JP2000179465A - 観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプおよび回遊路付観賞魚水槽装置 - Google Patents

観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプおよび回遊路付観賞魚水槽装置

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JP2000179465A
JP2000179465A JP11223718A JP22371899A JP2000179465A JP 2000179465 A JP2000179465 A JP 2000179465A JP 11223718 A JP11223718 A JP 11223718A JP 22371899 A JP22371899 A JP 22371899A JP 2000179465 A JP2000179465 A JP 2000179465A
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diaphragm
air
suction
pump
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Kazutoshi Tominaga
和利 冨永
Hirotsugu Takano
洋次 高野
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TOMINAGA JUSHI KOGYOSHO KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/02Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms
    • F04B43/025Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms two or more plate-like pumping members in parallel
    • F04B43/026Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms two or more plate-like pumping members in parallel each plate-like pumping flexible member working in its own pumping chamber
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K63/00Receptacles for live fish, e.g. aquaria; Terraria
    • A01K63/04Arrangements for treating water specially adapted to receptacles for live fish
    • A01K63/047Liquid pumps for aquaria
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/02Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms
    • F04B43/04Pumps having electric drive

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送水時の騒音が小さく、良好な静寂感を確保
できる簡易で低コストの観賞魚水槽用空気・水兼用ポン
プを提供する。送水時の騒音が小さく、かつ運転開始時
の立ち上げ作業が極めて簡便であると共に、回遊路内の
水の循環性が良好である回遊路付観賞魚水槽装置を提供
する。 【解決手段】 ポンプは、送出口64及び導入口63を
ケーシング5の外部に設ける構成とし、かつ導入口63
からダイヤフラム4内を経て送出口64に至る流路を閉
鎖系回路とする。好ましくは、ダイヤフラム1つに対し
て吸入弁、吐出弁を複数個配置する。前記ポンプを回遊
路付観賞魚水槽の吸送水装置として用いるものとし、か
つポンプの導入口を、回遊水槽の上部位置に設けられた
吸込口に連通接続した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば回遊路付
観賞魚水槽における回遊路内を含めた水の循環を行うの
に好適に用いられる観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプ、
及び送水時の騒音が殆どなくかつ運転開始時の立ち上げ
作業を極めて簡便に行うことのできる回遊路付観賞魚水
槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭や事務所等では、室内観賞用あ
るいはインテリアの一部として水槽内で観賞魚を飼育す
ることが広く行われているが、このような観賞魚用水槽
内に空気(酸素)を供給するために、一般にエアーポン
プが使用されている。
【0003】従来のエアーポンプの一般的なものとし
て、例えば図26に示すものがある。即ち、下面側が開
放された直方体形状のケーシング(100) 内に電磁石(10
1) が取り付け固定される一方、振動アーム(102) がそ
の基端部を前記電磁石(101) を取付けた側壁と対向する
他方の側壁に固定され、かつその先端部には磁石(103)
が一体に取付けられて、該磁石(103) が前記電磁石(10
1) のコア部(101a)に近接状態に対峙するようになされ
るとともに、振動アーム(102) の長さ方向の中央部には
ゴム製ダイヤフラム(104) の一端が固定されている。ま
た、ダイヤフラム(104) の他端には弁座体(105) が嵌合
されるとともに、該弁座体(105) の2つの通気孔(106)
(106)には可撓性材料からなる吐出弁(107) と吸入弁(10
8) が設けられている。そして、ダイヤフラム(104) の
内部空間は、吐出弁(107) を介して、外部に開口した送
出口(109) に連通される一方、吸入弁(108) を介して、
ケーシング(100) 内部において開口した導入口(110) に
連通されている。そして、ケーシング(100) の開放され
た下面側(図面手前側)に蓋体(図示しない)が嵌合さ
れている。
【0004】しかして、電磁石(101) に交流電流を通電
すると、電磁作用によって磁石(103) が図面矢印方向に
往復運動を起こし、これに伴い振動アーム(102) が振動
することにより、ダイヤフラム(104) が収縮と膨張を繰
り返す。そして、ダイヤフラム(104) が収縮する際には
吐出弁(107) が開いて空気が送出口(109) から送りださ
れる一方、ダイヤフラム(104) が膨張する際には、吐出
弁(107) が閉じて吸入弁(108) が開いて膨張に対応して
ケーシング(100) 内部において開口した導入口(110) よ
り新たな空気が取り込まれる。このような収縮と膨張の
繰り返しに伴って空気の送出と取込みが繰り返されるこ
とで、送出口(109) から空気が連続的に送出される。
【0005】従来のエアーポンプにおいては、空気を水
槽内に供給することが目的であるから、空気取り入れの
ための前記導入口(110) が開放されている必要がある
が、しかしながら該導入口(110) を外部に露出させると
運転時のポンプから発生する騒音が外部に直接漏れて騒
音が顕著となってしまうことから、この導入口(110) は
一般に上記のようにケーシング(100) 内部に設けられて
いた。
【0006】一方、観賞魚水槽としては、斬新性、興趣
性があって鑑賞効果を充分に高めることができることか
ら、観賞魚が自由に行き来することのできる回遊路を付
設した水槽が種々提案されている。例えば、実開昭58
−105870号公報には、中央の仕切板で二分された
2つの水槽本体の水面よりも上方位置に、両端を開口す
る略U字形状の回遊管を配置せしめる一方、該回遊管の
両端をそれぞれ別々の水槽本体の水中内に配置せしめて
この回遊管内に水を満たして観賞魚が回遊管の中にも自
由に行き来できるようにし、かつ電動機に連動する吸送
水装置によって一方の水槽本体内の水を吸水パイプを介
して吸引し、この吸引した水を送水パイプを介して他方
の水槽本体内へ送水することにより、2つの水槽本体内
及び回遊管内の水を循環させることができることが記載
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記回
