JP2000172221A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2000172221A
JP2000172221A JP10347606A JP34760698A JP2000172221A JP 2000172221 A JP2000172221 A JP 2000172221A JP 10347606 A JP10347606 A JP 10347606A JP 34760698 A JP34760698 A JP 34760698A JP 2000172221 A JP2000172221 A JP 2000172221A
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video
image
video signal
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JP10347606A
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English (en)
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Masaomi Yamamoto
雅臣 山本
Ichiro Hokura
一郎 保倉
Hirofumi Maruyama
裕文 丸山
Yutaka Choji
裕 丁子
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プログラム単位で表示映像を更新できるように
する。 【解決手段】人を乗せて走行する移動体から見ることが
できる部位に、所定間隔で一列状態に配置された複数個
のディスプレイ装置6と、ディスプレイ装置に静止画映
像信号を供給する静止画映像信号記憶手段7と、静止画
映像信号記憶手段を制御する制御手段8と、ディスプレ
イ装置が設置された部位に移動体が位置することを検出
する検出センサと、複数のディスプレイ装置を間欠的に
表示するための照明装置とを有する。記憶装置には内容
の異なった複数のプログラムからなる静止画映像信号を
記憶してある。制御手段の制御により順次プログラムが
選択され、選択プログラムに対応する静止画映像信号が
ディスプレイ装置に供給される。これによって表示内容
の異なる複数の映像を例えば電車が通過するたびに切り
替えて表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレール上を走行する
電車や、エレベーター等のように人を乗せて走行、移動
する走行移動体に乗っている人が、連続動作映像(動画
像)あるいは静止映像として見ることができる映像表示
装置に関する。詳しくは、表示内容の異なる複数のプロ
グラムに対応する表示画像信号を表示するに当たり、移
動体が通過するごとに変更したり、時間帯によって表示
回数を変更できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の映像表示装置、例えば動画
像として見ることができる連続動作映像のための映像表
示装置は、人を乗せて移動体が走行する走行路の走行方
向に沿う壁面に、一列状態で所定間隔で配置され、全体
の映像として捉えたとき連続した映像となる複数の静止
画像表示装置と、これらの複数個の静止画像をそれぞれ
一斉に点滅照明することのできる点滅照明装置とで構成
されている。
【0003】例えば、「特開平5−27197号公報」
(文献1)には、走行路の走行方向に沿う壁面に、一列
状態の所定間隔で順次連続動作となる複数個の静止画を
配置した構成が開示されている。
【0004】また、「特開平2−201489号公報」
(文献2)には、光ファイバを使用した表示装置により
映像信号を表示するとともに、その映像信号が列車に追
随して移動する技術が開示されている。
【0005】さらに「特開平7―104693号公報」
(文献3)には、静止画を一列状態にならべて動画とし
て見えるために発光表示手段を用いることや、電車と同
じ速度で移動する文字表示装置が開示されている。また
発光手段は短時間発光を行うことが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した複
数の従来技術のうち、上述した文献1の開示技術では連
続動作となる画像を変更する場合、手作業で静止画を差
し替えなければならず、その作業が大変で、危険も伴
い、手数がかかるといった欠点があった。また、トンネ
ル内でこのような映像を表示する場合、1列車毎に静止
画の内容を変更することは不可能である。通過する列車
があるため危険を伴うからである。
【0007】文献2の技術は電光掲示ニュースのように
文字が移動する態様に的を絞った発明であり、順次連続
する静止画を供給することにより、乗客が動画像を見る
ことができるようにした技術については開示はない。
【0008】また、文献3の従来例にあっては、文字表
示を行うには電車の速度検出が常に必要であるといった
問題が生じ、また動画の表示において、発光表示手段が
短時間発光とのみ記載されているが、この発光の具体的
時間については何の記載も示唆もされていない。発光時
間はより自然で鮮明な連続動作映像や、見る者(乗客)
にとって静止して見える静止映像を実現する上で極めて
重要なファクタとなることが判明した。
【0009】本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑
み、映像ソースである静止画像の変更が極めて短時間に
でき、気軽に連続動作の画像を差し替えることができる
ようにすると共に、表示内容の異なる複数のプログラム
に対応する表示画像信号を表示するに当たり、移動体が
通過するごとに変更したり、時間帯によって表示回数を
変更できるようにして、自然で鮮明な複数の連続動作映
像や静止映像を見ることができる映像表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載したこの発明に係る映像表示装置で
は、人を乗せて走行する移動体から見ることができる部
位に、所定間隔で一列状態に配置された複数個のディス
プレイ装置と、この複数個のディスプレイ装置に静止画
映像信号を供給する静止画映像信号記憶手段と、この静
止画映像信号記憶手段を制御する制御手段と、上記複数
個のディスプレイ装置が設置された上記部位に、移動体
が位置することを検出する検出手段と、上記複数のディ
スプレイ装置を間欠的に表示するための照明装置とを有
する映像表示装置において、上記静止画映像信号記憶装
