JP2000185030A - 肌表面状態評価シート及び評価方法 - Google Patents
肌表面状態評価シート及び評価方法Info
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- JP2000185030A JP2000185030A JP10363268A JP36326898A JP2000185030A JP 2000185030 A JP2000185030 A JP 2000185030A JP 10363268 A JP10363268 A JP 10363268A JP 36326898 A JP36326898 A JP 36326898A JP 2000185030 A JP2000185030 A JP 2000185030A
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- sebum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 肌の手入れ方法や化粧品を選択する際の基準
となる自己の肌の状態を、専門家の手を借りずに、自己
の触覚を中心に客観的にかつ簡便に評価することのでき
る肌表面状態評価シート及び評価方法を提供すること。 【解決手段】 それぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の
肌角層剥離量モデル部17a〜17dで表示した肌角層
剥離量表示部17と、それぞれ異なる肌皮脂量状態を複
数の肌皮脂量モデル部23a〜23c、24a〜24c
で表示した肌皮脂量表示部23、24とがシート本体1
1に設けられ、化粧品の選択や肌の手入れの基準とすべ
く自己の肌の状態を前述のシート本体11に記載の手段
を利用して、自己の触覚を中心に客観的にかつ簡便に評
価し、これらの分析を総合して肌の手入れ方法や化粧品
の選択についての参考とすることを特徴とする。
となる自己の肌の状態を、専門家の手を借りずに、自己
の触覚を中心に客観的にかつ簡便に評価することのでき
る肌表面状態評価シート及び評価方法を提供すること。 【解決手段】 それぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の
肌角層剥離量モデル部17a〜17dで表示した肌角層
剥離量表示部17と、それぞれ異なる肌皮脂量状態を複
数の肌皮脂量モデル部23a〜23c、24a〜24c
で表示した肌皮脂量表示部23、24とがシート本体1
1に設けられ、化粧品の選択や肌の手入れの基準とすべ
く自己の肌の状態を前述のシート本体11に記載の手段
を利用して、自己の触覚を中心に客観的にかつ簡便に評
価し、これらの分析を総合して肌の手入れ方法や化粧品
の選択についての参考とすることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は肌表面状態評価シート及
び評価方法に関し、更に詳細には肌の手入れ方法及び化
粧品の選択を行うために肌の状態を客観的に評価するた
めに用いる肌表面状態評価シート及び評価方法に関す
る。
び評価方法に関し、更に詳細には肌の手入れ方法及び化
粧品の選択を行うために肌の状態を客観的に評価するた
めに用いる肌表面状態評価シート及び評価方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、肌に最も適した手入れ方法や肌に
適正な化粧品を選択するには、肌の性状を熟知した専門
家による肌理(キメ)の細やかさ及び滑らかさという肌
理分析などを含む種々の要素についての正確な診断評価
に基づいたカウンセリングによる方法が一般的であっ
た。
適正な化粧品を選択するには、肌の性状を熟知した専門
家による肌理(キメ)の細やかさ及び滑らかさという肌
理分析などを含む種々の要素についての正確な診断評価
に基づいたカウンセリングによる方法が一般的であっ
た。
【0003】しかし、専門家によるカウンセリングは、
受診の機会が得にくい。また、より精密にこれらの肌状
態を評価しようとする時には、その取り扱いにある程度
熟練した技術を要する機器を用いる場合が少なくない。
しかし、このような機器を取り扱うことのできる専門家
の数は少なく、従って、多くの人がこれを効率的に受診
することは難しかった。
受診の機会が得にくい。また、より精密にこれらの肌状
態を評価しようとする時には、その取り扱いにある程度
熟練した技術を要する機器を用いる場合が少なくない。
しかし、このような機器を取り扱うことのできる専門家
の数は少なく、従って、多くの人がこれを効率的に受診
することは難しかった。
【0004】また、このようなカウンセリングで示され
る自己の肌状態の評価は、受診者が自らの触覚や視覚を
駆使することによる実感として獲得するものではないた
め、受診者においてその評価結果への信頼性に疑念を抱
かせる虞もあった。
る自己の肌状態の評価は、受診者が自らの触覚や視覚を
駆使することによる実感として獲得するものではないた
め、受診者においてその評価結果への信頼性に疑念を抱
かせる虞もあった。
【0005】これに代わる簡易なカウンセリング方法も
従来種々存在していたが、これらの方法もその多くは問
診を中心とするものであったため、やはり受診者に対し
充分な実感を伴った評価は示し得なかった。
従来種々存在していたが、これらの方法もその多くは問
診を中心とするものであったため、やはり受診者に対し
充分な実感を伴った評価は示し得なかった。
【0006】一方で、一部肌の形態を模擬した見本を用
い、実際に受診者が自己の五感をもって、これを自己の
肌状態と比較することにより皮膚の含有する水分或いは
皮脂の状態を評価する方法も存在していた。
い、実際に受診者が自己の五感をもって、これを自己の
肌状態と比較することにより皮膚の含有する水分或いは
皮脂の状態を評価する方法も存在していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
方法は、肌理の細やかさや滑らかさという肌の表面状態
を評価することを第一義的な目的とするものではなかっ
た。また、これらの従来方法は、肌の弾性に関する評
価、或いは皮膚の含有する水分や皮脂の状態に関する評
価などをそれぞれ単体で行うものであったため、受診者
にとって自己の肌状態について複数の要素を総合的にか
つ簡便に評価しようとする上では不便が生じていた。
方法は、肌理の細やかさや滑らかさという肌の表面状態
を評価することを第一義的な目的とするものではなかっ
た。また、これらの従来方法は、肌の弾性に関する評
価、或いは皮膚の含有する水分や皮脂の状態に関する評
価などをそれぞれ単体で行うものであったため、受診者
にとって自己の肌状態について複数の要素を総合的にか
つ簡便に評価しようとする上では不便が生じていた。
【0008】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、肌の手入れ方法や化粧品
を選択する際の基準となる自己の肌の表面状態など複数
の要素を、専門家の手を借りずに、自己の触覚を中心に
客観的にかつ簡便に評価することのできる肌表面状態評
価シート及び評価方法を提供することにある。
決するためになされたもので、肌の手入れ方法や化粧品