遊路付観賞魚水槽では、水を循環させるのに電動機に連
動する吸送水装置を用いているために、この電動機や吸
送水装置に起因した運転音が大きく、一般的な家庭や事
務所等の室内で用いられる場合には大きな騒音となると
いう問題を有していた。特に、夜間においては周囲が静
かになることもあってこの騒音は相当に顕著となり、人
に不快感を与え、勉強などをしている人の集中力を低下
させたり、睡眠を妨げたりするなど、その騒音レベルは
日常生活上許容できる範囲内のものではなく、従って吸
送水装置の運転時の騒音を大幅に低減させることが強く
要請されていた。
【0008】また、上記回遊路付観賞魚水槽では、運転
開始時には、吸送水装置の作動に先立ち、何らかの吸気
方法を用いて、予め回遊管内の空気を抜くことによって
回遊管内に水を満たしておく必要があり、運転開始時に
このような時間と労力を伴う立ち上げ作業をおこなわな
ければならないという難点があった。従って、簡便な立
ち上げを可能とするシステムを構築することが求められ
ていた。
【0009】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、送気と送水の両方を行うことがで
きるものであって、送水時の騒音が大幅に低減されて、
良好な静寂感を確保することのできる簡易で低コストの
観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプを提供することを目的
とする。
【0010】更に、送水時の騒音が大幅に低減されて、
良好な静寂感を確保できると共に、運転開始時の立ち上
げ作業が極めて簡便であり、かつ回遊路内の水の循環性
が良好である回遊路付観賞魚水槽装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意研究の結果、従来においては空気を
水槽内に供給するためにのみ用いられてきた上述のダイ
ヤフラムの収縮・膨張を利用したエアーポンプに着目
し、送出口のみならず導入口もケーシングの外部に設け
る構成とし、かつこの導入口から、ダイヤフラムへの吸
入流路、ダイヤフラム内、送出口までの吐出流路を順に
経て送出口に至るまでの流路が閉鎖系回路となされるこ
とにより、上記所望のポンプが得られること、更にはこ
のポンプを回遊路付観賞魚水槽の吸送水装置として用い
るものとすれば、運転音が極めて小さくなると共に、予
め回遊管内の空気を抜く煩雑な作業を要せず運転立ち上
げ作業が極めて簡便となることを見出すに至り、この発
明を完成したものである。
【0012】そもそも従来においては上記のダイヤフラ
ムの収縮・膨張を利用した観賞魚水槽用エアーポンプに
おいて水を吸い込むという概念、発想は全くなかったの
であるが、本発明者は従来のように空気を送り込む場合
においてはダイヤフラムにおける空気の吸入及び吐出に
際して比較的大きな音が発生するのに対して、水を送り
込むものとした場合においてはダイヤフラムの収縮・膨
張に際してダイヤフラム、弁、弁座体等に水が直接に接
触した状態となることにより、いわゆる運転音が全くな
いといってもいい程度に極めて低騒音性になることを見
出し、この知見がダイヤフラムを用いたエアーポンプに
着目させる契機となったものである。
【0013】即ち、この発明に係る観賞魚水槽用空気・
水兼用ポンプは、電磁石と、電磁石の電磁作用によって
振動する振動アームの振動に連動して収縮と膨張を行う
ようになされたダイヤフラムと、前記各部材を収納する
ケーシングとからなり、前記ダイヤフラムの膨張により
空気がダイヤフラム内に導入され、ダイヤフラムの収縮
により空気がダイヤフラム内から外部に送出されるよう
になされているポンプにおいて、前記ケーシング外部に
導入口および送出口が設けられる一方、ケーシング内部
に、前記導入口とダイヤフラム内とを連通接続する吸入
流路が設けられると共に、前記送出口とダイヤフラム内
とを連通接続する吐出流路が設けられ、導入口から吸入
流路、ダイヤフラム内、吐出流路を経て送出口に至るま
での流路が閉鎖系となされて空気のみならず水をも送出
し得るようになされていることを特徴とするものであ
る。
【0014】導入口をケーシングの外部に設けているか
ら、該導入口にチューブ等の管を接続するものとすれ
ば、容易に水を取り込んで送り出す、即ち送水すること
が可能となる。かつ、導入口からダイヤフラム内を経て
送出口に至るまでの流路を閉鎖系としているから、漏れ
等を生じることなく送水することができる。また、ダイ
ヤフラムの収縮・膨張に際しこの振動するダイヤフラム
等に対して流れる水が直接に接触した状態となるもので
あるから、ダイヤフラムの収縮・膨張に伴う発生音が殆
どなくて、極めて低騒音性であり、このように水を送流
する際の運転時の外部への騒音が顕著に低減されるか
ら、良好な静寂感を確保できる。更に、ダイヤフラムの
収縮・膨張を利用したポンプであるから、簡易であり低
コストとなし得る。
【0015】吸入流路に吸入弁が配置されると共に、前
記吐出流路に吐出弁が配置されて、前記ダイヤフラムの
膨張により空気又は水が該吸入弁を介してダイヤフラム
内に導入され、ダイヤフラムの収縮により空気又は水が
該吐出弁を介してダイヤフラム内から外部に送出される
ようになされている場合には、ダイヤフラムの収縮・膨
張に伴う弁の開閉によって空気又は水の導入、送出がな
されるので、空気又は水をより安定した状態で連続的に
送出し得る利点がある。
【0016】上記吸入弁はダイヤフラム1つに対して複
数個配置されるのが好ましく、このような構成を採用す
ることによって、外部に送出し得る空気又は水の量を増
大せしめることができる。
【0017】更に、上記吐出弁もダイヤフラム1つに対
して複数個配置されるのが好ましく、これにより前記の
吸入弁を複数個配置する構成を採用することによって可
能となる外部への送出最大量をそのまま最大限引き出す
ことが可能となる、即ち外部に送出し得る空気又は水の
量を一層増大せしめることができる。
【0018】導入口から複数の吸入流路が分岐されると
共に、これら複数の吸入流路のそれぞれに対してダイヤ
フラムが連通接続され、該複数のダイヤフラムのそれぞ
れに吐出流路が連通接続され、これら複数の吐出流路が
合流して前記送出口に連通接続された構成を採用するの
が好ましく、これにより外部に送出し得る空気又は水の
量をより一層増大せしめることができる。
【0019】上記ケーシング内部において、電磁石が配
置された空間と閉鎖系流路が配置された空間とは相互に
独立して水密隔絶されるようになされているのが好まし
く、このような構成とすれば、仮に閉鎖系流路から水が
ケーシング内部に漏れ出るようなことがあっても、この
漏水が電磁石に及ぶことが防止されるから、漏電等のト
ラブルが生じることが回避され得て、安全性に優れたも
のとなし得る。
【0020】具体的には、電磁石と閉鎖系流路の間に水
密隔壁が設けられて水密隔絶されるようになされている
のが良い。単に両者間に水密状態に隔壁を設けるだけで
済み、このように簡易な構造で水密隔絶を達成できるの
で、低コストで製品の安全性を向上できる利点がある。
【0021】中でも、ケーシングが、上面が開放された
ケーシング本体と、該本体の上面側に嵌合し得る蓋体と
からなり、かつケーシング本体の下面壁から上方に第1
水密隔壁が突設される一方、蓋体の上面壁から下方に第
2水密隔壁が突設されて、第1水密隔壁の少なくとも先
端部と第2水密隔壁の少なくとも先端部とが重ね合わせ
状に当接配置されることで、電磁石が配置された空間と
閉鎖系流路が配置された空間とが相互に独立して水密隔
絶されるようになされているのが好ましい。嵌合一体化
されることによってケーシングを構成することとなるケ
ーシング本体と蓋体のそれぞれに水密隔壁が突設された
構成であるから、製品組立時の最終段階において両者を
嵌合一体化することでもってこの一体化と同時に両水密
隔壁が重ね合わせ状に当接配置されて水密隔絶状態が確
保されるので、製造時の組立を極めて簡便なものとで
き、ひいては一層低コストで製品の安全性を向上でき
る。かつ、メンテナンスの際には、ケーシング本体から
蓋体を離脱させるだけで、電磁石及び閉鎖系流路を露出
せしめることができるので、メンテナンスを短時間で容
易に行えるという利点もある。
【0022】また、この発明に係る回遊路付観賞魚水槽
装置は、主水槽と、該主水槽の上縁よりも上方位置に一
部が突出するように配置されると共に、観賞魚の移動を
可能とする開口部が主水槽の内部空間内に位置するよう
に配置された回遊水槽と、上記いずれかの観賞魚水槽用
空気・水兼用ポンプとを備え、前記回遊水槽の上部位置
に吸込口が設けられ、該吸込口と前記ポンプの導入口と
が管により連通接続されると共に、前記ポンプの送出口
