JP2000184457A - 移動通信装置 - Google Patents

移動通信装置

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JP2000184457A
JP2000184457A JP36127198A JP36127198A JP2000184457A JP 2000184457 A JP2000184457 A JP 2000184457A JP 36127198 A JP36127198 A JP 36127198A JP 36127198 A JP36127198 A JP 36127198A JP 2000184457 A JP2000184457 A JP 2000184457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信装置が受信した基地局の識別符号に
基づいて、サービスエリアの環境に対応した着信呼び出
しとなるように、自動的にオフ又は小音量に設定し、基
地局からの情報送信を行わずに装置規模の増大化を抑え
る。 【解決手段】 屋外装置のCS−IDと、このCS−I
Dごとに着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量を含
む設定情報を入力操作部13からメモリ16に送出して
記憶する。この後、屋外装置からのCS−IDを無線部
2を通じて受信した着信時に、CPU7の制御で、受信
したCS−IDに対応するCS−IDをメモリを検索し
て調べる。この検索でCS−IDが見つかった際に、こ
の検索できたCS−IDに設定されている設定情報を、
メモリから読み出す。この読み出した設定情報に対応し
た無音、小音量又は通常音量の着信呼び出し音信号を、
I/O回路18及び音量調整・ON/OFF部21通じ
てリンガ15に送出し、その報知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルセルラー
移動電話システム(PDC/Personal Digital Cellular
Telecommunication System)やデジタルコードレス電話
システム(PHS:Personal Handyphone System ,DE
CT:Digital European Cordless Telecommunication,
CT−2等)などにおける移動通信端末での着信呼び出
し音の鳴動を制御する移動通信端末における着信呼び出
し方法及び移動通信装置に関し、特に、使用場所(セル
/サービスエリア)の環境に応じて、着信呼び出し音の
吹鳴を無音や小音量、又は、通常音量に自動制御する移
動通信端末における着信呼び出し方法及び移動通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PDC/PHS携帯電話機は、そ
の使用場所によって、着信呼び出し音の吹鳴による報知
が迷惑になる場所がある。例えば、静寂が望まれる図書
館、会議室、映画館等では、PDC/PHS携帯電話機
での着信呼び出しの吹鳴を行わないように、使用者が電
源オフにしたり、着信呼び出し音量を最低に設定した
り、あるいは、無音の振動、発光での着信呼び出しに設
定している。いわゆる、マナー機能の設定を行ってい
る。
【0003】このような使用者によるマナー機能の設定
忘れの防止対策として、自動的にPDC/PHS携帯電
話機での着信呼び出し音の鳴動をマナー機能に制御する
例が知られている。例えば、図書館、会議室、映画館等
が存在するPDCにおけるセル基地局のサービスエリア
(セル)や、PHSにおける屋外装置のサービスエリア
(マイクロセル)では、自動的にPDC/PHS携帯電
話機での着信呼び出し音の吹鳴を最小音量に制御し、又
は、自動的に音出力に代えて振動、発光による着信呼び
出しの報知を行い、また、静寂が要求されない場所で
は、着信呼び出し音の吹鳴を通常音量の鳴動に制御して
いる。このような制御を行う例として例えば、特開平8
−228382号公報の「無線通信システムおよび無線
通信携帯情報端末」知られている。
【0004】この公報例の無線通信システムでは、着信
時に、無線通信携帯情報端末の使用者に対して、運用中
のサービスエリアの環境に最適な着信報知を行ってい
る。そして、基地局が、自サービスエリアの環境に最適
な着信報知方式を設定するための信号を送信し、無線通
信携帯情報端末は、基地局から送信された信号に基づい
て着信報知方式を自動的に切り替えている。
【0005】したがって、この無線通信システムでは、
基地局ごとに、そのサービスエリアの環境に最適な着信
報知方式を設定する面倒な入力操作が、例えば、基地局
ごと、又は、基地局を制御する中央制御局などから行う
必要がある。また、そのための記憶装置及び制御装置が
必要になり、装置規模が大きくなる。更に、無線通信携
帯情報端末でも、基地局から送信された信号に基づいて
着信報知方式を自動的に切り替えて設定するための記憶
装置及び制御装置が必要になり、その装置規模も増大化
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
例においては、特に基地局で、面倒な入力操作が必要と
なり、更に、記憶装置及び制御装置を設ける必要があ
り、その装置規模が増大化するという欠点があった。
【0007】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、移動通信装置が受信したP
DC/PHSにおけるセル基地局(屋外装置)の識別符
号に基づいて、着信時の着信呼び出しを、このサービス
エリアの環境に適するように自動的にオフ又は小音量あ
るいは通常音量に設定できるようになり、特に、PDC
ネットワークにおけるセル基地局やPHSネットワーク
における屋外装置の装置規模の増大化を抑えることが可
能になる移動通信端末における着信呼び出し方法及び移
動通信装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の移動通信端末における着信呼び出し方法
は、識別符号を移動通信端末と基地局との間で伝送して
無線回線接続を行うとともに、移動通信端末での着信呼
び出し音の鳴動を制御するものであり、複数の基地局の
それぞれの識別符号ごとに着信呼び出しの無音、小音量
又は通常音量を含む設定情報を入力する段階と、次に、
この入力された識別符号及び設定情報を記憶する段階
と、この記憶の後に、基地局からの識別符号を受信した
着信時に、この受信した識別符号と同一の記憶している
識別符号を検索する段階と、この検索で一致した識別符
号が検索できた際に、この検索できた識別符号に設定さ
れている設定情報を読み出す段階と、この読み出した設
定情報に対応する無音、小音量又は通常音量による着信
呼び出しを行う段階とを有している。
【0009】前記複数の基地局の識別符号を、手動操作
で入力し、又は、記憶素子に記憶して一括して入力し、
又は、外部記憶装置を通じて識別符号を一括して入力し
ている。
【0010】また、本発明の移動通信端末における着信
呼び出し方法は、識別符号を移動通信端末と基地局との
間で伝送して無線回線接続を行うとともに、移動通信端
末での着信呼び出し音の鳴動を制御するものであり、基
地局からの識別符号を受信した際に、この識別符号を記
憶する段階と、この記憶した識別符号ごとに着信呼び出
しの無音、小音量又は通常音量を含む設定情報を入力す
る段階と、次に、この入力した識別符号及び設定情報を
記憶する段階と、この記憶の後に、基地局からの識別符
号を受信した着信時に、この受信した識別符号と同一の
記憶している識別符号を検索する段階と、この検索で一
致した識別符号が検索できた際に、検索できた識別符号
に設定されている設定情報を読み出す段階と、この読み
出した設定情報に対応した無音、小音量又は通常音量に
よる着信呼び出しを行う段階とを有している。
【0011】本発明の移動通信装置は、識別符号を移動
通信端末と基地局との間で伝送して無線回線接続を行う
とともに、移動通信端末での着信呼び出し音の鳴動を制
御するものであり、基地局との無線回線による送受信を
行う無線送受信手段と、複数の基地局のそれぞれの識別
符号ごとに着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量を
含む設定情報を入力して設定する設定手段と、設定手段
で設定した識別符号及び設定情報を記憶する記憶手段
と、記憶手段での記憶後の着信時に、無線送受信手段を
通じて基地局から受信した識別符号を記憶手段に対して
検索する検索手段と、検索手段で検索できた識別符号に
設定されている設定情報を記憶手段から読み出す読出手
段と、読出手段が読み出した設定情報に対応した無音、
小音量又は通常音量による着信呼び出しを行う呼出手段
とを備える構成としてある。
【0012】前記記記憶手段として、複数の基地局のそ
れぞれの識別符号を記憶した着脱可能なメモリを用い、
このメモリに記憶しているそれぞれの識別符号に対して
設定手段から着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量
を含む設定情報を入力して設定する構成としてある。ま
た、この記憶手段に、複数の基地局のそれぞれの識別符
号を、外部記憶装置から一括して入力して記憶する構成
としてある。
【0013】また、本発明の移動通信装置は、識別符号
を移動通信端末と基地局との間で伝送して無線回線接続
を行うとともに、移動通信端末での着信呼び出し音の鳴
動を制御するものであり、基地局と無線回線による送受
信を行う無線送受信手段と、無線送受信手段を通じて基
地局から受信した識別符号を記憶する第1記憶手段と、
第1記憶手段で記憶した識別符号ごとに着信呼び出しの
無音、小音量又は通常音量を含む設定情報を入力して設
