JP2000185596A - 車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方法 - Google Patents
車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q2900/00—Features of lamps not covered by other groups in B60Q
- B60Q2900/20—Arrangements for easy recycling, e.g. for easy dismantling or use of special materials
Landscapes
- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電気回路パターンを備えた転写箔
を用いてインモールド成形を行うことにより、プレー
ト、ワイヤーハーネスなどの部品が不要で、コストダウ
ン効果の大きい車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方
法の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明の車両照明用配線一体樹脂製部品
の製造方法は、樹脂材料により成形される車両照明用配
線一体樹脂製部品の樹脂層1aの表面に、ベースフイル
ム2a上に剥離層2b、着色層2c、導電性機能を表現
するための導電インキ層による電気回路パターン2d、
アンカー層2e、接着層2fが順次形成された転写箔2
をインモールド成形により樹脂層1aの表面に電気回路
パターンを転写絵付けし、インモールド成形後前記ベー
スフイルム2aを剥離して配線一体樹脂成形品に仕上げ
たことを特徴とするのである。
を用いてインモールド成形を行うことにより、プレー
ト、ワイヤーハーネスなどの部品が不要で、コストダウ
ン効果の大きい車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方
法の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明の車両照明用配線一体樹脂製部品
の製造方法は、樹脂材料により成形される車両照明用配
線一体樹脂製部品の樹脂層1aの表面に、ベースフイル
ム2a上に剥離層2b、着色層2c、導電性機能を表現
するための導電インキ層による電気回路パターン2d、
アンカー層2e、接着層2fが順次形成された転写箔2
をインモールド成形により樹脂層1aの表面に電気回路
パターンを転写絵付けし、インモールド成形後前記ベー
スフイルム2aを剥離して配線一体樹脂成形品に仕上げ
たことを特徴とするのである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形と同時に絵付
けを施すことができるインモールド転写工法、即ち樹脂
成形と同時に成形品の表面に、図柄を転写絵付けするよ
うにした車両用樹脂製部品に係り、特に、樹脂製品の表
面に所望の電気回路パターンを施した車両照明用配線一
体樹脂製部品の製造方法に関するものである。
けを施すことができるインモールド転写工法、即ち樹脂
成形と同時に成形品の表面に、図柄を転写絵付けするよ
うにした車両用樹脂製部品に係り、特に、樹脂製品の表
面に所望の電気回路パターンを施した車両照明用配線一
体樹脂製部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すような、自動車用のド
ームランプ等の車両内装照明部品は、カバー7、スイッ
チ5(含むコネクタ接続部)、アース部6、ランプハウ
ジング1、プレート4等で構成され、ランプハウジング
1に所望の配線付き部品を製造するには、次に示す方法
が用いられていた。第1の方法は、アルミもしくは、S
USのプレ−ト4を所望の形状にプレス・打ち抜きを行
い、更に土台となる樹脂のベ−スに金属リベット4aで
カシメ組み付けが行われていた。
ームランプ等の車両内装照明部品は、カバー7、スイッ
チ5(含むコネクタ接続部)、アース部6、ランプハウ
ジング1、プレート4等で構成され、ランプハウジング