を選択する際の基準となる自己の肌の表面状態など複数
の要素を、専門家の手を借りずに、自己の触覚を中心に
客観的にかつ簡便に評価することのできる肌表面状態評
価シート及び評価方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は肌表面状態評価
シートであり、前述した技術的課題を解決するために以
下のように構成されている。すなわち、本発明の肌表面
状態評価シートは、シート本体と、このシート本体に形
成され且つそれぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の肌角
層剥離量モデル部で表示した肌角層剥離量表示部と、シ
ート本体に形成され且つそれぞれ異なる肌皮脂量状態を
複数の肌皮脂量モデル部で表示した肌皮脂量表示部とを
備えていることを特徴とする。
シートであり、前述した技術的課題を解決するために以
下のように構成されている。すなわち、本発明の肌表面
状態評価シートは、シート本体と、このシート本体に形
成され且つそれぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の肌角
層剥離量モデル部で表示した肌角層剥離量表示部と、シ
ート本体に形成され且つそれぞれ異なる肌皮脂量状態を
複数の肌皮脂量モデル部で表示した肌皮脂量表示部とを
備えていることを特徴とする。
【0010】<本発明における付加的構成>本発明の肌
表面状態評価シートは、前述した必須の構成要素からな
るが、その構成要素に更に以下のような構成を加えた場
合であっても成立する。その付加的構成要素とは、更に
シート本体に貼り付けられ且つそれぞれ異なる肌表面に
対応した表面状態に形成された複数の肌表面模擬片で表
示した肌表面評価表示部を備えていることを特徴とす
る。
表面状態評価シートは、前述した必須の構成要素からな
るが、その構成要素に更に以下のような構成を加えた場
合であっても成立する。その付加的構成要素とは、更に
シート本体に貼り付けられ且つそれぞれ異なる肌表面に
対応した表面状態に形成された複数の肌表面模擬片で表
示した肌表面評価表示部を備えていることを特徴とす
る。
【0011】<本発明における具体的構成>本発明の肌
表面状態評価シートは、前述した必須の構成要素からな
るが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっ
ても成立する。その具体的構成要素とは、前記肌表面評
価表示部における前記各肌表面模擬片を、表面の疎度及
び滑らかさの異なる複数の布地から構成することがで
き、或いは肌表面模擬片を、それぞれ異なる肌表面に対
応した表面状態に形成されたシリコーン樹脂で形成する
ことができる。
表面状態評価シートは、前述した必須の構成要素からな
るが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっ
ても成立する。その具体的構成要素とは、前記肌表面評
価表示部における前記各肌表面模擬片を、表面の疎度及
び滑らかさの異なる複数の布地から構成することがで
き、或いは肌表面模擬片を、それぞれ異なる肌表面に対
応した表面状態に形成されたシリコーン樹脂で形成する
ことができる。
【0012】更に、本発明は肌表面状態評価方法であ
り、前述した技術的課題を解決するために以下のように
構成されている。すなわち、本発明の肌表面状態評価方
法は、それぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の肌角層剥
離量モデル部で表示した肌角層剥離量表示部と、それぞ
れ異なる肌皮脂量状態を複数の肌皮脂量モデル部で表示
した肌皮脂量表示部とを用意し、表面に粘着剤が塗布さ
れた角層剥離テープを人の肌に貼り付けた後それを剥が
して角層剥離量を前記肌角層剥離量表示部と照らし合わ
せて比較評価すること、次いで皮脂吸収紙を人の肌に押
し付けて後その表面の変化を前記肌皮脂量表示部と照ら
し合わせて比較評価することから構成されていることを
特徴とする。
り、前述した技術的課題を解決するために以下のように
構成されている。すなわち、本発明の肌表面状態評価方
法は、それぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の肌角層剥
離量モデル部で表示した肌角層剥離量表示部と、それぞ
れ異なる肌皮脂量状態を複数の肌皮脂量モデル部で表示
した肌皮脂量表示部とを用意し、表面に粘着剤が塗布さ
れた角層剥離テープを人の肌に貼り付けた後それを剥が
して角層剥離量を前記肌角層剥離量表示部と照らし合わ
せて比較評価すること、次いで皮脂吸収紙を人の肌に押
し付けて後その表面の変化を前記肌皮脂量表示部と照ら
し合わせて比較評価することから構成されていることを
特徴とする。
【0013】<本発明における付加的構成>本発明の肌
表面状態評価方法は、前述した必須の構成要素からなる
が、その構成要素に更に以下のような構成を加えた場合
であっても成立する。その付加的構成要素とは、更に、
それぞれ異なる肌表面に対応する表面状態に形成された
複数の肌表面模擬片で表示した肌表面評価表示部を用意
し、前記肌表面模擬片の各々と実際の肌表面とを手指で
摩擦して比較評価することを含んで構成されていること
を特徴とする。
表面状態評価方法は、前述した必須の構成要素からなる
が、その構成要素に更に以下のような構成を加えた場合
であっても成立する。その付加的構成要素とは、更に、
それぞれ異なる肌表面に対応する表面状態に形成された
複数の肌表面模擬片で表示した肌表面評価表示部を用意
し、前記肌表面模擬片の各々と実際の肌表面とを手指で
摩擦して比較評価することを含んで構成されていること
を特徴とする。
【0014】前述した本発明の肌表面状態評価シート及
び評価方法によると、適正な化粧品を選択するに当たっ
て、使用者は表面に粘着剤が塗布された肌角層剥離テー
プを例えば頬などに貼り付けた後それを剥がし、当該肌
角層剥離テープの粘着剤層に付着した肌角層の剥離状態
を、シート本体に設けられた肌角層剥離量表示部におけ
る複数の肌角層剥離量モデル部と照らし合わせて最も近
似する肌角層剥離状態を選ぶ。これより、肌荒れの程度
がどのランクに属するかの判定(評価)する。
び評価方法によると、適正な化粧品を選択するに当たっ
て、使用者は表面に粘着剤が塗布された肌角層剥離テー
プを例えば頬などに貼り付けた後それを剥がし、当該肌
角層剥離テープの粘着剤層に付着した肌角層の剥離状態
を、シート本体に設けられた肌角層剥離量表示部におけ
る複数の肌角層剥離量モデル部と照らし合わせて最も近
似する肌角層剥離状態を選ぶ。これより、肌荒れの程度
がどのランクに属するかの判定(評価)する。
【0015】次いで、皮脂吸収紙を例えば顔の額に押し
付けた後その表面の変化を肌皮脂量表示部に照らし合わ
せて最も近似する肌皮脂量状態を選ぶ。選ばれた肌皮脂
量状態を参考にして評価欄から、例えば「脂っぽいとこ
ろ」と「脂がすくないところ」のいずれかを選んで判定
(評価)する。そして、この2つの判定から肌の状態を
割り出し、この肌に最も適した化粧品の使用や手入れ法
をアドバイスする。このアドバイスコメントもシート本
体に表示されている。
付けた後その表面の変化を肌皮脂量表示部に照らし合わ
