JP2000175246A - 上り制御チャネル予約管理システムおよび方法 - Google Patents

上り制御チャネル予約管理システムおよび方法

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JP2000175246A
JP2000175246A JP10349047A JP34904798A JP2000175246A JP 2000175246 A JP2000175246 A JP 2000175246A JP 10349047 A JP10349047 A JP 10349047A JP 34904798 A JP34904798 A JP 34904798A JP 2000175246 A JP2000175246 A JP 2000175246A
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/535Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on resource usage policies
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラヒックの増加時に移動局の無線回線接続
失敗による再送処理の発生を防止し、トラヒックが小さ
い時の移動局の再送処理への移行時間の最適化を行う。 【解決手段】 基地局1は、過去における上り制御チャ
ネルの所定数の累積予約の平均値を算出し、前記平均値
が所定の基準値より小さい時に第1のタイマ値を決定
し、かつ、前記平均値が前記基準値より大きい時に前記
第1のタイマ値より大きい第2のタイマ値を決定して送
信する。移動局3は、送信する情報がショートバースト
信号だけで完結しない場合にロングバースト信号を予約
するためのロングバースト予約信号を送信する。この時
に移動局3は前記ショートバースト信号の送信後に無線
回線接続失敗タイマの動作を開始し、タイマ値を前記第
1および第2のタイマ値の1つの値に設定し、このタイ
マ値の時間内に基地局1からの予約受付信号を受けない
時に再度送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局と複数の移
動局における通信において前記移動局からのバースト信
号を送信するために上り制御チャネルを予約するための
上り制御チャネル予約管理システムおよび方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、上り制御チャネル予約管理シ
ステムとして図8に示すものが知られている。この上り
制御チャネル予約管理システムにおいては、基地局10
1と複数の移動局103とは、衛星102を介して通信
を行う。基地局101と複数の移動局103とは、基地
局101から衛星102を介し複数の移動局103に送
信される下り制御チャネル104(フォワードリンク制
御用物理チャネル)と、各々の移動局103から基地局
101に送信される上り制御チャネル(リターンリンク
制御用物理チャネル)105とにより接続される。下り
制御チャネル104は移動局103に対して連続送信さ
れており、各々の移動局103は全ての下り制御チャネ
ル104を受信している。上り制御チャネル105は、
移動局103が基地局101に対して送信する必要が有
る時のみ使用するため、必ず移動局103がデータを送
信しているとは限らず、基地局101においてはバース
ト信号の受信となる。
【0003】また、上り制御チャネル105は複数の移
動局103が共有している。このため、各々の移動局1
03は下り制御チャネル104内の図9に示す衝突制御
ビット106における送信許可/禁止フラグ(Idol
/Busyフラグ:以下、「I/Bフラグ」という)に
より、上り制御チャネル5の使用許可を判断している。
【0004】基地局101と移動局103間の距離が長
く電波の伝送遅延が大きくなる衛星移動通信の上り制御
チャネル105においては、移動局103が共有する上
り制御チャネル105の使用許可/禁止態の通知をする
I/Bフラグと、移動局103からの送信データがショ
ートバースト信号だけで完結しない場合に基地局101
からの下り制御チャネル104内のPE信号(Part
ial Echo 信号)とによってロングバースト信
号の送信を指示することにより、ロングバースト信号の
送信が優先的に行える。
【0005】また移動局103は、ショートバースト信
号の送信後、無線回線接続失敗タイマ120の動作を開
始することにより基地局101からの予約管理を一定時
間待ち、時間内に予約管理がされない場合は再度ショー
トバースト信号の送信を行っている。
【0006】図10に従来の上り制御チャネルの予約構
成の一例を示す。図10においては、移動局103と基
地局101の間の伝送遅延を4フレームとしている。通
常、基地局101の上り制御チャネル105には複数の
移動局103がアサインされている。各々の移動局10
3は基地局101から送信される下り制御チャネル10
4の衝突制御ビット106内に有るI/Bフラグを監視
することにより、上り制御チャネル105の使用許可を
認識し、I/BフラグがI(送信許可)の時のみショー
トバースト信号124の送信を行うことが可能となる。
【0007】また、移動局103は、送信する情報がシ
ョートバースト信号124内で完結しない場合、残りの
データをロングバースト信号131を使って送信する。
上り制御チャネル105におけるロングバースト信号1
31の送信は下り制御チャネル104の衝突制御ビット
106内のPE信号によって報告される移動局103の
個別指定情報によって認識される。移動局103は、シ
ョートバースト信号124の送信後、基地局101から
の自局宛のPE信号8を待ち始め、無線回線接続失敗タ
イマ120の動作を開始させる。無線回線接続失敗タイ
マ120のタイマ値は、移動局103で固定値として設
定されており、図10においては「ショートバースト信
号の送信後の10フレーム」としている。
【0008】図10において、基地局101への送信要
求が発生した移動局103Aは、ユニット番号<0>で
受信した下り制御チャネル104のI/BフラグがIで
有ることを検出し、ユニット番号<2>でショートバー
スト信号124(1/6A)を送信している。基地局1
01は移動局103Aからのショートバースト信号12
4(1/6A)を4フレーム遅延したユニット番号6で
受信後、受信データより後続にロングバースト信号13
1が存在するため、PE信号を生成し必要となるロング
バースト数分だけPE信号(PEA1〜PEA5)を送
信し、移動局103Aによるロングバースト信号131
