JP2000178295A - 抗腫瘍組成物 - Google Patents

抗腫瘍組成物

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Keita Someya
慶太 染矢
Hirohiko Matsumoto
浩彦 松本
Tetsuo Yamane
哲郎 山根
Hoyoku Nishino
輔翼 西野
Atsushi Tsuruta
淳 鶴田
Mari Komura
真理 甲村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロモーション、プログレッション等の発ガ
ンメカニズムに対して抑制効果を有し、なおかつ人体に
対して安全な抗腫瘍組成物を提供する。 【解決手段】 シアニジン配糖体を有効成分とすること
を特徴とする抗腫瘍組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロモーション、
プログレッション等の発ガンメカニズムに対して抑制効
果を有し、かつ、人体に対して安全な抗腫瘍組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、癌の治療法としては、一般的に外
科的療法、放射線療法、化学療法(薬剤投与)等が行わ
れている。これらのうち外科的療法は、切開、切除とい
った処置により身体に物理的な影響、痕跡を残すことが
避けられず、また、放射線療法は、身体に対する放射線
のエネルギーの作用により脱毛や全身疲弊といった問題
点を有している。
【0003】化学療法としては、従来より直接腫瘍細胞
に作用して腫瘍細胞を死滅させる薬剤を投与する治療法
が広く適用されており、この種の療法に使用する抗腫瘍
剤についての技術などの開示は数多くのものが知られて
いる。
【0004】しかしながら、この種の腫瘍細胞に作用す
る薬剤は、腫瘍細胞を死滅させると共に、正常細胞にも
作用するため、癌の治療効果は高いが、副作用が非常に
強いという課題がある。
【0005】また、発ガンメカニズムに関する近年の研
究の進展により、比較的副作用の少ない化学療法として
腫瘍細胞を死滅させるのではなく、イニシエーション、
プロモーション、プログレッションといった発ガンの各
ステージの抑制を狙った薬剤や腫瘍細胞から正常細胞へ
の分化誘導を狙った薬剤、また、正常細胞の免疫能を高
めて間接的に腫瘍細胞の増殖を抑制する薬剤が提案され
てきている。その例としては、アスコルビン酸、トコフ
ェロールといった抗酸化ビタミン、プロスタグランジン
E1、クレスチン、インターフェロン等が挙げられる
が、これらの有する効果及び生体内での安定性の点でい
ずれも十分に満足するものとは言い難いものである。
【0006】一方、アントシアン類は、植物の花、果実
に含まれる色素の総称であり、中でも配糖体の構造を有
するものをアントシアニン、また、そのアグリコンをア
ントシアニジンと称するが、その内の1種であるシアニ
ジン配糖体はブドウ類であるレッドグレープス(vitis
unifera)や、ベリー類であるエルダーベリー(Sambusc
us nigra)、ブラックカーラント(Ribes nigrum)等の
植物群に含まれていることが知られている。また、アン
トシアン類は、食用、衣料用の着色剤として用いられる
他、生理作用として眼の機能向上作用が推定されている
がその薬効と個々の薬効成分との関係は完全には明らか
にされておらず、更に、抗酸化作用を示す報告もあり、
その作用の生体内発揮により心疾患や動脈硬化の予防効
果が期待されている(食品工業,「ブルーベリーの抗酸
化作用」,富田勲/佐野満昭著,1997-8.30、並びに、B
iochemical Pharmacology,Vol.52,pp.1033-1039,199
6)。
【0007】他方、特表平6−503554号公報に
は、アントシアン化合物の抗酸化効果に着目し、グルタ
チオンと組み合わせる形で癌、肝炎、心疾患、免疫障
害、アレルギー等の幅広い疾患に対する治療効果を期待
する治療有効混合物が開示されているが、当該公報には