定する設定手段と、設定手段で入力設定した識別符号及
び設定情報を記憶する第2記憶手段と、第2記憶手段で
の記憶後の着信時に、無線送受信手段が基地局から受信
した識別符号を第2記憶手段に対して検索する検索手段
と、検索手段で検索できた識別符号に設定されている設
定情報を読み出す読出手段と、読出手段が読み出した設
定情報に対応した無音、小音量又は通常音量による着信
呼び出しを行う呼出手段とを備える構成としてある。
【0014】前記第1記憶手段で記憶した識別符号を画
面表示する画面表示手段を更に備え、この画面表示手段
に表示した識別符号ごとに、設定手段から着信呼び出し
の無音、小音量又は通常音量を含む設定情報を設定する
構成としてある。また、前記呼出手段が行う無音、小音
量又は通常音量による着信呼び出しとともに、点滅して
着信呼び出しの報知を行う発光手段を更に備える構成と
してある。更に、前記呼出手段が行う無音、小音量又は
通常音量による着信呼び出しとともに、振動で着信呼び
出しの報知を行う振動手段を更に備える構成としてあ
る。また、前記呼出手段として、着信呼び出し音を小音
量に設定するための減衰処理部と、着信呼び出し音を無
音又は通常音量に設定するオン/オフ部とを備える構成
としてある。
【0015】更に、前記移動通信装置が、基地局との通
信回線を通じて送受信を行う無線部と、QPSK変調及
び復調を行う変復調部と、タイムスロットでの送受信接
続を行うための時分割多重化部と、受話信号を復号化
し、かつ、送話信号を符号化するコーデック部と、送話
信号を送出し、かつ、受話信号を音声送出するマイクロ
ホン及びスピーカと、発信及び着信にかかる制御を行う
制御部と、電話の着信及び発信にかかる画面表示を行う
液晶ディスプレイと、着信呼び出しを振動で報知するた
めのバイブレータと、少なくとも識別符号及び設定情報
を含む入力操作を行う入力操作部と、着信呼び出しを点
滅して報知するための発光ダイオードと、呼び出し音を
吹鳴して報知するためのリンガと、入力操作部から入力
した識別符号及び設定情報を記憶するメモリと、外部の
データ端末と接続するためのインタフェース部と、着信
呼び出し音量を制御部の制御で小音量に設定し、かつ、
無音又は通常音量に設定する音量調整・オン/オフ部と
を備える構成としてある。
【0016】また、前記無線部として、アンテナを通じ
て無線信号を送信するための周波数変換及び電力増幅を
行う送信部と、アンテナからの受信信号を高周波増幅、
周波数変換、中間周波増幅及び自動利得制御する受信部
と、この受信部からの信号をエンベロープ検波して受信
電界強度を検出する受信電界強度検出部と、送受信周波
数を決定するための高速切替シンセサイザとを備える構
成としてある。
【0017】更に、前記移動通信装置が、デジタルセル
ラー移動電話システム(PDC)又は簡易電話システム
(PHS)含むデジタルコードレス電話システムとする
構成としてある。
【0018】このような本発明の移動通信端末における
着信呼び出し方法及び移動通信装置は、予め入力して記
憶した識別符号と、受信した識別符号に基づいて、着信
時の着信呼び出しを、このセル基地局や屋外装置(識別
符号)のサービスエリアの環境に適するように、自動的
にオフ又は小音量あるいは通常音量に設定できるように
なる。この場合、セル基地局や屋外装置は設定情報など
の送信を行わないため、その装置規模の増大化を抑える
ことが可能になる。
【0019】また、本発明の移動通信端末における着信
呼び出し方法及び移動通信装置は、セル基地局や屋外装
置の識別符号を、手動操作で入力して設定する。また、
記憶素子(メモリ)に一括して記憶し、かつ、移動通信
装置に装着して設定し、又は、メモリに外部記憶装置
(汎用小型コンピュータ)から一括して入力設定してい
る。この結果、多用な入力設定が可能になり、その構成
(設計)の自由度が向上し、かつ、面倒な識別符号や設
定情報の手動入力操作が不要になる。
【0020】また、本発明の移動通信端末における着信
呼び出し方法及び移動通信装置は、受信して取り込んで
予め記憶した識別符号と、このマイクロセルのサービス
エリア内に移動した際に受信した識別符号とが一致した
場合に、このセル基地局や屋外装置(すなわち、識別符
号)のサービスエリアにおける着信時の着信呼び出し
を、このサービスエリアの環境に適するように、自動的
にオフ又は小音量あるいは通常音量に設定可能になる。
すなわち、面倒な識別符号を予め手動操作で入力する必
要がなくなり、かつ、セル基地局や屋外装置が設定情報
などを送信しないため、その装置規模の増大化を抑える
ことが出来るようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の移動通信端末にお
ける着信呼び出し方法及び移動通信装置の実施の形態を
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の移動通
信端末における着信呼び出し方法及び移動通信装置の第
1実施形態における構成を示すブロック図である。ここ
では、移動通信装置として、PHS端末を用いて説明す
る。このPHS端末は、図示しない屋外装置(基地局)
との無線送受信を行うアンテナ1と、図示しない屋外装
置との無線回線接続を行う無線送受信手段としての無線
部2と、QPSK信号などの変調及び復調を行う変復調
部3と、タイムスロットでの送受信接続を行うTDMA
/TDD部4とが設けられている。
【0022】また、このPHS端末は、受話信号を復号
化し、かつ、送話信号を符号化するコーデック(COD
EC)部5と、送話信号を送出するマイクロホン6a
と、受話信号を音声送出するスピーカ6bと、発信及び
着信にかかる通話の制御とともに、本発明に対応する制
御を実行する検索手段及び読出手段としてのCPU7
と、ワーキング用のRAM8と、ブートプログラムや制
御プログラムを格納したROM9と、着信、発信にかか
る画面表示とともに、特に、屋外装置の識別符号CS−
ID(以下、単にCS−IDと記載する)の入力設定な
どの画面表示を行う液晶ディスプレイ(LCD)11と
を備えている。
【0023】また、このPHS端末は、着信呼び出しを
振動で報知するためのバイブレータ12と、電源オン又
はオフ、オンフック又はオフフック、機能選択、電話番
号及びCS−IDの入力設定操作を行う設定手段として
の入力操作部13とを備えている。更に、着信呼び出し
時に点滅して報知するための発光ダイオード(LED)
14と、呼び出し音を吹鳴(鳴動)して報知するための
呼出手段としてのリンガ15と、CS−IDを記憶する
記憶手段としてのメモリ16と、外部のデータ端末と接
続するためのインタフェース(I/F)部17と、CP
U7との各種の信号の入出力を処理するI/O回路18
と、各部を接続してデータ、制御データ、アドレスデー
タをやり取りするためのバスライン20とを備えてい
る。
【0024】無線部2は、アンテナ1を通じて無線信号
を送出する周波数変換や電力増幅を行う送信部2aと、
アンテナ1からの受信信号を高周波増幅し、また、周波
数変換、中間周波(IF)増幅、自動利得制御(AG
C)等の処理を行う受信部2bと、この受信部2bから
のIF信号をエンベロープ検波などによって受信電界強
度を検出する受信電界強度検出(RSSI)部2cと、
送受信周波数を決定するための高速切替シンセサイザ
(DLPS)2dとを備えている。
【0025】また、I/O回路18とリンガ15との間
に、着信呼び出し音量を、CPU7の制御で小音量、無
音又は通常音量に設定する呼出手段としての音量調整・
ON/OFF部21が設けられている。
【0026】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。まず、図1に示すPHS端末の基本的な動作に
ついて説明する。PHS端末は、電源オン時やマイクロ
セル内への移動時などにRCR(ARIB)−STD−
28規格による位置登録シーケンスを実行する。この位
置登録シーケンスでは、制御チャネル(CCH:Conttro
l Channel)を監視(スキャン)して、最大受信電界強度
の制御チャネルを捕捉している。この位置登録後は、発
呼又は着呼の処理が行われる。
【0027】屋外装置のサービスエリア内にPHS端末
が存在している場合は、この通信中キャリアを及び周辺
屋外装置のキャリアの受信電界強度を、無線部2の受信
電界強度検出(RSSI)部2cが受信部2bからのI
F信号をエンベロープ検波などによって検出している。
この受信電界強度の低下(受信信号の劣化)時には、再
発呼チャネル切替やモバイルアシステッド(Mobile Assi
sted) ハンドオーバ処理を、通信中の情報チャネル(T
CH:Traffic Channel) に付随した制御チャネル(AC
CH:Associated Conttrol Channel)により定期的に屋
外装置に通知して実行する。
【0028】屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及び、この屋外装置の空きタイムスロット情報を伝送
する。この情報は、情報チャネル(TCH)に付随した
制御チャネル(ACCH)における低速付随正制御チャ
ネル(SACCH:SlowACCH/ユーザ情報の転送を中断
せずに、低速で制御情報を転送)、又は、高速付随正制
御チャネル(FACCH:FastACCH /ユーザ情報の転送
を一時的に中断して制御情報を高速転送)で行う。
【0029】発信時は、入力操作部13でのオフフック
の後に、更に、電話番号が入力される。この電話番号の
選択信号を送信部2a、アンテナ1を通じて屋外装置に
送信する。多数の屋外装置を収容する総合基地局が加入
者データベースを検索して空き通信チャネルを割り当て
る。この通信チャネルの割り当ては、TDMA/TDD
