JP2000172180A - 情報表示システム - Google Patents

情報表示システム

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JP2000172180A
JP2000172180A JP11311068A JP31106899A JP2000172180A JP 2000172180 A JP2000172180 A JP 2000172180A JP 11311068 A JP11311068 A JP 11311068A JP 31106899 A JP31106899 A JP 31106899A JP 2000172180 A JP2000172180 A JP 2000172180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、作業環境において使用さ
れ、作業環境における情報の効果的な利用、表示および
保存を容易にする情報表示システムを提供することであ
る。 【解決手段】 情報表示システムが開示されている。情
報表示システムを備えた作業領域および作業部を形成す
る作業環境も開示されている。情報表示システムは、取
り付け構造体に取り付けられるトラックシステムと、ト
ラックシステムに連結されて取り付け構造体に対して移
動する複数の表示パネルとを備えている。表示パネル
は、複数の表示パネルの回動および並進によって情報を
選択的に示して表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業環境で使用さ
れて1つまたは複数の作業部を提供する情報表示システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】広い作業環境では、個人または小グルー
プの作業者が使用する1つまたは複数の作業領域を形成
するために、分割または他の方法で構成できるグループ
作業空間を定めていることが周知である。作業領域は、
一般的に、パネル壁、作業面、収納ユニット、椅子また
は腰掛けなどの1つまたは複数の家具を、一般的に様々
な個別およびグループ活動で作業者を支援できるように
配置することによって、1つまたは複数の作業部を形成
するように構成されている。一般的に、そのような既知
の配置は、個別またはグループ活動の様々な組み合わせ
に求められる必要に応じて、非常に効率的に作業者自身
で個別およびチーム空間の迅速な構成および再構成を理
想的に実施できる、動的作業環境に使用するのには最適
ではない。最近では、融通性、再構成可能な作業領域、
および個人作業者や様々な大きさのプロジェクトチーム
の両方の様々な活動を支援する能力を必要とすることを
特徴とするこれらの動的作業環境が広まっており、一般
的に可動性を高めたそのような家具を備えている。
【0003】そのような作業空間の総ては、一般的に、
作業者が使用または共用できる、書類の形式で作製され
て、示されることが多い一連の情報を収容する必要があ
る。実際に、周知の作業環境では、1人または複数の作
業者の個別または共同活動を支援するように、情報の表
示を行うことが周知である。情報表示システムの基本的
な目的は、「情報の持続(information persistenc
e)」を容易にすること、すなわち、個人またはグルー
プに重要または有用になった時の情報の収集、情報の提
示および情報の保存を自由に実施できるようにする、情
報の提示用の組織フレーム構造(organizational frame
work)を提供することである。この目的は、最新の情報
を目立つように表示して、容易にアクセス(access)可
能にすることができるシステムによって最も達成され
る。しかし、一般的に作業環境内に設けられた垂直表面
および水平表面の両方を利用した、作業環境における情
報表示の既知の配置では、上記および他の所望の目的が
十分に達成されない。これは特に、動的作業環境に当て
はまる。
【0004】一部の典型的な作業環境では、全高壁、部
分高さパネル壁などの「固定」または「静止」垂直表面
に情報を表示するのがごく一般的である。固定壁は、一
般的に作業空間の区域分割を行い、同時に情報の目立つ
表示を行うための安定的な垂直表面(例えば、情報の
「タイリィング(tiling)」)を提供する。しかし、情
報の表示に使用できる垂直壁表面の量は限定されている
ので、表示できる情報量には、限界がある。さらに、固
定壁では、作業空間の再構成は、一般的に作業者自身で
はできない時間のかかる重労働であり、相当な事前計画
や工具および他の器具の使用が必要であるため、作業領
域を形成するための再構成を容易に実施することができ
ない。固定壁は、実質的に移動できず、一般的に情報の
表示用に配置されていないため、それらの効率は、さら
に制限される。また、そのような既知の配置の固定壁に
情報を示す一般的に知られている方法は、情報の最適な
持続性を達成するのに適した組織フレーム構造を提供し
ていない。一般的に知られている配置によれば、多くの
場合、垂直壁および表面に表示された情報によって作業
環境に与えられる視覚的効果すなわち「風景」が静止的
で常に「表示状態」にありがちで、例えば、比較的近づ
き難い場所に地図が掛かっている時、新しい物にしたり
交換することはめったにない。別の場合で、情報を垂直
表面に表示した方法によっては、それが消えたり汚れや
すい。すなわち、固定壁は、最適「情報持続」特性を充
分に達成することや、動的作業環境に必要な再構成可能
性を与えることができない。
【0005】また、デスク、テーブル、棚ユニットなど
の水平表面上に情報を積み重ねて表示および保存するこ
ともきわめて一般的である。しかし、作業環境内の水平
表面の量が限られていることを考えれば、そのような情
報は、一般的に「積み重ねられる」すなわち他の情報で
覆われるため、意図的または不注意から、他の情報がそ
の下側の情報に優先する。情報の層が水平表面上に形成
されると、作業者は、情報を必要時だけ他の情報の下方
から見つけだす方法を採るのが一般的である。このよう
に示された情報は、通常はアクセスのし易さを特徴とし
ているが、特に使用可能な作業空間に対して大量または
変動量の情報を収容する状況では、そのような情報は
「層」の再配列の際に忘れられたり、紛失したり、置き
間違えられることが多い。また、水平表面をこのように
使用する時、作業者は、低優位の情報の保管空間として
でなく、実際の作業面としてもっと利用すべき空間を奪
われる。このように水平表面を使用することは、情報を
非常に効果的な方法で理想的に使用、表示および保存
し、作業面を(各々がまったく異なった組み合わせの情
報を利用する必要または要望がある)複数の作業者で共
用できる動的作業環境に矛盾する。
【0006】懸架式表示パネルシステムが、固定壁また
は作業面のいずれを使用しても得られない顕著性および
アクセスし易さという利点を達成しようとする試みを示
している。しかし、懸架式表示パネルシステムは、特に
使用可能な作業空間に対して大量または変動量の情報を
収容する状況では、最適の「情報持続」特性を充分に達
成しない。懸架式表示パネルシステムは、作業領域内に
永久性が低いが目立つ情報表示用垂直表面を提供しよう
としている。懸架式表示パネルシステムは、可搬式で、
層状か他の配置で表示することができる、個別のパネル
を使用して様々な方式で情報を表示するために開発され
た。時には、これらの構造は、ある程度の再構成可能な
空間分割を行う配置を含むことができ、可動表示パネル
は、確かに情報を新しくしたり交換できるようにする。
しかし、そのようなシステムで表示パネルが可動である
ことによって、最適の情報持続性を与えるか、または効
果的な空間分割のためにボードを使用する場合のいずれ
にも、組織フレーム構造を「管理する」ことが困難にな
る。実際に、そのようなシステムは、様々な取り付け構
造体、例えばカート、頭上ビームまたは様々な構成を可
能にする他の構造体を含むことができるが、いずれもそ
のような管理に最適のフレーム構造を提供していない。
【0007】従って、作業環境で使用されて作業環境内
での情報の効果的な利用、表示および保存を容易にす
る、情報表示システムを提供することが好都合であろ
う。また、「情報の持続」、すなわち個人またはグルー
プに重要な情報の収集および保存をさらに効果的に容易
にして、情報を容易に利用でき、必要時に「露出」させ
ることができるが、必要ない時には「隠蔽」して、好都
合に固定的に収納することができる情報表示システムを
提供することが好都合であろう。さらに、垂直表面上の
情報の管理および使用を容易にして、最小量の作業空間
を占めながら大量の表示面を提供する、情報表示システ
ムを有することが好都合であろう。さらに、関連性があ
るが個別の分野の表示情報の分離、識別および連結のた
めの組織的配列を提供する、情報表示システムを有する
ことが好都合であろう。さらに、個人、小グループまた
は大グループの作業者が使用できるように容易に構成お
よび再構成することができる作業領域を形成するため
に、情報表示システムおよび関連構造体を用いた作業部
を提供することが好都合であろう。さらに、情報表示シ
ステムを含むことによって、作業部および作業領域を動
的に構成および再構成することができる作業環境を提供
することが好都合であろう。さらに、作業環境で使用さ
れて、作業日または作業週の途中でプロジェクト、仕事
および個人的休憩間での移行時に、作業空間または作業
部の視覚的内容(context)を効果的かつ完全に変化さ
せることができる情報表示システムを設けることが好都
合であろう。さらに、作業環境で使用されて、情報を見
ている個人または小グループに空間的包囲感(spatial
sensation of envelopment)や没頭感を喚起する表示ボ
ードの配置および釣り合い(proportion)を与える情報
表示システムを設けることが好都合であろう。
【0008】
【発明の概要】本発明は、情報表示システムに関する。
情報表示システムは、実質的に垂直の取り付け構造体に
取り付けられるトラックシステムと、取り付け構造体に
対して回動および並進の両方の移動を行うようにトラッ
クシステムに連結された複数の表示パネルとを備えてい
る。複数の表示パネルの少なくとも1つの表示パネル
は、複数の表示パネルの移動によって情報を選択的に示
して表示することができる。
【0009】本発明は、また、少なくとも1つの作業領
域を与える作業空間に関する。作業空間は、取り付け構
造体と、取り付け構造体に取り付けられたトラックシス
テムとを備えている。複数の表示ボードは、取り付け構
造体に対する回動およびトラックシステムに対する並進
の両方の移動を行うようにトラックシステムに取り付け
られている。表示ボードは、情報を表示することがで
き、表示ボードは、第1配置と、情報の少なくとも一部
を選択的に露出すると共に情報の少なくとも別の部分を
選択的に隠蔽する少なくとも1つの第2配置との間を移
動可能である。
【0010】本発明は、さらに、少なくとも1つの作業
領域を与える作業空間に関する。作業空間は、トランク
システムと、トラックシステムに対して第1配置および
少なくとも1つの第2配置の間で回動および並進の両方
の移動を行うようにトラックシステムに取り付けられて
情報を示す複数の表示パネルを含む情報表示システムと
を備えている。少なくとも1つの作業領域内のパネルの
第1配置は、パネルの情報を個人の作業者に表示するよ
うに構成され、少なくとも1つの作業領域内のパネルの
第2配置は、パネルの情報を作業者グループが共用でき
るように構成される。
【0011】本発明は、さらに、情報表示システムに関
する。情報表示システムは、少なくとも1つのレール
と、この少なくとも1つのレールに対して移動可能に取
り付けられた複数の表示ボードとを備えている。表示ボ
ードは、座った作業者との接触を避けるための隙間を表
示ボードの下方に設けることができる垂直高さで、少な
くとも1つのレールから片持ち式に延出している。
【0012】本発明は、さらに、情報表示システムに関
する。情報表示システムは、取り付け構造体に取り付け
られるトラックシステムと、取り付け構造体に対して移
動するようにトラックシステムに連結された複数のコン
テナとを備えている。複数のコンテナの各々は、第1表
示パネルおよび第2表示パネルを提供することができ
る。各表示パネルは、情報を示すことができ、その情報
は、複数のコンテナの移動によって選択的に示されて表
示されることができる。
【0013】本発明は、さらに、作業空間に関する。作
