JP2000180063A - インゴット折り機 - Google Patents

インゴット折り機

Info

Publication number
JP2000180063A
JP2000180063A JP10354625A JP35462598A JP2000180063A JP 2000180063 A JP2000180063 A JP 2000180063A JP 10354625 A JP10354625 A JP 10354625A JP 35462598 A JP35462598 A JP 35462598A JP 2000180063 A JP2000180063 A JP 2000180063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ingot
cam member
folding machine
holding portion
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10354625A
Other languages
English (en)
Inventor
Seikyo Nakatsuka
靖教 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATSUNO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KATSUNO SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATSUNO SEISAKUSHO KK filed Critical KATSUNO SEISAKUSHO KK
Priority to JP10354625A priority Critical patent/JP2000180063A/ja
Publication of JP2000180063A publication Critical patent/JP2000180063A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消耗品である刃物を用いることなく、従って
ほとんど半永久的使用が可能で、騒音も大きく減ずるこ
とができる極めて実用的なインゴット折り機を提供す
る。 【解決手段】 前送り可能に供給されるインゴットIを
前部下側保持部25及び後部上側保持部26を介して前
記前部下側保持部25より所定長の切断予定部Icを前
方へ突出して保持するインゴット保持部20と、前記イ
ンゴット保持部に突出保持されたインゴット前部に対し
て配置され、軸部35を介して下方へ回動して前記イン
ゴット前部を加圧して破断する顎部32を有するカム部
材30と、前記カム部材を加圧作動位置又は待機位置に
回動する駆動部材40を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属溶解炉に投
入される溶解材料であるインゴットを小さく切断するイ
ンゴット折り機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特公平3−31993号公報に記
載される金属溶解炉では、図6にその概略図を示したよ
うに、溶解材料Aであるインゴットあるいはリターン材
を溶解炉60の予熱溶解室61に投入して、炉内のバー
ナーによる熱で予熱及び溶解がなされる。すなわち、タ
ワー状に形成された予熱溶解室61内には、溶解材料A
がほぼ満杯に積み上げられ、下部の材料Adは溶解バー
ナー68の直撃によって溶解され、上部の材料Auは炉
内の排熱によって予熱され、効率のよい熱エネルギー使
用をすることができる。溶解された溶融金属は傾斜床面
62を流下し保持室63内に流入し、溶湯Amとして保
持バーナー69によって保温される。なお、図の65は
材料投入口で、66は該投入口の蓋部材、67は蓋部材
に形成された排煙口である。
【0003】前記したような金属溶解炉60において
は、溶解材料Aを予熱溶解室61に所定量満杯に充填す
ることがその熱効率上好ましい。図7に示すように、一
般に溶解材料(アルミ)として使用されるインゴットI
は縦700mm、横100mm、厚み40mmほどあ
り、縦の長さ方向に150ないし200mmで切断c−
cしてインゴット小片IPとして使用される。図6はこ
の切断したインゴット小片IPを用いて予熱溶解室61
にほぼ満杯状態に充填したものであり、このような溶解
状態の際の排煙口67の排ガス温度は200ないし30
0℃である。これに対して、図8はインゴットIを切断
することなくそのままの大きさで投入した例であるが、
この状態では予熱溶解室61に大きな材料が棚吊り状態
となって充填が疎らとなり、この際の溶解時における排
煙口67の排ガス温度は400ないし500℃で、とき
には600℃に達することもある。つまり、溶解材料の
充填が密でなく疎らになると、熱エネルギーの使用効率
が大幅に低下するのである。
【0004】そこで、インゴットIを適当な長さに切断
して使用する必要があり、従来では、図9に示すような
