JP2000181900A - シングルチップマイクロコンピュータ - Google Patents
シングルチップマイクロコンピュータInfo
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- JP2000181900A JP2000181900A JP10352768A JP35276898A JP2000181900A JP 2000181900 A JP2000181900 A JP 2000181900A JP 10352768 A JP10352768 A JP 10352768A JP 35276898 A JP35276898 A JP 35276898A JP 2000181900 A JP2000181900 A JP 2000181900A
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- memory
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- Microcomputers (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ROM出力データが期待値と1ビットでも不
一致が存在するときは、フリップフロップの出力値は”
1”として保持され続けるため、不良の発生する1番初
めのアドレスしかわからない。 【解決手段】 端子12に接続されているLSIテスタ
により、端子12からの出力がすべてのメモリアドレス
について”1”であればマイクロコンピュータは良品と
判定され、1つのメモリアドレスでも”0”であれば不
良品であると判定される。そのため、CPU1はそれ自
身でゼロフリップフロップ5の出力値を判定する必要は
ない。CPU1でゼロフリップフロップ5の内容を判定
して不一致の処理に分岐するような処理が不要であるた
め、テスト時間の短縮を実現できる。LSIテスタの設
定で端子12の出力がテストパターンと一致しなくても
テストを終了しないように設定することで、全メモリ空
間をテストすることができる。
一致が存在するときは、フリップフロップの出力値は”
1”として保持され続けるため、不良の発生する1番初
めのアドレスしかわからない。 【解決手段】 端子12に接続されているLSIテスタ
により、端子12からの出力がすべてのメモリアドレス
について”1”であればマイクロコンピュータは良品と
判定され、1つのメモリアドレスでも”0”であれば不
良品であると判定される。そのため、CPU1はそれ自
身でゼロフリップフロップ5の出力値を判定する必要は
ない。CPU1でゼロフリップフロップ5の内容を判定
して不一致の処理に分岐するような処理が不要であるた
め、テスト時間の短縮を実現できる。LSIテスタの設
定で端子12の出力がテストパターンと一致しなくても
テストを終了しないように設定することで、全メモリ空
間をテストすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシングルチップマイ
クロコンピュータに係り、特に内蔵メモリのテスト機能
を有するシングルチップマイクロコンピュータに関す
る。
クロコンピュータに係り、特に内蔵メモリのテスト機能
を有するシングルチップマイクロコンピュータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般にシングルチップマイク
ロコンピュータの内蔵メモリに格納されているプログラ
ム及びデータを製造後に確認するため、外部より入力す
る期待値とメモリのデータ内容とを比較し、その比較結
果を外部に出力することができるテスト機能を有してい
る。
ロコンピュータの内蔵メモリに格納されているプログラ
ム及びデータを製造後に確認するため、外部より入力す
る期待値とメモリのデータ内容とを比較し、その比較結
果を外部に出力することができるテスト機能を有してい
る。
【0003】図3は従来のシングルチップマイクロコン
ピュータの一例のブロック図を示す。この従来のシング
ルチップマイクロコンピュータは、特開平9−9724
8号公報に記載されているシングルチップマイクロコン
ピュータで、リード・オンリ・メモリ(ROM)31
と、中央処理装置(CPU)32と、ポート33及び3
4と、テスト指定端子35及び36と、フリップフロッ
プ37と、インバータ40及びクロックドインバータ4
2と、抵抗46と、NANDゲート47と、テスト命令
コード発生回路56とを有している。
ピュータの一例のブロック図を示す。この従来のシング
ルチップマイクロコンピュータは、特開平9−9724
8号公報に記載されているシングルチップマイクロコン
ピュータで、リード・オンリ・メモリ(ROM)31
