JP2000182759A - 電磁波防止用電熱線及び電熱保温器 - Google Patents
電磁波防止用電熱線及び電熱保温器Info
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- H01B3/18—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
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- H05K9/0098—Shielding materials for shielding electrical cables
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱源として用いられる電熱線から発生する電磁
波を遮断する。 【解決手段】熱を発生する発熱体を直線状に配列して、
直線発熱体を形成する発熱線111と、発熱線111の外周面
が包まれるように形成した内部絶縁層112と、内部絶縁
層112の外周面が包まれるように形成した遮蔽層113と、
遮蔽層113の外周面が包まれるように形成した外部絶縁
層114とを含み構成する。遮蔽層113が大地接地電位を有
するように発熱線111と遮蔽層113に電源を印加して、発
熱線111と遮蔽層113に流れる電流の方向が互いに逆にな
るようにすることにより、発熱線111から発生する磁場
は遮蔽層113に形成される磁場で相互相殺させ、電場は
遮蔽層113で遮蔽して、電磁波の外部放出を防止する。
波を遮断する。 【解決手段】熱を発生する発熱体を直線状に配列して、
直線発熱体を形成する発熱線111と、発熱線111の外周面
が包まれるように形成した内部絶縁層112と、内部絶縁
層112の外周面が包まれるように形成した遮蔽層113と、
遮蔽層113の外周面が包まれるように形成した外部絶縁
層114とを含み構成する。遮蔽層113が大地接地電位を有
するように発熱線111と遮蔽層113に電源を印加して、発
熱線111と遮蔽層113に流れる電流の方向が互いに逆にな
るようにすることにより、発熱線111から発生する磁場
は遮蔽層113に形成される磁場で相互相殺させ、電場は
遮蔽層113で遮蔽して、電磁波の外部放出を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気オンドル床、電
気ブランケット、電気敷布団、電気座布団、電気湿布パ
ック(以下、電熱保温器という)等の熱源として用いら
れる電熱線から発生する電磁波を遮断するための電磁波
防止用電熱線及びこれを利用した電熱保温器に係り、特
に、熱を発生する発熱体を直線形態に作り、その外周面
が完全にくるまれるように遮蔽層を形成した後、前記遮
蔽層が大地接地電位を有するように発熱線と遮蔽層に電
源を印加して前記発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が
互いに逆になるようにすることにより、前記発熱線から
発生する磁気場は遮蔽層に形成される磁気場で相互相殺
させ、電気場は遮蔽層で遮蔽して電磁波の外部放出を防
止する電磁波防止用電熱線及び電熱保温器に関する。
気ブランケット、電気敷布団、電気座布団、電気湿布パ
ック(以下、電熱保温器という)等の熱源として用いら
れる電熱線から発生する電磁波を遮断するための電磁波
防止用電熱線及びこれを利用した電熱保温器に係り、特
に、熱を発生する発熱体を直線形態に作り、その外周面
が完全にくるまれるように遮蔽層を形成した後、前記遮
蔽層が大地接地電位を有するように発熱線と遮蔽層に電
源を印加して前記発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が
互いに逆になるようにすることにより、前記発熱線から
発生する磁気場は遮蔽層に形成される磁気場で相互相殺
させ、電気場は遮蔽層で遮蔽して電磁波の外部放出を防
止する電磁波防止用電熱線及び電熱保温器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、電熱保温器は、熱を発生す
る発熱体と、前記発熱体の発熱温度を調節する温度調節
器等で成り、使用者が設定した所定温度の熱を発生する
暖房器具である。
る発熱体と、前記発熱体の発熱温度を調節する温度調節
器等で成り、使用者が設定した所定温度の熱を発生する
暖房器具である。
【0003】このような電熱保温器は、図1と図2に示
すように、熱を発生する発熱線12の外周面に順次に包ま
れる耐熱ナイロン13と、検知線14及び絶縁PVC(ポリ塩
化ビニル)層15で形成された電熱線10を電熱保温器全体
に対し均等間隔で配列した後、温度調節器(図示せず)
を通じて電熱線10に供給される電源を制御することによ
り、使用者が設定した温度を維持する機能を果たす。
すように、熱を発生する発熱線12の外周面に順次に包ま
れる耐熱ナイロン13と、検知線14及び絶縁PVC(ポリ塩
化ビニル)層15で形成された電熱線10を電熱保温器全体
に対し均等間隔で配列した後、温度調節器(図示せず)
を通じて電熱線10に供給される電源を制御することによ
り、使用者が設定した温度を維持する機能を果たす。
【0004】ここで、耐熱ナイロン13は、発熱線12と検
知線14との間を絶縁するための絶縁物であり、図面のう
ち未説明符号1は電源連結端子を、11は前記発熱線12に
包まれるコアをそれぞれ示し、電源連結端子1を通じて
印加された電源は、矢印方向(又は矢印の逆方向)に流
れて熱を発生するようになる。
知線14との間を絶縁するための絶縁物であり、図面のう
ち未説明符号1は電源連結端子を、11は前記発熱線12に
包まれるコアをそれぞれ示し、電源連結端子1を通じて
印加された電源は、矢印方向(又は矢印の逆方向)に流
れて熱を発生するようになる。
【0005】しかし、前述の如き従来の電熱線及びこれ
を用いる電熱保温器は、一方向性を有する電流の流れ
(電源周波数(50Hz〜60Hz)により矢印方向又は矢印の逆
方向に流れる電流の流れ)により、電熱線10の周囲に磁
場及び電場が形成されて人体及び他の電気機器に致命的
な悪影響を及ぼす問題点があった。
を用いる電熱保温器は、一方向性を有する電流の流れ
(電源周波数(50Hz〜60Hz)により矢印方向又は矢印の逆
方向に流れる電流の流れ)により、電熱線10の周囲に磁
場及び電場が形成されて人体及び他の電気機器に致命的
な悪影響を及ぼす問題点があった。
【0006】即ち、図3に示すように、導体に電流Iが
流れると、エルステッド(OERSTED)やアンペア(AMPERE)
等により明かされた通り、導体周囲に磁場Bと電場(図
示せず)が発生するようになるが、このような原理によ
り電熱保温器の電熱線10に形成された磁場Bと電場は、
経穴を無作為に刺激して、気(人体の生体エネルギ)の
流れを妨げて生細胞を破壊することにより、各種の皮膚
炎や頭痛、慢性疲労、生理不順、早産、奇形児出産及び
中風等を惹き起こすことは勿論、テレビジョン、オーデ
ィオ、ビデオ等の各種の電気機器に雑音及び誤動作を惹
き起こす等の問題点があった。
流れると、エルステッド(OERSTED)やアンペア(AMPERE)
等により明かされた通り、導体周囲に磁場Bと電場(図
示せず)が発生するようになるが、このような原理によ
り電熱保温器の電熱線10に形成された磁場Bと電場は、
経穴を無作為に刺激して、気(人体の生体エネルギ)の
流れを妨げて生細胞を破壊することにより、各種の皮膚
炎や頭痛、慢性疲労、生理不順、早産、奇形児出産及び
中風等を惹き起こすことは勿論、テレビジョン、オーデ
ィオ、ビデオ等の各種の電気機器に雑音及び誤動作を惹
き起こす等の問題点があった。
【0007】従って、電熱線及び電熱保温器から発生す
る電磁波を防止するための多くの方法が研究開発されて
いる。
る電磁波を防止するための多くの方法が研究開発されて
いる。
【0008】以下、電熱線及び電熱保温器から発生する
電磁波を防止するための従来の方法について説明すると
次の通りである。
電磁波を防止するための従来の方法について説明すると
次の通りである。
【0009】先ず、電磁波の性質について記述する。
【0010】周知の通り、電磁波は、電圧が高くなる程
大きくなる電場(電気力線)と、電流の流れが多くなる
程大きくなる磁場(磁力線)で構成される。従って、電
場は電気の使用有無に関係なく電位差がある場合に発生
し、磁場は電気の使用がある場合(即ち、電気の使用に
よる電流の流れがある場合)にその使用量に応じて発生
するようになる。
大きくなる電場(電気力線)と、電流の流れが多くなる
程大きくなる磁場(磁力線)で構成される。従って、電
場は電気の使用有無に関係なく電位差がある場合に発生
し、磁場は電気の使用がある場合(即ち、電気の使用に
よる電流の流れがある場合)にその使用量に応じて発生
するようになる。
【0011】一般的に、電場を除去する最も効果的な方
法は、電場発生源(導体、電熱線、電熱保温器、各種の
電気機器等)を導電性物質で完全に包んで完全遮蔽した
後、導電性物質を大地に接続して導電性物質に誘起され
た電場(電気力線、電荷)を大地に放出させる方法であ
り、磁場を除去する最も効果的な方法は、磁場発生源を
透磁率が高い金属体で完全に包んで完全遮蔽することに
より磁場の外部放出を遮断する方法である。
法は、電場発生源(導体、電熱線、電熱保温器、各種の
電気機器等)を導電性物質で完全に包んで完全遮蔽した
後、導電性物質を大地に接続して導電性物質に誘起され
た電場(電気力線、電荷)を大地に放出させる方法であ
り、磁場を除去する最も効果的な方法は、磁場発生源を
透磁率が高い金属体で完全に包んで完全遮蔽することに
より磁場の外部放出を遮断する方法である。
【0012】このように、従来においては電場を除去す
るために電場発生源である電熱線又は電熱保温器の外部
を導電性体で包み完全に遮蔽する方法が用いられてい
た。
るために電場発生源である電熱線又は電熱保温器の外部
を導電性体で包み完全に遮蔽する方法が用いられてい
た。
【0013】韓国特許出願第94-9745号は、遮蔽布又は
面状発熱体等の導電性体で電熱線又は電熱保温器の全体
を包み遮蔽する方法である。
面状発熱体等の導電性体で電熱線又は電熱保温器の全体
を包み遮蔽する方法である。
【0014】しかし、前述の如き従来の電場遮蔽方法
は、導電性の遮蔽物質を用いて電熱保温器全体を包むこ
とにより、電熱線の外に別途の遮蔽布又は面状発熱体等
が必要になるという問題点、及び電熱保温器から発生す
る磁場は遮断することができないという問題点等があっ
た。
は、導電性の遮蔽物質を用いて電熱保温器全体を包むこ
とにより、電熱線の外に別途の遮蔽布又は面状発熱体等
が必要になるという問題点、及び電熱保温器から発生す
る磁場は遮断することができないという問題点等があっ
た。
【0015】一方、磁場の場合には電磁波発生源である
電熱線又は電熱保温器の面積が広いため、透磁率が高い
金属体で完全に包む方法は実現可能な技術ではなく、ま
た、費用上現実的に容易でないので、二つの電熱線を密
着させて単一加熱体を形成した後(以下、双列配線方法
という)、これに加熱のための電流が往復に流れるよう
にして磁場を相殺させる方法が用いられている。
電熱線又は電熱保温器の面積が広いため、透磁率が高い
金属体で完全に包む方法は実現可能な技術ではなく、ま
た、費用上現実的に容易でないので、二つの電熱線を密
着させて単一加熱体を形成した後(以下、双列配線方法
という)、これに加熱のための電流が往復に流れるよう
にして磁場を相殺させる方法が用いられている。
【0016】これは、図4に示すように、二つの発熱線
21,22の一方の同一端部を接続し、他方の端部を通じて
電源を印加すれば、二つの発熱線21,22に流れる電流I,
I'の方向が互いに逆になり、その大きさが同一であるた
め、これにより発生する磁場B,B'もまたその方向が互い
に逆になって、二つの発熱線21,22から発生する磁場B,
B'が相互相殺される方法である。
21,22の一方の同一端部を接続し、他方の端部を通じて
電源を印加すれば、二つの発熱線21,22に流れる電流I,
I'の方向が互いに逆になり、その大きさが同一であるた
め、これにより発生する磁場B,B'もまたその方向が互い
に逆になって、二つの発熱線21,22から発生する磁場B,
B'が相互相殺される方法である。
【0017】韓国実用新案登録出願第93-14937号は、図
5に示すように、二つの発熱線を電熱保温器全体に対し
均等に配列した後、その一方の同一端部を接続し、他方
の端部を通じて電源を印加して構成した電熱保温器で、
前述した双列配線方法を用いて磁気場を相殺させる典型
的な例である。しかし、二つの発熱線21,22が密着した
密着部位の最短距離平面に対してのみ磁界を相殺するだ
けで、密着部位の外郭や上・下部位に発生する磁界は相
殺しえないという問題点があった。
5に示すように、二つの発熱線を電熱保温器全体に対し
均等に配列した後、その一方の同一端部を接続し、他方
の端部を通じて電源を印加して構成した電熱保温器で、
前述した双列配線方法を用いて磁気場を相殺させる典型
的な例である。しかし、二つの発熱線21,22が密着した
密着部位の最短距離平面に対してのみ磁界を相殺するだ
けで、密着部位の外郭や上・下部位に発生する磁界は相
殺しえないという問題点があった。
【0018】即ち、発熱線21,22をいくら密着させて配
列するとしても、絶縁物等によって離間され、同一の磁
界中心を形成することができないため、磁場相殺効果が
低下されるという問題点があった。
列するとしても、絶縁物等によって離間され、同一の磁
界中心を形成することができないため、磁場相殺効果が
低下されるという問題点があった。
【0019】従って、密着させるために日本特願平3-19
3542号においては、二つの発熱線31,32を互いに縒った
り(図6)、また、いずれか一つの発熱線(又は導体)
41を中心として、他の一つの発熱線42を中心になる発熱
線41に巻く方法(図7)が提案されているが、これもま
た、磁界B,B'が形成される磁界面が同一平面にならな
く、その中心もまた同一でないため、図4の方法と同様
に密着部位の外郭や上・下部位に発生する磁界(磁場)
は効果的に相殺しえないという問題点があった。
3542号においては、二つの発熱線31,32を互いに縒った
り(図6)、また、いずれか一つの発熱線(又は導体)
41を中心として、他の一つの発熱線42を中心になる発熱
線41に巻く方法(図7)が提案されているが、これもま
た、磁界B,B'が形成される磁界面が同一平面にならな
く、その中心もまた同一でないため、図4の方法と同様
に密着部位の外郭や上・下部位に発生する磁界(磁場)
は効果的に相殺しえないという問題点があった。
【0020】即ち、従来の電場遮蔽方法は、遮蔽布や面
状発熱体のような別途の導電性物質を用いなければなら
ないので、作業工程が複雑であり費用が嵩まるという問
題点があり、更に、磁場相殺方法は同一中心、同一磁界
平面を有する磁場を形成させることができないため、電
熱線から発生する磁場を完全に相殺させて除去しえない
という問題点があるのは勿論、磁気場と電気場を同時に
除去しえないという問題点があった。
状発熱体のような別途の導電性物質を用いなければなら
ないので、作業工程が複雑であり費用が嵩まるという問
題点があり、更に、磁場相殺方法は同一中心、同一磁界
平面を有する磁場を形成させることができないため、電
熱線から発生する磁場を完全に相殺させて除去しえない
という問題点があるのは勿論、磁気場と電気場を同時に
除去しえないという問題点があった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の如き従来の問題点を解消するためのもので、特に発熱
体を直線形態に作り、中心線上に配列した後、その外周
面が完全に包まれるように絶縁体によって遮蔽層を形成
することにより、発熱体と遮蔽層によって磁場と電場を
容易に相殺及び遮蔽して電磁波の外部放出を防止するこ
とができる電磁波防止用電熱線を提供することにある。
の如き従来の問題点を解消するためのもので、特に発熱
体を直線形態に作り、中心線上に配列した後、その外周
面が完全に包まれるように絶縁体によって遮蔽層を形成
することにより、発熱体と遮蔽層によって磁場と電場を
容易に相殺及び遮蔽して電磁波の外部放出を防止するこ
とができる電磁波防止用電熱線を提供することにある。
【0022】即ち、直線形態の発熱線と、その外周面を
完全にくるむ遮蔽層を通じて電源を印加することによ
り、同一中心、同一の大きさ、同一磁界平面及び相互逆
方向を有する磁場の発生が可能であるため、磁場を完全
に相殺させることができ、更に、遮蔽層が大地接地電位
を有するように電源を印加することにより、電場の外部
放出を完全に遮断することができる電熱線を提供するた
めのものである。
完全にくるむ遮蔽層を通じて電源を印加することによ
り、同一中心、同一の大きさ、同一磁界平面及び相互逆
方向を有する磁場の発生が可能であるため、磁場を完全
に相殺させることができ、更に、遮蔽層が大地接地電位
を有するように電源を印加することにより、電場の外部
放出を完全に遮断することができる電熱線を提供するた
めのものである。
【0023】本発明の別の目的は、電磁波防止用発熱線
の遮蔽層の電位が大地接地電位になるように発熱線と遮
蔽層に電源を印加して、発熱線と遮蔽層に流れる電流の
方向が互いに逆になるようにすることにより、発熱線か
ら発生した磁場は遮蔽層に形成される磁場により相互相
殺させ、電場は遮蔽層に誘起させて遮断することができ
る電熱保温器を提供することにある。
の遮蔽層の電位が大地接地電位になるように発熱線と遮
蔽層に電源を印加して、発熱線と遮蔽層に流れる電流の
方向が互いに逆になるようにすることにより、発熱線か
ら発生した磁場は遮蔽層に形成される磁場により相互相
殺させ、電場は遮蔽層に誘起させて遮断することができ
る電熱保温器を提供することにある。
【0024】即ち、電熱保温器に印加される電源の種類
