JP2000175662A - 海苔の自動集積機 - Google Patents

海苔の自動集積機

Info

Publication number
JP2000175662A
JP2000175662A JP10355781A JP35578198A JP2000175662A JP 2000175662 A JP2000175662 A JP 2000175662A JP 10355781 A JP10355781 A JP 10355781A JP 35578198 A JP35578198 A JP 35578198A JP 2000175662 A JP2000175662 A JP 2000175662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laver
unit
stack
stacking
aligning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10355781A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Nakasako
一史 中迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAITO KOGYO KK
Original Assignee
TAITO KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAITO KOGYO KK filed Critical TAITO KOGYO KK
Priority to JP10355781A priority Critical patent/JP2000175662A/ja
Publication of JP2000175662A publication Critical patent/JP2000175662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Edible Seaweed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海苔w,w,…を所定枚数ずつ積層状態に集
積して集積体W,W,…を形成する際に、その集積体
W,W,…を人手に頼らず機械的に揃えることができる
ようにし、もって、海苔w,w,…の生菌率の上昇を抑
えるとともに、生産性の向上に容易に対応できるように
する。 【解決手段】 搬入された矩形板状の海苔w,w,…を
所定枚数ずつ集積して搬出する海苔の自動集積機とし
て、海苔w,w,…を水平面に沿って配置された状態で
水平方向両側から挟圧して水平面内での向きを順に揃え
る第1揃え機構2と、この第1揃え機構2により向きが
揃えられた海苔w,w,…を所定枚数ずつ上下方向に積
層して集積体W,W,…を形成する集積機構3と、この
集積機構3により形成された集積体W,W,…を水平方
向両側から挟圧して各集積体Wの両側面を揃える第2揃
え機構5とを備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば裁断のため
に矩形板状の海苔を人手によらず機械的に所定枚数ずつ
積層して集積体を形成するようにした海苔の自動集積機
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、海苔の製造工程においては、先
ず、採取された生海苔を薄く延ばした後に乾燥させて薄
板状の海苔板が形成され、各海苔板からは矩形板状の多
数枚の海苔が切り取られる。次いで、矩形板状に切り取
られた海苔は、所定枚数(例えば百枚)ずつ上下方向に
積層されて集積体となる。これら集積体は、そのままの
状態で又は裁断された状態で包装された後に出荷され
る。
【0003】その際に、上記集積体は、単に積層されて
いるだけでは各海苔が食み出しているので、そのままで
は適正に裁断したり包装することは難しい。そこで、従
来では、作業者が集積体の水平方向両側面を揃えるよう
になされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、人手によって集積体を揃えるようにする
と、海苔の生菌率が高くなる虞れがある。
【0005】また、集積体を短時間のうちに適正に揃え
るには熟練を要し、したがって、生産性の向上を目指し
て生産スピードを上げようとすると、熟練者が必須とな
る。
【0006】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、海苔を所定枚数ずつ積層して
集積体を形成する際に、その集積体を人手に頼らず機械
的に揃えることができるようにし、もって、海苔の生菌
率の上昇を抑えるとともに、生産性の向上に容易に対応
できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、先ず、各海苔の水平面内での向きを
揃え、次いで、それら海苔を所定枚数ずつ上下方向に積
層して集積体を形成し、しかる後、その集積体を水平方
向両側から挟圧して該集積体の両側面を揃えるようにし
た。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、搬入さ
れた矩形板状の海苔を所定枚数ずつ集積して搬出するよ
うにした海苔の自動集積機を対象としている。
【0009】そして、上記搬入された海苔を水平面に沿
うように配置された状態で水平方向両側から挟圧して該
海苔の水平面内での向きを揃える第1揃え機構と、この
第1揃え機構により向きが揃えられた海苔を所定枚数ず
つ上下方向に積層して集積体を形成する集積機構と、こ
の集積機構により形成された集積体を水平方向両側から
挟圧して該集積体の両側面を揃える第2揃え機構とを備
えるようにする。
【0010】上記の構成において、自動集積機に搬入さ
れた海苔は、水平面に沿うように配置された状態で第1
揃え機構によりその水平面内での向きが揃えられた後、
集積機構により所定枚数ずつ上下方向に積層されて集積
体に形成される。次いで、集積体は、第2揃え機構によ
り水平方向両側から挟圧されて該集積体の両側面が揃え
られ、その状態で自動集積機から搬出される。よって、
搬入された海苔は、人手に頼ることなく両側面が揃えら
れた状態に集積される。
【0011】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、集積機構は、第1揃え機構により向きが揃え
られた海苔を所定単位枚数ずつ上下方向に積層して単位
集積体を形成する第1集積部と、この第1集積部により
形成された単位集積体を水平方向両側から挟圧して該単
位集積体の両側面を揃える補助揃え部と、この補助揃え
