな間隔を保
持して平行に配置された構造であり薄い構造とされる。
【0012】また本発明(請求項7)に係るタイマー時
計においては、上記表示板は発泡体にて構成される。か
かる構成であれば、表示板は軽量であるから、表示面が
多少大型化されたとしても全体の重量増は抑制される。
また発泡体よりなる表示板は可撓性を有するから、組み
立てに際してそれ自体の変形は容易に修正され、それが
問題となることはない。
【0013】また本発明(請求項8)に係るタイマー時
計においては、上記表示素子群を構成する表示素子にL
EDを使用することができる。LED例えば赤色LED
は、明るくかつ鮮やかな赤色を発するから、人目を惹
き、表示素子として適している。
【0014】また本発明(請求項9)に係るタイマー時
計は、体育館、プール等屋内競技場の床面若しくは壁面
又はグラウンド等屋外競技場の地面に設置されて、選手
等使用者がトレーニング又は競技をしながら視認するこ
とができる大きさの表示面を有する時計とすることがで
きる。時計の使用者がトレーニング又は競技をしながら
視認することができる大きさとするには、比較的大きい
表示面としなけれはならず、かくすると広い体育館或い
はグラウンド等において時計から数10m離れた位置か
らでも、目をこらすことなく容易にかつ瞬時に時間が読
み取れるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1において、1はタイマー時計
で、薄型矩形状の表示部2及びこの表示部2を垂直に維
持する脚部8、商用交流電源に差し込まれるACアダプ
ター4を有する。5は表示部2の前面右上隅に配置され
た操作パネルであり、各種入力キーが配列されている。
【0016】図2ないし図4は表示部2を示し、6は透
明な平板よりなる4角形の表面板、7はこの表面板6の
内側に所定間隔を隔てて配置された表示板である。この
表示板7には、その表面に時間(分、秒)を示す「l
0,20,30,……60」よりなる数字8及び60個
の線状の指標9が同心円状に等間隔で印刷表示され、か
つ放射線状に60分割されて穿設された孔10,10,
……が、同心円状に配列されている。孔10,10,…
…は1本の放射線上に等間隔で9個、全体で540個形
成されている。
【0017】11は、表示板の裏側に配置された基板
で、図4に示すように6枚の小基板P1〜P6よりな
る。各小基板P1〜P6は、円を6等分した略3角形の
同一形状に形成され、各小基板P1〜P6は、上記放射
線状の孔10本分に対応し、各孔10,10,……に表
示素子、例えば赤色LEDが位置するよう、小基板P1
〜P6上にLEDが固定されている。すなわちLED
は、各小基板P1〜P6ごとに90個ずつ、合計540
個配列されている。なお小基板P1〜P6は、図示の例
では略3角形であるが、外側の辺を円形として扇形とす
ることもでき、かかる形状も略3角形なる語に含まれる
ものとする。
【0018】LEDの数は、表示板7の大きさに応じて
変更でき、視認性を上げるためには、数を増加すればよ
い。また小基板P1〜P6は、6枚としたが、このほ
か、2分割(放射線30本ずつ)、3分割(方射線20
本ずつ)、4分割(方射線15本ずつ)とすることもで
き、さらに等分割以外に複数分割も可能である。
【0019】円の中心部にも複数個、例えば9個のLE
Dが配置され中央部LED12が構成されており、これ
らは単独の基板13上に固定されている。この中央部L
ED12は、電源オン時常時点灯している。14は、小
基板P1〜P6の裏側に配置された裏面保護板である。
【0020】図3に示すように、表面板6と表示板7
は、周辺にスぺーサ15が介在せしめられ、所定間隔が
開けられている。同様に表示板7と裏面保護板14との
間にも、スペーサ16が介在せしめられている。小基板
P1〜P6は、表示板7の裏面にファスナー17,1
7,……にて固定されている。18,18,……は、表
示板7と小基板P1〜P6とを一定間隔に保つために、
設けられた円筒体形状のスペーサで、ファスナー17,
17……を内挿するごとく配置されている。19は、表
面板6、表示板7及び裏面保護板14を、固定するフレ
ームである。
【0021】上記構成の表示部2の大きさの一例をあげ
ると、表示面は、90×90cmの正方形、側面の厚さ
は約3cmである。またその材質の一例をあげると、表
面板6は、厚さ約2mmのアクリル樹脂板、表示板7
は、厚さ約2mmのPE(ポリエチレン)発泡体が使用
できる。小基板P1〜P6の各々は、頂部を切断した2
等辺3角形で、その大きさは、2等辺の長さ(切除した
部分を除く)が、26cm、底辺が29cmである。
【0022】次に駆動回路部について説明する。図5に
おいて、20は操作パネル5に配列された入力キーで、
