JP2000183805A - Wllシステム及びその通信方法 - Google Patents

Wllシステム及びその通信方法

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JP2000183805A
JP2000183805A JP10357318A JP35731898A JP2000183805A JP 2000183805 A JP2000183805 A JP 2000183805A JP 10357318 A JP10357318 A JP 10357318A JP 35731898 A JP35731898 A JP 35731898A JP 2000183805 A JP2000183805 A JP 2000183805A
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time
time slot
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Toshiharu Yagi
敏晴 八木
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加入者容量の制約を緩和する。 【解決手段】 WLL(ワイヤレス・ローカル・ルー
プ)において、送受信フレームのタイムスロットを2つ
のグループに分類し、一方は基地局1より近距離の加入
者局2群を、もう一方は遠距離の加入者局2群を時分割
で収容するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(符号分
割多元接続)−TDD(時間分割双方向伝送)方式を用
いたWLLシステム及びその通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、加入者系通信システムの早期構築
のため、途上国を中心に、無線技術を用いたWLL(ワ
イヤレス・ローカル・ループ)の導入が進んでいる。当
初のアクセス方式は、TDMA(時分割多元接続)が主
であったが、セルラ方式における周波数効率が高いこと
から、最近ではCDMA(符号分割多元接続)システム
が注目されている。
【0003】ここでCDMA−WLLのシステム的な特
徴を、図7を用いて説明する。図7は、リターンリンク
(加入者局→基地局)において、拡散率100で拡散さ
れたキャリアがM局多重されている様子を示している。
また、図7は、リターンリンク同時接続数Mが基地局D
EMの所要C/Nに依存することを示している。
【0004】すなわち、(C/N)req=0dBなら
ば、最大100局(M=100)収容可能である。(C
/N)req=3dBならば、最大50局(M=50)
収容可能である。
【0005】図8は、セル半径とリターンリンク同時接
続数Mとの関係を示している。なお、図8は、基地局
(C/N)req=3dBとしている。ケース1は、加
入者局キャリアが10Km伝播の後、DEM入力におい
てC/N=3dBとなっている様子を示している。ケー
ス1では、基地局(C/N)req=3dBであるた
め、DEMは他CHの干渉を受入れられない。その結
果、リターンリンク同時接続数Mは1となる。
【0006】ケース2は、セル半径が8Kmの場合を示
している。基地局へのDEM入力において、C/N>3
dBであるため、C/N=3dBとなるまで、DEMは
他CHの干渉を受入れ可能となる。その結果、リターン
リンク同時接続数MはM1となる。
【0007】ケース3は、セル半径が6Kmの場合を示
している。ケース3では、同様にして、MがM2(>M
1)となる。
【0008】このように、ケース1〜3より、同時接続
数Mとセル半径とは反比例することがわかる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のCDMA−WLLでは、サービスエリアにおける加入
者の分布によりセル半径を選択することができる。すな
わち、加入者が広範囲に散在している場合は、加入者容
量を犠牲にしてセルを大きく形成することができる。ま
た加入者が集中している場合は、セルを小さく形成する
ことで、加入者容量を最大化することができる。
【0010】しかし、このようなCDMA−WLLで
は、実際のサービスエリアの加入者分布が純粋に散在あ
るいは集中しているケースは稀である。すなわち、図9
