JP2000175106A - 画像合成処理装置、画像合成処理方法および画像合成処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像合成処理装置、画像合成処理方法および画像合成処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000175106A
JP2000175106A JP10348396A JP34839698A JP2000175106A JP 2000175106 A JP2000175106 A JP 2000175106A JP 10348396 A JP10348396 A JP 10348396A JP 34839698 A JP34839698 A JP 34839698A JP 2000175106 A JP2000175106 A JP 2000175106A
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Kentaro Iida
健太郎 飯田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 位置合わせの確実性を向上できる画像合成処
理装置、画像合成処理方法および画像合成処理プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供する。 【解決手段】 境界周辺部分が互いに重なり合うように
分割して撮像した画像について、画像が重なり合う境界
周辺部分について線画像の交点を検出する交点検出手段
と、検出した交点に基き画像間において対応する交点を
検出し、対応する交点間の位置ずれ量を検出する位置ず
れ量検出手段と、この交点間の位置ずれ量に基いて全体
画像を合成する画像合成手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像合成処理装
置、画像合成処理方法および画像合成処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、
特に文字を含む画像に好適な画像合成処理装置、画像合
成処理方法および画像合成処理プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自然画像あるいは原稿画像等を複
数の領域に分割して撮影を行うカメラ型撮像装置が提案
されているが、このような装置では、複数の領域に分割
して撮影した画像を合成する必要がある。
【0003】その方法としては、たとえば、画像の重な
り部分のずれを画像の回転や平行移動により検出し、そ
の結果から位置合わせと補間処理を行う方法や(たとえ
ば、特開平6―141246号公報)、2つの画像の対
応する2組の点a0,alとb0,b1から、直線a0-bO
と直線al-blから回転ずれ角を求める方法(たとえ
ば、特開平7−284013号公報)が開示されてい
る。しかし、いずれも、画像のずれの検出方法について
は具体的に開示されていない。
【0004】また、別の方法としては、最低間隔を保つ
ように、貼り合わせる2枚の画像それぞれの、エッジの
強い画素を複数個検出して対応点とし、2枚の画像の対
応点間でのマッチングを行う方法が知られている。しか
し、この方法では、ーつの文字中に強いエッジが近距離
に多数あり、また、画素と撮像時の撮像素子上の像の位
置の差によりこれらのエッジの大小関係は容易に変わり
うる。これらのことにより、最低間隔による選別では、
2枚の画像間でまったく異なる部分に設定されてしまう
対応点が多い。このため、正しい、対応付けができなく
なってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする技術的課題は、位置合わせの確実性を
向上できる画像合成処理装置、画像合成処理方法および
画像合成処理プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明は、以下の画像処理装置を提供する。
【0007】本発明の画像処理装置は、境界周辺部分が
互いに重なり合う複数の部分領域の各画像のデータか
ら、該各画像を境界周辺部分において不連続が生じない
ようにつなぎ合わせた全体合成画像のデータを合成する
タイプのものである。画像合成処理装置は、上記部分領
域の各画像の互いに重なり合う境界周辺部分について、
線画像の交点を検出する交点検出手段と、この交点検出
手段が検出した上記交点に基き、境界周辺部分が互いに
重なり合う上記部分領域の画像間において対応する交点
