JP2000172824A - 不正複製防止方法、データ処理装置および医用画像装置 - Google Patents

不正複製防止方法、データ処理装置および医用画像装置

Info

Publication number
JP2000172824A
JP2000172824A JP10351347A JP35134798A JP2000172824A JP 2000172824 A JP2000172824 A JP 2000172824A JP 10351347 A JP10351347 A JP 10351347A JP 35134798 A JP35134798 A JP 35134798A JP 2000172824 A JP2000172824 A JP 2000172824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
license information
image
execution
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10351347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4091189B2 (ja
Inventor
Tatsuo Kawanaka
龍夫 川中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Yokogawa Medical System Ltd, Yokogawa Medical Systems Ltd filed Critical GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority to JP35134798A priority Critical patent/JP4091189B2/ja
Publication of JP2000172824A publication Critical patent/JP2000172824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4091189B2 publication Critical patent/JP4091189B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な手法でプログラムの不正複製を確実に
防止する不正複製防止方法、そのような不正複製防止手
段を備えたデータ処理装置および医用画像装置を実現す
る。 【解決手段】 実行後に自己破壊する作成プログラムに
よりライセンス情報304をデータ処理装置内に実行時
読み込みモジュール形式の情報として作成し、ライセン
ス情報を欠いてインストールされ、それを欠いた状態で
は不完全なプログラム300を、実行過程でライセンス
情報304を読み込んで実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正複製防止方
法、データ(data)処理装置および医用画像装置に
関し、特に、プログラム(program)の不正複製
を防止する方法、プログラムの不正複製を防止する手段
を備えたデータ処理装置および医用画像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理装置のプログラムには不正複
製防止対策が施される。そのような対策の1つとして、
データ処理装置にプログラムをインストール(inst
all)する際に、ユーザー(user)が例えばプロ
ダクトIDコード(product identifi
cation code)等特定の情報をプログラムに
書き込むことにより、プログラムが実行可能になるよう
にしたものがある。その他に、ユーザーが入力した特定
の情報をデータ処理装置に記憶し、実行時にプログラム
がこの情報を参照して使用者の正当性を判定する方法が
ある。
【0003】また、キー(key)情報を記憶したフレ
キシブル(flexible)磁気ディスク(dis
k)等をプログラムと一緒に頒布し、プログラムを使用
するときはフレキシブル磁気ディスクを必ず併用しなけ
ればならないようにして、正当な使用者だけがプログラ
ムを使用できるようにしたものや、特定のハードウェア
(hardware)をプログラムと一緒に頒布し、そ
れがデータ処理装置に組み込まれていることを条件とし
てプログラムの実行が可能になるようにしたものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
プログラムに特定の情報を書き込む方法は、プログラム
の一部に変更を加えるので、書き込み時の間違い等によ
りプログラムを損傷するおそれがあり、しかも、書き込
み後のプログラムは複製を防止する機能がないという問
題があった。
【0005】また、プログラム自身がデータ処理装置に
書き込まれた特定な情報を参照する方法は、ユーザーに
複雑な情報の書き込みを要求するので作業が煩雑とな
り、さらに、プログラム側でも情報判定のための特別な
処理手順が入るので能率が低下するという問題があっ
た。
【0006】また、フレキシブル磁気ディスクの併用は
情報媒体の信頼性が低いという問題があり、ハードウェ
アの併用はコスト高を招き、しかもプログラムのように
ネットワーク(network)を通じてオンライン
(on−line)で流通可能ものに比べて、流通過程
での取り扱いに制約が大きいという問題があった。ま
た、これらの媒体およびハードウェアはいずれも、紛失
した場合はプログラムの使用が不可能になるという問題
があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、簡素な手法でプログラムの
