JP2000182220A - 録再分離型磁気ヘッド - Google Patents

録再分離型磁気ヘッド

Info

Publication number
JP2000182220A
JP2000182220A JP10355102A JP35510298A JP2000182220A JP 2000182220 A JP2000182220 A JP 2000182220A JP 10355102 A JP10355102 A JP 10355102A JP 35510298 A JP35510298 A JP 35510298A JP 2000182220 A JP2000182220 A JP 2000182220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
magneto
recording
sensitive element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10355102A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayuki Miura
久幸 三浦
Minoru Sudo
実 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP10355102A priority Critical patent/JP2000182220A/ja
Publication of JP2000182220A publication Critical patent/JP2000182220A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 録再分離型磁気ヘッドの感磁素子両端をテー
パミリングして電極膜を隣接接合するため、MR層抵抗
以外の余分な電気抵抗分である接触抵抗が大きい。磁気
検出に関与しない接触抵抗を減らすために接合面積を増
やすが、接合面のテーパ角度を小さくすると素子長が大
きくなる等の問題が生じる。 【解決手段】 感磁素子と電極膜との隣接接合面を折り
曲げるように複数の面で構成させて、素子寸法を抑えて
接合面積を増やして、磁気検出に関与しない接触抵抗を
減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大容量磁気記録の読
み出しに用いられる磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッ
ド)や巨大磁気抵抗効果型ヘッド(GMRヘッド)な
ど、磁気を感知して比抵抗を変化させることにより磁気
信号を電圧変化に変換する感磁素子を再生素子に用いた
録再分離型磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】HDD(ハードディスクドライブ)に搭
載されるMRヘッド(磁気抵抗効果型ヘッド)やGMR
ヘッド(巨大磁気抵抗効果型ヘッド)は、記録媒体に記
録された磁気的情報を再生するための磁気抵抗効果素子
(以下MR素子と称す)をはじめとする感磁素子を備え
る磁気ヘッドである。感磁素子は薄膜状の形態を有し、
その内部には磁気に晒されるとその比抵抗が変化する磁
性薄膜を有している。近年、HDDの小型化と記録密度
の急激な上昇に伴ってスライダ寸法及び感磁素子の寸法
は小型化してきている。感磁素子は記録媒体からの磁気
信号を受けてその比抵抗が変化するため、感磁素子に定
電流で通電すると磁気信号の変化を感磁素子に発生する
電圧の変化として検出することができる。
【0003】感磁素子として用いるものは、素子の要部
にMRストライプ膜を有するMR素子とスピンバルブ膜
を有するGMR素子がある。従来のMRヘッドとスピン
バルブ型のGMRヘッドの再生部の構造を図7と図8で
説明する。
【0004】図7のa)は典型的なMRヘッドスライダ
701の外観図であり、スライダ表面には浮上面702
が形成しており、スライダの空気流出端側には薄膜でな
る記録素子705と再生素子706が一体になっている
MRヘッド703が配置している。記録素子705に付
随している薄膜コイル704がMRヘッドスライダ70
1の空気流出側の端面に配置している。
【0005】MRヘッド703を構成している記録素子
と再生素子について説明する。図7b)のMRヘッド7
03部分の拡大図部分では、構造を把握し易いようにM
Rヘッド上部を半分に切断した状態を表している。MR
ヘッド上部はスパイラル状の薄膜コイル704があり、
コイルに接触しないようにパーマロイ等で形成した上部
ヨーク707を配置し、上部ヨーク707と対になるヨ
ークを兼ねた磁気シールド膜708を配して記録ギャッ
プを形成して記録ヘッドとなる。そして磁気シールド膜
708下部には再生専用ヘッドの要部であるMR素子7
06を配している。
【0006】次にMR素子706の構造について図7
c)を用いて説明する。MR素子は、MR層716、ス
ペーサ層717、SAL層718の三層で主に構成して
いるMRストライプ膜710を含み、その両端は1枚の
略平面又は曲面で構成した接合面720を挟んで主電極
膜718と隣接している。接合面に隣接している主電極
膜は接合面に接している主電極膜最下層の下地膜717
を配し、更に縦磁気バイアス用磁石膜716、下地膜7
15、電極膜714の順に積層した構造を呈している。
MRストライプ膜710及びその両端に形成した主電極
膜718は電気絶縁物であるアルミナで形成した再生ギ
ャップ膜719上に配置しているため、MRストライプ
膜710と主電極膜718との電気的接触は接合面72
0のみを介して行なっている。一般にこの接合構造をア
