JP2000174934A - テレビ会議システムと使用期限管理方法 - Google Patents

テレビ会議システムと使用期限管理方法

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JP2000174934A JP10346023A JP34602398A JP2000174934A JP 2000174934 A JP2000174934 A JP 2000174934A JP 10346023 A JP10346023 A JP 10346023A JP 34602398 A JP34602398 A JP 34602398A JP 2000174934 A JP2000174934 A JP 2000174934A
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ会議端末を使用して有料でサービスを
行うシステムにおいて、サービス料の支払い状況によっ
て、ユーザの使用するテレビ会議端末に使用期限を設定
して管理する方法、および使用期限の更新を自動的に行
うテレビ会議端末の使用期限管理方法を提供することを
課題とする。 【解決手段】 テレビ会議端末を使用して有料でサービ
スを行い、前記テレビ会議端末に、予め許容使用期限を
付与し、前記テレビ会議端末の使用期限を管理し、不正
にテレビ会議端末を使用できないようにする使用期限管
理方法において、前記テレビ会議端末の電源投入、テレ
ビ会議回線接続、又は/及びテレビ会議回線切断の各時
に前記許容使用期限を確認し、前記許容使用期限切れで
あるのか否かを判断するこを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ会議端末の
使用期限管理方法及びテレビ会議システムに関し、特に
課金を適切に課するテレビ会議端末の使用期限管理方法
及びテレビ会議システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ会議には、撮影機能と、ビ
デオ表示機能、音声入出力機能、及び、自動着呼機能を
備えている。かかるテレビ会議通信機能について、CC
ITTITU−T勧告H.320で規定されており、遠
隔地間で映像と音声をやり取りして会議通信を実現する
テレビ会議通信装置が提案されている。特に、最近では
ISDN回線を用いたアプリケーションが提供され、徐
々に普及している。
【0003】このテレビ会議通信装置では、例えば、業
務で定期的な通信を行うことが多いため、通信料金を適
切に管理する必要がある。このような通信料金の管理方
法としては、例えば、特開平3−41860号公報に、
ISDN回線の通信料金として、発呼時に入力される識
別情報に対応するメモリのストア領域に、通信終了時に
受信されるISDN回線を介する通信料金を加算してス
トアするようにしておき、そのメモリのストア料金にス
トアされている通信料金を表示手段に表示することによ
り通信料金の管理が容易に行えるとしている。また、特
開平3−46455号公報に、G4モード、G3モード
及び電話のモードなどのように、各通信モードの種類毎
に、通信料金を知ることができるので、上首尾に通信料
金の管理を行うことができるとしている。
【0004】さらに、特開平7−7571号公報には、
定期的にテレビ会議通信を行う際の通信料金の負担を均
等にするテレビ会議通信装置の制御方法に関し、各々の
テレビ会議について、そのテレビ会議通信セッションを
実行する2つの端末間で自端末の通信料金と相手端末の
通信料金を保存し、通信料金の少ない方から自動着呼し
て管理することを特徴としていることが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のテレビ会議システムは、テレビ会議端末の接続を行う
ための技術が中心であり、ISDN回線等の通信料金以
外の有料サービスを行うために、ユーザ用テレビ会議端
末を管理する技術は未だ示されていない。
【0006】しかしながら、従来のテレビ会議システム
を用いてサービスを行うためには、次のような課題があ
る。第1の課題は、ユーザ用テレビ会議端末の使用期限
管理を行っていないため、ユーザがサービス料の支払い
をしていなくてもテレビ会議端末を使用することがで
き、未払いのユーザの使用を禁止することができないと