と、中央処理装置(CPU)32と、ポート33及び3
4と、テスト指定端子35及び36と、フリップフロッ
プ37と、インバータ40及びクロックドインバータ4
2と、抵抗46と、NANDゲート47と、テスト命令
コード発生回路56とを有している。
【0004】CPU32は、プログラムカウンタ49、
算術論理回路(ALU)50、レジスタ51及び52、
命令レジスタ53、制御回路54及びゼロフリップフロ
ップ55から構成されている。ROM31には、プログ
ラムカウンタ49より出力される値が、アドレスバス3
8を介してアドレスとして入力され、アドレスに対応す
るROMデータがデータバス39に出力される。また、
データバス39にはALU50においてレジスタ51及
び52からのデータを演算処理して得られた演算結果も
出力される。
算術論理回路(ALU)50、レジスタ51及び52、
命令レジスタ53、制御回路54及びゼロフリップフロ
ップ55から構成されている。ROM31には、プログ
ラムカウンタ49より出力される値が、アドレスバス3
8を介してアドレスとして入力され、アドレスに対応す
るROMデータがデータバス39に出力される。また、
データバス39にはALU50においてレジスタ51及
び52からのデータを演算処理して得られた演算結果も
出力される。
【0005】例えば、テスト指定端子35がハイレベル
に設定され、テスト指定端子36を未接続とした場合の
動作について説明するに、この場合は、NANDゲート
47の出力がローレベルのため、図4のタイミングチャ
ートに示すように、ポート33の出力は、不定値または
ハイインピーダンスの状態となり、フリップフロップ3
7の出力値は”1”となり、その値はすべてのROMア
ドレスに対応するテストが終了するまで、そのまま保持
されている。
に設定され、テスト指定端子36を未接続とした場合の
動作について説明するに、この場合は、NANDゲート
47の出力がローレベルのため、図4のタイミングチャ
ートに示すように、ポート33の出力は、不定値または
ハイインピーダンスの状態となり、フリップフロップ3
7の出力値は”1”となり、その値はすべてのROMア
ドレスに対応するテストが終了するまで、そのまま保持
されている。
【0006】従って、図4に示すように、すべてのRO
M出力データが期待値と一致している場合には、フリッ
プフロップ37の出力値は常時”0”であり、1ビット
でも不一致が存在するときは、その出力値は”1”とし
て出力される。テスト終了後、テスト指定端子35をロ
ーレベルとすることにより、クロックドインバータ42
にインバータ40を介してハイレベルの信号が入力され
るため、そのときのフリップフロップ37の出力値がク
ロックドインバータ42を通してテスト結果判定信号4
8として外部に出力される。
M出力データが期待値と一致している場合には、フリッ
プフロップ37の出力値は常時”0”であり、1ビット
でも不一致が存在するときは、その出力値は”1”とし
て出力される。テスト終了後、テスト指定端子35をロ
ーレベルとすることにより、クロックドインバータ42
にインバータ40を介してハイレベルの信号が入力され
るため、そのときのフリップフロップ37の出力値がク
ロックドインバータ42を通してテスト結果判定信号4
8として外部に出力される。
【0007】なお、テスト実行中はテスト指定端子35
の入力レベルがハイレベルに保持されているため、クロ
ックドインバータ42がオフとされており、テスト結果
判定信号48が外部へ出力されることはない。
の入力レベルがハイレベルに保持されているため、クロ
ックドインバータ42がオフとされており、テスト結果
判定信号48が外部へ出力されることはない。
【0008】図5は従来のシングルチップマイクロコン
ピュータの他の例のテスト時のフローチャートを示す。
同図において、まずBレジスタ(図3のレジスタ51に
相当)に期待値をセットした後(ステップ61)、Aレ
ジスタ(図3のレジスタ52に相当)にROMの出力値
を読み込み(ステップ62)、それらのBレジスタ及び
Aレジスタの値をALU(図3のALU50に相当)に
より比較し(ステップ63)、ALUの演算結果がゼロ
(すなわち、一致)のときにセットされるゼロフリップ
フロップ(図3のゼロフリップフロップ55に相当)の
出力値が”1”であるかどうか判定する(ステップ6
4)。
ピュータの他の例のテスト時のフローチャートを示す。
同図において、まずBレジスタ(図3のレジスタ51に
相当)に期待値をセットした後(ステップ61)、Aレ
ジスタ(図3のレジスタ52に相当)にROMの出力値
を読み込み(ステップ62)、それらのBレジスタ及び
Aレジスタの値をALU(図3のALU50に相当)に
より比較し(ステップ63)、ALUの演算結果がゼロ
