JP2000175256A - 移動通信端末装置および移動通信端末装置の制御方法 - Google Patents

移動通信端末装置および移動通信端末装置の制御方法

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JP2000175256A
JP2000175256A JP10344612A JP34461298A JP2000175256A JP 2000175256 A JP2000175256 A JP 2000175256A JP 10344612 A JP10344612 A JP 10344612A JP 34461298 A JP34461298 A JP 34461298A JP 2000175256 A JP2000175256 A JP 2000175256A
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transmission
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昌史 臼田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側で通信チャネルの送信オン/オフ状態
を判定し、送信オンの状態にあるチャネルを全部または
複数用いることにより測定に用いる信号電力をより大き
くして、短時間で高精度な受信SIRを行い、送信電力
制御の精度を高め、通信の高品質化や送信電力の低減、
容量の増大を実現する。 【解決手段】 制御チャネルのみでなく、送信オン状
態、すなわち、通信に用いられているチャネルの受信信
号電力(S)および干渉信号電力(I)を全てあるいは
一部をSIR測定に用いているため、制御チャネルのみ
をSIR測定に用いる従来の測定方法と比較して、短時
間で高精度の測定が可能となり、高速で高精度な送信電
力制御を行うことが可能となる。これにより、通信の高
品質化、送信電力の低減並びに通信容量の増加を図るこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信、特にCDMA(符号分割多元接続)方式を適用する
移動通信において、DTXを行う通信形態において用い
られる移動通信端末装置に関し、より詳細には、送信電
力制御技術に関するものである。
【従来の技術】図6は、CDMA方式のチャネル配置の
一例を示したものである。図1において、符号1に制御
チャネル及び通信チャネルが多重されているが、符号1
に通信チャネルが無く、制御チャネル、制御チャネルの
みマッピングされている場合もあり得る。CDMA方式
を適用し、DTX(間欠送信)を行う移動通信システム
で、送信電力制御を行う場合、受信側にて実施されるS
IR測定は、常時送信されている制御チャネル(図6に
おける網掛け部分)または制御チャネル上に配置される
パイロットシンボルのみを測定対象として用いていた。
例えば、文献(ARIB/Japan,"Japan's Proposal for Can
didate Radio Transmission Technology on IMT-2000:W
-CDMA,"IMT-2000 Radio Transmission Technology Prop
osals(1),pp.130-131,Jun.1998)には、制御チャネル上
のパイロットシンボルを用いた送信電力制御方法が示さ
れている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】送信電力制御を行う場
合、受信側にて実施されるSIR測定において、測定に
用いる信号電力が大きいほど、SIR測定の精度は向上
する。従って、測定精度を上げるためには、より大きい
信号電力をSIR測定に用いる必要がある。より大きい
信号電力を測定に用いる方法として、測定時間をより長
くすることが考えられるが、移動通信環境でレイリーフ
ェージングに追従できるような高速な送信電力制御を行
うためには、短時間でSIR測定を行う必要がある。従
来の制御チャネルのみの測定では、短時間で測定に十分
な信号電力が得られないために高精度な受信SIR測定
ができない場合がある。このような測定のばらつきが存
在すると、送信電力が適切に制御されないため、通信品
質劣化や送信電力の増大を招き、容量の減少の原因とな
っていた。そこで本発明は、受信側で通信チャネルの送
信オン/オフ状態を判定し、送信オンの状態にあるチャ
ネルを全部または複数用いることにより測定に用いる信
号電力をより大きくして、短時間で高精度な受信SIR
を行い、送信電力制御の精度を高め、通信の高品質化や
送信電力の低減、容量の増大を実現することを目的とす
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、制御チャネルおよび一また
は複数の通信チャネルを介して通信相手装置との間で通
信を行う移動通信端末装置において、送信信号に基づい
て、前記制御チャネルおよび前記通信チャネルのうち、
前記通信相手装置が送信に用いているチャネルである送
信使用チャネルを検出する送信使用チャネル検出手段
と、前記送信使用チャネルのうち、少なくとも二つの送
信使用チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比を算出
する受信信号電力/干渉信号電力比算出手段と、算出し
た全ての受信信号電力/干渉信号電力比を合成して合成
受信信号電力/干渉信号電力比を算出する合成受信信号
電力/干渉信号電力比算出手段と、前記合成受信信号電
力/干渉信号電力比および予め定めた目標合成受信信号
電力/干渉信号電力比に基づいて送信電力制御を行う送
信電力制御手段と、を備えたことを特徴としている。請
