JPH10105677A - 画像接合方法及び画像接合装置 - Google Patents

画像接合方法及び画像接合装置

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JPH10105677A
JPH10105677A JP8254195A JP25419596A JPH10105677A JP H10105677 A JPH10105677 A JP H10105677A JP 8254195 A JP8254195 A JP 8254195A JP 25419596 A JP25419596 A JP 25419596A JP H10105677 A JPH10105677 A JP H10105677A
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JP8254195A
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Mitsuaki Nakamura
三津明 中村
Yoshihiro Kitamura
義弘 北村
Hiroyuki Akagi
宏之 赤木
Masashi Hirozawa
昌司 広沢
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字や記号を含む画像を接合して合成する場
合に、接合ライン付近での文字がズレやボケを生じると
いった問題点があった。 【解決手段】 接合して合成すべき画像が、画像入力手
段1よりとり込まれ、画像記憶手段2に格納され、画像
間関係判定回路4は、接合すべき画像間の平行移動量等
を判定し、画像接合回路5により、画像の文字等の外接
矩形を合成すべき画像ごとに求め、外接矩形が含まれな
いように接合ラインを求めて、当該接合ラインで接合
し、接合した画像を画像出力手段7に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字を含んだ画像
接合方法及び画像接合装置に関し、より詳細には、重複
領域を持つ複数のデジタル画像をそれぞれの重複領域上
で接合する際、画像間のつなぎ目を目立たなくし、かつ
接合による重複領域での画質劣化を抑える技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像のつなぎ目を目立たないよ
うに接合する従来の技術としては、画像解析ハンドック
(高木幹雄、下田陽久監修、東京大学出版、初版199
1年)の465〜466ページにあるように衛星写真を
つなぎ合わせる際に、隣接画像の重複領域中の濃度差最
小の接合点を通るような接合ラインを求める方法が開示
されている。
【0003】また、上記画像解析ハンドブックの463
〜465ページには隣接画像の重複領域の情報を利用
し、画像間の濃淡や色調を補正する方法(ヒストグラム
一致法、線形濃度変換法、平均濃度差補正法)が開示さ
れている。また、上記画像解析ハンドブックの466ペ
ージにあるように、接合点周辺で不連続な色調の変化が
ないように、接合点を含むある区間に渡って比例配分に
よる平滑化(スムージング)を行うことによりつなぎ目
を目立たなくする方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、つなぎ合わせるデジタル画像同士の重複
領域のずれが1ドット以下でないと、画像接合付近で、
画像間のコントラストやピントの違いによるボケ、ある
いは、画像の接合時の対応点を求めるためのマッチング
精度により、接合ライン上でのつなぎ目やズレが目立っ
てしまうという問題点が生じていた。
【0005】実際に、CCDカメラを用いて、重複領域
を持たせて画像を撮影する際、特に被写体が文書を含む
原稿であって、比較的被写体に近い距離において撮影し
た場合には、接合ラインが文字上に来た場合などは上記
問題点が顕著になる。なぜならば、お互いの画像を撮影
する時の条件(被写体−カメラ間距離、カメラ−被写体
間の角度)は、特別なスタンドなどを用いない限り一定
でないので、画像間で幾何変換等を用いてから接合しな
ければならない。その際、平行移動量、拡大率、回転角
を正確に求め、1ドット以内の精度で接合出来れば接合
ライン付近での文字等が、ズレやボケを起こすことは無
い。しかし、現実には、お互いの画像のみから1ドット
以内のズレに抑えるように幾何変換を行ない、接合する
のは困難であり、各取り込み画像の解像度が小さい場合
などに特に困難である。
【0006】本発明の目的は、文字や記号や数字を含む
画像であっても、また重複領域内のズレが複数ドットあ
っても、つなぎ目が目立たず、かつ接合した付近でのズ
レやボケなどの画質劣化のない画像接合方法及び画像接
合装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像接
合方法は、複数の画像を取り込んで画像間を接合する画
像接合方法において、第1の画像と第2の画像との画像
間関係を判定するステップと、該画像間関係から第1の