(すなわち、一致)のときにセットされるゼロフリップ
フロップ(図3のゼロフリップフロップ55に相当)の
出力値が”1”であるかどうか判定する(ステップ6
4)。
【0009】ゼロフリップフロップの出力値が”1”で
あるときはA、B両レジスタの値が一致している場合で
あり、このときはCPUは最終アドレスであるかどうか
判定し(ステップ65)、最終アドレスでないときはメ
モリアドレスをインクリメントして(ステップ66)、
ステップ62の処理に戻る。最終アドレスまで上記のス
テップ62〜66の処理を繰り返す。
あるときはA、B両レジスタの値が一致している場合で
あり、このときはCPUは最終アドレスであるかどうか
判定し(ステップ65)、最終アドレスでないときはメ
モリアドレスをインクリメントして(ステップ66)、
ステップ62の処理に戻る。最終アドレスまで上記のス
テップ62〜66の処理を繰り返す。
【0010】しかし、どれか1ビットでも不一致が存在
する場合は、プログラムされていた不良時の処理が行わ
れてテスト処理終了となる(ステップ67、68)。不
良時の処理とは、例えば、出力端子の値を期待値と違う
値にする等である。これにより、LSIテスタは不良と
判定する。
する場合は、プログラムされていた不良時の処理が行わ
れてテスト処理終了となる(ステップ67、68)。不
良時の処理とは、例えば、出力端子の値を期待値と違う
値にする等である。これにより、LSIテスタは不良と
判定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図3に示し
た従来のは、ROM出力データが期待値と1ビットでも
不一致が存在するときは、フリップフロップ37の出力
値は”1”として保持され続けるため、不良の発生する
1番始めのアドレスしかわからない。
た従来のは、ROM出力データが期待値と1ビットでも
不一致が存在するときは、フリップフロップ37の出力
値は”1”として保持され続けるため、不良の発生する
1番始めのアドレスしかわからない。
【0012】また、図5に示した従来のシングルチップ
マイクロコンピュータでは、例え良品であっても各アド
レス毎にCPUが判定を行うため、時間がかかる。特に
マイクロコンピュータに搭載されるメモリ容量は、近年
急激に増加する傾向にあり、それに伴いマイクロコンピ
ュータの検査におけるメモリ部の占めるテスト時間が増
大してきている。
マイクロコンピュータでは、例え良品であっても各アド
レス毎にCPUが判定を行うため、時間がかかる。特に
マイクロコンピュータに搭載されるメモリ容量は、近年
急激に増加する傾向にあり、それに伴いマイクロコンピ
ュータの検査におけるメモリ部の占めるテスト時間が増
大してきている。
【0013】また、不良時には図5のステップ64、6
7、68の順でテストが終了するため、最初の不良アド
レス以降のテストができない。よって、不良解析用に不
良解析用のテストプログラムやテストパターンを必要と
するが、量産基地や信頼性部門は不良解析用にシミュレ
ーションしてテストプログラムやテストパターンを作成
する環境を持たない場合が多く、その解析に時間がかか
る場合が多い。
7、68の順でテストが終了するため、最初の不良アド
レス以降のテストができない。よって、不良解析用に不
良解析用のテストプログラムやテストパターンを必要と
するが、量産基地や信頼性部門は不良解析用にシミュレ
ーションしてテストプログラムやテストパターンを作成
する環境を持たない場合が多く、その解析に時間がかか
る場合が多い。
【0014】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
テスト時間を短縮し得るシングルチップマイクロコンピ
ュータを提供することを目的とする。
テスト時間を短縮し得るシングルチップマイクロコンピ
ュータを提供することを目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、不良の発生す
るアドレスを特定し得るシングルチップマイクロコンピ
ュータを提供することにある。
るアドレスを特定し得るシングルチップマイクロコンピ
ュータを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はテストプログラムを格納している第1のメ
モリと、データの読み出し、書き込みが可能な第2のメ
モリと、テストモード設定信号を出力してテストモード
に設定する設定回路と、期待値を記憶する第1のレジス
タと、第2のメモリからのデータを格納する第2のレジ
スタと、テストモード設定信号入力により、第1のメモ
リから読み出したテストプログラムを実行し、第2のメ
モリの各メモリアドレスから逐次読み出したデータを第