(例:単相2線式電源、単相3線式電源)を検出して、
そのそれぞれに応じて電源印加方法(又は結線方法)を
異にすることにより、電源の種類に関係なく磁場相殺原
理と電場遮蔽原理によって電磁波を除去しえる電熱保温
器を提供するためのものである。
(例:単相2線式電源、単相3線式電源)を検出して、
そのそれぞれに応じて電源印加方法(又は結線方法)を
異にすることにより、電源の種類に関係なく磁場相殺原
理と電場遮蔽原理によって電磁波を除去しえる電熱保温
器を提供するためのものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】前述の如き目的を達成す
るために本発明の電磁波防止用電熱線の構成1は、一つ
以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯又は多芯の
直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周面が包ま
れるように形成した内部絶縁層と、内部絶縁層の外周面
が包まれるように形成した遮蔽層と、遮蔽層の外周面が
包まれるように形成した外部絶縁層とを含み構成するこ
とをその技術的構成上の特徴とする。
るために本発明の電磁波防止用電熱線の構成1は、一つ
以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯又は多芯の
直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周面が包ま
れるように形成した内部絶縁層と、内部絶縁層の外周面
が包まれるように形成した遮蔽層と、遮蔽層の外周面が
包まれるように形成した外部絶縁層とを含み構成するこ
とをその技術的構成上の特徴とする。
【0026】遮蔽層は、低抵抗成分(殆どゼロ(ZERO)に
近い抵抗成分)の導電性物質(例:銅線で成る遮蔽層)
で構成するのが望ましい。
近い抵抗成分)の導電性物質(例:銅線で成る遮蔽層)
で構成するのが望ましい。
【0027】このように構成された本発明の電磁波防止
用電熱線の構成1は、発熱線と遮蔽層の一方の同一端部
を接続した後、他方の端部を通じて遮蔽層に電源のコー
ルドライン(接地側線)が接続されるように電源を印加
したり(単相2線式電源の場合)、又は発熱線と遮蔽層
の両側の同一端部を接続した後、発熱線の1/2地点を切
断して、切断された部位を通じて電源を印加すれば(単
相3線式電源の場合)、発熱線と遮蔽層に形成される磁
場が同一中心、同一の大きさ、同一磁界平面を有し、そ
の方向が相互逆になって発熱線から発生する磁場が相殺
されるようになり、更に、遮蔽層の電位が大地接地にな
って発熱線から発生する電場を遮断・誘起して放出する
ようになるので、これにより電熱線の外部に発生する電
磁波を防止することができるようになるのである。
用電熱線の構成1は、発熱線と遮蔽層の一方の同一端部
を接続した後、他方の端部を通じて遮蔽層に電源のコー
ルドライン(接地側線)が接続されるように電源を印加
したり(単相2線式電源の場合)、又は発熱線と遮蔽層
の両側の同一端部を接続した後、発熱線の1/2地点を切
断して、切断された部位を通じて電源を印加すれば(単
相3線式電源の場合)、発熱線と遮蔽層に形成される磁
場が同一中心、同一の大きさ、同一磁界平面を有し、そ
の方向が相互逆になって発熱線から発生する磁場が相殺
されるようになり、更に、遮蔽層の電位が大地接地にな
って発熱線から発生する電場を遮断・誘起して放出する
ようになるので、これにより電熱線の外部に発生する電
磁波を防止することができるようになるのである。
【0028】本発明の電磁波防止用電熱線の構成2は、
一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯又は多
芯の直線の発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周面
が包まれるように形成した内部絶縁層と、内部絶縁層の
外周面が包まれるように形成した導電性薄膜と、導電性
薄膜に巻き取られる一つ以上の導線から成る遮蔽層と、
遮蔽層の外周面が包まれるように形成した外部絶縁層と
を含み構成することをその技術的構成上の特徴とする。
一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯又は多
芯の直線の発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周面
が包まれるように形成した内部絶縁層と、内部絶縁層の
外周面が包まれるように形成した導電性薄膜と、導電性
薄膜に巻き取られる一つ以上の導線から成る遮蔽層と、
遮蔽層の外周面が包まれるように形成した外部絶縁層と
を含み構成することをその技術的構成上の特徴とする。
【0029】導電性薄膜は銅薄膜やアルミニウム薄膜で
成り、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成することを
特徴とする。
成り、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成することを
特徴とする。
【0030】更に、内部絶縁層又は外部絶縁層は、シリ
コーンゴム又はテフロンで構成することを特徴とする。
コーンゴム又はテフロンで構成することを特徴とする。
【0031】このように構成された本発明の電磁波防止
用電熱線の構成2は、表面が柔らかで強いアルミニウム
薄膜と、これに巻き取られる一つ以上の導線によって遮
蔽層を形成することにより、押圧等による内部絶縁層の
破壊を防止し、電熱線の太さを細くすることができる。
これは構成1による電熱線の体積を減少させて絶縁特性
を向上させるためのものである。
用電熱線の構成2は、表面が柔らかで強いアルミニウム
薄膜と、これに巻き取られる一つ以上の導線によって遮
蔽層を形成することにより、押圧等による内部絶縁層の
破壊を防止し、電熱線の太さを細くすることができる。
これは構成1による電熱線の体積を減少させて絶縁特性
を向上させるためのものである。
【0032】本発明の電磁波防止用電熱線の構成3は、
一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯心又は
多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周面
が包まれるように形成した第1絶縁層と、第1絶縁層の
外周面が包まれるように形成した第2絶縁層と、第2絶
縁層の外周面が包まれるように形成した導電性薄膜と、
導電性薄膜に巻き取られる一つ以上の導線から成る遮蔽
層と、遮蔽層の外周面が包まれるように形成した外部絶
縁層とを含み構成することをその技術的構成上の特徴と
する。
一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯心又は
多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周面
が包まれるように形成した第1絶縁層と、第1絶縁層の
外周面が包まれるように形成した第2絶縁層と、第2絶
縁層の外周面が包まれるように形成した導電性薄膜と、
導電性薄膜に巻き取られる一つ以上の導線から成る遮蔽
層と、遮蔽層の外周面が包まれるように形成した外部絶
縁層とを含み構成することをその技術的構成上の特徴と
する。
【0033】導電性薄膜は銅薄膜又はアルミニウム薄膜
で成り、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成すること
を特徴とする。
で成り、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成すること
を特徴とする。
【0034】更に、第1絶縁層はテフロンで成り、第2
絶縁層はキャプトン(商品名)絶縁紙で成ることを特徴
とする。
絶縁層はキャプトン(商品名)絶縁紙で成ることを特徴
とする。
【0035】このように構成された本発明の電磁波防止
用電熱線の構成3は、構成2による電熱線よりその体積
を一層減少させて特性を向上させるためのもので、構成
2が有する効果のほかに絶縁層の二重構成による太さ減
少効果と、絶縁強化効果と、絶縁破壊防止効果及び費用
節減効果がある。
用電熱線の構成3は、構成2による電熱線よりその体積
を一層減少させて特性を向上させるためのもので、構成
2が有する効果のほかに絶縁層の二重構成による太さ減
少効果と、絶縁強化効果と、絶縁破壊防止効果及び費用
節減効果がある。
【0036】一方、本発明の電磁波防止電熱保温器の構
成1は、一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単
芯又は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の
外周面が包まれるように形成した内部絶縁層と、内部絶
縁層の外周面が包まれるように形成した遮蔽層と、遮蔽
層の外周面が包まれるように形成した外部絶縁層とを含
み構成された電熱線を電熱保温器本体に配列した後、遮
蔽層の電位が大地接地電位になるように発熱線と遮蔽層
に電源を印加して発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が
互いに逆になるようにすることにより、発熱線から発生
した磁場を遮蔽層に形成される磁場によって相互相殺さ
せ、電場は遮蔽層に誘起させて遮断することをその技術
的構成上の特徴とする。
成1は、一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単
芯又は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の
外周面が包まれるように形成した内部絶縁層と、内部絶
縁層の外周面が包まれるように形成した遮蔽層と、遮蔽
層の外周面が包まれるように形成した外部絶縁層とを含
み構成された電熱線を電熱保温器本体に配列した後、遮
蔽層の電位が大地接地電位になるように発熱線と遮蔽層
に電源を印加して発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が
互いに逆になるようにすることにより、発熱線から発生
した磁場を遮蔽層に形成される磁場によって相互相殺さ
せ、電場は遮蔽層に誘起させて遮断することをその技術
的構成上の特徴とする。
【0037】遮蔽層は低抵抗成分を有する導電性物質で
構成し、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成し、内部
絶縁層又は外部絶縁層はシリコーンゴム又はテフロンで
構成することを特徴とする。
構成し、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成し、内部
絶縁層又は外部絶縁層はシリコーンゴム又はテフロンで
構成することを特徴とする。
【0038】更に、内部絶縁層は、発熱線の外周面を包
む第1絶縁層と、第1絶縁層の外周面を包む第2絶縁層
で構成することを特徴とする。この際、第1絶縁層はテ
フロンで構成し、第2絶縁層はキャプトン(商品名)で
構成するのが望ましい。
む第1絶縁層と、第1絶縁層の外周面を包む第2絶縁層
で構成することを特徴とする。この際、第1絶縁層はテ
フロンで構成し、第2絶縁層はキャプトン(商品名)で
構成するのが望ましい。
【0039】更に、遮蔽層は、内部絶縁層の外周面を包
む導電性薄膜と、導電性薄膜に巻き取られる一つ以上の
導線で構成することを特徴とする。
む導電性薄膜と、導電性薄膜に巻き取られる一つ以上の
導線で構成することを特徴とする。
【0040】導電性薄膜は、銅薄膜やアルミニウム薄膜
で構成するのが望ましい。
で構成するのが望ましい。
【0041】更に、遮蔽層の電位が大地接地電位になる
ように電源を印加するために、発熱線と遮蔽層の一方の
同一端部を接続し、他方の端部を通じて発熱線には電源
の電圧線(ホットライン)を、遮蔽層には接地側線(コ
ールドライン)を接続することを特徴とする。
ように電源を印加するために、発熱線と遮蔽層の一方の
同一端部を接続し、他方の端部を通じて発熱線には電源
の電圧線(ホットライン)を、遮蔽層には接地側線(コ
ールドライン)を接続することを特徴とする。
【0042】これは、電源の一方が大地に接地されてい
る単相2線式電源である場合に用いる方法であって、接
地側線(コールドライン)は検電ドライバー又は別途の
接地判別手段により検出する。
る単相2線式電源である場合に用いる方法であって、接
地側線(コールドライン)は検電ドライバー又は別途の
接地判別手段により検出する。
【0043】更に、遮蔽層の電位が大地接地電位になる
ように電源を印加するために、発熱線と遮蔽層の両側の
同一端部を接続し、発熱線の1/2地点を切断して、切断
された発熱線の両端部を通じて電源を印加することを特
徴とする。
ように電源を印加するために、発熱線と遮蔽層の両側の
同一端部を接続し、発熱線の1/2地点を切断して、切断
された発熱線の両端部を通じて電源を印加することを特
徴とする。
【0044】これは、単相3線式電源で、電熱保温器に
印加される電源の両電源線のうちいずれ側も大地に接地
されていない場合、両電源線により形成される電位の中
性点が大地接地電位になる特性を利用して遮蔽層の電位
が大地接地電位になるようにする方法である。
印加される電源の両電源線のうちいずれ側も大地に接地
されていない場合、両電源線により形成される電位の中
性点が大地接地電位になる特性を利用して遮蔽層の電位
が大地接地電位になるようにする方法である。
【0045】このように構成された本発明の電磁波防止
電熱保温器の構成1は、本発明の電磁波防止用電熱線を
用いて電熱保温器を構成した後、電熱保温器に印加され
る電源の種類(単相2線式電源、単相3線式電源)によ
ってその電源印加方法を異にし、発熱線と遮蔽層に流れ
る電流の方向が相互逆方向であり、遮蔽層の電位が大地
接地電位になるようにすることにより、磁場相殺機能と
電場遮蔽機能を具現して電熱保温器の外部に放出される
電磁波を防止することができるようになる。
電熱保温器の構成1は、本発明の電磁波防止用電熱線を
用いて電熱保温器を構成した後、電熱保温器に印加され
る電源の種類(単相2線式電源、単相3線式電源)によ
ってその電源印加方法を異にし、発熱線と遮蔽層に流れ
る電流の方向が相互逆方向であり、遮蔽層の電位が大地
接地電位になるようにすることにより、磁場相殺機能と
電場遮蔽機能を具現して電熱保温器の外部に放出される
電磁波を防止することができるようになる。
【0046】本発明の電磁波防止電熱保温器の構成2
は、一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯又
は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周
面が包まれるように形成した内部絶縁層と、内部絶縁層
の外周面が包まれるように形成した遮蔽層と、遮蔽層の
外周面が包まれるように形成した外部絶縁層とを含み構
成された同一特性の第1電熱線と第2電熱線を電熱保温
器本体に配列した後、印加される電源の種類によって第
1電熱線と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接地電位に
なるように第1電熱線と第2電熱線の発熱線と遮蔽層を
通じて電源を印加して、第1電熱線の発熱線と遮蔽層に
流れる電流の方向が互いに逆方向になるようにし、第2
電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方
向になるようにすることにより、第1電熱線の発熱線か
ら発生する磁場は第1電熱線の遮蔽層により発生する磁
場によって相互相殺させ、第2電熱線の発熱線から発生
する磁場は第2電熱線の遮蔽層により発生する磁場によ
って相互相殺させ、第1電熱線と第2電熱線の発熱線か
ら発生する電場は第1電熱線と第2電熱線の遮蔽層によ
って完全に遮蔽させ、電場と磁場の外部放出を防止する
ことをその技術的構成上の特徴とする。
は、一つ以上の直線発熱体を直線状に配列して、単芯又
は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、発熱線の外周
面が包まれるように形成した内部絶縁層と、内部絶縁層
の外周面が包まれるように形成した遮蔽層と、遮蔽層の
外周面が包まれるように形成した外部絶縁層とを含み構
成された同一特性の第1電熱線と第2電熱線を電熱保温
器本体に配列した後、印加される電源の種類によって第
1電熱線と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接地電位に
なるように第1電熱線と第2電熱線の発熱線と遮蔽層を
通じて電源を印加して、第1電熱線の発熱線と遮蔽層に
流れる電流の方向が互いに逆方向になるようにし、第2
電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方
向になるようにすることにより、第1電熱線の発熱線か
ら発生する磁場は第1電熱線の遮蔽層により発生する磁
場によって相互相殺させ、第2電熱線の発熱線から発生
する磁場は第2電熱線の遮蔽層により発生する磁場によ
って相互相殺させ、第1電熱線と第2電熱線の発熱線か
ら発生する電場は第1電熱線と第2電熱線の遮蔽層によ
って完全に遮蔽させ、電場と磁場の外部放出を防止する
ことをその技術的構成上の特徴とする。
【0047】印加される電源の種類によって第1電熱線
と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接地電位になり、第
1電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆
方向になるようにし、第2電熱線の発熱線と遮蔽層に流