シアニジン配糖体単独組成物の記載及びシアニジン配糖
体単独組成物が腫瘍細胞に対して抗腫瘍作用等を有する
ことの開示はないものである。
【0008】また、ベリー類抽出物の抗ガン作用に関し
ての報告例もいくつか見受けられるが、その活性画分は
果実やその抽出粗画分であったり〔CANCER LETTERS 115
(1997)173-178〕、更にアントシアン類以外の酢酸エチ
ル画分や前駆体画分であったり〔Plant Medica62(1996)
212-216〕、アグリコン(配糖体の非糖質部分)であっ
たりし〔Cancer Investigation,13(6),590-594(1995)、
並びに、特開平8−104628号公報〕、これらは、
やはりその薬効と個々の薬効成分との関係は完全には明
らかにされていないものである。
【0009】更に、最近、アントシアン類は、生体に摂
取される際にアグリコンの形ではなくグリコシドの形で
摂取されるという報告がなされており、生体内での生理
活性発現の場においても配糖体の形で発現が行われるこ
とが推測されている(日本栄養食料学会講演要旨集、
「脂質抗酸化メディエーターとしての食品アントシアニ
ンのラットにおける吸収について」、1998年4月18
日)。
【0010】以上のように、上記公報、文献等にはアン
トシアン類等の抗酸化効果、各種薬効などがあることが
知られているが、シアニジン配糖体単独組成物自体が腫
瘍細胞に対して抗腫瘍作用等を有することは全く開示さ
れていないものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、プロモーション、プログレッション等の発ガンメカ
ニズムに対して抑制効果を有し、かつ、人体に対して安
全な抗腫瘍組成物を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来の
課題について鋭意検討を重ねた結果、アントシアン類中
の特定の配糖体が抗腫瘍作用等を有することを見い出す
ことにより、上記目的の抗腫瘍組成物を得ることに成功
し、本発明を完成するに至ったのである。すなわち、本
発明の抗腫瘍組成物は、シアニジン配糖体を有効成分と
することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を詳し
く説明する。本発明の抗腫瘍組成物は、シアニジン配糖
体を有効成分とすることを特徴とするものである。
【0014】本発明に係るシアニジン配糖体としては、
例えば、シアニジン−3−グルコシドやシアニジン−
3,5−ジグルコシドが挙げられるが、本発明のシアニ
ジン配糖体は必ずしも上記の例に限定されるものではな
い。配糖体の糖部分は、グルコースの他にマンノース、
ガラクトース、アラビノース、フラクトースなどが挙げ
られる。
【0015】また、本発明に係るシアニジン配糖体は、
化学合成品、天然物由来抽出品のいずれのものでも使用
でき、由来となる天然物はいずれのものでも使用でき
る。例えば、ブドウの果汁や果皮、ブルーベリー、ボイ
センベリー、エルダーベリー、ブラックカーラント等の
ベリー類、紫コーン、ハイビスカス等の植物から抽出す
ることができる。
【0016】天然物中のシアニジン配糖体は、通常、ペ
ラルゴニジン、デルフィニジン若しくはその配糖体糖の
各種アントシアン類との混合物として存在するものであ
り、本発明においてはシアニジン配糖体をこのような各
種アントシアン類との混合物の形で配合することができ
る。すなわち、本発明では、シアニジン配糖体の純粋な
化合物を使用することができるが、これに限定されるも
のではなく、医薬品、食品として不適当な不純物を含有
しない限り半精製、または粗製のシアニジン配糖体を使
用することもできる。
【0017】上記シアニジン配糖体の単離、精製方法
は、公知の方法が採用できる。例えば、エルダーベリー
を搾汁し、果汁を蒸煮、減圧蒸留等の方法を用いて濃縮
する。必要で有れば、本濃縮果汁をマルトデキストリン
等の適当な担体を用いてスプレードライ法で粉体化する
ことも可能である。更に、本濃縮物をXAD−7等のイ
オン交換樹脂にエタノールを溶離液とした吸脱着処理を