画像と第2の画像との重複領域を特定し、該重複領域内
の文字等の外接矩形を求めるステップと、該外接矩形を
通らない接合ラインを求めるステップと、該接合ライン
を境界として第1の画像と第2の画像とを接合するステ
ップと、を含むことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の画像接合方法は、請求項
1に記載の画像接合方法において、上記第1の画像と第
2の画像との画像間関係を判定するステップにおいて、
上記画像間関係に第1の画像と第2の画像との拡大関係
または回転関係を用いることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の画像接合方法は、請求項
1に記載の画像接合方法において、上記接合ラインを境
界として第1の画像と第2の画像とを接合するステップ
において、第1の画像または第2の画像の少なくとも一
方の画像中で、上記接合ラインで画定された接合に不要
な領域の画像を削除することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の画像接合装置は、複数の
画像を取り込んで画像間を接合する画像接合装置におい
て、第1の画像と第2の画像との画像間関係を判定する
画像間関係判定手段と、該画像間関係から第1の画像と
第2の画像との重複領域を特定し、該重複領域内の文字
等の外接矩形を求め、該外接矩形を通らない接合ライン
を求め、該接合ラインを境界として第1の画像と第2の
画像とを接合する画像接合手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本実施の形態の画像接合装置を示す
ブロック図である。1は画像入力手段、2は画像記憶手
段、3は画像接合を行うメインメモリ、4は画像間関係
判定回路、5は画像接合回路、6はタイミング制御回
路、7は画像出力手段、8は画像出力装置である。
【0013】まず、画像入力手段1で、一枚の原稿或は
静止被写体を重複領域を持たせながら順次撮影する。画
像入力手段1としては、CCDカメラを用いて図4
(a)のように、CCDカメラの撮影領域を原稿に対し
て移動して重複領域を持たせながら撮影するか、又はス
キャナ、デジタル複写機では、図4(b)のように、規
定の最大サイズよりも大きな原稿を入力する際、例えば
A3の原稿をA4サイズのスキャナで入力する際、重複
領域を持たせながら、原稿をずらし、スキャニングを行
なう。
【0014】タイミング制御回路6により、画像が画像
入力手段1より入力されたことが検出されると、得られ
た画像信号が、もしアナログならばA/D変換し、得ら
れたデジタル画像信号を順にI1 ,I2 , ・・・という
ように定められた画像記憶手段2のアドレス位置に逐次
格納していく。スキャナー等において、原稿を読みとる
際、読みとり方向を変更する必要がある場合は、メイン
メモリ3に格納するまで、あるいは格納の際、すべての
分割画像の方向が一定となるように変換してから格納す
る。
【0015】画像入力手段1からの入力が完了したとい
う信号をタイミング制御回路6が受信した場合、もしく
は、画像記憶手段2への格納枚数が設定枚数分終了した
と判定された場合、あるいは、外部信号として取り込み
終了信号を受信した場合、取り込みを終了する。
【0016】取り込みが終了するとタイミング制御回路
6は、画像間関係判定回路4に処理を開始するための開
始信号を送信する。画像間関係判定回路4はタイミング
制御回路6からの開始信号を受信すると、取り込んだ隣
接する画像間の位置関係を判定するための処理を開始す
る。
【0017】画像間関係判定回路4の詳細を、図7と図
2のフローチャートを参照しながら説明する。図7の4
角ドットは文字に相当する。
【0018】まず、隣接する2つの画像間において回転
や拡大がほとんどない場合、例えば、スキャナに用紙を
正確におくためのガイドがある場合や、CCDカメラを
スタンドで移動させる場合、カメラのレンズの結像面内
でCCDカメラをスタンドで移動させる場合、もしく
は、カメラのレンズの結像面内でCCDを1次元もしく
は2次元的に駆動し取り込む場合など、回転や拡大など
生じない撮影方法であれば、図7(a)のように、画像
1を固定し、画像2を重複領域を持つように平行移動し
て、そこでの相関係数Cを求め、それが最大となる位置
を求める。
【0019】より詳細には、図2(a)のフローチャー
トのように、S001では、重複領域を適切に持つよう
に画像2を移動させる時の探索範囲(sx,sy)−
(ex,ey)を設定する。ここで、モニターへの表示
等により撮影時のおおまかな移動量が分かる場合、ある
いは画像の移動量検出装置や外部センサがある場合は、
それらを用いて探索範囲を絞ってもよい。S002,S
003では、初期探索位置を設定する。ここでは探索範
囲の左上座標とする。S004では、重複領域での一致
度を示す相関係数Cを、例えば下式で計算を行なう。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、Ii,Ij(i≠j)は隣接する画