において、一定時間周期のフレームを複数の時間間(5
ms)隔で分割したタイムスロットの通信チャネルを割
り当てている。
【0030】この通信チャネルによって屋外装置を通じ
た電話交換接続シーケンスを実行しする。すなわち、選
択信号受信、番号翻訳、出線選択リンク選択、呼び出し
信号送出、応答検出及び通話路閉成が処理される。この
処理では、通話によるマイクロホン6aからの送話信号
が、コーデック部5で符号化され、更に、TDMA/T
DD部4を通じて、割り当てられたタイムスロットに格
納し、その送話信号を変復調部3でQPSK信号に直交
変調する。この変調波を無線部2及びアンテナ1を通じ
て無線送信する。
【0031】屋外装置からの各種の交換信号や接続先か
らのアンテナ1及び無線部2を通じたQPSK信号を、
変復調部3でI/Q変換し、更に、TDMA/TDD部
4及びコーデック部5を通じて復号化してスピーカ6b
から音声出力する。この通話後の終話信号をCPU7が
取り込んで通話路復旧を制御する。
【0032】なお、着信時は、図示しない通信ネットワ
ークにおける電話機からのオフフック後に、選択信号の
送信に基づいて、総合基地局などが加入者データベース
などを検索して電話接続先のPHS端末を調べる。この
後に端局装置の在園サービスエリアを含む複数の屋外装
置から共通制御を通じて一斉呼び出しを行う。PHS端
末は、受信した呼び出し信号を識別して、応答信号を送
信する。総合基地局などが、無線回線接続する屋外装置
を決定し、更に、通信チャネルの割り当てを行って、そ
の通話が行われる。
【0033】次に、本発明に対応した第1実施形態の動
作について説明する。図2は、第1実施形態のCPU7
における処理を説明するための図である。この処理で
は、屋外装置のCS−ID及び、この屋外装置のマイク
ロセル(サービスエリア)ごとに設定情報(着信呼び出
しの無音、小音量又は通常音量)を入力し、その記憶を
行っている(入力処理a、記憶処理b)。この後の着信
時では、屋外装置のCS−IDを受信し、この受信した
CS−IDと記憶しているCS−IDとを比較する(受
信処理c、比較処理d)。この比較で一致したときに
は、そのCS−IDごとに設定した設定情報に応じた着
信呼び出し音に制御する(制御処理e)。この場合、使
用場所(マイクロセル/サービスエリア)における環境
が、例えば、静寂が要求される場所では、着信呼び出し
音の吹鳴を自動的に無音や小音量に制御している。
【0034】以下、この制御動作を詳細に説明する。図
3は第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチャー
トであり、図4はメモリ16の記憶内容を説明するため
の図である。まず、移動する予定がある屋外装置のCS
−IDと、このCS−IDごとの設定情報(着信呼び出
しの無音、小音量又は通常音量)が、入力操作部13か
ら入力されたかを判断する(ステップS1)。入力され
たCS−ID及び設定情報を、CPU7の制御でメモリ
16に記憶する(ステップS2)。
【0035】この後、のPHS端末が、電源投入を行っ
た場合、図示しない屋外装置のマイクロセル内に移動し
た場合、リセットした場合のそれぞれの位置登録を、C
PU7が判断し(ステップS3)、そのRCR−STD
−28規格による位置登録シーケンスを実行する(ステ
ップS4)。この位置登録シーケンスでは、PHS端末
が制御チャネルをスキャンして、最大受信電界強度の制
御チャネル(ACCH)を捕捉する。
【0036】屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及びこの屋外装置ごとの空きタイムスロット情報を、
制御チャネル(ACCH)における低速付随正制御チャ
ネル(SACCH)又は、高速付随正制御チャネル(F
ACCH)を通じて伝送する。このCS−IDをCPU
7がアンテナ1、無線部2を通じて取り込み、かつ、R
AM8に一時的に格納する(ステップS5)。CPU7
は、RAM8に保持しているCS−IDに対応するCS
−IDをメモリ16を検索して調べる(ステップS
6)。この検索で同一のCS−IDがあった場合(Ye
s)、このCS−IDに対応付けて格納している設定情
報(着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量)をCP
U7が取り込む(ステップS7)。
【0037】CPU7が取り込んだ設定情報が小音量の
場合、CPU7の制御で、音量調整・ON/OFF部2
1の電子ボリュームを制御してリンガ15に対する着信
時の呼び出しを小音量(リンガ15の吹鳴が周囲に迷惑
にならない程度の音量)で報知するように設定する(ス
テップS8)。また、CPU7が取り込んだ設定情報が
無音の場合(ステップS7)、CPU7が、その制御で
リンガ15に対する着信時の呼び出し音量の送出を停止
し、リンガ15での報知を行わないように設定する(ス
テップS9)。なお、無音の場合は、音量調整・ON/
OFF部21をオフに設定するようにしても良い。
【0038】また、ステップS6の検索で同一のCS−
IDが無い場合(No)、CPU7が音量調整・ON/
OFF部21をオン(ON)に設定して、通常の着信呼
び出し音量信号をリンガ15に送出するように制御する
(ステップS10)。
【0039】この後、PHS端末が移動した屋外装置の
マイクロセル(サービスエリア)内で着信があると、C
PU7がI/O回路18を通じて発光ダイオード14
に、呼び出しの点滅駆動信号を送出し、発光ダイオード
14が点滅して呼び出しを報知する。更に、前記した設
定状態、すなわち、屋外装置の識別符号CS−IDごと
の設定情報に基づいたリンガ15での吹鳴(着信呼び出
しの小音量又は通常音量)による報知を行い、又は、吹
鳴停止を行う(ステップS11)。なお、発光ダイオー
ド14での点滅による呼び出し報知に、着信呼び出しが
無音であるバイブレータ12による振動の報知を併用す
るようにしても良い。
【0040】このように、この第1実施形態では、予め
入力して記憶したCS−IDと受信したCS−IDに基
づいて、着信時の着信呼び出しを、このサービスエリア
の環境に適するように自動的にオフ又は小音量あるいは
通常音量に設定できるようになり、この場合、屋外装置
は設定情報を送信しないため、その装置規模の増大化を
抑えることが出来るようになる。
【0041】次に、この第1実施形態の変形例について
説明する。図5は複数のCS−IDを一括して記憶した
メモリを用いる際の要部構成を示すブロック図である。
図1の例では、CS−IDを入力操作部13から手動操
作で入力している。この図5に示す変形例では、使用者
が必要とする地域、例えば、市ごとのCS−IDを記憶
したメモリ40をI/O回路41を通じてバスライン2
0に接続する。そして、前記したようにメモリ40に一
括して記憶しているCS−IDごとに入力操作部13か
ら手動操作でCS−IDごとに設定情報(着信呼び出し
の無音、小音量又は通常音量)を設定する。この後の動
作は、前記した図3中のステップS3からの処理と同様
である。
【0042】この場合、メモリ40はPHS端末の筐体
Mに凹部を設け、かつ、凹部にコネクタTを設けて、メ
モリ40を着脱可能に構成する。なお、メモリ40は、
EEPROMなどを使用し、かつ、このメモリ40に通
信ネットワーク管理者がCS−IDを記憶させてPHS
端末の使用者に提供することになる。
【0043】図6はCS−IDを一括して取り込んで登
録する要部構成を示すブロック図である。図6に示す変
形例では、図1中のインタフェース部17に記憶用外部
装置としての汎用小型コンピュータPCを、例えば、R
S−232Cなどのインタフェースを通じて接続する。
この汎用小型コンピュータPCには、例えば、CD−R
OMに全てのCS−IDを格納している。この汎用小型
コンピュータPCから、必要な地区のCS−IDを取り
出し、インタフェース部17を通じてメモリ16に記憶
する。
【0044】このように、この第1実施形態の変形例で
は、必要なCS−IDを一括して登録することも出来る
ようになり、前記した入力操作部13から面倒な手動操
作によるCS−IDの入力を行わないで済むようにな
る。
【0045】次に、第2実施形態について説明する。前
記した第1実施形態では、予め屋外装置のCS−IDを
手動操作で入力している。このCS−IDは、例えば、
PHS通信ネットワークの管理者から入手する必要があ
るが、その入手が一般的には困難であることが考えられ
る。この第2実施形態では、屋外装置のCS−IDをR
CR−STD−28規格による位置登録シーケンスを実
行した際に、自動的に取り込んで記憶する。
【0046】図7は第2実施形態のCPU7における処
理機能を説明するための図である。なお、この第2実施
形態でのメモリ16の記憶内容は前記した図4と同一で
ある。この第2実施形態では、屋外装置のCS−IDを
受信して取り込む(受信処理A)。次に、取り込んだC
S−IDを画面表示し、かつ、この屋外装置のマイクロ
セル(サービスエリア)ごとに設定情報(着信呼び出し
の無音、小音量又は通常音量)を設定し、更に、記憶す
る処理を行う(設定処理B、記憶処理C)。この後の着
信時は、屋外装置のCS−IDを受信し、この受信した
CS−IDと記憶しているCS−IDとを比較する(着
信受信処理D、比較処理E)。
【0047】この比較で一致したときには、そのCS−
IDごとに設定した設定情報に応じた着信呼び出しに制
御する(制御処理F)。この制御では、使用場所(マイ
クロセル/サービスエリア)における環境が、例えば、
静寂が要求される場所では、着信呼び出し音の吹鳴を自
動的に無音や小音量に制御する。
【0048】以下、この動作を詳細に説明する。図8は
第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。まず、図1に示すPHS端末が、電源投入を行っ