2のレジスタに読み込み、第1のレジスタからの期待値
と第2のレジスタからのデータとを各メモリアドレスの
データ毎に比較する演算処理手段と、演算処理手段によ
りデータと期待値とが一致か不一致かを示す比較結果に
応じて、逐次セット又はリセットされるゼロフラグ出力
回路と、ゼロフラグ出力回路の出力値をテストモード時
に出力する端子とを有する構成としたものである。ここ
で、本発明において、上記の端子はテストモード時は、
テストパターンが入力されているLSIテスタに接続さ
れることを特徴とする。
め、本発明はテストプログラムを格納している第1のメ
モリと、データの読み出し、書き込みが可能な第2のメ
モリと、テストモード設定信号を出力してテストモード
に設定する設定回路と、期待値を記憶する第1のレジス
タと、第2のメモリからのデータを格納する第2のレジ
スタと、テストモード設定信号入力により、第1のメモ
リから読み出したテストプログラムを実行し、第2のメ
モリの各メモリアドレスから逐次読み出したデータを第
2のレジスタに読み込み、第1のレジスタからの期待値
と第2のレジスタからのデータとを各メモリアドレスの
データ毎に比較する演算処理手段と、演算処理手段によ
りデータと期待値とが一致か不一致かを示す比較結果に
応じて、逐次セット又はリセットされるゼロフラグ出力
回路と、ゼロフラグ出力回路の出力値をテストモード時
に出力する端子とを有する構成としたものである。ここ
で、本発明において、上記の端子はテストモード時は、
テストパターンが入力されているLSIテスタに接続さ
れることを特徴とする。
【0017】本発明では、端子に出力される値をLSI
テスタを用いてテストパターンと比較解析することで、
データと期待値が一致しているか否か判定することがで
きるため、演算処理手段がゼロフラグ出力回路の出力値
(ゼロフラグ)の値が”1”か”0”か、すなわちデー
タと期待値が一致しているか否かのマイクロコンピュー
タによる判定処理実行を不要にできる。
テスタを用いてテストパターンと比較解析することで、
データと期待値が一致しているか否か判定することがで
きるため、演算処理手段がゼロフラグ出力回路の出力値
(ゼロフラグ)の値が”1”か”0”か、すなわちデー
タと期待値が一致しているか否かのマイクロコンピュー
タによる判定処理実行を不要にできる。
【0018】また、上記の端子は、通常動作時に出力デ
ータをラッチする出力ラッチと、テストモード設定信号
がアクティブのときはゼロフラグ出力回路の出力値を選
択し、テストモード設定信号がインアクティブのときは
出力ラッチの出力を選択するセレクタとよりなる出力ポ
ートの、セレクタの出力端子に接続されていることを特
徴とする。この場合は、端子をテストモード専用とせず
に通常モードに使用する端子と共用できるので望まし
い。
ータをラッチする出力ラッチと、テストモード設定信号
がアクティブのときはゼロフラグ出力回路の出力値を選
択し、テストモード設定信号がインアクティブのときは
出力ラッチの出力を選択するセレクタとよりなる出力ポ
ートの、セレクタの出力端子に接続されていることを特
徴とする。この場合は、端子をテストモード専用とせず
に通常モードに使用する端子と共用できるので望まし
い。
【0019】また、本発明は、テストモード時は端子に
LSIテスタを接続して、第2のメモリの各メモリアド
レスのデータと期待値との比較結果に応じて、逐次セッ
ト又はリセットされるゼロフラグ出力回路の出力値がテ
ストパターンと一致するか解析し、テストパターンと一
致しなくてもテストを終了せず、第2のメモリのすべて
のメモリアドレスのデータと期待値との比較結果の解析
が終了するまでテストを実行することを特徴とする。こ
の発明では、第2のメモリのすべてのメモリアドレスを
テストすることができる。
LSIテスタを接続して、第2のメモリの各メモリアド
レスのデータと期待値との比較結果に応じて、逐次セッ
ト又はリセットされるゼロフラグ出力回路の出力値がテ
ストパターンと一致するか解析し、テストパターンと一
致しなくてもテストを終了せず、第2のメモリのすべて
のメモリアドレスのデータと期待値との比較結果の解析
が終了するまでテストを実行することを特徴とする。こ
の発明では、第2のメモリのすべてのメモリアドレスを
テストすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるシングルチ
ップマイクロコンピュータの一実施の形態のブロック図
を示す。同図に示すように、この実施の形態は、テスト
をソフトウェア処理により実行するCPU1と、メモリ
6と、出力ポート8と、マイクロコンピュータをテスト
するための設定信号を出力するテストモード設定回路1
1と、出力ポート8に接続された出力端子12と、テス