刃物装置70が一般に使用されている。しかしながら、
このような刃物装置70は刃物71を必要し、刃物71
は消耗品であるので適宜交換する必要があるのみなら
ず、切断作業時には大きな打撃音が生じ工場騒音の因と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点に鑑みなされたもので、消耗品である刃物を用いるこ
となく、従ってほとんど半永久的使用が可能であり、切
断時の騒音も大きく減ずることができる極めて経済的で
実用的なインゴット折り機を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、前送り可能に供給されるインゴットを前部下側保
持部及び後部上側保持部を介して前記前部下側保持部よ
り所定長の切断予定部を前方へ突出して保持するインゴ
ット保持部と、前記インゴット保持部に突出保持された
インゴット前部に対して配置され、軸部を介して下方へ
回動して前記インゴット前部を加圧して破断する顎部を
有するカム部材と、前記カム部材を加圧作動位置又は待
機位置に回動する駆動部材を有することを特徴とするイ
ンゴット折り機に係る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、インゴット保持部に前側が低い傾斜状コンベア部を
有するインゴット折り機に係る。
【0008】さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は2において、前記カム部材にインゴット前端と当接す
る前止め部を有するインゴット折り機に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明のインゴット折り機
の一実施例を要部断面とともに示した側面図、図2はそ
のインゴット切断状態を表す側面図、図3はインゴット
折り機の他の実施例の要部を一部断面によって示した側
面図、図4はインゴット折り機の配置例を示す概略平面
図、図5は同じく他の配置例を示す概略平面図である。
【0010】この発明のインゴット折り機は、従来技術
の項で説明した金属溶解炉50に投入する溶解材料であ
るインゴットIを切断してインゴット小片IPとするも
ので、図1及び図2に示したインゴット折り機10のよ
うに、インゴット保持部20と、カム部材30と、駆動
部材40を有する。この実施例では、図示のように、イ
ンゴット持ち上げ装置50を備えており、リフター51
に多数段に積み重ねられたインゴットIが一段ずつ上方
へ持ち上げられ最上段のインゴットIが順次インゴット
保持部20に送り出されるようになっている。図のイン
ゴット持ち上げ装置50に関し、符号52はリフター5
1の車輪、53はレール支柱、54はチェーン、55及
び56はスプロケット、57は駆動モータである。
【0011】インゴット保持部20は、前送り可能に供
給されるインゴットIを前部下側保持部25及び後部上
側保持部26を介して前記前部下側保持部25より所定
長の切断予定部Icを前方へ突出して保持する構成を有
している。この例では、前記したインゴット持ち上げ装
置50のリフター51によって上方へ持ち上げられた最
上段のインゴットIを前方へ送り出すプッシャ21及び
そのシリンダ装置22を備え、プッシャ21の前方には
前側が低い傾斜状コンベア部23を備えている。
【0012】傾斜状コンベア部23は、請求項2の発明
として規定したもので、複数のフリーローラ23aから
なるいわゆるコロコンベアを前側が低くなるように傾斜
状に配置される。これによって、切断加工されるインゴ
ットIをその自重により自動的に順に前送りすることが
でき、そのための特別な装置あるいは工程を不要とする
利点がある。
【0013】インゴット保持部20の傾斜状コンベア部
23には、図のように、前部下側保持部25及び後部上
側保持部26が形成されていて、これらを介して切断加
工されるインゴットIを前部下側保持部25より所定長
の切断予定部Icを前方へ突出して保持する。なお、図
2からも理解されるように、前部下側保持部25はその
前端部がインゴットIの破断予定位置(折り位置)dと
なるものである。前部下側保持部25と後部上側保持部
26の間隔は、インゴットIの切断小片IPの長さより
短く構成される。図の符号29は、切断されたインゴッ
ト小片IPを搬送コンベア等に導くための滑り板等より
なる案内部材である。
【0014】カム部材30は、前記インゴット保持部2
0に突出保持されたインゴット前部Ifに対して配置さ
れ、軸部35を介して下方へ回動して前記インゴット前
部Ifを加圧して破断する顎部32を有する。カム部材
30は、その本体31が機台軸受け部材39に取り付け
られた軸部35に軸支されており、本体31が下方に回
動されると、その顎部32が位置移動してインゴット保
持部20に突出保持されたインゴット前部Ifを加圧破
断する。このとき、インゴット保持部20の前部下側支
持部材25が破断支点となり、後部上側支持部材26は
インゴットI後部の浮き上がりを防止する支持支点とな
る。
【0015】図示の例の前記カム部材30には、請求項