不正複製を確実に防止する不正複製防止方法、そのよう
な不正複製防止手段を備えたデータ処理装置および医用
画像装置を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の発明は、実行後に自己破壊する作成プログラ
ムによりライセンス情報をデータ処理装置内に実行時読
み込みモジュール形式の情報として作成し、前記ライセ
ンス情報を欠いて前記データ処理装置にインストールさ
れ、前記ライセンス情報を欠いた状態では不完全なプロ
グラムを、実行過程で前記ライセンス情報を読み込んで
実行する、ことを特徴とする不正複製防止方法である。
【0009】(2)上記の課題を解決する第2の発明
は、実行後に自己破壊する作成プログラムによりライセ
ンス情報を実行時読み込みモジュール形式の情報として
作成するライセンス情報作成手段と、前記ライセンス情
報を欠いてインストールされ、前記ライセンス情報を欠
いた状態では不完全なプログラムを、実行過程で前記ラ
イセンス情報を読み込んで実行するプログラム実行手段
と、を具備することを特徴とするデータ処理装置であ
る。
【0010】(3)上記の課題を解決する第3の発明
は、被検体についての画像を獲得する医用画像獲得手段
と、前記画像を処理する画像処理手段と、前記処理した
画像を表示する表示手段とを有する医用画像装置であっ
て、前記画像処理手段は、実行後に自己破壊する作成プ
ログラムによりライセンス情報を実行時読み込みモジュ
ール形式の情報として作成するライセンス情報作成手段
と、前記ライセンス情報を欠いてインストールされ、前
記ライセンス情報を欠いた状態では不完全なプログラム
を、実行過程で前記ライセンス情報を読み込んで実行す
るプログラム実行手段と、を具備することを特徴とする
医用画像装置である。
【0011】(作用)本発明では、プログラムの実行過
程でプログラム自身がライセンス情報を読み込み、完全
なプログラムとなって動作する。インストール状態での
プログラムはライセンス情報を欠いているので、複製し
ても本来の動作をしない。ライセンス情報は自己破壊型
のプログラムで作成するので1度しか作成できない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に、医用画像装置のブ
ロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施
の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の
装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動
作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が
示される。
【0013】図1に示すように、本装置は、信号採取部
2を有する。信号採取部2は、被検体4から医用画像生
成のための信号を採取するものである。信号採取部2
は、医用画像装置の種類に応じて様々な形態のものが用
いられる。
【0014】例えば、X線CT装置では、被検体4をス
キャン(scan)するX線照射・検出系を備えたガン
トリ(gantry)が用いられる。MRI装置では、
磁気共鳴を利用して被検体4から信号を採取するマグネ
ットシステム(magnetsystem)が用いられ
る。超音波撮像装置では、被検体4内に超音波を送波し
てそのエコー(echo)を受信する超音波プローブ
(probe)が用いられる。このような信号採取部2
は、いずれも既存のものを利用することができる。その
他の医用画像装置でも、その種類に応じてそれぞれ既存
のものを用いることができる。
【0015】信号採取部2は画像生成部6に接続され、
被検体4から採取した信号を画像生成部6に入力するよ
うになっている。画像生成部6は、信号採取部2から入
力された信号に基づいて画像を生成するようになってい
る。信号採取部2および画像生成部6は、本発明におけ
る医用画像獲得手段の実施の形態の一例である。
【0016】画像生成部6も、医用画像装置の種類に応
じて様々な形態のものが用いられる。例えば、X線CT
装置では、被検体4の複数ビュー(view)の投影デ
ータを逆投影して断層像を再構成する装置(コンピュー
タ(computer)等)が用いられる。MRI装置
では、磁気共鳴信号の逆フーリエ(Fourier)変
換により画像を再構成する装置(コンピュータ等)が用
いられる。超音波撮像装置では、超音波エコーの強度に
基づいてBモード(mode)像等を求める装置が用い
られる。これらの画像生成部6はいずれも既存のものを
用いることができる。その他の医用画像装置でも、その
種類に応じてそれぞれ既存のものを用いることができ
る。
【0017】画像生成部6には画像処理部8が接続され
ている。画像処理部8は、画像生成部6が生成した画像
を加工して、表示に適した画像を作成するものである。
画像処理部8は、本発明における画像処理手段の実施の
形態の一例である。画像処理部8は、例えばコンピュー
タ等を用いて構成される。画像処理部8の詳細な構成に
ついてはのちにあらためて説明する。
【0018】画像処理部8には表示部10が接続され、
画像処理部8から出力された画像およびその他の情報を
表示するようになっている。表示部10は、本発明にお
ける表示手段の実施の形態の一例である。表示部10は
例えばグラフィックディスプレー(graphic d
isplay)等で構成される。
【0019】画像処理部8には、また、外部入力部12
が接続されている。外部入力部12は画像処理部8にプ
ログラムやデータ等を入力するものである。外部入力部
12としては、例えば、光ディスク再生装置いわゆるC
DROMドライブ(compact disk rea