いうことである。
【0007】本発明の課題は、テレビ会議端末を使用し
て有料でサービスを行うシステムにおいて、サービス料
の支払い状況によって、ユーザの使用するテレビ会議端
末に使用期限を設定して管理する方法、および使用期限
の更新を自動的に行うテレビ会議端末の使用期限管理方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレビ会議端
末を使用して有料でサービスを行い、前記テレビ会議端
末に、予め許容使用期限を付与し、前記テレビ会議端末
の使用期限を管理し、不正にテレビ会議端末を使用でき
ないようにする使用期限管理方法において、前記テレビ
会議端末の電源投入、テレビ会議回線接続、又は/及び
テレビ会議回線切断の各時に前記許容使用期限を確認
し、前記許容使用期限切れであるのか否かを判断するこ
を特徴とする。
【0009】また、上記使用期限管理方法において、前
記テレビ会議端末の電源投入時、前記許容使用期限切れ
であるのか否かを判断した結果、前記許容使用期限切れ
である場合にはモニターに期限切れのメッセージを表示
してアイドル状態とし、前記許容使用期限切れでない場
合にはアイドル状態とすることを特徴とする。
【0010】また、上記使用期限管理方法において、前
記テレビ会議端末のテレビ会議回線接続時、前記許容使
用期限切れであるのか否かを判断した結果、前記許容使
用期限切れである場合にはモニターに期限切れのメッセ
ージを表示し、期限切れを相手のテレビ会議端末に通知
し、回線接続を中断し、回線接続を切断し、前記許容使
用期限切れでない場合には、前記許容使用期限内である
ことを通知し、回線の接続を完了してテレビ会議を開始
することを特徴とする。
【0011】また、上記使用期限管理方法において、前
記テレビ会議端末のテレビ会議の回線切断時、前記許容
使用期限切れであるのか否かを判断した結果、前記許容
使用期限切れである場合にはモニターに期限切れのメッ
セージを表示し、前記回線切断を完了してアイドル状態
とし、前記許容使用期限切れでない場合には、前記回線
切断を完了してアイドル状態とすることを特徴とする。
【0012】また、上記使用期限管理方法において、前
記テレビ会議端末は管理システムと回線接続し、前記許
容使用期限を確認し、前記許容使用期限切れであるのか
否かを判断して後に前記回線接続を完了し、前記管理シ
ステムは前記テレビ会議端末のID情報を取得し、前記
テレビ会議端末の支払い信用度を確認して、前記テレビ
会議端末の前記許容使用期限を更新することを特徴とす
る。
【0013】また、本発明は、通信料金管理やテレビ会
議のサービスを行うセンタシステムと、前記センタシス
テム内にユーザ管理サーバと、センタ用テレビ会議端末
と、多地点制御装置とからなり、さらに、回線網と、複
数のユーザ用テレビ会議端末とからなるテレビ会議シス
テムにおいて、前記ユーザ管理サーバは前記ユーザ用テ
レビ会議端末の料金支払いの信用度データベースを有
し、前記ユーザ用テレビ会議端末が許容使用期限を更新
する際、前記センタ用テレビ会議端末、または、前記多
地点制御装置と前記回線網を介して回線接続し、前記セ
ンタ用テレビ会議端末、または、前記多地点制御装置は
前記ユーザ管理サーバに前記ユーザ用テレビ会議端末の
料金支払いの信用度を検索することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、テレビ会議端末を使用し
て有料でサービスを行うシステムにおいて、テレビ会議
端末の使用期限を管理し、不正にテレビ会議端末を使用
できないようにする方法を特徴としている。
【0015】また、本発明は、具体的な図面を参照して
説明すれば、図1において、ユーザ用テレビ会議端末
は、ユーザがサービスを受けるために使用するテレビ会
議端末で、内部のメモリ等に使用期限やID情報が設定
されている。
【0016】また、図2〜図4のとおり、ユーザ用テレ
ビ会議端末は、電源の投入、回線の接続、回線の切断を
行うタイミングで使用期限が経過していないかを管理し
ている。使用期限が切れていなければ使用でき、使用期
限が切れているとサービスおよびユーザ用テレビ会議端
末同士の通信をできなくする。使用期限の更新は、サー
ビス料を支払っていれば、サービスを受けるセンタのテ
レビ会議端末または多地点制御装置等に回線接続したと
きに自動的に更新するようにしている。これは、ユーザ