1に所望の配線付き部品を製造するには、次に示す方法
が用いられていた。第1の方法は、アルミもしくは、S
USのプレ−ト4を所望の形状にプレス・打ち抜きを行
い、更に土台となる樹脂のベ−スに金属リベット4aで
カシメ組み付けが行われていた。
【0003】また、第2の方法は、アルミもしくは、S
USのプレ−ト4を所望の形状にプレス・打ち抜きを行
い、該プレート4をランプハウジング1の成形金型に装
着し、インサート同時樹脂成形組み付けが行われてい
た。
USのプレ−ト4を所望の形状にプレス・打ち抜きを行
い、該プレート4をランプハウジング1の成形金型に装
着し、インサート同時樹脂成形組み付けが行われてい
た。
【0004】また、第3の方法は、樹脂成形された車両
用照明樹脂部品の表面に、ワイヤーハーネスを組み付け
る方法が行われていた。
用照明樹脂部品の表面に、ワイヤーハーネスを組み付け
る方法が行われていた。
【0005】また、第4の方法は、樹脂成形された車両
用照明樹脂部品の表面に、ベ−スフィルム、銅板層、か
らなるフレキシブルプリントサーキット基板を、ランプ
ハウジング1に金属リベット4aでカシメ組み付けが行
われていた。
用照明樹脂部品の表面に、ベ−スフィルム、銅板層、か
らなるフレキシブルプリントサーキット基板を、ランプ
ハウジング1に金属リベット4aでカシメ組み付けが行
われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た方法は、いずれも次のような欠点を有するものであ
る。 第1の方法では、金属プレ−トと樹脂ベ−スの組
み付け等、多工程であり、コストが高くついてしまう。
また、金属プレ−トでは、立体的なの形状表現が困難で
あり、車両に求められる製品形状が限定されてしまう。
更に、製品リサイクルをする場合、製品を分解する必要
があり、分解コストがかかったり、分解困難な場合もあ
り最悪リサイクル出来ないという問題点があった。
た方法は、いずれも次のような欠点を有するものであ
る。 第1の方法では、金属プレ−トと樹脂ベ−スの組
み付け等、多工程であり、コストが高くついてしまう。
また、金属プレ−トでは、立体的なの形状表現が困難で
あり、車両に求められる製品形状が限定されてしまう。
更に、製品リサイクルをする場合、製品を分解する必要
があり、分解コストがかかったり、分解困難な場合もあ
り最悪リサイクル出来ないという問題点があった。
【0007】第2の工法についても、金属プレートをイ
ンサート成形際、インサート成形時に金属プレートを安
定して金型内固定させことが困難で、成形不良を起こし
やすく生産性低下を招く。更に、リサイクルについて
も、製品を材料別に分別分解する必要があり、分解コス
トが高く、分解困難な場合もあり最悪リサイクル出来な
いという問題点があった。
ンサート成形際、インサート成形時に金属プレートを安
定して金型内固定させことが困難で、成形不良を起こし
やすく生産性低下を招く。更に、リサイクルについて
も、製品を材料別に分別分解する必要があり、分解コス
トが高く、分解困難な場合もあり最悪リサイクル出来な
いという問題点があった。
【0008】第3のワイヤーハーネス組み付けについて
は、ワイヤーハーネスを作る作業や部品に組み付ける作
業の作業性を考えると、多工程であり、コストが高く
き、またワイヤーハーネスを切れば切るほど接続個所が
多くなり、その分信頼性が低下するという問題点があっ
た。
は、ワイヤーハーネスを作る作業や部品に組み付ける作
業の作業性を考えると、多工程であり、コストが高く
き、またワイヤーハーネスを切れば切るほど接続個所が
多くなり、その分信頼性が低下するという問題点があっ
た。
【0009】第4のフレキシブルプリントサーキット基
板組み付けについては、フレキシブルプリントサーキッ
ト基板と樹脂ベ−スの組み付け等、多工程であり、コス
トが高くついてしまう。またフレキシブルプリントサー
キット基板は、微細な凹凸に追従せず、微細な凹凸立体
的車両部品には適用できないという問題点があった。
板組み付けについては、フレキシブルプリントサーキッ
ト基板と樹脂ベ−スの組み付け等、多工程であり、コス
トが高くついてしまう。またフレキシブルプリントサー
キット基板は、微細な凹凸に追従せず、微細な凹凸立体