に連通接続された管の他端が前記主水槽の内部または直
上位置に配置されていることを特徴とするものである。
【0023】また、この発明にかかる別の回遊路付観賞
魚水槽装置は、複数個の主水槽と、前記主水槽間に掛け
渡す態様でその上方位置に一部が突出するように配置さ
れると共に、観賞魚の移動を可能とする開口部が、掛け
渡すそれぞれの主水槽の内部空間に位置するように配置
された1ないし複数の回遊水槽と、上記いずれかの観賞
魚水槽用空気・水兼用ポンプとを備え、前記回遊水槽の
上部位置に吸込口が設けられ、該吸込口と前記ポンプの
導入口とが管により連通接続されると共に、前記ポンプ
の送出口に連通接続された管の他端が前記複数の主水槽
のうちの少なくとも1つの内部又は直上位置に配置され
ていることを特徴とするものである。
【0024】上記いずれの水槽装置も、送水装置として
上記発明のポンプを用いているから、送水時の騒音が大
幅に低減されて、良好な静寂感を確保できる。また、ポ
ンプの吸引力は回遊水槽の上部位置に設けられた吸込口
に作用するものであり、回遊水槽内の水に対して直接的
に吸水力を及ぼすことになるから、回遊水槽内の水の循
環効率が良好であり、水が腐って観賞魚が回遊水槽内で
死んだりすることが防止される。更に、運転開始時には
空気・水兼用ポンプに通電するだけで、まず回遊管内の
空気を抜いていき、これによって回遊管内に水を満たす
ことができ、続いて定常的に水を吸引して水槽内の水を
循環させることができるから、立ち上げ作業が極めて簡
便である。すなわち、運転開始時の立ち上げに際して、
何らかの吸気方法を用いて、予め回遊管内の空気を抜く
ことによって回遊管内に水を満たしておく必要がなく、
このような煩雑で時間と労力を伴う立ち上げ作業から解
放される利点がある。
【0025】なお、前者の水槽装置において、回遊水槽
は、両端に開口部を有する略U字形状の回遊管からな
り、該両端開口部が主水槽の内部空間内に位置するよう
に配置されてなるのが望ましく、略U字形回遊管の中を
観賞魚が通過して水槽内を周遊するから、一段と興趣性
を高めることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の観賞魚水槽用空
気・水兼用ポンプの第1実施形態を図示例(図1〜9)
とともに説明する。
【0027】観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプ(1)を
示す図1〜3において、(2)は電磁石、(3)は振動
アーム、(4)はダイヤフラム、(5)はケーシング、
(9)は流過箱体、(11)は吸入室、(12)は吐出
室、(13)は導入管、(14)は送出管、(31)は
弁座体である。
【0028】ケーシング(5)は、上面が開放された略
直方体形状のケーシング本体(5a)と、該本体(5
a)の上面側に密閉状態に嵌合し得る略直方体形状の蓋
体(5b)とからなる。このケーシング(5)の一側壁
には流過箱体(9)の突出部(15)を外部に突出させ
るための突出部用開口部(52)が設けられ、前記側壁
と対向する側壁にはコード配設用開口部(53)が設け
られている。
【0029】更に、ケーシング本体(5a)の下面壁の
各コーナー縁部には、ゴムからなる略円錐形状の中空支
持脚(56)(56)(56)(56)が突設されてい
る。ポンプ(1)を載置する載置台と直接接触する部位
である支持脚として、ゴム等の軟質材料からなる中空体
が用いられているから、運転時におけるポンプ(1)か
らの振動がこの支持脚(56)で効果的に吸収緩和され
て該振動が載置台に伝搬されにくく、従って載置台が共
振動音等の音を発生するのを効果的に防止することがで
きる。
【0030】電磁石(2)は、その取付フランジ(4
1)のねじ通し孔にねじ(42)(42)を挿通して、
該ねじ(42)(42)をケーシング本体(5a)の下
面壁の中央部に突設されたねじ通し孔(55)(55)
に挿通固定することにより、ケーシング(5)内部に固
定されている。そして、電磁石(2)のコイル部に接続
されている電源コードは、ケーシング(5)のコード配
設用開口部(53)を介して外部に導出されている。
【0031】一方、流過箱体(9)は、吸入室(11)
及び吐出室(12)を有してなり、該流過箱体(9)
は、上面が開放された浅箱形状の基台(9a)の上面側
に流過箱本体(9b)を密閉状態に嵌合一体化すること
により形成されるものである。前記基台(9a)及び流
過箱本体(9b)はいずれも合成樹脂を用いて成形され
たものである。
【0032】前記基台(9a)の底面には、図8に示す
ように、吸入室(11)と吐出室(12)を仕切るため
の略L字形状の下部仕切壁(61)が突設形成され、こ
の下部仕切壁(61)の上面には一条の溝(61a)が
形成されている。一方、流過箱本体(9b)内部にも吸
入室(11)と吐出室(12)を仕切るための略L字形
状の上部仕切壁(62)が突設形成され(図7)、この
流過箱本体(9b)を前記基台(9a)に嵌合一体化し
た状態時において、前記下部仕切壁(61)の溝(61
a)に上部仕切壁(62)の下縁部分が隙間なく密閉状
態に嵌合されて、流過箱体(9)の内部空間が相互に独
立した2つの空間、即ち吸入室(11)と吐出室(1
2)が形成されるようになされている。
【0033】前記流過箱本体(9b)の一側面の上部側
には、突出部(15)が突設形成され、該突出部(1
5)の中央部に導入管(13)と送出管(14)が相互
に平行状に配置されている。前記導入管(13)は吸入
室(11)内部に延ばされて略L字状に曲折されて更に
垂直方向下方へ向けて延ばされ、その先端を吸入室(1
1)内部に開放するものとなされている。一方、前記送
出管(14)は吐出室(12)内部に延ばされて略L字
状に曲折されて更に垂直方向下方へ向けて延ばされ、そ
の先端を吐出室(12)内部に開放するものとなされて
いる。
【0034】更に、図6に示すように、前記流過箱本体
(9b)の中央部には盤状のダイヤフラム接合部(2
1)が立上がり形成されている。このダイヤフラム接合
部(21)の中心部には弁座体(31)を固定するため
の取付孔(21a)が設けられ、該接合部(21)の縁
部には弁座体(31)を取付ける際の位置決めおよび弁
座体(31)の回転移動防止のための嵌合孔(21b)
(21b)が相互に対向して穿設されている。また、前
記取付孔(21a)の両側には吸入凹陥部(22)と吐
出凹陥部(23)が設けられ、該吸入凹陥部(22)の
下側側壁に吸入口(24)が設けられる一方、前記吐出
凹陥部(23)の下側側壁に吐出口(25)が設けられ
ている。前記吸入口(24)は吸入室(11)内部に連
通接続されると共に、前記吐出口(25)は吐出室(1
2)内部に連通接続されている。
【0035】前記ダイヤフラム接合部(21)には、パ
ッキン(37)を介して略円筒状弁座体(31)が取り
付けられ、更にこの弁座体(31)にゴム製の略中空円
筒形状のダイヤフラム(4)が嵌合接合されている。即
ち、弁座体(31)の外周縁部には嵌合突起(31a)
(31a)が相互に対向して設けられており、この嵌合
突起(31a)(31a)を前記ダイヤフラム接合部
(21)の嵌合孔(21b)(21b)に嵌合するとと
もに、ダイヤフラム接合部(21)の背面側から該接合
部の取付孔(21a)、パッキンの取付孔(37a)及
び弁座体の取付孔(31b)にねじ(36)を挿通して
固定することで、ダイヤフラム接合部(21)、パッキ
ン(37)及び弁座体(31)が一体に固定されてい
る。
【0036】前記弁座体(31)には、図9に示すよう
に、中心の取付孔(31b)を挟んで送口(34)と吸
口(35)が設けられている。前記送口(34)のダイ
ヤフラム接合部(21)側には、この送口(34)を覆
う態様で可撓性材料からなる吐出弁(32)が配置され
て、該吐出弁(32)の基端部は送口(34)近傍位置
で弁固定部材により弁座体(31)に固定されている
(図5)。そして、ダイヤフラム(4)の収縮に伴って
吐出弁(32)がダイヤフラム接合部(21)側に撓む
ことで送口(34)が開き、この送口(34)を介して
ダイヤフラム(4)内の空気または水が前記吐出口(2
5)に送られるようになされており、更にこの送られた
空気または水は該吐出口(25)を介して吐出室(1
2)内部に放たれた後、送出管(14)を通過して送出
口(64)から外部に送出されるものとなされている。
【0037】一方、前記吸口(35)のダイヤフラム
(4)側には、この吸口(35)を覆う態様で可撓性材
料からなる吸入弁(33)が配置されて、該吸入弁(3
3)の基端部は吸口(35)近傍位置で弁固定部材(3
8)により弁座体(31)に固定されている(図5参