求項1記載の構成によれば、送信使用チャネル検出手段
は、送信信号に基づいて、制御チャネルおよび通信チャ
ネルのうち、通信相手装置が送信に用いているチャネル
である送信使用チャネルを検出する。受信信号電力/干
渉信号電力比算出手段は、送信使用チャネルのうち、少
なくとも二つの送信使用チャネルの受信信号電力/干渉
信号電力比を算出する。合成受信信号電力/干渉信号電
力比算出手段は、算出した全ての受信信号電力/干渉信
号電力比を合成して合成受信信号電力/干渉信号電力比
を算出する。これらにより、送信電力制御手段は、合成
受信信号電力/干渉信号電力比および予め定めた目標合
成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送信電力制
御を行う。
【0004】請求項2記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記送信使用チャネル検出手段は、前記送
信信号に含まれる送信状態識別子を抽出する識別子抽出
手段と、抽出された前記送信状態識別子に基づいて、前
記送信使用チャネルを判別する使用チャネル判別手段
と、を備えたことを特徴としている。請求項2記載の構
成によれば、請求項1記載の構成の作用に加えて、送信
使用チャネル検出手段の識別子抽出手段は、送信信号に
含まれる送信状態識別子を抽出する。使用チャネル判別
手段は、抽出された送信状態識別子に基づいて、送信使
用チャネルを判別する。
【0005】請求項3記載の構成は、制御チャネルおよ
び一または複数の通信チャネルを介して通信相手装置と
の間で通信を行う移動通信端末装置において、前記各チ
ャネルの受信信号電力/干渉信号電力比を算出する受信
信号電力/干渉信号電力比算出手段と、前記算出した各
チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて、
前記制御チャネルおよび前記通信チャネルのうち、前記
通信相手装置が送信に用いているチャネルである送信使
用チャネルを検出する送信使用チャネル検出手段と、前
記送信使用チャネルのうち、少なくとも二つの送信使用
チャネルに対応する受信信号電力/干渉信号電力比を合
成して合成受信信号電力/干渉信号電力比を算出する合
成受信信号電力/干渉信号電力比算出手段と、前記合成
受信信号電力/干渉信号電力比および予め定めた目標合
成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送信電力制
御を行う送信電力制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。請求項3記載の構成によれば、受信信号電力/
干渉信号電力比算出手段は、各チャネルの受信信号電力
/干渉信号電力比を算出する。送信使用チャネル検出手
段は、算出した各チャネルの受信信号電力/干渉信号電
力比に基づいて、制御チャネルおよび通信チャネルのう
ち、通信相手装置が送信に用いているチャネルである送
信使用チャネルを検出する。合成受信信号電力/干渉信
号電力比算出手段は、送信使用チャネルのうち、少なく
とも二つの送信使用チャネルに対応する受信信号電力/
干渉信号電力比を合成して合成受信信号電力/干渉信号
電力比を算出する。これらにより、送信電力制御手段
は、合成受信信号電力/干渉信号電力比および予め定め
た目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送
信電力制御を行う。
【0006】請求項4記載の構成は、請求項3記載の構
成において、前記送信使用チャネル検出手段は、前記制
御チャネルの受信信号電力を各前記通信チャネルの受信
信号電力と比較した比較結果に基づいて前記送信使用チ
ャネルを判別する使用チャネル判別手段を備えたことを
特徴としている。請求項4記載の構成によれば、請求項
3記載の構成の作用に加えて、送信使用チャネル検出手
段の使用チャネル判別手段は、制御チャネルの受信信号
電力を各通信チャネルの受信信号電力と比較した比較結
果に基づいて送信使用チャネルを判別する。
【0007】請求項5記載の構成は、請求項3記載の構
成において、前記受信信号電力/干渉信号電力比算出手
段は、前記各チャネルの受信信号電力を検出する受信信
号電力検出手段を有し、前記送信使用チャネル検出手段
は、前記各チャネル毎に予め定めた基準受信信号電力を
記憶する基準受信信号電力記憶手段と、検出した前記各
チャネル毎の受信信号電力を当該チャネルに対応する前
記基準受信信号電力記憶手段に記憶された基準受信信号
電力と比較した比較結果に基づいて前記送信使用チャネ
ルを判別する使用チャネル判別手段を備えたことを特徴
としている。請求項5記載の構成によれば、請求項3記
載の構成の作用に加えて、受信信号電力/干渉信号電力
比算出手段の受信信号電力検出手段は、各チャネルの受
信信号電力を検出する。これにより、送信使用チャネル
検出手段の使用チャネル判別手段は、検出した各チャネ
ル毎の受信信号電力を当該チャネルに対応する基準受信
信号電力記憶手段に記憶された基準受信信号電力と比較
した比較結果に基づいて送信使用チャネルを判別する。
【0008】請求項6記載の構成は、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の構成において、前記送信電力
制御手段は、前記合成受信信号電力/干渉信号電力比が
前記目標合成受信信号電力/干渉信号電力比よりも小さ
い場合には、前記送信電力制御において、送信電力を増
加させるべく制御を行い、前記合成受信信号電力/干渉
信号電力比が前記目標合成受信信号電力/干渉信号電力
比よりも大きい場合には、前記送信電力制御において、
送信電力を減少させるべく制御を行うことを特徴として
