JP2000171830A - 縦長画面液晶表示装置 - Google Patents
縦長画面液晶表示装置Info
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- JP2000171830A JP2000171830A JP10346997A JP34699798A JP2000171830A JP 2000171830 A JP2000171830 A JP 2000171830A JP 10346997 A JP10346997 A JP 10346997A JP 34699798 A JP34699798 A JP 34699798A JP 2000171830 A JP2000171830 A JP 2000171830A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】各ゲートラインの選択期間を充分に確保すると
ともに高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画像を
表示させることができる縦長画面液晶表示装置を提供す
る。 【解決手段】ゲートライン30を縦方向に配線し、デー
タライン31を横方向に配線することにより、従来の縦
長画面液晶表示装置に比べてゲートライン数を少なく
し、各ゲートラインの選択期間を充分に確保するととも
に高いフレーム周波数で駆動できるようにし、さらに、
複数の画素領域Aにそれぞれ対応する3色のカラーフィ
ルタ37R,37G,37Bを縦方向に交互に並べて配
置するとともに、前記画素領域Aをそれぞれ横長の矩形
形状に形成することにより、縦方向に配列する各画素領
域Aからそれぞれ出射する3色の着色光の混色を良好に
した。
ともに高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画像を
表示させることができる縦長画面液晶表示装置を提供す
る。 【解決手段】ゲートライン30を縦方向に配線し、デー
タライン31を横方向に配線することにより、従来の縦
長画面液晶表示装置に比べてゲートライン数を少なく
し、各ゲートラインの選択期間を充分に確保するととも
に高いフレーム周波数で駆動できるようにし、さらに、
複数の画素領域Aにそれぞれ対応する3色のカラーフィ
ルタ37R,37G,37Bを縦方向に交互に並べて配
置するとともに、前記画素領域Aをそれぞれ横長の矩形
形状に形成することにより、縦方向に配列する各画素領
域Aからそれぞれ出射する3色の着色光の混色を良好に
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦長画面液晶表
示装置に関するものである。
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラー画像等の多色カラー画像を表
示する液晶表示装置としては、一般に、薄膜トランジス
タ(以下、TFTと記す)をアクティブ素子とするアク
ティブマトリックス方式のものが用いられている。図1
1は従来のアクティブマトリックス液晶表示装置の一部
分の正面図である。
示する液晶表示装置としては、一般に、薄膜トランジス
タ(以下、TFTと記す)をアクティブ素子とするアク
ティブマトリックス方式のものが用いられている。図1
1は従来のアクティブマトリックス液晶表示装置の一部
分の正面図である。
【0003】この液晶表示装置は、図示しない枠状シー
ル材を介して接合された前面側および背面側の一対の透
明基板1,2間に液晶層(図示せず)を設けたものであ
り、前記一対の基板1,2のうちの背面側基板2の内面
に、横方向および縦方向にマトリックス状に配列する複
数の透明な画素電極3と、前記複数の画素電極3にそれ
ぞれ接続された複数のTFT4と、前記TFT4にゲー
ト信号を供給するゲートライン10と、前記TFT4に
データ信号を供給するデータライン11と、前記画素電
極3と絶縁膜(TFT4のゲート絶縁膜6)を介して対
向して前記画素電極3との間に補償容量を形成する補償
容量電極12とが設けられている。
ル材を介して接合された前面側および背面側の一対の透
明基板1,2間に液晶層(図示せず)を設けたものであ
り、前記一対の基板1,2のうちの背面側基板2の内面
に、横方向および縦方向にマトリックス状に配列する複
数の透明な画素電極3と、前記複数の画素電極3にそれ
ぞれ接続された複数のTFT4と、前記TFT4にゲー
ト信号を供給するゲートライン10と、前記TFT4に
データ信号を供給するデータライン11と、前記画素電
極3と絶縁膜(TFT4のゲート絶縁膜6)を介して対
向して前記画素電極3との間に補償容量を形成する補償
容量電極12とが設けられている。
【0004】前記TFT4は、基板2面に形成されたゲ
ート電極5と、このゲート電極5を覆って設けられたゲ
ート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜6の上に前記ゲート
電極5に対応させて設けられたi型半導体膜7と、この
i型半導体膜7の両側部の上に図示しないn型半導体膜
を介して形成されたソース電極8およびドレイン電極9
とからなっている。
ート電極5と、このゲート電極5を覆って設けられたゲ
ート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜6の上に前記ゲート
電極5に対応させて設けられたi型半導体膜7と、この
i型半導体膜7の両側部の上に図示しないn型半導体膜
を介して形成されたソース電極8およびドレイン電極9
とからなっている。
【0005】前記ゲートライン10は、前記基板2面
に、横方向に配列する各画素電極行ごとにその一側に沿
わせて配線されており、前記TFT4のゲート電極5
は、前記ゲートライン10に一体に形成されている。
に、横方向に配列する各画素電極行ごとにその一側に沿
わせて配線されており、前記TFT4のゲート電極5
は、前記ゲートライン10に一体に形成されている。
【0006】また、前記補償容量電極12は、前記基板
2面に、前記横方向に配列する各画素電極行ごとにその
行の複数の画素電極23の縦方向の一端縁付近に対向さ
せて、前記ゲートライン10とほぼ平行に設けられてい
る。
2面に、前記横方向に配列する各画素電極行ごとにその
行の複数の画素電極23の縦方向の一端縁付近に対向さ
せて、前記ゲートライン10とほぼ平行に設けられてい
る。
【0007】そして、前記TFT4のゲート絶縁膜(透
明膜)6は、前記基板2のほぼ全面にわたって設けられ
ており、前記ゲートライン10と補償容量電極12は、
その端子部を除いて前記ゲート絶縁膜6により覆われて
いる。
明膜)6は、前記基板2のほぼ全面にわたって設けられ
ており、前記ゲートライン10と補償容量電極12は、
その端子部を除いて前記ゲート絶縁膜6により覆われて
いる。
【0008】また、前記複数の画素電極3は、前記ゲー
ト絶縁膜6の上に設けられており、これらの画素電極3
の一端縁付近と補償容量電極12との間に、この画素電
極3および補償容量電極12とその間のゲート絶縁膜6
とからなる補償容量が形成されている。そして、これら
の画素電極3はそれぞれ、その一側縁の一端部におい
て、その画素電極3に対応するTFT4のソース電極8
に接続されている。
ト絶縁膜6の上に設けられており、これらの画素電極3
の一端縁付近と補償容量電極12との間に、この画素電
極3および補償容量電極12とその間のゲート絶縁膜6
とからなる補償容量が形成されている。そして、これら
の画素電極3はそれぞれ、その一側縁の一端部におい
て、その画素電極3に対応するTFT4のソース電極8
に接続されている。
【0009】さらに、前記データライン11は、前記ゲ
ート絶縁膜6の上に、縦方向に配列する各画素電極列ご
とにその一側に沿わせて縦方向に配線されており、前記
TFT4のドレイン電極9につながっている。
ート絶縁膜6の上に、縦方向に配列する各画素電極列ご
とにその一側に沿わせて縦方向に配線されており、前記
TFT4のドレイン電極9につながっている。
【0010】一方、前面側基板1の内面には、前記複数
の画素電極3に対向し、これらの画素領域3との間に複
数の画素領域を形成する一枚膜状の透明な対向電極(図
示せず)と、前記複数のTFT4および複数の画素領域
の間の画素間領域に対応する遮光膜13とが設けられて
いる。なお、図11では、前記遮光膜13を区別しやす
くするために、遮光膜部分に平行斜線を施している。
の画素電極3に対向し、これらの画素領域3との間に複
数の画素領域を形成する一枚膜状の透明な対向電極(図
示せず)と、前記複数のTFT4および複数の画素領域
の間の画素間領域に対応する遮光膜13とが設けられて
いる。なお、図11では、前記遮光膜13を区別しやす
くするために、遮光膜部分に平行斜線を施している。
【0011】さらに、前記一対の基板1,2のうちのい
ずれか一方の基板の内面、例えば前面側基板1の内面に
は、透過波長帯域の異なる3色の着色膜、例えば赤、
緑、青の3色のカラーフィルタ14R,14G,14B
が、前記複数の画素領域にそれぞれ対応させて設けられ
ている。なお、一般に、前記カラーフィルタ14R,1
4G,14Bと前記遮光膜13は基板1面に設けられて
おり、その上に前記対向電極が形成されている。
ずれか一方の基板の内面、例えば前面側基板1の内面に
は、透過波長帯域の異なる3色の着色膜、例えば赤、
緑、青の3色のカラーフィルタ14R,14G,14B
が、前記複数の画素領域にそれぞれ対応させて設けられ
ている。なお、一般に、前記カラーフィルタ14R,1
4G,14Bと前記遮光膜13は基板1面に設けられて
おり、その上に前記対向電極が形成されている。
【0012】前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ1
4R,14G,14Bはそれぞれ、前記画素電極3と前
記対向電極とが互いに対向する画素領域のほぼ全域に対
応する面積を有しており、横方向に交互に並べて配置さ
れている。
4R,14G,14Bはそれぞれ、前記画素電極3と前
記対向電極とが互いに対向する画素領域のほぼ全域に対
応する面積を有しており、横方向に交互に並べて配置さ
れている。
【0013】この液晶表示装置は、横方向に配列する各
画素領域からそれぞれ出射する前記カラーフィルタ14
R,14G,14Bの色に着色した赤、緑、青の着色光
の混色によりフルカラー画像等の多色カラー画像を表示
するものであり、前記複数の画素領域は、前記赤、緑、
青の着色光を極く小さいピッチで出射して良好な混色を
得るために、縦長の矩形形状に形成されている。
画素領域からそれぞれ出射する前記カラーフィルタ14
R,14G,14Bの色に着色した赤、緑、青の着色光
の混色によりフルカラー画像等の多色カラー画像を表示
するものであり、前記複数の画素領域は、前記赤、緑、
青の着色光を極く小さいピッチで出射して良好な混色を
得るために、縦長の矩形形状に形成されている。
【0014】なお、アクティブマトリックス液晶表示装
置としては、一般に、一対の基板1,2間に設けられた
液晶層の液晶分子を両基板1,2間において所定のツイ
スト角でツイスト配向させるとともに、前記一対の基板
1,2の外面にそれぞれ偏光板(図示せず)を配置した
TN(ツイステッドネマティック)型のものが利用され
ている。
置としては、一般に、一対の基板1,2間に設けられた
液晶層の液晶分子を両基板1,2間において所定のツイ
スト角でツイスト配向させるとともに、前記一対の基板
1,2の外面にそれぞれ偏光板(図示せず)を配置した
TN(ツイステッドネマティック)型のものが利用され
ている。
【0015】前記液晶表示装置には、大別して、透過型
のものと、反射型のものとがある。
のものと、反射型のものとがある。
【0016】透過型の液晶表示装置は、その背面側にバ
ックライトを配置し、このバックライトからの照明光を
利用して表示するものであり、前記バックライトからの
照明光を装置背面から取り込み、その光を装置前面に出
射して表示する。
ックライトを配置し、このバックライトからの照明光を
利用して表示するものであり、前記バックライトからの
照明光を装置背面から取り込み、その光を装置前面に出
射して表示する。
【0017】反射型の液晶表示装置は、その使用環境の
光である外光を利用して表示するものであり、背面側に
反射手段を備え、装置前面から入射する外光を前記反射
手段により反射し、その反射光を装置前面に出射して表
示する。
光である外光を利用して表示するものであり、背面側に
反射手段を備え、装置前面から入射する外光を前記反射
手段により反射し、その反射光を装置前面に出射して表
示する。
【0018】なお、前記反射型の液晶表示装置には、装
置前面から入射する外光を反射するとともに照明光を出
射する機能を有する反射手段を備え、充分な明るさの外
光が得られるときは前記反射手段から照明光を出射させ
ずに外光を利用して表示し、外光の明るさが不足すると
きに、前記反射手段から照明光を出射させて画面輝度を
補うようにした、2ウエイ型と呼ばれるものもある。
置前面から入射する外光を反射するとともに照明光を出
射する機能を有する反射手段を備え、充分な明るさの外
光が得られるときは前記反射手段から照明光を出射させ
ずに外光を利用して表示し、外光の明るさが不足すると
きに、前記反射手段から照明光を出射させて画面輝度を
補うようにした、2ウエイ型と呼ばれるものもある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶表示装
置の画面は、縦幅よりも横幅が大きい横長画面が一般的
であるが、用途によっては、横幅よりも縦幅が大きい縦
長画面が要求される。
置の画面は、縦幅よりも横幅が大きい横長画面が一般的
であるが、用途によっては、横幅よりも縦幅が大きい縦
長画面が要求される。
【0020】しかし、従来の液晶表示装置は、横方向に
配列する各画素領域行ごとに書き込みを行なうように設
計されており、図11に示したように、ゲートライン1
0が横方向に配線され、データライン11が縦方向に配
線されているため、解像度を低下させることなく画面を
縦長にしようとすると、同じ画面サイズおよび解像度の
横長画面を有する通常の液晶表示装置に比べてゲートラ
イン数が多くなる。
配列する各画素領域行ごとに書き込みを行なうように設
計されており、図11に示したように、ゲートライン1
0が横方向に配線され、データライン11が縦方向に配
線されているため、解像度を低下させることなく画面を
縦長にしようとすると、同じ画面サイズおよび解像度の
横長画面を有する通常の液晶表示装置に比べてゲートラ
イン数が多くなる。
【0021】すなわち、アクティブマトリックス液晶表
示装置の解像度は、ゲートライン10のピッチによって
決まるため、画面を横長から縦長に変更する場合も、ゲ
ートライン10のピッチを同じにすれば解像度は変わら
ないが、従来は、ゲートライン10を横方向に配線し、
データライン11を縦方向に配線しているため、ゲート
ライン10のピッチを変えることなく画面を縦長にする
と、必然的にゲートライン数が多くなる。
示装置の解像度は、ゲートライン10のピッチによって
決まるため、画面を横長から縦長に変更する場合も、ゲ
ートライン10のピッチを同じにすれば解像度は変わら
ないが、従来は、ゲートライン10を横方向に配線し、
データライン11を縦方向に配線しているため、ゲート
ライン10のピッチを変えることなく画面を縦長にする
と、必然的にゲートライン数が多くなる。
【0022】一方、アクティブマトリックス液晶表示装
置は、対向電極を基準電位に接続し、各画素電極行にそ
れぞれ対応する複数のゲートライン10に選択期間(T
FT4をオンさせる電位になる期間)を順次ずらしたゲ
ート信号を印加するとともに、複数のデータライン11
に電位が画像データに応じて変化するデータ信号を印加
して表示駆動されるものであり、各ゲートライン10の
選択期間ごとに、そのゲートライン10につながるTF
T4がオンし、その行の画素電極3にデータライン11
から前記TFT4を介してデータ信号が印加されて、そ
のデータ信号に応じた電圧が前記画素電極3に対応する
補償容量にチャージされ、その行の画素領域への書き込
みが行なわれる。
置は、対向電極を基準電位に接続し、各画素電極行にそ
れぞれ対応する複数のゲートライン10に選択期間(T
FT4をオンさせる電位になる期間)を順次ずらしたゲ
ート信号を印加するとともに、複数のデータライン11
に電位が画像データに応じて変化するデータ信号を印加
して表示駆動されるものであり、各ゲートライン10の
選択期間ごとに、そのゲートライン10につながるTF
T4がオンし、その行の画素電極3にデータライン11
から前記TFT4を介してデータ信号が印加されて、そ
のデータ信号に応じた電圧が前記画素電極3に対応する
補償容量にチャージされ、その行の画素領域への書き込
みが行なわれる。
【0023】この表示駆動において、1画面分の書き込
みを行なうフレーム周波数は、各ゲートライン10の選
択期間とゲートライン数とによって決定されるが、従来
の縦長画面液晶表示装置は上述したようにゲートライン
数が多いため、横型画面の液晶表示装置を駆動するとき
と同じフレーム周波数で駆動するには、各画素電極行の
ゲートライン10の選択期間、つまり各画素領域の書き
込み時間を短くする必要がある。
みを行なうフレーム周波数は、各ゲートライン10の選
択期間とゲートライン数とによって決定されるが、従来
の縦長画面液晶表示装置は上述したようにゲートライン
数が多いため、横型画面の液晶表示装置を駆動するとき
と同じフレーム周波数で駆動するには、各画素電極行の
ゲートライン10の選択期間、つまり各画素領域の書き
込み時間を短くする必要がある。
【0024】しかし、短時間で書き込みを行なうには、
TFT4のスイッチング特性をさらに良くするととも
に、前記データ信号の電位を高くしなければならず、そ
のため、液晶表示装置の製造コストが上がるとともに、
各データライン11にデータ信号を印加する駆動回路の
耐圧を高くしなければならない。
TFT4のスイッチング特性をさらに良くするととも
に、前記データ信号の電位を高くしなければならず、そ
のため、液晶表示装置の製造コストが上がるとともに、
各データライン11にデータ信号を印加する駆動回路の
耐圧を高くしなければならない。
【0025】一方、フレーム周波数を下げれば、各ゲー
トライン10の選択期間を充分に確保することができる
ため、TFT4のスイッチング特性やデータ信号の電位
を高くしなくても書き込みを行なうことができるが、フ
レーム周波数を下げると、画面にちらつきが生じて表示
品質が悪くなる。
トライン10の選択期間を充分に確保することができる
ため、TFT4のスイッチング特性やデータ信号の電位
を高くしなくても書き込みを行なうことができるが、フ
レーム周波数を下げると、画面にちらつきが生じて表示
品質が悪くなる。
【0026】この発明は、各ゲートラインの選択期間