た場合、図示しない屋外装置のマイクロセル内に移動し
た場合、又は、リセットした場合を、CPU7が判断し
て(ステップS21)、そのRCR−STD−28規格
による位置登録シーケンスを実行する(ステップS2
2)。この位置登録シーケンスでは、PHS端末が制御
チャネルをスキャンして、最大受信電界強度の制御チャ
ネル(ACCH)を捕捉する。
【0049】屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及び、この屋外装置ごとの空きタイムスロット情報
を、制御チャネル(ACCH)における低速付随正制御
チャネル(SACCH)又は、高速付随正制御チャネル
(FACCH)で伝送する。このCS−IDをCPU7
がアンテナ1、無線部2を通じて取り込み、かつ、RA
M8に一時的に格納する(ステップS23)。このCS
−IDをCPU7の制御で、液晶ディスプレイ11に画
面表示する(ステップS24)。
【0050】この画面表示したCS−IDに対して、そ
の環境に対応する設定情報(着信呼び出しの無音、小音
量又は通常音量)を入力操作部13から入力して設定す
る(ステップS25)。このCS−ID及び設定情報を
CPU7の制御でメモリ16に記憶する(ステップS2
6)。
【0051】この後、このCS−IDの屋外装置のサー
ビスエリア内にPHS端末が移動して、その電源投入を
行った場合、図示しない屋外装置のマイクロセル内に移
動した場合、又は、リセットした場合などをCPU7が
判断して(ステップS27)、RCR−STD−28規
格による位置登録シーケンスを実行する(ステップS2
8)。この位置登録シーケンスでは、PHS端末が制御
チャネルをスキャンして、最大受信電界強度の制御チャ
ネルを捕捉する。
【0052】屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及びこの屋外装置ごとの空きタイムスロット情報を、
制御チャネルにおける低速付随正制御チャネル又は、高
速付随正制御チャネルで伝送する。このCS−IDをC
PU7がアンテナ1、無線部2を通じて取り込み、か
つ、RAM8に一時的に格納する(ステップS29)。
CPU7は、RAM8に保持しているCS−IDに対応
するCS−IDをメモリ16を検索して調べる(ステッ
プS30)。
【0053】この検索で同一のCS−IDがあった場合
(Yes)、このCS−IDに対応付けて格納している
設定情報(着信呼び出しの無音/小音量)をCPU7が
取り込む(ステップS31)。
【0054】CPU7が取り込んだ設定情報が小音量の
場合、CPU7の制御で、音量調整・ON/OFF部2
1の電子ボリュームを制御してリンガ15に対する着信
時の呼び出しを小音量(リンガ15の吹鳴が周囲に迷惑
にならない程度の音量)で報知するように設定する(ス
テップS32)。また、CPU7が取り込んだ設定情報
が無音の場合、CPU7が、その制御でリンガ15に対
する着信時の呼び出し音量の送出を停止し、リンガ15
での報知を行わないように設定する(ステップS3
3)。
【0055】また、ステップS30の検索で同一のCS
−IDが見つからない場合(No)、CPU7の制御で
音量調整・ON/OFF部21をオン(ON)に設定し
て、通常の着信呼び出し音量信号をリンガ15に送出す
るように設定する(ステップS34)。
【0056】この後、PHS端末が移動した屋外装置の
マイクロセル(サービスエリア)内での着信時は、CP
U7がI/O回路18を通じて発光ダイオード14に、
呼び出しの点滅駆動信号を送出し、発光ダイオード14
が点滅して呼び出しを報知する。更に、上記した設定状
態、すなわち、屋外装置の識別符号CS−IDごとの設
定情報(着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量)に
基づいたリンガ15での吹鳴による報知、又は、吹鳴停
止を行う(ステップS35)。なお、着信呼び出しが無
音であるバイブレータ12による振動の報知を、発光ダ
イオード14での点滅による呼び出し報知に併用しても
良い。
【0057】このように、この第2実施形態では、受信
して取り込んで記憶したCS−IDと、このマイクロセ
ルのサービスエリア内に移動した際に受信したCS−I
Dとが一致した場合に、このCS−IDのサービスエリ
アの環境に適した着信呼び出しとなるように、自動的に
オフ又は小音量あるいは通常音量に設定できるようにな
る。この場合、予め面倒なCS−IDを手動操作で入力
する必要がなくなり、かつ、屋外装置は設定情報を送信
しないため、その装置規模の増大化を抑えることが出来
るようになる。
【0058】なお、この第1及び第2実施形態では、P
HSをもって説明したが、PDC(RCR−STD−2
7F規格)にも適用できる。この場合、上記した屋外装
置(CS)のCS−IDに対してセル基地局(BS)の
識別符号BS−IDを取り扱うことになる。また、PH
Sのマイクロセルが、例えば、直径数百mであるのに対
して、PDCのセルは、例えば、直径数kmの広い範囲
の場合があり、静寂が要求される図書館などを離れて、
着信呼び出し音が通常音量で良い場所でも、小音量又は
無音に設定されたままになる。この場合、この通常音量
で良い場所では、小音量又は無音の設定を手動操作で解
除するようにする。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の移動通信端末における着信呼び出し方法及び移動通信
装置によれば、予め入力して記憶した識別符号と、受信
した識別符号に基づいて、着信時の着信呼び出しを、こ
のセル基地局や屋外装置(識別符号)のサービスエリア
の環境に適するように、自動的にオフ又は小音量あるい
は通常音量に設定できるようになる。この結果、セル基
地局や屋外装置は設定情報などの送信を行わないため、
その装置規模の増大化を抑えることが可能になる。
【0060】また、本発明の移動通信端末における着信
呼び出し方法及び移動通信装置によれば、セル基地局や
屋外装置の識別符号を、手動操作で入力して設定する。
また、記憶素子(メモリ)に一括して記憶し、かつ、移
動通信装置に装着して設定し、又は、メモリに外部記憶
装置から一括して入力設定している。この結果、多用な
入力設定が可能になり、その構成(設計)の自由度が向
上し、かつ、面倒な識別符号や設定情報の手動入力操作
を不要に出来る。
【0061】更に、本発明の移動通信端末における着信
呼び出し方法及び移動通信装置によれば、受信して取り
込んで予め記憶した識別符号と、このマイクロセルのサ
ービスエリア内に移動した際に受信した識別符号とが一
致した場合に、このセル基地局や屋外装置のサービスエ
リアにおける着信時の着信呼び出しを、このサービスエ
リアの環境に適するように、自動的にオフ又は小音量あ
るいは通常音量に設定可能になる。この結果、面倒な識
別符号を予め手動操作で入力する必要がなくなり、か
つ、セル基地局や屋外装置が設定情報などを送信しない
ため、その装置規模の増大化を抑えることが出来るよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通信端末における着信呼び出し方
法及び移動通信装置の第1実施形態における構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1実施形態のCPU7における処理を説明す
るための図である。
【図3】第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】第1実施形態にあってメモリの記憶内容を説明
するための図である。
【図5】第1実施形態の変形例の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】第1実施形態の他の変形例の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】第2実施形態のCPUにおける処理機能を説明
するための図である。
【図8】第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2 無線部 3 変復調部 4 TDMA/TDD部 5 コーデック部 7 CPU 11 液晶ディスプレイ 12 バイブレータ 13 入力操作部 14 発光ダイオード 15 リンガ 16,40 メモリ 17 インタフェース部 21 音量調整・ON/OFF部
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月29日(1999.10.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 移動通信装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルセルラー
移動電話システム(PDC/Personal Digital Cellular
Telecommunication System)やデジタルコードレス電話
システム(PHS:Personal Handyphone System ,DE
CT:Digital European Cordless Telecommunication,
CT−2等)などにおける移動通信端末の着信呼び出し
音の鳴動を制御する移動通信装置に関し、特に、使用場
所(セル/サービスエリア)の環境に応じて、着信呼び
出し音の吹鳴を、無音や小音量又は通常音量に自動制御
することのできる移動通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PDC/PHS携帯電話機は、そ
の使用場所によって、着信呼び出し音の吹鳴による報知