の送信予約管理を行っている。
【0009】移動局103Aは、ショートバースト信号
124の送信後、無線回線接続失敗タイマ120の動作
を開始させる。この無線回線接続失敗タイマ120がタ
イムアウトする迄に自分宛のPE信号が受信できなかっ
た場合は、「無線回線接続失敗」と認識し自立的にPE
信号の受信待ち処理を終了させ、再度ショートバースト
信号を送信し再送処理を行う。基地局101からの下り
制御チャネル104によって移動局103Aに対して送
信されたPE信号108は、ユニット番号<12>で移
動局103Aに受信される。よって、移動局103Aは
無線回線接続失敗タイマ120を停止させ、ユニット番
号<14>でロングバースト信号131(2/6A)を
送信する。また、移動局103Aに対するPE信号は連
続して受信されるため、ロングバースト信号131も2
/6A以降連続して送信されることになる。また、この
上り制御チャネル予約管理システムでは、基地局101
と移動局103の間の伝送遅延が大きいため移動局10
3がショートバースト信号124を送信後、基地局10
1がPE信号によるロングバースト信号131の送信予
約管理を行うまでに時間がかかる。その間にI/Bフラ
グはIを維持し続けるため、図10に示すように移動局
103Bがショートバースト信号125を上げることが
可能となる。
【0010】この場合に基地局101は、移動局103
Bのショートバースト信号125(1/5B)を受信
後、移動局103Aと同様にPE信号の生成および送信
予約管理を行い、移動局103AのPE信号を5ユニッ
ト送信した後、移動局103BのPE信号を送信するこ
とになり、ロングバースト信号131の受信に関しても
移動局103Aのロングバースト信号131の受信後に
移動局103Bからのロングバースト信号131が受信
されるように(ユニット番号<23〜26>)管理す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の上
り制御チャネル予約管理システムにおいては次のような
問題があった。
【0012】第1の問題は、トラヒックが増加すること
により移動局103の管理数が増加した場合、また移動
局103からのロングバースト信号の数が多い場合、後
からショートバースト信号を受信した移動局103に対
して基地局101からのPE信号の送信が遅くなる。し
かし、移動局103のタイマ値は固定であるためタイマ
値以上だけPE信号の送信が遅れる状態になると、移動
局103が「無線回線接続失敗」と認識して再送処理に
移行してしまい、上り制御チャネル105のトラヒック
がますます増加してしまうことである。
【0013】第2の問題は、基地局101でショートバ
ースト信号の受信が行われた移動局103が上記理由で
再送処理に移行した場合、全ての移動局103が上り制
御チャネル105を送信できない送信不可能フレーム1
32が発生してしまい、上り制御チャネル105の伝送
能力が低下することである。
【0014】第3の問題は、上記問題対応として固定タ
イマ値を大きくすると、移動局103のショートバース
ト信号が基地局101で正常に受信できなかった場合、
トラヒックが少なくても長い時間「無線回線接続失敗」
と認識されず再送処理に移行しないため、回線接続品質
を最低ラインに保つことになってしまうことである。
【0015】次に、前記問題を具体的な例に基づいて説
明する。図10において、移動局103Aからのショー
トバースト信号124をユニット番号<6>で移動局1
03Bからのショートバースト信号125をユニット番
号<7>で連続して受信した場合、PE信号108の生
成および送信予約管理はショートバースト受信の早い順
に行われ、図中においては移動局103Aへの上り予約
指定127の送信完了後、移動局103Bへの上り予約
指定128の送信となる。よって、移動局103Bのタ
イマが「ショートバースト信号の送信後の10フレーム
以内に自局宛上り予約指定28の受信」となっていた場
合、基地局101からのPE信号が届くユニット番号<
17>迄に移動局103Bはタイムアウトしており、既
にPE信号の受信待ち処理を終了している。
【0016】しかし、基地局101はショートバースト
信号の受信時にPE信号の送信管理を行ってしまうた
め、移動局103Bの再送処理への移行を認識できず移
動局103Bに対してPE信号を送信することになる。
よって、送信されるPE信号には移動局103B(PE
B1〜4)が予約(I/B=B)されており、送信要求
が有る移動局103および再送処理によりショートバー
スト信号の送信待ち状態になった移動局103B自身も
送信は許可されず、送信不許可フレーム132が発生す
ることになる。
【0017】また図11において、図10と同様に基地
局101への送信要求が発生した移動局103Aは、ユ
ニット番号<0>で受信した下り制御チャネル104の
I/BフラグがIで有ることを検出し、ユニット番号<
2>でショートバースト信号24(1/6A)を送信し
ている。基地局101は移動局103Aからのショート
バースト信号124(1/6A)を4フレーム遅延した
ユニット番号<6>で受信できず、移動局103Aへロ
ングバースト信号131の送信予約管理を行っていな
い。
【0018】移動局103Aは、ショートバースト信号
124の送信後に基地局101からの自局宛のPE信号
を待ち始め、無線回線接続失敗タイマ120の動作を開
始させ、タイムアウトする迄に自分宛のPE信号が受信
できなかった場合は、「無線回線接続失敗」と認識し自
立的にPE信号の受信待ち処理を終了させ、再度ショー
トバースト信号を送信し再送処理を行うことになってい
る。しかし、固定タイマ値が「ショートバースト信号の
送信後の20フレーム以内に自局宛のPE信号の受信」
となっていた場合、図11に示すように移動局103A
はトラヒックの状況に関わらず無条件で20フレーム待
つことになる。
【0019】本発明の目的は、トラヒックの増加時に移
動局の無線回線接続失敗による再送処理の発生を防止し
て、上り制御チャネルのトラヒックの増大を抑えること
ができる上り制御チャネル予約管理システムおよび方法
を提供することにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、上り制御チャ
ネルの伝送能力の低下を防止することができる上り制御
チャネル予約管理システムおよび方法を提供することに
ある。
【0021】また、本発明の他の目的は、トラヒックが
小さい時の移動局の再送処理への移行時間の最適化が行
える上り制御チャネル予約管理システムおよび方法を提