(各画素領域の書き込み時間)を充分に確保するととも
に高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画像を表示
させることができる縦長画面液晶表示装置を提供するこ
とを目的としたものである。
(各画素領域の書き込み時間)を充分に確保するととも
に高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画像を表示
させることができる縦長画面液晶表示装置を提供するこ
とを目的としたものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明の縦長画面液晶
表示装置は、液晶層をはさんで対向する前面側および背
面側の一対の基板のうちの背面側基板の内面に、縦方向
および横方向にマトリックス状に配列する複数の画素電
極と、前記複数の画素電極にそれぞれ接続された複数T
FT(薄膜トランジスタ)と、前記TFTにゲート信号
を供給するゲートラインと、前記TFTにデータ信号を
供給するデータラインと、前記画素電極と絶縁膜を介し
て対向して前記画素電極との間に補償容量を形成する補
償容量電極とが設けられ、前面側基板の内面に、前記複
数の画素電極に対向し、これらの画素領域との間に複数
の画素領域を形成する対向電極が設けられ、前記いずれ
か一方の基板の内面に、透過波長帯域の異なる3色の着
色膜が前記複数の画素領域にそれぞれ対応させて設けら
れており、前記ゲートラインが、縦方向に配列する各画
素電極列ごとにその一側に沿わせて配線され、前記デー
タラインが、横方向に配列する各画素電極行ごとにその
一側に沿わせて配線されるとともに、前記複数の画素領
域がそれぞれ横長の矩形形状をなしており、前記3色の
着色膜が、縦方向に交互に並べて配置されていることを
特徴とするものである。
表示装置は、液晶層をはさんで対向する前面側および背
面側の一対の基板のうちの背面側基板の内面に、縦方向
および横方向にマトリックス状に配列する複数の画素電
極と、前記複数の画素電極にそれぞれ接続された複数T
FT(薄膜トランジスタ)と、前記TFTにゲート信号
を供給するゲートラインと、前記TFTにデータ信号を
供給するデータラインと、前記画素電極と絶縁膜を介し
て対向して前記画素電極との間に補償容量を形成する補
償容量電極とが設けられ、前面側基板の内面に、前記複
数の画素電極に対向し、これらの画素領域との間に複数
の画素領域を形成する対向電極が設けられ、前記いずれ
か一方の基板の内面に、透過波長帯域の異なる3色の着
色膜が前記複数の画素領域にそれぞれ対応させて設けら
れており、前記ゲートラインが、縦方向に配列する各画
素電極列ごとにその一側に沿わせて配線され、前記デー
タラインが、横方向に配列する各画素電極行ごとにその
一側に沿わせて配線されるとともに、前記複数の画素領
域がそれぞれ横長の矩形形状をなしており、前記3色の
着色膜が、縦方向に交互に並べて配置されていることを
特徴とするものである。
【0028】すなわち、この発明の縦長画面液晶表示装
置は、横方向に配列する各画素領域行ごとに書き込みを
行なうという従来の固定観念にとらわれずに、ゲートラ
インを縦方向に配線し、データラインを横方向に配線す
ることにより、縦方向に配列する各画素領域列ごとに書
き込みを行なうようにしたものである。
置は、横方向に配列する各画素領域行ごとに書き込みを
行なうという従来の固定観念にとらわれずに、ゲートラ
インを縦方向に配線し、データラインを横方向に配線す
ることにより、縦方向に配列する各画素領域列ごとに書
き込みを行なうようにしたものである。
【0029】この縦長画面液晶表示装置は、ゲートライ
ンを縦方向に配線し、データラインを横方向に配線した
ものであるため、前記ゲートラインのピッチを充分な解
像度が得られように設定したときのゲートライン数は、
同じ画面サイズおよび解像度の横長画面を有する通常の
液晶表示装置(ゲートラインを横方向に配線し、データ
ラインを縦方向に配線したもの)と同じでよい。
ンを縦方向に配線し、データラインを横方向に配線した
ものであるため、前記ゲートラインのピッチを充分な解
像度が得られように設定したときのゲートライン数は、
同じ画面サイズおよび解像度の横長画面を有する通常の
液晶表示装置(ゲートラインを横方向に配線し、データ
ラインを縦方向に配線したもの)と同じでよい。
【0030】そのため、この縦長画面液晶表示装置は、
従来の縦長画面液晶表示装置に比べてゲートライン数が
少なく、したがって、各ゲートラインの選択期間(各画
素領域の書き込み時間)を充分に確保するとともに高い
フレーム周波数で駆動して、高品質の画像を表示させる
ことができる。
従来の縦長画面液晶表示装置に比べてゲートライン数が
少なく、したがって、各ゲートラインの選択期間(各画
素領域の書き込み時間)を充分に確保するとともに高い
フレーム周波数で駆動して、高品質の画像を表示させる
ことができる。
【0031】また、この縦長画面液晶表示装置は、ゲー
トラインを縦方向に配線し、データラインを横方向に配
線することにより、縦方向に配列する各画素領域列ごと
に書き込みを行なうようにしたものであるが、複数の画
素領域にそれぞれ対応する3色の着色膜を縦方向に交互
に並べて配置するとともに、前記複数の画素領域をそれ
ぞれ横長の矩形形状に形成しているため、縦方向に配列
する各画素領域からそれぞれ出射する前記着色膜の色に
着色した3色の着色光の混色を良好にし、色質の良いカ
ラー画像を表示することができる。
トラインを縦方向に配線し、データラインを横方向に配
線することにより、縦方向に配列する各画素領域列ごと
に書き込みを行なうようにしたものであるが、複数の画
素領域にそれぞれ対応する3色の着色膜を縦方向に交互
に並べて配置するとともに、前記複数の画素領域をそれ
ぞれ横長の矩形形状に形成しているため、縦方向に配列
する各画素領域からそれぞれ出射する前記着色膜の色に
着色した3色の着色光の混色を良好にし、色質の良いカ
ラー画像を表示することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の縦長画面液晶表示装置
は、上記のように、ゲートラインを縦方向に配線し、デ
ータラインを横方向に配線することにより、従来の縦長
画面液晶表示装置に比べてゲートライン数を少なくし、
各ゲートラインの選択期間(各画素領域の書き込み時
間)を充分に確保するとともに高いフレーム周波数で駆
動して、高品質の画像を表示させることができるように
し、さらに、複数の画素領域にそれぞれ対応する3色の
着色膜を縦方向に交互に並べて配置するとともに、前記
複数の画素領域をそれぞれ横長の矩形形状に形成するこ
とにより、縦方向に配列する各画素領域からそれぞれ出
射する前記着色膜の色に着色した3色の着色光の混色を
良好にし、色質の良いカラー画像を表示することができ
るようにしたものである。
は、上記のように、ゲートラインを縦方向に配線し、デ
ータラインを横方向に配線することにより、従来の縦長
画面液晶表示装置に比べてゲートライン数を少なくし、
各ゲートラインの選択期間(各画素領域の書き込み時
間)を充分に確保するとともに高いフレーム周波数で駆
動して、高品質の画像を表示させることができるように
し、さらに、複数の画素領域にそれぞれ対応する3色の
着色膜を縦方向に交互に並べて配置するとともに、前記
複数の画素領域をそれぞれ横長の矩形形状に形成するこ
とにより、縦方向に配列する各画素領域からそれぞれ出
射する前記着色膜の色に着色した3色の着色光の混色を
良好にし、色質の良いカラー画像を表示することができ
るようにしたものである。
【0033】この発明の縦長画面液晶表示装置は、透過
型のものにも、背面側に装置前面から入射する外光を反
射する反射手段を備えた反射型(2ウエイ型を含む)の
もののも適用できるが、反射型とする場合は、前記3色
の着色膜の面積をそれぞれ前記画素領域の面積よりも小
さくし、前記画素領域のうちの前記着色膜に対応する領
域を着色光の出射領域とし、前記着色膜に対応しない領
域を非着色光の出射領域とするのが好ましい。
型のものにも、背面側に装置前面から入射する外光を反
射する反射手段を備えた反射型(2ウエイ型を含む)の
もののも適用できるが、反射型とする場合は、前記3色
の着色膜の面積をそれぞれ前記画素領域の面積よりも小
さくし、前記画素領域のうちの前記着色膜に対応する領
域を着色光の出射領域とし、前記着色膜に対応しない領
域を非着色光の出射領域とするのが好ましい。
【0034】このような構成によれば、装置前面から入
射し、前記反射手段により反射されて装置前面に出射す
る光のうち、前記画素領域の着色膜に対応する領域を透
過する光だけが、前記着色膜によりその吸収波長帯域の
波長成分の光を吸収され、この着色膜を透過する波長成
分の光が着色光となって出射し、前記画素領域の着色膜
に対応しない領域を透過する光は、着色膜による吸収を
受けずに非着色光のまま出射する。
射し、前記反射手段により反射されて装置前面に出射す
る光のうち、前記画素領域の着色膜に対応する領域を透
過する光だけが、前記着色膜によりその吸収波長帯域の
波長成分の光を吸収され、この着色膜を透過する波長成
分の光が着色光となって出射し、前記画素領域の着色膜
に対応しない領域を透過する光は、着色膜による吸収を
受けずに非着色光のまま出射する。
【0035】なお、反射型表示の場合は、装置前面から
入射した外光のうち、前記ゲートラインおよびデータラ
インと補償容量電極に対応する領域を除く領域に入射し
た光が前記反射手段により反射され、前記ゲートライン
およびデータラインと補償容量電極に対応する領域に入
射した光が、背面側基板の内面において前記ゲートライ
ンおよびデータラインと補償容量電極により反射され
る。
入射した外光のうち、前記ゲートラインおよびデータラ
インと補償容量電極に対応する領域を除く領域に入射し
た光が前記反射手段により反射され、前記ゲートライン
およびデータラインと補償容量電極に対応する領域に入
射した光が、背面側基板の内面において前記ゲートライ
ンおよびデータラインと補償容量電極により反射され
る。
【0036】そのため、複数の画素領域からの出射光に
より表示される各色のカラー画素は、その画素領域に対
応する着色膜の色に着色し、しかもその明るさを、前記
着色膜での吸収による輝度低下のない非着色光により底
上げされた画素であり、したがって、反射型表示でも、
画素領域の全域から着色膜により着色された着色光を出
射させる場合に比べて、はるかに明るいカラー画像を表
示することができる。
より表示される各色のカラー画素は、その画素領域に対
応する着色膜の色に着色し、しかもその明るさを、前記
着色膜での吸収による輝度低下のない非着色光により底
上げされた画素であり、したがって、反射型表示でも、
画素領域の全域から着色膜により着色された着色光を出
射させる場合に比べて、はるかに明るいカラー画像を表
示することができる。
【0037】前記反射型表示を行なう場合は、前記補償
容量電極を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその
列の複数の画素電極の横方向の一側縁付近に対向させて
設け、前記3色の着色膜を、前記画素領域のうちの前記
補償容量電極に対応する一側縁付近の領域を除く主な画
素領域内に対応させて、前記主な画素領域の面積よりも
小さい面積に形成するのが好ましく、このようにするこ
とにより、画面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方
向から主に入射する外光のうち、各画素領域の前記補償
容量電極に対応する一側縁付近の領域に入射した光のほ
とんどを帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着
色光のまま出射させて、前記カラー画素の明るさを効果
的に底上げすることができる。
容量電極を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその
列の複数の画素電極の横方向の一側縁付近に対向させて
設け、前記3色の着色膜を、前記画素領域のうちの前記
補償容量電極に対応する一側縁付近の領域を除く主な画
素領域内に対応させて、前記主な画素領域の面積よりも
小さい面積に形成するのが好ましく、このようにするこ
とにより、画面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方
向から主に入射する外光のうち、各画素領域の前記補償
容量電極に対応する一側縁付近の領域に入射した光のほ
とんどを帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着
色光のまま出射させて、前記カラー画素の明るさを効果
的に底上げすることができる。
【0038】すなわち、反射型の液晶表示装置は、画面
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向からより多く
外光が入射するように画面の向きを選んで使用され、前
記法線の近傍の方向から表示を観察されるのが普通であ
り、この発明の縦長画面液晶表示装置においても、反射
型表示を行なう場合の外光の主な入射方向は、画面の法
線に対して画面の上縁側に傾いた方向である。
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向からより多く
外光が入射するように画面の向きを選んで使用され、前
記法線の近傍の方向から表示を観察されるのが普通であ
り、この発明の縦長画面液晶表示装置においても、反射
型表示を行なう場合の外光の主な入射方向は、画面の法
線に対して画面の上縁側に傾いた方向である。
【0039】そのため、前記画素領域のうちの前記着色
膜に対応する領域と前記着色膜に対応しない領域とが縦
方向に隣り合っている領域では、画面の法線に対して画
面の上縁側に傾いた方向から主に入射する外光のうち、
前記着色膜に対応する領域に入射してその着色膜の色に
着色した光の反射光の一部が、前記着色膜に対応しない
領域から前記非着色光とともに出射し、また、前記着色
膜に対応しない領域に入射した光の反射光の一部が、前
記着色膜に対応する領域から着色光となって出射して、
前記着色膜に対応しない領域から出射する光が色を帯び
るとともに、その強度が弱くなる。
膜に対応する領域と前記着色膜に対応しない領域とが縦
方向に隣り合っている領域では、画面の法線に対して画
面の上縁側に傾いた方向から主に入射する外光のうち、
前記着色膜に対応する領域に入射してその着色膜の色に
着色した光の反射光の一部が、前記着色膜に対応しない
領域から前記非着色光とともに出射し、また、前記着色
膜に対応しない領域に入射した光の反射光の一部が、前
記着色膜に対応する領域から着色光となって出射して、
前記着色膜に対応しない領域から出射する光が色を帯び
るとともに、その強度が弱くなる。
【0040】しかし、上記のように、前記補償容量電極
を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその列の複数
の画素電極の横方向の一側縁付近に対向させて設け、前
記3色の着色膜を、前記画素領域のうちの前記補償容量
電極に対応する一側縁付近の領域を除く主な画素領域内
に対応させて、前記主な画素領域の面積よりも小さい面
積に形成すれば、画面の法線に対して画面の上縁側に傾
いた方向から主に入射する外光のうちの各画素領域の前
記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域に入射した
光のほとんどが、入射経路においても反射経路において
も着色膜による吸収を受けることなく非着色光のまま出
射するため、この領域から、帯色がほとんどなく、しか
も充分な強度の非着色光を出射させて、前記カラー画素
の明るさを効果的に底上げすることができる。
を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその列の複数
の画素電極の横方向の一側縁付近に対向させて設け、前
記3色の着色膜を、前記画素領域のうちの前記補償容量
電極に対応する一側縁付近の領域を除く主な画素領域内
に対応させて、前記主な画素領域の面積よりも小さい面
積に形成すれば、画面の法線に対して画面の上縁側に傾
いた方向から主に入射する外光のうちの各画素領域の前
記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域に入射した
光のほとんどが、入射経路においても反射経路において
も着色膜による吸収を受けることなく非着色光のまま出
射するため、この領域から、帯色がほとんどなく、しか
も充分な強度の非着色光を出射させて、前記カラー画素
の明るさを効果的に底上げすることができる。
【0041】このようにする場合の望ましい一形態は、
前記3色の着色膜をそれぞれ、その縦幅と前記画素領域
の縦幅との差よりも、その横幅と前記主な画素領域の横
幅との差が大きい形状に形成し、前記画素領域のうちの
前記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域と、前記
主な画素領域内の少なくとも横方向の一側または両側の
領域とを非着色光の出射領域とすることであり、このよ
うにすることにより、画面の法線に対して画面の上縁側
に傾いた方向から主に入射する外光のうち、各画素領域
の前記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域と、前
記主な画素領域内の少なくとも横方向の一側または両側
の領域とに入射した光のほとんどを、帯色がほとんどな
く、しかも充分な強度の非着色光のまま出射させ、前記
カラー画素の明るさをさらに効果的に底上げすることが
できる。
前記3色の着色膜をそれぞれ、その縦幅と前記画素領域
の縦幅との差よりも、その横幅と前記主な画素領域の横
幅との差が大きい形状に形成し、前記画素領域のうちの
前記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域と、前記
主な画素領域内の少なくとも横方向の一側または両側の
領域とを非着色光の出射領域とすることであり、このよ
うにすることにより、画面の法線に対して画面の上縁側
に傾いた方向から主に入射する外光のうち、各画素領域
の前記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域と、前
記主な画素領域内の少なくとも横方向の一側または両側
の領域とに入射した光のほとんどを、帯色がほとんどな
く、しかも充分な強度の非着色光のまま出射させ、前記
カラー画素の明るさをさらに効果的に底上げすることが
できる。
【0042】また、上記のように補償容量電極を縦方向
に配列する各画素電極列ごとにその列の複数の画素電極
の横方向の一側縁付近に対向させて設け、3色の着色膜
を画素領域のうちの前記補償容量電極に対応する一側縁