れる電流の方向が相互逆方向になるようにする形態は、
第1電熱線の一方の端部の発熱線を第1接点、遮蔽層を
第2接点とし、第1電熱線の他方の端部の発熱線遮蔽層
を第3接点、遮蔽層を第4接点とし、第2電熱線の一方
の端部の発熱線遮蔽層を第5接点、遮蔽層を第6接点と
し、第2電熱線の他方の端部の発熱線遮蔽層を第7接
点、遮蔽層を第8接点とするとき、接地側線(コールド
ライン)が存在する電源(単相2線式電源)が印加され
る場合には、接地側線(コールドライン)を第2接点に
接続し、電圧線(ホットライン)を第1接点に接続し、
第3接点と第5接点を接続し、第4接点と第6接点を接
続し、第7接点と第8接点を接続し、接地側線(コール
ドライン)が存在しない電源(単相3線式電源)が印加
される場合には、第1接点と第2接点を接続し、第4接
点と第6接点を接続し、第7接点と第8接点を接続し、
第3接点と第5接点に電源の両電源線をそれぞれ接続す
ることをその技術的構成上の特徴とする。
と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接地電位になり、第
1電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆
方向になるようにし、第2電熱線の発熱線と遮蔽層に流
れる電流の方向が相互逆方向になるようにする形態は、
第1電熱線の一方の端部の発熱線を第1接点、遮蔽層を
第2接点とし、第1電熱線の他方の端部の発熱線遮蔽層
を第3接点、遮蔽層を第4接点とし、第2電熱線の一方
の端部の発熱線遮蔽層を第5接点、遮蔽層を第6接点と
し、第2電熱線の他方の端部の発熱線遮蔽層を第7接
点、遮蔽層を第8接点とするとき、接地側線(コールド
ライン)が存在する電源(単相2線式電源)が印加され
る場合には、接地側線(コールドライン)を第2接点に
接続し、電圧線(ホットライン)を第1接点に接続し、
第3接点と第5接点を接続し、第4接点と第6接点を接
続し、第7接点と第8接点を接続し、接地側線(コール
ドライン)が存在しない電源(単相3線式電源)が印加
される場合には、第1接点と第2接点を接続し、第4接
点と第6接点を接続し、第7接点と第8接点を接続し、
第3接点と第5接点に電源の両電源線をそれぞれ接続す
ることをその技術的構成上の特徴とする。
【0048】これは、製品製造時に前述の如き構成で出
荷した後、電熱保温器使用所の電源の種類によって、即
ち、電熱保温器を用いる使用部に供給される電源が単相
2線式電源か又は単相3線式電源か否かによって、その
結線方法を異にして電源を供給することにより、単相2
線式電源や単相3線式電源の全てに用いることができる
ようにしたものである。
荷した後、電熱保温器使用所の電源の種類によって、即
ち、電熱保温器を用いる使用部に供給される電源が単相
2線式電源か又は単相3線式電源か否かによって、その
結線方法を異にして電源を供給することにより、単相2
線式電源や単相3線式電源の全てに用いることができる
ようにしたものである。
【0049】即ち、電熱保温器使用部の電源が接地側線
(コールドライン)を有する単相2線式電源である場合
には、第3接点と第5接点を接続し、第4接点と第6接
点を接続し、第7接点と第8接点を接続した後、第1接
点に電源の電圧線(ホットライン)を接続し、第2接点
に接地側線(コールドライン)を接続して、電源を印加
することにより、遮蔽層の電位が大地接地電位になり、
発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向になる
ようにすることができる。
(コールドライン)を有する単相2線式電源である場合
には、第3接点と第5接点を接続し、第4接点と第6接
点を接続し、第7接点と第8接点を接続した後、第1接
点に電源の電圧線(ホットライン)を接続し、第2接点
に接地側線(コールドライン)を接続して、電源を印加
することにより、遮蔽層の電位が大地接地電位になり、
発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向になる
ようにすることができる。
【0050】これにより、同一の大きさ、同一中心、同
一磁界平面及び相互逆方向の磁場が発熱線と遮蔽層との
間に発生し、発熱線から発生する磁場を相殺させて除去
することができるようになるのである。更に、発熱線の
外周面を完全に包む遮蔽層の電位が大地接地電位であ
り、電源の接地側線(コールドライン)を通じて大地に
接続されているため、発熱線から発生する電場を遮蔽し
て大地に放出できるようになるのであって、これにより
電熱保温器(より詳細には電熱線)から発生する電場と
磁場の外部放出を防止することができるようになるので
ある。
一磁界平面及び相互逆方向の磁場が発熱線と遮蔽層との
間に発生し、発熱線から発生する磁場を相殺させて除去
することができるようになるのである。更に、発熱線の
外周面を完全に包む遮蔽層の電位が大地接地電位であ
り、電源の接地側線(コールドライン)を通じて大地に
接続されているため、発熱線から発生する電場を遮蔽し
て大地に放出できるようになるのであって、これにより
電熱保温器(より詳細には電熱線)から発生する電場と
磁場の外部放出を防止することができるようになるので
ある。
【0051】一方、電熱保温器使用部の電源が接地側線
(コールドライン)を有しない単相3線式電源である場
合には、第1接点と第2接点を接続し、第4接点と第6
接点を接続し、第7接点と第8接点を接続した後、第3
接点と第5接点を通じて電源を印加して遮蔽層の電位が
大地接地電位になり、発熱線と遮蔽層に流れる電流の方
向が相互逆方向になるようにすることができる。
(コールドライン)を有しない単相3線式電源である場
合には、第1接点と第2接点を接続し、第4接点と第6
接点を接続し、第7接点と第8接点を接続した後、第3
接点と第5接点を通じて電源を印加して遮蔽層の電位が
大地接地電位になり、発熱線と遮蔽層に流れる電流の方
向が相互逆方向になるようにすることができる。
【0052】これにより、単相2線式電源である時と同
様の原理により電熱保温器から発生する電場と磁場の外
部放出を防止することができるようになるのである。
様の原理により電熱保温器から発生する電場と磁場の外
部放出を防止することができるようになるのである。
【0053】印加される電源の種類によって第1電熱線
と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接地電位になり、第
1電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆
方向になるようにし、第2電熱線の発熱線と遮蔽層に流
れる電流の方向が相互逆方向になるようにする他の形態
は、第1電熱線の一方の端部の発熱線を第1接点、遮蔽
層を第2接点とし、第1電熱線の他方の端部の発熱線を
第3接点、遮蔽層を第4接点とし、第2電熱線の一方の
端部の発熱線を第5接点、遮蔽層を第6接点とし、第2
電熱線の他方の端部の発熱線を第7接点、遮蔽層を第8
接点とするとき、第4接点と第6接点を接続し、第7接
点と第8接点を接続した後、電源が大地接地か否かを検
出してスイッチングを行う電源連結手段により第1接点
と、第2接点と、第3接点と、第5接点をスイッチング
し、接地側線(コールドライン)を有する電源が印加さ
れる場合には、第3接点と第5接点を接続し、第1接点
に電源の電圧線(ホットライン)を接続し、第2接点に
電源の接地側線(コールドライン)を接続し、接地側線
(コールドライン)を有しない電源が印加される場合に
は、第1接点と第2接点を接続し、第3接点と第5接点
に電源の両電源線を接続することを特徴とする。
と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接地電位になり、第
1電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆
方向になるようにし、第2電熱線の発熱線と遮蔽層に流
れる電流の方向が相互逆方向になるようにする他の形態
は、第1電熱線の一方の端部の発熱線を第1接点、遮蔽
層を第2接点とし、第1電熱線の他方の端部の発熱線を
第3接点、遮蔽層を第4接点とし、第2電熱線の一方の
端部の発熱線を第5接点、遮蔽層を第6接点とし、第2
電熱線の他方の端部の発熱線を第7接点、遮蔽層を第8
接点とするとき、第4接点と第6接点を接続し、第7接
点と第8接点を接続した後、電源が大地接地か否かを検
出してスイッチングを行う電源連結手段により第1接点
と、第2接点と、第3接点と、第5接点をスイッチング
し、接地側線(コールドライン)を有する電源が印加さ
れる場合には、第3接点と第5接点を接続し、第1接点
に電源の電圧線(ホットライン)を接続し、第2接点に
電源の接地側線(コールドライン)を接続し、接地側線
(コールドライン)を有しない電源が印加される場合に
は、第1接点と第2接点を接続し、第3接点と第5接点
に電源の両電源線を接続することを特徴とする。
【0054】これは、電熱保温器使用部の電源種類(単
相2線式電源又は単相3線式電源)がわからない場合、
電源連結手段により電源の種類を検出して、検出結果に
よって第1電熱線と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接
地電位になり、第1電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電
流の方向が相互逆方向になるようにし、第2電熱線の発
熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向になるよ
うに第1電熱線と第2電熱線及び電源を接続するための
ものである。
相2線式電源又は単相3線式電源)がわからない場合、
電源連結手段により電源の種類を検出して、検出結果に
よって第1電熱線と第2電熱線の遮蔽層の電位が大地接
地電位になり、第1電熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電
流の方向が相互逆方向になるようにし、第2電熱線の発
熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向になるよ
うに第1電熱線と第2電熱線及び電源を接続するための
ものである。
【0055】更に、電源連結手段は、遮蔽層に接続さ
れ、遮蔽層の電位が大地接地電位か否かを検出する接地
判別手段と、第1接点と、第2接点と、第3接点と、第
5接点との間をスイッチングして、接地側線(コールド
ライン)を有する電源が印加される場合には第3接点と
第5接点を接続し、第1接点に電源の電圧線(ホットラ
イン)を接続し、第2接点に電源の接地側線(コールド
ライン)を接続し、接地側線(コールドライン)を有し
ない電源が印加される場合には、第1接点と第2接点を
接続し、第3接点と第5接点に電源の両電源線を接続す
るスイッチング手段を含み構成されることを特徴とす
る。
れ、遮蔽層の電位が大地接地電位か否かを検出する接地
判別手段と、第1接点と、第2接点と、第3接点と、第
5接点との間をスイッチングして、接地側線(コールド
ライン)を有する電源が印加される場合には第3接点と
第5接点を接続し、第1接点に電源の電圧線(ホットラ
イン)を接続し、第2接点に電源の接地側線(コールド
ライン)を接続し、接地側線(コールドライン)を有し
ない電源が印加される場合には、第1接点と第2接点を
接続し、第3接点と第5接点に電源の両電源線を接続す
るスイッチング手段を含み構成されることを特徴とす
る。
【0056】接地判別手段は、一方の端子が保護抵抗を
通じて遮弊層に接続されるネオンランプと、ネオンラン
プの他方の端子に接続される導電性物質から成り、導電
性物質に人体又は大地に接続された導電性物質又は放電
面積が広いため、接地された効果を示す導電性物質を接
続した時に、“大地−人体(又は大地に接続された導電
性物質或いは放電面積が広い導電性物質)−ネオンラン
プ−遮蔽層−電源の電源線−大地”から成る閉ループを
形成する接地判別端子を含み構成されることを特徴とす
る。
通じて遮弊層に接続されるネオンランプと、ネオンラン
プの他方の端子に接続される導電性物質から成り、導電
性物質に人体又は大地に接続された導電性物質又は放電
面積が広いため、接地された効果を示す導電性物質を接
続した時に、“大地−人体(又は大地に接続された導電
性物質或いは放電面積が広い導電性物質)−ネオンラン
プ−遮蔽層−電源の電源線−大地”から成る閉ループを
形成する接地判別端子を含み構成されることを特徴とす
る。
【0057】このように構成された接地判別手段は、電
熱保温器(電熱線)に電源を印加した状態で接地判別端
子に人体(又は大地に接続された導電性物質或いは放電
面積が広い導電性物質)を接続すると、“遮蔽層−ネオ
ンランプ−人体(又は大地に接続された導電性物質或い
は放電面積が広い導電性物質)−大地−電源−遮蔽層”
から成る閉ループを形成するようになる。
熱保温器(電熱線)に電源を印加した状態で接地判別端
子に人体(又は大地に接続された導電性物質或いは放電
面積が広い導電性物質)を接続すると、“遮蔽層−ネオ
ンランプ−人体(又は大地に接続された導電性物質或い
は放電面積が広い導電性物質)−大地−電源−遮蔽層”
から成る閉ループを形成するようになる。
【0058】この際、遮蔽層の電位が大地接地電位でな
い場合には、遮蔽層と人体との間に電位差が発生してネ
オンランプが点灯されるようになり、遮蔽層の電位が大
地接地電位である場合には遮蔽層と人体との間に電位差
が発生しないので、ネオンランプが消灯状態を保持する
ようになる。
い場合には、遮蔽層と人体との間に電位差が発生してネ
オンランプが点灯されるようになり、遮蔽層の電位が大
地接地電位である場合には遮蔽層と人体との間に電位差
が発生しないので、ネオンランプが消灯状態を保持する
ようになる。
【0059】従って、使用者は接地判別端子に人体(又
は大地に接続された導電性物質或いは放電面積が広い導
電性物質)を接続した状態でスイッチング手段のスイッ
チング端子を切り換え、ネオンランプが消灯されるスイ
ッチ接点のスイッチング状態を保持すると、遮蔽層の電
位が大地接地電位になり、第1電熱線と第2電熱線の発
熱線と遮蔽層に流れる電流の方向がそれぞれ逆方向にな
って、電場及び磁場の外部放出を防止することができる
ようになるのである。
は大地に接続された導電性物質或いは放電面積が広い導
電性物質)を接続した状態でスイッチング手段のスイッ
チング端子を切り換え、ネオンランプが消灯されるスイ
ッチ接点のスイッチング状態を保持すると、遮蔽層の電
位が大地接地電位になり、第1電熱線と第2電熱線の発
熱線と遮蔽層に流れる電流の方向がそれぞれ逆方向にな
って、電場及び磁場の外部放出を防止することができる
ようになるのである。
【0060】一方、接地判別手段は、第1電熱線又は第
2電熱線の遮蔽層に接続され、遮蔽層を通じて印加され
る信号の大きさを変換して整流する信号伝達手段と、信
号伝達手段で印加される信号を所定の基準値と比較して
遮蔽層の電位が大地接地電位か否かを示す信号を出力す
る比較手段と、比較手段の信号出力端に接続されて遮蔽
層の電位が大地接地電位か否かを表示する表示手段と、
導電性物質から成り、遮蔽層に接続されて導電性物質に
人体又は大地に接続された導電性物質或いは放電面積が
広いため大地に接続された効果を示す導電性物質を接触
した場合、“大地−人体(又は大地に接続された導電性
物質或いは放電面積が広い導電性物質)−導電性物質−
遮蔽層−電源の電源線−大地”から成る閉ループを形成
する接地判別端子と、比較手段と表示手段に動作電源を
供給する電源供給手段とを含み構成されることを特徴と
する。
2電熱線の遮蔽層に接続され、遮蔽層を通じて印加され
る信号の大きさを変換して整流する信号伝達手段と、信
号伝達手段で印加される信号を所定の基準値と比較して
遮蔽層の電位が大地接地電位か否かを示す信号を出力す
る比較手段と、比較手段の信号出力端に接続されて遮蔽
層の電位が大地接地電位か否かを表示する表示手段と、
導電性物質から成り、遮蔽層に接続されて導電性物質に
人体又は大地に接続された導電性物質或いは放電面積が
広いため大地に接続された効果を示す導電性物質を接触
した場合、“大地−人体(又は大地に接続された導電性
物質或いは放電面積が広い導電性物質)−導電性物質−
遮蔽層−電源の電源線−大地”から成る閉ループを形成
する接地判別端子と、比較手段と表示手段に動作電源を
供給する電源供給手段とを含み構成されることを特徴と
する。
【0061】接地判別端子は、スイッチング手段の取手
を導電性物質でコーティングして用いることを特徴とす
る。
を導電性物質でコーティングして用いることを特徴とす
る。
【0062】このように構成された接地判別手段は、遮
蔽層の電位が大地接地電位か否かを表示手段(聴覚表示
手段と視覚表示手段)によって表示することにより、ス
イッチング動作を容易にするためのものである。
蔽層の電位が大地接地電位か否かを表示手段(聴覚表示
手段と視覚表示手段)によって表示することにより、ス
イッチング動作を容易にするためのものである。
【0063】一方、スイッチング手段は、三つの接触点
a,b,cと共通接続点dを有する第1スイッチ乃至第4スイ
ッチから成り、第1スイッチのa接触点に第1電熱線の
第2接点を接続し、第2スイッチのa接触点に第1電熱
線の第1接点を接続し、第3スイッチのa接触点に第1
電熱線の第3接点を接続し、第3スイッチの共通接触点
dに第2電熱線の第5接点を接続し、第1スイッチのa接
触点を第2スイッチのb接触点に接続し、第1スイッチ
のa接触点を第4スイッチの共通接続点dに接続し、第1
スイッチのb接触点を第2スイッチのa接触点に接続し、
第1スイッチのc接触点を第3スイッチのa接触点に接続
し、第1スイッチの共通接続点dを電源の一方の端子に
接続し、第2スイッチのa接触点を第4スイッチのc接触
点に接続し、第2スイッチのc接触点を第3スイッチのc
