JP2000175001A - 画像読取り装置における画像データ補正方法 - Google Patents
画像読取り装置における画像データ補正方法Info
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Abstract
特性のばらつきを補正して大判の用紙からの画像読取り
を最適化できる画像データの補正方法を提供すること。 【解決手段】 2本のラインイメージセンサ1,2を配
列する画像読取り装置において、両方のラインイメージ
センサ1,2によって読み取られる画像についてのCC
Dによる出力を利用して、継ぎ目部における画像のずれ
だけでなく、縮小光学系に含まれるレンズ3,4の倍率
差の補正や、ラインイメージセンサ1,2どうしのアラ
イメントのずれや光量差の補正を予め実行して最良の画
像データを得る。
Description
を読み取るための画像読取り装置に係り、特に大判の用
紙に対応するため複数のラインイメージセンサを備える
場合に、画像の継ぎ目等を補正して画像処理できるよう
にした画像データ補正方法に関する。
置は、CCD等の光電変換素子を主走査方向に一列に配
列したラインイメージセンサを備え、その走査によって
画像を読み取るというのがその基本である。
ば用紙ではA3判のサイズまで対応できる大きさのもの
が普及しているが、これ以上の大きさのラインイメージ
センサとすることは製造上の面から不可能とされてい
た。したがって、大判の用紙の画像読取りができるよう
にするためには、2本のラインイメージセンサを主走査
方向に並べ、これらのラインイメージセンサの走査の合
成によって画像を読み取る方式が採用されている。この
ような方式の画像読取りは、たとえば特開昭62−10
1170号公報にその記載がある。
メージセンサを複数配列する構成では、ラインイメージ
センサどうしの間の境目部分で画像に継ぎ目が生じない
ように、隣り合うラインイメージセンサの読取り領域を
一部重複させることが必要である。このようなラインイ
メージセンサの配列によって、大判の用紙からの画像の
読取りへの対応も可能となった。
ンイメージセンサを備える場合では、画像読取りのため
の複数の読取り光源と、これらの光源からの光の画像読
取り後の反射光を受けるラインイメージセンサとの組合
せの複数の光学系が含まれる。したがって、ラインイメ
ージセンサの一部重複による継ぎ目部分の画像読取りは
可能であっても、それぞれ隣り合う光学系の特性のばら
つきも二重に合成されることになり、特に継ぎ目部分の
画像に影響を及ぼす可能性が高い。また、ラインイメー
ジセンサもそれぞれ固有の感度があるほか、装置への組
込み誤差による画像読取りの精度が様々に変わってしま
う。
には複数のラインイメージセンサの組合せで対応できる
ものの、ラインイメージセンサを含む光学系が複数とな
るので、感度補正等を適正化していないと、特にライン
イメージセンサの境目の継ぎ目部分の画像読取り精度が
劣化してしまう。
イメージセンサを含む光学系の全体の特性のばらつきを
補正して、大判の用紙からの画像読取りを最適化できる
画像データの補正方法を提供することにある。
イメージセンサを配列する画像読取り装置において、両
方のラインイメージセンサによって読み取られる画像に
ついてのCCDによる出力を利用して、継ぎ目部におけ
る画像のずれだけでなく、縮小光学系に含まれるレンズ
の倍率差の補正や、ラインイメージセンサどうしのアラ
イメントのずれや光量差の補正を予め実行して最良の画
像データを得るというものである。
換素子としてCCDを配列したラインイメージセンサを
記録媒体の主走査方向に複数個配列し、配列方向に隣接
する前記ラインイメージセンサの読取り領域を互いに重
合させた画像読取り装置において、走査方向と直交する
基準線を描いた基準チャートを前記基準線が前記読取り
領域の重合部分に含まれるように供給し、前記複数個の
ラインイメージセンサのうち第1のラインイメージセン
サにより走査される前記基準チャートの縁を原点とする
走査座標を設定し、前記第1のラインイメージセンサに
隣接する第2のラインイメージセンサの走査による前記
基準線の座標を、前記走査座標の原点から前記基準線ま
での前記CCDの画素数として演算設定し、前記第2の
ラインイメージセンサの座標系を前記第1のラインイメ
ージセンサの前記走査座標に座標変換する画像読取り装
