JP2000174687A - 通信システム、特に移動衛星を有するシステム内で呼を送信する方法 - Google Patents

通信システム、特に移動衛星を有するシステム内で呼を送信する方法

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JP2000174687A
JP2000174687A JP29905699A JP29905699A JP2000174687A JP 2000174687 A JP2000174687 A JP 2000174687A JP 29905699 A JP29905699 A JP 29905699A JP 29905699 A JP29905699 A JP 29905699A JP 2000174687 A JP2000174687 A JP 2000174687A
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ドウニ・ルフエ
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末の通信リソースが制御局によって割り当
てられ、セルからなるディジタルデータを非同期モード
で送信する方法を提供すること。 【解決手段】 上記方法では、様々な呼に割り当てられ
た合計電力が決められた値を超えてはならないときに、
端末または制御局によって送信された各セルに割り当て
られる電力は周期的に、例えば、セルが出現するたび
に、またはセルのグループが出現するたびに決定され
る。その結果、各呼は、連続的に最適化され、電力リソ
ースは、呼の他のリソースと同様に管理されることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末の呼リソース
が制御局によって割り当てられる通信システムのための
ディジタル呼を非同期モードで送信する方法に関する。
【0002】本発明は、限定はしないが、特に、軌道上
を動いている衛星に搭載された装置を介して呼が中継さ
れるシステムのための送信方法に関する。
【0003】
【従来の技術】通信システムを最大限に利用するために
は、任意の瞬間に、システムが許容できる最大速度に等
しい(またはそれに近い)データ速度で情報を送信する
ことが可能なように送信される情報を管理することが好
ましい。
【0004】このために、雑音を制限し、管理を容易に
するために、情報はディジタル形式で送信される。通
常、ディジタル情報は、所与のタイムスロットの間に送
信できるセルまたはパケットの形式であり、前記セル
は、セルが時間の経過と共にシステムの利用を最適化す
る形で配分されるために非同期モードで送信される。例
えば、いわゆる非同期転送モード(ATM)ネットワー
クでは、セルは一定の長さを有し、それぞれの優先度を
与えられる。リアルタイム呼(例えば電話呼またはビデ
オ会議)に対応するセルは、リアルタイムで発生しない
呼(例えばEメール)に対応するセルに優る優先度を有
する。言い換えると、様々な呼のセルは、多重化され、
多重化制御は、呼の種類ごとに期待される「サービス品
質」、すなわち送信機から受信機への情報転送を表す品
質に基づいている。
【0005】サービス品質に含まれるパラメータは、特
に、送信と受信の間に許容できる最大遅延時間、セルが
損失しうる最大速度、2進誤り率、最大データ速度、平
均データ速度、セル送信中の時間変化の量を含む。
【0006】本発明は、一部の通信ネットワークでは、
サービス品質だけに基づいてリソースを割り当てる決定
では不十分であるという考察に由来する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特に、例えば信号伝搬
条件が変化するために、または送信機と受信機の間の距
離が変化するために、電力が比較的大きく変化する可能
性があるときにその種のリソース管理では不十分である
ことが分かる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、本発明は、各セルにどのくらいの電力を割り当てる
べきかを周期的に決定する方法を提供する。一実施形態
では、各セルに割り当てるべき電力量は、セルの持続時
間またはセルのグループの持続時間に等しい周期で決定
される。
【0009】例えば、様々な呼に割り当てられる合計電
力が、所定の値Pmaxを超えてはならないとすれば、
電力は、他の通信リソースと同様に管理することが可能
である。
【0010】各セルに割り当てるべき電力量を決定する
ために、必要な電力量は従来の測定手段によって決定さ
れる。例えば、受信時に信号対雑音比を測定し、それを
基準値と比較し、次いで送信機電力を測定信号対雑音比
