JP2000180343A - 光散乱式粒子径分布測定装置 - Google Patents

光散乱式粒子径分布測定装置

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JP2000180343A JP10361206A JP36120698A JP2000180343A JP 2000180343 A JP2000180343 A JP 2000180343A JP 10361206 A JP10361206 A JP 10361206A JP 36120698 A JP36120698 A JP 36120698A JP 2000180343 A JP2000180343 A JP 2000180343A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 排水性能を向上できる光散乱式粒子径分布測
定装置を提供する。 【解決手段】 分散バス1は、平坦な傾斜底面2と、こ
の傾斜底面2から垂直方向に連設されて一方向に傾いた
状態で設けられた側面3と、この傾いた側面3の上方に
形成される水平開口部6とを有し、傾斜底面2の最下部
領域に試料液導出口7を設けるとともに、前記最下部領
域を除く領域に超音波振動子9を取り付け、分散バス1
内の試料液Sあるいは分散媒Pを吐出するための吐出用
パイプ15を試料液導出口7に連通するよう試料液導出
口7の下方で前記一方向に沿う方向に突出させた状態で
設け、遠心ポンプ12の駆動軸16を水平開口部6の上
方から吐出用パイプ15を通り遠心ポンプ12の回転翼
19に繋がるように前記一方向に沿う方向に傾けて取り
付け、回転翼19のカバー体20に設けた吐出口部25
を下方に傾けて設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光散乱式粒子径
分布測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粒子の測定技術は、薬品、食品、セラミ
ックス、化粧品、塗料、色素など広い分野にわたって、
粉末状の物質の性能を決定し、また、評価する上で不可
欠であり、その重要性は日増しに高まっている。このよ
うな粒子の粒度分布を測定する装置としてレーザ光源を
用いた光散乱式粒子径分布測定装置がある。
【0003】図4は上記光散乱式粒子径分布測定装置の
従来構成を概略的に示すもので、この図において、51
は分散バスで、その内部にはモータ52によって回転す
る攪拌羽根53が設けられていると共に、側面上部54
の外部には発振器(超音波ドライバ)55によって振動
する超音波振動子(超音波発振子)56が設けられてお
り、投入される測定対象である粉体(あるいはスラリ
ー)とこれを分散させる分散媒(例えば純水やアルコー
ルなど)を混合攪拌して試料液とする。
【0004】57はフローセルで、前記分散バス1とは
ローラポンプ(ペリスタポンプ)58、排水バルブ(切
換えバルブ)59を備えた循環流路60によって接続さ
れている。前記ローラポンプ58はモータ軸58aによ
って反時計方向に回転駆動される3つのローラ58b、
チューブ58cおよびボディ58dからなり、循環ポン
プとして使用されている。そして、試料液をフローセル
57に導入し、その状態でフローセル57の一方の側に
設けられるレーザ光源61からレーザ光をフローセル5
7に対して照射し、そのときの回折・散乱光をフローセ
ル57の他方の側に設けられる集光レンズ62を介して
光検出器63によって検出し、これによって得られる回
折・散乱光パターンに基づいて試料液における粒子の粒
度分布を求めるものである。なお、フローセル57、レ
ーザ光源61、集光レンズ62および光検出器63など
によって測定部64が形成される。なお、65は排水流
路、66は水位センサである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の装
置は下記のような欠点がある。 (1)ローラポンプ58を循環ポンプとして使用してい
るから、試料液の循環流量が少ない上に、破損等による
定期的なチューブ58cの交換が必要である。 (2)超音波振動子56を分散バス51の側面上部54
に取り付けるため、分散バス51に多量の試料液を投入
しないと試料液に超音波を照射できない。つまり、分散
