JP2000173577A - リチウムイオン二次電池の製造装置 - Google Patents
リチウムイオン二次電池の製造装置Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な装置構成により容易かつ迅速に電極リ
ードの形成を行うことができ、これによりリチウムイオ
ン二次電池を簡便かつ低コストに量産することができる
リチウムイオン二次電池の製造装置を提供する。 【解決手段】 リチウムイオン二次電池の内部電極を形
成する平角導線に絶縁性樹脂テープを巻着してなる所定
長さの電極リードを形成し、この電極リードを使用して
セパレータを介し正極シートおよび負極シートを積層さ
せて巻装し、この巻装体を電解液と共に電池ケースに収
納および封入してなるリチウムイオン二次電池の製造装
置において、前記電極リードの形成に際し、所要長さの
平角導線１０と共に所要幅の絶縁性樹脂テープ１２を並
行させて案内移送する案内通路１４を形成すると共に、
この案内通路に沿って前記平角導線に並行する絶縁性樹
脂テープを順次平角導線を包持するように折り曲げる複
数の成形ローラからなるローラ成形手段１６を配設す
る。
ードの形成を行うことができ、これによりリチウムイオ
ン二次電池を簡便かつ低コストに量産することができる
リチウムイオン二次電池の製造装置を提供する。 【解決手段】 リチウムイオン二次電池の内部電極を形
成する平角導線に絶縁性樹脂テープを巻着してなる所定
長さの電極リードを形成し、この電極リードを使用して
セパレータを介し正極シートおよび負極シートを積層さ
せて巻装し、この巻装体を電解液と共に電池ケースに収
納および封入してなるリチウムイオン二次電池の製造装
置において、前記電極リードの形成に際し、所要長さの
平角導線１０と共に所要幅の絶縁性樹脂テープ１２を並
行させて案内移送する案内通路１４を形成すると共に、
この案内通路に沿って前記平角導線に並行する絶縁性樹
脂テープを順次平角導線を包持するように折り曲げる複
数の成形ローラからなるローラ成形手段１６を配設す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の電極リード
を使用してセパレータを介し正極シートおよび負極シー
トを積層して巻装し、この巻装体を電解液と共に電池ケ
ースに収納および封入してなるリチウムイオン二次電池
の製造装置に係り、特に電極リードを形成する平角導線
に対して絶縁性樹脂テープを適正かつ円滑に巻着するこ
とができるリチウムイオン二次電池の製造装置に関する
ものである。
を使用してセパレータを介し正極シートおよび負極シー
トを積層して巻装し、この巻装体を電解液と共に電池ケ
ースに収納および封入してなるリチウムイオン二次電池
の製造装置に係り、特に電極リードを形成する平角導線
に対して絶縁性樹脂テープを適正かつ円滑に巻着するこ
とができるリチウムイオン二次電池の製造装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】今日、リチウムイオン二次電池は、高容
量にして、高電圧および高エネルギー密度であることか
ら、その需要が増大する傾向にある。
量にして、高電圧および高エネルギー密度であることか
ら、その需要が増大する傾向にある。
【０００３】そこで、このリチウムイオン二次電池とし
ては、リチウム遷移金属酸化物を正極活物質とする正極
と、炭素材料を負極活物質とする負極と、有機溶媒系の
電解液を使用した構成からなるものが知られている。
ては、リチウム遷移金属酸化物を正極活物質とする正極
と、炭素材料を負極活物質とする負極と、有機溶媒系の
電解液を使用した構成からなるものが知られている。
【０００４】しかるに、従来において、前記リチウムイ
オン二次電池の製造に際して、それぞれ電極リードを備
えた正極シートと電極リードを備えた負極シートとを、
例えばポリプロピレン等よりなるセパレータを介して相
互に積層して巻装して、所要の二次電池としての巻装体
を形成する。この場合、正極シートとしては、アルミニ