部により両側面が揃えられた単位集積体を所定数ずつ上
下方向に積層して集積体を形成する第2集積部とを有す
るものとする。
【0012】上記の構成において、各々、第1揃え機構
により水平面内での向きが揃えられた複数枚の海苔は、
集積機構において、先ず第1集積部により所定単位枚数
ずつ上下方向に積層されて単位集積体を形成する。この
単位集積体は、次の補助揃え部により水平方向両側から
挟圧されて該単位集積体の両側面が揃えられた後、第2
集積部により所定数ずつ上下方向に積層されて集積体を
形成し、この集積体の両側面が第2揃え機構により揃え
られることとなる。よって、所定枚数の海苔を一度に積
層して集積体が形成されるようにする場合よりも、第2
揃え機構における集積体の揃え作業は容易化される。
【0013】請求項3の発明では、上記請求項2の発明
において、第1集積部と補助揃え部との間には、該第1
集積部により形成された単位集積体を水平面内で90°
だけ回転させる回転部が設けられているものとする。そ
して、上記補助揃え部は、上記回転部により回転された
単位集積体の両側面を揃えるように構成されているもの
とする。
【0014】上記の構成において、集積機構の第1集積
部で形成された単位集積体は、回転部により水平面内で
90°だけ回転した後、補助揃え部により両側面が揃え
られて第2集積部により集積体に形成される。よって、
各単位集積体に対する回転部の作動・非作動を予め設定
しておくようにすることで、例えば、単位集積体を縦横
両方向に交互に積層して集積体を形成する作業や、第2
揃え機構に裁断機構を接続して該裁断機構による裁断方
向を縦横両方向に切り換えて集積体を裁断する作業等の
機械化が図れるようになる。
【0015】請求項4の発明では、上記請求項1〜3の
発明において、第1揃え機構及び集積機構は、それぞれ
複数とされていて、1つの第2揃え機構に対し複数ライ
ンに配置されているものとする。その上で、上記複数の
集積機構と上記第2揃え機構との間には、各集積機構に
より集積体が形成される順に該集積機構から集積体を上
記第2揃え機構に供給する供給機構が設けられているも
のとする。
【0016】上記の構成において、自動集積機に搬入さ
れた海苔は、複数ラインの第1揃え機構及び集積機構に
よりそれぞれ向きが揃えられて集積体に形成される。こ
のとき、上記各集積機構によりそれぞれ形成される集積
体は、その形成される順に従って供給機構により第2揃
え機構に供給される。よって、第2揃え機構による作業
が効率化して海苔の集積作業の生産性が向上する。
【0017】請求項5の発明では、上記請求項1〜4の
発明において、第2揃え機構により両側面が揃えられた
集積体を裁断する裁断機構を備えるようにする場合に、
その裁断機構は、集積体が載置されるテーブルと、第2
揃え機構により集積体が挟圧される方向と平行な水平軸
心回りに回転する円板状の回転刃を有していて、該回転
刃により上記テーブル上の集積体を上記水平軸心と直交
する鉛直面に沿って裁断するための裁断手段と、この裁
断手段の回転刃近傍に配置されていて、該裁断手段によ
る裁断時の集積体の上面を所定の高さ位置になるように
上方から押さえ付けるためのガイド部材と、第2揃え機
構により両側面が揃えられたテーブル上の集積体をその
上面がガイド部材に押さえ付けられるよりも低い高さ位
置になるように上方から押圧する押圧手段と、この押圧
手段により押圧された状態の集積体をガイド部材に押さ
え付けられつつ裁断手段に裁断される方向に送り込む送
り手段とを有するものとする。
【0018】上記の構成において、第2揃え機構により
両側面が揃えられて裁断機構のテーブル上に載置された
集積体は、送り手段により裁断位置に送り込まれるのに
応じて裁断手段により裁断される。その際に、上記集積
体は、ガイド部材に上方から押さえ付けられて裁断され
るので、第2揃え機構に揃えられた状態を維持しつつ裁
断される。また、テーブル上の集積体は、該集積体の上
面がガイド部材に押さえ付けられるよりも低い高さ位置
になるように押圧手段により上方から押圧されつつ、送
り手段により送り込まれる。よって、上記ガイド部材に
よりテーブル上の集積体の上面が十分に低い高さ位置に
押さえ付けられるようにすることができるので、ガイド
部材による集積体の押え付けが不十分であることに起因
する不具合、つまり裁断に伴って発生する海苔の粉が海
苔と海苔との間の隙間に侵入することや、集積体の上層
の海苔が破損すること等が未然に防止されるようにな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の実施形
態に係る海苔の自動集積機の全体構成を模式的に示して
いる。この自動集積機は、海苔の製造工程において、矩
形板状の海苔w,w,…を所定枚数ずつ積層状態に集積
して裁断するために用いられるものである。
【0020】上記自動集積機には、各々、搬入された海
苔w,w,…の不良品を人手により排除するための2つ
の排除用コンベヤ1,1と、各々、対応する排除用コン
ベヤ1から移載された海苔w,w,…を水平面に沿うよ
うに配置された状態で順に一方向(図1及び図2の右方
向)に移送しつつその移送方向と直交する水平方向両側
(図2の上下方向両側)から挟圧してその水平面内での
向きを揃える2つの第1揃え機構2,2と、各々、対応
する第1揃え機構2により向きが揃えられた海苔w,
w,…を所定枚数ずつ上下方向に積層して集積体W,
W,…を順に形成する2つの集積機構3,3と、これら
集積機構3,3によりそれぞれ形成された集積体W,
W,…を順に水平方向両側(図2の上下方向両側)から
挟圧して該集積体Wの両側面を揃える第2揃え機構5と
が備えられている。また、両集積機構3,3と第2揃え
機構5との間には、該両集積機構3,3間で集積体W,
W,…が形成される順に従って該集積体Wを第2揃え機
構5に供給する供給機構4が設けられている。そして、
第2揃え機構5には、集積体W,W,…を鉛直面に沿っ
て裁断する裁断機構6が接続されている。これら各機構
2〜6の作動は、後述する各センサからの信号等を基に
図外のコントローラにより制御される。
【0021】上記2つの排除用コンベヤ1,1は、互い
に平行に配置されていて、図3及び図4に拡大して示す
ように、各々、海苔w,w,…を移送する方向(同各図
の右方向)と直交する水平軸心回りに回転可能な2つの
ローラ10,11と、これら両ローラ10,11間に巻
き掛けられた複数本のタイミングベルト12,12,…
とからなっている。そして、各排除用コンベヤ1による
海苔w,w,…の移送中に、作業者が目視により海苔
w,w,…を選別するようになされる。
【0022】上記各第1揃え機構2には、対応する排除
用コンベヤ1に接続されていて海苔w,w,…を順に移
