JP2000173061A - 光ディスク信号再生装置 - Google Patents

光ディスク信号再生装置

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JP2000173061A
JP2000173061A JP11272135A JP27213599A JP2000173061A JP 2000173061 A JP2000173061 A JP 2000173061A JP 11272135 A JP11272135 A JP 11272135A JP 27213599 A JP27213599 A JP 27213599A JP 2000173061 A JP2000173061 A JP 2000173061A
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delay
signal
delay means
optical disk
reproducing apparatus
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JP11272135A
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English (en)
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Hiromichi Ishibashi
広通 石橋
Kenichi Kasasumi
研一 笠澄
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数ビームを用いたクロストークキャンセル
を実現するにあたって、メインビームとサブビーム間の
遅延調整に遅延量が大きくしかも高精度の遅延手段が必
要とされる。 【解決手段】 必要な遅延調整をシフトレジスタ等で構
成された粗遅延手段と群遅延フィルターで構成された精
遅延手段を併用して実現する。遅延調整は再生信号ジッ
タを用いて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高密度記録された光
ディスク媒体に複数のレーザービームを照射し、それぞ
れの受光信号から隣接トラッククロストークを除去しな
がら情報を再生する光ディスク信号再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク媒体の高密度化に伴
い、光ディスク信号再生装置もより高度な技術が要求さ
れている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
光ディスク信号再生装置の一例について説明する。図7
は従来の光ディスク信号再生装置のブロック図を示すも
のである。図7において、光ディスク媒体100に形成
されたトラックT1、T2、T3にそれぞれレーザービ
ームL1、L2、L3が照射され、その反射光が受光素
子111、121、131にそれぞれ投射され、それぞ
れ電気信号S1、S2、S3として出力される。実際に
情報再生信号を得ようとしているトラックがT2である
として、レーザービームL1、L3(サブビーム)は、
レーザービームL2(メインビーム)がトラックT2を
走査する際に隣接トラックT1、T3から漏れ込むクロ
ストーク成分をキャンセルするためのものである。すな
わち、情報再生信号SXを得る際、係数器113、13
3および加減算アンプ130により SX = S2−k×(S1+S3) が演算され、電気的にクロストーク成分がキャンセルさ
れる。
【0004】しかし、以下の理由より、光ディスク媒体
に照射される3本のレーザービームはトラック接線方向
にある程度距離を置かなければならないことから、上記
のような単純加減算だけではクロストークをキャンセル
することができない。つまり、理想的にはレーザービー
ムL1、L2、L3はトラック垂線(ラジアル)方向に
隣接して照射されるべきものであるが、このようにする
とトラックピッチが狭いだけにそれぞれのレーザービー
ムが互いにオーバーラップするようになる。必然的に受
光素子に投射されるビームも互いにオーバーラップする
ことになり、それぞれのビームを独立に受光素子11
1、112、113で受けることができなくなる。故に
それぞれのビームを接線方向にある程度距離を置いて配