d−only−memory drive)、MOドラ
イブ(magnetic optical disk
drive)、FDD(flexible disk
drive)等、入力情報媒体の種類に応じて適宜のも
のが利用される。また、入力情報がインターネット(i
nternet)等のネットワーク上で流通するもので
ある場合は、それに対応した通信装置が用いられる。
【0020】以上の、信号採取部2、画像生成部6、画
像処理部8、表示部10および外部入力部12は制御部
14に接続されている。制御部14は例えばコンピュー
タ等を用いて構成される。制御部14は、それら各部に
制御信号を与えてその動作を制御するようになってい
る。また、各部から制御部14に状態報知信号等が入力
される。
【0021】制御部14には操作部16が接続され、操
作者により各種の指令や情報等を入力できるようになっ
ている。操作部16は、例えば、キーボード(keyb
oard)、マウス(mouse)等のポインティング
デバイス(pointingdevice)およびその
他の操作具を備えた操作卓等で構成される。画像処理部
8、表示部10、制御部14および操作部16からなる
部分は、本発明のデータ処理装置の実施の形態の一例で
ある。以下、データ処理装置が医用画像装置のためのデ
ータ処理装置である例で説明するが、データ処理装置は
それに限定するものではなく、例えばパーソナルコンピ
ュータ(personal computer)やエン
ジニアリングワークステーション(engineeri
ngwork station)等、一般的なデータ処
理装置であって良い。
【0022】図2に、画像処理部8のブロック図を示
す。同図に示すように、画像処理部8はCPU(cen
tral processing unit)802を
有する。CPU802には、バス(bus)804を介
してメインメモリ(mainmemory)806、外
部メモリ808およびインタフェース(interfa
ce)810,812,814,816が接続されてい
る。CPU802、メインメモリ806および外部メモ
リ808は、本発明におけるライセンス情報作成手段の
実施の形態の一例である。また、本発明におけるプログ
ラム実行手段の実施の形態の一例である。
【0023】メインメモリ806は例えばRAM(ra
ndom access memory)等により構成
される。外部メモリ808は例えばHDD(hard
disk drive)等により構成される。インタフ
ェース810,812,814,816は、それぞれ制
御部14、表示部10、画像生成部6および外部入力部
12のためのインタフェースである。
【0024】外部メモリ808は、CPU802が実行
する画像処理プログラムおよびその他の各種のプログラ
ムを記憶している。これらのプログラムは、外部入力部
12からインタフェース816を通じてインストールさ
れる。外部メモリ808は、また、インタフェース81
4を通じて画像生成部6から入力した画像データを記憶
する。さらに、画像データに各種の処理を施すための条
件を規定するデータ(条件データ)を記憶している。条
件データは、操作部16から制御部14およびインタフ
ェース810を通じて、設定および変更することが可能
になっている。外部メモリ808に記憶された画像は、
インタフェース812を通じて表示部10に与え、可視
像として表示できるようになっている。
【0025】外部メモリ808にインストールされるプ
ログラムのうち、不正複製防止対策を施したプログラム
の概念図を図3に示す。同図の(a)に示すように、プ
ログラム300は部分的に情報が欠けたブランク部30
2がある状態でインストールされる。プログラム300
はブランク部302がある状態では不完全なものであ
り、この部分に同図の(b)に示すようにライセンス
(license)情報304を補充して初めて正常に
動作するものである。
【0026】ライセンス情報304としては、例えば本
装置の機器番号等、ユーザーに固有の情報が用いられ
る。ユーザーに固有の情報は機器番号に限らず、例えば
イーサネット(ethernet)等のネットワークに
おける機器アドレス(address)等であっても良
く、要するにユーザーごとに独特(ユニーク:uniq
ue)な情報であれば良い。ライセンス情報304は、
本発明におけるライセンス情報の実施の形態の一例であ
る。
【0027】ライセンス情報304は、CPU802の
OS(operating system)における実
行時読み込みモジュール(module)の形式で、プ
ログラム300とは別体のものとして外部メモリ808
に記憶されている。実行時読み込みモジュールは、別
名、シェアドライブラリ(shared librar
y)またはダイナミックリンクライブラリ(dynam
ic link library)などと呼ばれ、常時
はプログラム本体と切り離されているが、プログラム実
行時の読み込みにより本体に組み込まれて使用され、実
行終了とともに切り離されるものである。
【0028】ライセンス情報304は、専用の作成プロ
グラムで作成される。作成プログラムは、1回だけ動作
した後に自ら破壊する自己破壊型のものである。また、
複製等のために読み出し等を行った場合も自己破壊す
る。作成プログラムは、プログラム300に添付して頒
布される。
【0029】プログラム300が例えばCD−ROMや
MO等の媒体で頒布されるときは、作成プログラムはそ
れとは別に、例えばフレキシブル磁気ディスク(FD)
等で頒布される。プログラム300がネットワークを通
じてオンラインで頒布されるときは、作成プログラムを
オンラインで別に頒布するようにしても良い。ライセン
ス情報304はモジュールとしてはかなり小さなものと
なるので、作成プログラムも小規模なものとなり、FD
