JP2000180152A - 表面検査装置及び表面検査方法 - Google Patents

表面検査装置及び表面検査方法

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JP2000180152A
JP2000180152A JP10354738A JP35473898A JP2000180152A JP 2000180152 A JP2000180152 A JP 2000180152A JP 10354738 A JP10354738 A JP 10354738A JP 35473898 A JP35473898 A JP 35473898A JP 2000180152 A JP2000180152 A JP 2000180152A
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JP10354738A
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English (en)
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Hidehito Okamoto
秀仁 岡本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体基板等の被検査体の表面を検査するにあ
たって、検査の際の位置決め補正(アラインメント補
正)を高精度にかつ容易に行なうことのできる表面検査
装置を提供する。 【解決手段】半導体基板10をステージ20に載置し
て、走査型電子顕微鏡本体40により半導体基板10の
表面を検査するにあたり、ステージに設けられた第1指
標21aと、アラインメント光学系30に設けられた第
2指標33aとにより、ステージ20とアラインメント
光学系30との原点位置出しを行ない、又、半導体基板
10の一部をなす第3指標10aと、アラインメント光
学系30に設けられた第4指標33bとにより、ステー
ジ上に載置された半導体基板10と走査型電子顕微鏡本
体40との相対的な位置を基準位置に合わせるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路パターンが形
成された半導体基板等の被検査体の表面を検査する表面
検査装置に関し、特に、被検査体を載置するステージ及
びこのステージ上で被検査体の位置決めを行なうアライ
ンメント光学系を備えた表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトリソグラフィ工程及びエッチング
工程等により半導体基板の表面に形成した回路パターン
等が、所定の形状に形成されているか否かを検査するに
あたって、従来より表面検査装置としての走査型電子顕
微鏡が用いられている。この走査型電子顕微鏡は、被検
査体である半導体基板を載置して固定するステージ、検
査に先立って半導体基板を電子銃等に対して位置決めす
るためのアラインメント光学系等を備えている。
【0003】この走査型電子顕微鏡で半導体基板を検査
する場合は、先ずステージの外側で光学式検出器を用い
て半導体基板の方向付け及び位置合わせ(アラインメン
ト補正)を行ない、その後、搬送アームを用いて半導体
基板をステージ上に移動させ、半導体基板上の微細なア
ラインメントパターンを照準として、アラインメント光
学系により最終的な半導体基板の位置決め補正(アライ
ンメント補正)を行なうものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の位置決めによる検査手法では、以下の如き
問題があった。すなわち、半導体基板の方向付け等のア
ラインメント補正を、ステージに載置する前に行ない、
その後、半導体基板をステージ上に搬送するものであっ
たため、この搬送の際に半導体基板のずれ等が生じた場
合、ずれが生じたままの状態でステージ上に載置される
ことになる。特に大幅な位置ずれを生じた場合は、照準
となるアラインメントパターンを容易に検出することが
できず、アラインメント光学系による最終的なアライン
メント補正を効率良く行なうことができないという問題
があった。
【0005】また、走査型電子顕微鏡を構成するステー
ジとアラインメント光学系との位置関係においては、両
者の位置合わせを行なうことなく、ステージ上に載置し
た半導体基板の位置決め補正を直接アラインメント光学
系により行なっていたため、ステージの基準点(原点)
とアラインメント光学系の基準点との位置がずれていた
場合に、位置決め不良を招く場合があるという問題があ
った。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、その目的とするところは、半導体
基板等の被検査体の表面を検査するにあたって、検査の