送するコンベヤ部20が設けられている。このコンベヤ
部20は、ローラコンベヤ21とベルトコンベヤ22と
が直列に接続されてなっている。ローラコンベヤ21
は、海苔w,w,…の移送方向と直交する各々の水平軸
回りに回転する複数の駆動ローラ21a,21a,…が
移送方向に並設されてなっている。一方、ベルトコンベ
ヤ22は、移送方向と直交する各々の水平軸回りに回転
する移送方向前後2つのローラ22a,22b間に複数
本のタイミングベルト22c,22c,…が巻き掛けら
れてなっている。
【0023】また、上記コンベヤ部20の両側には、平
ベルト23a,23aをコンベヤ部20上の各海苔wの
両側縁に接触するように水平面内で回行させる1対のサ
イドコンベヤ23,23が配置されている。これらサイ
ドコンベヤ23,23の両平ベルト23a,23a間の
間隔は、海苔w,w,…の移送方向に向かって徐々に小
さくなっていて、その移送方向中間部から移送方向前端
部の間では海苔w,w,…の左右方向の幅に一致するよ
うに設定されている。具体的には、両サイドコンベヤ2
3,23のうち、隣接する第1揃え機構2から遠い外側
(以下、単に外側という)のサイドコンベヤ23は、移
送方向に並ぶように配置された鉛直軸回りにそれぞれ回
転する2つのローラ23b,23cを有しており、これ
らローラ23b,23c間に巻き掛けられた平ベルト2
3aの各海苔wの外側の側縁との接触面が海苔w,w,
…の移送方向と平行な鉛直面になるように設定されてい
る。一方、隣接する第1揃え機構2に近い内側(以下、
単に内側という)のサイドコンベヤ23は、略移送方向
に並ぶように配置された同じく鉛直軸回りにそれぞれ回
転する3つのローラ23d〜23fを有しており、これ
らローラ23d〜23f間に平ベルト23aが巻き掛け
られている。その際に、ローラ23d〜23fのうち、
移送方向中間及び前端の2つのローラ23e,23fは
移送方向と平行に並ぶように配置されているのに対し、
移送方向後端のローラ23dは、対応するローラコンベ
ヤ21から離れて配置されており、これらのことで、コ
ンベヤ部20上の海苔w,w,…を両側から徐々に挟圧
して向きを揃えつつ整列させるようになされている。
【0024】さらに、上記コンベヤ部20の前端側に
は、各々、コンベヤ部20上の各海苔wの接近を検知す
る2つのセンサ24a,24bが配置されており、その
各検知信号はコントローラに入力されるようになってい
る。そして、コントローラでは、両検知信号に基づいて
海苔w,w,…の枚数を計測するようになされている。
また、これらセンサ24a,24bは、水平面内での向
きが適正に揃えられかつコンベヤ部20により適正に移
送される整列状態の各海苔wを同時に検知できるよう
に、海苔w,w,…の移送方向と直交する平面上に配置
されており、コントローラは、両検知信号間にずれがあ
った場合には、枚数異常の可能性があると見做して警報
等を発するようになっている。
【0025】上記各集積機構3には、対応する第1揃え
機構2により向きが揃えられた海苔w,w,…を所定単
位枚数(例えば、5枚)ずつ上下方向に積層して単位集
積体m,m,…を形成する第1集積部30が設けられて
いる。この第1集積部30には、第1揃え機構2のベル
トコンベヤ22から整列状態で順に排出される海苔w,
w,…を単位集積体m,m,…が形成されるように積層
させて受け取る回転体31と、この回転体31上で形成
された単位集積体m,m,…を第1集積部30から排出
するベルトコンベヤ32とが設けられている。回転体3
1は、第1揃え機構2からの海苔w,w,…の排出方向
(図3及び図4の右方向)と直交する水平軸回りに回転
可能に設けられており、その回転軸周りには、半径方向
外方に向かって突出するように設けられたフォーク状の
支承部31a,31a,…が周方向に等ピッチ(ここで
は、90°ピッチ)に配置されている。一方、上記排出
用のベルトコンベヤ32は、各々、回転体31の回転軸
近傍に該回転軸と平行な軸心回りに回転可能に配置され
ていて回転体31の支承部31a,31a…と干渉しな
いように軸方向の寸法が小さく抑えられた複数(図示す
る例では、2つ)の短寸ローラ32a,32a,…と、
該コンベヤ32の前端に移送方向と直交する水平軸回り
に回転可能に設けられたローラ32bと、これら移送方
向前後のローラ32a,32b間に巻き掛けられた複数
本のタイミングベルト32c,32c,…とからなって
いる。そして、第1揃え機構2から所定単位枚数の海苔
w,w,…が排出される毎に回転体31が図3の時計回
り方向に90°ずつ間欠的に回転することで、各支承部
31aにそれぞれ形成された単位集積体mをベルトコン
ベヤ32に移載するようになっている。
【0026】また、上記各集積機構3には、図5及び図
6に示すように、第1集積部30により形成された単位
集積体m,m,…を順に水平面内で90°だけ回転させ
る回転部33が設けられている。この回転部33には、
各々、水平軸回りに回転する複数のローラ34a,34
a,…が移送方向(図5及び図6の右方向)に並設され
てなっていて、第1集積部30から排出された単位集積
体m,m,…を順に移送するローラコンベヤ34が設け
られている。このローラコンベヤ34の一側方には、ロ
ッド35aが下方に向かって進退移動するように配置さ
れた鉛直シリンダ35が設けられており、この鉛直シリ
ンダ35のロッド35a先端には、ローラコンベヤ34
上の各単位集積体mの移送方向前縁一側に順に当接して
該単位集積体mをその当接部を中心にして水平面内で回
転させるストッパピン36と、このストッパピン36の
移送方向前方に移送方向と直交する水平方向に移動調整
可能に配置されていて、該ストッパピン36により90
°だけ回転した各単位集積体mの上記前縁に当接して該
単位集積体mの回転を規制する規制部材37とが取り付
けられている。そして、コンベヤ34上の各単位集積体
mを回転させるときには鉛直シリンダ35を伸長作動さ
せる一方、上記回転を行わないときには鉛直シリンダ3
5を収縮作動させるようになっている。この回転部33
は、単位集積体m,m,…を縦横両方向に交互に積層し
て集積体W,W,…を形成する場合や、裁断機構6によ
る集積体W,W,…の裁断方向を変更する場合等に使用
される。
【0027】また、上記各集積機構3には、単位集積体
m,m,…を順に移送方向と直交する水平方向両側(図
6の上下方向両側)から挟圧して該単位集積体mの両側
面を揃える補助揃え部38が設けられている。この補助
揃え部38には、回転部33のローラコンベヤ34の後
端側下方にロッド39aが上方に向かって進退移動する
ように配置された鉛直シリンダ39と、この鉛直シリン
ダ39のロッド39a先端に取り付けられていて、該鉛
直シリンダ39の伸長作動によりローラコンベヤ34上