が迷惑になる場所がある。例えば、静寂が望まれる図書
館、会議室、映画館等では、PDC/PHS携帯電話機
での着信呼び出しの吹鳴を行わないように、使用者が電
源オフにしたり、着信呼び出し音量を最低に設定した
り、あるいは、無音の振動、発光での着信呼び出しに設
定している。いわゆる、マナー機能の設定を行ってい
る。
【0003】このような使用者によるマナー機能の設定
忘れの防止対策として、自動的にPDC/PHS携帯電
話機での着信呼び出し音の鳴動をマナー機能に制御する
例が知られている。例えば、図書館、会議室、映画館等
が存在するPDCにおけるセル基地局のサービスエリア
(セル)や、PHSにおける屋外装置のサービスエリア
(マイクロセル)では、自動的にPDC/PHS携帯電
話機での着信呼び出し音の吹鳴を最小音量に制御し、又
は、自動的に音出力に代えて振動、発光による着信呼び
出しの報知を行い、また、静寂が要求されない場所で
は、着信呼び出し音の吹鳴を通常音量の鳴動に制御して
いる。このような制御を行う例として例えば、特開平8
−228382号公報の「無線通信システムおよび無線
通信携帯情報端末」知られている。
【0004】この公報例の無線通信システムでは、着信
時に、無線通信携帯情報端末の使用者に対して、運用中
のサービスエリアの環境に最適な着信報知を行ってい
る。そして、基地局が、自サービスエリアの環境に最適
な着信報知方式を設定するための信号を送信し、無線通
信携帯情報端末は、基地局から送信された信号に基づい
て着信報知方式を自動的に切り替えている。
【0005】したがって、この無線通信システムでは、
基地局ごとに、そのサービスエリアの環境に最適な着信
報知方式を設定する面倒な入力操作が、例えば、基地局
ごと、又は、基地局を制御する中央制御局などから行う
必要がある。また、そのための記憶装置及び制御装置が
必要になり、装置規模が大きくなる。更に、無線通信携
帯情報端末でも、基地局から送信された信号に基づいて
着信報知方式を自動的に切り替えて設定するための記憶
装置及び制御装置が必要になり、その装置規模も増大化
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
例においては、特に基地局で、面倒な入力操作が必要と
なり、更に、記憶装置及び制御装置を設ける必要があ
り、その装置規模が増大化するという欠点があった。
【0007】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、移動通信装置が受信したP
DC/PHSにおけるセル基地局(屋外装置)の識別符
号に基づいて、着信時の着信呼び出しを、このサービス
エリアの環境に適するように自動的にオフ又は小音量あ
るいは通常音量に設定できるようになり、特に、PDC
ネットワークにおけるセル基地局やPHSネットワーク
における屋外装置の装置規模の増大化を抑えることが可
能な移動通信装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の移動通信装置は、識別符号を移動通信端末
と基地局との間で伝送して無線回線接続を行うととも
に、移動通信端末における着信呼び出し音の鳴動を制御
する移動通信装置において、基地局との無線回線による
送受信を行う無線送受信手段と、複数の基地局のそれぞ
れの識別符号ごとに着信呼び出しの無音、小音量又は通
常音量を含む設定情報を入力して設定する設定手段と、
複数の基地局のそれぞれの識別符号を記憶した着脱可能
なメモリを用いるとともに、このメモリに記憶してある
それぞれの識別符号に対して設定手段から着信呼び出し
の無音、小音量又は通常音量を含む設定情報を入力して
記憶する記憶手段と、記憶手段によって記憶した後の着
信時に、無線送受信手段を通じて基地局から受信した識
別符号を記憶手段に対して検索する検索手段と、検索手
段で検索できた識別符号に設定されている設定情報を記
憶手段から読み出す読出手段と、読出手段が読み出した
設定情報に対応した無音、小音量又は通常音量による着
信呼び出しを行う呼出手段とを備える構成としてある。
【0009】また、この記憶手段に、複数の基地局のそ
れぞれの識別符号を、外部記憶装置から一括して入力し
て記憶する構成としてある。
【0010】 このような本発明の移動通信装置は、予め
入力して記憶した識別符号と、受信した識別符号に基づ
いて、着信時の着信呼び出しを、このセル基地局や屋外
装置(識別符号)のサービスエリアの環境に適するよう
に、自動的にオフ又は小音量あるいは通常音量に設定で
きるようになる。この場合、セル基地局や屋外装置は設
定情報などの送信を行わないため、その装置規模の増大
化を抑えることが可能になる。
【0011】 また、本発明の移動通信装置は、セル基地
局や屋外装置の識別符号を、手動操作で入力して設定す
る。また、記憶素子(メモリ)に一括して記憶し、か
つ、移動通信装置に装着して設定し、又は、メモリに外
部記憶装置(汎用小型コンピュータ)から一括して入力
設定している。この結果、多用な入力設定が可能にな
り、その構成(設計)の自由度が向上し、かつ、面倒な
識別符号や設定情報の手動入力操作が不要になる。
【0012】 また、本発明の移動通信装置は、受信して
取り込んで予め記憶した識別符号と、このマイクロセル
のサービスエリア内に移動した際に受信した識別符号と
が一致した場合に、このセル基地局や屋外装置(すなわ
ち、識別符号)のサービスエリアにおける着信時の着信
呼び出しを、このサービスエリアの環境に適するよう
に、自動的にオフ又は小音量あるいは通常音量に設定可
能になる。すなわち、面倒な識別符号を予め手動操作で
入力する必要がなくなり、かつ、セル基地局や屋外装置
が設定情報などを送信しないため、その装置規模の増大
化を抑えることが出来るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の移動通信装置の実
施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発
明の移動通信装置の第1実施形態における構成を示すブ
ロック図である。ここでは、移動通信装置として、PH
S端末を用いて説明する。このPHS端末は、図示しな
い屋外装置(基地局)との無線送受信を行うアンテナ1
と、図示しない屋外装置との無線回線接続を行う無線送
受信手段としての無線部2と、QPSK信号などの変調
及び復調を行う変復調部3と、タイムスロットでの送受
信接続を行うTDMA/TDD部4とが設けられてい
る。
【0014】 また、このPHS端末は、受話信号を復号
化し、かつ、送話信号を符号化するコーデック(COD
EC)部5と、送話信号を送出するマイクロホン6a
と、受話信号を音声送出するスピーカ6bと、発信及び
着信にかかる通話の制御とともに、本発明に対応する制
御を実行する検索手段及び読出手段としてのCPU7
と、ワーキング用のRAM8と、ブートプログラムや制
御プログラムを格納したROM9と、着信、発信にかか
る画面表示とともに、特に、屋外装置の識別符号CS−
ID(以下、単にCS−IDと記載する)の入力設定な
どの画面表示を行う液晶ディスプレイ(LCD)11と
を備えている。
【0015】 また、このPHS端末は、着信呼び出しを
振動で報知するためのバイブレータ12と、電源オン又
はオフ、オンフック又はオフフック、機能選択、電話番
号及びCS−IDの入力設定操作を行う設定手段として
の入力操作部13とを備えている。更に、着信呼び出し
時に点滅して報知するための発光ダイオード(LED)
14と、呼び出し音を吹鳴(鳴動)して報知するための
呼出手段としてのリンガ15と、CS−IDを記憶する
記憶手段としてのメモリ16と、外部のデータ端末と接
続するためのインタフェース(I/F)部17と、CP
U7との各種の信号の入出力を処理するI/O回路18
と、各部を接続してデータ、制御データ、アドレスデー
タをやり取りするためのバスライン20とを備えてい
る。
【0016】 無線部2は、アンテナ1を通じて無線信号
を送出する周波数変換や電力増幅を行う送信部2aと、
アンテナ1からの受信信号を高周波増幅し、また、周波
数変換、中間周波(IF)増幅、自動利得制御(AG
C)等の処理を行う受信部2bと、この受信部2bから
のIF信号をエンベロープ検波などによって受信電界強
度を検出する受信電界強度検出(RSSI)部2cと、
送受信周波数を決定するための高速切替シンセサイザ
(DLPS)2dとを備えている。
【0017】 また、I/O回路18とリンガ15との間
に、着信呼び出し音量を、CPU7の制御で小音量、無
音又は通常音量に設定する呼出手段としての音量調整・
ON/OFF部21が設けられている。
【0018】 次に、この第1実施形態の動作について説
明する。まず、図1に示すPHS端末の基本的な動作に
ついて説明する。PHS端末は、電源オン時やマイクロ
セル内への移動時などにRCR(ARIB)−STD−
28規格による位置登録シーケンスを実行する。この位
置登録シーケンスでは、制御チャネル(CCH:Conttro
l Channel)を監視(スキャン)して、最大受信電界強度
の制御チャネルを捕捉している。この位置登録後は、発
呼又は着呼の処理が行われる。
【0019】 屋外装置のサービスエリア内にPHS端末
が存在している場合は、この通信中キャリアを及び周辺
屋外装置のキャリアの受信電界強度を、無線部2の受信
電界強度検出(RSSI)部2cが受信部2bからのI
F信号をエンベロープ検波などによって検出している。
この受信電界強度の低下(受信信号の劣化)時には、再
発呼チャネル切替やモバイルアシステッド(Mobile Assi
sted) ハンドオーバ処理を、通信中の情報チャネル(T
CH:Traffic Channel) に付随した制御チャネル(AC