ト時のみテストプログラムを読み出すことができるテス
トROM14とより構成されている。CPU1とメモリ
6とテストROM14は、バス7を介して接続されてい
る。
て図面と共に説明する。図1は本発明になるシングルチ
ップマイクロコンピュータの一実施の形態のブロック図
を示す。同図に示すように、この実施の形態は、テスト
をソフトウェア処理により実行するCPU1と、メモリ
6と、出力ポート8と、マイクロコンピュータをテスト
するための設定信号を出力するテストモード設定回路1
1と、出力ポート8に接続された出力端子12と、テス
ト時のみテストプログラムを読み出すことができるテス
トROM14とより構成されている。CPU1とメモリ
6とテストROM14は、バス7を介して接続されてい
る。
【0021】CPU1はBレジスタ3及びAレジスタ4
と、これら両レジスタ3及び4からのデータを、テスト
ROM14に格納されている演算命令により演算処理す
る算術論理回路(ALU)2と、ALU2の演算結果が
ゼロであった時に(一致の比較結果がえられたときに)
セットされるゼロフリップフロップ(ゼロフラグ)5と
を有する構成とされている。Bレジスタ3及びAレジス
タ4には、データバス7を介してメモリ6からのデータ
を書き込むことができるようになされている。なお、上
記のゼロフリップフロップ(ゼロフラグ)5は、ALU
2による比較結果が不一致を示すときはリセットされ
る。このゼロフリップフロップ(ゼロフラグ)5のリセ
ットは、セット後であっても行われ、またセットはリセ
ット後であっても行われる。つまり、ALU2の比較結
果に応じてその都度セット、又はリセットされる。
と、これら両レジスタ3及び4からのデータを、テスト
ROM14に格納されている演算命令により演算処理す
る算術論理回路(ALU)2と、ALU2の演算結果が
ゼロであった時に(一致の比較結果がえられたときに)
セットされるゼロフリップフロップ(ゼロフラグ)5と
を有する構成とされている。Bレジスタ3及びAレジス
タ4には、データバス7を介してメモリ6からのデータ
を書き込むことができるようになされている。なお、上
記のゼロフリップフロップ(ゼロフラグ)5は、ALU
2による比較結果が不一致を示すときはリセットされ
る。このゼロフリップフロップ(ゼロフラグ)5のリセ
ットは、セット後であっても行われ、またセットはリセ
ット後であっても行われる。つまり、ALU2の比較結
果に応じてその都度セット、又はリセットされる。
【0022】ポート8は、セレクタ9、出力ラッチ10
よりなる。セレクタ9は、一方の入力端子がゼロフリッ
プフロップ5の出力端子に接続され、他方の入力端子が
出力ラッチ10の出力端子に接続され、テストモード設
定回路11から出力されるメモリテストモード信号13
がアクティブのときは(つまり、テストモードのとき
に)、ゼロフリップフロップ5の出力を選択して端子1
2へ出力し、メモリテストモード信号13がインアクテ
ィブのときは(つまり、通常使用モードのときに)、出
力ラッチ10の値を選択して端子12へ出力するように
切り換える。
よりなる。セレクタ9は、一方の入力端子がゼロフリッ
プフロップ5の出力端子に接続され、他方の入力端子が
出力ラッチ10の出力端子に接続され、テストモード設
定回路11から出力されるメモリテストモード信号13
がアクティブのときは(つまり、テストモードのとき
に)、ゼロフリップフロップ5の出力を選択して端子1
2へ出力し、メモリテストモード信号13がインアクテ
ィブのときは(つまり、通常使用モードのときに)、出
力ラッチ10の値を選択して端子12へ出力するように
切り換える。
【0023】次に、本実施の形態のテストモード時の動
作について、図2のフローチャートを併せ参照して説明
する。CPU1はまず、Bレジスタ3に期待値をセット
し(ステップ21)、Aレジスタ4にメモリ6の値をデ
ータバス7を介して読み込み(ステップ22)、ALU
2で上記のBレジスタ3からの期待値とAレジスタ4か
らのデータとを比較する(ステップ23)。
作について、図2のフローチャートを併せ参照して説明
する。CPU1はまず、Bレジスタ3に期待値をセット
し(ステップ21)、Aレジスタ4にメモリ6の値をデ
ータバス7を介して読み込み(ステップ22)、ALU
2で上記のBレジスタ3からの期待値とAレジスタ4か
らのデータとを比較する(ステップ23)。
【0024】比較の結果、B、A両レジスタ3及び4の
各値が一致していれば、ゼロフリップフロップ5がセッ
トされ、不一致であればリセットされる。ゼロフリップ
フロップ5は、セットにより論理”1”を出力し、リセ
ットにより論理”0”を出力する。続いて、CPU1は
メモリ6の最終アドレスのデータ比較が行われたかどう