像1、画像2、x′,y′の座標は画像1の座標、Bは
重複領域、Sは重複領域の面積で、重複領域の面積変化
に伴う正規化のパラメータ、cは定数である。
【0022】S005では、計算途中に求めた最大相関
係数値Cmaxとの比較をし、それより大きい場合は、S
006の最大相関係数値Cmaxと、仮のマッチング位置
(mx,my)を更新し、小さい場合は、なにもしない
で、S007に移る。S007〜S010までは、探索
位置の更新であり、S001の探索範囲全体で、S00
3〜S005を繰り返す。
【0023】以上のような処理により、最終的なマッチ
ング位置(mx,my)として画像間の平行移動量が求
められ、画像間関係が判定される。なお、画像1の一部
を参照領域として、画像2の同一サイズの領域内の画素
間の差の総和を比較するブロックマッチングを用いても
よい。
【0024】次に、隣接する2つの画像間において回転
や拡大がある場合には、図7(b)のように、画像1に
参照ブロックRBi(i=1,2,・・・,n)を複数
設定し、画像2の探索ブロックSBiとのパターンマッ
チングにより求め、複数のマッチング位置の情報を用い
て、平行移動量、拡大率、回転角を求める。なお、図7
(b)の画像2の探索ブロックSBiの実線は探索範囲
を、点線はマッチング位置をそれぞれ示す。
【0025】より詳細には図2(b)のフローチャート
のように、S101では、参照ブロックRBiの参照範
囲(rsxi ,rsyi)−(rexi ,reyi)を設定
し、マッチングを行なう探索ブロックSBiの探索範囲
(ssxi,ssyi)−(sexi ,seyi)を設定す
る。ここで、モニターへの表示等により撮影時のおおま
かな移動量が分かる場合、あるいは画像の移動量検出装
置や外部センサがある場合は、それらを用いて探索範囲
を絞ってもよい。S102では、初期探索ブロックの設
定を行なう。S103では、相関係数Cの初期化を行な
う。S104,S105では、ブロックiに対応する、
探索範囲の中の初期探索位置を設定する。S106で
は、ブロックマッチングを用いて参照ブロックと探索ブ
ロックの各位置での一致度を下式で計算して、最大相関
係数Cmaxを求める処理を行う。
【0026】
【数2】
【0027】ここで、Ii,Ij(i≠j)は隣接する画
像1、画像2、x′,y′の座標は画像1の座標、cは
定数、x0’,y0’は画像1の参照ブロックの左上座標
である。
【0028】S107では、計算途中に求めた最大相関
係数値Cmaxとの比較をし、それより大きい場合は、S
108の最大相関係数Cmaxと、仮のマッチング位置
(mxi,myi)を更新し、小さい場合は、なにもしな
いで、S109に移る。S109〜S112までは、探
索位置の更新であり、S101で設定された所定の探索
ブロックSBi全体で、S105〜S112を繰り返
す。S113,S114では、対象ブロックの更新を
し、全ブロックが終了するまで、処理S103〜S11
4を繰り返す。
【0029】S115〜S117では平行移動量、拡大
率、回転をそれぞれ求める。S115での移動量の計算
は、あるブロックiに関して、以下のように計算する。
【0030】
【数3】
【0031】その結果得られたブロックiのマッチング
位置(mxi ,myi)を、以降の拡大、回転処理の基
準とする。あるいは、下式の全ブロックの平均位置から
移動量を計算してもよい。
【0032】
【数4】
【0033】この場合、以降の拡大、回転処理の基準点
は、
【0034】
【数5】
【0035】となる。
【0036】S116での拡大率の計算は、参照ブロッ
クの中から任意の2つのブロックのを選び、その2つの
参照ブロックと対応するマッチングブロックの座標を用
いて、
【0037】
【数6】
【0038】と計算する。計算精度を上げるために、最
も離れた2ブロックを用いるとよい。あるいは、上記計
算を、下式の異なるi,jの組み合わせで計算し、その
平均を拡大率としても良い。多くのブロックを用いるこ
とで、拡大率の信頼性を上げることが出来る。
【0039】
【数7】
【0040】ここで、Nは拡大率の計算に使った組合わ
せの数である。
【0041】S117での回転角の計算は、参照ブロッ
クの中から任意の2つのブロックのを選び、その2つの
参照ブロックと対応するマッチングブロックの座標を用
いて、
【0042】
【数8】
【0043】により計算出来る。ここで、Vrij=(r
sxi−rsxj ,rsyi−rsyj),Vmij=(mx
i−mxj ,myi−myj)である。
【0044】計算精度を上げるために、最も離れた2ブ
ロックを用いるとよい。あるいは、上記計算を、下式の
異なるi,jの組合せで計算し、その平均を回転角とし
ても良い。多くのブロックを用いることで、回転角の信
頼性を上げることが出来る。
【0045】
【数9】
【0046】ここで、Nは回転角の計算に使った組合せ
の数である。
【0047】以上の処理により、隣接画像間での平行移
動量、拡大率、回転角の画像間関係が判定される。