CH:Associated Conttrol Channel)により定期的に屋
外装置に通知して実行する。
【0020】 屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及び、この屋外装置の空きタイムスロット情報を伝送
する。この情報は、情報チャネル(TCH)に付随した
制御チャネル(ACCH)における低速付随正制御チャ
ネル(SACCH:SlowACCH/ユーザ情報の転送を中断
せずに、低速で制御情報を転送)、又は、高速付随正制
御チャネル(FACCH:FastACCH /ユーザ情報の転送
を一時的に中断して制御情報を高速転送)で行う。
【0021】 発信時は、入力操作部13でのオフフック
の後に、更に、電話番号が入力される。この電話番号の
選択信号を送信部2a、アンテナ1を通じて屋外装置に
送信する。多数の屋外装置を収容する総合基地局が加入
者データベースを検索して空き通信チャネルを割り当て
る。この通信チャネルの割り当ては、TDMA/TDD
において、一定時間周期のフレームを複数の時間間(5
ms)隔で分割したタイムスロットの通信チャネルを割
り当てている。
【0022】 この通信チャネルによって屋外装置を通じ
た電話交換接続シーケンスを実行しする。すなわち、選
択信号受信、番号翻訳、出線選択リンク選択、呼び出し
信号送出、応答検出及び通話路閉成が処理される。この
処理では、通話によるマイクロホン6aからの送話信号
が、コーデック部5で符号化され、更に、TDMA/T
DD部4を通じて、割り当てられたタイムスロットに格
納し、その送話信号を変復調部3でQPSK信号に直交
変調する。この変調波を無線部2及びアンテナ1を通じ
て無線送信する。
【0023】 屋外装置からの各種の交換信号や接続先か
らのアンテナ1及び無線部2を通じたQPSK信号を、
変復調部3でI/Q変換し、更に、TDMA/TDD部
4及びコーデック部5を通じて復号化してスピーカ6b
から音声出力する。この通話後の終話信号をCPU7が
取り込んで通話路復旧を制御する。
【0024】 なお、着信時は、図示しない通信ネットワ
ークにおける電話機からのオフフック後に、選択信号の
送信に基づいて、総合基地局などが加入者データベース
などを検索して電話接続先のPHS端末を調べる。この
後に端局装置の在園サービスエリアを含む複数の屋外装
置から共通制御を通じて一斉呼び出しを行う。PHS端
末は、受信した呼び出し信号を識別して、応答信号を送
信する。総合基地局などが、無線回線接続する屋外装置
を決定し、更に、通信チャネルの割り当てを行って、そ
の通話が行われる。
【0025】 次に、本発明に対応した第1実施形態の動
作について説明する。図2は、第1実施形態のCPU7
における処理を説明するための図である。この処理で
は、屋外装置のCS−ID及び、この屋外装置のマイク
ロセル(サービスエリア)ごとに設定情報(着信呼び出
しの無音、小音量又は通常音量)を入力し、その記憶を
行っている(入力処理a、記憶処理b)。この後の着信
時では、屋外装置のCS−IDを受信し、この受信した
CS−IDと記憶しているCS−IDとを比較する(受
信処理c、比較処理d)。この比較で一致したときに
は、そのCS−IDごとに設定した設定情報に応じた着
信呼び出し音に制御する(制御処理e)。この場合、使
用場所(マイクロセル/サービスエリア)における環境
が、例えば、静寂が要求される場所では、着信呼び出し
音の吹鳴を自動的に無音や小音量に制御している。
【0026】 以下、この制御動作を詳細に説明する。図
3は第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチャー
トであり、図4はメモリ16の記憶内容を説明するため
の図である。まず、移動する予定がある屋外装置のCS
−IDと、このCS−IDごとの設定情報(着信呼び出
しの無音、小音量又は通常音量)が、入力操作部13か
ら入力されたかを判断する(ステップS1)。入力され
たCS−ID及び設定情報を、CPU7の制御でメモリ
16に記憶する(ステップS2)。
【0027】 この後、のPHS端末が、電源投入を行っ
た場合、図示しない屋外装置のマイクロセル内に移動し
た場合、リセットした場合のそれぞれの位置登録を、C
PU7が判断し(ステップS3)、そのRCR−STD
−28規格による位置登録シーケンスを実行する(ステ
ップS4)。この位置登録シーケンスでは、PHS端末
が制御チャネルをスキャンして、最大受信電界強度の制
御チャネル(ACCH)を捕捉する。
【0028】 屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及びこの屋外装置ごとの空きタイムスロット情報を、
制御チャネル(ACCH)における低速付随正制御チャ
ネル(SACCH)又は、高速付随正制御チャネル(F
ACCH)を通じて伝送する。このCS−IDをCPU
7がアンテナ1、無線部2を通じて取り込み、かつ、R
AM8に一時的に格納する(ステップS5)。CPU7
は、RAM8に保持しているCS−IDに対応するCS
−IDをメモリ16を検索して調べる(ステップS
6)。この検索で同一のCS−IDがあった場合(Ye
s)、このCS−IDに対応付けて格納している設定情
報(着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量)をCP
U7が取り込む(ステップS7)。
【0029】 CPU7が取り込んだ設定情報が小音量の
場合、CPU7の制御で、音量調整・ON/OFF部2
1の電子ボリュームを制御してリンガ15に対する着信
時の呼び出しを小音量(リンガ15の吹鳴が周囲に迷惑
にならない程度の音量)で報知するように設定する(ス
テップS8)。また、CPU7が取り込んだ設定情報が
無音の場合(ステップS7)、CPU7が、その制御で
リンガ15に対する着信時の呼び出し音量の送出を停止
し、リンガ15での報知を行わないように設定する(ス
テップS9)。なお、無音の場合は、音量調整・ON/
OFF部21をオフに設定するようにしても良い。
【0030】 また、ステップS6の検索で同一のCS−
IDが無い場合(No)、CPU7が音量調整・ON/
OFF部21をオン(ON)に設定して、通常の着信呼
び出し音量信号をリンガ15に送出するように制御する
(ステップS10)。
【0031】 この後、PHS端末が移動した屋外装置の
マイクロセル(サービスエリア)内で着信があると、C
PU7がI/O回路18を通じて発光ダイオード14
に、呼び出しの点滅駆動信号を送出し、発光ダイオード
14が点滅して呼び出しを報知する。更に、前記した設
定状態、すなわち、屋外装置の識別符号CS−IDごと
の設定情報に基づいたリンガ15での吹鳴(着信呼び出
しの小音量又は通常音量)による報知を行い、又は、吹
鳴停止を行う(ステップS11)。なお、発光ダイオー
ド14での点滅による呼び出し報知に、着信呼び出しが
無音であるバイブレータ12による振動の報知を併用す
るようにしても良い。
【0032】 このように、この第1実施形態では、予め
入力して記憶したCS−IDと受信したCS−IDに基
づいて、着信時の着信呼び出しを、このサービスエリア
の環境に適するように自動的にオフ又は小音量あるいは
通常音量に設定できるようになり、この場合、屋外装置
は設定情報を送信しないため、その装置規模の増大化を
抑えることが出来るようになる。
【0033】 次に、この第1実施形態の変形例について
説明する。図5は複数のCS−IDを一括して記憶した
メモリを用いる際の要部構成を示すブロック図である。
図1の例では、CS−IDを入力操作部13から手動操
作で入力している。この図5に示す変形例では、使用者
が必要とする地域、例えば、市ごとのCS−IDを記憶
したメモリ40をI/O回路41を通じてバスライン2
0に接続する。そして、前記したようにメモリ40に一
括して記憶しているCS−IDごとに入力操作部13か
ら手動操作でCS−IDごとに設定情報(着信呼び出し
の無音、小音量又は通常音量)を設定する。この後の動
作は、前記した図3中のステップS3からの処理と同様
である。
【0034】 この場合、メモリ40はPHS端末の筐体
Mに凹部を設け、かつ、凹部にコネクタTを設けて、メ
モリ40を着脱可能に構成する。なお、メモリ40は、
EEPROMなどを使用し、かつ、このメモリ40に通
信ネットワーク管理者がCS−IDを記憶させてPHS
端末の使用者に提供することになる。
【0035】 図6はCS−IDを一括して取り込んで登
録する要部構成を示すブロック図である。図6に示す変
形例では、図1中のインタフェース部17に記憶用外部
装置としての汎用小型コンピュータPCを、例えば、R
S−232Cなどのインタフェースを通じて接続する。
この汎用小型コンピュータPCには、例えば、CD−R
OMに全てのCS−IDを格納している。この汎用小型
コンピュータPCから、必要な地区のCS−IDを取り
出し、インタフェース部17を通じてメモリ16に記憶
する。
【0036】 このように、この第1実施形態の変形例で
は、必要なCS−IDを一括して登録することも出来る
ようになり、前記した入力操作部13から面倒な手動操
作によるCS−IDの入力を行わないで済むようにな
る。
【0037】 次に、第2実施形態について説明する。前
記した第1実施形態では、予め屋外装置のCS−IDを
手動操作で入力している。このCS−IDは、例えば、
PHS通信ネットワークの管理者から入手する必要があ
るが、その入手が一般的には困難であることが考えられ
る。この第2実施形態では、屋外装置のCS−IDをR
CR−STD−28規格による位置登録シーケンスを実
行した際に、自動的に取り込んで記憶する。
【0038】 図7は第2実施形態のCPU7における処
理機能を説明するための図である。なお、この第2実施