か判定し(ステップ24)、最終アドレスでないときは
メモリアドレスをインクリメントした後(ステップ2
5)、前記ステップ22の処理に戻る。
各値が一致していれば、ゼロフリップフロップ5がセッ
トされ、不一致であればリセットされる。ゼロフリップ
フロップ5は、セットにより論理”1”を出力し、リセ
ットにより論理”0”を出力する。続いて、CPU1は
メモリ6の最終アドレスのデータ比較が行われたかどう
か判定し(ステップ24)、最終アドレスでないときは
メモリアドレスをインクリメントした後(ステップ2
5)、前記ステップ22の処理に戻る。
【0025】このようにして、メモリ6の最終アドレス
のデータと期待値との比較結果が得られるまで、上記の
ステップ23〜25の動作が繰り返され、メモリアドレ
スをインクリメントしながらメモリ6よりデータバス7
を介してAレジスタ4に逐次、メモリ6のデータを読み
込み、ALU2でBレジスタ3の期待値と比較する。メ
モリ6の最終アドレスのデータと期待値との比較結果が
得られると、テスト終了となる(ステップ26)。
のデータと期待値との比較結果が得られるまで、上記の
ステップ23〜25の動作が繰り返され、メモリアドレ
スをインクリメントしながらメモリ6よりデータバス7
を介してAレジスタ4に逐次、メモリ6のデータを読み
込み、ALU2でBレジスタ3の期待値と比較する。メ
モリ6の最終アドレスのデータと期待値との比較結果が
得られると、テスト終了となる(ステップ26)。
【0026】このテストは、テストROM14に格納さ
れているテストプラグラムを、CPU1が実行すること
で行われる。このとき、マイクロコンピュータは、テス
トモード設定回路11の出力テストモード設定信号によ
りメモリテストモードに設定され、端子12にLSIテ
スタを接続してテストが行われる。このLSIテスタに
は端子12からの出力が”1”であることが期待される
テストパターンが入力されており、LSIテスタによ
り、端子12からの出力がすべてのメモリアドレスにつ
いて”1”であればマイクロコンピュータは良品と判定
され、1つのメモリアドレスでも”0”であれば不良品
であると判定される。
れているテストプラグラムを、CPU1が実行すること
で行われる。このとき、マイクロコンピュータは、テス
トモード設定回路11の出力テストモード設定信号によ
りメモリテストモードに設定され、端子12にLSIテ
スタを接続してテストが行われる。このLSIテスタに
は端子12からの出力が”1”であることが期待される
テストパターンが入力されており、LSIテスタによ
り、端子12からの出力がすべてのメモリアドレスにつ
いて”1”であればマイクロコンピュータは良品と判定
され、1つのメモリアドレスでも”0”であれば不良品
であると判定される。
【0027】そのため、CPU1はそれ自身でゼロフリ
ップフロップ5の出力値を判定する必要はない。ここで
いうテストパターンとは、マイクロコンピュータがテス
トプログラムを正常に実行した際の端子の状態が記録さ
れているものである。このように、この実施の形態に係
るマイクロコンピュータのテストにおいては、LSIテ
スタで実際のマイクロコンピュータの端子12の状態
と、このテストパターンの内容を比較して一致していれ
ば良品、一致していなければ不良品と判定する。また、
解析時にはLSIテスタの設定で端子12の出力がテス
トパターンと一致しなくてもテストを終了しないように
設定することは容易であり、そのように設定することで
全メモリ空間をテストすることができる。
ップフロップ5の出力値を判定する必要はない。ここで
いうテストパターンとは、マイクロコンピュータがテス
トプログラムを正常に実行した際の端子の状態が記録さ
れているものである。このように、この実施の形態に係
るマイクロコンピュータのテストにおいては、LSIテ
スタで実際のマイクロコンピュータの端子12の状態
と、このテストパターンの内容を比較して一致していれ
ば良品、一致していなければ不良品と判定する。また、
解析時にはLSIテスタの設定で端子12の出力がテス
トパターンと一致しなくてもテストを終了しないように
設定することは容易であり、そのように設定することで
全メモリ空間をテストすることができる。
【0028】従って、この実施の形態では、CPU1で
ゼロフリップフロップ5の内容を判定して不一致の処理
に分岐するような処理が不要であるため、テスト時間の
短縮を実現できる。メモリ6のテストで一般的に行われ
ているマーチングのテストを例にとると1アドレスに対
して最低でも5回の期待値との比較が必要である。その
ため、CPU1にて図5のステップ64の判定を行わな
ければならない場合、例えば、判定命令をCPU1が実
行するのに3サイクル、1サイクルの実行に1μsかか