ウム箔等の金属からなるシートの両面に、リチウム−金
属複合酸化物、例えばＬiＮiＯ2やＬiＣoＯ2等の粉末を
主体としたペースト状の正極活物質を塗布した構成から
なるものが使用される。また、負極シートとしては、銅
箔等の金属からなるシートの両面に、炭素質粉体材料を
主体としたペースト状の負極活物質を塗布した構成から
なるものが使用される。
オン二次電池の製造に際して、それぞれ電極リードを備
えた正極シートと電極リードを備えた負極シートとを、
例えばポリプロピレン等よりなるセパレータを介して相
互に積層して巻装して、所要の二次電池としての巻装体
を形成する。この場合、正極シートとしては、アルミニ
ウム箔等の金属からなるシートの両面に、リチウム−金
属複合酸化物、例えばＬiＮiＯ2やＬiＣoＯ2等の粉末を
主体としたペースト状の正極活物質を塗布した構成から
なるものが使用される。また、負極シートとしては、銅
箔等の金属からなるシートの両面に、炭素質粉体材料を
主体としたペースト状の負極活物質を塗布した構成から
なるものが使用される。
【０００５】そして、前記電極リードは、アルミニウム
やニッケル等の導電性金属材料からなる平角導線を使用
し、この平角導線にポリエチレンやポリプロピレン等よ
りなる絶縁性樹脂テープを巻着して形成される。
やニッケル等の導電性金属材料からなる平角導線を使用
し、この平角導線にポリエチレンやポリプロピレン等よ
りなる絶縁性樹脂テープを巻着して形成される。
【０００６】このようにして構成された前記巻装体は、
鉄、ステンレススチール等の金属製の電池ケースに収納
し、前記電極リードからなる内部電極と外部電極との接
続を適宜行うと共に、電解液を封入して密閉処理するこ
とにより、リチウムイオン二次電池を製造することがで
きる。
鉄、ステンレススチール等の金属製の電池ケースに収納
し、前記電極リードからなる内部電極と外部電極との接
続を適宜行うと共に、電解液を封入して密閉処理するこ
とにより、リチウムイオン二次電池を製造することがで
きる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述した従
来のリチウムイオン二次電池の製造においては、電極リ
ードを絶縁処理するために、平角導線に絶縁性樹脂シー
トを巻着する作業工程は、煩雑で多工程を要することか
ら、製造装置の構成が大型となり、しかも複雑となっ
て、生産性が低下すると共に、不良品の発生も増大する
等の難点があった。
来のリチウムイオン二次電池の製造においては、電極リ
ードを絶縁処理するために、平角導線に絶縁性樹脂シー
トを巻着する作業工程は、煩雑で多工程を要することか
ら、製造装置の構成が大型となり、しかも複雑となっ
て、生産性が低下すると共に、不良品の発生も増大する
等の難点があった。
【０００８】そこで、本発明者は鋭意研究並びに検討を
重ねた結果、リチウムイオン二次電池の内部電極を形成
する平角導線に、絶縁性樹脂テープを巻着してなる所定
長さの電極リードを形成して、この電極リードを使用し
てセパレータを介し正極シートおよび負極シートを積層
させて巻装し、この巻装体を電解液と共に電池ケースに
収納および封入することによって、リチウムイオン二次
電池を製造する装置において、前記電極リードの形成に
際し、所要長さの平角導線と共に所要幅の絶縁性樹脂テ
ープを並行させて案内移送する案内通路を形成すると共
に、この案内通路に沿って前記平角導線に並行する絶縁
性樹脂テープを順次平角導線を包持するように折り曲げ
る複数の成形ローラからなるローラ成形手段を配置する
構成とすることにより、前記問題点を解消することがで
きることを突き止めた。
重ねた結果、リチウムイオン二次電池の内部電極を形成
する平角導線に、絶縁性樹脂テープを巻着してなる所定
長さの電極リードを形成して、この電極リードを使用し
てセパレータを介し正極シートおよび負極シートを積層
させて巻装し、この巻装体を電解液と共に電池ケースに
収納および封入することによって、リチウムイオン二次
電池を製造する装置において、前記電極リードの形成に
際し、所要長さの平角導線と共に所要幅の絶縁性樹脂テ