供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、基地局と複数の移動局にお
ける通信において移動局からのバースト信号を送信する
ために上り制御チャネルを予約するための上り制御チャ
ネル予約管理システムにおいて、基地局は、上り制御チ
ャネルのトラヒックを検出するトラヒック検出手段と、
該トラヒック検出手段により検出された検出トラヒック
が所定の基準値より小さい時に第1のタイマ値を決定
し、かつ、検出トラヒックが基準値より大きい時に第1
のタイマ値より大きい第2のタイマ値を決定するタイマ
値決定手段と、該タイマ値決定手段により決定された第
1および第2のタイマ値の1つを移動局に送信するタイ
マ値送信手段と、移動局からのロングバースト信号の送
信の予約を受け付けた時に予約受付信号を移動局に送信
する予約受付信号送信手段とを有し、移動局は、ショー
トバースト信号を送信するショートバースト信号送信手
段と、送信する情報がショートバースト信号だけで完結
しない場合に基地局に対してロングバースト信号を予約
するためのロングバースト予約信号を送信するロングバ
ースト信号予約手段と、該ロングバースト信号予約手段
により予約する場合にショートバースト信号の送信後に
無線回線接続失敗タイマの動作を開始する手段と、無線
回線接続失敗タイマのタイマ値をタイマ値送信手段によ
り送信されてくる第1および第2のタイマ値の1つの値
に設定する無線回線接続失敗タイマ値設定手段と、無線
回線接続失敗タイマのタイマ値の時間内に予約受付信号
を受けない時にショートバースト信号およびロングバー
スト予約信号を再度送信する再送手段とを有することを
特徴とする。
【0023】請求項2記載の発明は、基地局と複数の移
動局における通信において移動局からのバースト信号を
送信するために上り制御チャネルを予約するための上り
制御チャネル予約管理システムにおいて、基地局は、過
去における上り制御チャネルの所定数の累積予約の平均
値を算出する累積予約平均値算出手段と、該累積予約平
均値算出手段より算出された平均値が所定の基準値より
小さい時に第1のタイマ値を決定し、かつ、平均値が基
準値より大きい時に第1のタイマ値より大きい第2のタ
イマ値を決定するタイマ値決定手段と、該タイマ値決定
手段により決定された第1および第2のタイマ値の1つ
を移動局に送信するタイマ値送信手段と、移動局からの
ロングバースト信号の送信の予約を受け付けた時に予約
受付信号を移動局に送信する予約受付信号送信手段とを
有し、移動局は、ショートバースト信号を送信するショ
ートバースト信号送信手段と、送信する情報がショート
バースト信号だけで完結しない場合に基地局に対してロ
ングバースト信号を予約するためのロングバースト予約
信号を送信するロングバースト信号予約手段と、該ロン
グバースト信号予約手段により予約する場合にショート
バースト信号の送信後に無線回線接続失敗タイマの動作
を開始する手段と、無線回線接続失敗タイマのタイマ値
をタイマ値送信手段により送信されてくる第1および第
2のタイマ値の1つの値に設定する無線回線接続失敗タ
イマ値設定手段と、無線回線接続失敗タイマのタイマ値
の時間内に予約受付信号を受けない時にショートバース
ト信号およびロングバースト予約信号を再度送信する再
送手段とを有することを特徴とする。
【0024】請求項3記載の発明は、基地局と複数の移
動局における通信において移動局からのバースト信号を
送信するために上り制御チャネルを予約するための上り
制御チャネル予約管理システムにおいて、基地局は、過
去における上り制御チャネルの所定数の累積予約の平均
値を算出する累積予約平均値算出手段と、該累積予約平
均値算出手段より算出された平均値が所定の基準値より
小さい時に平均値より小さい予め決められた第1のタイ
マ値を決定し、かつ、平均値が基準値より大きい時に平
均値を第2のタイマ値として決定するタイマ値決定手段
と、該タイマ値決定手段により決定された第1および第
2のタイマ値の1つを移動局に送信するタイマ値送信手
段と、移動局からのロングバースト信号の送信の予約を
受け付けた時に予約受付信号を移動局に送信する予約受
付信号送信手段とを有し、移動局は、ショートバースト
信号を送信するショートバースト信号送信手段と、送信
する情報がショートバースト信号だけで完結しない場合
に基地局に対してロングバースト信号を予約するための
ロングバースト予約信号を送信するロングバースト信号
予約手段と、該ロングバースト信号予約手段により予約
する場合にショートバースト信号の送信後に無線回線接
続失敗タイマの動作を開始する手段と、無線回線接続失
敗タイマのタイマ値をタイマ値送信手段により送信され
てくる第1および第2のタイマ値の1つの値に設定する
無線回線接続失敗タイマ値設定手段と、無線回線接続失
敗タイマのタイマ値の時間内に予約受付信号を受けない
時にショートバースト信号およびロングバースト予約信
号を再度送信する再送手段とを有することを特徴とす
る。
【0025】請求項4記載の発明は、基地局と複数の移
動局における通信において移動局からのバースト信号を
送信するために上り制御チャネルを予約するための上り
制御チャネル予約管理方法において、基地局において上
り制御チャネルのトラヒックを検出するトラヒック検出
ステップと、基地局においてトラヒック検出ステップに
より検出された検出トラヒックが所定の基準値より小さ
い時に第1のタイマ値を決定し、かつ、検出トラヒック
が所定の基準値より大きい時に第1のタイマ値より大き
い第2のタイマ値を決定するタイマ値決定ステップと、
基地局において第1および第2のタイマ値の1つを移動
局に送信するタイマ値送信ステップと、基地局において
移動局からのロングバースト信号の送信の予約を受け付
けた時に予約受付信号を移動局に送信する予約受付信号
送信ステップと、移動局においてショートバースト信号
を送信するショートバースト信号送信ステップと、移動
局において送信する情報がショートバースト信号だけで
完結しない場合に基地局に対してロングバースト信号を
予約するためのロングバースト予約信号を送信するロン
グバースト信号予約ステップと、移動局においてロング
バースト信号予約ステップにより予約する場合にショー
トバースト信号の送信後に無線回線接続失敗タイマの動
作を開始するステップと、移動局において無線回線接続
失敗タイマのタイマ値をタイマ値送信ステップにより送
信されてくる第1および第2のタイマ値の1つの値に設
定する無線回線接続失敗タイマ値設定ステップと、移動
局において無線回線接続失敗タイマのタイマ値の時間内
に予約受付信号を受けない時にショートバースト信号お