業空間は、取り付け構造体と、取り付け構造体に取り付
けられるトラックシステムとを備えている。複数の表示
パネルは、トラックシステムに沿って移動するようにト
ラックシステムに連結されている。表示パネルの少なく
とも1つを少なくとも部分的に隠蔽するように構成され
たドック領域がトラックシステムに沿って配置されてい
る。
【0014】本発明は、さらに、作業領域を定める作業
部に関する。作業領域は、作業領域の少なくとも一部分
にユーティリティを選択的に供給するために作業領域の
周囲を所定の経路に沿って移動可能な少なくとも1つの
ユーティリティ敷居部材を備えている。
【0015】本発明は、さらに、複数の表示パネルに含
まれる情報を共用している作業者グループを支援する固
定床空間の作業環境に関する。作業環境は、少なくとも
1つのレールに沿って第1配置と少なくとも1つの第2
配置との間を移動するように取り付けられた複数の表示
パネルを備えている。第1配置は、1人の作業者が実質
的に総ての使用可能な作業領域の床空間を使用できるよ
うにし、第2配置は、複数の作業者が使用可能な作業領
域の床空間を共有できるようにして、作業環境内にいる
作業者が床空間を利用し易くする。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照すると、本発明の好適
な実施形態および他の実施形態に従った1つまたは複数
の作業部を含むことができる作業環境に組み合わせて使
用できる情報表示システムが示されている。本発明の例
示または変更実施形態の目的として、作業環境は、一般
的に1人または複数の作業者用の作業空間を与えるいず
れの形式でもよい。作業空間は、たとえばプロジェクト
チームまたは部のメンバーが実施するような様々な個別
活動またはグループ活動に従事する作業者が使用する1
つまたは複数の作業領域を与えるために、分割または他
の方法で構成することができる。作業者およびその活動
を支援できるように1つまたは複数の家具を作業領域内
に設けることによって、作業環境内に作業部を構成する
ことができる。図面に示されているように、情報表示シ
ステムは、例えば情報の効果的な生成、利用および保
存、または活動のための作業領域の構成および再構成を
容易にすることによって、1人または複数の作業者の個
別または共同活動をそれぞれが支援するようにした様々
な配置で、作業環境または内部の作業部内で使用するこ
とができる。
【0017】特に好適な実施形態によれば、作業環境
は、少なくとも部分的に構造壁およびパネル壁システ
ム、例えば部分高さ仕切りの両方またはいずれか一方に
よって定められており、そのいずれも情報表示システム
の取り付け構造体になるであろう。実施形態を参照すれ
ば分かるように、作業環境および関連の作業部は、様々
な取り付け向きに構成された追加のパネル壁、椅子また
は他の腰掛け、保管または収納具、テーブルおよび他の
作業面、照明器具または装置と共に、作業環境で既知で
あって使用されている他の付属物、電子またはコンピュ
ータ装置および(配線などの関連接続を含む)他のシス
テムを含む様々な家具および他の関連部材を備えるよう
に構成することができる。変更実施形態によれば、1つ
または複数の家具は、情報表示システムのための取り付
け構造体になることができる。
【0018】図1を参照すると、本発明の実施形態に従
った作業空間を定める作業環境2aが示されている。作
業部4aおよび4bを含む作業領域は、作業環境2aに
よって定められた作業空間内に設けられている。作業部
4aおよび4bは、床118に立設された垂直パネル壁
282に沿って形成されており、1人または複数の作業
者114(別々の作業領域で独立的に作業している2人
の作業者が図示されている)が使用できるように構成で
き、1つまたは複数の家具を含むことができる。作業部
4aは、棚ユニット14、可動テーブル16および椅子
18を含み、作業部4bは、可動ファイルカート20、
可動テーブル16および椅子18を含んでいる。作業環
境2aは、また、情報表示システム6と、作業部4aお
よび4bのいずれかに組み合わせることができるユーテ
ィリティ敷居部材24とを備えている。
【0019】情報表示システム6は、コンテナ8として
示されている複数の情報収容構造体を備えている。各コ
ンテナ8は、右表示パネル44および左表示パネル44
として示されている2つの横パネルを含み、各表示パネ
ル44に1つの外表面40および1つの内表面42が設
けられおり、従って各コンテナ8は、情報の表示または
提示用に2つの外表面40および2つの内表面42を与
える。各コンテナ8は、パネル壁282として示されて
いる取り付け構造体に、取り付けアセンブリで取り付け
られた1組の水平レール30として示されているトラッ
クシステムに連結されている。図1に示されているよう
な特に好適な実施形態によれば、取り付けアセンブリ
は、コンテナをトラックシステムに沿って並進させるよ
うに構成された摺動機構と、各表示パネルを取り付け構
造体に対して垂直軸線回りに回動させるように構成され
た回動機構とを備えている。好適な実施形態によれば、
コンテナの各表示パネルが回動機構に連結されているた
め、一方の表示パネルが他方の表示パネルに対して回動
することができる。棚ユニット14と組み合わせて示さ
れているドック領域38は、作業部4a内の1つまたは
複数のコンテナ8を(可動テーブル16などの他の家具
と共に)好都合に収納するための所定の部分的に覆われ
た空間すなわち外囲部を形成している。
【0020】ユーティリティ敷居部材24は、パネル壁
282の側部に取り付けられた水平レール31として示
されているトラックシステムに連結されている。ユーテ
ィリティ敷居部材24は、ビーム49として示された水
平フレーム部材と支柱50として示された垂直フレーム
部材とを有する「L字形」フレームで形成されている。
ユーティリティ敷居部材24は、水平レール31に係合
した摺動機構54(1つまたは複数のグライドブロック
を含む)を有する取り付けアセンブリ52aと、ビーム
49に取り付けられた照明器具56と組み合わされたキ
ャノピ55とを備えており、ユーティリティ敷居部材2
4は、また、支柱50の基部に床ホィールアセンブリ5
8(例えば、キャスタなど)を備えている。図示のよう
に、ユーティリティ敷居部材24は、水平レール31上
をパネル壁282に沿って摺動すると共に、ホィールア
センブリで床118に沿って転がり移動するように構成
されている。特に好適な実施形態では、ユーティリティ
敷居部材は、図27および28に示されているように、
ユーティリティ(すなわち、音声、電力、データなど)
の供給または作業領域内で使用されるユーティリティと
の接続を行うように構成されている。
【0021】好適な実施形態によれば、情報表示システ
ムおよびその関連部材は、作業環境内に与えられた作業
空間内に様々な寸法の1つまたは複数の作業部または作
業領域を、例えば情報表示システムのコンテナおよび表
示パネルの両方またはいずれか一方、ユーティリティ敷
居部材、ドック領域および他の関連家具の選択的配置に
よって構成または再構成して、1人または複数の作業者
の個別またはグループ活動を支援するよう、直ちに簡単
に配置することができることに注意されたい。変更実施
形態によれば、コンテナおよび表示パネルの両方または
いずれか一方および家具を収納できる空間を与えるよう
に配置された様々な構造体または家具が単独で、または
組み合わされてドック領域を設けることができる。図1
の実施形態では、2つの作業部4aおよび4bが形成さ
れており、その各々は、情報表示システムによって提供
された表示パネルに示された情報を使用して個別の作業
に従事している個々の作業者114を支援するように構
成されている。
【0022】図1および他の図面に示されているよう
に、例えばコンテナと他のコンテナまたは関連の家具と
の相対位置の選択的配置か、コンテナに組み合わされた
表示パネルの回動状態の選択的配置によって、表示パネ
ルに含まれる情報を選択的に露出または隠蔽することが
できる。コンテナの一方の表示パネルの内表面がコンテ
ナの他方の表示パネルに対して隣接して平行に並ぶよう
に表示パネルの向きを定めた時、コンテナは「閉鎖」状
態にあると言うことができ、いずれの内表面に含まれる
情報も「隠蔽」されていると言うことができる。コンテ
ナの一方の表示パネルがコンテナの他方の表示パネルに
対して平行に並んだ位置から垂直軸線回りに回動した
時、コンテナは「開放」状態にあると言うことができ、
両内表面に含まれる情報が「露出」されていると言うこ
とができる(そうでなければ、遮蔽すなわち隠蔽されて
見えない)。コンテナの各表示パネルは、独立的に閉鎖
状態から90度回動することができ、各表示パネルが9
0度回動して表示パネルが180度を成して対向してい
る時、コンテナは「全開」状態にあり、両内表面の情報
が「露出」される一方、両外表面の情報が「隠蔽」され
る。図1を参照すると、コンテナ8は閉鎖され、コンテ
ナ8aおよび8bは部分的に開放しており(一方の表示
パネルが他方の表示パネルに対して90度回動してい
る)、全開状態のコンテナは図示されていない。表示パ
ネルの向きを様々に組み合わせて、ある表面が見えるか
否かによって情報を「露出」または「隠蔽」することが
できることがわかるであろう。図示のように、表示パネ
ルは、表示しようとする情報を含むか、情報を貼り付け
ることができる1つまたは複数の表示ボードで、一般的
には選択的に取り外し可能なボードまたはシートを含む
か、それらで構成することができる。
【0023】図2は、実施形態1および実施形態2に従
った情報表示システム6aおよび6bの基本的要素を示
している。実施形態1による情報表示システム6aは、
1対の水平レール30を含むトラックシステムに取り付
けられる構造の取り付けアセンブリ32を有するコンテ
ナ8を備えている。実施形態2による情報表示システム
6bは、単一の水平レール30を含むトラックシステム
に取り付けられる構造の取り付けアセンブリ33を有す
るコンテナ9を備えている。図示のように、取り付けア
センブリ32および取り付けアセンブリ33は、共に、
対応のコンテナ8および9をそれぞれの取り付け構造体
に対して回動させることもできる。実施形態1によれ
ば、各コンテナ8aは、2つの回動可能に連結された表
示パネル44(すなわち、図1に示されているもの)を
与えている。実施形態2によれば、各コンテナ9は、2
つの外表面40を有する(内表面がない)単一の表示パ
ネル44aを備えている。単一表示パネル44aは、取
り付け構造体に対して回動することができるように取り
付けアセンブリ33aに連結されている。当然ながら、
いずれの実施形態でも、コンテナの表示パネルの外表面
に含まれる情報は、通常、露出して見えるが、そのコン
テナが別のコンテナに近接した位置にある時(または、
適当なドック領域か、壁または他の家具に近接した位置
にある時)、隠蔽されるであろう。好適な実施形態によ
れば、表示パネルの数に関係なく、情報表示システム
は、表示パネル上に示された情報の露出および隠蔽を選
択的に行うことができるコンテナを含むであろう。
【0024】図2および図4に示されているように、情
報表示システム6のコンテナ8は、空間効率が高い垂直
向きの情報表示を行うことができる。その結果、この情
報表示システムを使用することによって、作業環境内で
情報の表示に使用できる総て垂直向きで目立つ空間を、
情報表示システムを含まない従来の作業環境に較べて増
加させることができる。図3を参照すると、従来の作業
環境2xが部屋(例えば、548センチ(18フィー
ト)×640センチ(21フィート)寸法の部屋)とし
て示されている。従来の作業環境2xは、4つの垂直壁
(3つの壁282が見える)と床118とを備えてお
り、従来の作業環境2xは、一定量の垂直壁表示面積と
一定量の作業空間または床空間とを有している。図示の
ように、3つの壁282の各々を使用すれば、従来の作
業環境2xは、一定数の表示ボード10(例えば、19
枚の表示ボードが示されている)を設けて、これらを壁
に取り付けるか、壁に沿って吊り下げるか、摺動式取り
付け接触面(interface)などで取り付けることができ
る(いずれの場合も、各表示ボードはそれを取り付ける
壁に平行である)。(例えば、各表示ボードは、91セ
ンチ(3フィート)×122センチ(4フィート)寸法
である。)図4を参照すると、作業環境2yが本発明の
実施形態に従った情報表示システム6を備えた部屋とし