に示すように、基地局に対して加入者局が混在している
のが実状である。この場合、セル半径を大きく構成する
ことになるため、全体の加入者容量が大きく制限されて
しまう。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、加入者容量の制約を緩和することができ
るWLLシステム及びその通信方法を提供することがで
きるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のWLL
システムは、基地局と複数の加入者局との間でCDMA
(符号分割多元接続)−TDD(時間分割双方向伝送)
方式により通信を行うWLLシステムであって、基地局
は、上位交換局からデータに対して信号処理を施す送信
手段と、送受信切替信号を発するフレーム同期手段と、
送受信切替信号に基づいて、信号処理された同期信号を
送出させる切替手段とを備え、複数の加入者局は、同期
信号を受信するとともに、同期信号に対して信号処理を
施す受信手段と、信号処理された信号を受けるハンドセ
ットとを備えることを特徴とする。また、加入者局に
は、ハンドセットを介して取込まれた音声信号に対して
信号処理を施し同期信号として送出する送信手段が設け
られ、基地局には、同期信号を受信して上位交換機へ送
出する受信手段が設けられているようにすることができ
る。また、基地局は、タイミング同期手段により全基地
局に共通のクロック位相や時間タイミング等を検出し、
クロック信号をフレーム同期手段へ時間タイミングとし
て供給するようにすることができる。また、フレーム同
期手段は、フレームタイミング及びスロットタイミング
を発生するようにすることができる。また、同期信号
は、FLバースト及びRLバーストからなり、これらF
Lバースト及びRLバーストは、1フレームを分割した
複数のタイムスロットによって割当てられているととも
に、これらタイムスロットは遠距離の加入者局と近距離
の加入者局の2つのグループに分けられているようにす
ることができる。また、割当てられたそれぞれのタイム
スロットは、加入者局間で拡散符号分割により共有され
るようにすることができる。また、タイムスロットのう
ち、隣接しているタイムスロットは近距離の加入者局に
割当てられ、離れたタイムスロットは遠距離の加入者局
に割当てられているようにすることができる。また、タ
イムスロットは、第1〜第6のタイムスロットからな
り、第1のタイムスロットは、遠距離加入者局のFLバ
ースト用とされ、第2のタイムスロットは、近距離加入
者局のFLバースト用とされ、第3のタイムスロット
は、近距離加入者局のRLバースト用とされ、第4のタ
イムスロットは、遠距離加入者局のRLバースト用とさ
れ、第5のタイムスロットは、近距離加入者局のFLバ
ースト用とされ、第6のタイムスロットは、近距離加入
者局のRLバースト用とされているようにすることがで
きる。請求項9に記載のWLLの通信方法は、基地局と
複数の加入者局との間でCDMA(符号分割多元接続)
−TDD(時間分割双方向伝送)方式により通信を行う
WLLの通信方法であって、上位交換局からデータに対
して信号処理を施す第1の工程と、送受信切替信号を発
する第2の工程と、送受信切替信号に基づいて、信号処
理された同期信号を送出させる第3の工程と、同期信号
を受信するとともに、同期信号に対して信号処理を施す
第4の工程と、第4の工程で信号処理された信号を受け
る第5の工程とを備えることを特徴とする。また、第1
〜第5の工程には、ハンドセットを介して取込まれた音
声信号に対して信号処理を施し同期信号として送出する
第6の工程と、同期信号を受信して上位交換機へ送出す
る第7の工程とが含まれるようにすることができる。ま
た、第2の工程には、全基地局に共通のクロック位相や
時間タイミング等を検出し、クロック信号を時間タイミ
ングとして得る工程が含まれるようにすることができ
る。また、第2の工程には、フレームタイミング及びス
ロットタイミングを発生する工程が含まれるようにする
ことができる。また、第1〜第3の工程には、同期信号
を、FLバースト及びRLバーストとし、さらにこれら
FLバースト及びRLバーストを、1フレームを分割し
た複数のタイムスロットによって割当てるとともに、こ
れらタイムスロットを遠距離の加入者局と近距離の加入
者局の2つのグループに分ける第8の工程が含まれるよ
うにすることができる。また、第6及び第7の工程に