際の位置決め補正(アラインメント補正)を高精度にか
つ容易に行なうことのできる表面検査装置及び表面検査
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、以下の如き構成
をなす発明を見出すに至った。すなわち、本発明の表面
検査装置は、被検査体を載置するステージと、このステ
ージ上に載置された被検査体の表面を検査する検査手段
と、この検査手段と一体的に固定されてステージ上に載
置された被検査体の所定位置を検出する位置検出手段
と、この位置検出手段の出力に基づき検査手段に対して
被検査体を位置決めする位置決め手段とを備えて被検査
体の表面を検査する表面検査装置であって、上記ステー
ジと位置検出手段との相対的な位置を所定の基準位置に
合わせるべく、ステージに設けられた第1指標と、位置
検出手段に設けられて第1指標との適合に用いられる第
2指標と、を有することを特徴としている。
【0008】上記構成の表面検査装置においては、上記
ステージ上に載置された被検査体と上記検査手段との相
対的な位置を所定の基準位置に合わせるべく、被検査体
に設けられた第3指標と、位置検出手段に設けられて第
3指標との適合に用いられる第4指標と、を有する構成
を採用することができる。
【0009】また、本発明の表面検査装置は、被検査体
を載置するステージと、このステージ上に載置された被
検査体の表面を検査する検査手段と、この検査手段と一
体的に固定されてステージ上に載置された被検査体の所
定位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段の
出力に基づき検査手段に対して被検査体を位置決めする
位置決め手段とを備えて被検査体の表面を検査する表面
検査装置であって、上記ステージと位置検出手段との相
対的な位置を所定の基準位置に合わせるべく、ステージ
に設けられた第1指標と、位置検出手段に設けられて第
1指標との適合に用いられる第2指標を表示し得る可変
表示手段と、を有することを特徴としている。
【0010】上記構成の表面検査装置においては、上記
ステージ上に載置された被検査体と上記検査手段との相
対的な位置を所定の基準位置に合わせるべく、被検査体
に設けられた第3指標と、位置検出手段に設けられて上
記第3指標との適合に用いられる第4指標を表示し得る
可変表示手段と、を有する構成を採用することができ
る。
【0011】ここで、上記第4指標を表示する可変表示
手段と上記第2指標を表示する可変表示手段とを同一の
もので形成することができ、又、この可変表示手段とし
て、上記指標の形状を可変的に表示し得る液晶表示板を
採用することができる。
【0012】さらに、本発明の表面検査装置は、被検査
体を載置するステージと、このステージ上に載置された
被検査体の表面を検査する検査手段と、この検査手段と
一体的に固定されてステージ上に載置された被検査体の
所定位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段
の出力に基づき検査手段に対して被検査体を位置決めす
る位置決め手段とを備えて被検査体の表面を検査する表
面検査装置であって、上記ステージと位置検出手段との
相対的な位置を所定の基準位置に合わせるべく、ステー
ジに設けられた第1指標と、位置検出手段に設けられて
第1指標との適合に用いられる第2指標とを有し、上記
ステージ上に載置された被検査体と上記検査手段との相
対的な位置を所定の基準位置に合わせるべく、被検査体
に設けられた第3指標と、位置検出手段に設けられて第
3指標との適合に用いられる第4指標とを有し、上記位
置決め手段が、ステージを駆動する駆動手段と、位置検
出手段の出力に基づいて駆動手段を駆動制御する制御手
段と、を有することを特徴としている。
【0013】上記構成の表面検査装置においては、上記
位置検出手段が、第2指標及び第4指標を表示する可変
表示手段を有し、又、この可変表示手段として、上記指
標の形状を可変的に表示し得る液晶表示板を採用するこ
とができる。
【0014】本発明の表面検査方法は、被検査体を載置
するステージと、このステージ上に載置された被検査体
の表面を検査する検査手段と、この検査手段と一体的に
固定されてステージ上に載置された被検査体の所定位置
を検出する位置検出手段と、この位置検出手段の出力に
基づき検査手段に対して被検査体を位置決めする位置決
め手段とを備えた表面検査装置を用いて被検査体の表面
を検査する表面検査方法であって、上記ステージと上記
位置検出手段との相対的な位置を所定の基準位置に合わ
せる第1の位置決めステップと、上記ステージ上に載置
された被検査体と上記検査手段との相対的な位置を所定
の基準位置に合わせる第2の位置決めステップと、を含
むことを特徴としている。
【0015】本発明の表面検査装置においては、被検査