を検出し、この検出した交点間の位置ずれ量を検出す
る、位置ずれ量検出手段と、この位置ずれ量検出手段に
より検出された上記交点間の位置ずれ量に基いて、上記
部分領域の各画像のデータから上記全体合成画像のデー
タを合成する画像合成手段とを備える。
【0008】上記構成によれば、線画像の交点を特徴点
として用いて画像合成を行う。すなわち、重なり合う境
界周辺部分の線画像の交点の対応関係によって部分領域
の境界周辺部分の重なり状態を検出し、それに基いて部
分領域の画像をつなぎ合わせる。単純に距離による間引
きを行うのではなく、線画像の交点を対応点とすること
により、対応点を正確に設定することが可能となる。
【0009】したがって、位置合わせの確実性を向上で
きる。
【0010】好ましくは、上記交点検出手段は、上記部
分領域の各画像の互いに重なり合う境界周辺部分につい
て線画像を細線化する細線化処理手段を含む。上記交点
検出手段は、この細線化処理手段により細線化された後
の線画像について交点を検出する。
【0011】上記構成によれば、細線化処理によって、
線画像の交点の検出精度を高めることができる。したが
って、位置合わせの確実性をより向上できる。
【0012】好ましくは、上記位置ずれ検出手段は、上
記部分領域の画像間の互いに重なり合う境界周辺部分に
おける交点について、該画像間で一対一に対応する対応
点ペアを設定し、該対応点ペアの各交点の近傍の画像間
の類似度と、該対応点ペアの交点間の位置ずれ量と該対
応点ペアの近傍の他の対応点ペアの交点間の位置ずれ量
との一致度とに基いて、最適な対応点ペアを検出し、該
検出した対応点ペアの各交点間の位置ずれ量を検出す
る。
【0013】上記構成によれば、重ね合わせるべき対応
点ペアは、その各交点の近傍領域の画像はよく類似して
おり、また、その対応点ペアの近傍領域では交点の位置
ずれ量は略同じであるから、類似度と一致度とに基い
て、最適な対応点ペアを検出することができる。多数の
交点が境界周辺部分に存在する場合や、画像の歪みがあ
る場合などでも、最適な対応点ペアを検出して位置合わ
せの確実性をより向上できる。
【0014】さらに、本発明は、以下の画像合成処理方
法を提供する。
【0015】本発明の画像処理方法は、境界周辺部分が
互いに重なり合う複数の部分領域の各画像から、該各画
像を境界周辺部分において不連続が生じないようにつな
ぎ合わせた全体合成画像を合成するタイプのものであ
る。画像合成処理方法は、上記部分領域の各画像の互い
に重なり合う境界周辺部分について、線画像の交点を検
出する第1ステップと、境界周辺部分が互いに重なり合
う上記部分領域の画像間について、対応する交点を検出
し、該検出した対応する交点間の位置ずれ量を検出する
第2ステップと、該検出した位置ずれ量に基いて、上記
部分領域の各画像から上記全体合成画像を合成する第3
ステップとを備える。
【0016】上記方法によれば、線画像の交点の対応関
係によって部分領域の境界周辺部分の重なり状態を検出
し、それに基いて部分領域の画像をつなぎ合わせる。単
純に距離による間引きを行うのではなく、線画像の交点
を対応点とすることにより、対応点を正確に設定するこ
とが可能となる。
【0017】したがって、位置合わせの確実性を向上で
きる。
【0018】上記した方法の画像合成処理は、画像合成
処理プログラムにより実現され、該プログラムは記録媒
体に記録して提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態に係るデジタルカメラについて説明す
る。
【0020】デジタルカメラ10は、図1の全体構成図
に示すように、カメラ本体上面には撮像開始ボタン12
があり、操作者はこのボタン12により撮像を開始す
る。このカメラ10は、光軸の移動により分割撮像を行
い、分割撮像した画像を貼り合わせることにより高解像
度あるいは広角の画像を得るものである。この際、貼り
合わせる画像間には時間差があり、手ぶれによりその位
置関係は一定とはならないので、詳しくは後述するよう
に、ずれ量の検出を行って画像を合成する。
【0021】詳しくは、レンズ20と撮像センサ30
は、光学系支持台22上に配置される。光学系支持台2
2は、カメラ本体中央部下方に設けたモーター24によ
って回動されるようになっている。モーター24には、
光学系支持台22の回転角度を検出するための角度セン
サ26が取り付けられている。モーター24により光学
系支持台22が回動すると、レンズ20と撮像センサ3
0とが一体的に回動し、図3(A)、(B)の模式図に
示すように光軸Lが移動して、被写体Kの略左半分の領