置することが必要となる。しかし、このとき受光素子1
11、121、131の出力信号には上記接線方向の離
間距離に応じた時間差が発生する。そこで、第1および
第2の可変遅延素子112、122によって、ここで生
じる時間差を補正している。
【0005】ただ、レーザービームL1、L2、L3の
相互の距離を厳密に管理することは難しく、たとえでき
たとして、光ディスク媒体の回転線速度によって上記時
間差は変動するので上記可変遅延素子112、122を
して発生させる遅延量を常に最適の状態に設定しておか
なければならない。乗算器141は受光素子131の出
力信号と第2の可変遅延素子122の出力信号との相関
を、乗算器142は第2の可変遅延素子122の出力信
号と第1の可変遅延素子112の出力信号との相関を、
それぞれ検出するものであり、これらがそれぞぞれ最大
になるように、最大化制御手段136は上記遅延素子1
12、122のそれぞれの遅延調整を行っている(例え
ば、特開平7−176052号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、遅延量と遅延精度の両方を満たす遅延素
子112、122を実現するのが難しく、また、乗算器
141,142では相関信号の検出感度が低いため、遅
延量を最適値に合わせ込めないといった課題がある。
【0007】これらの課題について以下に説明する。ま
ず、光ディスク媒体上におけるレーザービームL1、L
2間のトラック接線方向の距離あるいはレーザービーム
L2、L3間のトラック接線方向の距離は受光素子11
1、121、131の形状および配置を考慮して10μ
m程度は必要である。一方、光ディスク媒体に記録され
ている情報の記録線密度は、例えば8−16変換コード
を用いてPWM記録されたDVD(ディジタルビデオデ
ィスク)を例にとると1チャネルビットあたり0.1μ
m程度である。したがって、10μm間隔といっても、
実に100ビット分の差に相当することになる。
【0008】遅延させる具体的手段としては、まず複数
のアナログ遅延素子を梯子状に直列接続する構成が考え
られるが、アナログ遅延素子そのものは群遅延特性を有
しており、我々の試算では、群遅延が問題にならない遅
延量は高々10ビット程度であり、100ビットの遅延
を実現するのは殆ど不可能である。
【0009】遅延量を得る方法として、例えばスイッチ
トキャパシタフィルタやデジタルフィルタのようなサン
プルホールド型のフィルタが考えられ、これらを用いれ
ば遅延量にかかわらず群遅延を維持することが可能であ
る。しかし、サンプルホールド型のフィルタではサンプ
リングクロックによって遅延精度が決定されるため、精
度を高めようとすればサンプリングクロック周波数を上
げねばならず、それに応じてサンプルホールド素子数や
動作速度を上げねばならない。サンプリングクロックに
チャネルクロックを用いた場合、1クロックは1ビット
遅延に相当するから100ビット遅延させようとすれば
サンプルホールド素子が100個必要となり、しかも個
々のサンプルホールド素子はDVD標準速再生の場合2
7MHzで動作しなければならない。
【0010】しかし、チャネルクロックを用いた場合、
遅延量は1ビット刻みでしか可変できず、遅延精度の点
で問題が生じる。我々の実験によれば理想的にクロスト
ークキャンセルを行おうとすれば、少なくとも1/4ビ
ット精度の遅延の合わせ込みが必要である。これをサン
プルホールドによって実現しようとすれば、サンプリン
グ周波数はチャネルクロックの4倍(108MHz)に
もなり、しかも必要なサンプルホールド素子も4倍(4
00素子)必要となる。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みて、必要な
遅延調整を、シフトレジスタ等で構成されたデジタル制
御方式の粗遅延手段と群遅延フィルター等で構成された
アナログ制御方式の精遅延手段とを併用して実現し、さ
らにジッタ検出手段を用いて最適遅延量の探査を実行す
ることにより、精度良く最適な遅延量を設定できる光デ
ィスク信号再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光ディスク再生装置は、光ディスク媒体に
形成された互いに隣接する複数のトラックに複数ビーム
を照射することにより記録信号を読み取り、各トラック
に対応する複数の再生信号を生成し、該複数の再生信号