と基準信号対雑音比の差に依存させるようにすることが
可能である。
【0011】各セルの電力を伝搬条件に依存させるよう
にしたとき、雨天時に送信すべき電力は好天時に必要な
電力より大きくなる。
【0012】本発明は、移動衛星、特に低軌道または中
軌道衛星を使用する通信システムの場合に使用するのに
特に適している。そのようなシステムでは、衛星のコン
ステレーション(constellation)が提供
される。任意のある瞬間に、衛星のアンテナは、地球の
決められたゾーン(固定または移動)を見とおすことが
でき、衛星に搭載された装置は、前記ゾーン内で呼を中
継するために使用される。衛星が問題のゾーンを見失う
と、コンステレーション内の別の衛星が引き継ぐ。
【0013】その種のシステムでは、衛星が動いている
ので、ゾーン内の各地点から衛星までの距離は絶えず変
化する。呼に関しては、そのような距離の変化によっ
て、通信障害に至る可能性がある電力の変化が生じる。
受信信号の電力は、送信機と受信機の間の距離に依存す
る。距離が大きければ大きいほど、電力は小さくなる。
また電力は、対応する衛星のアンテナの受信または送信
パターンに関する送信機および受信機の位置に応じて変
化する。
【0014】この適用例では、各セルに割り当てられる
電力を1つまたは複数のパラメータ、すなわち、衛星の
軌道上の位置、送信機メンバーのゾーン内の位置、受信
機メンバーの位置、送信機メンバーと受信機メンバーの
間に存在する伝搬条件、衛星に搭載された装置が利用で
きる合計電力、ならびに地上で許容できる合計電力に依
存させるようにすることが可能である。
【0015】したがって、ゾーンの中央領域の送信局と
受信端末または受信機メンバーとの間の呼に関して、セ
ル電力を、ゾーン内の受信機メンバーの位置に依存させ
ると、ゾーンの縁部の受信機メンバーの方が、中央領域
に近い受信機メンバーと比較して送信機電力が大きい。
そのような状況では、電力は、衛星に搭載された対応す
るアンテナの放射パターンに関する受信端末の位置にも
依存する。
【0016】衛星に搭載された装置が利用できる電力は
限られており、また一般に変化することがある。そのよ
うな変化は、例えば、衛星が複数のゾーンを割り当てら
れるときに発生する。そのような状況では、衛星の合計
送信機電力が、この方式でカバーされるゾーン間で共用
される方式が変化することがあるからである。さらに、
ゾーン内の各地点で受信する合計電力を制限することを
必要にする環境上の制約が存在する場合がある。そのよ
うな状況では、各セルの電力は、電力の制限および変
化、ならびにそれに関連する制約に適合するように構成
されなければならない。
【0017】場合によっては、各セルの電力は、異なる
符号、特に直交符号を備えた同じ搬送波に乗せて、かつ
/または別の搬送周波数に乗せて、同時に送信されるセ
ルに割り当てられる電力にも依存する。特に、完全には
直交していない直交符号を使用する場合、低電力セルの
受信が、それと完全には直交していない符号を与えられ
たセルによって生成される雑音によって妨害されないよ
うに、様々なセルで電力のダイナミックレンジを制限す
ることが好ましい。
【0018】さらに、完全には直交していない符号を使
用するとき、受信時の雑音は同時に送信される異なる符
号の数に応じて増加する。そのような状況では、一実施
形態では、各セルに割り当てられる電力を、同時に送信
されている符号の数および直交性欠陥に依存させる。
【0019】送信機からのセルが、複数の受信機メンバ
ーに送信されている場合、セルに割り当てられる電力
は、最大電力を必要とする受信機メンバーに着信する呼
が必要とする電力である。例えば、そのようなセルは、
信号情報、特にリソースを様々な端末に割り当てるため
の情報、すなわち、搬送周波数および/または符号を、
端末に送信するために管理局が送信するセルである。
【0020】リソース管理を最適化するのに適した実施
形態では、同時の呼に複数の符号を割り当てるための準
備がなされるとき、符号が割り当てられる方式は、呼や
接続とは無関係である。言い換えれば、所与の呼または
接続に割り当てられるセル自体が、タイムスロットごと
に異なる符号によって多重化されることがある。これに
よってリソース管理を容易にする自由度が増す。さら
に、所与の呼に割り当てられるセルの時間配分も変化す
ることがある。
【0021】本発明は、端末の通信リソースが制御局に
よって割り当てられ、様々な呼に割り当てられる合計電
力が決められた値を超えてはならないときに、端末また
は制御局によって送信された各セルに割り当てられる電
力が周期的に決定される、セルからなるディジタルデー
タを非同期モードで送信する方法を提供する。
【0022】一実施形態では、各セルに割り当てられる