置における画像データ補正方法であり、第1,第2のラ
インイメージセンサによる読取りの継ぎ目部分の画像も
含めて最適化できるという作用を有する。
してCCDを配列したラインイメージセンサを記録媒体
の主走査方向に複数個配列し、配列方向に隣接する前記
ラインイメージセンサの読取り領域を互いに重合させた
画像読取り装置において、走査方向と直交しかつ予め設
定された間隔をおいて2本の基準線を描いた基準チャー
トを前記基準線が前記読取り領域の重合部分に含まれる
ように供給し、隣接する前記ラインイメージセンサのそ
れぞれによって走査される前記2本の基準線どうしの間
の前記CCDの画素数をそれぞれ演算し、一方のライン
イメージセンサによる走査画素数に一致するように他方
のラインイメージセンサによる走査画素数を解像度変換
する画像読取り装置における画像データ補正方法であ
り、画像読取りのために光学系に備えるレンズ等の倍率
誤差を吸収した補正ができるという作用を有する。
してCCDを配列したラインイメージセンサを記録媒体
の主走査方向に複数個配列し、配列方向に隣接する前記
ラインイメージセンサの読取り領域を互いに重合させた
画像読取り装置において、前記隣接するラインイメージ
センサのうち第1のラインイメージセンサを基準姿勢と
して予め設定し、走査方向と平行な基準線を描いた基準
チャートを供給し、前記複数のラインイメージセンサの
うち第2のラインイメージセンサによって最初に前記基
準線を読み取ったときの前記CCDの画素と2番目に読
み取ったときの前記CCDの画素との間の画素数に基づ
いて、2点の読取り位置の画素間の走査方向の距離とし
て近似的に演算し、最初に読み取ったときの時刻と2番
目に読み取ったときの時刻と前記基準チャートの送り速
度とによって読取り時の2個の画素の前記基準チャート
の送り方向の距離を演算し、前記2点の読取り画素の走
査方向の距離と送り方向の距離とによって前記第1のラ
インイメージセンサに対する前記第2のラインイメージ
センサの傾斜角度を演算し、前記傾斜角度に相当して前
記第2のラインイメージセンサによる画像データを前記
第1のラインイメージセンサの画像データに重ね合わせ
る画像読取り装置における画像データ補正方法であり、
ラインイメージセンサのアセンブリ誤差を吸収した画像
データの補正ができるという作用を有する。
してCCDを配列したラインイメージセンサを記録媒体
の主走査方向に複数個配列し、配列方向に隣接する前記
ラインイメージセンサの読取り領域を互いに重合させた
画像読取り装置において、表面を無地として全体の明度
を一様とした基準チャートを前記読取り領域の重合部分
に含まれるように供給し、隣接する前記ラインイメージ
センサの読取り領域の重合部分の走査によって得られる
前記CCDの出力信号について複数のCCDをサンプリ
ングしてそれぞれの出力レベルの平均値を演算し、隣接
する前記ラインイメージセンサのうち第1のラインイメ
ージセンサの出力レベルを基準とし、隣接する前記ライ
ンイメージセンサのうち第2のラインイメージセンサの
出力レベルを、前記平均値どうしの比を補正係数として
乗じて前記第1のラインイメージセンサの出力レベルと
同等化する画像読取り装置における画像データ補正方法
であり、第1,第2のラインイメージセンサの固有の感
度による明度の差を無くした画像データが得られるとい
う作用を有する。
基づき説明する。図1は画像読取り装置の要部を示す側
面縦断面図である。
には光学ユニット12が組み込まれ、用紙が供給される
給紙部11aに臨ませて読取り部13と光源13aとを
備え、読取り部13からの光が光学ユニット12に入射
する。光学ユニット12は複数のミラー12a〜12d
を組み合わせて読取り部13からの光路を構成し、図2
に示すように第1,第2のラインイメージセンサ1,2
を含むものである。
はCCDイメージセンサとして周知のものであり、従来
例で述べた公報に記載のものと同様に主走査方向にほぼ
直列に配列されている。そして、ミラー12dで反射さ
れた光を第1,第2のイメージセンサ1,2に結像させ
るそれぞれ第1,第2のレンズ3,4を備え、これらの
第1,第2のラインイメージセンサ1,2と第1,第2
のレンズ3,4との組合せによって、縮小光学系による
画像読取りが構成される。
の読取り範囲は図2に示す領域A,Bであって、主走査
方向の中央部でこれらの領域A,Bの一部が重なり合っ