いる。請求項6記載の構成によれば、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の構成の作用に加えて、送信電
力制御手段は、合成受信信号電力/干渉信号電力比が目
標合成受信信号電力/干渉信号電力比よりも小さい場合
には送信電力を増加させるべく制御を行い、合成受信信
号電力/干渉信号電力比が目標合成受信信号電力/干渉
信号電力比よりも大きい場合には、送信電力を減少させ
るべく制御を行う。
【0009】請求項7記載の構成は、制御チャネルおよ
び一または複数の通信チャネルを介して通信相手装置と
の間で通信を行う移動通信端末装置の制御方法におい
て、送信信号に基づいて、前記制御チャネルおよび前記
通信チャネルのうち、前記通信相手装置が送信に用いて
いるチャネルである送信使用チャネルを検出する送信使
用チャネル検出工程と、前記送信使用チャネルのうち、
少なくとも二つの送信使用チャネルの受信信号電力/干
渉信号電力比を算出する受信信号電力/干渉信号電力比
算出工程と、算出した全ての受信信号電力/干渉信号電
力比を合成して合成受信信号電力/干渉信号電力比を算
出する合成受信信号電力/干渉信号電力比算出工程と、
前記合成受信信号電力/干渉信号電力比および予め定め
た目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送
信電力制御を行う送信電力制御工程と、を備えたことを
特徴としている。請求項7記載の構成によれば、制御チ
ャネルおよび一または複数の通信チャネルを介して通信
相手装置との間で通信を行う構成の作用に加えて、送信
使用チャネル検出工程は、送信信号に基づいて、制御チ
ャネルおよび通信チャネルのうち、通信相手装置が送信
に用いているチャネルである送信使用チャネルを検出す
る。受信信号電力/干渉信号電力比算出工程は、送信使
用チャネルのうち、少なくとも二つの送信使用チャネル
の受信信号電力/干渉信号電力比を算出する。合成受信
信号電力/干渉信号電力比算出工程は、算出した全ての
受信信号電力/干渉信号電力比を合成して合成受信信号
電力/干渉信号電力比を算出する。これらにより送信電
力制御工程は、合成受信信号電力/干渉信号電力比およ
び予め定めた目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に
基づいて送信電力制御を行う。
【0010】請求項8記載の構成は、請求項7記載の構
成において、前記送信使用チャネル検出工程は、前記送
信信号に含まれる送信状態識別子を抽出する識別子抽出
工程と、抽出された前記送信状態識別子に基づいて、前
記送信使用チャネルを判別する使用チャネル判別工程
と、を備えたことを特徴としている。請求項8記載の構
成によれば、請求項7記載の構成の作用に加えて、送信
使用チャネル検出工程の識別子抽出工程は、送信信号に
含まれる送信状態識別子を抽出する。使用チャネル判別
工程は、抽出された送信状態識別子に基づいて、送信使
用チャネルを判別する。
【0011】請求項9記載の構成は、制御チャネルおよ
び一または複数の通信チャネルを介して通信相手装置と
の間で通信を行う移動通信端末装置の制御方法におい
て、前記各チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比を
算出する受信信号電力/干渉信号電力比算出工程と、前
記算出した各チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比
に基づいて、前記制御チャネルおよび前記通信チャネル
のうち、前記通信相手装置が送信に用いているチャネル
である送信使用チャネルを検出する送信使用チャネル検
出工程と、前記送信使用チャネルのうち、少なくとも二
つの送信使用チャネルに対応する受信信号電力/干渉信
号電力比を合成して合成受信信号電力/干渉信号電力比
を算出する合成受信信号電力/干渉信号電力比算出工程
と、前記合成受信信号電力/干渉信号電力比および予め
定めた目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に基づい
て送信電力制御を行う送信電力制御工程と、を備えたこ
とを特徴としている。請求項9記載の構成によれば、制
御チャネルおよび一または複数の通信チャネルを介して
通信相手装置との間で通信を行う構成の作用に加えて、
受信信号電力/干渉信号電力比算出工程は、各チャネル
の受信信号電力/干渉信号電力比を算出する。送信使用
チャネル検出工程は、算出した各チャネルの受信信号電
力/干渉信号電力比に基づいて、制御チャネルおよび通
信チャネルのうち、通信相手装置が送信に用いているチ
ャネルである送信使用チャネルを検出する。合成受信信
号電力/干渉信号電力比算出工程は、送信使用チャネル
のうち、少なくとも二つの送信使用チャネルに対応する
受信信号電力/干渉信号電力比を合成して合成受信信号
電力/干渉信号電力比を算出する。これらにより、送信
電力制御工程は、合成受信信号電力/干渉信号電力比お
よび予め定めた目標合成受信信号電力/干渉信号電力比
に基づいて送信電力制御を行う。
【0012】請求項10記載の構成は、請求項9記載の
構成において、前記送信使用チャネル検出工程は、前記
制御チャネルの受信信号電力を各前記通信チャネルの受
信信号電力と比較した比較結果に基づいて前記送信使用
チャネルを判別する使用チャネル判別工程を備えたこと
を特徴としている。請求項10記載の構成によれば、請
求項9記載の構成の作用に加えて、送信使用チャネル検
出工程の使用チャネル判別工程は、制御チャネルの受信
信号電力を各通信チャネルの受信信号電力と比較した比
較結果に基づいて送信使用チャネルを判別する。
【0013】請求項11記載の構成は、請求項9記載の
構成において、前記受信信号電力/干渉信号電力比算出