【0048】画像間関係判定回路4により、全ての隣接
画像間の画像間関係の判定を終えると、終了信号をタイ
ミング制御回路6に送信する。タイミング制御回路6は
その判定終了信号を受けとると、画像接合回路5に対し
て、画像接合を開始するよう開始信号を送信する。
【0049】画像接合回路5は、タイミング制御回路6
からの開始信号を受信すると、分割して取り込んだ画像
を接合し1枚の画像に接合し、メインメモリ3の接合画
像格納位置に格納する。
【0050】より詳細には図8と図3のフローチャート
を参照して説明する。図3のS200では、処理する画
像へのポインタの初期設定である。
【0051】S201では、画像間関係判定回路4によ
り、判定された画像iの平行移動量、求めてあれば、回
転、拡大率も含めて、画像をアフィン変換を用いて画像
変形を行う。
【0052】S202では、変形された画像iに対して
2値化処理を行なう。ここでは、画像中の文字、記号な
どが潰れたり、かすれたりして文字が適切に切り出せな
いことが起こらないならば、判別分析法による2値化を
行ない、もし、画像全体を一定閾値で適切な2値化が行
なえないなら、画像を複数の領域に分割し、それぞれに
おいて判別分析を行なって画像を2値化する動的2値化
を行なっても良い。また、入力画像がすでに2値画像な
らば、この処理は行なわなくても良い。
【0053】S203では、S202で2値化された画
像に対し、文字が黒画素に対応しているなら黒画素に対
して、白画素に対応しているなら白画素に対して、ラベ
リングを行ない、連結成分をそれぞれ抽出し、それぞれ
のラベルをli0 ,li2 ,・・・ ,lin とする。
【0054】S204では、S203でラベリング処理
により抽出された連結成分について、その外接矩形をも
とめ、以下の条件を用いて文字の外接矩形Ci0 ,Ci
2 ,・・・ ,Cimを抽出する。
【0055】第1の条件として、与えられた文字の最大
サイズ、最小サイズや、画像サイズとの比較により、文
字ではないと考えられる大きさの連結成分は除外し、第
2の条件として、文字の外接矩形同士は基本的には、重
なりをもたないので、重なりをもつ場合には、同一文字
としてその連結成分同士を統合する。以上により、画像
内のほとんどの文字の外接矩形が抽出できる。
【0056】S205,S207では、既に接合した画
像と現在接合しようとしている画像とが隣接するかのチ
ェックである。隣接画像がない場合は、S201で変形
した画像をそのまま、メインメモリ3の接合画像領域に
コピーする。もし、隣接する画像がすでに存在する場合
には、S206,S208で接合ラインの設定を行な
う。図8は、接合すべき画像2と、既に接合画像領域に
コピーされている画像1とを横方向につなぐ場合の接合
ラインの設定の流れを示す図である。図8(a)は接合
前の画像1,2を示し、図8(b)にて、画像2は、S
201の処理で画像変形される。予め求めた画像間関係
の平行移動量等により、図8(c)のように、2つの画
像の相対位置を合わせた重複部81を生成し、重複部8
1の詳細を示す図8(d)では、4つの頂点a,b,
c,dで形成される画像1と画像2の重複領域82が生
成される。
【0057】重複領域82内に含まれる画像1の外接矩
形と画像2の外接矩形の両方に接触しないような接合ラ
インを探索する。具体的には、辺abで、外接矩形に含
まれない箇所をスタートsとして、外接矩形に当たるま
で、点p(x,y)のy座標を更新していく。点p
(x,y+1)が外接矩形に含まれるなら、点(x’,
y+1)で、矩形に含まれないx’を探索する。矩形に
含まれないx’が見つかれば、そこまで、点p(x,
y)を移動する。以降同様に、矩形に含まれないよう
に、また重複領域82内から出ないように、点p(x,
y)を更新していく。重複領域81の辺cdまで達した
らゴールgとして、点p(x,y)のたどった経路を、
接合ラインとする。画像同士を縦に接合する場合も同様
に接合ラインが得られる。接合ラインを求める方法につ
いては、上記方法に限定されず、他の方法を用いてもよ
い。
【0058】S209では、現在接合しようとしている
画像をS206またはS208で求められた接合ライン
の接合する側の画像をカットし、接合画像領域中の先に
求めた移動量、拡大率、回転などを考慮した所定位置に
コピーする処理である。また、画像のカットは、画像を
接合する側でなく、接合される側を対応する接合ライン
でカットしても良いし、両画像をそれぞれ、重複部分が
ないようにカットし接合画像領域にそれぞれコピーして
接合しても構わない。図8(e)に、接合画像領域に接
合した画像の模式図を示す。
【0059】S210,S220では、次の画像へのポ
インタの更新で、接合すべき画像がなくなれば終了とな
る。
【0060】以上のような画像接合回路5によって画像
を接合することで、同じ文字や記号や数字が、2つ以上
の画像に存在することがなくなり、画像の接合の際に生
じていた、接合ラインでのずれや、その周辺でのぼけに
よる、文字や記号や数字の画質の劣化を防ぐことが出来
る。
