JP2000174851A - ネットワーク状態測定システムとクライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ネットワーク状態測定システムとクライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2000174851A
JP2000174851A JP10350617A JP35061798A JP2000174851A JP 2000174851 A JP2000174851 A JP 2000174851A JP 10350617 A JP10350617 A JP 10350617A JP 35061798 A JP35061798 A JP 35061798A JP 2000174851 A JP2000174851 A JP 2000174851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
server
measuring
network
client
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10350617A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Washimi
卓哉 鷲見
Yasuhisa Sakamoto
泰久 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP10350617A priority Critical patent/JP2000174851A/ja
Publication of JP2000174851A publication Critical patent/JP2000174851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、クライアント・サーバシステム等にお
いて、クライアント側ではサーバ側の処理時間を測定す
ることができない。 【解決手段】 ネットワーク(LAN8)を介してサー
バ9に接続されたクライアント10に、サーバ9との接
続確立に要する時間を測定する接続確立時間測定部12
と、接続確立後のサーバ9とのデータの応答時間を測定
する応答時間測定部13と、接続確立時間測定部12お
よび応答時間測定部13で測定したそれぞれの時間を比
較して、応答遅延の原因がLAN8とサーバ9のいずれ
に起因するものかの判別を行う評価部14とを設け、ク
ライアント10側のみでネットワーク状態の測定を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント・サ
ーバシステム等、複数のコンピュータ装置を接続するネ
ットワークの性能を評価する技術に係わり、特に、接続
要求してデータの送信を依頼する側、例えば、クライア
ント側だけでの測定によりネットワークの性能を効率的
に評価するのに好適なネットワーク状態測定システムと
クライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプ
ログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及に伴いWW
Wサービスを始めとしたクライアント・サーバシステム
型のネットワークサービスが多く利用されている。この
クライアント・サーバシステムにより、情報処理の効率
化が図られている。クライアント・サーバシステムは、
サービスを利用する側のコンピュータ(クライアント)
と、サービスを提供する側のコンピュータ(サーバ)の間
をネットワークを介して接続し、データ等の各資源をサ
ーバによって管理するシステムである。
【0003】クライアントからサービスを利用する場
合、ネットワークを介してデータをプロトコルと呼ばれ
る予め決められた手順にのっとってやり取りすることに
よってサービスを利用することになる。この際、クライ
アントから要求を出してから、それに対する応答がクラ
イアントに戻るまでには、データのネットワーク経路伝
達での時間、および、サーバでのデータ処理にかかる時
間のために、多少の時間差が生じる。これにより、サー
ビスを利用するユーザがアクセスをしてから情報を得ら
れるまでの時間が変化し、応答が遅延するという状況が
発生する。
【0004】ネットワークの経路を伝達する時間を決定
付ける主な要因としては、ネットワークの帯域、すなわ
ち、どれだけの量のデータを単位時間に伝送できるか
(第1の要因)、また、パケットを制御する装置(ルー
タ)の処理性能、すなわち、制御・転送処理にかかる時
間(第2の要因)、さらに、その時点でのネットワーク
上におけるトラフィックすなわちデータの流量(第3の
要因)がある。尚、これらの要因の内で最も時間的な変
化が大きいのは第3の要因である。
【0005】また、サーバでのデータ処理に要する時間
を決定付ける要因としては、サーバの処理性能(第4の
要因)と、サーバ上のサービスを提供するプログラムが
受理・処理しているデータ量すなわちトランザクション
量(第5の要因)がある。これらの要因の内、時間的な
変化は第5の要因に影響されやすい。
【0006】クライアント・サーバシステムのネットワ
ークサービスの処理に要する全体の時間を応答時間とし
て、「応答時間=ネットワーク伝達時間+サーバでの処
理時間」とおいた場合、応答時間は、上記第1〜第3の
要因(ネットワーク要因)と第4,第5の要因(サーバ要
因)の二つに大まかに分けることができる。
【0007】従来より、ネットワークサービスの応答時