照)。ダイヤフラム(4)の膨張に伴って吸入弁(3
3)がダイヤフラム(4)側に撓むことにより吸口(3
5)が開き、この吸口(35)を介して空気がダイヤフ
ラム(4)内に取り込まれるようになされている。すな
わちダイヤフラム(4)の膨張に伴って前記導入口(6
3)を介して取り込まれた空気または水は導入管(1
3)を通過して吸入室(11)内部に放たれた後、吸入
口(24)、更にはこの吸口(35)を介してダイヤフ
ラム(4)内に取り込まれるようになされている。
【0038】更に、前記流過箱体(9)における突出部
(15)の近接位置には振動アーム(3)の基端部を固
定するための鉤状固定部(9c)が設けられている。振
動アーム(3)はその基端部を前記固定部(9c)に固
定される一方、その長さ方向の中央部はねじ止めにより
前記ダイヤフラム(4)の頂端に接続固定されている。
更に、振動アーム(3)の先端部には磁石(6)が一体
に取付けられており、しかもこの磁石(6)が前記電磁
石(2)のコア部(2a)に近接状態に対峙するように
なされている。
【0039】しかして、この発明の観賞魚水槽用空気・
水兼用ポンプ(1)の電磁石(2)に交流電流を通電す
ると、電磁作用によって磁石(6)が図2に示す矢印方
向に往復運動を起こし、これに伴って振動アーム(3)
が振動することにより、ダイヤフラム(4)が収縮と膨
張を繰り返す。
【0040】そして、ダイヤフラム(4)が収縮する際
には、吐出弁(32)が開いて吸入弁(33)が閉じて
ダイヤフラム(4)内の空気又は水が送口(34)より
吐出された後、吐出口(25)、吐出室(12)内部、
送出管(14)を通過して、送出口(64)から外部に
送出される。一方、ダイヤフラム(4)が膨張する際に
は、吐出弁(32)が閉じて吸入弁(33)が開いて膨
張に対応して新たな空気又は水がダイヤフラム(4)内
に取り込まれる。即ち、膨張に対応して導入口(63)
から空気又は水が取り込まれた後、導入管(13)、吸
入室(11)内部、吸入口(24)、吸口(35)を順
に通過してダイヤフラム(4)内に取り込まれる。この
ようなダイヤフラム(4)の収縮と膨張の繰り返しに伴
って空気又は水の送出と、新たな空気または水の取り込
みが繰り返されることで、送出口(64)より外部へ空
気又は水を安定的に継続して送出することができる。
【0041】例えば、チューブの一端を送出口(64)
に連通接続し、他端を水槽内の水中または水面上に配置
せしめる一方、別のチューブの一端を導入口(63)に
連通接続し、他端を水槽内の水中に配置せしめれば、水
槽内の水を一旦外部に取り出した後、再度水槽内に戻す
ことができ、このようにして水槽内の水を循環せしめる
ことができる。
【0042】この時、ダイヤフラム(4)の収縮と膨張
に伴って吐出弁(32)および吸入弁(33)が弁座体
(31)をたたく際に発生する音が、これら弁(32)
(33)、弁座体(31)、ダイヤフラム(4)等に対
して水が直接に接触した状態となることによって、即ち
水への吸収等によって効果的に低減され、従って水を送
流する際の運転時の外部への騒音が全くないといっても
いい程度に顕著に低減される。
【0043】次に、この発明の観賞魚水槽用空気・水兼
用ポンプの第2実施形態を図示例(図10〜図20)と
共に説明する。この第2実施形態に係るポンプ(1)で
は、電磁石(2)と流過箱体(9X)の間に水密隔壁
(90)が設けられて、電磁石(2)が配置された空間
と、流過箱体(9X)及びダイヤフラム(4X)(4
Y)等で構成される閉鎖系流路が配置された空間とが相
互に独立して水密隔絶されるようになされている。ま
た、導入口(63)から2つの吸入流路が分岐されると
共に、この2つの吸入流路のそれぞれに対してダイヤフ
ラム(4X)(4Y)が連通接続され、これらダイヤフ
ラム(4X)(4Y)のそれぞれに吐出流路が連通接続
され、これら2つの吐出流路が合流して送出口(64)
に連通接続されている。更に、前記各ダイヤフラム(4
X)(4Y)に対応して配置された2つの弁座体(31
X)(31Y)のそれぞれに対して2個の吐出弁及び2
個の吸入弁が設けられている。以下、これらの構成等に
ついて詳述するが、前記第1実施形態と同様である構成
部分については説明を簡略化するか又は省略する。
【0044】ケーシング(5)は、前記第1実施形態と
同様に、上面が開放された略直方体形状のケーシング本
体(5c)と、該本体(5c)の上面側に密閉状態に嵌
合し得る略直方体形状の蓋体(5d)とからなる。この
ケーシング(5)には、前記第1実施形態と同様の位置
に、突出部用開口部(52)、コード配設用開口部(5
3)、ゴム等からなる略円錐形状の中空支持脚(56)
(56)(56)(56)が設けられている。更に、前
記第1実施形態と同様の位置に同態様で電磁石(2)が
固定されると共に、同じく第1実施形態と同様の位置に
同態様で別構成に係る流過箱体(9X)が固定されてい
る。
【0045】そして、図12に示すように、ケーシング
本体(5c)の下面壁における電磁石(2)と流過箱体
(9X)の中間位置から上方向に第1水密隔壁(90
a)が突設される一方、蓋体(5d)の上面壁における
電磁石(2)と流過箱体(9X)の中間位置から下方向
に第2水密隔壁(90b)が突設形成されており、この
蓋体(5d)を前記ケーシング本体(5c)に嵌合一体
化した状態時において、第1水密隔壁(90a)の先端
部と第2水密隔壁(90b)の先端部とが重ね合わせ状
に当接するように配置されており、該当接状態により水
密性が確保され、このような構成によって電磁石(2)
が配置された空間と、流過箱体(9X)及びダイヤフラ
ム(4X)(4Y)等で構成される閉鎖系流路が配置さ
れた空間とが相互に独立して水密隔絶されるようになさ
れている。従って、仮に閉鎖系流路から水がケーシング
(5)内部に漏れ出るようなことがあっても、この水密
隔壁(90)の存在によってこの漏水が電磁石(2)に
及ぶことを防止できるので、漏電等のトラブルの発生を
回避することができ、安全性に優れたものとできる。ま
た、メンテナンスの際には、ケーシング本体(5c)か
ら蓋体(5d)を取り外すだけで、電磁石(2)、流過
箱体(9X)及びダイヤフラム(4X)(4Y)等を露
出できるので、メンテナンスを極めて容易に行うことが
できるという利点もある。
【0046】一方、流過箱体(9X)は、吸入室(1
1)及び吐出室(12)を有してなり、該流過箱体(9
X)は、上面が開放された浅箱形状の基台(9e)の上
面側に流過箱本体(9f)を密閉状態に嵌合一体化する
ことにより形成されたものである。前記基台(9e)及
び流過箱本体(9f)はいずれも合成樹脂を用いて成形
されたものである。
【0047】前記基台(9e)の底面には、図18に示
すように、吸入室(11)と吐出室(12)を仕切るた
めの変形L字形状の下部仕切壁(61)が突設形成さ
れ、この下部仕切壁(61)の上面には一条の溝(61
a)が形成されている。一方、流過箱本体(9f)内部
にも吸入室(11)と吐出室(12)を仕切るための変
形L字形状の上部仕切壁(62)が突設形成され(図1
7)、この流過箱本体(9f)を前記基台(9e)に嵌
合一体化した状態時において、前記下部仕切壁(61)
の溝(61a)に上部仕切壁(62)の下縁部分が隙間
なく密閉状態に嵌合されて、流過箱体(9X)の内部空
間が相互に独立した2つの空間、即ち吸入室(11)と
吐出室(12)が形成されるようになされている。
【0048】前記流過箱本体(9f)の一側面の上部側
には、突出部(15)が突設形成され、該突出部(1
5)の中央部に導入管(13)と送出管(14)が相互
に平行状に配置されている。前記導入管(13)は吸入
室(11)内部に延ばされて略L字状に曲折されて更に
垂直方向下方へ向けて延ばされ、その先端を吸入室(1
1)内部に開放するものとなされている。一方、前記送
出管(14)は吐出室(12)内部に延ばされて略L字
状に曲折されて更に垂直方向下方へ向けて延ばされ、そ
の先端を吐出室(12)内部に開放するものとなされて
いる。
【0049】更に、図15に示すように、前記流過箱本
体(9f)の中央部には盤状のダイヤフラム接合部(2
1)が立上がり形成されている。このダイヤフラム接合
部(21)は、その正面側に第1接合面(21X)を有
すると共に、その背面側に第2接合面(21Y)を有す
る。前記第1接合面(21X)の中心部には弁座体を固
定するための取付孔(21a)が裏側の第2接合面(2
1Y)にまで貫通する態様で設けられ、該第1接合面
(21X)の縁部には第1弁座体(31X)を取り付け
る際の位置決めおよび第1弁座体(31X)の回転移動
防止のための嵌合孔(21b)(21b)が相互に対向