電力は、セルが出現するたびに、またはセルのグループ
が出現するたびに決定される。
【0023】一実施形態では、各セルに割り当てられる
電力を、送信機と受信機との間の伝搬条件に依存させ
る。
【0024】一実施形態では、セルが送信機から複数の
受信機に同時に送信されるときに、セルに割り当てられ
る電力は、最大電力を必要とする受信機に必要な電力で
ある。
【0025】一実施形態では、接続のセルごとに、搬送
周波数および/または符号が、周期的に割り当てられ、
前記搬送周波数および/または前記符号は接続とは無関
係である。
【0026】一実施形態では、搬送周波数および/また
は符号は、セルが出現するたびに、またはセルのグルー
プが出現するたびに、割り当てられる。
【0027】一実施形態では、各セルに符号が割り当て
られるときに、使用される符号は互いに直交している。
【0028】一実施形態では、各セルに割り当てられる
電力を、同時に送信される符号の数および前記符号の直
交性欠陥に依存させる。
【0029】一実施形態では、局から端末への送信を行
う場合に、各接続は単一の搬送波上および複数の符号上
で送信される。
【0030】一実施形態では、呼はATMタイプであ
る。
【0031】一適用例では、呼は移動衛星に搭載された
再送信手段によって中継され、端末および制御局は1つ
の地上ゾーン内にある。
【0032】一実施形態では、各セルの電力は衛星の位
置に依存するようになされる。
【0033】一実施形態では、呼の各セルに割り当てら
れる電力は、第1にゾーン内の送信機の位置に、第2に
ゾーン内の受信機の位置に依存するようになされる。
【0034】一実施形態では、各セルに割り当てられる
電力を、衛星の再送信手段の合計電力に依存させる。
【0035】一実施形態では、各セルに割り当てられる
電力を、地上で許容できる合計電力に依存させる。
【0036】本発明は、局が地上通信ネットワークのサ
ーバまたはユーザに接続されており、端末が衛星または
局を介して地上ネットワークのサーバまたはユーザと通
信するように設計されている通信システム内で本方法を
使用する方法も提供する。
【0037】本発明のその他の特徴および利点は、添付
の図面を参照しながら行う様々な実施形態についての説
明から明らかになろう。
【0038】
【発明の実施の形態】図を参照しながら以下に説明する
本発明の実施形態は、主として、低軌道または中軌道の
コンステレーションを形成する衛星を介した通信のため
のシステムに関する。
【0039】コンステレーションは、複数の軌道上に配
置され、各軌道上に複数の衛星を有する衛星の組を含
む。この組は、地球全体またはその一部だけをカバーす
ることが可能である。
【0040】そのようなシステムでは、地球はゾーンに
細分化され、各ゾーン10(図1)は軌道12に関連付
けられる。任意の瞬間に、ゾーン10は軌道12上に衛
星14を「見とおす」ことが可能である。
【0041】衛星に搭載された装置は、ゾーン10内に
発見されるべき端末16、18などの間の通信を確立す
るように設計されている。以下の説明では、衛星に搭載
された受信装置および再送信装置を簡単に「衛星」と呼
ぶことがある。
【0042】例では、端末16と18の間に衛星を介し
た直接の通信は確立されていないが、この2つの端末1
6と18の間の呼は、接続局20とも呼ばれる管理局ま
たは制御局を介して中継される。言い換えると、端末1
6から端末18への呼は、最初、衛星14を介して局2
0に送信され、その後で局20が、同じ呼を同様に衛星
14を介して端末18に再送信する。
【0043】衛星14はまた、端末16、18などと、
接続局20に接続された地上通信ネットワーク22の局
または端末の間に、呼を確立する働きをする。地上ネッ
トワーク22の端末は、例えば、サーバ24、26、2
8とユーザ30、32で構成される。この例では、接続
局20はATM交換機34を有し、ネットワーク22は
広帯域部分36および狭帯域部分38を有する。
【0044】静止衛星を使用する通信システムと比較し
て、低軌道または中軌道上の衛星14を介して通過する
呼は、伝搬に必要な時間が最小限になされるという利点
を有し、このことはリアルタイムで発生する必要がある
呼には特に有用である。
【0045】約1000kmの高度にある軌道12およ
び約700kmの直径を有するゾーン10の場合、衛星
14は、約10分間、ゾーン10から見える。その後
に、同じ軌道上または別の軌道上の別の衛星(図示せ
ず)が引き継ぐ。
【0046】そのようなシステムための用途は、電話、
ファックス、データベースの検索、対話形式のマルチメ
ディアサービス、ビデオ会議、ならびにEメールと多岐
にわたる。
【0047】これらの様々な種類の呼は、異なるサービ
ス品質を必要とする。必要なサービス品質の数は、送信