の各単位集積体mの移送方向前縁に当接してその移送を
一旦停止させる一方、鉛直シリンダ39の収縮作動によ
りローラコンベヤ34上の単位集積体m,m,…の移送
を許容する停止プレート40とが設けられている。その
上で、ローラコンベヤ34の一側方には、単位集積体
m,m,…の移送方向と平行に配置された固定押圧プレ
ート41が設けられており、一方、ローラコンベヤ34
の他側方には、ロッド42aが固定押圧プレート41に
向かって単位集積体m,m,…の移送方向と直交する水
平方向に進退移動するように配置された水平シリンダ4
2と、この水平シリンダ42のロッド42a先端に取り
付けられていて、該水平シリンダ42の伸長作動により
ローラコンベヤ34上の各単位集積体mを固定押圧プレ
ート41との間で挟圧する可動押圧プレート43とが設
けられている。そして、鉛直シリンダ39の伸長作動に
よりローラコンベヤ34上の単位集積体m,m,…の移
送方向の移動を順に停止させ、その状態で水平シリンダ
42の伸長作動により該単位集積体mを両側から挟圧し
て該単位集積体mの両側面を揃えるようになっている。
【0028】さらに、上記各集積機構3には、補助揃え
部38により両側面が揃えられた単位集積体m,m,…
を所定数ずつ上下方向に積層して集積体W,W,…を形
成する第2集積部50が設けられている。この第2集積
部50には、回転部33のローラコンベヤ34の前端に
接続されていて該コンベヤ34から排出された単位集積
体m,m,…を順に受け入れて該受入方向に移送する受
入コンベヤ51と、この受入コンベヤ51の前端部の下
方に配置されていて、該コンベヤ51上の単位集積体
m,m,…を順に持ち上げるリフト52と、このリフト
52の上方に配置されていて、該リフト52により持ち
上げられた単位集積体m,m,…を上下方向に積層する
状態に順に収容して集積体Wを形成するための集積マガ
ジン53とが設けられている。
【0029】上記第2集積部50の受入コンベヤ51
は、単位集積体m,m,…の移送方向前後両端に配置さ
れていて該移送方向と直交する各々の水平軸回りに回転
する2つのローラ51a,51bと、これら両ローラ5
1a,51b間に巻き掛けられた複数本のタイミングベ
ルト51c,51c,…とからなっている。また、受入
コンベヤ51の前端側には、該受入コンベヤ51の前端
部に移送された単位集積体mを検知するためのセンサ5
4が配置されており、その検知信号はコントローラに入
力されるようになっている。
【0030】上記第2集積部50のリフト52は、その
上半部が受入コンベヤ51の相隣るタイミングベルト5
1c,51c間を上下方向に通過可能に設けられてお
り、このことで、該リフト52の上端に受入コンベヤ5
1上の各単位集積体mを下方から支承して持ち上げるよ
うになっている。一方、上記集積マガジン53は、上昇
移動したリフト52の上端部を該リフト52上の単位集
積体mと共に収容可能な下端開口の断面矩形板状をなし
ていて、その下端開口には、図示は省略するが、リフト
52の昇降移動を許容しつつ単位集積体mを下方から支
承する支承部が設けられている。そして、リフト52に
より単位集積体m,m,…が順に収容される毎に集積マ
ガジン53内ではそれら単位集積体m,m,…が下から
順に積み重ねられて集積体Wを形成するようになされ
る。
【0031】また、上記第2集積部50には、集積マガ
ジン53内で形成された集積体Wを上記供給機構4に排
出する排出コンベヤ55と、集積マガジン53内の集積
体Wを排出コンベヤ55と同期して該排出コンベヤ55
上に押し出す第1押出装置56とが設けられている。
【0032】上記第2集積部50の排出コンベヤ55
は、その移送面が受入コンベヤ51よりも高くかつ集積
マガジン53の下端よりも若干低い位置に設定されてい
て、移送方向前後両端に配置されかつ該移送方向と直交
する各々の水平軸回りに回転する2つのローラ55a,
55bと、これら両ローラ55a,55b間に巻き掛け
られた平ベルト55cとからなっている。この排出コン
ベヤ55の一側方には、集積体Wの移送方向前後端をそ
れぞれ検知するためのセンサ57a,57bが移送方向
に並んで配置されており、その各検知信号はコントロー
ラに入力されるようになっている。そして、コントロー
ラでは、排出コンベヤ55により集積体Wがセンサ57
a,57bに検知される位置に移送されたときに、該排
出コンベヤ55の作動を一旦停止するようになされてい
る。
【0033】一方、上記第2集積部50の第1押出装置
56は、可動部58aが排出コンベヤ55による移送方
向に沿って往復移動するように配置された水平シリンダ
58と、この水平シリンダ58の可動部58aに取り付
けられていて、ロッド59aが下方に向かって進退移動
するように配置された鉛直シリンダ59と、この鉛直シ
リンダ59のロッド59a先端に取り付けられた押出プ
レート60とからなっている。そして、集積マガジン5
3内で集積体Wが形成されている間は、鉛直シリンダ5
9は移送方向後端に位置しかつ伸長した初期状態にあ
り、この初期状態から水平シリンダ58の作動により鉛
直シリンダ59が移送方向前端に向かって移動すること
で押出プレート60が集積マガジン53内の集積体Wを
排出コンベヤ55上に押し出し、集積体Wの押出作業が
完了したときには、鉛直シリンダ59が収縮作動して水
平シリンダ58により移送方向後端に戻った後に該鉛直
シリンダ59が伸長作動することで初期状態に復帰する
ようになされる。
【0034】上記供給機構4には、各集積機構3の排出
コンベヤ55から集積体Wを受け取る受取位置と、該受
取位置で受け取った集積体Wを第2揃え機構5に引き渡
す引渡位置との間で移動可能な集合台70が配置されて
いる。この集合台70は、各第2集積部50の排出コン
ベヤ55の移送方向に並んで配置されていて該移送方向
と直交する方向に延びる2本のガイドレール71,71
により2つの受取位置と引渡位置との間で移動可能に案
内支持されている。
【0035】また、上記供給機構4には、集合台70を
各受取位置と引渡位置との間で移動させる駆動装置72
が設けられている。この駆動装置72は、集合台70の
移動方向に延びかつ各ロッド73a,74aが互いに逆
向きに進退移動するように配置された上下2つの水平シ
リンダ73,74からなっており、これらシリンダ7
3,74のボディは一体化されている。上側のシリンダ
73のロッド73a先端は集合台70に連結されてお
り、下側のシリンダ74のロッド74a先端は固定側に
連結されている。そして、集合台70は、上下両シリン
ダ73,74が共に収縮した状態で図2及び図4の上側
の集積機構3との間の受取位置に位置付けられる一方、
両シリンダ73,74が共に伸長した状態で同各図の下