や電子メール(E−mail)等により頒布するのは容
易である。
【0030】本装置の動作を説明する。操作部16を通
じて操作者から与えられる指令に基づき、制御部14に
よる制御の下で本装置の動作が進行する。図4に、プロ
グラムインストール時の本装置の動作のフロー(flo
w)図を示す。
【0031】操作者がプログラム300のインストール
を開始すると、ステップ(step)502で、ライセ
ンス情報の作成が表示部10を通じて操作者に要求され
る。そこで、ステップ504で、操作者は例えばFD等
で供給された作成プログラムを実行させる。作成プログ
ラムは、ユーザーに固有のライセンス情報304を実行
時読み込みモジュール形式で作成し、所定のアドレスに
記憶する。このように、ライセンス情報を作成プログラ
ムにより自動作成するので、従来のように操作者が複雑
なコード情報を手動入力する必要はなくなる。作成プロ
グラムはライセンス情報304を作成した後に自己破壊
する。
【0032】次に、ステップ506でライセンス情報3
04が完成したか否かが判定され、完成していれば、ス
テップ508でプログラム300のインストールを実行
する。インストールしたプログラム300は、図3の
(a)に示したようにブランク部302を有し、それ自
身では不完全なものである。このため、それをメモリか
ら読み出して複製しても、複製プログラムは他の装置で
は正常に動作しない。すなわち、実質的にプログラム3
00の不正複製を防止することができる。
【0033】インストール後に、本装置においてプログ
ラム300を実行したとき、プログラム300は、実行
時読み込みモジュールであるライセンス情報304を実
行過程において読み込む。これによって、プログラム3
00はブランク部302にライセンス情報304を補充
した完全なプログラムとして動作し、本来の機能を発揮
する。
【0034】ライセンス情報304が実行時読み込みモ
ジュールであることにより、プログラム300がこの情
報を使用する際は、OSに普通に備わる実行時読み込み
モジュール管理機能をそのまま利用することができる。
したがって、ライセンス情報304を使用するための特
別な手順をプログラム300に持たせる必要がないの
で、ライセンス情報304の使用に伴う処理時間の増加
は生じない。
【0035】また、プログラム300はユーザーがどこ
も書き換えないので、動作が不安定になるようなことも
ない。さらに、プログラム300は容易にバックアップ
(backup)媒体に保存することができるので、万
一故障した場合でも回復させることが容易である。もち
ろん、バックアップ媒体に保存したプログラム300は
本装置以外では無効である。
【0036】本装置にプログラム300をインストール
した後に、本装置とは別な同種の装置に他人等がプログ
ラム300をインストールしようとしても、ライセンス
情報を作成するプログラムはすでに自己破壊しているの
で、ライセンス情報の作成は不可能である。このため、
プログラム300はインストールされず、プログラム3
00の不正な複製を防止することができる。また、その
場合は図4に示したフロー図のステップ510で不正な
複製に対して警告が発せられる。また、作成プログラム
を複製しようとすると自己破壊するので、作成プログラ
ムを予め不正複製することも不可能である。
【0037】なお、例えば体験版プログラムとして、疑
似のライセンス情報を付加したプログラム300を頒布
し、プログラム300の一部の機能のみ、あるいは全機
能を期間限定で、動作可能とするようにしても良い。こ
れにより、体験版でプログラム300の主な特徴を確認
し、採用の可否を事前に検討することができる。そし
て、正式契約後にライセンス情報作成プログラムの供給
を受けて、プログラム300の全ての機能を制限なしに
利用する。
【0038】プログラム300が例えば画像処理プログ
ラムである場合の、本装置の動作を以下に説明する。図
5に、本装置の動作のフロー図を示す。画像処理プログ
ラムを起動すると、それにともなって上記のライセンス
情報が読み込まれて一体化され、完全な画像処理プログ
ラムとなる。
【0039】先ず、ステップ702で、操作者が操作部
16を操作して所望の画像を呼び出し、表示部10に表
示させる。これによって、例えば図6の(a)に示すよ
うな画面が表示部10に表示される。同図は脳の断層像
を示す画面の略図である。
【0040】次に、ステップ704で、操作者はこの画
像を観察して画像処理条件の変更の要否を判断する。例
えば、関心領域(ROI:region of int
erest)における画像の濃度分解能が病変部等を識
別するのに十分でないとき等は、画像処理のウィンドウ
幅(window width)やウィンドウレベル
(window level)が適切でない可能性があ
るので、画像処理条件すなわちウィンドウ幅およびウィ
ンドウレベルを変更することにする。なお、表示画像が
このままで満足できるものである場合は、以下の操作を
行わない。
【0041】次に、ステップ706で、ROIの中心を
例えばマウス等のポインティングデバイスで指定する。
すなわち、矢印で表されるポインタ(pointer)
でROIの中心を示してマウスボタン(mouse b
utton)を押す。このようなROI中心の指定に応
じて、ステップ708で、画像処理部8が、例えば図6
の(b)にハッチング(hatching)で示すよう
に、ROI中心を含む所定の区画40を形成する。
【0042】区画40の大きさは、そこに含まれる画像
データに対する下記の画像処理が、例えば、長くても1
00ms好ましくは30ms以内に完了できる程度とな
っている。このような区画は、全画面が例えば512x
512のマトリクスで構成される場合、256x256