により上記読み取り信号に含まれるクロストークをキャ
ンセルして情報再生信号を生成する光ディスク信号再生
装置において、所定の再生信号を粗調整遅延させる粗遅
延手段と、上記所定の再生信号を前記粗遅延手段の最小
遅延分解能以下の精度で微調整遅延させる精遅延手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】上記光ディスク再生装置は、前記情報再生
信号のジッタを検出し、該ジッタが最小になるように前
記精遅延手段および粗遅延手段の遅延量を制御する手段
を備えたことを特徴とする。
【0014】前記粗遅延手段は、同期クロックに応じて
動作する、直列接続されたサンプルホールド素子群によ
り構成されたことを特徴とする。上記光ディスク再生装
置は、前記粗遅延手段の遅延量を、上記サンプルホール
ド素子群の任意のサンプルホールド素子の出力を選択す
ることにより段階的に設定する手段を有することを特徴
とする。
【0015】前記粗遅延手段は、上記サンプルホールド
素子群により構成されたシフトレジスタにより構成され
たことを特徴とし、前記精遅延手段は任意の群遅延を発
生させるフィルターにより構成されたことを特徴とす
る。
【0016】前記精遅延手段は連続的に遅延量が可変で
き、前記粗遅延手段は前記クロック周期の整数倍刻みで
遅延量が設定でき、上記精遅延手段の最大遅延量は上記
クロック周期相当の遅延量以内であることを特徴とす
る。
【0017】また、本発明の光ディスク再生装置は、光
ディスク媒体に形成された互いに隣接する複数のトラッ
クに複数ビームを照射することにより記録信号を読み取
り、各トラックに対応する複数の再生信号を生成し、該
複数の再生信号より読み取り信号に含まれるクロストー
クをキャンセルして情報再生信号を生成する光ディスク
信号再生装置において、所定の再生信号を遅延させる遅
延手段と、 前記情報再生信号のジッタを検出する手段
と、該ジッタが最小になるように前記遅延手段の遅延量
を制御する手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】上記構成により、遅延手段をクロック同期
で実行する粗遅延手段と1クロック以内の遅延を連続的
に発生させる精遅延手段を設けたことにより、メインビ
ームとサブビームのトラック接線方向の距離に応じた時
間差を精度良く補正することができる。さらにジッタを
用いて最適遅延量の探査を実行することによって、精度
良く最適な遅延量を設定することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態の
光ディスク再生装置について、図面を参照しながら説明
する。第1の実施形態では、粗遅延手段と精遅延手段と
を併用することにより、遅延量と遅延精度を両立させ、
さらにジッタが最小となるように最適遅延量を探査する
ことにより、高精度で最適遅延量を設定できる構成とす
る。ここでは、精遅延手段は、所定の再生信号を粗遅延
手段の最小遅延分解能より微細な精度で微調整遅延させ
るように構成されているものとする。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態における
光ディスク再生装置のブロック図を示すものである。図
1において、11a、11b、11cはそれぞれ第1、
第2、第3の受光素子であり、光ディスク媒体1に形成
された互いに隣接する3本のトラックT1、T2、T3
に照射されたレーザービームL1、L2、L3の反射光
を電気信号に変換し、それぞれ再生信号S1、S2、S
3として出力するものである。ここで、レーザービーム
L2はいわゆるメインビームであり、情報再生しようと
するトラック上に照射されるものであり、レーザービー
ムL1、L3はサブビームであり、メインビームのクロ
ストーク除去に用いられるものとする。レーザービーム
L1、L2、L3の具体的生成方法は特に図示されてい
ないが、例えば、3個のレーザービーム発光源より生成
するものであってもよいし、1本のレーザービームを回
折格子を用いて3方向に回折させて得るものであっても
よい。
【0021】12a、12bは第1および第2の微調整
用遅延素子であり、それぞれ1チャネルクロック周期
(1ビット相当)以下の遅延を任意にしかも連続的に発
生させ、本実施例の微調整用アナログ制御方式の精遅延
手段を構成する。13a、13cはゲイン調整機能を有