体をステージ上に載置して検査手段により表面の検査を
行なうにあたり、ステージに設けられた第1指標と位置
検出手段に設けられた第2指標とを適合させることで、
ステージと位置検出手段との原点位置合わせ(第1の位
置決め)が行なわれる。また、被検査体に設けられた第
3指標と位置検出手段に設けられた第4指標とを適合さ
せることで、ステージ上に載置された被検査体と位置検
出手段すなわち検査手段との相対的な位置合わせ(第2
の位置決め)が行なわれる。
【0016】本発明の表面検査装置においては、被検査
体をステージ上に載置して検査手段により表面の検査を
行なうにあたり、位置検出手段に設けられた可変表示手
段により第2指標が表示されて、この第2指標とステー
ジに設けられた第1指標とを適合させることで、ステー
ジと位置検出手段との原点位置合わせ(第1の位置決
め)が行なわれる。また、位置検出手段に設けられた可
変表示手段により第4指標が表示されて、この第4指標
と被検査体に設けられた第3指標とを適合させること
で、ステージ上に載置された被検査体と位置検出手段す
なわち検査手段との相対的な位置合わせ、すなわち基準
位置合わせ(第2の位置決め)が行なわれる。
【0017】ここで、可変表示手段として液晶表示板を
採用した場合は、表示パターンを切り替えることによ
り、ステージに設けられた第1指標との適合に用いられ
る第2指標が表示され、又、被検査体に設けられた第3
指標との適合に用いられる第4指標が表示される。
【0018】本発明の表面検査装置においては、被検査
体をステージ上に載置して検査手段により表面の検査を
行なうにあたり、位置検出手段の出力信号に基づいて、
制御手段が駆動手段を駆動制御して、ステージに設けら
れた第1指標と位置検出手段に設けられた第2指標とが
適合するように(第1の位置決めを行なうように)ステ
ージを移動させる。また、位置検出手段の出力信号に基
づいて、制御手段が駆動手段を駆動制御して、被検査体
に設けられた第3指標と位置検出手段に設けられた第4
指標とが適合するように(第2の位置決めを行なうよう
に)ステージを移動させる。
【0019】上記第2指標及び第4指標を表示する可変
表示手段、例えば液晶表示板を設ける場合は、この液晶
表示板により、ステージに設けられた第1指標との適合
に用いられる第2指標と被検査体に設けられた第3指標
との適合に用いられる第4指標とが選択的に表示され
る。
【0020】本発明の表面検査方法においては、被検査
体をステージ上に載置して検査手段により表面の検査を
行なうにあたり、先ず、ステージと位置検出手段との相
対的な位置合わせすなわち原点位置への第1の位置決め
が行なわれ、続いて、ステージ上に載置された被検査体
と検査手段との相対的な位置合わせすなわち第2の位置
決めが行なわれる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の表
面検査装置の一実施形態を示す概略構成図である。この
実施形態に係る表面検査装置は、図1に示すように、被
検査体としての半導体基板(ウェーハ)10を載置する
ステージ20と、このステージ20上に載置された半導
体基板10の所定位置を検出する位置検出手段としての
アラインメント光学系30(30a,30b)と、この
アラインメント光学系30の出力信号に基づいて、アラ
インメント光学系30と一体的に固定された検査手段と
しての走査型顕微鏡本体40に対して半導体基板10を
位置決めする位置決め手段50等を、その基本構成とし
て備えている。
【0022】検査の対象となる半導体基板10には、図
2に示すように、ステージ20に対して位置決めを行な
う際の基準として用いられる第3指標としてのオリエン
テーションフラット(オリフラと略称する)10aが形
成されている。また、この第3指標としては、図3に示
すように、外周縁部の一部を切り欠いたノッチ10bを
採用することも可能である。
【0023】上記ステージ20は、図1に示すように、
水平面内において例えばX軸方向に往復移動されるXス
テージ21と、このXステージ21を担持すると共に水
平面内において例えばY軸方向に往復移動されるYステ
ージ22と、このYステージ22を担持すると共に水平
面内においてZ軸回りに回転移動される回転ステージ2
3とにより構成されており、これらXステージ21、Y
ステージ22、及び回転ステージ23は、基台24によ
り支持されている。このステージ20においては、Xス
テージ21、Yステージ22、及び回転ステージ23を
適宜駆動させることにより、載置された半導体基板10
を水平面内において所望の向き及び位置に位置決めで
き、又、アラインメント光学系30及び走査型電子顕微
鏡本体40に対するそのものの位置決めができるように
なっている。さらに、基台24を上下動させることによ
り、ステージ20と走査型電子顕微鏡本体40との相対