接触点に接続し、第2スイッチの共通接続点dを電源の
他方の端子に接続し、第3スイッチのa接触点を第3ス
イッチのb接触点に接続して構成することを特徴とす
る。
a,b,cと共通接続点dを有する第1スイッチ乃至第4スイ
ッチから成り、第1スイッチのa接触点に第1電熱線の
第2接点を接続し、第2スイッチのa接触点に第1電熱
線の第1接点を接続し、第3スイッチのa接触点に第1
電熱線の第3接点を接続し、第3スイッチの共通接触点
dに第2電熱線の第5接点を接続し、第1スイッチのa接
触点を第2スイッチのb接触点に接続し、第1スイッチ
のa接触点を第4スイッチの共通接続点dに接続し、第1
スイッチのb接触点を第2スイッチのa接触点に接続し、
第1スイッチのc接触点を第3スイッチのa接触点に接続
し、第1スイッチの共通接続点dを電源の一方の端子に
接続し、第2スイッチのa接触点を第4スイッチのc接触
点に接続し、第2スイッチのc接触点を第3スイッチのc
接触点に接続し、第2スイッチの共通接続点dを電源の
他方の端子に接続し、第3スイッチのa接触点を第3ス
イッチのb接触点に接続して構成することを特徴とす
る。
【0064】第1スイッチ乃至第4スイッチは、同時に
同一にスイッチングされることを特徴とする。
同一にスイッチングされることを特徴とする。
【0065】更に、遮蔽層は低抵抗成分を有する導電性
物質で構成し、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成
し、内部絶縁層又は外部絶縁層はシリコ−ンゴム又はテ
フロンで構成することを特徴とする。
物質で構成し、発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成
し、内部絶縁層又は外部絶縁層はシリコ−ンゴム又はテ
フロンで構成することを特徴とする。
【0066】更に、内部絶縁層は、発熱線の外周面を包
む第1絶縁層と、第1絶縁層の外周面を包む第2絶縁層
で構成することを特徴とする。この際、第1絶縁層はテ
フロンで構成し、第2絶縁層はキャプトン(商品名)で
構成するのが望ましい。
む第1絶縁層と、第1絶縁層の外周面を包む第2絶縁層
で構成することを特徴とする。この際、第1絶縁層はテ
フロンで構成し、第2絶縁層はキャプトン(商品名)で
構成するのが望ましい。
【0067】更に、遮蔽層は内部絶縁層の外周面を包む
導電性薄膜と、導電性薄膜に巻取られる一つ以上の導線
で構成することを特徴とする。
導電性薄膜と、導電性薄膜に巻取られる一つ以上の導線
で構成することを特徴とする。
【0068】導電性薄膜は銅薄膜やアルミニウム薄膜で
構成するのが望ましい。
構成するのが望ましい。
【0069】このように構成された本発明の電磁波防止
電熱保温器の構成2は、接地判別手段で接地側線(コー
ルドライン)の存在か否かを検出して、電熱保温器に印
加される電源が接地側線(コールドライン)を含む場合
には(即ち、単相2線式電源である場合には)、第1電
熱線と第2電熱線を直列接続した後、直列接続された発
熱線と遮蔽層の一方の同一端部を接続し、他方の端部を
通じて遮蔽層に接地側線(コールドライン)が接続され
るように電源を印加するようにし、電熱保温器に印加さ
れる電源が接地側線(コールドライン)を含んでいない
場合には(即ち、単層3線式電源である場合には)、第
1電熱線の発熱線と遮蔽層の一方の同一端部を接続し、
第1電熱線の発熱線と遮蔽層の一方の同一端部を接続し
た後、接続されていない第1電熱線の遮蔽層と第2電熱
線の遮蔽層を接続し、接続されていない第1電熱線の遮
蔽層と第2電熱線の発熱線を通じて電源を印加すること
により、印加される電源の種類に関係なく磁場と電場を
相殺及び遮蔽することができるようになるのである。
電熱保温器の構成2は、接地判別手段で接地側線(コー
ルドライン)の存在か否かを検出して、電熱保温器に印
加される電源が接地側線(コールドライン)を含む場合
には(即ち、単相2線式電源である場合には)、第1電
熱線と第2電熱線を直列接続した後、直列接続された発
熱線と遮蔽層の一方の同一端部を接続し、他方の端部を
通じて遮蔽層に接地側線(コールドライン)が接続され
るように電源を印加するようにし、電熱保温器に印加さ
れる電源が接地側線(コールドライン)を含んでいない
場合には(即ち、単層3線式電源である場合には)、第
1電熱線の発熱線と遮蔽層の一方の同一端部を接続し、
第1電熱線の発熱線と遮蔽層の一方の同一端部を接続し
た後、接続されていない第1電熱線の遮蔽層と第2電熱
線の遮蔽層を接続し、接続されていない第1電熱線の遮
蔽層と第2電熱線の発熱線を通じて電源を印加すること
により、印加される電源の種類に関係なく磁場と電場を
相殺及び遮蔽することができるようになるのである。
【0070】即ち、電源に接地側線(コールドライン)
が存在するか否かを判断して、スイッチング手段のスイ
ッチをスイッチングさせるので、これにより電源の接地
か否かに関係なく電熱保温器から発生する電場と磁場を
除去することができるようになる。
が存在するか否かを判断して、スイッチング手段のスイ
ッチをスイッチングさせるので、これにより電源の接地
か否かに関係なく電熱保温器から発生する電場と磁場を
除去することができるようになる。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電磁波防止用電熱
線及び電熱保温器の技術的思想によるそれぞれの実施例
を挙げてその構成及び作用を添付図面に基づき詳細に説
明する。 (実施例1)本実施例1は、本発明の電磁波防止用電熱
線の構成1による実施例である。本実施例1において、
発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成し、内部絶縁層と
外部絶縁層はシリコーンゴムで構成し、遮蔽層は銅線を
網状に構成する。
線及び電熱保温器の技術的思想によるそれぞれの実施例
を挙げてその構成及び作用を添付図面に基づき詳細に説
明する。 (実施例1)本実施例1は、本発明の電磁波防止用電熱
線の構成1による実施例である。本実施例1において、
発熱線はカーボン・ガラス繊維で構成し、内部絶縁層と
外部絶縁層はシリコーンゴムで構成し、遮蔽層は銅線を
網状に構成する。
【0072】先ず、図8(a)、(b)、(c)に示す
ように、多線のカーボン・ガラス繊維を直線状に配列し
て多芯直線発熱体である発熱線111を構成した後、発熱
線111の外周面が包まれるように内部絶縁層112と、遮蔽
網113と、外部絶縁層114とを順次に形成して本実施例1
による電熱線H1を構成する。
ように、多線のカーボン・ガラス繊維を直線状に配列し
て多芯直線発熱体である発熱線111を構成した後、発熱
線111の外周面が包まれるように内部絶縁層112と、遮蔽
網113と、外部絶縁層114とを順次に形成して本実施例1
による電熱線H1を構成する。
【0073】ここで、発熱線111を直線形態に構成した
理由は、発熱線111に形成される磁場と遮蔽網113に形成
される磁場が同一中心、同一磁界平面を有するようにす
るためであり、多線に構成した理由は、電熱線を折り畳
んだり移動させたりする場合に発生する断線を防止する
ためである。
理由は、発熱線111に形成される磁場と遮蔽網113に形成
される磁場が同一中心、同一磁界平面を有するようにす
るためであり、多線に構成した理由は、電熱線を折り畳
んだり移動させたりする場合に発生する断線を防止する
ためである。
【0074】このような本実施例1による電熱線H1は、
遮蔽網113が発熱線111の外周面を完全に包むように形成
することにより、発熱線111と遮蔽網113に流れる電流に
より形成される磁場が同一中心、同一の大きさ、同一磁
界平面を有するようになり、その磁場の方向が相互逆方
向になるように電源を印加すると、発熱線111から発生
する磁場を完全に相殺させることができるようになる。
遮蔽網113が発熱線111の外周面を完全に包むように形成
することにより、発熱線111と遮蔽網113に流れる電流に
より形成される磁場が同一中心、同一の大きさ、同一磁
界平面を有するようになり、その磁場の方向が相互逆方
向になるように電源を印加すると、発熱線111から発生
する磁場を完全に相殺させることができるようになる。
【0075】更に、発熱線111と遮蔽網113に電源を印加
する時、遮蔽網113の電位が大地接地電位になるように
電源を印加すると、発熱線111から発生する電場を遮蔽
網113により完全に遮断することができるようになる。
する時、遮蔽網113の電位が大地接地電位になるように
電源を印加すると、発熱線111から発生する電場を遮蔽
網113により完全に遮断することができるようになる。
【0076】例えば、図9に示すように、発熱線111と
遮蔽網113の一方の同一端部を接続した後、他方の端部
を通じて単相2線式電源の電圧線(ホットライン)Aが
発熱線111に接続されるようにし、接地側線(コールド
ライン)Bが遮蔽網113に接続されるように電源を印加す
ると、“電源ACの電圧線(ホットライン)A→電熱線H1
→接続点J1,J2→遮蔽網113→電源の接地側線(コールド
ライン)B”から成る閉ループが形成されるので、電熱
線H1から発生する磁場と電場の外部放出を防止するよう
になる。
遮蔽網113の一方の同一端部を接続した後、他方の端部
を通じて単相2線式電源の電圧線(ホットライン)Aが
発熱線111に接続されるようにし、接地側線(コールド
ライン)Bが遮蔽網113に接続されるように電源を印加す
ると、“電源ACの電圧線(ホットライン)A→電熱線H1
→接続点J1,J2→遮蔽網113→電源の接地側線(コールド
ライン)B”から成る閉ループが形成されるので、電熱
線H1から発生する磁場と電場の外部放出を防止するよう
になる。
【0077】即ち、“電源ACの電圧線(ホットライン)
A→電熱線H1→接続点J1”から成る電流経路と、“接続
点J2→遮蔽網113→電源の接地側線(コールドライン)
B”から成る電流経路により発熱線111に流れる電流と遮
蔽網113に流れる電流は、その大きさが同じで方向が逆
であり、その中心点が同一になって、発熱線111と遮蔽
網113から発生する磁場は、その中心と磁界平面及び大
きさが同一であり、その方向が相互逆方向になる。
A→電熱線H1→接続点J1”から成る電流経路と、“接続
点J2→遮蔽網113→電源の接地側線(コールドライン)
B”から成る電流経路により発熱線111に流れる電流と遮
蔽網113に流れる電流は、その大きさが同じで方向が逆
であり、その中心点が同一になって、発熱線111と遮蔽
網113から発生する磁場は、その中心と磁界平面及び大
きさが同一であり、その方向が相互逆方向になる。
【0078】従って、発熱線111から発生する磁場は、
遮蔽網113から発生する磁場により相互完全に相殺され
て電熱線H1外部への磁場放出を防止するようになるので
ある。
遮蔽網113から発生する磁場により相互完全に相殺され
て電熱線H1外部への磁場放出を防止するようになるので
ある。
【0079】更に、発熱線111から発生する電場は、大
地接地電位を有する遮蔽網113に誘起されて電源の接地
側線(コールドライン)Bに沿って大地に放出されるこ
とにより、電熱線H1の外部には電場が放出されないよう
になる。
地接地電位を有する遮蔽網113に誘起されて電源の接地
側線(コールドライン)Bに沿って大地に放出されるこ
とにより、電熱線H1の外部には電場が放出されないよう
になる。
【0080】故に、本実施例1による電熱線H1の外部に
は磁場及び電場の外部放出が防止されるようになるので
ある。 (実施例2)本実施例2は、本発明の電磁波防止用電熱
線の構成2による実施例である。
は磁場及び電場の外部放出が防止されるようになるので
ある。 (実施例2)本実施例2は、本発明の電磁波防止用電熱
線の構成2による実施例である。
【0081】本実施例2による電磁波防止用電熱線は、
実施例1による電磁波防止用電熱線とその目的・効果及
び使用方法が同一であるが、実施例1に比べてその体積
を減少させて絶縁特性を強化したものである。
実施例1による電磁波防止用電熱線とその目的・効果及
び使用方法が同一であるが、実施例1に比べてその体積
を減少させて絶縁特性を強化したものである。
【0082】従って、本実施例2においては、実施例1
と比較される事項を重点的に説明する。
と比較される事項を重点的に説明する。
【0083】本実施例において、導電性薄膜はアルミニ
ウムで構成する。これは後述する各実施例においても全
て同一である。
ウムで構成する。これは後述する各実施例においても全
て同一である。
【0084】先ず、図10に示すように、多線のカーボ
ン・ガラス繊維を直線状に配列して多芯直線発熱体であ
る発熱線121を構成した後、発熱線121の外周面が包まれ
るようにシリコーンゴム又はテフロンから成る内部絶縁
層122を構成する。
ン・ガラス繊維を直線状に配列して多芯直線発熱体であ
る発熱線121を構成した後、発熱線121の外周面が包まれ
るようにシリコーンゴム又はテフロンから成る内部絶縁
層122を構成する。
【0085】更に、内部絶縁層122が完全に包まれるよ
うにアルミニウム薄膜123を巻いた後、その上に2、3
本の導線124を巻取って遮蔽層を形成し、この遮蔽層の
外周面が包まれるようにシリコーンゴムで外部絶縁層12
5を形成して、本実施例2による電熱線H2を構成する。
うにアルミニウム薄膜123を巻いた後、その上に2、3
本の導線124を巻取って遮蔽層を形成し、この遮蔽層の
外周面が包まれるようにシリコーンゴムで外部絶縁層12
5を形成して、本実施例2による電熱線H2を構成する。
【0086】これにより、アルミニウム薄膜123と導線1
24から成る遮蔽層が実施例1の網で形成した遮蔽層より
小さい体積なので、電熱線の太さを細くさせることがで
き、更に、アルミニウム薄膜により内部絶縁層122の破
壊を防止することができるのは勿論、これにより内部絶
縁層122の厚さを薄くさせることができるようになるの
であって、この作用及び効果を詳細に説明すると次の通
りである。
24から成る遮蔽層が実施例1の網で形成した遮蔽層より
小さい体積なので、電熱線の太さを細くさせることがで
き、更に、アルミニウム薄膜により内部絶縁層122の破
壊を防止することができるのは勿論、これにより内部絶
縁層122の厚さを薄くさせることができるようになるの
であって、この作用及び効果を詳細に説明すると次の通
りである。
【0087】先ず、本構成の最も大きい特徴であるアル
ミニウム薄膜123と導線124から成る遮蔽層について説明
する。
ミニウム薄膜123と導線124から成る遮蔽層について説明
する。
【0088】前述の通り、電熱線の遮蔽層を利用して磁
場を除去しようとすれば、発熱線と遮蔽層を通じて電源
を印加しなければならない。
場を除去しようとすれば、発熱線と遮蔽層を通じて電源
を印加しなければならない。
【0089】従って、遮蔽層には発熱線を通じて発熱動
作を遂行することができる程の十分に大きい電流が流れ
ることができなければならない。
作を遂行することができる程の十分に大きい電流が流れ
ることができなければならない。
【0090】実施例1の電熱線H1では十分に大きい電流
を流してやるために導体で成った遮蔽網を利用して遮蔽
層を形成する外はなかったが、本実施例2においては電
流の経路に一つ以上の導線を用いることにより、遮蔽網
がなくても十分な電流が流れるようにし、これにより遮
蔽網の必然的な使用を排除した。
を流してやるために導体で成った遮蔽網を利用して遮蔽
層を形成する外はなかったが、本実施例2においては電
流の経路に一つ以上の導線を用いることにより、遮蔽網
がなくても十分な電流が流れるようにし、これにより遮
蔽網の必然的な使用を排除した。
【0091】一方、電熱線の遮蔽層を利用して電場を除
去しようとすれば、前述のように、遮蔽層の抵抗成分が
ゼロでなければならず、更に、遮蔽層の抵抗成分がゼロ
でなければ電流の流れによる熱が発生しないようにな
る。従って、実施例1の電熱線H1の場合には遮蔽層とし
て抵抗成分が殆どゼロである遮蔽網を用いるほかはなか
ったが、本実施例2においては抵抗成分が殆どゼロであ
るアルミニウム薄膜123を導線124に並列接続してその合
成抵抗成分がゼロになるようにすることにより、遮蔽網
の必然的な使用を排除した。従って、遮蔽網として用い
られた実施例1の遮蔽層をアルミニウム薄膜123と導線1
24を利用して構成することにより(即ち、実施例1によ
る電熱線の体積のうち多くの部分を占めていた遮蔽網を
薄膜のアルミニウムテープと細い導線を利用して構成す
ることにより)、電熱線の太さを従来水準の1/2以下に
細くさせることができるようになる。
去しようとすれば、前述のように、遮蔽層の抵抗成分が
ゼロでなければならず、更に、遮蔽層の抵抗成分がゼロ
でなければ電流の流れによる熱が発生しないようにな
る。従って、実施例1の電熱線H1の場合には遮蔽層とし
て抵抗成分が殆どゼロである遮蔽網を用いるほかはなか
ったが、本実施例2においては抵抗成分が殆どゼロであ
るアルミニウム薄膜123を導線124に並列接続してその合
成抵抗成分がゼロになるようにすることにより、遮蔽網
の必然的な使用を排除した。従って、遮蔽網として用い
られた実施例1の遮蔽層をアルミニウム薄膜123と導線1
24を利用して構成することにより(即ち、実施例1によ
る電熱線の体積のうち多くの部分を占めていた遮蔽網を
薄膜のアルミニウムテープと細い導線を利用して構成す
ることにより)、電熱線の太さを従来水準の1/2以下に
細くさせることができるようになる。
【0092】ここで、アルミニウム薄膜だけを用いて遮
蔽層を形成しない理由は、アルミニウム薄膜の場合には
発熱線121を発熱させるに十分な電流を供給することが
できないためである。
蔽層を形成しない理由は、アルミニウム薄膜の場合には
発熱線121を発熱させるに十分な電流を供給することが
できないためである。
【0093】更に、アルミニウム薄膜の外周面に沿って