域S1と略右半分の領域S2とに分割して、それぞれを
撮像することができるようになっている。このとき、画
像合成を行うために、分割して撮像した領域S1,S2
にはオーバーラップ領域Dができるようになっている。
【0022】制御系は、図2のブロック図に示すように
構成している。
【0023】すなわち、角度センサ26の入力に基いて
光学系支持台制御部28はモーター24を制御する。画
像データは撮像センサ30で光電変換された後、A/D
変換部32でA/D変換され、画像メモリ34に格納さ
れる。分割撮像では、画像メモリ34に格納した画像の
データを用いて、画像合成処理部(図示せず)で画像合
成を行う。CPU40は、プログラムメモリ42に記録
されているプログラムを読み込んで動作し、画像の貼り
合わせを含む各処理の制御を行う。また、撮像し格納さ
れた画像は、必要なときにコンピュータやプリンタ等の
外部機器に、外部出力部36から出力される。
【0024】次に、このカメラ10の動作について説明
する。
【0025】まず、動作の概略を説明する。図4の全体
フローチャートに示すように、撮像開始ボタン12が押
されると、ステップ#10において、図3に示した分割
撮像処理を行う。次に、ステップ#12において、ヒス
トグラムや局所的な濃度の最大/最小等により、貼り合
わせる2枚の画像(以下、A,Bとする)が文字画像か
どうかを判別する。文字画像ならば、ステップ#14に
おいて画像を細線化し、その画像から文字の交点を求
め、ステップ#16および#18において、この交点か
ら、2枚の画像A,Bについて対応点配置処理を行う。
そして、ステップ#20および#22において、2枚の
画像A,B上の対応点の対応関係を求めて、これらのペ
アの位置関係から、貼り合わせ時のずれの補正量を計算
して、画像A,Bの貼り合わせ処理を行う。
【0026】次に、上記ステップ#14の細線化処理に
ついて説明する。ここでは、良く知られている、hil
ditchの方法等を例としてあげる。
【0027】画像データを適当なしきい値によって2値
化した画像について、黒領域の境界の画素を、次の6つ
の条件を全て満たす場合に白領域にすることにより、細
線化を行う。 1.黒画素である。 2.白領域との境界画素である。 3.端点ではない。 4.孤立点ではない。 5.幅1のくびれの部分ではない。 6.幅2の線分の所定の側(たとえば、左上(処理の開
姶点の方向))である。
【0028】この処理を、削除される黒画素がなくなる
まで繰り返す。
【0029】以上を、貼り合わせ対象の2枚の画像A,
Bについて行う。この処理によって得られた画像は、幅
1の黒線と白の背景のみの画像となる。
【0030】具体的には、図5の詳細フローチャートに
示すように、ステップ#30において、画像データを適
当なしきい値によって2値化する。次に、ステップ#3
2において、終了フラグを“継続”にセットする。次
に、ステップ#34において、終了フラグが“終了”で
あればリターンし、 “継続”であればステップ#36
に進む。ステップ#36では、全画素について終了であ
ればステップ#42に進み、そうでなければステップ#
38に進む。
【0031】ステップ#38では、上記の条件1−6を
全て満たすか否かを判断する。上記条件を全て満たせ
ば、ステップ#40においてその画素を削除対象画素と
した後、ステップ#36に戻り、次の画素について処理
を行う。いずれか1つでも上記条件を満たさなければ、
直ちにステップ#36に戻り、次の画素について処理を
行う。
【0032】ステップ#42では、削除対象画素がある
か否かを判断する。削除対象画素があれば、ステップ#
46において削除対象画素を削除した後、すなわち削除
対象の黒画素を白画素にした後、ステップ#34に戻
る。削除対象画素がなければ、ステップ#44において
終了フラグを“終了”にセットした後、ステップ#34
に戻る。
【0033】次に、上記ステップ#16および#18の
対応点配置処理について、図6の詳細フローチャートを
参照しながら説明する。画像A,Bについて同様の処理
を行うので、図6は画像Aの場合のみを示している。
【0034】まず、細線化した画像の各黒画素について
その8近傍、すなわち上、下、左、右、左上、右上、左
下、右下の8画素のうち黒画素である個数をカウント
し、このカウント値が3以上のものをその黒画素数とと
もに記録する。カウント値が1個であれば端点、2個で
あれば線、3個以上であれば交点である。
【0035】具体的には、ステップ#50において、ス
テップ#52以降の処理を全画素について終了していな
ければステップ#52に進み、全画素について終了すれ