ープを並行させて案内移送する案内通路を形成すると共
に、この案内通路に沿って前記平角導線に並行する絶縁
性樹脂テープを順次平角導線を包持するように折り曲げ
る複数の成形ローラからなるローラ成形手段を配置する
構成とすることにより、前記問題点を解消することがで
きることを突き止めた。
【０００９】従って、本発明の目的は、簡単な装置構成
により容易かつ迅速に電極リードの形成を行うことがで
き、これによりリチウムイオン二次電池を簡便かつ低コ
ストに量産することができるリチウムイオン二次電池の
製造装置を提供することにある。
により容易かつ迅速に電極リードの形成を行うことがで
き、これによりリチウムイオン二次電池を簡便かつ低コ
ストに量産することができるリチウムイオン二次電池の
製造装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るリチウムイオン二次電池の製造装置
は、リチウムイオン二次電池の内部電極を形成する平角
導線に絶縁性樹脂テープを巻着してなる所定長さの電極
リードを形成し、この電極リードを使用してセパレータ
を介し正極シートおよび負極シートを積層させて巻装
し、この巻装体を電解液と共に電池ケースに収納および
封入してなるリチウムイオン二次電池の製造装置におい
て、前記電極リードの形成に際し、所要長さの平角導線
と共に所要幅の絶縁性樹脂テープを並行させて案内移送
する案内通路を形成すると共に、この案内通路に沿って
前記平角導線に並行する絶縁性樹脂テープを順次平角導
線を包持するように折り曲げる複数の成形ローラからな
るローラ成形手段を配設したことを特徴とする。
め、本発明に係るリチウムイオン二次電池の製造装置
は、リチウムイオン二次電池の内部電極を形成する平角
導線に絶縁性樹脂テープを巻着してなる所定長さの電極
リードを形成し、この電極リードを使用してセパレータ
を介し正極シートおよび負極シートを積層させて巻装
し、この巻装体を電解液と共に電池ケースに収納および
封入してなるリチウムイオン二次電池の製造装置におい
て、前記電極リードの形成に際し、所要長さの平角導線
と共に所要幅の絶縁性樹脂テープを並行させて案内移送
する案内通路を形成すると共に、この案内通路に沿って
前記平角導線に並行する絶縁性樹脂テープを順次平角導
線を包持するように折り曲げる複数の成形ローラからな
るローラ成形手段を配設したことを特徴とする。
【００１１】この場合、前記ローラ成形手段は、案内通
路の入口部に絶縁性樹脂テープの長手方向両側部を平角
導線の長手方向両側において対称的に起立させるガイド
部材を設け、このガイド部材に連続して前記案内通路に
沿って、右折り成形用傾斜ローラと、右水平折り曲げ用
扁平ローラと、右折り角押圧用垂直ローラと、左折り成
形用傾斜ローラと、左水平折り曲げ用扁平ローラと、左
折り角押圧用垂直ローラとを、順次配設して構成するこ
とができる。
路の入口部に絶縁性樹脂テープの長手方向両側部を平角
導線の長手方向両側において対称的に起立させるガイド
部材を設け、このガイド部材に連続して前記案内通路に
沿って、右折り成形用傾斜ローラと、右水平折り曲げ用
扁平ローラと、右折り角押圧用垂直ローラと、左折り成
形用傾斜ローラと、左水平折り曲げ用扁平ローラと、左
折り角押圧用垂直ローラとを、順次配設して構成するこ
とができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るリチウムイオ
ン二次電池の製造装置の実施例につき、添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
ン二次電池の製造装置の実施例につき、添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
【００１３】図１および図２は、本発明におけるリチウ
ムイオン二次電池の製造装置の一実施例を示すものであ
って、図１は製造装置の平面要部構成とその主要製造工
程における平角導線に対する絶縁性樹脂テープの断面巻
着状態の概略説明図であり、図２は図１に示す製造装置