的車両部品には適用できないという問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、樹
脂材料により成形される車両照明用配線一体樹脂製部品
の樹脂層1aの表面に、ベースフイルム2a上に剥離層
2b、着色層2c、導電性機能を表現するための導電イ
ンキ層による電気回路パターン2d、アンカー層2e、
接着層2fが順次形成された転写箔2をインモールド成
形により樹脂層1aの表面に電気回路パターンを転写絵
付けし、インモールド成形後前記ベースフイルム2aを
剥離して配線一体樹脂成形品に仕上げたことを特徴とす
る車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方法である。
脂材料により成形される車両照明用配線一体樹脂製部品
の樹脂層1aの表面に、ベースフイルム2a上に剥離層
2b、着色層2c、導電性機能を表現するための導電イ
ンキ層による電気回路パターン2d、アンカー層2e、
接着層2fが順次形成された転写箔2をインモールド成
形により樹脂層1aの表面に電気回路パターンを転写絵
付けし、インモールド成形後前記ベースフイルム2aを
剥離して配線一体樹脂成形品に仕上げたことを特徴とす
る車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方法である。
【0011】この発明によれば、導電性転写箔を用いる
ことにより、成形品の表面に電気回路を仕上げることが
できる車両照明用配線一体樹脂製部品を容易に製造する
ことができる。
ことにより、成形品の表面に電気回路を仕上げることが
できる車両照明用配線一体樹脂製部品を容易に製造する
ことができる。
【0012】また、第2の発明は、インモールド成形後
に、ランプ取り付け部位3aに曲げ加工を施すことによ
って成形品に、折れ曲がったランプ保持部3bを形成す
ることを特徴とする請求項1記載の車両照明用配線一体
樹脂製部品の製造方法。
に、ランプ取り付け部位3aに曲げ加工を施すことによ
って成形品に、折れ曲がったランプ保持部3bを形成す
ることを特徴とする請求項1記載の車両照明用配線一体
樹脂製部品の製造方法。
【0013】この発明によれば、インモールド成形後に
ベースフイルム2aを剥離した後、プレス加工によりラ
ンプ取り付け部位3a形成させるものであるから、例え
ば自動車用のドームランプ等の車両内装照明部品を安価
なコストで生産することができる。
ベースフイルム2aを剥離した後、プレス加工によりラ
ンプ取り付け部位3a形成させるものであるから、例え
ば自動車用のドームランプ等の車両内装照明部品を安価
なコストで生産することができる。
【0014】また、第3の発明は、インモールド成形時
にランプ保持部分3cを形成した請求項1記載の車両照
明用配線一体樹脂製部品の製造方法である。
にランプ保持部分3cを形成した請求項1記載の車両照
明用配線一体樹脂製部品の製造方法である。
【0015】この発明によれば、インモールド成形によ
ってランプ保持部分3cを一体的同時加工するものであ
るから、例えば自動車用のドームランプ等の車両内装照
明部品をさらに安価なコストで生産することができる。
ってランプ保持部分3cを一体的同時加工するものであ
るから、例えば自動車用のドームランプ等の車両内装照
明部品をさらに安価なコストで生産することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて、詳細に説明する。図1は、本発明の製造方法
に係る車両照明用配線一体樹脂製部品の概念を示す縦断
側面図であり、この車両照明用配線一体樹脂製部品は、
樹脂層1aと、該樹脂層1aの表面にインモ−ルド成形
加工により、一体化された転写箔2(但し、ベ−スフィ
ルム2aは、インモ−ルド成形加工後に取り除く。)と
からなっている。
基づいて、詳細に説明する。図1は、本発明の製造方法
に係る車両照明用配線一体樹脂製部品の概念を示す縦断
側面図であり、この車両照明用配線一体樹脂製部品は、
樹脂層1aと、該樹脂層1aの表面にインモ−ルド成形
加工により、一体化された転写箔2(但し、ベ−スフィ
ルム2aは、インモ−ルド成形加工後に取り除く。)と