置はそれぞれ内容の異なった複数のプログラムからなる
静止画映像信号を記憶すると共に、上記制御手段の制御
により、順次上記プログラムが選択され、選択されたプ
ログラムに対応する静止画映像信号が上記ディスプレイ
装置に供給されることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載したこの発明に係る映像表
示装置では、人を乗せて走行する移動体から見ることが
できる部位に、所定間隔で一列状態に配置された複数個
のディスプレイ装置と、この複数個のディスプレイ装置
に静止画映像信号を供給する静止画映像信号記憶手段
と、この静止画映像信号記憶手段を制御する制御手段
と、上記複数個のディスプレイ装置が設置された上記部
位に、移動体が位置することを検出する検出手段と、上
記複数のディスプレイ装置を間欠的に表示するための照
明装置とをそれぞれ有すると共に、上記静止画映像信号
記憶手段にはそれぞれ内容の異なる複数のプログラムに
対応する静止画映像信号が記録され、上記制御手段の制
御により、上記複数のディスプレイ装置に供給される静
止画映像信号を、少なくとも上記プログラム単位毎に変
更することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載したこの発明に係る映像表
示装置では、人を乗せて走行する移動体から見ることが
できるトンネルの壁部に、所定間隔で一列状態に配置さ
れた複数個のディスプレイ装置と、この複数個のディス
プレイ装置に静止画映像信号を供給する静止画映像信号
記憶手段と、この静止画映像信号記憶手段を制御する制
御手段と、上記複数のディスプレイ装置を間欠的に表示
するための照明装置とを有する映像表示装置において、
上記静止画映像信号記憶手段にはそれぞれ内容の異なる
複数のプログラムに対応する静止画映像信号が記録され
ると共に、上記制御手段の制御により、プログラム毎
に、連続して上記ディスプレイ装置に表示される回数を
設定できるようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項5に記載したこの発明に係る映像表
示装置では、人を乗せて走行する移動体から見ることが
できるトンネルの壁部に、所定間隔で一列状態に配置さ
れた複数個のディスプレイ装置と、この複数個のディス
プレイ装置に静止画映像信号を供給する静止画映像信号
記憶手段と、この静止画映像信号記憶手段を制御する制
御手段と、上記複数のディスプレイ装置を間欠的に表示
するための照明装置とを有する映像表示装置において、
上記静止画映像信号記憶手段にはそれぞれ内容の異なる
複数のプログラムに対応する静止画映像信号が記録され
ると共に、各プログラムには表示時間帯に対する表示頻
度を示すデータが記憶され、上記制御手段は、上記表示
頻度データに基づいて当該表示時間帯における上記ディ
スプレイ装置に表示される上記プログラム毎の表示回数
が制御することを特徴とする。
【0014】この発明では、内容の異なる複数のプログ
ラムを記憶しておき、送出プログラムを適宜変更するこ
とによって、以下のような各種の表示態様を実現する。 (1)複数のプログラムを移動体である電車の通過のた
びに更新する。例えば内容の異なる5つのプログラムが
記憶されているときは、電車が通過すると次のプログラ
ムに変更されて表示の内容が変わる。5つのスポンサー
の映像をユーザに提供できる。一巡すると最初のプログ
ラム内容が再び表示される。 (2)表示頻度を変更する。例えば5回連続して同一ス
ポンサーの映像を提供した後は、次のスポンサーに変え
る。次のスポンサーの表示頻度が3回ならば、3回連続
してスポンサーの映像を提供する。 (3)表示頻度を時間帯によって変更する。例えば朝の
時間帯はプログラムが一巡する毎に1回の頻度で表示さ
れるのに対して夕方の時間帯では特定のプログラムの映
像をm回続けて表示する。このように送出プログラムの
内容の組み方で、異なる多数の表示態様を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。以下の実施形態は本発明
を連続動作の映像として見ることのできる連続映像表示
装置に適用した場合である。
【0016】図1は本発明が適用される実施の態様を示
すもので、レール2が施設された走行路3を、人を乗せ
て走行することができる移動体であるこの例では電車4
より、その窓4aを通して電車4から見ることのできる
部位、この例では走行路3が形成されたトンネル5の壁
面5aに、所定間隔で一列状態で映像ディスプレイ装置
(映像表示装置)6が配列されて映像表示装置1が構成
される。
【0017】ディスプレイ装置6としてこの例では複数
個のLED(ライトエミッティングダイオード)がマト
リックス状に配列された二次元表示装置(LED表示装
置)を使用した場合を示す。図2はLED表示装置6に
それぞれ連続動作となる静止映像信号を供給する連続動
作映像表示装置1を全体として示すものである。
【0018】図2において、図1と重複するところは同
じ番号を使用してその説明は省略する。
【0019】図2において、連続動作映像表示装置1は
LED表示装置6にそれぞれの静止映像信号を供給する
ための画像メモリ7と、この画像メモリ7を制御する画
像メモリ制御装置8とからなる映像信号供給装置9を有
し、さらにこの映像信号供給装置9とLED表示装置6
の間に設けられ、画像メモリ7からの静止画信号を間欠
的に前記複数個のLED表示装置6に供給するバッファ
メモリ10から構成されている。
【0020】画像メモリ7としてはランダムアクセスメ
モリ(RAM)などを使用することができる。画像メモ
リ7を用いた映像信号供給装置9から供給される順次連
続動作となる静止画信号は、動画的に動きが連続した画
像となるような映像信号であって、いわゆるアニメーシ
ョン動画を構成する1コマ1コマ毎の映像信号と同じも
のである。したがって映画フィルムの1コマ1コマのよ
うな静止画を表す信号でもある。
【0021】映像信号供給装置9には第1のモニタ13
と、第2のモニタ15と、画像入力装置14が接続され
ている。また映像信号供給装置9からの信号線12がバ
ッファメモリ10に接続されており、これによってバッ
ファメモリ10の動作が制御される。
【0022】以上のように構成された連続動作映像表示
装置1において、まず画像メモリ7への静止画信号の取
り込み動作について説明する。順次連続動作となる静止
画としては、跳躍するウサギを例示する。そしてそれぞ
れ違った窓4aから図3に示すようにウサギが跳躍して