間を測定し、内訳としてネットワーク要因、サーバ要因
の比率を算出することは、図6で示すようにして行われ
ている。図6は、従来のネットワーク状態を測定するた
めの技術例を示すシーケンス図である。
【0008】図6に示すように、クライアントが時間t
61にデータ要求をサーバに送信し、サーバが、そのデー
タ要求を時間t62に受信して、時間t63に要求されたデ
ータをクライアントに送信し、このデータを時間t64に
クライアントが受信するまでが「応答時間」となり、
「t63−t62」がサーバ要因で、「t62−t61」および
「t64−t63」がネットワーク要因となる。
【0009】このことにより、クライアント側がデータ
要求を送出する時間(t61)と返答をサーバから受信し
た時間(t64)、および、サーバ側においてクライアン
トからのデータ要求を受信した時間(t62)とそれに対
する応答データを送出した時間(t63)の合計4つの時
間を取得することができれば、ネットワークの伝達時間
とサーバの処理時間を算出して分析を行うことができ
る。
【0010】しかし、この時間を測定するためには、ク
ライアントおよびサーバの両方に時間を計測するための
仕組みを組み込む必要があり、クライアントの装置のみ
ではサーバ側の処理時間を特定するのは不可能である。
このように、従来のクライアント・サーバシステムにお
ける応答時間の要因分析のための測定技術において、ネ
ットワーク要因とサーバ要因とを切り分けるためには、
クライアント側のみならずサーバ側においても時間を計
測するための何らかの仕組みを組み込む必要がある。
【0011】つまり、クライアント側の装置のみでは、
全体の応答時間は測定できても、内訳としてのデータの
ネットワーク到達時間とサーバ処理時間との区分けがで
きない。そのため、応答時間が、動的に変化したような
場合や通常考えられうる時間よりも長くかかったような
場合、その原因が途中のネットワーク上にあるのか、も
しくは、サーバにあるのかの判別が困難である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、複数のコンピュータ装置がネッ
トワークで接続されてデータの送受信を行なう通信シス
テムにおいては、データを要求した側のコンピュータ装
置では、要求してからそのデータを受信するまでに要し
た時間のうち、要求先のコンピュータ装置の処理時間を
測定することができない、例えば、クライアント・サー
バシステムにおいて、クライアント側ではサーバ側の処
理時間を測定することができない点である。
【0013】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、複数のコンピュータ装置がネットワークで接続
されてデータの送受信を行なう通信システム、例えば、
クライアント・サーバシステムにおいて、クライアント
側で、全体の応答時間におけるサーバ側の処理時間を特
定して、クライアントからサーバにアクセスして情報を
得るまでの時間が変化して応答が遅延した場合、その応
答時間が変化した原因が、ネットワーク経路上でのデー
タの伝達に要する時間の変化によるものか、サーバでの
処理時間の変化によるものかを判別できるようにして、
ネットワークの状態測定を効率的に行なうことを可能と
するネットワーク状態測定システムとクライアントおよ
びネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録し
た記録媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のネットワーク状態測定システムとクライア
ントおよびネットワーク状態測定方法は、例えば、サー
バ・クライアント間で接続を確立した後、通信を行う形
態のネットワークシステムにおいて、接続確立に要した
時間と、接続確立後のデータの応答時間との差に着目し
ている。すなわち、サーバが同時に接続を確立できるク
ライアント数には限りがあり、その数を超えた接続要求
に対しては、直ぐには接続を確立できない点を利用して
いる。そして、このクライアントとサーバ間の接続を確
立するまでの時間と、接続を確立した後のデータの応答
時間とを測定し比較することによって、応答遅延の原因
がネットワークとサーバのいずれに起因するものかの判
別を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明のネットワー
ク状態測定システムの本発明に係る構成の一実施例を示
すブロック図である。本例は、複数のコンピュータ装置
をネットワークを介して接続したクライアント・サーバ
モデルを例としている。
【0016】本図1に示すように、本例のクライアント
10は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid
Crystal Display)等からなる表示装置1と、キーボー
ドやマウス等からなる入力装置2、HDD(Hard Disk
Drive unit)等からなる外部記憶装置3、CPU(Cent
ral Processing Unit)や主メモリを具備して蓄積プロ
グラム方によるコンピュータ処理を行なう情報処理装置
4、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memor
y)等の光ディスク5、光ディスクを駆動する駆動装置
6、イーサネットカード7により構成され、LAN(Lo
cal Area Network、ローカル・エリア・ネットワーク)
8を介してサーバ9に接続されている。