する第1および第2の係数器であり、最適なクロストー
クキャンセル効果を得るための重み付け係数kを乗ずる
ものである。
【0022】14a、14b、14cはそれぞれ第1、
第2、第3のAD変換器であり、再生信号S1a、S2
a、S3aをデジタル信号に変換する。15は第1のシ
フトレジスタであり、クロックCLKに同期して動作す
るレジスタ15a〜15hで構成される。同様に、25
は第2のシフトレジスタであり、レジスタ25a〜25
dで構成される。ここでAD変換器14aあるいは14
bの出力は当然並列(たとえば8ビット)出力であるの
で、各レジスタはそれぞれ並列構成でなければならない
が、簡潔のためにシングルビットの構成で図示してい
る。26、27は第1および第2のタップ切替手段であ
り、それぞれシ第1および第2のシフトレジスタ15、
25の任意のレジスタ出力を選択してビット単位で遅延
量を調整する。以上AD変換器14a、14b、14
c、シフトレジスタ15、25、とタップ切替手段2
6、27により本実施の形態における粗調整用デジタル
制御方式の粗遅延手段を構成する。このように粗遅延手
段は、同期クロック(CLK)に応じて動作する直列接
続されたサンプルホールド素子群により構成される。
【0023】30は演算増幅器等により構成されクロス
トーク加減算を実行する加減算手段であり、31はDA
変換器であり、上記加減算手段30の出力信号をDA変
換して情報再生信号SXを生成する。32はコンパレー
タであり、情報再生信号SXを二値化して情報再生パル
ス信号PXを生成する。33はPLL(phase lock loo
p )回路であり、再生パルス信号PXの入力によりクロ
ックCLKを生成抽出し、ラッチ回路34によって再生
情報信号(DATA)としてクロックCLKとともに後
段(例えばデジタルビデオデコーダー)に送られる。3
5はジッタ検出器であり、情報再生パルス信号PXとク
ロックCLKとのジッタを計測し、そのジッタ量に応じ
た信号を出力する(ジッタについては後述する)。最小
化制御装置36はこのジッタ量が最小になるように微調
整用遅延素子12a、12bの連続可変遅延量τ1、τ2
をアナログ制御調整するとともに、タップ切替手段2
6、27によってデジタル制御調整用に選択される最適
レジスタ出力を探査設定する。
【0024】以上のように構成された光ディスク再生装
置について、以下図1、図2及び図3を用いてその動作
を説明する。
【0025】図2は、メインビームL2に対応する微調
整用の第2の遅延素子12bと粗調整用の第2のシフト
レジスタ25との遅延量調整機能の分担を図示したタイ
ミングチャートである。まず、レーザービームL2によ
って生成される信号S2は第2遅延素子12bによって
τ2 の遅延が与えられ、信号S2aとなる。信号S2a
はクロックCLKと同期して第2のAD変換器14bで
サンプリングされ、デジタル信号に変換される。このデ
ジタル信号はクロックCLKと同期して、順次シフトレ
ジスタ25内のレジスタ25a〜25dに伝送される。
したがって、各レジスタ25a〜25dの出力には信号
S2aをクロック周期(T)刻みで遅延させたデジタル
遅延信号が得られる。このうち何れか最適のレジスタを
タップ切替手段27で選択した信号をS2bとすれば、
信号S2bは信号S2aに対してクロック周期(T)の
整数倍すなわち、nT(図2の例では4T)だけ遅延し
ていることになる。よって当初の信号S2からの遅延量
は τ2+nT n:整数 となる。
【0026】したがって、連続的に遅延量が可変できる
微調整用の遅延素子12bとクロック周期の整数倍刻み
で遅延量が設定できる粗調整用のシフトレジスタとを併
用することによって、必要とされる遅延量を高精度に得
ることができる。このとき遅延素子12bの最大遅延量
は上記クロック周期(T)、即ち、チャネルクロックで
あれば1ビット相当の遅延量で足りる。したがって、遅
延素子12bの具体的構成としては、出力信号のラプラ
ス変換をこれに対応する入力信号のラプラス変換で除算
した式: G=(1−jω/ω2)/(1+jω/ω2) で表される伝達関数を有したアナログ群遅延フィルター
などが適当と考えられる。ここでω2とτ2 との関係
は、例えば ω2 = 2π/τ2 等としておけばよい。
【0027】第1のサブレーザービームL1に対応する
第1の遅延手段12aと第1のシフトレジスタ15も、
第2の遅延素子12bおよび第2のシフトレジスタ25