形態でのメモリ16の記憶内容は前記した図4と同一で
ある。この第2実施形態では、屋外装置のCS−IDを
受信して取り込む(受信処理A)。次に、取り込んだC
S−IDを画面表示し、かつ、この屋外装置のマイクロ
セル(サービスエリア)ごとに設定情報(着信呼び出し
の無音、小音量又は通常音量)を設定し、更に、記憶す
る処理を行う(設定処理B、記憶処理C)。この後の着
信時は、屋外装置のCS−IDを受信し、この受信した
CS−IDと記憶しているCS−IDとを比較する(着
信受信処理D、比較処理E)。
【0039】 この比較で一致したときには、そのCS−
IDごとに設定した設定情報に応じた着信呼び出しに制
御する(制御処理F)。この制御では、使用場所(マイ
クロセル/サービスエリア)における環境が、例えば、
静寂が要求される場所では、着信呼び出し音の吹鳴を自
動的に無音や小音量に制御する。
【0040】 以下、この動作を詳細に説明する。図8は
第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。まず、図1に示すPHS端末が、電源投入を行っ
た場合、図示しない屋外装置のマイクロセル内に移動し
た場合、又は、リセットした場合を、CPU7が判断し
て(ステップS21)、そのRCR−STD−28規格
による位置登録シーケンスを実行する(ステップS2
2)。この位置登録シーケンスでは、PHS端末が制御
チャネルをスキャンして、最大受信電界強度の制御チャ
ネル(ACCH)を捕捉する。
【0041】 屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及び、この屋外装置ごとの空きタイムスロット情報
を、制御チャネル(ACCH)における低速付随正制御
チャネル(SACCH)又は、高速付随正制御チャネル
(FACCH)で伝送する。このCS−IDをCPU7
がアンテナ1、無線部2を通じて取り込み、かつ、RA
M8に一時的に格納する(ステップS23)。このCS
−IDをCPU7の制御で、液晶ディスプレイ11に画
面表示する(ステップS24)。
【0042】 この画面表示したCS−IDに対して、そ
の環境に対応する設定情報(着信呼び出しの無音、小音
量又は通常音量)を入力操作部13から入力して設定す
る(ステップS25)。このCS−ID及び設定情報を
CPU7の制御でメモリ16に記憶する(ステップS2
6)。
【0043】 この後、このCS−IDの屋外装置のサー
ビスエリア内にPHS端末が移動して、その電源投入を
行った場合、図示しない屋外装置のマイクロセル内に移
動した場合、又は、リセットした場合などをCPU7が
判断して(ステップS27)、RCR−STD−28規
格による位置登録シーケンスを実行する(ステップS2
8)。この位置登録シーケンスでは、PHS端末が制御
チャネルをスキャンして、最大受信電界強度の制御チャ
ネルを捕捉する。
【0044】 屋外装置が、周辺屋外装置を含むCS−I
D及びこの屋外装置ごとの空きタイムスロット情報を、
制御チャネルにおける低速付随正制御チャネル又は、高
速付随正制御チャネルで伝送する。このCS−IDをC
PU7がアンテナ1、無線部2を通じて取り込み、か
つ、RAM8に一時的に格納する(ステップS29)。
CPU7は、RAM8に保持しているCS−IDに対応
するCS−IDをメモリ16を検索して調べる(ステッ
プS30)。
【0045】 この検索で同一のCS−IDがあった場合
(Yes)、このCS−IDに対応付けて格納している
設定情報(着信呼び出しの無音/小音量)をCPU7が
取り込む(ステップS31)。
【0046】 CPU7が取り込んだ設定情報が小音量の
場合、CPU7の制御で、音量調整・ON/OFF部2
1の電子ボリュームを制御してリンガ15に対する着信
時の呼び出しを小音量(リンガ15の吹鳴が周囲に迷惑
にならない程度の音量)で報知するように設定する(ス
テップS32)。また、CPU7が取り込んだ設定情報
が無音の場合、CPU7が、その制御でリンガ15に対
する着信時の呼び出し音量の送出を停止し、リンガ15
での報知を行わないように設定する(ステップS3
3)。
【0047】 また、ステップS30の検索で同一のCS
−IDが見つからない場合(No)、CPU7の制御で
音量調整・ON/OFF部21をオン(ON)に設定し
て、通常の着信呼び出し音量信号をリンガ15に送出す
るように設定する(ステップS34)。
【0048】 この後、PHS端末が移動した屋外装置の
マイクロセル(サービスエリア)内での着信時は、CP
U7がI/O回路18を通じて発光ダイオード14に、
呼び出しの点滅駆動信号を送出し、発光ダイオード14
が点滅して呼び出しを報知する。更に、上記した設定状
態、すなわち、屋外装置の識別符号CS−IDごとの設
定情報(着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量)に
基づいたリンガ15での吹鳴による報知、又は、吹鳴停
止を行う(ステップS35)。なお、着信呼び出しが無
音であるバイブレータ12による振動の報知を、発光ダ
イオード14での点滅による呼び出し報知に併用しても
良い。
【0049】 このように、この第2実施形態では、受信
して取り込んで記憶したCS−IDと、このマイクロセ
ルのサービスエリア内に移動した際に受信したCS−I
Dとが一致した場合に、このCS−IDのサービスエリ
アの環境に適した着信呼び出しとなるように、自動的に
オフ又は小音量あるいは通常音量に設定できるようにな
る。この場合、予め面倒なCS−IDを手動操作で入力
する必要がなくなり、かつ、屋外装置は設定情報を送信
しないため、その装置規模の増大化を抑えることが出来
るようになる。
【0050】 なお、この第1及び第2実施形態では、P
HSをもって説明したが、PDC(RCR−STD−2
7F規格)にも適用できる。この場合、上記した屋外装
置(CS)のCS−IDに対してセル基地局(BS)の
識別符号BS−IDを取り扱うことになる。また、PH
Sのマイクロセルが、例えば、直径数百mであるのに対
して、PDCのセルは、例えば、直径数kmの広い範囲
の場合があり、静寂が要求される図書館などを離れて、
着信呼び出し音が通常音量で良い場所でも、小音量又は
無音に設定されたままになる。この場合、この通常音量
で良い場所では、小音量又は無音の設定を手動操作で解
除するようにする。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
移動通信装置によれば、予め入力して記憶した識別符
号と、受信した識別符号に基づいて、着信時の着信呼び
出しを、このセル基地局や屋外装置(識別符号)のサー
ビスエリアの環境に適するように、自動的にオフ又は小
音量あるいは通常音量に設定できるようになる。この結
果、セル基地局や屋外装置は設定情報などの送信を行わ
ないため、その装置規模の増大化を抑えることが可能に
なる。
【0052】 また、本発明の移動通信装置によれば、セ
ル基地局や屋外装置の識別符号を、手動操作で入力して
設定する。また、記憶素子(メモリ)に一括して記憶
し、かつ、移動通信装置に装着して設定し、又は、メモ
リに外部記憶装置から一括して入力設定している。この
結果、多用な入力設定が可能になり、その構成(設計)
の自由度が向上し、かつ、面倒な識別符号や設定情報の
手動入力操作を不要に出来る。
【0053】 更に、本発明の移動通信装置によれば、受
信して取り込んで予め記憶した識別符号と、このマイク
ロセルのサービスエリア内に移動した際に受信した識別
符号とが一致した場合に、このセル基地局や屋外装置の
サービスエリアにおける着信時の着信呼び出しを、この
サービスエリアの環境に適するように、自動的にオフ又
は小音量あるいは通常音量に設定可能になる。この結
果、面倒な識別符号を予め手動操作で入力する必要がな
くなり、かつ、セル基地局や屋外装置が設定情報などを
送信しないため、その装置規模の増大化を抑えることが
出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通信装置の第1実施形態における
構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態のCPU7における処理を説明す
るための図である。
【図3】第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】第1実施形態にあってメモリの記憶内容を説明
するための図である。
【図5】第1実施形態の変形例の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】第1実施形態の他の変形例の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】第2実施形態のCPUにおける処理機能を説明
するための図である。
【図8】第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】 2 無線部 3 変復調部 4 TDMA/TDD部 5 コーデック部 7 CPU 11 液晶ディスプレイ 12 バイブレータ 13 入力操作部 14 発光ダイオード 15 リンガ 16,40 メモリ 17 インタフェース部 21 音量調整・ON/OFF部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 CC08 FF03 FF25 FF29 5K067 AA34 AA42 BB04 CC04 DD13 DD27 DD44 EE02 EE10 FF03 FF23 FF27 FF28 FF34 GG03 GG11 HH22 HH23 HH24 KK13 KK15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別符号を移動通信端末と基地局との間