バス51が空であったり、水位が側面上部54に達しな
い少量の試料液のときに超音波振動子56を動作させる
と印加電圧が急激に増大して破壊するため、超音波振動
子56の取り付け領域をカバーするよう側面上部54の
上位の位置まで試料液を投入する必要がある。
【0006】また、図5に示すように、循環ポンプとし
て遠心ポンプ67を用いている従来構成の光散乱式粒子
径分布測定装置では、超音波振動子56を分散バス51
の下方で遠心ポンプ67直下に取り付けているけれど
も、この取り付け位置を確保するため分散バス51に連
設する複雑な構造の外枠67を設ける必要がある。な
お、図5において、69は、攪拌羽根53、遠心ポンプ
67の回転翼70を回転駆動するモータである。
【0007】また、図6に示す従来構成の光散乱式粒子
径分布測定装置でも、超音波振動子56を分散バス51
の側面上部54に取り付けるため、分散バス51に多量
の試料液を投入しないと試料液に超音波を照射できな
い。更に、遠心ポンプ67の駆動軸67aを回転翼70
のカバー体71に設けた軸挿通穴72を介して横置きに
取り付けているから、駆動軸67aにシールが必要であ
るとともに、常に液漏れの心配がある。なお、図6にお
いて、73は駆動軸67a用のモータ、74は上限水位
センサである。
【0008】更に、図7に示す従来構成の光散乱式粒子
径分布測定装置では、遠心ポンプ67の駆動軸67aを
分散バス51の上方開口51aの上方から遠心ポンプ6
7との連通部73を通り遠心ポンプ67の回転翼70に
繋がるように垂直方向に真っ直ぐ取り付け、高価なアク
チュエータタイプの超音波振動子74を用い、循環流路
60を流れる試料液に超音波を照射しているけれども、
この超音波振動子74を循環流路60途中の別部品に取
り付けるため、機構が複雑であるとともに、この超音波
振動子74は、他の超音波振動子56に比して高価であ
る。なお、図7において、75は、プーリー76、ベル
ト77等の伝達機構を介して駆動軸67aを駆動するた
めのモータである。
【0009】しかも、これら従来の分散バス51、循環
ポンプ58,67およびアクチュエータタイプの超音波
振動子74の取り付け機構では、循環ポンプ58,67
を停止させて大気開放状態下で排水しても、液溜まりが
発生し、排水性能が悪い。そのため、排水後の洗浄回数
を繰り返し行わなければ粒子が多数残留することになり
次測定時の測定誤差の原因ともなる。
【0010】例えば、図4の従来装置では、ローラポン
プ58のチューブ58c内の符号Aで示す底部分や、試
料液導出パイプ80内の符号Bで示す底部分に液溜まり
が発生するおそれがある。
【0011】また、図5の従来装置では、遠心ポンプ6
7の回転翼70のカバー71内の符号Cで示す底部分に
液溜まりが発生するおそれがある。
【0012】また、図6の従来装置でも、遠心ポンプ6
7の回転翼70のカバー71内の符号Dで示す底を含む
下部分に液溜まりが発生するおそれがある。
【0013】更に、図7の従来装置でも、アクチュエー
タタイプの超音波振動子74のケース90内のデッドス
ペースや底部分に液溜まりが発生するおそれがある。
【0014】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、試料液の循環流量を容易にコン
トロールでき、メンテナンス性に優れた循環ポンプを液
漏れしないよう配置でき、少量の試料液でも超音波を照
射できるとともに、循環ポンプを作動させ強制排水しな
くても大気開放状態下において液溜まりを作らずに排水
性能を向上できる光散乱式粒子径分布測定装置を提供す
ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、分散媒およびこの分散媒中に分散され
た粒子よりなる試料液を収容し、この試料液に超音波を
照射して粒子の凝集を分散しながら粒子を分散媒に分散
させるための分散バスを、遠心ポンプにより試料液が循
環する循環流路を介してフローセルに接続し、フローセ
ル内を流れる試料液に対してレーザ光を照射し、そのと
きの回折・散乱光パターンに基づいて試料液における粒
子の粒度分布を測定するように構成された光散乱式粒子
径分布測定装置において、前記分散バスは、平坦な傾斜
底面と、この傾斜底面から垂直方向に連設されて一方向