行い、次に、水/エタノール溶離液系の逆相クロマトグ
ラフィーを用いて精製する方法等を用いることができ
る。なお、シアニジン配糖体の安全性は、それを含むこ
とでよく知られるベリー類等の果実の長い食経験に裏打
ちされると共に、SD系ラットを用いた試験で、紫コー
ン由来のシアニジン配糖体含有アントシアン類として、
0.5g/kg体重、1.5g/kg体重、2.5g/
kg体重のいずれでも毒性は見られず、安全性の高いも
のである。
【0018】本発明に係る抗腫瘍組成物は、上述したシ
アニジン配糖体を有効成分とするものであり、医薬品と
して用いる場合は、このシアニジン配糖体は単独で又は
必要に応じて他の抗腫瘍剤と併用して、経口投与、静脈
注射、皮下注射、筋肉注射、座剤などによる直腸投与等
の種々の方法で投与することが可能である。また、その
投与量も投与経路、回数によりコントロールできるの
で、症状にあわせて広範囲に変えることができ、例え
ば、成人一日当り15μg〜30mg/kg体重又は1
mg〜300mg/kg体重とすることが可能である。
【0019】本発明に係る抗腫瘍組成物は、その製剤化
に当り、上記シアニジン配糖体の有効量に適当量の無毒
性担体を配合し、任意慣用の製造方法を用いて投与用製
剤に調製することができる。例えば、飲食物として調製
する場合は、飲料、冷菓、ゼリー、チューインガム、グ
ミ等に調製され、経口投与用に調製する場合は、軟カプ
セル、硬カプセル、錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、有効
成分持続的開放剤、液剤、懸濁剤等に調製され、非経口
投与する場合は、注射剤、点滴剤、座剤等に調製され
る。
【0020】この場合、製剤化するに際しては、無毒性
担体、例えば、アラビヤガム、ゼラチン、ソルビット、
トラガカントガム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、
蔗糖、乳糖、デンプン、結晶セルロース、マンニット、
軽質無水ケイ酸、アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、炭
酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素カルシ
ウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム等の賦形
剤、ショ糖エステル、脂肪酸モノグリセリド、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、レシチン等の界面活性剤、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、硬化油等の滑沢剤、食塩、サッカリン、オ
レンジ油、カンゾウエキス、クエン酸、ブドウ糖、メン
トール、ユーカリ油、リンゴ酸等の矯味剤、矯臭剤、コ
コナッツ油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、大豆油、
中鎖脂肪酸トリグリセリド、ベニバナ油、大豆リン脂質
等の懸濁剤、湿潤剤、酢酸フタル酸セルロース(CA
P)などのセルロース、糖類等の炭水化物誘導体、アク
リル酸メチル・メタアクリル酸共重合体、二塩基酸モノ
エステル類等のポリビニル誘導体、その他の皮膜形成
剤、コーティング助剤などの成分を用いて慣用の方法で
調製され、使用に供される。
【0021】また、本発明の有効成分となるシアニジン
配糖体を飲食品中の成分として用いる場合、上記シアニ
ジン配糖体の有効量に適当量の飲食品原料、特に、シア
ニジン配糖体を本来実質的に含有しない飲食品原料に加
えて、一般の製造方法により加工製造することができ
る。この際、食品の種類、形態は特に限定されず、例え
ば、飲料、冷菓、ゼリー、グミ、チューインガム等が挙
げられる。特に、蛋白質、アミノ酸、脂質、ビタミン、
微量元素等のバランスの取れた組成の健康食品、機能性
食品、栄養補助食品、特定保険用食品としての摂取は発
癌抑制のみならず高脂血症、動脈硬化症、糖尿病、脂肪