的な距離を調整できるようになっている。
【0024】また、上記Xステージ21の上面には、図
4に示すように、その一方側において、アラインメント
光学系30との相対的な位置を所定の基準位置に合わせ
るために用いられる第1指標としての第1位置決めマー
ク21aが設けられている。ここで、この第1位置決め
マーク21aは、平面状あるいは突起状のいずれでもよ
く、又、透明なガラスに平面状のマークとして描画した
ものを使用し、この描画したマークの下方に光源を設け
て、このマークを下方から照らすことにより、第1指標
として用いる構成を採用することも可能である。尚、上
記Xステージ21の代わりにYステージ22を最上部に
配置して、このYステージ22に第1指標としての第1
位置決めマークを設けてもよい。
【0025】上記第1位置決めマーク21aは、図4に
示すように、Xステージ21上に載置された半導体基板
10が、正規の位置すなわち支持ピン21bに対して固
定される所定の領域にずれることなく正しく位置付けら
れた状態で、半導体基板10の中心P1を通るX1軸及
びY1軸に対してそれぞれ平行なX2軸及びY2軸の交
点P2を中心とする位置に配置される。
【0026】また、この第1位置決めマーク21aは、
図4及び図5に示すように、矩形形状の枠A内に配置さ
れてX2軸及びY2軸に重なる十字パターンBと、この
十字パターンBに対して直交する複数本の副線Cとによ
り構成されている。このような構成の指標とすること
で、位置決めの際の検出感度及び位置決め精度を高める
ことができる。
【0027】検査手段としての走査型電子顕微鏡本体4
0は、図1に示すように、被検査体である半導体基板1
0の表面に向けて電子を出射する電子銃41と、出射さ
れた電子流を収束させる収束レンズ42と、半導体基板
10の表面から放出された2次電子を検出する2次電子
検出器43と、この2次電子検出器43の出力信号に基
づいて電子顕微鏡により得られる画像を処理する電子顕
微鏡画像処理系44等により構成されている。
【0028】位置検出手段としてのアラインメント光学
系30は、図1に示すように、撮像系30a及び光学顕
微鏡系30bにより構成されている。この撮像系30a
は、CCDカメラ31、反射板32、これらの間に配置
されてステージ20との相対的な位置を所定の基準位置
に合わせるために用いられる第2指標としての第2位置
決めマーク33a及び半導体基板10との相対的な位置
を所定の基準位置に合わせるために用いられる第4指標
としての第4位置決めマーク33bを表示した指標表示
板33等により構成されている。また、光学顕微鏡系3
0bは、光学顕微鏡本体34、光源35、オートフォー
カス機構36等により構成されている。
【0029】ここで、上記第2指標としての第2位置決
めマーク33aは、図6に示すように、前述第1位置決
めマーク21aの枠Aと略同一形状の枠D内に配置され
て前述X2軸及びY2軸に重なる十字パターンBに対し
て直交するように配列された複数本の副線Eにより構成
されている。このような構成とすることで、この第2位
置決めマーク33aとステージ20に設けられた第1位
置決めマーク21aとの適合が容易になり、又、位置決
めの際の検出感度及び位置決め精度を高めることができ
る。
【0030】また、上記第4指標としての第4位置決め
マーク33bは、図7(a)に示すように、前述枠A,
Dと同一形状の枠F内に配置されて半導体基板10のオ
リエンテーションフラット10aの右端部領域のパター
ンGを表示するものと、図7(b)に示すように、前述
枠A,Dと同一形状の枠F内に配置されて半導体基板1
0のオリエンテーションフラット10aの左端部領域の
パターンHを表示するものとにより構成されている。こ
れらのパターンG,Hは、電気的に透過率及びパターン
の変更が可能な可変表示手段としての液晶表示板を用い
て、選択的に表示される構成とすることができ、又、1
つの液晶表示板により、上記第2位置決めマーク33a
及び2つの第4位置決めマーク33bを選択的に表示さ
せることもできる。
【0031】上記位置決め手段50は、ステージ20を
水平面内において平行移動及び回転移動させると共に走
査型電子顕微鏡本体40との距離を調節するべく上下方
向(Z軸方向)に移動させる駆動手段(不図示)、アラ
インメント光学系30の出力信号等に基づいて上記駆動
手段を駆動制御する制御手段等により構成されている。
【0032】ここで、上記駆動手段は、ステッピングモ
ータ、送りねじ機構あるいは歯車機構等の周知の技術に
より構成されている。また、上記制御手段は、図1に示
すように、撮像系30aの出力信号すなわち指標及び半
導体基板10の端部等の撮像画像に対して、その濃淡の
度合いを利用してデジタル処理を施し電気信号に変換し
て画像処理を行なうアラインメント画像処理系51、光
学顕微鏡系30bの制御を行なう光学顕微鏡制御系5