て示されている。作業環境2yは、他の点では従来の作
業環境2xと同一寸法であり、従って同一量の垂直壁表
示面積および床空間を有しているが、1つの壁282に
情報表示システム6を設置することによって、作業環境
2yに含むことができる表示ボード10の数が相当に増
加する。実施形態に示されているように、情報表示シス
テム6は、単一の壁282に合計で112枚の表示ボー
ド10(28個のコンテナの各々に4枚の対応の表示パ
ネルが組み合わされている)を示すのに対して、従来の
作業環境2xでは、単一の壁282で7枚の表示ボード
10が示されるだけである(3つの見える壁総てを使用
しても、合計で19枚の表示ボードが示されるだけであ
る)。図3および図4を比較すればわかるように、好適
な実施形態に従った情報表示システムは、他の点では一
定量の壁空間または垂直表面積を有する作業環境内で表
示できる情報量を増加させる。図4および他の図面に示
されているように、情報表示システムはまた、或る作業
環境でアクセス、表示および保存を行う比較的大量の情
報の管理を容易にする。
【0025】図9および図10を参照すると、情報表示
システム6を含む作業部4bの実施形態が示されてい
る。情報表示システム6は、パネル壁280に取り付け
られた1組のレール30に沿って移動するように取り付
けられたコンテナ8d、8e、8f、8g、8h、8
i、8jおよび8kを含む。図9および図10は、作業
部4d内におけるコンテナ、ユーティリティ敷居部材2
4、ドック領域38aを形成する棚ユニット14と共
に、作業者114と、パネル壁280、テーブル16、
椅子18および可動ファイルユニット20を含む他の家
具の空間的関係を示している。図9に示されているよう
に、作業者114は、開放コンテナ8gのすぐ下方に水
平作業面66を与えるテーブル16の前の椅子18に腰
掛けており、作業者114は、従来の作業部の互いに固
定した壁に示された情報に対する場合と同様にして、表
示ボード10aおよび10bに示された情報に「没頭」
している。図9および図10に示されているような特に
好適な実施形態によれば、コンテナは、水平作業面およ
び作業領域内の他の家具の高さより上方であるが関連の
ユーティリティ敷居部材または他の構造体より下方で作
業部内をトラックシステムに沿って自由に移動できるよ
うに構成され、設置されている。
【0026】図10に示されているように、コンテナ8
gは、パネル壁280の側部に取り付けられたレール組
30に沿って並進できるように構成された取り付けアセ
ンブリ32を備えている。取り付けアセンブリ32は、
対応のレール組30に係合する1組の摺動機構34(そ
れぞれグライドブロックを含むように示されている)を
備えている。取り付けアセンブリ32は、また、コンテ
ナ8gの各表示パネル44がパネル壁280に対して閉
鎖状態から全開状態まで独立的に回動移動できるように
する回動機構36を備えている(例えば図30の(A)
ないし図30の(C)および図32ないし図36を参
照)。コンテナ8は、コンテナ8を閉鎖位置に保持する
ために係合することができるロック機構48を備えるこ
とができ、ロック機構48は、コンテナの各表示パネル
に組み合わされる部材を備えて、コンテナ8を開放する
ためには、これを解除しなければならないようにしてい
る(例えば図39を参照)。
【0027】やはり図10に示されているように、ユー
ティリティ敷居部材24は、パネル壁280の上部に取
り付けられたレール31として示されているトラックシ
ステムに沿って並進できるように構成された取り付けア
センブリ52を備えている。取り付けアセンブリ52
は、レール31に係合するグライドブロック102を含
むように示されている摺動機構54を備えている。取り
付けアセンブリ52は、また、パネル壁280の上部の
窪み部106内のたわみ導管74として示されているユ
ーティリティ引き込み線を備えて、ユーティリティ(例
えば音声、電力、データなど)をパネル壁280からユ
ーティリティ敷居部材24によって作業部4dに供給す
ることができる(図27および図28も参照された
い)。ユーティリティ敷居部材24の水平ビーム49
は、作業部4d内の他の家具より上方の高さに位置する
ように示されており、水平ビーム49には、さらに、キ
ャノピ55と、作業部4dの照明用の照明器具56とが
設けられている。ユーティリティ敷居部材24の垂直支
柱50は、作業部4d内の他の家具の外側へ横方向に距
離を置いて配置されているように示されており、垂直支
柱50は、床118上を転動してユーティリティ敷居部
材24がレール31に沿って移動し易くするホィールア
センブリ58も備えており、垂直支柱50には、作業部
4d内で使用する音声、電力およびデータ用の1つまた
は複数の接続具も設けられている(例えば図27および
図28を参照されたい)。ユーティリティ敷居部材24
は、レール31に沿って自由に移動でき、コンテナ(例
えばコンテナ8d、8e、8f、8g、8h、8i、8
jおよび8k)または(コンテナ用のドック領域38a
を形成する)棚ユニット14のいずれによっても妨害さ
れない。ユーティリティ敷居部材24自体は、棚ユニッ
ト14の上方に位置する時、「ドック」に入っていると
考えることができる。変更実施形態によれば、このユー
ティリティ敷居部材より大きく、あるいは(コンテナと
共に)ユーティリティ敷居部材の全体または一部を収容
することができる構造体によって設けられたドック領域
内で、ユーティリティ敷居部材を「ドックに入れる」こ
ともできる。
【0028】図5ないし図8を参照すると、本発明の実
施形態に従った情報表示システム6を備えた作業部4c
が作業環境内に示されている。作業部4cは、ベースパ
ネル壁280と、情報表示システム6のコンテナ8d、
8e、8f、8g、8h、8i、8jおよび8k用の2
つのパネル壁部分62および64(例えばカバー「パネ
ル覆い」を形成する部分高さ壁)として示されているド
ック領域38aとを備えている。作業部4cは、また、
可動テーブル16と可動収納ユニット260とを備えて
いる。装飾的表面または(例えば乾式消去「ホワイト」
(dry-erase"white")ボード288として示されてい
る)機能的表面処理部分をレール30間のベースパネル
壁280に設置して、情報の表示に用いられる追加垂直
表面を作業部4c内に設けてもよい。
【0029】図5ないし図8は、作業部4cを含むよう
に図示されている作業領域の視覚的内容すなわち「景
色」を、作業日または作業週などの途中でプロジェク
ト、仕事および個人的息抜き間で効果的かつ完全に変化
をさせることが、情報表示システム6では可能であるこ
とを示している。各コンテナの情報、内容および他のコ
ンテナおよび作業部内の他の家具との関係に応じて、情
報表示システムを使用して区域の状況(例えば空間的割
り当てまたは分割や作業者の向き)および作業部の内容
の状況(例えば機能的か、装飾的かといった情報の性質
および目的)を変更することができる。好適な実施形態
によれば、情報表示システムは、(作業空間を様々な寸
法の作業領域に分割するだけでなく、コンテナの内表面
および外表面に示されている情報の露出または隠蔽を行
うための)コンテナの物理的移動、コンテナの内表面お
よび外表面に示されている情報の露出または隠蔽を行う
ためのコンテナの開閉、コンテナに組み込まれた表示ボ
ードの変更、表示ボードに示されている情報の修正また
は変更を含む幾つかの方法で作業環境または作業部内の
「物理的」/区域的再構成および「視覚的」/内容的再
構成を容易する。好適な実施形態によれば、情報表示シ
ステムは、配置が可能であると共に、示されている情報
を見る個人またはグループ作業員の空間的包囲感および
没頭感を喚起するように大きさおよび釣り合いを定めた
表示パネルを含むであろう。図5ないし図8から明らか
なように、一旦作業環境内に設置されれば、一般的に
「固定的」と考えられるパネル壁および他の家具を移動
させる必要がない(そうでなければ、容易に再配置でき
ない)。
【0030】図5ないし図8に示されているように、8
個のコンテナを含む情報表示システム6によって、作業
部4c内に示される「景色」を容易に再構成することが
できる。図5では、8個のコンテナ総てがドック領域3
8a内に収容されているため、1つのコンテナ8kの1
つの外表面40だけが見え、その外表面40に装飾的画
像69aが付けられている。図6では、1つのコンテナ
8kがドック領域38aからドック領域38b(可動収
納ユニット21の上方の覆われていないが識別可能な空
間)へ移動済みであり、2つのコンテナ8jおよび8k
が開放しているので、作業部4c内に4つの内表面42
a、42bおよび42c(図6には3つの内表面しか見
えない)が1つの外表面40と共に見え、1つの機能画
像71aと3つの装飾画像69a、69bおよび69c
とが示されている。図7では、2つのコンテナ8kおよ
び8jがドック領域38aからドック領域38bへ移動
済みであり、2つのコンテナ8jおよび8iが開放して
いるので、作業部4c内に4つの内表面42c、42d
および42e(図7には3つの内表面しか見えない)が
1つの外表面40と共に見え、3つの機能画像71a、
71bおよび71cと1つの装飾画像69dとが示され
ている。図8では、4つのコンテナ8k、8j、8hお
よび8iがドック領域38aからドック領域38bへ移
動済みであり、2つのコンテナ8hおよび8gが開放し
ているので、作業部4c内に4つの内表面42f、42
gおよび42h(図8には3つの内表面しか見えない)
が1つの外表面40と共に見え、3つの機能画像71
d、71eおよび71fと1つの装飾画像69eとが示
されている。
【0031】図5ないし図8に示されている情報、画像
および配置は、例示にすぎない(実質的に概略的であ
る)ことに注意されたい。好適な実施形態によれば、コ
ンテナに組み込まれた表示パネルの内表面および外表面
は、プロジェクト作業、指示(instruction)、休憩お
よび気晴らしなどを容易にする雰囲気を、一人または複
数の作業者に与えるための、全体的または部分的に機能
的および装飾的の両方またはいずれか一方の様々な情報
および画像を与えることができる。作業部自体は、様々
な配置の移動および関係が可能なコンテナおよび表示パ
ネルの両方またはいずれか一方を増減する数で設けるこ
とができる。
【0032】図11ないし図26を参照すると、作業環
境および情報表示システムを含む作業部の実施形態が示
されている。図示のように、作業環境および関連の作業
部の区域状況(すなわち配置)および内容的状況の両方
は、情報表示システムの基本要素、ユーティリティ敷居
部材および他の可動家具の配置によって、すぐに簡単に
構成および再構成することができる。作業空間および作
業領域の空間の分割すなわち「区域的」再構成は、一旦
作業環境内に設置されれば移動のために相当な労力(例
えば分解、持ち上げなど)または工具を必要とする限
り、一般的に「固定的」と考えられるパネル壁および他
の家具などの「固定」部材の再配置を必要としない。ま
た、区域的再構成のために、個々の表示パネルを情報表
示システムから取り外したり、個別に再配置する必要が
ない。様々な寸法の作業空間および作業領域の視覚的変
更すなわち「内容的」再構成も同様に、作業環境内の
「固定」部材の再配置や、取り外した表示パネルの個別
の取り扱いを必要としないで行うことができる。好適な
実施形態によれば、「固定」家具および情報表示システ
ムおよび関連部材を作業環境内に最初に設置した後、個
々の作業者は、作業空間を1つまたは複数の作業領域お
よび作業部に、選択的に構成または再構成することがで
きるか、活動を支援するために必要に応じてコンテナを
選択的に配置して、関連の表示パネルに示されている情
報の露出または隠蔽を行うことができる。その結果、図
11ないし図26に示されているように、作業環境は、
大量の情報の作成、使用および保存を必要とする様々な
仕事および活動に従事している様々な作業者を支援する
ように、融通性のある動的な構成および再構成を行うこ
とが可能である。
【0033】図11ないし図17は、個人または小グル
ープ用の作業空間の形の作業環境2cを示している。作
業環境2cは、ベースパネル壁280および2つの端部
壁290および292を含むと共に、各側端部に棚ユニ
ット14(各々が「固定」構造体と考えられる)を備え
て、2つのほぼ対称的な作業空間3aおよび3b(ベー
スパネル壁280の各側に1つずつ)が形成され、これ
らは一例として固定量の床空間(例えば183センチ