せて最も近似する肌皮脂量状態を選ぶ。選ばれた肌皮脂
量状態を参考にして評価欄から、例えば「脂っぽいとこ
ろ」と「脂がすくないところ」のいずれかを選んで判定
(評価)する。そして、この2つの判定から肌の状態を
割り出し、この肌に最も適した化粧品の使用や手入れ法
をアドバイスする。このアドバイスコメントもシート本
体に表示されている。
【0016】なお、このような肌の角層剥離状態(カサ
つき度チェック)や皮脂量状態(脂っぽさ度チェック)
による総合判定により欠点改善の手入れを繰り返し、肌
理分析でその効果を確認することができる。すなわち、
良い肌の条件としては、カサつき度チェックに影響を与
える水分と脂っぽさ度チェックの脂分のバランスが取れ
ていることである。これら両指標を改善することによっ
て、結果的につるつる度が上がることになる。
つき度チェック)や皮脂量状態(脂っぽさ度チェック)
による総合判定により欠点改善の手入れを繰り返し、肌
理分析でその効果を確認することができる。すなわち、
良い肌の条件としては、カサつき度チェックに影響を与
える水分と脂っぽさ度チェックの脂分のバランスが取れ
ていることである。これら両指標を改善することによっ
て、結果的につるつる度が上がることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の肌表面状態評価シ
ート及び評価方法を図に示される実施の形態について更
に詳細に説明する。図1には本発明の一実施形態である
肌表面状態評価シート10が示されている。この肌表面
状態評価シート10は、紙製のシート本体11を含む。
このシート本体11は2つ折りにされて全4ページが確
保され、1ページの大きさはB5判とされている。
ート及び評価方法を図に示される実施の形態について更
に詳細に説明する。図1には本発明の一実施形態である
肌表面状態評価シート10が示されている。この肌表面
状態評価シート10は、紙製のシート本体11を含む。
このシート本体11は2つ折りにされて全4ページが確
保され、1ページの大きさはB5判とされている。
【0018】この2つ折りのシート本体11における第
1ページ11aは、参考的に設けられた肌理分析手段が
記載されている。すなわち、この第1ページ11aに
は、図2に示されるように「あなたの肌はどのくらいつ
るつる!?」とのタイトルが記載された表題欄12が設
けられ、肌理分析のページであることが示されている。
1ページ11aは、参考的に設けられた肌理分析手段が
記載されている。すなわち、この第1ページ11aに
は、図2に示されるように「あなたの肌はどのくらいつ
るつる!?」とのタイトルが記載された表題欄12が設
けられ、肌理分析のページであることが示されている。
【0019】この表題欄12の下には、肌表面評価表示
部13が形成されている。この肌表面評価表示部13
は、それぞれ異なる肌表面に対応した表面状態に形成さ
れた4つの肌表面模擬片13a〜13dをシート本体1
1に貼り付けて構成されている。これら4つの肌表面模
擬片13a〜13dは、それぞれの表面の滑らかさが段
階的に異なる四角形の布片で構成されている。
部13が形成されている。この肌表面評価表示部13
は、それぞれ異なる肌表面に対応した表面状態に形成さ
れた4つの肌表面模擬片13a〜13dをシート本体1
1に貼り付けて構成されている。これら4つの肌表面模
擬片13a〜13dは、それぞれの表面の滑らかさが段
階的に異なる四角形の布片で構成されている。
【0020】人間の肌表面の性状は、滑らかさ等の官能
用語で表現されるため、4つの肌表面模擬片13a〜1
3dにおいて最左端に位置する最も表面が滑らかな肌表
面模擬片13aの下には、「つるつるすべすべ」の名称
を付けた付記欄14aが設けられている。
用語で表現されるため、4つの肌表面模擬片13a〜1
3dにおいて最左端に位置する最も表面が滑らかな肌表
面模擬片13aの下には、「つるつるすべすべ」の名称
を付けた付記欄14aが設けられている。
【0021】また、最右端に位置する最も表面がかさつ
いた肌表面模擬片13dの下には、「カサカサゴワゴ
ワ」の名称を付けた付記欄14bが設けられている。こ
の2つの付記欄14a、14bの間には、他の2つの肌
表面模擬片13b、13cが肌表面模擬片13aと肌表
面模擬片13dとの間に位置する中間状態で且つそれら
の間の変化過程であることを表示すべく両端に矢印が付
いた双方向矢印線14cが設けられている。
いた肌表面模擬片13dの下には、「カサカサゴワゴ
ワ」の名称を付けた付記欄14bが設けられている。こ
の2つの付記欄14a、14bの間には、他の2つの肌
表面模擬片13b、13cが肌表面模擬片13aと肌表
面模擬片13dとの間に位置する中間状態で且つそれら
の間の変化過程であることを表示すべく両端に矢印が付
いた双方向矢印線14cが設けられている。
【0022】この布片としては、例えば「つるつるすべ
すべ」の肌表面模擬片13aには200メッシュ以上4
00メッシュ以下のアセテートサテンを、肌表面模擬片
13bには125メッシュ以上200メッシュ以下のア
セテートサテンを、また肌表面模擬片13cには85メ
ッシュ以上125メッシュ以下のアセテートサテンを、
そして「カサカサゴワゴワ」の肌表面模擬片13dには
75メッシュ以上85メッシュ以下の綿ブロードを使用
することが好ましい。
すべ」の肌表面模擬片13aには200メッシュ以上4
00メッシュ以下のアセテートサテンを、肌表面模擬片
13bには125メッシュ以上200メッシュ以下のア
セテートサテンを、また肌表面模擬片13cには85メ
ッシュ以上125メッシュ以下のアセテートサテンを、
そして「カサカサゴワゴワ」の肌表面模擬片13dには
75メッシュ以上85メッシュ以下の綿ブロードを使用
することが好ましい。
【0023】また、このような肌表面模擬片として、ポ
リエステルスクリーン等も含め種々の布地を使用するこ
とができる。布地表面の平均摩擦係数の変動の度合いで
滑らかさの段階を特定する場合には、その布地の各々の
表面に50グラムの摩擦子をのせ、これを1mm/secの速
度で移動させた場合に生じる動摩擦の平均摩擦係数の変
動の度合いが、0.80以上1.15未満、1.15以
上1.60未満、1.35以上1.80未満、1.80
以上2.90未満の各場合が前述した4つの肌表面模擬
片に対応する。
リエステルスクリーン等も含め種々の布地を使用するこ
とができる。布地表面の平均摩擦係数の変動の度合いで
滑らかさの段階を特定する場合には、その布地の各々の
表面に50グラムの摩擦子をのせ、これを1mm/secの速
度で移動させた場合に生じる動摩擦の平均摩擦係数の変
動の度合いが、0.80以上1.15未満、1.15以
上1.60未満、1.35以上1.80未満、1.80
以上2.90未満の各場合が前述した4つの肌表面模擬
片に対応する。
【0024】この場合における平均摩擦係数の変動の度
合いの計測については、株式会社カトーテックの摩擦感
テスターKES−SEを使用することができる。なお、
平均摩擦係数は、摩擦子にかかる摩擦力を摩擦子の荷重
で除して求めた値である。また、布地としてポリエステ
ルスクリーンを使用する場合には、そのポリエステルス
クリーンの平均摩擦係数の変動の度合いが、0.90前
後、1.38前後、1.56前後、2.36前後、3.