見えるような静止画6A,6B,6C,6D,6Eを説
明する。
【0023】まず跳躍する前のウサギを示す静止画6A
を画像入力装置14から画像メモリ制御装置8に入力す
るとともにその静止画を第2のモニタ15で確認し、使
用するべき静止画として決定すれば、画像メモリ7の番
地を指定して静止画6Aを画像メモリ7に記憶する。
【0024】次にウサギの次のモーションを示す静止画
6Bを画像入力装置14にて画像メモリ制御装置8に取
り込むとともに第2のモニタ15でその画像を確認し、
画像メモリ7の別の番地を指定してその番地に静止画6
Bを記憶する。以下同様にして静止画6Eまでをそれぞ
れの番地を指定して画像メモリ7に記憶する。
【0025】記憶されたこれら5つの静止画は例えばマ
ルチディスプレイ式モニタ13にて同時に確認すること
ができる。
【0026】例として5枚の静止画で説明しているが、
もちろん本発明の実際の適用に際しては、最もポピュラ
ーな例として1秒間に30枚の静止画を例示すると、こ
の場合には例えば3秒間の表示を行うためには90枚の
静止画が必要であることはいうまでもない。以下は説明
を簡単にするために引き続き5枚の静止画を用いて説明
をする。
【0027】さて、画像メモリ制御装置8に静止画を入
力する画像入力装置14としては、まずテレシネが考え
られる。テレシネは通常の映画フィルムから1コマ1コ
マをテレビジョン信号に変換する装置であって、1秒間
に24コマの静止画を1秒間に30フレームのテレビジ
ョン信号に変換することができる。
【0028】コマーシャル用途の映像は通常銀塩フィル
ムで撮影することが一般的であることから、画像入力装
置14としてテレシネが用いられる。コマーシャル映像
であってもビデオカメラで撮影したとすれば、画像入力
装置14としては静止画再生機能付きのビデオテープレ
コーダ(VTR)などが使用される。さらにはアニメー
ション作成専用VTRを用いて原静止画を撮影した場合
にあってはこのVTRそのものが画像入力装置14とな
りうる。最終的に使用する動画映像が決定されているの
であれば、VTRの再生動画映像をそのまま画像メモリ
制御装置8に送れば、再生映像信号に含まれるフレーム
同期信号を検出してフレーム毎に画像メモリ7に記憶す
ることも可能である。
【0029】このようにして画像メモリ7に記憶された
5枚の静止画は、画像メモリ制御装置8の制御により転
送ライン11を介してバッファメモリ10に供給され
る。バッファメモリ10はそれぞれのLED表示装置6
に対応した番地を有する。従って画像メモリ7から供給
された静止画6Aは例えばバッファメモリ10の番地A
に格納されることになり、これによって図2のLED表
示装置6のうち一番右側のLED表示装置に静止画6A
が表示されることとされている。以下同様にしてバッフ
ァメモリ10から各LED表示装置6にそれぞれの静止
画が画像メモリ制御装置8によって制御されながら供給
される。
【0030】次に、バッファメモリ10からLED表示
装置6への静止画の供給について説明する。本発明は順
次連続動作となる静止画をならべて、電車の乗客が動画
として見える装置を提供することを目的としているの
で、LED表示装置6は間欠的な表示を行う必要があ
る。間欠的な表示については上記した3件の従来例たる
特許公開公報にも開示があるのでその詳細については説
明を省略するも、本発明の間欠的表示は従来例にはない
独特の間欠的表示を行うことを特徴としている。
【0031】すなわち、本発明においては画像メモリ制
御装置8によりバッファメモリ10を制御して図4に示
すように間欠的に静止画をLED表示装置に供給すると
ともに、静止画供給時間(表示時間)をt1とし、静止
画供給停止時間をt2とすると、100t1<t2なる
時間関係になるような間欠的表示を行うようにしてい
る。
【0032】画像メモリ制御装置8は信号線12を介し
てバッファメモリ10の動作を制御する制御信号(例え
ば図4例示の信号)をバッファメモリ10に送信する。
この制御信号を受けたバッファメモリ10は時間t1の
間、それぞれの番地に格納された静止画を、対応するそ
れぞれのLED表示装置6に同時に供給する。これによ
ってLED表示装置6は一斉にそれぞれの静止画を表示
する。
【0033】次に、時間t2の間、バッファメモリ10
はLED表示装置6への静止画の供給を停止する。これ
によって、LED表示装置は静止画の表示を停止し、表
示画面は暗くなる。
【0034】この動作を連続して行えば、LED表示装
置6はt1の時間だけ点灯し、t2の時間だけ暗くなる
点滅表示を行うことになる。本出願人の実験によれば、
t1とt2の関係は種々の条件にもよるが、200t1
=t2から1000t1=t2の間が最も自然で、ボケ
のない鮮明なスムーズな動きの動画が得られた。t1が
100t1=t2以下(即ち100t1>t2)である
と、動画としては満足すべきものが得られなかった。こ
れは人間の目の残像効果により、あるコマの静止画の点
灯時間が長いと次のコマを見てもこれら二つのコマが同
時に見えていることとなり、実際の見えかたとしては画
像が流れてボケてしまう、あるいは多重像となって見え
るためと考えられる。
【0035】上述した実験例は、隣りの静止画が1mm
ずれたとしてもその動きによりボケることなくその静止
画を視認できるものとした場合である。その場合、60
km/Hのときで表示装置間隔が後述するように53c
mとすると、そのときの最適表示時間t1としては、 t1=(1/30)秒×(1/530mm) となる。
【0036】上述した表示時間と表示停止時間との関係
は、電車の走行速度を始めとして、LED表示装置6の
発光光量、表示装置6の大きさなどによってその最適値
が相違することになるが、上述した範囲内にあれば殆ど
静止画がボケるようなことはなく、より鮮明な静止画と
して見ることができることが判明した。
【0037】このような表示時間に選定したときの電車
4とトンネル5内に設置した複数のLED表示装置6と
の関係を模式的に図示したのが図5である。ただし、こ
の図は電車5が通過する前若しくは通過した後でも映像
が表示されているように図示されているが、これはあく
までも模式的な図のためである。実際には電車5の先頭
が最初のLED表示装置6を通過してから電車5が通り
過ぎるまでの間だけ映像が表示されている。
【0038】間欠表示の制御としてバッファメモリ10
の出力の制御を行ったが、もちろん、LED表示装置の
電力(電源)を図4に示した関係となるように断続的に
供給することによっても同様な間欠表示が可能である。
【0039】さて、連続した静止画が動画として人間の