バテッドジャンクション(abutted junct
ion:隣接接合)と呼ぶ。MRストライプ膜710等
の感磁素子の両端に傾斜面を形成するのは、一般的なフ
ォトレジストプロセスとイオンミリング加工を用いたテ
ーパミリングプロセスにより、台形状を呈した感磁素子
を形成することが出来る。
【0007】もう一つの適用例として挙げられるGMR
ヘッドでは、感磁素子の要部にスピンバルブ膜が用いら
れる。図8にGMR素子の概略図を示し説明する。スピ
ンバルブ膜826は磁気記録媒体に記録され外部に漏れ
出ている記録磁場の向きに沿った方向へ自由に磁化の方
向を回転することの出来る自由層825と称する強磁性
膜、反強磁性膜により強制的に磁化の向きを固定した固
定層823と称する強磁性膜、自由層825と固定層8
22の間に配置する非磁性金属膜でなるスペーサ層82
4及び前記固定層の磁化向きを固定する反強磁性膜82
2の4層で主に構成している。スピンバルブ膜826の
傾斜状の両端部に前記スピンバルブ膜にセンス電流を供
給する機能とセンス電流に沿った向きに磁気バイアス
(縦磁気バイアスと称す)をスピンバルブ膜826に印
加して自由層825を単磁区化しバルクハウゼンノイズ
を抑制する機能を併せ持つ単層膜又は多層膜でなる主電
極膜818が接合していて、単一面で形成している接合
面820が配置する構造になっている。
【0008】感磁素子としてMRストライプ膜を用いた
MRヘッドとスピンバルブ膜を使用したGMRヘッドの
例を図7と図8にて挙げているが、本発明はこれに限る
ものではなく、感磁素子の両端部に形成した接合面を介
して電流を供給する構造を持つ感磁素子を具備した録再
分離型磁気ヘッドを対象にしたものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】MRヘッドやGMRヘッドにおいては図7
と図8に示したようにMRストライプ膜710(GMR
ヘッドにおいてはスピンバルブ膜826)と主電極膜7
18、818は電気絶縁物であるアルミナでなる再生ギ
ャップ膜719、819で挟まれている為、センス電流
は接合面720、820のみを通してMRストライプ膜
710(GMRヘッドではスピンバルブ膜826)に流
れる。このため、回路的にはMR層が有しているMR抵
抗に接合面720に存在する接触抵抗が直列に付加する
(GMRヘッドにおいてはスピンバルブ膜の抵抗に接触
抵抗が付加される)ため、MRヘッドの再生出力端子間
の抵抗値(GMRヘッドにおいても再生出力端子間の抵
抗値)が大きくなる。接触抵抗の大きさは、磁界強度等
で変化することがない為、再生出力端子間の電気抵抗値
を上げるが、磁界強度による抵抗変化の大きさは変わら
ないので、磁界強度による抵抗変化率が小さくなる。即
ち、再生出力感度が下がる問題がある。
【0010】本発明は前述した課題解決を目的とし、M
Rストライプ膜をはじめとする感磁素子と主電極膜との
接触抵抗を小さくして抵抗変化率の低下を抑制した感磁
素子で構成した再生ヘッドを具備し、高記録密度化に対
応した録再分離型磁気ヘッドを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、本件第一の発明に
ついて再生ヘッド要部のMR素子の拡大図である図1を
用いて詳細に説明する。磁気に晒されると比抵抗変化を
生ずる感磁素子137の両脇に配置している主電極膜1
18との間の境界面、即ち接合面120がある。主電極
膜118は感磁素子への電流供給とバルクハウゼンノイ
ズ抑制のための縦磁気バイアス印加機能を有する為、電
極自身の抵抗を下げる電極層114と縦磁気バイアス印
加用の磁石膜116が積層している。そして基板と磁石
膜116、磁石膜116と電極膜114の間には各層の
結晶性や密着性を向上させるために下地膜117と11
5が配されている。また、感磁素子137と主電極膜1
18はアルミナで成る再生ギャップ層119上に形成さ
れる。感磁素子137と主電極膜118の間に形成され
る接合面120が2枚又は2枚以上の略平面又は曲面で
構成していることが特徴である。即ち、上部接合面12
7と下部接合面128で構成した構造を例示した。この
ように複数の面で接合面120を構成すると1枚の面で
接合面を構成している場合よりも接合面積を増やすこと
が出来る。また、接合面120を折り曲げるような構造
なので、感磁素子部の上面と底面の寸法を変えずにすむ
ことが出来るので、オーバーラップ部分の寸法は増えな
い。このため、感磁素子全体の寸法を変えずに接合面積
を増やし接触抵抗を減らす事が出来る。即ち、薄膜でな
る記録ヘッドと磁気に晒されると比抵抗変化を起こす感
磁素子を含む再生ヘッドを併せ持つ録再分離型磁気ヘッ
ドにおいて、感磁素子と前記感磁素子に電流を供給する
主電極膜との壁面同士を接合する接合面は2枚又は2枚
以上の略平面又は曲面で構成していることを特徴とした
録再分離型磁気ヘッドの発明である。
【0012】第2の発明について再生ヘッド部分をセン
ス電流に沿った向きに切断した図2を用いて詳細に説明
する。第2の発明は再生ヘッドの主要部を占める感磁素
子がMRストライプ膜210とその両側に配置した電流
供給機能と縦磁気バイアス印加機能を有する主電極膜2
18で構成したMR素子で成っている。MRストライプ
膜210は、磁気を感じると比抵抗を変化させる強磁性
膜で成るMR層216とMR層に対して横磁気バイアス
(センス電流に直交する向きの磁気バイアス)を印加し
て磁気信号の高感度検出を図る機能を有する軟磁性膜で
成るSAL層218(SAL:Soft Adjace
nt Layer)及びMR層216とSAL層218
が直接的に磁気的な結合が起こらないように分離するス
ペーサ層217で主に成っている。第2図上でMRスト