25前後で前述した肌状態に最も近似して対応する。
合いの計測については、株式会社カトーテックの摩擦感
テスターKES−SEを使用することができる。なお、
平均摩擦係数は、摩擦子にかかる摩擦力を摩擦子の荷重
で除して求めた値である。また、布地としてポリエステ
ルスクリーンを使用する場合には、そのポリエステルス
クリーンの平均摩擦係数の変動の度合いが、0.90前
後、1.38前後、1.56前後、2.36前後、3.
25前後で前述した肌状態に最も近似して対応する。
【0025】左側の付記欄14aの真下と右側の付記欄
14bの真下には、それぞれ肌理評価欄15a、15b
が設けられている。前者の肌理評価欄15aは「つるつ
る感触はいい肌のひとつのしるし」との文章で文字表示
され、後者の肌理評価欄15bは「カサカサ感触はちょ
っと心配なサイン」との文章で文字表示されている。こ
れにより、肌理の状態が肌表面模擬片13a、13bに
属する時には肌理評価欄15aを選び、肌理の状態が肌
表面模擬片13c、13dに属する時には肌理評価欄1
5bを選ぶ。この評価シートを使って肌理の状態を判断
する場合には、使用者が自分の触覚で確認する。
14bの真下には、それぞれ肌理評価欄15a、15b
が設けられている。前者の肌理評価欄15aは「つるつ
る感触はいい肌のひとつのしるし」との文章で文字表示
され、後者の肌理評価欄15bは「カサカサ感触はちょ
っと心配なサイン」との文章で文字表示されている。こ
れにより、肌理の状態が肌表面模擬片13a、13bに
属する時には肌理評価欄15aを選び、肌理の状態が肌
表面模擬片13c、13dに属する時には肌理評価欄1
5bを選ぶ。この評価シートを使って肌理の状態を判断
する場合には、使用者が自分の触覚で確認する。
【0026】2つ折りのシート本体11を広げると、左
側が第2ページ11b、右側が第3ページ11cとな
る。第2ページ11bは、図3に示されるように肌荒
れ分析のページである。すなわち、この第2ページ11
bには、上部に「カサつき度チェック」とのタイトルが
記載された表題欄16が設けられ、肌荒れ分析のページ
であることが示されている。そして、この表題欄16の
下には肌角層剥離量表示部17が形成されている。
側が第2ページ11b、右側が第3ページ11cとな
る。第2ページ11bは、図3に示されるように肌荒
れ分析のページである。すなわち、この第2ページ11
bには、上部に「カサつき度チェック」とのタイトルが
記載された表題欄16が設けられ、肌荒れ分析のページ
であることが示されている。そして、この表題欄16の
下には肌角層剥離量表示部17が形成されている。
【0027】この肌角層剥離量表示部17は、それぞれ
異なる肌角層剥離状態を表示する4つの肌角層剥離量モ
デル部17a〜17dが横一列に並んで構成されてい
る。各肌角層剥離量モデル部17a〜17dは、写真を
印刷表示したものである。これらの各肌角層剥離量モデ
ル部17a〜17dは、事前に多くの対象者について肌
角層剥離テープを肌、特に頬に貼り付けて剥がした時の
テープ粘着剤層に付着した肌角層剥離状態を写真に撮っ
て収集し、それらを統計処理して肌角層剥離状態を4段
階に分け、各段階の平均的な肌角層剥離状態を写真で印
刷表示したものである。
異なる肌角層剥離状態を表示する4つの肌角層剥離量モ
デル部17a〜17dが横一列に並んで構成されてい
る。各肌角層剥離量モデル部17a〜17dは、写真を
印刷表示したものである。これらの各肌角層剥離量モデ
ル部17a〜17dは、事前に多くの対象者について肌
角層剥離テープを肌、特に頬に貼り付けて剥がした時の
テープ粘着剤層に付着した肌角層剥離状態を写真に撮っ
て収集し、それらを統計処理して肌角層剥離状態を4段
階に分け、各段階の平均的な肌角層剥離状態を写真で印
刷表示したものである。
【0028】最も左側に位置する肌角層剥離量モデル部
17aは、薄く均一に肌角層が剥離する良好状態であ
り、従ってその下には「うすく均一」と記載された付記
欄18aが設けられ、これに隣接する肌角層剥離量モデ
ル部17b、17cの下にはこれら2つのモデル部に架
かるように「所々重なりあって不均一」と記載された共
通の付記欄18bが設けられている。
17aは、薄く均一に肌角層が剥離する良好状態であ
り、従ってその下には「うすく均一」と記載された付記
欄18aが設けられ、これに隣接する肌角層剥離量モデ
ル部17b、17cの下にはこれら2つのモデル部に架
かるように「所々重なりあって不均一」と記載された共
通の付記欄18bが設けられている。
【0029】更に、これに隣接する最も右側の肌角層剥
離量モデル部17dの下には「あつく重なりあって不均
一」と記載された付記欄18cが設けられている。4つ
の肌角層剥離量モデル部を横一列に配置して構成された
各肌角層剥離量表示部17の右下には、後述する肌表面
状態評価シートの使い方で説明されている肌角層剥離テ
ープを検査する場所として黒丸を印刷した検査部19が
設けられている。
離量モデル部17dの下には「あつく重なりあって不均
一」と記載された付記欄18cが設けられている。4つ
の肌角層剥離量モデル部を横一列に配置して構成された
各肌角層剥離量表示部17の右下には、後述する肌表面
状態評価シートの使い方で説明されている肌角層剥離テ
ープを検査する場所として黒丸を印刷した検査部19が
設けられている。
【0030】すなわち、頬などに貼り付けた肌角層剥離
テープを剥がした後、それをこの検査部19の上に浮か
せて位置決めし、この検査部19の黒色を背景にして肌
角層剥離テープに付着している肌角層の剥離状態を見
る。そして、この検査部19を挟んで肌角層剥離量表示
部17の下方には、2つの肌角層剥離量評価欄20a、
20bが設けられている。
テープを剥がした後、それをこの検査部19の上に浮か
せて位置決めし、この検査部19の黒色を背景にして肌
角層剥離テープに付着している肌角層の剥離状態を見
る。そして、この検査部19を挟んで肌角層剥離量表示
部17の下方には、2つの肌角層剥離量評価欄20a、
20bが設けられている。
【0031】前者の肌角層剥離量評価欄20aは「うす
く均一にはがれるのはうるおいがある状態」との文章で
文字表示され、2つの肌角層剥離量モデル部17a、1