ばステップ#58に進む。
【0036】ステップ#52では、8近傍の黒画素の個
数をカウントする。次に、ステップ#54において、カ
ウント値が3以上でなければステップ#50に戻り、次
の画素について処理を行う。カウント値が3以上であれ
ば、ステップ#56において、その画素を交点として登
録し、カウント値を記録した後、ステップ#50に戻
り、次の画素について処理を行う。
【0037】次に、線が太い場合、細線化により元々1
つの交点が、2つ以上の交点になることがあるので、こ
の場合は、制限範囲内の近隣の交点を結合し、その結合
後の中心を再登録することにより、交点を設定する。
【0038】具体的には、ステップ#58において、全
交点についてステップ#60以降の処理が終了すればリ
ターンし、終了していなければステップ#60に進む。
ステップ#60では、制限範囲内の近隣の交点を結合す
る。次に、ステップ#62において、結合後の中心を交
点として登録する。カウント値は、結合した交点のカウ
ント値の合計から2を引いた数を記録する。次に、ステ
ップ#64において結合前の交点の登録を削除した後、
ステップ#58に戻り、次の交点について処理を行う。
【0039】こうして得られた交点を、合成する画像間
の対応点として設定する。
【0040】次に、上記ステップ#20の位置ずれ検出
処理について説明する。
【0041】ここでは、画像Aの対応点を基準として、
手ぶれが無い場合の標準位置からのずれ量を検出する場
合について説明する。
【0042】隣接する画像A,Bは、標準位置では図8
(A)に示すように境界周辺部分が互いに重複するよう
に撮影される。この境界周辺部分にある点は、画像A,
Bに共通に撮影され、対応点となる。たとえば手ブレ等
によって、図8(B)のように画像Aに対して画像Bの
位置ずれが生じて撮影されると、図8(C)のように画
像B全体を画像Aに対して標準位置まで移動すると、画
像Aに含まれる対応点Piと画像Bに含まれる対応点Q
iとの間には位置ずれが生じる。図8(C)において矢
印で示したように、この対応点Piから対応点Qiへ向
かうベクトルが位置ずれ量となる。
【0043】次に、位置ずれ量を求める手順について説
明する。画像Bにおいて、画像Aの各対応点に対するず
れ見込み範囲(すなわち、近傍検索領域の制限範囲)内
に同じカウント値の対応点があるかを探索する。すなわ
ち、図9に示すように、隣接する画像Aと画像Bが標準
位置にあるとした場合に、画像Aの対応点TAに対応す
る画像Bの仮想対応点TA’を定め、この仮想対応点
A’の近傍のずれ見込み範囲M内において、画像Aの
対応点TAと同じカウント値の対応点があるかを探索す
る。
【0044】画像Aの対応点TA(xA,yA)と同じカ
ウント値の対応点TB(xB,yB)が存在した場合、画
像Aの対応点TAの近傍領域SAの画像と画像Bの対応点
Bの近傍領域SBの画像との類似度を計算する。たとえ
ば、図9に示すように、画像Aの対応点TAの上下左右
にW画素分の領域を近傍領域SAとし、画像Bの対応点
Bの上下左右にW画素分の領域を近傍領域SBとする
と、「類似度」は、次の式によって求める。
【0045】
【数1】
【0046】ここで、PA(x,y)は、画像Aの座標
(x,y)の画素の画素値 PB(x,y)は、画像Bの座標(x,y)の画素の画
素値である。つまり、類似度は、近傍領域の対応する画
素の画素値の差分である。
【0047】そして、この対応点ペアの類似度と位置ず
れ量(画像Bにおける仮想対応点TA’から対応点TB
のベクトル量)を登録する。こうして、ずれ見込み範囲
内の全ての対応点ペアを登録する。
【0048】次に、これらの対応点ペアから、正しい対
応のものを選択する。注目する対応点ペアの近傍にあ
り、かつ、位置ずれ量(すなわち、位置ずれの向きと距
離)が等しい対応点ペアの個数nをカウントし、注目す
る対応点ペアの類似度にこの個数nに係数αをかけたも
のを加算して、対応度とする。
【0049】たとえば図10に示すように、黒丸で示し
た注目する対応点の近傍の対応点について、この注目す
る対応点ペアの位置ずれ量(矢印で示す)と同じ位置ず
れ量の対応点(白丸で示す)の個数n(図の例では、n
=4)を求める。たとえば、位置ずれ量のx,y成分の
誤差が±1画素以内であるとき、位置ずれ量は同じとす
る。そして、対応度は、対応度=類似度+α×n (α
は係数)により求める。なお、α×nは、対応点ペアの
一致度である。
【0050】この対応度が所定値以下の場合、この対応
点ペアを登録から削除する。以上の処理を所定回繰り返
すと、正しい対応点ペアが残り、残った対応点ペアの位