と同等の機能を有するものであればよい。ただ、第1サ
ブレーザービームL1はメインレーザービームL2に比
べて、第2サブレーザービームL3からの距離がほぼ倍
必要であるから、第1のシフトレジスタ15における構
成レジスタ(15aないし15h)の個数は第2シフト
レジスタ25のレジスタの2倍程度必要となる。
【0028】第3のAD変換器14cの出力および第1
のシフトレジスタ15を介した第1のタップ切替器26
の出力信号は演算増幅器30に減算入力され、一方、第
2のシフトレジスタ25を介した第2のタップ切替器2
7の出力信号は演算増幅器30に加算入力され、下記の
クロストーク加減算が実行され情報再生信号SXが得ら
れる。即ち SX(t)=S2(t−(τ2+nT))−k×{S1
(t−(τ1+mT))+S3(t))} m、n:整数 t:時間 なる演算が実行される。ここでmT、nTはそれぞれ第
1、第2のシフトレジスタ15、25で決定される遅延
量であるが、これらの値は最小化制御手段36の決定に
基づいてタップ切替手段26、27を切り換えることに
より設定される。以下、最小化制御手段36の決定方法
について説明する。
【0029】まず、コンパレータ32で得られた情報再
生パルス信号PXとPLLによって生成されたチャネル
クロックすなわちクロックCLKがジッタ検出手段35
に入力され、ジッタが検出される。ジッタとはデータと
クロックとの間の非相関的な誤差であり、ノイズや符号
間干渉あるいはトラック間クロストークなどの程度に応
じて増減する、信号の再生状態を示すパラメータであ
る。これが大きく、データウィンドウマージンを越えれ
ばエラーとなり、逆にこのジッタを最小化することによ
りトラック間クロストーク等が抑制される。ジッタの具
体的な検出方法としては、例えば、データ・クロック間
の位相誤差の自乗平均値あるいは絶対値の平均値を求め
ればよい。
【0030】最小化制御手段36は、図3に示すよう
に、このジッタが最小になるべくタップ切替手段26、
27を切替え(デジタル粗調整)、さらに遅延素子12
a、12bの遅延量τ1、τ2をそれぞれ調整する(アナ
ログ微調整)。すなわち、レーザービームL1とL3あ
るいはレーザービームL2とL3のトラック接線方向の
間隔によって生じる時間差が完全に補正できれば、トラ
ック間クロストークを最大限除去することができ、その
結果ジッタは最小となる。そこで、図3において、この
ジッタを最小とするべく遅延量を1周期内においてD0
に設定すれば、この遅延量が最適設定値となる。具体的
には、例えば、第1および第2のシフトレジスタ15、
25の出力タップを順次切り換えながらまずジッタが極
小となるレジスタを選択するようにタップの探査を行い
(粗調整)、さらに遅延素子12a、12bの連続可変
遅延量τ1、τ2 を微調してジッタ最小となる遅延量D0
を探査すればよい。
【0031】ここで、図1において第2のタップ切替手
段27はレジスタ25cおよび25dの出力のみを選択
するかのように表示されているが、本発明の趣旨より、
必要な可変幅に相当する全てのレジスタ出力を切り換え
るものとする。また図1では第2のシフトレジスタ25
はレジスタ4個で構成されるように表示されているが、
上記レジスタの数はレーザービームL2とL3との間隔
に相当するビット数が必要であるから、例えば先述のよ
うに両者間が100ビットであれば、当然100個程度
のレジスタが必要となる。第1のシフトレジスタ15と
第1のタップ切替手段26においても同様である。
【0032】本実施の形態において、遅延量の最適値を
探査するための指標としてジッタを用いたのは、特にR
LL(Run Length Limitted)符号で変調された信号を
再生する場合において、高い検出感度と信頼性が得られ
るからである。ここでRLL符号とは、例えばCDにお
けるEFM(8−14変調)あるいはDVDにおける8
−16変調のように、記録密度を高めるために最短マー
ク長および最長マーク長を制限したもので、この両者の
場合、最短マーク長はチャネルクロック周期の3倍とな
る。RLL符号を用いた場合、情報は集中的に各符号の
エッジに蓄えられるため、記録密度が高められる一方、
記録情報はノイズやクロストークによってエッジシフト
が容易に発生して、これによるエラーが発生し易い。エ
ッジシフトが発生すれば当然再生信号ジッタも増加する
から、言い換えれば、ジッタを観測することによって、