【0017】情報処理装置4は、CPUにより、駆動装
置6を起動して光ディスク5から外部記憶装置3や主メ
モリにプログラムやデータを読み出すことにより、接続
確立時間測定部12と応答時間測定部13および評価部
14からなる本発明に係わるネットワーク状態測定部1
1を構成している。
【0018】接続確立時間測定部12は、クライアント
10とサーバ9間の接続確立に要する時間を測定し、ま
た、応答時間測定部13は、接続確立後のサーバ9から
クライアント10へのデータの応答時間を測定し、そし
て、評価部14は、接続確立時間測定部12と応答時間
測定部13のそれぞれで測定した時間を比較して、応答
遅延が発生した場合、その原因がLAN8とサーバ9の
いずれに起因するものかを判別する。
【0019】以下、図2〜図5を用いて、このような構
成のクライアント9におけるネットワーク状態測定部1
1の動作を説明する。図2は、図1におけるクライアン
トとサーバ間での接続手順例を示すシーケンス図であ
る。相手との接続を確認してからデータをやり取りする
ようなコネクション型のプロトコルの場合、接続には、
本図2に示すような手順を取る。
【0020】まず、クライアント10がサーバ9に対し
て接続要求を出す()。それを受信した()サーバ9
は、その接続要求に対する処理を行い、クライアント1
0側に対して、接続を確認した旨の信号(応答確認信
号、ACK)を送信する()。その応答確認信号(AC
K)を受信したクライアント10は、接続が確立された
ことを確認する()。この際、サーバ9における接続要
求の受信()とACKの送信()の間は、サーバ9
が、要求を受け付けて処理をするための時間である。
【0021】図3は、図1におけるサーバの複数クライ
アントとの接続状態例を示す説明図である。一般に、サ
ーバ9が同時に接続を確立できるクライアントの数は限
られており(本例では「2」)、その数を超えた接続要
求があった場合、超えた分の接続要求に対して直ぐには
接続を確立することができないので、接続数が接続限度
数を下回るまでは新たな接続要求はサーバ9側に受け入
れられない。
【0022】すなわち、クライアント(図中、「クライ
アントC」と記載)10からの接続要求は、接続数が接
続限度数を下回るまで、すなわち、接続数が「2」未満
になるまではサーバ9側に受け入れられない。そのた
め、クライアント10でも、応答確認信号(ACK)の
返答は受けられない。
【0023】その結果、図2において、サーバ9が接続
限度数を超えた接続を確立している場合、接続要求の受
信()とACKの送信()との間に要する時間は、
サーバ9が接続要求を受け入れるまでの待ち時間だけ、
接続限度数を超えていない場合に比べて増加する。これ
は、クライアント10側で観測される接続要求の送信
()とACK受信()との間の時間にも影響する。
【0024】一方、接続が確立した後のデータの送受信
においては、接続要求を受け入れるまでの待ち時間は存
在しない。従って、クライアント10からデータ要求が
送信()され、サーバ9が、このデータ要求を受信
()してからデータ送信を開始()するまでの時間は、
サーバ9の処理に要する時間のみとなる。本例では、こ
のような、接続の確立までに要する時間T1(−)
と、データの転送に要する時間T2(−)との関係
から、サーバ9の応答時間の動的な変化が、ネットワー
ク8とサーバ9のどちらに起因するのかを判別する。
【0025】以下、図4を用いて、このようなネットワ
ーク要因とサーバ要因との比較を具体例に説明する。図
4は、図2におけるクライアントとサーバ間での接続手
順での応答時間の遅延の要因例を示すシーケンス図であ
る。図2に示したように、図4においても、クライアン
ト10での接続要求の送信時間()からAC受信の時
間()までの時間をT1、データ要求の送信時間
()からデータ受信開始の時間()までの時間T2
とする。
【0026】尚、T1は、図1における接続確立時観測
値部12により、また、T2は、応答時間測定部13に
より、それぞれ測定される。また、本例では、これらの
,,,の各測定点に関しては、接続要求やデー
タ要求を送信し終わった時点、また、ACKやデータを
受信し始めた時点での時間を測定するものとするが、デ
ータ量が十分少ない一般の場合、このような測定時点の
重要性は薄い。
【0027】ここで、短時間でのネットワークの伝達時
間変化を考慮しなければ、T1およびT2は、以下のよ
うな式で表わすことができる。 T1=ネットワーク伝達時間(N)+サーバ受理待ち時
間(Sw)+サーバ処理時間(Se) T2=ネットワーク伝達時間(N)+サーバ処理時間
(Se)
【0028】この式を用いてT1とT2との比率を計算
すると、以下のようになる。 T1/T2=(N+Sw+Se)/(N+Se) =(N+Se)/(N+Se)+Sw/(N+Se) =1+Sw/(N+Se) このことから、T1とT2との比率は、「Sw,N,S
e」の三つの変数によって、数値の大小で表わされるこ
とになる。
【0029】さらに、これらの変数の内、サーバ9がデ
ータ要求受信()後の処理に要するサーバ処理時間
(Se)はほぼ一定であり、ネットワークの伝達時間
(N)や、サーバ9での受理待時間(Sw)の変化が大
きいようなモデルを考えると、サーバ処理時間(Se)
が、他の変数(N,Sw)の値に比べて十分小さい値を
取ると仮定すれば、すなわち、Se≪N、および、Se
≪Swと考えると、T1とT2との比率は、以下のよう
になる。 T1/T2=1+Sw/N
【0030】この結果、変数Swすなわちサーバ要因
と、変数Nすなわちネットワーク要因とのそれぞれの数