からなっている。
【0017】なお、前記のインモ−ルド成形加工は、射
出成形機と転写箔の送り装置とを有するインモ−ルド成
形装置(図示せず。)によって、射出成形と同時に成形
品の表面に絵付けが施されるものである。
出成形機と転写箔の送り装置とを有するインモ−ルド成
形装置(図示せず。)によって、射出成形と同時に成形
品の表面に絵付けが施されるものである。
【0018】本発明の車両照明用配線一体樹脂製部品の
製造方法は、上記転写箔を車両用内装部品の成形用金型
内に送り込み、インモールド工法による射出成形を行
い、前記の樹脂層1aの表面に前記の転写箔2を一体的
に成形して成形品の電気回路パターンを転写絵付けし、
その後転写箔のベースフイルム2aを剥離したものであ
る。
製造方法は、上記転写箔を車両用内装部品の成形用金型
内に送り込み、インモールド工法による射出成形を行
い、前記の樹脂層1aの表面に前記の転写箔2を一体的
に成形して成形品の電気回路パターンを転写絵付けし、
その後転写箔のベースフイルム2aを剥離したものであ
る。
【0019】前記の樹脂層1aを形成する樹脂材料は、
アクリル、ポリプロピレン、ABS、ポリカ−ボネイ
ト、変性PPO等の硬質樹脂や、軟質化アクリル、アイ
オノマ−樹脂等を用いることができる。
アクリル、ポリプロピレン、ABS、ポリカ−ボネイ
ト、変性PPO等の硬質樹脂や、軟質化アクリル、アイ
オノマ−樹脂等を用いることができる。
【0020】図2は、本発明で使用する転写箔2の構成
を示す拡大縦断側面図である。前記転写箔2は、インモ
−ルド成形加工時に転写箔を連続して送り込む為のベ−
スフィルム2aと、剥離層2b、アルミ蒸着面を母材と
する光輝膜や印刷によって絵柄が施された、所望の意匠
または配光機能を表現する為の着色層2c、と銀、カー
ボン、アルミ等をレジストとする導電インキ層2dとの
密着性を確保する為のアンカ−層2eと前記の樹脂層1
aに溶着される接着層2fとからなっている。
を示す拡大縦断側面図である。前記転写箔2は、インモ
−ルド成形加工時に転写箔を連続して送り込む為のベ−
スフィルム2aと、剥離層2b、アルミ蒸着面を母材と
する光輝膜や印刷によって絵柄が施された、所望の意匠
または配光機能を表現する為の着色層2c、と銀、カー
ボン、アルミ等をレジストとする導電インキ層2dとの
密着性を確保する為のアンカ−層2eと前記の樹脂層1
aに溶着される接着層2fとからなっている。
【0021】また、車両照明用配線一体樹脂製部品の表
面側にインモールド転写加工をする際し、特に深い絞り
形状を必要とするランプ保持部分は、インモールドに適
した形状にするには制約がある。このため、深い絞り形
状を有するランプ保持部分をインモールド転写加工で成
形する際は、図3に示すように、ランプ保持部3bが平
坦な状態になるようにインモールド転写加工を行い、そ
の後図4に示すように、ランプ取り付け部位3aをプレ
スによって曲げ加工し、曲げ加工後のランプ保持部3b
を形成することができる。
面側にインモールド転写加工をする際し、特に深い絞り
形状を必要とするランプ保持部分は、インモールドに適
した形状にするには制約がある。このため、深い絞り形
状を有するランプ保持部分をインモールド転写加工で成
形する際は、図3に示すように、ランプ保持部3bが平
坦な状態になるようにインモールド転写加工を行い、そ
の後図4に示すように、ランプ取り付け部位3aをプレ
スによって曲げ加工し、曲げ加工後のランプ保持部3b
を形成することができる。
【0022】図5は、折れ曲がったランプ保持部分をイ
ンモールドした場合の斜視図であり、図6は、図5に示
すランプ保持部分の縦断側面図である。こり実施例にお
いては、インモールド成形によってランプ保持部分3c
が一体的に同時加工されている。この場合のランプ保持
部3cは、樹脂製のランプハウジング1によって剛性
(強度)が高まるようになっている。また、ランプ保持
側面部分4d、4dには、アルミ蒸着面を母材とする光
輝膜や印刷によって絵柄が施された着色層2cを設ける
ことにより、配光機能を表現し、照明輝度を向上するこ
とが可能になる。
ンモールドした場合の斜視図であり、図6は、図5に示
すランプ保持部分の縦断側面図である。こり実施例にお