機メンバーに応じて変化することがある。例えば、局2
0からの送信の場合、以下の4つのサービス品質を提供
できる。すなわち、電話呼およびファックス呼に使用す
る固定ビットレート(CBR)サービス品質、この呼の
タイプが例えばビデオ会議に対応する可変ビットレート
リアルタイム(VBR−RT)サービス品質、可変ビッ
トレート非リアルタイム(VBR−nRT)サービス品
質、および最後に例えば、電子メール(インターネット
タイプ)の送信に対応する無指定ビットレート(UB
R)サービス品質である。
【0048】これらのサービス品質のそれぞれは、送信
と受信の間の最大遅延に関連付けられ、最大許容遅延
は、CBR品質の場合により小さく、VBR−RT品質
の場合により大きく、VBR−nRT品質の場合にさら
に大きい。これと対照的に、UBRサービス品質では必
要な遅延最大値はない。
【0049】この例では、端末16、18などが送信す
る呼に関して、3つのサービス品質が提供され、そのう
ち最初の2つが、固定されているが値が異なる送信と受
信の間のそれぞれの最大遅延時間に対応し、3番目がU
BR品質に対応する。
【0050】サービス品質の数にかかわらず、各サービ
ス品質は優先度を割り当てられる。最も高い優先度はC
BR品質に割り当てられ、最も低い優先度はUBR品質
に割り当てられる。
【0051】非同期モードでの送信を利用することで、
優先度に適合した形でトラフィックリソースを共用する
ことが可能になる。
【0052】ATMタイプの非同期伝送では、情報は
「タイムスロット」と呼ばれる、例えば1.5msの不
変の長さのセルの形式で送信される。各セルは384ペ
イロードビットと40ヘッダビットとを含む。
【0053】接続局20と端末16、18などの間の呼
は、複数の搬送周波数に乗せて生起できる。さらに、各
タイムスロットの期間に、そのすべてが互いに直交して
いるN(本例では80)個の符号から選択した符号にセ
ルが割り当てられる。
【0054】システムの通信能力は、搬送波の数と符号
の数が増えるにつれて増大する。
【0055】図2は、横座標に時間が、縦軸に符号
:C、C、C、...、C がとられてい
る。セルは、cell、cell、...、cel
80で参照され、セルに割り当てられた符号の番号に
対応する下添え字が各セルに与えられている。
【0056】したがって、局20から端末16または端
末16から局20に送信される信号Sは、次の形式を有
する信号である。
【0057】
【数1】 この信号を受信時に復号化するために、それぞれ信号S
を受信する第1の入力とそれぞれの符号C
、...、C80が加えられる第2の入力を有する
乗算器42、42、...、4280を有する図3
に示す装置が使用される。
【0058】そのような状況では、乗算器42の出力
で、符号が直交符号であるとして、次の関係を満たすセ
ルcellが得られる。
【0059】
【数2】 本発明の一態様では、優先度に対応するために、送信を
管理するプログラムは、タイムスロット(1.5ms)
ごとに、またはタイムスロットのグループごとに、決め
られた搬送波および決められた符号を、各セルに割り当
てるか否かを接続とは無関係に決定する。言い換える
と、任意の1つの接続内のセルは、タイムスロットごと
に、またはタイムスロットのグループごとに、異なる搬
送波および/または符号に乗せられることが可能であ
る。
【0060】この特徴によって、利用可能なリソースの
使用を最小限にすることが可能である。所与の接続が連
続的に同じ符号を割り当てられたとすれば、その符号は
最適な形で使用されるとは限らないであろう。例えば、
問題の接続が沈黙期間を含む場合、符号は前記沈黙期間
中は使用されないが、一方、本発明を使用して、接続の
沈黙期間中に、他の呼または接続のためにこの符号を使
用することが可能である。
【0061】また、通信システムは、移動衛星14を介
して呼が発生するということに関連付けられた特定の制
約を考慮しなければならない。その結果、必要な電力は
複数の要因に依存するので、各呼の電力要求は連続的に
変化する。
【0062】第1の要因は距離である。したがって、衛
星がゾーン10の真下にある場合、距離は最小で、電力
要求は最小である。ただし、衛星がゾーンの視界に入っ
てくるとき、または衛星がゾーンを離れようとすると
き、距離はより大きくなり、呼に必要な電力は増加す
る。さらに、衛星の所与の位置に関して、局20から端
末までの距離は、端末のゾーン内の位置に依存する。例
えば、衛星がゾーンの真下、一般に局20の垂直上空に
にある場合、局からそれに近い端末までの距離は、前記
局とゾーン縁部に近い端末との間の距離よりもはるかに
短い。
【0063】各呼に関して電力が依存する別の要因は、