置ずれ量をもって、各対応点の位置でのずれの補正量と
することができる。その後、この位置ずれ量を用いて、
公知の方法で画像の貼り合わせ処理を行う。
【0051】補足であるが、この対応点ペアを用いる方
式のメリットは、たとえば光学歪みがあって位置ずれ量
が均一ではなく場所によって異なるような場合でも、場
所に応じた位置ずれ検出を行えることである。
【0052】次に、詳細フローについて、図7を参照し
ながら説明する。
【0053】ステップ#70において、画像Aの全対応
点について、ステップ#72以降の処理が終了していな
ければステップ#72に進み、終了すればステップ#8
0に進む。
【0054】ステップ#72では、画像Bのずれ見込み
範囲内の全対応点について、ステップ#74以降の処理
が終了していなければステップ#74に進み、終了すれ
ばステップ#70に戻り、画像Aの次の対応点について
処理を行う。ステップ#74では、画像Bのずれ見込み
範囲内の対応点について、画像Aの対応点と正しい対応
点であるか否か、すなわち画像Aの対応点と同じカウン
ト値であるか否かを判断する。正しい対応点でなけれ
ば、ステップ#72に戻り、画像Bのずれ見込み範囲内
の次に対応点について処理を行う。正しい対応点であれ
ば、ステップ#76において、対応点の近傍の画像につ
いて類似度を計算し、次に、ステップ#78において、
画像A,B間の対応点ペアとして、その類似度と位置ず
れ量の登録を行った後、ステップ#72に戻り、画像B
のずれ見込み範囲内の次の対応点について処理を行う。
【0055】ステップ#80では、ステップ#82以降
の処理が所定回数を終了していなければ、ステップ#8
2に進み、終了すればリターンする。ステップ#82で
は、ステップ#84以降の処理が全ての対応点ペアにつ
いて終了していなければステップ#84に進み、終了す
ればステップ#80に戻る。
【0056】ステップ#84では、近傍の対応点ペアで
同じ位置ずれ量のものの個数のカウントを行う。次に、
ステップ#86において、対応度の計算を行う。次に、
ステップ#88において、対応度が所定値を越えていれ
ばステップ#82に戻り、次の対応点ペアについて処理
を行い、対応度が所定値以下であれば、ステップ#90
において、その対応点ペアを対応点ペアの登録から削除
した後、ステップ#82に戻り、次の対応点ペアについ
て処理を行う。
【0057】以上説明したように、このデジタルカメラ
10は、分割して撮像した画像の位置合わせの確実性を
向上することができる。
【0058】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0059】たとえば、文字画像に限らず、線画像を含
む画像であれば、本発明を適用可能である。また、カメ
ラ、スキャナ等の別の装置を用いて分割撮像した画像の
データをホストコンピュータに出力し、ホストコンピュ
ータ上で画像をつなぎ合わせるように構成してもよい。
この場合、図4のステップ#12以降の処理は、ホスト
コンピュータ上のソフトウエアで行われる。なお、この
ソフトウエアは、フロッピーディスクやCD−ROMの
ような記録媒体から読み出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの
構成図である。
【図2】 図1のデジタルカメラのブロック図である。
【図3】 分割撮影の説明図である。
【図4】 図1のデジタルカメラの全体フローチャート
である。
【図5】 図4のステップ#14の詳細フローチャート
である。
【図6】 図4のステップ#16および#18の詳細フ
ローチャートである。
【図7】 図4のステップ#20の詳細フローチャート
である。
【図8】 画像の位置ずれの説明図である。
【図9】 類似度算出の説明図である。
【図10】 対応度算出の説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 12 撮像開始ボタン 20 レンズ 22 光学系支持台 24 モーター 26 角度センサ 28 光学系支持台制御部 30 撮像センサ 32 A/D変換部 34 画像メモリ 36 外部出力部 40 CPU 42 プログラムメモリ D オーバーラップ領域 K 被写体 L 光軸 S1,S2 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CE10 CF01 DA07 DC02 DC07 5C023 AA01 AA07 AA11 AA21 AA37 AA38 BA01 BA11 BA15 CA01 CA05 CA08 DA04 DA08 5C076 AA12 AA19 5L096 FA69 FA70 9A001 EE02 HH28 JJ31 KK42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 境界周辺部分が互いに重なり合う複数の