の概略側面図である。
ムイオン二次電池の製造装置の一実施例を示すものであ
って、図１は製造装置の平面要部構成とその主要製造工
程における平角導線に対する絶縁性樹脂テープの断面巻
着状態の概略説明図であり、図２は図１に示す製造装置
の概略側面図である。
【００１４】図１において、参照符号１０はアルミニウ
ムやニッケル等からなる平角導線を示し、１２はポリエ
チレンやポリプロピレン等からなる絶縁性樹脂テープを
示す。しかるに、前記平角導線１０に対して絶縁性樹脂
シート１２を巻着して電極リードを形成する装置は、所
要長さの平角導線１０と共に所要幅ｗの絶縁性樹脂テー
プ１２を並行させて案内移送する案内通路１４を形成す
ると共に、この案内通路１４に沿って前記平角導線１０
に並行する絶縁性樹脂テープ１２を順次平角導線１０を
包持するように折り曲げる複数の成形ローラからなるロ
ーラ成形手段１６を配設した構成からなる。
ムやニッケル等からなる平角導線を示し、１２はポリエ
チレンやポリプロピレン等からなる絶縁性樹脂テープを
示す。しかるに、前記平角導線１０に対して絶縁性樹脂
シート１２を巻着して電極リードを形成する装置は、所
要長さの平角導線１０と共に所要幅ｗの絶縁性樹脂テー
プ１２を並行させて案内移送する案内通路１４を形成す
ると共に、この案内通路１４に沿って前記平角導線１０
に並行する絶縁性樹脂テープ１２を順次平角導線１０を
包持するように折り曲げる複数の成形ローラからなるロ
ーラ成形手段１６を配設した構成からなる。
【００１５】次に、前記平角導線１０の案内通路１４に
沿って配設されるローラ成形手段１６の各成形ローラの
構成と、その製造工程における平角導線１０に対する絶
縁性樹脂テープ１２の移送方向に見た断面巻着状態につ
いて、図１および図２を参照しながらそれぞれ説明す
る。
沿って配設されるローラ成形手段１６の各成形ローラの
構成と、その製造工程における平角導線１０に対する絶
縁性樹脂テープ１２の移送方向に見た断面巻着状態につ
いて、図１および図２を参照しながらそれぞれ説明す
る。
【００１６】まず、案内通路１４の入口部１８に供給さ
れる平角導線１０と絶縁性樹脂テープ１２は、それぞれ
上下の関係において並行状態（ａ）にある。次に、前記
入口部１８を構成するガイドブロック２０には、前記案
内通路１４を形成する開口部分に沿ってガイド片２１が
上方より内方に進入配置されている。このように構成さ
れた入口部１８において、平角導線１０の両側に対し、
絶縁性樹脂テープ１２を、その長手方向両側部１２ａ、
１２ｂが対称的に漸次起立状態（ｂ）となるようにさせ
ながら、前記平角導線１０を絶縁性樹脂テープ１２と共
に順次ローラ成形手段１６へと移動させることができ
る。
れる平角導線１０と絶縁性樹脂テープ１２は、それぞれ
上下の関係において並行状態（ａ）にある。次に、前記
入口部１８を構成するガイドブロック２０には、前記案
内通路１４を形成する開口部分に沿ってガイド片２１が
上方より内方に進入配置されている。このように構成さ
れた入口部１８において、平角導線１０の両側に対し、
絶縁性樹脂テープ１２を、その長手方向両側部１２ａ、
１２ｂが対称的に漸次起立状態（ｂ）となるようにさせ
ながら、前記平角導線１０を絶縁性樹脂テープ１２と共
に順次ローラ成形手段１６へと移動させることができ
る。
【００１７】前記ガイドフロック２０に隣接して右折り
成形用傾斜ローラ２２が配置され、この傾斜ローラ２２
によって前記起立した絶縁性樹脂テープ１２の右側１２
ａを、折り曲げ状態（ｃ）となるように成形する。
成形用傾斜ローラ２２が配置され、この傾斜ローラ２２
によって前記起立した絶縁性樹脂テープ１２の右側１２
ａを、折り曲げ状態（ｃ）となるように成形する。
【００１８】前記右折り成形用傾斜ローラ２２に隣接し
て右水平折り曲げ用扁平ローラ２４が配置され、この扁
平ローラ２４によって前記右側１２ａが折り曲げられた
絶縁性樹脂テープ１２の右側１２ａを、さらに水平とな
るような折り曲げ状態（ｄ）とする。
て右水平折り曲げ用扁平ローラ２４が配置され、この扁
平ローラ２４によって前記右側１２ａが折り曲げられた