例えば天候が変化するために、時間の経過と共に変化す
ることがある伝搬条件によって構成される。したがっ
て、雲または雨を通した送信の場合、好天時の送信より
も電力が必要である。
【0064】さらに別の要因は、衛星14に搭載された
送受信機手段が供給できる電力によって構成される。特
に、衛星14が複数のゾーンに割り当てられる場合、様
々なゾーンにわたる呼の管理は、様々なゾーンへの電力
の割り当ての変化を要求することがある。衛星が送信す
る電力は、環境上の制約によっても制限されることがあ
る。例えば、ゾーン内またはゾーンの一部内で受信した
信号が決められた限度を超えて電力を供給してはならな
いという要求がなされることがある。
【0065】したがって、本発明の方法でそのような制
約を考慮するために、各セルは、それに割り当てられた
電力を有し、その電力は、例えばタイムスロット(1セ
ルの持続時間)ごとに、またはタイムスロットのグルー
プごとに、また特にフレームごとに(24msごとに)
周期的に決定される。
【0066】端末16、18などから接続局20への送
信の場合、電力は、端末が決定でき、または接続局20
が決定できる。接続局20が電力を決定する場合、接続
局20は、例えばセルが呼のために使用するリソース
(搬送周波数および符号)を送信するのと同時に、送信
すべきセルのそれぞれの電力の指示を様々な端末に送信
する。
【0067】局20が端末16、18などに宛てて発行
するリソース割り当て信号および任意選択で電力割り当
て信号は、本発明では、複数の端末に、またはすべての
端末に同時に送信されるセルによって構成される。その
ような状況では、第1に関係する距離が異なる場合があ
り、第2にゾーン全体にわたって伝搬条件が必ずしも一
様ではないので、すべての端末16、18などで電力要
求は必ずしも同一ではない。例えば、ゾーンの一部には
雲がなく、別の部分は雲と雨で覆われている場合があ
る。
【0068】そのような状況では、複数の端末に同時に
送信されるセルに使用する電力は、最も優先度が低い
呼、すなわち、最大電力が必要な呼に対応する電力であ
る。
【0069】さらに、接続局は各端末に固有のデータを
送信する。そのような状況では、様々な信号が、個々の
端末に同時に送信され、それぞれの搬送波および符号
が、各端末に割り当てられる。
【0070】そのような条件下では、接続局20から端
末16、18などへの送信の場合に、端末ごとに電力要
求が決定され(衛星の位置、端末の位置、および伝搬条
件に応じて)、前記決定は、例えば、タイムスロットご
とに、またはタイムスロットのグループごとに周期的に
実行され、前記電力割り当てが、局20によって各所定
の端末に送信されるべきセルに対して行われる。
【0071】したがって、所与のタイムスロットの期
間、接続局20は異なった電力でセルを送信する。この
特性は、時間を横軸にとり電力を縦軸にとった図4に表
されている。この図で、セルcell、cel
、...、cell...は、要求するそれぞれ
の電力に対応する縦軸の高さΔP、ΔP、...、
ΔP...を占める。
【0072】さらに、とりわけ衛星に搭載された手段の
送信機電力の関数である利用可能な合計電力は、上記の
とおり、時間と共に変化することがある限界値Pmax
を有する。そのような条件下では、タイムスロットごと
に、またはタイムスロットのグループごとに、接続局に
よって端末に送信されるセルの数は一定ではないことを
理解されたい。伝搬条件が悪い場合、または合計利用可
能電力Pmaxがより小さいときには、タイムスロット
あたりの、またはタイムスロットのグループあたりのセ
ル数はより小さくなる。
【0073】この例では、接続局によって端末16、1
8などに送信されるデータ信号の管理は、各搬送波上で
個々に実行される。言い換えれば、セルが異なる符号上
に配分されたとしても、接続は同じ搬送波上で継続す
る。そのような状況では、上記の電力Pmaxは、搬送
波に割り当てられた電力Pmaxに対応する。ただし、
変形形態で、異なる符号だけでなく異なる搬送波に割り
当てられることがある任意の1つの接続のセルについ
て、全般にわたる管理を行うことが可能である。
【0074】さらに、端末の数が多いときに、一般に各
タイムスロット期間中に、すべての端末を同時に扱うこ
とは不可能である。そのような状況では、所与のタイム
スロット期間中に、N個の第1の端末が扱われ、それに
続くタイムスロット期間中に、P個の後続の端末が扱わ
れる(電力の優先度または制約があると、ここでNおよ
びPは、タイムスロットまたはタイムスロットのグルー
プごとに異なる場合がある)。端末が扱われる順序は、
やはり優先度に依存する。
【0075】一実施形態では、各タイムスロット期間中
に、単一の符号が各端末に割り当てられる。