(6フィート)×488センチ(16フィート)寸法)
を与えると考えることができる。作業空間3aは、複数
のコンテナ8d、8e、8f、8g、8h、8i、8j
および8kを含む情報表示システム6aを備えている。
作業空間3aは、また、端部パネル壁290および29
2と対応の棚ユニット14とによって形成されたコンテ
ナ用のドック領域38aおよび38bを備えている。作
業空間3aは、さらに、可動テーブル16および1つま
たは複数の椅子18を備えている。図11ないし図17
に示されている作業環境2cの作業空間3aにおいて、
1人または複数の作業者が使用する作業領域および作業
部の構成、およびコンテナに組み込まれた表示パネル
(すなわち内表面および外表面)に示された情報の露出
および隠蔽を行うためのコンテナ配置を含む、本発明の
実施形態に従った情報表示システム6aによって与えら
れる特徴を説明する。
【0034】図11を参照すると、作業空間3aは、ド
ック領域38a付近のテーブル16の前の椅子18に腰
掛けた1人の作業者114が使用中の1つの作業部4e
を作業領域に設けるように構成されている。作業者11
4は、コンテナ8fおよび8gを開放しており、他のコ
ンテナは、閉鎖され、2つのコンテナが各ドック領域3
8aおよび38bに収容されている。作業者114は、
作業空間3a内に設けられた固定床空間の全体に対応す
る(一点鎖線で示された)床空間部分118aを使用す
ることができるが、作業者114が実際に使用中の作業
空間の(点線で示された)作業部分119は、床空間部
分118aの一部分にすぎない。図12に示されている
ように、作業者114は、作業部4eを再構成している
が、やはり床空間部分118aを利用している。作業者
114は、開放したコンテナ8iおよび8jで作業を行
っており、テーブル16および椅子18と共に、作業空
間の中央でドック領域38b寄りに移動している。5つ
のコンテナ8d、8e、8f、8gおよび8hが閉鎖さ
れて、ドック領域38a付近へ移動しており(3つのコ
ンテナがドック入りしており)、2つのコンテナ8jお
よび8kが閉鎖されてドック領域38bに「ドック入
り」している。作業者114が実際に使用している作業
領域の作業部分119は、図11の場合よりわずかに大
きい(作業部4eの反対端部へ移動している)。
【0035】図13を参照すると、作業空間3aは、固
定の床空間を共有しているが個別に作業しているように
示されている2人の作業者114cおよび114d用の
2つの作業領域および2つの作業部4fおよび4gを設
けるように構成されている。開放コンテナ8gおよび閉
鎖コンテナ8hは、作業部4fおよび4g間の「境界」
を形成している。テーブル16aの前の椅子18aに腰
掛けて開放コンテナ8fで作業を行っている作業者11
4cは、一方の(一点鎖線で示された)床空間部分11
8bを使用しており、椅子18bに腰掛けてコンテナ8
hを移動中の作業者114dは、他方の(一点鎖線で示
された)床空間部分118cを使用している。各作業者
114cおよび114dは、それぞれドック領域38a
および38b内に3つのコンテナを有している。図14
を参照すると、作業空間3aは、3つの作業領域内の3
人の作業者114g、114hおよび114iが個別に
使用するように構成されている。(立っている)作業者
114gは、作業空間3aの中央の(点線で示された)
床空間部分118iを占めて、開放コンテナ8hおよび
閉鎖コンテナ8gで作業を行っている。作業者114h
および114iは、腰掛けて、それぞれ(点線で示され
た)床空間部分118kおよび118j内で、それぞれ
ドック領域38bおよび38a付近の表示ボードで作業
を行っている。
【0036】図15を参照すると、作業空間3aは、
(45度に部分開放している)開放コンテナ8gで一緒
に共同作業を行い、表示ボード10aおよび10b(す
なわち内表面)に示された情報を共有している2人の作
業者114e(立っている人)および114f(腰掛け
ている人)の小グループが使用する作業部4hを形成す
るように構成されている。開放コンテナは、(一点鎖線
で示された)中央床空間部分118dを定めている。開
放コンテナ8gの各側に、作業者114eおよび114
fが使用していないが、別のコンテナがある床空間部分
118eおよび118fが設けられている。図16を参
照すると、作業空間3aは、大グループの作業者114
が使用中の(例えば、プロジェクトチームがミーティン
グを行っている)単一の作業部4iを形成するように構
成されている。図示のように、グループ作業者114が
使用している(一点鎖線で示された)床空間部分118
gは、作業空間3a内に設けられた固定床空間の外まで
拡がっている。作業者114の注意は、作業空間3aの
中央の表示ボード10aおよび10b(すなわち内表
面)上の共通の興味を有する情報を示す全開コンテナ8
gに向けられており、開放コンテナ8fおよび8hも全
開コンテナ8gにすぐ隣接した位置で使用されており、
残りのコンテナは、ドック領域38aおよび38bに収
容されている。
【0037】図17を参照すると、作業空間3aは、移
行すなわち再構成状態に示されており、表示ボード10
bが作業者114jによってコンテナ8gから取り外さ
れている。別の作業者114kは、他で使用するか、保
管するように表示ボード10cを取り除いている。別の
作業者114mは、コンテナ8gおよび8fに取り付け
るための交換用(小型)表示ボード10dを運んでい
る。図11ないし図17に集合的に示されているよう
に、好適な実施形態よれば、情報表示システム6aで
は、作業空間内の物理的空間および視覚的効果を選択的
に変化させる幾つかの「方法」、すなわち、(他のコン
テナおよび家具の両方またはいずれか一方に関連させ
た)コンテナの移動による物理的空間の分割および視覚
的効果の変更の両方またはいずれか一方、情報の露出お
よび隠蔽を行うためにコンテナを開閉することによる物
理的空間の分割および視覚的効果の変更の両方またはい
ずれか一方、コンテナに組み込まれた表示ボードの取り
外しおよび置き換え、例えば交換による視覚的効果の変
更、およびコンテナに組み込まれた表示ボードの情報の
内容の修正(例えば、書き直し、消去、記入)による視
覚的効果の変更が可能である。
【0038】図18ないし図21は、本発明の実施形態
に従った1人の作業者(図示せず)用に構成された図1
1および図12に示されているものと同様な形式の作業
部4iを作業環境内に示している。作業部4iは、ベー
スパネル壁280と、情報表示システム6のコンテナ8
d、8e、8f、8g、8h、8i、8jおよび8k用
のドック領域38aを形成する棚ユニット14と、可動
テーブル16とを備えている。作業部4iは、また、パ
ネル壁280の上部のレール30に連結されて摺動する
ユーティリティ敷居部材24を備えている。図18およ
び図21に示されているように、作業部4iは、また、
目隠しスクリーン78として示されている後退可能な仕
切りを備えている(例えば、実施形態によれば巻き込み
戸と同様な形式であるが、様々な他の実施形態によれば
いずれの形式のスクリーン材でもよい)。目隠しスクリ
ーン78は、棚ユニット14の垂直リセス80内に設置
されており、選択的に(図18および図21に示されて
いるように)リセス80から引き出すか、ハンドル82
で(図19および図20に示されているように)リセス
80内に後退させることができる(パネル壁またはユー
ティリティ敷居部材または他の構造体に組み込まれた協
働ロック部材に係合して目隠しスクリーン78を保持す
るためのフックまたは止め金などのロック部材をハンド
ルに設けてもよい)。図18に示されているように、コ
ンテナ8d、8e、8f、8g、8h、8i、8jおよ
び8kがドック領域38a内に収納され、ユーティリテ
ィ敷居部材24がドック領域38aの上方に収納されて
いる状態で、目隠しスクリーン78を(例えばドック領
域の入口を横切るように)引き出すことによって、ドッ
ク領域38a内のコンテナおよび家具の隠蔽および固定
を行うことができる。従って、作業部4iは固定状態に
ある(例えば、91センチ(3フィート)×213セン
チ(7フィート)寸法のフットプリント内にコンパクト
に固定される)。図19では、目隠しスクリーン78
(見えない)が垂直リセス80内に後退しており、ドッ
ク領域38aの内容物のコンテナ8d、8e、8f、8
g、8h、8i、8jおよび8kおよび可動収納ユニッ
ト260が見える。図20では、作業部が「開放」して
おり、全開コンテナ8gおよび開放コンテナ8fが見え
ると共に、 可動テーブル16および可動収納ユニット
260も見えて使用することができる。図21では、ユ
ーティリティ敷居部材24が展開(レールに沿って移
動)して、可動収納ユニット260の上方に閉鎖コンテ
ナ8g用のドック領域38cを形成している。目隠しス
クリーン78がユーティリティ敷居部材24の垂直支柱
50に向けて引き出されて(点線で示された)床空間部
分118mを形成しており、その内部で作業者(図示せ
ず)は少なくともある程度のプライバシーを得ることが
できる。好適な実施形態によれば、図示のように、後退
可能な仕切りは、どのような材料または構造でもよく、
(例えば使用していない閉鎖作業部内の)安全と(使用
中の作業部内の)プライバシーとを与えるように構成さ
れている。
【0039】図22ないし図26は、活動に適した作業
領域を提供することによって、個別またはグループの活
動に従事している作業者を支援するように構成可能であ
るプロジェクトチーム空間3cとして示された作業空間
の形をした作業環境2dを示している。作業環境2d
は、1組のベースパネル壁280を備え、その各々に情
報表示システム6が設けられている。各情報表示システ
ム6は、(レール30に沿って移動できる)複数のコン
テナ8d、8e、8f、8g、8h、8i、8jおよび
8k;8m、8n、8p、8q、8r、8s、8tおよ
び8uと、(レール31に沿って移動できる)2対のユ
ーティリティ敷居部材24aおよび24b;24cおよ
び24dとを有している。作業環境2dは、棚ユニット
14と共にパネル壁部分88(「L」字形「パネル覆
い」)およびパネル壁部分90(「T」字形「パネル覆
い」)を備えており、その各々は、コンテナおよびユー
ティリティ敷居部材用のドック領域38aおよび38b
を形成するように構成されている。作業環境2dには、
可動テーブル16、可動収納ユニット260および可動
ファイルカート20も設けられている。
【0040】図22では、作業環境2dが、例えば一般
的に夜遅くか早朝で作業者がいない場合である非作動状
態にある。コンテナの総てと各ユーティリティ敷居部材
がそれぞれのドック領域内に固定して収納されている。
図23ないし図26では、作業環境2dが様々な例示の
作動状態に示されている。図23では、4人の作業者1
14n、114m、114pおよび114qが作業環境
2dに到着して、例えば一般的に大きいミーティングの
準備中の朝の場合で、個別に作業を行っている。作業空
間3は、各作業者114n、114m、114pおよび
114qがそれぞれ独立的に使用する床空間部分118
m、118n、118pおよび118qに分割されてい
る。作業者114nは、比較的大きい開放作業部4jと
して構成されているところで作業しており、作業者11
4mおよび114pは、それぞれ中間寸法の開放作業部
4kおよび4mとして構成されているところで作業して
おり、作業者114qは、比較的小さいが((一点鎖線
で示されている)目隠しスクリーン78を使用して形成
された)プライベート作業部4nで作業している。各作
業者は、情報の使用や作業環境2d内の固定床空間の分
割を目的として、コンテナおよびユーティリティ敷居部
材を展開している。図24では、例えば一般的にプロジ
ェクトチーム(例えば大きいグループの)ミーティング
中の場合で、大きいグループの作業者114が作業環境
2dに到着している。コンテナ8fないし8hおよび8
nないし8qが展開されて開放し、対応の表示ボードに
示されている情報を最大限に露出させている(例えば、
「劇場形表示」(theatredisplay)。大きい中央床空間
部分118を占める大きいチームミーティング空間がコ
ンテナおよびユーティリティ敷居部材の配置によって形
成されており、ほとんどの作業者がチームミーティング
空間にいる。3人の作業者114r、114sおよび1
14tは、それぞれドック流域38aおよび38b付近
の3つの個別の床空間部分118r、118sおよび1