付近の領域を除く主な画素領域内に対応させて前記主な
画素領域の面積よりも小さい面積に形成する場合の他の
望ましい形態は、前記3色の着色膜をそれぞれ横方向に
分割して設け、前記画素領域のうちの前記補償容量電極
に対応する一側縁付近の領域と前記主な画素領域内の少
なくとも分割された着色膜間の領域とを非着色光の出射
領域とすることであり、このようにすることにより、画
面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入
射する外光のうち、各画素領域の前記補償容量電極に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも分割された着色膜間の領域とに入射した光のほと
んどを、帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着
色光のまま出射させ、前記カラー画素の明るさをさらに
効果的に底上げすることができる。
に配列する各画素電極列ごとにその列の複数の画素電極
の横方向の一側縁付近に対向させて設け、3色の着色膜
を画素領域のうちの前記補償容量電極に対応する一側縁
付近の領域を除く主な画素領域内に対応させて前記主な
画素領域の面積よりも小さい面積に形成する場合の他の
望ましい形態は、前記3色の着色膜をそれぞれ横方向に
分割して設け、前記画素領域のうちの前記補償容量電極
に対応する一側縁付近の領域と前記主な画素領域内の少
なくとも分割された着色膜間の領域とを非着色光の出射
領域とすることであり、このようにすることにより、画
面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入
射する外光のうち、各画素領域の前記補償容量電極に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも分割された着色膜間の領域とに入射した光のほと
んどを、帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着
色光のまま出射させ、前記カラー画素の明るさをさらに
効果的に底上げすることができる。
【0043】さらに、前記3色の着色膜は、そのうちの
長波長帯域の波長成分の光を透過させる第1の色の着色
膜を、他の2色の着色膜の面積よりも大きい面積に形成
し、前記他の2色の着色膜のうちの中間波長帯域の波長
成分の光を透過させる第2の色の着色膜を、短波長帯域
の波長成分の光を透過させる第3の色の着色膜の面積よ
りも小さい面積に形成するのが好ましく、このように各
色の着色膜の面積比を設定することにより、前記3色の
着色膜を薄膜化して出射する着色光の強度を上げるよう
にしても、各画素領域からそれぞれ出射する着色光と非
着色光とにより表示される各色のカラー画素の彩度およ
び明るさをバランスさせ、再現性の良いカラー画像を表
示することができる。
長波長帯域の波長成分の光を透過させる第1の色の着色
膜を、他の2色の着色膜の面積よりも大きい面積に形成
し、前記他の2色の着色膜のうちの中間波長帯域の波長
成分の光を透過させる第2の色の着色膜を、短波長帯域
の波長成分の光を透過させる第3の色の着色膜の面積よ
りも小さい面積に形成するのが好ましく、このように各
色の着色膜の面積比を設定することにより、前記3色の
着色膜を薄膜化して出射する着色光の強度を上げるよう
にしても、各画素領域からそれぞれ出射する着色光と非
着色光とにより表示される各色のカラー画素の彩度およ
び明るさをバランスさせ、再現性の良いカラー画像を表
示することができる。
【0044】前記各色の着色膜の面積比は、例えば前記
第1の色の着色膜が赤色フィルタ、前記第2の色の着色
膜が緑色フィルタ、前記第3の色の着色膜が青色フィル
タである場合、前記赤色フィルタを前記画素領域の面積
の80〜85%の面積に形成し、前記緑色フィルタを前
記画素領域の面積の50〜55%の面積に形成し、前記
青色フィルタを前記画素領域の面積の75〜80%の面
積に形成するのが好ましく、このように赤、緑、青のカ
ラーフィルタの面積比を設定することにより、より色再
現性の良いカラー画像を表示することができる。
第1の色の着色膜が赤色フィルタ、前記第2の色の着色
膜が緑色フィルタ、前記第3の色の着色膜が青色フィル
タである場合、前記赤色フィルタを前記画素領域の面積
の80〜85%の面積に形成し、前記緑色フィルタを前
記画素領域の面積の50〜55%の面積に形成し、前記
青色フィルタを前記画素領域の面積の75〜80%の面
積に形成するのが好ましく、このように赤、緑、青のカ
ラーフィルタの面積比を設定することにより、より色再
現性の良いカラー画像を表示することができる。
【0045】また、上記のように各色の着色膜の面積比
を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小さ
い面積を有する前記第2の色の着色膜を、横方向に分割
して設けるのが好ましく、このようにすることにより、
前記第2の色の着色膜に対応する画素領域のうちの分割
された着色膜にそれぞれ対応する複数の領域から着色光
を出射させ、他の領域から非着色光を出射させることが
できるため、前記第2の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
に対応する画素領域から、着色光と非着色光とがバラン
ス良く分布した光を出射することができる。
を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小さ
い面積を有する前記第2の色の着色膜を、横方向に分割
して設けるのが好ましく、このようにすることにより、
前記第2の色の着色膜に対応する画素領域のうちの分割
された着色膜にそれぞれ対応する複数の領域から着色光
を出射させ、他の領域から非着色光を出射させることが
できるため、前記第2の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
に対応する画素領域から、着色光と非着色光とがバラン
ス良く分布した光を出射することができる。
【0046】さらに、上記のように各色の着色膜の面積
比を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小
さい面積を有する前記第2の色の着色膜と、中間の面積
を有する前記第3の色の着色膜とをそれぞれ横方向に分
割して設けるのがより好ましく、このようにすることに
より、前記第2の色の着色膜および第3の色の着色膜に
対応する画素領域のうちの分割された着色膜にそれぞれ
対応する複数の領域から着色光を出射させ、他の領域か
ら非着色光を出射させることができるため、前記第2の
色の着色膜および第3の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
および第3の色の着色膜に対応する画素領域からそれぞ
れ、着色光と非着色光とがバランス良く分布した光を出
射することができる。
比を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小
さい面積を有する前記第2の色の着色膜と、中間の面積
を有する前記第3の色の着色膜とをそれぞれ横方向に分
割して設けるのがより好ましく、このようにすることに
より、前記第2の色の着色膜および第3の色の着色膜に
対応する画素領域のうちの分割された着色膜にそれぞれ
対応する複数の領域から着色光を出射させ、他の領域か
ら非着色光を出射させることができるため、前記第2の
色の着色膜および第3の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
および第3の色の着色膜に対応する画素領域からそれぞ
れ、着色光と非着色光とがバランス良く分布した光を出
射することができる。
【0047】また、この発明の縦長画面液晶表示装置を
反射型とする場合は、上記のように前記着色膜の面積を
画素領域の面積よりも小さくし、前記画素領域のうちの
前記着色膜に対応する領域を着色光の出射領域とし、前
記着色膜に対応しない領域を非着色光の出射領域とする
だけでなく、前記複数の画素領域の間の画素間領域を非
着色光の出射領域とするのが好ましく、このようにする
ことにより、前記画素間領域から出射する非着色光によ
り画面全体の明るさを底上げし、さらに画面を明るくす
ることができる。
反射型とする場合は、上記のように前記着色膜の面積を
画素領域の面積よりも小さくし、前記画素領域のうちの
前記着色膜に対応する領域を着色光の出射領域とし、前
記着色膜に対応しない領域を非着色光の出射領域とする
だけでなく、前記複数の画素領域の間の画素間領域を非
着色光の出射領域とするのが好ましく、このようにする
ことにより、前記画素間領域から出射する非着色光によ
り画面全体の明るさを底上げし、さらに画面を明るくす
ることができる。
【0048】
【実施例】図1〜図3はこの発明の第1の実施例による
縦長画面液晶表示装置を示しており、図1は一部分の正
面図、図2は図1のII−II線に沿う拡大断面図、図3は
図1の III−III 線に沿う拡大断面図である。
縦長画面液晶表示装置を示しており、図1は一部分の正
面図、図2は図1のII−II線に沿う拡大断面図、図3は
図1の III−III 線に沿う拡大断面図である。
【0049】この縦長画面液晶表示装置は、TFT(薄
膜トランジスタ)をアクティブ素子とするアクティブマ
トリックス方式のものであり、横幅よりも縦幅が大きい
縦長画面を有している。
膜トランジスタ)をアクティブ素子とするアクティブマ
トリックス方式のものであり、横幅よりも縦幅が大きい
縦長画面を有している。
【0050】なお、この実施例の縦長画面液晶表示装置
は、その使用環境の光である外光を利用して表示する反
射型のものであり、背面側に、装置前面から入射する外
光を反射する反射手段として、高反射率の反射板42を
備えている。
は、その使用環境の光である外光を利用して表示する反
射型のものであり、背面側に、装置前面から入射する外
光を反射する反射手段として、高反射率の反射板42を
備えている。
【0051】この縦長画面液晶表示素子は、図1〜図3
に示すように、図示しない枠状シール材を介して接合さ
れた前面側(図2および図3において上側)および背面
側(図2および図3において下側)の一対の透明基板2
1,22間に液晶層39を設けたものであり、前記液晶
層39をはさんで対向する一対の基板21,22のうち
の背面側基板の内面に、縦方向および横方向にマトリッ
クス状に配列する複数の透明な画素電極23と、前記複
数の画素電極23にそれぞれ接続された複数のTFT2
4と、前記TFT24にゲート信号を供給するゲートラ
イン30と、前記TFT24にデータ信号を供給するデ
ータライン31と、前記画素電極23と絶縁膜(TFT
24のゲート絶縁膜26)を介して対向して前記画素電
極23との間に補償容量を形成する補償容量電極32と
が設けられている。
に示すように、図示しない枠状シール材を介して接合さ
れた前面側(図2および図3において上側)および背面
側(図2および図3において下側)の一対の透明基板2
1,22間に液晶層39を設けたものであり、前記液晶
層39をはさんで対向する一対の基板21,22のうち
の背面側基板の内面に、縦方向および横方向にマトリッ
クス状に配列する複数の透明な画素電極23と、前記複
数の画素電極23にそれぞれ接続された複数のTFT2
4と、前記TFT24にゲート信号を供給するゲートラ
イン30と、前記TFT24にデータ信号を供給するデ
ータライン31と、前記画素電極23と絶縁膜(TFT
24のゲート絶縁膜26)を介して対向して前記画素電
極23との間に補償容量を形成する補償容量電極32と
が設けられている。
【0052】前記TFT24は、基板22面に形成され
たゲート電極25と、このゲート電極25を覆って設け
られたゲート絶縁膜26と、このゲート絶縁膜26の上
に前記ゲート電極25に対応させて設けられたi型半導
体膜27と、このi型半導体膜27の両側部の上に図示
しないn型半導体膜を介して形成されたソース電極28
およびドレイン電極29とからなっている。
たゲート電極25と、このゲート電極25を覆って設け
られたゲート絶縁膜26と、このゲート絶縁膜26の上
に前記ゲート電極25に対応させて設けられたi型半導
体膜27と、このi型半導体膜27の両側部の上に図示
しないn型半導体膜を介して形成されたソース電極28
およびドレイン電極29とからなっている。
【0053】前記ゲートライン30は、前記基板22面
に、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその一側に沿
わせて配線されており、前記TFT24のゲート電極2
5は、前記ゲートライン30に一体に形成されている。
に、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその一側に沿
わせて配線されており、前記TFT24のゲート電極2
5は、前記ゲートライン30に一体に形成されている。
【0054】また、前記補償容量電極32は、前記基板
22面に、前記縦方向に配列する各画素電極列ごとにそ
の列の複数の画素電極23の横方向の一端縁付近に対向
させて、前記ゲートライン30とほぼ平行に設けられて
いる。
22面に、前記縦方向に配列する各画素電極列ごとにそ
の列の複数の画素電極23の横方向の一端縁付近に対向
させて、前記ゲートライン30とほぼ平行に設けられて
いる。
【0055】そして、前記TFT24のゲート絶縁膜
(透明膜)26は、前記基板22のほぼ全面にわたって
設けられており、前記ゲートライン30と補償容量電極
32は、その端子部を除いて前記ゲート絶縁膜26によ
り覆われている。
(透明膜)26は、前記基板22のほぼ全面にわたって
設けられており、前記ゲートライン30と補償容量電極
32は、その端子部を除いて前記ゲート絶縁膜26によ
り覆われている。
【0056】前記ゲートライン30と補償容量電極32
はそれぞれ、アルミニウム系合金等の低抵抗で高い光反
射率を有する金属膜で形成されており、このゲートライ
ン30と容量形成電極32は、画素電極23やデータラ
イン31との間の絶縁耐圧を高くするために、その表面
を陽極酸化処理されている。
はそれぞれ、アルミニウム系合金等の低抵抗で高い光反
射率を有する金属膜で形成されており、このゲートライ
ン30と容量形成電極32は、画素電極23やデータラ
イン31との間の絶縁耐圧を高くするために、その表面
を陽極酸化処理されている。
【0057】また、前記複数の画素電極23は、前記ゲ
ート絶縁膜26の上に設けられており、これらの画素電
極23の一端縁付近と補償容量電極32との間に、この
画素電極23および補償容量電極32とその間のゲート
絶縁膜26とからなる補償容量が形成されている。そし
て、これらの画素電極23はそれぞれ、その一側縁の一
端部において、その画素電極23に対応するTFT24
のソース電極28に接続されている。
ート絶縁膜26の上に設けられており、これらの画素電
極23の一端縁付近と補償容量電極32との間に、この
画素電極23および補償容量電極32とその間のゲート
絶縁膜26とからなる補償容量が形成されている。そし
て、これらの画素電極23はそれぞれ、その一側縁の一
端部において、その画素電極23に対応するTFT24
のソース電極28に接続されている。
【0058】さらに、前記データライン31は、前記ゲ
ート絶縁膜26の上に、横方向に配列する各画素電極列
ごとにその一側に沿わせて横方向に配線されており、前
記TFT24のドレイン電極29につながっている。こ
のデータライン31は、アルミニウム系合金等の低抵抗
で高い光反射率を有する金属膜で形成されている。
ート絶縁膜26の上に、横方向に配列する各画素電極列
ごとにその一側に沿わせて横方向に配線されており、前
記TFT24のドレイン電極29につながっている。こ
のデータライン31は、アルミニウム系合金等の低抵抗
で高い光反射率を有する金属膜で形成されている。
【0059】なお、この実施例では、前記データライン
31と前記TFT24のドレイン電極29とを一体に形
成しているが、前記データライン31は、前記ゲート絶
縁膜26上のデータライン配線領域に層間絶縁膜を設け
てその上に配線し、このデータライン31を前記層間絶
縁膜に設けたコンタクト孔において前記TFT24のド
レイン電極29に接続してもよい。
31と前記TFT24のドレイン電極29とを一体に形
成しているが、前記データライン31は、前記ゲート絶
縁膜26上のデータライン配線領域に層間絶縁膜を設け
てその上に配線し、このデータライン31を前記層間絶
縁膜に設けたコンタクト孔において前記TFT24のド
レイン電極29に接続してもよい。
【0060】さらに、前記背面側基板22の内面には、
前記TFT24およびデータライン31と画素電極23
の周縁部を覆って透明なオーバーコート絶縁膜33が設
けられており、その上に、基板22のほぼ全面にわたっ
て配向膜34が設けられている。
前記TFT24およびデータライン31と画素電極23
の周縁部を覆って透明なオーバーコート絶縁膜33が設
けられており、その上に、基板22のほぼ全面にわたっ
て配向膜34が設けられている。
【0061】一方、前面側基板21の内面には、前記複
数の画素電極23に対向し、これらの画素領域23との
間に複数の画素領域Aを形成する一枚膜状の透明な対向
電極35と、前記複数のTFT24にそれぞれ対応する
遮光膜36が設けられるともに、透過波長帯域の異なる
3色の着色膜、例えば赤、緑、青の3色のカラーフィル
タ37R,37G,37Bが、前記複数の画素領域Aに
それぞれ対応させて設けられており、その上に、基板2
1のほぼ全面にわたって配向膜34が設けられている。
数の画素電極23に対向し、これらの画素領域23との
間に複数の画素領域Aを形成する一枚膜状の透明な対向
電極35と、前記複数のTFT24にそれぞれ対応する
遮光膜36が設けられるともに、透過波長帯域の異なる
3色の着色膜、例えば赤、緑、青の3色のカラーフィル
タ37R,37G,37Bが、前記複数の画素領域Aに
それぞれ対応させて設けられており、その上に、基板2
1のほぼ全面にわたって配向膜34が設けられている。
【0062】なお、図1では、前記遮光膜36を区別し
やすくするために、遮光膜部分に平行斜線を施してい
る。また、この実施例では、前記遮光膜36とカラーフ
ィルタ37R,37G,37Bを基板21面に設け、そ
の上に対向電極35を形成している。
やすくするために、遮光膜部分に平行斜線を施してい
る。また、この実施例では、前記遮光膜36とカラーフ
ィルタ37R,37G,37Bを基板21面に設け、そ
の上に対向電極35を形成している。
【0063】そして、この縦長画面液晶表示装置では、
前記複数の画素電極23を横長の矩形形状に形成するこ
とにより、前記複数の画素領域Aの形状をそれぞれ横長
の矩形形状とし、これらの画素領域Aにそれぞれ対応す