機能を選択する「機能」キー、表示内容をゼロとする
「クリア」キー、ブザーをオン・オフ切換する「ブザ
ー」キー、表示内容を訂正モ−ドとする「訂正」キー、
時間表示をアナログ表示とグラフィック表示の間で切り
換える「表示切換」キー、プログラムの繰り返し回数を
認定する「回数」キー、分表示を1分ずつ早送りしてタ
イマー又はプログラムタイマーの設定、表示の修正を行
う「分+1」キー、同様に秒表示を1秒ずつ早送りして
タイマー又はプログラムタイマーの設定、表示の修正を
行う「秒+1」キー、初期状態に戻す「リセット」キ
ー、タイマー及びストップウォッチをスタート又はスト
ップする「スタート・ストップ」キーを有する。
【0023】21は、どの入力キー20が操作されたか
を認識するキー認識部、22はキー認識部からの信号を
受けて、動作するストップウォッチ機能部、28はタイ
マー機能部、24はプログラムタイマー機能部、25は
時計機能部、26はグラフィック表示機能部、27はブ
ザー機能部である。
【0024】タイマー機能部23は、アップカウントタ
イマー及びダウンカウントタイマー機能を有するもので
あり、アップカウントタイマーは、放射線状表示素子を
1本ずつ点灯(長針が進むことに対応)させることも、
また時間進行に応じてそれまで点灯した放射線状表示素
子を継続して点灯させることもできる。ダウンカウント
タイマーにおいても同様であり、60本の放射線状表示
素子を全部点灯させた状態から、1分ごとに左周りに消
灯していき、60分経過したとき「60」に対応する1
本のみを残して消灯させることもできる。
【0025】プログラムタイマー機能部は、例えば使用
者が自分にあったインターバルトレーニング(複数のイ
ンターバル時間の設定)を任意にすることができる機能
であり、グラフィック表示機能部は、複数個のLEDを
同時に点灯させて時間を累積表示するものである。な
お、これらのタイマーにあっては、設定時間の終了時に
ブザー音を鳴らすことができ、ブザー音の有無は、ブザ
ーキーにて選択される。
【0026】各機能部からの時間信号は、次段の6個の
デコーダC1〜C6を介して、各種時間信号に変換され
て、次段の6個のドライバD1〜D6へ入力される。各
ドライバD1〜D6からは、それぞれ4個の信号が出力
される。ドライバごとの信号をカッコ内に示すと、D1
(a1,b1,c1,d1),D2(a2,b2,c
2,d2)……D6(a6,b6,c6,d6)であ
る。各ドライバD1〜D6からの時間信号は、小基板P
1〜P6にそれぞれ入力する。すなわち、ドライバD1
は、小基板P1に、ドライバD2は、小基板P2に、以
下、D3はP3、D4はP4、D5はP5、D6はP6
にそれぞれ対応する。
【0027】28は、ブザー機能部27からの信号を受
けてブザー29を鳴らすブザー駆動部、30は水晶発振
器、31はこの発信器30からの信号を分周して、各部
の駆動信号CLを得る分周回路、32はこの分周回路3
1からの信号を入力して時間信号(時、分、秒信号)T
を発生する時間信号発生部である。
【0028】33は、駆動信号CLを受けて、5個の信
号を出力するセレクタで、ドライバD7を駆動して5個
の信号e,f,g,h,iを順次繰り返し出力する。こ
の信号e,f,g,h,iは、ドライバD1〜D6の出
力信号に同期しており、小基坂P1〜P6に、それぞれ
共通の駆動信号として入力される。すなわち、ドライバ
D7は、共通の駆動回路として機能する。34は、表示
部2の円の中心に配された中央部LED12を点灯する
駆動部であり、電源オン時、常にオン信号が加えられて
いる。なお電源回路は図示を省略している。
【0029】次に図6ないし図8を参照して、小基板P
1についてLED表示素子の表示駆動につき説明する。
図6は、小基板P1を示し、小基板P1上には10本の
等間隔の放射線状に配列されたLED表示素子群が形成
されている。1本の放射線上には9個のLEDが等間隔
で配列されており、各放射線上の外側の2個にて第1表
示素示群が、また内側の7個にて第2表示素子群が構成
される。同一表示素子群内の表示素子は、同時に点灯又
は消灯する。小基板P1には、10個の第1表示素子群
S0,S1,……S9及び10個の第2表示素子群U
0,U1,……U9が位置している。図6で、点灯して
いるLEDは黒点で示してあり、消灯しているLED
は、白抜き点で示してある。したがって、同図のもの
は、S2の第1表示素子群が点灯状態にあり、U2及び
U5の第2表示素子群が点灯状態にある。
【0030】小基板P1上の第1及び第2表示素子群S
0,S1,……S9,U0,U1,……U9は、4×5
のマトリックス上に配置され、ドライバD1からの4個
の信号a1,b1,c1,d1及びドライバD7からの