18t内で個別に作業している(例えば、チームミーテ
ィング空間で、後に示すための表示ボードの検索または
準備の場合)。
【0041】図25では、例えば一般的にプロジェクト
チームミーティングの後のグループ会議の場合で、小グ
ループの作業者が作業環境2dにいる。(図24と比較
して)ユーティリティ敷居部材24aおよび24bを側
方へ移動させると共に、コンテナ8hおよび8iを展開
して対応の表示ボードに示されている情報を最大限に露
出させる(例えば、「劇場形表示」)ことによって、大
きい床空間部分118u(図26も参照されたい)を占
めるグループ会議空間が設けられている。それぞれユー
ティリティ敷居部材24aおよび24d、(ドック領域
38aおよび38bとして機能している)棚ユニット1
4aおよび14b、および閉鎖コンテナ8gおよび8t
によって定められた個別の床空間部分118zおよび1
18x内で2人の作業者114uおよび114vが独立
して個別に作業していることが図示されている。床空間
部分118zおよび118xは、それぞれ(図25に一
点鎖線で示されている)目隠しスクリーン78aおよび
78bを使用して個室化されている。床空間部分118
wは、ドック領域38a内の可動テーブル16の前に腰
掛けている個人の作業者114tによって使用されてい
る。床空間部分118yは、共同作業中の2人の作業者
114wおよび114xによって共用されている。図2
2ないし図26に示されているように、好適な実施形態
によれば、作業環境は、様々な種類のプロジェクト作業
に係わる個人、小グループまたは大グループの作業者用
の作業空間および作業部を提供するために構成および再
構成を容易に行うことができる。
【0042】図27ないし図28を参照すると、それぞ
れパネル壁280に関連したユーティリティ敷居部材2
4および24zの実施形態が示されている。図27で
は、ユーティリティ敷居部材24は、水平ビーム49お
よび垂直支柱50を有している。ビーム49は、照明器
具56とキャノピ55とを備えており、支柱50は、電
話94と音声、電力およびデータ信号の送り出し用アウ
トレット96(例えば従来型のアウトレットまたは接続
部)とを含むように図示されたユーティリティ送り出し
ゾーン92を備えている。ユーティリティ送り出しゾー
ン92には、可動テーブル16に載置されたポータブル
コンピュータ100と通信しているように示されている
赤外線ポート98も設けられている。ユーティリティ敷
居部材24は、パネル壁280の上部のレール31と接
触するグライドブロック102を有する取り付けアセン
ブリ52を備えている。(レール31は、また、ユーテ
ィリティ敷居部材24がレール31から滑り落ちないよ
うにするブロック140aとして示された「ストッパ」
を備えている。)たわみ導管74として示されているユ
ーティリティ引き込み線が取り付けアセンブリ52内に
設けられて、支柱50のユーティリティ送り出しゾーン
92につながっている。ユーティリティ敷居部材24が
並進(すなわち、レール31に沿って摺動)する時、た
わみ導管74は(点線で示されている)窪み部またはリ
セス106内をパネル壁280の上部に沿って移動す
る。たわみ導管74は、パネル壁280内を通る音声、
電力、データ配線(概略的に図示)に接続されてそれら
を含む。(特に好適な実施形態では、たわみ導管は、ケ
ーブルシェップ・ケーブル・キャリヤ・システムズ(Ka
belSchepp Cable Carrier Systems)からコンジュフレ
ックス(CONDUFLEX)の名前で入手できる形式のもので
ある。)ユーティリティ敷居部材24の支柱50は、ま
た、底部にホィールアセンブリ58を、側壁に沿ってハ
ンドル108を有している。
【0043】図27には、(ばね張力の作用で後退する
ことができる)巻取り式目隠しスクリーン78として示
されている後退可能な仕切りを含む(一点鎖線で示され
た)キャビネット12の形のドック領域38eも示され
ている。目隠しスクリーン78は、ローラ112に設け
られており、硬化加工した布材料製であって、キャビネ
ット12の垂直リセス80を通って延出し、目隠しスク
リーン78に設けられた止め金116がユーティリティ
敷居部材24のハンドル108に係合することによっ
て、目隠しスクリーン78を引き出し位置に保持して、
対応の作業部内にプライベート空間を形成することがで
きる。止め金116をハンドル108から離脱させる
と、ばね張力によって目隠しスクリーン78が垂直リセ
ス80を通ってキャビネット12内のローラ112上へ
後退する。
【0044】変更実施形態に従ったユーティリティ敷居
部材24zが図28に示されている(図27に示されて
いるユーティリティ敷居部材24と部部的に類似してい
る)。ユーティリティ敷居部材24zの取り付けアセン
ブリ52bは、パネル壁280の上部の溝120として
示されている軌道内を移動する1組のホィール58を備
えて、ユーティリティ敷居部材24zをパネル壁280
に対して並進(すなわち転がり移動)させることができ
る。ユーティリティ敷居部材24zにおいて、目隠しス
クリーン78として示されている後退可能な仕切りがユ
ーティリティ敷居部材24zの支柱50内のローラ11
2上に設けられており、(一点鎖線で示された)キャビ
ネット12上の止め金116がユーティリティ仕切り部
材24zのハンドル108に係合することによって、目
隠しスクリーン78を引き出し位置に(すなわち、ばね
張力に抗して)保持して対応の作業部内に空間を定める
ことができる。さらに図28の変更実施形態に示されて
いるように、ユーティリティ敷居部材24zのビーム4
9は、キャノピ79の下側に2つの蛍光灯60を設けて
いる。
【0045】特に好適な実施形態によれば、ユーティリ
ティ敷居部材のフレーム部材(例えば水平ビームおよび
垂直支柱)は、参考として本明細書に含まれる「家具シ
ステム」と題する米国特許第5,511,348号、お
よび参考として本明細書に含まれる1996年3月22
日に出願された「家具システム」と題する同時係属中の
米国特許出願第08/621,164号に開示されて、
米国ミシガン州、グランドラピッズのスチールケース社
(Steelcase Inc.)から入手できるコンジャンクション
(CONJUNCTION)(商標)スペースフレーム(Space Fra
me)に用いられているスペースフレームシステムと類似
した構造を有している。変更実施形態によれば、ユーテ
ィリティ敷居部材および関連部材(例えば、フレーム部
材、取り付けアセンブリ、ユーティリティ送り出しゾー
ン、照明器具、キャノピ、目隠しスクリーンなど)を様
々な構造にすることができる。
【0046】変更実施形態によれば、情報表示システム
の取り付け構造体は、様々な構造体にすることができ
る。例えば、図29を参照すると、棚ユニット28とし
て示された取り付け構造体が情報表示システム6用に設
けられている。情報表示システム6のコンテナ8は、取
り付けアセンブリ32(例えば図1に示されている形
式)によって、棚ユニット28(の前側および後側)に
取り付けられた1組のレール30に連結されている。ブ
ロック104bとして示されているストッパは、各レー
ル30の端部に設けられてコンテナ8の移動を停止させ
る(すなわち、コンテナの脱線を防止する)。棚ユニッ
ト28は、また、底部の脚部126間に可動テーブル1
6(または他の同様な可動家具)をコンテナ8の下方の
位置で通過させることができるように構成された開口1
24を備えている。棚ユニット28は、棚128の利用
と共に、コンテナ8の表示ボード10に示された情報の
表示(例えば露出および隠蔽)を行うことができるよう
にする。棚ユニット28は、また、コンテナ8の底部の
すぐ下方に(棚128の形の)作業面68を設けてい
る。他の変更実施形態によれば、トラックシステムを取
り付けることができる垂直支柱および水平ビームから成
る空間フレームシステムによって、取り付け構造体を設
けることができる。
【0047】他の図面に示されているように、好適な実
施形態によれば、情報表示システムのコンテナに組み込
まれた表示パネルを回動可能に連結して、1つの表示パ
ネルを他の表示パネルに対して(所定の移動経路で、例
えば90度)回動させることができる。図30の(A)
ないし図30の(C)は、実施形態に従った情報表示シ
ステムのコンテナおよび対応の表示パネルの移動を説明
するための概略図である。図30の(A)に示されてい
るように、コンテナ8dが閉鎖している(両表示パネル
が平行で閉鎖状態にある)時、コンテナ8dに横方向の
力を加えることによってコンテナ8dの取り付けアセン
ブリ32がトラックシステムすなわちレール30に沿っ
て並進すなわち摺動することができる(しかし、コンテ
ナ8dを開放させない)。図30の(B)に示されてい
るように、コンテナ8eを(ロック解除後に)開くため
には、各表示パネル46aおよび46bに対して分離力
を加える。特に好適な実施形態によれば、コンテナに
「停止作用」機構(例えば、デテント構造)を設けて、
表示パネルが閉鎖状態から45度まで回動した時に触覚
表示(tactile indication)を与え、分離力をさらに加
えた場合に、表示パネルが閉鎖状態から90度まで回動
した時に確実停止を行うようにする。図30の(C)に
示されているように、各表示パネル46aおよび46b
が閉鎖位置から90度まで回動する限り、コンテナ8e
は、全開状態になる。コンテナが全開状態にある時、コ
ンテナの適当な位置(例えば取り付けアセンブリまたは
その付近)に横方向の力を加えると、コンテナがトラッ
クまたはレールに沿って並進すなわち摺動することがで
きる。コンテナを閉鎖状態に戻すためには、分離力と反
対の方向の閉鎖力を加えなければならない。
【0048】図31ないし図52は、本発明の好適な実
施形態および他の実施形態に従った情報表示システムの
コンテナの構造および表示パネルの配置を示している。
しかし、好適な実施形態が示されているが、変更実施形
態によれば、情報表示システムは記載されているもの以
外の様々な構造および様々な関連機構を有する(図面に
示されているコンテナによって概略的に示されている)
様々な情報収容構造体を含むことができ、これらは総
て、本発明の範囲に入ることに注意することが重要であ
る。同様に、(図面に概略的に示されている)表示パネ
ルは、記載されているもの以外の様々な方式の表示ボー
ドまたは関連構造体または部材を含むように構成でき、
これらも総て、本発明の範囲に入ることに注意すること
が重要である。変更実施形態によれば、様々な表示ボー
ドキャリヤまたは取り付け接合部(interface)をコン
テナ内に使用することができる。
【0049】図31に示されている特に好適な実施形態
によれば、各コンテナは、各対応側面(lateral)表示
パネル用のコンテナの構造体となる側面(lateral)ア
ームアセンブリ130aおよび130b(図31には点
線で示されている)として示された2つの表示ボードキ
ャリヤを有している。図31に示されているように、表
示ボード10iおよび10j;10kおよび10mを、
それぞれ側面アームアセンブリ130aおよび130b
の各側部に取り付けることができるため、コンテナに合
計で4つの表示ボードを取り付けることができる。コン
テナは、各側面アームアセンブリ130aおよび130
bの各側部に、1つの内表面42および1つの外表面4
0(図31では見えない)を設けている。
【0050】図31を参照すると、ワイヤフレームホル
ダ134をコンテナ内にコンテナの取り付けアセンブリ
32の回動機構36の外管176の周囲に嵌められたフ
ック136で取り付けることもできる(変更実施形態に
よれば、ワイヤフレームホルダを外管176に固定する
ために1組の協働ワイヤフレームロック部材を設けても
よい)。コンテナはまた、ワイヤフレームホルダ134
の上下フレーム部材142上を摺動する(点線で示され
た)1組の上下溝144を設けたフレームを有する透明
フィルムパネル140として示されている補助表示パネ
ルを備えている。パネル140は、ファントムオーバー
レイ(phantom overlay)146(例えばコンテナの内
表面に示された情報に関連させて使用される記号を示す
ことができる)を与える。図31から明らかなように、
変更実施形態によれば、コンパートメント、パウチ、タ
ブレット(tablet)などの他の付属物をコンテナ内にワ
イヤフレームホルダ上で設けることができる。
【0051】図31の実施形態では、コンテナは、閉鎖