る前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bを、縦方向に交互に並べて配置している。
前記複数の画素電極23を横長の矩形形状に形成するこ
とにより、前記複数の画素領域Aの形状をそれぞれ横長
の矩形形状とし、これらの画素領域Aにそれぞれ対応す
る前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bを、縦方向に交互に並べて配置している。
【0064】また、この縦長画面液晶表示装置は、背面
側に反射板42を備えて外光を利用する反射型表示を行
なうものであるが、この実施例では、反射型表示でも充
分に明るいカラー画像を表示できるようにするため、前
記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37G,
37Bをそれぞれ前記画素領域Aの面積よりも小さい面
積に形成し、前記画素領域Aのうちの前記カラーフィル
タ37R,37G,37Bに対応する領域(以下、フィ
ルタ対応領域という)aを着色光の出射領域とし、前記
カラーフィルタ37R,37G,37Bに対応しない領
域(以下、無フィルタ領域という)bを非着色光の出射
領域としている。
側に反射板42を備えて外光を利用する反射型表示を行
なうものであるが、この実施例では、反射型表示でも充
分に明るいカラー画像を表示できるようにするため、前
記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37G,
37Bをそれぞれ前記画素領域Aの面積よりも小さい面
積に形成し、前記画素領域Aのうちの前記カラーフィル
タ37R,37G,37Bに対応する領域(以下、フィ
ルタ対応領域という)aを着色光の出射領域とし、前記
カラーフィルタ37R,37G,37Bに対応しない領
域(以下、無フィルタ領域という)bを非着色光の出射
領域としている。
【0065】この実施例では、前記補償容量電極32を
上述したように、縦方向に配列する各画素電極列ごとに
その列の複数の画素電極23の横方向の一側縁付近に対
向させて設け、前記カラーフィルタ37R,37G,3
7Bを、前記画素領域Aのうちの前記補償容量電極32
に対応する一側縁付近の領域(図1において補償容量電
極32に対応する領域およびその右側の領域)を除く主
な画素領域(図1において補償容量電極32よりも左側
の領域)内に対応させて、前記主な画素領域の面積より
も小さい面積に形成している。
上述したように、縦方向に配列する各画素電極列ごとに
その列の複数の画素電極23の横方向の一側縁付近に対
向させて設け、前記カラーフィルタ37R,37G,3
7Bを、前記画素領域Aのうちの前記補償容量電極32
に対応する一側縁付近の領域(図1において補償容量電
極32に対応する領域およびその右側の領域)を除く主
な画素領域(図1において補償容量電極32よりも左側
の領域)内に対応させて、前記主な画素領域の面積より
も小さい面積に形成している。
【0066】なお、この実施例では、図1に示したよう
に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bをそれぞれ、前記主な画素領域の縦幅方向の
中央部に対応させて、この主な画素領域の横幅よりも僅
かに短い長さを有する横長帯状に形成している。
に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bをそれぞれ、前記主な画素領域の縦幅方向の
中央部に対応させて、この主な画素領域の横幅よりも僅
かに短い長さを有する横長帯状に形成している。
【0067】また、この縦長画面液晶表示装置は、TN
(ツイステッドネマティック)型のものであり、一対の
基板21,22間に設けられた液晶層39の液晶分子
は、両基板21,22の内面にそれぞれ設けられた配向
膜38,34によりそれぞれの基板21,22の近傍に
おける配向方向を規制され、両基板21,22間におい
て所定のツイスト角でツイスト配向している。
(ツイステッドネマティック)型のものであり、一対の
基板21,22間に設けられた液晶層39の液晶分子
は、両基板21,22の内面にそれぞれ設けられた配向
膜38,34によりそれぞれの基板21,22の近傍に
おける配向方向を規制され、両基板21,22間におい
て所定のツイスト角でツイスト配向している。
【0068】また、前記一対の基板21,22の外面に
はそれぞれ偏光板40,41が、前記液晶層39の液晶
分子が初期のツイスト配向状態にあるときの光の透過率
が極大になるように偏光軸の向きを設定して配置されて
おり、前記反射板42は、背面側偏光板41の背面に配
置されている。
はそれぞれ偏光板40,41が、前記液晶層39の液晶
分子が初期のツイスト配向状態にあるときの光の透過率
が極大になるように偏光軸の向きを設定して配置されて
おり、前記反射板42は、背面側偏光板41の背面に配
置されている。
【0069】なお、この実施例では、前記液晶層39の
液晶分子のツイスト角をほぼ90度に設定し、両基板2
1,22の外面に配置された一対の偏光板41,42
を、それぞれの透過軸を互いにほぼ直交させて設けてい
る。
液晶分子のツイスト角をほぼ90度に設定し、両基板2
1,22の外面に配置された一対の偏光板41,42
を、それぞれの透過軸を互いにほぼ直交させて設けてい
る。
【0070】すなわち、この実施例の縦長画面液晶表示
装置は、前記液晶層39の液晶分子が初期のツイスト配
向状態にあるときの光の透過率が極大で、画素電極23
と対向電極との間に印加される電界により液晶分子が基
板21,22面に対して立ち上がるように配向するのに
ともなって光の透過率が低くなる、いわゆるノーマリー
ホワイトモードのものである。
装置は、前記液晶層39の液晶分子が初期のツイスト配
向状態にあるときの光の透過率が極大で、画素電極23
と対向電極との間に印加される電界により液晶分子が基
板21,22面に対して立ち上がるように配向するのに
ともなって光の透過率が低くなる、いわゆるノーマリー
ホワイトモードのものである。
【0071】そして、この実施例では、前記遮光膜36
を、複数のTFT24にそれぞれ対応する領域だけに設
けることにより、複数の画素領域Aの間の画素間領域S
のうちの前記遮光膜36を設けた領域を除く全域を、常
に装置前面から入射した外光の強度に応じた強度の反射
光が出射する非着色光出射領域としている。
を、複数のTFT24にそれぞれ対応する領域だけに設
けることにより、複数の画素領域Aの間の画素間領域S
のうちの前記遮光膜36を設けた領域を除く全域を、常
に装置前面から入射した外光の強度に応じた強度の反射
光が出射する非着色光出射領域としている。
【0072】この縦長画面液晶表示装置は、前記対向電
極35を基準電位に接続し、縦方向に配列する各画素電
極列にそれぞれ対応する複数のゲートライン30に選択
期間(TFT24をオンさせる電位になる期間)を順次
ずらしたゲート信号を印加するとともに、横方向に配列
する各画素電極行にそれぞれ対応する複数のデータライ
ン31に電位が画像データに応じて変化するデータ信号
を印加して表示駆動されるものであり、各ゲートライン
30の選択期間ごとに、そのゲートライン30につなが
るTFT24がオンし、その行の画素電極23にデータ
ライン31から前記TFT24を介してデータ信号が印
加されて、そのデータ信号に応じた電圧が前記画素電極
23に対応する補償容量にチャージされ、その列の画素
領域への書き込みが行なわれる。
極35を基準電位に接続し、縦方向に配列する各画素電
極列にそれぞれ対応する複数のゲートライン30に選択
期間(TFT24をオンさせる電位になる期間)を順次
ずらしたゲート信号を印加するとともに、横方向に配列
する各画素電極行にそれぞれ対応する複数のデータライ
ン31に電位が画像データに応じて変化するデータ信号
を印加して表示駆動されるものであり、各ゲートライン
30の選択期間ごとに、そのゲートライン30につなが
るTFT24がオンし、その行の画素電極23にデータ
ライン31から前記TFT24を介してデータ信号が印
加されて、そのデータ信号に応じた電圧が前記画素電極
23に対応する補償容量にチャージされ、その列の画素
領域への書き込みが行なわれる。
【0073】すなわち、この縦長画面液晶表示装置は、
横方向に配列する各画素領域行ごとに書き込みを行なう
という従来の固定観念にとらわれずに、ゲートライン3
0を縦方向に配線し、データライン31を横方向に配線
することにより、縦方向に配列する各画素領域列ごとに
書き込みを行なうようにしたものである。
横方向に配列する各画素領域行ごとに書き込みを行なう
という従来の固定観念にとらわれずに、ゲートライン3
0を縦方向に配線し、データライン31を横方向に配線
することにより、縦方向に配列する各画素領域列ごとに
書き込みを行なうようにしたものである。
【0074】この縦長画面液晶表示装置は、ゲートライ
ン30を縦方向に配線し、データライン31を横方向に
配線したものであるため、前記ゲートライン30のピッ
チを充分な解像度が得られように設定したときのゲート
ライン数は、同じ画面サイズおよび解像度の横長画面を
有する通常の液晶表示装置(ゲートラインを横方向に配
線し、データラインを縦方向に配線したもの)と同じで
よい。
ン30を縦方向に配線し、データライン31を横方向に
配線したものであるため、前記ゲートライン30のピッ
チを充分な解像度が得られように設定したときのゲート
ライン数は、同じ画面サイズおよび解像度の横長画面を
有する通常の液晶表示装置(ゲートラインを横方向に配
線し、データラインを縦方向に配線したもの)と同じで
よい。
【0075】そのため、この縦長画面液晶表示装置は、
従来の縦長画面液晶表示装置に比べてゲートライン数が
少なく、したがって、各ゲートライン30の選択期間
(各画素領域の書き込み時間)を充分に確保するととも
に高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画像を表示
させることができる。
従来の縦長画面液晶表示装置に比べてゲートライン数が
少なく、したがって、各ゲートライン30の選択期間
(各画素領域の書き込み時間)を充分に確保するととも
に高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画像を表示
させることができる。
【0076】また、この縦長画面液晶表示装置は、ゲー
トライン30を縦方向に配線し、データライン31を横
方向に配線することにより、縦方向に配列する各画素領
域列ごとに書き込みを行なうようにしたものであるが、
複数の画素領域Aにそれぞれ対応する赤、緑、青の3色
のカラーフィルタ37R,37G,37Bを縦方向に交
互に並べて配置するとともに、前記複数の画素領域Aを
それぞれ横長の矩形形状に形成しているため、縦方向に
配列する各画素領域Aからそれぞれ出射する前記カラー
フィルタ37R,37G,37Bの色に着色した赤、
緑、青の3色の着色光の混色を良好にし、色質の良いカ
ラー画像を表示することができる。
トライン30を縦方向に配線し、データライン31を横
方向に配線することにより、縦方向に配列する各画素領
域列ごとに書き込みを行なうようにしたものであるが、
複数の画素領域Aにそれぞれ対応する赤、緑、青の3色
のカラーフィルタ37R,37G,37Bを縦方向に交
互に並べて配置するとともに、前記複数の画素領域Aを
それぞれ横長の矩形形状に形成しているため、縦方向に
配列する各画素領域Aからそれぞれ出射する前記カラー
フィルタ37R,37G,37Bの色に着色した赤、
緑、青の3色の着色光の混色を良好にし、色質の良いカ
ラー画像を表示することができる。
【0077】なお、この縦長画面液晶表示装置の縦方向
および横方向の画素ピッチ(複数の画素領域Aの配列ピ
ッチ)と画素数は、例えば対角線長さが3.8インチの
縦長画面とする場合、縦方向の画素ピッチを80μm以
下、横方向の画素ピッチを240μm以下、画素数(縦
方向の画素数×横方向の画素数)を960×240以上
に設定するのが好ましく、このように画素ピッチと画素
数を設定することにより、赤、緑、青の3色の着色光の
混色を良好にして、色質の良いカラー画像を表示するこ
とができる。
および横方向の画素ピッチ(複数の画素領域Aの配列ピ
ッチ)と画素数は、例えば対角線長さが3.8インチの
縦長画面とする場合、縦方向の画素ピッチを80μm以
下、横方向の画素ピッチを240μm以下、画素数(縦
方向の画素数×横方向の画素数)を960×240以上
に設定するのが好ましく、このように画素ピッチと画素
数を設定することにより、赤、緑、青の3色の着色光の
混色を良好にして、色質の良いカラー画像を表示するこ
とができる。
【0078】また、上記縦長画面液晶表示装置は、反射
板42を備え、表示装置の使用環境の光である外光を利
用して反射型表示を行なうものであり、各画素領域Aか
ら出射する光の強度が装置前面から入射する外光の強度
によって左右されるが、上記実施例では、赤、緑、青の
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bの面積を
それぞれ画素領域Aの面積よりも小さくし、前記画素領
域Aのうちのカラーフィルタ37R,37G,37Bに
対応するフィルタ対応領域aを着色光の出射領域とし、
前記カラーフィルタ37R,37G,37Bに対応しな
い無フィルタ領域bを非着色光の出射領域としているた
め、明るいカラー画像を表示することができる。
板42を備え、表示装置の使用環境の光である外光を利
用して反射型表示を行なうものであり、各画素領域Aか
ら出射する光の強度が装置前面から入射する外光の強度
によって左右されるが、上記実施例では、赤、緑、青の
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bの面積を
それぞれ画素領域Aの面積よりも小さくし、前記画素領
域Aのうちのカラーフィルタ37R,37G,37Bに
対応するフィルタ対応領域aを着色光の出射領域とし、
前記カラーフィルタ37R,37G,37Bに対応しな
い無フィルタ領域bを非着色光の出射領域としているた
め、明るいカラー画像を表示することができる。
【0079】すなわち、この実施例の縦長画面液晶表示
装置によれば、装置前面から入射し、図2および図3に
破線で示したように背面側の反射板42により反射され
て装置前面に出射する光のうち、前記画素領域Aのフィ
ルタ対応領域aを透過する光だけが、前記カラーフィル
タ37R,37G,37Bによりその吸収波長帯域の波
長成分の光を吸収され、このカラーフィルタ37R,3
7G,37Bを透過する波長成分の光が着色光となって
出射し、前記画素領域Aの無フィルタ領域bを透過する
光は、カラーフィルタ37R,37G,37Bによる吸
収を受けずに非着色光のまま出射する。
装置によれば、装置前面から入射し、図2および図3に
破線で示したように背面側の反射板42により反射され
て装置前面に出射する光のうち、前記画素領域Aのフィ
ルタ対応領域aを透過する光だけが、前記カラーフィル
タ37R,37G,37Bによりその吸収波長帯域の波
長成分の光を吸収され、このカラーフィルタ37R,3
7G,37Bを透過する波長成分の光が着色光となって
出射し、前記画素領域Aの無フィルタ領域bを透過する
光は、カラーフィルタ37R,37G,37Bによる吸
収を受けずに非着色光のまま出射する。
【0080】なお、装置前面から入射した外光のうち、
ゲートライン30およびデータライン31と補償容量電
極32に対応する領域を除く領域に入射した光が前記反
射板42により反射され、前記ゲートライン30および
データライン31と補償容量電極32に対応する領域に
入射した光が、背面側基板22の内面において前記ゲー
トライン30およびデータライン31と補償容量電極3
2により反射される。
ゲートライン30およびデータライン31と補償容量電
極32に対応する領域を除く領域に入射した光が前記反
射板42により反射され、前記ゲートライン30および
データライン31と補償容量電極32に対応する領域に
入射した光が、背面側基板22の内面において前記ゲー
トライン30およびデータライン31と補償容量電極3
2により反射される。
【0081】そのため、複数の画素領域Aからの出射光
により表示される各色のカラー画素は、その画素領域A
に対応するカラーフィルタ37R,37G,37Bの色
に着色し、しかもその明るさを、前記カラーフィルタ3
7R,37G,37Bでの吸収による輝度低下のない非
着色光により底上げされた画素である。
により表示される各色のカラー画素は、その画素領域A
に対応するカラーフィルタ37R,37G,37Bの色
に着色し、しかもその明るさを、前記カラーフィルタ3
7R,37G,37Bでの吸収による輝度低下のない非
着色光により底上げされた画素である。
【0082】この各色のカラー画素の彩度と明るさは、
着色光が出射する前記フィルタ対応領域aと、非着色光
が出射する前記無フィルタ領域bとの面積比によって決
まるが、前記カラーフィルタ37R,37G,37B
を、前記画素領域Aの面積の約50〜85%の面積に形
成すれば、彩度も明るさも充分なカラー画素を表示する
ことができる。
着色光が出射する前記フィルタ対応領域aと、非着色光
が出射する前記無フィルタ領域bとの面積比によって決
まるが、前記カラーフィルタ37R,37G,37B
を、前記画素領域Aの面積の約50〜85%の面積に形
成すれば、彩度も明るさも充分なカラー画素を表示する
ことができる。
【0083】そして、各画素領域Aのフィルタ対応領域
aおよび無フィルタ領域bから出射する着色光および非
着色光の強度は、画素領域Aの画素電極23と対向電極
35との間に印加される電界による液晶分子の配向状態
の変化に応じて変化し、それにより各画素領域Aからの
出射光により表示される各色のカラー画素の明るさが変
化して、その混色によりフルカラー画像等の多色カラー
画像が表示される。
aおよび無フィルタ領域bから出射する着色光および非
着色光の強度は、画素領域Aの画素電極23と対向電極
35との間に印加される電界による液晶分子の配向状態
の変化に応じて変化し、それにより各画素領域Aからの
出射光により表示される各色のカラー画素の明るさが変
化して、その混色によりフルカラー画像等の多色カラー
画像が表示される。
【0084】したがって、上記縦長画面液晶表示装置に
よれば、反射型表示でも、画素領域の全域からカラーフ
ィルタにより着色された着色光を出射させる場合に比べ
て、はるかに明るいカラー画像を表示することができ
る。
よれば、反射型表示でも、画素領域の全域からカラーフ
ィルタにより着色された着色光を出射させる場合に比べ
て、はるかに明るいカラー画像を表示することができ
る。
【0085】しかも、この実施例では、前記補償容量電
極23を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその列