工程は、前記各チャネルの受信信号電力を検出する受信
信号電力検出工程を有し、前記送信使用チャネル検出工
程は、検出した前記各チャネル毎の受信信号電力を当該
チャネルに対応する予め定めた基準受信信号電力と比較
した比較結果に基づいて前記送信使用チャネルを判別す
る使用チャネル判別工程を備えたことを特徴としてい
る。請求項11記載の構成によれば、請求項9記載の構
成の作用に加えて、受信信号電力/干渉信号電力比算出
工程の受信信号電力検出工程は、各チャネルの受信信号
電力を検出する。これにより、送信使用チャネル検出工
程は、検出した各チャネル毎の受信信号電力を各チャネ
ル毎に予め記憶した基準受信信号電力と比較した比較結
果に基づいて送信使用チャネルを判別する。
【0014】請求項12記載の構成は、請求項7ないし
請求項11のいずれかに記載の構成において、前記送信
電力制御工程は、前記合成受信信号電力/干渉信号電力
比が前記目標合成受信信号電力/干渉信号電力比よりも
小さい場合に、送信電力を増加させるべく制御を行う送
信電力増加制御工程と、前記合成受信信号電力/干渉信
号電力比が前記目標合成受信信号電力/干渉信号電力比
よりも大きい場合に、送信電力を減少させるべく制御を
行う送信電力減少制御工程と、を備えたことを特徴とし
ている。請求項12記載の構成によれば、請求項7ない
し請求項11のいずれかに記載の構成の作用に加えて、
送信電力制御工程の送信電力増加制御工程は、合成受信
信号電力/干渉信号電力比が目標合成受信信号電力/干
渉信号電力比よりも小さい場合に、送信電力を増加させ
るべく制御を行う。また、送信電力減少制御工程は、合
成受信信号電力/干渉信号電力比が目標合成受信信号電
力/干渉信号電力比よりも大きい場合に、送信電力を減
少させるべく制御を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態について説明する。 [1] 第1実施形態 [1.1] 第1実施形態の構成 [1.1.1] 移動通信端末装置の概要構成 図1に第1実施形態の移動通信端末装置の概要構成ブロ
ック図を示す。移動通信端末装置は、図示しない無線基
地局との間で送受信を行うためのアンテナ1と、無線基
地局側から送られてくる受信信号と無線基地局を介して
通信相手装置に送信する送信信号を分離する送受信分離
部2と、受信信号の検波、周波数変換、アナログ/ディ
ジタル変換などを行い受信デジタル信号として出力する
受信無線部3と、受信デジタル信号に対し各コード(符
号)毎に逆拡散処理を施す逆拡散部4と、逆拡散処理後
の受信デジタル信号の同期検波およびRAKE合成を行
ってRAKE合成受信信号を出力する同期検波/RAK
E合成部5と、各コード毎のRAKE合成受信信号の受
信信号電力/干渉信号電力比(SIR)を測定するSI
R測定部6と、通信に用いられているチャネルを判定す
るための送信オン/オフ判定部7と、通信に用いられて
いるチャネルに対応する受信信号電力/干渉信号電力比
を合成し合成SIRとして出力するSIR合成部8と、
を備えて構成されている。
【0016】ここで、逆拡散部4は、受信ディジタル信
号に対し、各コード(符号)毎に逆拡散処理を施して、
M個の逆拡散処理後の受信ディジタル信号を同期検波/
RAKE合成部5に出力している。また、同期検波/R
AKE合成部5は、入力されたM個の逆拡散処理後の受
信ディジタル信号のそれぞれについて同期検波およびR
AKE合成を行って各コードに対応するM個のRAKE
合成受信信号をSIR測定部6および後述の送信状態識
別子抽出部19に出力する。さらにSIR測定部6は、
制御チャネルあるいは通信チャネル毎に入力されたM個
のRAKE合成受信信号にそれぞれ基づいて対応するチ
ャネルの受信信号電力/干渉信号電力比(SIR)を測
定し、(N+1)個の受信信号電力/干渉信号電力比
(SIR)を測定して、SIR合成部8に出力する。
【0017】さらに移動通信端末装置は、目標とする通
信品質に応じて目標SIRを設定する通信品質制御部9
と、合成SIRと目標SIRとを比較し、いずれが大き
いかを判別する目標SIR比較部10と、目標SIR比
較部10の判別結果に基づいて送信電力制御を行うため
の送信電力制御ビットを決定する送信電力制御ビット決
定部11と、入力された送信電力制御ビットを制御チャ
ネルに割り当てるとともに、各通信チャネルの送信フレ
ームを生成する信号発生部12と、送信フレームの符号
化を行う符号化部13と、符号化された送信フレームの
変調を行う変調部14と、変調された送信フレームに拡
散処理を施す拡散部15と、拡散処理が施された送信フ
レームを合成し合成送信信号として出力する合成部20
と、合成送信信号を中間周波数帯(IF帯)及びラジオ
周波数帯(RF帯)に周波数変換送信無線部16と、R
AKE合成受信信号から送信電力制御ビットを抽出して
出力する送信電力制御ビット抽出部17と、送信電力制
御ビット抽出部17により抽出された送信電力制御ビッ
トにより送信電力を制御する送信電力制御部18と、R
AKE合成受信信号から送信状態識別子を抽出する送信
状態識別子抽出部19と、を備えて構成されている。
【0018】ここで、信号発生部12は、各通信チャネ
ルに対応する(N+1)個の送信フレームを生成し、符
号化部13に出力している。また、符号化部13は、入
力された(N+1)の送信フレームの符号化を行い、制
御チャネルおよび通信チャネルに対応する符号化した
(N+1)個の送信フレームを変調部14に出力する。
さらに変調部14は、各コード(符号)毎に入力された
(N+1)個の符号化された送信フレームにそれぞれ基
づいて変調を行い、M個の変調した送信フレームを拡散
部15に出力する。拡散部15は、各コード毎に変調さ
れたM個の送信フレームに拡散処理を施して、合成部2