状態にある時にコンテナの内容物を固定するためのロッ
ク機構147を備えている。図示のように、ロック機構
147は、コンテナの表示パネル46aの回動式前キャ
ップ150に設けられたスロット148と、コンテナの
表示パネル46bの前部材154から突出してスロット
に係合するタブ214とによって構成されている。ロッ
ク部材の係合によって、コンテナの内容物が固定され、
ロック解除によってコンテナが開放できるようになる。
好適な別の実施形態によれば、本開示を読んだ専門家に
は、既知の様々な協働ロック部材または他のロック機構
を用いてもよい。
【0052】図32ないし図36に示されているよう
に、好適な実施形態によれば、取り付けアセンブリは、
並進すなわち摺動機構34および回動機構36の両方を
備えている。摺動機構34は、(例えば上側および下側
の)1組のグライドブロック102が壁などの取り付け
構造体に取り付けられた対応組のレール30に係合する
ことによって構成されている。(特に好適な実施形態に
よれば、取り付けアセンブリおよびレールの摺動機構
は、トムソン・インダストリーズ社(ThomsonIndustrie
s, Inc.)のリニヤ・モーション・システムズ部からア
キュグライド(AccuGlide)の名前で市販されている線
形ガイドシステムを含む。)図示のように、レール30
にボールデテント164を設けて、グライドブロック1
02と接触した時に触覚または可聴フィードバックとわ
ずかな保持力とを与えてもよく、またレール30に視覚
記号166を付けて、レール30に沿ったコンテナの移
動距離または位置を表すこともできる。変更実施形態で
は、取り付け構造体に対するコンテナの並進を摺動また
は転動の様々な他の機構、例えば溝内を移動する回転ホ
ィールなどで行うこともできる。情報表示システムのコ
ンテナ用およびユーティリティ敷居部材などの他の可動
部材用の取り付けアセンブリが部品または基本構成要素
を共用することもできることに注意されたい。
【0053】図32ないし図36を参照すると、コンテ
ナの各側面アームアセンブリ130aおよび130bが
取り付けアセンブリの回動機構36に連結されて、一方
の側面アームアセンブリ130aが他方の側面アームア
センブリ130bに対して回動できるようにしている。
取り付けアセンブリの各グライドブロック102に固定
ベースハブ162が(ねじとして示されている締結具
で)取り付けられている。図32に示されているよう
に、回動機構36は、各端部でベースハブ162内に
(ねじとして示されている締結具で)取り付けられた固
定内管170と、側面アームアセンブリのベースフレー
ム部材180にそれぞれ対応した1対の外管176aお
よび176bとを備えている。外管176aおよび17
6bの各々は、(図37および図38に示されているよ
うにずらして)各側面アームアセンブリ130aおよび
130bのベースフレーム180に取り付けられて固定
内管170に嵌め付けられており、外管176aおよび
176bの各々は、固定内管170に対して独立的に所
定の移動範囲内で回転可能でもある。外管176aおよ
び176bにセレーション298(例えば小さい服従
(compliant)インデックス歯)を設けて、固定内管1
70に取り付けられた時に接合面で緩く噛み合うことに
よって、通常の作動で各側面アームアセンブリ130a
および130b間にわずかな保持力(一方の表示パネル
を他方の表示パネルに対して選択的に回動させる時には
克服される)を与えている。
【0054】固定内管にデテント輪郭(detent profil
e)184として示されている輪郭を有する1組のスロ
ット182が設けられており、外管176aおよび17
6b(の穴187)に螺着されたガイドピン174のね
じのない端部186がスロットから固定内管170に嵌
め込まれている。スロット182のデテント輪郭184
は、ガイドピン174と協働してコンテナの各側面アー
ムアセンブリの移動経路を定めるように(図のように)
形成されている。例えば図32、図33および図36を
参照すると、デテント輪郭184は、平坦な中央部分で
連結された丸い端部185を有している。図34および
図35は、上側外管176aおよび下側外管176bと
内管170との相互作用を示しており、各側面アームア
センブリが所定位置(例えば閉鎖状態、および閉鎖状態
から90度)まで回動した時、各側面アームアセンブリ
の移動経路が物理的ストッパで終了し、デテント輪郭
は、また、対応の側面アームアセンブリが他の所定位置
(例えば閉鎖状態から45度)まで回動した時に触覚
「ストッパ」または「休止」(例えばわずかな保持力)
および可聴フィードバックを与える形状を有することも
できる。好適な実施形態によれば、デテント輪郭の中央
部分が服従材料(compliant material)を含み、ガイド
ピンのねじなし端部の直径よりわずかに小さい幅を有し
ている一方、丸い端部はガイドピンのねじなし端部と実
質的に同一の直径を有している。
【0055】図37ないし図39を参照すると、実施形
態に従ったコンテナの側面アームアセンブリ130aお
よび130bが示されている。側面アームアセンブリ1
30aおよび130bの各々は、同一構造であり、外管
176aおよび176bに連結されたベースフレーム1
80と、端部フレーム188と、上側および下側外フレ
ーム部材190aおよび190bとを備えている。端部
フレーム188は、上側および下側外フレーム部材19
0aおよび190b(の間で)の先端部に取り付けられ
ている。図示のように、上側および下側外フレーム部材
190aおよび190bは、保持スロット194を有す
るチャネル形であり、そのスロットに端部フレーム18
8がはめ込まれて端部フレーム部材196(図39)を
形成する。そして端部フレームアセンブリ196は、ベ
ースフレーム180上を摺動する(ベースフレーム18
0は、比較的密接した摩擦/しまりばめ状態で端部フレ
ームアセンブリ196の上側および下側フレーム部材1
90aおよび190bを固定的であるが、調節可能に保
持する上下トラックを提供している)。端部フレーム1
88およびベースフレーム180の各々は、(例えば、
ばね部材またはばね効果を与える服従材料を含む)ばね
クリップ198を備えている。図39に示されているよ
うに、表示ボード10i、10j、10kおよび10m
(点線で図示)は、固定的であるが取り外し可能にばね
クリップ198でコンテナ内に保持され、ばねクリップ
198には、端部フレームアセンブリ196を滑らせて
ベースフレーム180上に密接状態で完全に嵌め付けた
時に、各表示ボードの縁部を堅固に「把持」するための
服従部分が設けられている。側面アームアセンブリが調
節可能(例えば、摺動調節可能)であるため、様々な寸
法の表示ボードをコンテナ内に取り付けることができ
る。(図42に示されているように、表示ボードを景色
またはポートレート式に取り付けることもできる。)さ
らに、コンテナ内の(例えばそれによって支持された)
表示ボードの高さすなわち位置を垂直方向に調節するこ
とができる。図31に示されているように、コンテナ内
の表示ボードの予定位置への設置を容易にするために、
ばねクリップが表示ボード上のインデックスマークまた
は線に一致する(ノッチまたは線の形の)視覚的インジ
ケータマークを含むことができる。
【0056】図37に示されているように、側面アーム
アセンブリ130aの前キャップ150は、上側および
下側タブ204を有しており、その各々は、一方の端部
フレームアセンブリ196の上側および下側外フレーム
部材190aおよび190bの端部の上側および下側タ
ブ208に取り付けるための回動ピン206を備え、上
側および下側タブ208の各々には、ピボットピン(図
示せず)を回動可能にスナップ式に嵌め込む対応開口2
10aが設けられている。前キャップ150は、ラベル
または他の記号を貼り付けることができる面212を有
している。図38に示されているように、前部材154
は、ハンドル300を形成しており、前部材154は、
それぞれ開口210bを有する上側および下側タブ21
6を備え、それらは他方の端部フレームアセンブリ19
6の上側および下側外フレーム部材190aおよび19
0bの端部の上側および下側タブ208の端部に取り付
けられる。前部材154の開口210bは、タブ208
にスナップ式に嵌め込まれるか、圧入される。
【0057】図40ないし図43を参照すると、図37
ないし図39に示されているコンテナと基本的な点で同
様なコンテナの変更実施形態が示されている。コンテナ
8wは、1対の側面アームアセンブリ132aおよび1
32bを含み、その各々は、(図37ないし図39のも
のと同じ)ベースフレーム180と、端部フレームアセ
ンブリ196とを有している。端部フレームアセンブリ
196は、前ハンドル312(”[”形)を有してい
る。各前ハンドル312に湾曲リセス201が設けら
れ、コンテナの前ハンドルの一方にロック部材を取り付
けることができ、例えばシリンダロック200(例えば
キーで作動するタンブラ)によって、一方の前ハンドル
を他方の前ハンドルに固定できる従来のロック作用を与
える。図43および44を参照すると、コンテナは、コ
ンテナの前部の前ハンドル312の位置から出し入れす
ることができる「郵便受けスロット」容器220のよう
に示されている容器を備えている。容器220は、上側
および下側外フレーム部材190の間で端部フレーム内
に形成されている(十分な量の「郵便物」すなわち紙、
封筒、雑誌および他の出版物などを収容できる大きさで
ある)。コンテナの各側面アームアセンブリ132aま
たは132bに対応させて、1つの容器220を設ける
ことができる。
【0058】図45を参照すると、変更実施形態によれ
ば、情報表示システムのコンテナは、4つの表示ボード
10n、10p、10qおよび10r(小型であり、例
えば通常の表示ボードの1/4の大きさ)を、例えばポ
ートレート式または景色式のいずれかで含む表示ボード
構造を用いるように構成されたキャリヤすなわち側面ア
ームアセンブリ132aおよび132bを含むことがで
きる。側面アームアセンブリの各々は、ベースフレーム
180および端部フレーム196のばねクリップ198
と協働して、4つの小型表示ボードの各々に係合してし
っかり「保持」することができる、中央ばねクリップ2
22(”+”形)を含む。クリップ222は、表示ボー
ドの大きさおよび向きにより、必要に応じてベースフレ
ーム180のスロット181aまたは181bのいずれ
かに、(例えば圧入または「スナップ式」に)取り付け
ることができる(図45を参照)。
【0059】図46ないし図49は、情報表示システム
の変更実施形態に従ったコンテナ8yを示している。コ
ンテナ8yは、単一の表示ボード10wを保持するよう
に構成されており、摺動機構34(図32ないし図36
に示されているものと同様で、ガイドブロック102お
よびベースハブ162xを有している)と回動機構36
とを含む取り付けアセンブリによって、単一のレール3
0に連結されている。取り付けアセンブリのベースハブ
162xは、一方の側面228に1組の磁石226を備
え、他方の側面230に対応の金属ストリップ(見えな
い)を備えているため、1つまたは複数の隣接コンテナ
を結合すなわち「集団化」することができる(例えば図
2を参照)。回動機構36は、ベースハブ162xの中
央垂直穴244に嵌まるフレーム管304を備えてい
る。フレーム管304は、一連の三角形のインデックス
タブ240または突起で形成された星形上部輪郭を有す
るキャップ236を有しており、これらのインデックス
タブ240は、フレーム管304を穴244に嵌め込ん
だ時に、ベースハブ162xの穴244の周囲の対応パ
ターンのインデックススロット242と噛み合う。フレ
ーム管304は、細長い軸方向スロット306も備えて
おり、それにフレームプレート246として図示されて
いる側面アームアセンブリを嵌め込み、一連のねじ付き
締結具174aで固定することができる。フレームプレ
ート246は、ベース250を含み、それから一連の斜
めフィンガ252が突出している。
【0060】表示ボード10wは、2つの平面的な外表
面を有し、中央コア部分が一連の斜め通路254(図5
2を参照)を形成して、表示ボードの総ての縁部で開口
している(但し、装飾的または他の理由から、通路がボ
ードの総ての縁部で開口している必要はない)。特に好
適な実施形態によれば、表示ボードは、米国コネチカッ
ト州、ロッキーヒルのコ・エックス社(CO-EX Corp.)