絶縁性樹脂テープ１２の右側１２ａを、さらに水平とな
るような折り曲げ状態（ｄ）とする。
【００１９】前記右水平折り曲げ用扁平ローラ２４に隣
接して右折り角押圧用垂直ローラ２６が配置され、この
垂直ローラ２６によって前記右側１２ａが水平に折り曲
げられた絶縁性樹脂テープ１２の右側１２ａの折り角を
押圧状態（ｅ）とする。
接して右折り角押圧用垂直ローラ２６が配置され、この
垂直ローラ２６によって前記右側１２ａが水平に折り曲
げられた絶縁性樹脂テープ１２の右側１２ａの折り角を
押圧状態（ｅ）とする。
【００２０】次いで、前記右折り角押圧用垂直ローラ２
６に隣接して左折り成形用傾斜ローラ２８が配置され、
この傾斜ローラ２８によって前記前記起立した絶縁性樹
脂テープ１２の左側１２ｂを、折り曲げ状態（ｆ）とな
るように成形する。
６に隣接して左折り成形用傾斜ローラ２８が配置され、
この傾斜ローラ２８によって前記前記起立した絶縁性樹
脂テープ１２の左側１２ｂを、折り曲げ状態（ｆ）とな
るように成形する。
【００２１】前記左折り成形用傾斜ローラ２８に隣接し
て左水平折り曲げ用扁平ローラ３０が配置され、この扁
平ローラ３０によって前記左側１２ｂが折り曲げられた
絶縁性樹脂テープ１２の左側１２ｂを、さらに水平とな
るような折り曲げ状態（ｇ）とする。
て左水平折り曲げ用扁平ローラ３０が配置され、この扁
平ローラ３０によって前記左側１２ｂが折り曲げられた
絶縁性樹脂テープ１２の左側１２ｂを、さらに水平とな
るような折り曲げ状態（ｇ）とする。
【００２２】前記左水平折り曲げ用扁平ローラ３０に隣
接して左折り角押圧用垂直ローラ３２が配置され、この
垂直ローラ３２によって前記左側１２ｂが水平に折り曲
げられた絶縁性樹脂テープ１２の左側１２ｂの折り角を
押圧状態（ｈ）とする。
接して左折り角押圧用垂直ローラ３２が配置され、この
垂直ローラ３２によって前記左側１２ｂが水平に折り曲
げられた絶縁性樹脂テープ１２の左側１２ｂの折り角を
押圧状態（ｈ）とする。
【００２３】なお、図２において、参照符号３４は前記
構成からなる案内通路１４およびローラ成形手段１６を
所要のリチウムイオン二次電池製造装置に組み込んで取
り付けるための取付け用ブラケットである。しかるに、
この取付け用ブラケット３４は、前述した入口部１８の
ガイドブロック２０の固定およびガイド片２１の支持固
定や、ローラ成形手段１６を構成する各種ローラの支持
固定を、適宜支持アームを介して簡便にかつ確実に行っ
ている。
構成からなる案内通路１４およびローラ成形手段１６を
所要のリチウムイオン二次電池製造装置に組み込んで取
り付けるための取付け用ブラケットである。しかるに、
この取付け用ブラケット３４は、前述した入口部１８の
ガイドブロック２０の固定およびガイド片２１の支持固
定や、ローラ成形手段１６を構成する各種ローラの支持
固定を、適宜支持アームを介して簡便にかつ確実に行っ
ている。
【００２４】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をすることができる。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をすることができる。
【００２５】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明に係るリチウムイオン二次電池の製造装置は、リチ
ウムイオン二次電池の内部電極を形成する平角導線に絶
縁性樹脂テープを巻着してなる所定長さの電極リードを
形成し、この電極リードを使用してセパレータを介し正
極シートおよび負極シートを積層させて巻装し、この巻
装体を電解液と共に電池ケースに収納および封入してな
るリチウムイオン二次電池の製造装置において、前記リ
ード線の形成に際し、所要長さの平角導線と共に所要幅
の絶縁性樹脂テープを並行させて案内移送する案内通路
を形成すると共に、この案内通路に沿って前記平角導線
に並行する絶縁性樹脂テープを順次平角導線を包持する
ように折り曲げる複数の成形ローラからなるローラ成形