    部分領域の各画像のデータから、該各画像を境界周辺部
    分において不連続が生じないようにつなぎ合わせた全体
    合成画像のデータを合成する画像合成処理装置におい
    て、 上記部分領域の各画像の互いに重なり合う境界周辺部分
    について、線画像の交点を検出する交点検出手段と、 該交点検出手段が検出した上記交点に基き、境界周辺部
    分が互いに重なり合う上記部分領域の画像間において対
    応する交点を検出し、該検出した交点間の位置ずれ量を
    検出する、位置ずれ量検出手段と、 該位置ずれ量検出手段により検出された上記交点間の位
    置ずれ量に基いて、上記部分領域の各画像のデータから
    上記全体合成画像のデータを合成する画像合成手段とを
    備えたことを特徴とする画像合成処理装置。
  2. 【請求項2】 上記交点検出手段は、上記部分領域の各
    画像の互いに重なり合う境界周辺部分について線画像を
    細線化する細線化処理手段を含み、該細線化処理手段に
    より細線化された後の線画像について交点を検出するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の画像合成処理装置。
  3. 【請求項3】 上記位置ずれ検出手段は、上記部分領域
    の画像間の互いに重なり合う境界周辺部分における交点
    について、該画像間で一対一に対応する対応点ペアを設
    定し、該対応点ペアの各交点の近傍の画像間の類似度
    と、該対応点ペアの交点間の位置ずれ量と該対応点ペア
    の近傍の他の対応点ペアの交点間の位置ずれ量との一致
    度とに基いて、最適な対応点ペアを検出し、該検出した
    対応点ペアの各交点間の位置ずれ量を検出することを特
    徴とする、請求項1記載の画像合成処理装置。
  4. 【請求項4】 境界周辺部分が互いに重なり合う複数の
    部分領域の各画像から、該各画像を境界周辺部分におい
    て不連続が生じないようにつなぎ合わせた全体合成画像
    を合成する画像合成処理方法において、 上記部分領域の各画像の互いに重なり合う境界周辺部分
    について、線画像の交点を検出する第1ステップと、 境界周辺部分が互いに重なり合う上記部分領域の画像間
    について、対応する交点を検出し、該検出した対応する
    交点間の位置ずれ量を検出する第2ステップと、 該検出した位置ずれ量に基いて、上記部分領域の各画像
    から上記全体合成画像を合成する第3ステップとを備え
    たことを特徴とする画像合成処理方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータによって、境界周辺部分が
    互いに重なり合う複数の部分領域の各画像のデータか
    ら、該各画像を境界周辺部分において不連続が生じない
    ようにつなぎ合わせた全体合成画像のデータを合成する
    画像合成処理プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 上記部分領域の各画像の互いに重なり合う境界周辺部分
    について、線画像の交点を検出する手順と、 境界周辺部分が互いに重なり合う上記部分領域の画像間
    について、対応する交点を検出し、該検出した対応する
    交点間の位置ずれ量を検出する手順と、 該検出した位置ずれ量に基いて、上記部分領域の各画像
    から上記全体合成画像を合成する手順とをコンピュータ
    に実行させる画像データ処理プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003216944A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Fujitsu Ltd 画像結合装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003216944A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Fujitsu Ltd 画像結合装置

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