からコ・エックス(CO-EX)の名前で市販されている形
式の剛直なポリカーボネート構造体シートである。図4
7ないし図49に示されているように、フレームプレー
ト246の斜めフィンガ252が対応の斜め通路254
に嵌まって、表示ボード10wをコンテナ8yに固定す
る。図47ないし図49に示されているように、表示ボ
ードを景色式、ポートレート式または(通路によって与
えられる)様々な向きおよび個々の高さレベルに設置す
ることができる。変更実施形態によれば、表示ボードに
は、様々な大きさ、パターンおよび向きで数を増減させ
た通路を設けてもよい。
【0061】コンテナ8y内での表示ボード10wの回
動調節は、ベースハブ162xの穴244内でフレーム
管304を持ち上げてインデックスタブ240をインデ
ックススロット242から外してから、フレーム管30
4を別の調節位置へ回転させ、そこでインデックスタブ
240をインデックススロット244に係合させてか
ら、フレーム管304を降ろして穴234内に戻すこと
によって行われ、実施形態によれば、8個の調節位置が
45度の間隔で設けられている(変更実施形態では、他
の調節位置を設けてもよい)。
【0062】図47ないし図51を参照すると、垂直ハ
ンドル312、ボールハンドル314または容器ボック
ス322などの付属物(それぞれフィンガまたは突起3
18を斜め通路254に挿入することによって、表示ボ
ードに取り付けられる)を、(図46に示されているよ
うな)表示ボードに設けることができる。図50および
図51は、表示ボード10wに取り付けることができる
容器ボックス322を示している。容器ボックス322
は、「郵便受け」スロット220として示されている大
型の中央スロットと、保持部材327の水平アーム32
6を挿入する上下開口324とを有しており、容器ボッ
クス322を表示ボード10wに取り付けるには、保持
部材327の斜めアーム328を表示ボード10wの通
路254に挿入する。物221(例えば紙)をスロット
220に挿入して、容器ボックス322内に保持するこ
とができる。
【0063】図53ないし図56は、本発明の実施形態
に従った情報表示システム6およびユーティリティ敷居
部材24を含む可動作業部4pを示している。可動作業
部4pは、情報表示システム6のコンテナ8用のドック
領域38aとなる棚ユニット14(1組のキャスタ58
付き)を含む。コンテナ8は、棚ユニット14の端部壁
284およびベース壁286に取り付けられた1組の内
部レール30に連結されて、可動作業部4p内を並進す
ることができる。図示のように、ベース壁286(1組
のキャスタ58付き)は、(図57に示されているよう
な)ヒンジによって棚ユニット14に回動可能に連結さ
れている。ユーティリティ敷居部材24は、(グライド
ブロックを含む垂直取り付けプレートとして図示されて
いる)取り付けアセンブリ52によって、棚ユニット1
4の端部壁284およびベース壁286の両方の垂直表
面に取り付けられた1組の外部レール31として示され
ているトラックシステムに連結されて、所定の移動経路
内を並進することができる。図53ないし図56に示さ
れているように、端部壁284(1組のキャスタ58付
き)は、ベース壁286に回動式に連結されている。図
54に示されているように、1組のハンドル294は、
外部レール31の端部に「ストッパ」を形成している。
ユーティリティ敷居部材24は、垂直取り付けプレート
52から作業部4p内へ延出した水平ビーム49を有し
ており、ビーム49は、キャノピ55および照明器具5
6用の取り付け構造体を形成している。棚ユニット14
は、ユーティリティ敷居部材24用のドック領域38a
としても機能する。可動テーブル16を作業部4p内に
設けることができる。
【0064】特に好適な実施形態に従った可動作業部4
p用のヒンジおよびレールの詳細が図57に概略的に示
されている。コンテナ用のレール30がベース壁286
および端部壁284の内側に取り付けられており、ユー
ティリティ敷居部材24用の外側レール31がベース壁
286および端部壁284の外側に取り付けられてい
る。内側レール30内にヒンジ296が設けられてお
り、内側レール30の(ベース壁286に取り付けられ
た)一部分がベース壁286および端部壁284の接合
面を横切って延在している。隙間開口298によって、
ベース壁286に対する回動時に、部分レール30が端
部壁284内に入る隙間を有することができる。可動作
業部の収納時に外部レール31の斜めテーパ状端部が分
離し、これはユーティリティ敷居部材24がドック位置
から滑り出ることを防止するように構成されている。
(変更実施形態によれば、コンテナおよびユーティリテ
ィ敷居部材用のレールを十分に利用できるようにしなが
ら、所望のヒンジ作用を与える他のヒンジおよびレール
機構を用いることができる。)
【0065】図55および図56に示されているよう
に、コンテナ8およびユーティリティ敷居部材24を
(十分な内部容量を与えられている)ドック領域38a
内に収納してから、端部壁284をヒンジ298で棚ユ
ニット14上へ折り畳んで、ベース壁286および側壁
285が棚ユニット14を包み込むようにする(ロック
またはラッチ機構を設けて、可動作業部を収納状態およ
び開放状態の両方またはいずれか一方に固定することが
できる)ことによって、可動作業部4pを収納(閉鎖お
よび扁平化)して輸送または保管することができる。輸
送または保管のために収納した時、ハンドル294を用
いて可動作業部4pを押し引きすることができる。図5
6は、各可動作業部が「独立」ユニットでありながら、
保管のために可動作業部群を好都合に組み合わせること
ができることを示している。
【0066】好適な実施形態によれば、情報表示システ
ムは、作業環境において表示パネル上の情報および層状
の情報の効果的な利用、表示および保存(例えば、情報
を対応の表示ボードに示す方式に関係ない「情報持続
性」)の促進および向上を行うための組織フレーム構造
を提供している。情報表示システムの好適な実施形態に
よれば、各表示パネルは、情報の収容または提示を行う
少なくとも1つの表示ボードを備えている。当該技術の
専門家が本開示を読めば明らかになるように、表示ボー
ドを様々な方式で提供できるか、情報を様々な方式およ
び媒体の両方またはいずれか一方で表示でき、また様々
な大きさ、形状、向き、配置、取り付け接合部(interf
ace)および構造などと共に表示ボードの様々な展開を
用いて、情報表示システムを様々な構成にすることが可
能である。好適な実施形態に従った情報表示システム
は、区域的状況および内容的状況の点での作業空間、作
業部および作業環境の動的構成および再構成を容易にす
る(例えば景色すなわち「セット」を劇場風に再構成す
ることができる)。
【0067】変更実施形態によれば、様々な取り付け構
造体、例えば床、構造壁、パネル壁、システム家具、立
体フレーム、他の家具などに対するコンテナおよび対応
の表示ボードの並進を可能にする様々な取り付け構造に
よって、情報表示システムを実現することができる。情
報表示システムに使用できる取り付け構造体が多様であ
ることから、情報表示システムが様々な作業環境に対す
る融通性および適応性を有することは明らかである。さ
らに、例示の実施形態では、情報表示システムのコンテ
ナ用の取り付けアセンブリおよびトラックシステムが取
り付け構造体に沿って線形移動するように好都合に構成
されているが、情報表示システムのトラックシステム
は、全体的または部分的に湾曲移動を行う構造にするこ
ともできる(例えば、湾曲壁または他の取り付け構造体
に合わせるために、あるいはそれと組み合わせて作業環
境内で1つの向きおよび平面から別の向きおよび平面へ
移動し易くするために必要である)。
【0068】「パネル」または「ボード」、または装飾
的あるいは機能的用途を有する同様な構造体がその用語
の範囲にあるものとする限り、「表示パネル」または
「表示ボード」の用語は、制限的な言葉として使用され
ていないことに注意することが重要である。例えば、
「表示ボード」という用語の使用は、そのような「ボー
ド」または構造体の便宜的な表現として使用するもであ
り、「作業ボード」または他の同様な用語と同義的に見
なすこともできる。好適な実施形態によれば、表示パネ
ルまたは表示ボードは、一般的に対称的な基本形状に形
成されており、「前面」および「後面」の表示は、実質
的に任意であり、情報表示システム内での取り付け向き
により決まる。例示の表示ボードは、様々な材料で形成
できるか、様々な寸法および形状、(意図する用途に適
した重量、強度、剛度、防音性、難燃性などの様々な特
性を有する)構造、および取り付け接合部を有すること
ができる。本開示を読めば明らかなように、表示ボード
の外表面に対して様々な表面処理(例えば、粘着性また
は付け直し可能な付着性、透明フィルム引きまたは「写
真アルバム」、透明フィルム「ポケット」、書き込み可
能な透明フィルム、コルクまたはタックボード、ペグボ
ード、磁気ボード、マーカーボード、乾式消去すなわち
「ホワイト」ボード、紙または紙板、映写スクリーン、
グラフィックディスプレイ、布など)を本発明の好適お
よび他の変更実施形態に従った様々な機能的および装飾
的目的に適合することができる様々な組み合わせ(すな
わち1つの表面を他の表面と全体的または部分的に変え
る)で用いることができる。好適な実施形態によれば、
表示ボードおよび対応の構造体およびシステムは、使用
(例えば、記録、マッピング、変換、捕捉など)、表示
(例えば共用性および通信)および保存−情報持続性−
と共に、関連の取り付け構造体(コンテナなど)に対す
る着脱の容易性および融通性が得られるように構成され
ている。
【0069】「情報」という用語の使用は、いずれの形
式の媒体、または表示ボード(または作業ボード)に関
連することができるいずれの表現の使用も含むものとす
る。
【0070】本開示では、本発明のわずかな実施形態を
詳細に説明しただけであるが、本開示を読んだ当該技術
の専門家であれば、本発明の新規な教示および利点から
本質的に逸脱しない多くの変更(例えば様々な部材の寸
法、構造、形状および釣り合い、パラメータの値、取り
付け構造、使用材料)を、図示の実施形態に加えること
ができることは容易に理解できるであろう。従って、そ
のような変更は、総て添付の請求項で定義される発明の
範囲に含まれるものである。添付の請求項に記載されて
いる本発明の精神から逸脱しない好適な実施形態の構
造、作業状態および配置に対して、他の代替、変更、変
化および省略を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に従った作業環境の斜視図
である。
【図2】 本発明の実施形態に従った情報表示システム
の斜視図である。
【図3】 従来の作業環境に得られる作業空間の斜視図
である。
【図4】 本発明の実施形態に従った情報表示システム
を備えた作業環境に得られる作業空間の斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態に従った作業部の斜視図で
ある。
【図6】 本発明の実施形態に従った作業部の斜視図で
ある。
【図7】 本発明の実施形態に従った作業部の斜視図で
ある。
【図8】 本発明の実施形態に従った作業部の斜視図で
ある。
【図9】 本発明の実施形態に従った作業部の正面図で
ある。
【図10】 図9の作業部の側面図である。
【図11】 個人の作業者が使用するように構成された
作業部を形成している本発明の実施形態に従った作業環
境の斜視図である。
【図12】 個人の作業者が使用するように作業部を構
成した図11の作業環境の斜視図である。
【図13】 個別に作業中の2人の作業者が使用するよ
うに構成された作業部を形成している図11の作業環境
の斜視図である。
【図14】 個別に作業中の3人の作業者が使用するよ
うに構成された作業部を形成している図11の作業環境
の斜視図である。
【図15】 共同作業中の2人の作業者グループが使用
するように構成された作業部を形成している図11の作
業環境の斜視図である。
【図16】 共同作業中の5人の作業者グループが使用
するように構成された作業部を形成している図11の作
業環境の斜視図である。
【図17】 表示ボードの再配置によって作業部を再配
置している図11の作業環境の斜視図である。
【図18】 固定状態にある本発明の実施形態に従った
作業部の破断斜視図である。
【図19】 開放状態にある図18の作業部の破断斜視
図である。
【図20】 開放状態にある図18の作業部の破断斜視
図である。
【図21】 実質的に個室状態にある図18の作業部の
破断斜視図である。
【図22】 収納非作動状態にある作業環境の斜視図で
ある。
【図23】 第1作動状態にある図22の作業環境の上
面図である。
【図24】 第2作動状態にある図22の作業環境の上
面図である。
【図25】 第3作動状態にある図22の作業環境の上
面図である。
【図26】 (作業者がいない状態での)図25の作業
環境の斜視図である。
【図27】 好適な実施形態に従ったユーティリティ敷
居部材およびドック領域を含む作業部の斜視図である。
【図28】 変更実施形態に従ったユーティリティ敷居
部材およびドック領域を含む作業部の斜視図である。
【図29】 変更実施形態に従った情報表示システムの
斜視図である。
【図30】 本発明の実施形態に従った情報表示システ
ムに組み込まれたコンテナの概略図であり、コンテナに
組み込まれた表示ボード用のストッパ作用構造を示して
いる。
【図31】 本発明の実施形態に従った情報表示システ
ムのコンテナの斜視図である。
【図32】 図31の情報表示システムのコンテナの取
り付けアセンブリの破断分解斜視図である。
【図33】 取り付けアセンブリの破断後面図である。
【図34】 取り付けアセンブリの断面図である。
【図35】 取り付けアセンブリの断面図である。
【図36】 取り付けアセンブリの斜視図である。
【図37】 図31の情報表示システムのコンテナの破
断分解斜視図である。
【図38】 図31の情報表示システムのコンテナの破
断分解斜視図である。
【図39】 図31の情報表示システムのコンテナの破
断分解斜視図である。
【図40】 本発明の好適な実施形態に従った情報表示
システムに組み込まれたコンテナの破断分解斜視図であ
る。
【図41】 本発明の好適な実施形態に従った情報表示
システムに組み込まれたコンテナの破断分解斜視図であ
る。
【図42】 本発明の好適な実施形態に従った情報表示
システムに組み込まれたコンテナの破断分解斜視図であ
る。
【図43】 表示ボードの取り付けを示す図40の情報