よびロングバースト予約信号を再度送信する再送ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0026】請求項5記載の発明は、基地局と複数の移
動局における通信において移動局からのバースト信号を
送信するために上り制御チャネルを予約するための上り
制御チャネル予約管理方法において、基地局において過
去における上り制御チャネルの所定数の累積予約の平均
値を算出する累積予約平均値算出ステップと、基地局に
おいて累積予約平均値算出ステップより算出された平均
値が所定の基準値より小さい時に第1のタイマ値を決定
し、かつ、平均値が基準値より大きい時に第1のタイマ
値より大きい第2のタイマ値を決定するタイマ値決定ス
テップと、基地局においてタイマ値決定ステップにより
決定された第1および第2のタイマ値の1つを移動局に
送信するタイマ値送信ステップと、基地局において移動
局からのロングバースト信号の送信の予約を受け付けた
時に予約受付信号を移動局に送信する予約受付信号送信
ステップと、移動局においてショートバースト信号を送
信するショートバースト信号送信ステップと、移動局に
おいて送信する情報がショートバースト信号だけで完結
しない場合に基地局に対してロングバースト信号を予約
するためのロングバースト予約信号を送信するロングバ
ースト信号予約ステップと、移動局においてロングバー
スト信号予約ステップにより予約する場合にショートバ
ースト信号の送信後に無線回線接続失敗タイマの動作を
開始するステップと、移動局において無線回線接続失敗
タイマのタイマ値をタイマ値送信ステップにより送信さ
れてくる第1および第2のタイマ値の1つの値に設定す
る無線回線接続失敗タイマ値設定ステップと、移動局に
おいて無線回線接続失敗タイマのタイマ値の時間内に予
約受付信号を受けない時にショートバースト信号および
ロングバースト予約信号を再度送信する再送ステップと
を有することを特徴とする。
【0027】請求項6記載の発明は、基地局と複数の移
動局における通信において移動局からのバースト信号を
送信するために上り制御チャネルを予約するための上り
制御チャネル予約管理方法において、基地局において過
去における上り制御チャネルの所定数の累積予約の平均
値を算出する累積予約平均値算出ステップと、基地局に
おいて累積予約平均値算出ステップより算出された平均
値が所定の基準値より小さい時に平均値より小さい予め
決められた第1のタイマ値を決定し、かつ、平均値が基
準値より大きい時に平均値を第2のタイマ値として決定
するタイマ値決定ステップと、基地局においてタイマ値
決定ステップにより決定された第1および第2のタイマ
値の1つを移動局に送信するタイマ値送信ステップと、
基地局において移動局からのロングバースト信号の送信
の予約を受け付けた時に予約受付信号を移動局に送信す
る予約受付信号送信ステップと、移動局においてショー
トバースト信号を送信するショートバースト信号送信ス
テップと、移動局において送信する情報がショートバー
スト信号だけで完結しない場合に基地局に対してロング
バースト信号を予約するロングバースト予約信号を送信
するロングバースト信号予約ステップと、移動局におい
てロングバースト信号予約ステップにより予約する場合
にショートバースト信号の送信後に無線回線接続失敗タ
イマの動作を開始するステップと、移動局において無線
回線接続失敗タイマのタイマ値をタイマ値送信ステップ
により送信されてくる第1および第2のタイマ値の1つ
の値に設定する無線回線接続失敗タイマ値設定ステップ
と、移動局において無線回線接続失敗タイマのタイマ値
の時間内に予約受付信号を受けない時にショートバース
ト信号およびロングバースト予約信号を再度送信する再
送ステップとを有することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本発明の
上り制御チャネル予約管理システムにおいては、基地局
1と複数の移動局3は、衛星2を介して通信を行う。基
地局1と複数の移動局3は、基地局1から衛星2を介し
複数の移動局3に送信される下り制御チャネル4と、各
々の移動局3から基地局1に送信される上り制御チャネ
ル5とにより接続される。下り制御チャネル4は、移動
局3に対して連続送信されており、各々の移動局3は全
ての下り制御チャネル4を受信している。上り制御チャ
ネル5は、移動局3が基地局1に対して送信する必要が
有る時のみ使用するため、必ず移動局3がデータを送信
しているとは限らず、基地局1においてはバースト信号
の受信となる。
【0029】また、上り制御チャネル5は複数の移動局
3が共有している。このため、各々の移動局3は下り制
御チャネル4内の衝突制御ビット6における送信許可/
禁止フラグ(I/Bフラグ)7により、上り制御チャネ
ル5の使用許可を判断している。
【0030】図2に下り制御チャネル4内の衝突制御ビ
ット6の構成を示す。衝突制御ビット6は、I/Bフラ
グ7と、PE信号8と、TA(タイムアライメント制御
値)9と、タイマ値10と、CRCビット11とで構成
されている。I/Bフラグ7は移動局3に対する上り制
御チャネル5の使用許可/禁止を示している。PE信号
8はI/Bフラグ7によって上り制御チャネル5に予約
された移動局3の個別指定情報を示している。よって、
衝突制御ビット6内のI/Bフラグ7がB(Busy)
状態の場合は、PE信号8で予約されている特定の移動
局3のみ上り制御チャネル5に送信することが可能とな
り、基地局1による移動局3のロングバースト信号の送
信予約管理を行っている。タイマ値10は、基地局1の
受信処理において過去の複数のユニット(例えば100
ユニット)における上り制御チャネル予約数をもとに算
出され、移動局3は本タイマ値10を自局の無線回線接
続失敗タイマ20に設定する。
【0031】図3に示すように、基地局1は、送受信制
御部19と、移動局3との無線インタフェースである送
受信部12とによって構成されている。送受信制御部1
9は、復調機13とデータバス14とCPU(Cent
ral Processing Unit)15と変調
機16とPE信号格納バッファ17と累積送信予約バッ
ファ18とで構成されている。
【0032】移動局3からの上り制御チャネル5は、送
受信部12で受信された後に復調機13で復調され受信
データとしてデータバス14を使ってCPU15に報告
される。また、基地局1からの下り制御チャネル4にお
いては、CPU15からの送信データの変調処理を変調
機16で行い、送受信部12から移動局3に対して送信
している。CPU15は、受信したショートバースト信
号のデータより、移動局3からのロングバースト信号の
送信要求信号(ロングバースト予約信号)が存在するか
どうかを検出し、存在する場合には指定された移動局3