0に出力する。一方、送信状態識別子抽出部19は、制
御チャネルあるいは通信チャネル毎に入力されたM個の
RAKE合成受信信号にそれぞれ基づいて対応するチャ
ネルの送信状態識別子を抽出し、(N+1)の送信状態
識別子を送信オン/オフ判定部7に出力する。
【0019】[1.1.2] 受信無線部の概要構成 図2に受信無線部の概要構成ブロック図を示す。受信無
線部3は、帯域外成分を除去すべく、所定周波数帯域内
の成分のみを通過させる第1バンドパスフィルタ部31
と、第1バンドパスフィルタ部の出力を増幅する増幅器
32と、クロック信号CLKを発生する局部発振器33
と、クロック信号CLKにより受信信号の周波数変換を
行い、その周波数帯域を中間周波数帯に変換するIF変
換部34と、中間周波数帯に変換された受信信号の帯域
外成分を除去すべく、所定周波数帯域内の成分のみを通
過させる第2バンドパスフィルタ部35と、第2バンド
パスフィルタ部34を通過した受信信号の信号レベルを
適正な信号レベルに補正するAGC(自動ゲイン制御)
部36と、適正な信号レベルを有する受信信号を準同期
検波し、ベースバンドに周波数変換する準同期検波部3
7と、ベースバンドに周波数変換された受信信号の低域
成分のみを通過させるロウパスフィルタ部38と、ロウ
パスフィルタ38を通過した受信信号の低域成分のアナ
ログ/ディジタル変換を行ってディジタル信号として出
力するA/D変換部39と、を備えて構成されている。
【0020】[1.2] 第1実施形態の動作 次に第1実施形態の移動通信端末装置の動作を説明す
る。相手通信局から送信されたスペクトル拡散信号は、
アンテナ1により受信され、受信信号として送受分離部
2に送出される。送受分離部2は、受信信号を送信信号
から分離して受信無線部3に入力する。受信無線部3の
第1バンドパスフィルタ部31は、入力されたを受信信
号の帯域外成分を除去すべく、所定周波数帯域内の成分
のみを通過させる。第1バンドパスフィルタ部31を通
過した受信信号は、増幅器32で増幅された後、IF変
換部34に入力され、局部発振器33により発生された
クロック信号CLKにより中間周波数帯に周波数変換さ
れ、第2バンドパスフィルタ部35に出力される。第2
バンドパスフィルタ部35は、中間周波数帯に変換され
た受信信号の帯域外成分を除去すべく、所定周波数帯域
内の成分のみを通過させ、AGC部36に出力する。A
GC部36は、第2バンドパスフィルタ部35を通過し
た受信信号の信号レベルを適正な信号レベルに補正し、
準同期検波部37に出力する。準同期検波部37は、入
力された受信信号を準同期検波し、ベースバンドに周波
数変換して、ロウパスフィルタ部38に出力する。ロウ
パスフィルタ部38は、ベースバンドに周波数変換され
た受信信号の低域成分のみを通過させ、A/D変換部3
9に出力する。
【0021】A/D変換部39は、入力された受信信号
の低域成分のアナログ/ディジタル変換を行って、ディ
ジタル信号である受信ディジタル信号として、逆拡散部
4に出力されることとなる。逆拡散部4は、入力された
受信デジタル信号の各コード毎(制御チャネル+複数の
通信チャネルに対応)に逆拡散がなされ、峡帯域の変調
信号(=一次変調波)として同期検波/RAKE合成部
5に出力される。同期検波/RAKE合成部5は、入力
された一次変調波(各コードに対応)を復調し、RAK
E合成して、RAKE合成受信信号をSIR測定部6お
よび送信電力ビット抽出部17に出力する。送信電力ビ
ット抽出部17は、RAKE合成受信信号の送信電力ビ
ットを抽出し、送信電力制御部18に出力する。送信電
力制御部18は、送信電力ビットに基づいて送信電力を
決定し、決定した送信電力に対応する送信電力制御信号
SCTPを送信無線部16に出力する。この送信電力制御
部の動作と並行して、送信状態識別子抽出部19はRA
KE合成受信信号の送信状態識別子を抽出し、送信オン
/オフ判定部7に出力する。
【0022】送信オン/オフ判定部7は、入力された送
信状態識別子に基づいて、制御チャネルおよび複数の通
信チャネルの送信オン/オフ状態をそれぞれ判定し、得
られた送信オン/オフ状態判定結果をSIR合成部8に
出力する。RAKE合成受信信号は、SIR測定部6に
各コード毎に入力され、SIR測定部6は、各チャネル
(制御チャネル+複数通信チャネル)毎の受信信号電力
値(S)の測定および干渉電力値(I)の測定を行う。
SIR合成部8は、SIR測定部6より入力された各チ
ャネル毎の受信信号電力値(S)および干渉電力値
(I)並びに送信状態オン/オフ判定部7より入力+さ
れた各チャネルの送信状態がオン/オフのいずれかを表
す、送信オン/オフ状態に基づいて送信オン状態にある
チャネルの受信信号電力値(S)を合成して得られたS
IR値である受信SIR値を目標SIR比較部10に出
力する。一方、通信品質制御部9は、各チャネルが目標
品質を満たすように、目標SIRを決定し、目標SIR
比較部に出力する。目標SIR比較部10は、受信SI
R値および目標SIR値を比較し、その比較結果を送信
電力制御ビット決定部11に出力する。
【0023】送信電力制御ビット決定部11は、目標S
IR比較部の比較結果に基づいて、を判定し、受信SI
R値が目標SIR値より小さい場合には、送信電力の増
加を指示する制御ビットを決定し、信号発生部12に出
力する。また、受信SIR値が目標SIR値より大きい
場合には、送信電力の減少を指示する制御ビットを決定
し、信号発生部12に出力する。信号発生部12は、送
信電力制御ビット決定部11から入力された送信電力制
御ビットを制御チャネルに割り当てるとともに、各通信
チャネルの送信フレームを生成し、各送信フレームを符
号化部13に出力する。符号化部13は、入力された各
送信フレームに誤り訂正符号化を施し、送信信号を生成