側の集積機構3との間の受取位置に位置付けられ、両シ
リンダ73,74のうちの一方が収縮するとともに他方
が伸長した状態で第2揃え機構5との間の引渡位置に位
置付けられるようになっている。
【0036】上記集合台70には、各受取位置において
対応する排出コンベヤ55から排出された集積体Wを受
け取る一方、受け取った集積体Wを引渡位置において第
2揃え機構5に引き渡すように該集積体Wを移動させる
集合コンベヤ75が設けられている。この集合コンベヤ
75は、集積体Wの移送方向前後に配置されていて該移
送方向と直交する各々の水平軸心回りに回転可能な2つ
のローラ75a,75b間に比較的幅の狭い3本の平ベ
ルト75c,75c,…が巻き掛けられてなっている。
そして、各受取位置で各集積機構3から対応する受取位
置で集積体Wを受け取るとき、及びその受け取ったその
集積体Wを引渡位置で第2揃え機構5に引き渡すとき
に、それぞれ集合コンベヤ75が作動するようになされ
ている。また、集合コンベヤ75の一側方には、該集合
コンベヤ75の所定位置に移送された集積体Wを検知す
るためのセンサ76が配置されており、その検知信号は
コントローラに入力されるようになっている。そして、
コントローラでは、検知信号に基づいて集合コンベヤ7
5の作動を一旦停止するようになされている。
【0037】さらに、上記供給機構4には、集合台70
の集合コンベヤ75と同期して該集合コンベヤ75上の
集積体Wを第2揃え機構5に向かって押し出す第2押出
装置77が設けられている。この第2押出装置77は、
ロッド78aが移送方向前方に向かって進退移動するよ
うに配置された水平シリンダ78と、この水平シリンダ
78のロッド78a先端に取り付けられていて、ロッド
79aが下方に向かって進退移動するように配置された
鉛直シリンダ79と、この鉛直シリンダ79のロッド7
9a先端に取り付けられた押出プレート80とからなっ
ている。この第2押出装置77の初期状態では、水平シ
リンダ78及び鉛直シリンダ79が共に収縮している。
そして、集合コンベヤ75上の集積体Wを第2揃え機構
5に押し出すときには、鉛直シリンダ79が伸長作動し
た後に水平シリンダ78が伸長作動し、集積体Wの押出
作業が完了する毎に、鉛直シリンダ79及び水平シリン
ダ78が順に収縮作動して上記初期状態に復帰する。
【0038】上記第2揃え機構5は、供給機構4から供
給された集積体Wが載置されるテーブル90を有する。
このテーブル90上における集積体Wの供給方向(図5
及び図6の右方向)と直交する水平方向の両側(図6の
上下方向の両側)には、ロッド91a,91aが互いに
近接する方向に向かって進退移動するように配置された
両側1対の水平シリンダ91,91と、各水平シリンダ
91のロッド91a先端に取り付けられていて、該両水
平シリンダ91,91の伸長作動によりテーブル90上
の集積体Wを両側から挟圧して該集積体Wの両側面を揃
える両側1対の可動押圧プレート92,92とが設けら
れている。そして、テーブル90上に集積体Wが載置さ
れるまでの間は両水平シリンダ91,91が共に収縮す
る初期状態にあり、テーブル90上に集積体Wが載置さ
れた後に両水平シリンダ91,91が共に伸長作動して
再び初期状態に復帰する。
【0039】上記裁断機構6は、第2揃え機構5との間
で上述のテーブル90を共用しており、この裁断機構6
には、円板状の回転刃100aを有していて該回転刃1
00aによりテーブル90上の集積体Wを裁断するため
の裁断装置100が設けられている。この裁断装置10
0の回転刃100aは、上記供給機構4から第2揃え機
構5に集積体Wが供給される方向の前方位置に該方向と
直交する水平軸心回りに回転可能に配置されていて、該
水平軸心と直交する鉛直面に沿って集積体Wを裁断する
ようになされている。回転刃100aの下辺部はテーブ
ル90の載置面90aよりも若干低く位置していて、そ
の載置面90aの対応部分には、回転する回転刃100
aへの干渉を回避すべく、該回転刃100aの下辺部を
収容する図外のスリットが設けられている。
【0040】また、上記裁断機構6には、第2揃え機構
5により揃えられたテーブル90上の集積体Wを裁断装
置100に裁断される方向、つまり供給機構4から第2
揃え機構5に集積体Wが供給される方向に送り込む送り
装置101が設けられている。この送り装置101は、
可動部102aが該送り装置101の送り方向に沿って
往復移動するようにテーブル90内に配置された水平シ
リンダ102と、この水平シリンダ102の可動部10
2aに取り付けられていて、ロッド103aが上方に向
かって進退移動するように配置された鉛直シリンダ10
3と、この鉛直シリンダ103のロッド103a先端に
取り付けられていて、第2揃え機構5により揃えられた
テーブル90上の集積体Wの供給機構4側の面に係合可
能な送り爪104とからなっている。そして、供給機構
4から集積体Wが供給されてその揃え作業が完了するま
での間は、鉛直シリンダ103が送り方向後端で収縮し
た初期状態にあり、この初期状態から揃え作業の完了時
に鉛直シリンダ103が伸長作動して送り爪104をテ
ーブル90の載置面90a上に突出させた後、水平シリ
ンダ102により送り爪104を送り方向に移動させる
ことで裁断を行い、裁断作業の終了時には鉛直シリンダ
103が収縮作動するとともに水平シリンダ102によ
り送り方向後端に戻って初期状態に復帰するようになさ
れている。
【0041】また、上記テーブル90の上方でかつ回転
刃100aの両側には、裁断装置100による裁断時の
集積体Wの上面を所定の高さ位置になるように上方から
押さえ付けるための両側1対の押えガイド105,10
5が配置されている。
【0042】さらに、上記裁断機構6には、テーブル9
0上の集積体Wをその上面が押えガイド105,105
に押さえ付けられるよりも低い高さ位置になるように上
方から押圧する押圧装置106が設けられている。この
押圧装置106は、第2揃え機構5の上方にロッド10
7aが下方に向かって進退移動するように配置された鉛
直シリンダ107と、この鉛直シリンダ107のロッド
107a先端に取り付けられていて、第2揃え機構5に
より揃えられた集積体Wの上面に圧接可能な押圧プレー
ト108とからなっている。そして、供給機構4から第
2揃え機構5に集積体Wが供給されて揃え作業が行われ
る間は、鉛直シリンダ107が収縮した初期状態にあ
り、揃え作業の完了後に鉛直シリンダ107が伸長作動
して集積体Wを上方から押圧し、該集積体Wが送り装置
101により押えガイド105,105に押さえ付けら
れつつ裁断装置100に裁断される方向に送り込まれた
後に鉛直シリンダ107が収縮作動して初期状態に復帰
するようになされている。