導線を巻取り、アルミニウム薄膜と導線とを並列接続し
た理由は、抵抗成分がゼロであるアルミニウム薄膜を導
線に並列接続して、その合成抵抗成分がゼロになるよう
にすることにより、遮蔽層の抵抗成分をゼロにするため
である。
導線を巻取り、アルミニウム薄膜と導線とを並列接続し
た理由は、抵抗成分がゼロであるアルミニウム薄膜を導
線に並列接続して、その合成抵抗成分がゼロになるよう
にすることにより、遮蔽層の抵抗成分をゼロにするため
である。
【0094】ここで、アルミニウム薄膜と導線を並列接
続した場合に、その合成抵抗成分がゼロになる理由は、
大きさが異なる抵抗を相互接続した場合、その合成抵抗
成分は並列接続した抵抗のうち小さい値の抵抗値より少
し小さいためである。これは周知の通りであるので、そ
の詳細な説明は省略する。
続した場合に、その合成抵抗成分がゼロになる理由は、
大きさが異なる抵抗を相互接続した場合、その合成抵抗
成分は並列接続した抵抗のうち小さい値の抵抗値より少
し小さいためである。これは周知の通りであるので、そ
の詳細な説明は省略する。
【0095】以下、遮蔽層をアルミニウム薄膜123と導
線124で構成することにより得られる別の作用及び効果
を説明する。
線124で構成することにより得られる別の作用及び効果
を説明する。
【0096】アルミニウム薄膜123は、その表面がなめ
らかで強靭であるため、傷が付いたり破れたりせず、ア
ルミニウム薄膜123に巻取られる導線124もまたアルミニ
ウム薄膜123と接触する部分が小さいので、アルミニウ
ム薄膜123が破壊されることはない。
らかで強靭であるため、傷が付いたり破れたりせず、ア
ルミニウム薄膜123に巻取られる導線124もまたアルミニ
ウム薄膜123と接触する部分が小さいので、アルミニウ
ム薄膜123が破壊されることはない。
【0097】従って、内部絶縁層122の形成時に、従来
の通り機械的な絶縁破壊を考慮しなくてもよいから、そ
の厚さを絶縁維持のための最小厚さにすることができる
ようになり、これによって電熱線の太さを細くさせるこ
とができるようになるのは勿論、厚い絶縁層の使用によ
る費用の上昇を防止することができるようになる。
の通り機械的な絶縁破壊を考慮しなくてもよいから、そ
の厚さを絶縁維持のための最小厚さにすることができる
ようになり、これによって電熱線の太さを細くさせるこ
とができるようになるのは勿論、厚い絶縁層の使用によ
る費用の上昇を防止することができるようになる。
【0098】以上、考察したように、本発明の電磁波遮
断用電熱線の技術的思想による構成2に係る実施例2
は、アルミニウム薄膜と導線を用いて遮蔽層を形成する
ことにより、電熱線の厚さを薄くさせ、発熱体と遮蔽層
との間の短絡を防止し、費用を節減することができる効
果があるのである。 (実施例3)本実施例3は、本発明の電磁波防止用電熱
線の技術的思想による構成3に係る実施例である。
断用電熱線の技術的思想による構成2に係る実施例2
は、アルミニウム薄膜と導線を用いて遮蔽層を形成する
ことにより、電熱線の厚さを薄くさせ、発熱体と遮蔽層
との間の短絡を防止し、費用を節減することができる効
果があるのである。 (実施例3)本実施例3は、本発明の電磁波防止用電熱
線の技術的思想による構成3に係る実施例である。
【0099】本実施例3による電磁波防止用電熱線は、
実施例1及び実施例2による電磁波防止用電熱線とその
目的・効果及び使用方法が同一であるが、実施例2に比
べてその体積を一層減少させ、絶縁特性を増加させたも
のである。
実施例1及び実施例2による電磁波防止用電熱線とその
目的・効果及び使用方法が同一であるが、実施例2に比
べてその体積を一層減少させ、絶縁特性を増加させたも
のである。
【0100】従って、本実施例3の説明においては、実
施例2による電磁波防止用電熱線と比較される特性を重
点として説明する。
施例2による電磁波防止用電熱線と比較される特性を重
点として説明する。
【0101】先ず、図11に示すように、多線のカーボ
ン・ガラス繊維を直線状に配列して、直線発熱体である
発熱線131を構成した後、発熱線131の外周面が包まれる
ようにテフロンから成る第1絶縁層132とキャプトン
(商品名)から成る第2絶縁層133を構成する。更に、
第2絶縁層133の外周面が完全に包まれるようにアルミ
ニウム薄膜134を巻いた後、その上に2、3本の導線135
を巻取って遮蔽層を形成し、遮蔽層の外周面が包まれる
ようにシリコーンゴム等で外部絶縁層136を形成して、
本実施例3による電熱線H3を構成する。
ン・ガラス繊維を直線状に配列して、直線発熱体である
発熱線131を構成した後、発熱線131の外周面が包まれる
ようにテフロンから成る第1絶縁層132とキャプトン
(商品名)から成る第2絶縁層133を構成する。更に、
第2絶縁層133の外周面が完全に包まれるようにアルミ
ニウム薄膜134を巻いた後、その上に2、3本の導線135
を巻取って遮蔽層を形成し、遮蔽層の外周面が包まれる
ようにシリコーンゴム等で外部絶縁層136を形成して、
本実施例3による電熱線H3を構成する。
【0102】これにより、アルミニウム薄膜134と導線1
35から成る遮蔽層が従来の網で形成された遮蔽層より小
さい体積を占めて電熱線の太さを細くさせることがで
き、更に、アルミニウム薄膜134により第1絶縁層132又
は第2絶縁層133の破壊を防止することができる。更
に、第1絶縁層132と第2絶縁層133の厚さを薄くさせる
ことができるため、電熱線の太さを一層細くさせるのは
勿論、生産費用を低減させることができるようになる。
この作用・効果を詳細に説明すると次の通りである。
35から成る遮蔽層が従来の網で形成された遮蔽層より小
さい体積を占めて電熱線の太さを細くさせることがで
き、更に、アルミニウム薄膜134により第1絶縁層132又
は第2絶縁層133の破壊を防止することができる。更
に、第1絶縁層132と第2絶縁層133の厚さを薄くさせる
ことができるため、電熱線の太さを一層細くさせるのは
勿論、生産費用を低減させることができるようになる。
この作用・効果を詳細に説明すると次の通りである。
【0103】本実施例3の説明において、アルミニウム
薄膜134と導線135から成る遮蔽層の作用及び効果は、実
施例2の場合と同一であるため、その詳細な説明は省略
し、第1絶縁層132と第2絶縁層133の作用及び効果につ
いて説明する。
薄膜134と導線135から成る遮蔽層の作用及び効果は、実
施例2の場合と同一であるため、その詳細な説明は省略
し、第1絶縁層132と第2絶縁層133の作用及び効果につ
いて説明する。
【0104】先ず、第1絶縁層132と第2絶縁層133の特
性について説明する。
性について説明する。
【0105】第1絶縁層132を形成するテフロンは、他
の絶縁物(例:シリコーンゴム、耐熱ナイロン、絶縁PV
C(ポリ塩化ビニル)、キャプトン(商品名)等)に比
べてその絶縁特性、耐熱特性及び強靭度が非常に優れて
いるが、高価である。また、第2絶縁層133を形成する
キャプトン(商品名)は表面がなめらかで強靭度が強
く、耐熱特性が良好であり、価格が安いが、その絶縁特
性がテフロンに比べて劣る材質である。は従って、テフ
ロンを用いて第1絶縁層132を形成し、キャプトン(商
品名)を用いて第2絶縁層133を形成することにより、
二重絶縁の効果を得ることができるので、どのような突
発的な状況(例:電熱線が外部の作用により損傷を受け
る状態等)が発生しても、二つの絶縁層のうちのいずれ
か一つの絶縁層が破壊された場合にも絶縁を維持するこ
とができ、生産原価が低廉であり、電熱線の太さを最小
化することができる。
の絶縁物(例:シリコーンゴム、耐熱ナイロン、絶縁PV
C(ポリ塩化ビニル)、キャプトン(商品名)等)に比
べてその絶縁特性、耐熱特性及び強靭度が非常に優れて
いるが、高価である。また、第2絶縁層133を形成する
キャプトン(商品名)は表面がなめらかで強靭度が強
く、耐熱特性が良好であり、価格が安いが、その絶縁特
性がテフロンに比べて劣る材質である。は従って、テフ
ロンを用いて第1絶縁層132を形成し、キャプトン(商
品名)を用いて第2絶縁層133を形成することにより、
二重絶縁の効果を得ることができるので、どのような突
発的な状況(例:電熱線が外部の作用により損傷を受け
る状態等)が発生しても、二つの絶縁層のうちのいずれ
か一つの絶縁層が破壊された場合にも絶縁を維持するこ
とができ、生産原価が低廉であり、電熱線の太さを最小
化することができる。
【0106】更に、外部の力による押圧が生じた場合に
は、キャプトン(商品名)の特性がなめらかなため、ア
ルミニウム薄膜134と接触した時に圧力を分散させるこ
とができるので、絶縁破壊を防止することができる。
は、キャプトン(商品名)の特性がなめらかなため、ア
ルミニウム薄膜134と接触した時に圧力を分散させるこ
とができるので、絶縁破壊を防止することができる。
【0107】以上、考察したように、本発明の電磁波遮
断用電熱線の技術的思想による構成3に係る実施例3
は、テフロンとキャプトン(商品名)を用いて二重絶縁
層を形成し、アルミニウム薄膜と導線を用いて遮蔽層を
形成することにより、電熱線の厚さを薄くさせ、発熱体
と遮蔽層との間の短絡を防止し、外部圧力による電熱線
の損傷を防止し、費用を節減することができるようにな
る。 (実施例4)本実施例4は、本発明の電磁波防止電熱保
温器の構成1による実施例である。
断用電熱線の技術的思想による構成3に係る実施例3
は、テフロンとキャプトン(商品名)を用いて二重絶縁
層を形成し、アルミニウム薄膜と導線を用いて遮蔽層を
形成することにより、電熱線の厚さを薄くさせ、発熱体
と遮蔽層との間の短絡を防止し、外部圧力による電熱線
の損傷を防止し、費用を節減することができるようにな
る。 (実施例4)本実施例4は、本発明の電磁波防止電熱保
温器の構成1による実施例である。
【0108】本実施例4は、本発明の電磁波防止用電熱
線を電熱保温器に適用したものを例示したものである。
線を電熱保温器に適用したものを例示したものである。
【0109】本実施例4においては、本発明の電磁波防
止用電熱線の構成のうち、構成2による電熱線を電熱保
温器に適用したものについて説明する。
止用電熱線の構成のうち、構成2による電熱線を電熱保
温器に適用したものについて説明する。
【0110】これは、別の構成の電磁波防止用電熱線を
用いた電熱保温器は、本実施例から容易に類推すること
ができるものであるからである。
用いた電熱保温器は、本実施例から容易に類推すること
ができるものであるからである。
【0111】電熱線H2は、カーボン・ガラス繊維から成
る発熱線121の外周面に順次に包まれる内部絶縁層122
と、遮蔽層123, 124及び外部絶縁層125で構成される。
ここで、内部絶縁層122はシリコーンゴムから成り、遮
蔽層はアルミニウム薄膜123と導線124から成り、外部絶
縁層125はシリコーンゴムから成る。これは実施例2と
同一である。
る発熱線121の外周面に順次に包まれる内部絶縁層122
と、遮蔽層123, 124及び外部絶縁層125で構成される。
ここで、内部絶縁層122はシリコーンゴムから成り、遮
蔽層はアルミニウム薄膜123と導線124から成り、外部絶
縁層125はシリコーンゴムから成る。これは実施例2と
同一である。
【0112】更に、本発明の技術的思想による電熱線H2
は、電熱線が用いられる電源の種類によって異なるた
め、これを単相2線式電源に用いる場合と、単相3線式
電源に用いる場合に分けて説明する。
は、電熱線が用いられる電源の種類によって異なるた
め、これを単相2線式電源に用いる場合と、単相3線式
電源に用いる場合に分けて説明する。
【0113】まず、電熱保温器に印加される電源が、図
12に示すように、接地側線(コールドライン)を有す
る単相2線式220V電源である場合について説明する。
12に示すように、接地側線(コールドライン)を有す
る単相2線式220V電源である場合について説明する。
【0114】電熱保温器に印加される電源が単相2線式
電源である場合には、図13と図14に示すように、発
熱線121と遮蔽層の一方の同一端部を接続した電熱線H2
を電熱保温器全体に均一に配列した後、発熱線121と遮
蔽層の他方の端部に温度調節器(図示せず)を通じて電
源を印加するように構成する。
電源である場合には、図13と図14に示すように、発
熱線121と遮蔽層の一方の同一端部を接続した電熱線H2
を電熱保温器全体に均一に配列した後、発熱線121と遮
蔽層の他方の端部に温度調節器(図示せず)を通じて電
源を印加するように構成する。
【0115】この際、電熱保温器に印加される二つの電
源線のうち大地接地電位を有する電源線(コールドライ
ン)が遮蔽層に接続されるようにする。
源線のうち大地接地電位を有する電源線(コールドライ
ン)が遮蔽層に接続されるようにする。
【0116】これにより、遮蔽層(より詳細には、遮蔽
層の導線とアルミニウム薄膜)に流れる電流の方向と発
熱線121に流れる電流の方向が正確に逆になって、遮蔽
層に流れる電流により形成される磁場と、発熱線121に
流れる磁場の方向が相互逆方向になり、遮蔽層に形成さ
れた磁場の中心と発熱線121に形成された磁場の中心が
一致し、その磁界平面及び流れる電流量が同一であるた
め、遮蔽層により形成された磁場と発熱線121に形成さ
れた磁場は相互相殺されるようになる。即ち、密着した
距離で同一中心、同一の大きさ、同一磁界平面を有し、
方向が互いに逆になる発熱線121と遮蔽層の磁場は相互
相殺されるようになる。
層の導線とアルミニウム薄膜)に流れる電流の方向と発
熱線121に流れる電流の方向が正確に逆になって、遮蔽
層に流れる電流により形成される磁場と、発熱線121に
流れる磁場の方向が相互逆方向になり、遮蔽層に形成さ
れた磁場の中心と発熱線121に形成された磁場の中心が
一致し、その磁界平面及び流れる電流量が同一であるた
め、遮蔽層により形成された磁場と発熱線121に形成さ
れた磁場は相互相殺されるようになる。即ち、密着した
距離で同一中心、同一の大きさ、同一磁界平面を有し、
方向が互いに逆になる発熱線121と遮蔽層の磁場は相互
相殺されるようになる。
【0117】更に、発熱線121から発生する電場は、大
地接地電位を有する遮蔽層により遮断・誘起されて(よ
り詳細には、アルミニウム薄膜により遮断・誘起され
て)大地に放出されるため、電熱線H2の外部には電場が
放出されないようになる。
地接地電位を有する遮蔽層により遮断・誘起されて(よ
り詳細には、アルミニウム薄膜により遮断・誘起され
て)大地に放出されるため、電熱線H2の外部には電場が
放出されないようになる。
【0118】従って、磁場相殺作用と電場遮蔽作用によ
り電熱線H2の外部には電磁波が発生しないようになる。
り電熱線H2の外部には電磁波が発生しないようになる。
【0119】次に、図15に示すように、電熱保温器に
印加される電源が接地側線(コールドライン)を有しな
い単相3線式電源である場合について説明する。
印加される電源が接地側線(コールドライン)を有しな
い単相3線式電源である場合について説明する。
【0120】周知のように、単相3線式220V電源は、図
示の通り、その両端X,Z間の電圧は220Vであり、大地接
地点Yを基準とした場合、各両端は110Vの電圧を示すよ
うになる。従って、家庭に供給される220V交流電源のい
ずれ側も大地に接地されていない状態で、両端を同一の
大きさの抵抗を介して接続すると、抵抗の共通接続点が
大地接地電位を有するようになる。
示の通り、その両端X,Z間の電圧は220Vであり、大地接
地点Yを基準とした場合、各両端は110Vの電圧を示すよ
うになる。従って、家庭に供給される220V交流電源のい
ずれ側も大地に接地されていない状態で、両端を同一の
大きさの抵抗を介して接続すると、抵抗の共通接続点が
大地接地電位を有するようになる。
【0121】故に、電熱保温器に印加される電源が単相
3線式電源である場合には、図16と図17に示すよう
に、発熱線121と遮蔽層の両側の同一端部を接続した
後、発熱線121の1/2になる所を切断して、切断された両
端部を通じて単相3線式電源を印加する。
3線式電源である場合には、図16と図17に示すよう
に、発熱線121と遮蔽層の両側の同一端部を接続した
後、発熱線121の1/2になる所を切断して、切断された両
端部を通じて単相3線式電源を印加する。
【0122】これにより、“電源連結端子C(一方の電
源線)→発熱線121→遮蔽層123,124→発熱線121→電源
連結端子C(他側電源線)”と、“電源連結端子C(他方
の電源線)→発熱線121→遮蔽層123,124→発熱線121→
電源連結端子C(一方の電源線)”から成る電流閉回路
が形成されて電熱保温器を加熱するようになる。
源線)→発熱線121→遮蔽層123,124→発熱線121→電源
連結端子C(他側電源線)”と、“電源連結端子C(他方
の電源線)→発熱線121→遮蔽層123,124→発熱線121→
電源連結端子C(一方の電源線)”から成る電流閉回路
が形成されて電熱保温器を加熱するようになる。
【0123】すると、遮蔽層(より詳細には、遮蔽層の
導線とアルミニウム薄膜)に流れる電流の方向と発熱線
121に流れる電流の方向が正確に逆になって、遮蔽層に
流れる電流により形成される磁場と、発熱線121に流れ
る磁場の方向が相互逆になり、遮蔽層に形成された磁場
の中心と発熱線121に形成された磁場の中心が一致し、
その磁界平面及び流れる電流量が同一であるため、遮蔽
層により形成された磁場と発熱線121に形成された磁場
は相互相殺されるようになる。即ち、密着した距離で同
一中心、同一の大きさ、同一磁界平面を有し、方向が互
いに逆になる発熱線121と遮蔽層の磁場は相互相殺され
るようになる。
導線とアルミニウム薄膜)に流れる電流の方向と発熱線
121に流れる電流の方向が正確に逆になって、遮蔽層に
流れる電流により形成される磁場と、発熱線121に流れ
る磁場の方向が相互逆になり、遮蔽層に形成された磁場