値的な比較は、以下のような形で表すことができる。 Sw/N=T1/T2−1
【0031】この式によれば、図1の接続確立時間測定
部12により測定されるT1(−、)と、図1の応
答時間測定部13により測定されるT2(−)とに
基づき、図1の評価部14により、サーバ要因とネット
ワーク要因とのそれぞれの数値的な比較ができ、クライ
アント10側のみで、サーバ9の応答遅延が、ネットワ
ーク(LAN8)に起因するものか、あるいは、サーバ
9に起因するものかを判別することができる。
【0032】図5は、図1におけるネットワーク状態測
定システムの本発明に係わる処理動作例を示すフローチ
ャートである。本例は、特に、図1におけるクライアン
ト10での処理を示しており、まず、サーバ9に接続を
要求して(ステップ501)、ACK受信を受信し(ス
テップ502)、それぞれの時点の時間t1,t2を、
接続確立時間測定部12において測定する。
【0033】このようにして接続が確立した後、サーバ
9にデータ転送要求を行ない(ステップ503)、サー
バ9からのデータを受信し(ステップ504)、それぞ
れの時点の時間t3,t4を、応答時間測定部13にお
いて測定する。その後、接続確立時間測定部12におい
て、「t2−t1」に基づき、接続確立に要した時間
(T1)を算出し(ステップ505)、また、応答時間
測定部13において、「t4−t3」に基づき、データ
転送までに要した時間(T2)を算出する(ステップ5
06)。
【0034】そして、図1の評価部14において、これ
らの接続確立時間測定部12と応答時間測定部13の算
出結果(T1、T2)に基づき、サーバ要因(Sw)と
ネットワーク要因(N)の比率を算出して(Sw/N=
T1/T2−1)評価を行ない、その評価結果を、画面
表示出力、もしくは、ファイル出力等する(ステップ5
07)。
【0035】以上、図1〜図5を用いて説明したよう
に、本例のネットワーク状態測定システムおよびネット
ワーク状態測定方法では、クライアント・サーバシステ
ムを構成するクライアント10に、サーバ9との接続確
立に要する時間を測定する接続確立時間測定部12と、
接続確立後のサーバ9とのデータの応答時間を測定する
応答時間測定部13と、これらの接続確立時間測定部1
2と応答時間測定部13のそれぞれで測定した時間を比
較して、サーバ9の応答遅延の原因がネットワーク(L
AN8)とサーバ9のいずれに起因するものかの判別を
行う評価部14とを設けることにより、クライアント1
0のみでのネットワーク状態測定が可能となる。
【0036】尚、本発明は、図1〜図5を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、本例で
は、クライアント・サーバシステムを例としたが、第1
のコンピュータ装置から第2のコンピュータ装置にネッ
トワークを介して接続要求を送信し、第2のコンピュー
タ装置から第1のコンピュータ装置に応答確認信号(A
CK)を送信することによって接続を確立した後に、第
1のコンピュータ装置から第2のコンピュータ装置に対
してデータ要求を行なうシステムに適用可能である。
【0037】また、本例では、クライアント・サーバシ
ステムにおけるクライアントで、本発明のネットワーク
状態測定を行なっているが、クライアント自体ではな
く、他の装置において、ネットワーク状態測定を行なっ
ても良い。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、複数のコンピュータ装
置がネットワークで接続されてデータの送受信を行なう
通信システム、例えば、クライアント・サーバシステム
において、クライアント(データを要求した側のコンピ
ュータ装置)で、要求してからそのデータを受信するま
でに要した時間(全体の応答時間)のうち、サーバ側
(要求先のコンピュータ装置)の処理時間を測定するこ
とができ、クライアントからサーバにアクセスして情報
を得るまでの時間が変化して応答が遅延した場合、その
応答時間が変化した原因が、ネットワーク経路上でのデ
ータの伝達に要する時間の変化によるものか、サーバで
の処理時間の変化によるものかを判別でき、ネットワー
クの状態測定を効率的に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク状態測定システムの本発
明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるクライアントとサーバ間での接続
手順例を示すシーケンス図である。
【図3】図1におけるサーバの複数クライアントとの接
続状態例を示す説明図である。
【図4】図2におけるクライアントとサーバ間での接続
手順での応答時間の遅延の要因例を示すシーケンス図で
ある。
【図5】図1におけるネットワーク状態測定システムの
本発明に係わる処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【図6】従来のネットワーク状態を測定するための技術
例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1:表示装置、2:入力装置、3:外部記憶装置、4:
情報処理装置、5:光ディスク、6:駆動装置、7:イ
ーサネットカード、8:LAN、9:サーバ、10:ク
ライアント、11:ネットワーク状態測定部、12:接
続確立時間測定部、13:応答時間測定部、14:評価