5個の信号e,f,g,h,iにて駆動される。なお図
中、記号S0,S1,……S9にて示すLEDは、実際
には2個のLEDよりなるものであり、また記号U0,
U1,……U9にて示すLEDは、実際には7個のLE
Dからなるものである。他の小基板P2〜P6に配列さ
れた表示素子群もまた同一構造であり、それぞれ対応す
るドライバD2〜D6からの時間信号と共通のドライバ
D7からの駆動信号が入力される。INVはドライバD
7の出力側において、各小基板P1〜P6上に設けられ
たインバータで、信号を反転するものである。
【0031】図8は、表示素子群の駆動信号例を示し、
タイマー時間「5分02秒」をアナログ表示した場合で
ある。この場合、ドライバD1から「5分」に対応する
第2表示素子群U5と「2秒」に対応する第1及び第2
表示素子群S2,U2が選択表示され、駆動信号gに同
期して信号a1,c1が、また駆動信号eに同期して信
号d1が出力される。かかる点灯表示状態を図6に黒点
で示し、これはアナログ表示、すなわち短針(第2表示
素子群)にて「分」が、長針(第1及び第2示素子群)
にて「秒」が表示される。なお上記表示を、「時分」表
示とした場合には「1時2分」を示す。このようにして
時間表示は各小基板P1〜P6ごとに1/5デューティ
でダイナミック駆動される。各小基板P1〜P6の駆動
を4×5のマトリックスとしたのは、駆動回路素子が1
小基板あたり9個と比較的少なくてすみ、また1/5デ
ューティで駆動するため表示にちらつきを生じないから
である。
【0032】上記構成においては、第1及び第2表示素
子群S0,S1,……S9,U0,U1,……U9の表
示を組み合わせることにより、トレ−ニング或いは競技
に応じたグラフィック表示が可能である。例えば、上記
タイマー時間表示においては、「分」表示を第2表示素
子群にて行い、「秒」表示を第2表示素子群の累積表示
及び最終段の第1表示素子群の表示にて行うことができ
る。図9(a)(b)は、例えばタイマー時間「15分
40秒」を2種類の表示形態で示した場合を示し、
(a)はアナログ表示、(b)はグラフィック表示した
場合である。この場イイも点灯しているLEDを、黒点
で示している。そして、グラィック表示においては、
「15分」に対応する第2表示素子群のみ、点滅して
「15分」であることを表示する。アナログ表示及びグ
ラフィック表示の切換は、「表示切換」キーの操作によ
りなされる。
【0033】他の例として、サッカ−競技における残り
時間を、ダウンカウントタイマー機能部を使用し、かつ
グラフィック表示した場合につき、説明する。試合開始
と同時に第2表示素子群U0,U1,……U9は、全部
点灯状態から反時計回りに、1秒に1本ずつ消灯してい
き、「秒」のダウンカウント表示を行う。このとき、第
2表示素子群は「秒」に対応する部分のみが点灯する。
すなわち、第1表示素子群は、1本ずつ「秒」に対応し
て点灯移動し、第2表示素子群は累積表示されたものが
1本ずつ1秒ごとに消灯していくのである。なお、
「分」表示は対応する第2表示素子群のみにて点滅表示
する。
【0034】またインタ−バルトレーニングのタイマー
としてグラフィック表示を使用する場合、例えば5分ト
レーニング、3分休息、5分トレーニング、3分休息と
設定したとき、各時間ごとに前述の例のように、時間が
カウントダウンされていく。5分経過するとブザーが鳴
ってトレーニング期間終了を報知し、続いて3分がダウ
ンカウント表示され、以下同様の表示がなされる。かか
る構成にすると、残り時間が量的に分かり、かつその量
は減少していくことから、アップカウント表示に比較し
てトレーニング達成感が強く得られる。
【0035】「時分」を表示するアナログ時計として使
用する場合、例えば「10時10分」」にあわせようと
するときは、「分+1」キ−を押し続け、第2表示素子
群を「10時」にあわせ、次いで「秒+1」キーを10
回押して、第1及び第2表示素子群を「10分」にあわ
せる。その後「スタ−ト・ストップ」キーを1回押す。
かくすると、「10時10分」の状態から計時動作が開
始される。なおこれに「秒」表示を加えたいときは、ア
ナログ表示の場合、秒針に対応する第1及び第2表示素
子群を秒単位で点灯させればよい。またグラフィック表
示に切換え、第1表示素子群を秒単位で累積表示させる
こともできる。
【0036】上記のごとく、ストップウォッチ機能、ア
ップカウントタイマー、ダウンカントタイマー、アップ
カウントプログラムタイマー、ダウンカウントプログラ
ムタイマー、時計としての使用が可能であり、ストップ
ウォッチ及びタイマー機能は最大59分59秒まで可能
であり、1時間を越えると引き続きゼロからカウント開
始する。またいずれの機能においても、アナログ表示及