ている。そして、領域A,Bの全体による合成の走査長
さは、用紙の幅すなわち給紙部11aに供給される用紙
の給紙方向と直交する辺の長さWよりも長く設定され
る。したがって、用紙の画像は第1,第2のラインイメ
ージセンサ1,2にて分割読取りデータとして入力さ
れ、同時にこれらの第1,第2のラインイメージセンサ
1,2の領域A,Bが重なり合っている部分では、同じ
画像が同時に第1,第2のラインイメージセンサ1,2
によって読み取られる。
インイメージセンサ1,2を2列に並べたときの2つの
読取り画像を1つの画像に合成する場合、読取り画像に
影響を与える因子としては次の4点が挙げられる。
第2のラインイメージセンサ1,2によってそれぞれ読
み取られた分割読取りデータとして画像記録部に入力さ
れるので、分割されている画像の継ぎ目部分の画像が不
連続となったり、段差を含むように現れる場合がある。
したがって、分割画像の継ぎ目部分のデータについては
補正が必要となる。
は倍率誤差を含むので、A,Bの領域において用紙の全
く同じ画像を読み取った場合でも、倍率誤差に相当して
読取り画像データの大きさも異なってくる。したがっ
て、第1,第2のラインイメージセンサ1,2への結像
倍率を一様化するため、第1,第2のレンズ3,4によ
る倍率補正が必要となる。
ジセンサ1,2を光学ユニット12に組み込むときの組
立て誤差によって、一直線上に正確に配列されるように
調整することはほとんど不可能であり、2つの第1,第
2のラインイメージセンサ1,2は相互の姿勢に傾きや
ずれを伴い読取り精度が変わってくる。したがって、第
1,第2のラインイメージセンサ1,2の相互の位置関
係のアライメント補正が必要となる。
用紙の明るさは主走査方向に常に一様ではなく異なった
分布であり、単独の光源13aからの光の照射であって
も明るさは走査方向に連続的に変化する。また、第1,
第2のレンズ3,4の透過率や第1,第2のラインイメ
ージセンサ1,2の感度もそれぞれに固有のものなの
で、第1,第2のラインイメージセンサ1,2の出力レ
ベルにも差ができる。このため、継ぎ目部分を挟んで画
像の明るさも変化することになり、同じ明るさの部分を
走査しても同一の明るさの画像データが得られず、明る
さを正規化するためのシェーディング補正が必要とな
る。
正,倍率補正,アライメント補正及びシェーディング補
正は、アナログ式でボリューム調整したりの機械的な精
度の調整で実行することもできる。しかしながら、これ
らの調整方法では、コストがかかるし精度的にも限界が
ある。そこで、本発明は、検査用の基準チャートを用い
て全ての補正を画像処理によって実行できるようにし、
高精度の補正により良好な画像データを得るようにした
ものである。以下、それぞれの補正の方法について順に
説明する。
び倍率補正を示すための概略図である。
の専用の用紙を基準チャートPとして予め準備する。こ
の基準チャートPはたとえば幅がL(=841mm)の
A0判の用紙を用い、その画像読取り面に予め決められ
た間隔Dの大きさで正確に2本の基準線X,Yを描いた
ものである。これらの基準線X,Yは、図2で説明した
第1,第2のラインイメージセンサ1,2のそれぞれの
読取り可能な領域A,Bが重なり合う部分に含まれるよ
うに描いたものとする。なお、この位置関係のときに
は、基準チャートPの幅方向の左右の両端はそれぞれ第
1,第2のラインイメージセンサ1,2の領域A,Bの
中に含まれている。
ージセンサ1,2の順に走査していき基準線X,Yを読
み取らせると、これらの基準線X,Yに対応するライン
イメージセンサ1,2の画素がデータ信号を出力する。
第1のラインイメージセンサ1の画素を第1番目の画素
としたとき、図4において第1のラインイメージセンサ
出力として示すように、基準線Xに対してa1番目の画
素がピーク値に対応し、基準線Yに対して(a1+b1)
番目の画素がピーク値に対応し、基準チャートPの右端
に対して(a1+b1+c1)番目の画素が対応したデー
タ信号が得られたとする。このとき、基準線X,Yどう
しの間隔Dに対応する画素数はb1である。
るデータ信号も同様に基準線X,Yに対応して2つのピ
ーク値を持つ出力となるが、たとえば第1のレンズ3の
倍率のほうが第2のレンズ4よりも小さい場合には、図
4において第2のラインイメージセンサ出力として示す
ように、ピーク値の間が小さくなる。すなわち、第2の