用テレビ会議端末に設定しているID情報からユーザ管
理サーバのデータベースを検索して、サービス料の支払
い状況を確認して行う。
【0017】このようにして、本願発明では、テレビ会
議端末を使用して有料でサービスを行うシステムにおい
て、サービス料の支払い状況によって、ユーザの使用す
るテレビ会議端末に使用期限を設定して管理している。
ユーザがサービス料を未払いの状態でサービスを受けら
れないようにすることができ、ユーザ同士の通信もでき
ないようにすることができる。また、ユーザのテレビ会
議端末使用期限の管理を自動的に行えるように構成した
ため、人手で使用期限を更新するような手間をかけずに
管理することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】[実施形態]図1を参照すると、本発明の
一実施形態としてのテレビ会議システムの構成が示され
ている。図において、通信料金管理やテレビ会議のサー
ビスを行うセンタシステム10と、センタシステム10
内にユーザ管理サーバ11と、センタ用テレビ会議端末
12と、多地点制御装置13とからなり、さらに、回線
網14と、ユーザ用テレビ会議端末151〜15nと、か
ら構成されている。
【0020】ここで、センタシステム10は、ユーザ管
理サーバ11と、センタ用テレビ会議端末12と、多地
点制御装置13と、から構成される。このセンタ用テレ
ビ会議端末12と、多地点制御装置13は、ユーザ管理
サーバ11にそれぞれ通信ケーブル等の通信路で接続さ
れている。接続は、LAN(Local Area Network)等の
回線網を介して接続されていてもよい。また、管理シス
テムは、特にセンタシステム中の機能中、使用期限を更
新する目的のために動作するセンタ用テレビ会議端末1
2及び多地点制御装置13をいい、センタシステムの使
用期限更新用テレビ会議端末に接続することもあり、こ
のときは専用の管理システムとなるが、センタシステム
の機器(テレビ会議端末、多地点制御装置)と接続して
サービスを受けたときに自動的に更新する場合、特別な
管理システムとはならない。
【0021】また、センタ用テレビ会議端末12と、多
地点制御装置13と、ユーザ用テレビ会議端末151〜
15nは、通信ケーブル等の通信路で回線網14に接続
されている。互いに回線網14を介して回線接続し、通
信することが可能である。
【0022】また、多地点制御装置13は、複数のテレ
ビ会議端末151〜15nを接続して、多地点テレビ会議
を実現する装置である。テレビ会議端末151〜15n同
士を1対1で回線接続した場合、2地点間のテレビ会議
になり、お互いに相手の映像・音声を受信してテレビ会
議を行う。これに対して、多地点制御装置13を使用す
る場合、複数地点でテレビ会議を行うことができる。例
えば、多地点制御装置13にテレビ会議端末4台を接続
して、4地点のテレビ会議を行ったとすると、多地点制
御装置13は、4地点の中で話をしている地点の映像に
自動的に切り替えて配信したり、4地点の映像を4分割
の映像に合成して配信したり、音声はミキシングして配
信する(自分を除く他の地点の音声がミックスされ、多
地点制御装置から送信される)などの処理を行う。
【0023】また、テレビ会議を行うユーザは、ユーザ
用テレビ会議端末151〜15nで回線網14に回線接続
して、センタシステム10で提供されるサービスを受け
たり、回線網14を介して、ユーザ同士でテレビ会議等
を行うことが可能である。多地点制御装置13は、複数
のユーザ用テレビ会議端末151〜15n、およびセンタ
用テレビ会議端末12と回線接続し、多地点テレビ会議
を実施するなどのサービスが可能である。
【0024】センタシステム10では、センタ用テレビ
会議端末12および多地点制御装置13に接続したユー
ザ用テレビ会議端末151〜15nから、内部のメモリ等
に設定されているID情報を取得してユーザ管理サーバ
11でユーザ情報を検索することが可能なように構成し
ている。ユーザ管理サーバ11は、ユーザのID情報、
利用状況やサービス料金の支払い状況などがデータベー
スになっている。
【0025】以上詳細に実施形態の構成を述べたが、テ
レビ会議端末等は、当業者にとってよく知られており、
詳細な構成は省略する。
【0026】なお、上記実施形態では、図1にセンタ用