の複数の画素電極23の横方向の一側縁付近に対向させ
て設け、前記3色のカラーフィルタ37R,37G,3
7Bを、前記画素領域Aのうちの前記補償容量電極32
に対応する一側縁付近の領域を除く主な画素領域内に対
応させて、前記主な画素領域の面積よりも小さい面積に
形成しているため、画面の法線に対して画面の上縁側に
傾いた方向から主に入射する外光のうち、各画素領域の
前記補償容量電極32に対応する一側縁付近の領域に入
射した光のほとんどを、帯色がほとんどなく、しかも充
分な強度の非着色光のまま出射させて、前記カラー画素
の明るさを効果的に底上げすることができる。
極23を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその列
の複数の画素電極23の横方向の一側縁付近に対向させ
て設け、前記3色のカラーフィルタ37R,37G,3
7Bを、前記画素領域Aのうちの前記補償容量電極32
に対応する一側縁付近の領域を除く主な画素領域内に対
応させて、前記主な画素領域の面積よりも小さい面積に
形成しているため、画面の法線に対して画面の上縁側に
傾いた方向から主に入射する外光のうち、各画素領域の
前記補償容量電極32に対応する一側縁付近の領域に入
射した光のほとんどを、帯色がほとんどなく、しかも充
分な強度の非着色光のまま出射させて、前記カラー画素
の明るさを効果的に底上げすることができる。
【0086】すなわち、反射型の液晶表示装置は、画面
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向からより多く
外光が入射するように画面の向きを選んで使用され、前
記法線の近傍の方向から表示を観察されるのが普通であ
り、この実施例の縦長画面液晶表示装置においても、反
射型表示を行なう場合の外光の主な入射方向は、画面の
法線に対して画面の上縁側(図2および図3において左
側)に傾いた方向である。
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向からより多く
外光が入射するように画面の向きを選んで使用され、前
記法線の近傍の方向から表示を観察されるのが普通であ
り、この実施例の縦長画面液晶表示装置においても、反
射型表示を行なう場合の外光の主な入射方向は、画面の
法線に対して画面の上縁側(図2および図3において左
側)に傾いた方向である。
【0087】そのため、画素領域Aのうちのフィルタ対
応領域aと無フィルタ領域bとが縦方向に隣り合ってい
る領域では、図2に示したように、画面の法線に対して
画面の上縁側に傾いた方向から主に入射する外光のう
ち、前記フィルタ対応領域aに入射してカラーフィルタ
37R,37G,37Bの色に着色した光の反射光の一
部が、無フィルタ領域bから前記非着色光とともに出射
し、また、前記無フィルタ領域bに入射した光の反射光
の一部が、前記フィルタ対応領域aからカラーフィルタ
37R,37G,37Bの色に着色した着色光となって
出射して、前記無フィルタ領域bから出射する光が色を
帯びるとともに、その強度が弱くなる。
応領域aと無フィルタ領域bとが縦方向に隣り合ってい
る領域では、図2に示したように、画面の法線に対して
画面の上縁側に傾いた方向から主に入射する外光のう
ち、前記フィルタ対応領域aに入射してカラーフィルタ
37R,37G,37Bの色に着色した光の反射光の一
部が、無フィルタ領域bから前記非着色光とともに出射
し、また、前記無フィルタ領域bに入射した光の反射光
の一部が、前記フィルタ対応領域aからカラーフィルタ
37R,37G,37Bの色に着色した着色光となって
出射して、前記無フィルタ領域bから出射する光が色を
帯びるとともに、その強度が弱くなる。
【0088】しかし、上記のように、補償容量電極32
を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその列の複数
の画素電極23の横方向の一側縁付近に対向させて設
け、前記カラーフィルタ37R,37G,37Bを、前
記画素領域Aのうちの前記補償容量電極32に対応する
一側縁付近の領域を除く主な画素領域内に対応させて、
前記主な画素領域の面積よりも小さい面積に形成すれ
ば、画面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から
主に入射する外光のうちの各画素領域Aの補償容量電極
32に対応する一側縁付近の領域に入射した光のほとん
どが、図3に示したように、入射経路においても反射経
路においてもカラーフィルタ37R,37G,37Bに
よる吸収を受けることなく非着色光のまま出射するた
め、この領域から、帯色がほとんどなく、しかも充分な
強度の非着色光を出射させて、前記カラー画素の明るさ
を効果的に底上げすることができる。
を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその列の複数
の画素電極23の横方向の一側縁付近に対向させて設
け、前記カラーフィルタ37R,37G,37Bを、前
記画素領域Aのうちの前記補償容量電極32に対応する
一側縁付近の領域を除く主な画素領域内に対応させて、
前記主な画素領域の面積よりも小さい面積に形成すれ
ば、画面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から
主に入射する外光のうちの各画素領域Aの補償容量電極
32に対応する一側縁付近の領域に入射した光のほとん
どが、図3に示したように、入射経路においても反射経
路においてもカラーフィルタ37R,37G,37Bに
よる吸収を受けることなく非着色光のまま出射するた
め、この領域から、帯色がほとんどなく、しかも充分な
強度の非着色光を出射させて、前記カラー画素の明るさ
を効果的に底上げすることができる。
【0089】また、上記反射型表示においては、装置前
面から各画素領域Aに入射した外光のうち、前記償容量
電極32に対応する領域以外の領域に入射した光は、図
2に示したように、前面側偏光板40と液晶層39と背
面側偏光板41とを透過して反射板42により反射さ
れ、再び背面側偏光板41と液晶層39と前面側偏光板
40とを透過して装置前面に出射するのに対し、前記償
容量電極32に対応する領域に入射した光は、図3に示
したように、前面側偏光板40と液晶層39を透過して
背面側偏光板41の内面で前記償容量電極32により反
射され、背面側偏光板41を通らずに、液晶層39と前
面側偏光板40を透過して装置前面に出射する。
面から各画素領域Aに入射した外光のうち、前記償容量
電極32に対応する領域以外の領域に入射した光は、図
2に示したように、前面側偏光板40と液晶層39と背
面側偏光板41とを透過して反射板42により反射さ
れ、再び背面側偏光板41と液晶層39と前面側偏光板
40とを透過して装置前面に出射するのに対し、前記償
容量電極32に対応する領域に入射した光は、図3に示
したように、前面側偏光板40と液晶層39を透過して
背面側偏光板41の内面で前記償容量電極32により反
射され、背面側偏光板41を通らずに、液晶層39と前
面側偏光板40を透過して装置前面に出射する。
【0090】そのため、前記画素領域Aの補償容量電極
32に対応する一側縁付近の領域から出射する非着色光
のうち、前記償容量電極32により反射された光は、背
面側偏光板41による吸収を全く受けない光であり、背
面側の反射板42により反射された光よりも強度が高
い。
32に対応する一側縁付近の領域から出射する非着色光
のうち、前記償容量電極32により反射された光は、背
面側偏光板41による吸収を全く受けない光であり、背
面側の反射板42により反射された光よりも強度が高
い。
【0091】したがって、前記画素領域Aの無フィルタ
領域bのうちの前記補償容量電極32に対応する一側縁
付近の領域から出射する非着色光は、前記償容量電極3
2により反射された高強度の光を含んでおり、そのた
め、前記カラー画素の明るさを、より効果的に底上げす
ることができる。
領域bのうちの前記補償容量電極32に対応する一側縁
付近の領域から出射する非着色光は、前記償容量電極3
2により反射された高強度の光を含んでおり、そのた
め、前記カラー画素の明るさを、より効果的に底上げす
ることができる。
【0092】さらに、この実施例では、カラーフィルタ
37R,37G,37Bの面積を画素領域Aの面積より
も小さくし、前記画素領域Aのうちのカラーフィルタ3
7R,37G,37Bに対応するフィルタ対応領域aを
着色光の出射領域とし、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bに対応しない無フィルタ領域bを非着色光
の出射領域とするだけでなく、上述したように、複数の
画素領域Aの間の画素間領域Sを、常に装置前面から入
射した外光の強度に応じた強度の反射光が出射する非着
色光出射領域としているため、前記画素間領域Sから出
射する非着色光により画面全体の明るさを底上げし、さ
らに画面を明るくすることができる。
37R,37G,37Bの面積を画素領域Aの面積より
も小さくし、前記画素領域Aのうちのカラーフィルタ3
7R,37G,37Bに対応するフィルタ対応領域aを
着色光の出射領域とし、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bに対応しない無フィルタ領域bを非着色光
の出射領域とするだけでなく、上述したように、複数の
画素領域Aの間の画素間領域Sを、常に装置前面から入
射した外光の強度に応じた強度の反射光が出射する非着
色光出射領域としているため、前記画素間領域Sから出
射する非着色光により画面全体の明るさを底上げし、さ
らに画面を明るくすることができる。
【0093】前記画素間領域Sから出射する非着色光
は、前記画素間領域Sのうちのゲートライン30および
データライン31の配線領域と償容量電極32が通って
いる領域以外の領域に入射して背面側の反射板42によ
り反射された光と、前記ゲートライン30およびデータ
ライン31の配線領域と償容量電極32が通っている領
域に入射し、背面側偏光板41の内面で前記ゲートライ
ン30およびデータライン31と補償容量電極32によ
り反射された、背面側偏光板41による吸収を全く受け
ない高強度の光であり、したがって、前記画素間領域S
から出射する非着色光により、画面全体の明るさを効果
的に底上げすることができる。
は、前記画素間領域Sのうちのゲートライン30および
データライン31の配線領域と償容量電極32が通って
いる領域以外の領域に入射して背面側の反射板42によ
り反射された光と、前記ゲートライン30およびデータ
ライン31の配線領域と償容量電極32が通っている領
域に入射し、背面側偏光板41の内面で前記ゲートライ
ン30およびデータライン31と補償容量電極32によ
り反射された、背面側偏光板41による吸収を全く受け
ない高強度の光であり、したがって、前記画素間領域S
から出射する非着色光により、画面全体の明るさを効果
的に底上げすることができる。
【0094】なお、上記第1の実施例では、図1に示し
たように、カラーフィルタ37R,37G,37Bを、
画素領域Aのうちの補償容量電極32に対応する一側縁
付近の領域を除く主な画素領域の縦幅方向の中央部に対
応させて、この主な画素領域の横幅よりも僅かに短い長
さを有する横長帯状に形成しているため、前記無フィル
タ領域bのうちの前記補償容量電極32に対応する一側
縁付近の領域と、前記主な画素領域の横方向の両側の極
く幅の狭い領域からは、帯色がほとんどなく、しかも充
分な強度の非着色光が出射するが、前記主な画素領域の
上下の側縁付近の領域、つまりフィルタ対応領域Aと縦
方向に隣り合っている領域から出射する光は、上述した
ように、色を帯びるとともに、その強度が弱くなった光
である。
たように、カラーフィルタ37R,37G,37Bを、
画素領域Aのうちの補償容量電極32に対応する一側縁
付近の領域を除く主な画素領域の縦幅方向の中央部に対
応させて、この主な画素領域の横幅よりも僅かに短い長
さを有する横長帯状に形成しているため、前記無フィル
タ領域bのうちの前記補償容量電極32に対応する一側
縁付近の領域と、前記主な画素領域の横方向の両側の極
く幅の狭い領域からは、帯色がほとんどなく、しかも充
分な強度の非着色光が出射するが、前記主な画素領域の
上下の側縁付近の領域、つまりフィルタ対応領域Aと縦
方向に隣り合っている領域から出射する光は、上述した
ように、色を帯びるとともに、その強度が弱くなった光
である。
【0095】次に、この発明の他の実施例を図4〜図1
0を参照して説明する。なお、以下の各実施例は、赤、
緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37G,37B
を上記第1の実施例とは異なる形状に形成したものであ
るが、他の構成は第1の実施例と同じであるから、重複
する説明は図に同符号を付して省略する。
0を参照して説明する。なお、以下の各実施例は、赤、
緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37G,37B
を上記第1の実施例とは異なる形状に形成したものであ
るが、他の構成は第1の実施例と同じであるから、重複
する説明は図に同符号を付して省略する。
【0096】図4〜図6はこの発明の第2の実施例によ
る縦長画面液晶表示装置を示しており、図4は一部分の
正面図、図5は図4の V−V 線に沿う拡大断面図、図6
は図4のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
る縦長画面液晶表示装置を示しており、図4は一部分の
正面図、図5は図4の V−V 線に沿う拡大断面図、図6
は図4のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【0097】この実施例は、赤、緑、青の3色のカラー
フィルタ37R,37G,37Bをそれぞれ、その縦幅
と画素領域Aの縦幅との差よりも、その横幅と前記主な
画素領域(画素領域Aのうちの補償容量電極32に対応
する一側縁付近の領域を除く領域)の横幅との差が大き
い形状に形成し、前記画素領域Aのうちの補償容量電極
32に対応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域
内の少なくとも横方向の両側の領域とを、前記カラーフ
ィルタ37R,37G,37Bに対応しない無フィルタ
領域b、つまり非着色光の出射領域としたものである。
フィルタ37R,37G,37Bをそれぞれ、その縦幅
と画素領域Aの縦幅との差よりも、その横幅と前記主な
画素領域(画素領域Aのうちの補償容量電極32に対応
する一側縁付近の領域を除く領域)の横幅との差が大き
い形状に形成し、前記画素領域Aのうちの補償容量電極
32に対応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域
内の少なくとも横方向の両側の領域とを、前記カラーフ
ィルタ37R,37G,37Bに対応しない無フィルタ
領域b、つまり非着色光の出射領域としたものである。
【0098】すなわち、この実施例では、赤、緑、青の
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、前記主な画素領域の中央領域に対応させて、縦幅が
画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が前記主な画
素領域の横幅よりも充分に短い矩形形状に形成するとと
もに、これらのカラーフィルタ37R,37G,37B
の面積を、充分な彩度と明るさのカラー画素を表示でき
る面積(画素領域Aの面積の約50〜85%の面積)と
している。
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、前記主な画素領域の中央領域に対応させて、縦幅が
画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が前記主な画
素領域の横幅よりも充分に短い矩形形状に形成するとと
もに、これらのカラーフィルタ37R,37G,37B
の面積を、充分な彩度と明るさのカラー画素を表示でき
る面積(画素領域Aの面積の約50〜85%の面積)と
している。
【0099】この実施例によれば、上述したように画面
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射
する外光のうち、各画素領域Aの補償容量電極32に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも横方向の両側の領域とに入射した光のほとんど
を、帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着色光
のまま出射させ、前記カラー画素の明るさをさらに効果
的に底上げすることができる。
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射
する外光のうち、各画素領域Aの補償容量電極32に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも横方向の両側の領域とに入射した光のほとんど
を、帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着色光
のまま出射させ、前記カラー画素の明るさをさらに効果
的に底上げすることができる。
【0100】なお、この実施例では、前記赤、緑、青の
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、前記主な画素領域の中央領域に対応させて、縦幅が
画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が前記主な画
素領域の横幅よりも充分に短い矩形形状に形成している
ため、前記画素領域Aのフィルタ対応領域aの上下の領
域も無フィルタ領域bとなっているが、この上下の無フ
ィルタ領域b、つまりフィルタ対応領域aと縦方向に隣
り合っている領域から出射する光は、上述したように、
色を帯びるとともに、その強度が弱くなった光である。
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、前記主な画素領域の中央領域に対応させて、縦幅が
画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が前記主な画
素領域の横幅よりも充分に短い矩形形状に形成している
ため、前記画素領域Aのフィルタ対応領域aの上下の領
域も無フィルタ領域bとなっているが、この上下の無フ
ィルタ領域b、つまりフィルタ対応領域aと縦方向に隣
り合っている領域から出射する光は、上述したように、
色を帯びるとともに、その強度が弱くなった光である。