ライプ膜210の両端部に主電極膜218が配置され、
MRストライプ膜とオーバーラップしながら接合してい
る。前記オーバーラップしている部分、即ちMRストラ
イプ膜と主電極膜の接合面220を通してMRストライ
プ膜にセンス電流を供給し、バルクハウゼンノイズ抑制
のために縦磁気バイアスが印加される。接合面220上
には、接触抵抗が有る。MR素子の寸法を変更せずに接
合面の面積を増やして接触抵抗を下げるために、接合面
を折り曲げる形状にする。図2上では接合面220を上
部接合面227と下部接合面228の2面で接合面を形
成した例を図示した。もちろん接合面を形成する略平面
の枚数は2枚を越えても差し支えない。また、接合面を
形成する面は略平面だけでなく曲面でも構わない。むし
ろ曲面の方が略平面よりも、接合面積増加が大きいこと
から望ましいとも言える。図3では接合面320が2枚
の曲面である上部接合面327と下部接合面328で構
成している例を示した。即ち、感磁素子が外部磁界に沿
って磁化方向が自由に回転する強磁性層(MR層)と前
記強磁性層に横磁気バイアスを印加する軟磁性膜(SA
L層:SoftAdjacent Layer)及び、
前記MR層とSAL層の間に配置する非磁性物質でなる
スペーサ層が積層しているMRストライプ膜を含んでい
ることを特徴とし、MRストライプ膜とMRストライプ
膜に電流を供給する主電極膜との壁面同士を接合する接
合面は2枚又は2枚以上の略平面又は、曲面で構成して
いる録再分離型磁気ヘッドである。
【0013】第3の発明について再生ヘッド部分をセン
ス電流に沿った向きに切断した図4を用いて詳細に説明
する。本件第3の発明は、スピンバルブ膜426を感磁
素子として適用した場合のスピンバルブ膜426とセン
ス電流供給機能を持つ主電極膜418との接合面形状に
関するものである。スピンバルブ膜426は、反強磁性
膜層422と反強磁性膜により一方向に磁化の向きが固
定される強磁性膜層でなる固定層423、自由に磁化の
向きを変化させる強磁性膜層でなる自由層425及び、
電気伝導度が大きく、且つ固定層と自由層が直接接触し
て磁気的な結合を持たせない役割をするスペーサ層42
4が固定層と自由層の間に配している。また、アルミナ
でなる再生ギャップ膜419上に主電極膜418とスピ
ンバルブ膜426を配する。スピンバルブ膜426と主
電極膜418の間に接合面420がある。接合面420
を折り曲げるようにして複数の面で構成することで接合
面積増加による接触抵抗の低減によりスピンバルブ膜の
抵抗変化率が改善できる。図4の例では接合面420が
2枚の略平面である上部接合面427と下部接合面42
8で構成している例を示したが、もちろん接合面を形成
する略平面の枚数は2枚を越えても差し支えない。ま
た、接合面を形成する面は略平面だけでなく曲面でも構
わない。むしろ曲面の方が略平面よりも、接合面積増加
が大きいことから望ましいとも言える。図5では接合面
520が2枚の曲面である上部接合面527と下部接合
面528で構成している例を示した。即ち、感磁素子が
外部磁界に沿って磁化方向が自由に回転する強磁性層
(自由層)と磁化方向が一方向に固定している強磁性層
(固定層)、及び前記2種類の層(自由層と固定層)の
間に配する非磁性金属層からなるスペーサ層、そして固
定層の磁化方向を固定している反強磁性層の四種類の層
を主に含んだ積層膜を1セット又は2セット以上含むス
ピンバルブ膜で構成していることを特徴としたスピンバ
ルブ膜に電流を供給する主電極膜との壁面同士を接合す
る接合面が2枚又は2枚以上の略平面又は、曲面で構成
している録再分離型磁気ヘッドである。
【0014】本件第4の発明は、複数の種類の層で構成
しているMRストライプ膜やスピンバルブ膜のような感
磁素子と主電極膜との接合面に関するものである。折れ
曲がり形状の接合面の屈曲点の配される位置が、多層膜
で構成した感磁素子の層間の近傍にあることを特徴とす
る。感磁素子として用いられるMRストライプ膜のよう
に、一部の膜にのみ(MRストライプ膜の場合はMR
層)縦磁気バイアスが必要で、且つ、傾斜角度が小さい
と均一に縦磁気バイアスが印加し難い等の場合、感磁素
子を構成する層間近傍毎に接合面の屈曲点を配して傾斜
角度を設定することが望ましい。例としてMR素子を用
い、MR層とスペーサ層の境界付近に接合面の屈曲点が
ある例を図2に示した。MRストライプ膜中のMR層は
主電極膜中の永久磁石膜により均一に縦磁気バイアスを
印加するため接合面の傾斜角度は大きい方が望ましい。
このためスペーサ層とSAL層の境界近傍での接合面の
屈曲点を配し、MR層と隣接する上部接合面の傾斜角度
を大きくして縦磁気バイアスの均一印加を優先し、スペ
ーサ層とSAL層に隣接する下部接合面の傾斜角度を小
さくして接合面積を増やすのが望ましい。また、接合面
が曲面の場合でも(図3参照)GMRヘッド(図4、図
5参照)も同様である。縦磁気バイアスを均一に印加す
る上で、接合面の屈曲点の位置が、層境界から境界を構
成している2つの層の厚みの20%の大きさの範囲にあ
るならば大きな問題はないから前述の範囲を境界近傍と
する。即ち接合面の断面形状が略直線又は略曲線であ
り、感磁素子を構成している多層膜の層の境界近傍に前
記略直線又は曲線の屈曲点を有すること特徴とするMR
ヘッドやGMRヘッドを含む比抵抗変化で磁気信号を検
出する再生専用ヘッドを具備した録再分離型磁気ヘッド
の発明である。
【0015】第5の発明について再生ヘッド部分をセン
ス電流に沿った向きに切断した図6を用いて詳細に説明
する。本件第5の発明は、接合面が2面で構成され、感
磁素子に含まれている磁区制御(単磁区化)の必要な磁
性膜両端に隣接する接合面の傾斜角度が30〜80度で
あり前記磁性膜と隣接していない他の接合面の傾斜角度