に対してロングバースト信号の送信を指示するためのP
E信号8を生成する。PE信号格納バッファ17には、
CPU15によって生成されたPE信号8が保管されて
いる。累積送信予約バッファ18には、PE信号格納バ
ッファ17に保管されている各移動局へのPE送信予約
数の加算値が入る。
【0033】図4と図5に本発明による上り制御チャネ
ル5の予約構成の一例を示す。本例においては移動局3
と基地局1の間の伝送遅延量を4ユニットとしている。
基地局1と移動局3Aの無線フレームのタイミング構成
は、基地局1からの送信フレーム21が基準となってい
る。基地局1は送信フレーム21に対して受信フレーム
22を構成している。移動局3は基地局1からの送信フ
レーム21を受信し、これを基準に自局の送信フレーム
23を構成する。
【0034】図4は、上り制御チャネル5のトラヒック
が大きい時間帯に移動局3A、3Bがショートバースト
信号を送信し、基地局1が各々の移動局3A、3Bに対
してロングバースト信号の予約管理を行う動作を説明す
るためのものである。予約管理はショートバースト信号
を受信した順に行われるため、「移動局3Aの残り5ユ
ニット」「移動局3Bの残り4ユニット」の順で上り制
御チャネル4に予約される。よって、移動局3Bが基地
局1による「上り制御チャネル予約」の先頭(PEB
1)を受信するまでには、ショートバースト信号25を
送信したのち13ユニット「8ユニット(衛星通信の遅
延の上下の合計)+5ユニット(移動局3Aへの予約指
定27)=13ユニット」後となる。しかし、基地局1
からの下り制御チャネル4におけるタイマ設定値10で
現在のトラヒック状況から考えられる最適のタイマ値が
「20ユニット」と指示されているため、タイムアウト
にはならず基地局1からの下り制御チャネル4(PEB
1〜4)を受信することが可能になる。
【0035】図5は、上り制御チャネル5のトラヒック
が小さい時に6ユニット構成のデータ送信を要求してい
る移動局3Aがショートバースト信号24を送信し、基
地局1において正常受信できなかった動作を説明するた
めのものである。移動局3Aが送信したショートバース
ト信号24は基地局1に正常受信されなかったため、基
地局1による「上り制御チャネル予約管理」は行われな
い。
【0036】移動局3Aは、ショートバースト信号24
の送信後に無線回線接続失敗タイマ20の動作を開始さ
せており、この時のタイマ値はショートバースト信号2
4の送信前の下り制御チャネル4で指示されているタイ
マ設定値10に従い「10ユニット」としている。よっ
て、タイマ開始後10ユニットでタイムアウトし、再送
処理を行い正常接続を行っている。
【0037】本処理により、ショートバースト信号の送
信後に移動局3が開始する無線回線接続失敗タイマ値が
固定であるためにトラヒックが多いときには待ち時間が
短くなり発生する再送処理によるトラヒックの増大とこ
れに伴う送信移動局のいない上り制御チャネル予約とを
防ぎ、かつ、トラヒックが小さい時の待ち時間短縮にと
もなう再送処理への移行時間の最適化が可能になる。
【0038】次に本発明の上り制御チャネル予約管理シ
ステムの動作の具体例を図4、図5、図6および図7に
基づいて説明する。
【0039】図4に示すように、移動局3Aは、ユニッ
ト番号<0>の受信データから下り制御チャネル4のI
フラグを検出することにより基地局1への送信許可を認
識し、ユニット番号<2>でショートバースト信号24
の送信を行っている。送信されたショートバースト信号
24は、4ユニットの伝送遅延後にユニット番号<6>
で基地局1に受信(1/6A)されている。送受信制御
部19による上り制御チャネル予約処理を図6のフロー
チャートに示す。送受信制御部19においては1ユニッ
ト時間内に受信処理および送信処理を行っているため、
図6のフローチャートは1ユニット時間内に行われる処
理である。
【0040】ユニット番号<6>における受信処理で
は、受信データよりショートバースト信号24が第1ユ
ニットで後続ユニットが存在していることを検出し、移
動局3Aに送信するPE信号8を生成する(ステップS
1、S2、S3)。その後、移動局3Aの後続ユニット
数を累積送信予約バッファ18に加算後に累積カウンタ
をインクリメントする(ステップS4、S5)。本例で
はフィールドのトラヒック状況を過去の100ユニット
毎に検出しているため、累積カウンタが100ユニット
になるまでは無条件で送信処理に進み、累積カウンタが
100ユニットになったところで累積送信予約バッファ
18の平均値(X)を算出し、累積カウンタと累積送信
予約バッファ18をクリアする(ステップS6、S
7)。
【0041】送信処理においては、平均値(X)が10
ユニット以下の場合は「トラヒックが小さい」とみな
し、移動局3Aに送信するタイマ設定値10を「10
(ユニット)」とする(ステップS8、S9)。平均値
(X)が10ユニット以上の場合は20ユニットをタイ
マ設定値10とする(ステップS10)。図4では、ユ
ニット番号<0>以前のトラヒック状況から基地局1は
タイマ設定値10を「20(ユニット)」としている。
【0042】次に、後続ユニットがあるか否かを判断
し、後続ユニットがある場合にI/BフラグをBに設定
してPE信号8を発生し、後続ユニットが無い場合にI
/BフラグをIに設定する(ステップS11、S12、
S13)。次に、信号組立処理を行ってデータを送信す
る(ステップS14、S15)。
【0043】図7に移動局3のタイマ設定処理を示す。
移動局3は基地局1からの下り制御チャネル信号4の受
信データからタイマ設定値10を検出して、移動局3内
の無線回線接続失敗タイマ20のタイマ値としている
(ステップS21、S22)。送信要求が発生した移動
局3は、下り制御チャネル信号4のI/Bフラグ7がI
の時ショートバースト送信処理に進み、ショートバース
ト信号の送信後にロングバースト送信要求が存在しなけ
れば「送信完了」とし、ロングバースト送信要求が存在
する場合は自局PE信号8を記憶して、以降受信される
下り制御チャネル4内のPE信号8を確認する(ステッ
プS23、S24、S25、S26、S27、S2
8)。ステップS28においてPE信号8が一致した場
合は基地局1による自局の上り制御チャネル予約管理が
行われたとみなしロングバースト信号の送信処理に移行
する(ステップS29)。ステップS28においてPE
信号8が一致しない場合は無線回線接続失敗タイマ20
のタイマ値(T)をデクリメントしてタイムアウト検出
処理に進む(ステップS30、S31)。タイムアウト
検出処理では、タイマ値(T)が「0」になるまでは受
信PE信号8の一致確認処理に戻り(ステップS31、