7bに架かるように細長く形成されている。また、後者
の肌角層剥離量評価欄20bは「何層も重なりあっては
がれるのはうるおい不足が原因」との文章で文字表示さ
れ、2つの肌角層剥離量モデル部17b、17dに架か
るように細長く形成されている。
く均一にはがれるのはうるおいがある状態」との文章で
文字表示され、2つの肌角層剥離量モデル部17a、1
7bに架かるように細長く形成されている。また、後者
の肌角層剥離量評価欄20bは「何層も重なりあっては
がれるのはうるおい不足が原因」との文章で文字表示さ
れ、2つの肌角層剥離量モデル部17b、17dに架か
るように細長く形成されている。
【0032】これにより、肌剥離テープで採取した肌角
層剥離量の状態が、2つの肌角層剥離量モデル部17
a、17bに属する場合には前者の角層剥離量評価欄2
0aを選び、また他の2つの肌角層剥離量モデル部17
c、17dに属する時には肌角層剥離量評価欄20bを
選ぶことになる。
層剥離量の状態が、2つの肌角層剥離量モデル部17
a、17bに属する場合には前者の角層剥離量評価欄2
0aを選び、また他の2つの肌角層剥離量モデル部17
c、17dに属する時には肌角層剥離量評価欄20bを
選ぶことになる。
【0033】次に、シート本体11の第3ページ11c
は、皮脂分析のページである。すなわち、この第3ペ
ージ11cには、図4に示されているように、その上部
に「脂っぽさ度チェック」とのタイトルが記載された表
題欄21が設けられ、皮脂分析のページであることが示
されている。そして、この表題欄21の下方におけるこ
のページのほぼ全面に人の顔の絵22がイラスト的に書
かれている。
は、皮脂分析のページである。すなわち、この第3ペ
ージ11cには、図4に示されているように、その上部
に「脂っぽさ度チェック」とのタイトルが記載された表
題欄21が設けられ、皮脂分析のページであることが示
されている。そして、この表題欄21の下方におけるこ
のページのほぼ全面に人の顔の絵22がイラスト的に書
かれている。
【0034】この絵22の顔における額部には額皮脂量
表示部23が設けられ、この額皮脂量表示部23は異な
る3種類の肌皮脂量の状態を表示する額皮脂量モデル部
23a〜23cを横一列に配置して構成されている。そ
して、各額皮脂量モデル部23a〜23cの下には左か
ら「多い」、「ふつう」、「少ない」の文字が付記され
ている。
表示部23が設けられ、この額皮脂量表示部23は異な
る3種類の肌皮脂量の状態を表示する額皮脂量モデル部
23a〜23cを横一列に配置して構成されている。そ
して、各額皮脂量モデル部23a〜23cの下には左か
ら「多い」、「ふつう」、「少ない」の文字が付記され
ている。
【0035】また、この絵22の顔における頬部には頬
皮脂量表示部24が設けられ、この頬皮脂量表示部24
は異なる3種類の肌皮脂量の状態を表示する頬皮脂量モ
デル部24a〜24cを縦一列に配置して構成されてい
る。そして、各頬皮脂量モデル部24a〜24cの右横
には上から「多い」、「ふつう」、「少ない」の文字が
付記されている。
皮脂量表示部24が設けられ、この頬皮脂量表示部24
は異なる3種類の肌皮脂量の状態を表示する頬皮脂量モ
デル部24a〜24cを縦一列に配置して構成されてい
る。そして、各頬皮脂量モデル部24a〜24cの右横
には上から「多い」、「ふつう」、「少ない」の文字が
付記されている。
【0036】額及び頬におけるそれぞれ異なる3種類の
肌皮脂量の状態を表示する額皮脂量モデル部23a〜2
3c及び頬皮脂量モデル部24a〜24dは、予め皮脂
吸収紙で多くの対象者の額及び頬における皮脂量データ
を採取し、統計処理をして各々の皮脂量を3段階に分
け、各段階の平均的な皮脂吸収紙を写真で表示したもの
である。
肌皮脂量の状態を表示する額皮脂量モデル部23a〜2
3c及び頬皮脂量モデル部24a〜24dは、予め皮脂
吸収紙で多くの対象者の額及び頬における皮脂量データ
を採取し、統計処理をして各々の皮脂量を3段階に分
け、各段階の平均的な皮脂吸収紙を写真で表示したもの
である。
【0037】そして、その結果として2つの評価欄2
5、26が、絵22の下のスペースに左右に並んで配置
されている。前者の皮脂量評価欄25は「脂っぽいとこ
ろ」との文章による文字表示部25aと脂っぽさの目安
となる皮脂量濃度表示部25bとで構成されている。ま
た、後者の皮脂量評価欄26も同様に、「脂が少ないと
ころ」との文章による文字表示部26aと脂が少ない状
態の目安となる皮脂量濃度表示部26bとで構成されて
いる。
5、26が、絵22の下のスペースに左右に並んで配置
されている。前者の皮脂量評価欄25は「脂っぽいとこ
ろ」との文章による文字表示部25aと脂っぽさの目安
となる皮脂量濃度表示部25bとで構成されている。ま
た、後者の皮脂量評価欄26も同様に、「脂が少ないと
ころ」との文章による文字表示部26aと脂が少ない状
態の目安となる皮脂量濃度表示部26bとで構成されて
いる。
【0038】これにより、後述する肌表面状態評価シー
トの使い方で説明されているように額部と頬部にそれぞ
れ貼り付けた2枚の皮脂吸収を剥がした後、皮脂吸収紙
の表面変化を見て、前述した額皮脂量モデル部23a〜
23c及び頬皮脂量モデル部24a〜24dを参考にす
ると共に皮脂量評価欄25、26における皮脂量濃度表
示部25b、26bで再確認して脂っぽいか、或いは脂
が少ないかのいずれかを決める。
トの使い方で説明されているように額部と頬部にそれぞ
れ貼り付けた2枚の皮脂吸収を剥がした後、皮脂吸収紙
の表面変化を見て、前述した額皮脂量モデル部23a〜
23c及び頬皮脂量モデル部24a〜24dを参考にす
ると共に皮脂量評価欄25、26における皮脂量濃度表
示部25b、26bで再確認して脂っぽいか、或いは脂
が少ないかのいずれかを決める。
【0039】最後に、シート本体11の第4ページ11
dは総合分析のページであり、前述した肌荒れ分析、
及び皮脂分析の2項目を総合的に分析した結果に応じ
て、各肌の状態に関する簡単な情報及びそれぞれの状態
に応じた肌の手入れ方法についての指針、選択する化粧
品等が記載されている。
dは総合分析のページであり、前述した肌荒れ分析、
及び皮脂分析の2項目を総合的に分析した結果に応じ