θが5〜30度であり、常に磁区制御の必要な磁性膜に
隣接している傾斜面の傾斜角度の方が大きくなることを
特徴とする。上部接合面の傾斜角度は90度に近い程、
MR層に印加する縦磁気バイアスが均一にかけ易い。し
かしながら、上部傾斜角度が90度に近いと隣接する主
電極膜と感磁素子とのオーバーラップ部分(重なり部
分)があまりにも少なくなる為、電気的接触を保てなく
なる恐れがある。このため、実用的な上部接合面の傾斜
角度の上限値を80度とした。また、MR層に印加する
縦磁気バイアスが均一にかけられるためにはMR層端面
と隣接する上部接合面の傾斜角度の下限を30度とし
た。下部接合面の傾斜角度は小さすぎると感磁素子寸法
が大きくなり過ぎて隣接するトラックからの磁気信号の
影響を受ける等の問題があるため、下部接合面の傾斜角
度の下限値を5度とする。即ち感磁素子の両端部にある
接合面は上部接合面と下部接合面の二枚の略平面又は曲
面で構成し、上部接合面の傾斜角は30〜80度の範囲
にあり、下部接合面の傾斜角は5〜30度の範囲にあ
り、常に上部接合面の傾斜角の方が大きいことを特徴と
するMRヘッドやGMRヘッドを含む比抵抗変化で磁気
信号を検出する再生専用ヘッドを具備した録再分離型磁
気ヘッドの発明である。
【0016】本件第6の発明は、感磁素子と主電極膜と
が隣接接合する接合面を形成するイオンミリング加工に
おいてミリング角度を途中で変更することによって傾斜
角度を制御して、複数の略平面又は曲面で接合面を形成
したことを特徴とする。即ちイオンミリング加工中にミ
リング角度を変更することによって感磁素子と主電極膜
との接合面を複数の面で構成したことを特徴とするMR
ヘッドやGMRヘッドを含む比抵抗変化で磁気信号を検
出する再生専用ヘッドを具備した録再分離型磁気ヘッド
の発明である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の録再分離型磁気ヘッド再
生部の感磁素子と主電極膜とが隣接接合する界面、即ち
接合面形状の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の録再分離型磁気ヘッド再生部106に
磁気を感知すると比抵抗が変化する感磁素子137を用
いた再生ヘッドの断面図である。感磁素子137に一定
電流を流すことにより記録磁気信号の変化を電圧変化に
変換して再生することが出来る。感磁素子137と主電
極膜118との接合面120を2枚又は2枚以上の略平
面又は曲面で構成して各々の面の傾斜角度を制御するこ
とにより、感磁素子137と主電極膜118のオーバー
ラップ部分の寸法を大きくせずに接合面積を増やして接
触抵抗を減らし、高感度化を図ることが出来る。
【0018】接合面を構成する略平面又は曲面の傾斜角
度について図6を用いて説明する。図6は接合面が2枚
の面で構成している場合の傾斜角度θ1とθ2を示した
図であり、略平面で接合面620を構成した場合を図6
a)、曲面で接合面620を構成した場合を図6b)で
示した。図6a)において感磁素子637と主電極膜6
18との間に成す接合面620が略平面状の上部接合面
628と下部接合面627の2枚で構成している。下部
接合面627から延長線638を引き基盤表面と交わる
角度を下部接合面の傾斜角度θ1とし、上部接合面62
8から延長線639を引き、基盤表面と交わる角度を上
部接合面の傾斜角度θ2とした。図6b)においては、
接合面620を構成する面が曲面である場合の傾斜角度
を示している。曲面状の上部接合面628と同じく曲面
状の下部接合面627の2枚で接合面620が形成して
いる。下部接合面627の上端と下端を結んだ線638
と基盤表面との成す角度を下部接合面の傾斜角度θ1で
ある。また、同様に上部接合面628の上端と下端を結
んだ線639と基盤表面と交わる角度を上部接合面62
8の傾斜角度θ2とする。図6では接合面が2枚の面で
構成している場合を示したが、略平面の延長線又は曲面
の上端と下端を結んだ線と基盤表面とが交わる角度が、
前記略平面又は曲面の傾斜角度であるということは接合
面が3枚以上の面で構成している場合にも同様に決める
ことが出来る。
【0019】次に前述した接合面の製法について、感磁
素子の要部としてMRストライプ膜を用い、前記MRス
トライプ膜の両端に接合面を2枚の略平面で形成し、上
部接合面の傾斜角度が下部接合面の傾斜角度よりも大き
い接合面を形成するケースにおいて図9乃至11を用い
て詳細に説明する。図9はMRストライプ膜両端部に傾
斜上の面を得る為のマスク形状について示したものであ
る。MRストライプ膜910をアルミナで成る再生ギャ
ップ膜919上に成膜した後、フォトリソ工程にてステ
ンシル932と呼ばれる両側にひさしのあるブロック状
の構造物をMR素子を配置する位置に形成する。ステン
シル932はカサ部分930と茎部分931とからな
る。この状態でアルゴンイオンによるミリング加工を行
うが、ステンシルの高さ寸法(カサ部分930の高さT
rと茎部分931の高さTi)とミリング中のアルゴン
イオンビーム933の入射角度であるミリング角度θm
934により接合面の傾斜角度が決まる。ステンシルの
周辺付近935(図中のイオンビーム933を表す矢印
に囲まれている部分)は、ミリング角度θmにて基板を
回転しながらミリング加工を受けるが、基板回転中のあ
る時間は、ステンシルによりアルゴンイオンビームが遮
られてしまう部分である。即ち、ステンシル周辺部93
5は完全にステンシルの影にならず、半影状態の区域で
ある。このため、ステンシル周辺部935は他の部分と
比較してアルゴンイオンの入射頻度が少なくなるのでミ
リングレートが小さい。結果としてステンシル周辺部9