S28、S30)、タイマ値が0になった場合は回線接
続失敗(ショートバースト信号の送信失敗)と認識して
(ステップS32)、再度ショートバースト信号を送信
するためステップS23に戻る。
【0044】図4に示すように、基地局1は移動局3A
からのショートバースト信号24(1/6A)を受信
後、受信データより後続にロングバースト信号31が存
在することを認識して、PE信号8を生成し必要となる
ロングバースト信号の数分だけPE信号8(PEA1〜
PEA5)を送信し、移動局3Aによるロングバースト
信号31の送信予約管理を行っている。基地局1からの
下り制御チャネル4によって移動局3Aに対して送信さ
れたPE信号8は、ユニット番号<12>で移動局3A
に受信される。よって、移動局3Aは無線回線接続失敗
タイマ20を停止させ、ユニット番号<14>でロング
バースト信号31(2/6A)を送信する。また、移動
局3Aに対するPE信号8は連続して受信されるため、
ロングバースト信号31も2/6A以降連続して5ユニ
ット送信されることになる。
【0045】移動局3Bはユニット番号<1>の受信デ
ータから下り制御チャネル4のIフラグを検出すること
により基地局1への送信許可を認識し、ユニット番号<
3>でショートバースト信号25の送信を行う。送信さ
れたショートバースト信号25は4ユニットの伝送遅延
後にユニット番号<7>で基地局1に受信(1/5B)
されている。この場合に基地局1は移動局3Bのショー
トバースト信号25(1/5B)を受信後に移動局3A
と同様にPE信号8の生成および送信予約管理を行い、
移動局3AのPE信号8を5ユニット送信した後に、移
動局3BのPE信号8を送信することになる。
【0046】よって、移動局3B宛のPE信号(PEB
1〜4)はショートバースト信号25を送信したのち1
3ユニット「8ユニット(衛星通信の遅延の上下の合
計)+5ユニット(移動局3Aへの予約指定27)=1
3ユニット」後となる。移動局3Bは、ショートバース
ト信号25の送信前に下り制御チャネル4のタイマ設定
値10により、無線回線接続失敗タイマ20を「20ユ
ニット」にしている。よって、移動局3Aの上り制御チ
ャネル予約管理による遅延時間が入っても受信すること
が可能になっている。
【0047】図5に示すように、移動局3Aは、ユニッ
ト番号<0>の受信データから下り制御チャネル4のI
フラグを検出することにより基地局1への送信許可を認
識し、ユニット番号<2>でショートバースト信号24
の送信を行っており、送信されたショートバースト信号
24は基地局1で非受信となっている。この時間のフィ
ールド状態は、上り制御チャネル5の送信予約である累
積送信予約バッファ18の平均値(X)が「10ユニッ
ト未満」になっている。よって、下り制御チャネル4に
よるタイマ設定値10は「10(ユニット)」を示して
いる。このためショートバースト信号24を送信後に移
動局3Aは無線回線接続失敗タイマ20を「10ユニッ
ト」後にタイムアウトさせることになり、最短時間によ
るショートバースト信号24の再送処理への移行が可能
になる。
【0048】次に、本発明の他の実施形態としての上り
制御チャネル予約管理システムを説明する。
【0049】図6を参照すると、基地局1で上り制御チ
ャネル5のフィールド状態を検出するための累積送信予
約数(累積カウント数)を100ユニット分としてい
る。また、累積送信予約の平均値(X)が10以下の場
合にタイム値と平均値(X)より小さい10(ユニッ
ト)とし、かつ、平均値(X)が10以上の場合にタイ
ム値をステップS10で20(ユニット)とする代わり
にX(ユニット)としている。
【0050】本発明において上記値は移動局3のトラヒ
ックおよびロングバースト信号31の送信要求数に依存
するため、システムサービス開始後の状況により最適値
が決定する。この例では、上位装置からの指示で送受信
制御部11のCPU15が設定値を認識することによ
り、CPU15のソフトウェア交換なしに変更すること
が可能になる。この例は、送受信制御部11のCPU1
5に上位装置から設定されることにより、サービス開始
以降にパラメータを設定したり、移動局3の加入者増加
による最大予約数の変更時にCPU15のファイル交換
なしに対応できる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
上り制御チャネル予約管理システムおよび方法によれ
ば、移動局が基地局からの設定値に従って無線回線接続
失敗タイマ値を最適な値に変更することにより、トラヒ
ックの増加時に移動局の無線回線接続失敗による再送処
理の発生を防止して上り制御チャネルのトラヒックの増
大を抑えることができる。
【0052】また、本発明の上り制御チャネル予約管理
システムおよび方法によれば、移動局の無線回線接続失
敗の発生を防止することより、上り制御チャネルに予約
した移動局がタイムアウトによる再送処理に移行し、上
り制御チャネルの送信不可能ユニットの発生が無くなる
ため、上り制御チャネルの伝送能力の低下を防止するこ
とができる。
【0053】また、本発明の上り制御チャネル予約管理
システムおよび方法によれば、トラヒックが小さい時に
は移動局の無線回線接続失敗タイマ値を減少させること
により、移動局がショートバースト信号の送信後に最適
な待ち時間で再送処理に移行できるから、トラヒックが
小さい時の移動局の再送処理への移行時間の最適化が行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上り制御チャネル予約管理システムを
示す概略図である。
【図2】図1の上り制御チャネル予約管理システムの下
り制御チャネルおよびこの衝突制御ビットを説明するた
めの図である。
【図3】図1の上り制御チャネル予約管理システムにお
ける基地局を示すブロック図である。
【図4】図1の上り制御チャネル予約管理システムの動
作を説明するための図である。
【図5】図1の上り制御チャネル予約管理システムの動
作を説明するための他の図である。
【図6】図1の上り制御チャネル予約管理システムの基
地局の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1の上り制御チャネル予約管理システムの移
動局の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】従来の上り制御チャネル予約管理システムを示
す概略図である。
【図9】図8の上り制御チャネル予約管理システムの下
り制御チャネルを説明するための図である。
【図10】図8の上り制御チャネル予約管理システムの
動作を説明するための図である。