程度のマトリクスとなる。
【0043】次に、ステップ710で、操作者は画像処
理条件の変更を行う。ここでは、例えばウィンドウ幅お
よびウィンドウレベルを変更するものとすると、例えば
マウスボタンを押したままでマウスを左右に動かすこと
によりウィンドウ幅の増減を行い、また、前後に動かす
ことによりウィンドウレベルの増減を行う。なお、ウィ
ンドウ幅およびウィンドウレベルの調整は、マウスに限
らず適宜の操作器で行うようにしても良いのはもちろん
である。
【0044】このようなウィンドウ幅およびウィンドウ
レベルの変更に応じて、画像処理部8は、ステップ71
2で、区画40に属する画像データについてウィンドウ
変更処理を行う。そして、ステップ714で、処理済み
の画像を画面上の区画40にはめ込み未処理部分と一緒
に表示する。
【0045】これによって、区画40の画像は例えば図
6の(c)に示すように、ウィンドウ幅およびウィンド
ウレベルの変更を反映した画像となる。条件変更に伴う
区画40の画像処理が例えば30ms程度の時間で行わ
れるので、連続的な条件変更の変更をリアルタイムに反
映した画像を表示することができる。
【0046】操作者はこのような画像を観察しながら、
区画40の画像が満足できる状態になるまでウィンドウ
幅およびウィンドウレベルの調整を続ける。これをフロ
ー図におけるステップ710〜716のループで示す。
条件変更の結果がリアルタイムで画像に反映されるの
で、調整作業を能率良く行うことができる。区画40の
画像が満足できる状態になったとき、操作者はマウスボ
タンから指をはなす。これによって画像処理条件が確定
する。なお、処理条件の確定は適宜キー操作によって行
うようにしても良い。
【0047】ウィンドウ幅およびウィンドウレベルの確
定を受けて、ステップ718で、画像処理部8は全画面
の画像データについて、最終的に確定した設定値による
ウィンドウ変更処理を行い、ステップ720で処理済み
の画像を表示部10に表示する。これによって、例えば
図6の(d)に示すように、画面全体が適正なウィンド
ウ幅およびウィンドウレベルで表示される。
【0048】このような画像処理が所望の画像について
それぞれ行われる。全ての画像の処理を終えて本プログ
ラムを終了させたとき、ライセンス情報がプログラム本
体から切り離される。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、簡素な手法でプログラムの不正複製を確実に防止
する不正複製防止方法、そのような不正複製防止手段を
備えたデータ処理装置および医用画像装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】図1に示した装置における画像処理部のブロッ
ク図である。
【図3】図1に示した装置におけるプログラムの概念図
である。
【図4】図3に示したプログラムをインストールする手
順のフロー図である。
【図5】図1に示した装置の動作のフロー図である。
【図6】図1に示した装置による画像表示の模式図であ
る。
【符号の説明】
2 信号採取部 4 被検体 6 画像生成部 8 画像処理部 10 表示部 12 外部入力部 14 制御部 16 操作部 300 プログラム 302 ブランク部 304 ライセンス情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行後に自己破壊する作成プログラムに
    よりライセンス情報をデータ処理装置内に実行時読み込
    みモジュール形式の情報として作成し、 前記ライセンス情報を欠いて前記データ処理装置にイン
    ストールされ、前記ライセンス情報を欠いた状態では不
    完全なプログラムを、実行過程で前記ライセンス情報を
    読み込んで実行する、ことを特徴とする不正複製防止方
    法。
  2. 【請求項2】 実行後に自己破壊する作成プログラムに
    よりライセンス情報を実行時読み込みモジュール形式の
    情報として作成するライセンス情報作成手段と、 前記ライセンス情報を欠いてインストールされ、前記ラ
    イセンス情報を欠いた状態では不完全なプログラムを、
    実行過程で前記ライセンス情報を読み込んで実行するプ
    ログラム実行手段と、を具備することを特徴とするデー
    タ処理装置。
  3. 【請求項3】 被検体についての画像を獲得する医用画
    像獲得手段と、前記画像を処理する画像処理手段と、前
    記処理した画像を表示する表示手段とを有する医用画像
    装置であって、 前記画像処理手段は、 実行後に自己破壊する作成プログラムによりライセンス
    情報を実行時読み込みモジュール形式の情報として作成
    するライセンス情報作成手段と、 前記ライセンス情報を欠いてインストールされ、前記ラ
    イセンス情報を欠いた状態では不完全なプログラムを、
    実行過程で前記ライセンス情報を読み込んで実行するプ
    ログラム実行手段と、を具備することを特徴とする医用
    画像装置。
JP35134798A 1998-12-10 1998-12-10 不正複製防止方法、データ処理装置および医用画像装置 Expired - Fee Related JP4091189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35134798A JP4091189B2 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 不正複製防止方法、データ処理装置および医用画像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35134798A JP4091189B2 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 不正複製防止方法、データ処理装置および医用画像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000172824A true JP2000172824A (ja) 2000-06-23