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GA21 HA06 JB19 KA12 KB02 MC06 MC16 5K032 AA00 BA08 BA11 CC01 DA01 DB22 EA03 EA06 5K035 AA01 AA06 BB03 CC01 EE01 EE22 JJ04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータ装置が接続されたネ
    ットワークの状態を測定するシステムであって、第1,
    第2のコンピュータ装置間の接続確立に要する時間を測
    定する接続確立時間測定手段と、接続確立後の上記第1
    のコンピュータ装置から上記第2のコンピュータ装置へ
    のデータの応答時間を測定する応答時間測定手段と、上
    記接続確立時間測定手段で測定した時間と上記応答時間
    測定手段で測定した時間とを比較して、応答遅延の原因
    が上記ネットワークと上記第1のコンピュータ装置のい
    ずれに起因するものかの判別を行う評価手段とを有する
    ことを特徴とするネットワーク状態測定システム。
  2. 【請求項2】 クライアントとサーバが接続されたネッ
    トワークの状態を測定するシステムであって、上記クラ
    イアントと上記サーバ間の接続確立に要する時間を測定
    する接続確立時間測定手段と、接続確立後の上記サーバ
    から上記クライアントへのデータの応答時間を測定する
    応答時間測定手段と、上記接続確立時間測定手段で測定
    した時間と上記応答時間測定手段で測定した時間とを比
    較して、応答遅延の原因が上記ネットワークと上記サー
    バのいずれに起因するものかの判別を行う評価手段とを
    有することを特徴とするネットワーク状態測定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介してサーバに接続され
    たクライアントであって、上記サーバとの接続確立に要
    する時間を測定する接続確立時間測定手段と、接続確立
    後の上記サーバとのデータの応答時間を測定する応答時
    間測定手段と、該応答時間測定手段で測定した時間と上
    記接続確立時間測定手段で測定した時間とを比較して、
    応答遅延の原因が上記ネットワークと上記サーバのいず
    れに起因するものかの判別を行う評価手段とを有するこ
    とを特徴とするクライアント。
  4. 【請求項4】 複数のコンピュータ装置が接続されたネ
    ットワークの状態を測定する方法であって、第1,第2
    のコンピュータ装置間の接続確立に要する時間を測定す
    る第1のステップと、接続確立後の上記第1のコンピュ
    ータ装置から上記第2のコンピュータ装置へのデータの
    応答時間を測定する第2のステップと、上記第1のステ
    ップで測定した時間と上記第2のステップで測定した時
    間とを比較して、応答遅延の原因が上記ネットワークと
    上記第1のコンピュータ装置のいずれに起因するものか
    の判別を行う第3のステップとを有することを特徴とす
    るネットワーク状態測定方法。
  5. 【請求項5】 クライアントとサーバが接続されたネッ
    トワークの状態を測定する方法であって、上記クライア
    ントと上記サーバ間の接続確立に要する時間を測定する
    第1のステップと、接続確立後の上記サーバから上記ク
    ライアントへのデータの応答時間を測定する第2のステ
    ップと、該第2のステップで測定した時間と上記第1の
    ステップで測定した時間とを比較して、応答遅延の原因
    が上記ネットワークと上記サーバのいずれに起因するも
    のかの判別を行う第3のステップとを有することを特徴
    とするネットワーク状態測定方法。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介してサーバに接続され
    たクライアントによる上記ネットワークの状態を測定す
    る方法であって、上記サーバとの接続確立に要する時間
    を測定する第1のステップと、接続確立後の上記サーバ
    からのデータの応答時間を測定する第2のステップと、
    該第2のステップで測定した時間と上記第1のステップ
    で測定した時間とを比較して、応答遅延の原因が上記ネ
    ットワークと上記サーバのいずれに起因するものかの判
    別を行う第3のステップとを有することを特徴とするネ
    ットワーク状態測定方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムおよびデータを記録する記録媒体であって、請求項4
    から請求項6のいずれかに記載の各ステップの処理をコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したこ
    とを特徴とする記録媒体。