し、変調部14に各チャネル毎に出力する。送信信号
は、変調部14により各コード毎に変調処理が施され、
拡散部15により各コード毎に拡散処理が施されて、合
成部17により合成され、合成送信信号として送信無線
部16に出力される。送信無線部16に入力された合成
送信信号は、中間周波数帯(IF帯)及びラジオ周波数
帯(RF帯)に周波数変換され、送信電力制御部18か
ら出力された送信電力制御信号SCTPに対応する送信電
力で、送受分離部2およびアンテナ1を介して送信され
ることとなる。
【0024】[1.3] 第1実施形態の効果 以上の説明のように、本第1実施形態によれば、通信に
用いられているチャネルの受信信号電力(S)および干
渉信号電力(I)を全てSIR測定に用いているため、
制御チャネルのみをSIR測定に用いる従来の測定方法
と比較して、短時間で高精度の測定が可能となり、高速
で高精度な送信電力制御を行うことが可能となる。これ
により、通信の高品質化、送信電力の低減並びに通信容
量の増加を図ることが可能となる。
【0025】[1.4] 第1実施形態の変形例 以上の説明においては、通信に用いられているチャネル
の受信信号電力(S)および干渉信号電力(I)を全て
SIR測定に用いていたが、制御チャネルと少なくとも
一の通信に用いられている通信チャネルの受信信号電力
(S)および干渉信号電力(I)を用いて、SIR測定
を行うように構成することも可能である。換言すれば、
通信に用いられている制御チャネルを含む複数のチャネ
ルの受信信号電力(S)および干渉信号電力(I)をS
IR測定に用いるように構成することも可能である。こ
のように構成することにより、高速で高精度な送信電力
制御を行うとともに、システム構成の簡略化を図ること
ができる。
【0026】[2] 第2実施形態 以上の第1実施形態においては、送信信号に含まれる送
信状態識別子を抽出して、通信に用いられているチャネ
ルを判別していたが、本第2実施形態は、送信状態識別
子を送信オン/オフ判別に用いず、各チャネルの送信時
の送信電力差を除いた受信信号電力が予め定めた所定の
しきい値を越えているチャネルを送信オン状態にある、
すなわち、通信に用いられているチャネルであると判別
する実施形態である。 [2.1] 第2実施形態の構成 図3に第2実施形態の移動通信端末装置の概要構成図を
示す。図3において図1の第1実施形態と同一の部分に
は同一の符号を付す。図3において、図1の第1実施形
態と異なる点は、送信状態識別子抽出部19を省き、送
信オン/オフ判定部7’が、SIR測定部6の測定結果
に基づいて、送信オン/オフ判定を行う点である。
【0027】[2.2] 第2実施形態の動作 次に本第2実施形態の移動通信端末装置の要部概要動作
を図4を参照して説明する。送信オン/オフ判定部7’
は、SIR測定部6より入力された各チャネル毎の受信
信号電力値(S)および干渉電力値(I)に基づいて、
各チャネル(CH)の送信時の送信電力差を除去した受
信信号電力を算出する。そして、制御チャネルの信号電
力値P1(図4参照)から予め定めた値PXを減算したし
きい値PTH(=P1−PX)を算出する。次にこのしきい
値PTHと各通信チャネル(図4中、CH#1、CH#2、…
…、CH#Nで示す)の送信時の送信電力差を除去した受
信信号電力(図4中、P#1、P#2、……、P#Nで示
す。)を比較し、しきい値PTHを越える受信信号電力を
有する通信チャネルを送信オン状態であると判別する。
より具体的には、図4の場合、通信チャネルCH#1が送
信オン状態、通信チャネルCH#2、CH#Nが送信オフ状
態と判別される。そして、SIR合成部8は、送信オン
状態と判別された通信チャネルおよび制御チャネルの信
号電力値(S)を合成して得られたSIR値である受信
SIR値を目標SIR比較部10に出力することとな
る。他の動作については、第1実施形態と同様であるの
で、説明は省略する。
【0028】[2.3] 第2実施形態の効果 以上の説明のように、本第2実施形態によれば、第1実
施形態と同様の効果に加えて、各通信チャネルの送信オ
ン/オフ状態の判別を送信状態識別子を用いることな
く、制御チャネルの信号電力値に基づいてチャネル間の
相対レベルでしきい値判定を行うことにより送信信号に
送信状態識別子を含める必要がなくなり、送信電力を抑
制することが可能となる。
【0029】[3] 第3実施形態 以上の第2実施形態においては、制御チャネルの受信信
号電力値P1(図4参照)から予め定めた値PXを減算し
たしきい値PTH(=P1−PX)を算出し、これを用いて
各通信チャネルの送信オン/オフを判別していたが、本
第3実施形態はしきい値PTH’(=PX’)を予め定め
ておき、これを用いて各通信チャネルの送信オン/オフ
を判別している。 [3.1] 第3実施形態の動作 次に本第3実施形態の移動通信端末装置の要部概要動作
を図5を参照して説明する。送信オン/オフ判定部7’
は、SIR測定部6より入力された各チャネル毎の受信
信号電力値(S)および干渉電力値(I)に基づいて、
各チャネル(CH)の送信時の送信電力差を除去した受
信信号電力を算出する。そして、予め定めたしきい値P
TH’(=PX’)と各通信チャネル(図5中、CH#1、
CH#2、……、CH#Nで示す)の送信時の送信電力差を
除去した受信信号電力(図5中、P#1、P#2、……、P
#Nで示す。)を比較し、しきい値PTH’を越える受信信
号電力を有する通信チャネルを送信オン状態であると判
別する。より具体的には、図5の場合、通信チャネルC
H#1が送信オン状態、通信チャネルCH#2、CH#Nが送
信オフ状態と判別される。そして、SIR合成部8は、
送信オン状態と判別された通信チャネルおよび制御チャ
ネルの信号電力値(S)を合成して得られたSIR値で