クロストークの程度を感度良く知ることができる。
【0033】ジッタ観測による方法以外にクロストーク
の程度を検出する他の方法としては、相関信号を演算す
る方法があるが、この方法はRLL符号を用いた場合、
かえって検出感度が落ちる傾向にある。つまり、相関信
号はエッジだけでなくクロストークの影響を受けにくい
ピーク、ボトムの部分も込みで乗算演算を行うために、
最短マーク長が長い符号を再生する場合ほど、最短マー
ク長に応じて検出感度が低下する。
【0034】これに対して、本発明者等は、ジッタ検出
を用いることによって高精度で遅延量合わせ込みの誤差
を検出できることに着目し、ジッタ観測によりクロスト
ークの程度を検出する方法を採用したものである。とこ
ろで、ジッタ最小となる遅延量からジッタがクロックウ
ィンドウ比で0.5%増加する遅延許容誤差(いわゆる
マージン)はクロック周期の約1/4である。即ち、理
想的なクロストークキャンセルを行うためには1/4ビ
ット精度の遅延の合わせ込みが必要である。以下、これ
について簡単に説明する。
【0035】図4は遅延量の誤差とこれによる再生信号
ジッタの関係を図示したものである。図中横軸は遅延量
誤差を表し、これが0すなわち、誤差が全く無い状態で
クロストークキャンセルを実行した場合、再生信号ジッ
タは5%程度になる。1ビット(1周期)に相当する遅
延誤差が発生した場合、ジッタは約2.5%悪化し7.
5%程度になる。通常、0.1%程度のジッタの増加分
は検出可能であるので、上記合わせ込み誤差はクロック
周期の1/4ビット精度で充分検出可能であることがわ
かる。しかし、このことは単にジッタを用いた場合に最
適遅延量の検出感度が高くなることを意味しているだけ
ではなく、実際にこの精度で遅延量を合わせ込まなけれ
ばならないことを意味している。なぜなら、ジッタは再
生エラーレートに直接関係するパラメータだからであ
る。
【0036】5%程度の再生信号ジッタは情報を再生す
る上で全く問題のない量であるが、1ビットに相当する
遅延誤差が発生した場合、上述のようにジッタは7.5
%程度になる。この7.5%程度のジッタは、通常、情
報を再生する上では問題にならないが、ディスクやヘッ
ドの汚れなどによるジッタあるいはノイズによるジッタ
が加算された場合、再生情報にエラーが発生することが
ある。よってジッタの劣化を実用上問題のないレベルに
制限しようとすれば、1ビット相当の遅延誤差では不充
分であり、少なくとも1/2ビット程度の合わせ込みが
必要である。1/2ビットに相当する遅延誤差が発生し
た場合、図4よりジッタは約1%弱悪化し6%程度にな
るが、この値は実用上は問題ないと考えられる。従っ
て、理想的には1/4ビット程度の合わせ込みができれ
ば、ジッタの増加は全く無視できる範囲内となる。
【0037】以上のように、本実施の形態によればクロ
ック周期刻みで遅延量をデジタル制御方式で可変する粗
調整用シフトレジスタと、1クロック周期内で遅延量が
連続的に可変されるアナログ微調整用遅延素子とを併用
することによって、トラック接線方向のレーザービーム
間の距離に応じて発生する100ビット程度の遅延量を
精度良く補正することができ、さらに評価値として再生
信号ジッタ検出手段(35)を用いることによって高感
度に最適補正量を探査することが可能となる。
【0038】なお、本実施の形態において、遅延素子1
2a、12bは1クロック周期を補正するとしたが、こ
れは最大可変量が厳密に1クロック周期以内に限定され
ることを意味しているのではなく、たとえば、光ディス
クの回転線速度の変動を吸収すべく、最大可変量をさら
に多く、例えば4周期分等を持たせておいてもかまわな
い。
【0039】また、本実施の形態において、粗遅延手段
は再生信号S1、S2、S3をそれぞれAD変換してシ
フトレジスタで遅延を発生させるように構成したが、再
生信号をクロックに同期して順次サンプリングできるサ
ンプルホールド素子を複数直列接続したものであれば、
例えばスイッチトキャパシタフィルタのようなアナログ
素子であってもかまわない。
【0040】また、本実施の形態において係数器13、
33において、重み付け係数kは固定であるとしたが、
例えばジッタが最小となるように、最適値を自動探査す
るものであってもよい。
【0041】さらに、本実施の形態において、クロスト
ーク加減算処理をデジタル処理した後、DA変換(3
1)してPLL回路に供給するようにしたが、DA変換