【0101】しかし、この上下の無フィルタ領域bは、
図4のように極く幅の狭い領域であり、それに比べれ
ば、帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色光が
出射する左右の領域(前記主な画素領域内の横方向の両
側の領域)と、前記補償容量電極32に対応する一側縁
付近の領域の面積が充分に大きい。
図4のように極く幅の狭い領域であり、それに比べれ
ば、帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色光が
出射する左右の領域(前記主な画素領域内の横方向の両
側の領域)と、前記補償容量電極32に対応する一側縁
付近の領域の面積が充分に大きい。
【0102】したがって、この実施例によれば、画面の
法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射す
る外光を帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色
光のまま出射させる領域の面積を上記第1の実施例より
も広くし、前記カラー画素の明るさをさらに効果的に底
上げすることができる。
法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射す
る外光を帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色
光のまま出射させる領域の面積を上記第1の実施例より
も広くし、前記カラー画素の明るさをさらに効果的に底
上げすることができる。
【0103】なお、上記第2の実施例では、赤、緑、青
の3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれ
ぞれ、前記主な画素領域の中央領域に対応させて設け、
前記主な画素領域内の横方向の両側の領域を非着色光の
出射領域としているが、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bを左右いずれかの方向に偏らせて設け、前
記主な画素領域の横方向の一側の領域を非着色光の出射
領域としてもよい。
の3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれ
ぞれ、前記主な画素領域の中央領域に対応させて設け、
前記主な画素領域内の横方向の両側の領域を非着色光の
出射領域としているが、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bを左右いずれかの方向に偏らせて設け、前
記主な画素領域の横方向の一側の領域を非着色光の出射
領域としてもよい。
【0104】図7はこの発明の第3の実施例による縦長
画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
【0105】この実施例は、赤、緑、青の3色のカラー
フィルタ37R,37G,37Bをそれぞれ横方向に二
分割して設け、画素領域Aのうちの補償容量電極32に
対応する一側縁付近の領域と前記主な画素領域内の少な
くとも分割されたカラーフィルタ間の領域とを、前記カ
ラーフィルタ37R,37G,37Bに対応しない無フ
ィルタ領域b、つまり非着色光の出射領域としたもので
ある。
フィルタ37R,37G,37Bをそれぞれ横方向に二
分割して設け、画素領域Aのうちの補償容量電極32に
対応する一側縁付近の領域と前記主な画素領域内の少な
くとも分割されたカラーフィルタ間の領域とを、前記カ
ラーフィルタ37R,37G,37Bに対応しない無フ
ィルタ領域b、つまり非着色光の出射領域としたもので
ある。
【0106】すなわち、この実施例では、赤、緑、青の
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、縦幅が画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が
前記主な画素領域(画素領域Aのうちの補償容量電極3
2に対応する一側縁付近の領域を除く領域)の横幅の1
/2の幅よりも充分に短い矩形形状を有する2つのカラ
ーフィルタに分割し、分割された一方のカラーフィルタ
を、その一側縁を前記主な画素領域(画素領域Aのうち
の補償容量電極32に対応する一側縁付近の領域を除く
領域)の横幅方向の一側縁に近接させて設け、他方のカ
ラーフィルタを、その一側縁を前記主な画素領域の横幅
方向の他側縁に近接させて設けるとともに、前記分割さ
れた両方のフィルタの総面積を、充分な彩度と明るさの
カラー画素を表示できる面積(画素領域Aの面積の約5
0〜85%の面積)としている。
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、縦幅が画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が
前記主な画素領域(画素領域Aのうちの補償容量電極3
2に対応する一側縁付近の領域を除く領域)の横幅の1
/2の幅よりも充分に短い矩形形状を有する2つのカラ
ーフィルタに分割し、分割された一方のカラーフィルタ
を、その一側縁を前記主な画素領域(画素領域Aのうち
の補償容量電極32に対応する一側縁付近の領域を除く
領域)の横幅方向の一側縁に近接させて設け、他方のカ
ラーフィルタを、その一側縁を前記主な画素領域の横幅
方向の他側縁に近接させて設けるとともに、前記分割さ
れた両方のフィルタの総面積を、充分な彩度と明るさの
カラー画素を表示できる面積(画素領域Aの面積の約5
0〜85%の面積)としている。
【0107】この実施例によれば、上述したように画面
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射
する外光のうち、各画素領域Aの補償容量電極32に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも分割されたカラーフィルタ間の領域とに入射した
光のほとんどを、帯色がほとんどなく、しかも充分な強
度の非着色光のまま出射させ、前記カラー画素の明るさ
をさらに効果的に底上げすることができる。
の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射
する外光のうち、各画素領域Aの補償容量電極32に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも分割されたカラーフィルタ間の領域とに入射した
光のほとんどを、帯色がほとんどなく、しかも充分な強
度の非着色光のまま出射させ、前記カラー画素の明るさ
をさらに効果的に底上げすることができる。
【0108】なお、この実施例では、前記赤、緑、青の
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、縦幅が画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が
前記主な画素領域の横幅の1/2の幅よりも充分に短い
矩形形状を有する2つのカラーフィルタに分割している
ため、前記画素領域Aの分割された両方のカラーフィル
タにそれぞれ対応する2つのフィルタ対応領域aの上下
の領域も無フィルタ領域bとなっているが、この上下の
無フィルタ領域b、つまりフィルタ対応領域aと縦方向
に隣り合っている領域から出射する光は、上述したよう
に、色を帯びるとともに、その強度が弱くなった光であ
る。
3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞ
れ、縦幅が画素領域Aの縦幅よりも僅かに短く、横幅が
前記主な画素領域の横幅の1/2の幅よりも充分に短い
矩形形状を有する2つのカラーフィルタに分割している
ため、前記画素領域Aの分割された両方のカラーフィル
タにそれぞれ対応する2つのフィルタ対応領域aの上下
の領域も無フィルタ領域bとなっているが、この上下の
無フィルタ領域b、つまりフィルタ対応領域aと縦方向
に隣り合っている領域から出射する光は、上述したよう
に、色を帯びるとともに、その強度が弱くなった光であ
る。
【0109】しかし、この上下の無フィルタ領域bは、
図7のように極く幅の狭い領域であり、それに比べれ
ば、帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色光が
出射する分割された2つのフィルタ対応領域aの間の領
域と、前記補償容量電極32に対応する一側縁付近の領
域の面積が充分に大きい。
図7のように極く幅の狭い領域であり、それに比べれ
ば、帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色光が
出射する分割された2つのフィルタ対応領域aの間の領
域と、前記補償容量電極32に対応する一側縁付近の領
域の面積が充分に大きい。
【0110】したがって、この実施例によれば、画面の
法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射す
る外光を帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色
光のまま出射させる領域の面積を上記第1の実施例より
も広くし、前記カラー画素の明るさをさらに効果的に底
上げすることができる。
法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入射す
る外光を帯色がほとんどなくしかも充分な強度の非着色
光のまま出射させる領域の面積を上記第1の実施例より
も広くし、前記カラー画素の明るさをさらに効果的に底
上げすることができる。
【0111】なお、上記第3の実施例では、赤、緑、青
の3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれ
ぞれ横方向に二分割して設けているが、前記カラーフィ
ルタ37R,37G,37Bの分割数は二分割に限ら
ず、三分割以上にしてもよい。
の3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれ
ぞれ横方向に二分割して設けているが、前記カラーフィ
ルタ37R,37G,37Bの分割数は二分割に限ら
ず、三分割以上にしてもよい。
【0112】図8はこの発明の第4の実施例による縦長
画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
【0113】この実施例は、図4〜図6に示した第2の
実施例と同様に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ3
7R,37G,37Bをそれぞれ、その縦幅と画素領域
Aの縦幅との差よりも、その横幅と前記主な画素領域の
横幅との差が大きい形状に形成し、前記画素領域Aのう
ちの補償容量電極32に対応する一側縁付近の領域と、
前記主な画素領域内の少なくとも横方向の両側の領域と
を、前記カラーフィルタ37R,37G,37Bに対応
しない無フィルタ領域b、つまり非着色光の出射領域と
するとともに、前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ
37R,37G,37Bの面積を、それぞれの透過波長
帯域に応じて異ならせたものである。
実施例と同様に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ3
7R,37G,37Bをそれぞれ、その縦幅と画素領域
Aの縦幅との差よりも、その横幅と前記主な画素領域の
横幅との差が大きい形状に形成し、前記画素領域Aのう
ちの補償容量電極32に対応する一側縁付近の領域と、
前記主な画素領域内の少なくとも横方向の両側の領域と
を、前記カラーフィルタ37R,37G,37Bに対応
しない無フィルタ領域b、つまり非着色光の出射領域と
するとともに、前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ
37R,37G,37Bの面積を、それぞれの透過波長
帯域に応じて異ならせたものである。
【0114】すなわち、この実施例では、前記赤、緑、
青の3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bのう
ちの、長波長帯域の波長成分の光を透過させる第1の色
のカラーフィルタである赤色フィルタ37Rを、他の2
色のカラーフィルタ37G,37Bの面積よりも大きい
面積に形成し、前記他の2色のカラーフィルタ37G,
37Bのうちの中間波長帯域の波長成分の光を透過させ
る第2の色のカラーフィルタである緑色フィルタ37G
を、短波長帯域の波長成分の光を透過させる第3の色の
カラーフィルタである青色フィルタ37Bの面積よりも
小さい面積に形成している。
青の3色のカラーフィルタ37R,37G,37Bのう
ちの、長波長帯域の波長成分の光を透過させる第1の色
のカラーフィルタである赤色フィルタ37Rを、他の2
色のカラーフィルタ37G,37Bの面積よりも大きい
面積に形成し、前記他の2色のカラーフィルタ37G,
37Bのうちの中間波長帯域の波長成分の光を透過させ
る第2の色のカラーフィルタである緑色フィルタ37G
を、短波長帯域の波長成分の光を透過させる第3の色の
カラーフィルタである青色フィルタ37Bの面積よりも
小さい面積に形成している。
【0115】この実施例によれば、前記赤、緑、青の3
色のカラーフィルタ37R,37G,37Bの面積比を
上記のように設定しているため、前記カラーフィルタ3
7R,37G,37Bを薄膜化して出射する着色光の強
度を上げるようにしても、各画素領域Aからそれぞれ出
射する着色光と非着色光とにより表示される各色のカラ
ー画素の彩度および明るさをバランスさせ、再現性の良
いカラー画像を表示することができる。
色のカラーフィルタ37R,37G,37Bの面積比を
上記のように設定しているため、前記カラーフィルタ3
7R,37G,37Bを薄膜化して出射する着色光の強
度を上げるようにしても、各画素領域Aからそれぞれ出
射する着色光と非着色光とにより表示される各色のカラ
ー画素の彩度および明るさをバランスさせ、再現性の良
いカラー画像を表示することができる。
【0116】すなわち、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bの膜厚を薄くすれば、これらのカラーフィ
ルタ37R,37G,37Bでの光の吸収を少なくし、
出射する着色光の強度を上げることができるが、単にカ
ラーフィルタ37R,37G,37Bの膜厚を薄くした
のでは、赤、緑、青のカラーフィルタ37R,37G,
37Bの平均透過率がそれぞれシフトして、これらのカ
ラーフィルタ37R,37G,37Bを透過した各色の
光の色バランスが悪くなり、赤、緑、青の光の加法混色
による表示色がシアン(青味がかった緑)に近くなるた
め、良好な白表示が得られない。
7G,37Bの膜厚を薄くすれば、これらのカラーフィ
ルタ37R,37G,37Bでの光の吸収を少なくし、
出射する着色光の強度を上げることができるが、単にカ
ラーフィルタ37R,37G,37Bの膜厚を薄くした
のでは、赤、緑、青のカラーフィルタ37R,37G,
37Bの平均透過率がそれぞれシフトして、これらのカ
ラーフィルタ37R,37G,37Bを透過した各色の
光の色バランスが悪くなり、赤、緑、青の光の加法混色
による表示色がシアン(青味がかった緑)に近くなるた
め、良好な白表示が得られない。
【0117】しかし、この実施例のように、赤、緑、青
のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞれ、
赤色フィルタ面積>青色フィルタ面積>緑色フィルタ面
積の面積比で形成して、各画素領域から出射する着色光
と非着色光との光量比によって決まるカラー画素の彩度
と明るさを、赤、緑、青の各色ごとに調整すれば、カラ
ーフィルタ37R,37G,37Bを薄膜化したときの
各色のカラーフィルタ37R,37G,37Bの平均透
過率のシフトによる赤、緑、青の着色光の色バランスの
悪化を補償することができるため、各画素領域Aからそ
れぞれ出射する着色光と非着色光とにより表示される各
色のカラー画素の彩度および明るさをバランスさせ、再
現性の良いカラー画像を表示することができる。
のカラーフィルタ37R,37G,37Bをそれぞれ、
赤色フィルタ面積>青色フィルタ面積>緑色フィルタ面
積の面積比で形成して、各画素領域から出射する着色光
と非着色光との光量比によって決まるカラー画素の彩度
と明るさを、赤、緑、青の各色ごとに調整すれば、カラ
ーフィルタ37R,37G,37Bを薄膜化したときの
各色のカラーフィルタ37R,37G,37Bの平均透
過率のシフトによる赤、緑、青の着色光の色バランスの
悪化を補償することができるため、各画素領域Aからそ
れぞれ出射する着色光と非着色光とにより表示される各
色のカラー画素の彩度および明るさをバランスさせ、再
現性の良いカラー画像を表示することができる。
【0118】この実施例においては、前記赤色フィルタ
37Rを画素領域Aの面積の80〜85%の面積に形成
し、前記緑色フィルタ37Gを画素領域Aの面積の50
〜55%の面積に形成し、前記青色フィルタ37Bを画
素領域Aの面積の75〜80%の面積に形成するのが好
ましく、このように赤、緑、青のカラーフィルタ37
R,37G,37Bの面積比を設定することにより、よ
り色再現性の良いカラー画像を表示することができる。
37Rを画素領域Aの面積の80〜85%の面積に形成
し、前記緑色フィルタ37Gを画素領域Aの面積の50
〜55%の面積に形成し、前記青色フィルタ37Bを画
素領域Aの面積の75〜80%の面積に形成するのが好
ましく、このように赤、緑、青のカラーフィルタ37
R,37G,37Bの面積比を設定することにより、よ
り色再現性の良いカラー画像を表示することができる。
【0119】図9はこの発明の第5の実施例による縦長
画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
【0120】この実施例は、上記第4の実施例と同様
に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bの面積を、それぞれの透過波長帯域に応じて
異ならせることにより、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bを薄膜化して出射する着色光の強度を上げ
るようにしても、各画素領域Aからそれぞれ出射する着
色光と非着色光とにより表示される各色のカラー画素の
彩度および明るさをバランスさせ、再現性の良いカラー
画像を表示することができるようにしたものであり、こ
の実施例では、前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ
37R,37G,37Bのうちの最も小さい面積を有す
る緑色フィルタ37Gを横方向に二分割して設けてい
る。
に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bの面積を、それぞれの透過波長帯域に応じて
異ならせることにより、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bを薄膜化して出射する着色光の強度を上げ
るようにしても、各画素領域Aからそれぞれ出射する着
色光と非着色光とにより表示される各色のカラー画素の
彩度および明るさをバランスさせ、再現性の良いカラー
画像を表示することができるようにしたものであり、こ
の実施例では、前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ
37R,37G,37Bのうちの最も小さい面積を有す
る緑色フィルタ37Gを横方向に二分割して設けてい
る。
【0121】この実施例によれば、前記緑色フィルタ3
7Gに対応する画素領域Aのうちの分割された両方のカ
ラーフィルタにそれぞれ対応する2つのフィルタ対応領
域aから着色光を出射させ、他の無フィルタ領域bから
非着色光を出射させることができるため、前記緑色フィ
ルタ37Gの面積(分割された両方のカラーフィルタの
総面積)が小さくても、この緑色フィルタ37Gに対応
する画素領域Aから、着色光と非着色光とがバランス良
く分布した光を出射することができる。
7Gに対応する画素領域Aのうちの分割された両方のカ
ラーフィルタにそれぞれ対応する2つのフィルタ対応領
域aから着色光を出射させ、他の無フィルタ領域bから
非着色光を出射させることができるため、前記緑色フィ
ルタ37Gの面積(分割された両方のカラーフィルタの
総面積)が小さくても、この緑色フィルタ37Gに対応
する画素領域Aから、着色光と非着色光とがバランス良
く分布した光を出射することができる。
【0122】図10はこの発明の第6の実施例による縦
長画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
長画面液晶表示装置の一部分の正面図断面図である。
【0123】この実施例は、上記第4の実施例と同様
に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bの面積を、それぞれの吸収波長帯域に応じて
異ならせることにより、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bを薄膜化して出射する着色光の強度を上げ
るようにしても、各画素領域Aからそれぞれ出射する着
色光と非着色光とにより表示される各色のカラー画素の
彩度および明るさをバランスさせ、再現性の良いカラー
画像を表示することができるようにしたものであり、こ
の実施例では、前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ
37R,37G,37Bのうちの最も小さい面積を有す
る緑色フィルタ37Gと、中間の面積を有する青色フィ
ルタ37Bとをそれぞれを横方向に二分割して設けてい
る。
に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37
G,37Bの面積を、それぞれの吸収波長帯域に応じて
異ならせることにより、前記カラーフィルタ37R,3
7G,37Bを薄膜化して出射する着色光の強度を上げ
るようにしても、各画素領域Aからそれぞれ出射する着
色光と非着色光とにより表示される各色のカラー画素の
彩度および明るさをバランスさせ、再現性の良いカラー
画像を表示することができるようにしたものであり、こ
の実施例では、前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタ
37R,37G,37Bのうちの最も小さい面積を有す
る緑色フィルタ37Gと、中間の面積を有する青色フィ
ルタ37Bとをそれぞれを横方向に二分割して設けてい
る。
【0124】この実施例によれば、前記緑色フィルタ3
7Gおよび青色フィルタ37Bに対応する画素領域Aの
うちの分割された両方のカラーフィルタにそれぞれ対応
する2つのフィルタ対応領域aから着色光を出射させ、
他の無フィルタ領域bから非着色光を出射させることが
できるため、前記緑色フィルタ37Gおよび青色フィル
タ37Bの面積(分割された両方のカラーフィルタの総
面積)が小さくても、この緑色フィルタ37Gおよび青
色フィルタ37Bに対応する画素領域Aからそれぞれ、
着色光と非着色光とがバランス良く分布した光を出射す
ることができる。
7Gおよび青色フィルタ37Bに対応する画素領域Aの
うちの分割された両方のカラーフィルタにそれぞれ対応
する2つのフィルタ対応領域aから着色光を出射させ、
他の無フィルタ領域bから非着色光を出射させることが
できるため、前記緑色フィルタ37Gおよび青色フィル
タ37Bの面積(分割された両方のカラーフィルタの総
面積)が小さくても、この緑色フィルタ37Gおよび青
色フィルタ37Bに対応する画素領域Aからそれぞれ、
着色光と非着色光とがバランス良く分布した光を出射す
ることができる。
【0125】なお、上記第5および第6の実施例では、
緑色フィルタ37Gまたは、緑色フィルタ37Gと青色
フィルタ37Bとを、横方向に二分割して設けている
が、その分割数は二分割に限らず、三分割以上にしても
よい。
緑色フィルタ37Gまたは、緑色フィルタ37Gと青色
フィルタ37Bとを、横方向に二分割して設けている
が、その分割数は二分割に限らず、三分割以上にしても
よい。
【0126】また、上記第1〜第6の実施例では、赤、
緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37G,37B
を前面側基板21の内面に設けているが、このカラーフ
ィルタ37R,37G,37Bは、背面側基板22の内
面に設けてもよく、また各画素領域Aにそれぞれ対応さ
せて設ける3色の着色膜は、前記赤、緑、青のカラーフ
ィルタ37R,37G,37Bに限らず、例えば、シア
ン、マゼンタ、イエローの3色のカラーフィルタでもよ
い。
緑、青の3色のカラーフィルタ37R,37G,37B
を前面側基板21の内面に設けているが、このカラーフ
ィルタ37R,37G,37Bは、背面側基板22の内
面に設けてもよく、また各画素領域Aにそれぞれ対応さ
せて設ける3色の着色膜は、前記赤、緑、青のカラーフ
ィルタ37R,37G,37Bに限らず、例えば、シア
ン、マゼンタ、イエローの3色のカラーフィルタでもよ
い。
【0127】また、上記各実施例では、背面側に配置す
る反射手段として反射板42を用いているが、前記反射
手段として、装置前面から入射する外光を反射するとと
もに照明光を出射する機能を有するものを用いれば、充
分な明るさの外光が得られるときは前記反射手段から照
明光を出射させずに外光を利用して表示し、外光の明る
さが不足するときに、前記反射手段から照明光を出射さ
せて画面輝度を補う2ウエイ型表示を行なうことができ
る。
る反射手段として反射板42を用いているが、前記反射
手段として、装置前面から入射する外光を反射するとと
もに照明光を出射する機能を有するものを用いれば、充
分な明るさの外光が得られるときは前記反射手段から照
明光を出射させずに外光を利用して表示し、外光の明る
さが不足するときに、前記反射手段から照明光を出射さ
せて画面輝度を補う2ウエイ型表示を行なうことができ
る。
【0128】その場合、前記反射手段は、バックライト
の前面に半透過反射板を配置して構成してもよく、ま
た、例えば特願平10−120978号に記載されてい
るような、前面を階段形状面に形成するとともにその複
数の段面にそれぞれ反射膜を形成した導光体を用い、光
源からの照明光を前記導光体の端面から取り込んで前記
階段形状面の複数の段差面から出射し、前方から入射す
る外光を前記階段形状面の複数の段面上の反射膜により
反射させるようにした構成としてもよい。
の前面に半透過反射板を配置して構成してもよく、ま
た、例えば特願平10−120978号に記載されてい
るような、前面を階段形状面に形成するとともにその複
数の段面にそれぞれ反射膜を形成した導光体を用い、光
源からの照明光を前記導光体の端面から取り込んで前記
階段形状面の複数の段差面から出射し、前方から入射す
る外光を前記階段形状面の複数の段面上の反射膜により
反射させるようにした構成としてもよい。
【0129】さらに、この発明の縦長画面液晶表示装置
は、その背面側にバックライトを配置し、このバックラ
イトからの照明光を利用して表示する透過型のものでも
よく、その場合は、前記バックライトからの照明光の輝
度を高くすることによって各画素領域Aからの出射光の
強度を上げることができるため、各画素領域Aにそれぞ
れ対応させて設ける3色の着色膜を、前記画素領域Aの
ほぼ全域に対応する面積に形成してもよい。
は、その背面側にバックライトを配置し、このバックラ
イトからの照明光を利用して表示する透過型のものでも
よく、その場合は、前記バックライトからの照明光の輝
度を高くすることによって各画素領域Aからの出射光の
強度を上げることができるため、各画素領域Aにそれぞ
れ対応させて設ける3色の着色膜を、前記画素領域Aの
ほぼ全域に対応する面積に形成してもよい。
【0130】
【発明の効果】この発明の縦長画面液晶表示装置によれ
ば、ゲートラインを縦方向に配線し、データラインを横
方向に配線しているため、従来の縦長画面液晶表示装置
に比べてゲートライン数を少なくし、各ゲートラインの
選択期間(各画素領域の書き込み時間)を充分に確保す
るとともに高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画
像を表示させることができ、さらに、複数の画素領域に
それぞれ対応する3色の着色膜を縦方向に交互に並べて
配置するとともに、前記複数の画素領域をそれぞれ横長
の矩形形状に形成しているため、縦方向に配列する各画
素領域からそれぞれ出射する前記着色膜の色に着色した
3色の着色光の混色を良好にし、色質の良いカラー画像
を表示することができる。
ば、ゲートラインを縦方向に配線し、データラインを横
方向に配線しているため、従来の縦長画面液晶表示装置
に比べてゲートライン数を少なくし、各ゲートラインの
選択期間(各画素領域の書き込み時間)を充分に確保す
るとともに高いフレーム周波数で駆動して、高品質の画
像を表示させることができ、さらに、複数の画素領域に
それぞれ対応する3色の着色膜を縦方向に交互に並べて
配置するとともに、前記複数の画素領域をそれぞれ横長
の矩形形状に形成しているため、縦方向に配列する各画
素領域からそれぞれ出射する前記着色膜の色に着色した
3色の着色光の混色を良好にし、色質の良いカラー画像
を表示することができる。
【0131】この発明の縦長画面液晶表示装置を反射型
(2ウエイ型を含む)とする場合は、前記3色の着色膜
の面積をそれぞれ前記画素領域の面積よりも小さくし、
前記画素領域のうちの前記着色膜に対応する領域を着色
光の出射領域とし、前記着色膜に対応しない領域を非着
色光の出射領域とするのが好ましく、このようにするこ
とにより、反射型表示でも、画素領域の全域から着色膜
により着色された着色光を出射させる場合に比べて、は
るかに明るいカラー画像を表示することができる。
(2ウエイ型を含む)とする場合は、前記3色の着色膜
の面積をそれぞれ前記画素領域の面積よりも小さくし、
前記画素領域のうちの前記着色膜に対応する領域を着色
光の出射領域とし、前記着色膜に対応しない領域を非着
色光の出射領域とするのが好ましく、このようにするこ
とにより、反射型表示でも、画素領域の全域から着色膜
により着色された着色光を出射させる場合に比べて、は
るかに明るいカラー画像を表示することができる。
【0132】前記反射型表示を行なう場合は、前記補償
容量電極を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその
列の複数の画素電極の横方向の一側縁付近に対向させて
設け、前記3色の着色膜を、前記画素領域のうちの前記
補償容量電極に対応する一側縁付近の領域を除く主な画
素領域内に対応させて、前記主な画素領域の面積よりも
小さい面積に形成するのが好ましく、このようにするこ
とにより、画面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方
向から主に入射する外光のうち、各画素領域の前記補償
容量電極に対応する一側縁付近の領域に入射した光のほ
とんどを帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着
色光のまま出射させて、前記カラー画素の明るさを効果
的に底上げすることができる。
容量電極を、縦方向に配列する各画素電極列ごとにその
列の複数の画素電極の横方向の一側縁付近に対向させて
設け、前記3色の着色膜を、前記画素領域のうちの前記
補償容量電極に対応する一側縁付近の領域を除く主な画
素領域内に対応させて、前記主な画素領域の面積よりも
小さい面積に形成するのが好ましく、このようにするこ
とにより、画面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方
向から主に入射する外光のうち、各画素領域の前記補償
容量電極に対応する一側縁付近の領域に入射した光のほ
とんどを帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の非着
色光のまま出射させて、前記カラー画素の明るさを効果
的に底上げすることができる。
【0133】その場合は、前記3色の着色膜をそれぞ
れ、その縦幅と前記画素領域の縦幅との差よりも、その
横幅と前記主な画素領域の横幅との差が大きい形状に形
成し、前記画素領域のうちの前記補償容量電極に対応す
る一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少なくと
も横方向の一側または両側の領域とを非着色光の出射領
域とするのが望ましく、このようにすることにより、画
面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入
射する外光のうち、各画素領域の前記補償容量電極に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも横方向の一側または両側の領域とに入射した光の
ほとんどを、帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の
非着色光のまま出射させ、前記カラー画素の明るさをさ
らに効果的に底上げすることができる。
れ、その縦幅と前記画素領域の縦幅との差よりも、その
横幅と前記主な画素領域の横幅との差が大きい形状に形
成し、前記画素領域のうちの前記補償容量電極に対応す
る一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少なくと
も横方向の一側または両側の領域とを非着色光の出射領
域とするのが望ましく、このようにすることにより、画
面の法線に対して画面の上縁側に傾いた方向から主に入
射する外光のうち、各画素領域の前記補償容量電極に対
応する一側縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少な
くとも横方向の一側または両側の領域とに入射した光の
ほとんどを、帯色がほとんどなく、しかも充分な強度の
非着色光のまま出射させ、前記カラー画素の明るさをさ
らに効果的に底上げすることができる。
【0134】また、上記のように補償容量電極を縦方向
に配列する各画素電極列ごとにその列の複数の画素電極
の横方向の一側縁付近に対向させて設け、3色の着色膜
を画素領域のうちの前記補償容量電極に対応する一側縁
付近の領域を除く主な画素領域内に対応させて前記主な
画素領域の面積よりも小さい面積に形成する場合は、前
記3色の着色膜をそれぞれ横方向に分割して設け、前記
画素領域のうちの前記補償容量電極に対応する一側縁付
近の領域と前記主な画素領域内の少なくとも分割された
着色膜間の領域とを非着色光の出射領域としてもよく、
このようにすることにより、画面の法線に対して画面の
上縁側に傾いた方向から主に入射する外光のうち、各画
素領域の前記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域
と、前記主な画素領域内の少なくとも分割された着色膜
間の領域とに入射した光のほとんどを、帯色がほとんど
なく、しかも充分な強度の非着色光のまま出射させ、前
記カラー画素の明るさをさらに効果的に底上げすること
ができる。
に配列する各画素電極列ごとにその列の複数の画素電極
の横方向の一側縁付近に対向させて設け、3色の着色膜
を画素領域のうちの前記補償容量電極に対応する一側縁
付近の領域を除く主な画素領域内に対応させて前記主な
画素領域の面積よりも小さい面積に形成する場合は、前
記3色の着色膜をそれぞれ横方向に分割して設け、前記
画素領域のうちの前記補償容量電極に対応する一側縁付
近の領域と前記主な画素領域内の少なくとも分割された
着色膜間の領域とを非着色光の出射領域としてもよく、
このようにすることにより、画面の法線に対して画面の
上縁側に傾いた方向から主に入射する外光のうち、各画
素領域の前記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域
と、前記主な画素領域内の少なくとも分割された着色膜
間の領域とに入射した光のほとんどを、帯色がほとんど
なく、しかも充分な強度の非着色光のまま出射させ、前
記カラー画素の明るさをさらに効果的に底上げすること
ができる。
【0135】さらに、前記3色の着色膜は、そのうちの
長波長帯域の波長成分の光を透過させ第1の色の着色膜
を、他の2色の着色膜の面積よりも大きい面積に形成
し、前記他の2色の着色膜のうちの中間波長帯域の波長
成分の光を透過させる第2の色の着色膜を、短波長帯域
の波長成分の光を透過させる第3の色の着色膜の面積よ
りも小さい面積に形成するのが好ましく、このように各
色の着色膜の面積比を設定することにより、各画素領域
からそれぞれ出射する着色光と非着色光とにより表示さ
れる各色のカラー画素の彩度および明るさをバランスさ
せ、再現性の良いカラー画像を表示することができる。
長波長帯域の波長成分の光を透過させ第1の色の着色膜
を、他の2色の着色膜の面積よりも大きい面積に形成
し、前記他の2色の着色膜のうちの中間波長帯域の波長
成分の光を透過させる第2の色の着色膜を、短波長帯域
の波長成分の光を透過させる第3の色の着色膜の面積よ
りも小さい面積に形成するのが好ましく、このように各
色の着色膜の面積比を設定することにより、各画素領域
からそれぞれ出射する着色光と非着色光とにより表示さ
れる各色のカラー画素の彩度および明るさをバランスさ