るとし、メモリ6の記憶容量を16kByteとする
と、0.25ms(=1μs×3サイクル×16×10
24×5)かかる。これに対して、この実施の形態で
は、この時間分だけテスト時間を短縮できることにな
る。
ゼロフリップフロップ5の内容を判定して不一致の処理
に分岐するような処理が不要であるため、テスト時間の
短縮を実現できる。メモリ6のテストで一般的に行われ
ているマーチングのテストを例にとると1アドレスに対
して最低でも5回の期待値との比較が必要である。その
ため、CPU1にて図5のステップ64の判定を行わな
ければならない場合、例えば、判定命令をCPU1が実
行するのに3サイクル、1サイクルの実行に1μsかか
るとし、メモリ6の記憶容量を16kByteとする
と、0.25ms(=1μs×3サイクル×16×10
24×5)かかる。これに対して、この実施の形態で
は、この時間分だけテスト時間を短縮できることにな
る。
【0029】また、図2に示したように、不一致時と一
致時でテストフローが変わらないことから不良アドレス
があっても、そのまま全アドレステストが可能である。
更に、端子12の状態とパターン数を数えることで全不
良アドレスを知ることができ、アドレス依存性の不良か
どうか容易に判断できる。
致時でテストフローが変わらないことから不良アドレス
があっても、そのまま全アドレステストが可能である。
更に、端子12の状態とパターン数を数えることで全不
良アドレスを知ることができ、アドレス依存性の不良か
どうか容易に判断できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
演算処理手段がゼロフラグ出力回路の出力値(ゼロフラ
グ)の値が”1”か”0”か、すなわちデータと期待値
が一致しているか否かのマイクロコンピュータによる判
定処理実行を不要にできるため、この判定処理実行サイ
クル分パターンを削減でき、テスト時間を短縮でき、特
にメモリ容量が急激に増加する傾向にある近年のマイク
ロコンピュータのメモリのテスト時間を効率良くテスト
することができる。
演算処理手段がゼロフラグ出力回路の出力値(ゼロフラ
グ)の値が”1”か”0”か、すなわちデータと期待値
が一致しているか否かのマイクロコンピュータによる判
定処理実行を不要にできるため、この判定処理実行サイ
クル分パターンを削減でき、テスト時間を短縮でき、特
にメモリ容量が急激に増加する傾向にある近年のマイク
ロコンピュータのメモリのテスト時間を効率良くテスト
することができる。
【0031】また、本発明によれば、テストモード時は
端子にLSIテスタを接続して、第2のメモリの各メモ
リアドレスのデータと期待値との比較結果に応じて、逐
次セット又はリセットされるゼロフラグ出力回路の出力
値がテストパターンと一致するか解析し、テストパター
ンと一致しなくてもテストを終了せず、第2のメモリの
すべてのメモリアドレスのデータと期待値との比較結果
の解析が終了するまでテストを実行するようにしたた
め、第2のメモリのすべてのメモリアドレスをテストす
ることができ、これにより、不良解析においてアドレス
依存の不良を容易に発見することができる。
端子にLSIテスタを接続して、第2のメモリの各メモ
リアドレスのデータと期待値との比較結果に応じて、逐
次セット又はリセットされるゼロフラグ出力回路の出力
値がテストパターンと一致するか解析し、テストパター
ンと一致しなくてもテストを終了せず、第2のメモリの
すべてのメモリアドレスのデータと期待値との比較結果
の解析が終了するまでテストを実行するようにしたた
め、第2のメモリのすべてのメモリアドレスをテストす
ることができ、これにより、不良解析においてアドレス
依存の不良を容易に発見することができる。
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1のテスト動作説明用フローチャートであ
る。
る。
【図3】従来の一例のブロック図である。
【図4】図3の動作説明用タイミングチャートである。
【図5】従来の他の例のテスト動作説明用タイミングチ
ャートである。
ャートである。
1 中央処理装置(CPU) 2 算術論理回路ゅょ 3 Bレジスタ 4 Aレジスタ 5 ゼロフリップフロップ 6 メモリ 7 データバス 8 出力ポート 9 セレクタ 10 出力ラッチ 11 テストモード設定回路 12 端子 14 テストROM
フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA03 JA04 JA12 JA22 NA04 NA08 PA03 QA13 RA11 RA12 RA13 5B048 AA12 BB01 CC02 DD01 DD10 FF01 5B062 AA10 CC01 DD05 EE02 EE06 JJ05