ある受信SIR値を目標SIR比較部10に出力するこ
ととなる。他の動作については、第1実施形態と同様で
あるので、説明は省略する。。
【0030】[3.2] 第3実施形態の効果 以上の説明のように、本第3実施形態によれば、第1実
施形態および第2実施形態と同様の効果に加えて、より
簡易な構成で、通信チャネルのオン/オフ判定を高精度
で行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によれば、
制御チャネルのみでなく、送信オン状態、すなわち、通
信に用いられている通信チャネルの全部または一部をS
IR測定に用いることができ、より高精度な送信電力制
御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の移動通信端末装置の概要構成ブ
ロック図である。
【図2】受信無線部の概要構成ブロック図である。
【図3】第2実施形態の移動通信端末装置の概要構成ブ
ロック図である。
【図4】第2実施形態の送信オン/オフ状態判別処理の
説明図である。
【図5】第3実施形態の送信オン/オフ状態判別処理の
説明図である。
【図6】CDMA方式のチャネル配置の一例の説明図で
ある。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…送受分離部 3…受信無線部 4…逆拡散部 5…同期検波/RAKE合成部 6…SIR測定部 7…送信オン/オフ判定部 8…SIR合成部 9…通信品質制御部 10…目標SIR比較部 11…送信電力制御ビット決定部 12…信号発生部 13…符号化部 14…変調部 15…拡散部 16…送信無線部 17…送信電力ビット抽出部 18…送信電力制御部 19…送信状態識別子抽出部 31…第1バンドパスフィルタ部 32…増幅器 33…局部発振器 34…IF変換部 35…第2バンドパスフィルタ部 36…AGC(自動ゲイン制御)部 37…準同期検波部 38…ロウパスフィルタ部 39…A/D変換部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御チャネルおよび一または複数の通信
    チャネルを介して通信相手装置との間で通信を行う移動
    通信端末装置において、 送信信号に基づいて、前記制御チャネルおよび前記通信
    チャネルのうち、前記通信相手装置が送信に用いている
    チャネルである送信使用チャネルを検出する送信使用チ
    ャネル検出手段と、 前記送信使用チャネルのうち、少なくとも二つの送信使
    用チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比を算出する
    受信信号電力/干渉信号電力比算出手段と、 算出した全ての受信信号電力/干渉信号電力比を合成し
    て合成受信信号電力/干渉信号電力比を算出する合成受
    信信号電力/干渉信号電力比算出手段と、 前記合成受信信号電力/干渉信号電力比および予め定め
    た目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送
    信電力制御を行う送信電力制御手段と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動通信端末装置におい
    て、 前記送信使用チャネル検出手段は、前記送信信号に含ま
    れる送信状態識別子を抽出する識別子抽出手段と、 抽出された前記送信状態識別子に基づいて、前記送信使
    用チャネルを判別する使用チャネル判別手段と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置。
  3. 【請求項3】 制御チャネルおよび一または複数の通信
    チャネルを介して通信相手装置との間で通信を行う移動
    通信端末装置において、 前記各チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比を算出
    する受信信号電力/干渉信号電力比算出手段と、 前記算出した各チャネルの受信信号電力/干渉信号電力
    比に基づいて、前記制御チャネルおよび前記通信チャネ
    ルのうち、前記通信相手装置が送信に用いているチャネ
    ルである送信使用チャネルを検出する送信使用チャネル
    検出手段と、 前記送信使用チャネルのうち、少なくとも二つの送信使
    用チャネルに対応する受信信号電力/干渉信号電力比を
    合成して合成受信信号電力/干渉信号電力比を算出する
    合成受信信号電力/干渉信号電力比算出手段と、 前記合成受信信号電力/干渉信号電力比および予め定め
    た目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送
    信電力制御を行う送信電力制御手段と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動通信端末装置におい
    て、 前記送信使用チャネル検出手段は、前記制御チャネルの
    受信信号電力を各前記通信チャネルの受信信号電力と比
    較した比較結果に基づいて前記送信使用チャネルを判別
    する使用チャネル判別手段を備えたことを特徴とする移
    動通信端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の移動通信端末装置におい
    て、 前記受信信号電力/干渉信号電力比算出手段は、前記各
    チャネルの受信信号電力を検出する受信信号電力検出手
    段を有し、 前記送信使用チャネル検出手段は、前記各チャネル毎に
    予め定めた基準受信信号電力を記憶する基準受信信号電