びグラフィック表示がともに切換表示可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明(請求項1)によれば、放射線状
に配列した表示素子を短針及び長針に類似させて点灯さ
せた場合は、従来のアナログ表示時計として、また表示
素子群を累積表示することにより、残り時間を量(面
積)として表すグラフィック表示時計として使用するこ
とができる。さらにアップカウントタイマーのみでなく
ダウンカウントタイマーとして使用することができるた
め、トレーニング或いは競技等使用目的に応じた様々な
使用方法が可能となる。
【0038】また本発明によれば、基板が略同一形状を
有する複数の小基板に分割されるから、故障した部分を
交換する修理に際して、最小限の部品の交換で済ますこ
とができ、表示素子を有効に使用することができる。特
に本発明のごとく多数の表示素子を便用する場合、それ
を無駄にしないためには、上記のごとく基板を分割する
ことは、経済的にも極めて有効である。また表示面を大
型化した場合においては、基板もまた大きな寸法のもの
が必要となるが、プリント回路基板に限らず平板状のも
のは寸法が大きくなとその平面性が問題となることが多
いが、本発明においては、複数の小基板に分割されるか
ら、かかる平面性が問題となることはなく、他の部品と
の整合性が良好となる。
【0039】また本発明(請求項2)によれば、放射線
状に配列した表示素子群を2つのグループ、すなわち外
側に位置する第1表示素子群と内側に位置する第2表示
素子群に分けることにより、アナログ時計に類似した短
針、長針による時間表示、及びその累積表示により、時
間を量(面積)として表示することができる。それ故、
使用者に視認しやすい時間表示とすることができる。
【0040】さらに本発明(請求項3)によれば、放射
線状の表示素子群にて短針及び長針を表示することによ
り、「時分」及び「分秒」の2種類の時間表示が可能と
なる。さらにこれらの表示をグラフィック表示すること
ができ、「時分」表示に「秒」表示を付加することがで
きる。
【0041】さらにまた本発明(請求項4)によれば、
表示素子群が同数の6組に分割され、それぞれ独立に表
示駆動されるから、表示のデューティ比が小さくなり、
したがって表示のちらつきを押さえることができる。ま
た駆動信号発生側を共通とすることができるので、全体
の駆動回路素子数を、少なくすることができる。
【0042】さらにまた本発明(請求項5)によれば、
6枚に分割された小基板に6組の表示素子群が形成され
るから、各小基板は共通駆動信号を受けてそれぞれ独立
に駆動する。それ故、各小基板は略同一形状、同一表示
素子数、同一配線パターンとすることができ、互いに互
換性が付与せしめられ、修理等における交換作業が簡単
となり、その費用も低く抑えることができる。
【0043】さらにまた本発明(請求項6)によれば、
小基板を表示仮に固定することにより、表示素子群と表
示板の間隔を一定に保つことができ、表示素子はその点
灯部分が確実に表示坂上に顕出することとなり、両者の
間隔の誤差に起因する表示素子の明るさに明暗を生じる
おそれはなく、前面一定の輝度とすることができる。特
に本発明のごとく表示部が大型とされる可能性がある場
合、表示板と基板との間隔の誤差は大きくなりやすい
が、上記構造のように基板を分割し、かつこれを直接表
示板に固定することにより、その誤差は最小限に抑えら
れるのである。さらに、小基板が枠部分に固定されるこ
とはないから、これが時計の厚さを増す原因となること
はなく、薄い構造を維持することができる。
【0044】さらにまた本発明(請求項7)によれば、
表示板を発泡体にて構成することにより、時計の軽量化
が図られ、また発泡体が有する可撓性により、大型化さ
れた場合に生じやすい寸法の誤差も吸収することができ
る。
【0045】さらにまた本発明(請求項8)によれば、
表示素子としてLEDが使用されるから、明るく視認し
やすい時間表示とすることができ、トレーニング或いは
競技等に集中している選手等使用者であっても、一瞥で
時間を知ることができる。
【0046】さらにまた本発明(請求項9)によれば、
体育館、グラウンド等広い場所に設置され、かなり離れ
た位置からも容易に視認することができるタイマー時計
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態に係るタイマー時計の斜視図
である。
【図2】タイマー時計の表示部を示す正面図である。
【図3】図2のII−II線断面図である。
【図4】表示板と基板とを合わせて示す正面図である。
【図5】駆動回路図である。
【図6】1枚の小基板部分に表示板の時間表示部分を合
わせて示す平面図である。
【図7】1枚の小基板部分に配列されたLEDの駆動方