して穿設されている。また、第1接合面(21X)にお
ける取付孔(21a)の両側には第1吸入凹陥部(22
X)と第1吐出凹陥部(23X)が設けられ、該第1吸
入凹陥部(22X)の下面壁に第1吸入口(24X)が
設けられる一方、前記第1吐出凹陥部(23X)の下面
壁に第1吐出口(25X)が設けられている。前記第1
吸入口(24X)は吸入室(11)内部に連通接続され
ると共に、前記第1吐出口(25X)は吐出室(12)
内部に連通接続されている。
【0050】一方、図16に示すように、前記第2接合
面(21Y)の縁部にも第2弁座体(31Y)を取り付
ける際の位置決めおよび第2弁座体(31Y)の回転移
動防止のための嵌合孔(21c)(21c)が相互に対
向して穿設されている。また、第2接合面(21Y)に
おける取付孔(21a)の両側には第2吸入凹陥部(2
2Y)と第2吐出凹陥部(23Y)が設けられ、該吸入
凹陥部(22Y)の下面壁に第2吸入口(24Y)が設
けられる一方、前記吐出凹陥部(23Y)の下面壁に第
2吐出口(25Y)が設けられている。前記第2吸入口
(24Y)は吸入室(11)内部に連通接続されると共
に、前記第2吐出口(25Y)は吐出室(12)内部に
連通接続されている。
【0051】前記第1接合面(21X)に、第1パッキ
ン(37X)を介して第1弁座体(31X)が取り付け
られ、更にこの第1弁座体(31X)にゴム製の略中空
円筒形状の第1ダイヤフラム(4X)が嵌合接合される
一方、前記第2接合面(21Y)に、第2パッキン(3
7Y)を介して第2弁座体(31Y)が取り付けられ、
更にこの第2弁座体(31Y)にゴム製の略中空円筒形
状の第2ダイヤフラム(4Y)が嵌合接合されている。
即ち、第1弁座体(31X)の外周縁部に相互に対向し
て設けられた嵌合突起(31a)(31a)を前記第1
接合面(21X)の嵌合孔(21b)(21b)に嵌合
する一方、第2弁座体(31Y)の外周縁部に相互に対
向して設けられた嵌合突起(31c)(31c)を前記
第2接合面(21Y)の嵌合孔(21c)(21c)に
嵌合すると共に、第2接合面(21Y)の背面側から第
2弁座体(31Y)の取付孔(31d)、第2パッキン
の取付孔(37b)、ダイヤフラム接合部の取付孔(2
1a)、第1パッキンの取付孔(37a)及び第1弁座
体(31X)の取付孔(31b)にねじ(36)を挿通
して固定することで、第2弁座体(31Y)、第2パッ
キン(37Y)、ダイヤフラム接合部(21)、第1パ
ッキン(37X)及び第1弁座体(31X)が一体に固
定されている。
【0052】前記第1弁座体(31X)には、図19に
示すように、2つの送口(34X)及び2つの吸口(3
5X)が、中心の取付孔(31b)の周囲を囲む態様で
設けられている。前記2つの送口(34X)(34X)
のダイヤフラム接合部(21)側には、それぞれ送口
(34X)(34X)を覆う態様で可撓性材料からなる
第1吐出弁(32X)(32X)が配置されて、該第1
吐出弁(32X)(32X)の基端部はそれぞれ当該送
口(34X)(34X)近傍位置で弁固定部材(38)
(38)により第1弁座体(31X)に固定されている
(図19)。一方、この第1弁座体(31X)の背面側
(ダイヤフラム接合部に接合される側)は、図19
(ロ)に示すように、その中央部を2分する態様で略S
字形状の第1分離壁(43X)が突設形成されて、前記
2つの送口(34X)(34X)に連通する第1送出用
連通凹陥部(44X)と、前記2つの吸口(35X)
(35X)に連通する第1導入用連通凹陥部(45X)
とが分画されるように構成されている。また、前記第1
パッキン(37X)の取付孔(37a)の両側には連通
孔(37c)(37e)が設けられ、これら連通孔の一
方(37c)が前記第1送出用連通凹陥部(44X)に
対峙し、かつもう一方の連通孔(37e)が前記第1導
入用連通凹陥部(45X)に対峙するように配置されて
いる。そして、第1ダイヤフラム(4X)の収縮に伴っ
て第1吐出弁(32X)(32X)がダイヤフラム接合
部(21)側に撓むことで送口(34X)(34X)が
開き、第1ダイヤフラム(4X)内の空気または水がこ
の送口(34X)(34X)、第1送出用連通凹陥部
(44X)、パッキンの連通孔(37c)を介して前記
第1吐出口(25X)に送られるようになされており、
更にこの送られた空気または水は該第1吐出口(25
X)を介して吐出室(12)内部に放たれた後、送出管
(14)を通過して送出口(64)から外部に送出され
るものとなされている。
【0053】また、前記2つの吸口(35X)(35
X)の第1ダイヤフラム(4X)側には、それぞれ吸口
(35X)(35X)を覆う態様で可撓性材料からなる
第1吸入弁(33X)(33X)が配置されて、該第1
吸入弁(33X)(33X)の基端部はそれぞれ当該吸
口(35X)(35X)近傍位置で弁固定部材(38)
(38)により第1弁座体(31X)に固定されている
(図19)。第1ダイヤフラム(4X)の膨張に伴って
第1吸入弁(33X)(33X)が第1ダイヤフラム
(4X)側に撓むことにより吸口(35X)(35X)
が開き、これら吸口(35X)(35X)を介して空気
または水が第1ダイヤフラム(4X)内に取り込まれる
ようになされている。すなわち第1ダイヤフラム(4
X)の膨張に伴って前記導入口(63)を介して取り込
まれた空気または水は導入管(13)を通過して吸入室
(11)内部に放たれた後、順に第1吸入口(24
X)、パッキンの連通孔(37e)、第1導入用連通凹
陥部(45X)、吸口(35X)(35X)を介して第
1ダイヤフラム(4X)内に取り込まれるようになされ
ている。
【0054】一方、前記第2弁座体(31Y)にも、図
20に示すように、2つの送口(34Y)(34Y)及
び2つの吸口(35Y)(35Y)が、中心の取付孔
(31d)の周囲を囲む態様で設けられている。前記2
つの送口(34Y)(34Y)のダイヤフラム接合部
(21)側には、それぞれ送口(34Y)(34Y)を
覆う態様で可撓性材料からなる第2吐出弁(32Y)
(32Y)が配置されて、該第2吐出弁(32Y)(3
2Y)の基端部はそれぞれ当該送口(34Y)(34
Y)近傍位置で弁固定部材(38)(38)により第2
弁座体(31Y)に固定されている(図20)。一方、
この第2弁座体(31Y)の背面側(ダイヤフラム接合
部に接合される側)は、図20(ロ)に示すように、そ
の中央部を2分する態様で略S字形状の第2分離壁(4
3Y)が突設形成されて、前記2つの送口(34Y)
(34Y)に連通する第2送出用連通凹陥部(44Y)
と、前記2つの吸口(35Y)(35Y)に連通する第
2導入用連通凹陥部(45Y)とが分画されるように構
成されている。また、前記第2パッキン(37Y)の取
付孔(37b)の両側には連通孔(37d)(37f)
が設けられ、これら連通孔の一方(37d)が前記第2
送出用連通凹陥部(44Y)に対峙し、かつもう一方の
連通孔(37f)が前記第2導入用連通凹陥部(45
Y)に対峙するように配置されている。そして、第2ダ
イヤフラム(4Y)の収縮に伴って第2吐出弁(32
Y)(32Y)がダイヤフラム接合部(21)側に撓む
ことで送口(34Y)(34Y)が開き、第2ダイヤフ
ラム(4Y)内の空気または水がこの送口(34Y)
(34Y)、第2送出用連通凹陥部(44Y)、パッキ
ンの連通孔(37d)を介して前記第2吐出口(25
Y)に送られるようになされており、更にこの送られた
空気または水は該第1吐出口(25Y)を介して吐出室
(12)内部に放たれた後、送出管(14)を通過して
送出口(64)から外部に送出されるものとなされてい
る。
【0055】また、前記2つの吸口(35Y)(35
Y)の第2ダイヤフラム(4Y)側には、それぞれ吸口
(35Y)(35Y)を覆う態様で可撓性材料からなる
第2吸入弁(33Y)(33Y)が配置されて、該第2
吸入弁(33Y)(33Y)の基端部はそれぞれ当該吸
口(35Y)(35Y)近傍位置で弁固定部材(38)
(38)により第2弁座体(31Y)に固定されている
(図20)。第2ダイヤフラム(4Y)の膨張に伴って
第2吸入弁(33Y)(33Y)が第2ダイヤフラム
(4Y)側に撓むことにより吸口(35Y)(35Y)
が開き、これら吸口(35Y)(35Y)を介して空気
または水が第2ダイヤフラム(4Y)内に取り込まれる
ようになされている。すなわち第2ダイヤフラム(4
Y)の膨張に伴って前記導入口(63)を介して取り込
まれた空気または水は、導入管(13)を通過して吸入
室(11)内部に放たれた後、順に第2吸入口(24
Y)、パッキンの連通孔(37f)、第2導入用連通凹
陥部(45Y)、吸口(35Y)(35Y)を介して第