35の部分のMRストライプ膜がテーパ状に残る。図1
1には、ステンシルの高さ寸法(カサの高さHr、茎の
高さHi(カサの高さ8500Å、茎の高さ1200
Å)とミリング角度と接合面の傾斜角度の関係を実験で
明らかにしたものである。ミリング角度が大きくなるに
つれて傾斜角度が単調に減少することが分かる。この関
係を利用して、接合面を2つの面(上部接合面と下部接
合面)で構成する。
【0020】図10にステンシルを用いたミリング加工
の流れを図10a)〜図10d)までの4つに分けて図
示した。図10a)はフォトリソ工程によりMRストラ
イプ膜上にステンシルを形成した状態を示している。図
10a)が示すように、MRストライプ膜1010(M
R層1016、スペーサ層1017、SAL層101
8)を成膜した基板上にステンシル1032を配置す
る。
【0021】図10b)はアルゴンイオンをミリング角
度θm1でミリング加工している途中でMRストライプ
膜中のMR層が除去された状態を示している。図10
b)のようにステンシルを配置した状態でアルゴンイオ
ンでミリングを行う際に、上部接合面の傾斜角度を大き
くする為、ミリング角度を小さく設定する。例としてミ
リング角度θm1を10度と設定して上部接合面の傾斜
角度50度を目標とる。
【0022】ミリング角度10度の状態でイオンミリン
グ加工を30〜40秒(MRストライプ膜の厚みにより
多少ミリング時間は前後する)行い、MR素子部両端に
上部接合面を傾斜角度50度で削り出す。MR層が除去
された直後、傾斜角度の小さい接合面を形成する為に一
旦ミリング加工を止めてミリング角度を変更する。図1
0c)は、MR層を除去した直後にミリング角度をθm
2(θm1<θm2)に変更してミリング加工を再開し
た様子を図示しする。図10c)が示すように上部接合
面の傾斜角度よりも小さい傾斜角度を有する下部接合面
をイオンミリング加工により形成する。このため、ミリ
ング角度を設定し直す。例としてミリング角度を30度
とし、傾斜角度30度を目標とする。
【0023】ミリング角度θm2を大きくしてイオンミ
リング加工を行うため、下部接合面は30度前後の傾斜
角度で削り出される。上部接合面も引き続き、ミリング
角度30度でアルゴンイオンを浴びる為、傾斜角度を小
さくする方向に面が削られる。この場合、最終的には上
部接合面は45度、下部接合面は30度の傾斜角度を持
つ接合面が形成された。尚、代表的なミリング条件は以
下の通りである。 ステンシルのカサの高さ(Hr)・・・・・・8500Å ステンシルの茎の高さ(Hi)・・・・・・・1200Å MRストライプ膜の厚み(Tmr)・・・・・350Å ミリング角度(θm)・・・・・・・・・・・10度 ミリングイオン・・・・・・・・・・・・・・アルゴン ミリング速度 MR層(NiFe)・・・・・290Å/min スペーサ層(Ta)・・・・・210Å/min SAL層(NiFeCr)・・290Å/min
【0024】前述の加工方法は、MRストライプの両端
面をアルゴンイオンによるミリング加工で削り出し、接
合面を形成するが、ミリング角度を途中で1回変更する
ことにより接合面を2枚の面で構成することが出来る。
しかしながら、前述の加工方法にあるミリング角度の変
更を1回から2回又は2回以上に増やすことにより、接
合面を形成する面(略平面又は曲面)の枚数を3枚又は
それ以上に増やすことも可能である。一例として図13
に接合面が3枚の略平面で構成されているヘッドの断面
図(センス電流方向に沿った断面)を示す。図13に示
した再生ヘッドは感磁素子の要部としてMRストライプ
膜110(MR素子116とスペーサ層117とSAL
層の主に3層でなる)があり、その両端部にある主電極
膜118との接合面120は上部接合面128と中部接
合面と下部接合面で構成している。図13で例示した各
部接合面の屈曲点がMRストライプ膜110を構成して
いる各層(MR層116、スペーサ層117、SAL層
118)の境界部に配しているが、感磁素子を構成する
多層膜の層境界部に必ずしも配されなくてもよい。
【0025】図2の断面図が示す接合面は、主にMR層
216とスペーサ層217及びSAL層218が積層し
たMRストライプ膜210の両端に配している。MR層
216の直上にはトラック幅規制層221を配し、MR
ストライプ膜210両端部に形成した上部接合面227
と下部接合面228で接合面220が構成している。接
合面220上に配置する強磁性膜216の結晶性を良く
する為に接合面220と強磁性膜216の中間に下地膜
217を配置する。同様にして電極膜214の結晶性を
良くする為、強磁性膜216と電極膜214の中間に下
地膜215を配置する。また、MRストライプ膜210
と主電極膜218は電気絶縁物(アルミナ層)でなる再
生ギャップ膜219上に配置している。好適な実施例と
してMR層216がNiFeでありSAL層の材質がN
iFeCrでありスペーサ層として非磁性金属であるタ
ンタル(Ta)を用いたMRヘッドがある。図2では傾
斜角度の異なる2枚の略平面で構成した接合面を有した
MRヘッドを図示したが、図3が図示するように接合面
を構成する面が略平面でなく外側に向って凸状の弧を描
く曲面で構成している上部接合面309、下部接合面3
10でも良い。この場合は略平面の場合よりも接合面積
が増えるので接触抵抗は更に下がる。
【0026】次にGMRヘッドでの実施例を図4を用い
て説明する。感磁素子としてスピンバルブ膜426を使
用したGMRヘッド再生部において、スピンバルブ膜4
26は自由層425と固定層423そして両者の層の中
間に配置した非磁性金属でなるスペーサ層424と固定
層423の磁化の向きを一方向に揃える反強磁性膜42
2が積層され構成している。また、出力を大きくする為