2、これらアラインメント画像処理系51及び光学顕微
鏡制御系52の出力信号に基づいて位置のずれ量等を解
析するアラインメント解析系53、上記駆動手段の制御
を司るステージ制御系54、電子顕微鏡画像処理系44
及びアラインメント解析系53の出力信号に基づいてス
テージ制御系54に制御信号を送るアラインメント統合
制御系55等により構成されている。
【0033】すなわち、上記制御手段においては、最上
位にアラインメント統合制御系55を配置しており、こ
のアラインメント統合制御系55が、その他の下位にあ
る系の制御を司る上位制御を行なうものである。一方、
下位にあるアラインメント画像処理系51,光学顕微鏡
制御系52,アラインメント解析系53,及びステージ
制御系54は、それぞれの対象に特化した制御,データ
収集,解析等の作業を行なうものである。
【0034】このような構成にすることで、例えばノイ
マン型コンピュータを用いた構成とした場合に、このコ
ンピュータを最大限にかつ効率的に使用することがで
き、これにより、迅速かつ高精度な位置決めが行なえ、
半導体基板10の表面に形成されたパターンの線幅ある
いは形状等の検査を効率良く行なうことができる。
【0035】次に、表面検査装置を用いて半導体基板1
0を検査する場合の動作について、図8に示すフローチ
ャートに基づき説明する。先ず、搬送アーム等により半
導体基板10を把持して、ステージ20(21)上まで
搬送して載置する(S1)。そして、支持ピン21bに
より外周縁部を把持するようにして、ステージ20に対
して半導体基板10を固定する。
【0036】次に、半導体基板10が載置固定された状
態で、ステージ20とアラインメント光学系30との相
対的な位置を所定の基準位置に合わせる第1の位置決め
動作、すなわち、ステージ原点の確認動作が行なわれる
(S2)。ここでは、ステージ20に設けられた第1位
置決めマーク21a(第1指標)とアラインメント光学
系30に設けられた第2位置決めマーク33a( 第2
指標)との適合動作が行なわれる。すなわち、アライン
メント光学系30及び位置決め手段50を作動させて、
お互いに適合させるマークの探索を行ないつつ両マーク
が適合するように、Xステージ21の駆動によるX軸方
向の追い込み及びずれ量確認動作、Yステージ22の駆
動によるY軸方向の追い込み及びずれ量確認動作、回転
ステージ23の駆動による角度位置θの追い込み及びず
れ量確認動作が行なわれる。
【0037】そして、上記一連の位置補正動作により、
第1位置決めマーク21aと第2位置決めマーク33a
とが適合した場合は、第2の位置決め動作に移行する。
一方、適合していない場合は、再び上記一連の位置補正
動作が行なわれる(S3)。
【0038】上記第1の位置決め動作が終了すると、続
いて、ステージ20上に載置された半導体基板10とア
ラインメント光学系30との相対的な位置を所定の基準
位置に合わせる第2の位置決め動作、すなわち、半導体
基板10端部のアラインメント確認動作が行なわれる
(S4)。ここでは、ステージ20に載置された半導体
基板10のオリエンテーションフラット10aの両端部
領域(第3指標)とアラインメント光学系30に設けら
れた第4位置決めマーク33b( 第4指標)との適合
動作が行なわれる。すなわち、アラインメント光学系3
0及び位置決め手段50を作動させて、お互いに適合さ
せるマークの探索を行ないつつ両マークが適合するよう
に、Xステージ21の駆動によるX軸方向の追い込み及
びずれ量確認動作、Yステージ22の駆動によるY軸方
向の追い込み及びずれ量確認動作、回転ステージ23の
駆動による角度位置θの追い込み及びずれ量確認動作が
行なわれる。
【0039】そして、上記一連の位置補正動作により、
半導体基板10のオリエンテーションフラット10aの
両端部領域(第3指標)とアラインメント光学系30に
設けられた第4位置決めマーク33b( 第4指標)と
が適合した場合は、半導体基板10上のアラインメント
パターンの確認動作に移行する。一方、適合していない
場合は、再び上記一連の位置補正動作が行なわれる(S
5)。
【0040】上記第2の位置決め補正動作が終了する
と、半導体基板10上のアラインメントパターンの確認
動作が行なわれるが、この確認動作は、アラインメント
光学系30及び位置決め手段50を作動させて、アライ
ンメントパターンの探索を行ないつつ、Xステージ21
の駆動によるX軸方向の位置補正動作、Yステージ22
の駆動によるY軸方向の位置補正動作、回転ステージ2
3の駆動による角度位置θの位置補正動作が行なわれる
(S6)。
【0041】上記一連の位置補正動作により、半導体基
板10のアラインメント補正が終了すると、走査型電子
顕微鏡本体40により、半導体基板10の表面に形成さ
れた回路パターン等の線幅測定あるいはパターン形状の