に傾いた状態で設けられた側面と、この傾いた側面の上
方に形成される水平開口部とを有し、前記傾斜底面の最
下部領域に試料液導出口を設けるとともに、前記最下部
領域を除く領域に超音波振動子を取り付け、分散バス内
の試料液あるいは分散媒を吐出するための吐出用パイプ
を前記試料液導出口に連通するよう前記試料液導出口の
下方で前記一方向に沿う方向に突出させた状態で設け、
前記遠心ポンプの駆動軸を前記水平開口部の上方から前
記吐出用パイプを通り前記遠心ポンプの回転翼に繋がる
ように前記一方向に沿う方向に傾けて取り付け、前記回
転翼のカバー体に設けた吐出口部を下方に傾けて設けて
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0017】図1、図2および図3において、1は分散
バスで、例えばステンレス製であり、分散媒(例えば純
水やアルコールなど)Pおよびこの分散媒中に分散され
た粒子よりなる試料液Sを収容する。この分散バスは、
有底で例えば高さがGの円筒体の開口側を最小高さHを
残すように斜めに水平に切断した形状のものを、分散バ
ス1の水平開口部6が装置設置室の床面に対して平行に
なるよう傾けた状態で装置のシャーシ(図示せず)に取
り付けられてなる。すなわち、分散バス1の底面は、前
記床面に対して傾斜角θ(図1および図3参照)を有す
る状態で傾斜した、平面視円形の平坦な傾斜底面2とな
っている。また、分散バス1の側面3は、傾斜底面2か
ら垂直方向に連設されて一方向(N方向)に傾いた状態
で設けられている。すなわち、前記水平開口部6は、前
記傾いた側面3の上方に形成されている。
【0018】5は側面3上端から外方に水平に延設され
たリング状の外向きフランジ、5aは、この外向きフラ
ンジ5の端から垂直に立ち上がる立上り部である。
【0019】分散バス1には、傾斜底面2の最下部領域
に試料液導出口7が設けてある。例えば、この試料液導
出口7は傾斜底面2の一部を下方に折り曲げた環状の下
向きフランジ7aによって形成されている。この実施形
態では、コーナーに粒子が溜まらないようにするため
に、機能上、連設部8にアール部分を設けているので、
前記アール部分を避けて前記アール部分に隣接する位置
に前記試料液導出口7を設けている。なお、前記連設部
8を点線で示すような直角形状とした場合には、前記試
料液導出口7を更に下方に設けることができ、分散バス
1内の液溜まりをより効果的に防止できる。
【0020】9は超音波振動子で、傾斜底面2の外面2
aに取り付けられている。この取り付けは接着剤を用い
て行ってもよく、また、傾斜底面2の外面2aにネジ部
材を設け、超音波振動子9の前記ネジ部材に対向する位
置にネジ穴を設けることで接着剤とネジ締めとで超音波
振動子9を外面2aに取り付けてもよい。このように、
超音波振動子9を直接分散バス1の傾斜底面2に取り付
けることで、試料液Sが二点鎖線で示す水位10までは
超音波の照射が可能となる。
【0021】11はフローセルで、分散バス1とは後述
する遠心ポンプ12、排水バルブ(切換えバルブ)13
を備えた循環流路14によって接続されている。前記排
水バルブ13は循環流路14と排水流路40を切換え
る。なお、45は前記排水バルブ13を切換えるための
ソレノイドである。また、50は、分散バス1の側面3
における満水水位の位置に設けたオーバフロー口50a
と排水流路40を接続するオーバフロー流路である。
【0022】15は吐出用パイプで、前記試料液導出口
7に連通するようこの導出口7の下方で前記一方向(N
方向)に沿う方向に突出させた状態で設けられており、
例えばステンレス製である。この吐出用パイプ15は、
前記試料液導出口7の下向きフランジ7aの外径より大
きい径のパイプ穴15a(図3参照)を有し、前記試料
液導出口7における前記下向きフランジ7aに対して例
えばロウ付けにより外嵌されている。勿論、ロウ付け以
外の固着手段を用いてもよい。
【0023】この吐出用パイプ15は、 測定時には分散バス1内の試料液Sを排水バルブ1
3を介してフローセル11側へ吐出したり、 測定終了後の試料液Sの排水時には、試料液Sを排
水バルブ13を介して排水流路40へ吐出したり、 排水後の洗浄時には分散媒収容タンク42からポン
プ43および分散媒供給バルブ44を介して分散バス1