【図11】図8の上り制御チャネル予約管理システムの
動作を説明するための他の図である。
【符号の説明】
1 基地局 2 衛星 3 移動局 4 下り制御チャネル 5 上り制御チャネル 6 衝突制御ビット 7 送信許可/禁止フラグ(I/Bフラグ) 8 PE信号 9 タイムアライメント制御値(TA) 10 タイマ設定値 11 CRCビット 12 送受信部 13 復調機 14 データバス 15 CPU 16 変調機 17 PE信号格納バッファ 18 累積送信予約バッファ 19 送受信制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の移動局における通信にお
    いて前記移動局からのバースト信号を送信するために上
    り制御チャネルを予約するための上り制御チャネル予約
    管理システムにおいて、 前記基地局は、前記上り制御チャネルのトラヒックを検
    出するトラヒック検出手段と、 該トラヒック検出手段により検出された検出トラヒック
    が所定の基準値より小さい時に第1のタイマ値を決定
    し、かつ、前記検出トラヒックが前記基準値より大きい
    時に前記第1のタイマ値より大きい第2のタイマ値を決
    定するタイマ値決定手段と、 該タイマ値決定手段により決定された第1および第2の
    タイマ値の1つを前記移動局に送信するタイマ値送信手
    段と、 前記移動局からのロングバースト信号の送信の予約を受
    け付けた時に予約受付信号を前記移動局に送信する予約
    受付信号送信手段とを有し、 前記移動局は、ショートバースト信号を送信するショー
    トバースト信号送信手段と、送信する情報が前記ショー
    トバースト信号だけで完結しない場合に前記基地局に対
    してロングバースト信号を予約するためのロングバース
    ト予約信号を送信するロングバースト信号予約手段と、 該ロングバースト信号予約手段により予約する場合に前
    記ショートバースト信号の送信後に無線回線接続失敗タ
    イマの動作を開始する手段と、 前記無線回線接続失敗タイマのタイマ値を前記タイマ値
    送信手段により送信されてくる前記第1および第2のタ
    イマ値の1つの値に設定する無線回線接続失敗タイマ値
    設定手段と、 前記無線回線接続失敗タイマのタイマ値の時間内に前記
    予約受付信号を受けない時に前記ショートバースト信号
    および前記ロングバースト予約信号を再度送信する再送
    手段とを有することを特徴とする上り制御チャネル予約
    管理システム。
  2. 【請求項2】 基地局と複数の移動局における通信にお
    いて前記移動局からのバースト信号を送信するために上
    り制御チャネルを予約するための上り制御チャネル予約
    管理システムにおいて、 前記基地局は、過去における前記上り制御チャネルの所
    定数の累積予約の平均値を算出する累積予約平均値算出
    手段と、 該累積予約平均値算出手段より算出された前記平均値が
    所定の基準値より小さい時に第1のタイマ値を決定し、
    かつ、前記平均値が前記基準値より大きい時に前記第1
    のタイマ値より大きい第2のタイマ値を決定するタイマ
    値決定手段と、 該タイマ値決定手段により決定された第1および第2の
    タイマ値の1つを前記移動局に送信するタイマ値送信手
    段と、 前記移動局からのロングバースト信号の送信の予約を受
    け付けた時に予約受付信号を前記移動局に送信する予約
    受付信号送信手段とを有し、 前記移動局は、ショートバースト信号を送信するショー
    トバースト信号送信手段と、送信する情報が前記ショー
    トバースト信号だけで完結しない場合に前記基地局に対
    してロングバースト信号を予約するためのロングバース
    ト予約信号を送信するロングバースト信号予約手段と、 該ロングバースト信号予約手段により予約する場合に前
    記ショートバースト信号の送信後に無線回線接続失敗タ
    イマの動作を開始する手段と、 前記無線回線接続失敗タイマのタイマ値を前記タイマ値
    送信手段により送信されてくる前記第1および第2のタ
    イマ値の1つの値に設定する無線回線接続失敗タイマ値
    設定手段と、 前記無線回線接続失敗タイマのタイマ値の時間内に前記
    予約受付信号を受けない時に前記ショートバースト信号
    および前記ロングバースト予約信号を再度送信する再送
    手段とを有することを特徴とする上り制御チャネル予約
    管理システム。
  3. 【請求項3】 基地局と複数の移動局における通信にお
    いて前記移動局からのバースト信号を送信するために上
    り制御チャネルを予約するための上り制御チャネル予約
    管理システムにおいて、 前記基地局は、過去における前記上り制御チャネルの所
    定数の累積予約の平均値を算出する累積予約平均値算出
    手段と、 該累積予約平均値算出手段より算出された前記平均値が
    所定の基準値より小さい時に前記平均値より小さい予め
    決められた第1のタイマ値を決定し、かつ、前記平均値
    が前記基準値より大きい時に前記平均値を第2のタイマ
    値として決定するタイマ値決定手段と、 該タイマ値決定手段により決定された第1および第2の
    タイマ値の1つを前記移動局に送信するタイマ値送信手
    段と、 前記移動局からのロングバースト信号の送信の予約を受
    け付けた時に予約受付信号を前記移動局に送信する予約
    受付信号送信手段とを有し、 前記移動局は、ショートバースト信号を送信するショー
    トバースト信号送信手段と、送信する情報が前記ショー
    トバースト信号だけで完結しない場合に前記基地局に対
    してロングバースト信号を予約するためのロングバース
    ト予約信号を送信するロングバースト信号予約手段と、 該ロングバースト信号予約手段により予約する場合に前
    記ショートバースト信号の送信後に無線回線接続失敗タ
    イマの動作を開始する手段と、 前記無線回線接続失敗タイマのタイマ値を前記タイマ値
    送信手段により送信されてくる前記第1および第2のタ
    イマ値の1つの値に設定する無線回線接続失敗タイマ値
    設定手段と、 前記無線回線接続失敗タイマのタイマ値の時間内に前記
    予約受付信号を受けない時に前記ショートバースト信号
    および前記ロングバースト予約信号を再度送信する再送
    手段とを有することを特徴とする上り制御チャネル予約
    管理システム。
  4. 【請求項4】 基地局と複数の移動局における通信にお