肝、心筋梗塞等の疾患の予防、改善の面で好ましい。
【0022】このように構成される本発明の抗腫瘍組成
物は、発癌機構のうちプロモーション、プログレッショ
ン段階の抑制作用による抗腫瘍効果に優れたものであ
る。また、安全性の面でも問題がなく、副作用の心配も
ない。更に、種々の摂食、投与方法が可能であるので投
与方法、投与量を調節でき、更にまた、大量の使用や、
他の抗腫瘍剤との併用も可能である。従って、本発明の
抗腫瘍組成物は、癌の予防、治療に有効であり、医薬品
の他、飲食品にも応用することができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明を試験例及び実施例により、さ
らに詳細に説明するが、本発明は下記実施例等に限定さ
れるものではない。
【0024】〔試験例1〕RPMI 1640培地(日水製薬製)
に、酪酸(4mM)、発癌プロモーターとなるTPA(12-O
-tetradecanoylphorbol-13-acetate)(32pmol)を加えた
ものにシアニジン配糖体であるシアニジン−3−グルコ
シド(CG)(本発明群)、β−カロチン(BC)(比
較群)を種々の濃度で加え、無添加のものを対照として
37℃にて、Epstein-Barr ウイルス(EBV)潜在感
染ヒトリンパ芽球様細胞株(Raji cells)を48時間培
養した。次いで、TPAによるEBV早期抗原(EBV-E
A)の発現を発癌プロモーター活性の指標として蛍光抗
体法(間接法)を用いて検出し、無添加の培養系の発現
率を100としたときの各組成物の発現率を調べた。こ
れらの結果を下記表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】上記表1に示した結果から明らかなよう
に、シアニジン配糖体であるシアニジン−3−グルコシ
ドは、添加濃度依存的にTPAによる発癌プロモーター
活性発現を抑制し、その抑制効果は1μg/ml添加に
おいてβ−カロチンよりもきわめて高いことが判明し
た。
【0027】〔試験例2〕N−エチル−N’−ニトロ−
N−ニトロソグアニジン(ENNG)マウス十二指腸発
癌モデルを用い、本発明組成物による十二指腸発癌抑制
効果を調べた。すなわち、8週齢のC57Bl/6 雄
性マウス24匹を対照群と発明群とに分け(一群あたり
12匹)、化学発癌剤として100mg/L濃度のEN
NG溶液を実験開始より4週間自由飲水させた。第5週
から第16週まで発明群には、0.01%のシアニジン
配糖体溶液〔シアニジン−3−グルコシド(CG):
0.0091%、シアニジン−3,5−グルコシ(CD
G):0.0009%含有〕を、対照群には水道水を自
由飲水投与した。実験第16週目に各群マウスを犠牲死
剖検し胃・十二指腸を摘出した。摘出した胃・十二指腸
をホルマリン固定して切開伸展させ、さらにBouin(ブ
アン)溶液にて固定し、実体顕微鏡下に十二指腸粘膜を
観察し、その腫瘍発生率、平均腫瘍個数を調べた。これ
らの結果を下記表2に示す。なお、ENNGは、イニシ
エーターであるが、上述の如く、実験開始から4週間イ
ニシエーターとして投与(イニシエーション段階)。そ
の後、体内で自然発生的にプロモーション段階へ移行
(プロモーターは生体内代謝物と推定される)。本試験
例では、本発明組成物をプロモーション段階で投与を開
始するので効果としては抗プロモーション効果を確認し
ている系である。
【0028】
【表2】
【0029】上記表2に示した結果から明らかなよう
に、本発明組成物であるシアニジン配糖体は、腫瘍発生
率、平均腫瘍発生個数のいずれにおいても対照群と比較
して強力な発癌抑制効果を示すことが判明した。なお、
試験例期間中の体重変化は、各群間に統計学的有意差は
認めなかった。また、期間中の飲水量も各群間に差異は
認めなかった。
【0030】以下に、本発明組成物であるシアニジン配
糖体を含有した注射剤、座剤、ソフトカプセル、クッキ
ー、ドレッシング、飲料用シロップ、アイスクリ−ム、
セリーキャンディーの具体的な実施例を下記に示す。