は、割当てられたそれぞれのタイムスロットを、加入者
局間で拡散符号分割により共有する工程が含まれるよう
にすることができる。また、第8の工程には、タイムス
ロットのうち、隣接しているタイムスロットを近距離の
加入者局に割当て、離れたタイムスロットを遠距離の加
入者局に割当てる第9の工程が含まれるようにすること
ができる。また、第8及び第9の工程には、タイムスロ
ットを、第1〜第6のタイムスロットとし、第1のタイ
ムスロットを、遠距離加入者局のFLバースト用とし、
第2のタイムスロットを、近距離加入者局のFLバース
ト用とし、第3のタイムスロットを、近距離加入者局の
RLバースト用とし、第4のタイムスロットを、遠距離
加入者局のRLバースト用とし、第5のタイムスロット
を、近距離加入者局のFLバースト用とし、第6のタイ
ムスロットを、近距離加入者局のRLバースト用とする
工程が含まれるようにすることができる。本発明に係る
WLLシステム及びその通信方法においては、WLL
(ワイヤレス・ローカル・ループ)において、送受信フ
レームのタイムスロットを2つのグループに分類し、一
方は基地局より近距離の加入者群を、もう一方は遠距離
の加入者群を収容するようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0014】図1は、本発明のWLLシステムの一実施
の形態を示すブロック図、図2〜図6は、図1のWLL
システムの動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【0015】図1に示すWLLシステムは、CDMA
(符号分割多元接続)−TDD(時間分割双方向伝送)
方式を用いている。すなわち、TDD(時間分割双方向
伝送)では、拡散符号/時間(タイムスロット)の両方
を用いてユーザ多重を行う。なお、CDMA(符号分割
多元接続)−TDD(時間分割双方向伝送)の方式につ
いての詳細は、ARIB・IMT2000・エアインタ
ーフェース部等に記載されている。
【0016】図1のWLLシステムは、1セル分を示し
ている。すなわち、WLLシステムは、1個の基地局1
とM個の加入者局2により構成されている。
【0017】基地局1は、有線伝送路インターフェース
部11、送信部12、受信部13、制御部14、フレー
ム同期部15、切替器16及びタイミング同期部17を
備えている。
【0018】有線伝送路インターフェース部11は、有
線伝送路との中継を行う。送信部12は、誤り訂正符号
化及びインターリーブ等のベースバンド信号処理、拡散
変調、データ変調、フィルタリング、電力増幅等を施
す。受信部13は、上位交換局からのデータを受信す
る。
【0019】制御部14は、有線伝送路インターフェー
ス部11、送信部12、受信部13及びフレーム同期部
15の動作を制御する。フレーム同期部15は、フレー
ムカウンタを含み、フレームタイミング、スロットタイ
ミング等を発生する。また、フレーム同期部15は、制
御部14より指示された各スロットの送受信モードに対
応する送受切替信号を切替器16へ送る。
【0020】切替器16は、送受切替信号に対応して、
アンテナと送信部12、アンテナと受信部13の接続の
切替えを行う。また、切替器16は、フレーム同期部1
5からの送受信切替信号に従い、送信部12からの送信
信号をアンテナに送る。アンテナからの送信バースト
{FL(フォワードリンク)バースト}は、加入者局2
に送られる。
【0021】なお、TDD(時間分割双方向伝送)で
は、システム内の全基地局1の時間同期をとる必要があ
る。すなわち、全基地局1の送信/受信のタイムスロッ
トが一致しなくてはならない。そうでなければ、ある加
入者局2がバーストを受信しているとき、当該加入者局
2の近辺に位置し、かつ他のセル(基地局1)に従属す
る加入者局2がバースト送信を行い、当該加入者局2の
バーストの受信を阻害する事故が発生する。
【0022】そのため、基地局1は、タイミング同期部
17により全基地局1に共通のクロック位相や時間タイ
ミング等を検出し、クロック信号を基地局1内のフレー
ム同期部15へ時間タイミングとして供給する。なお、
タイミング同期の確立方法も種々あるが、最も確実な方
法は、GPSレシーバを用いる方法である。これは、I
S−95移動通信システムに採用されている。
【0023】一方、#1〜#Mの加入者局2は、端末イ