【0043】ここで、上記のように構成された海苔の自
動集積機の作動について説明する。自動集積機に順に搬
入された海苔w,w,…は、先ず、2つの排除用コンベ
ヤ1,1にそれぞれ移載されて該コンベヤ1,1上で移
送される間に人手により不良品が排除され、その後、対
応する第1揃え機構2のコンベヤ部20に移載される。
【0044】この第1揃え機構2では、海苔w,w,…
は、コンベヤ部20により順に移送されている間にサイ
ドコンベヤ23,23により両側から挟圧されてその水
平面内での向きが徐々に揃えられる。そして、コンベヤ
部20の前端側において、2つのセンサ24a,24b
により検知されることで、その枚数が計測される。この
とき、両センサ24a,24b間で検知信号に時間的な
ずれがあると、海苔wの異常形状ないし不適正な整列状
態に起因する枚数異常の可能性があると見做されて警報
が出る。
【0045】上記第1揃え機構2のコンベヤ部20から
排出された海苔w,w,…は、第1集積部30の回転体
31の各支承部31a上に1枚ずつ落下して積層する。
その積層枚数は、上記センサ24a,24bの検知信号
に基づいて把握される。そして、所定枚数(例えば5
枚)の海苔w,w,…が積層して単位集積体mが形成さ
れると、回転体31が90°だけ回転し、それ以降の海
苔w,w,…は、次の支承部31aに1枚ずつ落下して
積層する。一方、各支承部31a上で形成された単位集
積体m,m,…は、回転体31の回転に伴い、ベルトコ
ンベヤ32に順に移載される。
【0046】上記第1集積部30のベルトコンベヤ32
から排出された単位集積体m,m,…は、回転部33の
ローラコンベヤ34に順に移載され、そのコンベヤ34
の前端部において補助揃え部38により両側面が揃えら
れた後、第2集積部50の受入コンベヤ51に順に移載
される。尚、単位集積体m,m,…は、必要に応じて回
転部33により水平面内で90°だけ回転させられる。
【0047】上記第2集積部50の受入コンベヤ51の
前端部に移送された単位集積体m,m,…は、リフト5
2により集積マガジン53内に順に収容されて該集積マ
ガジン53内で集積体Wを形成する。そして、集積マガ
ジン53内で集積体Wが形成される毎に、その集積体W
は第1押出装置56により第2集積部50の排出コンベ
ヤ55上に押し出され、該排出コンベヤ55上の所定位
置で待機する。
【0048】一方、供給機構4は、上記各第2集積部5
0の排出コンベヤ55の所定位置に集積体Wが移送され
ると、その第2集積部50からの受取位置に集合台70
を移動させる。そして、排出コンベヤ55及び集合コン
ベヤ75が同期して作動することにより排出コンベヤ5
5上の集積体Wは集合コンベヤ75上の所定位置に移載
され、次いで、集合台70が第2揃え機構5への引渡位
置に移動し、その後、集合コンベヤ75及び第2押出装
置77の作動により、集合台70上の集積体Wは第2揃
え機構5のテーブル90上の所定位置に移載される。そ
して、上記第2揃え機構5では、両側1対の水平シリン
ダ91,91の伸長作動により両可動押圧プレート9
2,92がテーブル90上の集積体Wを水平方向両側か
ら挟圧し、このことで該集積体Wの両側面が揃えられる
ようになる。
【0049】その後、上記テーブル90上の集積体W
は、その上面が押えガイド105,105に押さえ付け
られるよりも低い高さ位置になるように押圧装置106
の作動により押圧され、次いで、その押圧された状態の
ままで送り装置101により裁断装置100に裁断され
る方向に送り込まれる。そして、集積体Wは、今度は押
えガイド105,105に上方から押さえ付けられた状
態で、送り装置101による送り動作に応じて裁断装置
100の回転刃100aにより裁断される。
【0050】したがって、本実施形態によれば、搬入さ
れた矩形板状の海苔w,w,…を所定枚数ずつ集積して
搬出するための自動集積機として、上記搬入された海苔
w,w,…を移送方向と直交する水平方向両側から挟圧
してその水平面内での向きを順に揃える第1揃え機構2
と、この第1揃え機構2により向きが揃えられた海苔を
所定枚数ずつ上下方向に積層して集積体W,W,…を順
に形成する集積機構3と、この集積機構3により形成さ
れた集積体W,W,…を移送方向と直交する水平方向両
側から順に挟圧して該集積体W,W,…の両側面を揃え
る第2揃え機構5とを備えるようにしたので、海苔w,
w,…の集積作業を機械化して能率の向上を図ることが
できるとともに、海苔w,w,…の生菌率の増大を抑え
て品質の向上を図ることができる。
【0051】また、上記集積機構3を、第1揃え機構2
により向きが揃えられた海苔w,w,…を所定単位枚数
ずつ上下方向に積層して単位集積体m,m,…を順に形
成する第1集積部30と、この第1集積部30により形
成された単位集積体m,m,…を移送方向と直交する水
平方向両側から順に挟圧して該単位集積体m,m,…の
両側面を揃える補助揃え部38と、この補助揃え部38
により両側面が揃えられた単位集積体m,m,…を所定
数ずつ上下方向に積層して集積体W,W,…を順に形成
する第2集積部50とを有するものとするようにしたの
で、所定枚数の海苔w,w,…を一度に積層して集積体
W,W,…を形成するようにする場合よりも、集積体
W,W,…の揃え作業を容易化することができる。
【0052】また、上記第1集積部30と補助揃え部3
8との間に、該第1集積部30により形成された単位集
積体m,m,…を水平面内で90°だけ順に回転させる
回転部33を設け、この回転部33により回転された単
位集積体m,m,…の両側面を補助揃え部38により揃
えるようにしたので、集積体W,W,…の裁断方向を容
易に変更することができるとともに、回転及び非回転を
切り換えることで後工程における海苔w,w,…の枚数
の区切りを判り易くすることができる。
【0053】また、上記1つの第2揃え機構5に対し、
2ライン分の第1揃え機構2,2及び集積機構3,3を
配置するようにし、各集積機構3と第2揃え機構5との
間に、各集積機構3により集積体W,W,…が形成され
る順に従って該集積機構3の集積体Wを第2揃え機構5
に移送する供給機構4を設けるようにしたので、海苔
w,w,…の集積作業の効率を向上させることができ
る。
【0054】さらに、上記第2揃え機構5により両側面
が揃えられた集積体W,W,…を裁断するための裁断機
構6を設けるに際し、その裁断機構6を、集積体W,
W,…が載置されるテーブル90と、第2揃え機構5に
より集積体W,W,…が挟圧される方向と平行な水平軸
心回りに回転する回転刃100aを有していて、該回転
刃100aによりテーブル90上の集積体W,W,…を
上記水平軸心と直交する鉛直面に沿って裁断するための
裁断装置100と、この裁断装置100の回転刃100