【0031】〔実施例1、注射剤の調製〕 シアニジン−3−グルコシド 100g アスコルビン酸 20g 注射用蒸留水 9880g 上記組成で常法により注射剤を調製し、1アンプル10
mlずつ充填した。
【0032】 〔実施例2、座剤の調製〕 サリチル酸メチル 0.0350g ハードファット(カカオ脂) 2.0000g 〔ファマゾールT−115(商品名、日本油脂社製)〕 シアニジン−3−グルコシド 0.0100g シアニジン−3,5−ジグルコシド 0.0100g 上記組成で常法により座剤を調製した。
【0033】〔実施例3、ソフトカプセルの調製〕 ブルーベリー果汁末 10g 〔シアニジン−3−グルコシド 0.8g〕 〔シアニジン−3,5−ジグルコシド0.2g〕 抽出トコフェロール 1g アスコルビン酸 5g コーン油 20g ゼラチン 52g 上記組成で常法によりソフトカプセル50個を調製し
た。
【0034】〔実施例4、クッキーの調製〕 エルダーベリー末 2g 〔シアニジン−3−グルコシド 0.05g〕 大豆サラダ油 263g 砂糖 225g 卵 63g 牛乳 20g 薄力粉 425g 塩 2g 上記組成で常法によりクッキーを調製した。
【0035】 〔実施例5、ドレッシングの調製〕 ナタネサラダ油 65.5g 食酢 25.0g 食塩 0.6g グルタミン酸ソーダ 0.4g コショウ 0.1g 洋ガラシ 0.1g ブドウ果汁末 2.0g 〔シアニジン−3−グルコシド 0.1g〕 〔シアニジン−3,5−ジグルコシド0.02g〕 タマネギ汁 2.5g レモン汁 3.8g 上記組成で常法によりドレッシングを調製した。
【0036】〔実施例6、飲料用シロップの調製〕 リンゴ果汁 3.00kg 果糖ブドウ糖液糖(75%) 30.00kg クエン酸 0.20kg DL−リンゴ酸 0.05kg シアニジン−3−グルコシド 0.01kg 水 16.55kg 上記組成で常法により飲料用シロップを調製した。
【0037】 〔実施例7、アイスクリームの調製〕 全脂加糖練乳 12.25kg 無塩バター 7.50kg 生クリーム 3.00kg 脱脂粉乳 5.50kg 砂糖 4.00kg 水飴 12.50kg 食塩 0.05kg 安定剤 0.30kg 乳化剤 0.35kg クランベリーエッセンス 0.15kg ブルーベリー果汁濃縮物 0.10kg 〔シアニジン−3−グルコシド 0.003kg〕 水 54.30kg 上記組成で常法によりアイスクリームを調製した。
【0038】〔実施例8、ゼリーキャンディーの調製〕 寒天末 3kg グラニュー糖 32kg 水飴 50kg 水 1000kg オレンジエッセンス 0.15kg クエン酸 0.5kg シアニジン−3,5−ジグルコシド 0.1kg 上記組成で常法によりゼリーキャンディーを調製した。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、プロモーション、プロ
グレッション等の発ガンメカニズムに対して抑制効果を
有し、かつ、人体に対して安全な抗腫瘍組成物が提供さ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 輔翼 大阪府枚方市牧野本町1−25−2 (72)発明者 鶴田 淳 京都府亀岡市千代川町今津2−1−4 (72)発明者 甲村 真理 大阪府茨木市駅前2−7−17−101 Fターム(参考) 4C088 AB12 AB13 AB56 AB66 AB78 AC04 BA08 BA13 MA01 NA14 ZA33 ZB26 ZC21 4C091 AA01 BB01 CC01 DD01 EE01 FF01 GG01 HH01 JJ01 KK01 LL01 MM01 NN01 PA01 QQ01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シアニジン配糖体を有効成分とすること
    を特徴とする抗腫瘍組成物。
JP10359535A 1998-12-17 1998-12-17 抗腫瘍組成物 Pending JP2000178295A (ja)

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