いては、インモールド成形によってランプ保持部分3c
が一体的に同時加工されている。この場合のランプ保持
部3cは、樹脂製のランプハウジング1によって剛性
(強度)が高まるようになっている。また、ランプ保持
側面部分4d、4dには、アルミ蒸着面を母材とする光
輝膜や印刷によって絵柄が施された着色層2cを設ける
ことにより、配光機能を表現し、照明輝度を向上するこ
とが可能になる。
【0023】上述したように、本発明の車両照明用配線
一体樹脂製部品の製造方法は、上記転写箔を車両用内装
部品の成形用金型内に送り込み、インモールド工法によ
る射出成形を行い、前記の樹脂層1aの表面に前記の転
写箔2を一体的に成形して成形品の電気回路パターンを
転写絵付けし、その後転写箔のベースフイルム2aを剥
離したものである。
一体樹脂製部品の製造方法は、上記転写箔を車両用内装
部品の成形用金型内に送り込み、インモールド工法によ
る射出成形を行い、前記の樹脂層1aの表面に前記の転
写箔2を一体的に成形して成形品の電気回路パターンを
転写絵付けし、その後転写箔のベースフイルム2aを剥
離したものである。
【0024】したがって、本発明の製造方法によれば、
転写箔は、インモールド成形時では転写箔が硬化するこ
となく、部品の微細な凹凸形状への追従性が極めて良好
である。また、インモ−ルド転写加工時の問題点である
深い絞り形状を必要とするランプ保持部分は、インモー
ルド成形後に後工程でランプ取り付け部位を曲げ加工あ
るいは同時成形を施すことによって解決できる。
転写箔は、インモールド成形時では転写箔が硬化するこ
となく、部品の微細な凹凸形状への追従性が極めて良好
である。また、インモ−ルド転写加工時の問題点である
深い絞り形状を必要とするランプ保持部分は、インモー
ルド成形後に後工程でランプ取り付け部位を曲げ加工あ
るいは同時成形を施すことによって解決できる。
【0025】また、インモールド成形加工により樹脂層
1aの表面に電気回路パターンが一体化されているの
で、電気回路用部品やリベットなどが不要で、その結果
コストダウンが可能になる。さらに、製品リサイクルを
する場合、製品を分解する必要を省略することが出来
る。
1aの表面に電気回路パターンが一体化されているの
で、電気回路用部品やリベットなどが不要で、その結果
コストダウンが可能になる。さらに、製品リサイクルを
する場合、製品を分解する必要を省略することが出来
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の車両照明用配線一体樹脂製部品
の製造方法は、上述の如く構成され、作用するものであ
るから次の効果を有する。本発明による車両照明用配線
一体樹脂製部品は、樹脂層1の表面に転写箔をインモー
ルド転写成形して電気回路パターンを一体成形したもの
であるから、従来品のようにプレート、ワイヤーハーネ
スなどの部品が不要で、コストダウン効果は大なるもの
である。
の製造方法は、上述の如く構成され、作用するものであ
るから次の効果を有する。本発明による車両照明用配線
一体樹脂製部品は、樹脂層1の表面に転写箔をインモー
ルド転写成形して電気回路パターンを一体成形したもの
であるから、従来品のようにプレート、ワイヤーハーネ
スなどの部品が不要で、コストダウン効果は大なるもの
である。
【0027】また、従来、別体もしくは、2工程で構成
されていた自動車用のドームランプ等の車両内装照明部
品を、インモールド転写加工により同時成形するもので
あるから、電気回路部品の組み付け工程や、組み付け作
業性が省略でき、従来品の製造工程にくらべ少ない工程
で生産できるため、極めて生産性のよい製造方法であ
る。
されていた自動車用のドームランプ等の車両内装照明部
品を、インモールド転写加工により同時成形するもので
あるから、電気回路部品の組み付け工程や、組み付け作
業性が省略でき、従来品の製造工程にくらべ少ない工程
で生産できるため、極めて生産性のよい製造方法であ
る。
【0028】さらに、プレート、ワイヤーハーネスなど
の電気回路部品やリベットを不要とすることから、リサ
イクルも容易にできる。
の電気回路部品やリベットを不要とすることから、リサ
イクルも容易にできる。