a両側に配置され、該裁断装置100による裁断時の集
積体Wの上面を所定の高さ位置になるように上方から押
さえ付ける1対の押えガイド105,105と、テーブ
ル90上の集積体Wをその上面が押えガイド105,1
05に押さえ付けられるよりも低い高さ位置になるよう
に上方から押圧する押圧装置106と、この押圧装置1
06により押圧された状態の集積体Wを押えガイド10
5,105に押さえ付けられつつ裁断装置100に裁断
される方向に送り込む送り装置101とを有するものと
するようにしたので、各集積体Wを適正に押えガイド1
05,105に押さえ込ませることができ、裁断に伴っ
て発生する海苔w,w,…の粉が上下方向に相隣る海苔
w,w間の隙間に入るのを未然に防止することができ
る。
【0055】尚、上記実施形態では、1つの第2揃え機
構5に対し、2ライン分の第1揃え機構2,2及び集積
機構3,3を設けるようにしているが、1ライン分だけ
設けるようにしてもよいし、逆に3ライン分以上設ける
ようにしてもよい。
【0056】また、上記実施形態では、第2揃え機構5
に裁断機構6を接続し、形成された集積体W,W,…を
連続して裁断するようにしているが、この裁断機構6に
代えて、集積体Wを包装する包装機構を設けるようにし
てもよいし、集積体Wのままの状態で搬出するようにし
てもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、搬入された矩形板状の海苔を集積して搬出する
ための自動集積機として、上記搬入された海苔の向きを
揃える第1揃え機構と、この第1揃え機構により向きが
揃えられた海苔を所定枚数ずつ積層して集積体を形成す
る集積機構と、この集積機構により形成された集積体の
両側面を揃える第2揃え機構とを備えるようにしたの
で、海苔の集積作業を機械化して能率の向上を図ること
ができるとともに、海苔の生菌率の増大を抑えて品質の
向上を図ることができる。
【0058】請求項2の発明によれば、上記集積機構
を、第1揃え機構により向きが揃えられた海苔を所定単
位枚数ずつ積層して単位集積体を形成する第1集積部
と、この第1集積部により形成された単位集積体の両側
面を揃える補助揃え部と、この補助揃え部により両側面
が揃えられた単位集積体を所定数ずつ積層して集積体を
形成する第2集積部とを有するものとするようにしたの
で、所定枚数の海苔を一度に積層して集積体を形成する
ようにする場合よりも、第2揃え機構での集積体の揃え
作業を容易化することができる。
【0059】請求項3の発明によれば、上記集積機構に
おける第1集積部と補助揃え部との間に、該第1集積部
により形成された単位集積体を水平面内で90°だけ回
転させる回転部を設け、この回転部により回転された単
位集積体の両側面を上記補助揃え部により揃えるように
したので、搬出される集積体の水平方向の向きを容易に
変更することができるとともに、回転及び非回転を切り
換えることで後工程における海苔の枚数の区切りを判り
易くすることができる。
【0060】請求項4の発明によれば、複数の上記第1
揃え機構及び集積機構を、1つの第2揃え機構に対し複
数ラインに配置し、それら集積機構と第2揃え機構との
間に、集積機構により集積体が形成される順に従って該
集積体を第2揃え機構に移送する供給機構を設けるよう
にしたので、海苔の集積作業の効率を向上させることが
できる。
【0061】請求項5の発明によれば、上記集積体を裁
断する裁断機構を備えるようにする場合に、その裁断機
構を、集積体が載置されるテーブルと、水平軸心回りに
回転する回転刃によりテーブル上の集積体を裁断するた
めの裁断手段と、この裁断手段の回転刃近傍に配置さ
れ、該裁断手段による裁断時の集積体の上面を所定の高
さ位置になるように上方から押さえ付けるガイド部材
と、上記テーブル上の集積体をその上面がガイド部材に
押さえ付けられるよりも低い高さ位置になるように上方
から押圧する押圧手段と、この押圧手段により押圧され
た状態の集積体をガイド部材に押さえ付けられつつ裁断
手段に裁断される方向に送り込む送り手段とを有するも
のとするようにしたので、海苔の集積体を適正に押え部
材に押さえ込ませることができ、裁断に伴って発生する
海苔の粉が海苔の間に入るのを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る海苔の自動集積機の全
体構成を模式的に示す側面図である。
【図2】自動集積機の全体構成を模式的に示す平面図で
ある。
【図3】自動集積機の前半部を拡大して模式的に示す側
面図である。
【図4】自動集積機の前半部を拡大して模式的に示す平
面図である。
【図5】自動集積機の後半部を拡大して模式的に示す側
面図である。
【図6】自動集積機の後半部を拡大して模式的に示す平
面図である。
【符号の説明】
2 第1揃え機構 3 集積機構 4 供給機構 5 第2揃え機構 6 裁断機構 30 第1集積部 33 回転部 38 補助揃え部 50 第2集積部 90 テーブル 100 裁断装置(裁断手段) 100a 回転刃 101 送り装置(送り手段) 105 押えガイド(ガイド部材) 106 押圧装置(押圧手段) w 海苔 m 単位集積体 W 集積体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入された矩形板状の海苔を所定枚数ず
    つ集積して搬出するようにした海苔の自動集積機であっ
    て、 上記搬入された海苔を水平面に沿うように配置された状
    態で水平方向両側から挟圧して該海苔の水平面内での向
    きを揃える第1揃え機構と、 上記第1揃え機構により向きが揃えられた海苔を所定枚
    数ずつ上下方向に積層して集積体を形成する集積機構
    と、 上記集積機構により形成された集積体を水平方向両側か
    ら挟圧して該集積体の両側面を揃える第2揃え機構とを
    備えていることを特徴とする海苔の自動集積機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の海苔の自動集積機におい
    て、 集積機構は、 第1揃え機構により向きが揃えられた海苔を所定単位枚
    数ずつ上下方向に積層して単位集積体を形成する第1集
    積部と、 上記第1集積部により形成された単位集積体を水平方向
    両側から挟圧して該単位集積体の両側面を揃える補助揃
    え部と、 上記補助揃え部により両側面が揃えられた単位集積体を
    所定数ずつ上下方向に積層して集積体を形成する第2集
    積部とを有することを特徴とする海苔の自動集積機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の海苔の自動集積機におい