せずに直接デジタルPLLを用いてクロックを抽出する
構成としてもよい。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図5は第2の実施の形態のブロック構成図を
示し、遅延素子を使わずとも精遅延調整ができる構成と
している。図5において、受光素子11a、11b、1
1c、係数器13a、13c、AD変換器14a、14
b、14c、第1のシフトレジスタ15(レジスタ15
a〜15h)、第2のシフトレジスタ25(レジスタ2
5a〜25d)、タップ切替手段26、27、加減算手
段30、DA変換器31、コンパレータ32、PLL回
路33、ジッタ検出手段35は図1で示されたものと同
等の機能を有するものである。
【0043】図5の構成において図1と異なるところ
は、1チャネルクロック周期T以下の遅延微調整を実行
するのに遅延素子を用いずに、第1、第2のラッチレジ
スタ41、42および第1、第2の補間演算手段43、
44で構成される補間手段によって近似的に遅延を発生
させていることにある。この機能について図5を参照し
ながら説明する。まず第2のAD変換器14bでサンプ
リングされ第2のシフトレジスタ25でチャネルクロッ
ク刻みで遅延補正されたサンプリングデータ(V n)は
ラッチレジスタ41および第1の補間演算手段43で構
成される遅延手段へ供給される。ここで、nTのタイミ
ングで補間演算手段43へ直接供給されるデータをVn
とする。ラッチレジスタ41は1チャネルクロック
(T)間サンプリングデータを保持しているから、ラッ
チレジスタ41から補間演算手段43へ供給されるデー
タは1チャネルクロック前すなわち(n−1)Tのタイ
ミングにおけるデータVn-1となる。ここで、最小化制
御手段46によって設定される遅延量が aT(0≦a
<1)であるとすると。上記補間演算手段43は V’= a×Vn-1 + (1−a)×Vn なる線形補間値V’を演算し、この補間値V’をデータ
n 代わりに出力し、加減算手段30に入力される。
【0044】上記演算はすべてのデータ系列において実
行され、その結果、図6に示されるように、近似的にa
Tだけ遅延したデータが得られる。第1のAD変換器1
4、シフトレジスタ15、ラッチレジスタ42、補間演
算手段44で構成される系についても同様の処理が施さ
れ、近似的にbT(0≦b<1)の遅延処理が実行され
る。遅延量a,bの最適化については、第1の実施の形
態で説明したのと同様、ジッタが最小になるように探査
すれば、高い精度で最適化することができる。上記実施
の形態では、精遅延手段は、サンプルホールド素子群に
よりサンプルホールドされた離散的な信号列より、任意
の係数(a,b)を用いた補間処理を実行する手段(4
1,42,43,44)により構成されている。
【0045】以上、本実施の形態によれば、サンプリン
グデータの補間処理を用いて遅延処理を実行することに
より、精遅延調整を近似的に実行することができる。こ
れにより、遅延素子12、22が不要となり、より、ロ
ーコスト化を実現することができる。
【0046】なお、本実施の形態において、補間演算手
段43、44は線形補間演算処理を実行するとしたが、
高次曲線補間を用いた方がより近似精度が高められる。
つまり、線形補間では、図6にも示されているように、
信号の曲率が大きい部分(極大・極小点付近)の誤差が
大きくなるといった課題が発生する。2次曲線補間等の
高次曲線補間を用いれば曲線部分も良く近似でき、誤差
は小さくなる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、遅延手段をクロ
ック同期で実行する粗遅延手段と1クロック以内の遅延
を連続的に発生させる精遅延手段を設けたことにより、
メインビームとサブビームのトラック接線方向の距離に
応じた時間差を精度良く補正することができる。さらに
ジッタを用いて最適遅延量の探査を実行することによっ
て、精度良く最適な遅延量を設定することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
信号再生装置のブロック図
【図2】同実施の形態における動作説明のためのタイミ
ングチャート
【図3】同実施の形態における動作説明のための特性図
【図4】同実施の形態における遅延量誤差と再生信号ジ
ッタの関係を示すグラフ図
【図5】本発明の第2の実施の形態における光ディスク