測定等のいわゆる表面検査が行なわれる。一方、半導体
基板10のアラインメント補正が不十分である場合は、
再び上記の位置補正動作が行なわれる(S7)。
【0042】以上のような一連の位置決め動作において
は、先ず、ステージ20に対してアラインメント光学系
30を正確に位置決めするいわゆる原点位置出しを行な
い、この位置決めしたアラインメント光学系30を用い
て、半導体基板10の位置補正を行なうようにしてい
る。すなわち、相対的な位置関係の基準をステージ20
に統一することで、相互間のアラインメントを高精度に
し、かつ、補正動作を迅速にすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の表面検査装
置及び方法によれば、被検査体をステージ上に載置して
検査手段により表面の検査を行なうにあたり、ステージ
に設けられた第1指標と位置検出手段に設けられた第2
指標とを適合させることで、ステージと位置検出手段と
の原点位置合わせが行なわれることから、ステージに載
置した被検査体の位置合わせを容易にかつスムーズに行
なうことができる。また、被検査体に設けられた第3指
標と位置検出手段に設けられた第4指標とを適合させる
ことで、ステージ上に載置された被検査体と位置検出手
段すなわち検査手段との相対的な位置合わせが行なわれ
ることから、被検査体の検査領域への位置合わせを容易
に行なうことができ、表面検査に迅速に移行することが
できる。
【0044】被検査体として例えば半導体基板を適用す
る場合、この表面に形成された回路パターン等の線幅測
定あるいはパターン観察の際の位置決めを高精度にする
ことができ、又、再現性を大幅に向上させることができ
る。また、このような位置決め精度の高精度化及び再現
性の向上により、表面検査の一連の操作を自動化した場
合、この自動操作の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面検査装置の一実施形態を示す
概略構成図である。
【図2】本発明に係る表面検査装置で検査される半導体
基板の一例を示す平面図である。
【図3】本発明に係る表面検査装置で検査される半導体
基板の他の例を示す平面図である。
【図4】本発明に係る表面検査装置の一部を構成するス
テージを示す平面図である。
【図5】図4に示すステージ上に設けられる第1指標を
示す平面図である。
【図6】本発明に係る表面検査装置の一部を構成するア
ラインメント光学系に設けられる第2指標を示す平面図
である。
【図7】(a)及び(b)は、本発明に係る表面検査装
置の一部を構成するアラインメント光学系に設けられる
第4指標を示す平面図である。
【図8】本発明に係る表面検査装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・半導体基板(被検査体)、10a・・・オリ
エンテーションフラット(第3指標)、20・・・ステ
ージ、21a・・・第1位置決めマーク(第1指標)、
30・・・アラインメント光学系(位置検出手段)、3
3・・・指標表示板、33a・・・第2位置決めマーク
(第2指標)、33b・・・第4位置決めマーク(第4
指標)、40・・・走査型電子顕微鏡本体、50・・・
位置決め手段、51・・・アラインメント画像処理系、
52・・・光学顕微鏡制御系、53・・・アラインメン
ト解析系、54・・・ステージ制御系、55・・・アラ
インメント統合制御系。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体を載置するステージと、前記ス
    テージ上に載置された被検査体の表面を検査する検査手
    段と、前記検査手段と一体的に固定されて前記ステージ
    上に載置された被検査体の所定位置を検出する位置検出
    手段と、前記位置検出手段の出力に基づき前記検査手段
    に対して前記被検査体を位置決めする位置決め手段とを
    備えて被検査体の表面を検査する表面検査装置であっ
    て、 前記ステージと前記位置検出手段との相対的な位置を所
    定の基準位置に合わせるべく、前記ステージに設けられ
    た第1指標と、前記位置検出手段に設けられて前記第1
    指標との適合に用いられる第2指標と、を有することを
    特徴とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記ステージ上に載置された被検査体と
    前記検査手段との相対的な位置を所定の基準位置に合わ
    せるべく、前記被検査体に設けられた第3指標と、前記
    位置検出手段に設けられて前記第3指標との適合に用い
    られる第4指標と、を有することを特徴とする請求項1
    記載の表面検査装置。
  3. 【請求項3】 被検査体を載置するステージと、前記ス