    て、 第1集積部と補助揃え部との間に、該第1集積部により
    形成された単位集積体を水平面内で90°だけ回転させ
    る回転部が設けられ、 上記補助揃え部は、上記回転部により回転した単位集積
    体の両側面を揃えるように構成されていることを特徴と
    する海苔の自動集積機。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の海苔の自動集
    積機において、 第1揃え機構及び集積機構は、それぞれ複数とされてい
    て、1つの第2揃え機構に対し複数ラインに配置され、 上記複数の集積機構と上記第2揃え機構との間に、各集
    積機構により集積体が形成される順に従って該集積機構
    の集積体を上記第2揃え機構に供給する供給機構が設け
    られていることを特徴とする海苔の自動集積機。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の海苔の自
    動集積機において、 第2揃え機構により両側面が揃えられた集積体を裁断す
    る裁断機構を備え、 上記裁断機構は、 上記集積体が載置されるテーブルと、 上記第2揃え機構により集積体が挟圧される方向と平行
    な水平軸心回りに回転する円板状の回転刃を有し、該回
    転刃により上記テーブル上の集積体を上記水平軸心と直
    交する鉛直面に沿って裁断するための裁断手段と、 上記裁断手段の回転刃近傍に配置され、該裁断手段によ
    る裁断時の集積体の上面を所定の高さ位置になるように
    上方から押さえ付けるためのガイド部材と、 第2揃え機構により両側面が揃えられたテーブル上の集
    積体をその上面が上記ガイド部材に押さえ付けられるよ
    りも低い高さ位置になるように上方から押圧する押圧手
    段と、 上記押圧手段により押圧された状態の集積体を上記ガイ
    ド部材に押さえ付けられつつ上記裁断手段に裁断される
    方向に送り込む送り手段とを有することを特徴とする海
    苔の自動集積機。
JP10355781A 1998-12-15 1998-12-15 海苔の自動集積機 Pending JP2000175662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355781A JP2000175662A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 海苔の自動集積機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355781A JP2000175662A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 海苔の自動集積機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000175662A true JP2000175662A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18445727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10355781A Pending JP2000175662A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 海苔の自動集積機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000175662A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101565217B1 (ko) 2013-07-20 2015-11-02 강신탁 조미김 가공을 위한 자동화장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101565217B1 (ko) 2013-07-20 2015-11-02 강신탁 조미김 가공을 위한 자동화장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8147177B2 (en) Apparatus and method for economically forming layers of packing units
EP3608072B1 (en) Three side trimmer
EP2432717B1 (en) A palletizer and a method of palletizing items
CA2143547A1 (en) Plywood layup system
JP2007084298A (ja) シート移載集積装置およびシート束自動包装システム
US3488693A (en) Bag-making machine
CA2454926A1 (en) Process and apparatus for producing stacks of printed products provided with an additional sheet
JP2000175662A (ja) 海苔の自動集積機
KR100219032B1 (ko) 밴드의자동결속장치
JPH10225908A (ja) 単板積層材の製造装置
JPH0696410B2 (ja) 自動パレタイザ装置
JPS61111230A (ja) 箱の反転集積装置
JP4868588B2 (ja) 板体の姿勢制御搬送方法とその装置
KR200190145Y1 (ko) 시트 제품 적재 장치
US20070140825A1 (en) Method and device for the intermediate storage of stacks
JP3300697B2 (ja) 単板供給装置
US20040207149A1 (en) Handling system
JP6482585B2 (ja) 製袋機
JPH04282568A (ja) 蓄電池用極板の集積装置
JP3479638B2 (ja) スタッカーバンドラーの当紙供給装置
JPS6221529Y2 (ja)
CN110861807A (zh) 一种适应多种规格大板打包生产线
JP3666701B2 (ja) 定尺切断装置及び定尺切断方法
JPH1120946A (ja) 紙箱の積層作業用装置
JP2000190289A (ja) 定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸法に断裁する方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080507