て、各肌の状態に関する簡単な情報及びそれぞれの状態
に応じた肌の手入れ方法についての指針、選択する化粧
品等が記載されている。
【0040】すなわち、この第4ページ11dには、上
部に「お手入れアドバイス」とのタイトルを記載した表
題欄27が設けられ、総合分析のページであることが示
されている。そして、この表題欄27の下には肌手入れ
法指針表28が掲載されている。
部に「お手入れアドバイス」とのタイトルを記載した表
題欄27が設けられ、総合分析のページであることが示
されている。そして、この表題欄27の下には肌手入れ
法指針表28が掲載されている。
【0041】この肌手入れ法指針表28は、前述した
肌荒れ分析、皮脂分析の2項目を総合的に分析して、
「脂っぽさが気になるとき」、及び「カサつきが気にな
るとき」の2つに分類された縦欄28a、28bを備え
ている。
肌荒れ分析、皮脂分析の2項目を総合的に分析して、
「脂っぽさが気になるとき」、及び「カサつきが気にな
るとき」の2つに分類された縦欄28a、28bを備え
ている。
【0042】更に、この肌手入れ法指針表28は、前述
の如く2つに分類された縦欄28a、28bを、上から
「クリーン」、「アクティブ」、「モイスチャー」及び
「プロテクト」の4つの手入れ欄29a〜29dに区切
られ、それらの各該当欄にはそれぞれについての肌の手
入れ方法や最適な化粧品が記載されている。ここで使用
している用語「クリーン」とは、いわゆる洗顔のことで
あり、また「アクティブ」及び「モイスチャー」とは、
いわゆる基礎化粧の過程であり、「プロテクト」とはい
わゆるメークのことを意味している。
の如く2つに分類された縦欄28a、28bを、上から
「クリーン」、「アクティブ」、「モイスチャー」及び
「プロテクト」の4つの手入れ欄29a〜29dに区切
られ、それらの各該当欄にはそれぞれについての肌の手
入れ方法や最適な化粧品が記載されている。ここで使用
している用語「クリーン」とは、いわゆる洗顔のことで
あり、また「アクティブ」及び「モイスチャー」とは、
いわゆる基礎化粧の過程であり、「プロテクト」とはい
わゆるメークのことを意味している。
【0043】次に、前述した実施形態に係る肌表面状態
評価シートの使い方、言い換えれば肌表面状態評価方法
について説明する。適正な化粧品の選択或いは肌の手入
れをするに当たって、使用者は最初に、シート本体11
の第1ページ11aをめくって第2ページ11bを広
げ、肌荒れ分析を行う。
評価シートの使い方、言い換えれば肌表面状態評価方法
について説明する。適正な化粧品の選択或いは肌の手入
れをするに当たって、使用者は最初に、シート本体11
の第1ページ11aをめくって第2ページ11bを広
げ、肌荒れ分析を行う。
【0044】この肌表面状態評価シート10には、肌角
層剥離テープ及び皮脂吸収紙が添付されている。肌荒れ
分析では、添付の肌角層剥離テープを使用して行う。す
なわち、この肌角層剥離テープを例えば頬などに貼り付
けた後それを剥がす。
層剥離テープ及び皮脂吸収紙が添付されている。肌荒れ
分析では、添付の肌角層剥離テープを使用して行う。す
なわち、この肌角層剥離テープを例えば頬などに貼り付
けた後それを剥がす。
【0045】そして、この肌角層剥離テープをシート本
体11の第2ページ11bに形成された検査部19上
に、その表面から浮かせて配置し、肌角層剥離テープの
粘着剤層に付着した角層の剥離状態を確認し、肌角層剥
離量表示部17における複数の肌角層剥離量モデル部1
7a〜17dと照らし合わせて最も近似する肌角層剥離
状態を選び、最終的に、肌荒れの程度がどのランクに属
するか、言い換えれば2つの肌角層剥離量評価欄20
a、20bのいずれに属するかを自分自身で判定(評
価)をする。
体11の第2ページ11bに形成された検査部19上
に、その表面から浮かせて配置し、肌角層剥離テープの
粘着剤層に付着した角層の剥離状態を確認し、肌角層剥
離量表示部17における複数の肌角層剥離量モデル部1
7a〜17dと照らし合わせて最も近似する肌角層剥離
状態を選び、最終的に、肌荒れの程度がどのランクに属
するか、言い換えれば2つの肌角層剥離量評価欄20
a、20bのいずれに属するかを自分自身で判定(評
価)をする。
【0046】この肌荒れ分析が終わると、次に右側の第
3ページ11cを見ながら皮脂分析を行う。この皮脂
分析も、添付の2枚の皮脂吸収紙を額と頬とに押し付け
た後それぞれの皮脂吸収紙の表面変化状態を、絵22の
額部に設けられた3種類の肌皮脂量モデル23a〜23
cに照らし合わせ、その中から最も近似するものを選
ぶ。
3ページ11cを見ながら皮脂分析を行う。この皮脂
分析も、添付の2枚の皮脂吸収紙を額と頬とに押し付け
た後それぞれの皮脂吸収紙の表面変化状態を、絵22の
額部に設けられた3種類の肌皮脂量モデル23a〜23
cに照らし合わせ、その中から最も近似するものを選
ぶ。
【0047】他方、頬に押し付けた皮脂吸収紙の表面変
化状態については、絵22の頬部に設けられた3種類の
頬皮脂量モデル部24a〜24cから最も近似するもの
を選ぶ。そして、選ばれた額皮脂量モデル部と頬皮脂量
モデル部とから、皮脂量評価結果欄25、26における
皮脂量濃度表示部25b、26bと文字表示部25a、
26aとを参考にして肌の脂っぽさの程度がどのランク
に属するか、言い換えれば2つの皮脂量評価欄25、2
6のいずれに属するかを自分自身で判定(評価)をす
る。
化状態については、絵22の頬部に設けられた3種類の
頬皮脂量モデル部24a〜24cから最も近似するもの
を選ぶ。そして、選ばれた額皮脂量モデル部と頬皮脂量
モデル部とから、皮脂量評価結果欄25、26における
皮脂量濃度表示部25b、26bと文字表示部25a、
26aとを参考にして肌の脂っぽさの程度がどのランク
に属するか、言い換えれば2つの皮脂量評価欄25、2
6のいずれに属するかを自分自身で判定(評価)をす
る。
【0048】その後、2つの分析結果(判定)から第4
ページ11dにおけるお手入れアドバイスを参照し、肌
手入れ法指針表28における該当縦欄を選び、洗顔、基
礎化粧、及びメークなどの各欄における記載から、最も
その肌に適した手入れ方法又は使用する化粧品などを参
考にして欠点を改善する。
ページ11dにおけるお手入れアドバイスを参照し、肌