【図1】 本発明の製造方法に係る車両照明用配線一体
樹脂製部品の概念を示す縦断面図。
樹脂製部品の概念を示す縦断面図。
【図2】 本発明転写箔の拡大縦断側面図。
【図3】 本発明の他の実施例を示すもので、車両内装
照明部品のランプ取付け部位の曲げ加工前の状態を示す
斜視図。
照明部品のランプ取付け部位の曲げ加工前の状態を示す
斜視図。
【図4】 図3の車両内装照明部品を曲げ加工した後の
状態を示すランプ保持部の縦断側面図。
状態を示すランプ保持部の縦断側面図。
【図5】 折れ曲がったランプ保持部分をインモールド
した場合の斜視図。
した場合の斜視図。
【図6】 図5に示すランプ保持部分の縦断側面図。
【図7】 従来の車両内装照明部品の一実施例を示す斜
視図。
視図。
1 ランプハウジング 1a 樹脂層 2 転写箔 2a ベ−スフィル
ム 2b 剥離層 2c 着色層 2d 導電インキ層
2eアンカ−層 2f 接着層 2x 転写層 3 ランプ 3a ランプ取り付
け部位 3b 曲げ加工後のランプ保持部 3c 樹脂成形で形
成したランプ保持部分 3d ランプ保持側面部分 4 プレート
4a 金属リベット 5 スイッチ 6 アース部
7 カバー
ム 2b 剥離層 2c 着色層 2d 導電インキ層
2eアンカ−層 2f 接着層 2x 転写層 3 ランプ 3a ランプ取り付
け部位 3b 曲げ加工後のランプ保持部 3c 樹脂成形で形
成したランプ保持部分 3d ランプ保持側面部分 4 プレート
4a 金属リベット 5 スイッチ 6 アース部
7 カバー
Claims (3)
- 【請求項1】樹脂材料により成形される車両照明用配線
一体樹脂製部品の樹脂層1aの表面に、ベースフイルム
2a上に剥離層2b、着色層2c、導電性機能を表現す
るための導電インキ層による電気回路パターン2d、ア
ンカー層2e、接着層2fが順次形成された転写箔2を
インモールド成形するに際し、樹脂層1aの表面に電気
回路パターンが表れるように転写絵付けし、インモール
ド成形後前記ベースフイルム2aを剥離して配線一体樹
脂成形品に仕上げたことを特徴とする車両照明用配線一
体樹脂製部品の製造方法。 - 【請求項2】インモールド成形後に、ランプ取り付け部
位3aに曲げ加工を施すことによって成形品に、折れ曲
がったランプ保持部3bを形成することを特徴とする請
求項1記載の車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方
法。 - 【請求項3】 折れ曲がったランプ保持部分3cを、イ
ンモールド成形時に形成すよようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の車両照明用配線一体樹脂製部品の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366147A JP2000185596A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366147A JP2000185596A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000185596A true JP2000185596A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18486040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10366147A Pending JP2000185596A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 車両照明用配線一体樹脂製部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000185596A (ja) |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP10366147A patent/JP2000185596A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040127 |