せ、再現性の良いカラー画像を表示することができる。
【0136】前記各色の着色膜の面積比は、例えば前記
第1の色の着色膜が赤色フィルタ、前記第2の色の着色
膜が緑色フィルタ、前記第3の色の着色膜が青色フィル
タである場合、前記赤色フィルタを前記画素領域の面積
の80〜85%の面積に形成し、前記緑色フィルタを前
記画素領域の面積の50〜55%の面積に形成し、前記
青色フィルタを前記画素領域の面積の75〜80%の面
積に形成するのが好ましく、このように赤、緑、青のカ
ラーフィルタの面積比を設定することにより、より色再
現性の良いカラー画像を表示することができる。
第1の色の着色膜が赤色フィルタ、前記第2の色の着色
膜が緑色フィルタ、前記第3の色の着色膜が青色フィル
タである場合、前記赤色フィルタを前記画素領域の面積
の80〜85%の面積に形成し、前記緑色フィルタを前
記画素領域の面積の50〜55%の面積に形成し、前記
青色フィルタを前記画素領域の面積の75〜80%の面
積に形成するのが好ましく、このように赤、緑、青のカ
ラーフィルタの面積比を設定することにより、より色再
現性の良いカラー画像を表示することができる。
【0137】また、上記のように各色の着色膜の面積比
を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小さ
い面積を有する前記第2の色の着色膜を、横方向に分割
して設けるのが好ましく、このようにすることにより、
前記第2の色の着色膜に対応する画素領域のうちの分割
された着色膜にそれぞれ対応する複数の領域から着色光
を出射させ、他の領域から非着色光を出射させることが
できるため、前記第2の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
に対応する画素領域から、着色光と非着色光とがバラン
ス良く分布した光を出射することができる。
を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小さ
い面積を有する前記第2の色の着色膜を、横方向に分割
して設けるのが好ましく、このようにすることにより、
前記第2の色の着色膜に対応する画素領域のうちの分割
された着色膜にそれぞれ対応する複数の領域から着色光
を出射させ、他の領域から非着色光を出射させることが
できるため、前記第2の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
に対応する画素領域から、着色光と非着色光とがバラン
ス良く分布した光を出射することができる。
【0138】さらに、上記のように各色の着色膜の面積
比を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小
さい面積を有する前記第2の色の着色膜と、中間の面積
を有する前記第3の色の着色膜とをそれぞれ横方向に分
割して設けるのがより好ましく、このようにすることに
より、前記第2の色の着色膜および第3の色の着色膜に
対応する画素領域のうちの分割された着色膜にそれぞれ
対応する複数の領域から着色光を出射させ、他の領域か
ら非着色光を出射させることができるため、前記第2の
色の着色膜および第3の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
および第3の色の着色膜に対応する画素領域からそれぞ
れ、着色光と非着色光とがバランス良く分布した光を出
射することができる。
比を設定する場合は、前記3色の着色膜のうちの最も小
さい面積を有する前記第2の色の着色膜と、中間の面積
を有する前記第3の色の着色膜とをそれぞれ横方向に分
割して設けるのがより好ましく、このようにすることに
より、前記第2の色の着色膜および第3の色の着色膜に
対応する画素領域のうちの分割された着色膜にそれぞれ
対応する複数の領域から着色光を出射させ、他の領域か
ら非着色光を出射させることができるため、前記第2の
色の着色膜および第3の色の着色膜の面積(分割された
着色膜の総面積)が小さくても、この第2の色の着色膜
および第3の色の着色膜に対応する画素領域からそれぞ
れ、着色光と非着色光とがバランス良く分布した光を出
射することができる。
【0139】また、この発明の縦長画面液晶表示装置を
反射型とする場合は、上記のように前記着色膜の面積を
画素領域の面積よりも小さくし、前記画素領域のうちの
前記着色膜に対応する領域を着色光の出射領域とし、前
記着色膜に対応しない領域を非着色光の出射領域とする
だけでなく、前記複数の画素領域の間の画素間領域を非
着色光の出射領域とするのが好ましく、このようにする
ことにより、前記画素間領域から出射する非着色光によ
り画面全体の明るさを底上げし、さらに画面を明るくす
ることができる。
反射型とする場合は、上記のように前記着色膜の面積を
画素領域の面積よりも小さくし、前記画素領域のうちの
前記着色膜に対応する領域を着色光の出射領域とし、前
記着色膜に対応しない領域を非着色光の出射領域とする
だけでなく、前記複数の画素領域の間の画素間領域を非
着色光の出射領域とするのが好ましく、このようにする
ことにより、前記画素間領域から出射する非着色光によ
り画面全体の明るさを底上げし、さらに画面を明るくす
ることができる。
【図1】この発明の第1の実施例による縦長画面液晶表
示装置の一部分の正面図。
示装置の一部分の正面図。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図。
【図3】図1の III−III 線に沿う拡大断面図。
【図4】この発明の第2の実施例による縦長画面液晶表
示装置の一部分の正面図。
示装置の一部分の正面図。
【図5】図4の V−V 線に沿う拡大断面図。
【図6】図4のVI−VI線に沿う拡大断面図。
【図7】この発明の第3の実施例による縦長画面液晶表
示装置の一部分の正面図。
示装置の一部分の正面図。
【図8】この発明の第4の実施例による縦長画面液晶表
示装置の一部分の正面図。
示装置の一部分の正面図。
【図9】この発明の第5の実施例による縦長画面液晶表
示装置の一部分の正面図。
示装置の一部分の正面図。
【図10】この発明の第6の実施例による縦長画面液晶
表示装置の一部分の正面図。
表示装置の一部分の正面図。
【図11】従来の液晶表示装置の一部分の正面図。
21,22…基板 23…画素電極 24…TFT(薄膜トランジスタ) 30…ゲートライン 31…データライン 32…補償容量電極 35…対向電極 37R,37G,37B…カラーフィルタ(着色膜) 42…反射板 A…画素領域 a…フィルタ対応領域 b…無フィルタ領域 S…画素間領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA03Y FA14Y FC30 FD04 FD06 FD24 GA13 LA11 LA12 LA15 2H092 JA24 JA38 JA42 JA46 JB13 JB23 JB32 JB38 JB51 JB57 JB63 JB69 KA05 KA16 KA18 MA08 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA24 MA35 MA37 NA05 NA25 NA27 PA08 PA12
Claims (11)
- 【請求項1】横幅よりも縦幅が大きい縦長画面を有する
液晶表示装置において、 液晶層をはさんで対向する前面側および背面側の一対の
基板のうちの背面側基板の内面に、縦方向および横方向
にマトリックス状に配列する複数の画素電極と、前記複
数の画素電極にそれぞれ接続された複数の薄膜トランジ
スタと、前記薄膜トランジスタにゲート信号を供給する
ゲートラインと、前記薄膜トランジスタにデータ信号を
供給するデータラインと、前記画素電極と絶縁膜を介し
て対向して前記画素電極との間に補償容量を形成する補
償容量電極とが設けられ、 前面側基板の内面に、前記複数の画素電極に対向し、こ
れらの画素領域との間に複数の画素領域を形成する対向
電極が設けられ、前記いずれか一方の基板の内面に、透
過波長帯域の異なる3色の着色膜が前記複数の画素領域
にそれぞれ対応させて設けられており、 前記ゲートラインが、縦方向に配列する各画素電極列ご
とにその一側に沿わせて配線され、前記データライン
が、横方向に配列する各画素電極行ごとにその一側に沿
わせて配線されるとともに、 前記複数の画素領域がそれぞれ横長の矩形形状をなして
おり、前記3色の着色膜が、縦方向に交互に並べて配置
されていることを特徴とする縦長画面液晶表示装置。 - 【請求項2】背面側に、装置前面から入射する外光を反
射する反射手段を備えていることを特徴とする請求項1
に記載の縦長画面液晶表示装置。 - 【請求項3】前記3色の着色膜がそれぞれ前記画素領域
の面積よりも小さい面積を有しており、前記画素領域の
うちの前記着色膜に対応する領域が着色光の出射領域と
され、前記着色膜に対応しない領域が非着色光の出射領
域となっていることを特徴とする請求項2に記載の縦長
画面液晶表示装置。 - 【請求項4】前記補償容量電極は、前記縦方向に配列す
る各画素電極列ごとにその列の複数の画素電極の横方向
の一側縁付近に対向させて設けられており、前記3色の
着色膜は、前記画素領域のうちの前記補償容量電極に対
応する一側縁付近の領域を除く主な画素領域内に対応さ
せて、前記主な画素領域の面積よりも小さい面積に形成
されていることを特徴とする請求項3に記載の縦長画面
液晶表示装置。 - 【請求項5】前記3色の着色膜がそれぞれ、その縦幅と
前記画素領域の縦幅との差よりも、その横幅と前記主な
画素領域の横幅との差が大きい形状に形成されており、
前記画素領域のうちの前記補償容量電極に対応する一側
縁付近の領域と、前記主な画素領域内の少なくとも横方
向の一側または両側の領域とが非着色光の出射領域とな
っていることを特徴とする請求項4に記載の縦長画面液
晶表示装置。 - 【請求項6】前記3色の着色膜が前記画素領域内でそれ
ぞれ横方向に分割して設けられており、前記画素領域の
うちの前記補償容量電極に対応する一側縁付近の領域と
前記主な画素領域内の少なくとも分割された着色膜間の
領域とが非着色光の出射領域となっていることを特徴と
する請求項4に記載の縦長画面液晶表示装置。 - 【請求項7】前記3色の着色膜のうちの長波長帯域の波
長成分の光を透過させる第1の色の着色膜が、他の2色
の着色膜の面積よりも大きい面積を有しており、前記他
の2色の着色膜のうちの中間波長帯域の波長成分の光を
透過させる第2の色の着色膜が、短波長帯域の波長成分
の光を透過させる第3の色の着色膜の面積よりも小さい
面積を有していることを特徴とする請求項4に記載の縦
長画面液晶表示装置。 - 【請求項8】前記第1の色の着色膜は赤色フィルタ、前
記第2の色の着色膜は緑色フィルタ、前記第3の色の着
色膜は青色フィルタであり、前記赤色フィルタが前記画
素領域の面積の80〜85%の面積を有し、前記緑色フ
ィルタが前記画素領域の面積の50〜55%の面積を有
し、前記青色フィルタが前記画素領域の面積の75〜8
0%の面積を有していることを特徴とする請求項7に記
載の縦長画面液晶表示装置。 - 【請求項9】前記3色の着色膜のうちの最も小さい面積
を有する前記第2の色の着色膜が、横方向に分割して設
けられていることを特徴とする請求項7に記載の縦長画
面液晶表示装置。 - 【請求項10】前記3色の着色膜のうちの最も小さい面
積を有する前記第2の色の着色膜と、中間の面積を有す
る前記第3の色の着色膜とがそれぞれ横方向に分割して
設けられていることを特徴とする請求項7に記載の縦長
画面液晶表示装置。 - 【請求項11】前記複数の画素領域の間の画素間領域が
非着色光の出射領域となっていることを特徴とする請求
項3に記載の縦長画面液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10346997A JP2000171830A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 縦長画面液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10346997A JP2000171830A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 縦長画面液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000171830A true JP2000171830A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18387232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10346997A Pending JP2000171830A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 縦長画面液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000171830A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7463317B2 (en) | 2001-07-27 | 2008-12-09 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device, color filter substrate with relective and transmission regions and electronic apparatus |
US7733433B2 (en) | 2005-09-15 | 2010-06-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal display having a reduced number of data driving circuit chips |
US7804569B2 (en) | 2006-11-21 | 2010-09-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Panel assembly having a common electrode comprising a plurality of domain dividing members overlapping gate lines and wherein the gate lines overlap a pixel electrode |
US8471974B2 (en) | 2007-06-04 | 2013-06-25 | Samsung Display Co., Ltd. | Array substrate, display panel having the same and method of manufacturing the same |
JP2016095515A (ja) * | 2015-12-02 | 2016-05-26 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
-
1998
- 1998-12-07 JP JP10346997A patent/JP2000171830A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7612846B2 (en) | 2001-07-27 | 2009-11-03 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device, color filter substrate and electronic apparatus |
US7733433B2 (en) | 2005-09-15 | 2010-06-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal display having a reduced number of data driving circuit chips |
USRE44181E1 (en) | 2005-09-15 | 2013-04-30 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display having a reduced number of data driving circuit chips |
USRE45187E1 (en) | 2005-09-15 | 2014-10-14 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display having a reduced number of data driving circuit chips |
USRE46035E1 (en) | 2005-09-15 | 2016-06-21 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display having a reduced number of data driving circuit chips |
USRE47431E1 (en) | 2005-09-15 | 2019-06-11 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display having a reduced number of data driving circuit chips |
US7804569B2 (en) | 2006-11-21 | 2010-09-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Panel assembly having a common electrode comprising a plurality of domain dividing members overlapping gate lines and wherein the gate lines overlap a pixel electrode |
US8471974B2 (en) | 2007-06-04 | 2013-06-25 | Samsung Display Co., Ltd. | Array substrate, display panel having the same and method of manufacturing the same |
JP2016095515A (ja) * | 2015-12-02 | 2016-05-26 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
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