手入れ法指針表28における該当縦欄を選び、洗顔、基
礎化粧、及びメークなどの各欄における記載から、最も
その肌に適した手入れ方法又は使用する化粧品などを参
考にして欠点を改善する。
【0049】なお、シート本体11の第1ページ11a
を用いて行う肌理分析は、第4ページ11dに記載され
た肌手入れ法指針表28の総合結果を選択する直接の要
素とはならない。しかし、良い肌の条件としては、カサ
つき度チェックに影響を与える水分と脂っぽさ度チェッ
クの脂分のバランスが取れていることである。
を用いて行う肌理分析は、第4ページ11dに記載され
た肌手入れ法指針表28の総合結果を選択する直接の要
素とはならない。しかし、良い肌の条件としては、カサ
つき度チェックに影響を与える水分と脂っぽさ度チェッ
クの脂分のバランスが取れていることである。
【0050】すなわち、これら両指標(カサつき度や脂
っぽさ度)を改善することによって、結果的につるつる
度が上がることになる。従って、肌の角層剥離状態(カ
サつき度チェック)や皮脂量状態(脂っぽさ度チェッ
ク)による総合判定により欠点改善の手入れを繰り返
し、肌理分析でこの評価シートを使用し始めた状態と比
較してその効果を確認することができる。
っぽさ度)を改善することによって、結果的につるつる
度が上がることになる。従って、肌の角層剥離状態(カ
サつき度チェック)や皮脂量状態(脂っぽさ度チェッ
ク)による総合判定により欠点改善の手入れを繰り返
し、肌理分析でこの評価シートを使用し始めた状態と比
較してその効果を確認することができる。
【0051】この肌理分析を行う際に、使用者はシート
本体11の第1ページ11aに設けられた肌表面評価表
示部13における4つの肌表面模擬片13a〜13dの
表面及び自己の肌表面を手指でこすって、自己の肌表面
に最も近似する肌表面模擬片を特定する。使用者は、特
定された肌表面模擬片に付記された記載を読んで自己の
肌の滑らかさについて客観的に判断(評価)する。
本体11の第1ページ11aに設けられた肌表面評価表
示部13における4つの肌表面模擬片13a〜13dの
表面及び自己の肌表面を手指でこすって、自己の肌表面
に最も近似する肌表面模擬片を特定する。使用者は、特
定された肌表面模擬片に付記された記載を読んで自己の
肌の滑らかさについて客観的に判断(評価)する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の肌表面状
態評価シート及び評価方法によれば、化粧品を購買しよ
うとする者或いは肌の手入れをする者に対し、化粧品の
選択や肌の手入れの基準となる自己の肌の状態等種々の
要素を、専門家の手を借りずに、自己の触覚を中心に客
観的にかつ簡便に評価でき、しかもこれらの要素(分
析)を総合して肌の手入れ方法や化粧品の選択について
のアドバイスを受ける(読む)ことができる。
態評価シート及び評価方法によれば、化粧品を購買しよ
うとする者或いは肌の手入れをする者に対し、化粧品の
選択や肌の手入れの基準となる自己の肌の状態等種々の
要素を、専門家の手を借りずに、自己の触覚を中心に客
観的にかつ簡便に評価でき、しかもこれらの要素(分
析)を総合して肌の手入れ方法や化粧品の選択について
のアドバイスを受ける(読む)ことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る肌表面状態評価シー
トの全体を概略的に示す斜視図である。
トの全体を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1における肌表面状態評価シートの第1ペー
ジ即ち表紙の記載内容を示す平面図である。
ジ即ち表紙の記載内容を示す平面図である。
【図3】図1における肌表面状態評価シートの第2ペー
ジの記載を示す平面図である。
ジの記載を示す平面図である。
【図4】図1におけるる肌表面状態評価シートの第3ペ
ージの記載を示す平面図である。
ージの記載を示す平面図である。
【図5】図1における肌表面状態評価シートの第4ペー
ジ即ち裏表紙の記載を示す平面図である。
ジ即ち裏表紙の記載を示す平面図である。
10 肌表面状態評価シート 11a 第1ページ 11b 第2ページ 11c 第3ページ 11d 第4ページ 12 表題欄 13 肌表面評価表示部 13a〜13d 肌表面模擬片 14a、14b 付記欄 14c 双方向矢印線 15a、15b 肌理評価表示欄 16 表題欄 17 肌角層剥離量表示部 17a〜17d 肌角層剥離量モデル部 18a〜18c 付記欄 19 検査部 20a、20b 肌角層剥離量評価欄 21 表題欄 22 人の顔の絵 23a〜23c 額皮脂量モデル部 24a〜24c 頬皮脂量モデル部 25 皮脂量評価欄 25a 文字表示部 25b 皮脂量濃度表示部 26 皮脂量評価欄 26a 文字表示部 26b 皮脂量濃度表示部 27 表題欄 28 肌手入れ法指針表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 雅代 東京都品川区西五反田2丁目2番3号 株 式会社ポーラ化粧品本舗内 (72)発明者 竹内 秀男 東京都品川区西五反田2丁目2番3号 株 式会社ポーラ化粧品本舗内 Fターム(参考) 4C038 VA20 VB03 VB22 VC20
Claims (6)
- 【請求項1】 シート本体と、このシート本体に形成さ
れ且つそれぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の肌角層剥
離量モデル部で表示した肌角層剥離量表示部と、前記シ
ート本体に形成され且つそれぞれ異なる肌皮脂量状態を
複数の肌皮脂量モデル部で表示した肌皮脂量表示部とを
備えていることを特徴とする肌表面状態評価シート。 - 【請求項2】 前記肌表面状態評価シートが、更に前記
シート本体に貼り付けられ且つそれぞれ異なる肌表面に
対応した表面状態に形成された複数の肌表面模擬片で表
示した肌表面評価表示部を備えていることを特徴とする
請求項1に記載の肌表面状態評価シート。 - 【請求項3】 前記肌表面評価表示部における前記各肌
表面模擬片が、表面の疎度及び滑らかさの異なる複数の
布地から構成されていることを特徴とする請求項2に記