JP10350617A 1998-12-10 1998-12-10 ネットワーク状態測定システムとクライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2000174851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350617A JP2000174851A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 ネットワーク状態測定システムとクライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350617A JP2000174851A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 ネットワーク状態測定システムとクライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000174851A true JP2000174851A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18411693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10350617A Pending JP2000174851A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 ネットワーク状態測定システムとクライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000174851A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180002A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Nec Corp ネットワーク性能計測方法およびその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180002A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Nec Corp ネットワーク性能計測方法およびその装置
JP4543916B2 (ja) * 2004-12-21 2010-09-15 日本電気株式会社 ネットワーク性能計測方法およびその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6823392B2 (en) Hybrid and predictive admission control strategies for a server
JP4291664B2 (ja) 通信バッファ予約機能を備えるストレージ装置およびシステム
US9055054B2 (en) Session management technique
JPH11346238A (ja) 応答時間測定システム
EP4234060A1 (en) Service processing method and apparatus, and storage medium
RU2005120695A (ru) Облегченный протокол ввода/вывода
US20060080457A1 (en) Computer system and bandwidth control method for the same
US7610388B2 (en) System, method and program for coordinating timeouts for distributed servers
US7496653B2 (en) Method, system, and computer program product for providing quality of service guarantees for clients of application servers
US7149802B2 (en) Systems and methods for negotiating transactions between nodes
JP4151985B2 (ja) 異常の生じた情報処理装置を検出する技術
WO2023221947A1 (zh) 云应用的数据传输方法、计算设备及计算机存储介质
US7562109B2 (en) Connectivity confirmation method for network storage device and host computer
CN110932879B (zh) 网络性能测试方法、数据处理设备和存储介质
JP2000174851A (ja) ネットワーク状態測定システムとクライアントおよびネットワーク状態測定方法とそのプログラムを記録した記録媒体
JP2005010983A (ja) サーバ負荷分散方法並びに負荷分散システム,同システムに使用される負荷分散装置及びサーバ
US20020105914A1 (en) Method and apparatus for setting system time out values in a nodally networked system
US6819656B2 (en) Session based scheduling scheme for increasing server capacity
WO2013027332A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2004280407A (ja) 情報転送装置
JP2000224171A (ja) 複数のサービスによるネットワーク状態測定方式及びその装置
JP2002163185A (ja) コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信装置
JP6554011B2 (ja) タイムアウト時間設定装置とタイムアウト時間設定方法
JP2002217976A (ja) ネットワーク診断方法、プログラム及びサーバ
JP2010123015A (ja) Webサーバシステム