表示システムのコンテナの斜視図である。
【図44】 図40および図43のコンテナの破断斜視
図である。
【図45】 変更実施形態に従った情報表示システムの
破断分解斜視図である。
【図46】 変更実施形態に従った情報表示システムの
コンテナの破断分解斜視図である。
【図47】 図46のコンテナの概略側面図である。
【図48】 図46のコンテナの概略側面図である。
【図49】 図46のコンテナの概略側面図である。
【図50】 郵便受けスロットを設置するための構造を
示す図47ないし図49のコンテナの破断斜視図であ
る。
【図51】 郵便受けスロットを設置するための構造を
示す図47ないし図49のコンテナの破断斜視図であ
る。
【図52】 図47ないし図49の情報表示システムの
コンテナに組み込まれた表示ボードの破断した断面図で
ある。
【図53】 本発明の変更実施形態に従った作業部の斜
視図である。
【図54】 本発明の変更実施形態に従った作業部の斜
視図である。
【図55】 本発明の変更実施形態に従った作業部の斜
視図である。
【図56】 本発明の変更実施形態に従った作業部の斜
視図である。
【図57】 図53ないし図56の作業部のヒンジおよ
びレール配置の破断平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・ヴイ・フォースランド・ザ・サー ド アメリカ合衆国、ミシガン州、イースト・ グランド・ラピッズ、イングルウッド・エ ス・イー 2334

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に鉛直の取り付け構造体に取り付
    けられるトラックシステムと、 前記取り付け構造体に対して回動および並進の両方の移
    動を行うように前記トラックシステムに連結された複数
    の表示パネルとを備え、 該複数の表示パネルの少なくとも1つの表示パネルは、
    前記複数の表示パネルの移動によって情報を選択的に示
    して表示することができる情報表示システム。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの表示パネルは、該
    表示パネルより下方の家具との接触を避けることができ
    る十分な垂直方向高さに位置している請求項1記載の情
    報表示システム。
  3. 【請求項3】 さらに、前記複数の表示パネルの各々を
    前記トラックシステムに連結するための取り付けアセン
    ブリを備えている請求項1記載の情報表示システム。
  4. 【請求項4】 前記トラックシステムは、前記取り付け
    構造体に実質的に永久的に取り付けられている請求項1
    記載の情報表示システム。
  5. 【請求項5】 前記トラックシステムは、少なくとも1
    つのレールを含む請求項1記載の情報表示システム。
  6. 【請求項6】 前記トラックシステムは、実質的に線形
    である請求項1記載の情報表示システム。
  7. 【請求項7】 前記取り付け構造体は、全高壁である請
    求項1記載の情報表示システム。
  8. 【請求項8】 前記取り付け構造体は、部分高さのパネ
    ルである請求項1記載の情報表示システム。
  9. 【請求項9】 前記取り付け構造体は、第2表示パネル
    に対する第1表示パネルの回動を容易にする回動機構を
    含む請求項1記載の情報表示システム。
  10. 【請求項10】 前記回動機構は、ストッパ機構を含む
    請求項9記載の情報表示システム。
  11. 【請求項11】 前記表示パネルの垂直方向位置は、前
    記トラックシステムに対して選択的に調節可能である請
    求項1記載の情報表示システム。
  12. 【請求項12】 前記表示パネルの各々は、少なくとも
    2つの表示ボードを含むことができる請求項1記載の情
    報表示システム。
  13. 【請求項13】 複数の表示パネルがコンテナとして集
    められると共に、第1表示パネルが第2表示パネルと実
    質的に平行であることにより、前記第1表示パネルの内
    表面の情報と前記第2表示パネルの内表面の情報とが隠
    蔽されるような閉鎖状態を定める請求項1記載の情報表
    示システム。
  14. 【請求項14】 前記コンテナの各々は、前記第1表示
    パネルが前記第2表示パネルと実質的に整合して、前記
    第1表示パネルの内表面の情報と前記第2表示パネルの
    内表面の情報とが露出する第1開放状態を定める請求項
    13記載の情報表示システム。
  15. 【請求項15】 さらに、周縁部と、1対の実質的に平
    坦な外表面と、前記周縁部の少なくとも一部分に開口し
    た複数の通路を設けた内部コアとを有する表示パネルを
    備えており、該複数の通路は、情報の表示に使用される
    該表示パネルの取り付けを行うための少なくとも1つの
    突起を受け取ることができる請求項1記載の情報表示シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記複数の通路は、前記表示パネルの
    内部コア全体に均一パターンで設けられている請求項1
    5記載の情報表示システム。
  17. 【請求項17】 前記複数の通路の取り付け向きが斜め
    方向である請求項15記載の情報表示システム。
  18. 【請求項18】 さらに、前記複数の通路に嵌め込まれ
    る突起を有する付属品を備えている請求項15記載の情
    報表示システム。
  19. 【請求項19】 床空間内に作業者グループ用の作業空
    間を提供することができる請求項1記載の情報表示シス
    テム。
  20. 【請求項20】 さらに、前記床空間を分割することが
    できる後退可能な仕切りを備えている請求項19記載の
    作業空間。
  21. 【請求項21】 さらに、前記作業者の少なくとも一部
    が使用するユーティリティを与えるためのユーティリテ
    ィ敷居部材を備えている請求項19記載の作業空間。
  22. 【請求項22】 前記少なくとも1つのレールは、第1
    レールおよび第2レールを有しており、前記ユーティリ
    ティ敷居部材は該第2レールに取り付けられている請求
    項21記載の作業空間。
  23. 【請求項23】 前記取り付け構造体は、運搬可能であ
    る請求項19記載の作業空間。
  24. 【請求項24】 さらに、前記取り付け構造体内に嵌め
    込んで収容できるように、前記取り付け構造体に回動式
    に取り付けられた壁を備えている請求項23記載の作業
    空間。
  25. 【請求項25】 前記複数の表示パネルの選択的配置に
    よって複数の作業領域を構成することができる請求項1
    9記載の作業空間。
  26. 【請求項26】 該作業空間の第1配置が作業者グルー
    プ用の作業領域を与える請求項25記載の作業空間。
  27. 【請求項27】 該作業空間の第2配置が個人作業者用
    の少なくとも1つの作業領域を与える請求項25記載の
    作業空間。
  28. 【請求項28】 前記第2配置は、作業者グループ用の
    劇場形情報表示を行う請求項27記載の作業空間。
  29. 【請求項29】 前記表示パネルの各々は、全開状態ま
    で回動し、さらにユーティリティ敷居部材を備えて、該
    ユーティリティ敷居部材によって定められる作業領域の
    外にいる作業者グループが見るのを助けるために、表示
    パネルの表示の少なくとも一部分を照明することができ
    るようにした請求項19記載の作業空間。
  30. 【請求項30】 さらに、前記表示パネルを固定するた
    めのドック領域を備えている請求項19記載の作業空
    間。
  31. 【請求項31】 家具を有する作業領域を定める作業部
    であって、前記トラックシステムが該家具に組み合わせ
    て配置されており、前記複数の表示パネルが、前記トラ
    ックシステムから片持ち式に延出すると共に、前記トラ
    ックシステムに対して第1配置と少なくとも1つの第2
    配置との間を移動できるように取り付けられることによ
    り、前記第1配置が、1人の作業者が実質的に総ての使
    用可能な作業領域の床空間を使用できるようにし、且つ
    前記第2配置が、複数の作業者が使用可能な作業領域の
    床空間を共有できるようにするようになっている作業部
    を提供することができる請求項1記載の情報表示システ
    ム。
  32. 【請求項32】 前記トラックシステムは、前記複数の
    表示パネルに対して個別の位置を与える請求項31記載
    の作業部。
  33. 【請求項33】 前記表示パネルは、前記作業領域の一
    部分を定めることができる請求項31記載の作業部。
  34. 【請求項34】 前記表示パネルは、前記作業領域の一
    部分を装飾的に定めることができる請求項31記載の作
    業部。
  35. 【請求項35】 前記表示パネルは、前記作業領域の一
    部分を物理的に定めることができる請求項31記載の作
    業部。
  36. 【請求項36】 前記取り付け構造体は、運搬可能であ
    る請求項31記載の作業部。
  37. 【請求項37】 前記トラックシステムは、前記取り付
    け構造体に実質的に永久的に取り付けられている請求項
    31記載の作業部
  38. 【請求項38】 前記家具は作業面を有しており、前記
    表示パネルは、該作業面の上方に位置している請求項3
    1記載の作業部。
  39. 【請求項39】 前記トラックシステムは、家具に永久
    的に取り付けられたレールを備えている請求項31記載
    の作業部。
  40. 【請求項40】 前記トラックシステムは、実質的に線
    形である請求項31記載の作業部。
  41. 【請求項41】 前記取り付け構造体は、部分高さのパ
    ネルである請求項31記載の作業部。
  42. 【請求項42】 前記トラックシステムに沿って配置さ
    れて、前記表示パネルの少なくとも1つを少なくとも部
    分的に隠蔽できるように構成されたドック領域を有する
    作業空間を提供することができる請求項1記載の情報表
    示システム。
  43. 【請求項43】 前記表示パネルの少なくとも1つは、
    前記ドック領域内に少なくとも部分的に物理的に固定さ
    れている請求項42記載の作業空間。
  44. 【請求項44】 前記ドック領域は、前記表示パネルの
    少なくとも大部分が収納されている不使用配置(non-us
    e arrangement)を定める請求項42記載の作業空間。
  45. 【請求項45】 前記トラックシステムに取り付けられ
    て該トラックシステムに沿って移動可能な少なくとも1
    つのユーティリティ敷居部材を有する作業部であって、
    該ユーティティ敷居部材が前記トラックシステムから外
    へ前記複数の表示パネルより先まで延出すると共に、前
    記複数の表示パネルから独立的に移動することによっ
    て、前記表示パネルの位置に関係なく該作業部内にユー
    ティリティを選択的に供給できるようになっている作業
    部を提供することができる請求項31記載の情報表示シ
    ステム。
  46. 【請求項46】 前記トラックシステムは、前記ユーテ
    ィリティ敷居部材を連結する少なくとも1つのレール
    と、前記表示パネルを連結する少なくとも1つのレール
    とを含む請求項45記載の作業部。
  47. 【請求項47】 前記ユーティリティは、電力、音声ま
    たはデータの少なくとも1つを含む請求項45記載の作
    業部。
  48. 【請求項48】 前記ユーティリティは、前記ユーティ
    リティ敷居部材に組み込まれた照明器具用の電力を含む
    請求項45記載の作業部。
  49. 【請求項49】 前記ユーティリティ敷居部材は、床に
    沿っても支持されている請求項45記載の作業部。
  50. 【請求項50】 さらに、前記表示パネル用のドック部
    を備えている請求項45記載の作業部。
  51. 【請求項51】 複数の表示パネルに含まれる情報を共
    用している作業者グループを支援する固定床空間の作業
    環境で使用することができ、前記複数の表示パネルが、
    少なくとも1つのレールから片持ち式に延出し、少なく
    とも1つのレールに沿って第1配置と少なくとも1つの
    第2配置との間を移動できるように取り付けられてお
    り、該第1配置が、1人の作業者が実質的に総ての使用
    可能な作業領域の床空間を使用できるようにし、且つ前
    記第2配置が、複数の作業者が使用可能な作業領域の床
    空間を共有できるようにして、該作業環境内にいる作業
    者が前記床空間を利用し易くする請求項31記載の情報
    表示システム。
  52. 【請求項52】 前記第1配置は、第1内容的状況を与
    え、前記第2配置は、第2内容的状況を与える請求項5
    1記載の作業環境。
  53. 【請求項53】 前記第1配置は、第1区域状況を与
    え、前記第2配置は、第2区域状況を与える請求項51
    記載の作業環境。
  54. 【請求項54】 少なくとも1つの作業領域を与える作
    業空間で使用され、前記トラックシステムに関連させて
    配置されて前記複数の表示パネルの少なくとも一部分を
    覆うように構成されたドック領域を有しており、前記表
    示パネルは、前記表示パネルの少なくとも1つが前記ド
    ック領域内に覆われる第1配置と、前記表示パネルの少
    なくとも1つが前記ドック領域から出て情報の少なくと
    も一部を選択的に露出すると共に、情報の少なくとも別
    の部分を選択的に隠蔽する少なくとも1つの第2配置と
    の間を移動可能である請求項1記載の情報表示システ
    ム。
  55. 【請求項55】 前記取り付け構造体は、壁に実質的に
    永久的に取り付けられている請求項54記載の作業空
    間。
  56. 【請求項56】 前記トラックシステムは、実質的に線
    形である請求項54記載の情報表示システム。
  57. 【請求項57】 前記取り付け構造体は、部分高さのパ
    ネルである請求項54記載の情報表示システム。
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