載の肌表面状態評価シート。 - 【請求項4】 前記肌表面評価表示部における前記各肌
表面模擬片が、それぞれ異なる肌表面に対応した表面状
態に形成されたシリコーン樹脂から構成されていること
を特徴とする請求項2に記載の肌表面状態評価シート。 - 【請求項5】 それぞれ異なる肌角層剥離状態を複数の
肌角層剥離量モデル部で表示した肌角層剥離量表示部
と、それぞれ異なる肌皮脂量状態を複数の肌皮脂量モデ
ル部で表示した肌皮脂量表示部とを用意し、表面に粘着
剤が塗布された角層剥離テープを人の肌に貼り付けた後
それを剥がして角層剥離量を前記肌角層剥離量表示部と
照らし合わせて比較評価すること、次いで皮脂吸収紙を
人の肌に押し付けて後その表面の変化を前記肌皮脂量表
示部と照らし合わせて比較評価することから構成されて
いることを特徴とする肌表面状態評価方法。 - 【請求項6】 前記肌表面状態評価方法が、更に、それ
ぞれ異なる肌表面に対応する表面状態に形成された複数
の肌表面模擬片で表示した肌表面評価表示部を用意し、
前記肌表面模擬片の各々と実際の肌表面とを手指で摩擦
して比較評価することを含んでなる請求項5に記載の肌
表面状態評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36326898A JP3569638B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 肌表面状態評価シート及び評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36326898A JP3569638B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 肌表面状態評価シート及び評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000185030A true JP2000185030A (ja) | 2000-07-04 |
JP3569638B2 JP3569638B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=18478916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36326898A Expired - Lifetime JP3569638B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 肌表面状態評価シート及び評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3569638B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012093144A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Kao Corp | 角層細胞の物性測定方法 |
JP2015024044A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | 株式会社マンダム | 肌状態評価方法 |
CN106693200A (zh) * | 2015-12-29 | 2017-05-24 | 深圳市智连众康科技有限公司 | 一种智能生发装置及系统 |
CN106693199A (zh) * | 2015-12-29 | 2017-05-24 | 深圳市智连众康科技有限公司 | 智能生发系统 |
JP2018015238A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | ポーラ化成工業株式会社 | 肌の評価方法 |
CN107787439A (zh) * | 2015-06-30 | 2018-03-09 | 荷兰联合利华有限公司 | 用于评估毛发的粗糙度和光泽度的装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6401780B2 (ja) * | 2013-04-19 | 2018-10-10 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | デバイス |
-
1998
- 1998-12-21 JP JP36326898A patent/JP3569638B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015024044A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | 株式会社マンダム | 肌状態評価方法 |
CN107787439A (zh) * | 2015-06-30 | 2018-03-09 | 荷兰联合利华有限公司 | 用于评估毛发的粗糙度和光泽度的装置 |
US10568563B2 (en) | 2015-06-30 | 2020-02-25 | Conopco, Inc. | Device for estimating roughness and shine of hair |
CN106693200A (zh) * | 2015-12-29 | 2017-05-24 | 深圳市智连众康科技有限公司 | 一种智能生发装置及系统 |
CN106693199A (zh) * | 2015-12-29 | 2017-05-24 | 深圳市智连众康科技有限公司 | 智能生发系统 |
CN106693199B (zh) * | 2015-12-29 | 2023-07-28 | 深圳市智连众康科技有限公司 | 智能生发系统 |
CN106693200B (zh) * | 2015-12-29 | 2023-08-01 | 深圳市智连众康科技有限公司 | 一种智能生发装置及系统 |
JP2018015238A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | ポーラ化成工業株式会社 | 肌の評価方法 |
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