ンターフェース部21、送信部22、受信部23、制御
部24、フレーム同期部25及び切替器26を備えてい
る。
【0024】端末インターフェース部21は、ハンドセ
ットとの中継を行う。送信部22は、ハンドセットを通
して取込まれた音声信号を、RL(リターンリンク)バ
ーストとして基地局1に向け送信する。受信部23は、
アンテナを通して基地局1からのFL(フォワードリン
ク)バーストを受信する。また、受信部23は、電力増
幅、フィルタリング、逆拡散、検波、RAKE合成、誤
り訂正復号、デインターリーブ等の信号処理を施す。制
御部24は、端末インターフェース部21、送信部22
及び受信部23の動作を制御する。
【0025】フレーム同期部25は、制御部25より指
示された各スロットの送受信モードに対応する送受切替
信号を切替器26へ送る。切替器26は、送受切替信号
に対応して、アンテナと送信部22、アンテナと受信部
23の接続の切替えを行う。
【0026】次に、このような構成のWLLシステムの
通信方法の概要について説明する。まず、フォワードリ
ンク(FL)について説明する。基地局1は、有線伝送
路インターフェース部11を経由して、上位交換局から
データを受信する。受信データは送信部12に送られ
る。送信部12では、受信したデータに対し、誤り訂正
符号化、インターリーブ等のベースバンド信号処理、拡
散変調、データ変調、フィルタリング、電力増幅等を施
して切替器16に送る。
【0027】切替器16は、フレーム同期部15からの
送受信切替信号に従い、送信部12からの送信信号をア
ンテナを介して送出する。アンテナからの送信バースト
(FLバースト)は、加入者局2に送られる。
【0028】加入者局2では、アンテナを通してFLバ
ーストを受信する。受信したFLバーストは、切替器2
6を経由して受信部23へ送られる。受信部23では、
受信したFLバーストに対し、電力増幅、フィルタリン
グ、逆拡散、検波、RAKE合成、誤り訂正復号、デイ
ンターリーブ等の信号処理を施す。処理された信号は、
端末インターフェース部21へ送られる。端末インター
フェース部21は、適当な処理を加えた後、ハンドセッ
トへ音声データとして送出する。
【0029】リターンリンク(RL)も上記と同様に行
われる。すなわち、ハンドセットを通して取込まれた音
声信号は、端末インターフェース21、送信部22、切
替器26を経由し、RLバーストとして基地局1に向け
送信される。基地局1においては、アンテナを通して受
信されたRLバーストを、切替器16、受信部13、有
線伝送路インターフェース11を経由して、上位交換機
へ送る。
【0030】次に、このような構成のWLLシステムの
通信方法の具体例を、図2〜図6を用いて説明する。
【0031】なお、本実施の形態では、1フレームを6
スロット(1〜6)とし、さらに各スロット(1〜6)
の用途を次のように定義する。
【0032】 スロット(1)・・・遠距離加入者局のフォワードリン
ク(FL)用とする。 スロット(2)・・・近距離加入者局のフォワードリン
ク(FL)用とする。 スロット(3)・・・近距離加入者局のリターンリンク
(RL)用とする。 スロット(4)・・・遠距離加入者局のリターンリンク
(RL)用とする。 スロット(5)・・・近距離加入者局のフォワードリン
ク(FL)用とする。 スロット(6)・・・近距離加入者局のフォワードリン
ク(RL)用とする。
【0033】ここで、近距離加入者用に隣接したタイム
スロット(2,3,5,6)を割当てているが、これは
以下の理由によるものである。CDMA(符号分割多元
接続)において、高い加入者容量を実現するには、受信
機(ファワードリンク/リターンリンク)入力での各キ
ャリアのEb/Noを同一とする必要がある。
【0034】これを実現するために、種々の送信電力制
御(TPC)が行われているが、取分け、クローズドル
ープTPCが効果的である。
【0035】これは、たとえばリターンリンクの場合、
次のような処理が施される。 基地局は、受信電力を評価。 RLバーストのSIR(Signal Interference Ratio)
を測定し、予め定められた基準SIRと比較する。その
結果(TPC情報と呼ぶ)を、FLバーストに載せて加
入者局に向け送信する。 加入者局は、RL送信電力を制御。 加入者局は、受信したTPC情報がSIR<基準SIR
のとき、RLバーストの送信電力を上げ、逆の場合は下
げる。