に前述したスピンバルブ膜が複数配している場合も含
む。GMRヘッドでの好適な実施例として一組のスピン
バルブ膜405(自由層425、スペーサ層424、固
定層423、反強磁性膜422)に含まれるスペーサ層
424として銅を用いている。この場合も図5が示すよ
うに接合面が外向きに凸の弧を描く曲面であっても構わ
ない。
【0027】前述の方法で傾斜角の異なる組合せのMR
ヘッドを作製し、その再生出力端子からみた電気抵抗を
測定してその合格率を調べたところ、接合面傾斜角度と
再生出力端子間電気抵抗合格率との関係を表した図12
の結果が得られた。従来の作製方法による1枚の略平面
又は曲面による接合面(傾斜角度:5度、15度、30
度、45度)の合格率(図中の○で囲った合格率デー
タ)よりも2枚の略平面又は曲面で構成した接合面の電
気抵抗合格率の方が上回っている。特に図12の中で小
さい枠で囲った部分の範囲である、上部接合面の傾斜角
度が30〜80度、下部接合面の傾斜角度が5〜30度
の組合せにおいて電気抵抗合格率が95%以上となり、
より優れている範囲であると言える。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明は、レ
ジストにより形成したひさしのあるブロック状のステン
シルと呼ばれる構造物とアルゴンイオンビームの照射角
度、即ちミリング角度により感磁素子両端部に所望の傾
斜角度のテーパイオンミリングを施す事が出来ることか
ら、ミリング加工中にアルゴンイオンビームのミリング
角度を変更することにより、傾斜角度の異なる複数の斜
面が形成出来る。1枚の略平面で構成する接合面と比較
して本発明の接合面形状は感磁素子寸法を変えずに接合
面積を増やせるため接触抵抗を減らすことが出来る。特
に上部接合面の傾斜角度が30〜80度、且つ下部接合
面の傾斜角度が5〜30度の範囲内においては特に接触
抵抗の減少による再生出力端子間の電気抵抗を下げ、電
気抵抗合格率を95%以上に押し上げる効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の再生素子部の外観図。
【図2】第2の発明の再生素子部(略平面の接合面を有
する)。
【図3】第2の発明の再生素子部(曲面の接合面を有す
る)。
【図4】第3の発明の再生素子部(略平面の接合面を有
する)。
【図5】第3の発明の再生素子部(曲面の接合面を有す
る)。
【図6】接合面の傾斜角度の定義を示した図。
【図7】従来のMRヘッドの再生素子部。
【図8】従来のGMRヘッドの再生素子部。
【図9】ステンシルとミリングイオンとミリング範囲の
関係図。
【図10】イオンミリングの進行図。
【図11】ミリング角度と接合面の傾斜角度の関係図。
【図12】接合面傾斜角度と再生出力端子間電気抵抗合
格率の関係。
【図13】接合面が3枚の面で構成している再生素子部
の外観図。
【符号の説明】
701 MRヘッドスライダ、702 浮上面、703
MRヘッド、704 薄膜コイル、705 記録ヘッ
ド、706 再生ヘッド、707 上部磁気ヨーク、7
08 磁気シールド膜、106 MR素子、137,6
37 感磁素子、114,214,314,414,5
14,714,814 電極膜、115,117,21
5.217,315,317,415,417,51
5,517,715,717,815,817 下地
膜、116,216,316,416,516,71
6,816 縦磁気バイアス用強磁性膜、118,21
8,318,418,518,718,818 主電極
膜、119,219,319,419,519,71
9,819,919,1019再生ギャップ膜、12
7,227,427 上部接合面(略平面)、640,
327,527 上部接合面(曲面)、140 中部接
合面(略平面)128,228,428 下部接合面
(略平面)、641,328,528 下部接合面(曲
面)、120,220,420,620,720,82
0 接合面(略平面)、320,520,642 接合
面(曲面)、639 上部接合面(平略面)の延長線 644 上部接合面(曲面)の端面間平面、638 下
部接合面(略平面)の延長線、643 下部接合面(曲
面)の端面間平面、121,221,321,421,
521,721,821 トラック幅規制膜 116,216,316,716,916,1016
MR層、117,217,317,717,917,1
017 スペーサ層、118,218,318,71
8,918,1018 SAL層、110,210,3
10,710,910,1010 MRストライプ膜、
422,522,822 反強磁性膜、423,52
3,823 固定層、424,524,824 スペー
サ層、425,525,825 自由層 426,526,826 スピンバルブ膜、932,1
032 ステンシル、930 ステンシルのカサ部分、
931 ステンシルの茎部分、933 イオンビーム、
934 ミリング角度、935 ステンシルの半影部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜でなる記録ヘッドと磁気に晒される
    と比抵抗変化を起こす感磁素子を含む再生ヘッドを併せ
    持つ録再分離型磁気ヘッドにおいて、感磁素子と前記感
    磁素子に電流を供給する主電極膜との壁面同士を接合す
    る接合面は2枚又は2枚以上の略平面又は曲面で構成し
    ていることを特徴とした録再分離型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 感磁素子が外部磁界に沿って磁化方向が
    自由に回転する強磁性層(MR層)と前記強磁性層に横