ラインイメージセンサ2で捉えた画像データでは、基準
線Xの画素から第b2番目のものが基準線Yに対応した
ピーク値であり、b1>b2の関係にある。したがって、
第1,第2のラインイメージセンサ1,2では、2本の
基準線X,Yを順に走査していくときに、この基準線
X,Yの間の間隔Dに対応する画素数がそれぞれ異なっ
た状態で画像が読み取られる。
て、第1,第2のラインイメージセンサ1,2で出力さ
れる画像データの間の画素数は、それぞれの光学系に含
む第1,第2のレンズ3,4の倍率の差に起因する。し
たがって、この例では、第1のラインイメージセンサ1
による画像データを標準として、解像度変換によって図
4において第2のラインイメージセンサ出力倍率補正と
して示すように、第2のラインイメージセンサ2による
画素数b2がb1となるように補正する。これにより、第
1,第2のレンズ3,4の倍率の差があっても、第2の
ラインイメージセンサ2による画像データを第1のライ
ンイメージセンサ1による出力と合わせることができ、
継ぎ目部分を境とした画像の大きさの不一致が解消され
る。
応する第1のラインイメージセンサ1の画素を0番目と
した座標系とし、基準線Xに対応する画素をn番目とす
るとき、第2のラインイメージセンサ2による基準線X
に対応する画素もn番目として座標変換する。これによ
り、第2のラインイメージセンサ2では基準線Xより右
側の領域Bの全範囲の画素について、第1のラインイメ
ージセンサ1と共通の座標系に対応したデータに変換さ
れる。したがって、第1,第2のラインイメージセンサ
1,2はそれぞれが重なり合った部分で互いの画素を連
続させるように共通の座標系に含ませることができ、領
域Aから領域Bまでの全域で継ぎ目が実質的に存在しな
い画像の読取りが可能となる。
1,2のアライメント補正を説明するための平面図であ
る。
による読取りの領域A,Bは図2及び図3に示したとお
りであり、第1,第2のラインイメージセンサ1,2が
正しく位置調整されていればこれらの領域A,Bは主走
査方向に一直線上に配列できる。一方、通常の組立て精
度の場合であったりしても、このような配列は先に説明
したようにきわめて難しく、領域A,Bは互いに交差す
るような関係となる場合が殆どである。
るために、給紙方向と直交する姿勢で第1のラインイメ
ージセンサ1の領域Aが位置し、第2のラインイメージ
センサ2による読取りの領域Bは傾斜した状態として示
している。そして、アライメント補正で使用する基準チ
ャートPは、用紙の幅方向の全長に給紙方向と直交する
基準線Zを描いたものを使用する。
による読取りの領域A,Bが図示のような関係であると
き、まず第1のラインイメージセンサ1が図中の矢印方
向に搬送される基準チャートPの基準線Zを読み取って
画像データを出力する。なお、図示の例ではスポット的
な出力としているが、領域Aが基準線Zと完全に一致す
れば全ての画素からの出力となることは無論である。
は、その給紙方向に対する傾きによって2点での出力が
時間差を持って現れる。このとき、2点の位置は第2の
ラインイメージセンサ2の中心を通る線分Cから等しい
距離にあり、2点の位置の間の距離はそれぞれの出力画
素の間の画素数をカウントすることで知ることができ、
距離dとして得られる。また、基準チャートPは給紙機
構によって一定の送り速度で給紙されるので、たとえば
第1のラインイメージセンサ1による信号出力があった
時刻から第2のラインイメージセンサ2による第1番目
の信号出力があった時刻までの時間を計測することで、
図中の距離s1が得られる。同様にして、第2番目の信
号出力があったときにも距離s2を計算することができ
る。
と直交姿勢となっている領域Aに対する領域Bの傾きΔ
θは、微小角度であることからラジアンでΔθ=(s2
−s1)/dとして近似できる。したがって、領域Bの
中央に対応する画素を中心としてこのΔθだけ回す画像
変換を行うと、領域Bが領域Aに平行な位置関係となっ
た画像が得られる。
第1,第2のラインイメージセンサ1,2のそれぞれの
出力信号をラインメモリに格納する。そして、領域Bは
(s 1+s2)/2だけ領域Aに対してずれているので、
これに相当して領域Bをオフセットして領域Aの画像デ
ータに重ね合わせる。これにより、第1,第2のライン
イメージセンサ1,2のアライメントについての補正が
行われる。
ラインイメージセンサ1,2の出力レベルによって説明