目に視認されるためには、映画の場合にあっては1秒間
に24コマ、テレビションの場合にあってはNTSC標
準では1秒間に30フレーム、PAL標準にあっては1
秒間に25フレームが必要とされている。従って通常の
動画映像を得るには最低24コマ/秒を必要とするが、
本実施形態では30フレーム/秒を例にとって説明す
る。
【0040】LED表示装置6を電車4のトンネル壁部
5aに設置する場合について、その設置間隔や表示装置
6の大きさ等について説明する。設置間隔は電車4の走
行速度によって、LED表示装置6の大きさは電車4と
壁面5aまでの対向距離などによって相違する。(表
1)は電車4の時速と秒速及び設置間隔について記した
ものである。
【0041】
【表1】
【0042】この(表1)から判るように、時速60k
mの移動体(電車4)は秒速では16.6mである。こ
の16.6mの間に30フレームの静止画が存在しなけ
ればならないので、設置間隔は16.6m/30=53
cmとなる。従って、用いるLED表示装置6の横方向
のサイズはこの設置間隔によって制限されることが判
る。
【0043】LED表示装置6が取り付けられる場所に
おける電車通過速度が定められていれば、必然的にLE
D表示装置6の設置間隔と大きさが決まる。上記した例
では時速が60kmであり、設置間隔は53cmである
ので、LED表示装置6の大きさは横幅50cm以下
(従って縦方向も50cm以下が望ましい)位が考えら
れる。しかし、電車4の窓際からこのLED表示装置ま
での間隔は通常50cm位しかないので、このことも考
慮すると、横幅25〜40cm位のLED表示装置6が
好適である。
【0044】電車4の速度がより速い場合には、それに
応じてLED表示装置6のサイズも大きくすることが可
能であることは、(表1)からも理解できることである
が、電車4の窓4aからLED表示装置6までの距離が
50cm位であると、あまり大きなLED表示装置を用
いても全体を視認できなくなるおそれがある。この距離
が1m、あるいは2mと離れるような場合で速度が速い
場合にはそれに応じてLED表示装置6の横幅を大きく
できることは上記した通りである。
【0045】上述の説明においては、ひとつの動画(1
つの整合性がとれる動画内容)を構成する順次連続動作
となる静止映像信号を画像メモリ7に格納するようにな
されているが、実際の用途においては内容の異なった複
数の動画内容が記憶される場合もある。例えば商品の宣
伝や広告などに用いる動画であるときは、提供するスポ
ンサーによってその動画内容が相違するからである。こ
のように動画内容が相違する場合であっても、これらの
動画内容(これをプログラムと称す)は何れも画像メモ
リ7に一旦ストアされる。
【0046】記憶されたこれら複数のプログラムのうち
の1つが、画像メモリ制御装置8の制御に基づいて画像
メモリ7からバッファメモリ10に供給され、そして間
欠的にLED表示装置6が駆動されて連続動作する映像
が表示される。
【0047】図6はこの画像メモリ7に記憶されている
複数のプログラムを模式的に表したものである。複数の
プログラムを画像メモリ7に記憶する場合には同図のよ
うに、例えばプログラムアドレス01には化粧品の宣伝
広告のために使用する静止映像信号が蓄積される。同様
にプログラムアドレス02には例えば乗用車の宣伝広告
のために使用する静止映像信号が蓄積される。因みに、
図6の例では同03にはハンバーガーの、同06にはコ
ーヒーの、同07にはウイスキーの、同08にはたばこ
の、同09には電気製品のそれぞれ宣伝広告用静止映像
信号が記憶されている。
【0048】どのように蓄積するかは任意であるが、例
えば画像入力装置14を用いて記憶する場合には次のよ
うになる。まず化粧品に関する静止映像信号であって所
定フレーム分を画像入力装置14から取り込んで、画像
メモリ7にアドレス01を与えて記憶する。次に乗用車
に関する所定フレーム数分の静止映像信号を画像入力装
置14から取り込んでアドレス02を指定して画像メモ
リ7に記憶する。以下順番に同様の手順にて残りの静止
映像信号を所定フレーム数分記憶する。
【0049】図6に示された複数のプログラムが記憶さ
れたリストをプログラムリストと呼称する。プログラム
リストは必要あればモニタ13や15で確認することが
できる。
【0050】画像メモリ制御装置8は通常パーソナルコ
ンピュータで構成することができる。図7にパーソナル
コンピュータを使用したときの画像メモリ制御装置8の
具体的な構成を示す。画像メモリ制御装置8は制御プロ
グラムが格納されたメモリであるROM81と、中央処
理装置CPU82と、制御情報を入力するキーボード8
3と、外部入力装置であるこの例ではマウス84とで構
成されている。
【0051】CPU82にはLED表示装置6が設置さ
れている場所に電車が接近したことを検出する検出装置
85からの検出信号が入力する。この例では電車の先端
部(運転者席)が通過したことを検出する検出センサー
85が電車先端部に最も近いLED表示装置6側に設置
されており、この通過を検出した信号がCPU82に供
給される。
【0052】CPU82がこの検出信号を受信すると、
CPU82は信号線12を介して上述した態様でバッフ
ァメモリ10に格納された静止映像信号をLED表示装
置6に送出するようにバッファメモリ10が制御され
る。
【0053】検出センサー85が動作している期間が経
過すると、つまり電車が通り過ぎると、CPU82は信
号線12を介して表示終了信号をバッファメモリ10に
送出し、LED表示装置6はプログラムリスト01に関
する化粧品の静止映像信号に関する連続動作表示を終了
する。
【0054】プログラムリスト01の送出が終了する
と、今度はCPU82はプログラムリストを01から0
2に変える。これによって画像メモリ7に記憶されてい
るプログラムリスト02、この例では乗用車に関する静
止映像信号がバッファメモリ10に送出され、バッファ
メモリ10の内容が化粧品から乗用車の映像情報に変更
される。
【0055】そして検出センサー85が次の電車が通過
したことを検出すれば、連続動作映像装置は上述したと
同じ動作を行い、別の映像の連続表示モードとなる。表
示動作が終了すればバッファメモリ10の内容をプログ
ラムリスト02から同03に書き換える。
【0056】以上の動作をフローチャートで示せば図8
のようになる。すなわちステップS1で初期モードとし
てバッファメモリ10にプログラムリスト01の内容を
格納しておく。次にステップS2で電車が到来したこと
を示す検出センサー85からの信号を待つ。検出センサ