    磁気バイアスを印加する軟磁性膜(SAL層:Soft
    Adjacent Layer)及び、前記MR層と
    SAL層の間に配する非磁性物質でなるスペーサ層が積
    層しているMRストライプ膜を含んでいることを特徴と
    した請求項1の録再分離型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 感磁素子が外部磁界に沿って磁化方向が
    自由に回転する強磁性層(自由層)と磁化方向が一方向
    に固定している強磁性層(固定層)、及び前記2種類の
    層(自由層と固定層)の間に配する非磁性金属層からな
    るスペーサ層、そして固定層の磁化方向を固定している
    反強磁性層の4種類の層を主に含んだ積層膜を1セット
    又は2セット以上含むスピンバルブ膜で構成しているこ
    とを特徴とした請求項1の録再分離型磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 感磁素子の両端部にある接合面は上部接
    合面と下部接合面の2枚の略平面又は曲面で構成し、上
    部接合面の傾斜角は30〜80度の範囲にあり、下部接
    合面の傾斜角は5〜30度の範囲にあり、常に上部接合
    面の傾斜角が大きいことを特徴とする請求項1乃至3の
    録再分離型磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 接合面の断面形状が略直線又は略曲線で
    あり、感磁素子を構成している多層膜の層の境界近傍に
    前記略直線又は曲線の屈曲点を有することを特徴とする
    請求項1乃至4の録再分離型磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 イオンミリング加工中にミリング角度を
    変更することによって感磁素子と主電極膜との接合面を
    複数の面で構成したことを特徴とする請求項1乃至5の
    録再分離型磁気ヘッド。
JP10355102A 1998-12-14 1998-12-14 録再分離型磁気ヘッド Withdrawn JP2000182220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355102A JP2000182220A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 録再分離型磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355102A JP2000182220A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 録再分離型磁気ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000182220A true JP2000182220A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18441958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10355102A Withdrawn JP2000182220A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 録再分離型磁気ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000182220A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7159304B2 (en) 2000-11-28 2007-01-09 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Method of manufacturing a spin-valve giant magnetoresistive head
US7881022B2 (en) * 2006-04-17 2011-02-01 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic head and method for fabricating the same
JP2018181996A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 Tdk株式会社 磁気抵抗効果素子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7159304B2 (en) 2000-11-28 2007-01-09 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Method of manufacturing a spin-valve giant magnetoresistive head
US7881022B2 (en) * 2006-04-17 2011-02-01 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic head and method for fabricating the same
JP2018181996A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 Tdk株式会社 磁気抵抗効果素子
US10718828B2 (en) 2017-04-10 2020-07-21 Tdk Corporation Magneto-resistive effect element