するための概略図である。
の読取りの領域A,Bが重なり合っている部分は用紙の
同じ領域を走査する。このとき、用紙からの光の強さは
同一であるが、第1,第2のラインイメージセンサ1,
2による感度に応じてそれぞれの出力レベルが一致しな
くなる。したがって、第1,第2のラインイメージセン
サ1,2のそれぞれで読み取られる画像データの光量に
ついての差が現れ、画像の色の明るさにずれが発生して
しまう。
ージセンサ1の出力レベルを基準としておき、第2のラ
インイメージセンサ2の出力レベルの相対的なずれをこ
の基準に合わせるシェーディング補正をすれば、出力レ
ベル差のない画像データとして得られる。このシェーデ
ィング補正には、たとえば白の無地模様の用紙を基準チ
ャートとして用い、第1,第2のラインイメージセンサ
1,2による走査によって図6に示すそれぞれの出力レ
ベルV1,V2の波形が得られる。この出力レベルV1,
V2は、各画素による出力信号である。
分は、第1,第2のラインイメージセンサ1,2の重な
り領域に一致するもので、この領域に含まれている画素
のうちn点をサンプリングしてそれぞれの荷重平均V
1-me=ΣV1i/n,V2-me=ΣV2i/nを演算する。
対象とした重なり領域での出力レベルV1,V2の全ての
値についての相対的な大きさの比とほぼ同値である。し
たがって、第1のラインイメージセンサ1の出力レベル
V1を基準とする場合、この基準に対して第2のライン
イメージセンサ2の出力レベルV2を正規化するのに
(V1-me/V2-me)を補正係数として用いることができ
る。すなわち、重なり合っている領域に含まれる第2の
ラインイメージセンサ2の全ての画素すなわちCCDの
出力レベルについて(V1-me/V2-me)を補正係数とし
て乗じれば、基準として設定した第1のラインイメージ
センサ1の出力レベルV1のピーク値に第2のラインイ
メージセンサ2の出力レベルV2ピーク値を図中の一点
鎖線で示すように近似または一致させることができる。
なお、第2のラインイメージセンサ2の出力レベルV2
を基準として第1のラインイメージセンサ1の出力レベ
ルV1を補正する要領としてもよい。
る部分での複数の画素に基づいて、まず隣り合う光学系
の継ぎ目・倍率補正を行い、その後ラインイメージセン
サのアライメント補正及び第1,第2のラインイメージ
センサ1,2についてのシェーディング補正を行うた
め、複数の光学系間の特性のばらつきを補正して最良の
画像データが得られる。
上のラインイメージセンサを用いた装置への適用も可能
である。
サを用いる読取り画像装置において、読取り領域を重ね
合わせるそれぞれのラインイメージセンサによる出力信
号を有効に利用することによって、継ぎ目補正,倍率補
正,ラインイメージセンサのアライメント誤差補正及び
明るさの補正ができ、信頼度の高い画像読取り装置を提
供することができる。
面図
域の関係を示す概略図
ートと読取り領域の関係を示す概略図
図
ベルの波形図
Claims (4)
- 【請求項1】光電変換素子としてCCDを配列したライ
ンイメージセンサを記録媒体の主走査方向に複数個配列
し、配列方向に隣接する前記ラインイメージセンサの読
取り領域を互いに重合させた画像読取り装置において、 走査方向と直交する基準線を描いた基準チャートを前記
基準線が前記読取り領域の重合部分に含まれるように供
給し、 前記複数個のラインイメージセンサのうち第1のライン
イメージセンサにより走査される前記基準チャートの縁
を原点とする走査座標を設定し、 前記第1のラインイメージセンサに隣接する第2のライ
ンイメージセンサの走査による前記基準線の座標を、前
記走査座標の原点から前記基準線までの前記CCDの画
素数として演算設定し、 前記第2のラインイメージセンサの座標系を前記第1の
ラインイメージセンサの前記走査座標に座標変換する画
像読取り装置における画像データ補正方法。 - 【請求項2】光電変換素子としてCCDを配列したライ
ンイメージセンサを記録媒体の主走査方向に複数個配列
し、配列方向に隣接する前記ラインイメージセンサの読
取り領域を互いに重合させた画像読取り装置において、 走査方向と直交しかつ予め設定された間隔をおいて2本
の基準線を描いた基準チャートを前記基準線が前記読取
り領域の重合部分に含まれるように供給し、 隣接する前記ラインイメージセンサのそれぞれによって