内へ自動供給された分散媒Pを、排水バルブ13を介し
てフローセル11側へ吐出したり、 洗浄終了後の分散媒Pの排水時には、分散媒Pを排
水バルブ13を介して排水流路40へ吐出するために使
用される。なお、46は前記分散媒供給バルブ44を開
閉するためのソレノイドである。
【0024】47は、試料液Sや分散媒Pの戻り口48
を形成するL字形状の戻り口パイプで、分散バス1の側
面3のオーバフロー口50aよりは下位の適宜位置に設
けられている。49は液面センサで、二点鎖線で示した
前記水位10や、満水水位や、あるいは、両水位間での
所定水位を検知して超音波振動子9、遠心ポンプ12、
排水バルブ13、分散媒供給バルブ44、ポンプ43を
開閉する。
【0025】以下、遠心ポンプ12について説明する。
前記遠心ポンプ12は、駆動軸16と、これをプーリー
16a、ベルト16b等の伝達機構を介して駆動するた
めのモータ18と、回転翼19と、この回転翼19を覆
う例えば樹脂製あるいは金属製のカバー体20とから構
成されている。
【0026】前記カバー体20は、カバー体20を前記
吐出用パイプ15に水密的に接続する上小径部21と、
回転翼19を収容するとともに、回転翼19の中心から
吸い込まれた試料液Sあるいは分散媒Pが排水バルブ1
3側へ吐出させるための吐出口部25を周壁22に有す
る下大径部23で構成されている。前記吐出口部25
は、図3に示したように、下大径部23の周壁22から
接線方向に水平に突出した筒状のものであり、かつ、こ
の軸線Lは吐出口部25の内底面25a(図2参照)に
平行である。
【0027】そして、前記駆動軸16は、前記水平開口
部6の上方から前記吐出用パイプ15を通り前記回転翼
19に繋がるように前記一方向(N方向)に沿う方向に
傾けて取り付けてある。つまり、図3に示すように、駆
動軸16を、鉛直な縦軸Yに対して上述した傾斜角θだ
け傾けてある。図3において、Y’軸は駆動軸16の軸
線に一致しており、前記N方向に沿った方向に向いてい
る。これにより、前記吐出口部25は下方に傾けて設け
られる。
【0028】更に、この実施形態では、遠心ポンプ12
を作動させ強制排水しなくても大気開放状態下において
カバー体20内に液溜まりを発生させないように、下大
径部23の内底面23aを段差mを介して上流側の高い
部分Tと下流側の低い部分tに形成している。これによ
り、遠心ポンプ12を作動させ強制排水しなくても大気
開放状態下においてカバー体20内に液溜まりが発生す
ることはない。
【0029】30は、前記上小径部21を縦軸Y’方向
に貫通する中央孔で、下大径部23の回転翼収容空間2
4に連通する。この中央孔30にはネジ部材31に螺合
するネジ32が形成されており、このネジ32の直下に
は環状のシール部材33が嵌まり込む環状溝34が形成
されている。よって、シール部材33を環状溝34に嵌
め込んだ状態で前記中央孔30を介してカバー体20を
前記吐出用パイプ15に挿通し、ネジ部材31によるネ
ジ32の締め付けを行いながらシール部材33を変形さ
せることでカバー体20を前記吐出用パイプ15に水密
的に接続できる。
【0030】前記遠心ポンプ12は回転する前記回転翼
19によって試料液Sあるいは分散媒Pに遠心力を与え
て圧力を作りこれらを循環させたり排水したりするもの
で、流量の加減が容易である。
【0031】前記吐出口部25は、上述したように、下
方に傾けて設けられるが、そのためのカバー体20の取
り付け手順は以下の通りである。 まず、縦軸Y’方向にカバー体20をセットする。
この場合、吐出口部25は図3の一点鎖線で示すように
下方に傾いた状態となる。このときの下大径部23の軸
線は前記軸線Lではなく軸線X’である。この軸線X’
は、縦軸Y’方向に垂直な方向(M方向)を向いてい
る。つまり、図2における紙面に垂直な方向である。 続いて、下大径部23の内底面23aのみならず、吐
出口部25の内底面25a(図2参照)の大気開放状態
下における液溜まりも確実に防止できるよう、ネジ部材
31による締め付け時に、縦軸Y’の回りでJ方向(図
3参照)に外方側へカバー体20を所定角度だけ振らせ
てセットすることで、下大径部23の軸線を前記軸線L
に一致させている。
【0032】而して、排出時に、循環ポンプ12を作動
させなくても大気開放状態下において分散バス1の傾斜