ー85がオンになるとステップS3でCPU82はバッ
ファメモリ10を間欠的に駆動する。そしてステップS
4で検出センサー85がオフになったことを検出する
と、ステップS5でCPU82はバッファメモリ10の
動作を停止する。
【0057】次にステップS6で映像表示モードが継続
していることが確認されると、ステップS7でプログラ
ムリスト01を「1」だけインクリメントしてステップ
S1に戻り、同様な映像表示動作の待機状態となる。
【0058】映像表示モードが終了した場合にはこの映
像表示処理プログラムが終了する。このように映像表示
モード期間中は電車が通過するたびにプログラムリスト
が更新されるから、電車4が通過するたびに自動的に表
示する映像のプログラムが書き換えることができる。し
たがって、送出プログラムのプログラムの仕方によって
は乗客に提供する各プログラムの送出回数を同じにする
ことができる。
【0059】上述では電車の通過毎にプログラムリスト
を書き換えるようにしたが、電車の通過毎ではなく、例
えば5回通過する毎にプログラムリストを書き換えた
り、プログラム毎にその書き換えの頻度を異ならしめて
もよい。
【0060】例えばプログラムリスト01の化粧品につ
き3回連続に表示を行うとすると、化粧品に関する静止
映像信号をバッファメモリ10に送出するとともに、表
示頻度を示す頻度データとして「3」を指定する。この
頻度データが「0」になったとき、プログラムの書き換
え処理が行われる。これと同時に次のプログラムの頻度
データも併せて指定する。
【0061】このような処理を行うためには、図9に示
すようにまずステップS1で送出すべきプログラム#N
(N=1、・・・)の他に、その頻度データ#Mを入力
しておく。そしてステップS8で電車4の通過回数をカ
ウントし、#M=1となるまで同じプログラムを繰り返
す。#M=1となると、表示中止指令がない限り、プロ
グラム#Nのインクリメントと、新しいプログラムにお
ける頻度データ#Mの更新が行われ(ステップS7)、
その後ステップS1に戻る。
【0062】以上のことからプログラム毎に表示頻度を
設定することもできる。例えばプログラム01の化粧品
に関する静止映像信号は連続3回、プログラム02の乗
用車に関する静止映像信号は連続5回まで表示すること
も可能である。
【0063】あるいはまた、1日の時間帯の中で表示頻
度を変更することも可能である。例えば、ビールやウイ
スキーのような酒類の映像を表示するプログラムである
場合には、サラリーマンの帰宅時間をターゲットにすべ
く午後5時以降の時間帯に表示頻度を多くし、またハン
バーガーのように食品類の映像を表示するプログラムで
ある場合には、食事時間帯に的を絞ってその表示頻度を
多くするように、表示時間帯に応じて表示頻度を変更す
るようにプログラムすることも可能である。
【0064】表示プログラムの表示頻度をいろいろな条
件で変更するためには、その表示頻度と時間帯に関する
データを変更したり書き換えたりする必要がある。
【0065】図10には表示時間帯と表示頻度をそれぞ
れ考慮したプログラムリストを例示する。この例によれ
ば、プログラムリスト01の化粧品やプログラムリスト
02の乗用車は時間帯に関係なく常に一定の頻度で対応
する映像が表示され、プログラムリスト03のハンバー
ガーは11時から13時までの食事時間帯に集中して表
示され、プログラムリスト07のウイスキーやビールに
ついては17時から20時までの時間帯に集中して表示
される。
【0066】時間帯の決定や頻度の決定については図1
0の画面を例えばモニタ15に表示してキーボード83
やマウス84を利用しながらこれら時間帯や頻度のデー
タが入力される。
【0067】上述した表示態様としては、電車4が到来
してから通過するまでの時間だけ表示する例であるが、
この他にも例えば電車4が到来してから所定時間(例え
ば3秒なり、5秒なり)だけ表示することもできる。要
は、送出プログラムによって映像表示態様を自由に設定
することができる。
【0068】以上までの説明は画像入力装置14を用い
てプログラムリストを作成して直接画像メモリ7に記憶
する方法についてであるが、予め作成されたプログラム
リストを利用することも可能である。例えば近年電子カ
ードと称されるメモリを内臓したカードを利用すること
ができる。この場合には図10に示したプログラムリス
トを、対応する複数フレーム分の静止映像信号とともに
記憶した電子カードを利用する。この場合には画像メモ
リ制御装置8に差し込むことで、画像メモリ7の代替と
なる。
【0069】上述の映像表示動作は何れもスムーズな動
画表示を行う場合について述べたが、映像表現によって
は時としてわざとぎこちない動きをとることでより効果
をもたせることができる。いわゆるリミテッド・アニュ
メーションによる映像表示も考えられる。このような場
合においては、1秒間に30フレームの少しずつ異なっ
た静止画を表示するのではなくて、これよりも少ないフ
レーム数例えば15フレームの静止映像信号を1秒間に
30枚表示するようにすればよい。
【0070】このリミテッド・アニュメーションを実現
するには連続する静止画が記憶された画像メモリ7の静
止映像信号を複数のLED表示装置6で同時に使用する
ように画像メモリ7を制御する。
【0071】例えば画像メモリ7の1番目の静止映像信
号をバッファメモリ10の連続するアドレス(たとえば
AとB)に送出する。これによってバッファメモリ10
は2つの隣り合うLED表示装置に同じ静止映像信号が
送出される。画像メモリ7の2番目の静止映像信号(2
フレーム目の映像信号)は使用しないで、3番目の静止
映像信号をバッファメモリ10の連続するアドレス(例
えばCとD)に送出する。
【0072】このようにすれば通常の動画より半分の映
像情報で映像が表示されることになるので、人間の目に
はきわめてぎこちない動きと映り、リミテッド・アニュ
メーション効果を発揮する。
【0073】フレーム数を1/2に間引くと上述した動
作となる。フレーム数を1/3や1/4に間引き、連続
して3つあるいは4つのLED表示装置に同時に同じフ
レームの映像信号を供給して映像を表示することもでき
る。このように制御手段としてCPU82を用いれば、
画像メモリのアドレスを制御するだけで種々の映像表現
が可能となる。
【0074】以上の説明においては、表示装置6として
LED表示装置を例にとって説明をしたが、もちろんL
ED表示装置に代えて液晶表示装置(LCD表示装置)
を使用してもよい。液晶表示装置には反射型と透過型の
二つの方式があるが、いずれの場合にあっても点滅光源