    で伝送して無線回線接続を行うとともに、前記移動通信
    端末での着信呼び出し音の鳴動を制御する移動通信端末
    における着信呼び出し方法において、 複数の基地局のそれぞれの識別符号ごとに着信呼び出し
    の無音、小音量又は通常音量を含む設定情報を入力する
    段階と、 次に、この入力された識別符号及び設定情報を記憶する
    段階と、 この記憶の後に、基地局からの識別符号を受信した着信
    時に、この受信した識別符号と同一の記憶している識別
    符号を検索する段階と、 この検索で一致した識別符号が検索できた際に、この検
    索できた識別符号に設定されている設定情報を読み出す
    段階と、 この読み出した設定情報に対応する無音、小音量又は通
    常音量による着信呼び出しを行う段階と、 を有することを特徴とする移動通信端末における着信呼
    び出し方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の基地局の識別符号を、 手動操作で入力し、 又は、記憶素子に記憶して一括して入力し、 又は、外部記憶装置を通じて識別符号を一括して入力す
    ることを特徴とする請求項1記載の移動通信端末におけ
    る着信呼び出し方法。
  3. 【請求項3】 識別符号を移動通信端末と基地局との間
    で伝送して無線回線接続を行うとともに、前記移動通信
    端末での着信呼び出し音の鳴動を制御する移動通信端末
    における着信呼び出し方法において、 基地局からの識別符号を受信した際に、この識別符号を
    記憶する段階と、 この記憶した識別符号ごとに着信呼び出しの無音、小音
    量又は通常音量を含む設定情報を入力する段階と、 次に、この入力した識別符号及び設定情報を記憶する段
    階と、 この記憶の後に、基地局からの識別符号を受信した着信
    時に、この受信した識別符号と同一の記憶している識別
    符号を検索する段階と、 この検索で一致した識別符号が検索できた際に、検索で
    きた識別符号に設定されている設定情報を読み出す段階
    と、 この読み出した設定情報に対応した無音、小音量又は通
    常音量による着信呼び出しを行う段階と、 を有することを特徴とする移動通信端末における着信呼
    び出し方法。
  4. 【請求項4】 識別符号を移動通信端末と基地局との間
    で伝送して無線回線接続を行うとともに、前記移動通信
    端末での着信呼び出し音の鳴動を制御する移動通信装置
    において、 基地局との無線回線による送受信を行う無線送受信手段
    と、 複数の基地局のそれぞれの識別符号ごとに着信呼び出し
    の無音、小音量又は通常音量を含む設定情報を入力して
    設定する設定手段と、 前記設定手段で設定した識別符号及び設定情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段での記憶後の着信時に、前記無線送受信手
    段を通じて基地局から受信した識別符号を前記記憶手段
    に対して検索する検索手段と、 前記検索手段で検索できた識別符号に設定されている設
    定情報を前記記憶手段から読み出す読出手段と、 前記読出手段が読み出した設定情報に対応した無音、小
    音量又は通常音量による着信呼び出しを行う呼出手段
    と、 を備えることを特徴とする移動通信装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段として、 前記複数の基地局のそれぞれの識別符号を記憶した着脱
    可能なメモリを用い、 このメモリに記憶しているそれぞれの識別符号に対して
    設定手段から着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量
    を含む設定情報を入力して設定することを特徴とする請
    求項4記載の移動通信装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に、 前記複数の基地局のそれぞれの識別符号を、外部記憶装
    置から一括して入力して記憶することを特徴とする請求
    項4記載の移動通信装置。
  7. 【請求項7】 識別符号を移動通信端末と基地局との間
    で伝送して無線回線接続を行うとともに、前記移動通信
    端末での着信呼び出し音の鳴動を制御する移動通信装置
    において、 基地局と無線回線による送受信を行う無線送受信手段
    と、 前記無線送受信手段を通じて基地局から受信した識別符
    号を記憶する第1記憶手段と、 前記第1記憶手段で記憶した識別符号ごとに着信呼び出
    しの無音、小音量又は通常音量を含む設定情報を入力し
    て設定する設定手段と、 前記設定手段で入力設定した識別符号及び設定情報を記
    憶する第2記憶手段と、 前記第2記憶手段での記憶後の着信時に、前記無線送受
    信手段が基地局から受信した識別符号を前記第2記憶手
    段に対して検索する検索手段と、 前記検索手段で検索できた識別符号に設定されている設
    定情報を読み出す読出手段と、 前記読出手段が読み出した設定情報に対応した無音、小
    音量又は通常音量による着信呼び出しを行う呼出手段
    と、 を備えることを特徴とする移動通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1記憶手段で記憶した識別符号を
    画面表示する画面表示手段を更に備え、 この画面表示手段に表示した識別符号ごとに、設定手段
    から着信呼び出しの無音、小音量又は通常音量を含む設
    定情報を設定することを特徴とする請求項7記載の移動
    通信装置。
  9. 【請求項9】 前記呼出手段が行う無音、小音量又は通
    常音量による着信呼び出しとともに、点滅して着信呼び
    出しの報知を行う発光手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項4又は7記載の移動通信装置。
  10. 【請求項10】 前記呼出手段が行う無音、小音量又は
    通常音量による着信呼び出しとともに、振動で着信呼び
    出しの報知を行う振動手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項4又は7記載の移動通信装置。
  11. 【請求項11】 前記呼出手段として、 着信呼び出し音を小音量に設定するための減衰処理部
    と、着信呼び出し音を無音又は通常音量に設定するオン
    /オフ部を備えることを特徴とする請求項4又は7記載
    の移動通信装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項4又は7記載の移動通信装
    置が、 基地局との通信回線を通じて送受信を行う無線部と、 QPSK変調及び復調を行う変復調部と、 タイムスロットでの送受信接続を行うための時分割多重
    化部と、 受話信号を復号化し、かつ、送話信号を符号化するコー
    デック部と、 送話信号を送出し、かつ、受話信号を音声送出するマイ
    クロホン及びスピーカと、 発信及び着信にかかる制御を行う制御部と、 電話の着信及び発信にかかる画面表示を行う液晶ディス
    プレイと、 着信呼び出しを振動で報知するためのバイブレータと、 少なくとも識別符号及び設定情報を含む入力操作を行う
    入力操作部と、 着信呼び出しを点滅して報知するための発光ダイオード
    と、 呼び出し音を吹鳴して報知するためのリンガと、 前記入力操作部から入力した識別符号及び設定情報を記
    憶するメモリと、 外部のデータ端末と接続するためのインタフェース部
    と、 着信呼び出し音量を前記制御部の制御で小音量に設定
    し、かつ、無音又は通常音量に設定する音量調整・オン
    /オフ部と、 を備えることを特徴とする移動通信装置。
  13. 【請求項13】 前記無線部として、 アンテナを通じて無線信号を送信するための周波数変換
    及び電力増幅を行う送信部と、 アンテナからの受信信号を高周波増幅、周波数変換、中
    間周波増幅及び自動利得制御する受信部と、 この受信部からの信号をエンベロープ検波して受信電界
    強度を検出する受信電界強度検出部と、 送受信周波数を決定するための高速切替シンセサイザ
    と、 を備えることを特徴とする請求項12記載の移動通信装
    置。
  14. 【請求項14】 前記請求項4又は7記載の移動通信装
    置が、 デジタルセルラー移動電話システム(PDC)又は簡易
    電話システム(PHS)含むデジタルコードレス電話シ
    ステムであることを特徴とする移動通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009124356A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Ntt Docomo Inc 携帯端末の着信通知設定制御方法、携帯端末および移動通信システム

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JP2009124356A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Ntt Docomo Inc 携帯端末の着信通知設定制御方法、携帯端末および移動通信システム

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