    力記憶手段と、 検出した前記各チャネル毎の受信信号電力を当該チャネ
    ルに対応する前記基準受信信号電力記憶手段に記憶され
    た基準受信信号電力と比較した比較結果に基づいて前記
    送信使用チャネルを判別する使用チャネル判別手段を備
    えたことを特徴とする移動通信端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の移動通信端末装置において、 前記送信電力制御手段は、前記合成受信信号電力/干渉
    信号電力比が前記目標合成受信信号電力/干渉信号電力
    比よりも小さい場合には、前記送信電力制御において、
    送信電力を増加させるべく制御を行い、前記合成受信信
    号電力/干渉信号電力比が前記目標合成受信信号電力/
    干渉信号電力比よりも大きい場合には、前記送信電力制
    御において、送信電力を減少させるべく制御を行うこと
    を特徴とする移動通信端末装置。
  7. 【請求項7】 制御チャネルおよび一または複数の通信
    チャネルを介して通信相手装置との間で通信を行う移動
    通信端末装置の制御方法において、 送信信号に基づいて、前記制御チャネルおよび前記通信
    チャネルのうち、前記通信相手装置が送信に用いている
    チャネルである送信使用チャネルを検出する送信使用チ
    ャネル検出工程と、 前記送信使用チャネルのうち、少なくとも二つの送信使
    用チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比を算出する
    受信信号電力/干渉信号電力比算出工程と、 算出した全ての受信信号電力/干渉信号電力比を合成し
    て合成受信信号電力/干渉信号電力比を算出する合成受
    信信号電力/干渉信号電力比算出工程と、 前記合成受信信号電力/干渉信号電力比および予め定め
    た目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送
    信電力制御を行う送信電力制御工程と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置の制御方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の移動通信端末装置の制御
    方法において、 前記送信使用チャネル検出工程は、前記送信信号に含ま
    れる送信状態識別子を抽出する識別子抽出工程と、 抽出された前記送信状態識別子に基づいて、前記送信使
    用チャネルを判別する使用チャネル判別工程と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】 制御チャネルおよび一または複数の通信
    チャネルを介して通信相手装置との間で通信を行う移動
    通信端末装置の制御方法において、 前記各チャネルの受信信号電力/干渉信号電力比を算出
    する受信信号電力/干渉信号電力比算出工程と、 前記算出した各チャネルの受信信号電力/干渉信号電力
    比に基づいて、前記制御チャネルおよび前記通信チャネ
    ルのうち、前記通信相手装置が送信に用いているチャネ
    ルである送信使用チャネルを検出する送信使用チャネル
    検出工程と、 前記送信使用チャネルのうち、少なくとも二つの送信使
    用チャネルに対応する受信信号電力/干渉信号電力比を
    合成して合成受信信号電力/干渉信号電力比を算出する
    合成受信信号電力/干渉信号電力比算出工程と、 前記合成受信信号電力/干渉信号電力比および予め定め
    た目標合成受信信号電力/干渉信号電力比に基づいて送
    信電力制御を行う送信電力制御工程と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の移動通信端末装置の制
    御方法において、 前記送信使用チャネル検出工程は、前記制御チャネルの
    受信信号電力を各前記通信チャネルの受信信号電力と比
    較した比較結果に基づいて前記送信使用チャネルを判別
    する使用チャネル判別工程を備えたことを特徴とする移
    動通信端末装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の移動通信端末装置の制
    御方法において、前記受信信号電力/干渉信号電力比算
    出工程は、前記各チャネルの受信信号電力を検出する受
    信信号電力検出工程を有し、 前記送信使用チャネル検出工程は、検出した前記各チャ
    ネル毎の受信信号電力を当該チャネルに対応する予め定
    めた基準受信信号電力と比較した比較結果に基づいて前
    記送信使用チャネルを判別する使用チャネル判別工程を
    備えた、 ことを特徴とする移動通信端末装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし請求項11のいずれか
    に記載の移動通信端末装置の制御方法において、 前記送信電力制御工程は、前記合成受信信号電力/干渉
    信号電力比が前記目標合成受信信号電力/干渉信号電力
    比よりも小さい場合に、送信電力を増加させるべく制御
    を行う送信電力増加制御工程と、 前記合成受信信号電力/干渉信号電力比が前記目標合成
    受信信号電力/干渉信号電力比よりも大きい場合に、送
    信電力を減少させるべく制御を行う送信電力減少制御工
    程と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置の制御方
    法。
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