の中心と発熱線121に形成された磁場の中心が一致し、
その磁界平面及び流れる電流量が同一であるため、遮蔽
層により形成された磁場と発熱線121に形成された磁場
は相互相殺されるようになる。即ち、密着した距離で同
一中心、同一の大きさ、同一磁界平面を有し、方向が互
いに逆になる発熱線121と遮蔽層の磁場は相互相殺され
るようになる。
【0124】更に、発熱線121から発生する電場は、大
地接地電位を有する遮蔽層により遮断・誘起されて(よ
り詳細には、アルミニウム薄膜により遮断・誘起され
て)大地に放出されるので、電熱線H2の外部には電場が
放出されないようになる。
地接地電位を有する遮蔽層により遮断・誘起されて(よ
り詳細には、アルミニウム薄膜により遮断・誘起され
て)大地に放出されるので、電熱線H2の外部には電場が
放出されないようになる。
【0125】従って、磁場相殺作用と電場遮蔽作用によ
り電熱線H2の外部には電磁波が発生しないようになる。
り電熱線H2の外部には電磁波が発生しないようになる。
【0126】参考までに、ELF(EXTREMELY LOW FREQUENC
Y:極低周波)電界及び磁界測定器であるホラデー(HOLA
DAY)社のHOLADAY 3604を用いて電熱保温器から発生する
磁場の強度を測定した場合、本発明の電磁波防止電熱保
温器に密着して測定した磁場は約0.2mGであるのに対
し、一般電熱保温器は約100mG、図4に示すように、二
つの発熱線を平行配列する双列配線方法を用いた電熱保
温器は約15mG、図7に示すように、いずれか一つの発熱
線を基準として他の一つの発熱線を巻く双列配線方法を
用いた電熱保温器は約10mGであるので、本発明の電磁波
防止電熱保温器はこれらに比べて磁場相殺効果が向上す
ることがわかった。これは米国NCRP(NATIONAL COUNCIL
OF RADIATION PROTECTION AND MEASUREMENT)の磁界安全
基準である2mGよりずっと低い数値である。 (実施例5)本実施例5は、本発明の電磁波防止電熱保
温器の構成2による実施例である。
Y:極低周波)電界及び磁界測定器であるホラデー(HOLA
DAY)社のHOLADAY 3604を用いて電熱保温器から発生する
磁場の強度を測定した場合、本発明の電磁波防止電熱保
温器に密着して測定した磁場は約0.2mGであるのに対
し、一般電熱保温器は約100mG、図4に示すように、二
つの発熱線を平行配列する双列配線方法を用いた電熱保
温器は約15mG、図7に示すように、いずれか一つの発熱
線を基準として他の一つの発熱線を巻く双列配線方法を
用いた電熱保温器は約10mGであるので、本発明の電磁波
防止電熱保温器はこれらに比べて磁場相殺効果が向上す
ることがわかった。これは米国NCRP(NATIONAL COUNCIL
OF RADIATION PROTECTION AND MEASUREMENT)の磁界安全
基準である2mGよりずっと低い数値である。 (実施例5)本実施例5は、本発明の電磁波防止電熱保
温器の構成2による実施例である。
【0127】本実施例5においては、電源連結手段によ
り電熱保温器に電源を印加する。また、四つの内部スイ
ッチを同時に動作させる3接点スイッチを用いてスイッ
チング手段を構成する。具体的には、第1電熱線の第4
接点dと第2電熱線の第6接点fを接続し、第2電熱線の
第7接点gと第8接点hを接続した後、スイッチング手段
を通じて第1接点a、第2接点b、第3接点c、第5接点e
がスイッチングされるように構成する。
り電熱保温器に電源を印加する。また、四つの内部スイ
ッチを同時に動作させる3接点スイッチを用いてスイッ
チング手段を構成する。具体的には、第1電熱線の第4
接点dと第2電熱線の第6接点fを接続し、第2電熱線の
第7接点gと第8接点hを接続した後、スイッチング手段
を通じて第1接点a、第2接点b、第3接点c、第5接点e
がスイッチングされるように構成する。
【0128】更に、本実施例5においては、電源連結手
段のうち接地判別手段を、図21と図22に示すよう
に、電源供給手段と、信号伝達手段222と、比較手段223
と、表示手段224及び接地判別端子T2とを用いて構成す
る。この図21と図22の構成は、図20に示すネオン
ランプNEと接地判別端子T1を用いて構成する接地判別手
段から、容易に類推することができるのは勿論、その大
部分の動作が前述してある。
段のうち接地判別手段を、図21と図22に示すよう
に、電源供給手段と、信号伝達手段222と、比較手段223
と、表示手段224及び接地判別端子T2とを用いて構成す
る。この図21と図22の構成は、図20に示すネオン
ランプNEと接地判別端子T1を用いて構成する接地判別手
段から、容易に類推することができるのは勿論、その大
部分の動作が前述してある。
【0129】更に、本実施例3においては、スイッチン
グ手段を成す3接点スイッチの取手を導電性物質でコー
ティングして、これを接地判別端子として用い、信号伝
達手段は半波整流回路を用いて構成する。
グ手段を成す3接点スイッチの取手を導電性物質でコー
ティングして、これを接地判別端子として用い、信号伝
達手段は半波整流回路を用いて構成する。
【0130】更に、比較手段は二つの比較器を直列接続
して用い、二つの比較器それぞれの出力端に視覚表示装
置としてLED(LIGHT LIMITING DIODE)を、聴覚表示装置
としてブザーを接続して表示手段を構成する。ここで、
表示手段は、遮蔽層の電位が大地接地電位でない場合
に、LEDを発光させると同時にブザーが鳴るように構成
する。
して用い、二つの比較器それぞれの出力端に視覚表示装
置としてLED(LIGHT LIMITING DIODE)を、聴覚表示装置
としてブザーを接続して表示手段を構成する。ここで、
表示手段は、遮蔽層の電位が大地接地電位でない場合
に、LEDを発光させると同時にブザーが鳴るように構成
する。
【0131】更に、電源供給手段は、交流電源を全波整
流する整流回路で構成する。
流する整流回路で構成する。
【0132】以下、本実施例5の構成を説明する。
【0133】先ず、図21と図22に示すように、変圧
器Tの1次側に交流電源を接続し、2次側にブリッジダ
イオードによる全波整流回路BDと、出力抵抗R1と、ツェ
ナダイオード2D及び平滑コンデンサーC1を順次に接続し
て整流回路221を構成する。
器Tの1次側に交流電源を接続し、2次側にブリッジダ
イオードによる全波整流回路BDと、出力抵抗R1と、ツェ
ナダイオード2D及び平滑コンデンサーC1を順次に接続し
て整流回路221を構成する。
【0134】更に、四つの内部スイッチSW1〜SW4を同時
に動作させる接点スイッチSWの内部スイッチはそれぞ
れ、第1スイッチSW1のa接触点に第1電熱線の第2接点
bを接続し、第2スイッチSW2のa接触点に第1電熱線の
第1接点aを接続し、第3スイッチSW3のa接触点に第1
電熱線の第3接点cを接続し、第3スイッチSW3の共通接
続点dに第2電熱線の第5接点eを接続し、第1スイッチ
SW1のa接触点を第2スイッチSW2のb接触点に接続し、第
1スイッチSW1のa接触点を第4スイッチSW4の共通接続
点dに接続し、第1スイッチSW1のb接触点を第2スイッ
チSW2のa接触点に接続し、第1スイッチSW1のc接触点を
第3スイッチSW3のa接触点に接続し、第1スイッチSW1
の共通接続点dを電源の一方の端子に接続し、第2スイ
ッチSW2のa接触点を第4スイッチSW4のc接触点に接続
し、第2スイッチSW2のc接触点を第3スイッチSW3のc接
触点に接続し、第2スイッチSW2の共通接触点dを電源の
他方の端子に接続し、第3スイッチSW3のa接触点を第3
スイッチSW3のb接触点に接続してスイッチング手段210
を構成する。
に動作させる接点スイッチSWの内部スイッチはそれぞ
れ、第1スイッチSW1のa接触点に第1電熱線の第2接点
bを接続し、第2スイッチSW2のa接触点に第1電熱線の
第1接点aを接続し、第3スイッチSW3のa接触点に第1
電熱線の第3接点cを接続し、第3スイッチSW3の共通接
続点dに第2電熱線の第5接点eを接続し、第1スイッチ
SW1のa接触点を第2スイッチSW2のb接触点に接続し、第
1スイッチSW1のa接触点を第4スイッチSW4の共通接続
点dに接続し、第1スイッチSW1のb接触点を第2スイッ
チSW2のa接触点に接続し、第1スイッチSW1のc接触点を
第3スイッチSW3のa接触点に接続し、第1スイッチSW1
の共通接続点dを電源の一方の端子に接続し、第2スイ
ッチSW2のa接触点を第4スイッチSW4のc接触点に接続
し、第2スイッチSW2のc接触点を第3スイッチSW3のc接
触点に接続し、第2スイッチSW2の共通接触点dを電源の
他方の端子に接続し、第3スイッチSW3のa接触点を第3
スイッチSW3のb接触点に接続してスイッチング手段210
を構成する。
【0135】更に、保護抵抗R2と直流遮断コンデンサー
C2及びダイオードD1を第1電熱線の遮蔽層又は第2電熱
線の遮蔽層に順次に直列接続した後、ダイオードD2に出
力抵抗R3と平滑コンデンサーC3を並列接続して信号伝達
手段222を構成する。
C2及びダイオードD1を第1電熱線の遮蔽層又は第2電熱
線の遮蔽層に順次に直列接続した後、ダイオードD2に出
力抵抗R3と平滑コンデンサーC3を並列接続して信号伝達
手段222を構成する。
【0136】更に、第1比較器COMP1の反転入力端に信
号伝達手段222の信号出力端を接続し、非反転入力端に
分圧抵抗R4, R5を通じて整流回路221で印加される電圧
を分配して基準電圧を設定した後、第1比較器COMP1の
信号出力端を第2比較器COMP2の非反転入力端に接続
し、分圧抵抗R7,R8を通じて整流回路221で印加される電
圧を分配して反転入力端の基準電位を設定して比較手段
223を構成する。ここで、第1比較器COMP1と第2比較器
COMP2は、オープンコレクタ(OPEN COLLECTOR)である。
号伝達手段222の信号出力端を接続し、非反転入力端に
分圧抵抗R4, R5を通じて整流回路221で印加される電圧
を分配して基準電圧を設定した後、第1比較器COMP1の
信号出力端を第2比較器COMP2の非反転入力端に接続
し、分圧抵抗R7,R8を通じて整流回路221で印加される電
圧を分配して反転入力端の基準電位を設定して比較手段
223を構成する。ここで、第1比較器COMP1と第2比較器
COMP2は、オープンコレクタ(OPEN COLLECTOR)である。
【0137】更に、整流回路221の(+)電位と第1比較器
COMP1の信号出力端との間に視覚表示装置であるLEDを保
護抵抗R6を通じて接続し、整流回路221の(+)電位と第2
比較器COMP2の信号出力端との間に保護抵抗R9を通じて
聴覚表示装置であるブザーBZを接続して表示手段224を
構成する。
COMP1の信号出力端との間に視覚表示装置であるLEDを保
護抵抗R6を通じて接続し、整流回路221の(+)電位と第2
比較器COMP2の信号出力端との間に保護抵抗R9を通じて
聴覚表示装置であるブザーBZを接続して表示手段224を
構成する。
【0138】更に、3接点スイッチSWの取手を導電性物
質でコーティングした後、これを遮弊層に接続して接地
判別端子T2を構成する。
質でコーティングした後、これを遮弊層に接続して接地
判別端子T2を構成する。
【0139】以下、前述のように構成された本実施例5
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0140】まず、電熱保温器に供給される交流電源が
単相2線式220V電圧である場合について説明する。即
ち、図12に示すように、交流電源の一方が大地に接地
された場合であって、図22においては(A)端が電圧線
(ホットライン)、(B)端が接地側線(コールドライ
ン)である場合について説明する。
単相2線式220V電圧である場合について説明する。即
ち、図12に示すように、交流電源の一方が大地に接地
された場合であって、図22においては(A)端が電圧線
(ホットライン)、(B)端が接地側線(コールドライ
ン)である場合について説明する。
【0141】先ず、導電性物質でコーティングされた接
地判別端子T2である3接点スイッチSWの取手を使用者が
切り換えて内部スイッチSW1〜SW4のa接触点にスイッチ
ングすると、内部スイッチSW1〜SW4のスイッチ結線によ
り第2接点に電源の電圧線(ホットライン)A端子が接
続され、第1接点に電源の接地側線(コールドライン)
B端子が接続され、第3接点と第5接点が接続される。
地判別端子T2である3接点スイッチSWの取手を使用者が
切り換えて内部スイッチSW1〜SW4のa接触点にスイッチ
ングすると、内部スイッチSW1〜SW4のスイッチ結線によ
り第2接点に電源の電圧線(ホットライン)A端子が接
続され、第1接点に電源の接地側線(コールドライン)
B端子が接続され、第3接点と第5接点が接続される。
【0142】更に、この際、使用者が接地判別手段T2の
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→遮蔽層→信号伝達手段222→接地判
別端子T2→人体→大地→電源の接地側線(コールドライ
ン)B”から成る閉ループが形成されるようになる。
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→遮蔽層→信号伝達手段222→接地判
別端子T2→人体→大地→電源の接地側線(コールドライ
ン)B”から成る閉ループが形成されるようになる。
【0143】これにより、遮蔽層に接続された電源線が
電圧線(ホットライン)であるため、遮蔽層の電位が電
圧線(ホットライン)の電位である220Vになり、220Vの
電圧が信号伝達手段222に印加されて整流された後、第
1比較器COMP1に印加されるようになる。
電圧線(ホットライン)であるため、遮蔽層の電位が電
圧線(ホットライン)の電位である220Vになり、220Vの
電圧が信号伝達手段222に印加されて整流された後、第
1比較器COMP1に印加されるようになる。
【0144】ここで、第1比較器COMP1の非反転入力端
子に分圧抵抗R4,R5を通じて印加された基準電圧は、信
号伝達手段222を通じて印加される電圧より小さく設定
されたものであって、これにより第1比較器COMP1の出
力電圧は信号伝達手段222で印加される信号により(-)電
圧になる。
子に分圧抵抗R4,R5を通じて印加された基準電圧は、信
号伝達手段222を通じて印加される電圧より小さく設定
されたものであって、これにより第1比較器COMP1の出
力電圧は信号伝達手段222で印加される信号により(-)電
圧になる。
【0145】すると、オープンコレクタから成る第1比
較器COMP1と整流回路221の(+)端子との間に接続されたL
EDが発光して遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを
示すようになる。
較器COMP1と整流回路221の(+)端子との間に接続されたL
EDが発光して遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを
示すようになる。
【0146】更に、第1比較器COMP1の出力電圧が(-)電
圧になると、前述と同様の動作により第2比較器COMP2
の出力電圧が(-)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴り、遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを示すよ
うになる。
圧になると、前述と同様の動作により第2比較器COMP2
の出力電圧が(-)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴り、遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを示すよ
うになる。
【0147】一方、3接点スイッチSWの取手を切り換え
て内部スイッチSW1〜SW4のb接触点にスイッチングする
と、内部スイッチSW1〜SW4のスイッチ結線により第2接
点に電源の接地側線(コールドライン)B端子が接続さ
れ、第1接点に電源の電圧線(ホットライン)A端子が
接続され、第3接点と第5接点が接続される。
て内部スイッチSW1〜SW4のb接触点にスイッチングする
と、内部スイッチSW1〜SW4のスイッチ結線により第2接
点に電源の接地側線(コールドライン)B端子が接続さ
れ、第1接点に電源の電圧線(ホットライン)A端子が
接続され、第3接点と第5接点が接続される。
【0148】更に、この際、使用者が接地判別端子T2の
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の接地側線
(コールドライン)B→遮蔽層→信号伝達手段222→接地
判別端子T2→人体→大地→電源の電圧線(ホットライ
ン)A”から成る閉ループが形成されるようになる。
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の接地側線
(コールドライン)B→遮蔽層→信号伝達手段222→接地
判別端子T2→人体→大地→電源の電圧線(ホットライ
ン)A”から成る閉ループが形成されるようになる。
【0149】これにより、遮蔽層に接続された電源線が
接地側線(コールドライン)であるため、遮蔽層の電位
が接地側線(コールドライン)の電位である0Vになり、
0Vの電圧が信号伝達手段222を通じて第1比較器COMP1に
印加されるようになる。
接地側線(コールドライン)であるため、遮蔽層の電位
が接地側線(コールドライン)の電位である0Vになり、
0Vの電圧が信号伝達手段222を通じて第1比較器COMP1に
印加されるようになる。
【0150】第1比較器COMP1の非反転入力端に分圧抵
抗R4,R5により設定された基準電圧より低い0Vの電圧が