【0076】別の実施形態では、単一の端末への送信に
各タイムスロットが供され、すべての符号がその端末に
供される。
【0077】さらに別の変形形態では、各タイムスロッ
トで限られた数の端末だけを扱うように準備され、その
タイムスロット期間中に、複数の符号が各端末に割り当
てられる。
【0078】この例では、局20から端末16、18な
どのそれぞれに送信すべきデータ信号の接続用セルは、
上記のように、異なる優先度を有する4つの待ち行列に
組織される。例えば、最も高い優先度を備えた待ち行列
は、送信と受信の間に最大100msの遅延時間を保証
し、第2の待ち行列は、最大200msの遅延時間を保
証し、第3の待ち行列は、最大400msの遅延時間を
保証する一方、第4の待ち行列には最小データレートの
保証(すなわち、最小遅延時間の保証)がない。
【0079】ただし、特に最も低い優先度を有するセル
についてのブロックを回避するために、任意の1つのセ
ルが待ち行列内に留まれる最大時間が決定され、この時
間が経過したときに1つまたは複数のセルがまだ送信さ
れていない場合、その1つのセルまたは各セルはFIF
Oタイプ(先入れ先出し)の別の待ち行列に転送され
る。その後でセルがメインの待ち行列からFIFO待ち
行列に転送される決定される期間は優先度に依存する。
この長さは、最も高い優先度を有する待ち行列で最短で
ある。
【0080】したがって、優先度ごとに、メインの待ち
行列とFIFOタイプの待ち行列の2つの待ち行列が提
供される。FIFOタイプの待ち行列は、メインの待ち
行列よりも高い優先度を有する。言い換えると、最も低
い優先度のFIFO待ち行列は、最も高い優先度のメイ
ンの待ち行列よりも高い優先度を有する。ただし、様々
な異なるFIFO待ち行列の間の優先順位は依然として
維持される。
【0081】端末16、18などによって接続局に送信
される呼の管理は、反対方向の、すなわち、接続局から
端末の方向で発生する呼の管理に類似している。ただ
し、この管理は、各端末が局20とだけ通信するという
ことによって容易になっている。したがって、任意の瞬
間に、所与の端末からすべてのセルは、それに同じ電力
を割り当てられているが、接続局から端末に向けられた
呼について前述したように、各セルの電力はそれでも可
変である。
【0082】この例では、端末によって局20に送信さ
れる呼の管理は、第1に、同時に複数の、例えば3つの
搬送波に関係する点で、第2に、待ち行列の数がより少
ない場合があるので、局20が送信する呼の管理と異な
る。すなわち、局20からの呼では4つの待ち行列が提
供されるのに対して、3つの待ち行列が提供される。
【0083】電力が変化するセルを有し、符号リソース
および可能であれば搬送波リソースが優先度に応じて割
り当てられる、非同期通信システムによって、リソース
は最大限に活用される、すなわち、この非同期通信シス
テムによって移動衛星システムに影響する制約を守りな
がらデータレートが最大にされる。
【0084】本発明は、移動衛星通信に限定されない。
本発明は、非同期ディジタル伝送システム、特にリソー
スが制御局によって周期的に割り当てられるシステム内
で電力が変化するときにはいつでも適用される。そのよ
うな局は、静止衛星を有するシステムまたは無線システ
ムでも動作することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される通信システムの図である。
【図2】本発明の方法の一態様を示す図である。
【図3】図2に示す方法を実施する装置の図である。
【図4】本発明の方法を示す図である。
【符号の説明】
10 ゾーン 12 軌道 14 衛星 16、18 端末 20 接続局 24、26、28 サーバ 30、32 ユーザ 34 ATM交換機 36 広帯域部分 38 狭帯域部分 42、42、4280 乗算器 C、C、C80 符号 Cell、Cell、Cell80 セル Pmax 限界値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セドリツク・ボドワン フランス国、31400・トウールーズ、アブ ニユ・マルセル・ランジエ、36 (72)発明者 セドリツク・ラパイユ フランス国、78400・シヤトウー、プラ ス・モーリス・ベルトー、5 (72)発明者 ギヨーム・キヤロ フランス国、78000・ベルサイユ、リユ・ アンリ・ドウ・レニエ・28 (72)発明者 ミシエル・コーエン フランス国、75011・パリ、リユ・バフロ ワ、49 (72)発明者 ドウニ・ルフエ フランス国、92100・ブーローニユ・ビラ ンクール、リユ・ルイ・パストウール、16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末の通信リソースが制御局によって割