底面2、吐出用パイプ15の内壁、カバー体20の内底
面23aおよび吐出口部25の内底面25aにわたり液
溜まりが発生することはない。
【0033】また、循環ポンプに遠心ポンプ12を用い
るため、大きな流量が得られ、更に、ローラポンプ58
のように定期的なチューブ58cの交換が不要である。
【0034】また、超音波振動子9を直接分散バス1の
傾斜底面2に取り付けられるため、構造が簡単になり、
更に、試料液Sが二点鎖線で示す水位10までは超音波
の照射が可能となるというように少量の試料液Sでも超
音波分散が行える。
【0035】しかも、遠心ポンプ12の駆動軸16のシ
ールが不要であるため、液漏れの心配はない。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、循環ポ
ンプとして、試料液の循環流量を容易にコントロールで
き、メンテナンス性に優れた遠心ポンプを液漏れしない
よう配置でき、少量の試料液でも超音波を照射できると
ともに、循環ポンプを作動させ強制排水しなくても大気
開放状態下において液溜まりを作らずに排水性能を向上
できる光散乱式粒子径分布測定装置を提供できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す全体構成説明図で
ある。
【図2】上記実施形態における要部構成説明図である。
【図3】上記実施形態における吐出用パイプへのカバー
体の取り付け状態を説明するための図である。
【図4】従来構成の1を示す全体構成説明図である。
【図5】従来構成の2を示す全体構成説明図である。
【図6】従来構成の3を示す全体構成説明図である。
【図7】従来構成の4を示す全体構成説明図である。
【符号の説明】
1…分散バス、2…傾斜底面、3…側面、6…水平開口
部、7…試料液導出口、9…超音波振動子、11…フロ
ーセル、12…遠心ポンプ、13…排水バルブ、14…
循環流路、15…吐出用パイプ、16…駆動軸、19…
回転翼、20…カバー体、21…上小径部、23…下大
径部、25…吐出口部、P…分散媒、S…試料液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散媒およびこの分散媒中に分散された
    粒子よりなる試料液を収容し、この試料液に超音波を照
    射して粒子の凝集を分散しながら粒子を分散媒に分散さ
    せるための分散バスを、遠心ポンプにより試料液が循環
    する循環流路を介してフローセルに接続し、フローセル
    内を流れる試料液に対してレーザ光を照射し、そのとき
    の回折・散乱光パターンに基づいて試料液における粒子
    の粒度分布を測定するように構成された光散乱式粒子径
    分布測定装置において、前記分散バスは、平坦な傾斜底
    面と、この傾斜底面から垂直方向に連設されて一方向に
    傾いた状態で設けられた側面と、この傾いた側面の上方
    に形成される水平開口部とを有し、前記傾斜底面の最下
    部領域に試料液導出口を設けるとともに、前記最下部領
    域を除く領域に超音波振動子を取り付け、分散バス内の
    試料液あるいは分散媒を吐出するための吐出用パイプを
    前記試料液導出口に連通するよう前記試料液導出口の下
    方で前記一方向に沿う方向に突出させた状態で設け、前
    記遠心ポンプの駆動軸を前記水平開口部の上方から前記
    吐出用パイプを通り前記遠心ポンプの回転翼に繋がるよ
    うに前記一方向に沿う方向に傾けて取り付け、前記回転
    翼のカバー体に設けた吐出口部を下方に傾けて設けてあ
    ることを特徴とする光散乱式粒子径分布測定装置。
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JP2002188989A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Horiba Ltd 粒子径分布測定装置
JP2006133103A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Nikkiso Co Ltd 試料循環器

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