印加されると、その出力電圧が(+)電圧になり、これに
よってLEDが点灯されなくなって、遮蔽層の電位が大地
接地電位であることを示すようになる。
抗R4,R5により設定された基準電圧より低い0Vの電圧が
印加されると、その出力電圧が(+)電圧になり、これに
よってLEDが点灯されなくなって、遮蔽層の電位が大地
接地電位であることを示すようになる。
【0151】更に、第1比較器COMP1の出力電圧が(+)電
圧になると、前述と同様の動作によって第2比較器COMP
2の出力電圧が(+)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴らないため、遮蔽層の電位が大地接地電位であること
を示すようになる。
圧になると、前述と同様の動作によって第2比較器COMP
2の出力電圧が(+)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴らないため、遮蔽層の電位が大地接地電位であること
を示すようになる。
【0152】一方、接地判別端子T2である3接点スイッ
チSWの取手を使用者が切り換えて内部スイッチSW1〜SW4
のc接触点にスイッチングすると、内部スイッチSW1〜SW
4のスイッチ結線により第3接点に電源の電圧線(ホッ
トライン)A端子が接続され、第5接点に電源の接地側
線(コールドライン)B端子が接続され、第1接点と第
2接点が接続される。
チSWの取手を使用者が切り換えて内部スイッチSW1〜SW4
のc接触点にスイッチングすると、内部スイッチSW1〜SW
4のスイッチ結線により第3接点に電源の電圧線(ホッ
トライン)A端子が接続され、第5接点に電源の接地側
線(コールドライン)B端子が接続され、第1接点と第
2接点が接続される。
【0153】更に、この際、使用者が接地判別端子T2の
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→第1電熱線の発熱線→遮蔽層→信
号伝達手段222→接地判別端子T2→人体→大地→電源の
接地側線(コールドライン)B→第2電熱線の発熱線”
から成る閉ループが形成され、遮蔽層の電位は第1電熱
線の発熱線の抵抗値と第2電熱線の抵抗値により分圧さ
れた電位になる。
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→第1電熱線の発熱線→遮蔽層→信
号伝達手段222→接地判別端子T2→人体→大地→電源の
接地側線(コールドライン)B→第2電熱線の発熱線”
から成る閉ループが形成され、遮蔽層の電位は第1電熱
線の発熱線の抵抗値と第2電熱線の抵抗値により分圧さ
れた電位になる。
【0154】なお、前述したように、第1電熱線と第2
電熱線は、その特性が同一の同じ大きさ(長さ)の電熱
線であるため、第1電熱線の発熱線による抵抗値と第2
電熱線の発熱線による抵抗値は同一である。
電熱線は、その特性が同一の同じ大きさ(長さ)の電熱
線であるため、第1電熱線の発熱線による抵抗値と第2
電熱線の発熱線による抵抗値は同一である。
【0155】従って、遮蔽層の電位は220Vの電圧を二等
分した110Vになるようになる。これにより、遮蔽層の電
位である110Vの電圧が信号伝達手段222に印加されて整
流された後、第1比較器COMP1に印加されるようにな
る。
分した110Vになるようになる。これにより、遮蔽層の電
位である110Vの電圧が信号伝達手段222に印加されて整
流された後、第1比較器COMP1に印加されるようにな
る。
【0156】ここで、第1比較器COMP1の非反転入力端
子に分圧抵抗R4,R5を通じて印加された基準電圧は、110
Vに対する電圧より小さく設定されたもので、これによ
り第1比較器COMP1の出力電圧は、信号伝達手段222で印
加される信号により(-)電圧になる。
子に分圧抵抗R4,R5を通じて印加された基準電圧は、110
Vに対する電圧より小さく設定されたもので、これによ
り第1比較器COMP1の出力電圧は、信号伝達手段222で印
加される信号により(-)電圧になる。
【0157】すると、オープンコレクタから成る第1比
較器COMP1と整流回路221の(+)端子との間に接続されたL
EDが発光して遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを
示すようになる。
較器COMP1と整流回路221の(+)端子との間に接続されたL
EDが発光して遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを
示すようになる。
【0158】更に、第1比較器COMP1の出力電圧が(-)電
圧になると、前述と同様の動作によって第2比較器COMP
2の出力電圧が(-)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴り、遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを示すよ
うになる。
圧になると、前述と同様の動作によって第2比較器COMP
2の出力電圧が(-)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴り、遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを示すよ
うになる。
【0159】従って、LEDとブザーが動作しないb接触点
だけが電場と磁場を全て除去することができるスイッチ
ング点になることが分かるようになる。
だけが電場と磁場を全て除去することができるスイッチ
ング点になることが分かるようになる。
【0160】次に、電熱保温器に供給される交流電源
が、図15に示すように、単相3線式220Vである場合に
ついて説明する。
が、図15に示すように、単相3線式220Vである場合に
ついて説明する。
【0161】先ず、使用者が接地判別端子T2として用い
られる3接点スイッチSWの取手により内部スイッチSW1
〜SW4をa接触点にスイッチングすると、内部スイッチSW
1〜SW4のスイッチ結線により第1接点と第2接点に電源
の電圧線(ホットライン)A端子、B端子が接続され、第
3接点と第5接点が接続される。これは、単相3線式電
源の場合には接地側線(コールドライン)がなく電圧線
(ホットライン)だけが存在するためである。
られる3接点スイッチSWの取手により内部スイッチSW1
〜SW4をa接触点にスイッチングすると、内部スイッチSW
1〜SW4のスイッチ結線により第1接点と第2接点に電源
の電圧線(ホットライン)A端子、B端子が接続され、第
3接点と第5接点が接続される。これは、単相3線式電
源の場合には接地側線(コールドライン)がなく電圧線
(ホットライン)だけが存在するためである。
【0162】更に、この際、使用者が接地判別端子T2の
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→遮蔽層→信号伝達手段222→接地判
別端子T2→人体→大地→電源の電圧線(ホットライン)
B”から成る閉ループが形成されるようになる。
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→遮蔽層→信号伝達手段222→接地判
別端子T2→人体→大地→電源の電圧線(ホットライン)
B”から成る閉ループが形成されるようになる。
【0163】これにより、遮蔽層に接続された電源線が
電圧線(ホットライン)であるため、遮蔽層の電位が電
圧線(ホットライン)の電位である220Vになり、220Vの
電圧が信号伝達手段222に印加されて整流された後、第
1比較器COMP1に印加されて(-)電圧が出力されるように
なる。
電圧線(ホットライン)であるため、遮蔽層の電位が電
圧線(ホットライン)の電位である220Vになり、220Vの
電圧が信号伝達手段222に印加されて整流された後、第
1比較器COMP1に印加されて(-)電圧が出力されるように
なる。
【0164】すると、第1比較器COMP1と整流回路221の
(+)端子との間に接続されたLEDが発光して遮蔽層の電位
が大地接地電位でないことを示すようになる。
(+)端子との間に接続されたLEDが発光して遮蔽層の電位
が大地接地電位でないことを示すようになる。
【0165】更に、第1比較器COMP1の出力電圧が(-)電
圧になると、前述と同様の動作によって第2比較器COMP
2の出力電圧が(-)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴り、遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを示すよ
うになる。
圧になると、前述と同様の動作によって第2比較器COMP
2の出力電圧が(-)電圧になり、これによってブザーBZが
鳴り、遮蔽層の電位が大地接地電位でないことを示すよ
うになる。
【0166】なお、3接点スイッチSWの内部スイッチSW
1〜SW4をb接触点にスイッチングした場合には、a接触点
にスイッチングした場合とその動作が同一であるため、
その詳細な説明を省略する。
1〜SW4をb接触点にスイッチングした場合には、a接触点
にスイッチングした場合とその動作が同一であるため、
その詳細な説明を省略する。
【0167】一方、接地判別端子T2である3接点スイッ
チSWの取手を使用者が切り換えて内部スイッチSW1〜SW4
のc接触点にスイッチングすると、内部スイッチSW1〜SW
4のスイッチ結線により第3接点と第5接点に電源の電
圧線(ホットライン)A端子、B端子が接続され、第1接
点と第2接点が接続される。
チSWの取手を使用者が切り換えて内部スイッチSW1〜SW4
のc接触点にスイッチングすると、内部スイッチSW1〜SW
4のスイッチ結線により第3接点と第5接点に電源の電
圧線(ホットライン)A端子、B端子が接続され、第1接
点と第2接点が接続される。
【0168】更に、この際、使用者が接地判別端子T2の
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→第1電熱線の発熱線→遮蔽層→信
号伝達手段222→接地判別端子T2→人体→大地→電源の
電圧線(ホットライン)B→第2電熱線の発熱線”から
成る閉ループが形成され、遮蔽層には第1電熱線の発熱
線の抵抗値と第2電熱線の発熱線の抵抗値により分圧さ
れた電圧を有するようになる。なお、第1電熱線と第2
電熱線は、その特性が同一の同じ大きさ(長さ)の電熱
線であるため、第1電熱線の発熱線による抵抗値と第2
電熱線の発熱線による抵抗値は同一である。
取手をつかんでいる状態になるため、“電源の電圧線
(ホットライン)A→第1電熱線の発熱線→遮蔽層→信
号伝達手段222→接地判別端子T2→人体→大地→電源の
電圧線(ホットライン)B→第2電熱線の発熱線”から
成る閉ループが形成され、遮蔽層には第1電熱線の発熱
線の抵抗値と第2電熱線の発熱線の抵抗値により分圧さ
れた電圧を有するようになる。なお、第1電熱線と第2
電熱線は、その特性が同一の同じ大きさ(長さ)の電熱
線であるため、第1電熱線の発熱線による抵抗値と第2
電熱線の発熱線による抵抗値は同一である。
【0169】従って、遮蔽層は、電源の両電源線A,Bに
より形成される電位差を二等分した値になるが、単相3
線式電源の場合には、その値が大地接地電位である0Vに
なるため、遮蔽層の電位は0Vになるようになる。
より形成される電位差を二等分した値になるが、単相3
線式電源の場合には、その値が大地接地電位である0Vに
なるため、遮蔽層の電位は0Vになるようになる。
【0170】すると、遮蔽層の電位である0Vの電圧が信
号伝達手段222を通じて第1比較器COMP1に印加されて
(+)電圧を出力し、これによってLEDが点灯されないよう
になり、遮蔽層の電位が大地接地電位であることを示す
ようになる。
号伝達手段222を通じて第1比較器COMP1に印加されて
(+)電圧を出力し、これによってLEDが点灯されないよう
になり、遮蔽層の電位が大地接地電位であることを示す
ようになる。
【0171】更に、第1比較器COMP1の出力電圧が(+)電
圧になると、前述と同様の動作により第2比較器COMP2
の出力電圧が(+)電圧になり、これによってブザーBZ が
鳴らなくなり、遮蔽層の電位が大地接地電位であること
を示すようになる。
圧になると、前述と同様の動作により第2比較器COMP2
の出力電圧が(+)電圧になり、これによってブザーBZ が
鳴らなくなり、遮蔽層の電位が大地接地電位であること
を示すようになる。
【0172】故に、使用者は印加される電源の種類に関
係なく3接点スイッチの取手(接地判別端子)を通じて
内部スイッチSW1〜SW2のスイッチ接触点を切り換えて、
LEDが消灯状態を維持し、ブザーが鳴らない接触点のス
イッチング状態を維持すると、第1電熱線と第2電熱線
の遮蔽層が大地接地電位を有し、第1電熱線の発熱線と
遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向になり、第2電
熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向
になる結線状態に成るようになる。
係なく3接点スイッチの取手(接地判別端子)を通じて
内部スイッチSW1〜SW2のスイッチ接触点を切り換えて、
LEDが消灯状態を維持し、ブザーが鳴らない接触点のス
イッチング状態を維持すると、第1電熱線と第2電熱線
の遮蔽層が大地接地電位を有し、第1電熱線の発熱線と
遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向になり、第2電
熱線の発熱線と遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向
になる結線状態に成るようになる。
【0173】従って、第1電熱線の発熱線から発生した
磁場は、第1電熱線の遮蔽層により発生する磁場によっ
て相互相殺されるようになり、第2電熱線の発熱線から
発生した磁場は、第2電熱線の遮蔽層により発生する磁
場によって相互相殺させ、第1電熱線と第2電熱線の発
熱線から発生する電場は、第1電熱線と第2電熱線の遮
蔽層により完全に遮蔽されるので、電場と磁場の外部放
出を防止することができるようになる。
磁場は、第1電熱線の遮蔽層により発生する磁場によっ
て相互相殺されるようになり、第2電熱線の発熱線から
発生した磁場は、第2電熱線の遮蔽層により発生する磁
場によって相互相殺させ、第1電熱線と第2電熱線の発
熱線から発生する電場は、第1電熱線と第2電熱線の遮
蔽層により完全に遮蔽されるので、電場と磁場の外部放
出を防止することができるようになる。
【0174】なお、実施例5においては、電源連結手段
を手動で構成したが、本発明の技術的思想を脱しない範
囲内で自動でスイッチング動作がなされるように構成す
ることもできることを明かしておく。
を手動で構成したが、本発明の技術的思想を脱しない範
囲内で自動でスイッチング動作がなされるように構成す
ることもできることを明かしておく。
【0175】即ち、電源が印加された初期状態で遮蔽層
の電位を自動検出して、その検出結果によってスイッチ
ング手段のスイッチングを自動制御することにより、所
期の目的を達成することができる。
の電位を自動検出して、その検出結果によってスイッチ
ング手段のスイッチングを自動制御することにより、所
期の目的を達成することができる。
【0176】また、本実施例4と実施例5の説明におい
ては、電熱保温器の動作を説明する時に温度調節器につ
いての説明を省略したが、実際には温度調節器を通じて
電源が供給されていることを明かしておく。
ては、電熱保温器の動作を説明する時に温度調節器につ
いての説明を省略したが、実際には温度調節器を通じて
電源が供給されていることを明かしておく。
【0177】
【発明の効果】以上、考察したように、本発明の電磁波
防止用電熱線及び電熱保温器は、特に、熱を発生する発
熱体を直線形態に作り、その外周面が完全に包まれるよ
うに遮蔽層を形成した後、遮蔽層が大地接地電位を有す
るように発熱線と遮蔽層に電源を印加して発熱線と遮蔽
層に流れる電流の方向が互いに逆になるようにすること
により、発熱線から発生する磁場は遮蔽層に形成される
同一の大きさ、同一中心、同一磁界表面及び相互逆方向
を有する磁場で相互相殺させ、電場は遮蔽層で遮蔽する
ことができる。これにより電磁波の外部放出を防止する
ようになる効果がある。
防止用電熱線及び電熱保温器は、特に、熱を発生する発
熱体を直線形態に作り、その外周面が完全に包まれるよ
うに遮蔽層を形成した後、遮蔽層が大地接地電位を有す
るように発熱線と遮蔽層に電源を印加して発熱線と遮蔽
層に流れる電流の方向が互いに逆になるようにすること
により、発熱線から発生する磁場は遮蔽層に形成される
同一の大きさ、同一中心、同一磁界表面及び相互逆方向
を有する磁場で相互相殺させ、電場は遮蔽層で遮蔽する
ことができる。これにより電磁波の外部放出を防止する
ようになる効果がある。
【図1】従来の電熱保温器の電熱線の構成を概略的に示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】従来の電熱線を用いた電熱保温器の構成を示す
部分切開斜視図。
部分切開斜視図。
【図3】アンペアの右ねじ法則により形成される磁場を
示す図。
示す図。
【図4】双列配線方法による磁場相殺原理を示す斜視
図。
図。
【図5】図4による電熱線を用いた電熱保温器の構成を
示す部分切開斜視図。
示す部分切開斜視図。
【図6】双列配線方法の別の配線方法による磁場相殺原
理を示す斜視図。
理を示す斜視図。
【図7】双列配線方法の別の配線方法による磁場相殺原
理を示す斜視図。
理を示す斜視図。
【図8】本発明の電磁波防止用電熱線の構成を示す図で
あって、(a)は斜視図、(b)は側断面図、(c)は
正断面図。
あって、(a)は斜視図、(b)は側断面図、(c)は