    り当てられ、セルからなるディジタルデータを非同期モ
    ードで送信する方法であって、 様々な呼に割り当てられる合計電力が決められた値を超
    えてはならないときに、端末または制御局によって送信
    される各セルに割り当てられる電力が周期的に決定され
    る方法。
  2. 【請求項2】 各セルに割り当てられる電力が、セルが
    出現するたびに、またはセルのグループが出現するたび
    に決定される請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 各セルに割り当てられる電力を、送信機
    と受信機との間の伝搬条件に依存させる請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 セルが送信機から複数の受信機に同時に
    送信されるときに、セルに割り当てられる電力が最大電
    力を必要とする受信機で要求される電力である請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 接続のセルごとに、搬送周波数および/
    または符号が周期的に割り当てられ、前記搬送周波数お
    よび/または前記符号が接続とは無関係である請求項1
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 搬送周波数および/または符号が、セル
    が出現するたびに、またはセルのグループが出現するた
    びに割り当てられる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 各セルに符号が割り当てられるときに、
    使用される符号が互いに直交している請求項5に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 各セルに割り当てられる電力を、同時に
    送信される符号の数および前記符号の直交性欠陥に依存
    させる請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 局から端末への送信を行う場合に、各接
    続が、単一の搬送波上および複数の符号上で送信される
    請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 呼がATMタイプである請求項1に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 呼が移動衛星に搭載された再送信手段
    によって中継され、端末および制御局が1つの地上ゾー
    ン内にある請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 各セルの電力を、衛星の位置に依存さ
    せる請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 呼の各セルに割り当てられる電力を、
    第1にゾーン内の送信機の位置に、第2にゾーン内の受
    信機の位置に依存させる請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 各セルに割り当てられる電力を、衛星
    の再送信手段の合計電力に依存させる請求項11に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 各セルに割り当てられる電力を、地上
    で許容できる合計電力に依存させる請求項11に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 局が地上通信ネットワークのサーバま
    たはユーザに接続されており、端末が衛星または局を介
    して地上ネットワークのサーバまたはユーザと通信する
    ように設計されている通信システム内で請求項11に記
    載の方法を使用する方法。
JP29905699A 1998-10-26 1999-10-21 通信システム、特に移動衛星を有するシステム内で呼を送信する方法 Pending JP2000174687A (ja)

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AU727198B2 (en) 2000-12-07
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AU5609599A (en) 2000-05-04
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