手段を配設した構成とすることにより、簡単な装置構成
により容易かつ迅速に電極リードの形成を行うことがで
きると共に、リチウムイオン二次電池を容易かつ低コス
トに量産することができる。
発明に係るリチウムイオン二次電池の製造装置は、リチ
ウムイオン二次電池の内部電極を形成する平角導線に絶
縁性樹脂テープを巻着してなる所定長さの電極リードを
形成し、この電極リードを使用してセパレータを介し正
極シートおよび負極シートを積層させて巻装し、この巻
装体を電解液と共に電池ケースに収納および封入してな
るリチウムイオン二次電池の製造装置において、前記リ
ード線の形成に際し、所要長さの平角導線と共に所要幅
の絶縁性樹脂テープを並行させて案内移送する案内通路
を形成すると共に、この案内通路に沿って前記平角導線
に並行する絶縁性樹脂テープを順次平角導線を包持する
ように折り曲げる複数の成形ローラからなるローラ成形
手段を配設した構成とすることにより、簡単な装置構成
により容易かつ迅速に電極リードの形成を行うことがで
きると共に、リチウムイオン二次電池を容易かつ低コス
トに量産することができる。
【図１】本発明に係るリチウムイオン二次電池の製造装
置の一実施例を示すものであって、製造装置の平面要部
構成とその主要製造工程における平角導線に対する絶縁
性樹脂テープの断面巻着状態をそれぞれ示す概略説明図
である。
置の一実施例を示すものであって、製造装置の平面要部
構成とその主要製造工程における平角導線に対する絶縁
性樹脂テープの断面巻着状態をそれぞれ示す概略説明図
である。
【図２】図１に示すリチウムイオン二次電池の製造装置
の概略側面図である。
の概略側面図である。
１０ 平角導線 １２ 絶縁性樹脂テープ １４ 案内通路 １６ ローラ成形手段 １８ 入口部 ２０ ガイドブロック ２１ ガイド片 ２２ 右折り成形用傾斜ローラ ２４ 右水平折り曲げ用扁平ローラ ２６ 右折り角押圧用垂直ローラ ２８ 左折り成形用傾斜ローラ ３０ 左水平折り曲げ用扁平ローラ ３２ 左折り角押圧用垂直ローラ ３４ 取付け用ブラケット
Claims (2)
- 【請求項１】 リチウムイオン二次電池の内部電極を形
成する平角導線に絶縁性樹脂テープを巻着してなる所定
長さの電極リードを形成し、この電極リードを使用して
セパレータを介し正極シートおよび負極シートを積層さ
せて巻装し、この巻装体を電解液と共に電池ケースに収
納および封入してなるリチウムイオン二次電池の製造装
置において、 前記電極リードの形成に際し、所要長さの平角導線と共
に所要幅の絶縁性樹脂テープを並行させて案内移送する
案内通路を形成すると共に、この案内通路に沿って前記
平角導線に並行する絶縁性樹脂テープを順次平角導線を
包持するように折り曲げる複数の成形ローラからなるロ
ーラ成形手段を配設したことを特徴とするリチウムイオ
ン二次電池の製造装置。 - 【請求項２】 ローラ成形手段は、案内通路の入口部に
絶縁性樹脂テープの長手方向両側部を平角導線の長手方
向両側において対称的に起立させるガイド部材を設け、
このガイド部材に連続して前記案内通路に沿って、右折
り成形用傾斜ローラと、右水平折り曲げ用扁平ローラ
と、右折り角押圧用垂直ローラと、左折り成形用傾斜ロ
ーラと、左水平折り曲げ用扁平ローラと、左折り角押圧
用垂直ローラとを、順次配設してなる請求項１記載のリ
チウムイオン二次電池の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10344755A JP2000173577A (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | リチウムイオン二次電池の製造装置 |
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-
1998
- 1998-12-03 JP JP10344755A patent/JP2000173577A/ja active Pending
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