としてストロボを使用することができる。透過型液晶表
示装置の場合にあっては、バックライト(間欠証明装
置)としてストロボが使用され、反射型液晶表示装置に
あっては単に照明装置としてストロボが使用される。
【0075】図11は液晶表示装置6を使用した映像表
示装置の一実施形態である。図11において図2と重複
するところはその説明を省略するが、本例においては複
数個のストロボライト20と、このストロボライト20
を駆動するストロボ駆動回路21が設けられている。画
像メモリ制御装置8から信号線12を介して出力される
画像の点滅制御信号はストロボ駆動回路21に供給さ
れ、これによってストロボライト20の点滅が制御され
る。
【0076】ストロボライト20を用いた場合でもその
点滅のデューティ比はLED表示装置の場合と同じであ
るから、ストロボ駆動回路21は図5に示したデューテ
ィ比で表される点滅制御信号に応答して動作する。
【0077】図11では液晶表示装置6のそれぞれに対
応して1個のストロボライト20が設けられているが、
使用する液晶表示装置6のサイズが横幅30〜50cm
位の大きさであれば、2以上の液晶表示装置、例えば2
つの液晶表示装置に1つのストロボライト20を使用す
るように共用化することもできる。
【0078】次に上述した実施形態のさらに変形例につ
いて説明する。第1に、上述では電車4に乗車している
乗客にとって連続的な動作となる静止画映像信号をそれ
ぞれの表示装置6に供給するようにした場合である。こ
れに対して乗客にとっては全く静止して見えるような静
止画映像信号をそれぞれの表示装置6に供給することも
できる。この場合には画像メモリ7には全く同じ映像信
号が記憶されている。図5と同じ条件で映像信号を同時
に表示装置6に供給すれば、図12のように全く静止し
た映像が車窓外に映し出されることは容易に理解でき
る。
【0079】このような静止画を供給するメリットとし
ては、例えば移動体の事業主が乗客に対して行うお知ら
せ(文字情報のみや文字情報と絵の組み合わせなど)
や、各種公共機関が提供する同様なお知らせのようなも
のは、何れも乗客にとっては静止画であった方がその内
容の判読が容易になるからである。この静止画は電車の
進行方向と逆方向に僅かに動いてもよい。
【0080】第2に、移動体として電車を説明したが、
この他にエレベータ、エスカレータ、動く歩道、遊園地
の乗物、道路などであってもよい。図13はエレベータ
にこの発明を適用した場合であって、空洞側壁70内に
一定の間隔を保持して複数個の表示装置6が上下に一列
となるように配列される(図14参照)。エレベータ7
2の上下動に伴って映像表示内容を逆転させて供給する
ことによって、エレベータ72に乗っている人は登りで
も降りでも、連続映像若しくは静止映像を見ることがで
きる。その他の内容については上述した実施形態を参照
されたい。
【0081】図15はエスカレータ74に乗っている人
が連続映像や静止映像を楽しめるようにしたもので、エ
スカレータ74の乗降に沿って複数の表示装置6が壁面
に設置される。そして走行速度に合わせて映像タイミン
グが調整される。
【0082】第3に、映像表示すべき映像ソースは、広
告や宣伝のためのコマーシャル映像の他に、上述したよ
うに地下鉄などの移動体営業主体のお知らせや、公共機
関のお知らせなどように文字情報を主体とした映像ソー
スが考えられる。
【0083】第4に、図2の例ではバッファメモリ10
を映像信号供給装置9側に設けた場合であるが、表示装
置6側のそれぞれにバッファメモリ10を内蔵させる構
成であってもよい。
【0084】この場合には、画像メモリ7からは同軸ケ
ーブル若しくは光ケーブルなどの単一の信号線をトンネ
ル内などに施設するだけで済む。それぞれの表示装置6
にはパケット通信によって必要な情報が伝達され、そし
て保存される。それぞれの表示装置6に対する制御信号
(表示タイミング信号や、電源制御信号など)も同一の
ケーブル線を使用して映像信号供給装置9側から伝送で
きる。
【0085】第5に、移動体の速度は一定であることを
前提にしたが、そうでない場合でもこの発明を適用でき
る。その場合には走行速度を検出し、その検出信号に基
づいてそれぞれの表示装置6における表示タイミングを
制御すれば、連続した映像若しくは静止した映像を見る
ことができる。
【0086】第6に、トンネル内にこの発明に係る映像
表示装置を適用する場合、その設置場所は問わない。ト
ンネルの出入り口付近やトンネル中央であってもよい。
同一トンネル内の複数箇所に設置することも可能であ
る。この場合、互いに連動して映像を表示することもで
きれば、独立して映像を表示することもできる。さら
に、駅間で映像表示に関するネットワークを構築しても
よい。緊急時などのときに対応できる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明にあっては以下に列挙する効果を得ることができ
る。
【0088】(1)請求項1記載の映像表示装置にあっ
ては、移動する走行体から連続する動画や、乗客にとっ
て静止している映像を見ることができると共に、メモリ
制御により表示すべきプログラム映像を自由に変更する
ことができ、したがって極めて不意の要求にも応じるこ
とができる。したがってこの発明に係る映像表示装置は
顧客対応度の高い広告宣伝装置を構築することができ
る。
【0089】(2)請求項2および3記載の映像表示装
置にあっては、電車が通過するたびに自動的に表示され
るプログラムが更新されるので、複数のプログラムであ
ってもそれぞれ等しい映像表示時間が確保される。した
がって本発明は顧客対応度の高い広告宣伝装置を構築す
ることができる。
【0090】(3)請求項4記載の映像表示装置にあっ
ては、顧客の要望により、映像表示頻度を多くすること
にも容易に対応でき、したがって本発明を広告宣伝装置
に適用する場合には、宣伝広告に対するコストパフォー
マンスのよい装置を提供できる。
【0091】(4)請求項5記載の映像表示装置にあっ
ては、映像表示頻度だけではなく、時間帯をもプログラ
ムの選択要素としているので、本発明はより高い宣伝広
告効果を有する装置に適用して好適である。
【0092】(5)請求項6,7,8記載の映像表示装
置にあっては、静止画映像信号記憶装置をICカードメ
モリや光ディスクまたは磁気ディスクを用いているので
全く別の場所で作成することもできる。したがって本発
明を広告宣伝装置に適用する場合には、多様な宣伝広告
プログラムが存在する中で、それらを作成するに適した
装置や人員を分離することなく、統合した形で作成でき
るなどと言った利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をトンネル内で使用する場合の実施の形
態の概略を示す説明図である。
【図2】本発明を連続動作の映像表示装置に適用したと
きの実施の形態の詳細を示す説明図である。
【図3】LED表示装置に静止画が映し出されたときの
車窓状態を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態における静止画の表示期間
と表示停止期間との関係を示す説明図である。
【図5】トンネル内を走行する電車とLED表示装置と
の関係を示す模式図である。
【図6】本発明の実施の形態のメモリの内容の詳細を示
す説明図である。
【図7】本発明の制御に係る要部を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の制御の一例を示すフロー
チャートである(その1)。
【図9】本発明の実施の形態の制御の一例を示すフロー
チャートである(その2)。
【図10】本発明の実施の形態のメモリの内容の詳細を
示す説明図である。
【図11】本発明の他の実施の形態である液晶表示装置
を用いたときの詳細を示す説明図である。
【図12】本発明の他の実施形態である乗客と正対する
静止した映像表示装置の関係を示す概念図である。
【図13】移動体がエレベータであるときの映像表示装
置の関係を示す概念図(正面図)である。
【図14】移動体がエレベータであるときの映像表示装
置の関係を示す図13の側面図である。
【図15】移動体がエスカレータであるときの映像表示
装置の関係を示す概念図である。
【符号の説明】
1・・・連続動作映像表示装置、2・・・レール、3・
・・走行路、4,4a・・・移動体及び窓、5,5a・
・・トンネル及び壁面、6,6A,6B,6C,6D,
6E・・・LED表示装置および静止画、7・・・画像
メモリ、8・・・画像メモリ制御装置、9・・・映像信
号供給装置、10・・・バッファメモリ、11,12・
・・送信線、13,15・・・モニタ、14・・・画像
入力装置、20・・・ストロボライト、21・・・スト
ロボライト駆動回路、81・・・リードオンリーメモリ
(ROM)、82・・・中央処理装置(CPU)、83
・・・キーボード、84・・・マウス、85・・・検出
センサー
フロントページの続き (72)発明者 丸山 裕文 神奈川県厚木市旭町4丁目14番1号 ソニ ーマーケティング株式会社内 (72)発明者 丁子 裕 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C080 AA07 AA10 BB05 DD13 EE17 GG01 GG08 JJ02 JJ04 JJ05 JJ06 JJ07 KK38 KK40

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人を乗せて走行する移動体から見ること
    ができる部位に、所定間隔で一列状態に配置された複数
    個のディスプレイ装置と、 この複数個のディスプレイ装置に静止画映像信号を供給
    する静止画映像信号記憶手段と、 この静止画映像信号記憶手段を制御する制御手段と、 上記複数個のディスプレイ装置が設置された上記部位に
    上記移動体が位置することを検出する検出手段と、 上記複数のディスプレイ装置を間欠的に表示するための
    照明装置とを有する映像表示装置において、 上記静止画映像信号記憶装置はそれぞれ内容の異なった
    複数のプログラムからなる静止画映像信号を記憶すると
    共に、 上記制御手段の制御により順次上記プログラムが選択さ
    れ、選択されたプログラムに対応する静止画映像信号が
    上記ディスプレイ装置に供給されることを特徴とする映
    像表示装置。
  2. 【請求項2】 人を乗せて走行する移動体から見ること
    ができる部位に、所定間隔で一列状態に配置された複数
    個のディスプレイ装置と、 この複数個のディスプレイ装置に静止画映像信号を供給
    する静止画映像信号記憶手段と、 この静止画映像信号記憶手段を制御する制御手段と、 上記複数個のディスプレイ装置が設置された上記部位に
    上記移動体が位置することを検出する検出手段と、 上記複数のディスプレイ装置を間欠的に表示するための
    照明装置とをそれぞれ有すると共に、 上記静止画映像信号記憶手段にはそれぞれ内容の異なる
    複数のプログラムに対応する静止画映像信号が記録さ
    れ、 上記制御手段の制御により、上記複数のディスプレイ装
    置に供給される静止画映像信号を、少なくとも上記プロ
    グラム単位毎に変更できるようにしたことを特徴とする
    映像表示装置。
  3. 【請求項3】 上記プログラム単位毎に行う変更は上記
    検出手段の検出信号が上記制御手段に入力される毎に行
    われることを特徴とする請求項2記載の映像表示装置。
  4. 【請求項4】 人を乗せて走行する移動体から見ること
    ができるトンネルの壁部に、所定間隔で一列状態に配置
    された複数個のディスプレイ装置と、 この複数個のディスプレイ装置に静止画映像信号を供給
    する静止画映像信号記憶手段と、 この静止画映像信号記憶手段を制御する制御手段と、 上記複数のディスプレイ装置を間欠的に表示するための
    照明装置とを有する映像表示装置において、 上記静止画映像信号記憶手段にはそれぞれ内容の異なる
    複数のプログラムに対応する静止画映像信号が記録され
    ると共に、 上記制御手段の制御により、プログラム毎に、連続して
    上記ディスプレイ装置に表示される回数を設定できるよ
    うにしたことを特徴とする映像表示装置。
  5. 【請求項5】 人を乗せて走行する移動体から見ること
    ができるトンネルの壁部に、所定間隔で一列状態に配置
    された複数個のディスプレイ装置と、 この複数個のディスプレイ装置に静止画映像信号を供給
    する静止画映像信号記憶手段と、 この静止画映像信号記憶手段を制御する制御手段と、 上記複数のディスプレイ装置を間欠的に表示するための
    照明装置とを有する映像表示装置において、 上記静止画映像信号記憶手段にはそれぞれ内容の異なる
    複数のプログラムに対応する静止画映像信号が記録され
    ると共に、 各プログラムには表示時間帯に対する表示頻度を示すデ
    ータが記憶され、 上記制御手段は、上記表示頻度データに基づいて当該表
    示時間帯における上記ディスプレイ装置に表示される上