テレビ会議端末12は1台で構成しているが、複数台で
構成してもよい。このセンタ用テレビ会議端末12は回
線網14に接続され、ユーザ用テレビ会議端末151〜
15nと接続してサービスを提供するものである。ま
た、同時にユーザ用テレビ会議端末151〜15nからI
D情報を取得し、ユーザ管理サーバ11でユーザのサー
ビス料支払い状況を検索し、正常に支払われていれば、
ユーザ用テレビ会議端末151〜15nに設定している使
用期限を更新するものである。
【0027】また、多地点制御装置13についても、複
数台で構成してもよく、回線網14を介して、ユーザ用
テレビ会議端末151〜15nおよびセンタ用テレビ会議
端末12を複数台接続し、多地点テレビ会議サービス等
の多地点接続のサービスを実施するものである。
【0028】また、ユーザ用テレビ会議端末151〜1
5nによる使用期限管理は、ユーザ端末で行う。ただ
し、ユーザ端末で行う使用期限管理は、ユーザ端末自身
で管理している日時と、メモリに設定されている使用期
限との比較をして、使用期限内か使用期限切れかを判断
する管理である。実際に使用期限をユーザ端末に設定す
るのは、センタシステムに回線接続を行ったときに行
う。具体的には、センタシステムを構成する多地点制御
装置13またはセンタ用テレビ会議端末12に接続して
サービスを受ける場合、使用期限の更新目的でセンタ用
テレビ会議端末12(使用期限更新用テレビ会議端末
等)に接続した場合に自動的に更新します。
【0029】また、上記のセンタシステムが行う有料サ
ービスには、回線付与のサービスも含むが、主としてセ
ンタシステムで映像・音声を通信してサービスを行う。
【0030】具体例は、(1)コンサルティングサービ
ス(センタにコンサルタントがいて、テレビ会議端末を
接続して各種相談などを行うなど。)や、(2)情報の
配信(センタに情報配信用のテレビ会議端末を設置し
て、ユーザは知りたい情報を得られるテレビ会議端末に
接続する。例えば、天気予報,地域情報などを映像と音
声で提供するなど。)や、(3)多地点制御装置13の
利用サービス(ユーザが多地点テレビ会議を行いたいと
きに、センタの多地点制御装置13へ接続して、多地点
テレビ会議を行う。)や、(4)遠隔教育サービス(セ
ンタに講師がいてユーザとテレビ会議端末を使用して、
マンツーマンで教育をしたり、講師と複数のユーザがテ
レビ会議端末を、多地点制御装置13に接続して、複数
人同時に教育をするなど。)等が予定されている。
【0031】また、この有料サービスの際に、サービス
料は、上記具体例のサービスを受けたときの利用料や、
テレビ会議端末をレンタルしている場合はレンタル料、
また会費をとる場合は会費などで徴収する。いずれにせ
よ、これらのサービス料が支払われているかいないかの
情報を、センタシステム10のユーザ管理サーバ11で
管理して、ユーザがサービスを受けたときに、ユーザ端
末の使用期限を自動的に更新するようにしている。使用
期限の更新は、例えばサービス料の徴収が毎月だとする
と、サービス利用時にそのときから1ヶ月先の日時に更
新するなどの設定を行う。サービス料をきちんと支払っ
て、定期的にサービスを受けているユーザは、使用期限
を意識しないで、テレビ会議端末を使用することができ
る。
【0032】逆に、使用期限が切れてしまったユーザ
も、センタシステム10の機器には回線網14によって
接続できるように構成しているため、サービス料さえ支
払っていれば、センタシステム10に接続したときに、
使用期限を自動的に更新する。サービス料を支払ってい
ないユーザは、サービス料を支払わない限り、サービス
を受けることも、ユーザ同士の接続もできなくなる。
【0033】[本実施形態の動作の説明]本発明の実施
形態の一つであるユーザ用テレビ会議端末151〜15n
の使用期限管理は、ユーザ用テレビ会議端末151〜1
5nが電源投入したとき、回線接続したとき、回線切断
したときに、使用期限を確認するように構成している。
それぞれの場合に使用期限を確認する動作を、図2から
図4に示すフローチャートを使用して説明する。
【0034】まず、図2を用いて、ユーザ用テレビ会議
端末151〜15nが、電源を投入したときに、使用期限
を確認する処理について説明する。説明を簡単にするた
めに、ここではユーザ用テレビ会議端末151が電源を
投入したものとして説明する。