    テージ上に載置された被検査体の表面を検査する検査手
    段と、前記検査手段と一体的に固定されて前記ステージ
    上に載置された被検査体の所定位置を検出する位置検出
    手段と、前記位置検出手段の出力に基づき前記検査手段
    に対して前記被検査体を位置決めする位置決め手段とを
    備えて被検査体の表面を検査する表面検査装置であっ
    て、 前記ステージと前記位置検出手段との相対的な位置を所
    定の基準位置に合わせるべく、前記ステージに設けられ
    た第1指標と、前記位置検出手段に設けられて前記第1
    指標との適合に用いられる第2指標を表示し得る可変表
    示手段と、を有することを特徴とする表面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記ステージ上に載置された被検査体と
    前記検査手段との相対的な位置を所定の基準位置に合わ
    せるべく、前記被検査体に設けられた第3指標と、前記
    位置検出手段に設けられて前記第3指標との適合に用い
    られる第4指標を表示し得る可変表示手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の表面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第4指標を表示する可変表示手段と
    前記第2指標を表示する可変表示手段とが同一である、
    ことを特徴とする請求項4記載の表面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記可変表示手段が、前記指標の形状を
    可変的に表示し得る液晶表示板である、ことを特徴とす
    る請求項5記載の表面検査装置。
  7. 【請求項7】 被検査体を載置するステージと、前記ス
    テージ上に載置された被検査体の表面を検査する検査手
    段と、前記検査手段と一体的に固定されて前記ステージ
    上に載置された被検査体の所定位置を検出する位置検出
    手段と、前記位置検出手段の出力に基づき前記検査手段
    に対して前記被検査体を位置決めする位置決め手段とを
    備えて被検査体の表面を検査する表面検査装置であっ
    て、 前記ステージと前記位置検出手段との相対的な位置を所
    定の基準位置に合わせるべく、前記ステージに設けられ
    た第1指標と、前記位置検出手段に設けられて前記第1
    指標との適合に用いられる第2指標とを有し、 前記ステージ上に載置された被検査体と前記検査手段と
    の相対的な位置を所定の基準位置に合わせるべく、前記
    被検査体に設けられた第3指標と、前記位置検出手段に
    設けられて前記第3指標との適合に用いられる第4指標
    とを有し、 前記位置決め手段は、前記ステージを駆動する駆動手段
    と、前記位置検出手段の出力に基づいて前記駆動手段を
    駆動制御する制御手段と、を有することを特徴とする表
    面検査装置。
  8. 【請求項8】 前記位置検出手段は、前記第2指標及び
    第4指標を表示する可変表示手段を有する、ことを特徴
    とする請求項7記載の表面検査装置。
  9. 【請求項9】 前記可変表示手段が、前記指標の形状を
    可変的に表示し得る液晶表示板である、ことを特徴とす
    る請求項8記載の表面検査装置。
  10. 【請求項10】 被検査体を載置するステージと、前記
    ステージ上に載置された被検査体の表面を検査する検査
    手段と、前記検査手段と一体的に固定されて前記ステー
    ジ上に載置された被検査体の所定位置を検出する位置検
    出手段と、前記位置検出手段の出力に基づき前記検査手
    段に対して前記被検査体を位置決めする位置決め手段と
    を備えた表面検査装置を用いて被検査体の表面を検査す
    る表面検査方法であって、 前記ステージと前記位置検出手段との相対的な位置を所
    定の基準位置に合わせる第1の位置決めステップと、 前記ステージ上に載置された被検査体と前記検査手段と
    の相対的な位置を所定の基準位置に合わせる第2の位置
    決めステップと、を含むことを特徴とする表面検査方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001040735A1 (fr) * 1999-12-01 2001-06-07 Hitachi, Ltd. Dispositif d'analyse/observation
JP2010133955A (ja) * 2008-12-01 2010-06-17 Boeing Co:The パーツ評価装置
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