正断面図。
【図9】本発明の電磁波防止用電熱線の接続及び電源印
加状態を示す図。
加状態を示す図。
【図10】本発明の電磁波防止用電熱線の別の構成を示
す要部斜視図。
す要部斜視図。
【図11】本発明の電磁波防止用電熱線の別の構成を示
す要部斜視図。
す要部斜視図。
【図12】単相2線式電源の接地関係を示す回路図。
【図13】本発明の電磁波防止用電熱線に単相2線式電
源を印加する場合の結線関係を示す断面図。
源を印加する場合の結線関係を示す断面図。
【図14】本発明の電磁波防止用電熱線を電熱保温器に
適用した例を示す図であって、印加される電源が単相2
線式である場合を示す部分切開要部斜視図。
適用した例を示す図であって、印加される電源が単相2
線式である場合を示す部分切開要部斜視図。
【図15】単相3線式電源の接地関係を示す回路図。
【図16】本発明の電磁波防止用電熱線に単相3線式電
源を印加する場合の結線関係を示す断面図。
源を印加する場合の結線関係を示す断面図。
【図17】本発明の電磁波防止用電熱線を電熱保温器に
適用した例を示す図であって、印加される電源が単相3
線式である場合を示す部分切開要部斜視図。
適用した例を示す図であって、印加される電源が単相3
線式である場合を示す部分切開要部斜視図。
【図18】本発明の電磁波防止用電熱線に電源を印加す
る場合、印加される電源の種類に関係なく用いることが
できる結線関係を示す断面図。
る場合、印加される電源の種類に関係なく用いることが
できる結線関係を示す断面図。
【図19】本発明の電磁波防止電熱保温器の構成による
電源連結手段の構成を示すブロック図。
電源連結手段の構成を示すブロック図。
【図20】本発明の電磁波防止電熱保温器の構成2によ
る一実施例を示す回路構成図。
る一実施例を示す回路構成図。
【図21】本発明の電磁波防止電熱保温器の構成2によ
る別の実施例の構成を示すブロック図。
る別の実施例の構成を示すブロック図。
【図22】図21の構成を示す回路構成図。
111,121,131…発熱線 112,122…内部絶縁層 113…遮蔽層 114,125,136…外部絶縁層 123,134…導電性薄膜 124,135…導線 200…電源連結手段 210…スイッチング手段 220…接地判別手段 221…整流回路 222…信号伝達手段 223…比較手段 224…表示手段 H1,H2,H3…電磁波防止用電熱線 T1,T2…接地判別端子 SW…3接点スイッチ SW1,SW2,SW3,SW4…3接点スイッチの内部スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K092 PP05 QA05 QB16 QB19 QB26 QB45 QB59 QB61 QB65 RF04 RF19 VV27
Claims (30)
- 【請求項1】一つ以上の直線発熱体を直線状に配列し
て、単芯又は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、前
記発熱線の外周面が包まれるように形成した内部絶縁層
と、前記内部絶縁層の外周面が包まれるように形成した
遮蔽層と、前記遮蔽層の外周面が包まれるように形成し
た外部絶縁層とを含み構成されることを特徴とする電磁
波防止用電熱線。 - 【請求項2】一つ以上の直線発熱体を直線状に配列し
て、単芯又は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、前
記発熱線の外周面が包まれるように形成した内部絶縁層
と、前記内部絶縁層の外周面が包まれるように形成した
導電性薄膜と、前記導電性薄膜に巻取られる一つ以上の
導線から成る遮蔽層と、前記遮蔽層の外周面が包まれる
ように形成した外部絶縁層とを含み構成されることを特
徴とする電磁波防止用電熱線。 - 【請求項3】前記導電性薄膜は、銅薄膜又はアルミニウ
ム薄膜で構成されることを特徴とする請求項2記載の電
磁波防止用電熱線。 - 【請求項4】前記発熱線は、カーボン・ガラス繊維で構
成されることを特徴とする請求項2記載の電磁波防止用
電熱線。 - 【請求項5】前記内部絶縁層又は外部絶縁層は、シリコ
ーンゴム又はテフロンで形成することを特徴とする請求
項2記載の電磁波防止用電熱線。 - 【請求項6】一つ以上の直線発熱体を直線状に配列し
て、単芯又は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、前
記発熱線の外周面が包まれるように形成した第1絶縁層
と、前記第1絶縁層の外周面が包まれるように形成した
第2絶縁層と、前記第2絶縁層の外周面が包まれるよう
に形成した導電性薄膜と、前記導電性薄膜に巻取られる
一つ以上の導線から成る遮蔽層と、前記遮蔽層の外周面
が包まれるように形成した外部絶縁層とを含み構成され
ることを特徴とする電磁波防止用電熱線。 - 【請求項7】前記導電性薄膜は、銅薄膜又はアルミニウ
ム薄膜で構成されることを特徴とする請求項6記載の電
磁波防止用電熱線。 - 【請求項8】前記発熱線は、カーボン・ガラス繊維で構
成されることを特徴とする請求項6記載の電磁波防止用
電熱線。 - 【請求項9】前記第1絶縁層はテフロンで構成され、前
記第2絶縁層はキャプトン絶縁紙で構成されることを特
徴とする請求項6記載の電磁波防止用電熱線。 - 【請求項10】一つ以上の直線発熱体を直線状に配列し
て、単芯又は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、前
記発熱線の外周面が包まれるように形成した内部絶縁層
と、前記内部絶縁層の外周面が包まれるように形成した
遮蔽層と、前記遮蔽層の外周面が包まれるように形成し
た外部絶縁層とを含み構成された電熱線を電熱保温器本
体に配列した後、前記遮蔽層の電位が大地接地電位にな
るように前記発熱線と前記遮蔽層に電源を印加して前記
発熱線と前記遮蔽層に流れる電流の方向が互いに逆にな
るようにすることにより、前記発熱線から発生した磁場
を前記遮蔽層に形成される磁場によって相互相殺させ、
電場は前記遮蔽層に誘起させて遮断することを特徴とす
る電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項11】前記発熱線はカーボン・ガラス繊維で構
成し、前記内部絶縁層又は前記外部絶縁層はシリコーン
ゴム又はテフロンで構成することを特徴とする請求項1
0記載の電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項12】前記内部絶縁層は、前記発熱線の外周面
を包む第1絶縁層と、前記第1絶縁層の外周面を包む第
2絶縁層で構成することを特徴とする請求項10記載の
電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項13】前記第1絶縁層はテフロンで構成し、前
記第2絶縁層はキャプトンで構成することを特徴とする
請求項12記載の電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項14】前記遮蔽層は、前記内部絶縁層の外周面
を包む導電性薄膜と、前記導電性薄膜に巻取られる一つ
以上の導線で構成されることを特徴とする請求項10記
載の電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項15】前記導電性薄膜は、銅薄膜又はアルミニ
ウム薄膜で構成することを特徴とする請求項14記載の
電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項16】前記遮蔽層の電位が大地接地電位になる
ように電源を印加するために、前記発熱線と前記遮蔽層
の一方の同一端部を接続し、他方の端部を通じて前記発
熱線には前記電源の電圧線(ホットライン)を、前記遮
蔽層には接地側線(コールドライン)を接続して前記電
源を印加することを特徴とする請求項10記載の電磁波
防止電熱保温器。 - 【請求項17】前記遮蔽層の電位が大地接地電位になる
ように前記電源を印加するために、前記発熱線と前記遮
蔽層の両側の同一端部を接続し、前記発熱線の1/2地
点を切断して、前記切断された前記発熱線の両端部を通
じて電源を印加することを特徴とする請求項10記載の
電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項18】一つ以上の直線発熱体を直線状に配列し
て、単芯又は多芯の直線発熱体を形成する発熱線と、前
記発熱線の外周面が包まれるように形成した内部絶縁層
と、前記内部絶縁層の外周面が包まれるように形成した
遮蔽層と、前記遮蔽層の外周面が包まれるように形成し
た外部絶縁層とを含み構成された同一特性の第1電熱線
と第2電熱線を電熱保温器本体に配列した後、印加され
る電源の種類によって前記第1電熱線と前記第2電熱線
の前記遮蔽層の電位が大地接地電位になるように前記第
1電熱線と前記第2電熱線の前記発熱線と前記遮蔽層を
通じて電源を印加して、前記第1電熱線の前記発熱線と
前記遮蔽層に流れる電流の方向が相互逆方向になるよう
にし、前記第2電熱線の前記発熱線と前記遮蔽層に流れ
る電流の方向が相互逆方向になるようにすることによ
り、前記第1電熱線の前記発熱線から発生する磁場は前
記第1電熱線の前記遮蔽層から発生する磁場により相互
相殺させ、前記第2電熱線の前記発熱線から発生する磁
場は前記第2電熱線の前記遮蔽層から発生する磁場によ
り相互相殺させ、前記第1電熱線と前記第2電熱線の前
記発熱線から発生する電場は前記第1電熱線と前記第2
電熱線の前記遮蔽層により完全に遮蔽させ、電場と磁場
の外部放出を防止することを特徴とする電磁波防止電熱
保温器。 - 【請求項19】印加される電源の種類に従って前記第1
電熱線と前記第2電熱線の前記遮蔽層の電位が大地接地
電位になり、前記第1電熱線の前記発熱線と前記遮蔽層
に流れる電流の方向が相互逆方向になるようにし、前記
第2電熱線の前記発熱線と前記遮蔽層に流れる電流の方
向が相互逆方向になるようにするために、前記第1電熱
線の一方の端部の前記発熱線を第1接点、前記遮蔽層を
第2接点とし、前記第1電熱線の他方の端部の前記発熱
線を第3接点、前記遮蔽層を第4接点とし、前記第2電
熱線の一方の端部の前記発熱線を第5接点、前記遮蔽層
を第6接点とし、前記第2電熱線の他方の端部の前記発
熱線を第7接点、前記遮蔽層を第8接点とするとき、 接地側線(コールドライン)が存在する電源(単相2線
式電源)が印加される場合には、 前記接地側線(コールドライン)を前記第2接点に接続
し、 電圧線(ホットライン)を前記第1接点に接続し、 前記第3接点と前記第5接点を接続し、 前記第4接点と前記第6接点を接続し、 前記第7接点と前記第8接点を接続し、 接地側線(コールドライン)が存在しない電源(単相3
線式電源)が印加される場合には、 前記第1接点と前記第2接点を接続し、 前記第4接点と前記第6接点を接続し、 前記第7接点と前記第8接点を接続し、 前記第3接点と前記第5接点に電源の両電源線をそれぞ
れ接続することを特徴とする請求項18記載の電磁波防
止電熱保温器。 - 【請求項20】印加される電源の種類に従って前記第1
電熱線と前記第2電熱線の前記遮蔽層の電位が大地接地
電位になり、前記第1電熱線の前記発熱線と前記遮蔽層
に流れる電流の方向が相互逆方向になるようにし、前記
第2電熱線の前記発熱線と前記遮蔽層に流れる電流の方
向が相互逆方向になるようにするために、 前記第1電熱線の一方の端部の前記発熱線を第1接点、
前記遮蔽層を第2接点とし、 前記第1電熱線の他方の端部の前記発熱線を第3接点、
前記遮蔽層を第4接点とし、 前記第2電熱線の一方の端部の前記発熱線を第5接点、
前記遮蔽層を第6接点とし、 前記第2電熱線の他方の端部の前記発熱線を第7接点、
前記遮蔽層を第8接点とするとき、 第4接点と第6接点を接続し、第7接点と第8接点を接
続した後、 電源が大地接地か否かを検出してスイッチングを行う電
源連結手段により前記第1接点と、前記第2接点と、前
記第3接点と、前記第5接点をスイッチングし、 接地側線(コールドライン)を有する電源が印加される
場合には、前記第3接点と第5接点を接続し、前記第1
接点に電源の電圧線(ホットライン)を接続し、前記第
2接点に前記電源の前記コールドラインを接続し、 接地側線(コールドライン)を有しない電源が印加され
る場合には、前記第1接点と前記第2接点を接続し、前
記第3接点と前記第5接点に前記電源の両電源線を接続
することを特徴とする請求項18記載の電磁波防止電熱
保温器。 - 【請求項21】前記電源連結手段は、前記遮蔽層に接続
され、前記遮蔽層の電位が大地接地電位か否かを検出す
る接地判別手段と、前記第1接点と、第2接点と、第3
接点と、第5接点との間をスイッチングして、前記接地
側線(コールドライン)を有する前記電源が印加される
場合には、前記第3接点と前記第5接点を接続し、前記
第1接点に前記電源の前記電圧線(ホットライン)を接
続し、前記第2接点に前記電源の前記接地側線(コール
ドライン)を接続し、前記接地側線(コールドライン)
を有しない前記電源が印加される場合には、前記第1接
点と前記第2接点を接続し、前記第3接点と前記第5接
点に前記電源の前記両電源線を接続するスイッチング手
段を含み構成されることを特徴とする請求項20記載の
電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項22】前記接地判別手段は、一方の端子が保護
抵抗を通じて前記遮蔽層に接続されるネオンランプと、
前記ネオンランプの他方の端子に接続される導電性物質
から成り、前記導電性物質に人体又は大地に接続された
導電性物質或いは放電面積が広いため接地された効果を
現わす導電性物質を接続した時に、“大地−人体(又は
大地に接続された導電性物質或いは放電面積が広い導電
性物質)−ネオンランプ−遮蔽層−電源の電源線−大
地”から成る閉ループを形成する接地判別端子を含み構
成されることを特徴とする請求項21記載の電磁波防止
電熱保温器。 - 【請求項23】前記接地判別手段は、前記第1電熱線又
は前記第2電熱線の前記遮蔽層に接続され、前記遮蔽層
を通じて印加される信号の大きさを変換して整流する信
号伝達手段と、前記信号伝達手段で印加される信号を所
定の基準値と比較して前記遮蔽層の電位が大地接地電位
か否かを示す信号を出力する比較手段と、前記比較手段
の信号出力端に接続されて前記遮蔽層の電位が大地接地
電位か否かを表示する表示手段と、導電性物質から成
り、前記遮蔽層に接続されて、前記導電性物質に人体又
は大地に接続された導電性物質或いは放電面積が広いた
め大地に接続された効果を示す導電性物質を接続した場
合、“大地−人体(又は大地に接続された導電性物質或
いは放電面積が広い導電性物質)−導電性物質−遮蔽層
−電源の電源線−大地”から成る閉ループを形成する接
地判別端子と、前記比較手段と前記表示手段に動作電源
を供給する電源供給手段とを含み構成されることを特徴
とする請求項21記載の電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項24】前記スイッチング手段の取手を導電性物
質でコーティングして用いることを特徴とする請求項2
2又は23記載の電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項25】前記スイッチング手段は、三つの接触点
a,b,cと共通接続点dを有する第1スイッチ乃至第4スイ
ッチから成り、 前記第1スイッチの前記a接触点に前記第1電熱線の前
記第2接点を接続し、 前記第2スイッチの前記a接触点に前記第1電熱線の前
記第1接点を接続し、 前記第3スイッチの前記a接触点に前記第1電熱線の前
記第3接点を接続し、 前記第3スイッチの前記共通接触点dに前記第2電熱線
の前記第5接点を接続し、 前記第1スイッチの前記a接触点を前記第2スイッチの
前記b接触点に接続し、 前記第1スイッチの前記a接触点を前記第4スイッチの
前記共通接続点dに接続し、 前記第1スイッチの前記b接触点を前記第2スイッチの
前記a接触点に接続し、 前記第1スイッチの前記c接触点を前記第3スイッチの
前記a接触点に接続し、 前記第1スイッチの前記共通接続点dを前記電源の一方
の端子に接続し、 前記第2スイッチの前記a接触点を前記第4スイッチの
前記c接触点に接続し、 前記第2スイッチの前記c接触点を前記第3スイッチの
前記c接触点に接続し、 前記第2スイッチの前記共通接続点dを前記電源の他方
の端子に接続し、 前記第3スイッチの前記a接触点を前記第3スイッチの
前記b接触点に接続して構成されることを特徴とする請
求項21記載の電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項26】前記第1電熱線と前記第2電熱線の前記
発熱線それぞれは、カーボンガラス繊維で構成し、前記
内部絶縁層又は前記外部絶縁層はシリコーンゴム又はテ
フロンで構成することを特徴とする請求項18記載の電
磁波防止電熱保温器。 - 【請求項27】前記第1電熱線と前記第2電熱線の前記
内部絶縁層それぞれは、前記発熱線の外周面を包む第1
絶縁層と、前記第1絶縁層の外周面を包む第2絶縁層で
構成されることを特徴とする請求項18記載の電磁波防
止電熱保温器。 - 【請求項28】前記第1絶縁層はテフロンで構成し、前
記第2絶縁層はキャプトンで構成することを特徴とする
請求項27記載の電磁波防止電熱保温器。 - 【請求項29】前記第1電熱線と前記第2電熱線の前記
遮蔽層それぞれは、前記内部絶縁層の外周面を包む導電
性薄膜と、前記導電性薄膜に巻取られる一つ以上の導線
で構成されることを特徴とする請求項18記載の電磁波
防止電熱保温器。 - 【請求項30】前記導電性薄膜は、銅薄膜又はアルミニ
ウム薄膜で構成することを特徴とする請求項29記載の
電磁波防止電熱保温器。
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