走査される前記2本の基準線どうしの間の前記CCDの
画素数をそれぞれ演算し、 一方のラインイメージセンサによる走査画素数に一致す
るように他方のラインイメージセンサによる走査画素数
を解像度変換する画像読取り装置における画像データ補
正方法。 - 【請求項3】光電変換素子としてCCDを配列したライ
ンイメージセンサを記録媒体の主走査方向に複数個配列
し、配列方向に隣接する前記ラインイメージセンサの読
取り領域を互いに重合させた画像読取り装置において、 前記隣接するラインイメージセンサのうち第1のライン
イメージセンサを基準姿勢として予め設定し、 走査方向と平行な基準線を描いた基準チャートを供給
し、 前記複数のラインイメージセンサのうち第2のラインイ
メージセンサによって最初に前記基準線を読み取ったと
きの前記CCDの画素と2番目に読み取ったときの前記
CCDの画素との間の画素数に基づいて、2点の読取り
位置の画素間の走査方向の距離として近似的に演算し、 最初に読み取ったときの時刻と2番目に読み取ったとき
の時刻と前記基準チャートの送り速度とによって読取り
時の2個の画素の前記基準チャートの送り方向の距離を
演算し、 前記2点の読取り画素の走査方向の距離と送り方向の距
離とによって前記第1のラインイメージセンサに対する
前記第2のラインイメージセンサの傾斜角度を演算し、 前記傾斜角度に相当して前記第2のラインイメージセン
サによる画像データを前記第1のラインイメージセンサ
の画像データに重ね合わせる画像読取り装置における画
像データ補正方法。 - 【請求項4】光電変換素子としてCCDを配列したライ
ンイメージセンサを記録媒体の主走査方向に複数個配列
し、配列方向に隣接する前記ラインイメージセンサの読
取り領域を互いに重合させた画像読取り装置において、 表面を無地として全体の明度を一様とした基準チャート
を前記読取り領域の重合部分に含まれるように供給し、 隣接する前記ラインイメージセンサの読取り領域の重合
部分の走査によって得られる前記CCDの出力信号につ
いて複数のCCDをサンプリングしてそれぞれの出力レ
ベルの平均値を演算し、 前記隣接するラインイメージセンサのうち第1のライン
イメージセンサの出力レベルを基準とし、 前記隣接するラインイメージセンサのうち第2のライン
イメージセンサの出力レベルを、前記平均値どうしの比
を補正係数として乗じて前記第1のラインイメージセン
サの出力レベルと同等化する画像読取り装置における画
像データ補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34510198A JP3719020B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 画像読取り装置における画像データ補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34510198A JP3719020B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 画像読取り装置における画像データ補正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000175001A true JP2000175001A (ja) | 2000-06-23 |
JP3719020B2 JP3719020B2 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=18374299
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34510198A Expired - Lifetime JP3719020B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 画像読取り装置における画像データ補正方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3719020B2 (ja) |
Cited By (8)
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---|---|---|---|---|
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