【0036】以上のようにクローズドループTPCで
は、受信電力が制御されるまでに遅延が生じる。この制
御遅延は、電波伝播環境が変動しやすい都市部ではTP
C特性に大きな影響を与える。したがって、制御遅延を
小さくすべく、都市部に設置されると想定される近距離
の加入者局に対しては、FL/RLリンクに対し隣接タ
イムスロットを割当てている。
【0037】一方、遠距離の加入者局は過疎部に設置さ
れると想定されるので、制御遅延に関し、あまりシビア
ではない。したがって、隣接タイムスロットを割当てる
必要がない。その理由は、後述する。
【0038】次に、図2及び図3により、近距離の加入
者局2と基地局1とのバースト送受信について説明す
る。
【0039】図2において、TX/RXフレームは、基
地局1におけるフレーム同期部15の位相を示してい
る。基地局1は、加入者局2に対しスロット(2)の先
頭位置でFLバーストを送信する。加入者局2は、伝播
遅延タイムTd後に受信し、受信バーストの先頭位置を
スロットの区切りとしたフレーム同期を確立する。
【0040】そして、加入者局2は、次のタイムスロッ
トの先頭でRLバーストを送信する。その際、加入者局
2は、バースト長の短い同期バーストを送信する。基地
局1は、伝播遅延タイムTd後に同期バーストを受信す
る。当該同期バーストは、図3に示すように、基地局1
によりスロット(3)の先頭より(2×Td)後に受信
される。
【0041】ここで、(2×Td)がガードタイムTg
以内であれば、加入者局2よりのRLバーストを当該タ
イムスロット中に収容できる。したがって、そのままバ
ースト長を元に戻し、通常通信モードに移行する。
【0042】次に、図4及び図5により、遠距離の加入
者局2と基地局1とのバースト送受信について説明す
る。
【0043】ここで、基地局1は、スロット(1)でバ
ーストを送信し、スロット(4)でバースト受信する。
なお、加入者局2は、逆の送受信を行う。
【0044】基地局1は、上記と同様に、同期バースト
の送受信を行うことにより、往復の伝播遅延タイム(2
×Td)を得る。(2×Td)がガードタイムTg以内
でないため、基地局1は正規のRLバーストを当該タイ
ムスロット中に収容できないと判断する。この場合、F
Lリンク経由で当該加入者局2に対し{(2×Td)−
Tg+α}だけ早いタイミングで送信すべく指示する。
加入者局2は、バーストの送信タイミングを早め、図5
に示すように、バースト長を元に戻して通常通信モード
に移行する。
【0045】ここで、図4及び図5に示した遠距離の加
入者局2に対する処置は、FLスロット/RLスロット
がある程度離れていることが好ましい。すなわち、図6
に示すように、加入者局2は、基地局1からの指示に従
い、バーストの送信タイミングを早めようとする。この
とき、遠距離の場合、加入者局2はまだその時点ではバ
ースト受信をしているので早めることができないためで
ある。
【0046】このように、本実施の形態では、基地局1
が近距離の加入者局2群と遠距離の加入局2群とを時分
割で収容しているので、遠距離の加入者局2を収容する
ことで、セル半径を大きく構成することになっても、加
入者容量の制限を緩和させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上の如く本発明に係るWLLシステム
及びその通信方法によれば、WLL(ワイヤレス・ロー
カル・ループ)において、送受信フレームのタイムスロ
ットを2つのグループに分類し、一方は基地局より近距
離の加入者群を、もう一方は遠距離の加入者群を収容す
るようにしたので、加入者容量の制約を緩和することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のWLLシステムの一実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1のWLLシステムの動作を説明するための
タイムチャートである。
【図3】図1のWLLシステムの動作を説明するための
タイムチャートである。
【図4】図1のWLLシステムの動作を説明するための
タイムチャートである。
【図5】図1のWLLシステムの動作を説明するための
タイムチャートである。
【図6】図1のWLLシステムの動作を説明するための
タイムチャートである。
【図7】従来のCDMA−WLLのシステムの概要を示
す図である。