JP4091189B2 JP4091189B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=18416692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35134798A Expired - Fee Related JP4091189B2 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 不正複製防止方法、データ処理装置および医用画像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4091189B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015109057A (ja) * 2013-12-06 2015-06-11 セイコーエプソン株式会社 ライセンス管理サーバー、ライセンスシステム、ライセンス管理サーバーの制御方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015109057A (ja) * 2013-12-06 2015-06-11 セイコーエプソン株式会社 ライセンス管理サーバー、ライセンスシステム、ライセンス管理サーバーの制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4091189B2 (ja) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7512778B2 (en) Method for sharing host processor for non-operating system uses by generating a false remove signal
EP1084549B1 (en) Method of controlling usage of software components
JPH11134234A (ja) バックアップ・リストア方法およびその制御装置,並びにバックアップ・リストアプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
EP0745934A3 (en) File system for a data storage device having a power fail recovery mechanism for write/replace operations
CN101231683A (zh) 用于计算机系统的安全数据处理方法
US7228526B2 (en) Application imaging infrastructure
US7134050B2 (en) Method and system for containing software faults
US6904528B1 (en) Illegitimate duplication preventing method, data processing apparatus and medical imaging apparatus
JP4091189B2 (ja) 不正複製防止方法、データ処理装置および医用画像装置
JPH0814802B2 (ja) 電子プリントシステムの不揮発性メモリを交換する方法
JP2970589B2 (ja) 大規模メモリを用いた高速システム起動方式
US20040172426A1 (en) Method of and apparatus for taking back-up and checking alteration of data, and computer product
CN101034429A (zh) 非法复制防止方法,数据处理设备和医疗成像设备
KR20010081163A (ko) 불법 복제 방지 방법, 데이터 프로세싱 장치 및 의학용이미징 장치
CN1311483A (zh) 非法复制防止方法,数据处理设备和医疗成像设备
JPH11161523A (ja) 障害情報収集装置
US6675317B2 (en) Method and system for determining erase procedures run on a hard drive
JPH0962493A (ja) ソフトウェアインストールシステム
US7219256B2 (en) Method and apparatus for controlling data storage within a data storage system
JP2006099592A (ja) 記録媒体への書込みログ取得装置、方法およびそのためのプログラム
JPS62226216A (ja) システム立上げ方式
JP2001043080A (ja) プログラム保護方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2000163561A (ja) 画像処理方法および装置並びに医用画像装置
JP3171364B2 (ja) メモリ診断方法
JP3137075B2 (ja) マルチタスクプロセスにおけるプロセス生成方法及びプロセス生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees