JP2000173569A - 電池の逆差防止具 - Google Patents
電池の逆差防止具Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract
スなどによる電池の逆差を確実に防止する。 【解決手段】 一端に凸状の陽極キャップ91を有し、
他端が陰極端子面92とされた棒状電池9の逆接続を防
止する電池の逆差防止具において、一方の面22が陰極
端子面92側に所定の接着手段を介して取り付けられる
電気絶縁材からなる逆差防止基板2を備え、同逆差防止
基板2の中央部に陽極キャップ91が挿通可能な開口部
4を形成するとともに、同逆差防止基板2の他方の面2
2に陽極キャップ91の突出高さよりも低い高さの凸部
3を設ける。
Description
防止するための逆差防止具に関し、さらに詳しく言え
ば、既存の電池に対しても変更を加えることなく適用し
得る電池の逆差防止具に関するものである。
用とする電気機器には電池収納部が設けられている。通
常、これらの機器には単一、単二もしくは単三などの棒
状電池が用いられいる。
区々であるが、いずれにしても、電池収納部にはその必
要本数を直列、並列もしくは直並列に並べて収納する例
えば樋状の電池収納溝が設けられており、その両端には
陽極取り出し端子と陰極取り出し端子とが設けられてい
る。
収納溝や電池収納部のカバー裏面などには、使用する電
池の定格や挿入方向が案内されている。また、陰極取り
出し端子側には、板バネもしくはコイルバネが設けられ
ており、そのバネ力により電池が両端子間に確実に接続
された状態で保持されるようになっている。
納部には電池を入れる方向が案内されているが、それで
も不注意などによりプラス側とマイナス側を逆さまにし
て挿入するいわゆる電池の逆差があとを絶たない。
設けられているが、何らかの原因によりそれが動作しな
い場合があり十分とは言えない。事実、電池の逆差によ
りリモコンなどの電子機器が損傷を受けた例がある。特
に、二次電池の場合には、逆差状態で充電されると、破
裂や発火することさえある。
防止手段が提案されているが、その中の一つに、電池の
陰極端子面に電気絶縁性の突起を形成し、電池の陰極端
子面同士もしくは電池の陰極端子面と陽極取り出し端子
とが直接接触しないようにしている。
ではあるが、電池形状の改変を要するため、すでに市場
に出回っている電池に対しては適用できない。また、電
池収納部の寸法や形状は各メーカ間で必ずしも統一され
ていないため、上記のように改変された電池がすべての
電池収納部に適合するとも限らない。
陰極取り出し端子との間でバネ力により押圧保持されて
いるため、交換時などにおいて取り出し難い。この点を
考慮して電池収納部内に電池取り出し用のリボンを設け
ることが一般に行なわれている。
により、電池を簡単に取り出すことは可能であるが、往
々にしてリボン切れが生ずる。また、電池を入れる際、
リボンの端部を出さずに電池を入れてしまった場合に
は、何の用もなさなくなる。
なされたものであって、その第1の目的は、既存の電池
に対しても、その形状などに変更を加えることなく、適
用することができるようにした電池の逆差防止具を提供
することにある。
を防止するとともに、電池を電池収納部から簡単に取り
出すことができるようにした電池の逆差防止具を提供す
ることにある。
るため、本発明は、一端に凸状の陽極キャップを有し、
他端が陰極端子面とされた棒状電池の逆接続を防止する
ための電池の逆差防止具において、一方の面が上記陰極
端子面側に所定の接着手段を介して取り付けられる電気
絶縁材からなる基板を備え、上記基板の中央部には、上
記陽極キャップが挿通可能な開口部が形成されているこ
とを特徴とする。
して、正常な直列つなぎの場合には一方の電池の陽極キ
ャップが電気絶縁基板中央の開口部に挿通され、他方の
電池の陰極端子面に接触する。すなわち、基板の凸部は
陽極キャップの突出高さよりも低い高さであるため、正
常な直列つなぎが阻害されることはない。
を向かい合わせとした逆差の場合には、それらの間に電
気絶縁基板があるため、陰極端子面同士が直接接触する
ことはない。また、陽極キャップ同士を向かい合わせと
した逆差の場合には、いずれか一方の陰極端子面と陽極
取り出し端子とが対向することになるが、この場合にお
いても、それらの間に電気絶縁基板があるため、陰極端
子面と陽極取り出し端子とが直接接触することはない。
段は、例えば両面接着シートや感圧性接着材などであっ
てよく、本発明によれば、市場に出回っている既存の電
池にも簡単に取り付けることができる。
は、一端に凸状の陽極キャップを有し、他端が陰極端子
面とされた棒状電池の逆接続を防止するための電池の逆
差防止具において、上記陰極端子面側に配置される電気
絶縁材からなる第1基板と、上記陽極キャップ側に配置
される第2基板と、上記棒状電池の軸線に沿って延在
し、上記第1基板および上記第2基板を互いに対向させ
た状態で一体的に連結する連結部材とを備え、上記第1
基板および上記第2基板の各々には上記陽極キャップが
挿通可能な開口部が形成されていることを特徴としてい
る。
ャップを嵌合し、第1基板を陰極端子面に沿わせること
により、電池にこの逆差防止具を取り付けることがで
き、特に接着手段を要しないで済む。
り出すこともできるが、掴み易いように連結部材に把手
を設けるとよい。なお、把手を設ける位置は連結部材の
長さ方向の中心位置から第1基板側(陽極キャップ側)
寄りが好ましい。
面側には、上記陽極キャップの突出高さよりも低い高さ
の凸部を設けてもよい。基板に凸部を形成するにあたっ
て、凸部を基板の全周に沿って形成してもよいが、凸部
を複数の突起として点在させることが材料費削減のため
にも好ましい。
を参照して詳しく説明する。図1は本発明の第1実施例
に係る逆差防止具の斜視図であり、図2にはその平面図
が示されている。図3は図2のA−A線断面図である。
脂からなる逆差防止基板2を備えている。この逆差防止
基板2は円盤状に形成されており、その中央部には棒状
電池9の陽極キャップ91(例えば図4参照)の外径よ
りも実質的に大径の開口部4が設けられている。
ているように、棒状電池9の陰極端子面92側に両面接
着シートもしくは接着材などにより取り付けられる。し
たがって、基板2はその陰極端子面92の外径とほぼ同
径とされている。
に取り付けられる側の面を裏面22とすると、その反対
側の表面21には凸部が形成されている。この実施例に
おいて、凸部は120度の間隔で均等配置された3つの
山状の突起3からなる。各突起3は円柱状もしくは角柱
状であってもよい。
(裏面面22から突起3の頂部までの高さ)をhとし、
棒状電池9の陽極キャップ91の突出高さをHとする
と、その高さ関係は、H>hとされている。すなわち、
突起3は陽極キャップ91よりも低い高さとされてい
る。
は電気絶縁性の合成樹脂材により一体に形成されている
が、逆差防止基板2と突起3を別々に形成して、その突
起3を逆差防止基板2に貼り付けてもよい。その場合に
は、逆差防止基板2と突起3のいずれか一方が電気絶縁
性を有していればよい。
陰極端子面92にそれぞれ取り付けた2つの棒状電池
9,9を直列に接続する場合が例示されている。
方(図において右側)の棒状電池9の陽極キャップ91
が逆差防止基板2の中央にある開口部4を貫通して他方
(図において左側)の棒状電池9の陰極端子面92に接
触する。
と、一方の棒状電池9の陰極端子面92には、陰極取り
出し端子のコイルバネが逆差防止基板2の中央にある開
口部4を通って接触するとともに、他方の棒状電池9の
陽極キャップ91が陽極取り出し端子に接触し、電気
(電子)機器に対して正常に電源が供給される。
池9,9を例えばそれらの各陰極端子面92,92を対
向させて接続しようとする誤接続の場合には、逆差防止
具1,1が対向することになるため、それらの間が絶縁
状態となる。
9の各陽極キャップ91,91同士を接触させるような
誤接続の場合には、それらの各逆差防止具1,1が電池
収納部側の陽極取り出し端子と陰極取り出し端子とにそ
れぞれ対向するため、逆差が防止される。
断面図として示されている本発明の第2実施例に係る逆
差防止具10について説明する。この第2実施例の逆差
防止具10は、上記第1実施例の逆差防止具1をその構
成要素の一つとしている。
第1実施例で説明した逆差防止基板(第1基板)2に加
えて、棒状電池9の陽極キャップ91側に配置される保
持基板(第2基板)5を備えているとともに、逆差防止
基板2と保持基板5とが連結部材7により一体に連結さ
れている。
体からなり、その中央部には陽極キャップ91が挿通可
能な開口部6が設けられている。連結部材7は棒状電池
9の軸線に沿って延びるビーム材からなり、その長さは
陽極キャップ91の突出高さを含まない棒状電池9の本
体長さとほぼ同じもしくはそれによりも若干短くされて
いる。
開口部4,6が同軸となるように連結部材7の両端に一
体に連結されている。また、この連結部材7には把手8
が設けられている。
取り出す際に掴まれるもので、その位置は連結部材7の
長さ方向中心位置から保持基板5側寄りであることが好
ましい。このように、把手8と陰極端子面92との間の
距離を長くすることにより、同陰極端子面92側を支点
としてより小さな力で電池収納部から棒状電池9を取り
出すことが可能となる。
および連結部材7の3部材は、合成樹脂により一体成形
されており、逆差防止基板2と保持基板5は連結部材7
に対して弾性変形可能とされている。
けるには、まず、棒状電池9の陽極キャップ91に保持
基板5の開口部6を挿入して、同保持基板5に陽極キャ
ップ91を引っかけ、次いで、棒状電池9の陰極端子面
92を反対側の逆差防止基板2に沿って押し込む。
が装着されるのであるが、上記とは異なり、まず、棒状
電池9の陰極端子面92を逆差防止基板2側に配置した
後、陽極キャップ91を保持基板5側に押し込み、同保
持基板5を弾性変形させて陽極キャップ91をその開口
部6内に嵌合させるようにしてもよい。
要としないため、棒状電池9に対して容易に着脱するこ
とができる。また、連結部材7に把手8が設けられてい
るため、棒状電池9を電池収納部から取り出す際の作業
性もよくなる。
れぞれ装着した2つの棒状電池9,9の正常なつなぎ例
が示されているが、この第2実施例においても、逆差防
止基板2の作用は上記第1実施例と同じであるため、こ
こではその説明を省略する。
端子面側に突起3を設けて、逆差し時の同極電極面間を
大きく離すようにしているが、例えば基板1の厚みが厚
く、これだけで逆差し時の同極電極面間に大きなギャッ
プが確保されるような場合には突起3を省略してもよ
い。
既存の棒状電池に手を加えることなく、容易に取り付け
ることができる電池の逆差防止に有効な逆差防止具が得
られる。
有効であるばかりでなく、棒状電池に対して着脱可能で
あり、しかも電池収納部からの取り出しも容易に行なう
ことができる逆差防止具が得られる。
図。
の棒状電池を正しく直列につないだ状態の模式図。
状態の模式図。
図。
の棒状電池を正しく直列につないだ状態の模式図。
Claims (6)
- 【請求項1】 一端に凸状の陽極キャップを有し、他端
が陰極端子面とされた棒状電池の逆接続を防止するため
の電池の逆差防止具において、 一方の面が上記陰極端子面側に所定の接着手段を介して
取り付けられる電気絶縁材からなる基板を備え、上記基
板の中央部には、上記陽極キャップが挿通可能な開口部
が形成されていることを特徴とする電池の逆差防止具。 - 【請求項2】 一端に凸状の陽極キャップを有し、他端
が陰極端子面とされた棒状電池の逆接続を防止するため
の電池の逆差防止具において、 上記陰極端子面側に配置される電気絶縁材からなる第1
基板と、上記陽極キャップ側に配置される第2基板と、
上記棒状電池の軸線に沿って延在し、上記第1基板およ
び上記第2基板を互いに対向させた状態で一体的に連結
する連結部材とを備え、上記第1基板および上記第2基
板の各々には上記陽極キャップが挿通可能な開口部が形
成されていることを特徴とする電池の逆差防止具。 - 【請求項3】 上記基板および第1基板の反陰極端子面
側には、上記陽極キャップの突出高さよりも低い高さの
凸部が設けられていることを特徴とする請求項1または
2に記載の電池の逆差防止具。 - 【請求項4】 上記凸部が所定の間隔をもって点在状に
設けられた複数の突起からなることを特徴とする請求項
3に記載の電池の逆差防止具。 - 【請求項5】 上記連結部材には把手が設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の電池の逆差防止具。 - 【請求項6】 上記把手が上記連結部材の長さ方向の中
心位置から上記第1基板側寄りの位置に設けられている
ことを特徴とする請求項5に記載の電池の逆差防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34258398A JP4357020B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | 電池の逆差防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34258398A JP4357020B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | 電池の逆差防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000173569A true JP2000173569A (ja) | 2000-06-23 |
JP4357020B2 JP4357020B2 (ja) | 2009-11-04 |
Family
ID=18354897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34258398A Expired - Fee Related JP4357020B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | 電池の逆差防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4357020B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020007547A1 (de) | 2020-12-10 | 2022-06-15 | Voltabox Ag | Verfahren zum elektrischen Verbinden einer Stromschiene an Zellterminals von Batteriezellen eines Elektrobatteriemoduls |
-
1998
- 1998-12-02 JP JP34258398A patent/JP4357020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020007547A1 (de) | 2020-12-10 | 2022-06-15 | Voltabox Ag | Verfahren zum elektrischen Verbinden einer Stromschiene an Zellterminals von Batteriezellen eines Elektrobatteriemoduls |
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---|---|
JP4357020B2 (ja) | 2009-11-04 |
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