【図8】図7のセル半径とリターンリンク同時接続数と
の関係を示す図である。
【図9】従来のサービスエリアの加入者分布を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 基地局 2 加入者局 11 有線伝送路インターフェース部 12 送信部 13 受信部 14 制御部 15 フレーム同期部 16 切替器 17 タイミング同期部 21 端末インターフェース部 22 送信部 23 受信部 24 制御部 25 フレーム同期部 26 切替器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 7/00 H04B 7/26 109N 5K051 12/56 H04J 13/00 F 5K067 H04M 3/00 H04L 11/20 102Z Fターム(参考) 5K018 AA04 BA03 CA06 FA01 FA05 JA02 5K022 EE01 EE13 EE36 FF00 5K028 AA06 AA11 BB06 DD01 DD02 LL02 MM16 NN04 NN32 NN41 SS02 SS12 5K030 GA04 GA19 HB15 HC01 JL01 JL08 JT01 LA07 5K047 AA15 BB01 BB05 GG08 HH01 HH12 HH42 JJ02 MM02 MM11 5K051 AA05 BB01 DD15 EE01 FF07 FF11 HH26 JJ09 5K067 AA22 BB02 CC10 DD13 DD25 EE02 EE10 EE22 FF13 GG03 HH05 HH24 JJ12 JJ13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の加入者局との間でCDM
    A(符号分割多元接続)−TDD(時間分割双方向伝
    送)方式により通信を行うWLLシステムであって、 前記基地局は、 上位交換局からデータに対して信号処理を施す送信手段
    と、 送受信切替信号を発するフレーム同期手段と、 前記送受信切替信号に基づいて、前記信号処理された同
    期信号を送出させる切替手段とを備え、 前記複数の加入者局は、 前記同期信号を受信するとともに、前記同期信号に対し
    て信号処理を施す受信手段と、 前記信号処理された信号を受けるハンドセットとを備え
    ることを特徴とするWLLシステム。
  2. 【請求項2】 前記加入者局には、前記ハンドセットを
    介して取込まれた音声信号に対して信号処理を施し同期
    信号として送出する送信手段が設けられ、前記基地局に
    は、前記同期信号を受信して前記上位交換機へ送出する
    受信手段が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のWLLシステム。
  3. 【請求項3】 前記基地局は、前記タイミング同期手段
    により全基地局に共通のクロック位相や時間タイミング
    等を検出し、クロック信号を前記フレーム同期手段へ時
    間タイミングとして供給することを特徴とする請求項1
    に記載のWLLシステム。
  4. 【請求項4】 前記フレーム同期手段は、フレームタイ
    ミング及びスロットタイミングを発生することを特徴と
    する請求項3に記載のWLLシステム。
  5. 【請求項5】 前記同期信号は、FLバースト及びRL
    バーストからなり、これらFLバースト及びRLバース
    トは、1フレームを分割した複数のタイムスロットによ
    って割当てられているとともに、これらタイムスロット
    は遠距離の加入者局と近距離の加入者局の2つのグルー
    プに分けられていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のWLLシステム。
  6. 【請求項6】 前記割当てられたそれぞれのタイムスロ
    ットは、前記加入者局間で拡散符号分割により共有され
    ることを特徴とする請求項5に記載のWLLシステム。
  7. 【請求項7】 前記タイムスロットのうち、隣接してい
    るタイムスロットは近距離の加入者局に割当てられ、離
    れたタイムスロットは遠距離の加入者局に割当てられて