US11209504B2 (en) 2017-04-10 2021-12-28 Tdk Corporation Magneto-resistive effect element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6741432B2 (en) Current perpendicular to the planes (CPP) spin valve sensor with in-stack biased free layer and self-pinned antiparallel (AP) pinned layer structure
US6865062B2 (en) Spin valve sensor with exchange biased free layer and antiparallel (AP) pinned layer pinned without a pinning layer
US6856493B2 (en) Spin valve sensor with in-stack biased free layer and antiparallel (AP) pinned layer pinned without a pinning layer
US6785102B2 (en) Spin valve sensor with dual self-pinned AP pinned layer structures
US7054117B2 (en) Method of making a read head having a tunnel junction sensor with a free layer biased by exchange coupling with insulating antiferromagnetic (AFM) layers
US20040057162A1 (en) Current perpendicular to the planes (CPP) sensor with free layer stabilized by current field
US6744607B2 (en) Exchange biased self-pinned spin valve sensor with recessed overlaid leads
US6757144B2 (en) Flux guide read head with in stack biased current perpendicular to the planes (CPP) sensor
JPH08185612A (ja) Mrヘッドおよびその製造方法
JP3813914B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド
JPH11316919A (ja) スピントンネル磁気抵抗効果型磁気ヘッド
US6859348B2 (en) Hard biased self-pinned spin valve sensor with recessed overlaid leads
JP2008192222A (ja) 磁気検出素子及びその製造方法
US6624988B2 (en) Tunnel junction sensor with antiparallel (AP) coupled flux guide
US6999270B2 (en) Magnetic head and a magnetic disk drive
US7194797B2 (en) Method for use in forming a read sensor for a magnetic head
US6583970B1 (en) Magnetoresistive head device incorporating joints between magnetoresistive layer and sense current conductors
JP2000030219A (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法ならびに薄膜磁気ヘッド用素材およびその製造方法
JP2000182220A (ja) 録再分離型磁気ヘッド
WO2001004878A1 (fr) Tete a effet de resistance magnetique, procede de fabrication, et dispositif de reproduction d'information
JP2005251342A (ja) 磁気ヘッド、ヘッドサスペンションアセンブリ及び磁気ディスク装置
US7245460B2 (en) Magnetoresistive effective type element, method for fabricating the same, thin film magnetic head, magnetic head device and magnetic disk drive device
JP2001110010A (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JP3934881B2 (ja) 垂直通電型磁気抵抗効果素子、垂直通電型磁気抵抗効果ヘッドおよび磁気記録再生装置
JP3603047B2 (ja) 磁気検出素子、磁気検出素子の製造方法及び磁気ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040223

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20051128