【0035】ユーザ用テレビ会議端末151が電源投入
すると、装置の起動処理を行い、設定されている使用期
限の確認を行う。確認は、ユーザ用テレビ会議端末15
1が管理している日時とメモリに保存している使用期限
日を比較して、使用期限日を経過していないか確認する
(図2のS1〜S2)。その結果、使用期限が切れてい
る場合、起動後の初期表示画面で使用期限が経過してい
る旨のメッセージを、ユーザ用テレビ会議端末151の
モニタに表示してアイドル状態となる(図2のS3〜S
5)。逆に、使用期限が切れていない場合、特に画面に
メッセージを表示することなく、アイドル状態へと遷移
する(図2のS3,S5)。
【0036】次に、図3を用いて、ユーザ用テレビ会議
端末151〜15nが回線接続を行ったときに、使用期限
を確認する処理について説明する。説明を簡単にするた
めに、ここではユーザ用テレビ会議端末151がユーザ
用テレビ会議端末152に着呼信して回線接続を行った
ものとして説明する。
【0037】ユーザ用テレビ会議端末151が回線接続
を開始すると、設定されている使用期限の確認を行う。
確認は、ユーザ用テレビ会議端末151が管理している
日時とメモリに保存している使用期限日を比較して、使
用期限日を経過していないか確認する(図3のS10〜
S11)。その結果、使用期限内である場合、接続して
いるユーザ用テレビ会議端末152に使用期限内である
という状態通知を行い、回線接続処理そのものを完了し
てテレビ会議の通信状態になる(図3のS12〜S1
5)。逆に、使用期限が切れている場合、ユーザ用テレ
ビ会議端末151のモニタ画面に使用期限が経過してい
る旨のメッセージを表示する(図3のS16)。そし
て、接続しているユーザ用テレビ会議端末152に使用
期限が切れているという状態通知を行う(図3のS1
7)。ユーザ用テレビ会議端末152は、ユーザ用テレ
ビ会議端末151から使用期限切れの状態通知を受信す
ると、接続処理を中断して回線を切断する。ユーザ用テ
レビ会議端末151は、回線切断完了時に、自分の端末
が使用期限切れである旨のメッセージをモニタに表示す
る(図3のS18〜S19)。
【0038】次に、図4を用いて、ユーザ用テレビ会議
端末151〜15nが回線切断を行ったときに使用期限を
確認する処理について説明する。説明を簡単にするため
に、ここではユーザ用テレビ会議端末151とユーザ用
テレビ会議端末152が通信状態で、ユーザ用テレビ会
議端末151が回線切断を行ったとして説明する。
【0039】ユーザ用テレビ会議端末151とユーザ用
テレビ会議端末152が通信状態で、ユーザ用テレビ会
議端末151が回線切断をする(図4のS20〜S2
1)。ユーザ用テレビ会議端末151は、設定されてい
る使用期限の確認を行う。確認は、ユ―ザ用テレビ会議
端末151が管理している日時とメモリに保存している
使用期限日を比較して、使用期限日を経過していないか
確認する(図3のS22)。その結果、使用期限内であ
る場合、そのまま回線切断処理を完了してアイドル状態
に遷移する(図4のS23,S25〜S26)。逆に、
使用期限が切れている場合、回線切断処理時にモニタ画
面に使用期限が経過している旨のメッセージを表示す
る。そして、回線切断処理を完了するとアイドル状態に
遷移する(図4S23〜S26)。
【0040】次に、ユーザ用テレビ会議端末151〜1
5nに設定されている使用期限を更新する動作について
説明する。使用期限の更新は、ユーザ用テレビ会議端末
151〜15nが、センタシステム10の多地点制御装置
13またはセンタ用テレビ会議端末12にサービスを受
けるために回線接続したとき、また、使用期限を更新す
る目的で回線接続したときに自動的に行う。図5に示す
フローチャートを使用して動作の詳細な説明する。説明
を簡単にするために、ここではユーザ用テレビ会議端末
151がセンタシステム10のセンタ用テレビ会議端末
12に回線網14を介して接続したとして説明する。
【0041】ユーザ用テレビ会議端末151が、センタ
用テレビ会議端末12に回線接続を行う(図5のS3
0)。ユーザ用テレビ会議端末151は、回線接続を開
始すると、設定されている使用期限の確認を行う。確認
は、ユーザ用テレビ会議端末151が管理している日時
とメモリに保存している使用期限日を比較して、使用期
限日を経過していないか確認する(図5のS31)。そ