【0061】図5に、文字を含む原稿を原画像とし、そ
の原稿から画像1、画像2として分割して取り込まれ、
接合された画像の処理の模式図を示す。
【0062】図6は、画像中の文字を拡大したもので、
1つの四角が画像を構成する画素であり、接合時1画素
分左右の画像がずれた場合の例であり、図6(a)の従
来方式での接合では、接合ラインでズレや周辺でのぼけ
が生じるが、図6(b)の本発明の接合では、1つの文
字を2つ以上の画像から使わないようにしているので、
それらが生じることはない。
【0063】画像接合回路5により、全ての分割画像の
接合を終えると、終了信号をタイミング制御回路6に送
信する。タイミング制御回路6は画像接合終了信号を受
けとると、画像出力手段7に対して、出力開始信号を送
信する。
【0064】画像出力手段7はタイミング制御回路6か
ら開始信号を受信すると、メインメモリ3に格納された
接合画像を画像出力装置8、例えばCRT、プリンタ、
外部記憶装置などに出力するために、デジタル画像信号
を出力装置に対応した信号へ変換して送出し、画像出力
装置8により出力を行なう。
【0065】なお、本実施の形態において説明した機能
は、プロセッサとソフトウェアにより実行することがで
き、上記機能を記録媒体にいれてもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、重複領域を持たせて入
力した複数枚の画像を接合する際に、文字や記号や数字
を含む文章画像であっても、重複領域でのつなぎ目が目
立たず、ズレやぼけなどの画質劣化を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像接合装置のブロック図であ
る。
【図2】本実施の形態の画像間関係判定の処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】本実施の形態の画像接合の処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】画像接合を行なうために画像を入力する様子を
示す図である。
【図5】本実施の形態における原画像と分割入力された
画像と接合画像の処理の様子を示す図である。
【図6】従来技術と本発明の接合ライン付近の様子を示
す図である。
【図7】本実施の形態における画像間関係判定の処理を
行なう際のマッチングの様子を示す図である。
【図8】本実施の形態における画像接合の処理の流れを
示す概念図である。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 画像記憶手段 3 メインメモリ 4 画像間関係判定回路 5 画像接合回路 6 タイミング制御回路 7 画像出力手段 8 画像出力装置
フロントページの続き (72)発明者 広沢 昌司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像を取り込んで画像間を接合す
    る画像接合方法において、 第1の画像と第2の画像との画像間関係を判定するステ
    ップと、 該画像間関係から第1の画像と第2の画像との重複領域
    を特定し、該重複領域内の文字等の外接矩形を求めるス
    テップと、 該外接矩形を通らない接合ラインを求めるステップと、 該接合ラインを境界として第1の画像と第2の画像とを
    接合するステップと、を含むことを特徴とする画像接合
    方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の画像と第2の画像との画像間
    関係を判定するステップにおいて、上記画像間関係に第
    1の画像と第2の画像との拡大関係または回転関係を用
    いることを特徴とする請求項1に記載の画像接合方法。
  3. 【請求項3】 上記接合ラインを境界として第1の画像
    と第2の画像とを接合するステップにおいて、第1の画
    像または第2の画像の少なくとも一方の画像中で、上記
    接合ラインで画定された接合に不要な領域の画像を削除
    することを特徴とする請求項1に記載の画像接合方法。
  4. 【請求項4】 複数の画像を取り込んで画像間を接合す
    る画像接合装置において、 第1の画像と第2の画像との画像間関係を判定する画像
    間関係判定手段と、 該画像間関係から第1の画像と第2の画像との重複領域
    を特定し、該重複領域内の文字等の外接矩形を求め、該
    外接矩形を通らない接合ラインを求め、該接合ラインを
    境界として第1の画像と第2の画像とを接合する画像接
    合手段と、を備えたことを特徴とする画像接合装置。
JP8254195A 1996-09-26 1996-09-26 画像接合方法及び画像接合装置 Pending JPH10105677A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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