2ダイヤフラム(4Y)内に取り込まれるようになされ
ている。
【0056】更に、前記流過箱体(9X)における突出
部(15)の近接位置には第1及び第2振動アーム(3
X)(3Y)の基端部をそれぞれ固定するための鉤状固
定部(9g)(9h)が設けられている。第1振動アー
ム(3X)はその基端部を前記固定部(9g)に固定さ
れる一方、その長さ方向の中央部はねじ止めにより前記
第1ダイヤフラム(4X)の頂端に接続固定されてい
る。更に、この第1振動アーム(3X)の先端部には磁
石(6X)が一体に取り付けられており、かつこの磁石
(6X)が前記電磁石(2)のコア部(2a)に近接状
態に対峙するようになされている。第2振動アーム(3
Y)についても同様に、その基端部を前記固定部(9
h)に固定される一方、その長さ方向の中央部はねじ止
めにより前記第2ダイヤフラム(4Y)の頂端に接続固
定されている。更に、この第2振動アーム(3Y)の先
端部には磁石(6Y)が一体に取り付けられており、か
つこの磁石(6Y)が前記電磁石(2)のコア部(2
a)に近接状態に対峙するようになされている。
【0057】しかして、この第2実施形態に係る観賞魚
水槽用空気・水ポンプ(10)の電磁石(2)に交流電
流を通電すると、電磁作用によって磁石(6X)(6
Y)が図11に示す矢印方向に往復運動を起こし、これ
に伴って2つの振動アーム(3X)(3Y)がそれぞれ
振動することにより、2つのダイヤフラム(4X)(4
Y)が収縮と膨張を繰り返す。
【0058】そして、第1ダイヤフラム(4X)が収縮
する際には、第1吐出弁(32X)(32X)が開いて
第1吸入弁(33X)(33X)が閉じて第1ダイヤフ
ラム(4X)内の空気または水が送口(34X)(34
X)より吐出された後、第1送出用連通凹陥部(44
X)、パッキンの連通孔(37c)、第1吐出口(25
X)、吐出室(12)内部、送出管(14)を通過し
て、送出口(64)から外部に送出される。また、第2
ダイヤフラム(4Y)が収縮する際には、第2吐出弁
(32Y)(32Y)が開いて第2吸入弁(33Y)
(33Y)が閉じて第2ダイヤフラム(4Y)内の空気
または水が送口(34Y)(34Y)より吐出された
後、第2送出用連通凹陥部(44Y)、パッキンの連通
孔(37d)、第2吐出口(25Y)を介して吐出室
(12)内部に送出され、ここで前記第1ダイヤフラム
(4X)から送出されてくる空気または水と合流した
後、送出管(14)を通過して、送出口(64)から外
部に送出される。
【0059】一方、第1ダイヤフラム(4X)が膨張す
る際には、第1吐出弁(32X)(32X)が閉じて第
1吸入弁(33X)(33X)が開いて膨張に対応して
導入口(63)から空気または水が取り込まれた後、導
入管(13)、吸入室(11)内部、第1吸入口(24
X)、パッキンの連通孔(37e)、第1導入用連通凹
陥部(45X)、吸口(35X)(35X)を順に通過
して第1ダイヤフラム(4X)内に取り込まれる。ま
た、第2ダイヤフラム(4Y)が膨張する際には、第2
吐出弁(32Y)(32Y)が閉じて第2吸入弁(33
Y)(33Y)が開いて膨張に対応して導入口(63)
から空気または水が取り込まれた後、導入管(13)、
吸入室(11)内部、第2吸入口(24Y)、パッキン
の連通孔(37f)、第2導入用連通凹陥部(45
Y)、吸口(35Y)(35Y)を順に通過して第2ダ
イヤフラム(4Y)内に取り込まれる。
【0060】このような第1ダイヤフラム(4X)と第
2ダイヤフラム(4Y)のそれぞれの収縮と膨張の繰り
返しに伴って空気又は水の送出と、新たな空気または水
の取り込みが繰り返されることで、送出口(64)より
外部へ空気又は水を安定的に継続して送出することがで
きる。例えば、第1実施形態と同様の態様で水槽に接続
すれば、水槽内の水を一旦外部に取り出した後、再度水
槽内に戻すことができ、このようにして水槽内の水を循
環させることができる。この時、前述した第1実施形態
と同様の作用によって、水を送流する際の運転時の外部
への騒音が全くないといってもいい程度に顕著に低減さ
れる。
【0061】また、導入口(63)を経た後、吸入流路
が2つに分岐される(第1吸入口と第2吸入口等)と共
に、この2つの吸入流路のそれぞれに対してダイヤフラ
ム(4X)(4Y)が連通接続され、該ダイヤフラム
(4X)(4Y)のそれぞれに対して吐出流路が連通接
続され、この2つの吐出流路(第1吐出口と第2吐出口
等)が合流して送出口(64)に連通接続されており、
このように流路を途中で分岐して2個のダイヤフラム
(4X)(4Y)の収縮と膨張を利用するものであるか
ら、外部に送出し得る空気又は水の量をより増大させる
ことができる利点がある。
【0062】更に、上述したように、この第2実施形態
では、各ダイヤフラム(4X)(4Y)に対応して配置
された2つの弁座体(31X)(31Y)のそれぞれに
対して2つの吐出弁及び2つの吸入弁が配置される構成
となされている。ところで、従来において一般的であっ
た1個の弁座体に対し1個の吸入弁を配置する第1実施
形態に係る構成では、特に水が流過する際に吸入弁の開
きは少しであり、また水の抵抗を受けてその開きの程度
には自ずと限界があり、従って水の流過量には一定の限
界があった。もちろん、一般的な観賞魚水槽に用いるも
のとしては十分に実用に供し得る流過水量を確保できる
のであるが、大容量の水槽に用いる場合や、特に流過量
を増やす必要がある場合においては、水の流過量は必ず
しも十分と言えるものではなかった。これに対し、この
第2実施形態では、吸入弁をダイヤフラム1つに対して
複数個配置しているので、外部に送出し得る空気又は水
の量を顕著に増大させることができる。更に、吐出弁も
ダイヤフラム1つに対して複数個配置しているので、前
記の吸入弁を複数個配置する構成を採用することによっ
て可能となる外部への送出最大量をそのまま最大限引き
出すことが可能となり、ひいては外部に送出し得る空気
または水の量をより一層大きく増大させることができ
る。
【0063】なお、本第2実施形態においては、ダイヤ
フラム1つに対して吸入弁を2個及び吐出弁を2個配置
する構成を採用しているが、もちろん、これら吸入弁、
吐出弁の数は3個以上の複数個としても良いことはいう
までもない。また、ダイヤフラムの数についても同様で
ある。
【0064】例えば、吸入弁をダイヤフラム1つに対し
て3個配置する構成例として、図21に示す構成の弁座
体を例示することができる。即ち、弁座体に3個の吸入
弁(33Z)(33V)(33W)が配置される一方、
吐出弁(32Z)が1個配置されているものである。こ
の弁座体を前記第2実施形態の弁座体として用いるもの
とすれば、第2実施形態と同程度の効果を得ることがで
きる。
【0065】次に、この発明の回遊路付観賞魚水槽装置
の一実施形態を図示例とともに説明する。
【0066】この回遊路付観賞魚水槽装置(70)を示
す図22〜24において、(71)は主水槽、(72)
は回遊水槽、(1)は上記発明に係る観賞魚水槽用空気
・水兼用ポンプ、(73)は吸入管、(74)は吐出管
である。
【0067】主水槽(71)は、上面が開放された略直
方体形状の主水槽本体(71a)と、該本体(71a)
の上面側に嵌合し得る蓋体(71b)とからなる。蓋体
(71b)の左右両端部後側の位置にはそれぞれ回遊水
槽(72)の脚部を挿嵌し得るように嵌合孔(76)
(76)が設けられると共に、中央部前側の位置には観
賞魚の出し入れ等を可能とする開閉蓋(77)が取り付
けられている。
【0068】一方、回遊水槽(72)は、両端に観賞魚
の移動を許容する開口部(72a)(72a)を有する
略U字形状の管状体であり、その頂上位置に吸込口(7
2b)が突設形成されている。
【0069】前記主水槽本体(71a)の上側に蓋体
(71b)が嵌合されると共に、この蓋体(71b)に
設けられた2つの嵌合孔(76)(76)に回遊水槽
(72)の両脚部がそれぞれ挿嵌されて、両脚部の先端
の開口部(72a)(72a)が主水槽(71)の内部
空間においてその高さの中央付近に位置するように配置
されている。そして、回遊水槽(72)の吸込口(72
b)に樹脂製のチューブからなる吸入管(73)の一端
が連通接続される一方、該吸入管(73)の他端がポン
プ(1)の導入口(63)に連通接続されている。更
に、該ポンプ(1)の送出口(64)に樹脂製のチュー
ブからなる吐出管(74)の一端が連通接続され、該吐
出管(74)の他端が主水槽(71)の内部空間におけ
る上部位置に配置されている。
【0070】しかして、主水槽(71)に水を満たし回
遊水槽(72)の開口部(72a)(72a)が水中に
十分につかる状態にした後、ポンプ(1)の電磁石