の結果、使用期限内である場合、接続しているセンタ用
テレビ会議端末12に使用期限内であるという状態通知
を行い、回線接続処理を完了する(図5のS32〜S3
3,S36)。逆に、使用期限が切れている場合、回線
接続処理中のモニタ画面に使用期限が経過している旨の
メッセージを表示する(図5のS34)。そして、接続
しているセンタ用テレビ会議端末12に使用期限が切れ
ているという状態通知を行う(図5のS35)。ここ
で、図3に示した回線接続時の使用期限確認の処理につ
いて説明したときは、使用期限が切れている通知を受信
したユーザ用テレビ会議端末152が回線を切断するよ
うに説明したが、センタ用テレビ会議端末12は、使用
期限が切れているユーザ用テレビ会議端末151と接続
しても回線を切断しないように構成しているため回線接
続処理を完了する(図5のS36)。
【0042】続いて、センタ用テレビ会議端末12は、
ユーザ用テレビ会議端末151からID情報を取得する
(図5のS37)。取得したユーザ用テレビ会議端末1
51のID情報から、ユーザ管理サーバ11のデータベ
ースを検索し、サービス料金の支払い状況を確認する
(図5のS38)。この場合、データベースとしてユー
ザの信用度合いを所定のデータベースに問い合わせるこ
ともできる。
【0043】サービス料金の支払い状況を確認した結
果、ユーザ用テレビ会議端末151の利用者が支払いを
行っている場合、センタ用テレビ会議端末12は、ユー
ザ用テレビ会議端末151に設定している使用期限を更
新して通信状態に遷移する(図5のS39〜S41)。
逆に、支払いが行われていない場合、センタ用テレビ会
議端末12は、ユーザ用テレビ会議端末151に支払い
が不正であるという通知を行い回線を切断する(図5の
S39,S42〜S43)。ユーザ用テレビ会議端末1
51は、回線切断時のモニタ画面にサービス料金の支払
いがされていない旨を表示する(図5のS44)。
【0044】ここで、ユーザ用テレビ会議端末151
は、サービス料の支払いを行わない限りセンタシステム
10へ接続してサービスを受けることができない。また
ユーザ用テレビ会議端末152〜15nと接続しても、相
手端末から自動的に回線切断されてしまうことになる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、以下に記載するような効果を奏する。
【0046】第1の効果は、ユーザはサービス料を支払
わないで、ユーザ用テレビ会議端末151〜15nを使用
していると、使用期限切れになるようにしているので、
センタシステム10へ接続して、サービスを受けること
ができなくなる。また、ユーザ用テレビ会議端末151
〜15n同士の接続もできなくなるように構成している
ので、サービス料を支払わないと、サービスを受ける以
外の通信も禁止できることである。
【0047】第2の効果は、サービス料を支払っている
ユーザは、センタシステム10と接続をする毎に、自動
的にユーザ用テレビ会議端末151〜15nの使用期限を
更新するようにしているので、人手で使用期限を更新す
るような手間をかけずに管理することができ、ユーザも
使用期限を気にすることなく使用できることである。
【0048】第3の効果は、使用期限が切れたユーザ用
テレビ会議端末151〜15nでも、センタシステム10
には回線接続できるように構成しているので、支払期限
を過ぎて、サービス料を支払ったとしても、センタシス
テムに接続したときに自動的に使用期限を更新すること
ができ、人手で使用期限を更新するような手間をかけず
に管理することができることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態のテレビ会議通信管理シ
ステムのブロック図である。
【図2】本発明による実施形態のテレビ会議通信管理シ
ステムの動作フローチャートである。
【図3】本発明による実施形態のテレビ会議通信管理シ
ステムの動作フローチャートである。
【図4】本発明による実施形態のテレビ会議通信管理シ
ステムの動作フローチャートである。
【図5】本発明による実施形態のテレビ会議通信管理シ
ステムの動作フローチャートである。
【符号の説明】
10センタシステム 11ユーザ管理サーバ 12センタ用テレビ会議端末 13多地点制御装置 14回線網 151-15n ユーザ用テレビ会議端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ会議端末を使用して有料でサービス