    記プログラム毎の表示回数が制御することを特徴とする
    映像表示装置。
  6. 【請求項6】 上記静止画映像信号記憶手段はランダム
    アクセスメモリであることを特徴とする請求項5記載の
    映像表示装置。
  7. 【請求項7】 上記ランダムアクセスメモリは半導体メ
    モリであることを特徴とする請求項6記載の映像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 上記ランダムアクセスメモリは光ディス
    クまたは磁気ディスクであることを特徴とする請求項6
    記載の映像表示装置。
  9. 【請求項9】 上記静止画映像信号はそれぞれのディス
    プレイ装置に対して僅かずつ時間が異なり、上記移動体
    から見た場合に映像全体として連続動作となる映像信号
    であることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  10. 【請求項10】 上記静止画映像信号はそれぞれのディ
    スプレイ装置に対して僅かずつ時間が異なり、上記移動
    体から見た場合に映像全体として連続動作となる映像信
    号であることを特徴とする請求項2記載の映像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 上記静止画映像信号はそれぞれのディ
    スプレイ装置に対して僅かずつ時間が異なり、上記移動
    体から見た場合に映像全体として連続動作となる映像信
    号であることを特徴とする請求項4記載の映像表示装
    置。
  12. 【請求項12】 上記静止画映像信号はそれぞれのディ
    スプレイ装置に対して僅かずつ時間が異なり、上記移動
    体から見た場合に映像全体として連続動作となる映像信
    号であることを特徴とする請求項5記載の映像表示装
    置。
  13. 【請求項13】 上記静止画映像信号はそれぞれのディ
    スプレイ装置に対して全く同じ映像信号であって、上記
    移動体から見た場合でも映像全体として静止した映像と
    なる映像信号であることを特徴とする請求項1記載の映
    像表示装置。
  14. 【請求項14】 上記静止画映像信号はそれぞれのディ
    スプレイ装置に対して全く同じ映像信号であって、上記
    移動体から見た場合でも映像全体として静止した映像と
    なる映像信号であることを特徴とする請求項2記載の映
    像表示装置。
  15. 【請求項15】 上記静止画映像信号はそれぞれのディ
    スプレイ装置に対して全く同じ映像信号であって、上記
    移動体から見た場合でも映像全体として静止した映像と
    なる映像信号であることを特徴とする請求項4記載の映
    像表示装置。
  16. 【請求項16】 上記静止画映像信号はそれぞれのディ
    スプレイ装置に対して全く同じ映像信号であって、上記
    移動体から見た場合でも映像全体として静止した映像と
    なる映像信号であることを特徴とする請求項5記載の映
    像表示装置。
  17. 【請求項17】 上記ディスプレイ装置はライトエミテ
    ィングダイオードをマトリックス状に配列した二次元表
    示装置であることを特徴とする請求項1記載の映像表示
    装置。
  18. 【請求項18】 上記ディスプレイ装置はライトエミテ
    ィングダイオードをマトリックス状に配列した二次元表
    示装置であることを特徴とする請求項2記載の映像表示
    装置。
  19. 【請求項19】 上記ディスプレイ装置はライトエミテ
    ィングダイオードをマトリックス状に配列した二次元表
    示装置であることを特徴とする請求項4記載の映像表示
    装置。
  20. 【請求項20】 上記ディスプレイ装置はライトエミテ
    ィングダイオードをマトリックス状に配列した二次元表
    示装置であることを特徴とする請求項5記載の映像表示
    装置。
  21. 【請求項21】 上記ディスプレイ装置は透過型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はバックライトである
    ことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  22. 【請求項22】 上記ディスプレイ装置は透過型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はバックライトである
    ことを特徴とする請求項2記載の映像表示装置。
  23. 【請求項23】 上記ディスプレイ装置は透過型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はバックライトである
    ことを特徴とする請求項4記載の映像表示装置。
  24. 【請求項24】 上記ディスプレイ装置は透過型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はバックライトである
    ことを特徴とする請求項5記載の映像表示装置。
  25. 【請求項25】 上記バックライトはストロボライトで
    あることを特徴とする請求項24記載の映像表示装置。
  26. 【請求項26】 上記ディスプレイ装置は反射型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はストロボライトであ
    ることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  27. 【請求項27】 上記ディスプレイ装置は反射型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はストロボライトであ
    ることを特徴とする請求項2記載の映像表示装置。
  28. 【請求項28】 上記ディスプレイ装置は反射型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はストロボライトであ
    ることを特徴とする請求項4記載の映像表示装置。
  29. 【請求項29】 上記ディスプレイ装置は反射型液晶表
    示装置であり、上記間欠証明装置はストロボライトであ
    ることを特徴とする請求項5記載の映像表示装置。
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