(2)に交流電流を通電すると、まず回遊水槽(72)
内の空気が吸込口(72b)から吸い出されていき、こ
れに伴い主水槽(71)内の水が回遊水槽(72)内に
入り込んでいき、まもなく回遊水槽(72)内が水で満
たされ、続いて定常的に吸込口(72b)から水が吸い
出されて、この水が吸入管(73)、ポンプ(1)内、
吐出管(74)を介して主水槽(71)内に戻されるこ
ととなるから、主水槽(71)内の水および回遊水槽
(72)内の水を定常的に循環させることができる。こ
のようにポンプ(1)に通電するだけで、回遊水槽(7
2)内に存在する空気の脱気、及びその後の定常的な水
の循環を、連続的になし得るものであり、立ち上げ作業
が極めて簡便である。
【0071】また、ポンプ(1)の吸引力は吸込口(7
2b)に作用するものであり、回遊水槽(72)内の水
に対して直接的に吸引力を及ぼしめることができるの
で、回遊水槽(72)内の水の循環効率が良好であり、
回遊水槽(72)内などでの水腐れなどによる観賞魚の
死亡を効果的に防止することができる。
【0072】次に、この発明の別の回遊路付観賞魚水槽
装置の一実施形態を図示例とともに説明する。この水槽
装置(80)を示す図25において、(81)は第1主
水槽、(82)は第2主水槽、(83)は回遊水槽、
(1)は上記発明に係る観賞魚水槽用空気・水兼用ポン
プ、(84)は吸入管、(85)は吐出管である。
【0073】回遊水槽(83)は、両端に観賞魚の移動
を許容する開口部(83a)(83a)を有する略U字
形状の管状体であり、その頂上位置に吸込口(83b)
が突設形成されている。そして、並んで配置された第1
主水槽(81)と第2主水槽(82)間に掛け渡す態様
で回遊水槽(83)が配置されている。即ち、回遊水槽
(83)の両脚部の先端の開口部(83a)(83a)
がそれぞれ第1主水槽(81)、第2主水槽(82)の
内部空間における高さの中央付近に位置するように配置
されている。そして、回遊水槽(83)の吸込口(83
b)に樹脂製のチューブからなる吸入管(84)の一端
が連通接続される一方、該吸入管(84)の他端がポン
プ(1)の導入口(63)に連通接続されている。更
に、該ポンプ(1)の送出口(64)に樹脂製のチュー
ブからなる吐出管(85)の一端が連通接続され、該吐
出管(85)の他端側が途中で分岐されてその先端がそ
れぞれ第1主水槽(81)の内部空間における上部位
置、第2主水槽(82)の内部空間における上部位置に
位置するように配置されている。
【0074】しかして、第1主水槽(81)及び第2主
水槽(82)内に水を満たし、回遊水槽(83)の開口
部(83a)(83a)が水中に十分につかる状態にし
た後、ポンプ(1)の電磁石(2)に交流電流を通電す
ると、まず回遊水槽(83)内の空気が吸込口(83
b)から吸い出されていき、これに伴い第1主水槽(8
1)及び第2主水槽(82)内の水が回遊水槽(83)
内に入り込んでいき、まもなく回遊水槽(83)内が水
で満たされ、続いて定常的に吸込口(83b)から水が
吸い出されて、この水が吸入管(84)、ポンプ(1)
内、吐出管(85)を介して第1主水槽(81)内及び
第2主水槽(82)内に戻されることとなるから、第1
主水槽(81)内の水、第2主水槽(82)内の水およ
び回遊水槽(72)内の水を定常的に循環させることが
できる。このようにポンプ(1)に通電するだけで、回
遊水槽(83)内に存在する空気の脱気、及びその後の
定常的な水の循環を、連続的になし得るものであり、立
ち上げ作業が極めて簡便である。
【0075】また、ポンプ(1)の吸引力は吸込口(8
3b)に作用するものであり、回遊水槽(83)内の水
に対して直接的に吸引力を及ぼしめることができるの
で、回遊水槽(83)内の水の循環効率が良好であり、
回遊水槽(83)内などでの水腐れなどによる観賞魚の
死亡を効果的に防止することができる。
【0076】なお、上記実施形態においては、主水槽を
2つ設け、これら2つの主水槽間に回遊水槽を掛け渡す
構成としているが、特にこのような構成に限定されるも
のではなく、3個以上の複数個の主水槽を設けると共
に、これら主水槽間に回遊水槽を1ないし複数掛け渡す
構成とするものであっても良く、請求項11の発明はこ
のような構成のものも含むものである。
【0077】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例について説明
する。
【0078】<実施例1>前記第1実施形態に係る観賞
魚水槽用空気・水兼用ポンプを用いて図23に示す回遊
路付観賞魚水槽装置を構成し、該ポンプを作動(AC1
00V、60Hz)させてその送出水量(循環水量)を
調べたところ、1.6L/分であった。
【0079】<実施例2>前記第2実施形態に係る観賞
魚水槽用空気・水兼用ポンプにおいて、1つの弁座体に
設けられた吸入弁、吐出弁の数を共に1個としたもの
(ダイヤフラムは2個)を用いて、図23に示す回遊路
付観賞魚水槽装置を構成し、該ポンプを作動(AC10
0V、60Hz)させてその送出水量を調べたところ、
3.3L/分であった。
【0080】<実施例3>前記第2実施形態に係る観賞
魚水槽用空気・水兼用ポンプを用いて図23に示す回遊
路付観賞魚水槽装置を構成し、該ポンプを作動(AC1
00V、60Hz)させてその送出水量を調べたとこ
ろ、4.6L/分であった。
【0081】
【発明の効果】この発明の観賞魚水槽用空気・水兼用ポ
ンプは、導入口をケーシングの外部に設けているから、
該導入口にチューブ等の管を接続するものとすれば、容
易に送水することが可能となる。かつ、導入口からダイ
ヤフラムを経て送出口に至るまでの流路を閉鎖系として
いるから、漏れ等を生じることなく安定状態に送水する
ことができる。また、ダイヤフラム、弁、弁座体等に対
して流れる水が直接に接触した状態となるものであるか
ら、ダイヤフラムの収縮・膨張に伴う発生音が殆どな
く、このように水を送流する際の運転時の外部への騒音
が極めて小さいので、良好な静寂感を確保することがで
きる。更に、ダイヤフラムの収縮・膨張を利用したポン
プであるから、簡易で低コストである。
【0082】吸入流路に吸入弁が配置されると共に、吐
出流路に吐出弁が配置されてなる場合には、弁の開閉に
よって空気又は水の導入、送出がなされるので、空気又
は水をより安定した状態で連続的に送出できる。
【0083】ダイヤフラム1つに対して吸入弁が複数個
配置されている場合には、外部に送出し得る空気又は水
の量を顕著に増大させることができる。
【0084】ダイヤフラム1つに対して吐出弁も複数個
配置されている場合には、外部に送出し得る空気又は水
の量をより一層増大させることができる。
【0085】導入口から複数の吸入流路が分岐されると
共に、これら複数の吸入流路のそれぞれに対してダイヤ
フラムが連通接続され、該複数のダイヤフラムのそれぞ
れに吐出流路が連通接続され、これら複数の吐出流路が
合流して前記送出口に連通接続されてなる場合には、外
部への送出量を更に増大させることができる。
【0086】ケーシング内部において、電磁石が配置さ
れた空間と閉鎖系流路が配置された空間とは相互に独立
して水密隔絶されるようになされている場合には、仮に
閉鎖系流路から水がケーシング内部に漏れ出ることがあ
っても、この漏水が電磁石に及ぶことを防止できるの
で、安全性に優れたものとなし得る利点がある。
【0087】電磁石と閉鎖系流路の間に水密隔壁が設け
られて水密隔絶されるようになされている場合には、簡
易な構造で済むので、低コストで製品の安全性を向上す
ることができる。
【0088】ケーシングが、上面が開放されたケーシン
グ本体と、該本体の上面側に嵌合し得る蓋体とからな
り、かつケーシング本体の下面壁から上方に第1水密隔
壁が突設される一方、蓋体の上面壁から下方に第2水密
隔壁が突設されて、第1水密隔壁の少なくとも先端部と
第2水密隔壁の少なくとも先端部とが重ね合わせ状に当
接配置されることで、前記水密隔絶が達成されるように
なされている場合には、製造時の組立を極めて簡便なも
のとでき、一層低コストで製品の安全性を向上できると
共に、メンテナンスを短時間で容易に行うことができ
る。
【0089】また、この発明に係る回遊路付観賞魚水槽
装置は、送水装置として上記発明のポンプを用いている
から、送水時の騒音が大幅に低減されて、良好な静寂感
を確保できる。また、ポンプの吸引力は回遊水槽の上部
位置に設けられた吸込口に作用し、回遊水槽内の水に対
して直接的に吸水力を及ぼすことができるので、回遊水
槽内の水の循環効率が良好であり、水腐れによる観賞魚
の回遊水槽内での死亡を防止することができる。更に、
運転開始時には空気・水兼用ポンプに通電するだけで、