3の発明として規定したように、インゴットI前端が当
接する前止め部33を有する。この前止め部33は前送
りされたインゴットIを所定長さ突出した位置で停止し
保持するもので、インゴットIの切断予定部Icを自動
的に定めることができる。前止め部33は、図示のよう
な顎部32の前側に連続する段部によって構成すること
が便宜である。もちろん他の部分に独立して設けてもよ
い。なお、前送りされたインゴットIを所定長さ突出し
た位置で停止し保持する機構としては、位置調節自在に
配置された公知のストッパ機構を機台等に独立して設置
してもよい。
【0016】駆動部材40は、前記カム部材30の本体
31に連結され、該カム部材30を加圧作動位置(図2
の状態)又は待機位置(図1の状態)に回動するもので
ある。この例では、駆動部材40は油圧シリンダから構
成され、そのシリンダロッド41の前進状態で図1の待
機位置、後退状態で図2の加圧作動位置となる。図の符
号42はシリンダロッド41とカム部材本体31の連結
軸部、43はシリンダ装置の機台への取付支持部であ
る。なお、駆動部材としては、例示の油圧シリンダによ
るものに限らず、モータでもよい。
【0017】図3はインゴット保持部20Aを水平に構
成した例である。この実施例のインゴット折り機10A
では、前述したインゴット持ち上げ装置50のリフター
51によって上方へ持ち上げられ最上段のインゴットI
をプッシャ21Aによって順に所定長前送りするもので
ある。図3の符号25Aは前記した破断支点となる前部
下側支持部材、26Aは同じくインゴットI後部の浮き
上がりを防止する支持支点となる後部上側支持部材であ
る。この例においても前述した例と同様に、カム部材3
0Aはインゴット保持部20Aに突出保持されたインゴ
ット前部Ifに対して配置され、駆動部材40Aにより
軸部35Aを介して下方へ回動され、その顎部32Aに
よって前記インゴット前部Ifを加圧破断する。
【0018】図4及び図5はインゴット折り機10(又
は10A)の配置例を示すものである。図4の例は溶解
炉60に近接してインゴット折り機10を配置した例
で、インゴット折り機10によって切断されたインゴッ
ト小片IPを前記案内部材29を介してバケットコンベ
アBに投入し、金属溶解炉60の投入口65位置へ上昇
して投入するようにしたものである。また、図5の例は
材料搬送コンベアVに隣接してインゴット折り機10を
配置した例で、インゴット折り機10によって切断され
たインゴット小片IPを前記案内部材29を介して該コ
ンベアV上に導き、他のリターン材Rとともに金属溶解
炉60の投入口65位置へ投入するようにしたものであ
る。図の符号R1はリターン材投入機である。
【0019】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明のインゴット折り機によれば、加圧顎部を有するカ
ム部材によってインゴットを破断するようにしたもので
あるから、従来の刃物装置におけるような消耗品である
刃物を用いることなく、ほとんど半永久的使用が可能で
ある。加えて、切断時の衝撃音をなくすることができる
ので工場騒音の低減にも寄与し、極めて経済的でかつ実
用的なインゴット折り機を提供することができた。
【0020】また、請求項2の発明によれば、インゴッ
ト保持部に前側が低い傾斜状コンベア部が形成されてい
るので、インゴットが自重で前送りされ、そのための特
別な機構及び工程が不要となる。さらに、請求項3の発
明によれば、カム部材にインゴット前端と当接する前止
め部を有するので、所定長のインゴット小片にするため
のストッパ機構が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のインゴット折り機の一実施例を要部
断面とともに示した側面図である。
【図2】そのインゴット切断状態を表す側面図である。
【図3】インゴット折り機の他の実施例の要部を一部断
面によって示した側面図である。
【図4】インゴット折り機の配置例を示す概略平面図で
ある。
【図5】同じく他の配置例を示す概略平面図である。
【図6】インゴット小片を投入した状態の金属溶解炉の
概略断面図である。
【図7】一般的なインゴットを示す斜視図である。
【図8】インゴットを切断することなく投入した状態の
金属溶解炉の概略断面図である。
【図9】従来の刃物装置によるインゴット折り機の一例
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 インゴット折り機 20 インゴット保持部 23 傾斜状コンベア部 25 前部下側保持部 26 後部上側保持部 30 カム部材 32 加圧顎部 33 前止め部 35 軸部 40 駆動装置 d 破断位置 I インゴット If インゴット前部 Ic インゴット切断予定部 IP インゴット小片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前送り可能に供給されるインゴットを前
    部下側保持部及び後部上側保持部を介して前記前部下側
    保持部より所定長の切断予定部を前方へ突出して保持す