    いることを特徴とする請求項5又は6に記載のWLLシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記タイムスロットは、第1〜第6のタ
    イムスロットからなり、 第1のタイムスロットは、遠距離加入者局のFLバース
    ト用とされ、 第2のタイムスロットは、近距離加入者局のFLバース
    ト用とされ、 第3のタイムスロットは、近距離加入者局のRLバース
    ト用とされ、 第4のタイムスロットは、遠距離加入者局のRLバース
    ト用とされ、 第5のタイムスロットは、近距離加入者局のFLバース
    ト用とされ、 第6のタイムスロットは、近距離加入者局のRLバース
    ト用とされていることを特徴とする請求項5〜7の何れ
    かに記載のWLLシステム。
  9. 【請求項9】 基地局と複数の加入者局との間でCDM
    A(符号分割多元接続)−TDD(時間分割双方向伝
    送)方式により通信を行うWLLの通信方法であって、 上位交換局からデータに対して信号処理を施す第1の工
    程と、 送受信切替信号を発する第2の工程と、 前記送受信切替信号に基づいて、前記信号処理された同
    期信号を送出させる第3の工程と、 前記同期信号を受信するとともに、前記同期信号に対し
    て信号処理を施す第4の工程と、 前記第4の工程で信号処理された信号を受ける第5の工
    程とを備えることを特徴とするWLLの通信方法。
  10. 【請求項10】 前記第1〜第5の工程には、ハンドセ
    ットを介して取込まれた音声信号に対して信号処理を施
    し同期信号として送出する第6の工程と、前記同期信号
    を受信して前記上位交換機へ送出する第7の工程とが含
    まれることを特徴とする請求項9に記載のWLLの通信
    方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の工程には、全基地局に共通
    のクロック位相や時間タイミング等を検出し、クロック
    信号を時間タイミングとして得る工程が含まれることを
    特徴とする請求項9に記載のWLLの通信方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の工程には、フレームタイミ
    ング及びスロットタイミングを発生する工程が含まれる
    ことを特徴とする請求項9に記載のWLLの通信方法。
  13. 【請求項13】 前記第1〜第3の工程には、前記同期
    信号を、FLバースト及びRLバーストとし、さらにこ
    れらFLバースト及びRLバーストを、1フレームを分
    割した複数のタイムスロットによって割当てるととも
    に、これらタイムスロットを遠距離の加入者局と近距離
    の加入者局の2つのグループに分ける第8の工程が含ま
    れることを特徴とする請求項9に記載のWLLの通信方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第6及び第7の工程には、前記割
    当てられたそれぞれのタイムスロットを、前記加入者局
    間で拡散符号分割により共有する工程が含まれることを
    特徴とする請求項10に記載のWLLの通信方法。
  15. 【請求項15】 前記第8の工程には、前記タイムスロ
    ットのうち、隣接しているタイムスロットを近距離の加
    入者局に割当て、離れたタイムスロットを遠距離の加入
    者局に割当てる第9の工程が含まれることを特徴とする
    請求項13に記載のWLLの通信方法。
  16. 【請求項16】 前記第8及び第9の工程には、前記タ
    イムスロットを、第1〜第6のタイムスロットとし、 第1のタイムスロットを、遠距離加入者局のFLバース
    ト用とし、 第2のタイムスロットを、近距離加入者局のFLバース
    ト用とし、 第3のタイムスロットを、近距離加入者局のRLバース
    ト用とし、 第4のタイムスロットを、遠距離加入者局のRLバース
    ト用とし、 第5のタイムスロットを、近距離加入者局のFLバース
    ト用とし、 第6のタイムスロットを、近距離加入者局のRLバース
    ト用とする工程が含まれることを特徴とする請求項13
    又は15に記載のWLLの通信方法。
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