    いて前記移動局からのバースト信号を送信するために上
    り制御チャネルを予約するための上り制御チャネル予約
    管理方法において、 前記基地局は、前記上り制御チャネルのトラヒックを検
    出するトラヒック検出ステップと、 前記基地局において前記トラヒック検出ステップにより
    検出された検出トラヒックが所定の基準値より小さい時
    に第1のタイマ値を決定し、かつ、前記検出トラヒック
    が所定の基準値より大きい時に前記第1のタイマ値より
    大きい第2のタイマ値を決定するタイマ値決定ステップ
    と、 前記基地局において前記第1および第2のタイマ値の1
    つを前記移動局に送信するタイマ値送信ステップと、 前記基地局において前記移動局からのロングバースト信
    号の送信の予約を受け付けた時に予約受付信号を前記移
    動局に送信する予約受付信号送信ステップと、 前記移動局においてショートバースト信号を送信するシ
    ョートバースト信号送信ステップと、 前記移動局において送信する情報が前記ショートバース
    ト信号だけで完結しない場合に前記基地局に対してロン
    グバースト信号を予約するためのロングバースト予約信
    号を送信するロングバースト信号予約ステップと、 前記移動局において前記ロングバースト信号予約ステッ
    プにより予約する場合に前記ショートバースト信号の送
    信後に無線回線接続失敗タイマの動作を開始するステッ
    プと、 前記移動局において前記無線回線接続失敗タイマのタイ
    マ値を前記タイマ値送信ステップにより送信されてくる
    前記第1および第2のタイマ値の1つの値に設定する無
    線回線接続失敗タイマ値設定ステップと、 前記移動局において前記無線回線接続失敗タイマのタイ
    マ値の時間内に前記予約受付信号を受けない時に前記シ
    ョートバースト信号および前記ロングバースト予約信号
    を再度送信する再送ステップとを有することを特徴とす
    る上り制御チャネル予約管理方法。
  5. 【請求項5】 基地局と複数の移動局における通信にお
    いて前記移動局からのバースト信号を送信するために上
    り制御チャネルを予約するための上り制御チャネル予約
    管理方法において、前記基地局において過去における前
    記上り制御チャネルの所定数の累積予約の平均値を算出
    する累積予約平均値算出ステップと、 前記基地局において前記累積予約平均値算出ステップよ
    り算出された前記平均値が所定の基準値より小さい時に
    第1のタイマ値を決定し、かつ、前記平均値が前記基準
    値より大きい時に前記第1のタイマ値より大きい第2の
    タイマ値を決定するタイマ値決定ステップと、 前記基地局において前記タイマ値決定ステップにより決
    定された第1および第2のタイマ値の1つを前記移動局
    に送信するタイマ値送信ステップと、 前記基地局において前記移動局からのロングバースト信
    号の送信の予約を受け付けた時に予約受付信号を前記移
    動局に送信する予約受付信号送信ステップと、 前記移動局においてショートバースト信号を送信するシ
    ョートバースト信号送信ステップと、 前記移動局において送信する情報が前記ショートバース
    ト信号だけで完結しない場合に前記基地局に対してロン
    グバースト信号を予約するためのロングバースト予約信
    号を送信するロングバースト信号予約ステップと、 前記移動局において前記ロングバースト信号予約ステッ
    プにより予約する場合に前記ショートバースト信号の送
    信後に無線回線接続失敗タイマの動作を開始するステッ
    プと、 前記移動局において前記無線回線接続失敗タイマのタイ
    マ値を前記タイマ値送信ステップにより送信されてくる
    前記第1および第2のタイマ値の1つの値に設定する無
    線回線接続失敗タイマ値設定ステップと、 前記移動局において前記無線回線接続失敗タイマのタイ
    マ値の時間内に前記予約受付信号を受けない時に前記シ
    ョートバースト信号および前記ロングバースト予約信号
    を再度送信する再送ステップとを有することを特徴とす
    る上り制御チャネル予約管理方法。
  6. 【請求項6】 基地局と複数の移動局における通信にお
    いて前記移動局からのバースト信号を送信するために上
    り制御チャネルを予約するための上り制御チャネル予約
    管理方法において、前記基地局において過去における前
    記上り制御チャネルの所定数の累積予約の平均値を算出
    する累積予約平均値算出ステップと、 前記基地局において前記累積予約平均値算出ステップよ
    り算出された前記平均値が所定の基準値より小さい時に
    前記平均値より小さい予め決められた第1のタイマ値を
    決定し、かつ、前記平均値が前記基準値より大きい時に
    前記平均値を第2のタイマ値として決定するタイマ値決
    定ステップと、 前記基地局において前記タイマ値決定ステップにより決
    定された第1および第2のタイマ値の1つを前記移動局
    に送信するタイマ値送信ステップと、前記基地局におい
    て前記移動局からのロングバースト信号の送信の予約を
    受け付けた時に予約受付信号を前記移動局に送信する予
    約受付信号送信ステップと、 前記移動局においてショートバースト信号を送信するシ
    ョートバースト信号送信ステップと、 前記移動局において送信する情報が前記ショートバース
    ト信号だけで完結しない場合に前記基地局に対してロン
    グバースト信号を予約するロングバースト予約信号を送
    信するロングバースト信号予約ステップと、 前記移動局において前記ロングバースト信号予約ステッ
    プにより予約する場合に前記ショートバースト信号の送
    信後に無線回線接続失敗タイマの動作を開始するステッ
    プと、 前記移動局において前記無線回線接続失敗タイマのタイ
    マ値を前記タイマ値送信ステップにより送信されてくる
    前記第1および第2のタイマ値の1つの値に設定する無
    線回線接続失敗タイマ値設定ステップと、 前記移動局において前記無線回線接続失敗タイマのタイ
    マ値の時間内に前記予約受付信号を受けない時に前記シ
    ョートバースト信号および前記ロングバースト予約信号
    を再度送信する再送ステップとを有することを特徴とす
    る上り制御チャネル予約管理方法。
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