信号再生装置のブロック図
【図6】同実施の形態における動作説明のためのタイミ
ングチャート
【図7】従来の光ディスク再生装置のブロック図
【符号の説明】
11a,11b,11c 受光素子 12a,12b 可変遅延素子 13a,13c 係数器 14a,14b,14c AD変換器 15,25 シフトレジスタ 30 加減算手段 31 DA変換器 35 ジッタ検出器 36、46 最小化制御装置 41,42 ラッチレジスタ 43,44 補間演算手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク媒体に形成された互いに隣接す
    る複数のトラックに複数ビームを照射することにより記
    録信号を読み取り、各トラックに対応する複数の再生信
    号を生成し、該複数の再生信号により上記読み取り信号
    に含まれるクロストークをキャンセルして情報再生信号
    を生成する光ディスク信号再生装置において、 所定の再生信号を粗調整遅延させる粗遅延手段と、 上記所定の再生信号を前記粗遅延手段の最小遅延分解能
    より微細な精度で微調整遅延させる精遅延手段とを備え
    たことを特徴とする光ディスク信号再生装置。
  2. 【請求項2】前記情報再生信号のジッタを検出し、該ジ
    ッタが最小になるように前記精遅延手段および粗遅延手
    段の遅延量を制御する手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク信号再生装置。
  3. 【請求項3】前記粗遅延手段は、同期クロックに応じて
    動作する、直列接続されたサンプルホールド素子群によ
    り構成されたことを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク信号再生装置。
  4. 【請求項4】前記粗遅延手段の遅延量を、上記サンプル
    ホールド素子群の任意のサンプルホールド素子の出力を
    選択することにより段階的に設定する手段を有すること
    を特徴とする請求項3記載の光ディスク信号再生装置。
  5. 【請求項5】前記粗遅延手段は、上記サンプルホールド
    素子群により構成されたシフトレジスタにより構成され
    たことを特徴とする請求項3記載の光ディスク信号再生
    装置。
  6. 【請求項6】前記精遅延手段は任意の群遅延を発生させ
    るフィルターにより構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の光ディスク信号再生装置。
  7. 【請求項7】前記精遅延手段は、前記サンプルホールド
    素子群によりサンプルホールドされた離散的な信号列に
    より0以上1未満の任意の係数a,b、ただし0≦a<
    1、0≦b<1を用いた補間処理を実行する手段により
    構成されたことを特徴とする請求項3記載の光ディスク
    信号再生装置。
  8. 【請求項8】前記精遅延手段は連続的に遅延量が可変で
    き、前記粗遅延手段は前記クロック周期の整数倍刻みで
    遅延量が設定でき、上記精遅延手段の最大遅延量は上記
    クロック周期相当の遅延量以内であることを特徴とする
    請求項3記載の光ディスク信号再生装置。
  9. 【請求項9】光ディスク媒体に形成された互いに隣接す
    る複数のトラックに複数ビームを照射することにより記
    録信号を読み取り、各トラックに対応する複数の再生信
    号を生成し、該複数の再生信号より読み取り信号に含ま
    れるクロストークをキャンセルして情報再生信号を生成
    する光ディスク信号再生装置において、 所定の再生信号を遅延させる遅延手段と、 前記情報再生信号のジッタを検出する手段と、 該ジッタが最小になるように前記遅延手段の遅延量を制
    御する手段とを備えたことを特徴とする光ディスク信号
    再生装置。
  10. 【請求項10】上記遅延手段は、上記所定の再生信号を
    粗調整遅延させる粗遅延手段と、上記所定の再生信号を
    前記粗遅延手段の最小遅延分解能以下の精度で微調整遅
    延させる精遅延手段とを備えたことを特徴とする請求項
    9記載の光ディスク信号再生装置。
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