法を説明するための回路図である。
【図8】上記駆動方法を説明するための信号波形図であ
る。
【図9】使用状態を説明するための表示部正面図であ
る。
【符号の説明】
1 タイマー時計 2 表示部 3 脚部 4 ACアダプター 5 操作パネル 6 裏面板 7 表示板 8 数字 9 指標 10 孔 11,13 基板 12 中央部LED 14 裏面保護板 17 ファスナー 20 入力キー 21 キー認識部 22 ストップウォッチ機能部 23 タイマー機能部 24 プログラムタイマー機能部 25 時計機能部 26 グラフィック表示機能部 27 ブザー機能部 28 ブザー駆動部 29 ブザー 30 水晶発振器 31 分周回路 32 時間信号発生回路 33 セレクタ 34 中央部LED駆動部 C1〜C6 デコ−ダ D1〜D7 ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 克美 広島県広島市西区横川新町1番8号 株式 会社モルテン内 (72)発明者 河本 明弘 広島県広島市西区横川新町1番8号 株式 会社モルテン内 Fターム(参考) 2F085 AA00 BB01 BB04 CC04 DD04 DD05 DD11 DD16 FF01 FF04 GG08 GG09 5C094 AA01 AA14 AA43 AA47 AA51 AA53 BA05 BA23 CA18 CA20 DA01 DB02 DB05 EB10 FA01 GB01 HA01 HA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に放射線状に60分割
    されて配列されてなる表示素子群とを備え、該表示素子
    群にて時間を表示するタイマー時計であって、上記基板
    が、複数の小基板に分割されてなることを特徴とするタ
    イマー時計。
  2. 【請求項2】 上記表示素子群が、放射線方向の外側に
    位置する60個の第1表示素子群と、内側に位置する6
    0個の第2表示素子群よりなり、上記第1表示素子群又
    は上記第2表示素子群のいずれか一方にて一の種類の時
    間が表示され、上記第1表示素子群及び上記第2表示素
    子群の両方にて他の種類の時間が表示されることを特徴
    とする請求項1に記載のタイマー時計。
  3. 【請求項3】 上記一の種類の時間が「時」のとき、上
    記他の種類の時間が「分」、又は上記一の種類の時間が
    「分」のとき、上記他の種類の時間が「秒」であること
    を特徴とする請求項2記載のタイマー時計。
  4. 【請求項4】 上記各60個の第1表示素子群及び第2
    表示素子群は、隣接する10本の放射線状表示素子群よ
    りなる6組の表示素子群に分割され、該各組の表示素子
    群はそれぞれ共通の駆動回路にて表示駆動せしめられる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載のタイマー時計。
  5. 【請求項5】 上記基板は6枚の小基板よりなり、該6
    枚の小基板に上記6組の表示素子群がそれぞれ対応して
    配置されてなることを特徴とする請求項4に記載のタイ
    マー時計。
  6. 【請求項6】 透明板よりなる表面板と、該表面板の内
    側に位置せしめられ、表面に時間を示す数字又は指標が
    表示されるとともに、放射線状に60分割されて穿設さ
    れた複数の孔を有する表示板と、該表示板の裏側に固定
    され上記孔に上記表示素子群を構成する表示素子が配置
    されてなる上記小基板と、該小基板の裏側に配置された
    裏面保護板とを備えてなることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載のタイマー時計。
  7. 【請求項7】 上記表示板は発泡体にて構成されること
    を特徴とする請求項6に記載のタイマー時計。
  8. 【請求項8】 上記表示素子群を構成する表示素子がL
    EDよりなることを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れか1項に記載のタイマー時計。
  9. 【請求項9】 上記タイマー時計は、体育館、プール等
    屋内競技場の床面若しくは壁面又はグラウンド等屋外競
    技場の地面に設置されて、選手等使用者がトレーニング
    又は競技をしながら視認することができる大きさの表示
    面を有する時計であることを特徴とする請求項1ないし
    8のいずれか1項に記載のタイマー時計。
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