    るインゴット保持部と、 前記インゴット保持部に突出保持されたインゴット前部
    に対して配置され、軸部を介して下方へ回動して前記イ
    ンゴット前部を加圧して破断する顎部を有するカム部材
    と、 前記カム部材を加圧作動位置又は待機位置に回動する駆
    動部材を有することを特徴とするインゴット折り機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、インゴット保持部に
    前側が低い傾斜状コンベア部を有するインゴット折り
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記カム部
    材にインゴット前端と当接する前止め部を有するインゴ
    ット折り機。
JP10354625A 1998-12-14 1998-12-14 インゴット折り機 Pending JP2000180063A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10354625A JP2000180063A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 インゴット折り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10354625A JP2000180063A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 インゴット折り機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000180063A true JP2000180063A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18438829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10354625A Pending JP2000180063A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 インゴット折り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000180063A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113649928A (zh) * 2021-07-26 2021-11-16 中国科学院金属研究所 一种合金棒料定量切割自动线

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113649928A (zh) * 2021-07-26 2021-11-16 中国科学院金属研究所 一种合金棒料定量切割自动线
CN113649928B (zh) * 2021-07-26 2022-08-09 中国科学院金属研究所 一种合金棒料定量切割自动线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1394041B1 (en) Automatic banding method for a packing machine
CN211162782U (zh) 一种电池拆解设备
CN210498603U (zh) 一种等离子切割机用输送装置
JP2000180063A (ja) インゴット折り機
JP3609803B2 (ja) リードの溶着装置
JP3059886U (ja) インゴット折り機
CN212051577U (zh) 应用于高周波机热处理的自动送料装置
CN211991503U (zh) 一种自动化焊接机的工件供料装置
JP2534015B2 (ja) 連続溶接装置
CN216858664U (zh) 一种用于激光切割机的间歇送料机构
JP2574116Y2 (ja) 鉄筋搬送切断装置
JP2011507703A (ja) アルミニウム押出し加工における加熱された鋳塊セグメントの溶接方法
CN217754256U (zh) 一种打包装置的打包机芯结构
JPS58184054A (ja) 中子供給装置
JP4454873B2 (ja) 麺の2つ折り方法及び装置
JP2788020B2 (ja) インゴット折り機
CN210883846U (zh) 装配板簧用传送装置
JP3559871B2 (ja) 金属切屑の回収装置
CN217504318U (zh) 新型铝溶解保持炉
JP4115333B2 (ja) 素材供給装置
JPH08174208A (ja) モータの回転子の自動半田付け装置
CN206140002U (zh) 锯片激光焊接机的刀头输送装置
KR100407070B1 (ko) 선전물 자동 인쇄장치
JPS58221221A (ja) 加熱炉
JP2770439B2 (ja) 加熱炉への電気銅の装入機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090310