Claims (6)
- 【請求項1】 テストプログラムを格納している第1の
メモリと、 データの読み出し、書き込みが可能な第2のメモリと、 テストモード設定信号を出力してテストモードに設定す
る設定回路と、 期待値を記憶する第1のレジスタと、 前記第2のメモリからのデータを格納する第2のレジス
タと、 前記テストモード設定信号入力により、前記第1のメモ
リから読み出した前記テストプログラムを実行し、前記
第2のメモリの各メモリアドレスから逐次読み出したデ
ータを前記第2のレジスタに読み込み、前記第1のレジ
スタからの期待値と前記第2のレジスタからのデータと
を各メモリアドレスのデータ毎に比較する演算処理手段
と、 前記演算処理手段により前記データと前記期待値とが一
致か不一致かを示す比較結果に応じて、逐次セット又は
リセットされるゼロフラグ出力回路と、 前記ゼロフラグ出力回路の出力値をテストモード時に出
力する端子とを有することを特徴とするシングルチップ
マイクロコンピュータ。 - 【請求項2】 前記端子はテストモード時は、テストパ
ターンが入力されているLSIテスタに接続されること
を特徴とする請求項1記載のシングルチップマイクロコ
ンピュータ。 - 【請求項3】 前記端子は、通常動作時に出力データを
ラッチする出力ラッチと、前記テストモード設定信号が
アクティブのときは前記ゼロフラグ出力回路の出力値を
選択し、該テストモード設定信号がインアクティブのと
きは前記出力ラッチの出力を選択するセレクタとよりな
る出力ポートの、該セレクタの出力端子に接続されてい
ることを特徴とする請求項1記載のシングルチップマイ
クロコンピュータ。 - 【請求項4】 前記第1のレジスタ、第2のレジスタ、
演算処理手段及びゼロフラグ出力回路は、前記第1及び
第のメモリにバスを介して接続されている中央処理装置
を構成していることを特徴とする請求項1記載のシング
ルチップマイクロコンピュータ。 - 【請求項5】 テストモード時は前記端子にLSIテス
タを接続して、前記第2のメモリの各メモリアドレスの
データと前記期待値との比較結果に応じて、逐次セット
又はリセットされるゼロフラグ出力回路の出力値がテス
トパターンと一致するか解析し、該テストパターンと一
致しなくてもテストを終了せず、前記第2のメモリのす
べてのメモリアドレスのデータと前記期待値との比較結
果の解析が終了するまでテストを実行することを特徴と
する請求項1記載のシングルチップマイクロコンピュー
タ。 - 【請求項6】 テストモード時は前記端子にLSIテス
タを接続して、前記第2のメモリの各メモリアドレスの
データと前記期待値との比較結果に応じて、逐次セット
又はリセットされるゼロフラグ出力回路の出力値がテス
トパターンと一致するか解析し、該テストパターンと一
致しない出力値が前記ゼロフラグ出力回路から出力され
た時点でテストを終了することを特徴とする請求項1記
載のシングルチップマイクロコンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352768A JP2000181900A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | シングルチップマイクロコンピュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352768A JP2000181900A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | シングルチップマイクロコンピュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000181900A true JP2000181900A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=18426315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10352768A Pending JP2000181900A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | シングルチップマイクロコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000181900A (ja) |
-
1998
- 1998-12-11 JP JP10352768A patent/JP2000181900A/ja active Pending
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