    を行い、前記テレビ会議端末に、予め許容使用期限を付
    与し、前記テレビ会議端末の使用期限を管理し、不正に
    テレビ会議端末を使用できないようにする使用期限管理
    方法において、 前記テレビ会議端末の電源投入、テレビ会議回線接続、
    又は/及びテレビ会議回線切断の各時に前記許容使用期
    限を確認し、前記許容使用期限切れであるのか否かを判
    断することを特徴とする使用期限管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の使用期限管理方法にお
    いて、前記テレビ会議端末の電源投入時、前記許容使用
    期限切れであるのか否かを判断した結果、前記許容使用
    期限切れである場合にはモニターに期限切れのメッセー
    ジを表示してアイドル状態とし、前記許容使用期限切れ
    でない場合にはアイドル状態とすることを特徴とする使
    用期限管理方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の使用期限管理方法
    において、前記テレビ会議端末のテレビ会議回線接続
    時、前記許容使用期限切れであるのか否かを判断した結
    果、前記許容使用期限切れである場合にはモニターに期
    限切れのメッセージを表示し、期限切れを相手のテレビ
    会議端末に通知し、回線接続を中断し、回線接続を切断
    し、前記許容使用期限切れでない場合には、前記許容使
    用期限内であることを通知し、回線接続を完了してテレ
    ビ会議を開始することを特徴とする使用期限管理方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は、2,3に記載の使用期限管
    理方法において、前記テレビ会議端末のテレビ会議の回
    線切断時、前記許容使用期限切れであるのか否かを判断
    した結果、前記許容使用期限切れである場合にはモニタ
    ーに期限切れのメッセージを表示し、前記回線切断を完
    了してアイドル状態とし、前記許容使用期限切れでない
    場合には、前記回線切断を完了してアイドル状態とする
    ことを特徴とする使用期限管理方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の使用期限管理方法におい
    て、前記テレビ会議端末は管理システムと回線接続し、
    前記許容使用期限を確認し、前記許容使用期限切れであ
    るのか否かを判断して後に前記回線接続を完了し、前記
    管理システムは前記テレビ会議端末のID情報を取得
    し、前記テレビ会議端末の支払い信用度を確認して、前
    記テレビ会議端末の前記許容使用期限を更新することを
    特徴とする使用期限管理方法。
  6. 【請求項6】通信料金管理やテレビ会議のサービスを行
    うセンタシステムと、前記センタシステム内にユーザ管
    理サーバと、センタ用テレビ会議端末と、多地点制御装
    置とからなり、さらに、回線網と、複数のユーザ用テレ
    ビ会議端末とからなるテレビ会議システムにおいて、 前記ユーザ管理サーバは前記ユーザ用テレビ会議端末の
    料金支払いの信用度データベースを有し、前記ユーザ用
    テレビ会議端末が許容使用期限を更新する際、前記セン
    タ用テレビ会議端末、または、前記多地点制御装置と前
    記回線網を介して回線接続し、前記センタ用テレビ会議
    端末、または、前記多地点制御装置は前記ユーザ管理サ
    ーバに前記ユーザ用テレビ会議端末の料金支払いの信用
    度を検索することを特徴とするテレビ会議システム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のテレビ会議システムにお
    いて、前記ユーザ用テレビ会議端末は前記回線網を介し
    て他の前記ユーザ用テレビ会議端末と回線接続し、前記
    許容使用期限内でテレビ会議を行うことを特徴とするテ
    レビ会議システム。
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