まず回遊管内の空気を抜いていき、これによって回遊管
内に水を満たすことができ、続いて水を吸引して定常的
に水槽内の水を循環させることができるから、立ち上げ
作業が極めて簡便である。
【0090】また、回遊水槽が両端に開口部を有する略
U字形状の回遊管からなり、該両端開口部が主水槽の内
部空間に配置されてなる場合には、観賞魚水槽としての
興趣性を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る観賞魚水槽用空
気・水兼用ポンプを示す図であって、(イ)は斜視図、
(ロ)は下面図である。
【図2】蓋体を取り除いた状態で示す上記ポンプの上面
図である。
【図3】図2におけるA−A線の断面図である。
【図4】蓋体を取り除いた状態で示すポンプの正面図で
ある。
【図5】図4におけるC−C線の断面図である。
【図6】流過箱体の正面図である。
【図7】流過箱本体の下面図である。
【図8】基台の上面図である。
【図9】弁座体の正面図である。
【図10】この発明の第2実施形態に係る観賞魚水槽用
空気・水兼用ポンプを示す図であって、(イ)は斜視
図、(ロ)は上面図である。
【図11】蓋体を取り除いた状態で示すポンプの上面図
である。
【図12】図10(ロ)におけるD−D線の断面図であ
る。
【図13】蓋体を取り除いた状態で示すポンプの正面図
である。
【図14】図13におけるE−E線の断面図である。
【図15】流過箱体の正面図である。
【図16】流過箱体の背面図である。
【図17】流過箱本体の下面図である。
【図18】基台の上面図である。
【図19】第1弁座体を示す図であって、(イ)は正面
図、(ロ)は背面図である。
【図20】第2弁座体を示す図であって、(イ)は正面
図、(ロ)は背面図である。
【図21】弁座体の他の例を示す図であって(イ)は正
面図、(ロ)は背面図である。
【図22】この発明の一実施形態に係る回遊路付観賞魚
水槽装置を示す斜視図である。
【図23】同じく断面図である。
【図24】上記水槽装置を分離状態で示す斜視図であ
る。
【図25】この発明の別の回遊路付観賞魚水槽装置を示
す斜視図である。
【図26】従来のエアーポンプを示す断面図である。
【符号の説明】
1…観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプ 2…電磁石 3、3X、3Y…振動アーム 4、4X、4Y…ダイヤフラム 5…ケーシング 5a、5c…ケーシング本体 5b、5d…蓋体 11…吸入室 12…吐出室 32、32X、32Y…吐出弁 33、33X、33Y…吸入弁 63…導入口 64…送出口 70…回遊路付観賞魚水槽装置 71…主水槽 72…回遊水槽 72a…開口部 72b…吸込口 73…吸入管 74…吐出管 80…回遊路付観賞魚水槽装置 81、82…主水槽 83…回遊水槽 83a…開口部 83b…吸込口 84…吸入管 85…吐出管 90…水密隔壁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石と、電磁石の電磁作用によって振
    動する振動アームの振動に連動して収縮と膨張を行うよ
    うになされたダイヤフラムと、前記各部材を収納するケ
    ーシングとからなり、前記ダイヤフラムの膨張により空
    気がダイヤフラム内に導入され、ダイヤフラムの収縮に
    より空気がダイヤフラム内から外部に送出されるように
    なされているポンプにおいて、 前記ケーシング外部に導入口および送出口が設けられる
    一方、 ケーシング内部に、前記導入口とダイヤフラム内とを連
    通接続する吸入流路が設けられると共に、前記送出口と
    ダイヤフラム内とを連通接続する吐出流路が設けられ、
    導入口から吸入流路、ダイヤフラム内、吐出流路を経て
    送出口に至るまでの流路が閉鎖系となされて空気のみな
    らず水をも送出し得るようになされていることを特徴と
    する観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記吸入流路に吸入弁が配置されると共
    に、前記吐出流路に吐出弁が配置されて、前記ダイヤフ
    ラムの膨張により空気又は水が該吸入弁を介してダイヤ
    フラム内に導入され、ダイヤフラムの収縮により空気又
    は水が該吐出弁を介してダイヤフラム内から外部に送出
    されるようになされている請求項1に記載の観賞魚水槽
    用空気・水兼用ポンプ。
  3. 【請求項3】 ダイヤフラム1つに対して吸入弁が複数
    個配置されている請求項2に記載の観賞魚水槽用空気・
    水兼用ポンプ。
  4. 【請求項4】 ダイヤフラム1つに対して吐出弁も複数
    個配置されている請求項3に記載の観賞魚水槽用空気・
    水兼用ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記導入口から複数の吸入流路が分岐さ
    れると共に、これら複数の吸入流路のそれぞれに対して
    ダイヤフラムが連通接続され、該複数のダイヤフラムの
    それぞれに吐出流路が連通接続され、これら複数の吐出
    流路が合流して前記送出口に連通接続されてなる請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の観賞魚水槽用空気・水兼
    用ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記ケーシング内部において、電磁石が
    配置された空間と閉鎖系流路が配置された空間とが相互
    に独立して水密隔絶されるようになされている請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の観賞魚水槽用空気・水兼用
    ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記電磁石と閉鎖系流路の間に水密隔壁
    が設けられて、水密隔絶されるようになされている請求
    項6に記載の観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプ。
  8. 【請求項8】 前記ケーシングが、上面が開放されたケ
    ーシング本体と、該本体の上面側に嵌合し得る蓋体とか
    らなり、かつ前記ケーシング本体の下面壁から上方に第
    1水密隔壁が突設される一方、前記蓋体の上面壁から下
    方に第2水密隔壁が突設されて、前記第1水密隔壁の少
    なくとも先端部と第2水密隔壁の少なくとも先端部とが
    重ね合わせ状に当接配置されることで、電磁石が配置さ
    れた空間と閉鎖系流路が配置された空間とが相互に独立
    して水密隔絶されるようになされている請求項7に記載
    の観賞魚水槽用空気・水兼用ポンプ。
  9. 【請求項9】 主水槽と、 該主水槽の上縁よりも上方位置に一部が突出するように
    配置されると共に、観賞魚の移動を可能とする開口部が
    主水槽の内部空間内に位置するように配置された回遊水
    槽と、 請求項1〜8のいずれか1項に記載の観賞魚水槽用空気
    ・水兼用ポンプとを備え、 前記回遊水槽の上部位置に吸込口が設けられ、該吸込口
    と前記ポンプの導入口とが管により連通接続されると共
    に、前記ポンプの送出口に連通接続された管の他端が前
    記主水槽の内部または直上位置に配置されている回遊路
    付観賞魚水槽装置。
  10. 【請求項10】 前記回遊水槽が、両端に開口部を有す
    る略U字形状の回遊管からなり、該両端開口部が主水槽
    の内部空間内に位置するように配置されてなる請求項9
    に記載の回遊路付観賞魚水槽装置。
  11. 【請求項11】 複数個の主水槽と、 前記主水槽間に掛け渡す態様でその上方位置に一部が突
    出するように配置されると共に、観賞魚の移動を可能と
    する開口部が、掛け渡すそれぞれの主水槽の内部空間内
    に位置するように配置された1ないし複数の回遊水槽
    と、 請求項1〜8のいずれか1項に記載の観賞魚水槽用空気
    ・水兼用ポンプとを備え、 前記回遊水槽の上部位置に吸込口が設けられ、該吸込口
    と前記ポンプの導入口とが管により連通接続されると共
    に、前記ポンプの送出口に連通接続された管の他端が前
    記複数の主水槽のうちの少なくとも1つの内部または直
    上位置に配置されている回遊路付観賞魚水槽装置。
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